JP3268712B2 - 画像形成方法とその装置 - Google Patents

画像形成方法とその装置

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JP3268712B2
JP3268712B2 JP32832394A JP32832394A JP3268712B2 JP 3268712 B2 JP3268712 B2 JP 3268712B2 JP 32832394 A JP32832394 A JP 32832394A JP 32832394 A JP32832394 A JP 32832394A JP 3268712 B2 JP3268712 B2 JP 3268712B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成方法とその装
置、特に、記録部材を削減して画像形成する画像形成方
法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】事務処理におけるOA化が進み、印刷装
置によって出力される文書、図面等が増加している。こ
のような背景の中で、試し刷り等による印刷塗料の無駄
な消費を避けるために、印刷塗料削減機能を有する印刷
装置がある。従来のレーザプリンタやインクジェットプ
リンタ等の印刷画像をデジタルで処理を行なう方式の印
刷装置においては、送られて来た印刷画像のページ全体
のドットを間引いて1ドット置きに印刷するような方式
による印刷塗料削減機能が利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ページ
全体の画像の印刷塗料削減を行なう場合には、ページ全
体のページオブジェクトの印刷塗料が削減されることに
より、ページ全体の品位が落ち、画質が劣化するという
問題点があった。本発明は、上記従来例に鑑みてなされ
たもので、画質の劣化を抑え、効率よく印刷塗料量の削
減を行なった画像を形成できる画像形成方法とその装置
を提供することを目的とする。
【0004】また、画像オブジェクトの輪郭を残し、内
部のみの塗料量を削減することで、見やすい画像を形成
できる画像形成方法とその装置を提供することを目的と
する。また、所定画像対象内での印刷塗料量の削減を行
なうことによって、他の領域の画像品質を維持したま
ま、効率的な塗料量の削減を行うことができる画像形成
方法とその装置を提供することを目的とする。
【0005】また、削減された印刷塗料量の情報の画像
を、目立たないように形成することにより、画像外観の
劣化を最小限に押さえ、形成された画像の識別を容易に
することをができる画像形成方法とその装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像形成方法は以下のような構成を備え
る。即ち、画像中の画像オブジェクトのうち、印刷に使
用する記録部材の消費量が最も多い画像オブジェクトを
選択する選択工程と、前記選択工程で選択された画像オ
ブジェクトの印刷に使用する記録部材の消費量を削減す
るために、当該画像オブジェクトを色変換する色変換工
程とを有し、画像全体での記録部材の消費量が所定の閾
値より大きければ、前記画像全体での記録部材の消費量
が所定の閾値より小さくなるまで、前記選択工程と前記
色変換工程とを繰り返し、前記画像全体での記録部材の
消費量が所定の閾値より小さくなれば、画像オブジェク
トに基づいて画像を形成する。
【0007】また他の構成によれば、画像中の各画像オ
ブジェクトに対する所定の優先順位を入力する入力工程
と、前記画像中の画像オブジェクトのうち、前記優先順
位が高い画像オブジェクトを順に選択する選択工程と、
前記選択工程で選択された画像オブジェクトの印刷に使
用する記録部材の消費量を削減するために、当該画像オ
ブジェクトを色変換する色変換工程とを有し、画像全体
での記録部材の消費量が所定の閾値より大きければ、前
記画像全体での記録部材の消費量が所定の閾値より小さ
くなるまで、前記選択工程と前記色変換工程とを繰り返
し、前記画像全体での記録部材の消費量が所定の閾値よ
り小さくなれば、画像オブジェクトに基づいて画像を形
成する。
【0008】また他の構成によれば、画像中の所定の領
域を示す位置データを入力する入力工程と、前記入力工
程で入力された位置データに対応する領域の画像オブジ
ェクトの中から、優先順位が最も高い画像オブジェクト
を選択する選択工程と、前記選択工程で選択された画像
オブジェクトの印刷に使用する記録部材の消費量を削減
するために、当該画像オブジェクトを色変換する色変換
工程とを有し、画像全体での記録部材の消費量が所定の
閾値より大きければ、前記画像全体での記録部材の消費
量が所定の閾値より小さくなるまで、前記選択工程と前
記色変換工程とを繰り返し、前記画像全体での記録部材
の消費量が所定の閾値より小さくなれば、画像オブジェ
クトに基づいて画像を形成する画像形成工程とを備え
る。
【0009】また本発明の画像形成装置は次のような構
成を備える。すなわち、画像中の画像オブジェクトのう
ち、印刷に使用する記録部材の消費量が最も多い画像オ
ブジェクトを選択する選択手段と、前記選択手段で選択
された画像オブジェクトの印刷に使用する記録部材の消
費量を削減するために、当該画像オブジェクトを色変換
する色変換手段とを有し、画像全体での記録部材の消費
量が所定の閾値より大きければ、前記画像全体での記録
部材の消費量が所定の閾値より小さくなるまで、前記選
択手段による選択と前記色変換手段による色変換とを繰
り返し、前記画像全体での記録部材の消費量が所定の閾
値より小さくなれば、画像オブジェクトに基づいて画像
を形成する。
【0010】また他の構成によれば、画像中の各画像オ
ブジェクトに対する所定の優先順位を入力する入力手段
と、前記画像中の画像オブジェクトのうち、前記優先順
位が高い画像オブジェクトを順に選択する選択手段と、
前記選択手段で選択された画像オブジェクトの印刷に使
用する記録部材の消費量を削減するために、当該画像オ
ブジェクトを色変換する色変換手段とを有し、画像全体
での記録部材の消費量が所定の閾値より大きければ、前
記画像全体での記録部材の消費量が所定の閾値より小さ
くなるまで、前記選択手段による選択と前記色変換手段
による色変換とを繰り返し、前記画像全体での記録部材
の消費量が所定の閾値より小さくなれば、画像オブジェ
クトに基づいて画像を形成する。
【0011】また他の構成によれば、画像中の所定の領
域を示す位置データを入力する入力手段と、前記入力手
段で入力された位置データに対応する領域の画像オブジ
ェクトの中から、優先順位が最も高い画像オブジェクト
を選択する選択手段と、前記選択手段で選択された画像
オブジェクトの印刷に使用する記録部材の消費量を削減
するために、当該画像オブジェクトを色変換する色変換
手段とを有し、画像全体での記録部材の消費量が所定の
閾値より大きければ、前記画像全体での記録部材の消費
量が所定の閾値より小さくなるまで、前記選択手段によ
る選択と前記色変換手段による色変換とを繰り返し、前
記画像全体での記録部材の消費量が所定の閾値より小さ
くなれば、画像オブジェクトに基づいて画像を形成する
画像形成手段とを備えることを特徴とする画像形成装
置。
【0012】
【作用】上記構成により、画像中の画像オブジェクトの
うち、印刷に使用する記録部材の消費量が最も多い画像
オブジェクトを選択し、選択された画像オブジェクトの
印刷に使用する記録部材の消費量を削減するために、当
該画像オブジェクトを色変換し、画像全体での記録部材
の消費量が所定の閾値より大きければ、前記画像全体で
の記録部材の消費量が所定の閾値より小さくなるまで、
前記選択と前記色変換とを繰り返し、前記画像全体での
記録部材の消費量が所定の閾値より小さくなれば、画像
オブジェクトに基づいて画像を形成する。
【0013】また、画像中の各画像オブジェクトに対す
る所定の優先順位を入力し、前記画像中の画像オブジェ
クトのうち、前記優先順位が高い画像オブジェクトを順
に選択し、選択された画像オブジェクトの印刷に使用す
る記録部材の消費量を削減するために、当該画像オブジ
ェクトを色変換し、画像全体での記録部材の消費量が所
定の閾値より大きければ、前記画像全体での記録部材の
消費量が所定の閾値より小さくなるまで、前記選択と前
記色変換とを繰り返し、前記画像全体での記録部材の消
費量が所定の閾値より小さくなれば、画像オブジェクト
に基づいて画像を形成する。
【0014】また、画像中の所定の領域を示す位置デー
タを入力し、入力された位置データに対応する領域の画
像オブジェクトの中から、優先順位が最も高い画像オブ
ジェクトを選択する選択し、選択された画像オブジェク
トの印刷に使用する記録部材の消費量を削減するため
に、当該画像オブジェクトを色変換し、画像全体での記
録部材の消費量が所定の閾値より大きければ、前記画像
全体での記録部材の消費量が所定の閾値より小さくなる
まで、前記選択と前記色変換とを繰り返し、前記画像全
体での記録部材の消費量が所定の閾値より小さくなれ
ば、画像オブジェクトに基づいて画像を形成する。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【実施例】
<実施例1>図1は、本発明に係る一実施例のプリンタ
100のシステム構成を示した図である。図1を参照し
て、101は、プリンタを利用するホストコンピュータ
である。また、プリンタ100は、ホストコンピュータ
から送信される制御コード、データを受け取る入力バッ
ファ102、プリンタ全体の動作を制御するCPU10
3、CPUの動作を記述するプログラムが内蔵されてい
るプログラムROM104、制御コード、データの解釈
や印刷に必要な計算、画像データの処理の為のワークメ
モリとして利用されるデータRAM105、ホストコン
ピュータから受信したデータよりページオブジェクトを
生成する画像情報生成部106、ページオブジェクトの
総印刷塗料量を計算する印刷塗料量計算部107、印刷
塗料の量を計算する為の種々のデータを関知する印刷塗
料管理情報108、印刷塗料を削減するための優先順位
設定を管理する優先順位設定情報109、印刷塗料を削
減するために色変換を行なう色変換部110、実際に印
刷するための画像データに展開するビットマップ画像展
開部111、展開されたビットマップ画像をプリンタエ
ンジンに転送するビットマップ画像転送部112、実際
に紙に印刷を行なうプリンタエンジン部113、優先順
位の設定等のプリンタの操作を行なう操作パネル11
4、及び、画像データや様々な印刷装置の情報等の保存
に利用されるハードディスク115からシステムは構成
されている。
【0019】次に、上述したシステム構成での動作につ
いて以下説明する。まず、ホストコンピュータ101か
ら送信されてきた制御コード、データは入力バッファ1
02を経由してデータRAM105に蓄えられる。CP
U103は、プログラムROM104に記述されたプロ
グラムに従い、画像情報生成部106に於いてデータの
処理を行ない、図形や文字、イメージデータ等1つ1つ
(オブジェクト)についての画像情報を生成する。
【0020】そして、1ページ内の総てのオブジェクト
の画像情報を生成後、ユーザーまたは、システムによっ
て印刷塗料削減モードが設定された場合、印刷塗料量計
算部107でページオブジェクト全体の総印刷塗料量を
印刷塗料管理情報108を参照して計算する。そして、
印刷塗料削減の設定値と比較する。その結果、印刷塗料
の削減量が足りなければ、色変換部110で印刷塗料削
減するために、ページオブジェクトの一部を指定された
優先順位設定情報109にしたがって、一部のオブジェ
クトの色を薄くする(即ち、画像明度を上げる)変換を
行なう。そして、再度総印刷塗料量を計算する。
【0021】その計算結果について、また、刷塗料削減
の設定値と比較する。そして、まだ印刷塗料の削減量が
足りなければ、色変換処理、総印刷塗料量の計算、設定
値との比較を繰り返す。色変換処理終了後、変換したオ
ブジェクトの再生成を行ない、ビットマップ画像展開部
111に於いて、実際に印刷するビットマップ画像に展
開する。その後、展開されたビットマップ画像はビット
マップ画像転送部112によって、プリンタエンジン部
113に送られる。
【0022】次に、印刷塗料量計算部、色変換部におけ
る印刷塗料削減方法について詳述する。図2に、ページ
オブジェクトの生成過程のフローチャートを示す。ま
ず、ページ内に描画される全てのオブジェクトを生成す
る(ステップS1)。次に、印刷塗料削減モードが設定
されたかどうかを判定し(ステップS2)、設定されて
いない場合はページオブジェクトの生成を終了する。設
定されている場合は、生成された現在のページ内の全て
のオブジェクトについてどのくらいの印刷塗料を使用す
るかを計算し(ステップS3)、ユーザーあるいはシス
テムに設定されている印刷塗料制限量(例えば、ページ
単位でページ全体の50%と設定するか、もしくはトナ
ー量を直接設定する)と比較し(ステップS4)、制限
内の場合は、ページオブジェクトの生成を終了する。つ
まり、ページ内の全てのオブジェクトの印刷オブジェク
トの生成を終了する。そして、ビットマップ画像への展
開、エンジンヘの転送、印刷という一連の処理を続け
る。
【0023】図3は、総印刷塗料量の計算処理における
フローチャートを示す。まず、全てのオブジェクトの印
刷塗料の量が計算されているかを調べ(ステップS1
0)、計算されていれば、ページの総印刷塗料量の計算
が終了しているため、総印刷塗料量の計算処理を終了す
る。計算が終了していなければ、未計算のオブジェクト
を1つ選択し(ステップS11)、オブジェクトの印刷
塗料の使用量を計算する(ステップS12)。次に、計
算された1つのオブジェクトの印刷塗料の量をページ全
体の総印刷塗料量に加え(ステップS13)、ステップ
S101〜ステップS13の処理を繰り返し、ページ内
に存在する全てのオブジェクトの印刷塗料の量の和を取
って、総印刷塗料量を計算する。
【0024】次に、オブジェクトの使用する印刷塗料量
の計算方法について説明する。図4は、画像における1
ドットの色濃度値と印刷塗料の量の関係を示す図であ
る。上段の印刷される色は、一つのドットに対応する印
刷濃度を示し、左端が最も濃い色、右端が最も薄く色
(白)の例である、中段は、1ドットを表す色濃度値で
ある。下段は、対応する印刷塗料の量(最大値をaとす
る)を示す。
【0025】1ドットを多値で表すことのできる印刷装
置に於いては、印刷される最も濃い濃度を1ドットで表
す最も大きな値に対応させ(図4では、1ドット8ビッ
トで表わし、255が対応)、最も薄い濃度を最も小さ
な値に対応させる(図4では、0が対応)ことが考えら
れる。さらに、最も濃い時の濃度で利用する塗料の量を
aとし、最も薄い時の濃度で利用する塗料の量を0とし
て1ドットを表す値と塗料の量の関係を対応させること
によって1ドットの色を示すことのできる値と印刷塗料
の量の関係からオブジェクトの各ドットの印刷塗料の量
を計算することが可能となる。
【0026】これらの1ドットの色を示す値と印刷塗料
の量の関係を表すテーブルや、関数等の情報は、図1の
印刷塗料管理情報部108に保持される。ここでは、単
色の色について記述したが、複数の色を利用できるよう
な印刷装置に於いては、それぞれの色に対して対応関係
を保持しておき、同様に計算することが可能であること
は言うまでもない。
【0027】また、オブジェクトが赤(R)、緑
(G)、青(B)の3色で表わされ、印刷される塗料に
於いては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(K)の4色で表わされる場合のよう
に、1ドットを表す色の種類と塗料を表す色の種類が異
なる場合に於いても、1ドットを表すR、G、Bそれぞ
れの色を塗料を表すY、M、C、Kの色との対応関係を
保持しておくことによって、同様に計算することが可能
である。
【0028】1ドットの値が、R,G,Bそれぞれ0〜
255の8ビットで表され、255が最も明るい色にな
るようなカラー画像の場合に関して、以下より具体的な
塗料計算方法を説明する。ある1ドットの値が、RGB
色系でそれぞれ、r,g,bとした場合、r,g,bそ
れぞれに一定の値α(>1)を掛けて値を増やし、画像
全体を明るくしておき、その後、それらをYMCK色系
に変換して印刷することにより、結果として色の調和を
取りながら画像を明るくして塗料を削減して印刷するこ
とが可能になる。
【0029】この際、元の1ドットの値r,g,bと、
変換後の値αr,αg,αbに対応するYMCK色系で
の各塗料量を算出する所定の式、あるいは、所定の算出
テーブルを有することによって、それぞれのドットに対
する印刷塗料量を計算することが可能になる。尚、上述
した以外の色の表現系に対しても同様に、それぞれのド
ットに対する印刷塗料量を計算できることは言うまでも
ない。
【0030】また、印刷装置によっては、印刷されるド
ットの値に従って対応するパターンによって印刷する装
置も存在するが、同様にドットの値に対応するパターン
の塗料の量を算出することによって計算処理が可能にな
る。次に、オブジェクトの印刷塗料削減処理について説
明する。図5は、オブジェクトの印刷塗料削減処理のフ
ローチャートである。
【0031】ここで、オブジェクトには幾つかの単位が
あり、文字オブジェクトでは、 A. 1文字が1オブジェクトを構成する場合 B. 互いに近傍の文字の1グループが、1オブジェクト
を構成する場合 C. 1ページに含まれる文字全てが、1オブジェクトを
構成する場合 がある。また、イメージオブジェクトも同様に、 A. 1イメージ(例えば、1枚の写真)が1オブジェク
トを構成する場合 B. 互いに近傍の複数のイメージの1グループが、1オ
ブジェクトを構成する場合 C. 1ページに含まれるイメージ全てが、1オブジェク
トを構成する場合 がある。また、図形オブジェクトも同様に、 A. 1図形(例えば、1枚の写真)が1オブジェクトを
構成する場合 B. 互いに近傍の複数の図形の1グループが、1オブジ
ェクトを構成する場合 C. 1ページに含まれる図形全てが、1オブジェクトを
構成する場合 がある。これらのオブジェクトの単位とオブジェクトに
含まれる各要素は、予め、ユーザの指示によって決めら
れているものとする。この指示は、本実施例の不図示の
プリンタの操作パネル114、あるいはホスト101か
ら入力され、データRAMに格納されている。尚、これ
らのオブジェクトの単位とオブジェクトに含まれる各要
素は、本プリンタ内での所定のデフォルト値によって決
められていてもよいことは言うまでもない。
【0032】以上説明したオブジェクトを印刷する際の
印刷塗料削減処理手順を次に示す。まず、全てのオブジ
ェクトについて色変換が終了しているかを判定し(ステ
ップS20)、終了している場合は、これ以上色変換が
行なえず、印刷塗料量を削減できないので、それに従う
例外処理(ステップS26)を行ない、オブジェクトの
印刷塗料削減処理を終了する。また、終了していない場
合は、既に生成されているページオブジェクトから色変
換の行なわれていないのものの内、オブジェクトの印刷
塗料量が最も多いものを選択する(ステップS21)。
そして、選択されたオブジェクトに対して画像の明度を
上げ、コントラストを調整するという色の変換により画
像処理を行なって全体の色を薄くする、即ち、図4に示
した各ビットの値を調整して、オブジェクトを再生成す
る(ステップS22)。次に、再生成されたオブジェク
トの印刷塗料量の再計算を行ない(ステップS23)、
再計算された印刷塗料量からの値から1ページに必要な
印刷塗料量の再計算を行なう(ステップS24)。再計
算された総印刷塗料量がユーザー類はシステムに設定さ
れている前記の印刷塗料制限量内に納まっているかどう
かを判定し(ステップS25)、収まっていれば、オブ
ジェクトの印刷塗料削減処理を終了する。また、収まっ
ていなければ、ステップS20〜ステップS25の処理
を繰り返していく。
【0033】上記のような構成に従って、ビットマップ
画像を生成した場合における印刷塗料量の削減過程の一
例を図6に示す。図6の上段図を参照して、まず、画像
情報のデータとしてモノクロ多値のイメージデータ、図
形データ、文字データが送られ、オブジェクトを生成
し、オブジェクトは印刷塗料の量(本例では、黒の塗料
のみ)が文字オブジェクト、図形オブジェクト、イメー
ジオブジェクトの順で大きい場合でかつ、印刷塗料削減
モードでなく、通常の印刷が行われた場合には、全てオ
ブジェクト毎に利用する印刷塗料の100%の塗料を利
用して、イメージオブジェクト(T−602)、図形オ
ブジェクト(T−603)、文字オブジェクト(T−6
04)を1ページ分(T−601)として対応する画像
が形成される。
【0034】ここで、印刷塗料削減モードが設定された
場合でかつ、設定されている印刷塗料量の制限を越えて
いる場合には、文字オブジェクトが最も印刷塗料を多く
利用しているので、まず文字オブジェクトに色変換を行
ない、印刷塗料量の削減して(例では、50%削減)、
オブジェクトを再生成する。この時点で制限の塗料量を
満たすと判断された場合には、T−605のように文字
オブジェクトの部分(T−606)の塗料量が削減され
て印刷される(図6の中段図)。
【0035】尚、一回の処理での印刷塗料の削減量は、
50%と固定されたものではなく、操作パネル114か
ら、あるいはホスト101のデータや、本プリンタ内の
デフォルト値に基づいて適宜設定されてる。さらに、設
定されている印刷塗料量の制限を越えている場合には、
色変換の行われていないもので最も印刷塗料を多く利用
しているオブジェクトである図形オブジェクトに色変換
を行ない、印刷塗料量の削減して(例えば、50%削
減)、オブジェクトを再生成する。この時点で制限の塗
料量を満たすと判断された場合には、T−607のよう
に文字オブジェクトの部分(T−608)と図形オブジ
ェクトの部分(T−609)の塗料量が削減されて印刷
される(図6の中段図)。
【0036】さらに、設定されている印刷塗料量の制限
を越えている場合には、残っているイメージオブジェク
トに色変換を行ないページ全体の塗料量が削減されて印
刷される。尚、上記の例では、印刷塗料が一色である場
合を扱ったが、複数の色を利用しても同様に処理できる
ことは明白である。
【0037】また、上記の例では、各オブジェクトを1
度だけ色変換を行なうことによって印刷塗料量の削減処
理を行っているが、各オブジェクトの色変換を段階的に
行ない、印刷塗料量を削減して行なうことも可能であ
る。さらに、利用されるそれぞれの色の削減を別々に行
ない、個々の色について印刷塗料量の制限を行ない、色
変換を行なうことも可能である。
【0038】また、それぞれのオブジェクトが複数であ
り、他の画像に関するオブジェクトが処理される場合も
同様である。以上説明したように、本実施例のプリンタ
によれば、上記のようにオブジェクトを段階的に色変換
を行ない、画像の明度を上げ、色を薄くすることによっ
て、画質の劣化を抑え、効率よく印刷塗料量の削減を行
なうことが可能となる。 <実施例2>本発明の実施例1に於いては、印刷塗料削
減処理を行なうオブジェクトの選択をオブジェクトの使
用する印刷塗料量の最も多いものから選択し、色変換を
行って、印刷塗料量の削減を行なったが、本実施例では
他の印刷塗料量の削減方法を提供する。
【0039】本実施例のプリンタでは、印刷塗料量削減
のために、オブジェクトのサイズ情報、カラー情報等の
各種情報を用いて色変換の行われていないオブジェクト
に優先順位を与え、色変換が行われていない優先順位の
最も高いものを選択して、色変換を行う。以下、図7の
処理フローチャートを参照して、本実施例の印刷塗料量
の削減方法を説明する。
【0040】まず、全てのオブジェクトについて色変換
が終了しているかを判定し(ステップS30)、終了し
ている場合は、これ以上色変換が行なえず、印刷塗料量
を削減できないので、それに従う例外処理(ステップS
36)を行ない、オブジェクトの印刷塗料削減処理を終
了する。また、終了していない場合は、ステップS31
へ進む。
【0041】ステップS31では、各オブジェクトに対
する所定の優先順位に基づいて、色変換が行われていな
い優先順位の最も高いオブジェクトを選択する。ここ
で、所定の優先順位は、オブジェクトのサイズ情報、カ
ラー情報等の情報に基づいて、対応する優先順位を格納
したテーブルが予め用意されており、このテーブルを参
照することで優先順位を得る。尚、オブジェクトのサイ
ズ情報、カラー情報と対応する優先順位の関係は、テー
ブルではなく、 P=f(S、C) ここで、S:オブジェクトのサイズ情報 C:オブジェクトのカラー情報 f(X):Xに関する関数 P:優先順位 それらの間の関係を示す所定の関数を計算して、優先順
位Pを求めても良い。この対応情報は、また、本プリン
タを利用するユーザーが、例えば、ホストコンピュータ
101を介して、本プリンタに設定してもよい。
【0042】ステップS32では、選択されたオブジェ
クトに対して画像の明度を上げ、コントラストを調整す
るという色の変換により画像処理を行なって全体の色を
薄くする、即ち、図4に示した各ビットの値を調整し
て、オブジェクトを再生成する。次に、再生成されたオ
ブジェクトの印刷塗料量の再計算を行ない(ステップS
33)、再計算された印刷塗料量からの値から1ページ
に必要な印刷塗料量の再計算を行なう(ステップS3
4)。再計算された総印刷塗料量がユーザー類はシステ
ムに設定されている前記の印刷塗料制限量内に納まって
いるかどうかを判定し(ステップS35)、収まってい
れば、オブジェクトの印刷塗料削減処理を終了する。ま
た、収まっていなければ、ステップS30〜ステップS
35の処理を繰り返していく。
【0043】上記のようにオブジェクトを所定の優先順
位に従って段階的に印刷削減処理を行なうことによっ
て、書類の利用目的に沿った画像を維持しながら、効率
よく印刷塗料量の削減を行なうことが可能である。 <実施例3>本発明の実施例3では、実施例1と実施例
2とは異なる印刷塗料削減方法を提供する。
【0044】実施例3では、印刷される画像上の領域を
指定してその領域毎の優先順位を設定し、色変換の行わ
れていないオブジェクトの中で最も優先順位の高い領域
内に含まれるオブジェクトの中からさらに優先順位の高
いオブジェクトを選択する。尚、ここで、印刷される画
像上の領域を指定してその領域毎の優先順位の設定は
(本実施例での後述のステップ41に示す処理内容であ
るが)、ユーザが予めホストコンピュータ101に画像
領域毎の優先順位値を設定しておき、プリンタ100へ
送り、プリンタ100がこの情報をRAM105に設定
する。プリンタ100は、この格納された優先順位情報
を参照することで目的の画像領域に対する優先度を得
る。そして、最も優先度の高い領域を選択する。次に、
選択された領域内の色変換が行われていないオブジェク
トから、実施例2ステップS31で説明したのと同様の
方法で、各オブジェクトに対する所定の優先順位に基づ
いて、色変換が行われていない優先順位の最も高いオブ
ジェクトを選択する。
【0045】以下、図8の処理フローチャートを参照し
て、本実施例の印刷塗料量の削減方法を説明する。ま
ず、全てのオブジェクトについて色変換が終了している
かを判定し(ステップS40)、終了している場合は、
これ以上色変換が行なえず、印刷塗料量を削減できない
ので、それに従う例外処理(ステップS46)を行な
い、オブジェクトの印刷塗料削減処理を終了する。ま
た、終了していない場合は、ステップS41へ進む。
【0046】ステップS41では、上述した方法で色変
換が行われていない優先順位の最も高いオブジェクトを
選択する。ステップS42では、選択されたオブジェク
トに対して画像の明度を上げ、コントラストを調整する
という色の変換により画像処理を行なって全体の色を薄
くする、即ち、図4に示した各ビットの値を調整して、
オブジェクトを再生成する。
【0047】次に、再生成されたオブジェクトの印刷塗
料量の再計算を行ない(ステップS43)、再計算され
た印刷塗料量からの値から1ページに必要な印刷塗料量
の再計算を行なう(ステップS44)。再計算された総
印刷塗料量がユーザーによって予め設定されているか、
プリンタ内のデフォルト値による前記の印刷塗料制限量
内に納まっているかどうかを判定し(ステップS4
5)、収まっていれば、オブジェクトの印刷塗料削減処
理を終了する。また、収まっていなければ、ステップS
40〜ステップS45の処理を繰り返していく。
【0048】上記のような構成にしたがって、ビットマ
ップ画像を生成した場合において、印刷塗料量の削減過
程を一例を図9に示す。図9は、画像情報のデータとし
て、モノクロ多値のイメージデータ、図形データ、文字
データが送られた場合を示している。ここで、領域T−
905、領域T−906、それ以外の領域の順に優先順
位が高いとし、通常の印刷が行われた場合(即ち、印刷
塗料削減モードでない場合)には、オブジェクト毎に1
00%の印刷塗料を利用して、イメージオブジェクト
(T−902)、図形オブジェクト(T−903)、文
字オブジェクト(T−904)を含む1ページ分(T−
901)の画像が形成される(図9の上段図)。
【0049】印刷塗料削減モードが設定された場合にお
いて、設定されている印刷塗料量の制限を越えている時
には、まず、領域上で優先順位の高い図形オブジェクト
に色変換を行ない、印刷塗料量の削減して(例えば、5
0%削減)、オブジェクトを再生成する。この時点で制
限の塗料量を満たすと判断された場合には、T−907
のように図形オブジェクトの部分(T−908)の塗料
量が削減されて印刷される(図9の中段図)。
【0050】さらに、設定されている印刷塗料量の制限
を越えている時には、色変換の行われていないもので優
先順位の高い領域に含まれるオブジェクトである文字デ
ータに色変換を行ない、印刷塗料量の削減して(例え
ば、50%削減)、オブジェクトを再生成する。この時
点で制限の塗料量を満たすと判断された場合には、T−
909のように図形オブジェクトの部分(T−910)
と文字オブジェクトの部分(T−911)の塗料量が削
減されて印刷される(図9の下段図)。
【0051】さらにまた、設定されている印刷塗料量の
制限を越えている時には、残っているイメージオブジェ
クトに色変換を行ないページ全体の塗料量が削減されて
印刷される。尚、上記の例では、印刷塗料が一色である
場合を扱ったが、複数の色を利用して同様に処理できる
ことは言うまでもない。
【0052】また、上記の例では、各オブジェクトを1
度だけ色変換を行なうことによって印刷塗料の削減処理
を行っているが、各オブジェクトの色変換を段階的に行
ない、印刷塗料量を削減していくことも可能である。ま
たさらに、利用される夫々の色の削減を別々に行ない、
個々の色について印刷塗料量の制限を行ない、色変換を
行なうことも可能である。
【0053】また、夫々の領域にオブジェクトが複数存
在し、他の画像に関するオブジェクトが処理される場合
も同様である。上記のようにオブジェクトを段階的に色
変換を行ない、画像の明度を上げ、色を薄くすることに
よって画質の劣化を抑え、効率よく印刷塗料量の削減を
行なうことが可能となる。
【0054】前述の3つの例では、優先順位の設定をオ
ブジェクトの持つ情報、領域を別々に扱ったが、それら
を同時に利用して優先順位を設定することもできる。上
述したように、本実施例によれば、オブジェクトを所定
の優先順位に従って段階的に印刷削減処理を行なうこと
によって、書類の利用目的に沿った画像を維持しなが
ら、効率よく印刷塗料量の削減を行なうことが可能であ
る。 <実施例4>本発明の実施例1、2、3においては、印
刷塗料削減処理を行なう過程に於いて、色変換を行っ
て、印刷塗料量の削減を行なったが、文字や図形の輪郭
のみを通常の塗料の量、すなわち、利用される印刷塗料
量を100%利用して印刷し、内部の色を薄くすること
で、画像の明度を上げる(例えば、利用される印刷塗料
量の50%になるようにする)ことも可能である。以
下、この方法について説明する。
【0055】この内部色を制御することにより、文字の
多彩な表現が可能になる。また、上述の輪郭の色の濃度
もまた制御することにより、さらに、文字の多彩な表現
が可能になる。図10に、図9の文字オブジェクトと図
形オブジェクトの輪郭を残し、内部領域のみの塗料量を
削減した例を示す。
【0056】図中上段が利用される印刷塗料量を100
%利用して印刷塗料量の削減を行なわずに印刷した場合
であり、下段が輪郭のみは色変換を行なわずに、通常塗
料量の削減を行なわない場合に利用される印刷塗料量の
100%を利用し、内部領域のみの塗料量を利用される
印刷塗料量の50%に色変換を行なった場合の一例であ
る。
【0057】上記のように文字や図形の輪郭を残し、内
部のみの塗料量を削減することで、塗料量が削減された
場合にも文字を読みやすく、あるいは、図形を見やすく
することができる。 <実施例5>本発明の実施例1、2、3のように印刷塗
料削減処理等の画像の変換が行われた場合には、通常の
印刷とは画像が異なってしまう。そのため、どのように
変換がなされたかの情報を出力媒体上にプリントしてお
きたい場合がある。
【0058】本実施例では、このような場合に、その変
換に関する情報、例えば、オブジェクトに対する印刷塗
料削減量等を印字する方法について説明する。実施例
1、2、3のように印刷塗料削減処理等の画像の変換が
行われた場合には、データRAM105の印刷塗料管理
情報(図1の108)の位置に、対応する変換情報が記
憶されている。この変換情報をCPU103が読み出
し、これをプリントする際に、変換情報を見えにくいあ
るいは目立たない色で印刷させる。このことにより、印
刷された対象の外観をいたづらに損なうことなく、変換
情報を表示させ、印刷対象の識別を容易にすることがで
きる。
【0059】図11に、図9で印刷されたT−909に
変換情報を印刷した例を示す(図11の右下)。この変
換情報の例では、 文字50%削減 (1) 図形50%削減 (2) 削減された塗料量XX% (3) 総印刷塗料の量YYY (4) と表示されており、各意味を以下に示す。 (1):文字が、印刷塗料量を100%利用して印刷塗
料量の削減を行なわずに印刷した場合に比べて、印刷塗
料量が50%削減されていることを意味する。
【0060】(2):図形が、印刷塗料量を100%利
用して印刷塗料量の削減を行なわずに印刷した場合に比
べて、印刷塗料量が50%削減されていることを意味す
る。 (3):削減された塗料量は、ページ全体のXX%であ
ることを意味する。
【0061】(4):1ページの印刷に利用された総印
刷塗料の量はYYYであることを意味する。 このように、印刷媒体に画像の変換情報を印刷してユー
ザーに知らせることにより、画像変換された印刷物の識
別が容易になる。
【0062】また、印刷塗料量の削減結果を目立たない
色を利用して印刷してユーザーに知らせることによっ
て、通常の文書の利用において気にせずに利用でき、且
つ、通常の印刷物との識別を容易にすることが可能とな
る。尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステム
に適用しても、1つの機器から成る装置に適用してもよ
い。また、本発明はシステム或は装置にプログラムを供
給することによって達成される場合にも適用できること
はいうまでもない。
【0063】以上説明したように、本発明に係るプリン
タによれば、画像の明度を上げ、色を薄くすることによ
って画質の劣化を最大限抑え、効率よく印刷塗料量の削
減ができる。また、文字や図形の輪郭を残し、内部のみ
の塗料量を削減することで、塗料量が削減された場合で
も、印刷文字が読みやすく、また、印刷図形が見やすく
なる。
【0064】また、所定の優先順位に従って印刷塗料量
の節約を行なうことによって、書類の利用目的に沿った
画像を維持しながら、効率よく印刷塗料量の削減を行な
うことができる。また、オブジェクトの種別によって印
刷塗料量の節約を行なうことによって、より細かい書類
の利用目的に沿った画像を維持しながら、効率よく印刷
塗料量の削減を行なうができる。
【0065】また、オブジェクトの描画される領域によ
って印刷塗料量の節約を行なうことによって、必要な部
分だけの印刷塗料量の削減を行なうことによって、余計
な塗料量の削減を防ぐことができる。また、印刷媒体に
画像の変換情報を印刷してユーザーに知らせることによ
り、画像変換された印刷物の識別を容易にできる。
【0066】また、印刷塗料量の削減結果を目立たない
色で印刷してユーザーに知らせることによって、通常の
印刷物との識別を容易にすることができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
質の劣化を抑え、効率よく印刷塗料量の削減を行なった
画像を形成できる。また、画像オブジェクトの輪郭を残
し、内部のみの塗料量を削減することで、見やすい画像
を形成できる。
【0068】また、所定画像対象内での印刷塗料量の削
減を行なうことによって、他の領域の画像品質を維持し
たまま、効率的な塗料量の削減を行うことができる。ま
た、削減された印刷塗料量の情報の画像を、目立たない
ように形成することにより、画像外観の劣化を最小限に
押さえ、形成された画像の識別を容易にすることをがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した印刷装置のシステム構成を示
した図である。
【図2】ページオブジェクトの生成過程を説明するフロ
ーチャートである。
【図3】総印刷塗料量の計算処理過程を説明するフロー
チャートである。
【図4】1ドットの値と対応して利用される塗料の量を
説明する図である。
【図5】オブジェクトの印刷塗料削減処理過程を説明す
るフローチャートである。
【図6】印刷塗料削減が行われる過程を説明する図であ
る。
【図7】オブジェクトの印刷塗料削減処理過程を説明す
るフローチャートである。
【図8】オブジェクトの印刷塗料削減処理過程を説明す
るフローチャートである。
【図9】印刷削減削減が行われる過程を説明する図であ
る。
【図10】色変換方法を説明する図である。
【図11】印刷された画像変換した情報を説明する図で
ある。
【符号の説明】
100 印刷装置本体 101 ホストコンピュータ 102 入力バッファ 103 CPU 104 プログラムROM 105 データRAM 106 画像情報生成部 107 印刷塗料量計算部 108 印刷塗料管理情報 109 優先順位設定情報 110 色変換部 111 ビットマップ画像展開部 112 ビットマップ画像転送部 113 プリンタエンジン部 114 操作パネル 115 ハードディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/51 B41J 2/01 B41J 2/44 B41J 2/525

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像中の画像オブジェクトのうち、印刷
    に使用する記録部材の消費量が最も多い画像オブジェク
    トを選択する選択工程と、 前記選択工程で選択された画像オブジェクトの印刷に使
    用する記録部材の消費量を削減するために、当該画像オ
    ブジェクトを色変換する色変換工程とを有し、 画像全体での記録部材消費量が所定の閾値より大きけ
    れば、前記画像全体での記録部材消費量が所定の閾値
    より小さくなるまで、前記選択工程と前記色変換工程と
    を繰り返し、前記画像全体での記録部材消費量が所定
    の閾値より小さくなれば、画像オブジェクトに基づいて
    画像を形成することを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 1つの画像オブジェクトの印刷に使用す
    る記録部材の消費量を計算する計算工程をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 前記画像全体の画像オブジェクトの印刷
    に使用する記録部材の消費量を計算する総消費量計算工
    程をさらに有し、 前記総消費量計算工程で計算された消費量と、所定の閾
    値とを比較することを特徴とする請求項1或いは2に記
    載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 記録部材の削減モードが設定されている
    か否かを判定する判定工程をさらに有し、 前記削減モードが設定されていると判定された場合、前
    記選択工程と前記色変換工程とを行うことを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 前記画像オブジェクトは、文字オブジェ
    クトまたはイメージオブジェクトまたは図形オブジェク
    を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 前記文字オブジェクトは、1文字単位
    たは複数の文字を含むグループ単位または1ページに含
    まれる文字全てを含むページ単位であることを特徴とす
    る請求項に記載の画像形成方法。
  7. 【請求項7】 前記イメージオブジェクトは、1イメー
    ジ単位または複数の イメージを含むグループ単位または
    1ページに含まれるイメージ全てを含むページ単位であ
    ることを特徴とする請求項に記載の画像形成方法。
  8. 【請求項8】 前記図形オブジェクトは、1図形単位
    たは複数の図形を含むグループ単位または1ページに含
    まれる図形全てを含むページ単位であることを特徴とす
    る請求項に記載の画像形成方法。
  9. 【請求項9】 画像中の各画像オブジェクトに対する所
    定の優先順位を入力する入力工程と、前記画像中の画像オブジェクトのうち、前記 優先順位
    高い画像オブジェクト順に選択する選択工程と、 前記選択工程で選択された画像オブジェクトの印刷に使
    用する記録部材の消費量を削減するために、当該画像オ
    ブジェクトを色変換する色変換工程とを有し、 画像全体での記録部材消費量が所定の閾値より大きけ
    れば、前記画像全体での記録部材消費量が所定の閾値
    より小さくなるまで、前記選択工程と前記色変換工程と
    を繰り返し、前記画像全体での記録部材消費量が所定
    の閾値より小さくなれば、画像オブジェクトに基づいて
    画像を形成することを特徴とする画像形成方法。
  10. 【請求項10】 画像中の所定の領域を示す位置データ
    を入力する入力工程と、 前記入力工程で入力された位置データに対応する領域の
    画像オブジェクトの中から、優先順位が最も高い画像オ
    ブジェクトを選択する選択工程と、 前記選択工程で選択された画像オブジェクトの印刷に使
    用する記録部材の消費量を削減するために、当該画像オ
    ブジェクトを色変換する色変換工程とを有し、 画像全体での記録部材消費量が所定の閾値より大きけ
    れば、前記画像全体での記録部材消費量が所定の閾値
    より小さくなるまで、前記選択工程と前記色変換工程と
    を繰り返し、前記画像全体での記録部材消費量が所定
    の閾値より小さくなれば、画像オブジェクトに基づいて
    画像を形成する画像形成工程とを備えることを特徴とす
    る画像形成方法。
  11. 【請求項11】 画像と共に、画像オブジェクトを印刷
    するのに使用する記録部材の消費量を示す情報を印刷す
    ることを特徴とする請求項1乃至10のいず れかに記載
    の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 前記色変換工程では、画像形成濃度
    低くなるように、印刷に使用する記録部材の消費量を所
    定量削減することを特徴とする請求項1乃至11のいず
    れかに記載の画像形成方法。
  13. 【請求項13】 前記色変換工程では、画像オブジェク
    トの輪郭線の画像形成濃度に比べて、前記輪郭線の内部
    の画像形成濃度が低くなるように、印刷に使用する記録
    部材の消費量を所定量削減することを特徴とする請求項
    1乃至12のいずれかに記載の画像形成方法。
  14. 【請求項14】 前記記録部材は、記録媒体に画像を形
    成するためのトナーあるいはインクであることを特徴と
    する請求項1乃至13のいずれかに記載の画像形成方
    法。
  15. 【請求項15】 画像中の画像オブジェクトのうち、印
    刷に使用する記録部材の消費量が最も多い画像オブジェ
    クトを選択する選択手段と、 前記選択手段で選択された画像オブジェクトの印刷に使
    用する記録部材の消費量を削減するために、当該画像オ
    ブジェクトを色変換する色変換手段とを有し、 画像全体での記録部材消費量が所定の閾値より大きけ
    れば、前記画像全体での記録部材消費量が所定の閾値
    より小さくなるまで、前記選択手段による選択と前記色
    変換手段による色変換とを繰り返し、前記画像全体での
    記録部材消費量が所定の閾値より小さくなれば、画像
    オブジェクトに基づいて画像を形成することを特徴とす
    る画像形成装置。
  16. 【請求項16】 1つの画像オブジェクトの印刷に使用
    する記録部材の消費量を計算する計算手段をさらに有す
    ることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記画像全体の画像オブジェクトの印
    刷に使用する記録部材の消費量を計算する総消費量計算
    手段をさらに有し、 前記総消費量計算手段で計算された消費量と、所定の閾
    値とを比較することを特徴とする請求項15或いは16
    に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 記録部材の削減モードが設定されてい
    るか否かを判定する判定手段をさらに有し、 前記削減モードが設定されていると判定された場合、前
    記選択手段による選択と前記色変換手段による色変換と
    を行うことを特徴とする請求項15乃至17のいずれか
    に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記画像オブジェクトは、文字オブジ
    ェクトまたはイメージオブジェクトまたは図形オブジェ
    クトを含むことを特徴とする請求項15乃至18のいず
    れかに記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記文字オブジェクトは、1文字単位
    または複数の文字を含むグループ単位または1ページに
    含まれる文字全てを含むページ単位であることを特徴と
    する請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記イメージオブジェクトは、1イメ
    ージ単位または複数のイメージを含むグループ単位また
    は1ページに含まれるイメージ全てを含むページ単位
    あることを特徴とする請求項19に記載の画像形成装
    置。
  22. 【請求項22】 前記図形オブジェクトは、1図形単位
    または複数の図形を含むグループ単位または1ページに
    含まれる図形全てを含むページ単位であることを特徴と
    する請求項19に記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 画像中の各画像オブジェクトに対する
    所定の優先順位を入力する入力手段と、前記画像中の画像オブジェクトのうち、前記 優先順位
    高い画像オブジェクト順に選択する選択手段と、 前記選択手段で選択された画像オブジェクトの印刷に使
    用する記録部材の消費量を削減するために、当該画像オ
    ブジェクトを色変換する色変換手段とを有し、 画像全体での記録部材消費量が所定の閾値より大きけ
    れば、前記画像全体での記録部材消費量が所定の閾値
    より小さくなるまで、前記選択手段による選択と前記色
    変換手段による色変換とを繰り返し、前記画像全体での
    記録部材消費量が所定の閾値より小さくなれば、画像
    オブジェクトに基づいて画像を形成することを特徴とす
    る画像形成装置。
  24. 【請求項24】 画像中の所定の領域を示す位置データ
    を入力する入力手段と、 前記入力手段で入力された位置データに対応する領域の
    画像オブジェクトの中から、優先順位が最も高い画像オ
    ブジェクトを選択する選択手段と、 前記選択手段で選択された画像オブジェクトの印刷に使
    用する記録部材の消費量を削減するために、当該画像オ
    ブジェクトを色変換する色変換手段とを有し、 画像全体での記録部材消費量が所定の閾値より大きけ
    れば、前記画像全体での記録部材消費量が所定の閾値
    より小さくなるまで、前記選択手段による選択と前記色
    変換手段による色変換とを繰り返し、前記画像全体での
    記録部材消費量が所定の閾値より小さくなれば、画像
    オブジェクトに基づいて画像を形成する画像形成手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  25. 【請求項25】 画像と共に、画像オブジェクトを印刷
    するのに使用する記録部材の消費量を示す情報を印刷す
    ることを特徴とする請求項15乃至24のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  26. 【請求項26】 前記色変換手段では、画像形成濃度が
    低くなるように、印刷に使用する記録部材の消費量を所
    定量削減することを特徴とする請求項15乃至25のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  27. 【請求項27】 前記色変換手段では、画像オブジェク
    トの輪郭線の画像形成濃度に比べて、前記輪郭線の内部
    の画像形成濃度が低くなるように、印刷に使用する記録
    部材の消費量を所定量削減することを特徴とする請求項
    15乃至26のいずれかに記載の画像形成装置。
  28. 【請求項28】 前記記録部材は、記録媒体に画像を形
    成するためのトナーあるいはインクであることを特徴と
    する請求項15乃至27のいずれかに記載の画像形成装
    置。
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