JP2007175937A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷装置が認識できるデータ形式を必要に応じて切り換えることができ、例えば通常使用時には特定データ形式のデータを秘匿できる印刷装置を提供する。
【解決手段】操作スイッチが通常操作ではあり得ない特定操作されると(S10)、通常モードからデモ印刷モードに移行し、この特定操作がなされる前までは、認識できなかったPRNファイルが認識できるようになり、メモリカードに特定ファイル(PRNファイル)が存在するか否かを判断する(S20)。特定ファイルが存在すると、特定ファイルを読み込んで、取得したPRNデータに基づき印刷処理を行う。印刷処理が終わると通常モードへ復帰する(S40)。
【選択図】図3

Description

本発明は、メモリカード等の外部記憶媒体からデータを読み込んで印刷できる印刷装置に関する。
従来、プリンタを店頭で販売する場合、印刷品質や印刷速度などの性能を顧客に見てもらうためにデモ印刷が行われる場合がある。例えば特許文献1には、プリンタとは別にパーソナルコンピュータ等の上位装置を用意し、上位装置から印刷データをプリンタに送ることによりデモ印刷を行う技術が開示されている。また、特許文献1には、販売店の店頭での使用のみのためにプリンタの外部インターフェイス部に接続されるデモボックスと呼ばれる印刷サンプルを取るためだけの装置が従来技術として開示されているが、非常に高価であり、ほとんど普及していない。
近年、メモリカード等の外部記憶媒体やデジタルカメラ等に装着された記憶媒体に記憶された画像データを、ホスト装置(パーソナルコンピュータ)を介さずに、直接プリンタに取り込み、プリンタ内部で画像データを印刷データに変換して印刷(ダイレクト印刷)を行うことができる、いわゆるスタンドアロン型のプリンタが実用化されている。この種のプリンタは、本体に設けられたメモリカードスロットに挿着されたメモリカードから読み取った画像データに画像処理を施すための画像処理機能を備えており、メモリカード等から取得した画像データに画像処理を施してプリンタ内部で印刷データを生成して印刷を行うことができる(例えば特許文献2)。
このようなメモリカードスロットを備えたプリンタであれば、画像データを保存したメモリカードをメモリカードスロットに差し込むだけで、パーソナルコンピュータ等の上位装置を用意しなくても、プリンタ1台で、メモリカードから画像データを読み込んでデモ印刷を行うことができる。
また、特許文献1には、操作パネルからテスト印刷開始要求を受信すると、拡張記憶手段(ROM)に格納されているテスト印刷データを読み出し、印刷制御部を介して印刷するプリンタ装置が開示されている。操作者は操作パネルからテスト印刷モードを指示するとともに、複数の印刷データの中から一つを操作パネルから選択できるようになっていた。このプリンタ装置によれば、上位装置に接続されていなくても、販売店の店頭のように来店客の前で印刷性能等をデモンストレーションできた。
また、特許文献2には、ホスト装置から受信した印刷データをメモリカード等の所定記憶領域に保存でき、再度印刷するときにはメモリカードから印刷データを読み込んで、色変換処理等の画像処理をすることなく高速印刷できる機能を備えたプリンタが開示されている。この機能を用いれば、プリンタ1台でしかも高速印刷でデモ印刷を行うことができる。なお、特許文献3には、秘密文書又は親展文書の印刷要求があった場合は、受信者が印刷装置にIDやパスワードを入力し、ユーザ確認部で受信者が確認されると、データを展開して印刷を行う印刷装置が開示されている。
特開平9−24662号公報(明細書段落[0012]、[0013]、[0018]、[0024]〜[0050]、第1図〜第3図) 特開2005−111845号公報(明細書段落[0038]〜[0040]、第3図) 特開平11−28850号公報
ところで、ホスト装置なしで印刷できるダイレクト印刷機能を備えたスタンドアロン型のプリンタでは、メモリカードから読み込んだ画像データ(例えばJPEGデータ等)を、印刷データに変換する画像処理が必要となる。このため、ホスト装置から印刷データ(PRNデータ)を受信して印刷する場合に比べ、色変換処理等の画像処理に要する時間が余分にかかるため、ホスト装置と接続されて使用されるときと同程度の印刷速度でデモ印刷を行うことができないという問題があった。このため、ホスト装置と接続して印刷するときも、この程度の印刷速度であると顧客が誤って認識し、正当な性能を理解してもらえないという問題があった。
また、特許文献2に記載のプリンタでは、ホスト装置から受信した印刷データをメモリカードに保存できるので、その保存した印刷データをメモリカードから読み込んで印刷を行えば、ホスト装置と接続したときと同程度の印刷速度でデモ印刷を行うことができる。しかしながら、この機能が付いたプリンタでしか印刷データに基づくダイレクト印刷はできなかったので、この機能を有しないプリンタを含む全ての機種において高速デモ印刷が行える訳ではなかった。例えば高速デモ印刷を目的として上記機能を販売員などが操作することを前提にプリンタに追加することは可能であり、このような機能を仮に追加しても、ユーザがプリンタ購入後の使用に際してはメモリカードに印刷データを格納することはまずないので、ユーザの実使用上さほど問題はない。しかし、例えば顧客が販売店に展示されているプリンタを操作した場合に、プリンタに挿着されたデモ用のメモリカードから本来扱えないはずのデータ形式である印刷データ(ファイル)が画面に表示されたり印刷できたりするのは、その機能がプリンタに備わっていると誤解される虞もあるので適切ではない。よって、販売員がデモ印刷を行わないときに仮にデモ用のメモリカードが挿着された状態で顧客がプリンタを操作したとしても、本来扱うことのできないデータ形式に属する印刷データのようなデータは見えないように秘匿されることが望ましい。これを実現するためには、必要に応じて認識できるデータ形式を切り換えることが可能なプリンタが要望される。
なお、特許文献1及び特許文献2のプリンタは、拡張記憶手段やメモリカードなどの外部記憶媒体からデータを読み取って印刷可能ではあるが、認識できるデータ形式を切り換え可能な構成ではなかった。また、特許文献3に記載の印刷装置は、パスワード等を知る者が印刷を許可する構成であり、秘密文書又は親展文書を他人に読まれないようにデータの内容を秘匿する機能を備えてはいたが、特定データ形式のデータを扱えなくする秘匿機能ではなかった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、印刷装置が認識できるデータ形式を必要に応じて切り換えることができ、例えば通常使用時には特定データ形式のデータを秘匿できる印刷装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、外部記憶媒体からデータを読み込んで印刷処理を行う印刷装置であって、操作部と、前記操作部が所定操作方法で操作されるまでは、前記外部記憶媒体に記憶されたデータのうち所定データ形式に属する第1のデータを認識するが前記所定データ形式以外の特定データ形式に属する第2のデータは認識せず、前記操作部が前記所定操作方法で操作されると、前記第2のデータを認識して、前記第1のデータを選択することなく第2のデータを読み込む読込手段と、前記読込手段により読み込まれた前記データを印刷処理する印刷手段とを備えたことを要旨とする。
ここで、「所定データ形式」と「特定データ形式」は、排他的な関係にあるデータ形式であり、それぞれ1つのデータ形式からなるものでもよいし、複数のデータ形式からなるものでもよい。また、認識できるかどうかを対象とする場合、「第1のデータ」は、外部記憶媒体に記憶されたデータのうち所定データ形式に属するすべてのデータを指し、「第2のデータ」は、外部記憶媒体に記憶されたデータのうち特定データ形式に属するすべてのデータを指す。また、読み込む対象となる「第1又は第2のデータ」は、認識できる一つ又は複数の第1又は第2のデータの全てでも、選択されたものでもよい。
これによれば、操作部が所定操作方法で操作されるまでは、外部記憶媒体に記憶されたデータのうち所定データ形式に属する第1のデータのみを認識する。例えば認識できる第1のデータのうち少なくとも一つが操作部で選択されると、該選択された第1のデータを読み込んで、第1のデータを印刷処理することで印刷が行われる。一方、操作部が所定操作方法で操作されると、外部記憶媒体に記憶されたデータのうち所定データ形式以外の特定データ形式に属する第2のデータを認識するようになり、第1のデータを選択することなく、第2のデータのうち少なくとも一つを読込手段が読み込んで、印刷手段が第2のデータを印刷処理することで印刷が行われる。このように本発明では、印刷装置が認識できるデータ形式を必要に応じて切り換えることができ、例えば通常使用時には特定データ形式のデータを秘匿できる。第2のデータとして例えば印刷データに用いられる特定データ形式のデータ(PRNデータ)を採用すれば、ホスト装置と接続されたときと同程度の印刷速度で印刷をすることができ、例えばデモ印刷する場合に好適である。
また、本発明の印刷装置では、前記読込手段は、前記操作部が前記所定操作方法で操作されたことで読み込んだデータの印刷処理が終了すると、前記第1のデータを認識するが前記第2のデータを認識しない前記所定操作方法の操作がなされる前の状態に復帰することが好ましい。
これによれば、読込手段は、操作部が所定操作方法で操作されたことで読み込んだデータの印刷処理が終了すると、第1のデータは認識するが第2のデータを認識しない所定操作方法での操作がなされる前の状態に復帰する。例えばデモ印刷が終われば、通常状態に復帰するので、復帰操作を別途行う必要がないうえ、顧客に印刷装置の通常機能を確認してもらうことができる。
また、本発明の印刷装置では、前記所定操作方法で操作された後、前記操作部で終了操作がなされると、前記所定操作方法で操作される前の第1のデータは認識するが第2のデータは認識できない状態に復帰することを要旨とする。
これによれば、操作部が所定操作方法で操作された後、終了操作が行われると、所定操作方法で操作される前の状態、すなわち第1のデータは認識できるが第2のデータは認識できない状態に復帰する。このため、終了操作を行うまで、第2のデータに基づく印刷を繰り返し実行できる。例えばデモ印刷を行うときは、販売員が所定操作方法で操作して第2のデータを認識できるようにし、顧客には操作部を操作して第2のデータを選択してもらうことによりデモ印刷ができ、デモが終われば販売員が終了操作をして通常の状態に復帰させるので、所定操作方法を顧客に知られずに済む。
また、本発明の印刷装置では、前記操作部が前記所定操作方法で操作された後と前とで印刷を開始させる操作方法が同じであることが好ましい。
これによれば、操作部が所定操作方法で操作されて第2のデータを認識できるようになった後、所定操作方法で操作される前と同じ操作方法で印刷開始の操作をすれば、印刷を開始できる。よって、通常操作でデモ印刷ができ、しかも通常操作なので第2のデータによる印刷とは分からずデモ印刷できる。
また、本発明の印刷装置では、前記第2のデータは、CMYK形式に色変換済みのデータであることが好ましい。これによれば、印刷装置における色変換処理が不要となる。このため、外部記憶媒体から読み取ったデータを色変換処理する場合の印刷速度に比べ高速印刷を達成でき、ホスト装置と接続されたときの印刷速度に少しでも近づけた印刷速度で印刷をすることができる。
また、本発明の印刷装置では、前記第1のデータは、CMYK形式に色変換される前のデータであってもよい。
これによれば、操作部が所定操作方法で操作されるまでは、CMYK形式に色変換される前のデータを選択して印刷できるとともに、操作部を所定操作方法で操作した場合は、ホスト装置から印刷データを受信して印刷する場合と同程度の比較的高速な印刷速度で印刷を行うことができる。
また、本発明の印刷装置では、前記所定データ形式は、少なくともJPEG形式を含むことが好ましい。
これによれば、操作部が所定操作方法で操作されるまでは、JPEG形式に属する第1のデータ(JPEGデータ)を選択して印刷できるとともに、操作部を所定操作方法で操作した場合は、ホスト装置から受信して印刷する場合と同程度の比較的高速な印刷速度で印刷を行うことができる。例えばJPEGデータで印刷処理した場合に比べ、高速な印刷速度でデモ印刷できる。
また、本発明の印刷装置では、前記読込手段は、前記操作部が前記所定操作方法で操作された場合、前記外部記憶媒体に前記第2のデータが存在するか否かを判断し、第2のデータが存在しなれば、第1のデータを認識するが前記第2のデータを認識しない前記所定操作方法での操作がなされる前の状態に復帰することが好ましい。
これによれば、外部記憶媒体が接続された状態で操作部を所定操作方法で操作すれば、第2のデータが存在するか否かを判断し、第2のデータが存在しなれば、所定操作方法での操作がなされる前の状態に復帰する。例えばデモ印刷以外の通常使用時において、たまたま所定操作方法と同じ操作方法で操作してしまったとしても、外部記憶媒体に第2のデータが存在しないことから、印刷装置は通常状態と何ら変わらず、デモ印刷機能が組み込まれていても何ら通常使用時に影響を与えない。つまり、ユーザからその機能及び特定データ形式のデータを見えなくすることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。図1は、本実施形態に係るプリンタの外観を示す斜視図である。
本実施形態における印刷装置としてのプリンタ10は、ホスト装置としてのパーソナルコンピュータ(以下「PC」という)と接続することなく、メモリカード等の外部記憶媒体や外部記憶装置に挿入された外部記憶媒体(例えばMO等)、或いはデジタルカメラ等から画像データを直接読み込んで印刷できる、いわゆるスタンドアロン型プリンタの機能を備えている。つまり、本実施形態のプリンタ10は、ホスト装置と接続して該ホスト装置の周辺機器として使用されるときには、そのホスト装置から受け取った印刷データを基に印刷を行う。一方、スタンドアロン型プリンタとして動作するときには、上記メモリカード等から直接読み込んだ画像データに所定の画像処理を施して生成した印刷データを基に印刷を行うようになっている。
このプリンタ10は、本体11の上面右側にユーザインタフェース(UI)として機能するコントロールパネル12を備えたインクジェット式プリンタである。ユーザは、このコントロールパネル12を操作することで、印刷指示等の各種の指示をプリンタ10に与えることができる。本体11の背面側には用紙供給装置13が設けられており、シートフィーダ14にセットされた単票紙、あるいはロール紙支持部15にセットされたロール紙が本体11内部に給紙される(以下、本実施形態においては、単票紙、ロール紙等の印刷媒体を単に「用紙」という)。本体11の上面中央に設けられたカバー16の下方には印刷機構が設けられており、この印刷機構の作動により印刷された用紙17が本体11の前側下部に設けられた排紙口18から排出される。詳しくはカバー16の下側には印刷機構を構成するキャリッジ20が主走査方向Xに往復移動可能に設けられ、キャリッジ20の下部にはインク滴を吐出可能な記録ヘッド21が搭載されている。そして、記録ヘッド21からインク滴を吐出させながら主走査方向Xに移動するキャリッジ20の1走査と、図示しない搬送ローラに搬送されて副走査方向Yに所定量だけ送られる用紙17の紙送り動作とが、交互に行われることで印刷は行われる。
コントロールパネル12には、表示手段としての液晶表示装置(以下「LCD23」という)と、操作部24(操作パネル)とが備えられている。LCD23の表示画面23aは、例えば、用紙サイズ、用紙種類、レイアウト、写真選択、印刷枚数などを設定するための画面、及び各種のメッセージ画面(メニュー画面)を表示する。操作部24は、電源スイッチ24a、メンテナンススイッチ24b、ロール紙スイッチ24c、印刷実行スイッチ24d、中止スイッチ24e、選択スイッチ24fおよび決定スイッチ24gなどの複数の操作スイッチから構成されている。メンテナンススイッチ24bは記録ヘッド21をクリーニングする際に操作され、ロール紙スイッチ24cはロール紙を使用する際に操作される。また、印刷実行スイッチ24dは印刷を開始する際に操作され、中止スイッチ24eは印刷中においては印刷を中止する中止ボタンとして機能し、非印刷時においてはメニュー操作上のキャンセルボタンとして機能する。LCD23の表示画面23aで印刷条件等を選択する際には選択スイッチ24fが用いられ、そのうち上ボタンと下ボタンを適宜操作することで、カーソルを上下移動させたり、数値を増減させて所望の値を選択したりする。選択された項目や数値は決定スイッチ24gを操作することで確定される。このようにプリンタ10に設けられた各スイッチが操作されたときの機能は、通常操作を行ううえにおいてほぼ一義的に決まっている。
プリンタ10の本体11の正面右側下部には、外部記憶媒体としてのメモリカード26を挿着可能とするスロット27が設けられている。なお、同図では1つのみスロットを図示しているが、実際には複数種のメモリカードに対応できるように複数のスロットが設けられている。但し、メモリカードを専用アダプタに取り付けて挿着すれば対応できる共用スロットとなっており、2つ程度のスロットで5種以上のメモリカードに対応できるように構成されている。プリンタ10が対応可能なメモリカード26としては、例えばコンパクトフラッシュ(R)、スマートメディア(R)、メモリースティック(R)、SDメモリカード、MMCなどが挙げられる。また、本体11に図示しない近距離無線通信器(Bluetooth(R)アダプタ)を装備することで、Bluetooth(R)対応機器(例えばBluetooth(R)搭載のデジタルカメラやPC)から無線を利用した印刷も行なえるようになっている。
このスタンドアロン型プリンタでは、例えばメモリカードに記憶された画像を選択して印刷する場合、ホスト装置と接続されないので、ホストコンピュータの画面上で画像を確認することができない。このため、プリンタ10の本体11の上部には、それらメモリカード26等の記憶媒体から読み込んだ画像を表示するための表示装置28が装備されており、プリンタ10をホスト装置と接続しなくても、印刷前に画像確認が行えるようになっている。
プリンタ10の本体11には図示しないUSBポートなどの入力ポートが設けられており、プリンタ10とホストコンピュータ(PC)とを通信ケーブルを介して接続することにより、プリンタ10はホストコンピュータの周辺機器として動作し、ホストコンピュータより送信される印刷データに基づいて印刷を行う。
図3は、プリンタ10の構成を示すブロック図である。なお、図1と同様な構成部分については、同一符号を付して説明する。
プリンタ10は、CPU組込みASIC31(Application Specific Integrated Circuit)(特定用途向け集積回路)、ROM32、RAM33、カードリーダ34、キャリッジモータ35、紙送りモータ36及び記録ヘッド21を備えている。ROM32には、後述するCPU組込みASIC31のCPU41が処理を実行する上で必要な制御プログラムや各種のアプリケーションプログラムが格納される。RAM33は、CPU41が処理を実行する際のワーキングメモリとして利用される。また、本実施形態において、RAM33は、ホストコンピュータ50より送信される印刷データを一時保存するための内部メモリとしても利用される。
記録ヘッド21は、用紙17の搬送路に対向した面(ノズル形成面)に各色用のノズルを多数個有している。この記録ヘッド21は、後述するCPU組込みASIC31のヘッド制御回路47の制御に基づいて、主走査方向に往復移動しながら、各色のインク滴をそれぞれの色に対応したノズルから吐出することで、所定の用紙に画像を形成する。
CPU組込みASIC31は、CPU41、ホストインタフェース回路(以下「ホストI/F」という)42、カードインタフェース回路(以下「カードI/F」という)43、コマンド解析回路44、画像処理回路45、モータ制御回路46及びヘッド制御回路47を備えており、それらは内部バス48を介して相互に接続されている。この内部バス48には、上述したROM32、RAM33及びコントロールパネル12も接続されている。
CPU41は、ROM31に格納されているプログラムを読み出し、そのプログラムに従った処理を実行することにより、プリンタ10を統括的に制御する。例えば、CPU41は、後述する画像処理回路45での色変換処理、ハーフトーン処理及びマイクロウィーブ処理、モータ制御回路46でのキャリッジモータ35および紙送りモータ36の駆動制御、およびヘッド制御回路47での記録ヘッド21の駆動制御を司る。また、CPU41は、ホストI/F42を介してホストコンピュータ50から印刷データを受信可能であり、この印刷データを基に印刷処理を行う。
ホストコンピュータ50から受信する受信データに含まれるジョブ開始コードとジョブ終了コードに基づいて、印刷制御コマンドで記述された印刷データを印刷ジョブ単位で取得する。また、コマンド解析回路44は、ホストコンピュータ50より受信した印刷制御コマンドを解析してCMYK系のラスタデータへの展開処理を行う。
画像処理回路45は、色変換部、ハーフトーニング部及びマイクロウィーブ部としての機能を有している。詳述すると、色変換部は、RGBの多階調の画像データに色変換処理を施し、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)、ライトイエロー(LY)の7色の多階調の画像データを生成する。ハーフトーニング部は、その色変換処理後の画像データにハーフトーン処理を施し、多階調の画像データを各色毎に2値化して表した印刷イメージデータ(色プレーン)を生成する。マイクロウィーブ部は、そのハーフトーン処理後の各色プレーンのラスタラインをノズル数、ヘッド走査回数、紙送り量等に基づき並び替えて印刷データを生成する。ヘッド制御回路47は、画像処理回路45で生成された各色の印刷データに基づいてインク滴の吐出の有無や、吐出するインク滴の量等を制御する。
メモリカード26には、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式、BMP(ビットマップ)、DPOF、PIF、TIFF形式の各種画像データが記憶できるようになっている。これら各種形式の画像データを印刷データに変換する場合は、RGB系データ形式に一旦変換する処理を行うようにしており、画像処理回路45は、その他に、圧縮系データを非圧縮系データに変換する解凍処理および非RGB系からRGB系のデータ形式にデータを変換するRGB変換処理を行う変換処理部としても機能する。
例えば圧縮系画像データであるJPEG形式の画像データをラスタ処理する場合、まずこれをYCbCr表色系(輝度(Y)と青の色差(Cb)と赤の色差(Cr)を使って表現する表色系)の非圧縮系画像データに解凍する。そして、解凍して得られたYCbCr表色系の多値画像データをさらにRGB表色系の多値画像データに変換する。そして、このRGB表色系の多値画像データをRAM33に用意されたワークメモリ(イメージバッファ)上に展開する。
画像処理回路45は、ワークメモリ上に展開された多値画像データを読み込んでRGB多値画像データをCMYK多値画像データに色変換処理、ハーフトーン処理及びマイクロウィーブ処理を施して印刷データ(本実施形態においては1ライン毎にデータ記述されたラスタデータ)を生成する。コマンド変換部55は、このラスタデータをプリンタ10が解釈できる記述言語に変換して印刷制御コマンド(本実施形態においてはESC/Pラスタコマンド)を生成する。
一方、ホストコンピュータ50は、アプリケーション51、プリンタドライバ52及びインターフェイス(以下「I/F53」という)を備えている。プリンタドライバ52は、印刷データ生成部54とコマンド変換部55を有している。印刷データ生成部54は、アプリケーション51から受け取った印刷対象の例えば画像データを、圧縮系データであれば解凍処理を施して非圧縮系データに変換し、またRGB表色系でなければRGB表色系データに変換後、そのRGB表色系の画像データに対して色変換処理、ハーフトーン処理及びマイクロウィーブ処理を施して印刷データ(前述同様の1ライン毎にデータ記述されたラスタデータ)を生成する。コマンド変換部55は、このラスタデータをプリンタ10が解釈できる記述言語に変換して印刷制御コマンド(本実施形態においてはESC/Pラスタコマンド)を含むPRNデータを生成する。
このようにプリンタ10は、ホストコンピュータ50から受信した受信データ(PRNデータ)に対してはコマンド解析回路44でコマンドを解析することで印刷データを取得する。一方、メモリカード26から読み込んだ画像データに対しては画像処理回路45で、必要に応じて解凍処理等を行った後、色変換処理、ハーフトーン処理及びマイクロウィーブ処理を施して印刷データを生成する。このようにメモリカード26から画像データを取得して印刷を行う場合、画像処理回路45で行われる、圧縮系データで必要になる解凍処理、色変換処理、ハーフトーン処理及びマイクロウィーブ処理など比較的処理時間を要する画像処理が伴うことになるので、印刷開始から印刷終了までに比較的長い印刷処理時間を要する。特に高精細な印刷画質で印刷する場合、画像データのデータ容量が多くなって処理時間を長く要することになり、メモリカード26から読み込んだ画像データの画像処理が印刷速度(キャリッジ速度)に追いつかず、印刷処理中にキャリッジ20が間欠的に停止するなどして印刷処理時間が長くなる。デモ印刷を行う場合、ホストコンピュータ50から受信した印刷データ(PRNデータ)を基に印刷をするときの性能(印刷処理時間等)を顧客に見せたいが、メモリカード26から画像データを読み込んで印刷する方法であると、前記性能よりも劣る印刷処理時間となってしまう。
本実施形態では、デモ印刷をメモリカード26に記憶されたデータを使って行う。図2は、メモリカード26内のディレクトリ構造を示す構造図である。
メモリカード26内には、ルートディレクトリ60の下位階層に特定フォルダ61が用意されている。特定フォルダ61の下位には特定ファイル62が保存されている。特定ファイル62は、PRNデータを含むPRNファイルである。CPU41は、メモリカード26内に特定ファイルが存在することを、パスから認識する。例えば、パス名「/ルートディレクトリ/特定フォルダ/特定ファイル」のファイルが存在すれば、そのファイルを特定ファイル62と認識する。また、メモリカード26内に同図に示すように、通常ファイル64を下位にもつ通常フォルダ63が作成されていてもよいが、本実施形態では必ずしも必要ではない。
ここで、図2における外部記憶媒体としてのメモリカードにおいては、「通常ファイル1〜N」のN個の通常ファイル64が第1のデータに相当し、特定ファイル62が第2のデータに相当する。そして、本実施形態では、印刷の対象となるファイルは1つずつ読み込まれることが前提なので、読込手段により読み込まれる第1のデータは、「通常ファイル1〜N」のN個のうちの1個の通常ファイル64であり、読込手段により読み込まれる第2のデータは、特定ファイル62となる。
特定ファイル62として使用するPRNファイルは、ホストコンピュータ50を用いて作成する。ホストコンピュータ50上でデモ印刷に使用する画像ファイルを選択して、OS(オペレーティングシステム)のファイルシステム機能を使って、プリンタドライバ52に画像ファイルのPRNファイルを作成させる。このとき、ホストコンピュータ50に外部記憶装置として、予め特定フォルダ61を作成しておいたメモリカード26を接続する。そして、作成されたPRNファイルの書き込み先に、メモリカード26の特定フォルダ61を指定してここに書き込む。このとき保存されるPRNファイルにプリンタ10のCPU41が特定ファイルであると認識できるファイル名を付けることで、デモ印刷用のメモリカード26が作成される。
また、CPU41は、操作部24によって通常操作方法とは異なる所定操作方法で特別な操作(特定操作)が行われると、通常モードからデモ印刷モードに移行する。デモ印刷モードになると、メモリカード26の特定ファイルからファイルを読み取って印刷を開始するようになっている。このようなデモ印刷モードに移行してデモ印刷を行うためのデモ印刷処理プログラムがROM32には記憶されている。
所定操作方法による特定操作とは、複数(例えば2つ)のスイッチを同時に押したり、予め決められた所定の順番でスイッチが押されたり、通常操作ではありえない一定時間以上押し続けられたり、所定のスイッチが通常操作ではあり得ない所定時間間隔で連打されたり、さらにこれらのうちから選択される2以上の操作方法の組合せなどが挙げられる。この所定操作方法による特定操作は、通常操作では押される確率が極めて低い操作方法によるもので、一種のパスワードとして機能する。これらの所定操作方法のうち予め設定されたいずれか一つの所定操作方法で操作スイッチが操作された場合に、通常モードからデモ印刷モードに移行するようにプログラムされている。
例えばROM32には、通常モードで読み取りが許可されるデータ形式(所定データ形式)「JPEG」「BMP」「TIFF」「DPOF」「PIF」が記述された通常データテーブルと、デモ印刷モードで読み取りが許可されるデータ形式(特定データ形式)「PRN」が記述されたデモデータテーブルが記憶されている。CPU41は、通常モードにあるときは、通常データテーブルに記述されたデータ形式のみ認識でき「PRN」は認識できず、デモ印刷モードにあるときは、デモモードテーブルに記述されたデータ形式「PRN」のみ認識できるようになる。つまり、本実施形態では、通常モードで認識できるデータ形式「JPEG」「BMP」「TIFF」「DPOF」「PIF」が所定データ形式となり、通常モードでは認識できないがデモ印刷モードで認識できるデータ形式「PRN」が特定データ形式となる。もちろん、デモ印刷モードで認識できるデータ形式は、特定データ形式だけに限られるものではなく、特定データ形式に加え通常モードで認識されうる所定データ形式うち一部又は全てが含まれても構わない。
また、所定操作方法で操作スイッチが操作される特定操作がなされた場合は、予め設定されたパスに特定ファイルが存在するか否かを判断する。そして、特定ファイルが存在すれば、その特定ファイルを読み取って該特定ファイル中のPRNデータを基に印刷を開始する。このPRNデータはメモリカード26から読み取られるが、プリンタ10内の処理は、ホストコンピュータ50から印刷データを受信したときと同じ処理経路で行われるようになっている。
図4は、CPU41が実行するデモ印刷処理プログラムを示すフローチャートである。以下、同図に従ってデモ印刷処理について説明する。なお、以下の説明では、例えば中止スイッチ24eと決定スイッチ24gが同時に押される所定操作方法のスイッチ操作を特定操作とする。
まずステップS10において、操作スイッチが特定操作されたか否かを判断する。本例では予め設定されている中止スイッチ24eと決定スイッチ24gが同時に押されるという特定操作が行われたか否かを判断する。中止スイッチ24eと決定スイッチ24gが同時に押された特定操作を認識すると、ステップS20に進み、特定操作がなされなかった場合は、当該ルーチンを終了する。
ステップS20では、メモリカードに特定ファイルが存在するか否かを判断する。すなわち、予め指定されたパス名(例えば「/ルートディレクトリ/特定フォルダ/特定ファイル」)のファイルが存在するか否かを判断する。特定ファイルが存在すればステップS30に進み、特定ファイルが存在しなければ、当該ルーチンを終了する。
ステップS30では、特定ファイルを読み込んで、取得したPRNデータに基づき印刷処理を行う。この結果、メモリカード26から読み込んだPRNファイルの中にあるPRNデータ中のESC/Pラスタコマンドをコマンド解析回路44により解析してラスタデータを生成し、それをヘッド制御回路47に転送する。ヘッド制御回路47は、コマンド解析回路44より順次転送されるラスタデータに基づいて記録ヘッド21を制御することでインク吐出が行われる。このとき、キャリッジモータ35及び紙送りモータ36はCPU41によりコマンドに従って駆動制御される。そして、キャリッジ20の1走査の途中(略定速区域)で記録ヘッド21によるインク吐出が実行され、これが用紙等の印刷媒体が所定ピッチずつ紙送りされる紙送りと交互に繰り返されることで、用紙等の印刷媒体に印刷が施される。
ステップS40では、通常モードへ復帰する。すなわち、印刷処理が終了すると、デモ印刷モードから通常モードに復帰する。例えば印刷終了後に通常モードに復帰せず、デモ印刷モードが継続される構成であると、復帰させたいときにどの操作で復帰させるかを覚える必要がある。しかし、印刷終了後に通常モードに復帰する本実施形態によれば、デモ印刷を行うときの操作方法、すなわち特定操作だけを覚えればよい。このため、復帰操作が分からないために通常モードに復帰できなくなる事態を回避できる。
なお、メモリカード26に替えて、他の外部記憶媒体を使用してPRNデータによるデモ印刷を行ってもよい。例えばプリンタ10に接続された外部記憶装置に挿入されたMOディスク等の外部記憶媒体でもよい。
プリンタ10がホストコンピュータに接続されていなくても、デモ印刷を行う場合に、プリンタ10における色変換処理等の一連の画像処理を一切不要とすることができ、ESC/Pラスタコマンドの解析を行うのみで、ホストコンピュータから受信した印刷データに基づき印刷処理するときと略同じ印刷速度で高速に印刷処理を実行することができる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)通常操作とは異なる所定操作方法で操作スイッチが操作される特定操作がなされると、通常モードからデモ印刷モードに移行する。そして、特定操作がなされる前の通常モードでは、「JPEG」「BMP」「TIFF」「DPOF」「PIF」のうちいずれかに属するデータ形式のデータ(第1のデータ)のみ認識でき、特定操作がなされた後は、データ形式「PRN」のデータ(第2のデータ)を認識できるようになる。デモ印刷モードに移行した後、メモリカード26内の特定のパスに特定ファイル(PRNファイル)が存在するか否かを判断し、特定ファイルが存在すれば、メモリカード26中の特定ファイルを読み込んでデモ印刷を行う。そして、このデモ印刷が終了すれば、通常モードに復帰する。このため、通常扱えるデータ形式と異なるデータ形式のデータでデモ印刷を行うことができ、しかもその機能は特別な操作をしたときのみ使える機能なので、ユーザはその機能の存在を知らずにプリンタを使用できる。
例えば顧客が販売店に展示されているプリンタ10を所定操作方法以外の通常操作をする限りにおいては、プリンタ10に挿着されたデモ用のメモリカードから本来扱えないはずのデータ形式である印刷データ(ファイル)が画面に表示されたり印刷されたりすることはない。このように特定操作を知らない顧客が通常操作をする限りにおいて、特定データ形式の印刷データは非表示かつ印刷不可能な状態に秘匿されるため、本来扱えないはずのデータ形式である印刷データを印刷できる機能がプリンタ10に備わっていると顧客が誤解する虞を回避できる。仮に特定操作を顧客に行ってもらいデモ印刷を行う場合は、販売員が所定操作方法を顧客に教える際に本来の機能ではない旨を説明できるので、顧客の誤解は回避できる。
また、プリンタ購入後の使用時に仮に特定操作(特殊操作)をたまたまユーザが操作してしまっても、メモリカード26の特定パスに特定ファイルが存在しないので、デモ印刷モードに移行することなく通常モードに保持され、その機能を知られることはまずない。例えば、特定操作をするとデモ印刷モードに移行し、その後、復帰操作をしないとデモ印刷モードから通常モードに復帰できない構成であると、ユーザがたまたま特定操作をしてデモ印刷モードに移行してしまった場合、通常モードで使える操作スイッチが一部を除いて無効になるので、これをプリンタ10の故障と勘違いしたり、復旧方法が分からず暫くプリンタ10が使用できなくなったりする不都合を回避できる。
(2)PRNデータに基づいて印刷処理を行うので、ESC/Pラスタコマンドの解析処理だけで済み、色変換処理、ハーフトーン処理、マイクロウィーブ処理等の一連の画像処理を一切不要とすることができる。換言すれば、プリンタ10での処理をコマンド解析のみとすることができる。これにより、プリンタ10での処理を削減して印刷処理の効率化を図り、印刷時間を短縮することができる。このため、ホストコンピュータ50を接続して印刷処理させたときと同等の印刷速度で印刷処理できるので、顧客にプリンタ10の性能を正しく伝えることができる。例えば、メモリカードから読み込んだJPEGデータを印刷処理してデモ印刷する場合は、解凍処理やRGBへの色変換処理等の処理に時間がかかり過ぎて、印刷速度がホストコンピュータからの受信データに基づく印刷処理に比べかなり遅くなるが、これがプリンタ10の性能であると顧客に誤解される事態を回避できる。
(3)また、PRNデータは印刷条件がコマンドとして既に組み込まれているデータなので、操作スイッチで印刷条件を変えようとしても変えることができない。このため、メーカー側あるいは店舗側が予定する最適な印刷条件でデモ印刷を行うことができる。これに対し、メモリカード26からJPEGデータを読み込んで印刷する場合は、コントロールパネル12の操作部24でレイアウトや用紙種等の設定操作が必要で、簡単な教育しかしていない販売員にこのような設定操作をさせるのはデモ印刷には向かないが、既に印刷条件がコマンドとして組み込まれたPRNデータなので、デモ印刷に好適である。例えば光沢紙に印刷するにも拘わらず、光沢紙や写真印刷の設定が選択されずデモ印刷をしてしまう不都合を解消できる。
(4)デモ印刷モード中はLCD23にプリンタ10の性能等をアピールする広告等がデモ表示されるので、顧客の注意を引くことができるとともに顧客にプリンタ10の広告をすることができる。
(5)仮にメモリカード26を紛失・盗難等で無くしても、その入手者がデータの中身を見ようとしても、PRNデータなので画像をモニタ等で見ることができない。また、PRNデータなので印刷しようとしても機種が一致しなければ印刷できず、しかも仮に機種が一致しても、特定操作が分からなければ印刷できない。よって、データの内容についても秘匿性の高いプリンタを提供できる。例えば一部の限られた特定の顧客だけにプリンタ10の性能を、その販売に先行して公開する場合などにおいて、プリンタ10の性能等に関する記述や図解などの情報の機密性を担保できたり、デモ印刷に適した見栄えのよい印刷条件に関する情報が漏洩したりすることを防止できる。
(6)特許文献2に記載された従来のプリンタが備えていた、ホストコンピュータから受信した印刷データをメモリカードに書き込んで印刷できる機能を有していない機種を含め、スタンドアロン型のプリンタの全機種において、高速デモ印刷を実現することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図5に基づいて説明する。なお、前記第1実施形態と共通の構成については説明を省略し、特に異なる構成についてのみ説明する。本実施形態では、デモ印刷のためにCPU41が実行する図5に示すデモ印刷処理ルーチンが、前記第1実施形態と異なる。前記第1実施形態では、1つのファイルを実行して印刷が終了すると、通常モードに復帰する構成であったが、本実施形態では、特定操作によってデモ印刷モードに移行すると、デモ印刷する特定ファイルを選択できる特定ファイル選択画面がLCD23に表示され、デモ印刷用に用意されたファイルのすべてのデモ印刷が終了するか、デモ印刷モードを終了するための特別な終了操作がなされたときに通常モードに復帰する構成となっている。以下、本実施形態のデモ印刷処理ルーチンについて図5に従って説明する。なお、本実施形態では、デモ印刷モード中は、デモ印刷を行ううえでスイッチ操作の必要がある印刷実行スイッチ24dと選択スイッチ24fと電源遮断に必要な電源スイッチ24a以外のスイッチは操作されても受け付けないようにプログラムで制限されている。
まずステップS110において、操作スイッチが特定操作されたか否かを判断する。特定操作がなされた場合は、ステップS20に進み、特定操作がなされなかった場合は、当該ルーチンを終了する。
ステップS120では、メモリカードに特定ファイルが存在するか否かを判断する。すなわち、予め指定されたパス名(例えば「/ルートディレクトリ/特定フォルダ/特定ファイル」)のファイルが存在するか否かを判断する。本実施形態では、複数のPRNファイルがデモ印刷用に保存されているので、パス名もファイル毎に複数指定されている。もちろん、PRNファイルが保存されている特定フォルダを指定するパス名のフォルダが存在するか否かを判断する方法を採用し、特定フォルダが存在することをもって特定ファイルが存在するとする判断方法をとってもよい。この場合、特定フォルダ内にPRNファイルが存在するかどうかを別途判断することになる。特定ファイルが存在すればステップS130に進み、特定ファイルが存在しなければ、当該ルーチンを終了する。
ステップS130では、表示画面23aに特定ファイル選択画面を表示する。この特定ファイル選択画面には、メモリカード26内にデモ印刷用に保存されている複数のPRNファイルの中から選択スイッチ24f等を操作して所望の1つを選択することができる。なお、特定ファイル選択画面の初期状態では、先頭のPRNファイルの名称が反転表示された選択状態にあるので、デモ印刷の対象を他のPRNファイルに変更したい場合は、選択スイッチ24f等を操作して他のPRNファイルの名称が反転表示された状態にする。
次のステップS140では、印刷実行スイッチ24dが操作されたか否かを判断する。印刷実行スイッチ24dが操作された場合はステップS150に進み、印刷実行スイッチ24dが操作されなかった場合はステップS160に進む。
ステップS150では、特定ファイル選択画面で指定された特定ファイル(PRNファイル)を読み込んでPRNデータを取得し、取得したPRNデータに基づき印刷処理を行う。この結果、メモリカード26から読み込んだPRNファイル中にあるPRNデータ中のESC/Pラスタコマンドをコマンド解析回路44により解析してラスタデータを生成し、それをヘッド制御回路47に転送する。ヘッド制御回路47は、コマンド解析回路44より順次転送されるラスタデータに基づいて記録ヘッド21を制御することでインク吐出が行われる。このとき、キャリッジモータ35及び紙送りモータ36はCPU41によりコマンドに従って駆動制御される。そして、キャリッジ20の1走査の途中(略定速区域)で記録ヘッド21によるインク吐出が実行され、これが用紙等の印刷媒体が所定ピッチずつ紙送りされる紙送りと交互に繰り返されることで、用紙等の印刷媒体に印刷が施される。
ステップS160では、デモ印刷モード終了操作がなされたか否かを判断する。デモ印刷モード終了操作とは、予め決められた特定操作を指し、デモ印刷モード移行条件となる特定操作と同じ操作でもよいし、異なる操作でもよい。この場合、デモ印刷モード中において、印刷実行スイッチ24dと電源スイッチ24aと選択スイッチ24fとデモ印刷モード終了操作(特定操作)に使われる少なくとも1つのスイッチしか認識できなくなる。デモ印刷モード終了操作がなされれば、ステップS170に進み、デモ印刷モード終了操作がなされなければ、ステップS130に進む。つまり、デモ印刷モード終了操作がなされなければ、ステップS130に移行して、特定ファイル選択画面を再び表示させる。もちろん、特定ファイル選択画面は表示されたままに保持してもよいが、本実施形態では、デモ印刷処理中は、表示画面23aにプリンタ10の性能を広告するデモ表示を行っているので、印刷が終了すると、デモ表示から特定ファイル選択画面に切り替えることにしている。以下、デモ印刷モード終了操作がなされるまでは、特定ファイル選択画面で別のPRNファイルを選択するなどして繰り返しデモ印刷を行うことができる。
ステップS170では、通常モードへ復帰する。すなわち、デモ印刷モード終了操作がなされると、デモ印刷モードから通常モードに復帰する。このため、デモ印刷モード終了操作を行うまでは、デモ印刷を行う特定操作をいちいち行わなくても、通常操作と同じ印刷実行スイッチ24dを操作すれば印刷を開始できる。例えば、販売員が最初に特定操作をしてデモ印刷モードに移行させておいて、顧客に印刷開始の操作をしてもらえば、通常操作と同じ操作方法で、ホストコンピュータ50から印刷するときと同程度の高速な印刷速度でデモ印刷をしてもらうことができる。また、特定操作は販売員が行うので、デモ印刷用の特定操作を顧客に知られることもない。
この第2実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(7)特定操作は最初の一回行っておけば、その後は特定操作をいちいち行わなくても通常操作と同じ印刷開始操作方法で、デモ印刷を行うことができる。デモ印刷モードに移行するための特定操作を顧客がする必要はないので、デモ印刷という特殊機能を使う際の特定操作方法を顧客に知られずに済む。デモ印刷モード中も通常モードと同じ操作方法で操作部を操作すればデモ印刷を開始できるので、デモ印刷が第2のデータによる印刷であることが顧客に分かりにくい。
(8)特定ファイル選択画面で複数の中から所望のPRNファイルを選択して、所望の画像をデモ印刷することができる。
(9)デモ印刷モード終了操作がなされれば、通常モードへ復帰する。このため、デモ印刷モード終了操作をするまでは、何度でもデモ印刷を行うことができる。また、通常モードへの復帰操作も販売員だけが行えばよいので、デモ印刷モード終了時の操作方法も顧客に知られにくい。
なお、前記各実施形態に限定されず、以下の態様の変形例を採用してもよい。
(変形例1)前記第1実施形態では、メモリカード26に1つのPRNファイルを用意して、特定操作が行われた場合にその1つのPRNファイルを読み込んで印刷を行う構成であったが、複数のPRNファイルの中から印刷対象を選択できる構成を採用することもできる。例えば、メモリカード26に複数のPRNファイルを用意しておき、選択するファイル毎に特定操作を異なるものとし、特定操作の操作内容に応じて複数の中から所定の1つのPRNファイルを選択できるようにする。そして、デモ印刷が終了すると、デモ印刷モードから通常モードに復帰するようにする。この構成によれば、デモ印刷モード終了操作の必要がなく、複数の中から選択した所望のPRNファイルをデモ印刷できる。もちろん、この構成は第2実施形態の変形例として適用することもでき、例えば第2実施形態においてデモ印刷終了操作を判断することなく(ステップS160の廃止)、所定の印刷を終了すると、デモ印刷モードから通常モードに復帰する構成を採用できる。この場合、特定ファイル表示画面において一度に複数のデータ(ファイル)を選択できるように構成し、その選択された全ての印刷を終了すると自動で通常モードに復帰する方法や、特定ファイル選択画面でデータは1つずつ選択できるが、予め決められた所定数の印刷が終了すると通常モードに復帰する方法を採用できる。さらに、特定操作がなされても、特定ファイル表示画面を表示させることなく(ステップS130も廃止)、デモ印刷用として認識できるデータ全ての印刷を実行し、その全ての印刷が終了すると、通常モードに復帰する方法も採用できる。
(変形例2)前記実施形態では、特定操作がなされると、認識できるようになる特定ファイルとしてPRNファイルを採用し、デモ印刷における高速印刷を実現したが、特定ファイルはPRNファイルに限定されないし、その目的も高速印刷に限定されない。例えばメモリカードが扱えるデータ形式ではない「XHTML」「vCard」「vCalendar」などが、特定操作がなされると認識可能となってデモ印刷できる構成を採用することもできる。この構成によれば、近距離無線通信器(例えばBluetooth(R)通信器や赤外線通信器)で扱えるデータ形式のデータを、メモリカードから読み込んでデモ印刷することもできる。この構成によれば、近距離無線通信器を実際に装備しなくても、そのデモ印刷を行うことができる。
(変形例3)前記第2実施形態では、デモ印刷モード中は、デモ印刷に使用される一部の操作スイッチと電源スイッチ以外の操作を受け付けない構成としたが、操作スイッチの操作をすべて受け付ける構成としても構わない。この構成によれば、PRNファイルでデモ印刷をすることができ、しかも展示されたプリンタ10の操作スイッチを操作して実際の操作機能を確かめることができる。
(変形例4)印刷条件のうち画質条件(例えばガンマ値やインテント)を異ならせたPRNファイルを複数用意しておき、デモ印刷モードにおいて、ユーザが操作パネル上で画質条件を選択すると、その選択された画質条件が設定された対応するPRNファイルが選ばれてデモ印刷が行われる構成を採用することもできる。この構成によれば、画質条件の設定の違いで印刷画質がどのように違うかを比較することができる。例えば自動色補正機能を使った場合と使わなかった場合で、どの程度印刷画質が異なるかを比較するデモ印刷を行うことができる。
(変形例5)上記実施形態では、ESC/Pラスタコマンドをメモリカードに特定ファイルとして保存する態様としたが、これを、コマンド変換前のラスタデータを保存する態様としてもよい。
(変形例6)前記各実施形態では、特定データ形式のデータを認識可能となる特定操作(所定操作方法による操作)の使用目的を、販売員によるデモ印刷とする例で説明したが、その使用目的はデモ印刷に限定されない。例えば、所定操作方法で操作しない限り、特定データ形式のデータが認識されずデータの内容を見ることができない(非表示かつ印刷不可能である)ことを利用して、特定操作を知る者が、特定操作を知らない者に対して、外部記憶媒体に特定データ形式で記憶されたデータの内容を秘匿する目的でプリンタを使用してもよい。
(変形例7)前記実施形態では、インクジェット式の印刷装置に適用したが、インクジェット式以外の印刷方式(例えばレーザー方式、ドットインパクト方式)を採用する印刷装置に適用することもできる。また、印刷機能以外のその他の機能を有する印刷装置に適用することもできる。例えば印刷機能の他にスキャナ機能およびコピー機能を有する複合機に適用することもできる。また、プロジェクションテレビなどのテレビにおいて、テレビ画像をキャプチャして印刷する機能のために設けられたプリンタに適用することもできる。
以下、前記実施形態および各変形例から把握される技術的思想を記載する。
(1)請求項1乃至8のいずれか一項に記載の印刷装置において、印刷装置本体にメモリカードリーダを備え、前記外部記憶媒体は前記メモリカードリーダに接続可能なメモリカードであることを特徴とする。これによれば、印刷装置本体に設けられたメモリカードリーダにメモリカードを接続し、操作部を所定操作方法で操作すれば、デモ印刷が可能となる。
(2)請求項1乃至8のいずれか一項に記載の印刷装置において、前記印刷処理手段は、ホスト装置から受信した印刷データを印刷処理可能な印刷処理部と、外部記憶媒体から読み込んだ画像データを印刷データに変換する画像処理部とを有することを特徴とする。これによれば、ホスト装置から印刷データを受信した場合、印刷データを印刷処理部で印刷処理することで印刷が行われ、外部記憶媒体から読み込んだ画像データを印刷処理するときは、画像データがまず画像処理部で印刷データに変換され、その変換された印刷データを印刷処理部が印刷処理することで印刷が行われる。所定操作方法で操作部が操作されて外部記憶媒体から第2のデータとして印刷データ(PRNデータ)が読み込まれれば、画像処理部による画像処理が不要なので、ホスト装置から印刷データを受信したときと同程度の印刷速度でデモ印刷を行うことができる。
第1実施形態におけるプリンタの斜視図。 メモリカードのディレクトリ構造を示す模式図。 プリンタの電気的構成を示すブロック図。 デモ印刷処理ルーチンのフローチャート。 第2実施形態におけるデモ印刷処理ルーチンのフローチャート。
符号の説明
10…印刷装置としてのプリンタ、11…本体、12…コントロールパネル、14…タイミングベルト、15…液体噴射手段(液体噴射ヘッド)としての印刷ヘッド、17…用紙、20…キャリッジ、21…記録ヘッド、23…表示手段としてのLCD、24…操作部、24a…操作部を構成する電源スイッチ、24b…操作部を構成するメンテナンススイッチ、24c…操作部を構成するロール紙スイッチ、24d…操作部を構成する印刷実行スイッチ、24e…操作部を構成する中止スイッチ、24f…操作部を構成する選択スイッチ、24g…操作部を構成する決定スイッチ、26…外部記憶媒体としてのメモリカード、34…読込手段を構成するメモリカードリーダ、41…読込手段を構成するCPU、43…読込手段を構成するカードI/F、44…印刷手段を構成するコマンド解析回路、45…印刷手段を構成する画像処理回路、47…ヘッド制御回路、61…特定フォルダ、62…特定ファイル(PRNファイル)。

Claims (8)

  1. 外部記憶媒体からデータを読み込んで印刷を行う印刷装置であって、
    操作部と、
    前記操作部が所定操作方法で操作されるまでは、前記外部記憶媒体に記憶されたデータのうち所定データ形式に属する第1のデータは認識するが前記所定データ形式以外の特定データ形式に属する第2のデータは認識せず、前記操作部が前記所定操作方法で操作されると、前記第2のデータを認識して、前記第1のデータを選択することなく第2のデータを読み込む読込手段と、
    前記読込手段により読み込まれた前記データを印刷処理する印刷手段と
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記読込手段は、前記操作部が前記所定操作方法で操作されたことで読み込んだデータの印刷処理が終了すると、前記第1のデータを認識するが前記第2のデータを認識しない前記所定操作方法の操作がなされる前の状態に復帰することを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記所定操作方法で操作された後、前記操作部で終了操作がなされると、前記所定操作方法で操作される前の第1のデータは認識するが第2のデータは認識できない状態に復帰することを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項3に記載の印刷装置において、
    前記操作部が前記所定操作方法で操作された後と前とで印刷を開始させる操作方法が同じであることを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の印刷装置において、
    前記第2のデータは、CMYK形式に色変換済みのデータであることを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の印刷装置において、
    前記第1のデータは、CMYK形式に色変換される前のデータであることを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の印刷装置において、
    前記所定データ形式は、少なくともJPEG形式を含むことを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の印刷装置において、
    前記読込手段は、前記操作部が前記所定操作方法で操作された場合、前記外部記憶媒体に前記第2のデータが存在するか否かを判断し、第2のデータが存在しなれば、第1のデータを認識するが前記第2のデータを認識しない前記所定操作方法での操作がなされる前の状態に復帰することを特徴とする印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009223862A (ja) * 2008-03-19 2009-10-01 Kyocera Mita Corp 情報処理装置および情報処理方法
WO2019187627A1 (ja) * 2018-03-29 2019-10-03 シチズン時計株式会社 印刷装置及びその制御方法

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