JP5146424B2 - 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、記録媒体、印刷システム、画像形成装置 - Google Patents
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Description
入力画像データを、色剤を使用して画像を出力する画像形成装置用の出力画像データに変換する画像処理装置において、
前記入力画像データについて、入力画像をカラー印刷したときの色剤使用量が、前記入力画像をモノクロ印刷したときに必要な色剤の使用量に基づいて定められた目標色剤使用量になるデータに変換する色剤使用量変換処理を行う手段を備えている
構成とした。
入力画像データを、色剤を使用して画像を出力する画像形成装置用の出力画像データに変換する画像処理方法において、
前記入力画像データについて、入力画像をカラー印刷したときの色剤使用量が、前記入力画像をモノクロ印刷したときに必要な色剤の使用量に基づいて定められた目標色剤使用量になるデータに変換する色剤使用量変換処理を行う
構成とした。
入力画像データを、色剤を使用して画像を出力する画像形成装置用の出力画像データに変換する処理をコンピュータに行わせるプログラムにおいて、
前記入力画像データについて、入力画像をカラー印刷したときの色剤使用量が、前記入力画像をモノクロ印刷したときに必要な色剤の使用量に基づいて定められた目標色剤使用量になるデータに変換する色剤使用量変換処理をコンピュータに行わせる
構成とした。
本発明に係る画像処理装置と、
前記画像処理装置からの出力画像データに応じて色剤を使用して画像を出力する画像形成装置と、を備えている
構成とした。
入力画像データに応じて色剤を使用して画像を出力する画像形成装置において、
前記入力画像データについて、入力画像をカラー印刷したときの色剤使用量が、前記入力画像をモノクロ印刷したときに必要な色剤の使用量に基づいて定められた目標色剤使用量になるデータに変換する色剤使用量変換処理を行う手段を備えている
構成とした。
この画像処理装置は、アプリケーションソフトなどから与えられた入力画像データ1を、画像形成装置で出力する出力画像データ7に変換するため、モニタ表示用の色空間から記録装置(画像形成装置)用の色空間への変換(RGB表色系→CMY表色系)を行なうCMM(Color Management Module)処理部2A、2Bと、CMYの値から黒生成/下色除去を行なうBG/UCR(black generation/ Under Color Removal)処理部3と、記録制御信号となるCMYK信号に対し画像形成装置が画像形成できる色剤の最大総量値に応じてCMYK信号を補正する総量規制処理部4と、画像形成装置の特性やユーザの嗜好を反映した入出力補正を行なうγ補正処理部5と、階調データをドットパターン配置に置き換える中間調処理部6とを有している。なお、これらの各処理部2A、2B、3ないし6はプログラムで構成されている。
まず、所要の入力値(RGB値、図3の例では、R=0、G=224、B=240の入力画像データ)をモノクロ印刷するとき(モノクロ変換した時)の色剤使用量(図3の例ではDmono[0])を求める(図3の(1)、(2)の手順)。
一般的にモノクロ変換で使用される変換式としては、次のNTSC変換式がある。
K=(R*306+G*601+B*117)/1024
まず、コピー(複写:原稿画像の読取りと印刷)においても、カラーコピーの色剤使用量をモノクロコピーの色剤使用量に合わせ込んだ色剤使用量低減処理を行うことで、カラーコピーにおける各色の使用色剤量をモノクロコピー時の色剤量に合わせることができて、モノクロ複写機からカラー複写機に入れ替えを行っても、ユーザは消耗品のコスト増を気にすることなく、高品位なカラー出力環境を入手することができる。なお、コピーで使用する色剤使用量低減LUT(これを「色剤使用量低減コピーモード用CMM変換LUT」ともいう。)の作成手順などについては前述した説明が、モノクロ印刷を「モノクロコピー」と、「カラー印刷」を「カラーコピー」と読み替えるだけでそのまま妥当するので、詳細な説明を省略する。
両面記録と片面記録を行うモードを有する場合、両面記録時に片面記録時と同じ量のインクを打ち込むと、用紙にしわなどが発生することから、一般的に、総量規制値を異ならせている。そのため、両面記録と片面記録とでは同じデータでも画像の色(濃さ)に違いが生じている。
前述した図3で説明したと同様に、まず、所要の入力値(RGB値、図8の例では、R=0、G=224、B=240の入力画像データ)をモノクロ印刷するとき(モノクロ変換した時)の色剤使用量(図8の例ではDmono[0])を求める(図8の(1)、(2)の手順)。
まず、視認性が重視され、片面記録と両面記録が混在する可能性のある記録条件の場合は、単位面積当たりの色剤使用量の上限(総量規制値)を「通常記録モード」(色剤使用量低減処理を行わないモード)に対して抑制する(低減する)ことで、乾燥時間を設けずに両面記録可能で、且つ、裏抜けの発生しない印刷条件となるデータに変換する。
この印刷システム(画像形成システム)は、パーソナルコンピュータ(PC)などからなる1又は複数台の画像処理装置100と、インクジェットプリンタ200とが、所定のインターフェイス又はネットワークで接続されて構成されている。
パーソナルコンピュータなどのデータ処理装置上で動作するアプリケーションソフトから「印刷」指示が出されると、プリンタドライバにおいては、入力600に対してオブジェクト判定処理601でオブジェクトの種類を判定し、オブジェクト毎、つまり文字の画像データ602、線画の画像データ603、グラフィックスの画像データ604、イメージの画像データ605毎にデータが渡され、それぞれのルートを通って処理が行われる。
このインクジェット記録装置200は、シリアル型画像形成装置であり、左右の側板221A、221Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド231、232でキャリッジ233を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
この画像形成装置は、画像形成を行う装置本体301の上部に画像を読取る画像読取り手段(スキャナ手段)302を備えている。装置本体301には、機構部に給紙する用紙をストックする給紙カセット303が着脱自在に装着され、給紙カセット303の上方には画像が形成されて排出される用紙をストックする排紙トレイ304が装着されている。また、装置本体301の前面側にはインクカートリッジを装着するカートリッジ装着部305を有し、更に各種操作信号の入力や表示情報を表示する操作/表示部(操作パネル)306が配置されている。
2A CMM変換処理部(通常モード用)
2B CMM変換処理部(色剤使用量低減モード用:色剤使用量低減処理手段)
3 BG/UCR処理部
4 総量規制処理部
100 画像処理装置
200 インクジェット記録装置
Claims (13)
- 入力画像データを、色剤を使用して画像を出力する画像形成装置用の出力画像データに変換する画像処理装置において、
前記入力画像データについて、入力画像をカラー印刷したときの色剤使用量が、前記入力画像をモノクロ印刷したときに必要な色剤の使用量に基づいて定められた目標色剤使用量になるデータに変換する色剤使用量変換処理を行う手段を備えている
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記色剤使用量変換処理はRGB空間からCMY空間への色空間の変換に伴って行われることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記色剤使用量変換処理で使用される前記目標色剤使用量は色データに応じて異なることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
- 入力画像データが文字及び線画の少なくともいずれかである場合は、前記色剤使用量変換処理を行わないことを特徴とする請求項1ないし2のいずれか記載の画像処理装置。
- 前記目標色剤使用量はオブジェクトの種類に応じて定められていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載の画像処理装置。
- 前記色剤使用量変換処理で使用される前記目標色剤使用量は色データに応じて異なり、
所定の色データについてはモノクロ印刷したときに必要な色剤量に基づいて定められ、
前記所定の色データ以外の色データについてはモノクロ印刷したときに必要な色剤量とカラー印刷したときに必要な色剤量の範囲内で定められている
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - コピーモードに応じて異なる前記目標色剤使用量が定められていることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
- 前記色剤使用量変換処理を行うときには、単位面積当たりの色剤使用量の上限値を、色剤使用量変換処理を行わないときよりも低減する処理を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
- 入力画像データを、色剤を使用して画像を出力する画像形成装置用の出力画像データに変換する画像処理方法において、
前記入力画像データについて、入力画像をカラー印刷したときの色剤使用量が、前記入力画像をモノクロ印刷したときに必要な色剤の使用量に基づいて定められた目標色剤使用量になるデータに変換する色剤使用量変換処理を行う
ことを特徴とする画像処理方法。 - 入力画像データを、色剤を使用して画像を出力する画像形成装置用の出力画像データに変換する処理をコンピュータに行わせるプログラムにおいて、
前記入力画像データについて、入力画像をカラー印刷したときの色剤使用量が、前記入力画像をモノクロ印刷したときに必要な色剤の使用量に基づいて定められた目標色剤使用量になるデータに変換する色剤使用量変換処理をコンピュータに行わせる
ことを特徴とするプログラム。 - 請求項11に記載のプログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
- 請求項1ないし8のいずれかに記載の画像処理装置と、
前記画像処理装置からの出力画像データに応じて色剤を使用して画像を出力する画像形成装置と、を備えている
ことを特徴とする印刷システム。 - 入力画像データに応じて色剤を使用して画像を出力する画像形成装置において、
前記入力画像データについて、入力画像をカラー印刷したときの色剤使用量が、前記入力画像をモノクロ印刷したときに必要な色剤の使用量に基づいて定められた目標色剤使用量になるデータに変換する色剤使用量変換処理を行う手段を備えている
ことを特徴とする画像形成装置。
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