JP3986588B2 - イメージ画像形成システム及びスキャナ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スキャナ装置で読み取ったイメージデータをホスト装置を介することなく、直接プリンタ等の画像形成装置に出力してイメージ画像を形成するイメージ画像形成システム及び当該システムに用いられるスキャナ装置の技術分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、イメージ画像をコピー用紙等の記録材上に形成するには、スキャナ装置によってイメージデータを読み取り、この読み取ったイメージデータをパーソナルコンピュータ等のホスト装置において入力して処理した後、該ホスト装置からプリンタ等の画像形成装置にデータを出力していた。
【0003】
しかしながら、近年においては、スキャナ装置から画像形成装置としてのプリンタに直接データを出力してイメージ画像を形成するシステムが提供されている。このシステムは、特定のプリンタを制御するためのプログラムを予めスキャナ装置に備えられたROM等の記憶手段に記憶させておき、スキャナ装置自身に備えられたキー等の操作により、スキャナ装置で読み取った画像を所定のデータに変換した後にプリンタに送信し、かつ、プリンタをスキャナ装置から制御することにより、紙等の記録材上に画像を形成させるものである。
【0004】
このようなシステムを用いれば、イメージデータをホスト装置に出力することなく、直接プリンタ等の画像形成装置に出力できるので、イメージ画像形成の簡易化を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のシステムでは、例えば画像形成装置としてインクジェット型のカラープリンタを用いると、プリンタの種類毎にインクの性質や印字方法が異なるため、ホスト装置からプリンタにデータを送出する場合にも、ホスト装置において色変換データまたは色変換用のプログラム等の調整手段を持つ必要があり、上述のようにスキャナ装置から直接にイメージ画像をプリントするには、スキャナ装置にもプリンタの種類毎に色変換データまたは色変換用のプログラム等の調整手段を備える必要があるため、スキャナ装置のデータ容量またはプログラム容量が増大するという問題があった。
【0006】
また、このような問題はインクジェット型のカラープリンタを用いた場合に限られず、画像形成装置として白黒の各種のプリンタ等を用いた場合にも、濃度の設定、中間調の設定等のデータをプリンタの種類毎に備える必要があり、同様に発生する問題であった。
【0007】
そこで、本発明は、データ容量の増大を抑えつつ、スキャナ装置から各種類のプリンタ等の画像形成装置を用いてイメージ画像を形成することのできるイメージ画像形成システム及び当該システムに用いられるスキャナ装置を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のイメージ画像形成システムは前記課題を解決するために、原稿画像の読み取り及びイメージデータの出力を行うスキャナ装置と、該スキャナ装置に接続されたホスト装置と、少なくとも該スキャナ装置に接続され入力データに基づいてイメージ画像を記録材上に形成する画像形成装置とを有するイメージ画像形成システムであって、前記画像形成装置の種類に応じて設定される画像形成装置制御用のデータ及びプログラムを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された前記画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方を前記スキャナ装置の動作環境設定時にて前記スキャナ装置に出力する制御手段とを有するホスト装置と、前記画像形成装置と別体に構成され、前記スキャナ装置と前記画像形成装置とによるイメージ画像直接形成モードを選択する選択手段と、原稿画像を読み取ってイメージデータを生成する画像読み取り手段と、少なくとも一種類の画像形成装置に対応する前記画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの記憶が可能な容量を有する不揮発性の書き換え自在な記憶手段と、前記ホスト装置から出力される前記画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方を該記憶手段に記憶させ、前記選択手段により前記イメージ画像直接形成モードが選択された場合には、前記画像読み取り手段により得られるイメージデータを、前記記憶させた画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方に基づいて処理し、処理したデータを前記画像形成装置に直接出力する制御手段とを有するスキャナ装置とを備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項1に記載のイメージ画像形成システムによれば、スキャナ装置の動作環境設定時においてホスト装置の制御手段から画像形成装置の制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方がスキャナ装置に出力され、該制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方は、スキャナ装置の制御手段により不揮発性の書き換え自在な記憶手段に記憶される。これにより、複数の種類の画像形成装置に対応する複数の前記制御用のデータまたはプログラムを、予めスキャナ装置の記憶手段に記憶させておくことなく、スキャナ装置においてホスト装置と同様に画像形成装置の種類に応じた適切な制御が行われる。この制御は、スキャナ装置に備えられた選択手段により、スキャナ装置と画像形成装置とによるイメージ画像直接形成モードが選択されることにより開始され、スキャナ装置の制御手段は、まず画像読み取り手段により原稿画像をイメージデータとして読み取らせる。次に、読み取らせたイメージデータを前記記憶手段に記憶させた前記制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方に基づいて処理した後、処理したデータを画像形成装置に直接出力する。その結果、スキャナ装置で読み取られたイメージデータはホスト装置に出力されることなく、画像形成装置の種類に応じて適切に処理されて当該画像形成装置に直接出力される。
【0010】
請求項2に記載のイメージ画像形成システムは、前記請求項1に記載のイメージ画像形成システムにおいて、前記スキャナ装置の動作環境設定時は、前記ホスト装置におけるスキャナドライバソフトウェアのインストール時、または前記ホスト装置の電源立ち上げ時であることを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載のイメージ画像形成システムによれば、前記ホスト装置におけるスキャナドライバソフトウェアのインストール時、または前記ホスト装置の電源立ち上げ時に、ホスト装置からスキャナ装置に画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方が出力され、スキャナ装置の使用前において確実に前記画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方がスキャナ装置の記憶手段に記憶される。
【0012】
請求項3に記載のイメージ画像形成システムは、前記請求項1または請求項2に記載のイメージ画像形成システムにおいて、前記画像形成装置制御用のデータまたはプログラムは、カラー画像形成における色変換データ及び色変換用のプログラム並びに前記ホスト装置と前記画像形成装置間のインターフェースプログラムを含むことを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載のイメージ画像形成システムによれば、カラー画像形成における色変換データまたは色変換用のプログラムもしくは前記ホスト装置と前記画像形成装置間のインターフェースプログラムのいずれかが、スキャナ装置の不揮発性の書き換え自在な記憶手段に記憶されるので、スキャナ装置で読み取ったイメージデータは、ホスト装置に出力されなくても、スキャナ装置において画像形成装置の種類に応じて適切に処理される。
【0014】
請求項4に記載のスキャナ装置は前記課題を解決するために、ホスト装置及び画像形成装置に接続され、原稿画像の読み取り及びイメージデータの出力を行うスキャナ装置であって、前記画像形成装置と別体に構成され、前記スキャナ装置と前記画像形成装置とによるイメージ画像直接形成モードを選択する選択手段と、原稿を読み取ってイメージデータを生成する画像読み取り手段と、少なくとも一種類の画像形成装置に対応する画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方の記憶が可能な容量を有する不揮発性の書き換え自在な記憶手段と、前記ホスト装置から出力される前記画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方を該記憶手段に記憶させ、前記選択手段により前記イメージ画像直接形成モードが選択された場合には、前記画像読み取り手段により原稿を読み取らせてイメージデータを生成させ、前記記憶させた画像形成装置制御用のデータまたはプログラムに基づいて当該イメージデータを処理し、処理したデータを前記画像形成装置に直接出力する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項4に記載のスキャナ装置によれば、ホスト装置の制御手段から画像形成装置の制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方がスキャナ装置に出力されると、該制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方は、スキャナ装置の制御手段により不揮発性の書き換え自在な記憶手段に記憶される。これにより、複数の種類の画像形成装置に対応する複数の前記制御用のデータまたはプログラムを、予めスキャナ装置の記憶手段に記憶させておくことなく、スキャナ装置においてホスト装置と同様に画像形成装置の種類に応じた適切な制御が行われる。この制御は、スキャナ装置に備えられた選択手段により、スキャナ装置と画像形成装置とによるイメージ画像直接形成モードが選択されることにより開始され、スキャナ装置の制御手段は、まず画像読み取り手段により原稿画像をイメージデータとして読み取らせる。次に、読み取らせたイメージデータを前記記憶手段に記憶させた前記制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方に基づいて処理した後、処理したデータを画像形成装置に直接出力する。その結果、スキャナ装置で読み取られたイメージデータはホスト装置に出力されることなく、画像形成装置の種類に応じて適切に処理されて当該画像形成装置に直接出力される。
【0016】
請求項5に記載のスキャナ装置は、前記請求項4に記載のスキャナ装置において、前記画像処理用のデータまたはプログラムは、カラー画像形成における色変換データまたは色変換用のプログラム並びに前記ホスト装置と前記画像形成装置間のインターフェースプログラムを含むことを特徴とする。
【0017】
請求項5に記載のスキャナ装置は、カラー画像形成における色変換データまたは色変換用のプログラムもしくは前記ホスト装置と前記画像形成装置間のインターフェースプログラムのいずれかが、スキャナ装置の不揮発性の書き換え自在な記憶手段に記憶されるので、スキャナ装置で読み取ったイメージデータは、ホスト装置に出力されなくても、スキャナ装置において画像形成装置の種類に応じて適切に処理される。
【0018】
【0019】
【0020】
請求項6に記載のスキャナ装置は、前記請求項4または請求項5に記載のスキャナ装置において、前記不揮発性の書き換え自在な記憶手段は、フラッシュEEPROMであることを特徴とする。
【0021】
請求項6に記載のスキャナ装置によれば、前記不揮発性の書き換え自在な記憶手段は、フラッシュEEPROMなので、比較的安価でしかも大容量であり、全ビットあるいはブロック単位での書き換えが行われる。従って、画像形成装置が変更される場合等に一括して書き換えられ、比較的大きなサイズの前記画像形成装置制御用のデータまたはプログラムが効率良く、且つ、確実に記憶される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施の形態を図1から図5に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態におけるイメージ画像形成システムのブロック図である。
【0023】
図1においてホスト装置としてのPC(パーソナルコンピュータ)1のハードウェアの機能ブロック図に示すように、PC1は、マイクロプロセッサ等からなる制御手段としてのCPU2と、制御プログラム等を記憶させたROM3と、各種データを記憶させるRAM4と、入出力ポートから成るI/F(インターフェース)5とを備えている。
【0024】
前記I/F5には、キーボード6と、マウス7と、ディスプレイ8と、FDD(フロッピーディスクドライブ)9と、HDD(ハードディスクドライブ)10とが接続されており、更に後述するスキャナ装置としてのカラースキャナ20と画像形成装置としてのカラープリンタ30が接続されている。これらのカラースキャナ20及びカラープリンタ30とPC1との接続には、例えば、セントロニクス準拠のパラレルI/F等が用いられている。
【0025】
次に、カラースキャナ20は、制御手段としてのCPU21と、制御プログラムを格納したROM22と、スキャナの読み取り解像度等の各種データを記憶するためのRAM23と、原稿をイメージデータとして読み取る読み取りヘッド24と、読み取りヘッド24にて読み取った原稿の画像データを一旦格納する読み取りバッファメモリ25と、原稿もしくは読み取りヘッド24の少なくとも一方を搬送するための駆動モータ26と、前記PC1及び後述するプリンタ30との接続のためのパラレルI/F27と、後述するようにPC1からダウンロードされるデータを格納するための記憶手段としてのフラッシュEEPROM28を備えている。
【0026】
このような構成により、PC1側からの割り込み要求コマンドにより、前記読み取りバッファメモリ25内の画像データをPC1内に取り込み、あるいは後述するようにプリンタ30に取り込むことができる。
【0027】
次に、前記PC1及びスキャナ20に接続された画像形成装置としてのカラープリンタ30について説明する。本実施形態においては、プリンタとして、インクジェット型のカラープリンタを用いている。プリンタ30は図1のハードウェアの機能ブロック図に示すように、制御手段としてのCPU31と、制御プログラムを格納したROM32と、色調整等の各種データを記憶するためのRAM33と、印字するデータを一旦格納するプリントバッファメモリ34と、印字を行う印字ヘッド35と、印字ヘッド35及び紙等の記録材を搬送させるための駆動モータ36と、前記PC1及びスキャナ20との接続のためのパラレルI/F37とを備えている。
【0028】
次に、以上のようなハードウェア構成を有する本実施形態のシステムのソフトウェアから見た機能構成について図2に基づいて説明する。本実施形態ではOSとしてWindowsを用いており、図2に示すように、OS40上においてイメージデータを読み込み画面上に表示させたりするスキャナ20に付属のアプリケーションプログラム41と、ワードプロセッサソフトウェアのような一般的なアプリケーションプログラム42が動作するようになっている。
【0029】
スキャナ20に付属するアプリケーションプログラム41を起動させた状態にて、メインメニュー43もしくはビュワープログラム44の選択時に表示される「スキャナ」ボタンをクリックすると、図3に示すようなスキャン用のダイアログボックスが画面上に表示され、ユーザーが設定操作を行うことが可能となる。設定項目には、解像度,グレースケール,スキャンサイズ等があり、更にスキャン開始のためのスタートボタン等も表示されている。これらの設定項目等を画面上に表示すると共に、これらの設定データあるいはスタート指示等に基づいてスキャナ動作が実行されるように機能するのがスキャナドライバプログラム45である。このスキャナドライバプログラム45は、スキャン実行時においてI/F5を介してスキャナ20から送られてくるイメージデータをビュワープログラム44に送り、ビュワープログラム44は受け取ったイメージデータを画面上に表示する。また、スキャナドライバプログラム45は「プレスキャン」が選択された場合に、I/F5を介してスキャナ20から送られてきたイメージデータの内容を画面上に一時的に表示させる働きをも有しており、具体的には図3に示すダイアログボックスの中のスキャニング領域にプレスキャンしたイメージデータを表示させる。
【0030】
前記スキャナドライバプログラム45は、前記アプリケーションプログラム41とスキャナ20との間に介在し、両者間のデータの送受信を手助けするためのプログラムであり、OS40上で動作するようになっている。
【0031】
一方、ワードプロセッサソフトウェア等の一般的なアプリケーションプログラム42を起動した場合にも、該アプリケーション42上で印刷等のコマンドを選択することにより、プリンタドライバプログラム46が起動され、図3に示したダイアログボックスと同様なプリント用のダイアログボックスが画面上に表示され、解像度,用紙サイズ,色調整等の設定と、プリントのスタート指示が可能となる。このプリントドライバプログラム46は、アプリケーションプログラム42とプリンタ30との間に介在して、両者間のデータの送受信を手助けするためものであり、具体的にはプリンタ30で認識可能なプリントデータを作成し、I/F5を介してプリンタ30に送るものであって、OS40上で動作するようになっている。
【0032】
スキャナ20あるいはプリンタ30に対するPC1からのアクセス方式は、そのスキャナ20やプリンタ30、あるいはPC1のハード構成等により異なっているが、その異なる環境毎にアプリケーションプログラム41,42のアクセス方式を変更することは困難なので、アプリケーションプログラム41,42とスキャナ20及びプリンタ30との間にドライバプログラム45,46を介在させて、アプリケーションプログラム41,42からのアクセス方式は統一させつつ、その一方で、環境毎に異なるアクセス方式はドライバプログラム45,46により対応させるようにしているのである。
【0033】
また、同様に、フォント制御のためのフォントドライバプログラム47、ディスプレイ制御のためのCRTドライバプログラム48、キーボード制御のためのキーボードドライバプログラム49、マウス制御のためのマウスドライバプログラム50がOS40上で動作するようになっている。
【0034】
以上のような構成において、前記アプリケーションプログラム41が起動されている場合に、メインメニュー43上で表示された「スキャナ」ボタンの操作に基づき、あるいはビュワープログラム44の表示画面上で「スキャナ」ボタンが操作されるとスキャナドライバ45が駆動され、図3に示すダイアログボックスが表示される。ここで、「スタート」ボタンにより読み取り指示が行われると、スキャナドライバプログラム45はこの読み取り指示をI/F5のパラレルI/Fを介してスキャナ20に与える。スキャナ20はこの指示を受けて読み取りヘッド24を駆動し、イメージデータを読み取る。読み取られたイメージデータは1ラインずつスキャナ20のパラレルI/F27及びPC1のI/F5のパラレルI/Fを介してスキャナドライバプログラム45に送信され、受信されたイメージデータはスキャナドライバプログラム45により、1ライン分ずつフォーマット変換され、図1に示すHDD10に記憶される。
【0035】
1ライン単位のイメージデータの読み取りが繰り返され、1ページ分のイメージデータがHDD10に記憶されると、スキャナドライバプログラム46は、その旨及びそのイメージデータが記憶されたアドレス等をビュワープログラム44に知らせ、このメッセージを受けたビュワープログラム44は、HDD10をアクセスし、読み取ったイメージデータを画面上に表示する。なお、メインメニュー43からスキャナドライバプログラム45が起動された場合には、これに連動してビュワープログラム44も自動的に立ち上がるように設定されているため、ビュワープログラム44から起動された場合と同様にイメージデータが画面に表示される。
【0036】
そして、このイメージデータをプリンタ30にプリントする場合には、アプリケーションプログラム41上、例えばビュワープログラム44が起動されている画面上でプリントコマンドを選択することにより、プリンタドライバ46が起動され、プリント設定用の画面が表示された状態で「スタート」ボタンによりプリントスタートの指示が出されると、プリンタドライバ46は、プリンタ30で認識可能なプリントデータを作成し、具体的には色変換データと色変換プログラムとを用いて、イメージデータをC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),B(ブラック)の4色のビットイメージデータに変換し、制御コードと共に該4色ビットイメージデータをプリンタ30に送出する。
【0037】
プリンタ30はこの指示を受けてビットデータを図1に示すプリントバッファ34に記憶させ、プリントバッファ34に記憶させたデータを印字ヘッド35を用いて用紙等の記録材上に出力する。
【0038】
1ライン単位の出力が繰り返され、1ページ分のデータの出力が終了すると、プリンタドライバプログラム46はビュワープログラム44に対して、1ページ分のイメージデータのプリント完了を知らせる。
【0039】
このようなイメージ画像の形成方法は、従来から行われている方法であり、スキャナ20から読み取った画像データを文章中に貼り付けたり、あるいは画像処理を施す等のようにPC1上での加工後にプリント出力する場合には適した方法である。
【0040】
しかしながら、コピー機のように、スキャナ20で読み取った原稿画像をそのままプリンタ30から出力させたい場合には、イメージデータのPC1上への読み取りというプロセスを必要とするため、余計な時間がかかるという問題があった。
【0041】
そこで、スキャナ20とプリンタ30を直接ケーブルにより接続し、スキャナ20のROM22にプリンタ制御用のプログラムを記憶させることにより、イメージ画像を直接プリンタ30により出力させる手法が提案された。
【0042】
しかしながら、インクジェット型のカラープリンタを用いる場合には、インクの性質あるいは印字方法等によって少なくとも色変換データまたは色変換プログラムが異なるため、スキャナ20のROM等にプリンタの種類毎の色変換データまたは色変換プログラムの少なくともいずれか一方を記憶させておく必要があり、データ容量またはプログラム容量が増大するという問題があった。
【0043】
そこで、本発明は、この問題を解決するために、スキャナ20に不揮発性の書き換え自在な記憶手段として、フラッシュEEPROM28を備え、スキャナ20に付属するアプリケーションプログラム41及びスキャナドライバプログラム45のインストール時等に、少なくとも前記色変換データまたは色変換プログラム等をPC1からスキャナ20にダウンロードし、スキャナ20で読み取ったイメージデータをPC1上に送出することなく、直接プリンタ30に送出することにより、イメージ画像のプリントを行うように構成した。
【0044】
前記色変換データまたは色変換プログラムの少なくともいずれか一方は、スキャナドライバプログラム45をインストールした後にPC1のHDD10上にダウンロードされるようになっており、本実施形態では、プリンタ30の機種に適合したプリンタドライバプログラム46がすでにインストールされている状態でスキャナドライバプログラム45をインストールするようにして、スキャナドライバプログラム45のインストール後に現在使用されているプリンタドライバプログラム46、すなわちプリンタ30の機種に対応した前記色変換データまたは色変換プログラムをスキャナ20のフラッシュEEPROM28にダウンロードするようにした。
【0045】
つまり、図4に示すフローチャートに示すように、インストールプログラムがスタートすると、まず一般的なスキャナドライバプログラム45等のインストール処理が行われ(ステップS1)、次にスキャナ20への色変換データ等の送信要求が行われる(ステップS2)。そして、スキャナ20から受信レディ信号が送信されるのを待ち(ステップS3)、何らかの原因でレディ信号が送信されない場合には(ステップS3;NO)、エラー処理を行ってインストールプログラムの再起動等を促す(ステップS4)。一方、スキャナ20からレディ信号が送信された場合には、プリンタ30の機種に適合した色変換データ等をスキャナドライバプログラム45を介して送信する(ステップS5)。
【0046】
これに対し、スキャナ20側では、PC1からの送信要求が有るか否かを判断し(ステップS6)、無い場合には、読み開始コマンドの有無の判断等の他の処理を行って(ステップS7)、送信要求がなされるのを待機する。そして、送信要求がなされた場合には(ステップS6;YES)、メモリのチェック等を行って(ステップS8)、受信レディ信号をPC1へ送信し(ステップS9)、PC1からデータが送信されると(ステップS10;YES)、そのデータを受信して(ステップS11)、フラッシュEEPROM28に書き込む(ステップS12)。この受信・書き込み動作をPC1からのデータが無くなるまで続け、データの終了により(ステップS13;YES)、ダウンロードプログラムを終了させる。
【0047】
但し、本発明にダウンロードのタイミングは、以上のものに限られるものではなく、スキャナ20とPC1とを初めて接続し、PC1の電源を立ち上げた時に前記のダウンロードを行うようにしても良いし、あるいは適当なタイミングでダウンロードプログラムを立ち上げるようにしても良い。
【0048】
また、前記色変換用のデータ及び色変換プログラムは、バイト単位で頻繁に書き換える性質のものではなく、プリンタが変更される場合のみ一括して書き換えられるものである。従って、バイト単位で書き換え可能なフル機能型EEPROMを使用する必要はなく、全ビットあるいはブロック単位で消去可能なフラッシュメモリであっても機能的に十分に満足できる。また、フラッシュEEPROMはフル機能型EEPROMに比べてビット当たりの価格が安く、安価に制作することができる。さらに、前記のような色変換用のデータ等を記憶するには、ある程度の記憶容量が必要であり、フル機能型EEPROMに比較してメモリ容量の大きいフラッシュEEPRPOMは特に適合する。
【0049】
そして、本実施形態では、選択手段として、スキャナドライバプログラム45と共にインストールされたアプリケーションプログラム41に含まれるメインメニュー43上でイメージ画像直接形成モードを選択するコマンドとしてコピーコマンドを用意し、このコピーコマンドが選択された(メインメニューの画面に表示された「コピー」ボタンが押された)場合に、スキャナドライバプログラム45を介してスキャナ20にコピースタートを指示するようにした。以下、コピースタートからプリント出力までの動作を図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0050】
まず、アプリケーションプログラム41のメインメニュー43上で、コピーコマンドが選択されたか否かを判断し(ステップS20)、コピーコマンドが選択されない場合には、他のコマンドが選択されたか否かの判断等の他の処理を行い(ステップS21)、コピーコマンドが選択されるのを待つ。そして、コピーコマンドが選択された場合には(ステップS20;YES)、コピーコマンドをスキャナドライバプログラム45を介してスキャナ20に送信する(ステップS22)。
【0051】
これに対し、スキャナ20側では、PC1からコピーコマンドが送信されたか否かを判断し(ステップS23)、無い場合には、通常のスキャン動作のみの読み込み開始コマンドの有無の判断等の他の処理を行って(ステップS24)、コピーコマンドが送信されるのを待機する。そして、コピーコマンドが送信された場合には(ステップS23;YES)、読み取りヘッド24を駆動してスキャンを開始し(ステップS25)、読み取ったイメージデータを一旦読み取りバッファメモリ25に格納する(ステップS26)。以後、全てのデータの読み取りが終了するまでこの動作を継続し(ステップS27;NO)、全てのデータの読み取りが終了したら(ステップS27;YES)、スキャナデータを基にフラッシュEEPROM28に格納した色変換データ等に従ったCMYKの4色のドットイメージデータを作成し(ステップS28)、プリンタ30に対して送信要求を出力する(ステップS29)。そして、プリンタ30からレディ信号が送信されるのを待ち(ステップS30)、何らかの理由でレディ信号が送信されない場合には(ステップS30;NO)、エラー処理を行うが(ステップS31)、レディ信号が送信された場合には(ステップS30;YES)、プリンタ30の仕様に合わせた手順でドットイメージデータをプリンタ30へ送信し(ステップS32)、全てのドットイメージデータの送信終了までこの動作を継続する(ステップS33)。
【0052】
一方、プリンタ30においては、スキャナ20から送信要求が送信されるのを待ち(ステップS34)、送信要求が送信されない場合には(ステップS34;NO)、他のコマンドの待機等の他の処理を行って(ステップS35)、コマンド待機状態となる。なお、スキャナ20には、前記色変換データ等だけでなく、プリンタを制御するためのプログラムも記憶されており、PC1と同じ形式でデータまたはコマンドの送信が可能であるため、プリンタ30において、PC1からのデータとスキャナ20からのデータとの判別を行う必要はない。
【0053】
そして、送信要求がスキャナ20から送信された場合には(ステップS34;YES)、印字可能な状態であるか否かをチェックし(ステップS36)、印字可能な状態でなければ(ステップS37;NO)、ビジィ信号等を送信する処理を行う(ステップS38)。一方、印字可能な状態であれば、レディ信号を送信し(ステップS39)、ビットイメージデータがスキャナ20から送信されると(ステップS40;YES)、プリントバッファ34にビットイメージデータを格納し(ステップS41)、印字ヘッド35を駆動してプリントを行う(ステップS42)。以後、データの受信・印字を全てのビットイメージデータが終了するまで継続し、全てのビットイメージデータの印字を終了したら(ステップS43;YES)、プリント処理を終了する。
【0054】
以上説明したように、本発明によれば、スキャナ20の記憶手段に、プリンタの種類に応じたあらゆる種類の色変換データまたは色変換プログラムを記憶させておく必要がなく、スキャナにおけるデータ容量またはプログラム容量を増大させることなく、スキャナ20とプリンタ30とを用いた簡易かつ高速なイメージ画像形成が可能となる。
【0055】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図6に基づいて説明する。なお、第1の実施形態の共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0056】
前記の実施形態では、イメージ画像の直接形成モードへの移行を示すコピーコマンドを、PC1から送出したが、本実施形態では、図6に示すように、スキャナ20に選択手段としてのスイッチ29を更に備え、このスイッチ29の押下により、イメージ画像の直接形成モードへ移行させるようにしたものである。
【0057】
このような構成にすることにより、フラッシュEEPROM28に少なくとも色変換データまたは色変換プログラムをダウンロードさせておくことにより、PC1の電源がオフの場合でも、前記スイッチ29の押下により、スキャナ20で読み取った画像をプリンタ30から出力させることができ、イメージ画像形成をより一層簡略化することができる。
【0058】
なお、上述した実施形態においては、PC1からスキャナ20に対してダウンロードするデータまたはプログラムとして、色変換データまたはプログラムを挙げたが、本発明はこれに限られるものではなく、4色ビットイメージデータをプリンタの仕様に合わせて出力するプログラム自体をPC1からスキャナ20にダウンロードさせるようにしても良い。このような構成とすることにより、使用できるプリンタの種類を広げることができる。
【0059】
また、上述した実施形態においては、スキャンデータをPC側またはスキャナ側でビットイメージデータに変換した後にプリンタに送出する場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、ページ記述言語で書かれたプリンタにコマンドを送出し、プリンタにおいてビットイメージデータに展開する場合にも適用可能である。この場合には、スキャンデータをページ記述言語に変換するプログラムをスキャナのROM等の記憶手段に記憶させておけば良い。
【0060】
また、上述の実施形態においては、画像形成装置としてインクジェット型のプリンタを用いた場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、電子写真方式を利用したプリンタ等を用いても良い。
【0061】
更に、上述の実施形態においては、カラープリンタを用いたために、色変換データまたは色変換プログラムをスキャナにダウンロードしたが、本発明はこれに限られるものではなく、白黒のプリンタを用いた場合には、濃度データあるいは階調データ等をスキャナにダウンロードするようにしても良い。
【0062】
【発明の効果】
請求項1に記載にイメージ画像形成システムによれば、画像形成装置の種類に応じて設定される画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方を、ホスト装置からスキャナ装置に出力させ、スキャナ装置の不揮発性の書き換え自在な記憶手段に記憶させるので、複数の種類の画像形成装置に対応する複数の前記制御用のデータまたはプログラムを、予めスキャナ装置の記憶手段に記憶させる必要がなくなり、スキャナ装置における記憶手段の容量の増大を防ぐことができる。
【0063】
また、選択手段によりイメージ画像直接形成モードが選択された場合には、スキャナ装置の画像読み取り手段により得られるイメージデータを、前記画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方に基づいて処理させ、処理させたデータを画像形成装置に直接出力させるので、スキャナ装置で読み取ったイメージデータをホスト装置に出力させる必要がなく、画像形成装置の種類に応じて適切な処理が行われたイメージ画像の出力を、高速かつ簡易に行うことができる。
更に、画像形成装置制御用のデータまたはプログラムは、スキャナ装置の記憶手段に記憶されている状態にあるため、ホスト装置の電源がオフの場合でも、選択手段による選択により、スキャナ装置にて読み取った画像を画像形成装置から出力させることができ、イメージ画像の出力をより簡易に行うことが可能となる。従って、ホスト装置へイメージデータを入力する通常のスキャンモードと同様の操作でイメージ画像の直接形成を行うことができる。
請求項2に記載のイメージ画像形成システムによれば、前記ホスト装置におけるスキャナドライバソフトウェアのインストール時、または前記ホスト装置の電源立ち上げ時に、ホスト装置からスキャナ装置に画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方を出力させるので、スキャナ装置の使用前において確実に前記画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方をスキャナ装置の記憶手段に記憶させることができ、スキャナ装置と画像形成装置との間におけるイメージ画像の直接形成を確実に実行させることができる。
【0064】
請求項3に記載のイメージ画像形成システムによれば、カラー画像形成における色変換データまたは色変換用のプログラムもしくは前記ホスト装置と前記画像形成装置間のインターフェースプログラムのいずれかを、スキャナ装置の不揮発性の書き換え自在な記憶手段に記憶させるので、スキャナ装置で読み取ったイメージデータを、ホスト装置に出力させなくても、スキャナ装置において画像形成装置の種類に応じて適切に処理させることができ、画像形成装置の種類が変更された場合にも、良好なカラーイメージ画像をスキャナ装置と画像形成装置との間で直接に形成することができる。
【0065】
請求項4に記載にスキャナ装置によれば、画像形成装置の種類に応じて設定され、ホスト装置から出力される画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方を、スキャナ装置の不揮発性の書き換え自在な記憶手段に記憶させるので、複数の種類の画像形成装置に対応する複数の前記制御用のデータまたはプログラムを、予めスキャナ装置の記憶手段に記憶させる必要がなくなり、スキャナ装置における記憶手段の容量の増大を防ぐことができる。
【0066】
また、選択手段によりイメージ画像直接形成モードが選択された場合には、スキャナ装置の画像読み取り手段により得られるイメージデータを、前記画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方に基づいて処理させ、処理させたデータを画像形成装置に直接出力させるので、スキャナ装置で読み取ったイメージデータをホスト装置に出力させる必要がなく、画像形成装置の種類に応じて適切な処理が行われたイメージ画像の出力を、高速かつ簡易に行うことができる。
更に、画像形成装置制御用のデータまたはプログラムは、スキャナ装置の記憶手段に記憶されている状態にあるため、ホスト装置の電源がオフの場合でも、選択手段による選択により、スキャナ装置にて読み取った画像を画像形成装置から出力させることができ、イメージ画像の出力をより簡易に行うことが可能となる。従って、ホスト装置へイメージデータを入力する通常のスキャンモードと同様の操作でイメージ画像の直接形成を行うことができる。
【0067】
請求項5に記載のスキャナ装置によれば、カラー画像形成における色変換データまたは色変換用のプログラムもしくは前記ホスト装置と前記画像形成装置間のインターフェースプログラムのいずれかを、スキャナ装置の不揮発性の書き換え自在な記憶手段に記憶させるので、スキャナ装置で読み取ったイメージデータを、ホスト装置に出力させなくても、スキャナ装置において画像形成装置の種類に応じて適切に処理させることができ、画像形成装置の種類が変更された場合にも、良好なカラーイメージ画像をスキャナ装置と画像形成装置との間で直接に形成することができる。
【0068】
【0069】
請求項6に記載のスキャナ装置によれば、前記不揮発性の書き換え自在な記憶手段を、比較的大容量であり、全ビットあるいはブロック単位での書き換えが行われるフラッシュEEPROMとしたので、画像形成装置が変更される場合等に一括して書き換えられ、比較的大きなサイズの前記画像形成装置制御用のデータまたはプログラムを効率良く、且つ、確実に記憶させることができる。また、フル機能型EEPROMに比べて安価なので、スキャナ装置のコストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態におけるイメージ画像形成システムのハードウェアの機能構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態におけるイメージ画像形成システムのソフトウェアの機能構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態におけるアプリケーションプログラムを起動させてスキャン動作を実行する際の画面表示の一例を示す概略図である。
【図4】 本発明の第1の実施形態におけるプリンタ制御用のデータまたはプログラムの送信及び受信の動作を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の第1の実施形態におけるスキャナで読み取ったイメージデータのプリンタによる出力動作を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の第2の実施形態におけるイメージ画像形成システムのハードウェアの機能構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…PC
2…CPU
3…ROM
4…RAM
5…I/F
6…キーボード
7…マウス
8…ディスプレイ
9…FDD
10…HDD
20…カラースキャナ
21…CPU
22…ROM
23…RAM
24…読み取りヘッド
25…読み取りバッファメモリ
26…駆動モータ
27…I/F
28…フラッシュEEPROM
29…スイッチ
30…カラープリンタ
31…CPU
32…ROM
33…RAM
34…プリントバッファ
35…印字ヘッド
36…駆動モータ
37…I/F
40…OS
41…アプリケーションプログラム
42…Windowsアプリケーション
43…メインメニュー
44…ビュワープログラム
45…スキャナドライバプログラム
46…プリンタドライバプログラム
47…フォントドライバプログラム
48…CRTドライバプログラム
49…キーボードドライバプログラム
50…マウスドライバプログラム
Claims (6)
- 原稿画像の読み取り及びイメージデータの出力を行うスキャナ装置と、該スキャナ装置に接続されたホスト装置と、少なくとも該スキャナ装置に接続され入力データに基づいてイメージ画像を記録材上に形成する画像形成装置とを有するイメージ画像形成システムであって、
前記画像形成装置の種類に応じて設定される画像形成装置制御用のデータ及びプログラムを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された前記画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方を前記スキャナ装置の動作環境設定時にて前記スキャナ装置に出力する制御手段とを有するホスト装置と、
前記画像形成装置と別体に構成され、前記スキャナ装置と前記画像形成装置とによるイメージ画像直接形成モードを選択する選択手段と、原稿画像を読み取ってイメージデータを生成する画像読み取り手段と、少なくとも一種類の画像形成装置に対応する前記画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの記憶が可能な容量を有する不揮発性の書き換え自在な記憶手段と、前記ホスト装置から出力される前記画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方を該記憶手段に記憶させ、前記選択手段により前記イメージ画像直接形成モードが選択された場合には、前記画像読み取り手段により得られるイメージデータを、前記記憶させた画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方に基づいて処理し、処理したデータを前記画像形成装置に直接出力する制御手段とを有するスキャナ装置と、
を備えたことを特徴とするイメージ画像形成システム。 - 前記スキャナ装置の動作環境設定時は、前記ホスト装置におけるスキャナドライバソフトウェアのインストール時、または前記ホスト装置の電源立ち上げ時を含むことを特徴とする請求項1に記載のイメージ画像形成システム。
- 前記画像形成装置制御用のデータまたはプログラムは、カラー画像形成における色変換データ及び色変換用のプログラム並びに前記ホスト装置と前記画像形成装置間のインターフェースプログラムを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のイメージ画像形成システム。
- ホスト装置及び画像形成装置に接続され、原稿画像の読み取り及びイメージデータの出力を行うスキャナ装置であって、
前記画像形成装置と別体に構成され、
前記スキャナ装置と前記画像形成装置とによるイメージ画像直接形成モードを選択する選択手段と、
原稿を読み取ってイメージデータを生成する画像読み取り手段と、
少なくとも一種類の画像形成装置に対応する画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方の記憶が可能な容量を有する不揮発性の書き換え自在な記憶手段と、
前記ホスト装置から出力される前記画像形成装置制御用のデータまたはプログラムの少なくともいずれか一方を該記憶手段に記憶させ、前記選択手段により前記イメージ画像直接形成モードが選択された場合には、前記画像読み取り手段により原稿を読み取らせてイメージデータを生成させ、前記記憶させた画像形成装置制御用のデータまたはプログラムに基づいて当該イメージデータを処理し、処理したデータを前記画像形成装置に直接出力する制御手段と、
を備えたことを特徴とするスキャナ装置。 - 前記画像形成装置制御用のデータまたはプログラムは、カラー画像形成における色変換データ及び色変換用のプログラム並びに前記ホスト装置と前記画像形成装置間のインターフェースプログラムを含むことを特徴とする請求項4に記載のスキャナ装置。
- 前記不揮発性の書き換え自在な記憶手段は、フラッシュEEPROMであることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のスキャナ装置。
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