JP4458219B2 - 印刷システムおよび印刷制御プログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷システムおよび印刷制御プログラムに関し、特に、プリンタに給紙されたメディアの種類に応じた印刷を実行する印刷システムおよび印刷制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の印刷制御プログラムは、アプリケーションプログラムにて作成された印刷データを入手し、プリンタに給紙されたメディアの種類に応じたデータに変換して、プリンタに印刷を実行させている。この処理をコンピュータに実現させるために、印刷制御プログラムは、メディアの種類毎に、色変換テーブルや、ユーザインターフェイスの動作に関する情報や、メディアに対して行う印刷の種類に関する情報等、メディアに対して印刷を実行させるための情報を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の印刷制御プログラムでは、以下のような課題があった。
すなわち、プリンタに給紙されるメディアの種類に対応して印刷を実行させるための情報を有していない場合、プリンタに印刷を実行させることができなかった。このため、新しい種類のメディアが追加販売された場合でも、プリンタに印刷を実行させたいという希望があった。なお、メディアの種類に対応していない情報に基づいて印刷を実行させることが可能な場合もあるが、印刷の品質が良好でないことが多い。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、メディアの種類に対応してプリンタに印刷を実行させるための情報を有していなくても、印刷を実行することが可能な印刷システムおよび印刷制御プログラムの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、給紙されたメディアに対して印刷を実行するプリンタと、同プリンタと双方向通信可能であるとともに同プリンタに同メディアに対して印刷を実行させる印刷制御装置とにより構成される印刷システムであって、上記プリンタは、メディアの種類に関するメディア種類情報を格納したメディア種類情報対応テーブルが書き込まれたメモリを具備し、当該メディア種類情報対応テーブルに格納されたメディア種類情報のうち給紙されたメディアの種類に対応するメディア種類情報を出力可能であり、上記メディア種類情報対応テーブルには、将来追加販売される新しいメディアの種類に対応させるメディア種類情報が格納され、上記印刷制御装置は、メディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報を格納した記録媒体と、上記プリンタから上記メディア種類情報を入手することにより当該プリンタに給紙されたメディアの種類を認識するメディア種類認識手段と、上記メディア印刷情報とメディアの種類とを対応させる対応テーブルであって将来追加販売される新しいメディアの種類に対応させる情報を有する対応テーブルを参照して上記メディア種類認識手段にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されているか否かを判断し、格納されていないと判断した場合に、上記メディア種類認識手段にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報を取得して上記記録媒体に追加格納するメディア印刷情報取得手段と、上記メディア種類認識手段にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されていなかった場合には上記メディア印刷情報取得手段にて取得され上記記録媒体に追加格納されたメディア印刷情報に基づいて上記メディアの種類に応じた印刷を実行させる一方、上記メディア種類認識手段にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されていた場合には当該格納されていたメディア印刷情報に基づいて上記プリンタに給紙されたメディアの種類に応じた印刷を実行させる印刷制御手段とを具備し、上記メディア印刷情報取得手段は、上記記録媒体に追加格納されたメディア印刷情報を含めて上記メディア種類認識手段にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されているか否かを判断する構成としてある。
また、請求項3にかかる発明は、メディアの種類に関するメディア種類情報を格納したメディア種類情報対応テーブルであって将来追加販売される新しいメディアの種類に対応させるメディア種類情報が格納されたメディア種類情報対応テーブルが書き込まれたメモリを具備し当該メディア種類情報対応テーブルに格納されたメディア種類情報のうち給紙されたメディアの種類に対応するメディア種類情報を出力可能なプリンタに給紙されたメディアに対して印刷を実行させる機能をコンピュータに実現させる印刷制御プログラムであって、上記プリンタから上記メディア種類情報を入手することにより当該プリンタに給紙されたメディアの種類を認識するメディア種類認識機能と、メディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報とメディアの種類とを対応させる対応テーブルであって将来追加販売される新しいメディアの種類に対応させる情報を有する対応テーブルを参照して上記メディア種類認識機能にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記メディア印刷情報を格納するための記録媒体に格納されているか否かを判断し、格納されていないと判断した場合に、上記メディア種類認識機能にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報を取得して上記記録媒体に追加格納するメディア印刷情報取得機能と、上記メディア種類認識機能にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されていなかった場合には上記メディア印刷情報取得機能にて取得され上記記録媒体に追加格納されたメディア印刷情報に基づいて上記メディアの種類に応じた印刷を実行させる一方、上記メディア種類認識機能にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されていた場合には当該格納されていたメディア印刷情報に基づいて上記プリンタに給紙されたメディアの種類に応じた印刷を実行させる印刷制御機能とを実現させ、上記メディア印刷情報取得機能は、上記記録媒体に追加格納されたメディア印刷情報を含めて上記メディア種類認識機能にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されているか否かを判断する構成としてある。
【0005】
上記のように構成した請求項3にかかる発明においては、プリンタに印刷を実行させるに際して、メディア種類認識機能がプリンタに給紙されたメディアの種類を認識すると、メディア印刷情報取得機能は、メディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報とメディアの種類とを対応させる対応テーブルであって将来追加販売される新しいメディアの種類に対応させる情報を有する対応テーブルを参照して上記メディア種類認識機能にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記メディア印刷情報を格納するための記録媒体に格納されているか否かを判断し、格納されていないと判断した場合に、上記メディア種類認識機能にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報を取得して上記記録媒体に追加格納する。すると、印刷制御機能は、上記メディア種類認識機能にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されていなかった場合には上記メディア印刷情報取得機能にて取得され上記記録媒体に追加格納されたメディア印刷情報に基づいてプリンタにメディアの種類に応じた印刷を実行させる一方、上記メディア種類認識機能にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されていた場合には当該格納されていたメディア印刷情報に基づいて上記プリンタに給紙されたメディアの種類に応じた印刷を実行させる。上記メディア印刷情報取得機能は、上記記録媒体に追加格納されたメディア印刷情報を含めて上記メディア種類認識機能にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されているか否かを判断する。
【0006】
プリンタに給紙されるメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報がないとき、メディア印刷情報取得機能により同メディアの種類に対応したメディア印刷情報が取得され上記記録媒体に追加格納される。したがって、メディアの種類に対応してプリンタに印刷を実行させるための情報を有していなくても、プリンタに印刷を実行させることが可能となる。その結果、本印刷制御プログラムが作成された後から新しい種類のメディアが追加販売された場合でも、当該種類のメディアを印刷用として利用することができる。
なお、メディア印刷情報は、メディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要な情報であればよい。例えば、メディアの名称、RGBに基づく色データをCMYKに基づく色データに変換する色変換テーブル、ユーザインターフェイスの動作に関する情報、メディアに対して行う印刷のモードに関する情報等、様々な情報をメディア印刷情報とすることができる。
【0007】
ここで、上記メディア種類認識機能は、給紙されたメディアの種類に関するメディア種類情報を出力可能な上記プリンタから同メディア種類情報を入手することにより上記メディアの種類を認識する。
上記のように構成した発明においては、プリンタがメディア種類情報を出力すると、メディア印刷情報取得機能はメディア種類情報を入手することによりメディアの種類を認識する。すなわち、メディア種類認識機能を簡易に構成することができる。
なお、メディア種類情報を出力可能なプリンタは、給紙されたメディアの種類に応じて切換位置を切り換え可能な切換スイッチの切換位置を検出して対応するメディア種類情報を出力するものであってもよいし、給紙されたメディアの種類の操作入力を受け付ける液晶パネルにて受け付けたメディアの種類に対応するメディア種類情報を出力するものであってもよく、様々なものを採用することができる
【0008】
また、メディアの種類に対応したメディア印刷情報を取得する構成の一例として、上記メディア印刷情報取得機能は、上記メディアの種類に対応したメディア印刷情報が取得されているかどうかを判定し、取得されていないと判定したときに同メディアの種類に対応したメディア印刷情報を取得してもよい
上記のように構成した発明においては、メディアの種類に対応したメディア印刷情報が取得されていない場合に、同メディアの種類に対応したメディア印刷情報が取得される。すなわち、メディア種類情報を取得する頻度を少なくさせることができる。
【0009】
さらに、上記メディア印刷情報取得機能は、ネットワークを介して双方向通信可能であるとともに上記メディア印刷情報を記憶したサーバから上記メディアの種類に対応したメディア印刷情報を取得してもよい
すなわち、メディア印刷情報を記憶したサーバからネットワークを介してメディアの種類に対応したメディア印刷情報を取得することができるので、利便性が向上する。
【0010】
ネットワークを使用することができない場合、ネットワークを介さずにメディア印刷情報を取得することができると好適である。そこで、上記メディア印刷情報取得機能は、上記メディア印刷情報を記憶した記憶媒体から上記メディアの種類に対応したメディア印刷情報を取得してもよい
すなわち、メディア印刷情報を記憶した記憶媒体からメディアの種類に対応したメディア印刷情報を取得することができる。ここで、記憶媒体は、CD−ROMであってもよいし、光磁気ディスクであってもよく、様々なものが適用可能である。
なお、メディア印刷情報取得機能は、メディア印刷情報を取得するのみならず、メディア印刷情報を削除する機能を有していてもよい。この場合、例えば、不要となったメディア印刷情報を削除することができるので、メディア印刷情報を記憶しておく記憶媒体等を効率的に使用することが可能となる。
【0011】
上述したメディア印刷情報のデータ形式は、様々可能である。その構成の一例として、上記メディア印刷情報は、当該印刷制御プログラムに追加可能なプラグインである構成としてもよい
上記のように構成した発明においては、メディア印刷情報はプラグインとされ、本印刷制御プログラムに追加可能となっている。すなわち、メディア印刷情報を取得したとき、印刷を実行させることが容易である。
むろん、メディア印刷情報をプラグインとするのは一例に過ぎない。例えば、メディア印刷情報をプログラムのない情報のみとすることもできる。また、メディア印刷情報を本印刷制御プログラムの構造を変更させる情報とすることも可能である。
【0012】
ところで、プリンタに印刷を実行させる際、メディアの種類に対応したメディア印刷情報が取得されていないことも想定される。そこで、上記印刷制御機能は、印刷を実行させる際、上記メディアの種類に対応したメディア印刷情報が取得されているかどうかを判定し、取得されていないと判定したとき、上記メディア印刷情報取得機能に同メディアの種類に対応したメディア印刷情報を取得させてもよい
上記のように構成した発明においては、印刷を実行させる際、メディアの種類に対応したメディア印刷情報が取得されていないと、同メディアの種類に対応したメディア印刷情報が取得される。すなわち、印刷を行う際、必要なメディア印刷情報がなければ自動的に取得されるので、利便性が向上する。
【0013】
また、印刷制御機能の別の構成の一例として、上記印刷制御機能は、上記メディアに対して行う印刷の種類を取得する印刷種類取得機能を有し、この印刷種類取得機能にて取得された印刷の種類に応じた印刷を実行させるとともに、上記メディアの種類が同印刷種類取得機能にて取得された印刷の種類に適しているかどうかを判定し、適していないと判定したときに印刷を実行させない構成としてもよい
上記のように構成した発明においては、印刷種類取得機能にて取得された印刷の種類に応じた印刷が実行される。そして、メディアの種類が印刷種類取得機能にて取得された印刷の種類に適していないとき、印刷は行われない。すなわち、メディアの種類に対して適さない種類の印刷は行われないので、メディアを無駄にしない。
【0014】
なお、プリンタに印刷を実行させる際、取得したメディア印刷情報を選択して印刷を実行させるようにしてもよい。そこで、プリンタに印刷を実行させる印刷制御プログラムであって、メディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報を記憶したメディア印刷情報記憶領域から、メディア印刷情報を選択する設定入力を受け付け、同メディア印刷情報を選択するメディア印刷情報選択機能と、このメディア印刷情報選択機能にて選択されたメディア印刷情報に基づいて印刷を実行させる印刷制御機能と、上記メディア印刷情報記憶領域に記憶されていないメディア印刷情報を取得し、同メディア印刷情報記憶領域に追加するメディア印刷情報取得機能とをコンピュータに実現させ、上記メディア印刷情報選択機能は、上記メディア印刷情報取得機能にて上記メディア印刷情報記憶領域に追加されたメディア印刷情報を選択可能である構成としてもよい
すなわち、必要なメディア印刷情報がメディア印刷情報記憶領域に追加され、利用者は追加されたメディア印刷情報を含めて印刷を実行させるためのメディア印刷情報を選択することが可能となる。
【0015】
ところで、本発明の印刷制御プログラムを実施するうえで、プログラムのデータを記録媒体に記録し、この記録媒体を流通させ、同記録媒体からデータを適宜サーバやクライアントに読み込むことが考えられる。従って、記録媒体にかかる発明においても、基本的には同様の作用となる。すなわち、必ずしも印刷制御プログラムに限らず、そのプログラムを記録した媒体としても有効であ
なお、上記記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。また、一部がソフトウェアであって、一部がハードウェアで実現される場合においても本発明の思想において全く異なるものではなく、一部を記録媒体上に記録しておいて必要に応じて適宜読み込む形態のものも含まれる。さらに、一次複製品、二次複製品などの複製段階については全く問う余地なく同等である。
【0016】
また、本発明の印刷制御プログラムはコンピュータにおいて実現され、このようなコンピュータを含んだ実体のある装置としても適用可能であることは容易に理解できる。従って、印刷制御装置にかかる発明においても、基本的には同様の作用となる。すなわち、必ずしも印刷制御プログラムに限らず、その装置としても有効である。むろん、このような印刷制御装置は単独で実施される場合もあるし、ある機器に組み込まれた状態で他の方法とともに実施されることもあるなど、発明の思想としてはこれに限らず、各種の態様を含むものであって、適宜、変更可能である。
さらに、本発明の印刷制御プログラムが上述の機能に対応した所定の制御手順に従って処理を進めていくうえで、その根底にはその手順に発明が存在するということは当然である。従って、本発明は方法としても適用可能であり、印刷制御方法にかかる発明においても、基本的には同様の作用となる。すなわち、必ずしもプログラムに限らず、その方法としても有効である。
【0017】
さらに、給紙されたメディアに対して印刷を実行するプリンタと、このプリンタと双方向通信可能であって本印刷制御プログラムを実現させるコンピュータを含んだ装置とによりシステムを構成しても、本発明を適用可能であることは容易に理解できる。従って、本発明は、このようなシステムとしても適用可能であり、請求項1にかかる発明においても、基本的には同様の作用となる。すなわち、印刷システムとしても有効であ
【0018】
ここで、メディア種類情報を出力可能なプリンタには、様々なものがある。その構成の一例として、上記請求項1に記載の印刷システムにおいて、上記プリンタは、給紙されたメディアの種類に応じて切換位置を切り換え可能な切換スイッチを有し、この切換スイッチの切換位置を検出して対応する上記メディア種類情報を出力してもよい
すなわち、プリンタは、切換スイッチの切換位置を検出することにより、メディアの種類に対応するメディア種類情報を出力することができる。
【0019】
また、別の一例として、上記請求項1に記載の印刷システムにおいて、上記プリンタは、給紙されたメディアの種類の操作入力を受け付ける液晶パネルを有し、この液晶パネルにて受け付けたメディアの種類に対応する上記メディア種類情報を出力してもよい
すなわち、プリンタは、液晶パネルにて給紙されたメディアの種類の操作入力を受け付けることによりメディアの種類に対応するメディア種類情報を出力することができる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、メディアの種類に対応して印刷を実行するための情報を有していなくても、印刷を実行することが可能な印刷システムを提供することができる
【0022】
さらに、請求項2にかかる発明によれば、必要なメディア印刷情報がなければ自動的に取得されるので、利便性を向上させることができる。
【0023】
さらに、請求項3にかかる発明によれば、メディアの種類に対応してプリンタに印刷を実行させるための情報を有していなくても、印刷を実行させることが可能な印刷制御プログラムを提供することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)印刷システムの概略構成:
(2)印刷制御プログラムを実行可能なコンピュータとプリンタの構成:
(3)各種表示画面の例:
(4)印刷制御プログラムの概略構成:
(5)メディア印刷情報の構造の概略:
(6)本実施形態の動作:
(7)第二の実施形態:
【0025】
(1)印刷システムの概略構成:
図1は、本発明の第一の実施形態にかかる印刷システム300の概略構成を、ネットワークであるインターネット網400を介してサーバ500と接続されている状態により示している。
図において、インターネット網400には、印刷システム300と、サーバ500とが接続されている。すなわち、印刷システム300とサーバ500との間のデータ通信はすべてインターネット網400を介して行われる。印刷システム300は、インターネット網400に接続された印刷制御装置100と、この印刷制御装置100にパラレルインターフェイスケーブルを介して接続されたプリンタ200とから構成されている。
ここで、印刷制御装置100とプリンタ200との接続インターフェイスは、パラレルインターフェイスに限られる必要もなく、シリアルインターフェイスやSCSI、USB接続など種々の接続態様を採用可能であるし、今後開発されるいかなる接続態様であっても同様である。
【0026】
本実施形態では、印刷制御装置100にデスクトップ型パーソナルコンピュータを適用しているが、印刷制御装置100にはコンピュータとして一般的な構成を有するものを採用することができ、ノート型であるとか、モバイル対応のものであってもよい。むろん、パーソナルコンピュータに限定されるものでもない。
また、インターネット網400には種々のコンピュータが接続可能であり、所定のパーソナルコンピュータをローカルサーバにするなどしてLAN(Local Area Network)を接続することも可能である。したがって、印刷制御装置100をLANで構成してインターネット網400に接続し、同LAN内の複数のパーソナルコンピュータからインターネット網400にアクセスしてもよい。
【0027】
印刷制御装置100は、本発明にいうメディア種類認識手段U1と、メディア印刷情報取得手段U2と、印刷制御手段U3とを備えている。また、プリンタ200は、本発明にいう切換スイッチであるスライドスイッチU11と、メディア種類情報出力手段U12とを備えている。
上記構成において、プリンタ200のスライドスイッチU11は、給紙された印刷用紙等のメディアの種類に応じて切換位置を切り換えることが可能である。プリンタ200は、概略、メディア種類情報出力手段U12がスライドスイッチU11の切換位置を検出して対応するメディア種類情報D1を印刷制御装置100に出力する。ここで、詳しくは後述するが、メディア種類情報D1は給紙されたメディアの種類に関する情報である。
【0028】
印刷制御装置100では、概略、メディア種類認識手段U1が、プリンタ200からメディア種類情報D1を入手することにより給紙されたメディアの種類を認識する。すると、メディア印刷情報取得手段U2は、同メディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が取得されているかどうかを判定し、取得されていないと判定したときに同メディアの種類に対応したメディア印刷情報D2を取得する。その際、メディア印刷情報D2を記憶したサーバ500からインターネット網400を介してメディアの種類に対応したメディア印刷情報D2を取得することができる。また、印刷制御装置100がインターネット網400と接続されていないときには、メディア印刷情報D2を記憶したCD−ROM90等からメディア印刷情報D2を取得することも可能である。ここで、詳しくは後述するが、メディア印刷情報D2は、メディアの種類毎に設けられて同メディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要な情報であり、ファイル化されたプラグインとされている。
そして、印刷制御手段U3が、メディア印刷情報D2に基づいてプリンタ200にメディアの種類に応じた印刷を実行させる。
【0029】
なお、メディア印刷情報D2を出力するサーバ500は、図2に示すように、ハードディスク501、CGIプログラム502、通信インターフェイス503を備えている。
ハードディスク501には、各種情報を所定のブラウザにて視認可能にするための複数のHTMLファイル501aが記憶されている。また、各種メディアの種類に対応した複数のメディア印刷情報D2も蓄積されている。ここで、メディア印刷情報D2のそれぞれは異なるURL(Uniform ResourceLocator)に格納されており、指定されたURLに対応するメディア印刷情報D2が出力されるようになっている。なお、新しい種類のメディアが追加販売されたときには、その新しい種類のメディアに対応するメディア印刷情報が作成され、追加用として確保されているURLに同メディア印刷情報が格納されるようになっている。
通信インターフェイス503は、TCP/IPによってインターネット網400にアクセスし、双方向通信を行うことができる。CGIプログラム502は、通信インターフェイス503を介して受信する所定の命令に基づいてハードディスク501にアクセスすることができる。
【0030】
(2)印刷制御プログラムを実行可能なコンピュータとプリンタの構成:
次に、上記印刷制御装置100を実現させる印刷制御プログラムを実行可能なコンピュータの構成を説明する。
図3は、本発明の一実施形態にかかる印刷制御プログラムを実行可能なコンピュータである印刷制御装置100の概略構成を、プリンタ200とサーバ500とともに示したブロック構成図である。
図において、印刷制御装置100は、コンピュータ本体10と、このコンピュータ本体10に接続されたキーボード18a、マウス18b、ディスプレイ19aとを備えている。
【0031】
コンピュータ本体10は演算処理の中枢をなすCPU11を備えており、このCPU11はシステムバス12を介してコンピュータ本体10全体の制御を行う。同システムバス12には、ROM13、RAM14、外部記憶装置であるハードディスクドライブ15やCD−ROMドライブ16やフロッピー(登録商標)ディスクドライブ17、入力インターフェイス18、CRTインターフェイス19、プリンタインターフェイス20、通信インターフェイス21が接続されている。
ハードディスクドライブ15に接続されてデータを格納するハードディスク15aには、ソフトウェアとしてオペレーティングシステム(以下、OSと呼ぶ。)や文書情報や画像情報を作成可能なアプリケーションプログラム(以下、APLと呼ぶ。)等が格納されており、これらのソフトウェアは、実行時にCPU11によって適宜RAM14に転送される。本印刷制御プログラムも、ハードディスク15aに記憶されている。そして、CPU11は、当該RAM14に適宜アクセスしてソフトウェアを実行する。すなわち、RAM14を一時的なワークエリアとして利用しながら種々のプログラムを実行することになる。
【0032】
入力インターフェイス18には、キーボード18aやマウス18bが操作用入力機器として接続されている。CRTインターフェイス19には、表示用のディスプレイ19aが接続されている。また、プリンタインターフェイス20には、印刷ジョブである印刷用実データに基づいて印刷用紙等のメディアに印刷するプリンタ200が接続されている。
【0033】
上述したように各ソフトウェア類は、ハードディスク15aに格納されているが、各ソフトウェアを格納可能な記録媒体は、ハードディスク15aに限定されるものではない。例えば、CD−ROM90であるとか、フロッピー(登録商標)ディスク17aであってもよい。これらの記録媒体に記録されたソフトウェアは、CD−ROMドライブ16やフロッピー(登録商標)ディスクドライブ17を介してコンピュータ本体10にて読み込まれ、ハードディスク15aにインストールされることになる。そして、上述したようにCPU11によってハードディスク15aを介してRAM14上に読み込まれて各種処理が実行されることになる。また、記録媒体は、これらに限定されず、光磁気ディスクなどであってもよい。また、半導体デバイスとしてフラッシュカードなどの不揮発性メモリなどを利用することも可能である。また、システムバス12に接続されたモデム等の通信インターフェイス21を上記インターネット網400(図3では図示を省略)に接続し、同じくインターネット網400に接続されている各プログラム類を格納可能なサーバ500にアクセスして、各ソフトウェア類をダウンロードすることも可能である。
【0034】
なお、APLの一つとして、ブラウザがハードディスク15aにインストールされている。このブラウザがRAM14に読み出されると、通信インターフェイス21を介してサーバ500に格納されたプラグインであるメディア印刷情報D2をダウンロードすることができる。そこで、プリンタドライバは、ダウンロードされたメディア印刷情報D2を、ハードディスク15aに追加格納することができる。そして、本印刷制御プログラムは、ハードディスク15aに追加格納されたメディア印刷情報D2自体をコンピュータである印刷制御装置100に実行させることにより、プリンタ200に印刷を実行させることが可能である。また、メディア印刷情報D2を記憶したCD−ROM90も用意されているので、CD−ROMドライブ16を介してCD−ROM90からメディア印刷情報D2をハードディスク15aに追加格納することも可能である。
【0035】
図4は、プリンタ200のハードウェアの接続状況を示すブロック図である。本実施形態で使用するプリンタ200は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、ライトシアン(c)、ライトマゼンタ(m)の計6色の色インクを備えるインクジェットプリンタである。
なお、本プリンタ200は、印字ヘッドのインク吐出状態の差異を極力少なくするため、マイクロウィーブ技術を使用することが可能である。むろん、プリンタにマイクロウィーブ技術を採用する構成は一例に過ぎず、マイクロウィーブ技術を採用していないプリンタを使用していても、本発明を適用することが可能である。
図において、プリンタ200内部に設けられたバス201に、CPU202、ROM203、RAM204、通信I/O205、A/Dコンバータ206、図示しないASICやコントロールICが接続されている。そして、CPU202が、RAM204をワークエリアとして利用しながらROM203に書き込まれたプログラムに従って各部を制御する。
【0036】
ここで、ASICは印字ヘッドを駆動するためにカスタマイズされたICであり、CPU202と所定の信号を送受信しつつ印字ヘッド駆動のための処理を行う。印字ヘッドは、上記CMYKcmの色インクの供給を受けて、内蔵するピエゾ素子が駆動されることによりドット単位でインクを吐出する。コントロールICは、CMYKcmの色インクを充填したインクカートリッジに取り付けられたカートリッジメモリを制御するために搭載されたICである。CPU202は、このコントロールICと所定の信号を送受信し、カートリッジメモリに記録されたインクの色や残量の情報の読み出しや、インク残量の情報の更新等を行う。
【0037】
A/Dコンバータ206には、複数のスライドスイッチ207(上記スライドスイッチU11に相当)が接続されている。これらのスライドスイッチ207は、給紙されたメディアの種類に応じて利用者により切換位置を切り換えられる。図5に示すように、スライドスイッチ207a,b,cにはそれぞれ抵抗回路R1,R2,R3が接続されており、切換位置に対応したハイレベルまたはローレベルの電圧信号が抵抗回路R1,R2,R3を介してA/Dコンバータ206に入力されるようになっている。なお、図はスライドスイッチ207の回路構成を同スライドスイッチ207の周辺回路と併せて模式的に示したものであるが、図に示した回路以外に様々な回路構成とすることができるのは言うまでもない。
【0038】
CPU202は、ROM203に書き込まれたプログラムに従って、スライドスイッチ207から出力される電圧レベルをA/Dコンバータ206を介して入手する。ここで、同電圧レベルはスライドスイッチ207の切換位置に対応しているので、CPU202はスライドスイッチ207の切換位置を検出したことになる。
ROM203には、図6に示すように、スライドスイッチ207から出力される電圧レベルの組み合わせに対応させてメディアの種類に対応する識別データを格納したメディア種類情報対応テーブルT1が書き込まれている。この識別データが、上述したメディア種類情報D1である。そして、CPU202は、このメディア種類情報対応テーブルT1を参照して、スライドスイッチ207から出力される電圧レベルの組み合わせに対応するメディア種類情報D1を取得する。同電圧レベルの組み合わせはスライドスイッチ207の切換位置に対応しているので、スライドスイッチ207の切換位置に対応するメディア種類情報D1を取得することになる。そして、取得したメディア種類情報D1を通信I/O205に対して出力する。
なお、将来新しいメディアが追加販売されることを考慮して、メディア種類情報対応テーブルT1には当該新しいメディアの種類に対応させる識別データも書き込まれている。
【0039】
例えば、プリンタ200に上質紙を給紙するとき、スライドスイッチ207a,b,cの切換位置を、それぞれハイレベル側、ハイレベル側、ローレベル側とする設定であるものとする。このとき、利用者は、スライドスイッチ207a,b,cの切換位置を、それぞれハイレベル側、ハイレベル側、ローレベル側に設定する。すると、スライドスイッチ207a,bの出力はともに「H」(ハイレベル)となり、スライドスイッチ207cの出力は「L」(ローレベル)となる。そこで、メディア種類情報対応テーブルT1からはスライドスイッチ207a,b,cの電圧レベルの組み合わせ「H,H,L」に対応する識別データ「ID上質紙」が取得されるので、メディア種類情報D1として「ID上質紙」が印刷制御装置100に出力される。なお、図ではわかりやすく説明するため識別データを「ID上質紙」等と記載しているが、実際にはアルファベットと数字とから識別データが構成されている。
【0040】
通信I/O205は印刷制御装置100のプリンタインターフェイス20と接続されており、プリンタ200は通信I/O205を介して印刷制御装置100から送信されるCMYKcmのデータやページ記述言語等からなる印刷用実データを受信する。そして、印刷用実データに基づいて印字ヘッドや図示しない印刷用紙搬送機構を駆動しながら印刷を行う。また、印刷制御装置100からの要求に応じて、プリンタ200は通信I/O205を介して、メディア種類情報D1や、コントロールICからのインク残量を示す情報を、印刷制御装置100に出力する。
このように、プリンタ200は、スライドスイッチU11の切換位置を検出し、同切換位置に対応して、給紙されたメディアの種類に関するメディア種類情報D1を出力する、メディア種類情報出力手段U12を備えている。
【0041】
印刷制御装置100では、以上のハードウェアを基礎として、バイオスが実行され、その上層にてOSと、APLとが実行される。基本的には、OSがバイオスを介するか直にハードウェアとアクセスし、APLは、このOSを介してハードウェアとデータなどのやりとりを行う。
【0042】
例えば、ハードディスク15aからデータを読み込む場合には、OSを介してハードウェアにアクセスすることになる。この他、OSにはハードウェアを制御するための各種のドライバ類が組み込まれ、OSの一部となって各種の制御を実行する。このドライバ類は、CRTインターフェイス19を制御するディスプレイドライバや、プリンタドライバや、通信インターフェイス21を制御する通信ドライバ等である。
ここで、プリンタドライバには、プラグインとされたメディア印刷情報D2を追加したり削除したりすることができる。すなわち、メディア種類情報D1もOSの一部となって各種の制御を実行することが可能である。
【0043】
図7は、本発明の一実施形態にかかる印刷制御プログラムが含まれるプリンタドライバ15a1の実行環境をブロック図により示している。
プリンタドライバ15a1は、APL15a3からの印刷機能の実行時に稼働される。プリンタドライバ15a1は、プリンタインターフェイス20を介してプリンタ200と双方向の通信を行うことが可能であり、OS15a2を介してAPL15a3から印刷データを受け取って印刷用実データを作成し、プリンタ200に送出する。また、プリンタインターフェイス20を介して、プリンタ200にメディア種類情報の要求を送出し、プリンタ200からメディア種類情報D1を入手する。
OS15a2には、描画画像情報や文書情報等のグラフィックスに関してAPL15a3とOS15a2との間でグラフィックユーザーインターフェイス機能を実現するGDI(Graphics Device Interface)30や、ハードディスク15aの所定の領域に格納された中間ファイルに対して所定の処理を実施して印刷用実データを作成してプリンタ200に送出する図示しないポートドライバ、等が組み込まれている。
【0044】
プリンタドライバ15a1には、印刷データ入手モジュールm1、中間ファイル作成モジュールm2、印刷用実データ作成モジュールm3、印刷設定取得モジュールm4、環境設定取得モジュールm5、メディア種類認識モジュールm6、メディア印刷情報取得モジュールm7、等の各種モジュールが組み込まれている。そして、図8に示すように、各モジュールm1〜m7は、機能制御モジュールm0の制御に基づいて所定の機能を実現しつつ連携動作して印刷用実データを作成することが可能である。
【0045】
メディア種類認識モジュールm6は、プリンタインターフェイス20を介して、プリンタ200からメディア種類情報D1を入手する。ここで、メディア種類情報D1はメディアの種類と対応しているので、メディア種類認識モジュールm6はプリンタ200からメディア種類情報D1を入手することにより給紙されたメディアの種類を認識したことになる。なお、後述するプラグイン対応テーブルからメディアの名称を取得することにより、メディアの種類を認識する構成としてもよい。
【0046】
メディア印刷情報取得モジュールm7は、メディア種類認識モジュールm6にて認識されたメディアの種類に対応したメディア印刷情報D2を取得する。その際、サーバ500やCD−ROM90等からメディアの種類に対応したメディア印刷情報D2を取得することができる。取得したメディア印刷情報D2はプラグインであり、メディア印刷情報取得モジュールm7は印刷用実データ作成モジュールm3と印刷設定取得モジュールm4とにメディア印刷情報D2をリンクさせる。
【0047】
ここで、メディアの種類とメディア印刷情報D2とを対応させるために、プリンタドライバ15a1は、図9に示すプラグイン対応テーブルT2を有している。このプラグイン対応テーブルT2は、メディアの名称、メディア印刷情報D2を格納したサーバ500のURL、ファイル名であるプラグイン名が、メディア種類情報D1毎に区分されて格納されている。すなわち、メディア印刷情報取得モジュールm7は、プラグイン対応テーブルT2を参照して、メディア種類認識モジュールm6が入手したメディア種類情報D1に対応するURLを取得し、印刷制御装置100にインストールされたブラウザを介してURLを指定することにより、サーバ500から対応するメディア印刷情報D2をダウンロードすることができる。
なお、サーバ500と接続することができないときには、プラグイン対応テーブルT2からメディア種類情報D1に対応するプラグイン名を取得し、CD−ROMドライブ16のプラグイン名を指定することにより、CD−ROM90から対応するメディア印刷情報D2を読み込んでコピーすることができる。
【0048】
印刷データ入手モジュールm1は、GDI30から、APL15a3にて作成された印刷データを入手する。中間ファイル作成モジュールm2は、印刷データ入手モジュールm1が入手した印刷データから中間ファイルを作成し、ハードディスク15aに一時記憶させる。
環境設定取得モジュールm5は、マウス18b等の操作入力に基づいて印刷処理時の諸条件を取得する。印刷設定取得モジュールm4は、マウス18b等の操作入力に基づいて各種印刷パラメータを取得する。その際、メディア印刷情報取得モジュールm7にて取得されたメディア印刷情報D2自身も実行させる。
印刷用実データ作成モジュールm3は、同印刷パラメータに基づいて、ハードディスク15aに一時記憶されている中間ファイルを適宜取得し、メディアの種類に応じて、RGBに基づくデータをCMYKcmに基づく色データに変換する画像処理等を実行し、印刷用実データを作成して、OS15a2を介してプリンタ200に送信する。その際、上記メディア印刷情報D2自身も実行させながら印刷用実データを作成する。
【0049】
(3)各種表示画面の例:
OS15a2は環境設定機能を有しており、この環境設定機能を実行するとプリンタドライバ15a1がOS15a2に含まれるGDI30をコールしてプロパティ設定画面を表示し、印刷処理時の諸条件の選択が可能になるようにしてある。
OS15a2にて表示される図示しない操作画面において、プリンタの絵柄とされたプリンタアイコンをマウス18bにてクリックした後、「プロパティメニュー」をマウス操作にて選択すると、環境設定機能が選択され、図10に示すようなプロパティ設定画面620が表示される。このプロパティ設定画面620を表示するのは図7におけるプリンタドライバ15a1である。
【0050】
プロパティ設定画面620では、印刷処理時の諸条件の設定入力が可能である。ここで、各種設定入力を受け付ける前に、プリンタ200に印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報D2が取得されているかどうかが判断され、取得されていない場合には図10に示すプラグインダウンロード画面630がプロパティ設定画面620に重ねて表示されるようになっている。
プラグインダウンロード画面630には、プラグイン取得状態表示領域631、用紙種類表示領域632、ダウンロードボタン633、キャンセルボタン634が設けられている。
【0051】
プラグイン取得状態表示領域631には、「印刷に必要なプラグインがありません」というメッセージが表示される。用紙種類表示領域632には、認識されたメディアの種類が表示される。
ダウンロードボタン633がクリック操作されると、ブラウザが起動され、用紙種類表示領域632に表示されたメディアの種類に対応するURLが指定されて、メディア印刷情報D2がダウンロードされる。そして、プラグインダウンロード画面630は消え、プロパティ設定画面620にて設定入力を行うことが可能となる。
一方、キャンセルボタン634がクリック操作されると、メディア印刷情報D2はダウンロードされずにプラグインダウンロード画面630が消え、プロパティ設定画面620にて設定入力を行うことが可能となる。
【0052】
なお、ダウンロードボタン633がクリックされたとき、ブラウザがインターネット網400に接続することができないこともあり得る。この場合、プラグインダウンロード画面630は消え、図11に示すプラグインコピー画面640が表示される。プラグインコピー画面640には、プラグイン取得状態表示領域641、用紙種類表示領域642、インストール実行ボタン643、キャンセルボタン644が設けられている。
【0053】
プラグイン取得状態表示領域641には、「インターネットに接続できません」というメッセージとともに、用紙種類表示領域642に表示されたメディアの種類に対応するメディア印刷情報D2を記憶したCD−ROM90をCD−ROMドライブ16に入れるように促すメッセージも表示される。そこで、利用者がCD−ROM90をCD−ROMドライブ16に入れてインストール実行ボタン643をクリック操作すると、対応するメディア印刷情報D2が所定のメディア印刷情報記憶領域であるプラグインフォルダにインストールされる。そして、プラグインコピー画面640は消え、プロパティ設定画面620にて設定入力を行うことが可能となる。なお、対応するメディア印刷情報D2が記憶されていないCD−ROM90がCD−ROMドライブ16に入れられている場合には、プラグインコピー画面640を表示し続ける。
一方、キャンセルボタン644がクリック操作されると、メディア印刷情報D2はインストールされずにプラグインコピー画面640が消え、プロパティ設定画面620にて設定入力を行うことが可能となる。
なお、詳細な説明は行っていないが、プロパティ設定画面620では、取得されたメディア印刷情報D2を選択して削除する操作を行うことも可能である。
【0054】
ところで、図10で示したようなプラグインダウンロード画面630と同様の画面は、APL15a3から印刷を実行させるときにも表示される。APL15a3はAPL用印刷機能を有しており、このAPL用印刷機能を実行するとプリンタドライバ15a1がOS15a2に含まれるGDI30をコールして印刷インターフェイス画面を表示し、各種の印刷パラメータの選択が可能になるようにしてある。APL15a3にて表示される図示しない操作画面において、印刷実行メニューが選択されると、図12に示す印刷インターフェイス画面700が表示される。この印刷インターフェイス画面700を表示するのも図7におけるプリンタドライバ15a1である。
【0055】
印刷インターフェイス画面700には、通常の印刷指示に対応できる程度の情報だけが表示されている。すなわち、用紙サイズ選択領域701、印刷モード選択領域702、開始ページ指示領域703、終了ページ指示領域704、部数指示領域705、詳細ボタン706、印刷ボタン707、キャンセルボタン708が設けられている。
用紙サイズ選択領域701では、マウス操作によりプリンタ200に印刷させるメディアのサイズを選択することが可能である。印刷モード選択領域702では、メディアに対して行う印刷モード、すなわち、印刷の種類を選択することが可能である。印刷モードには、最高画質に相当する「スーパーファイン」、高画質に相当する「ファイン」、標準画質に相当する「標準」、OHP用の「OHP」等が設けられている。
なお、図中点線で示したように、印刷インターフェイス画面700に用紙種類選択領域709があってもよい。この場合、同領域709では、プリンタドライバ15a1に最初から備わっているメディア印刷情報に対応するメディアの種類の他に、上述した環境設定の時に取得されたメディア印刷情報に対応するメディアの種類を選択することが可能である。
開始ページ指示領域703、終了ページ指示領域704、部数指示領域705では、適宜パラメータを変更することが可能である。
また、通常の印刷指示に加えて印刷態様を選択させるために詳細ボタン706が設けられており、この詳細ボタン706をクリックすると図示しない詳細用印刷インターフェイス画面が表示されて各種印刷パラメータを設定入力することが可能となる。
【0056】
印刷ボタン707は指示されたパラメータに従って印刷を実行させる操作ボタンであり、キャンセルボタン708は印刷を実行させないで終了させる操作ボタンである。この印刷ボタン707がクリックされると、プリンタ200に印刷を実行させる処理が行われる。ここで、印刷を実行させる処理を行う前に、プリンタ200に印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報D2が取得されているかどうかが判断され、取得されていない場合には図13に示すようなプラグインダウンロード画面710が印刷インターフェイス画面700に重ねて表示されるようになっている。
プラグインダウンロード画面710には、プラグインダウンロード画面630と同様、プラグイン取得状態表示領域711、用紙種類表示領域712、ダウンロードボタン713、キャンセルボタン714が設けられている。
【0057】
なお、必要なメディア印刷情報D2が取得されてプラグインダウンロード画面710が消え、印刷インターフェイス画面700にて印刷ボタン707がクリックされたとき、認識されたメディアの種類が印刷モード選択領域702にて選択された印刷モードに適していない場合には、図14に示すように、印刷不可表示画面720が表示される。印刷不可表示画面720には、認識されたメディアの種類が選択された印刷モードに適していない旨とともに、印刷モードを選び直すように促す旨が表示される。そして、画面下方のOKボタン721がクリックされると、印刷を実行させる処理は行われない。なお、APL15a3にて表示される操作画面において、再び印刷実行メニューを選択して印刷インターフェイス画面700を表示させると、印刷モードを選び直して印刷を実行させることが可能である。
【0058】
(4)印刷制御プログラムの概略構成:
図15は、プリンタドライバ15a1に含まれる本印刷制御プログラムPの概略構成を示したクレーム対応図である。
図において、本印刷制御プログラムPは、メディア種類認識機能P1と、メディア印刷情報取得機能P2と、印刷制御機能P3とを備えている。これらの機能P1〜P3のそれぞれは、上述した手段U1〜U3のそれぞれに対応して設けられている。この構成において、印刷制御プログラムPは、概略、メディア種類認識機能P1が、プリンタ200からメディア種類情報D1を入手することにより給紙されたメディアの種類を認識する。すると、メディア印刷情報取得機能P2は、サーバ500やCD−ROM90等から、同メディアの種類に対応したメディア印刷情報が取得されているかどうかを判定し、取得されていないと判定したときに対応するメディア印刷情報D2を取得して、印刷制御機能P3に追加する。
そして、印刷制御機能P3が、追加されたメディア印刷情報D2に基づいてプリンタ200にメディアの種類に応じた印刷を実行させる。印刷制御機能P3は、メディアに対して行う印刷の種類を取得する印刷種類取得機能P31を有しており、印刷種類取得機能P31にて取得された印刷の種類に応じた印刷を実行させる。すると、プリンタ200は、印刷用実データを入手して印刷を行うことができる。
【0059】
なお、上述したように、メディア種類認識モジュールm6は、プリンタ200に給紙されたメディアの種類を認識するものであり、本発明にいうメディア種類認識機能P1を実現させる。メディア印刷情報取得モジュールm7は、メディア種類認識モジュールm6にて認識されたメディアの種類に対応したメディア印刷情報D2を取得するものであり、本発明にいうメディア印刷情報取得機能P2を実現させる。
また、モジュールm1〜m4は、各種印刷パラメータを取得し、取得した各種印刷パラメータに基づき、メディア印刷情報取得モジュールm7にてリンクされたメディア印刷情報D2自身も実行させ、給紙されたメディアの種類に応じた印刷をプリンタ200に実行させる。すなわち、モジュールm1〜m4は、本発明にいう印刷制御機能P3を実現させる。
【0060】
(5)メディア印刷情報の構造の概略:
図16は、メディア印刷情報D2の構造の一例を示している。
図において、メディア印刷情報D2は、プログラムデータを含めてメディアの名称等、各種のデータを有している。本実施形態では、メディアの種類に対応して印刷用実データ作成モジュールm3と印刷設定取得モジュールm4とにメディア印刷情報を追加するため、メディアの種類に対応して二つのメディア印刷情報D21,D22が用意されている。図では、メディア印刷情報D21に、プログラムデータ、メディアの名称、メディアに対して行う印刷のモードに関する印刷モード情報、RGBに基づく色データをCMYKに基づく色データに変換する色変換テーブルLUT、マイクロウィーブ技術を使用するかどうか等のマイクロウィーブ情報、給紙されたメディアに対して両面印刷を行うか否か等の給紙シーケンス情報、等が含まれている。また、メディア印刷情報D22に、プログラムデータ、メディアの名称、ユーザインターフェイスの動作に関するUI動作情報、等が含まれている。そして、メディア印刷情報D21が印刷用実データ作成モジュールm3に追加され、メディア印刷情報D22が印刷設定取得モジュールm4に追加される。
【0061】
例えば、メディアの種類がスーパーファイン専用紙であるとき、メディア印刷情報D21の内容は図17の左側のようになる。図において、メディアの名称は「スーパーファイン専用紙」であり、印刷モード情報は「スーパーファインモード」である。すなわち、スーパーファイン専用紙で使用可能な印刷モードは、「スーパーファインモード」のみである。そこで、LUTとして、「スーパーファイン用LUT」のみ用意されている。また、メディアの種類が普通紙であるとき、メディア印刷情報D21の内容は図17の右側のようになり、印刷モード情報は「ファインモード」と「標準モード」となっている。すなわち、普通紙で使用可能な印刷モードには、「ファインモード」と「標準モード」とがある。そこで、LUTとして、「ファイン用LUT」と「標準用LUT」が用意されている。なお、メディアの種類に対応して複数のLUTが用意されているとき、メディア印刷情報D2は、LUTのそれぞれに分割された情報とすることも可能である。
【0062】
ところで、各種メディア印刷情報だけをまとめて格納しておくため、メディア印刷情報D21,D22は所定のプラグインフォルダ内に記憶されるようになっている。すなわち、プラグインフォルダ内には、メディアの種類に対応するメディア印刷情報D21,D22の組み合わせが格納されていることになる。ドライバフォルダは、プラグインフォルダの上位ディレクトリであり、プリンタドライバ15a1の主要部を記憶している。そして、この主要部からプラグインフォルダ内の必要なプラグインがコールされて実行される。
なお、プラグインフォルダ内に各種メディア印刷情報を格納する構成は一例に過ぎない。例えば、プリンタドライバ15a1の主要部が記憶されたドライバフォルダに各種メディア印刷情報を格納してもよいし、ドライバフォルダと同階層のプラグインフォルダを作成して同プラグインフォルダに各種メディア印刷情報を格納してもよい。
【0063】
(6)本実施形態の動作:
以下、上記構成からなる印刷制御プログラムPが実現させる動作を説明する。図18は、プリンタドライバ15a1がコンピュータに実現させる環境設定処理の概略を示すフローチャートであり、実際の作業手順に基づいて以下説明する。
OS15a2で「プロパティメニュー」が実行されると、機能制御モジュールm0は環境設定取得モジュールm5を動作させて、プロパティ設定画面620を表示する(ステップS100)。次に、プロパティ設定画面620を表示したまま、メディア種類認識モジュールm6を動作させ、プリンタインターフェイス20を介してプリンタ200にメディア種類情報を入手する要求を出力する(ステップS105)。すると、プリンタ200は、この要求を入手し、図6に示したメディア種類情報対応テーブルT1を参照して、スライドスイッチ207から出力される電圧レベルの組み合わせに対応するメディア種類情報D1を取得する。例えば、プリンタ200にスーパーファイン専用紙を給紙するとき、スライドスイッチ207a,b,cの切換位置は、すべてハイレベル側とされているので、スライドスイッチ207a,b,cの出力はともに「H」となる。そこで、メディア種類情報対応テーブルT1からスライドスイッチ207a,b,cの電圧レベルの組み合わせ「H,H,H」に対応する識別データ「IDスーパーファイン専用紙」を取得し、メディア種類情報D1として「IDスーパーファイン専用紙」を印刷制御装置100に出力する。
【0064】
印刷制御装置100では、プリンタ200から出力されたメディア種類情報D1を入手する(ステップS110)。すなわち、メディア種類情報D1はメディアの種類と対応しているので、プリンタ200からメディア種類情報D1を入手することにより給紙されたメディアの種類を認識したことになる。
このように、ステップS105〜S110の処理は、プリンタに給紙されたメディアの種類を認識するメディア種類認識機能P1をコンピュータに実現させる。
【0065】
その後、メディア印刷情報取得モジュールm7を動作させ、メディア印刷情報を取得する処理を行う(ステップS115)。図19は、ステップS115で行われるメディア印刷情報取得処理の概略をフローチャートにより示している。
図において、まず、ステップS110にて認識されたメディアの種類に対応したメディア印刷情報D2が取得されているかどうかを判定する(ステップS200)。すなわち、ステップS110にてメディア種類情報D1が入手されているので、図9に示すプラグイン対応テーブルT2を参照して、ファイル名であるプラグイン名を取得する。そして、プラグインフォルダにアクセスして、取得したプラグイン名のプラグインが格納されているかどうかにより、対応するメディア印刷情報D2が取得されているかどうかを判定することができる。
例えば、入手されたメディア種類情報D1が「IDスーパーファイン専用紙」であるとき、プラグイン対応テーブルT2において「IDスーパーファイン専用紙」に対応するプラグイン名は、「plugin11・・・」と「plugin12・・・」である。そこで、プラグインフォルダにアクセスして、「plugin11・・・」と「plugin12・・・」が格納されているかどうかを確認すればよい。
【0066】
対応するメディア印刷情報D2が取得されている場合、ステップS205以降に記載したメディア印刷情報D2を取得する処理を行わずに、本フローを終了する。すると、プラグインダウンロード画面630は表示されず、図18のステップS120に進み、プロパティ設定画面620にて印刷処理時の諸条件を取得する処理を行う。
一方、対応するメディア印刷情報D2が取得されていない場合、各種表示データを作成して、図10で示したプラグインダウンロード画面630を表示する(ステップS205)。ここで、プラグイン取得状態表示領域631には、印刷に必要なプラグインがない旨の所定の表示を行う。また、プラグイン対応テーブルT2を参照して、入手されたメディア種類情報D1に対応するメディアの名称を取得し、用紙種類表示領域632に表示する。例えば、入手されたメディア種類情報D1が「IDスーパーファイン専用紙」であるとき、プラグイン対応テーブルT2において対応するメディアの名称は「スーパーファイン専用紙」であるので、用紙種類表示領域632に「スーパーファイン専用紙」を表示する。
【0067】
そして、クリックされたボタン633,634に応じて処理を分岐させる(ステップS210)。キャンセルボタン634がクリックされた場合、メディア印刷情報D2を取得する処理を行わずに、本フローを終了する。すると、プラグインダウンロード画面630は消え、図18のステップS120に進み、プロパティ設定画面620にて印刷処理時の諸条件を取得する処理を行う。
ダウンロードボタン633がクリックされた場合、通信インターフェイス21を介してインターネット網400に接続することができるかどうかを判断する(ステップS215)。条件成立の場合、ステップS220〜S230にて、サーバ500から必要なメディア印刷情報D2をダウンロードする処理を行う。一方、条件不成立の場合、ステップS235〜S255にて、CD−ROM90から必要なメディア印刷情報D2をコピーする処理を行う。
【0068】
インターネット網400に接続可能である場合、まず、プラグイン対応テーブルT2を参照して、入手されたメディア種類情報D1に対応するURLを取得する(ステップS220)。次に、インターネット網400に接続し、ブラウザを起動して、取得したURLを指定する(ステップS225)。ここで、ブラウザは、指定されたURLをサーバ500に送出する。サーバ500は、指定されたURLに対応するメディア印刷情報D2を印刷制御装置100に対して出力する。すると、ブラウザは、図16で示したようなメディア印刷情報D2を入手する。
【0069】
そこで、メディア印刷情報取得モジュールm7は、ブラウザを介してメディア印刷情報D2をプラグインフォルダへダウンロードする(ステップS230)。そして、本フローを終了する。
例えば、プラグイン対応テーブルT2においてメディア種類情報「IDスーパーファイン専用紙」に対応するURLを指定したとき、サーバ500は「IDスーパーファイン専用紙」に対応するメディア印刷情報D2、すなわち、ファイル名「plugin11・・・」と「plugin12・・・」のプラグインを出力する。したがって、プラグインフォルダに、これらのプラグインが追加格納されることになる。
このように、メディア印刷情報を記憶したサーバからインターネット網を介してメディアの種類に対応したメディア印刷情報を取得することができるので、本印刷制御プログラムPは優れた利便性を有している。
【0070】
一方、ステップS215にてインターネット網400に接続することができない場合、まず、各種表示データを作成して、図11で示したプラグインコピー画面640を表示する(ステップS235)。ここで、プラグイン取得状態表示領域641には、所定のCD−ROM90をCD−ROMドライブ16に入れる旨の表示を行う。また、用紙種類表示領域642には、用紙種類表示領域632で表示していたメディアの名称を表示する。
次に、クリックされたボタン643,644に応じて処理を分岐させる(ステップS240)。キャンセルボタン644がクリックされた場合、メディア印刷情報D2を取得する処理を行わずに、本フローを終了する。
【0071】
インストール実行ボタン643がクリックされた場合、プラグイン対応テーブルT2を参照して、入手されたメディア種類情報D1に対応するプラグイン名を取得する(ステップS245)。そして、取得したプラグイン名のプラグインをCD−ROMドライブ16から読み出し可能かどうかを判断する(ステップS250)。読み出し可能でない場合、ステップS235に戻り、継続してプラグインコピー画面640を表示する。読み出し可能である場合、CD−ROM90から取得したプラグイン名のプラグインを読み出し、プラグインフォルダにコピーし(ステップS255)、本フローを終了する。
例えば、入手されたメディア種類情報D1が「IDスーパーファイン専用紙」であるとき、プラグイン対応テーブルT2において対応するファイル名「plugin11・・・」と「plugin12・・・」のプラグインがCD−ROM90から読み出されてプラグインフォルダに格納されることになる。
すなわち、インターネット網に接続することができないときでも、CD−ROMからプリンタに給紙されたメディアの種類に対応するメディア印刷情報を取得することができるので、本印刷制御プログラムPは優れた利便性を有している。
【0072】
このように、ステップS200〜S255の処理は、メディア種類認識機能P1にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報を取得する、メディア印刷情報取得機能P2をコンピュータに実現させる。
ステップS115のメディア印刷情報取得処理が終了すると、プラグインダウンロード画面630やプラグインコピー画面640は消える。そして、環境設定取得モジュールm5によりプロパティ設定画面620にて印刷処理時の諸条件を取得する処理を行い(ステップS120)、本フローを終了する。
【0073】
また、APL15a3で印刷実行メニューが実行されると、印刷処理を開始する。図20は、プリンタドライバ15a1がコンピュータに実現させる印刷処理の概略を示すフローチャートである。
まず、機能制御モジュールm0は印刷設定取得モジュールm4を動作させて、印刷インターフェイス画面700を表示する(ステップS300)。その際、開始ページ指示領域703、終了ページ指示領域704にはAPL15a3から入力される開始ページと終了ページに関する情報を表示し、用紙サイズ選択領域701、印刷モード選択領域702には、所定のデフォルト条件または前回印刷時の設定条件を表示する。用紙種類選択領域709が設けられている場合には、同領域709にも所定のデフォルト条件または前回印刷時の設定条件を表示する。その際、取得されたメディア印刷情報を含めた全てのメディア印刷情報に対応するメディアの種類のうちいずれか一つを表示する。次に、印刷モード選択領域702にて印刷モードを選択する操作入力を受け付けて印刷モードを取得する等、各種印刷パラメータを取得する(ステップS305)。用紙種類選択領域709からは、プラグインフォルダに記憶されたメディア印刷情報を選択する設定入力をメディアの種類を選択する操作として受け付け、同メディア印刷情報を選択することになる。すなわち、メディア印刷情報選択機能が構成され、メディア印刷情報記憶領域に追加されたメディア印刷情報も選択可能である。
このように、ステップS305の処理により、メディアに対して行う印刷の種類である印刷モードを取得する印刷種類取得機能P31が実現される。
そして、ボタン706〜708がクリック操作されると、ボタン別の処理を行う(ステップS310)。
【0074】
詳細ボタンがクリックされた場合は、図示しない詳細用印刷インターフェイス画面を表示し、より詳細な印刷パラメータを取得してステップS305に戻る。
キャンセルボタン708がクリックされた場合は、ステップS305で取得した印刷モード等、各種印刷パラメータを破棄したうえで(ステップS315)、本フローを終了する。
印刷ボタン707がクリックされた場合は、印刷インターフェイス画面700に用紙種類選択領域709が設けられているかどうかで処理を変える。用紙種類選択領域709が設けられている場合は、同領域709から選択されたメディアの種類に対応したメディア印刷情報D2が取得されているので、図20中に点線で示したようにメディア印刷情報を取得するステップS320〜S330の処理を行わず、ステップS335に進んで印刷を実行させる処理を続行する。
一方、用紙種類選択領域709が設けられていない場合には、まず、メディア種類認識モジュールm6を動作させ、上述したステップS105と同様、プリンタ200にメディア種類情報を入手する要求を出力する(ステップS320)。すると、プリンタ200は、この要求を入手し、スライドスイッチ207から出力される電圧レベルの組み合わせに対応するメディア種類情報D1を取得して、印刷制御装置100に出力する。
次に、上述したステップS110と同様、プリンタ200から出力されたメディア種類情報D1を入手することによりメディアの種類を認識する(ステップS325)。すなわち、ステップS320〜S325の処理も、メディア種類認識機能P1をコンピュータに実現させる。
【0075】
さらに、メディア印刷情報取得モジュールm7を動作させ、上述したステップS115と同様、メディア印刷情報取得処理を行う(ステップS330)。なお、ステップS330にて行われるメディア印刷情報取得処理は、概略、図19に示したフローによる処理と同様であるので、同図を用いて説明することにする。
図19において、まず、ステップS110にて認識されたメディアの種類に対応したメディア印刷情報D2が取得されているかどうかを判定する(ステップS200)。対応するメディア印刷情報D2が取得されている場合、本フローを終了し、図20のステップS335に進んで印刷を実行させる処理を続行する。
【0076】
一方、対応するメディア印刷情報D2が取得されていない場合、図13で示したプラグインダウンロード画面710を表示し(ステップS205)、クリックされたボタン713,714に応じて処理を分岐させる(ステップS210)。キャンセルボタン714がクリックされた場合、本フローを終了する。
ダウンロードボタン713がクリックされた場合、インターネット網400に接続することができるかどうかを判断する(ステップS215)。条件成立の場合、ステップS220〜S230にて、サーバ500から必要なメディア印刷情報D2をダウンロードする処理を行う。一方、条件不成立の場合、ステップS235〜S255にて、CD−ROM90から必要なメディア印刷情報D2をコピーする処理を行う。すると、入手されたメディア種類情報D1に対応するメディア印刷情報D2をプラグインフォルダに追加格納することができる。
【0077】
ステップS330のメディア印刷情報取得処理が終了すると、プラグインダウンロード画面710等は消える。そして、認識されたメディアの種類が取得された印刷モードに適しているかどうかを判定する(ステップS335)。すなわち、プラグインフォルダ内から、入手されたメディア種類情報D1に対応するメディア印刷情報D2を参照して、同メディア印刷情報D2に印刷設定取得モジュールm4にて取得された印刷モードが含まれている場合に適していると判定し、含まれていない場合に適していないと判定する。
例えば、入手されたメディア種類情報D1が「IDスーパーファイン専用紙」であり、取得された印刷モードも「スーパーファインモード」であるとき、図17で示したメディアの種類「スーパーファイン専用紙」に対応するメディア印刷情報D21のように、印刷モードとして「スーパーファインモード」が含まれるため、認識されたメディアの種類が取得された印刷モードに適していると判定される。
このような場合、機能制御モジュールm0は印刷データ入手モジュールm1を動作させ、GDI30を介してAPL15a3にて作成された印刷データを入手する(ステップS340)。次に、中間ファイル作成モジュールm2を動作させ、入手した印刷データに基づいて中間ファイルを作成し、ハードディスク15aに一時記憶させる(ステップS345)。
【0078】
その後、印刷用実データ作成モジュールm3を動作させ、メディア印刷情報取得モジュールm7にて取得されてメディアの種類に対応するメディア印刷情報D2自身も実行させながら、印刷用実データを作成する。その際、取得された各種印刷パラメータに基づいて、ハードディスク15aに一時記憶されている中間ファイルを適宜取得し、メディアの種類に応じて、RGBに基づくデータをCMYKcmに基づく色データに変換する画像処理等を実行し、印刷用実データを作成する(ステップS350)。そして、作成した印刷用実データを、OS15a2を介してプリンタ200に送信し、本フローを終了する。
【0079】
例えば、入手されたメディア種類情報D1が「IDスーパーファイン専用紙」であるとき、プラグインフォルダには、メディア印刷情報取得モジュールm7によりメディアの種類「スーパーファイン専用紙」に対応するプラグイン「plugin11・・・」と「plugin12・・・」が格納されている。すると、ステップS350にて、同プラグインも実行させ、印刷用実データを作成する。同プラグインには、図17で示したメディア印刷情報D21のように、メディアの種類「スーパーファイン専用紙」に対応して、プログラムデータ、印刷モード「スーパーファインモード」、LUT「スーパーファイン用LUT」等が含まれている。したがって、同プログラムデータを実行させ、「スーパーファイン用LUT」に基づいて色データを変換することになる。すなわち、メディアの種類「スーパーファイン専用紙」に対応して印刷を実行させる処理を行うことができる。
このように、印刷を行う際、必要なメディア印刷情報がなければ自動的に取得されるので、本印刷制御プログラムPは優れた利便性を有している。
【0080】
一方、ステップS335にて、認識されたメディアの種類が取得された印刷モードに適していないと判定されたとき、図14で示した印刷不可表示画面720を表示する(ステップS355)。
例えば、入手されたメディア種類情報D1が「IDスーパーファイン専用紙」であり、取得された印刷モードが「ファインモード」であるとき、図17で示したメディアの種類「スーパーファイン専用紙」に対応するメディア印刷情報D21のように、印刷モードとして「ファインモード」が含まれない。この場合、図14のように、「ファインモード」で印刷することができない旨と、印刷モードを選び直すように促す旨が表示される。
そして、OKボタン721がクリックされると、本フローを終了する。すなわち、メディアの種類に対して適さない印刷モードでの印刷は行われないので、メディアを無駄にすることがない。
【0081】
このように、ステップS300〜S355の処理は、メディア印刷情報取得機能P2にて取得されたメディア印刷情報に基づいてメディアの種類に応じた印刷を実行させる印刷制御機能P3を実現させる。その際、メディアの種類が印刷種類取得機能P31にて取得された印刷の種類に適していないと判定したときには印刷を実行させない。
以上のフローにより、プリンタ200に給紙されるメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報D2がなくても、同メディアの種類に対応したメディア印刷情報D2が自動的に取得されるので、プリンタ200に印刷を実行させることができる。その結果、新しい種類のメディアが追加販売された場合でも、その新しい種類のメディアを印刷用として利用することができる。
【0082】
なお、本実施形態の印刷制御機能P3は中間ファイルを作成してプリンタに印刷を実行させる処理を行っているが、この処理は様々であり、中間ファイルを作成せずに印刷を実行させる処理を行ってもよい。
また、本実施形態のメディア印刷情報はプラグインであるが、メディア印刷情報はプラグインとする以外にも様々なデータ形式が可能である。例えば、プログラムデータを有していない構造としてもよい。この場合、上記印刷制御機能P3は、メディア印刷情報に含まれる印刷モード情報や色変換テーブル等を参照しながらプリンタに印刷を実行させる処理を行えばよい。
【0083】
(7)第二の実施形態:
ところで、本発明の印刷システムに適用可能なプリンタは、上述したプリンタ200以外にも様々ある。例えば、図21に示すように、スライドスイッチ207の代わりに、給紙されたメディアの種類の操作入力を受け付ける液晶パネル217を有するプリンタ210であってもよい。なお、図では、プリンタ200と構成が同じものは、同じ符号を付している。
【0084】
液晶パネル217は、バス201に接続されており、概略、制御IC217aと、複数の操作キー217bと、各種表示を行う液晶部217cとを備えている。制御IC217aはバス201に接続されているとともに、複数の操作キー217bや液晶部217cは制御IC217aに接続されている。制御IC217aは、複数の操作キー217bが押されたかどうかを検出し、押された操作キー217bに応じたキーコードをバス201に出力するとともに、対応する表示信号も作成して液晶部217cに出力する。すると、CPU202は、操作キー217bへの操作入力の内容を入手することができる。また、制御IC217aは、バス201から入力される表示データを入手し、表示信号を作成して液晶部217cに出力し、液晶部217cに表示させる。このとき、CPU202は、ROM203に書き込まれたプログラムに従って、制御IC217aから入手したキーコードに基づいて所定の処理を行い、表示データを作成して制御IC217aに出力する。
【0085】
モード選択用のモード選択キー217b1が押されると、CPU202は対応するキーコードを入手してモード選択用の表示データを作成し、液晶部217cに図示しないモード選択場面を表示させる。次に、液晶部217cに表示されるカーソルを移動させるためのカーソルキー217b2が押されると、液晶部217cのモード表示を切り換える処理を行う。そして、確定キー217b3が押されると、液晶部217cに表示されたモードを取得する処理を行う。
【0086】
ここで、給紙するメディアの種類の操作入力を受け付けるモードが取得されると、例えば「ヨウシシュルイ? スーパーファインセンヨウ」といったメディアの種類に対応する表示データを液晶部217cに表示させる。ROM203には、図22に示すように、メディアの種類に対応する表示データと、同メディアの種類に対応する識別データを格納したメディア種類情報対応テーブルT11が書き込まれている。この識別データが、メディア種類情報D1である。CPU202は、このメディア種類情報対応テーブルT11を参照して、液晶部217cにメディアの種類に対応する表示データを表示させ、カーソルキー217b2が押されると、表示させる表示データを順番に切り換えていく。確定キー217b3が押されると、メディア種類情報対応テーブルT11を参照して、液晶部217cに表示された表示データに対応するメディア種類情報D1を取得する。そして、取得したメディア種類情報D1を通信I/O205に対して印刷制御装置100に出力する。
すると、印刷制御装置100は、メディア種類情報D1を入手してメディアの種類を認識し、必要に応じて対応するメディア印刷情報D2を取得して、プリンタ210に印刷を実行させることができる。
【0087】
すなわち、本プリンタ210のように、液晶パネルにて受け付けたメディアの種類に対応するメディア種類情報を出力するプリンタであっても、本発明にいうメディア種類情報D1を出力することができるので、印刷制御装置100とプリンタ210とから印刷システムを構成することができる。
なお、メディア種類情報対応テーブルT11はROM203に書き込まれているが、書き込み可能な不揮発性メモリを用意して、この不揮発性メモリにメディア種類情報対応テーブルT11に格納するようにしてもよい。すると、操作キー217bからメディアの種類に対応する表示データとメディア種類情報D1との設定入力を受け付けて、同表示データとメディア種類情報D1をメディア種類情報対応テーブルT11に追加させることが可能となる。
【0088】
以上説明したように、本発明によると、プリンタに給紙されるメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報がないとき、メディア印刷情報取得機能により同メディアの種類に対応したメディア印刷情報が取得される。したがって、メディアの種類に対応してプリンタに印刷を実行させるための情報を有していなくても、印刷を実行させることが可能な印刷制御プログラムを提供することができる。むろん、本発明は、このような印刷制御プログラムを記録した媒体としても適用可能である。また、本発明の印刷制御プログラムはコンピュータにおいて実現されるので、本発明はこのようなコンピュータを含んだ実体のある装置としても適用可能であるし、上述の機能に対応した所定の制御手順に従って処理を進めていくうえで、その根底にはその手順に発明が存在するので、本発明はその方法としても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる印刷システムの概略構成を示す概略図である。
【図2】サーバのハードウェア構成を示す概略図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる印刷制御プログラムを実行可能なコンピュータの概略構成を示したブロック構成図である。
【図4】プリンタのハードウェアの接続状況を示すブロック図である。
【図5】スライドスイッチとその周辺の電気回路の構成を示す回路図である。
【図6】プリンタが有するメディア種類情報対応テーブルの構造の概略を例として示す図である。
【図7】本発明の一実施形態にかかる印刷制御プログラムが含まれるプリンタドライバの実行環境を示すブロック図である。
【図8】プリンタドライバが有するモジュールについての構成を示すブロック図である。
【図9】プリンタドライバが有するプラグイン対応テーブルの構造の概略を例として示す図である。
【図10】プロパティ設定画面に重ねて表示されるプラグインダウンロード画面の表示画面例を示す図である。
【図11】プロパティ設定画面に重ねて表示されるプラグインコピー画面の表示画面例を示す図である。
【図12】印刷インターフェイス画面の表示画面例を示す図である。
【図13】印刷インターフェイス画面に重ねて表示されるプラグイン取得画面の表示画面例を示す図である。
【図14】印刷不可表示画面の表示画面例を示す図である。
【図15】本印刷制御プログラムの概略構成を示したクレーム対応図である。
【図16】メディア印刷情報の構造の一例を示す図である。
【図17】メディア印刷情報の具体例を示す図である。
【図18】プリンタドライバがコンピュータに実現させる環境設定処理の概略を示すフローチャートである。
【図19】メディア印刷情報取得処理の概略を示すフローチャートである。
【図20】プリンタドライバがコンピュータに実現させる印刷処理の概略を示すフローチャートである。
【図21】第二の実施形態におけるプリンタのハードウェアの接続状況を示すブロック図である。
【図22】プリンタが有するメディア種類情報対応テーブルの構造の概略を例として示す図である。
【符号の説明】
10…コンピュータ本体
11…CPU
12…システムバス
13…ROM
14…RAM
15…ハードディスクドライブ
15a…ハードディスク
15a1…プリンタドライバ
15a2…オペレーティングシステム
15a3…アプリケーションプログラム
16…CD−ROMドライ
8…入力インターフェイス
18a…キーボード
18b…マウス
19…CRTインターフェイス
19a…ディスプレイ
20…プリンタインターフェイス
21…通信インターフェイス
30…GDI
90…CD−ROM
100…印刷制御装置
200,210…プリンタ
207…スライドスイッチ
217…液晶パネル
300…印刷システム
400…インターネット網
500…サーバ
D1…メディア種類情報
D2…メディア印刷情報
P…印刷制御プログラム
P1…メディア種類認識機能
P2…メディア印刷情報取得機能
P3…印刷制御機能
P31…印刷種類取得機能
T1,T11…メディア種類情報対応テーブル
T2…プラグイン対応テーブル
m0…機能制御モジュール
m1…印刷データ入手モジュール
m2…中間ファイル作成モジュール
m3…印刷用実データ作成モジュール
m4…印刷設定取得モジュール
m5…環境設定取得モジュール
m6…メディア種類認識モジュール
m7…メディア印刷情報取得モジュール

Claims (3)

  1. 給紙されたメディアに対して印刷を実行するプリンタと、同プリンタと双方向通信可能であるとともに同プリンタに同メディアに対して印刷を実行させる印刷制御装置とにより構成される印刷システムであって、
    上記プリンタは、メディアの種類に関するメディア種類情報を格納したメディア種類情報対応テーブルが書き込まれたメモリを具備し、当該メディア種類情報対応テーブルに格納されたメディア種類情報のうち給紙されたメディアの種類に対応するメディア種類情報を出力可能であり、
    上記メディア種類情報対応テーブルには、将来追加販売される新しいメディアの種類に対応させるメディア種類情報が格納され、
    上記印刷制御装置は、
    メディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報を格納した記録媒体と、
    上記プリンタから上記メディア種類情報を入手することにより当該プリンタに給紙されたメディアの種類を認識するメディア種類認識手段と、
    上記メディア印刷情報とメディアの種類とを対応させる対応テーブルであって将来追加販売される新しいメディアの種類に対応させる情報を有する対応テーブルを参照して上記メディア種類認識手段にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されているか否かを判断し、格納されていないと判断した場合に、上記メディア種類認識手段にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報を取得して上記記録媒体に追加格納するメディア印刷情報取得手段と、
    上記メディア種類認識手段にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されていなかった場合には上記メディア印刷情報取得手段にて取得され上記記録媒体に追加格納されたメディア印刷情報に基づいて上記メディアの種類に応じた印刷を実行させる一方、上記メディア種類認識手段にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されていた場合には当該格納されていたメディア印刷情報に基づいて上記プリンタに給紙されたメディアの種類に応じた印刷を実行させる印刷制御手段とを具備し、
    上記メディア印刷情報取得手段は、上記記録媒体に追加格納されたメディア印刷情報を含めて上記メディア種類認識手段にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されているか否かを判断することを特徴とする印刷システム。
  2. 上記請求項1に記載の印刷システムにおいて、
    上記メディア種類認識手段は、印刷を実行させる操作が行われたとき、上記プリンタに給紙されたメディアの種類を認識し、
    上記メディア印刷情報取得手段は、上記対応テーブルを参照して上記メディア種類認識手段にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されているか否かを判断して格納されていないと判断した場合に、当該メディアの種類に対応したメディア印刷情報を取得して上記記録媒体に追加格納し
    上記印刷制御手段は、上記メディア種類認識手段にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されていなかった場合には上記メディア印刷情報取得手段にて取得され上記記録媒体に追加格納されたメディア印刷情報に基づいて上記メディア種類認識手段にて認識されたメディアの種類に応じた印刷を実行させる一方、上記メディア種類認識手段にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されていた場合には当該格納されていたメディア印刷情報に基づいて上記プリンタに給紙されたメディアの種類に応じた印刷を実行させることを特徴とする印刷システム。
  3. メディアの種類に関するメディア種類情報を格納したメディア種類情報対応テーブルであって将来追加販売される新しいメディアの種類に対応させるメディア種類情報が格納されたメディア種類情報対応テーブルが書き込まれたメモリを具備し当該メディア種類情報対応テーブルに格納されたメディア種類情報のうち給紙されたメディアの種類に対応するメディア種類情報を出力可能なプリンタに給紙されたメディアに対して印刷を実行させる機能をコンピュータに実現させる印刷制御プログラムであって、
    上記プリンタから上記メディア種類情報を入手することにより当該プリンタに給紙されたメディアの種類を認識するメディア種類認識機能と、
    メディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報とメディアの種類とを対応させる対応テーブルであって将来追加販売される新しいメディアの種類に対応させる情報を有する対応テーブルを参照して上記メディア種類認識機能にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記メディア印刷情報を格納するための記録媒体に格納されているか否かを判断し、格納されていないと判断した場合に、上記メディア種類認識機能にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報を取得して上記記録媒体に追加格納するメディア印刷情報取得機能と、
    上記メディア種類認識機能にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されていなかった場合には上記メディア印刷情報取得機能にて取得され上記記録媒体に追加格納されたメディア印刷情報に基づいて上記メディアの種類に応じた印刷を実行させる一方、上記メディア種類認識機能にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されていた場合には当該格納されていたメディア印刷情報に基づいて上記プリンタに給紙されたメディアの種類に応じた印刷を実行させる印刷制御機能とを実現させ
    上記メディア印刷情報取得機能は、上記記録媒体に追加格納されたメディア印刷情報を含めて上記メディア種類認識機能にて認識されたメディアの種類に対応した印刷を実行させるために必要なメディア印刷情報が上記記録媒体に格納されているか否かを判断することを特徴とする印刷制御プログラム。
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