JP4561398B2 - 濃淡インクを使用する印刷のためのルックアップテーブルの生成 - Google Patents

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Description

この発明は、一部の色を再現する際に互いに置き換え可能で明度が異なる2種類の有彩色インクを使用して印刷を行う技術に関する。
従来より、白黒写真のような印刷結果を得るためのモノトーン印刷において、無彩色インクに加えて有彩色インクを用いる印刷が行われている。たとえば、特許文献1においては、カラー印刷で使用される、高濃度のシアンインク、低濃度のシアンインク、高濃度のマゼンタインク、低濃度のマゼンタインク、およびイエロインクのうち、低濃度のシアンインクと低濃度のマゼンタインク、ならびにイエロインクを、無彩色インクに加えて使用して、モノトーン印刷を行う技術が開示されている。
特許第3582649号公報
なお、高濃度のシアンインクを疎に記録し、低濃度のシアンインクを密に記録することで、これら濃度の異なる二つのシアンインクで同程度のシアン成分を表現することができる。また、高濃度のマゼンタインクを疎に記録し、低濃度のマゼンタインクを密に記録することで、これら濃度の異なる二つのマゼンタインクで同程度のマゼンタ成分を表現することができる。よって、これらの2組のインクは、一部の色を再現する際に互いに置き換え可能である。
このような有彩色インクを用いるモノトーン印刷においては、有彩色インクとして低濃度のインクを使用することで、印刷した画像の粒状性を目立たなくすることができる。しかし、有彩色インクの色が薄いため暗いグレーの領域を印刷する際に多くの有彩色インクが消費される。一方、有彩色インクとして高濃度のインクを使用すると、インクの消費量を低減することができる。しかし、印刷した画像の粒状性が目立つようになる。
従来の技術においては、上記のような、一部の色を再現する際に互いに置き換え可能で、明度が異なる2種類の有彩色インクを使用する印刷において、どのようにこれらのインクを使用すれば、印刷結果の品質とインクの消費量との好ましいバランスが得られるかについては、考慮されていなかった。
本発明は、一部の色を再現する際に互いに置き換え可能で、明度が異なる複数種類の有彩色インクを使用する印刷において、印刷結果の品質を保持しつつ、インクの消費量を低減する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、1以上の第1の基本色の濃度で表された第1の色データに基づいて、複数の第2の基本色の濃度で表された第2の色データを生成するための画像処理装置において、以下のような構成を採用する。この画像処理装置は、第1の色データと第2の色データとを対応づけるルックアップテーブルと、ルックアップテーブルを参照して、第1の色データに基づいて第2の色データを生成する色変換部と、を有する。複数の第2の基本色は、印刷装置で使用されるインクの色であって色相が同じで明度が異なる2つの同色相基本色を含む。
ルックアップテーブルにおいては、無彩色を表す複数の第1の色データのデータセットに対応する複数の第2の色データのデータセットの中で、基準明度よりも明度が高い色を表す第2の色データのデータセットについては、2つの同色相基本色のうち明度が低い第1の同色相基本色の濃度が0である。そして、基準明度は、第1の同色相基本色のインクのみを使用して印刷媒体上で表現することができる色のうちで最も明度が低い色の明度である最低明度の110%以下の明度である。
このような態様においては、生成された第2の色データを含む画像データの印刷において、第1の同色相基本色のインクで再現できる最も暗い色と同程度の暗さを有する領域、及びそれよりも暗い色を表す領域で、第1の同色相基本色のインクが使用される。そのような領域については、第1の同色相基本色のインクを使用しても、印刷物において第1の同色相基本色のドットが目に付きにくい。よって、互いに置き換え可能で明度が異なる複数種類の有彩色インクを使用する印刷において、印刷結果の品質を保持しつつ、インクの消費量を低減することができる。なお、ルックアップテーブルは、実質的に等しい色を表す、第1の基本色の濃度のセットと、複数の第2の基本色の濃度のセットと、を対応づけて格納していることが好ましい。
第1の基本色は、グレーとすることができる。その場合、第1の色データは、グレーの濃度で表されたデータである。このような態様においては、ルックアップテーブルは1次元のルックアップテーブルとすることができる。よって、処理の対象である色の明度の違いに対して同程度の密度でルックアップテーブルに情報を持たせる場合に、カラーデータに対応する3次元ルックアップテーブルに比べて、ルックアップテーブルのデータサイズを小さくすることができる。
また、第1の基本色は、レッド、グリーン、およびブルーとすることができる。その場合、第1の色データは、レッド、グリーン、およびブルーの各色の濃度のセットで表されたデータである。このような態様においては、カラー画像データが入力された場合にも、そのルックアップテーブルを使用して第2の色データを生成することができる。
なお、ルックアップテーブルが保持する複数の第2の色データのデータセットであって、表現される色の明度が最低明度よりも暗い明度であり、第1の同色相基本色の濃度が0である第2の色データの数は、2個以下であることが好ましい。このような態様とすれば、表現される色の明度が最低明度よりも暗い明度であって、第1の同色相基本色の濃度が0である第2の色データのデータセットの数がより多い態様と比べて、印刷の際、より多くの領域について、明度の低い第1の同色相基本色のインクが使用される。その結果、よりインクの消費量を少なくすることができる。
また、複数の第2の基本色は、2つの同色相基本色を2組含むことができる。そして、第1組の2つの同色相基本色は、シアンと、シアンよりも明度が高いライトシアンとすることができる。第2組の2つの同色相基本色は、マゼンタと、マゼンタよりも明度が高いライトマゼンタとすることができる。
なお、本発明は、画像データに基づいて印刷を行う印刷装置の態様で実現することもできる。そのような印刷装置は、上述の画像処理装置であって、各画素の色が第1の色データで表現された第1の画像データに基づいて、各画素の色が第2の色データで表現された第2の画像データを生成する画像処理装置と、第2の画像データにしたがって複数の第2の基本色のインクを使用して印刷を実行する印刷部と、を備えることが好ましい。このような態様としても、互いに置き換え可能で、明度が異なる複数種類の有彩色インクを使用する印刷において、印刷結果の品質を保持しつつ、インクの消費量を低減することができる。
なお、ルックアップテーブルは、以下のようにして生成することができる。すなわち、まず、第1の色データと第2の色データとを対応づける基準ルックアップテーブルであって、2つの同色相基本色のうち明度が低い第1の同色相基本色の濃度が0である基準ルックアップテーブルを生成する。そして、その基準ルックアップテーブルが保持する複数の第2の色データのデータセットのうち、無彩色を表す複数の第1の色データのデータセットに対応する複数の第2の色データのデータセットであって、基準明度よりも明度が低い色を表す第2の色データのデータセットの少なくとも一部について、2つの同色相基本色のうち明度が高い第2の同色相基本色の濃度の少なくとも一部を、第1の同色相基本色の濃度に置き換えて、ルックアップテーブルを生成する。このような態様とすれば、印刷結果の品質を保持しつつインクの消費量を低減できるルックアップテーブルを、簡易な手順で生成することができる。なお、基準ルックアップテーブルは、実質的に同じ色を表す第1の色データと第2の色データとを対応づけるものであることが好ましい。
なお、ルックアップテーブルは、以下のようなものであることが好ましい。すなわち、1以上の第1の基本色の濃度で表された第1の色データに基づいて、複数の第2の基本色の濃度で表された第2の色データを生成するためのルックアップテーブルであって、以下のようなルックアップテーブルである。このルックアップテーブルは、第1の色データと、第2の色データと、を対応づけて保持している。そして、無彩色を表す複数の第1の色データのデータセットに対応する複数の第2の色データのデータセットの中で、基準明度よりも明度が高い色を表す第2の色データのデータセットについては、2つの同色相基本色のうち明度が低い第1の同色相基本色の濃度が0である。なお、このようなルックアップテーブルは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することができる。
第2の同色相基本色の濃度の第1の同色相基本色の濃度への置き換えは、以下のようにして行うことができる。すなわち、まず、明度が高い第2の同色相基本色の濃度を減少させる。そして、明度が低い第1の同色相基本色の濃度であって減少された分の第2の同色相基本色の濃度と実質的に等しい濃度の色を表現することができる第1の同色相基本色の濃度を、明度が低い第1の同色相基本色の濃度に決定する。このような態様とすれば、印刷において、印刷結果の品質の低下を押さえつつ、インク消費量を低減することができるルックアップテーブルを生成することができる。
なお、基準ルックアップテーブルに基づいてルックアップテーブルを生成する工程においては、基準ルックアップテーブルが保持する複数の第2の色データのデータセットのうち、基準明度よりも明度が低い色を表すすべてのデータセットについて、上述の置き換えを行うことが好ましい。このような態様とすれば、基準明度よりも明度が低い色を表す一部の第2の色データについて上述の置き換えを行わない態様に比べて、よりインクの消費量を低減することができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、画像処理方法および画像処理装置、画像データ生成方法および画像データ生成装置、色変換方法および色変換装置、印刷方法および印刷装置、印刷制御方法および印刷制御装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
A1.装置の全体構成:
A2.3次元ルックアップテーブル:
B.第2実施例:
C.変形例:
A.第1実施例:
A1.装置の全体構成:
図1は、第1の実施形態の印刷システムのソフトウェアの構成を示すブロック図である。コンピュータ90では、所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム95が動作している。また、オペレーティングシステムには、ビデオドライバ91やプリンタドライバ96が組み込まれている。
アプリケーションプログラム95は、マウス130やキーボード120から入力されるユーザの指示に応じて、レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の3色の色成分からなる原画像データORGをCD−R140から読み込む。そして、ユーザの指示に応じて、原画像データORGに画像のレタッチなどの処理を行う。アプリケーションプログラム95は、処理を行った画像を、ビデオドライバ91を介してCRTディスプレイ21に画像を表示する。また、アプリケーションプログラム95は、ユーザからの印刷指示を受け取ると、プリンタドライバ96に印刷指示を出し、処理を行った画像を初期画像データPIDとしてプリンタドライバ96に出力する。
プリンタドライバ96は、初期画像データPIDをアプリケーションプログラム95から受け取り、これをプリンタ22が処理可能な印刷画像データFNL(ここではシアン、マゼンダ、イエロー、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンタの6色についての多値化された信号)に変換する。
図1に示した例では、プリンタドライバ96の内部には、解像度変換モジュール97と、色変換モジュール98と、色変換テーブル104と、ハーフトーンモジュール99と、並べ替えモジュール100とが備えられている。
解像度変換モジュール97は、初期画像データPIDの解像度をプリンタ22で印刷を行う際の解像度に変換する。初期画像データPIDがRGBの濃度の階調値で各画素の色が現されているカラー画像データである場合は、生成される画像データMID1もRGBの濃度の階調値で各画素の色が現されているカラー画像データである。初期画像データPIDが明度のみの情報で各画素の色が表されているモノクロ画像データである場合は、生成される画像データMID1も明度のみの情報で各画素の色が表されているモノクロ画像データである。
色変換モジュール98は、画像データMID1がRGBの濃度の階調値で各画素の色が現されているカラー画像データである場合は、色変換テーブル104の3次元ルックアップテーブル104aを参照しつつ、画像データMID1を画像データMID2に変換する。画像データMID2は、プリンタ22が使用するシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)の濃度の階調値で各画素の色が表された画像データである。
また、色変換モジュール98は、画像データMID1が明度のみの情報で各画素の色が表されているモノクロ画像データである場合は、色変換テーブル104の1次元ルックアップテーブル104bを参照しつつ、画像データMID1を画像データMID2に変換する。
なお、初期画像データPIDがカラー画像データの場合は、画像データMID1中で各画素の色を特定するデータであって、RGBの濃度の階調値の組み合わせであるデータが、特許請求の範囲にいう「第1の色データ」に相当する。また、初期画像データPIDがモノクロ画像データの場合は、画像データMID1中で各画素の色を特定するデータであって、明度の階調値であるデータが、特許請求の範囲にいう「第1の色データ」に相当する。そして、画像データMID2中で各画素の色を特定するデータであって、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンタの濃度の階調値の組み合わせであるデータが、特許請求の範囲にいう「第2の色データ」に相当する。
ハーフトーンモジュール99は、各画素の各色の濃度が各色の階調値で表された画像データMID2にハーフトーン処理を行うことによって、各色の濃度が各画素におけるドットの有無で表される画像データMID3(「印刷データ」または「ドットデータ」とも呼ぶ)に変換する。
こうして生成された画像データMID3は、並べ替えモジュール100によりプリンタ22に転送すべきデータ順に並べ替えられて、最終的な印刷画像データFNLとして出力される。
プリンタ22は、紙送りモータによって用紙Pを搬送する機構と、キャリッジモータによってキャリッジ31を用紙Pの搬送方向SSと垂直な方向MSに往復動させる機構と、キャリッジ31に搭載されインクの吐出およびドット形成を行う印刷ヘッド28と、各種の設定データを格納しているP−ROM42と、これらの紙送りモータ,キャリッジモータ,印刷ヘッド28、P−ROM42および操作パネル32を制御するCPU41とから構成されている。プリンタ22は、印刷画像データFNLを受け取って、印刷画像データFNLに応じてシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)で印刷媒体上にドットを形成し、印刷を実行する。
なお、「ライトシアン」は、シアンと色相が同じでシアンよりも明度が高いインク色である。ライトシアンとシアンは、一部の色を再現する際に互いに置き換え可能である。すなわち、ライトシアンとシアンは、それぞれ異なる記録率で記録することで、同程度の濃度のシアンの色成分を表現することができる。
また、「ライトマゼンタ」は、マゼンタと色相が同じでマゼンタよりも明度が高いインク色である。ライトマゼンタとマゼンタは、一部の色を再現する際に互いに置き換え可能である。すなわち、ライトマゼンタとマゼンタは、それぞれ異なる記録率で記録することで、同程度の濃度のマゼンタの色成分を表現することができる。
このように、一部の色をインク色で再現する際に互いに置き換え可能な2色の色を、本明細書においては、「同色相基本色」と呼ぶ。そして、1組の同色相基本色のうち、明度が低い方の色を「濃色インク」と呼び、明度が高い方のインクを「淡色インク」と呼ぶ。
なお、本明細書においては、「印刷装置」とは、狭義にはプリンタ22のみをさすが、広義にはコンピュータ90とプリンタ22とを含む印刷システム全体を表す。
A2.3次元ルックアップテーブル:
(1)3次元ルックアップテーブルの構成:
図2は、3次元ルックアップテーブル104aを表す図である。3次元ルックアップテーブル104aは、RGB表色系の各色成分の濃度を表す階調値の組み合わせ(Vr,Vg,Vb)と、プリンタのインク色であるブラック、ライトシアン、ライトマゼンタ、イエロー、シアン、マゼンダの濃度を表す階調値の組み合わせ(Rk,Rlc,Rlm,Ry,Rc,Rm)と、を対応づけて格納している(図2の点P2参照)。Vr,Vg,Vbの各階調値は、0〜255の整数を取りうる。Rk,Rlc,Rlm,Ry,Rc,Rmの各階調値は、濃度を各インクのドットの記録率を示すものであり、0〜100%の値を取りうる。
以下では、レッド、グリーン、ブルーの各階調値Vr,Vg,Vbを、「入力階調値」と呼ぶことがある。また、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンタ、イエロー、シアン、マゼンダの階調値を、「出力階調値」と呼ぶことがある。
3次元ルックアップテーブル104aは、レッド、グリーン、ブルーのすべての入力階調値の組み合わせ、すなわち(256×256×256)通りの組み合わせについて、出力階調値の組み合わせを有しているわけではない。レッド、グリーン、ブルーの入力階調値については、それぞれ17個の代表値が設けられている。そして、3次元ルックアップテーブル104aは、それらRGB表色系の各色成分の階調値の代表値の組み合わせ、すなわち(17×17×17)通りの組み合わせについて、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンタ、イエロー、シアン、マゼンダの出力階調値の組み合わせを有している。
以下では、RGBの代表値の組み合わせ(Vr,Vg,Vb)を「グリッド」という。そして、各グリッドが有するブラック(K)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)の階調値の組み合わせ(Rk,Rlc,Rlm,Ry,Rc,Rm)を「出力階調値セット」と呼ぶ。
図3は、3次元ルックアップテーブル104aの一部を拡大して示す説明図である。図中、破線の交点上にある黒い点はグリッドを表す。色変換モジュール98(図1参照)は、RGBの入力階調値のセットがグリッド上にない色データについて色変換を行う際には、以下のような処理を行う。その色データに対応する3次元ルックアップテーブル104aの座標内の点をPtとする。そして、3次元ルックアップテーブル104aの3次元の座標系において、点Ptを内部に含む最小の直方体を構成する8個のグリッドを、それぞれG1〜G8とする(図3参照)。色変換モジュール98は、点Ptに対応する色データについて色変換を行う際には、これらのグリッドG1〜G8が有する出力階調値セットを使用する。具体的には、色変換モジュール98は、各インク色の出力階調値の補間演算を行って、色変換の対象である色データの出力階調値セットを求める。
RGB表色系において、各色成分の階調値Vr,Vg,Vbが互いに等しい色は、無彩色である。3次元ルックアップテーブル104a(図2参照)において、無彩色を表すグリッド(Vr,Vg,Vb)は、原点O(0,0,0)と点Pmax(Vrmax,Vgmax,Vbmax)を結ぶ直線Lg上に位置する。ここで、Vrmax,Vgmax,Vbmaxは、それぞれレッド、グリーン、ブルーの階調値Vr,Vg,Vbの最大値である。第1実施例においては、Vrmax,Vgmax,Vbmaxは、いずれも255である。
3次元ルックアップテーブル104aの直線Lg上にあるグリッドのうち、図2に示す基準点Acよりも原点O(0,0,0)に近い側のグリッドにおいては、シアンの階調値(記録率)Rcの値は、正の値である。図2において、直線Lgのうち、基準点Acよりも原点O(0,0,0)に近い側を太い破線で示す。一方、直線Lg上のグリッドのうち、基準点Acよりも原点O(0,0,0)から遠い側のグリッドにおいては、シアンの階調値(記録率)Rcの値は、すべて0である(図2の点P1参照)。すなわち、直線Lg上のグリッドで、基準点Acよりも点Pmax(Vrmax,Vgmax,Vbmax)に近い側のグリッドにおいては、色変換後の色(比較的明るいグレー)は、シアンを使用しないで表現される。
同様に、3次元ルックアップテーブル104aの直線Lg上にあるグリッドのうち、図2に示す基準点Amよりも原点O(0,0,0)に近い側のグリッドにおいては、マゼンタの階調値(記録率)Rmの値は、正の値である。一方、直線Lg上のグリッドのうち、基準点Amよりも原点O(0,0,0)から遠い側のグリッドにおいては、マゼンタの階調値(記録率)Rmの値は、すべて0である(図2の点P1参照)。すなわち、直線Lg上のグリッドで、基準点Amよりも点Pmax(Vrmax,Vgmax,Vbmax)に近い側のグリッドにおいては、色変換後の色(比較的明るいグレー)は、マゼンタを使用しないで表現される。このような3次元ルックアップテーブル104aを生成する方法を以下で示す。
(2)3次元ルックアップテーブルの生成:
図4は、3次元ルックアップテーブル104aを生成する方法を示すフローチャートである。3次元ルックアップテーブル104aの生成においては、まず、ステップS100で、3次元基準ルックアップテーブル104cを生成する。
図5は、3次元基準ルックアップテーブル104cを表す図である。この3次元基準ルックアップテーブル104cは、3次元ルックアップテーブル104aと同様、RGBの代表値の組み合わせ(Vr,Vg,Vb)と、プリンタのインク色の濃度の階調値の組み合わせ(Rk,Rlc,Rlm,Ry,Rc,Rm)と、を対応づけて格納している。なお、3次元基準ルックアップテーブル104c用には、レッド、グリーン、ブルーの濃度の階調値について、それぞれ33個の代表値が設けられている。その結果、3次元基準ルックアップテーブル104cは、(33×33×33)個のグリッドを有している。
3次元基準ルックアップテーブル104cにおいては、無彩色を表す直線Lg上のグリッドのシアンの記録率Rcとマゼンタの記録率Rmは、すべて0である(図5の点P3参照)。他の色の記録率Rk,Rlc,Rlm,Ryは、0〜100%を取りうる。すなわち、3次元基準ルックアップテーブル104cの直線Lg上の各グリッドの出力階調値セットは、シアンとマゼンタを使用せずに、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのみで、各階調のグレーを表現するものである。3次元基準ルックアップテーブル104cの構成の他の点は、3次元ルックアップテーブル104aと同じである。
図4のステップS200では、この3次元基準ルックアップテーブル104cの出力階調値を一部改変して、3次元ルックアップテーブル104aを生成する。具体的には、3次元基準ルックアップテーブル104cが保持する直線Lg上のグリッドのうち、基準点Acよりも原点に近い側のグリッドについて、ライトシアンの階調値を一部、シアンの階調値に置き換える。そして、同様に、直線Lg上のグリッドのうち、基準点Amよりも原点に近い側のグリッドについて、ライトマゼンタの階調値を一部、マゼンタの階調値に置き換える。すなわち、比較的暗いグレーを表すグリッドについて、淡色インクの階調値を濃色インクの階調値に置き換えることになる。
図6は、図4のステップS200において、3次元基準ルックアップテーブル104cに基づいて3次元ルックアップテーブル104aを生成する手順を示すフローチャートである。ステップS210では、まず、濃色インクであるシアンインクについて、最大の記録率で印刷媒体上に記録した場合に再現される色の明度Lcminを求める。なお、図6のフローチャートでは、最大の記録率で記録した場合に再現される色の明度を、シアンの場合とマゼンタの場合とについてまとめて明度Lminと表記する。これに対し、両者を区別する場合は、シアンインクを使用して最大の記録率で記録した場合に再現される色の明度をLcminと表記し、マゼンタインクでを使用して最大の記録率で記録した場合に再現される色の明度をLmminと表記する。
図7は、シアンインクの最低明度Lcminに基づいて基準点Ac(図2参照)を決定する方法を示す図である。図の横軸は、3次元基準ルックアップテーブル104cの直線Lg上の各グリッドにおける入力階調値Vr,Vg,Vbの値(0〜255)である。直線Lg上の各グリッドにおいては、3個の入力階調値Vr,Vg,Vbの値は一致する。一方、図の縦軸は明度を表す。すなわち、L***表色系におけるL*を表している。そして、グラフCLglは、直線Lg上の各グリッドにおける色(グレー)の明度を表す。3次元基準ルックアップテーブル104cが有する直線Lg上のグリッドの数は33個である。すなわち、各グリッドが表す色の明度は、実際には、図7において33個の点で表されるべきものである。しかし、図7では各グリッドが表す色の明度を、擬似的に曲線で表している。直線Lg上に位置する一部のグリッドを、図7において、点Gn-1、Gn、Gn+1、Gn+2、Gn+3で示す。なお、図中の点Gn-1、Gn、Gn+1、Gn+2、Gn+3の間隔は、実際の代表値の間隔を反映するものではない。
また、図7の横軸は、シアンの記録率Rcをも表す。シアンの記録率は、図7において、左に行くほど高くなる。そして、グラフCLcは、シアンの各記録率Rcにおいて表現される、白(記録率0)から最大濃度のシアン(記録率100%)までの色の明度を表す。シアンの記録率Rcが最大(100%)であるときに、印刷媒体上でシアンインクによって表現される最大濃度のシアンの明度がLcminである(図6のステップS210参照)。
次に、図6のステップS220では、3次元基準ルックアップテーブル104cの直線Lg上のグリッドであって、明度Lcminよりも明度が低い色を表現するグリッドの中で、最も明度が高い色を表現するグリッドである基準点Acを決定する。なお、図6のフローチャートでは、基準点を、シアンの場合とマゼンタの場合とについてまとめて基準点Aと表記する。これに対し、両者を区別する場合は、シアンの基準点を基準点Acと表記し、マゼンタの基準点をAmと表記する(図2参照)。
図7に示すグリッドGnとGn+1は、3次元基準ルックアップテーブル104cの直線Lg(図5参照)上において互いに隣り合うグリッドである。そして、グリッドGnの出力階調値セット(Rk,Rlc,Rlm,Ry,Rc,Rm)で表現されるグレーの明度は、Lcminよりも高い値である。一方、グリッドGn+1の出力階調値セットで表現されるグレーの明度は、Lcminよりも低い値である。図6のステップS220では、このような条件を満たすグリッドGn+1を基準点Acとする。このグリッドGn+1、すなわちシアンの基準点Acの入力階調値をVacとする。また、シアンの基準点Acの明度を基準明度Lacと呼ぶ。
なお、最低明度Lcminは、印刷装置を使用して、シアンの最大の記録率(Rc=100%)にしたがって印刷媒体上に印刷を行い、その印刷結果を測色器で測色することによって得ることができる。また、各グリッドの出力階調値セット(Rk,Rlc,Rlm,Ry,Rc,Rm)で表される色の明度は、印刷装置を使用して、上記の明度Lcminを測色した際の印刷媒体と同じ印刷媒体上に、その出力階調値セットにしたがって印刷を行い、その印刷結果を測色器で測色することによって得られる。
図6のステップS230では、3次元基準ルックアップテーブル104cの直線Lg上のグリッドであって、基準点Acの入力階調値Vcmよりも入力階調値が小さい領域のグリッドについて、ライトシアンの記録率を、一部、シアンの記録率に置き換えて、シアンの階調値を決定する。3次元基準ルックアップテーブル104cの座標系(図5参照)においては、原点O(0,0,0)から遠ざかるほど明度が高くなる。このため、ステップS230では、直線Lg上のグリッドで、基準点Acよりも原点Oに近いグリッドについて、ライトシアンの記録率を、シアンの記録率に置き換えることになる。
図8は、3次元基準ルックアップテーブル104cと3次元ルックアップテーブル104aにおいて、無彩色を表す直線Lg上の各グリッドにおける各インク色の出力階調値Rk,Rlc,Rlm,Ry,Rc,Rmの値Rxを示すグラフである。各インク色の出力階調値は、実際には、図8においてグリッドに対応する複数の点で表されるべきものである。しかし、図8では各インク色の出力階調値を、擬似的に曲線で表している。
図8において、ブラックの記録率Rkは、入力階調値Vr,Vg,Vbが増大するにつれて、減少している。すなわち、表現すべきグレーが明るい色であるほど、ブラックの記録率Rkは少なくなる。
図8において、細い破線で示すグラフRlc’は、3次元基準ルックアップテーブル104cの直線Lg上の各グリッドにおけるライトシアンのインクの記録率である。一方、実線で示すグラフRlcは、3次元基準ルックアップテーブル104cに基づいて生成される3次元ルックアップテーブル104aの、直線Lg上の各グリッドにおけるライトシアンのインクの記録率である。また、太い破線で示すグラフRcは、3次元ルックアップテーブル104aの直線Lg上の各グリッドにおけるシアンのインクの記録率である。なお、3次元基準ルックアップテーブル104cの直線Lg上の各グリッドにおいては、シアンのインクの記録率Rcは一貫して0である。このため、3次元基準ルックアップテーブル104cの各グリッドのシアンの記録率Rcは、図8には表れない。
図6のステップS230では、入力階調値Vr,Vg,Vbが0〜Vacの範囲について、ライトシアンによる記録率が、シアンによる記録率に置き換えられる。具体的には、ライトシアンの記録率(階調値)を減少させる。その結果、図8において、入力階調値が0〜Vacの範囲については、3次元ルックアップテーブル104aのライトシアンのグラフRlcは、3次元基準ルックアップテーブル104cのライトシアンのグラフRlc’の下側にある。
一方、ライトシアンの記録率の減少分と実質的に等しいシアン成分を表現することができるシアンの記録率を、シアンの階調値とする。その結果、図8において、入力階調値が0〜Vacの範囲については、3次元ルックアップテーブル104aのシアンのグラフRcは、正の値をとる(図8の下段参照)。なお、3次元ルックアップテーブル104aのシアンの記録率Rcは、入力階調値Vr,Vg,VbがVacよりも大きいとき、0である。
図8において、3次元ルックアップテーブル104aのライトシアンのグラフRlcが、0〜Vacの範囲について、依然として正の値をとることからもわかるように、ステップS230では、ライトシアンの記録率は、すべてシアンの記録率に置き換えられるわけではない。ライトシアンの記録率における、シアンの記録率への置き換え分の割合は、入力階調値Vr,Vg,Vbが小さくなるほど(図8において左にゆくほど)大きくなる。そして、入力階調値Vr,Vg,Vbが0のとき、すなわち図8の左端において、ライトシアンからシアンへの記録率の置き換え分の割合は、100%である。
そして、入力階調値Vr,Vg,VbがVacのとき、ライトシアンからシアンへの記録率の置き換え分の割合は0である。その結果、グラフRlcは、入力階調値Vr,Vg,Vbが0のとき0であり、入力階調値Vr,Vg,VbがVacのとき、グラフRlc’と一致する。図6のステップS230では、このようにして、濃色インクであるシアンの階調値が決定される。
図6のステップS240では、3次元ルックアップテーブル104aのすべての同色相基本色の組(すなわち、ライトシアンとシアン、ならびにライトマゼンタとマゼンタ)について、階調値の決定(ステップS230)が完了したか否かが判定される。ライトマゼンタとマゼンタについてまだ階調値が決定されていないには、ステップS210に戻る。そして、S210以下の処理で、3次元ルックアップテーブル104aのライトマゼンタとマゼンタの階調値Rlm,Rmを決定する。
ライトマゼンタとマゼンタについても、ライトシアンとシアンと同様に、階調値Rlm,Rmが決定される。すなわち、まず、マゼンタの記録率Rcが最大(100%)であるときに、印刷媒体上でマゼンタインクによって表現される最大濃度のマゼンタの明度Lmminを求める(図6のステップS210)。そして、表現する色の明度がLmminよりも低い直線Lg上のグリッドの中で、もっとも表現する色の明度が高いグリッドを求める。すなわち、基準点Amを求める(ステップS220)。そして、その基準点Amの入力階調値Vamよりも入力階調値が小さい領域のグリッドについて、ライトマゼンタの記録率を、一部、マゼンタの記録率に置き換える(ステップS230)。
以上の処理により、図8に示すように、ライトマゼンタの記録率Rlmとマゼンタの記録率Rmが決定される。図8において、入力階調値が0〜Vamの範囲については、太い一点鎖線で示される3次元ルックアップテーブル104aのマゼンタのグラフRmは、正の値をとる(図8の下段参照)。また、3次元ルックアップテーブル104aのマゼンタの記録率Rcは、入力階調値Vr,Vg,VbがVamよりも大きいとき、0である。
図6のステップS240では、シアンとマゼンタについて階調値が決定されたか否かを判定する。シアンとマゼンタについて階調値が決定された場合には、処理はステップS250に進む。
ステップS240までの処理で3次元基準ルックアップテーブル104cに基づいて生成された3次元ルックアップテーブル104aのグリッドの数は、3次元基準ルックアップテーブル104cと同じ、(33×33×33)個である。ステップS250では、3次元ルックアップテーブル104aのグリッドの数を(33×33×33)個から(17×17×17)個に減らす。具体的には、3次元基準ルックアップテーブル104cのグリッドから、直線Lgの両端のグリッドを含み、一つおきのグリッドが選択される。そして、3次元ルックアップテーブル104aを生成するステップS200の処理が終了する。プリンタドライバ96(図1参照)には、このように、3次元基準ルックアップテーブル104cに比べてデータ量が少ない3次元ルックアップテーブル104aが搭載される。
以上のように、図4のステップS200では、3次元基準ルックアップテーブル104cの直線Lg上のグリッドのうち入力階調値が小さい領域のグリッドについて、ライトシアンおよびライトマゼンタの階調値(記録率)を減少させ、シアンおよびマゼンタの階調値(記録率)を淡色インクの階調値の減少分と同程度のインク色成分を表す正の値に決定して、3次元ルックアップテーブル104aを生成する。その結果、生成された3次元ルックアップテーブル104aは、無彩色を表す直線Lg上のグリッドであって、基準点Acよりも入力階調値が大きい領域のグリッドのシアンの階調値Rcが0であるルックアップテーブルである(図2参照)。そして、直線Lg上のグリッドであって、基準点Amよりも入力階調値が大きい領域のグリッドのマゼンタの階調値Rmも0である。
このような3次元ルックアップテーブル104aは、以下のような効果を有する。すなわち、基準点Acよりも明度が高い領域については、モノクロ印刷において、シアンインクは使用されず、ライトシアンインクが使用される。このため、印刷物の明度が高い部分において、濃度が高いシアンドットが形成され、その粒状性が目につくことはない。
一方、基準点Acよりも明度が低い領域については、モノクロ印刷において、濃度が低いライトシアンインクに代えて、一部、濃度が高いシアンインクも使用される。このため、ライトシアンインクのみを使用する場合に比べて、ライトシアンインクを節約することができる。濃度が高いシアンインクは少量でより多くの量のライトシアンインクの発色を代替することができる。このため、シアンインクの使用により、インク全体の消費量を少なくすることができる。
さらに、モノクロ印刷で印刷される印刷物のうち、シアンインクがライトシアンインクに代えて使用される部分は、最大濃度のシアンの明度Lcminよりも明度が低い部分である。すなわち、そのような部分においては、各インクのドットによって全体として再現されるグレーの明度が、最大濃度のシアンの明度Lcminよりも低い。その結果、そのような部分においては、シアンドットが記録されている部分と、その部分に隣接する部分であってシアンドットが記録されていない部分と、の差異が目に付きにくい。このため、印刷物においてシアンドットの粒状性が目に付きにくい。すなわち、モノクロ印刷において濃色インクであるシアンのドットを使用しても、印刷結果の品質の低下を最小限に抑えることができる。
図9は、3次元ルックアップテーブル104aの直線Lg上におけるシアンの出力階調値Rcの一部を拡大して示すグラフである。図9において、横軸は、3次元ルックアップテーブル104aの直線Lg上の各グリッドにおける入力階調値Vr,Vg,Vbの値(0〜255)である。縦軸は、シアンの出力階調値Rcを示す。図9では、入力階調値がVacよりも小さい一部の領域について、シアンの出力階調値Rcを示している。
図9において破線で示す曲線は、1〜255の入力階調値のすべてについて出力階調値Rcを有する場合の出力階調値Rcを示す曲線である。これに対して、点Gm、Gm-1、Gm-2を結ぶ線分の集合Rciは、出力階調値Rcの17個の代表値の出力階調値の間を線形補間して得られる出力階調値Rciを示す線である。なお、最も大きい代表値の点Gmよりも入力階調値が大きい範囲については、点GmとGm-1を結んで得られる直線をそのまま延長して得られる直線上の値を、入力階調値とする。その結果、本来、入力階調値Vacにおいて出力階調値が0となるはずであるのに、Vacよりもdv0だけ少ない入力階調値において、出力階調値が0となっている。なお、最も小さい代表値の点G1よりも入力階調値が小さい範囲についても、同様に、点G1とG2を結んで得られる直線をそのまま延長して、その直線上の値を入力階調値として用いる。
実際のプリンタドライバ96には、17個の入力階調値の代表値についてのみ、シアンの出力階調値が格納されている。そして、印刷の際には、それらを補間して得られる出力階調値Rciが出力階調値として使用される。このため、において、dr0〜dr2に示すように、本来の出力階調値Rcからのずれが生じる。あるインクについてこのような出力階調値のずれが生じると、印刷結果において、目標とする色からの色ずれが生じる。たとえば、無彩色を表現しようとする際に、色目が表現されてしまうことになる。なお、第1実施例では、図3に示したように3次元で補間を行うが、ここでは、説明を簡単にするため、1次元で直線補間を行うものとして説明する。補間を行うことにより、理想的な値からずれが生じる点は、3次元の補間であっても1次元の補間であっても同じである。
本実施例においては、シアンインクについて補間に起因する出力階調値のずれが生じるのは、シアンインクが使用される領域、すなわち、入力階調値がVacよりも小さい領域である。さらに言い換えれば、画像において、最大濃度のシアンの明度Lcminよりも明度が低い部分である。このため、印刷の際に、多少、線形補間に起因する色ずれが生じても、それが目に付きにくい。
より具体的には、本実施例において印刷結果の画質の劣化が目に付きにくくなるのは、以下のような理由によると考えられる。すなわち、まず、一般的に、人の視覚特性上、暗い領域では色のずれは認識されにくい傾向がある。また、暗い領域では、インク値(出力階調値)のばらつきが色彩値に影響しにくい。
図10は、印刷用紙P上で一定の色を表現している部分Aaにおける光の透過率について示す模式的な断面図である。図10においては、模式的に、印刷用紙P上に記録されるシアン以外のインクによる層Lyoと、シアンのインクによる層Lycとを分けて記載している。シアンインクの層Lycの光の透過率をT1とし、シアン以外のインクの層Lyoの光の透過率をT2とする。シアンインクが記録されている部分においては、印刷用紙Pに当たって反射される光A12の透過率は、(T12×T22)である。これに対して、シアンインクが記録されない部分においては、印刷用紙Pに当たって反射される光A2の透過率は、(T22)である。
ここで、印刷用紙P上においてシアンインクが記録される部分の面積の割合をS12とし、シアンインクが記録されない部分の面積の割合をS2とすると、図10に示される部分Aaの全体としての光の透過率Tは、以下の式(1)のようになる。
Figure 0004561398
いま、シアンインクの出力階調値にずれが生じ、その結果、印刷用紙P上においてシアンインクが記録される部分の面積の割合が(S12+ΔS)となり、シアンインクが記録されない部分の面積の割合を(S2−ΔS)となったとする。すると、図10に示される部分Aaの全体としての光の透過率(T+ΔT)は、以下の式(2)で表される。
Figure 0004561398
式(2)において、第2項が光の透過率のずれΔTである。式(2)の第2項は、シアン以外のインクの層の光の透過率T2が小さいほど、小さな値を取る。シアンインクについて最大の記録率で印刷媒体上に記録した場合に再現される色の明度Lcminよりも暗い領域においては、シアン以外のインクの層の光の透過率T2が十分小さいため、シアンインクの出力階調値にずれが生じても、その結果生じる光の透過率のずれは十分小さくなる。その結果、印刷結果の品質の低下が人の目に付きにくくなる。
以上で説明したシアンインクについての効果と同様の効果は、マゼンタインクの使用に関しても奏される。すなわち、3次元ルックアップテーブル104aによれば、最大濃度のマゼンタの明度Lmminよりも明度が低い部分について、マゼンタのドットが使用される。このため、印刷結果の品質の低下を最小限に抑えつつ、淡色インクであるライトマゼンタのインクの使用量を低減することができる。
また、色変換モジュール98は、3次元ルックアップテーブル104aを参照して色変換を行う際に、複数のグリッドが有する出力階調値を補間して、対象の色データの色変換を行う(図3参照)。このため、プリンタドライバ96が受け取る初期画像データPIDが、純粋にVr=Vg=Vbである色データのみを有する無彩色の画像データではなく、色が付されている場合にも、濃色インクが使用される場合がある。
すなわち、図3の例において、無彩色を表す直線Lg上にあるグリッドG8がシアンの階調値として正の値を有する場合、色変換の対象となる点Ptの色データの出力階調値を決定する際には、補間演算においてその値が考慮される。このため、点Ptの色データの出力階調値セットにおいても、0ではない正のシアンの出力階調値が決定されることになる。よって、画素の色データが、無彩色を表す直線Lgの近傍にある点に対応する場合にも、淡色インクに代えて一部、濃色インクが使用され、その結果、印刷結果の品質を落とすことなく、インクを節約することができる。
B.第2実施例:
第1実施例では、主として3次元ルックアップテーブル104aについて説明した。しかし、基準点Ac,Amよりも明るいグレーの領域について濃色インクの記録率として0を有するルックアップテーブルは、モノクロ印刷用の1次元ルックアップテーブル104bとして実現することもできる。
図11は、1次元ルックアップテーブル104b(図1参照)を示す図である。1次元ルックアップテーブル104bは、明度のみの情報で各画素の色が表されているモノクロ画像の印刷において参照される。図の横軸は、モノクロ画像データにおいてグレーの濃度を表す入力階調値Vmである。入力階調値Vmは、モノクロ画像データにおいて、0〜255までの値を取りうる。入力階調値Vm=0が表す色は白である。入力階調値Vm=255が表す色は黒である。
図11中、Vmacは、基準点Acが表す色の明度Lac(図7参照)と等しい明度のグレーを表す階調値である。すなわち、入力階調値VmがVmacよりも大きいとき、再現されるグレーは、シアンの最低明度Lcminよりも明度が低いグレーである。一方、Vmamは、基準点Amにおける明度と等しい明度のグレーを表す階調値である。すなわち、入力階調値VmがVmamよりも大きいとき、再現されるグレーは、マゼンタの最低明度Lmminよりも明度が低いグレーである。図11のその他の図の表記は、図8と同じである。
色変換モジュール98は、明度のみの情報で各画素の色が表されているモノクロ画像の印刷においては、この1次元ルックアップテーブル104bを参照しつつ、モノクロの画像データMID1を、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)の階調値で各画素の色が表された画像データMID2に変換する。
図11において、グレーの入力階調値が0〜Vmacの範囲については、シアンの記録率Rcは0である。そして、グレーの入力階調値がVmacよりも大きい範囲については、太い破線で示すシアンの記録率Rcは正の値をとる。また、グレーの入力階調値が0〜Vmamの範囲については、マゼンタの記録率Rmは0である。そして、グレーの入力階調値がVmamよりも大きい範囲については、太い一点鎖線で示すマゼンタの記録率Rmは正の値をとる。
1次元ルックアップテーブル104bによれば、明度のみの情報で各画素の色が表されているモノクロ画像の印刷においても、最大濃度のシアンの明度Lcminよりも明度が低い部分(Vm=Vmac〜255)について、シアンのドットが使用される。そして、最大濃度のマゼンタの明度Lmminよりも明度が低い部分(Vm=Vmam〜255)について、マゼンタのドットが使用される。このため、印刷結果の品質の低下を最小限に抑えつつ、ライトシアンおよびライトマゼンタのインクの使用量を低減することができる。
なお、この1次元ルックアップテーブル104bも、3次元ルックアップテーブル104aと同様に、図4および図6の手順で、3次元基準ルックアップテーブル104cに基づいて生成することができる。ただし、ステップS250におけるグリッド数の削減は行われない。そして、RGB表色系の入力階調値Vr,Vg,Vbの代表値にそれぞれ対応する、グレーの入力階調値Vmの代表値が決定される。その後、グレーの入力階調値Vmの代表値と、各インク色の階調値とが対応づけられて、1次元ルックアップテーブル104bとして保存される。
なお、ここでは、グレーの入力階調値Vmの代表値は、3次元基準ルックアップテーブル104c用のVr,Vg,Vbの代表値と対応するものであるので、入力階調値Vmの代表値の数は33個である。1次元ルックアップテーブルは3次元ルックアップテーブルに比べて情報量が少ないため、白〜黒までの間に3次元ルックアップテーブルよりも多くの代表値を設定しても、プリンタドライバに搭載する際、そのデータ量が支障とはなりにくい。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
上記実施例では、相互に置き換え可能なインク色は、ライトシアンとシアン、およびライトマゼンタとマゼンタであった。しかし、他の色成分について相互に置き換え可能な複数のインク色を備えていてもよい。たとえば、インク色として、イエローと、イエローと色相が同じで明度がより低いダークイエローと、を備えるものとしてもよい。同様に、レッド、グリーン、バイオレットなどのインク色についても、濃色インクと淡色インクとを備えるものとしてもよい。
そして、出力階調値セットにおいて濃色インクの記録密度を表す出力階調値が0である領域は、以下のようにして定めることができる。色データのデータ変換は、変換後のデータを印刷する印刷装置の機種に合わせて行われる。よってその機種の印刷装置を使用して、まず、濃色インクの最大の記録率(Rc=100%)にしたがって印刷媒体上に印刷を行う。そして、その印刷結果を測色器で測色して、その濃色インクの最低明度Lminを得る。再現する色の明度がLminよりも高くなる色データに対しては、その濃色インクの記録密度が0である出力階調値セットを対応づける。一方、再現する色の明度がLminよりも低くなる色データに対しては、その濃色インクの記録密度が正の値をとる出力階調値セットを対応づける。
また、ある色成分について相互に置き換え可能な複数のインク色は、2色に限られず、3色以上であってもよい。たとえば、シアンの色成分について、(1)シアン、(2)シアンと色相が同じでシアンよりも明度が高いライトシアン、(3)シアンと色相が同じでライトシアンよりも明度が高いスーパーライトシアン、の3色を備えていてもよい。マゼンタ、イエロの色成分についても同様である。
同様に、上記実施例では、無彩色インクはブラックインク1色であったが、明度が異なる複数の無彩色インクが使用されてもよい。たとえば、入力階調値に応じて、ブラックと、ブラックよりも明度が高い無彩色であるグレーと、グレーよりも明度が高い無彩色であるライトグレーと、の記録率の比を変えて、印刷を行うこともできる。そのような態様においても、同様に、無彩色インクに加えて、有彩色インクである同色相基本色を第1、第2実施例のように使用することができる。
C2.変形例2:
第1実施例においては、濃色インクを使用する範囲と使用しない範囲とを分ける基準点A、および基準点Aの明度である基準明度Laは以下のように定められた。すなわち、3次元基準ルックアップテーブル104cにおいて無彩色を表すグリッドであって、濃色インクの最低明度Lminよりも明度が低い色を表現するグリッドの中で、最も明度が高い色を表現するグリッドGn+1を、基準点Aとした(図7参照)。しかし、基準点Aは、より明度の高い色を表す他のグリッドGnまたはGn-1であってもよい。ただし、基準点Aは、最低明度Lminの110%以下の明度の色を表すグリッドであることが好ましい。官能試験を行ったところ、最低明度Lminの110%の明度の色を表す基準点より明度の低い範囲について濃色インクを使用した場合の印刷結果については、粒状性が目に付きにくかった。そして、最低明度Lminの110%を越える範囲についても濃色インクを使用した場合の印刷結果については、粒状性が目に付きやすかった。
なお、基準点Aは、最低明度Lmin以下の明度の色を表すグリッドであることがより好ましい。すなわち、ある濃色インクに関する基準明度Laは、その濃色インクの最低明度Lminよりもやや明るい110%の明度以下の明度であることが好ましく、最低明度Lmin以下の明度であることがより好ましい。そして、基準点Aは、そのような最低明度Lminの110%以下の明度の無彩色を表すグリッドであることが好ましく、最低明度Lmin以下の明度の無彩色を表すグリッドであることがより好ましい。
ただし、ある同色相基本色に関する基準点Aは、3次元基準ルックアップテーブル104cにおいて無彩色を表すグリッドの中で、その同色相基本色の濃色インクの最低明度Lminよりも明度が低い色を表現するグリッドであって、1番目〜3番目に明度が高い色を表現するグリッドGn+1、Gn+2またはGn+3とすることが、さらに好ましい(図5および図7参照)。そして、濃色インクの最低明度Lminよりも明度が低い色を表現するグリッドであって、1番目または2番目に明度が高い色を表現するグリッドGn+1またはGn+2を、基準点Aとすることがより好ましい。そのような態様とすれば、より明度が高い色データについても、濃色インクを使用することとなり、よりインクを節約することができるためである。
言い換えれば、ルックアップテーブルにおいて、表現される色の明度が濃色インクの最低明度Lminよりも低い明度であるグリッド(図7においてGn+1、Gn+2またはGn+3)であって、濃色インクの記録密度が0であるグリッドは、3個以下であることが好ましく、2個または1個であることがより好ましい。
C3.変形例3:
上記実施例においては、RGB表色系で表された画像データの入力階調値Vr,Vg,Vbは、0〜255の整数であった。また、明度のみの情報で各画素の色が表されているモノクロ画像の画像データの入力階調値Vmも、0〜255の整数であった。そして、インクの記録密度を表す出力階調値Rk,Rlc,Rlm,Ry,Rc,Rmは、0〜100%の値をとるものであった。しかし、これらの階調値は、他の数値範囲で設定されていても良い。すなわちこれらの階調値は、各色の濃度を表すものであれば、どのような数値範囲をとるものであってもよい。そして、階調値は、数値が大きいほど明度が低いものであってもよいし、数値が大きいほど明度が高いものであってもよい。そして、ルックアップテーブルは、無彩色を表す第1の基本色の濃度のセットに対応する複数の第2の基本色の濃度のセットであって、基準明度よりも明度が高い色を表すセットについて、明度が低い方の同色相基本色の濃度が実質的に0であるテーブルであればよい。
C4.変形例4:
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、プリンタドライバ96(図2参照)の機能の一部をハードウェア回路が実行するようにすることもできる。
このような機能を実現するコンピュータプログラムは、フロッピディスクやCD−ROM等の、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供される。ホストコンピュータは、その記録媒体からコンピュータプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送する。あるいは、通信経路を介してプログラム供給装置からホストコンピュータにコンピュータプログラムを供給するようにしてもよい。コンピュータプログラムの機能を実現する時には、内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラムがホストコンピュータのマイクロプロセッサによって実行される。また、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをホストコンピュータが直接実行するようにしてもよい。
この明細書において、ホストコンピュータとは、ハードウェア装置とオペレーションシステムとを含む概念であり、オペレーションシステムの制御の下で動作するハードウェア装置を意味している。コンピュータプログラムは、このようなホストコンピュータに、上述の各部の機能を実現させる。なお、上述の機能の一部は、アプリケーションプログラムでなく、オペレーションシステムによって実現されていても良い。
なお、この発明において、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピュータに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
第1の実施形態の印刷システムのソフトウェアの構成を示すブロック図。 3次元ルックアップテーブル104aを表す図。 3次元ルックアップテーブル104aの一部を拡大して示す説明図。 3次元ルックアップテーブル104aを生成する方法を示すフローチャート。 3次元基準ルックアップテーブル104cを表す図。 3次元基準ルックアップテーブル104cに基づいて3次元ルックアップテーブル104aを生成する手順を示すフローチャート。 シアンインクの明度Lcminに基づいて基準点Acを決定する方法を示す図。 無彩色を表す直線Lg上の各グリッドにおける各インク色の出力階調値Rk,Rlc,Rlm,Ry,Rc,Rmの値Rxを示すグラフ。 3次元ルックアップテーブル104aの直線Lg上におけるシアンの出力階調値Rcの一部を拡大して示すグラフ。 印刷用紙P上で一定の色を表現している部分Aaにおける光の透過率について示す模式的な断面図。 1次元ルックアップテーブル104bを示す図。
符号の説明
21…CRTディスプレイ
22…プリンタ
28…印刷ヘッド
31…キャリッジ
32…操作パネル
40…制御回路
41…CPU
42…ROM
88…ホストコンピュータ
90…コンピュータ
91…ビデオドライバ
95…アプリケーションプログラム
96…プリンタドライバ
97…解像度変換モジュール
98…色変換モジュール
99…ハーフトーンモジュール
100…モジュール
104…色変換テーブル
104a…3次元ルックアップテーブル
104b…1次元ルックアップテーブル
104c…3次元基準ルックアップテーブル
120…キーボード
130…マウス
A…濃色インクを使用する領域と、使用しない領域の境界を表す基準点
A12…シアンインクが記録されている部分において反射される光
A2…シアンインクが記録されない部分において印刷用紙Pに当たって反射される光
Aa…印刷用紙P上で所定の色を再現している領域
Ac…シアンの基準点
Am…マゼンタ基準点
CLc…シアンの各記録率Rcにおいて表現される色の明度を表すグラフ
CLgl…無彩色を表す直線Lg上の各グリッドにおける色(グレー)の明度のグラフ
FNL…印刷画像データ
n-1、Gn、Gn+1、Gn+2、Gn+3…グリッド
G1〜G8…グリッド
Lac…基準点Acが表す色の明度
Lcmin…シアンインクを使用して最大の記録率で記録した場合に再現される色の明度
Lg…3次元ルックアップテーブルにおいて、入力階調値が無彩色を表す点の集合である直線
Lmin…濃色インクを使用して最大の記録率で記録した場合に再現される色の明度
Lmmin…マゼンタインクを使用して最大の記録率で記録した場合に再現される色の明度
Lyc…シアンのインクによる層
Lyo…シアン以外のインクによる層
MID1…解像度変換後の画像データ
MID2…色変換後の画像データ
MID3…ハーフトーン処理後の画像データ
MS…キャリッジを移動させる方向
O…3次元ルックアップテーブルにおいて、入力階調値が(0,0,0)である原点
ORG…原画像データ
P…用紙
PID…初期画像データ
Pmax…3次元ルックアップテーブルにおいて、入力階調値がすべて最大である点
Pt…色変換の対象となる色データを表す点
Rc…シアンの階調値(記録率)
Rk…ブラックの階調値(記録率)
Rlc…ライトシアンの階調値(記録率)
Rlm…ライトマゼンタの階調値(記録率)
Rm…マゼンタの階調値(記録率)
S12…印刷用紙P上においてシアンインクが記録される部分の面積の割合
S2…印刷用紙P上においてシアンインクが記録されない部分の面積の割合
SS…プリンタにおける用紙の搬送方向
T1…シアンインクの層Lycの光の透過率
T2…シアン以外のインクの層Lyoの光の透過率

Claims (11)

  1. 1以上の第1の基本色の濃度で表された第1の色データに基づいて、複数の第2の基本色の濃度で表された第2の色データを生成するための画像処理装置であって、
    前記第1の色データと前記第2の色データとを対応づけるルックアップテーブルと、
    前記ルックアップテーブルを参照して、前記第1の色データに基づいて前記第2の色データを生成する色変換部と、を有し、
    前記複数の第2の基本色は、印刷装置で使用されるインクの色であって色相が同じで明度が異なる2つの同色相基本色を2組含み、
    第1組の2つの同色相基本色は、シアンと、前記シアンよりも明度が高いライトシアンであり、
    第2組の2つの同色相基本色は、マゼンタと、前記マゼンタよりも明度が高いライトマゼンタであり、
    前記ルックアップテーブルは、
    無彩色を表す複数の前記第1の色データのデータセットに対応する複数の前記第2の色データのデータセットの中で、第1の基準明度よりも明度が高い色を表す第2の色データのデータセットについては、前記シアンの濃度が0であり、
    無彩色を表す複数の前記第1の色データのデータセットに対応する複数の前記第2の色データのデータセットの中で、第2の基準明度よりも明度が高い色を表す第2の色データのデータセットについては、前記マゼンタの濃度が0であるテーブルであり、
    前記第1の基準明度は、前記シアンのインクのみを使用して印刷媒体上で表現することができる色のうちで最も明度が低い色の明度である第1の最低明度の110%以下の明度であり、
    前記第2の基準明度は、前記マゼンタのインクのみを使用して印刷媒体上で表現することができる色のうちで最も明度が低い色の明度である第2の最低明度の110%以下の明度である、画像処理装置。
  2. 請求項1記載の画像処理装置であって、
    前記第1の基本色は、グレーである、画像処理装置。
  3. 請求項1記載の画像処理装置であって、
    前記第1の基本色は、レッド、グリーン、およびブルーである、画像処理装置。
  4. 請求項1記載の画像処理装置であって、
    前記ルックアップテーブルが保持する複数の前記第2の色データのデータセットであって、表現される色の明度が前記第1の最低明度よりも暗い明度であり、前記シアンの濃度が0である第2の色データの数は、2個以下である、画像処理装置。
  5. 請求項1記載の画像処理装置であって、
    前記ルックアップテーブルが保持する複数の前記第2の色データのデータセットであって、表現される色の明度が前記第2の最低明度よりも暗い明度であり、前記マゼンタの濃度が0である第2の色データの数は、2個以下である、画像処理装置。
  6. 画像データに基づいて印刷を行う印刷装置であって、
    各画素の色が前記第1の色データで表現された第1の画像データに基づいて、各画素の色が前記第2の色データで表現された第2の画像データを生成する、請求項1記載の画像処理装置と、
    前記第2の画像データにしたがって、前記複数の第2の基本色のインクを使用して印刷を実行する印刷部と、を備える印刷装置。
  7. 1以上の第1の基本色の濃度で表された第1の色データに基づいて、複数の第2の基本色の濃度で表された第2の色データを生成するためのルックアップテーブルを生成する方法であって、
    前記複数の第2の基本色は、印刷装置で使用されるインクの色であって色相が同じで明度が異なる2つの同色相基本色を2組含み、
    第1組の2つの同色相基本色は、シアンと、前記シアンよりも明度が高いライトシアンであり、
    第2組の2つの同色相基本色は、マゼンタと、前記マゼンタよりも明度が高いライトマゼンタであり、
    前記方法は、
    (a)前記第1の色データと前記第2の色データとを対応づける基準ルックアップテーブルであって、前記シアンおよび前記マゼンタの濃度が0である基準ルックアップテーブルを生成する工程と、
    (b)前記基準ルックアップテーブルが保持する複数の前記第2の色データのデータセットのうち、無彩色を表す複数の前記第1の色データのデータセットに対応する複数のデータセットであって、第1の基準明度よりも明度が低い色を表す第2の色データのデータセットの少なくとも一部について、前記ライトシアンの濃度の少なくとも一部を、前記シアンの濃度に置き換え、前記基準ルックアップテーブルが保持する複数の前記第2の色データのデータセットのうち、無彩色を表す複数の前記第1の色データのデータセットに対応する複数のデータセットであって、第2の基準明度よりも明度が低い色を表す第2の色データのデータセットの少なくとも一部について、前記ライトマゼンタの濃度の少なくとも一部を、前記マゼンタの濃度に置き換えて、ルックアップテーブルを生成する工程と、を含み、
    前記第1の基準明度は、前記シアンのインクのみを使用して印刷媒体上で表現することができる色のうちで最も明度が低い色の明度である第1の最低明度の110%以下の明度であり、
    前記第2の基準明度は、前記マゼンタのインクのみを使用して印刷媒体上で表現することができる色のうちで最も明度が低い色の明度である第2の最低明度の110%以下の明度である、方法。
  8. 請求項7記載の方法であって、
    前記ライトシアンの濃度の前記シアンの濃度への置き換えは、
    (b1)前記ライトシアンの濃度を減少させる工程と、
    (b2)前記シアンの濃度であって前記減少された分のライトシアンの濃度と実質的に等しい濃度の色を表現することができる前記シアンの濃度を、前記シアンの濃度に決定する工程と、を含み、
    前記ライトマゼンタの濃度の前記マゼンタの濃度への置き換えは、
    (b3)前記ライトマゼンタの濃度を減少させる工程と、
    (b4)前記マゼンタの濃度であって前記減少された分のライトマゼンタの濃度と実質的に等しい濃度の色を表現することができる前記マゼンタの濃度を、前記マゼンタの濃度に決定する工程と、を含む、方法。
  9. 請求項7記載の方法であって、
    前記ルックアップテーブルを生成する工程(b)は、
    前記基準ルックアップテーブルが保持する複数の前記第2の色データのデータセットのうち、前記第1の基準明度よりも明度が低い色を表すすべてのデータセットについて、前記ライトシアンの濃度の前記シアンの濃度への前記置き換えを行う工程と、
    前記基準ルックアップテーブルが保持する複数の前記第2の色データのデータセットのうち、前記第2の基準明度よりも明度が低い色を表すすべてのデータセットについて、前記ライトマゼンタの濃度の前記マゼンタの濃度への前記置き換えを行う工程と、を含む、方法。
  10. 1以上の第1の基本色の濃度で表された第1の色データに基づいて、複数の第2の基本色の濃度で表された第2の色データを生成するためのルックアップテーブルであって、
    前記複数の第2の基本色は、印刷装置で使用されるインクの色であって色相が同じで明度が異なる2つの同色相基本色を2組含み、
    第1組の2つの同色相基本色は、シアンと、前記シアンよりも明度が高いライトシアンであり、
    第2組の2つの同色相基本色は、マゼンタと、前記マゼンタよりも明度が高いライトマゼンタであり、
    前記ルックアップテーブルは、
    前記第1の色データと前記第2の色データとを対応づけるルックアップテーブルであり、
    無彩色を表す複数の前記第1の色データのデータセットに対応する複数の前記第2の色データのデータセットの中で、第1の基準明度よりも明度が高い色を表す第2の色データのデータセットについては、前記シアンの濃度が0であり、
    無彩色を表す複数の前記第1の色データのデータセットに対応する複数の前記第2の色データのデータセットの中で、第2の基準明度よりも明度が高い色を表す第2の色データのデータセットについては、前記マゼンタの濃度が0であり、
    前記第1の基準明度は、前記シアンのインクのみを使用して印刷媒体上で表現することができる色のうちで最も明度が低い色の明度である第1の最低明度の110%以下の明度であり、
    前記第2の基準明度は、前記マゼンタのインクのみを使用して印刷媒体上で表現することができる色のうちで最も明度が低い色の明度である第2の最低明度の110%以下の明度である、ルックアップテーブル。
  11. 請求項10記載のルックアップテーブルを格納した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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