JP2013162503A - 画像処理装置及びその制御方法ならびにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】入力される画像データの解像度を、低い解像度の画像データに変換し印刷を行う際に、ベタでない中間調の濃度の文字データの場合、文字のデータの縁だけでなく内部も中間の電圧レベルで形成されるため、中間の電圧レベルの濃度変動の影響を受け易く、階調性の低下や、同色の図形やイメージのデータと色味の差が大きくなってしまうという問題があった。
【解決手段】文字データの縁を平滑な成長をする多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施し、文字データの内部を中心となるドットに対してその周りにドットを付加するように成長する多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施す。
【選択図】図17
【解決手段】文字データの縁を平滑な成長をする多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施し、文字データの内部を中心となるドットに対してその周りにドットを付加するように成長する多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施す。
【選択図】図17
Description
本発明は、入力される画像データの解像度を、低い解像度の画像データに変換し、印刷を行う印刷装置の技術に関する。
従来、印刷装置の画像処理では、ホストコンピュータからの印刷データをビットマップデータに展開して、印刷を行っている。ビットマップデータに展開する際は、通常、印刷装置の解像度と同じ解像度のビットマップデータに展開されているが、印刷装置の解像度より高い解像度でビットマップデータへ展開し、各画素のスポット多重化技術を用いて印刷装置の解像度に解像度変換して印刷を行うことにより、印刷装置の解像度よりも高い解像度の画質が表現可能な画像処理も提案されている(特許文献1参照)。
スポット多重化技術は、電子写真方式のプリンタにおいて、隣接する画素に対して、互いに重なりができるドットを中間の電位レベルで形成して、重なり合う部分の電位レベルが高レベルになることで、プリンタの解像度よりも高い解像度のドットを形成する技術である。
しかしながら、上述したスポット多重化技術は、高い解像度のドットを形成するために、中間の電位レベルのドットを形成する必要がある。中間の電位レベルのドットは、電子写真の特性上、不安定なドットであるため、気温や湿度等の環境やドラム等の耐久度合等の印刷装置の状態によって、トナーの付着具合(印刷濃度)が変動してしまう。
例えば、文字データにおいて、600dpiの解像度の印刷装置でスポット多重化技術により1200dpi相当の文字品位を実現する場合、文字データを1200dpiのビットマップデータを600dpiのビットマップデータに解像度変換する際に、マスク処理を用いて文字データの縁(エッジ)を中間の電圧レベルで形成することにより、1200dpi相当の高品位の文字を印刷することができる。しかし、ベタでない中間調の濃度の文字データの場合、文字のデータの縁だけでなく内部も中間の電圧レベルで形成されるため、中間の電圧レベルの濃度変動の影響を受け易く、階調性の低下や、同色の図形やイメージのデータと色味の差が大きくなってしまうという問題があった。
第1の解像度の画像データを、第1の解像度より低い第2の解像度の画像データに変換して出力する画像処理装置であって、第1の解像度と第2の解像度の比率に応じて第2の解像度の画素位置2に対応する第1の解像度の画素位置1を決定する画素位置決定手段と、前記第1の解像度の画素位置1の画素およびその周辺の画素のデータ値により第2の解像度の画素位置2の画素のデータ値を決定するデータ値決定手段と、前記第1の解像度の画素位置1の画素およびその周辺の画素の属性により第2の解像度の画素位置2の画素の属性を決定する属性決定手段と、前記属性決定手段により決定した属性に応じて前記第2の解像度の画素位置2の画素に適用するスクリーン処理のディザマトリックスを切り替えるディザマトリックス切替手段とを備え、前記ディザマトリックス切替手段は、前記属性決定手段により決定した前記第2の解像度の画素位置2の画素の属性が文字もしくはラインとそれ以外の属性が混在する属性の場合は、第2の解像度の画素位置2の画素に対して、平滑な成長をする多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施し、前記属性決定手段により決定した前記第2の解像度の画素位置2の画素の属性が文字もしくはラインのみの属性の場合は、第2の解像度の画素位置2の画素に対して中心となるドットに対してその周りにドットを付加するように成長する多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施す。
本発明によって、文字データの縁を平滑な成長をする多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施すことにより、高解像度の文字品位を実現し、文字データの内部、を中心となるドットに対してその周りにドットを付加するように成長する多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施すことにより、濃度変動の影響による階調の低下を防ぎ、色味の差がない高品質の印刷が可能になる。
<実施形態1>
図1は本発明の実施形態に係る画像処理システムの構成を示すブロック図である。このシステムではホストコンピュータ10及び画像処理装置11がネットワーク15に接続されているが、本発明における画像処理システムにおいては、これらの接続数に限られることはない。また、本実施例では接続方法としてネットワークを適用しているが、これに限られることはない。例えば、USBなどのシリアル伝送方式、セントロニクスやSCSIなどのパラレル伝送方式なども適用可能である。
図1は本発明の実施形態に係る画像処理システムの構成を示すブロック図である。このシステムではホストコンピュータ10及び画像処理装置11がネットワーク15に接続されているが、本発明における画像処理システムにおいては、これらの接続数に限られることはない。また、本実施例では接続方法としてネットワークを適用しているが、これに限られることはない。例えば、USBなどのシリアル伝送方式、セントロニクスやSCSIなどのパラレル伝送方式なども適用可能である。
ホストコンピュータ(以下、PCと称する)10はパーソナルコンピュータの機能を有している。このPC10はネットワーク15を用いファイルを送受信することができる。さらには、PC10は画像処理装置11に対して、プリンタドライバを介した印刷データを送信することも可能となっている。
画像処理装置11は、画像出力デバイスであるプリンタ部14、画像形成装置11全体の動作制御を司るコントローラ13、ユーザが指示を行うための複数のキーやユーザに通知すべき各種情報を表示する操作部12から構成される。
図2は、画像処理装置10のコントローラ13の構成を示すブロック図である。
コントローラ13はネットワーク15介してPC10や外部の画像処理装置などと接続されている。これにより印刷データやデバイス情報の入出力が可能となっている。
CPU201は、ROM203に記憶された制御プログラム等に基づいて接続中の各種デバイスとのアクセスを統括的に制御すると共に、コントローラ内部で行われる画像処理等の各種処理についても統括的に制御する。RAM202は、CPU201が動作するためのシステムワークメモリであり、かつ画像データを一時記憶するためのメモリでもある。このRAM202は、記憶した内容を電源off後も保持しておくSRAM及び電源off後には記憶した内容が消去されてしまうDRAMにより構成されている。ROM203には装置のブートプログラムなどが格納されている。HDD204はハードディスクドライブであり、システムソフトウェアや画像データを格納することが可能となっている。
操作部I/F205は、操作部12と接続するためのインターフェース部である。この操作部I/F205は、操作部12に表示するための画像データを操作部12に出力すると共に、操作部12から入力された情報を取得する。
ネットワークI/F206はネットワーク15に接続し、画像データや情報の送受信を行う。
レンダリング部207は、PC10などから送信された印刷データであるPDLコードデータを元に生成された中間データを受取り、ビットマップ(多値)の画像データや属性データを生成する。
画像処理部208は、レンダリング部207で生成された画像データを受取り、この画像データに付随させられている属性データを参照しながら画像データに画像処理を施す。画像処理後の画像データは、プリンタI/F209を介してプリンタ部14に出力される。
図3はレンダリング部207のレンダリング処理の流れを示すフローチャートである。
図3において、レンダリング部207は、ステップ301においてPC10などから送信された印刷データを獲得し、ステップ302において、印刷データを解析し、印刷データが、文字、線、図形、イメージのいずれかの属性であるかを判断する。印刷データが文字種や文字コード等で表される文字描画の情報である場合は文字属性、印刷データが座標点や長さ、太さで表される線描画の情報である場合は線属性、矩形、形状、座標点で表される図形描画の情報である場合は図形属性、ビットマップデータで表されるイメージ描画の情報である場合はイメージ属性となる。
次に、ステップ303において、印刷データの描画情報から、コントローラの処理解像度に合わせて描画する画素パターンを形成し、各画素に描画する色情報を入れた描画ピットマップを生成する。さらに、ステップ304において、描画ビットマップの各画素に対応するようにステップ302で判断された属性を格納した属性ビットマップを生成し処理を終了する。
生成された描画ビットマップと属性ビットマップは、RAM202もしくはHDD204に記録されるか、もしくは描画処理部208へ送られる。
図4、図5、図6を参照して、描画ビットマップと属性ビットマップについて、詳しく説明する。本実施形態ではコントローラの処理解像度を1200dpiとする。
図4は印刷データの印刷結果の一例を示したものである。図4の印刷データは、白い四角形の図形の中に文字を描画するデータであり。図形の印刷データは、開始座標点と幅、高さ、塗りつぶしの色情報で構成され、色情報は白で濃度値が0%となる。文字の印刷データは、描画位置、文字コード、フォント種、色情報で構成され、色情報は濃い黒で濃度値は80%となる。
図5は、図4の破線で囲った部分の描画ビットマップを示したものである。1マスは、1200dpiの解像度の1画素を表している。
印刷データから、コントローラの処理解像度ある1200dpiで描画する画素パターンを形成し、各画素は色情報で構成され、図形の部分は白(0%濃度値)の画素、文字の部分は黒(80%濃度値)の画素のビットマップとなる。
図6は、図4の破線で囲った部分の属性ビットマップを示したものである。属性ビットマップの各画素は、描画ビットマップと同じ1200dpiの解像度で、描画ビットマップと同じ位置の画素に対応しており、ステップ302で判断された属性情報を持つ。属性情報は画像処理部208において、各画素に対して画像処理を施す際に使用される。
図6の属性ビットマップの、’G’はデータ属性が図形、’T’は文字であることを表している。
図7は画像処理部208の処理の流れを示すフローチャートである。
図7において、画像処理部208は、ステップ701においてレンダリング部207で生成されたコントローラの処理解像度の画像ビットマップと属性ビットマップを受け取り、プリンタの印刷解像度の画像ビットマップと属性ビットマップに解像度変換を行う。解像度変換の方法については、後で詳しく述べる。
次に、ステップ702において、描画ビットマップの各画素の色情報を色変換LUTやマトリックス演算を用いて、プリンタエンジンの色形式であるCMYKの色形式に変換をする。そして、ステップ703において、属性ビットマップの各画素の属性情報に応じてディザマトリックスを選択し、画像ビットマップの画素に対して選択したディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施し、プリンタ14の画像ビットマップの各画素値を出力階調数に合わせる。
次に、解像度変換処理701について説明する。
解像度変換処理701は、コントローラの処理解像度の描画ビットマップをマスク処理を用いてプリンタの印刷解像度に合うように解像度の変換を行う。同時に、属性ビットマップもプリンタの印刷解像度に合うように解像度の変換を行う。
本実施形態では、コントローラの処理解像度である1200dpiのビットマップをプリンタの印刷解像度である600dpiのビットマップに変換する処理を示す。1200dpiデータを600dpiデータに変換するには、1200dpiの4画素を、600dpiの1画素に置き換える処理となる。
図8はマスク処理の説明図である。
マスク処理は、任意の重み係数を持つ2x2のマスク802を用いる。1200dpiの4画素801の画素値にマスクの重み係数を乗算し、全体の重み量で除算して求めた値を、600dpiの1画素802の画素値とする。
式1: j(0,0) = (i(0,0)*16 + i(0,1)*16 + i(1,0)*16 + i(1,1)*16) / (16+16+16+16)
図8の例のように、同じ重み係数を持つマスクを用いた場合は、4画素の平均値が変換後の画素値となる。平均値をとるため、データの境界部分は、中間調となり、前述したスポット多重化の効果により、1200dpi相当の解像度を表現することが可能な処理である。
図8の例のように、同じ重み係数を持つマスクを用いた場合は、4画素の平均値が変換後の画素値となる。平均値をとるため、データの境界部分は、中間調となり、前述したスポット多重化の効果により、1200dpi相当の解像度を表現することが可能な処理である。
図5の解像度1200dpiに展開した描画ビットマップは、1マスが1画素を表しており、白の画素と、80%の濃度でドットを打つ黒の画素で構成される。このビットマップデータを600dpiに解像度変換するため、図9の破線で示すように、2x2の4画素の領域に分割する。この時、注目画素は各領域の左上の画素とする。
図10は、図5の1200dpiの描画ビットマップを、マスク処理(図8)を用いて解像度変換した変換後の描画ビットマップを示したものである。1マスが600dpiの1画素を表している。図10の各画素の値は、図5の各4画素の領域を式1の計算式で求めたものであり、図5の4画素の内、すべて白の画素である場合は白(0%の濃度)、1画素が黒の場合は、20%の濃度の画素、2画素が黒の場合は40%の濃度、3画素が黒の場合は60%の濃度、すべての画素が黒の場合は80%の濃度の画素となる。
図11は解像度変換701の処理の流れを示すフローチャートである。
なお、本実施形態では、コントローラの処理解像度を1200dpi、プリンタの印刷解像度を600dpiとするが、任意の解像度に対して適用可能である。
解像度変換701は、コントローラの処理解像度の画像ビットマップと属性ビットマップをプリンタの印刷解像度の画像ビットマップと属性ビットマップに変換する。
まず、解像度変換701は、ステップ1101においてレンダリング部207がコントローラの処理解像度で生成した画像ビットマップと属性ビットマップを獲得する。
次に、ステップ1102においてコントローラの処理解像度とプリンタの印刷解像度の比率に応じてプリンタの印刷解像度の画素位置に対応するコントローラの処理解像度の描画ビットマップの画素位置を決定する。
例えば、コントローラの処理解像度1200dpiとプリンタの印刷解像度600dpiの比率は(2:1)であるため、コントローラの処理解像度の4画素(2x2)がプリンタの印刷解像度の1画素に対応する。図10のプリンタの印刷解像度600dpiの描画ビットマップの画素位置(1001)は、図9のコントローラの処理解像度1200dpiの描画ビットマップの画素位置(901)を注目画素としたその周辺画素(2x2)の4画素となる。
次に、ステップ1103において描画ビットマップの注目画素とその周辺画素の値を獲得する。
次に、ステップ1104において注目画素とその周辺画素の値に対してマスク処理(図8)を行うことでプリンタの印刷解像度における画素の値を算出し、ステップ1105において算出した値をプリンタの印刷解像度における描画ビットマップの画素の値をRAM202もしくはHDD204に格納する。
次に、ステップ1106においてステップ1102で決定したコントローラの処理解像度の描画ビットマップの画素位置とその周辺画素の属性を属性ビットマップから獲得し、ステップ1107において属性判定処理を行い、プリンタの印刷解像度における属性を決定し、ステップ1108において属性判定処理1107で決定した属性をRAM202もしくはHDD204に格納する。
次に、ステップ1109において描画ビットマップのすべての画素の解像度変換が終了したか否かを判断し、終了していない場合は、次の画素の解像度変換を行うためにステップ1102に戻る。一方、終了した場合は、解像度変換処理を終了する。
次に、本発明のポイントについて、属性判定処理から順に説明する。
図12は、属性ビットマップの解像度変換の概要を示した図である。
コントローラの処理解像度が1200dpi、プリンタの印刷解像度600dpiの場合、コントローラの処理解像度の属性ビットマップの4画素(1201)の属性から、プリンタの印刷解像度の属性ビットマップの1画素(1202)の属性を判定する。
図13は、属性判定1107の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ1301において、属性判定処理はコントローラの処理解像度の注目画素とその周辺画素の属性の属性がすべて文字属性であるかを判断し、すべて文字属性である場合は、ステップ1302においてプリンタの印刷解像度の属性を文字属性とし、処理を終了する。
一方、ステップ1301においてすべてが文字属性でない場合は、ステップ1303において1つ以上の文字属性があるか否かを判断し、1つ以上の文字属性がある場合は、ステップ1304においてプリンタの印刷解像度の属性を混在文字属性とし、処理を終了する。
一方、ステップ1302において文字属性が1つもない場合は、ステップ1305においてプリンタの印刷解像度の属性を注目画素の属性とし、処理を終了する。
図14は解像度変換処理後の属性ビットマップを示した図である。
コントローラの処理解像度1200dpiの属性ビットマップ(図6)を4(2x2)画素単位で属性判定処理を行い、プリンタの印刷解像度600dpiの1画素に変換する。
コントローラの処理解像度の4画素がすべて図形属性(G)の場合はプリンタの印刷解像度の1画素の属性は図形(G)1401に、文字属性と図形属性が混在する場合は混在文字(混T)1402に、すべて文字属性(T)の場合は文字(T)1403に変換する。
次に、スクリーン処理703について説明する。
次に、スクリーン処理703について説明する。
図15は多値平坦ディザマトリックスの構成と濃度特性を示す図である。
多値平坦ディザマトリックス1501は、画像全体を低い電位レベルから付加していき、全体が埋まると、次の電位レベルを同様に全体に付加し、最大電位レベルまで成長する構成である。そのため、中間濃度に対しては、隣接する中間の電位レベルで形成した画素の重なり合う部分の電位レベルが高レベルになることでプリンタの印刷解像度よりも高い解像度のドットを印刷することができる。
多値平坦ディザマトリックスの濃度特性1502は、低濃度域では濃度の立ち上がりが遅く、高濃度域では飽和する。低濃度から中間濃度域にかけて低中電位レベルのみのドットで構成されるため、濃度変動の影響を受けやすいという特性がある。
図16は多値ドット集中型ディザマトリックスの構成と濃度特性を示す図である。
多値ドット集中型ディザマトリックスは、中心となるドットを最大電位レベルまで成長させ、その周りに低い電位レベルのドットを付加し、さらにそのドットを最大電位レベルまで成長させる構成である。そのため、濃度特性1602に示すように、濃度が滑らかに上がり濃度変動の影響を受けにくく、濃度が安定している。
図17はスクリーン処理703の流れを示すフローチャートである。
スクリーン処理703は、まず、ステップ1701において、解像度変換701処理後のプリンタの印刷解像度の描画ビットマップと属性ビットマップを獲得する。
次に、ステップ1702においてスクリーン処理の対象となる1画素の値を描画ビットマップから選択し、選択した画素に対応する属性を属性ビットマップから選択する。
次に、ステップ1703において、ステップ1702で選択した属性が混在文字か否かを判別し、混在文字の場合はステップ1704において階調変換処理に用いるディザマトリックスとして平坦ディザマトリックス1501を選択する。
一方、ステップ1703において、属性が混在文字でない場合は階調変換処理に用いるディザマトリックスとしてドット集中型ディザマトリックス1601を選択する。
次に、ステップ1706において、ステップ1702で選択した画素値に対してステップ1704もしくはステップ1705で選択したディザマトリックスを用いて階調変換処理を施し、画素値をプリンタの階調に変換する。
次に、ステップ1707において、ステップ1706で変換した画素値をRAM202もしくはHDD204に格納する。
次に、ステップ1708において、描画ビットマップのすべての画素の階調変換処理が終了したか否かを判断し、終了していない場合は、次の画素の階調変換処理を行うためにステップ1702に戻る。一方、終了した場合は、スクリーン処理を終了する。
RAM202もしくはHDD204に格納した画像ビットマップは、プリンタI/F209を介してプリンタ14に送られ、プリンタ14で印刷する。
以上説明したように、本実施形態によれば、文字データの縁を平滑な成長をする多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施すことにより、高解像度の文字品位を実現し、文字データの内部を中心となるドットに対してその周りにドットを付加するように成長する多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施すことにより、濃度変動の影響を階調の低下を防ぎ、色味の差がない高品質の印刷が可能になる。
<実施形態2>
実施形態1では、文字データの縁を平滑な成長をする多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施し、文字データの内部を中心となるドットに対してその周りにドットを付加するように成長する多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施す例について説明した。これに対して、本実施形態では、文字データの縁における文字データの混在率に応じて、成長の度合いが異なる平滑な成長をする多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施す例について説明する。
実施形態1では、文字データの縁を平滑な成長をする多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施し、文字データの内部を中心となるドットに対してその周りにドットを付加するように成長する多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施す例について説明した。これに対して、本実施形態では、文字データの縁における文字データの混在率に応じて、成長の度合いが異なる平滑な成長をする多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施す例について説明する。
本実施形態において、実施形態1と同様な部分に関しては、同一の番号をつけて説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図18は、実施形態2の属性判定1107の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ1301において、属性判定処理はコントローラの処理解像度の注目画素とその周辺画素の属性の属性がすべて文字属性であるかを判断し、すべて文字属性である場合は、ステップ1302においてプリンタの印刷解像度の属性を文字属性とし、処理を終了する。
一方、ステップ1301においてすべてが文字属性でない場合は、ステップ1303において1つ以上の文字属性があるか否かを判断し、1つ以上の文字属性がある場合は、ステップ1801において注目画素とその周辺画素に対する文字属性の比率を算出し、ステップ1802において算出した比率が50%以上であるか否かを判断する。なお、本実施形態では50%としているが、任意の比率による判断が可能である。
ステップ1802において比率が50%以上と判断された場合は、ステップ1803においてプリンタの印刷解像度の属性を混在比率の高い混在文字属性とする。
一方、ステップ1802において比率が50%以上でないと判断された場合は、ステップ1804においてプリンタの印刷解像度の属性を混在比率の低い混在文字属性とする。
一方、ステップ1302において文字属性が1つもない場合は、ステップ1305においてプリンタの印刷解像度の属性を注目画素の属性とし、処理を終了する。
図19は実施形態2の解像度変換処理後の属性ビットマップを示した図である。
コントローラの処理解像度1200dpiの属性ビットマップ(図6)を4(2x2)画素単位で属性判定処理を行い、プリンタの印刷解像度600dpiの1画素に変換する。
コントローラの処理解像度の4画素がすべて図形属性(G)の場合はプリンタの印刷解像度の1画素の属性は図形(G)1901に、すべて文字属性(T)の場合は文字(T)1903に変換する。文字属性と図形属性が混在する場合は文字属性の比率に応じて、図形3画素、文字1画素の場合は文字の比率の低い混在文字(混TL)1902に変換し、図形1画素、文字1画素の場合は文字の比率が高い混在文字(混TH)1904に変換する。
図20は実施形態2の多値平坦ディザマトリックス2の構成示す図である。
多値平坦ディザマトリックス2001は、図15の多値平坦ディザマトリックス1501と図16の多値ドット集中型ディザマトリックスとの中間の構成であり、中心となるドットを中間電位レベルまで成長させ、その周りに低い電位レベルのドットを付加し、全体を埋め、さらに中心ドットを最大レベルまで成長させた後、その周辺のドットを成長させる。
低濃度域で中電位レベルのドット、中濃度域で高電位レベルのドットが形成されるため、多値平坦ディザマトリックス1501と比べ、濃度が安定している。
図21は実施形態2のスクリーン処理703の流れを示すフローチャートである。
スクリーン処理703は、まず、ステップ1701において、解像度変換701処理後のプリンタの印刷解像度の描画ビットマップと属性ビットマップを獲得する。
次に、ステップ1702においてスクリーン処理の対象となる1画素の値を描画ビットマップから選択し、選択した画素に対応する属性を属性ビットマップから選択する。
次に、ステップ2101において、ステップ1702で選択した属性が文字の混在比率が高い混在文字か否かを判別し、文字の混在比率が高い混在文字の場合はステップ2102において階調変換処理に用いるディザマトリックスとして平坦ディザマトリックス(1501)を選択する。
一方、ステップ2101において属性が文字の混在比率が高い混在文字でない場合は、ステップ2103において、属性が文字の混在比率が低い混在文字か否かを判別し、文字の混在比率が低い混在文字の場合はステップ2104において階調変換処理に用いるディザマトリックスとして平坦ディザマトリックス2(2001)を選択する。
一方、ステップ2103において、属性が文字の混在比率が低い混在文字でない場合は階調変換処理に用いるディザマトリックスとしてドット集中型ディザマトリックス1601を選択する。
次に、ステップ1706において、ステップ1702で選択した画素値に対してステップ1704もしくはステップ1705で選択したディザマトリックスを用いて階調変換処理を施し、画素値をプリンタの階調に変換する。
次に、ステップ1707において、ステップ1706で変換した画素値をRAM202もしくはHDD204に格納する。
次に、ステップ1708において、描画ビットマップのすべての画素の階調変換処理が終了したか否かを判断し、終了していない場合は、次の画素の階調変換処理を行うためにステップ1702に戻る。一方、終了した場合は、スクリーン処理を終了する。
RAM202もしくはHDD204に格納した画像ビットマップは、プリンタI/F209を介してプリンタ14に送られ、プリンタ14で印刷する。
以上説明したように、本実施形態2によれば、文字データの縁において、文字の比率が高い場合は平滑な成長をする多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施すことにより高解像度の文字品位を実現し、文字の比率が低い場合は、ドットを集中させつつ平滑な成長をする多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施すことにより文字品位を維持しつつ、濃度変動を小さくすることで、高品質の文字の印刷が可能になる。
10 ホストコンピュータ
11 画像処理装置
15 ネットワーク
11 画像処理装置
15 ネットワーク
Claims (2)
- 第1の解像度の画像データを、第1の解像度より低い第2の解像度の画像データに変換して出力する画像処理装置であって、
第1の解像度と第2の解像度の比率に応じて第2の解像度の画素位置2に対応する第1の解像度の画素位置1を決定する画素位置決定手段(1101)と、
前記第1の解像度の画素位置1の画素およびその周辺の画素のデータ値により第2の解像度の画素位置2の画素のデータ値を決定するデータ値決定手段(1104)と、
前記第1の解像度の画素位置1の画素およびその周辺の画素の属性により第2の解像度の画素位置2の画素の属性を決定する属性決定手段(1107)と、
前記属性決定手段により決定した属性に応じて前記第2の解像度の画素位置2の画素に適用するスクリーン処理のディザマトリックスを切り替えるディザマトリックス切替手段(1703)と、
前記ディザマトリックス切替手段は、前記属性決定手段により決定した前記第2の解像度の画素位置2の画素の属性が文字もしくはラインとそれ以外の属性が混在する属性の場合は、第2の解像度の画素位置2の画素に対して、平滑な成長をする多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施し(1704、1706)、
前記属性決定手段により決定した前記第2の解像度の画素位置2の画素の属性が文字もしくはラインのみの属性の場合は、第2の解像度の画素位置2の画素に対して中心となるドットに対してその周りにドットを付加するように成長する多値のディザマトリックスを用いたスクリーン処理を施す(1705、1706)ことを特徴する画像処理装置。 - 前記ディザマトリックス切替手段は、前記属性決定手段により決定した前記第2の解像度の画素位置2の画素の属性が文字もしくはラインとそれ以外の属性が混在する属性の場合に、文字もしくはラインの混在率に応じて、ドット構成が異なる平滑な成長をする多値のディザマトリックスを選択し、第2の解像度の画素位置2の画素に対して、スクリーン処理を施すことを特徴する請求項1の画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012025638A JP2013162503A (ja) | 2012-02-09 | 2012-02-09 | 画像処理装置及びその制御方法ならびにプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012025638A JP2013162503A (ja) | 2012-02-09 | 2012-02-09 | 画像処理装置及びその制御方法ならびにプログラム |
Publications (1)
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JP2013162503A true JP2013162503A (ja) | 2013-08-19 |
Family
ID=49174379
Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019176406A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像処理装置 |
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2012
- 2012-02-09 JP JP2012025638A patent/JP2013162503A/ja active Pending
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JP2019176406A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像処理装置 |
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