JP2002283591A - 印刷制御プログラム、印刷制御プログラムを記録した媒体、印刷制御装置および印刷制御方法 - Google Patents

印刷制御プログラム、印刷制御プログラムを記録した媒体、印刷制御装置および印刷制御方法

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JP2002283591A
JP2002283591A JP2001091902A JP2001091902A JP2002283591A JP 2002283591 A JP2002283591 A JP 2002283591A JP 2001091902 A JP2001091902 A JP 2001091902A JP 2001091902 A JP2001091902 A JP 2001091902A JP 2002283591 A JP2002283591 A JP 2002283591A
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color
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JP2001091902A
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Kiyotaka Nishimura
精高 西村
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタに備えられた複数の色インクのうち
1色でも使用することができないときには、印刷を行う
ことができなかった。 【解決手段】 プリンタから色インク毎に色インクが使
用可能か否かのインク使用情報を入手するインク使用情
報入手機能P1と、同インク使用情報に基づいて複数の
色インクの中から印刷を行うことが可能な色インクのい
ずれかまたは組み合わせを取得する印刷可能インク取得
機能P2と、印刷データを入手し、印刷可能インク取得
機能にて取得された色インクのいずれかまたは組み合わ
せに対応した色データに変換して印刷用実データを作成
する印刷制御機能P3とをコンピュータに実現させる構
成とした。プリンタは、使用することができない色イン
クを含まない色インクのいずれかまたは組み合わせによ
り印刷を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷制御プログラ
ム、印刷制御プログラムを記録した媒体、印刷制御装置
および印刷制御方法に関し、特に、複数の色インクのそ
れぞれに対応した色データに変換するとともに同複数の
色インクを備えたプリンタに出力して印刷させる印刷用
実データを作成する印刷制御プログラム、印刷制御プロ
グラムを記録した媒体、印刷制御装置および印刷制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の印刷制御プログラムは、
アプリケーションプログラムにて作成された印刷データ
から複数の色インクのそれぞれに対応した色データに変
換し、同複数の色インクに対応するインクカートリッジ
を装着したプリンタに出力して印刷させる印刷用実デー
タを作成している。6色の色インクを有するプリンタに
対しては、印刷データから、シアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンタの6色に
基づく色データに変換している。また、プリンタから色
インクが使用可能か否かの情報を入手し、色インクを使
用することができないときにはディスプレイにエラーを
表示させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の印刷制
御プログラムでは、以下のような課題があった。すなわ
ち、プリンタに備えられた複数の色インクのうち1色で
も使用することができないときには、印刷を行うことが
できなかった。このため、ライトシアンやライトマゼン
タの色インクを使用することができない場合、シアンや
マゼンタの色インクで代用したいという希望があった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、プリ
ンタに備えられた複数の色インクのうち一部使用するこ
とができない色インクがあっても印刷を行うことが可能
な印刷制御プログラム、印刷制御プログラムを記録した
媒体、印刷制御装置および印刷制御方法の提供を目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、印刷データを入手し、複
数の色インクのそれぞれに対応した色データに変換する
とともに、同複数の色インクが使用可能か否かの情報を
出力可能なプリンタに出力して印刷させる印刷用実デー
タを作成する印刷制御プログラムであって、上記プリン
タから上記色インク毎に色インクが使用可能か否かのイ
ンク使用情報を入手するインク使用情報入手機能と、上
記インク使用情報入手機能にて入手されたインク使用情
報に基づいて、上記複数の色インクの中から印刷を行う
ことが可能な色インクのいずれかまたは組み合わせを取
得する印刷可能インク取得機能と、上記印刷データを入
手し、上記印刷可能インク取得機能にて取得された色イ
ンクのいずれかまたは組み合わせに対応した色データに
変換して上記印刷用実データを作成する印刷制御機能と
をコンピュータに実現させる構成としてある。
【0005】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、印刷データを入手し、プリンタに出力し
て印刷用紙に印刷させる印刷用実データを作成するに際
して、インク使用情報入手機能は、プリンタから色イン
ク毎に色インクが使用可能か否かのインク使用情報を入
手する。すると、印刷可能インク取得機能は、同インク
使用情報に基づいて、複数の色インクの中から印刷を行
うことが可能な色インクのいずれかまたは組み合わせを
取得する。そして、印刷制御機能は、印刷データを入手
し、印刷可能インク取得機能にて取得された色インクの
いずれかまたは組み合わせに対応した色データに変換し
て印刷用実データを作成する。
【0006】複数の色インクのうち一部に使用すること
ができない色インクがあるとき、その情報がインク使用
情報にあるので、使用することができない色インクを除
いた色インクの中から印刷を行うことが可能な色インク
のいずれかまたは組み合わせが印刷可能インク取得機能
により取得され、当該色インクのいずれかまたは組み合
わせのみで印刷を行うことが可能な印刷用実データが作
成される。すると、プリンタは、使用することができな
い色インクを含まない色インクのいずれかまたは組み合
わせにより印刷を行うことができる。すなわち、プリン
タに備えられた複数の色インクのうち一部使用すること
ができない色インクがあっても、印刷を行うことが可能
となる。
【0007】ここで、印刷可能インク取得機能の構成の
一例として、請求項2にかかる発明は、上記請求項1に
記載の印刷制御プログラムにおいて、上記印刷可能イン
ク取得機能は、上記インク使用情報に基づいて、印刷を
行うことが可能な色インクのいずれかまたは組み合わせ
を格納したインク組み合わせ情報から上記印刷を行うこ
とが可能な色インクのいずれかまたは組み合わせを選択
して取得する構成としてある。上記のように構成した請
求項2にかかる発明においては、インク組み合わせ情報
には印刷を行うことが可能な色インクのいずれかまたは
組み合わせが格納されており、印刷可能インク取得機能
は同インク組み合わせ情報から印刷を行うことが可能な
色インクのいずれかまたは組み合わせを選択して取得す
ることができる。すなわち、印刷可能インク取得機能の
簡易な構成の一例を提供することができる。
【0008】また、インク組み合わせ情報を使用する構
成の一例として、請求項3にかかる発明は、上記請求項
2に記載の印刷制御プログラムにおいて、上記印刷可能
インク取得機能は、上記インク組み合わせ情報の中から
上記印刷を行うことが可能な色インクのいずれかまたは
組み合わせを選択する操作入力を受け付け、受け付けた
内容から上記印刷を行うことが可能な色インクのいずれ
かまたは組み合わせを選択して取得する構成としてあ
る。すなわち、利用者はコンピュータに操作入力を行う
ことにより印刷を行うことが可能な色インクのいずれか
または組み合わせを選択することが可能となるので、利
便性が向上する。
【0009】さらに、印刷を行うことが可能な色インク
のいずれかまたは組み合わせを選択する際、操作入力に
基づいて選択する以外の構成も様々可能である。その一
例として、請求項4にかかる発明は、上記請求項2また
は請求項3のいずれかに記載の印刷制御プログラムにお
いて、上記印刷可能インク取得機能は、上記インク使用
情報に基づいて、色インクの数が最も多くなるように上
記インク組み合わせ情報から印刷を行うことが可能な色
インクのいずれかまたは組み合わせを選択して取得する
構成としてある。すなわち、複数の色インクの一部に使
用することができない色インクがある場合、インク使用
情報に基づいて、色数が最も多くなるように印刷を行う
ことが可能な色インクのいずれかまたは組み合わせが選
択されるため、使用可能な色インクの中で品質のよい印
刷を行うことができる。
【0010】むろん、色数が最も多くなるように色イン
クのいずれかまたは組み合わせを選択する構成は一例に
過ぎず、例えば、構成を簡易にするために使用可能な色
インクのいずれか一つのみを選択するようにしてもよ
い。また、色数が最も多くなるように色インクを選択し
たり、操作入力に基づいて選択したりする以外にも、例
えば、アプリケーションプログラムからの入力に基づい
て色インクを選択する構成とすることも可能である。
【0011】ここで、プリンタに備えられた色インクが
6色あるときのインク組み合わせ情報の構成の一例とし
て、請求項5にかかる発明は、上記請求項2〜請求項4
のいずれかに記載の印刷制御プログラムにおいて、上記
複数の色インクは、それぞれ、シアン、マゼンタ、イエ
ロー、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンタのイン
クであり、上記インク組み合わせ情報には、シアンとマ
ゼンタとイエローとブラックとからなる色インクの組み
合わせと、シアンとマゼンタとイエローとからなる色イ
ンクの組み合わせと、ブラックの色インクと、のいずれ
かまたは組み合わせが含まれる構成としてある。
【0012】すなわち、インク組み合わせ情報には、4
色として最適な色インクの組み合わせと、3色として最
適な色インクの組み合わせと、モノクロ印刷用として最
適なブラックの色インクと、のいずれかまたは組み合わ
せがある。したがって、プリンタに備えられた複数の色
インクのうち一部使用することができない色インクがあ
っても、適切な色インクのいずれかまたは組み合わせを
選択することができる。むろん、インク組み合わせ情報
に含めることができる色インクのいずれかまたは組み合
わせは、上記以外にも様々可能である。また、プリンタ
に備えられた色インクが4色である場合等でも、3色と
して最適な色インクの組み合わせ等、インク組み合わせ
情報を設けることが可能である。
【0013】印刷制御機能は、印刷データを入手し、上
記色インクのいずれかまたは組み合わせに対応した色デ
ータに変換して印刷用実データを作成することができれ
ばよく、その構成の一例として、請求項6にかかる発明
は、上記請求項2〜請求項5のいずれかに記載の印刷制
御プログラムにおいて、上記印刷制御機能は、上記色イ
ンクのいずれかまたは組み合わせ毎に設けられて上記印
刷データと色データとを対応させる色変換テーブルを参
照して、上記印刷データを対応する色データに変換する
構成としてある。上記のように構成した請求項6にかか
る発明において、色変換テーブルは上記色インクのいず
れかまたは組み合わせ毎に設けられて上記印刷データと
色データとを対応させるテーブルであるので、印刷制御
機能は色変換テーブルを参照して、印刷データを対応す
る色データに変換することができる。すなわち、印刷制
御機能の簡易な構成の一例を提供することができる。
【0014】むろん、色インクのいずれかまたは組み合
わせ毎に色変換テーブルを設ける構成は一例に過ぎず、
色変換テーブルを設けずに印刷データを色データに変換
する構成としてもよい。設ける色変換テーブルを少なく
させる構成の一例として、請求項7にかかる発明は、上
記請求項6に記載の印刷制御プログラムにおいて、上記
印刷制御機能は、上記印刷を行うことが可能な色インク
の組み合わせがシアンとマゼンタとイエローの色インク
であるとき、シアンとマゼンタとイエローとブラックの
組み合わせからなる色データと上記印刷データとを対応
させる色変換テーブルを参照して上記印刷データを対応
する色データに変換し、ブラックに相当する色データを
所定の換算式でシアンとマゼンタとイエローの色データ
に換算して同色変換テーブルにて変換された色データに
加算し、シアンとマゼンタとイエローの組み合わせから
なる色データを作成する構成としてある。
【0015】上記のように構成した請求項7にかかる発
明においては、シアンとマゼンタとイエローとブラック
の組み合わせからなる色データと印刷データとを対応さ
せる4色用の色変換テーブルが設けられている。印刷を
行うことが可能な色インクの組み合わせがシアンとマゼ
ンタとイエローの色インクであるとき、印刷制御機能
は、まず、この4色用の色変換テーブルを参照して印刷
データを対応する色データに変換する。次に、変換した
色データの中で、ブラックに相当する色データを所定の
換算式でシアンとマゼンタとイエローの色データに換算
する。そして、換算された色データを4色用の色変換テ
ーブルにて変換された色データに加算する。すると、シ
アンとマゼンタとイエローの組み合わせからなる色デー
タを作成することができる。すなわち、4色用の色変換
テーブルを用いて印刷データを3色の色データに変換す
ることが可能となる。その結果、3色用の色変換テーブ
ルを設ける必要がなくなるので、色変換テーブルを記憶
させる記憶媒体の容量を少なくさせることができる。
【0016】ところで、コンピュータに設けられる所定
の表示手段を利用した構成の一例として、請求項8にか
かる発明は、上記請求項2〜請求項7のいずれかに記載
の印刷制御プログラムにおいて、上記印刷可能インク取
得機能は、上記印刷を行うことが可能な色インクのいず
れかまたは組み合わせに関する情報を所定の表示手段に
表示させる構成としてある。すなわち、利用者は印刷を
行うことが可能な色インクのいずれかまたは組み合わせ
に関する情報を表示手段から知ることができるので、利
便性が向上する。
【0017】また、表示手段を利用する別の構成の一例
として、請求項9にかかる発明は、上記請求項2〜請求
項8のいずれかに記載の印刷制御プログラムにおいて、
上記印刷可能インク取得機能は、上記インク組み合わせ
情報の中から色インクのいずれかまたは組み合わせを選
択する操作入力を受け付け、受け付けた内容から印刷時
に使用する色インクのいずれかまたは組み合わせを選択
して取得し、上記インク使用情報に基づいて、取得した
印刷時に使用する色インクのいずれかまたは組み合わせ
から印刷を行うために必要な色インクを抽出し、抽出し
た色インクを必要な色インクとして所定の表示手段に表
示させる構成としてある。すなわち、利用者がインク組
み合わせ情報の中から色インクのいずれかまたは組み合
わせを選択する操作入力を行ったとき、印刷を行うため
に必要な色インクを表示手段から知ることができるの
で、利便性が向上する。
【0018】さらに、請求項10にかかる発明は、上記
請求項1〜請求項9のいずれかに記載の印刷制御プログ
ラムにおいて、上記インク使用情報には、上記色インク
毎のインク残量に関する情報が含まれ、上記印刷可能イ
ンク取得機能は、上記インク使用情報入手機能にて入手
されたインク使用情報に応じて上記色インク毎のインク
残量に関する情報を所定の表示手段に表示させる構成と
してある。上記のように構成した請求項10にかかる発
明においては、インク使用情報入手機能がプリンタから
色インク毎にインク残量に関する情報を含むインク使用
情報を入手するので、印刷可能インク取得機能はインク
使用情報に応じて色インク毎のインク残量に関する情報
を所定の表示手段に表示させる。すなわち、利用者は色
インク毎のインク残量に関する情報を表示手段から知る
ことができるので、利便性が向上する。
【0019】さらに、請求項11にかかる発明は、上記
請求項1〜請求項10のいずれかに記載の印刷制御プロ
グラムにおいて、上記印刷可能インク取得機能は、上記
インク使用情報に基づいて、上記印刷を行うことが可能
な色インクのいずれかまたは組み合わせ以外の使用可能
な色インクを抽出し、抽出した色インクを取り外し可能
な色インクとして所定の表示手段に表示させる構成とし
てある。上記のように構成した請求項11にかかる発明
においては、印刷可能インク取得機能にて抽出された色
インクは、印刷を行うことが可能な色インクのいずれか
または組み合わせ以外の使用可能な色インクである。す
なわち、当該色インクは取り外し可能であるので、利用
者は取り外し可能な色インクを表示手段から知ることが
できる。
【0020】さらに、請求項12にかかる発明は、上記
請求項1〜請求項11のいずれかに記載の印刷制御プロ
グラムにおいて、上記印刷可能インク取得機能は、取得
した色インクのいずれかまたは組み合わせに応じた印刷
の品質に関する情報を所定の表示手段に表示させる構成
としてある。すなわち、利用者は取得した色インクのい
ずれかまたは組み合わせに応じた印刷の品質に関する情
報を表示手段から知ることができるので、利便性が向上
する。
【0021】ところで、本発明の印刷制御プログラムを
実施するうえで、プログラムのデータを記録媒体に記録
し、この記録媒体を流通させ、同記録媒体からデータを
適宜サーバやクライアントに読み込むことが考えられ
る。従って、請求項13にかかる発明においても、基本
的には同様の作用となる。すなわち、必ずしも印刷制御
プログラムに限らず、そのプログラムを記録した媒体と
しても有効であり、請求項2〜請求項12に記載された
構成を当該プログラムを記録した媒体に対応させること
も可能であることは言うまでもない。なお、上記記録媒
体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体で
あってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体にお
いても全く同様に考えることができる。また、一部がソ
フトウェアであって、一部がハードウェアで実現される
場合においても本発明の思想において全く異なるもので
はなく、一部を記録媒体上に記録しておいて必要に応じ
て適宜読み込む形態のものも含まれる。さらに、一次複
製品、二次複製品などの複製段階については全く問う余
地なく同等である。
【0022】また、本発明の印刷制御プログラムはコン
ピュータにおいて実現され、このようなコンピュータを
含んだ実体のある装置としても適用可能であることは容
易に理解できる。従って、請求項14にかかる発明にお
いても、基本的には同様の作用となる。すなわち、必ず
しも印刷制御プログラムに限らず、その装置としても有
効であり、請求項2〜請求項12に記載された構成を当
該装置に対応させることも可能であることは言うまでも
ない。むろん、このような印刷制御装置は単独で実施さ
れる場合もあるし、ある機器に組み込まれた状態で他の
方法とともに実施されることもあるなど、発明の思想と
してはこれに限らず、各種の態様を含むものであって、
適宜、変更可能である。
【0023】さらに、本発明の印刷制御プログラムが上
述の機能に対応した所定の制御手順に従って処理を進め
ていくうえで、その根底にはその手順に発明が存在する
ということは当然である。従って、本発明は方法として
も適用可能であり、請求項15にかかる発明において
も、基本的には同様の作用となる。すなわち、必ずしも
プログラムに限らず、その方法としても有効であり、請
求項2〜請求項12に記載された構成を当該方法に対応
させることも可能であることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、プリン
タに備えられた複数の色インクのうち一部使用すること
ができない色インクがあっても印刷を行うことが可能な
印刷制御プログラムを提供することができる。また、請
求項2にかかる発明によれば、インク組み合わせ情報を
用いることにより簡易な構成で印刷を行うことが可能な
色インクのいずれかまたは組み合わせを選択して取得す
ることができる。さらに、請求項3にかかる発明によれ
ば、利用者は操作入力により印刷を行うことが可能な色
インクのいずれかまたは組み合わせを選択することが可
能となるので、利便性を向上させることができる。
【0025】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
使用可能な色インクの中で品質のよい印刷を行うことが
可能となる。さらに、請求項5にかかる発明によれば、
プリンタに備えられた複数の色インクのうち一部使用す
ることができない色インクがあっても、適切な色インク
のいずれかまたは組み合わせを選択することが可能とな
る。さらに、請求項6にかかる発明によれば、色変換テ
ーブルを用いることにより簡易な構成で印刷データから
色データに変換することができる。
【0026】さらに、請求項7にかかる発明によれば、
4色用の色変換テーブルを用いて印刷データを3色の色
データに変換することが可能となる。さらに、請求項8
にかかる発明によれば、利用者は印刷を行うことが可能
な色インクのいずれかまたは組み合わせに関する情報を
表示手段から知ることができるので、利便性を向上させ
ることができる。さらに、請求項9にかかる発明によれ
ば、利用者は印刷を行うために必要な色インクを表示手
段から知ることができるので、利便性を向上させること
ができる。
【0027】さらに、請求項10にかかる発明によれ
ば、利用者は色インク毎のインク残量に関する情報を表
示手段から知ることができるので、利便性を向上させる
ことができる。さらに、請求項11にかかる発明によれ
ば、利用者は取り外し可能な色インクを表示手段から知
ることができるので、利便性を向上させることができ
る。さらに、請求項12にかかる発明によれば、利用者
は取得した色インクのいずれかまたは組み合わせに応じ
た印刷の品質に関する情報を表示手段から知ることがで
きるので、利便性を向上させることができる。さらに、
請求項13〜請求項15にかかる発明によれば、プリン
タに備えられた複数の色インクのうち一部使用すること
ができない色インクがあっても印刷を行うことが可能な
印刷制御プログラムを記録した媒体、印刷制御装置およ
び印刷制御方法を提供することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、下記の順序に従って本発明
の実施形態を説明する。 (1)印刷制御プログラムを実行可能なコンピュータと
プリンタの構成: (2)印刷制御プログラムの概略構成: (3)印刷データから印刷用実データに変換するときの
データの変化: (4)印刷インターフェイス画面の例: (5)プリンタドライバを構成する各モジュール: (6)本実施形態の動作:
【0029】(1)印刷制御プログラムを実行可能なコ
ンピュータとプリンタの構成:以下、図面に基づいて本
発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形
態にかかる印刷制御プログラムを実行可能なコンピュー
タの概略構成を示したブロック構成図である。図におい
て、コンピュータ10は演算処理の中枢をなすCPU1
1を備えており、このCPU11はシステムバス12を
介してROM13やRAM14にアクセス可能である。
また、システムバス12には外部記憶装置であるハード
ディスクドライブ15とCD−ROMドライブ16とフ
ロッピー(登録商標)ディスクドライブ17とが接続さ
れている。ハードディスクドライブ15に接続されてデ
ータを格納するハードディスク15aには、ソフトウェ
アとしてオペレーティングシステム(以下、OSと呼
ぶ。)や文書情報や画像情報を作成可能なアプリケーシ
ョンプログラム(以下、APLと呼ぶ。)等が格納され
ており、これらのソフトウェアは、実行時にCPU11
によって適宜RAM14に転送される。本印刷制御プロ
グラムも、ハードディスク15aに記憶されている。そ
して、CPU11は、当該RAM14に適宜アクセスし
てソフトウェアを実行する。すなわち、RAM14を一
時的なワークエリアとして利用しながら種々のプログラ
ムを実行することになる。
【0030】システムバス12には入力インターフェイ
ス18が接続されており、この入力インターフェイス1
8には、キーボード18aやマウス18bが操作用入力
機器として接続されている。また、システムバス12に
はCRTインターフェイス19が接続され、このCRT
インターフェイス19を介して表示用のディスプレイ1
9aが接続されている。さらに、システムバス12には
プリンタインターフェイス20が接続され、このプリン
タインターフェイス20を介して所定の印刷ジョブに基
づいて印刷用紙に印刷するプリンタ40が接続されてい
る。
【0031】ここで、コンピュータ10とプリンタ40
との接続インターフェイスはパラレルインターフェイス
に限られる必要もなく、シリアルインターフェイスやS
CSI、USB接続など種々の接続態様を採用可能であ
るし、今後開発されるいかなる接続態様であっても同様
である。本実施形態のコンピュータ10はいわゆるデス
クトップ型パーソナルコンピュータであり、構成を簡略
化して説明している。むろん、コンピュータ10にはコ
ンピュータとして一般的な構成を有するものを採用する
ことができ、ノート型であるとか、モバイル対応のもの
であってもよい。また、コンピュータ10は、パーソナ
ルコンピュータに限定されるものではない。
【0032】上述したように各ソフトウェア類は、ハー
ドディスク15aに格納されているが、各ソフトウェア
を格納可能な記録媒体は、ハードディスク15aに限定
されるものではない。例えば、CD−ROM16aであ
るとか、フロッピーディスク17aであってもよい。こ
れらの記録媒体に記録されたソフトウェアは、CD−R
OMドライブ16やフロッピーディスクドライブ17を
介してコンピュータ10にて読み込まれ、ハードディス
ク15aにインストールされることになる。そして、上
述したようにCPU11によってハードディスク15a
を介してRAM14上に読み込まれて各種処理が実行さ
れることになる。また、記録媒体は、これらに限定され
ず、光磁気ディスクなどであってもよい。また、半導体
デバイスとしてフラッシュカードなどの不揮発性メモリ
などを利用することも可能である。また、システムバス
12に接続されたモデム等の通信インターフェイス21
によって所定の通信回線21aに接続し、この通信回線
21a上に設置されている各プログラム類を格納可能な
ファイルサーバ21bにアクセスして、各ソフトウェア
類をダウンロードすることも可能である。
【0033】本実施形態で使用するプリンタ40は、シ
アン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラッ
ク(K)、ライトシアン(c)、ライトマゼンタ(m)
の計6色の色インクを備えるインクジェットプリンタで
ある。以下、明細書や図面中では、インクの色を、単に
C、M、Y、K、c、mと記載する。なお、本プリンタ
40は、印字ヘッドのインク吐出状態の差異を極力少な
くするため、マイクロウィーブ技術を採用している。む
ろん、プリンタにマイクロウィーブ技術を採用する構成
は一例に過ぎず、マイクロウィーブ技術を採用していな
いプリンタを使用していても、本発明を適用することが
可能である。図2は、プリンタ40のハードウェアの接
続状況を示すブロック図である。図において、プリンタ
40内部に設けられたバス41に、CPU42、ROM
43、RAM44、ASIC45、コントロールIC4
6、通信I/O47が接続されている。そして、CPU
42が、RAM44をワークエリアとして利用しながら
ROM43に書き込まれたプログラムに従って各部を制
御する。
【0034】ASIC45は図示しない印字ヘッドを駆
動するためにカスタマイズされたICであり、CPU4
2と所定の信号を送受信しつつ印字ヘッド駆動のための
処理を行う。ASIC45は、インク使用量カウンタを
備えており、印刷されるドット数を各インク色毎にカウ
ントする。また、ヘッド駆動部48に対して印加電圧デ
ータを出力する。ヘッド駆動部48は、専用ICと駆動
用トランジスタと放熱板等からなる回路である。同ヘッ
ド駆動部48は、ASIC45から入力される印加電圧
データに基づいて印字ヘッドに内蔵されたピエゾ素子へ
の印加電圧パターンを生成する。印字ヘッドは、6個の
インクカートリッジ49を装着した図示しないカートリ
ッジホルダと色インク別のチューブで接続されており、
各色インクの供給を受けるようになっている。そして、
チューブから吐出口まで連通するインク室でピエゾ素子
が駆動されることにより、印字ヘッドはドット単位でイ
ンクを吐出する。
【0035】6個のインクカートリッジ49は、上記6
色の色インクに対応して設けられ、それぞれ上記CMY
Kcmの6色の色インクが充填されている。インクカー
トリッジ49には不揮発性メモリであるカートリッジメ
モリ49aが搭載されており、カートリッジメモリ49
aに充填されたインクの色や残量が記憶されている。イ
ンクカートリッジ49がカートリッジホルダに装着され
ると、カートリッジメモリ49aはコントロールIC4
6と電気的に接続される。また、カートリッジホルダ
は、インク供給針を備えており、装着されたインクカー
トリッジ49に設けられた図示しないインク供給口と接
触してインクの供給経路を形成する。そして、チューブ
を介してインクカートリッジ49内の色インクが印字ヘ
ッドに供給される。
【0036】コントロールIC46は、複数のカートリ
ッジメモリ49aを制御するために搭載されたICであ
る。CPU42は、コントロールIC46と所定の信号
を送受信し、カートリッジメモリ49aに記録されたイ
ンクの色や残量の情報の読み出しや、インク残量の情報
の更新等を行う。また、インクカートリッジ49が取り
外されているかどうかを判別するために、コントロール
IC46は、インクカートリッジ49毎に装着状態を示
す情報、すなわち、取り外しまたは装着を示す信号を出
力する。
【0037】通信I/O47はコンピュータ10のプリ
ンタインターフェイス20と接続されており、プリンタ
40は通信I/O47を介してコンピュータ10から送
信されるCMYKcmのデータやページ記述言語等から
なる印刷ジョブである印刷用実データを受信する。そし
て、印刷用実データに基づいて印字ヘッドや図示しない
印刷用紙搬送機構を駆動しながら印刷を行う。また、コ
ンピュータ10からの要求や、印刷を行っている途中で
色インクがなくなったときに応じて、プリンタ40は、
CPU42の制御に基づいてコントロールIC46から
のインクカートリッジ49のインク残量や装着状態を示
す情報から本発明にいうインク使用情報を作成し、通信
I/O47を介してコンピュータ10に出力する。な
お、インクカートリッジ49内の色インクがなくなった
場合や、インクカートリッジ49がカートリッジホルダ
から外されていても、色インクが充填されたインクカー
トリッジ49のみを使用して印刷を行うことが可能であ
る。
【0038】コンピュータ10上では、以上のハードウ
ェアを基礎としてバイオスが実行され、その上層にてO
SとAPLとが実行される。基本的には、OSがバイオ
スを介するか直にハードウェアとアクセスし、APL
は、このOSを介してハードウェアとデータなどのやり
とりを行う。
【0039】例えば、ハードディスク15aからデータ
を読み込む場合には、OSを介してハードウェアにアク
セスすることになる。この他、OSにはハードウェアを
制御するための各種のドライバ類が組み込まれ、OSの
一部となって各種の制御を実行する。このドライバ類
は、CRTインターフェイス19を制御するディスプレ
イドライバや、プリンタドライバや、通信インターフェ
イス21を制御する通信ドライバ等である。
【0040】図3は、本発明の一実施形態にかかる印刷
制御プログラムが含まれるプリンタドライバ15a1の
実行環境をブロック図により示している。プリンタドラ
イバ15a1は、APL15a3からの印刷機能の実行
時に稼働される。プリンタドライバ15a1は、プリン
タインターフェイス20を介してプリンタ40と双方向
の通信を行うことが可能である。プリンタドライバ15
a1は、OS15a2を介してAPL15a3から印刷
データを受け取って印刷ジョブである印刷用実データを
作成し、プリンタ40に送出する。また、プリンタイン
ターフェイス20を介して、プリンタ40にインクカー
トリッジ49のインク残量や装着状態を示す情報の要求
を送出し、プリンタ40からインク使用情報を入手す
る。OS15a2には、描画画像情報や文書情報等のグ
ラフィックスに関してAPL15a3とOS15a2と
の間でグラフィックユーザーインターフェイス機能を実
現するGDI(Graphics Device In
terface)30や、APL15a3から入手した
印刷データをスプールファイルとしてハードディスク1
5aの所定の領域に適宜格納し、このスプールファイル
に対して所定の処理を実施して印刷用実データを作成し
てプリンタ40に送出するスプーラ31が組み込まれて
いる。
【0041】プリンタドライバ15a1には、印刷デー
タ入手モジュールm1と、スプールファイル作成モジュ
ールm2と、印刷用実データ作成モジュールm3と、イ
ンク使用情報入手モジュールm4と、印刷設定取得モジ
ュールm5とが組み込まれている。印刷データ入手モジ
ュールm1は、GDI30から、APL15a3にて作
成された印刷データを取得する。スプールファイル作成
モジュールm2は、印刷データ入手モジュールm1が取
得した印刷データからスプールファイルを作成する。ス
プールファイル作成モジュールm2は、スプーラ31を
起動/終了させるための制御信号を出力することが可能
であり、スプールファイルを作成するときにスプーラ3
1を起動させる。起動されたスプーラ31は、スプール
ファイル作成モジュールm2が作成したスプールファイ
ルを取得してハードディスク15aに一時記憶(スプー
ル)させる。
【0042】また、スプーラ31は、印刷用実データ作
成モジュールm3が作成した印刷用実データをプリンタ
インターフェイス20を介してプリンタ40に対して出
力し、プリンタ40に印刷させることが可能である。印
刷用実データ作成モジュールm3は、ハードディスク1
5aにスプールされているスプールファイルを適宜取得
し、RGBに基づくデータをCMYKcmに基づく色デ
ータに変換する画像処理等を実行し、プリンタ40に出
力するための印刷用実データを作成する。その際、印刷
設定取得モジュールm5にて取得された各種印刷パラメ
ータに基づいて印刷用実データを作成する。そして、ス
プーラ31を起動させ、印刷用実データをプリンタ40
に出力させる。
【0043】インク使用情報入手モジュールm4は、プ
リンタインターフェイス20を介して、プリンタ40か
らインクカートリッジ49の色インク毎に色インクが使
用可能か否かの情報やインク残量に関する情報を含むイ
ンク使用情報を入手する。印刷設定取得モジュールm5
は、同インク使用情報に基づいて、複数の色インクの中
から印刷を行うことが可能な色インクのいずれかまたは
組み合わせを取得する。そこで、印刷用実データ作成モ
ジュールm3は、RGBに基づくデータを印刷設定取得
モジュールm5にて取得された色インクのいずれかまた
は組み合わせに対応した色データに変換して印刷用実デ
ータを作成する。なお、RGBに基づくデータを上記色
データに変換する際、LUTと呼ばれる色変換テーブル
を用いる。本印刷制御プログラムPは、RGBに基づく
データをCMYKcmの6色の色データに変換するLU
Tの他、CMYKの4色の色データに変換するLUT
や、Kのみの1色の色データに変換するLUTも使用し
ている。
【0044】(2)印刷制御プログラムの概略構成:図
4は、プリンタドライバ15a1に含まれる本印刷制御
プログラムPの概略構成を示したクレーム対応図であ
る。図において、本印刷制御プログラムPは、インク使
用情報入手機能P1と、印刷可能インク取得機能P2
と、印刷制御機能P3とを備えている。この構成におい
て、印刷制御プログラムPは、概略、インク使用情報入
手機能P1がプリンタ40からインク使用情報を入手す
ると、印刷可能インク取得機能P2は同インク使用情報
に基づいて複数の色インクの中から印刷を行うことが可
能な色インクの組み合わせ(色インクのいずれかを含
む。)を取得する。なお、以下の明細書や図面中では、
「色インクの組み合わせ」や「色インク組み合わせ」と
表記したときには色インクのいずれか、すなわち、色イ
ンクが一つのみの場合も含むものとする。
【0045】本実施形態では、インク使用情報入手機能
P1が色インクの組み合わせを取得する際、印刷を行う
ことが可能な色インクの組み合わせを格納したインク組
み合わせ情報T1から選択して取得する。むろん、イン
ク組み合わせ情報T1を設ける構成は一例に過ぎず、イ
ンク組み合わせ情報T1を設けず印刷制御プログラムP
中に記載された所定の色インクの組み合わせを取得する
構成としてもよい。そして、印刷制御機能P3は、AP
L15a3が作成した印刷データを入手し、印刷可能イ
ンク取得機能P2にて取得された色インクの組み合わせ
に対応した色データに変換して印刷用実データを作成す
る。すると、プリンタ40は印刷用実データを入手して
印刷を行うことができる。
【0046】印刷可能インク取得機能P2は、印刷を行
うことが可能な色インクの組み合わせに関する情報や、
色インク毎に色インクが使用可能か否かの情報や、色イ
ンク毎のインク残量に関する情報をディスプレイ19a
に表示させるインク情報表示機能P21を有している。
したがって、印刷可能インク取得機能P2は、インク情
報表示機能P21にて表示される種々の情報に基づい
て、利用者に印刷を行うことが可能な色インクの組み合
わせを選択させることが可能である。
【0047】(3)印刷データから印刷用実データに変
換するときのデータの変化:図5は、APL15a3に
て作成された印刷データが印刷用実データに変換される
ときのデータの変化を模式的に示している。APL15
a3が作成する印刷データD1は、所定のルールに則っ
て印刷用実データを作成するための印刷コマンドの集合
体である。印刷データD1は、文字コードを中心とした
文字データであるときもあれば、線等を描くときの始点
・終点等の座標値を中心としたデータであるときもある
し、ビットマップデータを中心としたデータであるとき
もある。むろん、これらのデータが混在していることも
ある。また、印刷データD1には、印刷用紙等の用紙サ
イズの情報、印刷用紙等を縦置きにするか横置きにする
かの配置方向の情報、余白の大きさの情報、ヘッダの情
報、等も含まれる。
【0048】印刷データD1は、GDI30を介してプ
リンタドライバ15a1に引き渡され、中間言語に置き
換えられてスプールファイルD2としてハードディスク
15aに一時記憶される。印刷データD1を入手する処
理をコンピュータ10に実現させるのがプリンタドライ
バ15a1の印刷データ入手モジュールm1であり、印
刷データD1を中間言語に置き換える処理をコンピュー
タ10に実現させるのがプリンタドライバ15a1のス
プールファイル作成モジュールm2である。このスプー
ルファイルD2は、OS15a2のスプーラ31に引き
渡され、ハードディスク15aに一時記憶される。
【0049】スプーラ31にて一時記憶されたスプール
ファイルD2は、プリンタドライバ15a1にてRAM
14に読み出され、RGBビットマップデータD3に変
換され、色データD4,D5に変換された後、二値化さ
れて印刷用実データD6とされる。スプールファイルD
2から印刷用実データD6を作成する処理をコンピュー
タ10に実現させるのが、プリンタドライバ15a1の
モジュールm3〜m5である。
【0050】印刷用実データ作成モジュールm3は、ス
プールファイルD2をRAM14に読み出し、スプール
ファイルD2に含まれる中間言語に基づいてRGB各8
ビットを割り当てた256階調のビットマップデータに
変換し、RGBビットマップデータD3を作成する。む
ろん、RGBビットマップデータD3の階調は、256
階調以外にも様々可能である。次に、印刷設定取得モジ
ュールm5にて取得された印刷を行うことが可能な色イ
ンクの組み合わせに対応した色変換テーブルや所定の換
算式を用いて、256階調の色データD4,D5に変換
する。
【0051】ここで、印刷を行うことが可能な色インク
の組み合わせとして、CMYKcmの6色からなる色イ
ンクの組み合わせと、CMYKの4色からなる色インク
の組み合わせと、CMYの3色からなる色インクの組み
合わせと、Kの1色からなる色インクとが採用されてい
る。このため、印刷可能インク取得機能P2にて使用さ
れるインク組み合わせ情報T1には、図6に示すよう
に、印刷を行うことが可能な色インクの組み合わせとし
て「CMYKcm」、「CMYK」、「CMY」、
「K」が格納されている。なお、本実施形態では、色イ
ンクの組み合わせのそれぞれに対応する印刷モードとし
て「6色モード」、「4色モード」、「3色モード」、
「1色モード」と呼ぶことにしており、これらの印刷モ
ードに対応して色インクの組み合わせが格納されてい
る。
【0052】むろん、インク組み合わせ情報T1に格納
する色インクの組み合わせは様々可能である。インクカ
ートリッジ49のそれぞれに対応する「CMYKcm」
をインク組み合わせ情報T1に含めない構成としてもよ
いし、「CMYK」、「CMY」、「K」のいずれか一
つのみをインク組み合わせ情報T1に含める構成として
もよい。また、プリンタ40に「CMYK」に対応する
インクカートリッジ49しか備えられていない場合に
は、インク組み合わせ情報T1に格納する色インクの組
み合わせを「CMYK」、「CMY」、「K」等とすれ
ばよい。
【0053】一方、印刷制御機能P3にて使用される印
刷データと色データとを対応させる色変換テーブルに
は、CMYKcmの組み合わせからなる色データと印刷
データとを対応させる6色用の色変換テーブルLUT6
と、CMYKの組み合わせからなる色データと印刷デー
タとを対応させる4色用の色変換テーブルLUT4と、
Kの色データと印刷データとを対応させる1色用の色変
換テーブルLUT1とが設けられている。そこで、印刷
用実データ作成モジュールm3は、印刷を行うことが可
能な色インクの組み合わせが「CMYKcm」、「CM
YK」、「K」である場合、それぞれLUT6、LUT
4、LUT1を参照して色データに変換する。例えばL
UT6に基づいてCMYKcmの色データD4に変換す
るとき、変換関数をLUT6C、LUT6M、・・・、
LUT6mとして表すと、色データD4の各ピクセルの
値は、C=LUT6C(R,G,B)、M=LUT6M
(R,G,B)、・・・、m=LUT6m(R,G,
B)となる。ただし、RGBビットマップデータD3の
RGB各階調値をR、G、Bで表し、変換後の色データ
の値をそれぞれC、M、Y、K、c、mで表している。
【0054】また、印刷を行うことが可能な色インクの
組み合わせが「CMY」である場合、まず、LUT4を
参照して印刷データをCMYKからなる色データD4に
変換する。ここで、各ピクセル毎のCMYKの変換値
を、それぞれC1、M1、Y1、K1とする。次に、K
の色インクの代わりにC、M、Yの色インクを用いて印
刷を行うため、K1に相当する色データを所定の換算式
でCMYの色データに換算する。ここで、K1に相当す
るCMYの色データの換算値をそれぞれC2、M2、Y
2で表すと、換算式は、補正係数をA1、A2、A3と
して、 C2=A1・K1 ・・・(1) M2=A2・K1 ・・・(2) Y2=A3・K1 ・・・(3) とすることができる。なお、補正係数A1〜A3は、色
インクの性質に応じて適宜決定すればよく、例えば、い
ずれも同じ0.333とすることができる。そして、色
データの換算値C2、M2、Y2を、LUT4に基づい
て変換された色データC1、M1、Y1に加算する。す
なわち、各ピクセル毎にC1+C2、M1+M2、Y1
+Y2を算出することにより、CMYからなる色データ
D5が作成される。このように、3色用の色変換テーブ
ルを使用せず、LUT4を用いて、CMYの組み合わせ
からなる色データD5を作成することができる。
【0055】多階調の色データD4,D5を作成する
と、印刷用実データ作成モジュールm3は、色データD
4,D5を誤差拡散法により二値化し、プリンタ40に
出力する印刷用実データD6を作成する。すると、プリ
ンタ40は、印刷用実データD6を入手して印刷を行う
ことができる。むろん、色データD4,D5を二値化す
るには、上記誤差拡散法以外にも、ディザ法等の二値化
法を用いることができる。
【0056】(4)印刷インターフェイス画面の例:な
お、APL15a3はAPL用印刷機能を有しており、
このAPL用印刷機能を実行するとプリンタドライバ1
5a1がOS15a2に含まれるGDI30をコールし
て印刷インターフェイス画面を表示し、各種の印刷パラ
メータの選択が可能になるようにしてある。APL15
a3にて表示される図示しない操作画面において、印刷
実行メニューが選択されると、図7に示す印刷インター
フェイス主画面120が表示される。この印刷インター
フェイス主画面120を表示するのが図3におけるプリ
ンタドライバ15a1である。
【0057】印刷インターフェイス主画面120には、
通常の印刷指示に対応できる程度の情報だけが表示され
ている。すなわち、用紙種類選択領域121、部数指示
領域122、開始ページ指示領域123、終了ページ指
示領域124、インク残量表示領域125、色モード表
示領域126、インク設定ボタン127、詳細ボタン1
28、印刷プレビューボタン129、印刷ボタン13
0、キャンセルボタン131が設けられている。
【0058】用紙種類選択領域121では、マウス操作
によりプリンタ40に給紙されている印刷用紙の用紙種
類を選択することが可能である。部数指示領域122、
開始ページ指示領域123、終了ページ指示領域124
では、適宜パラメータを変更することが可能である。印
刷ボタン130は指示されたパラメータに従って印刷を
実行させる操作ボタンであり、キャンセルボタン131
は印刷を実行させないで終了させる操作ボタンである。
この印刷ボタン130がクリックされると印刷用実デー
タを作成する処理が行われる。なお、印刷する際に必要
な色インクの組み合わせ中に使用できない色インクがあ
る場合、印刷ボタン130は薄く表示され、クリック操
作を行うことができない。すなわち、このような場合に
は、印刷を行うことができないようになっている。
【0059】また、通常の印刷指示に加えて印刷態様を
選択させるために詳細ボタン128が設けられており、
この詳細ボタン128をクリックすると図示しない詳細
用印刷インターフェイス画面が表示されて印刷モードを
選択できるようになる。さらに、印刷プレビューボタン
129は、各印刷ページ毎の印刷プレビューを表示する
ための操作ボタンである。この印刷プレビューはAPL
15a3の機能ではなく、プリンタドライバ15a1の
機能なので、印刷プレビューボタン129がクリック操
作されるとプリンタドライバ15a1は上記スプールフ
ァイルを読み込ながら印刷イメージを多階調RGBビッ
トマップデータで作成して表示する。その際、印刷を行
うインクの色数に応じて印刷の品質のイメージも表示さ
れるようになっている。
【0060】インク残量表示領域125には、インクカ
ートリッジ49毎の色インクに関する情報が表示され
る。インク残量表示領域125では、インクカートリッ
ジ49のそれぞれを表す6個のカートリッジアイコン1
25aが表示される。また、カートリッジアイコン12
5aのそれぞれに対応して、適宜、色インクを使用する
ことができないことを意味する使用不可表示アイコン1
25bや、色インクの残量が少ないことを意味する少量
表示アイコン125cが表示される。色モード表示領域
126には、印刷時に使用する色インク組み合わせ中の
色数に対応した印刷モードが表示される。図では、CM
YKcmすべてを使用する6色モードが表示されてい
る。また、色インクの組み合わせ中に使用できない色イ
ンクがあるために表示された印刷モードで印刷を行うこ
とができないときには、図に示したように「印刷不可」
という文字も表示される。
【0061】上記印刷モードを選択させるためにインク
設定ボタン127が設けられており、このインク設定ボ
タン127をクリックすると図8に示すインク設定画面
140が表示されて使用する色インク組み合わせ中の色
数に対応した印刷モードを選択できるようになる。そし
て、インク設定画面140で選択された印刷モードが、
印刷インターフェイス主画面120に設けられた色モー
ド表示領域126に表示される。
【0062】インク設定画面140には、組み合わせ選
択領域141、組み合わせ表示領域142、印刷品質表
示領域143、インク残量表示領域144、色モード表
示領域145、OKボタン146、キャンセルボタン1
47が設けられている。組み合わせ選択領域141で
は、印刷を行う色インクの組み合わせがCMYKcmの
6色か、CMYKの4色か、CMYの3色か、Kのみの
1色か、あるいはこれらを自動で決定するか、をマウス
18bの操作にていずれか一つを選択することが可能で
ある。組み合わせ表示領域142では、組み合わせ選択
領域141で選択された項目に対応する色インクの組み
合わせ内容が表示される。例えば、「6色」が選択され
ているとき、組み合わせ表示領域142には、「シア
ン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、イエロ
ー、ブラック」の文字が表示される。
【0063】印刷品質表示領域143では、組み合わせ
選択領域141で選択された項目に対応する色インクの
組み合わせによる印刷の品質のイメージが文字情報とと
もに、粒状感すなわち多数の粒で表示される。ここで、
印刷品質表示領域143に表示される文字情報は、「6
色」が選択されている場合は「最高品質」、「4色」の
場合は「高品質」、「3色」の場合は「中品質」、「1
色」の場合は「モノクロ」である。そして、色数が少な
くなるほど、印刷品質表示領域143に表示される多数
の粒が大きくなる。
【0064】インク残量表示領域144には、インク残
量表示領域125と同様の内容が同インク残量表示領域
125よりも拡大されて表示される。すなわち、6個の
カートリッジアイコン144aが表示されるとともに、
カートリッジアイコン144aのそれぞれに対応して、
適宜、使用不可表示アイコン144bや、少量表示アイ
コン144c等が表示される。さらに、組み合わせ選択
領域141で選択された項目に対応する色インクの組み
合わせ中に使用できない色インクがあるとき、この色イ
ンクを必要な色インクとして丸の中に「要」の文字を描
いた必要インク表示アイコン144dを表示する。図で
は、「c」の色インクが使用できないインクであるた
め、「c」に対応するカートリッジアイコン144aに
重ねて必要インク表示アイコン144dが表示されてい
る。
【0065】また、使用可能な色インクであって組み合
わせ選択領域141で選択された項目に対応する色イン
クでなければ、取り外し可能な色インクとしてアイコン
表示をする。例えば、組み合わせ選択領域141で「4
色」が選択されているとき、図9に示すインク残量表示
領域144のように、使用しない色インクに対応するカ
ートリッジアイコン144a1,144a1は薄い表示
とされ、同カートリッジアイコン144a1,144a
1のうち使用可能な色インクに重ねて取り外し可能表示
アイコン144eを表示する。色モード表示領域145
には、組み合わせ選択領域141で選択された項目の色
数に対応した印刷モードが表示される。また、色インク
の組み合わせ中に使用できない色インクがあるために表
示された印刷モードで印刷を行うことができないときに
は、図8に示したように「印刷不可」という文字も表示
される。さらに、組み合わせ選択領域141で「自動」
が選択された場合にどの印刷モードになるかの情報も表
示される。図8では、「4色モード」が表示されてい
る。
【0066】そして、OKボタン146がクリックされ
ると組み合わせ選択領域141にて操作入力された設定
が有効とされ、キャンセルボタン147がクリックされ
ると操作入力された設定は無効とされて、印刷インター
フェイス主画面120が表示される。ここで、組み合わ
せ選択領域141にて選択された項目に対応する色イン
クの組み合わせ中に使用できない色インクがある場合、
OKボタン146は薄く表示され、クリック操作を行う
ことができない。その結果、印刷を行うことができない
色インクの組み合わせが選択されないようになってい
る。
【0067】なお、プリンタ40が印刷を行っている途
中で、印刷を行うために必要な色インクが使用できない
状態となることがある。このとき、図10に示す印刷エ
ラー表示画面160が表示される。印刷エラー表示画面
160には、エラーメッセージ表示領域161、インク
残量表示領域162、印刷継続選択領域163、OKボ
タン164が設けられている。エラーメッセージ表示領
域161では、使用できなくなった色インクが表示され
る。図は、Kの色インクが使用できなくなったときの表
示である。インク残量表示領域162には、インク残量
表示領域144と同様の内容が表示される。図ではKの
色インクが使用できなくなっているため、「K」に対応
するカートリッジアイコン162aに重ねて使用不可表
示アイコン162bや必要インク表示アイコン162d
が表示されている。
【0068】印刷継続選択領域163では、使用できな
くなった色インクに対応するインクカートリッジ49を
交換して印刷を継続する「インクを交換して印刷継
続」、印刷を行うことが可能な印刷モードに変更して印
刷を継続する「印刷モード変更」、印刷を中止する「印
刷中止」、のいずれかをマウス18bにて選択する操作
入力を行うことが可能である。ここで、「印刷モード変
更」に対応する表示位置には、どの印刷モードになるか
の情報も表示される。図では、「3色モード」が表示さ
れている。そして、OKボタン164がクリックされる
と、印刷エラー表示画面160は消え、印刷継続選択領
域163にて選択された項目に対応して、印刷モードを
変更せずに印刷を継続したり、印刷モードを変更して印
刷を継続したり、印刷を中止したりする。なお、本実施
形態では行っていないが、OS15a2にて表示される
プリンタの絵柄とされたプリンタアイコンをマウス18
bにてクリックした後に表示されるプロパティ設定画面
において、上記インク残量表示領域125,144,1
62と同様の表示を行ってもよい。
【0069】(5)プリンタドライバを構成する各モジ
ュール:以上のような処理を実行するプリンタドライバ
15a1をその機能に注目してブロック図として示した
のが図11である。プリンタドライバ15a1は、上述
した各モジュールm1〜m5の他に、同モジュールm1
〜m5の動作を制御する機能制御モジュールm0を備え
ている。そして、各モジュールm1〜m5は、機能制御
モジュールm0の制御に基づいて所定の機能を実現しつ
つ連携動作して印刷用実データを作成することが可能で
ある。
【0070】印刷データ入手モジュールm1は、APL
15a3が作成した印刷データをGDI30を介して入
手する。プリンタドライバ15a1はOS15a2にて
適宜コールされる他、スプールファイルを作成する必要
があり、このためのインターフェイスを担当するのがス
プールファイル作成モジュールm2である。印刷用実デ
ータ作成モジュールm3は、上記スプールファイルを読
み込み、印刷設定取得モジュールm5にて取得された色
インクの組み合わせに対応した色データに変換して印刷
用実データを作成する。すなわち、モジュールm1〜m
3は、印刷制御機能P3をコンピュータ10に実現させ
る。
【0071】インク使用情報入手モジュールm4は、プ
リンタ40からインクカートリッジ49の色インク毎に
色インクが使用可能か否かの情報やインク残量に関する
情報を含むインク使用情報を入手する、インク使用情報
入手機能P1をコンピュータ10に実現させる。各種の
表示およびこれに対応する操作を取得するためのグラフ
ィックユーザーインターフェイスは、印刷設定取得モジ
ュールm5が担当する。その際、上記インク使用情報に
基づいて、6色の色インクの中から印刷を行うことが可
能な色インクの組み合わせを取得する。すなわち、印刷
設定取得モジュールm5は、印刷可能インク取得機能P
2をコンピュータ10に実現させる。
【0072】(6)本実施形態の動作:以下、上記構成
からなる印刷制御プログラムPがコンピュータ10に実
現させる動作を説明する。図12〜図14は、プリンタ
ドライバ15a1がコンピュータ10に実現させる処理
の概略を示すフローチャートである。
【0073】APL15a3で印刷実行メニューが選択
されると、機能制御モジュールm0はインク使用情報入
手モジュールm4を動作させ、プリンタインターフェイ
ス20を介してプリンタ40にインク使用情報を入手す
る要求を出力する(ステップS100)。この要求を入
手したプリンタ40は、上述したようにインクカートリ
ッジ49のそれぞれのインク残量や装着状態を示す情報
から本発明にいうインク使用情報を作成し、通信I/O
47を介してコンピュータ10に出力する。例えば、
「c」に対応するインクカートリッジ49が装着されて
いないかインク残量が0となって「c」の色インクが使
用できない状態であり、「K」の色インクの残量が10
%以下である場合、図15に示す色インク毎のインク使
用情報D11が作成される際、インク使用情報D11に
は「c」、「K」の色インクに対応してそれぞれ「使用
不可」、「少量」が格納される。また、色インク毎にイ
ンク残量に関する情報やインクカートリッジ49の装着
状態を示す情報も付加されている。すなわち、インク使
用情報には、色インク毎に、色インクが使用可能か否か
の情報や、インク残量に関する情報が含まれている。そ
こで、インク使用情報入手モジュールm4は、プリンタ
40から出力されたインク使用情報を入手する(ステッ
プS105)。このように、プリンタからインク使用情
報を入手するインク使用情報入手機能P1は、ステップ
S100〜S105の処理により実現される。
【0074】その後、印刷設定取得モジュールm5を動
作させて、印刷インターフェイス主画面120を表示す
る処理を行う(ステップS110)。図16は、ステッ
プS110で行われる印刷インターフェイス主画面表示
処理の概略をフローチャートにより示している。なお、
本フローは、印刷設定取得モジュールm5がコンピュー
タ10に実現させる。
【0075】図において、まず、設定されている色イン
ク組み合わせに基づいて、インク残量表示領域125に
表示するカートリッジアイコン125a、色モード表示
領域126に表示する印刷モードの表示データを作成す
る(ステップS300)。ここで、色インク組み合わせ
は、上述したインク組み合わせ情報T1に含まれる「C
MYKcm」、「CMYK」、「CMY」、「K」のい
ずれかである。例えば、色インク組み合わせが「CMY
Kcm」であるとき、6個のカートリッジアイコン12
5aはすべて濃い表示とする表示データとされ、印刷モ
ードは「6色モード」とされる。また、色インク組み合
わせが「CMYK」であるとき、使用されない「cm」
に対応するカートリッジアイコン125aは薄い表示と
する表示データとされ、印刷モードは「4色モード」と
される。なお、ステップS105からステップS110
に進んできた場合、色インク組み合わせは所定のデフォ
ルト設定または前回印刷時の設定となる。その他、後述
するステップS155の印刷可能インク取得処理を行っ
てからステップS110に戻ってきた場合は、同印刷可
能インク取得処理にて取得された色インク組み合わせと
なる。
【0076】次に、インク使用情報に基づいて、CMY
Kcmの色インクの中に使用できない色インクがあるか
どうかを判定し、使用できない色インクに対応して使用
不可表示アイコン125bの表示データを作成する(ス
テップS305)。さらに、インク使用情報に基づい
て、CMYKcmの色インクの中にインク残量が少量の
色インクがあるかどうかを判定し、少量の色インクに対
応して少量表示アイコン125cの表示データを作成す
る(ステップS310)。図15のインク使用情報D1
1では「c」の色インクが使用できないインクであるの
で、「c」に対応するカートリッジアイコン125aに
重ねて表示する使用不可表示アイコン125bの表示デ
ータを作成することになる。また、「K」の色インクが
インク残量が少量となったインクであるので、「K」に
対応するカートリッジアイコン125aに重ねて表示す
る少量表示アイコン125cの表示データを作成するこ
とになる。
【0077】そして、設定されている色インク組み合わ
せにより印刷を行うことが可能であるかどうかを判断す
る(ステップS315)。条件成立の場合、色モード表
示領域126に「印刷可」を表示する表示データを作成
するとともに、印刷ボタン130を濃い表示とする表示
データを作成し(ステップS320)、ステップS33
0に進む。条件不成立の場合、色モード表示領域126
に「印刷不可」を表示する表示データを作成するととも
に、印刷ボタン130を薄い表示とする表示データを作
成し(ステップS325)、ステップS330に進む。
設定されている色インク組み合わせが「CMYKcm」
のとき、図15のインク使用情報D11では「c」の色
インクが使用できない色インクであるため、ステップS
325にて「印刷不可」、薄い印刷ボタン130を表示
する表示データを作成することになる。
【0078】ステップS330では、領域121〜12
4等、残りの表示データを作成する。その際、開始ペー
ジ指示領域123、終了ページ指示領域124の表示デ
ータはAPL15a3から入力される開始ページと終了
ページに関する情報から作成し、用紙種類選択領域12
1、部数指示領域122の表示データは所定のデフォル
ト条件または前回印刷時の設定条件から作成する。そし
て、CRTインターフェイス19を介して作成した表示
データを所定の表示手段であるディスプレイ19aに出
力し、ディスプレイ19aに印刷インターフェイス主画
面120を表示させ(ステップS335)、本フローを
終了する。すると、インク残量表示領域125や色モー
ド表示領域126に、上記インク使用情報や、印刷を行
うことが可能な色インクの組み合わせに関する情報が表
示される。その際、図示していないが、設定されている
色インク組み合わせ以外の色インクに対応するカートリ
ッジアイコン125aは、薄い表示とされる。したがっ
て、利用者は、カートリッジアイコン125aを視認す
ることにより色インク組み合わせの設定を確認すること
ができる。このように、ステップS300〜S335の
処理により、インク情報表示機能P21が実現され、イ
ンク使用情報に基づいて印刷を行うことが可能な色イン
クの組み合わせに関する情報や、色インク毎に色インク
が使用可能か否かの情報や、色インク毎のインク残量に
関する情報が作成されて所定の表示手段に表示される。
【0079】ステップS110の印刷インターフェイス
主画面表示処理が終了すると、指示領域121〜124
から各種印刷パラメータを取得する(ステップS11
5)。この処理は、ボタン127〜131がクリック操
作されるまで続ける。そして、ボタン127〜131が
クリック操作されると、ボタン別の処理を行う(ステッ
プS120)。詳細ボタン128がクリックされた場
合、図示しない詳細用印刷インターフェイス画面を表示
して各種印刷パラメータを取得する(図13のステップ
S150)。そして、ステップS110の印刷インター
フェイス主画面120に戻り、変更された印刷パラメー
タを表示する。インク設定ボタン127がクリックされ
た場合、後述する印刷可能インク取得処理を行う(ステ
ップS155)。そして、ステップS110の印刷イン
ターフェイス主画面120に戻り、変更された色インク
に関する情報を表示する。
【0080】印刷ボタン130がクリックされた場合、
上記インク使用情報に基づいて、設定されている色イン
ク組み合わせにより印刷を行うことが可能かどうかを判
断する(ステップS160)。ステップS160の判断
は、上述したステップS315と同様に行う。そして、
印刷可能であると判断したとき、図14のステップS2
00に進む。一方、印刷可能でないと判断したとき、ス
テップS200以降の処理を行わず、ステップS110
の印刷インターフェイス主画面120に戻る。例えば、
設定されている色インク組み合わせが「CMYKcm」
のとき、図15のインク使用情報D11では「c」の色
インクが使用できない色インクであるため、ステップS
110の印刷インターフェイス主画面120に戻ること
になる。また、設定されている色インク組み合わせが
「CMYK」のとき、図15のインク使用情報D11で
は「CMYK」の色インクの組み合わせ中に使用できな
い色インクはないため、ステップS200以降の処理に
より印刷を行うことになる。ステップS160の処理に
より、印刷を行うことが可能な色インクの組み合わせの
み取得されて印刷処理が行われることになる。
【0081】印刷プレビューボタン129がクリックさ
れた場合、図14のステップS200に進む。なお、本
フローでは、印刷用実データの作成フローの大部分を利
用して印刷プレビューの機能を実現し、印刷のイメージ
表示をディスプレイ19aに出力するようにしている。
キャンセルボタン131がクリックされた場合、取得し
た各種印刷パラメータを破棄したうえで(ステップS1
65)、本フローを終了する。
【0082】図17は、ステップS155で行われる印
刷可能インク取得処理の概略をフローチャートにより示
している。なお、本フローも、印刷設定取得モジュール
m5がコンピュータ10に実現させる。図において、ま
ず、設定されている色インク組み合わせに基づいて、組
み合わせ選択領域141に点灯させるラジオボタン、組
み合わせ表示領域142に表示する色インク組み合わせ
の文字情報、印刷品質表示領域143に表示する印刷の
品質に関する情報、インク残量表示領域144に表示す
るカートリッジアイコン144a、色モード表示領域1
45に表示する印刷モードの表示データを作成する(ス
テップS400)。例えば、設定されている色インク組
み合わせが「CMYKcm」であるとき、組み合わせ選
択領域141では「6色」のラジオボタンを点灯させる
表示データが作成され、組み合わせ表示領域142では
「シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、
イエロー、ブラック」という表示データが作成される。
印刷品質表示領域143では、「CMYKcm」に対応
する粒状感を表す多数の粒や「最高品質」の表示データ
が作成される。6個のカートリッジアイコン144a
や、色モード表示領域145の印刷モードは、印刷イン
ターフェイス主画面120で作成される表示データと同
様である。
【0083】次に、プリンタ40から出力されたインク
使用情報に基づいて、各種アイコンの表示データを作成
するアイコン表示データ作成処理を行う(ステップS4
05)。図18は、ステップS405で行われるアイコ
ン表示データ作成処理の概略をフローチャートにより示
している。まず、ステップS305と同様の処理を行
い、使用できない色インクに対応して使用不可表示アイ
コン144bの表示データを作成する(ステップS50
0)。次に、ステップS310と同様の処理を行い、少
量の色インクに対応して少量表示アイコン144cの表
示データを作成する(ステップS505)。
【0084】さらに、プリンタ40から出力されたイン
ク使用情報に基づいて、設定されている印刷時に使用す
る色インク組み合わせから印刷を行うために必要な色イ
ンクを抽出し(ステップS510)、抽出した色インク
を必要な色インクとする。なお、後述するステップS4
25〜S430にて色インク組み合わせが取得されてい
る場合には、取得された色インク組み合わせから必要な
色インクを抽出することになる。そして、必要な色イン
クに対応するカートリッジアイコン144aに重ねて表
示する必要インク表示アイコン144dの表示データを
作成する(ステップS515)。例えば、設定されてい
る色インク組み合わせが「CMYKcm」であるとき、
図15のインク使用情報D11では「c」の色インクが
使用できないインクであるので、「c」の色インクを必
要な色インクとして抽出し、「c」に対応するカートリ
ッジアイコン144aの表示位置に必要インク表示アイ
コン144dの表示データを作成することになる。
【0085】また、上記インク使用情報に基づいて、設
定されている色インク組み合わせ以外の使用可能な色イ
ンクを抽出し(ステップS520)、抽出した色インク
を取り外し可能な色インクとする。そして、図9に示す
ように、取り外し可能な色インクに対応するカートリッ
ジアイコン144aに重ねて表示する取り外し可能表示
アイコン144eの表示データを作成し(ステップS5
25)、本フローを終了する。例えば、設定されている
色インク組み合わせが「CMYK」であるとき、図15
に示すように「m」の色インクが使用可能なインクであ
ると、「m」の色インクを取り外し可能な色インクとし
て抽出し、「m」に対応するカートリッジアイコン14
4aの表示位置に取り外し可能表示アイコン144eの
表示データを作成することになる。
【0086】ステップS405で各種アイコンの表示デ
ータを作成すると、ステップS410に進み、上記イン
ク使用情報に基づいて、色インクの数が最も多くなるよ
うに、インク組み合わせ情報T1から印刷を行うことが
可能な色インク組み合わせを取得する選択可能色数取得
処理を行う。図19は、ステップS410で行われる選
択可能色数取得処理の概略をフローチャートにより示し
ている。この処理は、インク使用情報に基づいて、イン
ク組み合わせ情報T1に含まれる色インク組み合わせの
中で色数の多い組み合わせから順に印刷を行うことが可
能な組み合わせかどうかを判断していくことにより行わ
れる。すなわち、「CMYKcm」、「CMYK」、
「CMY」、「K」の順番に判断していく。
【0087】まず、インク使用情報に基づいて、CMY
Kcmの色インクとも使用可能であるかどうかを判断し
(ステップS600)、使用可能であれば「CMYKc
m」を色インク組み合わせとして取得し(ステップS6
05)、本フローを終了する。ステップS600で条件
不成立の場合、次に色インクの数が多い色インク組み合
わせは「CMYK」であるので、CMYKの色インクが
使用可能であるかどうかを判断し(ステップS61
0)、使用可能であれば「CMYK」を色インク組み合
わせとして取得し(ステップS615)、本フローを終
了する。ステップS610で条件不成立の場合、CMY
の色インクが使用可能であるかどうかを判断し(ステッ
プS620)、使用可能であれば「CMY」を色インク
組み合わせとして取得し(ステップS625)、本フロ
ーを終了する。ステップS620で条件不成立の場合、
Kの色インクが使用可能であるかどうかを判断し(ステ
ップS630)、使用可能であれば「K」を色インク組
み合わせとして取得し(ステップS635)、本フロー
を終了する。ステップS630で条件不成立の場合は、
印刷可能な色インク組み合わせがないことになるので、
「印刷不可」を意味するフラグをセットし(ステップS
640)、本フローを終了する。以上のフローにより、
色インクの数が最も多くなるように、インク組み合わせ
情報T1から印刷を行うことが可能な色インク組み合わ
せを取得することができる。
【0088】なお、インク組み合わせ情報T1に含まれ
る色インク組み合わせの数が多い場合、インク組み合わ
せ情報T1に格納された色インク組み合わせを組み合わ
せ中の色数の多い順番に格納しておけばよい。すると、
インク組み合わせ情報T1から色数の多い順番に色イン
ク組み合わせを読み出してステップS600〜S640
と同様の処理を繰り返すことにより、色インクの数が最
も多くなるように、印刷を行うことが可能な色インク組
み合わせを取得することができる。
【0089】ステップS410で印刷可能な色インク組
み合わせを取得すると、ステップS415に進み、色モ
ード表示領域145に表示する「印刷可」または「印刷
不可」、組み合わせ選択領域141で「自動」が選択さ
れた場合にステップS410で設定された印刷モード、
OKボタン146の表示データを作成する。すなわち、
設定されている色インク組み合わせにより印刷を行うこ
とが可能である場合、図9に示すように、色モード表示
領域145に「印刷可」、ステップS410で取得した
色インク組み合わせに対応する印刷モード、OKボタン
146を濃い表示とする表示データを作成する。一方、
設定されている色インク組み合わせにより印刷できない
場合、図8に示すように、色モード表示領域145に
「印刷不可」、ステップS410で取得した色インク組
み合わせに対応する印刷モード、OKボタン146を薄
い表示とする表示データを作成する。
【0090】そして、残りの表示データを作成し、CR
Tインターフェイス19を介して作成した表示データを
ディスプレイ19aに出力し、ディスプレイ19aにイ
ンク設定画面140を表示させる(ステップS42
0)。このように、ステップS400〜S420の処理
によってもインク情報表示機能P21が実現され、イン
ク使用情報に基づいて印刷を行うことが可能な色インク
の組み合わせに関する情報や、色インク毎に色インクが
使用可能か否かの情報や、色インク毎のインク残量に関
する情報等が作成されて所定の表示手段に表示される。
【0091】その後、組み合わせ選択領域141やボタ
ン146,147にマウス18bにて操作入力が行われ
たかどうかを判断する(ステップS425)。組み合わ
せ選択領域141に操作入力が行われた場合、選択され
た項目に対応する色インク組み合わせを取得する(ステ
ップS430)。例えば、組み合わせ選択領域141の
「4色」が選択されると、色インク組み合わせとして
「CMYK」が取得される。また、「自動」が選択され
ているとき、ステップS410の選択可能色数取得処理
で取得した色インク組み合わせを取得する(ステップS
435)。図15のインク使用情報D11では、ステッ
プS600〜S640にて「CMYK」が取得されるの
で、色インク組み合わせとして「CMYK」が取得され
ることになる。そして、再びステップS400〜S42
0の処理を行い、取得した色インク組み合わせに基づい
て、図9に示すようにインク設定画面140を更新す
る。
【0092】ステップS425にてOKボタン146が
クリックされると、本フローを終了する。すると、イン
ク設定画面140は消え、取得された色インク組み合わ
せに基づいて、印刷インターフェイス主画面120が更
新される(ステップS110)。一方、ステップS42
5にてキャンセルボタン147がクリックされると、取
得した色インク組み合わせを破棄したうえで(ステップ
S440)、本フローを終了する。すると、再び印刷イ
ンターフェイス主画面120が表示される(ステップS
110)。このように、インク使用情報入手機能P1に
て入手されたインク使用情報に基づいて、プリンタ40
が有する複数の色インクの中から印刷を行うことが可能
な色インクの組み合わせを取得する印刷可能インク取得
機能P2は、ステップS110〜S120、S155の
処理により実現される。その際、操作入力により印刷を
行うことが可能な色インクの組み合わせを選択して取得
することができるし、色インクの数が最も多い色インク
の組み合わせを自動で選択して取得することもできる。
【0093】ステップS120で印刷ボタン130がク
リック操作され、ステップS160で印刷を行うことが
可能と判断された場合や、ステップS120で印刷プレ
ビューボタン129がクリック操作された場合には、図
14に示すフローにより印刷用実データを作成する処理
を行う。以下、図5に示した各種データを参照しながら
説明する。まず、機能制御モジュールm0は印刷データ
入手モジュールm1を動作させ、GDI30を介してA
PL15a3にて作成された印刷データD1を入手する
(ステップS200)。次に、スプールファイル作成モ
ジュールm2を動作させ、入手した印刷データに基づい
てスプールファイルを作成し、スプーラ31を介して作
成したスプールファイルD2をハードディスク15aに
一時記憶させる(ステップS205)。その後、印刷用
実データ作成モジュールm3を動作させ、スプールファ
イルD2をハードディスク15aからRAM14上に読
み出す(ステップS210)。そして、スプールファイ
ルD2に含まれる中間言語に基づいてRGBビットマッ
プ変換を行い、RAM14上にRGBビットマップデー
タD3を作成する(ステップS215)。
【0094】RGBビットマップデータD3を作成した
後、印刷プレビューを行うかどうかを判断する(ステッ
プS220)。すなわち、ステップS120で印刷プレ
ビューボタン129がクリックされていた場合はステッ
プS225に進み、印刷ボタン130がクリックされて
いた場合はステップS235に進む。印刷プレビューボ
タン129がクリックされていた場合、印刷プレビュー
機能により、印刷ページ毎の印刷時のイメージ表示を作
成してディスプレイ19aに出力する(ステップS22
5)。すると、ディスプレイ19aには、図20に示す
ように、印刷ページ毎のイメージ表示201を有する印
刷プレビュー画面200が表示される。印刷プレビュー
画面200には、色インク組み合わせに対応した印刷モ
ードを表示する印刷モード表示領域202や、印刷品質
表示領域143と同様の色インク組み合わせに対応した
粒状感を表す多数の粒を表示する印刷品質表示領域20
3が設けられている。ここで、スクロールバー206を
マウス18bにて操作するとイメージ表示が行われる印
刷ページが切り替わるので、印刷ページすべてのイメー
ジ表示を行うことが可能である。
【0095】なお、本実施形態では行っていないが、色
インク組み合わせに応じてCMYKcmの色インクの使
用量を予測し、印刷を行ったときに色インクがなくなる
箇所を画面上に表示する構成としてもよい。この場合、
その色インクがなくなったと仮定して、図19に示した
選択可能色数取得処理と同様の処理を行い、色インクが
なくなる箇所から取得した色インク組み合わせに対応す
る印刷モード、粒状感を表す多数の粒を印刷モード表示
領域202、印刷品質表示領域203に表示する構成と
することができる。そして、ステップS230にて、印
刷ボタン204がクリックされた場合にはステップS2
35に進み、印刷用実データを作成する処理を行う。キ
ャンセルボタン205がクリックされた場合には、ステ
ップS110の印刷インターフェイス主画面120に戻
り、再び各種印刷パラメータの操作入力を受け付ける。
【0096】ステップS235では、RGBビットマッ
プデータD3をCMY変換するか、すなわち、印刷設定
取得モジュールm5にて取得された色インク組み合わせ
が「CMY」であるかどうかを判断する。取得された色
インク組み合わせが「CMY」であるとき、後述するC
YM変換処理を行い(ステップS240)、二値化して
CYMの色データD5に対応した印刷用実データを作成
し(ステップS245)、本フローを終了する。する
と、プリンタ40は、「CYM」の色インクを使用する
印刷用実データを入手して印刷を行うことができる。
【0097】図21は、ステップS240で行われるC
MY変換処理の概略をフローチャートにより示してい
る。まず、4色用の色変換テーブルLUT4を参照し
て、上述した変換処理を行い、RGBビットマップデー
タD3をCMYKの色データD4に変換する(ステップ
S700)。このとき、各ピクセル毎のCMYKの変換
値C1、M1、Y1、K1が求められる。次に、K1に
相当する色データを上述の換算式(1)〜(3)を用い
てC、M、Yの色データの換算値C2、M2、Y2を求
める(ステップS705)。そして、それぞれ変換値C
1、M1、Y1に加算したC1+C2、M1+M2、Y
1+Y2からCMYからなる色データD5を作成し(ス
テップS710)、本フローを終了する。すると、3色
用の色変換テーブルを使用せず、LUT4を用いて、C
MYの組み合わせからなる色データD5を作成すること
ができる。
【0098】ステップS235で、印刷設定取得モジュ
ールm5にて取得された色インク組み合わせが「CM
Y」以外、すなわち、「CMYKcm」、「CMY
K」、「K」であるとき、色インク組み合わせに応じた
色データ変換処理を行い(ステップS250)、二値化
して色データD4に対応した印刷用実データを作成し
(ステップS255)、本フローを終了する。すると、
プリンタ40は、「CMYKcm」または「CMYK」
または「K」の色インクを使用する印刷用実データを入
手して印刷を行うことができる。このように、印刷デー
タを入手し、印刷可能インク取得機能P2にて取得され
た色インクの組み合わせに対応した色データに変換して
印刷用実データを作成する印刷制御機能P3は、ステッ
プS200〜S255の処理により実現される。
【0099】以上のフローにより、プリンタ40が有す
る複数の色インクのうち一部に使用できない色インクが
あるとき、その旨の情報がインク使用情報にあり、同イ
ンク使用情報に基づいて使用できない色インクを除いた
色インクの中から印刷を行うことが可能な色インクの組
み合わせが取得される。その結果、当該色インクの組み
合わせのみで印刷を行うことが可能な印刷用実データが
作成される。すると、プリンタ40は、使用できない色
インクを含まない色インクの組み合わせにより印刷を行
うことができる。すなわち、プリンタ40に備えられた
複数の色インクのうち一部使用できない色インクがあっ
ても、印刷を行うことが可能となる。
【0100】また、インク組み合わせ情報T1を用いる
ことにより、複数の色インクのうち一部に使用できない
色インクがあっても、印刷を行うのに好適な色インク組
み合わせ、すなわち、「CMYK」、「CMY」、
「K」のいずれかが取得されるので、使用可能な色イン
クの中で比較的品質のよい印刷を行うことが可能とな
る。さらに、印刷データを「CMY」に対応する色デー
タに変換する際、4色用の色変換テーブルLUT4を利
用することにより変換を行うことができるので、色変換
テーブルを記憶させる記憶媒体の容量が少なくて済む。
【0101】なお、プリンタ40が印刷を行っている途
中で、カートリッジメモリ49aに記録されたインク残
量が0となり、印刷を行うために必要な色インクが使用
できない状態となることがある。このとき、プリンタ4
0は、CPU42の制御により、コントロールIC46
からのカートリッジメモリ49aに記録されたインク残
量に基づく使用できなくなった色インクに関するエラー
情報と、印刷を中止した位置に関する中止位置情報と、
上記インク使用情報を作成し、通信I/O47を介して
コンピュータ10に出力する。すると、コンピュータ1
0には、プリンタインターフェイス20を介して割込信
号が入力される。そこで、本実施形態では、割込処理に
て印刷エラー処理を行うことにしている。
【0102】図22は、上記印刷エラー処理の概略をフ
ローチャートにより示している。図において、まず、プ
リンタインターフェイス20を介してプリンタ40から
エラー情報を入手するとともに、このエラー情報に付加
された上記中止位置情報とインク使用情報を入手する
(ステップS800)。なお、ステップS800の処理
は、インク使用情報入手機能P1を有するインク使用情
報入手モジュールm4の一部がコンピュータ10に実現
させるものである。そして、図10で示した印刷エラー
画面を表示する(ステップS805)。その際、エラー
メッセージ表示領域161には、プリンタ40から入力
されたエラー情報に基づいて使用できなくなった色イン
クを表示する。「K」の色インクが使用できなくなった
とき、エラー情報には使用できなくなった「K」の色イ
ンクに関する情報が含まれているので、エラーメッセー
ジ表示領域161に「ブラックのインクがなくなりまし
た」という表示を行う。
【0103】エラー情報にはインク使用情報が付加され
ているので、図17で示した印刷可能インク取得処理の
ステップS400〜S405と同様の処理を行い、カー
トリッジアイコン162a、使用不可表示アイコン16
2b、必要インク表示アイコン162d等の表示データ
を作成してインク残量表示領域162に表示する。図1
0の例ではKの色インクが使用できなくなっているた
め、「K」に対応するカートリッジアイコン162aに
重ねて使用不可表示アイコン162bや必要インク表示
アイコン162dが表示される。また、図19で示した
選択可能色数取得処理のステップS600〜640と同
様の処理を行い、インク使用情報に基づいて、色インク
の数が最も多くなるようにインク組み合わせ情報T1か
ら印刷を行うことが可能な色インクの組み合わせを選択
して取得する。そして、取得した色インクの組み合わせ
を印刷継続選択領域163に表示する。
【0104】次に、OKボタンがクリック操作されたと
き、印刷継続選択領域163にマウス18bにて選択さ
れた項目に対応して、処理を分岐させる(ステップS8
10)。「インクを交換して印刷継続」が選択されたと
き、使用できなくなった色インクに対応するインクカー
トリッジ49が交換されたことを前提として、印刷モー
ドを変更せずにステップS815〜S845にて印刷用
実データを作成する処理を行う。「印刷モード変更」が
選択されたとき、印刷モードを印刷を行うことが可能な
色インク組み合わせに対応する印刷モードに変更してス
テップS815〜S845にて印刷用実データを作成す
る処理を行う。「印刷中止」が選択されたとき、ステッ
プS815〜S845の処理を行わずに本フローを終了
する。図10の例では、「印刷モード変更」が選択され
ており、印刷モードとして印刷継続選択領域163に
「3色」モードが表示されているので、ステップS81
5〜S845にて「CMY」の色データD5に変換する
処理を行うことになる。なお、ステップS805〜S8
10の処理は、印刷可能インク取得機能P2を有する印
刷設定取得モジュールm5の一部がコンピュータ10に
実現させるものである。また、ステップS815〜S8
45の処理は、印刷制御機能P3を有する印刷用実デー
タ作成モジュールm3の一部がコンピュータ10に実現
させるものである。
【0105】ステップS815では、ハードディスク1
5aに一時記憶されて残されているスプールファイルD
2をRAM14上に読み出す。そして、上述したステッ
プS215と同様、RGBビットマップ変換を行い、R
AM14上にRGBビットマップデータD3を作成する
(ステップS820)。その後、ステップS235と同
様、RGBビットマップデータD3をCMY変換するか
どうかを判断する(ステップS825)。条件成立の場
合には図21で示したCMY変換処理を行って「CM
Y」に対応する色データD5を作成し(ステップS83
0)、プリンタ40から入手したエラー情報に付加され
ている中止位置情報に基づいて、印刷されなかった部分
に対応する印刷用実データを作成し(ステップS83
5)、本フローを終了する。一方、条件不成立の場合、
RGBビットマップデータD3を「CMYKcm」、
「CMYK」、「K」に対応する色データD4に変換す
る処理を行い(ステップS840)、印刷されなかった
部分に対応する印刷用実データを作成し(ステップS8
45)、本フローを終了する。すると、プリンタ40
は、印刷されなかった部分に対応する印刷用実データを
入手して、印刷されなかった部分の印刷を行うことがで
きる。
【0106】以上説明したように、本発明によると、印
刷用実データを入手するプリンタは、使用することがで
きない色インクを含まない色インクのいずれかまたは組
み合わせにより印刷を行うことができる。したがって、
プリンタに備えられた複数の色インクのうち一部使用す
ることができない色インクがあっても印刷を行うことが
可能な印刷制御プログラムを提供することができる。む
ろん、本発明は、このような印刷制御プログラムを記録
した媒体としても適用可能である。また、本発明の印刷
制御プログラムはコンピュータにおいて実現されるの
で、本発明はこのようなコンピュータを含んだ実体のあ
る装置としても適用可能であるし、上述の機能に対応し
た所定の制御手順に従って処理を進めていくうえで、そ
の根底にはその手順に発明が存在するので、本発明はそ
の方法としても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる印刷制御プログラ
ムを実行可能なコンピュータの概略構成を示したブロッ
ク構成図である。
【図2】プリンタのハードウェアの接続状況を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる印刷制御プログラ
ムが含まれるプリンタドライバの実行環境を示すブロッ
ク図である。
【図4】本印刷制御プログラムの概略構成を示したクレ
ーム対応図である。
【図5】APLにて作成された印刷データが印刷用実デ
ータに変換されるときのデータの変化を模式的に示す図
である。
【図6】インク組み合わせ情報の構造の一例を示す図で
ある。
【図7】印刷インターフェイス主画面の表示画面例を示
す図である。
【図8】インク設定画面の表示画面例を示す図である。
【図9】インク設定画面の別の表示画面例を示す図であ
る。
【図10】印刷エラー表示画面の表示画面例を示す図で
ある。
【図11】プリンタドライバが有するモジュールについ
ての構成を示すブロック図である。
【図12】プリンタドライバがコンピュータに実現させ
る処理の概略を示すフローチャートである。
【図13】プリンタドライバがコンピュータに実現させ
る処理の概略を示すフローチャートである。
【図14】プリンタドライバがコンピュータに実現させ
る処理の概略を示すフローチャートである。
【図15】インク使用情報の構造の一例を示す図であ
る。
【図16】印刷設定取得モジュールによる印刷インター
フェイス主画面表示処理の概略を示すフローチャートで
ある。
【図17】印刷設定取得モジュールによる印刷可能イン
ク取得処理の概略を示すフローチャートである。
【図18】印刷設定取得モジュールによるアイコン表示
データ作成処理の概略を示すフローチャートである。
【図19】印刷設定取得モジュールによる選択可能色数
取得処理の概略を示すフローチャートである。
【図20】印刷プレビュー画面の表示画面例を示す図で
ある。
【図21】印刷用実データ作成モジュールによるCMY
変換処理の概略を示すフローチャートである。
【図22】印刷エラー処理の概略を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10…コンピュータ 11…CPU 12…システムバス 13…ROM 14…RAM 15…ハードディスクドライブ 15a…ハードディスク 15a1…プリンタドライバ 15a2…オペレーティングシステム 15a3…アプリケーションプログラム 16…CD−ROMドライブ 16a…CD−ROM 17…フロッピーディスクドライブ 17a…フロッピーディスク 18…入力インターフェイス 18a…キーボード 18b…マウス 19…CRTインターフェイス 19a…ディスプレイ 20…プリンタインターフェイス 21…通信インターフェイス 21a…通信回線 21b…ファイルサーバ 30…GDI 31…スプーラ 40…プリンタ 42…CPU 46…コントロールIC 47…通信I/O 49…インクカートリッジ 49a…カートリッジメモリ 125a,144a,162a…カートリッジアイコン 125b,144b,162b…使用不可表示アイコン 125c,144c…少量表示アイコン 144d,162d…必要インク表示アイコン 144e…取り外し可能表示アイコン P…印刷制御プログラム P1…インク使用情報入手機能 P2…印刷可能インク取得機能 P21…インク情報表示機能 P3…印刷制御機能 m0…機能制御モジュール m1…印刷データ入手モジュール m2…スプールファイル作成モジュール m3…印刷用実データ作成モジュール m4…インク使用情報入手モジュール m5…印刷設定取得モジュール D11…インク使用情報 T1…インク組み合わせ情報 LUT1,LUT4,LUT6…色変換テーブル
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA11 EB20 EB50 EC26 EC65 EC67 EC79 EC80 EE18 EE20 2C061 AP01 AQ05 AR01 CQ09 CQ36 CQ37 CQ40 CQ41 HJ06 HV14 HV35 HV47 2C087 AA15 AA16 AB01 AB05 AC07 BA08 BA12 BB02 BD36 CB16 CB18 CB20 DA02 DA11 2C187 AC08 AE01 CC02 CD17 HA27

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データを入手し、複数の色インクの
    それぞれに対応した色データに変換するとともに、同複
    数の色インクが使用可能か否かの情報を出力可能なプリ
    ンタに出力して印刷させる印刷用実データを作成する印
    刷制御プログラムであって、 上記プリンタから上記色インク毎に色インクが使用可能
    か否かのインク使用情報を入手するインク使用情報入手
    機能と、 上記インク使用情報入手機能にて入手されたインク使用
    情報に基づいて、上記複数の色インクの中から印刷を行
    うことが可能な色インクのいずれかまたは組み合わせを
    取得する印刷可能インク取得機能と、 上記印刷データを入手し、上記印刷可能インク取得機能
    にて取得された色インクのいずれかまたは組み合わせに
    対応した色データに変換して上記印刷用実データを作成
    する印刷制御機能とをコンピュータに実現させることを
    特徴とする印刷制御プログラム。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の印刷制御プログラ
    ムにおいて、 上記印刷可能インク取得機能は、上記インク使用情報に
    基づいて、印刷を行うことが可能な色インクのいずれか
    または組み合わせを格納したインク組み合わせ情報から
    上記印刷を行うことが可能な色インクのいずれかまたは
    組み合わせを選択して取得することを特徴とする印刷制
    御プログラム。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載の印刷制御プログラ
    ムにおいて、 上記印刷可能インク取得機能は、上記インク組み合わせ
    情報の中から上記印刷を行うことが可能な色インクのい
    ずれかまたは組み合わせを選択する操作入力を受け付
    け、受け付けた内容から上記印刷を行うことが可能な色
    インクのいずれかまたは組み合わせを選択して取得する
    ことを特徴とする印刷制御プログラム。
  4. 【請求項4】 上記請求項2または請求項3のいずれか
    に記載の印刷制御プログラムにおいて、 上記印刷可能インク取得機能は、上記インク使用情報に
    基づいて、色インクの数が最も多くなるように上記イン
    ク組み合わせ情報から印刷を行うことが可能な色インク
    のいずれかまたは組み合わせを選択して取得することを
    特徴とする印刷制御プログラム。
  5. 【請求項5】 上記請求項2〜請求項4のいずれかに記
    載の印刷制御プログラムにおいて、 上記複数の色インクは、それぞれ、シアン、マゼンタ、
    イエロー、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンタの
    インクであり、 上記インク組み合わせ情報には、シアンとマゼンタとイ
    エローとブラックとからなる色インクの組み合わせと、
    シアンとマゼンタとイエローとからなる色インクの組み
    合わせと、ブラックの色インクと、のいずれかまたは組
    み合わせが含まれることを特徴とする印刷制御プログラ
    ム。
  6. 【請求項6】 上記請求項2〜請求項5のいずれかに記
    載の印刷制御プログラムにおいて、 上記印刷制御機能は、上記色インクのいずれかまたは組
    み合わせ毎に設けられて上記印刷データと色データとを
    対応させる色変換テーブルを参照して、上記印刷データ
    を対応する色データに変換することを特徴とする印刷制
    御プログラム。
  7. 【請求項7】 上記請求項6に記載の印刷制御プログラ
    ムにおいて、 上記印刷制御機能は、上記印刷を行うことが可能な色イ
    ンクの組み合わせがシアンとマゼンタとイエローの色イ
    ンクであるとき、シアンとマゼンタとイエローとブラッ
    クの組み合わせからなる色データと上記印刷データとを
    対応させる色変換テーブルを参照して上記印刷データを
    対応する色データに変換し、ブラックに相当する色デー
    タを所定の換算式でシアンとマゼンタとイエローの色デ
    ータに換算して同色変換テーブルにて変換された色デー
    タに加算し、シアンとマゼンタとイエローの組み合わせ
    からなる色データを作成することを特徴とする印刷制御
    プログラム。
  8. 【請求項8】 上記請求項2〜請求項7のいずれかに記
    載の印刷制御プログラムにおいて、 上記印刷可能インク取得機能は、上記印刷を行うことが
    可能な色インクのいずれかまたは組み合わせに関する情
    報を所定の表示手段に表示させることを特徴とする印刷
    制御プログラム。
  9. 【請求項9】 上記請求項2〜請求項8のいずれかに記
    載の印刷制御プログラムにおいて、 上記印刷可能インク取得機能は、上記インク組み合わせ
    情報の中から色インクのいずれかまたは組み合わせを選
    択する操作入力を受け付け、受け付けた内容から印刷時
    に使用する色インクのいずれかまたは組み合わせを選択
    して取得し、上記インク使用情報に基づいて、取得した
    印刷時に使用する色インクのいずれかまたは組み合わせ
    から印刷を行うために必要な色インクを抽出し、抽出し
    た色インクを必要な色インクとして所定の表示手段に表
    示させることを特徴とする印刷制御プログラム。
  10. 【請求項10】 上記請求項1〜請求項9のいずれかに
    記載の印刷制御プログラムにおいて、 上記インク使用情報には、上記色インク毎のインク残量
    に関する情報が含まれ、 上記印刷可能インク取得機能は、上記インク使用情報入
    手機能にて入手されたインク使用情報に応じて上記色イ
    ンク毎のインク残量に関する情報を所定の表示手段に表
    示させることを特徴とする印刷制御プログラム。
  11. 【請求項11】 上記請求項1〜請求項10のいずれか
    に記載の印刷制御プログラムにおいて、 上記印刷可能インク取得機能は、上記インク使用情報に
    基づいて、上記印刷を行うことが可能な色インクのいず
    れかまたは組み合わせ以外の使用可能な色インクを抽出
    し、抽出した色インクを取り外し可能な色インクとして
    所定の表示手段に表示させることを特徴とする印刷制御
    プログラム。
  12. 【請求項12】 上記請求項1〜請求項11のいずれか
    に記載の印刷制御プログラムにおいて、 上記印刷可能インク取得機能は、取得した色インクのい
    ずれかまたは組み合わせに応じた印刷の品質に関する情
    報を所定の表示手段に表示させることを特徴とする印刷
    制御プログラム。
  13. 【請求項13】 印刷データを入手し、複数の色インク
    のそれぞれに対応した色データに変換するとともに、同
    複数の色インクが使用可能か否かの情報を出力可能なプ
    リンタに出力して印刷させる印刷用実データを作成する
    印刷制御プログラムを記録した媒体であって、 上記プリンタから上記色インク毎に色インクが使用可能
    か否かのインク使用情報を入手するインク使用情報入手
    機能と、 上記インク使用情報入手機能にて入手されたインク使用
    情報に基づいて、上記複数の色インクの中から印刷を行
    うことが可能な色インクのいずれかまたは組み合わせを
    取得する印刷可能インク取得機能と、 上記印刷データを入手し、上記印刷可能インク取得機能
    にて取得された色インクのいずれかまたは組み合わせに
    対応した色データに変換して上記印刷用実データを作成
    する印刷制御機能とをコンピュータに実現させることを
    特徴とする印刷制御プログラムを記録した媒体。
  14. 【請求項14】 印刷データを入手し、複数の色インク
    のそれぞれに対応した色データに変換するとともに、同
    複数の色インクが使用可能か否かの情報を出力可能なプ
    リンタに出力して印刷させる印刷用実データを作成する
    印刷制御装置であって、 上記プリンタから上記色インク毎に色インクが使用可能
    か否かのインク使用情報を入手するインク使用情報入手
    手段と、 上記インク使用情報入手手段にて入手されたインク使用
    情報に基づいて、上記複数の色インクの中から印刷を行
    うことが可能な色インクのいずれかまたは組み合わせを
    取得する印刷可能インク取得手段と、 上記印刷データを入手し、上記印刷可能インク取得手段
    にて取得された色インクのいずれかまたは組み合わせに
    対応した色データに変換して上記印刷用実データを作成
    する印刷制御手段とを具備することを特徴とする印刷制
    御装置。
  15. 【請求項15】 印刷データを入手し、複数の色インク
    のそれぞれに対応した色データに変換するとともに、同
    複数の色インクが使用可能か否かの情報を出力可能なプ
    リンタに出力して印刷させる印刷用実データを作成する
    印刷制御方法であって、 上記プリンタから上記色インク毎に色インクが使用可能
    か否かのインク使用情報を入手するインク使用情報入手
    工程と、 上記インク使用情報入手工程にて入手されたインク使用
    情報に基づいて、上記複数の色インクの中から印刷を行
    うことが可能な色インクのいずれかまたは組み合わせを
    取得する印刷可能インク取得工程と、 上記印刷データを入手し、上記印刷可能インク取得工程
    にて取得された色インクのいずれかまたは組み合わせに
    対応した色データに変換して上記印刷用実データを作成
    する印刷制御工程とを具備することを特徴とする印刷制
    御方法。
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