JP4125018B2 - 画像記録装置及び画像処理装置とその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラなどの撮像装置或いはメモリ等の画像データ源から画像データを入力して記録する画像記録装置及び画像処理装置とその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータやデジタルカメラ(デジタルスチルカメラ:DSC)において、画像データを記憶する媒体としてカード状の記憶媒体(メモリカード)が一般的に用いられており、このメモリカード内に記憶された画像データを読み取り、印刷用紙上に印刷を行うプリンタ装置が知られている。
【0003】
このようなプリンタ装置において、メモリカードに記憶されている画像の内容を表示できる表示ユニット(以下、ビューワ)を接続可能なプリンタ装置であれば、印刷したい画像を選択する際に、そのビューワに表示された画像を参照することにより所望の画像を選択することが出来る。
【0004】
このようなメモリカードに記憶されている画像データは一般的に圧縮されて記憶されており、この画像ファイル形式によっては、画素数は少なく画像は粗いがデコード処理が早く、高速に表示できる画像(以下、サムネイル画像)と、通常の画像(以下、主画像)の2種類を持っているものがある。そして、印刷画像の選択に際しては、このようなサムネイル画像をビューワに表示して、次にそのサムネイル画像を主画像に変換して表示することにより、ユーザによる画像選択の操作感と画質の確認を両立させている。なお、サムネイル画像は、多数の画像を一覧表示するために、通常の主画像を縮小した画像である。パーソナルコンピュータのアプリケーションにおいては、画像ファイル名ではファイルの内容を判別することが困難なため、主画像を縮小したサムネイル画像をファイル名とともに表示させるものが一般に知られている。また、デジタルカメラにおいても、本体に設けられた表示部に、サムネイル画像を複数並べて表示可能としたものも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、元々サムネイル画像が記憶されていない画像ファイル形式の場合、又はサムネイル画像が破損していた場合には、そのサムネイル画像を表示せずに、直接、主画像に変換して表示している。しかし、このような主画像への画像変換には長い処理時間を要するため、その画像の復号処理が完了してビューワに主画像が表示されるまでは、ユーザは何が実行されているのか分からないため、その表示がなされまでの間、ユーザが意図する操作が実行されていないと判断して別の操作を指示したりするなど操作上の問題が発生していた。
【0006】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、画像の表示際して、何らかの理由でサムネイル画像を表示できない場合には、その旨を識別可能に表示することにより、画像が復号されて表示されるまでの間におけるユーザの不安を取り除くようにした画像記録装置及び画像処理装置とその制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の画像記録装置は以下のような構成を備える。即ち、
画像データ源から主画像と当該主画像のサムネイル画像とを含む画像データを入力して画像を記録する画像記録装置であって、
画像を表示する表示部と、
前記サムネイル画像を復号する第1復号手段と、
前記主画像を復号する第2復号手段と、
前記サムネイル画像を前記第1復号手段により復号できたかどうかを判定する判定手段と、
前記判定手段が前記サムネイル画像を復号できたと判定した場合、前記第1復号手段で復号したサムネイル画像を前記表示に表示するように制御する表示制御手段とを有し
前記判定手段が前記サムネイル画像を復号できないと判定した場合、前記第2復号手段は前記主画像を復号するとともに、前記表示制御手段は前記第2復号手段により前記主画像を復号していることを示す情報を前記表示部に表示するように制御することを特徴とする。
【0008】
上記目的を達成するために本発明の画像記録装置制御方法は以下のような構成を備える。即ち、
画像データ源から主画像と当該主画像のサムネイル画像とを含む画像データを入力して画像を記録する画像記録装置制御方法であって、
前記サムネイル画像を復号する第1復号工程と、
前記主画像を復号する第2復号工程と、
記サムネイル画像を前記第1復号工程で復号できたかどうかを判定する判定工程と、
前記判定工程が前記サムネイル画像を復号できたと判定した場合、前記第1復号工程で復号されたサムネイル画像を前記表示に表示するように制御する表示制御工程とを有し
前記判定工程で前記サムネイル画像を復号できないと判定した場合は、前記第2復号工程で前記主画像を復号するとともに、前記表示制御工程は前記第2復号工程で前記主画像を復号していることを示す情報を前記表示部に表示するように制御することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、本実施の形態では、PCカードスロットを有し、記録方法としてインクジェット方式を採用している記録装置(フォトダイレクトプリンタ装置)を例に挙げて説明する。
【0010】
図1は、本発明の実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置1000の概観斜視図である。このフォトダイレクトプリンタは、ホストコンピュータ(PC)からデータを受信して印刷する、通常のPCプリンタとしての機能と、メモリカードなどの記憶媒体に記憶されている画像データを直接読取って印刷したり、或いはデジタルカメラからの画像データを直接受信して印刷する機能を備えている。
【0011】
図1において、本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置1000の外殻をなす本体は、下ケース1001、上ケース1002、アクセスカバー1003及び排出トレイ1004の外装部材を有している。また、下ケース1001は、装置1000の略下半部を、上ケース1002は本体の略上半部をそれぞれ形成しており、両ケースの組合せによって内部に後述の各機構を収納する収納空間を有する中空体構造をなし、その上面部及び前面部にはそれぞれ開口部が形成されている。さらに、排出トレイ1004は、その一端部が下ケース1001に回動自在に保持され、その回動によって下ケース1001の前面部に形成される開口部を開閉させ得るようになっている。このため、記録動作を実行させる際には、排出トレイ1004を前面側へと回動させて開口部を開成させることにより、ここから記録シートが排出可能となると共に、排出された記録シートを順次積載し得るようになっている。また、排紙トレイ1004には、2枚の補助トレイ1004a,1004bが収納されており、必要に応じて各トレイを手前に引き出すことにより、用紙の支持面積を3段階に拡大、縮小させ得るようになっている。
【0012】
アクセスカバー1003は、その一端部が上ケース1002に回転自在に保持され、上面に形成される開口部を開閉し得るようになっており、このアクセスカバー1003を開くことによって本体内部に収納されている記録ヘッドカートリッジ(不図示)あるいはインクタンク(不図示)等の交換が可能となる。なお、ここでは特に図示しないが、アクセスカバー1003を開閉させると、その裏面に形成された突起がカバー開閉レバーを回転させるようになっており、そのレバーの回転位置をマイクロスイッチなどで検出することにより、アクセスカバーの開閉状態を検出し得るようになっている。
【0013】
また、上ケース1002の上面には、電源キー1005が押下可能に設けられている。また、上ケース1002の右側には、液晶表示部1006や各種キースイッチ等を備える操作パネル1010が設けられている。この操作パネル1010の構造は、図3を参照して詳しく後述する。1007は自動給送部で、記録シートを装置本体内へと自動的に給送する。1008は紙間選択レバーで、記録ヘッドと記録シートとの間隔を調整するためのレバーである。1009はカードスロットで、ここにメモリカードを装着可能なアダプタが挿入され、このアダプタを介してメモリカードに記憶されている画像データを直接取り込んで印刷することができる。このメモリカード(PC)としては、例えばコンパクトフラッシュメモリ、スマートメディア、メモリスティック等がある。1011はビューワ(液晶表示部)で、この装置本体に着脱可能であり、PCカードに記憶されている画像の中からプリントしたい画像を検索する場合などに、1コマ毎の画像やインデックス画像などを表示するのに使用される。1012は後述するデジタルカメラを接続するための端子、1013は、パーソナルコンピュータ(PC)を接続するためのUSBバスコネクタを示す。
【0014】
図2は、本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置1000の記録ヘッドの構成を示す概観斜視図である。
【0015】
この実施の形態における記録ヘッドカートリッジ1200は、図2に示すようにインクを貯留するインクタンク1300と、このインクタンク1300から供給されるインクを記録情報に応じてノズルから吐出させる記録ヘッド1301とを有し、記録ヘッド1301は、キャリッジ1102に対して着脱可能に搭載される、いわゆるカートリッジ方式を採るものとなっている。そして記録に際しては、記録ヘッドカートリッジ1200はキャリッジ軸に沿って往復走査され、それに伴って記録シート上にカラー画像が記録される。ここに示す記録ヘッドカートリッジ1301では、写真調の高画質なカラー記録を可能とするため、インクタンクとして、例えば、ブラック、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)、シアン、マゼンタ及びイエローの各色独立のインクタンクが用意されており、それぞれが記録ヘッド1301に対して着脱自在となっている。
【0016】
なお、本実施の形態では、上述した6色のインクを使用する場合で説明するが、本発明は、これら6色のインクを用いる場合に限定されるものでなく、例えばブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの4色のインクを使用して記録を行なうインクジェットプリンタであってもよい。その場合には、4色それぞれ独立のインクタンクが、それぞれ記録ヘッド1301に対して着脱自在となっていても構わない。
【0017】
図3は、本実施の形態に係る操作パネル1010の概観図である。
【0018】
図において、液晶表示部1006には、その左右に印刷されている項目に関するデータを各種設定するためのメニュー項目が表示される。ここでに表示される項目としては、印刷したい範囲の先頭写真番号、指定コマ番号(開始/−指定)、印刷を終了したい範囲の最後の写真番号(終了)、印刷部数(部数)、印刷に使用する用紙(記録シート)の種類(用紙種類)、1枚の用紙に印刷する写真の枚数設定(レイアウト)、印刷の品位の指定(品位)、撮影した日付を印刷するかどうかの指定(日付印刷)、写真を補正して印刷するかどうかの指定(画像補正)、印刷に必要な用紙枚数の表示(用紙枚数)等がある。これら各項目は、カーソルキー2001を用いて選択、或いは指定される。2002はモードキーで、このキー2002を押下する毎に、印刷の種類(インデックス印刷、全コマ印刷、1コマ印刷等)を切り替えることができ、これに応じてLED2003の対応するLEDが点灯される。2004はメンテナンスキーで、記録ヘッド1301のクリーニング等、プリンタのメンテナンスや印刷領域指定モードに入るためのキーである。2005は印刷開始キーで、印刷の開始を指示する時、或いはメンテナンスの設定を確立する際に押下される。2006は印刷中止キーで、印刷を中止させる時や、メンテナンスの中止を指示する際に押下される。
【0019】
次に図4を参照して、本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置1000の制御に係る主要部の構成を説明する。尚、この図4において、前述の図面と共通する部分は同じ記号を付与して、それらの説明を省略する。
【0020】
図4において、3000は制御部(制御基板)を示している。3001はASIC(専用カスタムLSI)を示し、その構成を図5のブロック図を参照して詳しく後述する。3002はDSP(デジタル信号処理プロセッサ)で、内部にCPUを有し、後述する各種制御処理及び、輝度信号(RGB)から濃度信号(CMYK)への変換、スケーリング、ガンマ変換、誤差拡散等の画像処理等を担当している。3003はメモリで、DSP3002のCPUの制御プログラムを記憶するプログラムメモリ3003a、及び実行時のプログラムを記憶するRAMエリア,画像データなどを記憶するワークメモリとして機能するメモリエリアを有している。3004はプリンタエンジンで、ここでは、複数色のカラーインクを用いてカラー画像を印刷するインクジェットプリンタのプリンタエンジンが搭載されている。3005はデジタルカメラ3012を接続するためのポートとしてのUSBバスコネクタである。3006はビューワ1011を接続するためのコネクタである。3008はUSBバスハブ(USB HUB)で、このプリンタ装置1000がPC3010からの画像データに基づいて印刷を行う際には、PC3010からのデータをそのままスルーし、USBバス3021を介してプリンタエンジン3004に出力する。これにより、接続されているPC3010は、プリンタエンジン3004と直接、データや信号のやり取りを行って印刷を実行することが出来る(一般的なPCプリンタとして機能する)。3009は電源コネクタで、電源3013により、商用ACから変換された直流電圧を入力している。PC3010は一般的なパーソナルコンピュータ、3011は前述したメモリカード(PCカード)、3012はデジタルカメラである。尚、この制御部3000とプリンタエンジン3004との間の信号のやり取りは、前述したUSBバス3021又はIEEE1284バス3022を介して行われる。
【0021】
図5は、ASIC3001の構成を示すブロック図で、この図5においても、前述の図面と共通する部分は同じ記号を付与して、それらの説明を省略する。
【0022】
4001はPCカードインターフェース部で、装着されたPCカード3011に記憶されている画像データを読取ったり、或いはPCカード3011へのデータの書き込み等を行う。4002はIEEE1284インターフェース部で、プリンタエンジン3004との間のデータのやり取りを行う。このIEEE1284インターフェース部は、デジタルカメラ3012或いはPCカード3011に記憶されている画像データを印刷する場合に使用されるバスである。4003はUSBインターフェース部で、PC3010との間でのデータのやり取りを行う。4004はUSBホストインターフェース部で、デジタルカメラ3012との間でのデータのやり取りを行う。4005は操作パネル・インターフェース部で、操作パネル1010からの各種操作信号を入力したり、表示部1006への表示データの出力などを行う。4006はビューワ・インターフェース部で、ビューワ1011への画像データの表示を制御している。4007は各種スイッチやLED4009等との間のインターフェースを制御するインターフェース部である。4008はCPUインターフェース部で、DSP3002との間でのデータのやり取りの制御を行っている。4010はこれら各部を接続する内部バス(ASICバス)である。
【0023】
この制御プログラムは、機能モジュールごとにタスク化したマルチタスク形式で構成されており、そのタスク構成の主なものを示すと図6のようになる。
【0024】
図6において、8000はシステムコントロールタスクで、各タスク間でのイベント発行、イベントの終了に伴うシーケンス制御や排他処理等、システム全体の調停を行っている。8001はキーイベントタスクを示し、操作パネル1010のキー操作に基づいて、押下されたキーの解析等を行う。8002はLCD表示部1006への表示タスクを示し、表示部1006におけるUI制御或はメッセージ表示要求等が発生した時点で起動され、表示部1006への表示制御を実行している。8003はPCカード3011への読み書き、或はIEEE1394、或はブルーツゥースなどによるデータの入出力により起動されるタスクを示す。8004はUSBバスを介して接続されるPC3010からのデータ転送により起動されるUSBプリンタタスクで、USBのプリンタ割り込みにより起動され、PCプリンタとしての機能を実行する。8005は、システムコントロールタスク8000により起動され、ファームウェアの初期化を行う。またシステムコントロールタスク8000からのメッセージに応じて、下位タスクであるUSBコントロールタスク、USBバスタスクの起動・終了を行う。8006はUSBタスクにより起動され、USBを介して接続されるデジタルカメラ3012からのデータの読込みや各種通信制御等を実行する。8007はファイルタスクで、ファイルのオープン、クローズ、リード、ライト等の入出力制御を行う。8008はプリンタエンジン3004と接続されるセントロニクス・インターフェースから起動されるタスクで、印刷データのDMA送信、ステータス応答等を実行する。8009は画像処理タスクで、RGBデータを受取り、前述した3D処理、四面体補完、色変換やスケーリング及び誤差拡散処理などによりYMCKデータを作成し、最終的にプリンタエンジン3004に出力するラスタイメージデータを作成する。8010はページ・クリエイトタスクで、JPEGデータを伸長して画像データに変換したり、或はBMP形式のデータからイメージデータを作成したり、或はHTML文書からイメージデータを作成するとともに、フォトデータの補正、階調補正等の画像処理やRGBデータの作成等を行っている。8011はビューワタスクで、ビューワ1011が接続されている状態で、ビューワ1011への表示制御を実行している。
【0025】
図7は、本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置における、PCカード3011からの画像データを読み取ってビューワ1011に表示させる処理を説明するフローチャートである。尚、この処理を実行するプログラムはプログラムメモリ3003aに記憶されており、DSP3002の制御の下に実行される。この処理は、例えばカードスロット1009にメモリカードが挿入されることにより開始される。
【0026】
まずステップS1で、PCメモリカード3011に格納されている画像データをサーチし、複数の画像データが記憶されている場合は、それらをソートして読み出す順番を決定し、その読み出す画像データのファイル名、パスを取得する。次にステップS2に進み、その画像ファイルに記憶されているサムネイル画像の復号をデコード処理部700に対して指示する。一般的には、この画像データはJPEG形式で圧縮されて記憶されているため、サムネイル画像のための符号化データが用意されている。これによりデコード処理部700は、その符号化データのサムネイル画像データを復号して、その復号結果及び復号データを返す。このデコード処理部700は、本実施の形態では、前述のページ・クリエイトタスク8010により実現されている。こうしてステップS3に進み、そのデコード結果を受取り、ステップS4で、サムネイル画像のデコードが正常に終了したかどうかをみる。この判定処理は、本実施の形態では、デコードされたサムネイル画像の画像サイズが「0」かどうかにより判定している。正常に終了した場合(画像サイズが「0」以上)はステップS5に進み、そのデコードしたサムネイル画像をビューワ1011に表示してステップS7に進む。一方、ステップS4で、サムネイル画像の復号に失敗した場合(画像サイズが「0」)はステップS6に進み、ビューワ1011に、例えば砂時計等のアイコンを表示してステップS7に進む。尚、このサムネイル画像の復号に失敗する場合の例としては、サムネイル画像データが存在しない場合、或はサムネイル画像データが壊れている場合などが考えられる。
【0027】
こうしてステップS7に進み、次は主画像の復号をデコード処理部700に対して指示する。これにより、デコード処理部700は、その符号化データの主画像データを復号して、その復号結果及び復号データを返す(ステップS8)。次にステップS9に進み、主画像のデコードが正常に終了したかどうかをみる。正常に終了した場合はステップS10に進み、そのデコードした主画像をビューワ1011に表示して、この画像の表示処理を終了する。一方、ステップS9で、主画像の復号に失敗した場合はステップS11に進み、ビューワ1011にファイルが破損していることを示すメッセージを表示し、画像ファイルの破損に対する処理を行う。
【0028】
図8は、本実施の形態に係る表示処理に伴うビューワ1011における画像表示の一例を説明する図である。
【0029】
図において、800は、この処理を実行する前にビューワ1011に表示されている画像を示す。801はサムネイル画像のデコードが完了して表示された、処理対象画像のサムネイル画像を示す。これは図7のステップS5の処理により表示される。802は、サムネイル画像のデコードがうまくいかなかった場合の表示例を示し、ここでは画像800に、砂時計を示すアイコン803が付加されて表示されている。これは図7のステップS6の処理により表示される。ここでは、このようなアイコンによる表示に限定されるものでなく、メッセージであっても、或は別の画像でもよく、要はユーザに対して処理中であることが分かる表示であればなんでもよい。また、ここでは、元の画像800に対してアイコン803を付加して表示しているが、元の画像を消去してもよい。804は最終的にデコードされた主画像の表示例を示しており、これは図7のステップS10の処理により表示される。
【0030】
尚、図7のステップS11で、画像ファイルが破損していて復号できない場合は、ビューワ1011には、予め用意されている所定の画像を表示するようにしても良く、或は画像の表示を消去しても良い。
【0031】
また、802の表示処理では、例えば、動作していることを示すようなアニメーションのアイコンを表示したり、或は動作中を示す文字を表示するように構成してもよい。
【0032】
(その他の実施の形態)
本発明の目的は前述したように、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピィディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM,CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0033】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれている。
【0034】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含む。
【0035】
以上説明したように本実施の形態によれば、符号化された画像データを復号して表示する際、その符号データのサムネイル画像が無いか、又は破損していて、迅速に表示できるサムネイル表示ができない場合に、主画像の表示までに時間が要することをユーザに分かるように表示できる。
【0036】
これにより、ユーザは画像の表示が為されない場合でも、装置が正常に動作しているか否かを判別できる。これにより、ユーザの不安感を取り除くことが出来る。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、画像の表示際して、何らかの理由でサムネイル画像を表示できない場合には、その旨を識別可能に表示することにより、画像が復号されて表示されるまでの間におけるユーザの不安を取り除くことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置の概観斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置の記録ヘッドの概観斜視図である。
【図3】本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置の操作パネルの概観図である。
【図4】本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置の制御に係る主要部の構成を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置のASICの構成を示すブロック図である。
【図6】本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置の制御プログラムにおいて機能モジュールごとにタスク化されたマルチタスク構成を説明する図である。
【図7】本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置における画像表示処理を示すフローチャートである。
【図8】図7の処理を説明するための表示例を示す図である。

Claims (6)

  1. 画像データ源から主画像と当該主画像のサムネイル画像とを含む画像データを入力して画像を記録する画像記録装置であって、
    画像を表示する表示部と、
    前記サムネイル画像を復号する第1復号手段と、
    前記主画像を復号する第2復号手段と、
    前記サムネイル画像を前記第1復号手段により復号できたかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記サムネイル画像を復号できたと判定した場合、前記第1復号手段で復号したサムネイル画像を前記表示部に表示するように制御する表示制御手段とを有し、
    前記判定手段が前記サムネイル画像を復号できないと判定した場合、前記第2復号手段は前記主画像を復号するとともに、前記表示制御手段は前記第2復号手段により前記主画像を復号していることを示す情報を前記表示部に表示するように制御することを特徴とする画像記録装置。
  2. さらに、前記画像データ源が有する複数の画像データから少なくとも1つの画像データを選択する選択手段を有し、
    前記表示部に前記サムネイル画像或は主画像を表示中に前記選択手段によって選択された画像データのサムネイル画像が前記第1復号手段によって復号できないと判定された場合、前記表示制御手段は前記第2復号手段により前記主画像を復号していることを示す情報を、表示中の前記サムネイル画像或は主画像に付加もしくは、前記表示中の前記サムネイル画像或は主画像と置換して前記表示部に表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記画像データ源はメモリカードであり、当該メモリカードの装着に応じて、前記判定手段は前記サムネイル画像を前記第1復号手段により復号できたかどうかを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像記録装置。
  4. 画像データ源から主画像と当該主画像のサムネイル画像とを含む画像データを入力して画像を記録する画像記録装置の制御方法であって、
    前記サムネイル画像を復号する第1復号工程と、
    前記主画像を復号する第2復号工程と、
    前記サムネイル画像を前記第1復号工程で復号できたかどうかを判定する判定工程と、
    前記判定工程が前記サムネイル画像を復号できたと判定した場合、前記第1復号工程で復号されたサムネイル画像を前記表示部に表示するように制御する表示制御工程とを有し、
    前記判定工程で前記サムネイル画像を復号できないと判定した場合は、前記第2復号工程で前記主画像を復号するとともに、前記表示制御工程は前記第2復号工程で前記主画像を復号していることを示す情報を前記表示部に表示するように制御することを特徴とする画像記録装置の制御方法。
  5. 画像データ源から主画像と当該主画像のサムネイル画像とを含む画像データを入力して画像を表示する表示部を有する画像処理装置であって、
    前記サムネイル画像を復号する第1復号手段と、
    前記主画像を復号する第2復号手段と、
    前記サムネイル画像を前記第1復号手段により復号できたかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記サムネイル画像を復号できたと判定した場合、前記第1復号手段で復号したサムネイル画像を前記表示部に表示するように制御する表示制御手段とを有し、
    前記判定手段が前記サムネイル画像を復号できないと判定した場合、前記第2復号手段は前記主画像を復号するとともに、前記表示制御手段は前記第2復号手段により前記主画像を復号していることを示す情報を前記表示部に表示するように制御することを特徴とする画像処理装置。
  6. 画像データ源から主画像と当該主画像のサムネイル画像とを含む画像データを入力して画像を表示する表示部を有する画像処理装置の制御方法であって、
    前記サムネイル画像を復号する第1復号工程と、
    前記主画像を復号する第2復号工程と、
    前記サムネイル画像を前記第1復号工程で復号できたかどうかを判定する判定工程と、
    前記判定工程が前記サムネイル画像を復号できたと判定した場合、前記第1復号工程で復号されたサムネイル画像を前記表示部に表示するように制御する表示制御工程とを有し、
    前記判定工程で前記サムネイル画像を復号できないと判定した場合は、前記第2復号工程で前記主画像を復号するとともに、前記表示制御工程は前記第2復号工程で前記主画像を復号していることを示す情報を前記表示部に表示するように制御することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
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