JP4187016B2 - 画像生成システム、画像データ生成装置、印刷装置および画像データ生成プログラム - Google Patents

画像生成システム、画像データ生成装置、印刷装置および画像データ生成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像生成システム等に関し、特に、同一色相である複数の領域あるいは色相のない複数の領域を含む単色画像上の2つの領域を明確に区別することができる画像生成システム等に関する。
近年では、プレゼンテーション資料作成ソフトが発達してきており、発表者はプレゼンテーションにあたってカラーグラフを含んだプレゼンテーション資料をカラープリンタから印刷し、参加者に配布することが多くなっている。また、プレゼンテーションの終了後、プレゼンテーション資料がネットワーク上で公開され、参加者以外でも印刷して閲覧することができるようにすることも多くなっている。そのため、カラー印刷の枚数が多くなる傾向にある。一般的には、カラー印刷にかかるコストはモノクロ印刷に比べて高価であるため、カラー印刷の枚数の増加はカラープリンタを導入しているユーザ企業にとって大きなコスト負担となっていた。
そこで、所定の権限をもった使用者以外のコンピュータからはモノクロ印刷しかできないように制限をかけ、カラー印刷の増加に起因するコスト負担を下げることが考えられている。しかし、モノクロ印刷はカラー画像を例えば黒一色の濃淡で表すため、プレゼンテーション資料に含まれるカラーグラフが円グラフであった場合、モノクロ印刷をした結果、円グラフにおいて隣り合う領域の濃度がほぼ同じとなり、各領域が識別できないという弊害が発生することがあった。
一方で、次の特許文献1には、カラー画像をモノクロ化する前に、カラー強調されている文字を抽出し、その抽出した文字を最大濃度にしたり、中抜きにしたりすることで抽出した文字が背景の濃度に近くなって文字が見にくくなるという弊害を抑制する技術が開示されている。
特開2005−79750号公報(第0014段落等、図1等)
しかしながら、上述した特許文献1に開示されている技術では、予めカラー画像上で強調されていた文字を想定しているため、例えば、円グラフにおいて隣接している領域がまったく別の色相の色であってもその輝度(濃度)が同じ場合には、その領域を区別してモノクロ化することはできず、依然として、その隣接している領域をモノクロ画像上において明確に区別することができないという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、元画像では異なる色相である隣接画像領域が、別の領域であると明確に認識できる単色画像を生成することのできる画像生成システム等を提供することを目的とする。
この目的を達成するために請求項1記載の画像生成システムは、画像データを基に、一色相である複数の領域あるいは色相のない複数の領域からなる単色画像を生成するのであって、前記画像データは、前記複数の領域のいずれかの領域であって、その領域が色相成分データによって規定される色で塗りつぶして形成される領域であることを示す塗りつぶしレコードを複数含み、前記複数の塗りつぶしレコードのうち、一の塗りつぶしレコードを選択するレコード選択手段と、前記一の塗りつぶしレコードに含まれている前記色相成分データから前記複数の領域のうちの前記一の塗りつぶしレコードが示す一の領域の濃度を計算する濃度計算手段と、前記濃度計算手段手段によって計算された濃度で前記一の領域を塗りつぶすように描画手段に描画することを指示する塗りつぶし描画指示手段と、前記濃度計算手段が前記一の領域の濃度を計算したことを条件として、前記濃度計算手段によって計算された濃度を前記一の領域と対応付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、前記濃度計算手段が前記一の領域の濃度を計算したことを条件として、前記濃度計算手段によって計算された濃度と、前記一の領域に隣接する隣接領域と対応付けて前記記憶手段によって記憶されている濃度とが、同一、又は、所定範囲内の差、かを判断する濃度判断手段と、前記濃度判断手段によって同一、又は、所定範囲内の差、であると判断された場合には、前記一の領域と前記隣接領域とが線接触する境界に前記一の領域の濃度とも前記隣接領域の濃度とも異なる濃度の境界線を描画するように前記描画手段に指示すると共に前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示し、前記濃度判断手段によって同一、又は、所定範囲内の差、でないと判断された場合には、前記描画手段に前記境界線を描画するよう指示することなく前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示する境界描画指示手段とを備えている
請求項2記載の画像生成システムは、請求項1に記載の画像生成システムにおいて、前記一の領域を示す一の塗りつぶしレコードに含まれている色相成分データと、前記一の領域に隣接する隣接領域を示す塗りつぶしレコードに含まれている色相成分データとが一致するかを判断する色相判断手段を備え、前記境界描画指示手段は、前記色相判断手段によって両者が一致していないと判断されたことを条件に、前記境界線を描画するように前記描画手段に指示すると共に前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示し、前記色相判断手段によって両者が一致していると判断されたことを条件に、前記描画手段に前記境界線を描画するよう指示することなく前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示する
請求項3記載の画像データ生成装置は、画像データを基に、一色相である複数の領域あるいは色相のない複数の領域からなる単色画像データを生成するものであって、前記画像データは、前記複数の領域のいずれかの領域であって、その領域が色相成分データによって規定される色で塗りつぶして形成される領域であることを示す塗りつぶしレコードを複数含み、前記複数の塗りつぶしレコードのうち、一の塗りつぶしレコードを選択するレコード選択手段と、前記一の塗りつぶしレコードに含まれている前記色相成分データから前記複数の領域のうちの前記一の塗りつぶしレコードが示す一の領域の濃度を計算する濃度計算手段と、前記濃度計算手段手段によって計算された濃度で前記一の領域を塗りつぶすように描画手段に描画することを指示する塗りつぶし描画指示手段と、前記濃度計算手段が前記一の領域の濃度を計算したことを条件として、前記濃度計算手段によって計算された濃度を前記一の領域と対応付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、前記濃度計算手段が前記一の領域の濃度を計算したことを条件として、前記濃度計算手段によって計算された濃度と、前記一の領域に隣接する隣接領域と対応付けて前記記憶手段によって記憶されている濃度とが、同一、又は、所定範囲内の差、かを判断する濃度判断手段と、前記濃度判断手段によって同一、又は、所定範囲内の差、であると判断された場合には、前記一の領域と前記隣接領域とが線接触する境界に前記一の領域の濃度とも前記隣接領域の濃度とも異なる濃度の境界線を描画するように前記描画手段に指示すると共に前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示し、前記濃度判断手段によって同一、又は、所定範囲内の差、でないと判断された場合には、前記描画手段に前記境界線を描画するよう指示することなく前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示する境界描画指示手段とを備えている
請求項4記載の印刷装置は、画像データを基に、一色相である複数の領域あるいは色相のない複数の領域からなる単色画像を生成するのであって、前記画像データは、前記複数の領域のいずれかの領域であって、その領域が色相成分データによって規定される色で塗りつぶして形成される領域であることを示す塗りつぶしレコードを複数含み、前記複数の塗りつぶしレコードのうち、一の塗りつぶしレコードを選択するレコード選択手段と、前記一の塗りつぶしレコードに含まれている前記色相成分データから前記複数の領域のうちの前記一の塗りつぶしレコードが示す一の領域の濃度を計算する濃度計算手段と、前記濃度計算手段手段によって計算された濃度で前記一の領域を塗りつぶすように描画手段に描画することを指示する塗りつぶし描画指示手段と、前記濃度計算手段が前記一の領域の濃度を計算したことを条件として、前記濃度計算手段によって計算された濃度を前記一の領域と対応付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、前記濃度計算手段が前記一の領域の濃度を計算したことを条件として、前記濃度計算手段によって計算された濃度と、前記一の領域に隣接する隣接領域と対応付けて前記記憶手段によって記憶されている濃度とが、同一、又は、所定範囲内の差、かを判断する濃度判断手段と、前記濃度判断手段によって同一、又は、所定範囲内の差、であると判断された場合には、前記一の領域と前記隣接領域とが線接触する境界に前記一の領域の濃度とも前記隣接領域の濃度とも異なる濃度の境界線を描画するように前記描画手段に指示すると共に前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示し、前記濃度判断手段によって同一、又は、所定範囲内の差、でないと判断された場合には、前記描画手段に前記境界線を描画するよう指示することなく前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示する境界描画指示手段とを備えている
請求項5記載の画像生成プログラムは、画像データを基に、一色相である複数の領域あるいは色相のない複数の領域からなる単色画像を生成するのであって、前記画像データは、前記複数の領域のいずれかの領域であって、その領域が色相成分データによって規定される色で塗りつぶして形成される領域であることを示す塗りつぶしレコードを複数含み、前記複数の塗りつぶしレコードのうち、一の塗りつぶしレコードを選択させるレコード選択ステップと、前記一の塗りつぶしレコードに含まれている前記色相成分データから前記複数の領域のうちの前記一の塗りつぶしレコードが示す一の領域の濃度を計算させる濃度計算ステップと、前記濃度計算手段手段によって計算された濃度で前記一の領域を塗りつぶすように描画手段に描画することを指示させる塗りつぶし描画指示ステップと、前記濃度計算手段が前記一の領域の濃度を計算したことを条件として、前記濃度計算手段によって計算された濃度を前記一の領域と対応付けて記憶手段に記憶させる記憶制御ステップと、前記濃度計算手段が前記一の領域の濃度を計算したことを条件として、前記濃度計算手段によって計算された濃度と、前記一の領域に隣接する隣接領域と対応付けて前記記憶手段によって記憶されている濃度とが、同一、又は、所定範囲内の差、かを判断させる濃度判断ステップと、前記濃度判断手段によって同一、又は、所定範囲内の差、であると判断された場合には、前記一の領域と前記隣接領域とが線接触する境界に前記一の領域の濃度とも前記隣接領域の濃度とも異なる濃度の境界線を描画するように前記描画手段に指示すると共に前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示し、前記濃度判断手段によって同一、又は、所定範囲内の差、でないと判断された場合には、前記描画手段に前記境界線を描画するよう指示することなく前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示させる境界描画指示ステップとを備えている
請求項1記載の画像生成システムによれば、単色画像上における境界部分を明確に視認することができ、第1の領域と第2の領域とを明確に区別することができるという効果がある。
請求項2記載の画像生成システムによれば、請求項1に記載の画像生成システムの奏する効果に加え、画像データが、同じ色相成分データで構成される第1の領域と第2の領域とを繋げて一つの領域を構成する意図であった場合、単色画像上においても第1の領域と第2の領域とを同一の領域として表すことができるという効果がある。
請求項3記載の画像データ生成装置によれば、単色画像上における境界部分を明確に視認することができ、第1の領域と第2の領域とを明確に区別することができるという効果がある。
請求項4記載の印刷装置によれば、単色画像上における境界部分を明確に視認することができ、第1の領域と第2の領域とを明確に区別することができるという効果がある。
請求項5記載の画像データ生成プログラムによれば、単色画像上における境界部分を明確に視認することができ、第1の領域と第2の領域とを明確に区別することができるという効果がある。
本発明の実施例としての画像生成システム、画像データ生成装置、印刷装置、画像データ生成プログラムによれば、画像データを基に、同一色相である複数の領域あるいは色相のない複数の領域を含む単色画像を生成する場合には、その単色画像上における第1の領域と、第1の領域と少なくとも一部が重なる又は隣接する第2の領域との濃度差が同一あるいは所定範囲内に含まれるかが判断される。そして、その結果、濃度差が同一あるいは所定範囲内に含まれると判断された場合には、第1の領域と第2の領域との境界部分と前記第1の領域との濃度差が前記所定範囲から外れ、且つ、前記境界部分と前記第2の領域との濃度差が前記所定範囲から外れる単色画像が生成される。よって、単色画像上における境界部分を明確に視認することができ、第1の領域と第2の領域とを明確に区別することができる。従って、例えば、極端に変わらない色で囲まれて構成される隣接する2つの領域を有する円グラフを単色画像にする場合であっても、その円グラフで隣接している2つの領域の境界部分を明確に視認することができ、2つの領域を明確に区別することができる。
また、画像データには、第1の領域に対応する色相成分を示す第1の色相成分データと、第2の領域に対応する色相成分を示す第2の色相成分データとが含まれているので、その画像データを基に、カラー画像を生成すれば、第1の領域と第2の領域とは異なる色相に生成にされる。一方、その画像データを基に、単色画像を生成する場合には、第1の色相成分データから第1の濃度、第2の色相成分データから第2の濃度が計算され、第1の濃度と第2の濃度の濃度差が同一あるいは前記所定範囲に含まれるかが判断される。そして、その結果、濃度差が同一あるいは所定範囲内に含まれると判断された場合には、第1の濃度とは異なる濃度で第1の領域と第2の領域との境界部分を生成する手順を含む第2の手順にて、第1の領域と第2の領域との濃度差が前記所定範囲から外れる画像が生成される。よって、カラー画像上で明確に区別できる第1の領域と第2の領域とを、単色画像上においても明確に区別することができるという効果がある。
また、第1の色相成分データと、第2の色相成分データが同一の値でないことを条件として、第1の領域と第2の領域との境界部分と前記第1の領域との濃度差が所定範囲から外れ、且つ、境界部分と第2領域との濃度差が前記所定範囲から外れる画像が生成される。よって、画像データが、同じ色相成分データで構成される第1の領域と第2の領域とを繋げて一つの領域を構成する意図であった場合、単色画像上においても第1の領域と第2の領域とを同一の領域として表すことができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施例としての複合機1とパーソナルコンピュータ35(以下単に「PC35」と称す)との外観構成を示す斜視図である。なお、本発明の画像生成システムの実施例としては、この複合機1とPC35とからなる画像生成システム100が該当し、本発明の画像データ生成装置の実施例としてはPC35が該当し、本発明の印刷装置の実施例としては複合機1が該当し、本発明の画像生成プログラムの実施例としては後述する描画プログラム39c(図2参照)が該当する。また、実施例は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施例を適宜変更できることは言うまでもない。
複合機1は、下部に設けられたプリンタ2と、上部に設けられたスキャナ3と、スキャナ3の正面側に設けられた操作パネル4とを一体的に備えたMFD(Multi Function Device)であり、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能を実現する。
また、複合機1は、デジタルカメラ等の外部装置と接続されて外部装置から受け取ったデータを記録用紙に記録したり、メモリカード等の各種記憶媒体を装填したりして、該記憶媒体に記憶されたデータ等を受け取り、記録用紙に記録するメディア機能を実現する。さらに、複合機1は、PC35と続されて、PC35から送信された画像データや文書データに基づいて、記録用紙に画像や文書を記録することができる。また、複合機1は、各種機能の実行により複合機1が取得したデータを、複合機1に接続された外部機器に送信することで、記憶手段を持った外部機器にデータを記憶させる機能や、外部機器にデータの加工、表示、送信、印刷などの処理を行なわせる機能を実現するものであってもよい。なお、本発明を適用するうえで、上記した全ての機能が複合機1に備えられている必要はない。また、複合機1は、記録用紙だけに限らず、OHP用の透明フィルムシートや布などにも画像を記録することが可能である。
スキャナ3は、FBS(Flatbed Scanner)として機能する原稿読取台6に対して、自動原稿搬送機構(ADF:Auto Document Feeder、以下「ADF」という。)7を備えた原稿カバー8が、取り付けられてなる。原稿読取台6の上面にはプラテンガラスが配設されており、原稿読取台6の内部には、図示しない画像読取ユニットが内蔵されている。このように構成されたスキャナ3では、FBSあるいはADFを用いて原稿の画像読取りが行われる。
プリンタ2は、スキャナ3で読み取られた画像データ或いは外部から入力された画像データに基づいて、選択的にインク滴を吐出することによって、記録用紙上に画像を記録する所謂インクジェット方式の画像記録装置(インクジェット記録装置)である。上記インクジェット方式はプリンタ2による画像記録方式の単なる一例であり、電子写真方式や熱転写方式などの種々の画像記録方式を採用することができるのはもちろんである。一般に、これらの画像記録方法でカラー印刷する場合は、用紙に複数層にわたりインクあるいはトナーを付着させることになる。このため単層の付着のみで画像を形成するモノクロ印刷あるいは単層印刷に比べ、ランニングコストは高い。
複合機1の正面側、換言すれば、プリンタ2の正面側には開口5が形成されている。この開口5内に給紙トレイ14及び排紙トレイ15が完全に内包されるように設けられている。
複合機1の正面側には、操作パネル4が設けられている。操作パネル4は、プリンタ2やスキャナ3を操作するためのものであり、各種操作キー40と液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)41とを具備する。ユーザは、操作パネル4を用いて、所望の指令を入力することができる。複合機1に所定の指令が入力されると、その入力された情報に基づいて該複合機1の動作が制御部20によって制御される。なお、複合機1は、操作パネル4から入力された指令のほか、コンピュータに接続されて該コンピュータからプリンタドライバやスキャナドライバ等を介して送信される指令に基づいて動作するようにシステム構成されている。
プリンタ2の上記開口5の上側には、接続パネル70が設けられている。この接続パネル70には、その左端側にUSB端子71が配設されている。USB端子71は、外部機器とUSB接続することにより該外部機器(本実施例ではPC35)と本複合機1とを通信可能に接続するコネクタ端子である。また、接続パネル70の右端側にはスロット部72が配設されている。スロット部72はメモリカード(カード型メモリ)を装填可能な複数のカードスロットが設けられている。カードスロットにメモリカードが装填され、該装填されたメモリカードから画像データが後述の制御部20により読み出されると、その読み出された画像データや該画像データに関する情報が制御部20(図2参照)によってLCD41に表示される。或いは、選択された任意の画像がプリンタ2において記録用紙に記録される。
一方、PC35は、複合機1を制御する装置であり、キーボード42と、液晶ディスプレイ43と、USBケーブルを接続可能な後述するUSB端子46(図2参照)とを備え、USBケーブルを介して複合機1と通信可能に構成されている。
図2を参照して、複合機1の動作を制御する制御部20の概略構成について説明する。図2は、複合機1の制御部20の概略構成を示すブロック図である。制御部20は、プリンタ2、スキャナ3及び操作パネル4を含む複合機1の動作を統括的に制御するものである。制御部20は、図に示すように、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)24を主とするマイクロコンピュータとして構成されており、バス25を介してASIC(Application Specific Integrated Circuit)26に接続されている。
CPU21は、この複合機1を総括的に制御する中央演算処理であり、図4および図5のフローチャートで示す処理を実行するプログラムなどの各種プログラムを実行する。ROM22には、複合機1の各種動作を制御するためのプログラム等が格納されている。
RAM23は、CPU21が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記録する記憶領域又は作業領域として使用される。
ASIC26は、CPU21からの指令に従い、プリンタ2、スキャナ3、操作パネル4、及びスロット部72の動作制御を行なう(例えば、プリンタ2を駆動するモータやインクジェット記録ヘッド、スキャナ3のADF7を駆動するモータや画像読取ユニット等の動作を制御する)。プリンタ2、スキャナ3及びスロット部72は、公知の構成であるので詳細な説明は省略する。
ASIC26には、複合機1に所望の指令を入力する操作キー40を制御するパネルゲートアレイ27(パネルGA27)、LCD41の画面表示を制御するLCDコントローラ28、コンピュータとパラレルケーブル又はUSBケーブルを介してデータの送受信を行なうためのパラレルインタフェース29(パラレルI/F29)及びUSB端子71が接続されている。尚、USB端子71には、USBケーブルを介して、デジタルカメラやパーソナルコンピュータなどの外部装置が接続可能である。さらに、ASIC26には、ファクシミリ機能を実現するためのNCU(Network Control Unit)31やモデム32(MODEM32)が接続されている。また、ネットワーク上に存在するコンピュータとデータの送受信を行なうための、図示しないネットワークインターフェースを備えていてもよい。
一方、PC35は、CPU36、ROM37、RAM38、ハードディスク39、入出力ポート44、USB端子46、CDドライブ47を備えている。CPU36はROM37に記憶される固定値やプログラム或いはUSB端子46を介して送受信される各種信号に基づいて、バスライン45により接続される各部を制御するものである。ROM37は、PC35で実行される制御プログラム等を格納した書き換え不能なメモリである。RAM38は、各種のデータを一時的に記憶するためのメモリであり、解析済レコードメモリ38aと、隣接領域色メモリ38bとを備えている。解析済レコードメモリ38aは、複数のレコードから構成される画像データの各レコードの解析結果を一時的に記憶するメモリである。隣接領域色メモリ38bは、解析中のレコードと隣接する領域の減色後の色を記憶するメモリである。
ハードディスク39は書き換え可能な不揮発性のメモリであり、OS(Operation System)39a、アプリケーション39b、描画プログラム39c、デバイスドライバ39d、カラー制限フラグ39e等が格納されている。OS39aは、基本ソフトウェアであり、例えば、Windows(登録商標)が該当する。アプリケーション39bは、例えば、プレゼンテーション資料作成用のソフトウェアが該当し、種々の文字、図形等を作成するソフトウェアである。描画プログラム39cは、アプリケーション39bで作成したデータをデバイスドライバ39dによって処理可能な形式に変換するアプリケーション39bとデバイスドライバ39dを結ぶ役割を含むソフトウェアであり、前述したWindows(登録商標)ではGDIと呼ばれるものである。後述する図4に示す描画処理も描画プログラム39cに沿ってを実行される。デバイスドライバ39dは、PC35に接続された周辺装置(本実施例では複合機1)を正常に駆動するためのものであり、PC35と複合機1とを結ぶ役割を有するソフトウェアである。例えば、描画プログラム39cによって生成される画像データをPDL(page description language )化するものである。カラー制限フラグ39eは、カラー印刷を制限するか否かを指標するものであり、使用者によって設定可能に構成されている。このカラー制限フラグ39eがONの場合には、カラー印刷は制限されることになる。USB端子46は、複合機1を含むUSB装置との通信を可能にする既知の回路であり、USBケーブルと接続可能に構成されている。
尚、上述したCPU36、ROM37、RAM38はバスライン45を介して互いに接続されており、そのバスライン45は入出力ポート41に接続されている。この入出力ポート41は、バスライン45の他にハードディスク39、キーボード42、LCD43、USB端子46に接続されている。
次に、図3を参照して、本発明の概念について概略する。図3(a)は、基となるカラー画像の円グラフAを示し、図3(b)は、図3(a)に示す円グラフAを従来の方法で単色化した円グラフA1を示し、図3(c)は、図3(a)に示す円グラフAを本願の方法で単色化した円グラフA2を示している。尚、単色化とは、カラー画像を同一色相(単一色)である複数の領域あるいは色相のない(白黒)複数の領域を含む単色画像に変換するこという。ここで変換される単一色相の色は、単一のインクあるいはトナーで表現できるものであると、よりランニングコストが低下する。
図3(a)に示す円グラフAは、その内部を時計まわりに領域aと、領域bと、領域cと、領域dとに区分けされ、領域aは領域bと領域dとに隣接し、領域bは領域aと領域cとに隣接し、領域cは領域bと領域dとに隣接し、領域dは領域cと領域aとに隣接して構成されている。また、領域aは、シアンC:255、マゼンタM:255、イエローY:0という色相成分データから構成される色相で表現され、領域bは、シアンC:255、マゼンタM:0、イエローY:255という色相成分データから構成される色相で表現され、領域cは、シアンC:127、マゼンタM:0、イエローY:255という色相成分データから構成されるで構成される色相で表現され、領域dは、シアンC:255、マゼンタM:127、イエローY:127という色相成分データから構成される色相で表現されている。よって、各領域a乃至dは異なる色相成分データから構成される異なる色相で表現されているので、各領域を明確に区別することができる。またこのグラフの外側は白色(C255,Y255,M255)となっている。
一方、図3(a)に示す円グラフAを従来の方法で単色化した場合には、図3(b)に示す円グラフA1のように単色化される。即ち、図3(a)に示す各領域a乃至dを構成する色相成分データの合計が単色の濃度として変換され、領域aに対応する領域a1はBW:510、領域bに対応する領域b1はBW:510、領域cに対応する領域c1はBW:382、領域dに対応する領域d1はBW:509として表現される。このとき、各色すべてが最大濃度(255)だった場合を黒色とし、各色すべて最低濃度だった場合を白色とする。よって、図3(a)に示す円グラフをモノクロ化した場合には、領域a1の濃度と領域b1の濃度とが同一となり、領域a1と領域b1との境界線K(一点鎖線)が視認できず、領域a1と領域b1とを区別することができないという問題点があった。すなわち元画像において視覚的にまったく別の色であっても、同一色の画像としたときに、視覚的に区別できない濃度として表されることになり、特に円グラフなどを多用したプレゼンテーション資料の印刷時には致命的な欠陥となった。またプレゼンテーション以外の印刷物であっても、その用途によっては、使用に耐えない印刷物となることがあった。
そこで、本願では、図3(c)に示す円グラフA2のように、領域a1と領域b1との境界線Kと領域a1との濃度差が異なり、且つ、境界線Kと領域b1との濃度差が異なるような画像を生成する。換言すれば、隣接する領域a1,b1において濃度が同一の場合には、その隣接する領域a1,b1の境界線Kの濃度を、隣接する領域a1,b1の濃度とは異なる画像を生成する。これにより、領域a1と領域b1との境界線Kが視認でき、領域a1と領域b1とを明確に区別することができる。
次に、図4のフローチャートを参照して、上記のように構成された画像生成システム(複合機1およびPC35)におけるPC35で実行される描画処理について説明する。ユーザがアプリケーションに対して印刷を指示すると、アプリケーション39bはOS(Windows(登録商標))39aに対して、印刷データを出力する。OS(Windows(登録商標))39aはこの印刷データを、中間ファイルに記憶してスプールする。この中間ファイルがOSを構成するモジュールであるプリントプロセッサに渡され、プリントプロセッサはそのデータを、プリンタドライバに渡す。この中間ファイルは、レコードと呼ばれるデータの集合体である。このレコードにはを引くための命令およびデータを示すレコード、領域を塗りつぶしするするためのレコード、文字を描くためのデータを含むレコードなどがある。これらレコードが、前述したプリントプロセッサあるいはプリンタドライバによって、記録された順に、処理されることにより、所望の描画が可能となっている。
図4は、上記描画処理を示すフローチャートである。なお、本実施例の処理は、プリンタドライバ側に含まれるが、全体のデータ処理の流れを明確にするために、このフローチャートは、一部プリントプロセッサの動作も含む形で示した。本実施例の印刷装置は、前述のように、カラー印刷する場合はモノクロ印刷する場合よりも、ランニングコストが高い。このため、ランニングコストを抑えるためのカラー制限モードを有する。このカラー制限モードは、カラー印刷が指定された場合にあっても、強制的に単色(モノクロ)に変換するものである。本実施例にあっては、OS39aに対するログインネームを、予め決められたカラー許可メンバーのユーザ名と比較し、そのカラー許可メンバーの中に一致するユーザ名がない場合は、カラー制限モードとして、「カラー制限フラグ39d」をONとし、それ以外をOFFとする。
この処理では、まず、複数のレコードから構成される画像データの各レコード解析を開始し(S501)、その画像データを構成する全レコードの解析が終了したか否かを判断する(S502)。全レコードの解析が終了すれば(S502:Yes)、本処理を終了する。尚、解析が終了した各レコードの解析結果は、全てのレコードの解析が終了するまでは一時的に解析済レコードメモリ38aに記憶されている。
全レコードの解析が終了していなければ(S502:No)、着目しているレコードが、閉領域の塗りつぶし処理レコードか否かを判断する(S503)。閉領域の塗りつぶし処理レコードであれば(S503:Yes)、カラー制限モードか否かを判断する(S504)。カラー制限モードか否かは、カラー制限モードフラグ39dのON/OFFによって判断される。カラー制限モードに設定されていない場合には(S504:No)、そのまま塗りつぶし描画を指示し(S511)、S501からの処理を繰りかえす。
一方、カラー制限モードに設定されている場合には(S504:Yes)、減色処理を実行し(S505)、図において説明したように、塗りつぶし領域の色相成分データを単色の濃度に変換して、その変換した単色の濃度で塗りつぶし描画を指示する(S506)。尚、塗りつぶし領域の色相成分データは各レコードに含まれているものとする。そして、RAM38に記憶されている先に解析したレコードのうち、隣接領域に同一濃度があるか否かを判断し(S507)、同一濃度があれば(S507:Yes)、その同一濃度であると判断した隣接領域と元色(色相成分データ)が同じか否かを判断し(S508)、隣接領域と元色(色相成分データ)が異なれば(S508:No)、境界部分のドット抽出処理を実行する(S509)。
ここで、図5のフローチャートを参照して、境界部分のドット抽出処理(S509)について説明する。図5は、境界部分のドット抽出処理(S509)を示すフローチャートである。境界部分のドット抽出処理(S509)は、単色画像上の濃度が同一で、且つ、元色が異なる2つの隣接領域の線接触する部分のドットを抽出する処理である。
このS509の処理が、S501で解析されたN番目のレコードであるとする。その場合、すでにN−1個のレコードが既に解析済みである。そのN−1個のレコードが調査対象となる。
この処理では、まず、上記N−1個のレコードの中に隣接塗りつぶし領域がまだ有るか否かを判断し(S601)、あれば(S601:Yes)、その隣接領域と、着目している塗りつぶし領域とが別元色か否かを判断し(S602)、別元色であれば(S602:Yes)、その2つの領域を構成するレコードから輪郭パスを抽出し(S603)、その2つの領域が線接触をしているか否かを判断する(S604)。その結果、線接触していれば(S604:Yes)、その線接触部分を示すドットを抽出し(S605)、S601から処理を繰りかえす。
尚、S602の判断において、隣接領域と、着目している塗りつぶし領域とが別元色でない場合、即ち、同一元色である場合(S602:No)、S604の判断において、線接触をしていない場合にも(S604:No)、S601から処理を繰りかえす。そして、S601の判断で、他に隣接塗りつぶし領域がない場合に(S601:No)、本処理を終了する。こうして、着目している塗りつぶし領域と、単色画像上の濃度が同一で、且つ、元色が異なる隣接領域との線接触する部分のドットを抽出することができる。
再び、図4に戻り、説明を続ける。S509の処理によって、隣接領域と線接触する部分(境界線)のドットを抽出すると、その抽出したドット部分を、その2つの領域よりもわずかに濃い又は薄い色に変更して描画を指示した後で(S510)、S501の処理からの処理を繰りかえす。こうして塗りつぶし領域の描画が実行されると、同一濃度で且つ元色が異なる隣接する2つの領域の接線部分は、2つの領域とは、わずかに濃い又は薄い濃度で表現されるので、2つの領域を明確に区別することができる。
一方、S507の判断において、同一濃度の隣接領域がない場合(S507:No)、また、S508の判断において、隣接領域と元色が同一である場合(S508:Yes)にも、S501の処理からの処理を繰りかえす。このように、S508の処理において、隣接領域と元色が同一である場合(S508:Yes)には、境界部分のドット抽出処理(S509)は実行されず、S501の処理に移行するので、画像データが、隣接する2つの領域を繋げて一つの領域を構成する意図であった場合、単色画像上においても隣接する2つの領域を同一の領域として表すことができる。
また、S503の判断において、閉領域の塗りつぶし処理レコードでない場合には(S503:No)、線分の描画レコードか否かが判断され(S512)、線分の描画レコードであれば(S512:Yes)、カラー制限モードか否かが判断される(S513)。カラー制限モードであれば(S513:Yes)、減色処理を実行した後で(S514)、線分の描画を指示し(S515)、S501からの処理を繰りかえす。一方、カラー制限モードでなければ(S513:No)、減色処理(S514)をスキップして、線分の描画を指示し(S515)、S501からの処理を繰りかえす。こうして、線分の描画が実行される。
また、S512の判断において、線分の描画レコードでなけば(S512:No)、その他の描画レコード処理か否かが判断される(S516)。例えば、ラスタ処理か否か等が判断され、対応するレコード処理であれば(S516:Yes)、カラー制限モードか否かが判断される(S517)。カラー制限モードであれば(S517:Yes)、減色処理を実行した後で(S518)、対応する描画処理を指示し(S519)、S501からの処理を繰りかえす。一方、カラー制限モードでなければ(S517:No)、減色処理(S518)をスキップして、対応する描画処理を指示し(S519)、S501からの処理を繰りかえす。こうして、対応する描画処理が実行される。
PC35は、このようにして描画された単色画像データを複合機1に送信し、複合機1は単色画像データに従った画像を印刷する。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、PC35におけるプリンタドライバにて減色処理を行なう実施例を示したが、プリントプロセッサにおいて行なってもよい。プリントプロセッサで行なう場合は、上記説明の「描画」処理の代わりに、中間ファイルの書き換えを行なうことになる。
また、本実施例の処理を、複合機1で実行してもよい。この場合は、複合機1は、PDLにて指示される線分描画命令や、領域塗りつぶし描画命令を処理する能力を有するものであり、プリンタドライバは、中間ファイルに含まれるレコードが、を引くための命令およびデータを示すレコードであれば、複合機1に線分描画命令を送信し、領域を塗りつぶしするためのレコードであれば、複合機1に領域塗りつぶし命令を送信するものである。
また、複合機1で、上記処理を行なう際には、上記フローチャートで説明したレコードは、PDLの個々の描画命令に置き換えられる。
また、図4に示す描画処理を、複数の装置が連動して実行するように構成しても良いことはいうまでもない。
また、本実施例では、PC35内のアプリケーションで作成されたデータを印刷処理することを例に挙げたが、データを解析してレコードを生成する能力をもつ複合機1が、さらに、図4に示す描画処理を実行可能な能力をもち、USB端子71に挿入されたUSBメモリや、スロット部72に挿入されたメモリカードに収められたプレゼンテーション資料の文書データ、あるいは、スキャナ3でプレゼンテーション資料を読み取って得られた画像データ、あるいは、USB端子71からUSBケーブルを通じて接続されたPC35やLANで接続されたPCなどから送信された、アプリケーションで作成されたアプリケーションデータ、などを印刷する際に応用してもよいことは言うまでもない。
また、上記実施例では、S507の処理において、隣接する2つの領域の濃度が同一であることを条件にしているが、S507の処理では、2つの領域の濃度が所定範囲に含まれることを条件にしても良い。このようにある程度の幅を持たせることで、例えば、同一濃度でありながら、減色処理の精度によって、同一濃度ではないと判断されるのを抑制することができる。
さらに、上記実施例は、本発明をカラー印刷装置に適用した例であるが、カラー元画像をモノクロプリンタにて印刷する際にPC35あるいはモノクロプリンタに接続されたプリントサーバ装置での、モノクロ化処理にも適用できる。
本発明における実施例の複合機の外観構成を示す斜視図である。 複合機の制御部の概略構成を示すブロック図である。 本発明の概念を説明するための図である。 描画処理を示すフローチャートである。 境界部分のドット抽出処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 複合機(印刷装置)
35 PC(画像データ生成装置)
39c 描画プログラム(画像データ生成プログラム)
100 画像生成システム
S505 (濃度計算手段
S507 (濃度判断手段)
S508 (色相判断手段
S510 (境界描画指示手段

Claims (5)

  1. 画像データを基に、一色相である複数の領域あるいは色相のない複数の領域からなる単色画像を生成する像生成システムにおいて、
    前記画像データは、前記複数の領域のいずれかの領域であって、その領域が色相成分データによって規定される色で塗りつぶして形成される領域であることを示す塗りつぶしレコードを複数含み、
    前記複数の塗りつぶしレコードのうち、一の塗りつぶしレコードを選択するレコード選択手段と、
    前記一の塗りつぶしレコードに含まれている前記色相成分データから前記複数の領域のうちの前記一の塗りつぶしレコードが示す一の領域の濃度を計算する濃度計算手段と、
    前記濃度計算手段手段によって計算された濃度で前記一の領域を塗りつぶすように描画手段に描画することを指示する塗りつぶし描画指示手段と、
    前記濃度計算手段が前記一の領域の濃度を計算したことを条件として、前記濃度計算手段によって計算された濃度を前記一の領域と対応付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    前記濃度計算手段が前記一の領域の濃度を計算したことを条件として、前記濃度計算手段によって計算された濃度と、前記一の領域に隣接する隣接領域と対応付けて前記記憶手段によって記憶されている濃度とが、同一、又は、所定範囲内の差、かを判断する濃度判断手段と、
    前記濃度判断手段によって同一、又は、所定範囲内の差、であると判断された場合には、前記一の領域と前記隣接領域とが線接触する境界に前記一の領域の濃度とも前記隣接領域の濃度とも異なる濃度の境界線を描画するように前記描画手段に指示すると共に前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示し、前記濃度判断手段によって同一、又は、所定範囲内の差、でないと判断された場合には、前記描画手段に前記境界線を描画するよう指示することなく前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示する境界描画指示手段とを備えていることを特徴とする画像生成システム。
  2. 前記一の領域を示す一の塗りつぶしレコードに含まれている色相成分データと、前記一の領域に隣接する隣接領域を示す塗りつぶしレコードに含まれている色相成分データとが一致するかを判断する色相判断手段を備え、
    前記境界描画指示手段は、前記色相判断手段によって両者が一致していないと判断されたことを条件に、前記境界線を描画するように前記描画手段に指示すると共に前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示し、前記色相判断手段によって両者が一致していると判断されたことを条件に、前記描画手段に前記境界線を描画するよう指示することなく前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示することを特徴とする請求項1に記載の画像生成システム。
  3. 画像データを基に、一色相である複数の領域あるいは色相のない複数の領域からなる単色画像データを生成する像データ生成装置において、
    前記画像データは、前記複数の領域のいずれかの領域であって、その領域が色相成分データによって規定される色で塗りつぶして形成される領域であることを示す塗りつぶしレコードを複数含み、
    前記複数の塗りつぶしレコードのうち、一の塗りつぶしレコードを選択するレコード選択手段と、
    前記一の塗りつぶしレコードに含まれている前記色相成分データから前記複数の領域のうちの前記一の塗りつぶしレコードが示す一の領域の濃度を計算する濃度計算手段と、
    前記濃度計算手段手段によって計算された濃度で前記一の領域を塗りつぶすように描画手段に描画することを指示する塗りつぶし描画指示手段と、
    前記濃度計算手段が前記一の領域の濃度を計算したことを条件として、前記濃度計算手段によって計算された濃度を前記一の領域と対応付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    前記濃度計算手段が前記一の領域の濃度を計算したことを条件として、前記濃度計算手段によって計算された濃度と、前記一の領域に隣接する隣接領域と対応付けて前記記憶手段によって記憶されている濃度とが、同一、又は、所定範囲内の差、かを判断する濃度判断手段と、
    前記濃度判断手段によって同一、又は、所定範囲内の差、であると判断された場合には、前記一の領域と前記隣接領域とが線接触する境界に前記一の領域の濃度とも前記隣接領域の濃度とも異なる濃度の境界線を描画するように前記描画手段に指示すると共に前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示し、前記濃度判断手段によって同一、又は、所定範囲内の差、でないと判断された場合には、前記描画手段に前記境界線を描画するよう指示することなく前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示する境界描画指示手段とを備えていることを特徴とする画像データ生成装置。
  4. 画像データを基に、一色相である複数の領域あるいは色相のない複数の領域からなる単色画像を生成する刷装置において、
    前記画像データは、前記複数の領域のいずれかの領域であって、その領域が色相成分データによって規定される色で塗りつぶして形成される領域であることを示す塗りつぶしレコードを複数含み、
    前記複数の塗りつぶしレコードのうち、一の塗りつぶしレコードを選択するレコード選択手段と、
    前記一の塗りつぶしレコードに含まれている前記色相成分データから前記複数の領域のうちの前記一の塗りつぶしレコードが示す一の領域の濃度を計算する濃度計算手段と、
    前記濃度計算手段手段によって計算された濃度で前記一の領域を塗りつぶすように描画手段に描画することを指示する塗りつぶし描画指示手段と、
    前記濃度計算手段が前記一の領域の濃度を計算したことを条件として、前記濃度計算手段によって計算された濃度を前記一の領域と対応付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    前記濃度計算手段が前記一の領域の濃度を計算したことを条件として、前記濃度計算手段によって計算された濃度と、前記一の領域に隣接する隣接領域と対応付けて前記記憶手段によって記憶されている濃度とが、同一、又は、所定範囲内の差、かを判断する濃度判断手段と、
    前記濃度判断手段によって同一、又は、所定範囲内の差、であると判断された場合には、前記一の領域と前記隣接領域とが線接触する境界に前記一の領域の濃度とも前記隣接領域の濃度とも異なる濃度の境界線を描画するように前記描画手段に指示すると共に前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示し、前記濃度判断手段によって同一、又は、所定範囲内の差、でないと判断された場合には、前記描画手段に前記境界線を描画するよう指示することなく前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示する境界描画指示手段とを備えていることを特徴とする印刷装置。
  5. 画像データを基に、一色相である複数の領域あるいは色相のない複数の領域からなる単色画像を生成する像生成プログラムにおいて、
    前記画像データは、前記複数の領域のいずれかの領域であって、その領域が色相成分データによって規定される色で塗りつぶして形成される領域であることを示す塗りつぶしレコードを複数含み、
    前記複数の塗りつぶしレコードのうち、一の塗りつぶしレコードを選択させるレコード選択ステップと、
    前記一の塗りつぶしレコードに含まれている前記色相成分データから前記複数の領域のうちの前記一の塗りつぶしレコードが示す一の領域の濃度を計算させる濃度計算ステップと、
    前記濃度計算手段手段によって計算された濃度で前記一の領域を塗りつぶすように描画手段に描画することを指示させる塗りつぶし描画指示ステップと、
    前記濃度計算手段が前記一の領域の濃度を計算したことを条件として、前記濃度計算手段によって計算された濃度を前記一の領域と対応付けて記憶手段に記憶させる記憶制御ステップと、
    前記濃度計算手段が前記一の領域の濃度を計算したことを条件として、前記濃度計算手段によって計算された濃度と、前記一の領域に隣接する隣接領域と対応付けて前記記憶手段によって記憶されている濃度とが、同一、又は、所定範囲内の差、かを判断させる濃度判断ステップと、
    前記濃度判断手段によって同一、又は、所定範囲内の差、であると判断された場合には、前記一の領域と前記隣接領域とが線接触する境界に前記一の領域の濃度とも前記隣接領域の濃度とも異なる濃度の境界線を描画するように前記描画手段に指示すると共に前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示し、前記濃度判断手段によって同一、又は、所定範囲内の差、でないと判断された場合には、前記描画手段に前記境界線を描画するよう指示することなく前記一の領域とは異なる領域を示す塗りつぶしレコードを一の塗りつぶしレコードとして選択しなおすよう前記レコード選択手段に指示させる境界描画指示ステップとを備えていることを特徴とする画像生成プログラム。
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