JP2007055032A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明はカラー画像の印刷を行う印刷装置に関し、特に視認性の優れた印刷結果を得ることができると共に、トナー欠乏時において代替色の確認を行い、最適な代替色の選択を行うことができる印刷装置を提供するものである。
【解決手段】 本発明は印刷データを読み出し、階調値に基づいて印刷データを複数の階調範囲に分割し、例えば低階調領域では階調値を0に補正し、高階調領域では当該階調値の中の最も低い階調値に補正し、中階調についてはそのままの階調値のデータを使用して印刷処理を行う。このように構成することにより、色の特性に対応した補正処理を行い、トナーの消費を抑え、トナーの節約を行うことができる。また、テキストデータ、又はグラフィックデータ、又はイメージデータによって分割する階調値を変え、描画対象に適切に対応した効率のよいトナー節約を行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は複数色のトナーを使用し、カラー画像の印刷を行う印刷装置に関する。
今日、複数色のトナーを使用し、用紙にカラー印刷を行う印刷装置が使用されている。例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナーを使用し、印刷データに基づく階調数のカラー印刷を行っている。このような印刷装置において、コスト削減や環境保護の為、トナーの消費を抑えるべく、各種提案がなされている。
例えば、特許文献1は操作者が希望する画像エリアのトナーセーブを行うことを可能とする画像形成装置であり、選択した領域を所望のトナーセーブ率で印刷し、トナー消費を抑える発明である。また、特許文献2の発明は、トナーセーブモードにおいて、全画像データに対するドット間引き処理を行い、トナーを節約するものである。
特開平11−308450号公報(段落番号0027〜0032) 特開2004−157190号公報(段落番号0027〜0031)
しかしながら、上記従来の装置では、視認性を考慮することなく、トナー節約機能を使用している。この為、トナーセーブ機能を使用した印刷画像は、視認性が悪く、色の再現性も悪いカラー画像となる。
一方、ある色のトナーが欠乏した場合、残る色のトナーによって応急的に印刷処理を行う場合がある。この場合、残る色のトナーを機械的に代替して印刷処理を行っており、視認性が悪く、印字品質の悪い印刷結果となっている。
そこで、本発明は視認性の優れた印刷結果を得ることができると共に、トナー欠乏時において代替色の確認を視覚で行い、最適な代替色の選択を行うことができる印刷装置を提供するものである。
上記課題は本発明によれば、印刷データを読み出し、階調値に基づいて該印刷データを低階調値、中階調値、高階調値のデータに分割する分割手段と、前記低階調値の印刷データは階調値0に補正し、高階調値の印刷データは該高階調値の中の最も低い階調値に補正する補正手段と、前記低階調値、中階調値、高階調値のデータを含む印刷データを、前記補正結果に基づいて印刷処理する印刷手段とを有する印刷装置を提供することによって達成できる。
例えば、最大255階調の場合、低階調値として階調値0〜100、中階調値として階調値100〜200、高階調値として階調値200〜255に分割し、上記低階調値は階調値0に補正し、中階調値はそのまま使用し、高階調値は階調値200に補正する。
このように構成することにより、トナーの消費を抑え、トナーの節約を行うことができる。
また、前記分割手段は、前記印刷データを構成する色データ毎に階調値の分割処理を行い、前記補正手段は印刷データを構成する色データ毎に補正処理を行う構成である。このように構成することにより、色の特徴に対応したトナーの調整を行い、効率よくトナーを節約することができる。
上記課題は本発明によれば、印刷データがテキストデータであるか、又はグラフィックデータであるか、又はイメージデータであるか識別する識別手段と、前記印刷データを読み出し、階調値に基づいて該印刷データを複数の階調に分割する分割手段と、前記複数の諧調において、最低階調値の印刷データは階調値0に補正し、最高階調値の印刷データは該最高階調値の中の最も低い階調値に補正する補正手段と、前記複数の階調に分割された印刷データを、前記補正結果に基づいて印刷処理する印刷手段とを有する印刷装置を提供することによって達成できる。
このように構成することにより、印刷データの描画対象によって、トナーの節約を効率よく行うことができ、描画対象の視認性の特徴を考慮に入れたトナー節約を行うことができる。
上記課題は本発明によれば、複数色のトナーを使用する印刷装置からトナーの欠乏状態を検出する検出手段と、該検出結果を記憶する記憶手段と、印刷処理の際、前記記憶手段を参照し、前記印刷装置のトナー欠乏状態を判断する判断手段と、トナーが欠乏するとき、代替印刷のカラーチャートを出力する出力手段とを有する印刷システムを提供することによって達成できる。
このように構成することにより、カラー印刷の際、一色のトナーが欠乏した場合でも、残るトナーによって代替色をカラーチャートで示し、最適な代替印刷を行うことができる。
本発明によれば、トナーの消費を抑え、トナーの節約を行うことができる。また、色の特徴に対応したトナー使用を行い、トナーを節約することができる。
また、印刷データの描画対象によって、トナーの節約を効率よく行うことができ、描画対象の視認性の特徴を考慮に入れたトナーの節約を行うことができる。
さらに、カラー印刷の際、例え一色のトナーが欠乏した場合でも、残るトナーによって代替色をカラーチャートで示し、最適な代替印刷を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳述する。
(実施形態1)
図1は、本例の印刷装置を使用する印刷システムのシステム構成図である。
同図において、印刷装置1はLAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワークを介してホストコンピュータ2に接続され、ホストコンピュータ2から供給される印刷データに基づく印刷処理を行う。
図2は上記印刷装置1の内部構成を示す図である。印刷装置1はCPU3を中心に、オペレーションパネル4、ROM(例えば、フラッシュメモリ)5、EEPROM6、RAM7、プリンタ制御LSI8、ネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)9、エンジン部10、セントロI/F11、外部記憶装置I/F12、及び大容量記憶装置(例えば、ハードディスク(HDD))13で構成されている。
CPU3は本例の制御を行う中央処理部であり、ROM5に記憶されたプログラムに従って印刷処理を行い、例えばワークエリアとしてRAM7を使用する。また、RAM7は、パーソナルコンピュータ(PC)等のホスト機器から送信された印刷データを一旦受信する受信バッファや、描画データを記憶するメモリにも使用される。
また、EEPROM6は、後述するトナー節約定義データを記憶する記憶部であり、CPU3の制御に従って印刷データに対する補正処理を行う。また、プリンタ制御LSI8は印刷装置1各部の制御を行う。
また、ネットワークI/F9は、本例の印刷装置1を上記ネットワークを介してホストコンピュータ2に接続するインターフェイスであり、ホストコンピュータ2から供給される印刷データの入力制御等を行う。また、セントロI/F11は、本例の印刷装置1をパーソナルコンピュータ(PC)等のホスト機器に直接接続するインターフェイスである。
また、大容量記憶装置12は印刷データ等を記憶し、外部記憶装置I/F12によってデータの入出力制御が行われる。また、エンジン部10は現像器や、帯電器、転写器等で構成され、印刷データに従って用紙にトナーを転写し、印刷処理を行う。
上記構成において、図3は本例の処理動作を説明するフローチャートである。
先ず、ホストコンピュータ2は印刷データを作成し、印刷データをRGBの色データに分解する(ステップ(以下、Sで示す)1)。すなわち、光の三原色である赤(R:red)、緑(G:green)、青(B:blue)を組み合わせた加法混色の印刷データに分解し、更にYMCK(イエロー(Y;yellow)、マゼンタ(M;magenta)、シアン(C;cyan)、ブラック(K;black)の印刷データに変換する(S2)。このようにして作成された印刷データは、ネットワークを介して印刷装置1に供給される。
印刷装置1では、YMCKの印刷データを読み込み(S3)、前述のトナー節約定義データの範囲に合致するか判断する(S4)。すなわち、CPU3は予めEEPROM6に記憶されたトナー節約定義データを読み出し、定義範囲に合致するか判断する。
EEPROM6には、以下で説明するトナー節約定義データが予め登録されている。すなわち、薄い色は元々視認性が悪く、トナーを0にしても影響は少ない。また、中間調の部分は、同じ色になると見た目が著しく悪化する。さらに、濃い色は、必要以上に濃くなくても、視認性が悪化することはない。
上記特徴から、YMCKの各色の階調数を0〜255とした場合、以下のトナー節約定義データを登録する。すなわち、薄い色(階調数0〜99)の場合、トナーを0にしても影響が少ないので、諧調数は一律0とする。また、中階調(階調数100〜199)の部分は影響が大きいので、そのままの諧調数を使用する。さらに、濃い色(階調数200〜255)は、必要以上に濃くしても視認性が悪化することがないので、階調数を一律200とする。
したがって、CPU3ではEEPROM6から読み出したトナー節約定義データに基づいて、入力する印刷データの比較処理を行い、読み出したデータがトナー節約定義データに合致する場合当該定義に従って印刷データの補正を行う(S4がY、S5)。例えば、読み出したデータが階調値(低階調値)50であれば、階調値0に補正される。また、読み出したデータが階調値(中階調値)150であれば、そのままの階調値150のデータが出力される。さらに、読み出した画素のデータが階調値(高階調値)250であれば、階調値200に補正される。
このようにして、補正された印刷データは前述のRAM7内の画像メモリに展開される(S7)。そして、ページの終了か判断し(S8)、ページの終了でなければ(S8がN)、再度印刷データを読み込み、前述の処理を繰り返す(S3〜S8)。尚、前述の判断(S4)において、読み出したデータがトナー節約定義データに合致しない場合(S4がN)、最後にデータ破棄コード(例えば、〈OE〉)を追加する(S6)。
その後、全ての印刷データの画像メモリへの展開処理が完了すると(S8がY)、印刷出力の指示が行われ(S9)、画像メモリの出力データ記憶域からデータが読み出される。図4は上記処理によって印刷された印刷結果と、上記処理によらない通常の印刷結果を比較する図であり、同図(a)は上記処理によらない印刷結果を示し、同図(b)は上記処理を使用した印刷結果を示す。尚、同図(b)に示す黒縦線は階調値100、及び階調値200の位置を示す。
同図(a)、(b)は、サンプルとして階調値0〜255までの色の変化を本例の処理を使用した場合と使用しない場合で比較したものであり、この場合、本例の処理を使用しない例では(同図(a))、32640(0+1+2+・・・+255)のトナーを消費することになる。一方、本例の処理を使用した場合、26150(0+0+・・・0+100+101+・・・199+200+・・・+200)のトナー消費となり、約20%のトナーの節約になる。
尚、本例の説明では、YMCK各色の階調数を0〜255としたが、本発明はこれに限られることなく、階調値の全幅が64階調、128階調、256階調など、いずれの階調数の場合にも適用できる。また、256階調の場合、低階調値を0〜99、中階調値を100〜199、高階調値を200〜255と設定する例を示したが、低中高の境界値はこれに限られるものではなく、中階調値領域をもっと広く、あるいは、狭く設定することもできる。また、YMCKのデータを元にトナー消費量の補正を行ったが、RGBのデータを元に本例の処理を行ってもよい。また、RGBのデータをYMCKのデータに変換する際、トナー節約定義データを加味した変換処理を行う構成としてもよい。
また、本例の説明では電子写真プロセスによる印刷装置の例で説明したが、例えばインクジェット等の他の方式の印刷装置においても同様の制御が可能である。

(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について説明する。
上記実施形態1の説明では、YMCKの値を一律に階調値0〜100、階調値100〜200、階調値200〜255の3分割で説明したが、YMCKの各色によってその視認性が異なる。そこで、本例では以下のようにYMCKの各色による視認性の違いを考慮した補正を行う。
具体的には、シアン(C)とマゼンタ(M)は、薄い場合でも視認性に与える影響が大きいので以下の値で3分割する。すなわち、シアン(C)の場合、階調値0〜50は階調値0に補正し、階調値50〜180ではそのままの階調値を使用し、階調値180〜255は階調値180に補正する。また、マゼンタ(M)の場合、階調値0〜20は階調値0に補正し、階調値20〜150ではそのままの階調値を使用し、階調値150〜255は階調値150に補正する。
一方、イエロー(Y)の場合、非常に色が薄いため、低階調値の範囲を広くする。本例では、イエロー(Y)の場合、階調値0〜120は階調値0に補正し、階調値120〜220ではそのままの階調値を使用し、階調値220〜255は階調値220に補正する。また、ブラック(K)は本例の場合、階調値0〜10は階調値0に補正し、階調値10〜240ではそのままの階調値を使用し、階調値240〜255は階調値240に補正する。
上記構成において、図5は本例の処理動作を説明するフローチャートである。
前述の実施形態1と同様、先ずホストコンピュータ2は印刷データを作成し、印刷データをRGBの色データに分解する(ステップ(以下、STで示す)1)。すなわち、光の三原色である赤(R:red)、緑(G:green)、青(B:blue)を組み合わせた加法混色の印刷データに分解し、更にYMCK(イエロー(Y;yellow)、マゼンタ(M;magenta)、シアン(C;cyan)、ブラック(K;black)の印刷データに変換する(ST2)。このようにして作成された印刷データは、ネットワークを介して印刷装置1に供給される。
印刷装置1では、YMCKの印刷データを受信バッファに読み込む(ST3)。そして、所定量の印刷データが受信バッファに格納されると、受信バッファから印刷データを順次読み出し、読み出したデータがシアン(C)であるか、マゼンタ(M)であるか、又はイエロー(Y)であるか判断する(ST4)。
ここで、読み出したデータがシアン(C)である場合、トナー節約定義データ−Cからデータを読み出し、本例のトナー節約定義データの範囲に合致するか判断する(ST5)。すなわち、予めEEPROM6に記憶した上記シアン(C)の補正データを読み出し、判断する。そして、読み出したデータがトナー節約定義データに合致する場合当該定義に従って印刷データの補正を行う(ST5がY、ST6)。例えば、シアン(C)の場合、読み出した画素のデータが階調値40であれば、階調値0に補正される。また、読み出した画素のデータが階調値140であれば、そのままの階調値140のデータが出力される。さらに、読み出した画素のデータが階調値200であれば、階調値180に補正される。
また、マゼンタ(M)の場合、トナー節約定義データ−Mからデータを読み出し、対応するトナー節約定義データの範囲に合致するか判断する(ST7)。この場合、読み出した画素のデータが階調値40であれば、そのまま階調値40が出力され、読み出した画素のデータが階調値140であれば、そのままの階調値140のデータが出力される。さらに、読み出した画素のデータが階調値200であれば、階調値150に補正される(ST8)。
さらに、イエロー(Y)の場合、トナー節約定義データ−Yからデータを読み出し、対応するトナー節約定義データの範囲に合致するか判断する(ST9)。この場合、読み出した画素のデータが階調値40であれば、階調値0に補正され、読み出した画素のデータが階調値140であれば、そのままの階調値140のデータが出力される。さらに、読み出した画素のデータが階調値200であれば、そのまま階調値200が出力される(ST10)。
このようにして、補正された印刷データは前述のRAM7内の画像メモリに展開され(ST11)、更にページの終了か判断され(ST12)、ページの終了でなければ(ST12がN)、再度印刷データを読み込み、前述の処理を繰り返す(ST3〜ST12)。
その後、全ての印刷データの画像メモリへの展開処理が完了すると(ST12がY)、印刷出力の指示が行われ(ST13)、画像メモリの出力データ記憶域からデータが読み出される。図6は上記処理によって印刷された印刷結果と、上記処理によらない印刷結果を比較するものである。尚、本例では同図(a)、(b)はシアン(C)の例を示し、同図(c)、(d)はマゼンタ(M)の例を示し、同図(e)、(f)はイエロー(Y)の例を示し、同図(g)、(h)はブラック(K)の例を示す。また、同図(a)、(c)、(e)、(g)は本例の処理によらない通常の印刷結果を示し、同図(b)、(d)、(f)、(h)は本例の処理を使用した印刷結果を示す。また、同図(b)、(d)、(f)、(h)に示す黒縦線は前述の設定値に基づく階調値の分割位置を示す。
以上のように、本例によれば色成分の特性を的確に判断し、視認性に適切に対応したトナーの節約を行うことができ、より効率よく視認性に対応したトナー節約を実現することができる。
尚、本例においても、YMCK各色の階調数を0〜255としたが、本発明はこれに限られることなく、階調値の全幅が64階調、128階調、256階調など、いずれの階調数の場合にも適用できる。また、低・中・高階調の境界値は上記数値に限られるものではなく、中階調値領域をもっと広く、あるいは、狭く設定することもできる。また、YMCKのデータを元にトナー消費量の補正を行ったが、RGBのデータを元に本例の処理を行ってもよい。また、RGBのデータをYMCKのデータに変換する際、トナー節約定義データを加味した変換処理を行う構成としてもよい。
また、本例の説明では電子写真プロセスによる印刷装置の例で説明したが、例えばインクジェット等の他の方式の印刷装置においても同様の制御が可能である。

(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3について説明する。
上記実施形態2の説明では、印刷データの色成分毎に階調値を分割したが、本例ではテキストデータであるか、又はグラフィックデータであるか、又はイメージデータによって分割する諧調数を変える印刷処理を説明するものである。以下、具体的に説明する。
先ず、テキストデータである場合、YMCKの各色成分に差がなく、階調値0〜255間を、例えば5分割して補正する。すなわち、階調値0〜50は階調値0に補正し、階調値50〜100は階調値50に補正し、階調値100〜150は階調値100に補正し、階調値150〜200は階調値150に補正し、階調値200〜255は階調値200に補正する。
一方、グラフィックデータの場合、シアン(C)は階調値0〜50が階調値0に補正され、階調値50〜180がそのままの階調値を使用し、階調値180〜255は階調値180に補正する。また、マゼンタ(M)の場合、階調値0〜20は階調値0に補正し、階調値20〜150ではそのままの階調値を使用し、階調値150〜255は階調値150に補正する。以下、イエロー(Y)、及びブラック(K)の場合も、前述の実施形態2の階調値を分割位置として使用する。
次に、イメージデータの場合、全体の調和を一切崩すことなく、全体に薄い色にすべく、例えばシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の階調値を全て一律30%マイナスする。
上記構成において、図7は本例の処理動作を説明するフローチャートである。
本例においては、先ず印刷データの要素を解析し、テキストデータであるか、又はグラフィックデータであるか、又はイメージデータであるか認識する(ステップ(以下、STPで示す)1)。ここで、先ずテキストデータであると認識すると、印刷データをRGBの色データに分解する(STP2)。
次に、RGBの色データをYMCKの印刷データに変換し(STP3)、前述のようにシアン(C)であるか、マゼンタ(M)であるか、又はイエロー(Y)であるか判断する(STP4、STP5)。
ここで、読み出したデータがシアン(C)である場合、トナー節約定義データ−Cからデータを読み出し、トナー節約定義データの範囲に合致するか判断する(STP6)。この場合、テキストデータが対象であり、その補正は階調値0〜255間を、例えば5分割して補正するものである。例えば、シアン(C)の場合、読み出した画素のデータが階調値40であれば階調値0に補正され、読み出した画素のデータが階調値140であれば階調値100に補正され、読み出した画素のデータが階調値180であれば、階調値150に補正される(STP7)。
また、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)の場合も同様であり、階調値0〜50は階調値0に補正され、階調値50〜100は階調値50に補正され、階調値100〜150は階調値100に補正される(STP8〜STP11)。
このようにして、補正された印刷データは前述のRAM7内の画像メモリに展開され(STP12)、更にページの終了か判断され(STP13)、ページの終了でなければ(STP13がN)、再度印刷データを読み込み、前述の処理を繰り返す(STP4〜STP13)。
その後、全ての印刷データの画像メモリへの展開処理が完了すると(STP13がY)、印刷出力の指示が行われ(STP14)、画像メモリの出力データ記憶域からデータが読み出される。図8は上記処理によって印刷された印刷結果と、上記処理によらない印刷結果を比較するものである。尚、本例においても、同図(a)、(b)はシアン(C)の例を示し、同図(c)、(d)はマゼンタ(M)の例を示し、同図(e)、(f)はイエロー(Y)の例を示し、同図(g)、(h)はブラック(K)の例を示す。また、同図(a)、(c)、(e)、(g)は本例の処理によらない通常の印刷結果を示し、同図(b)、(d)、(f)、(h)は本例の処理を使用した印刷結果を示す。また、同図(b)、(d)、(f)、(h)に示す黒縦線は前述の設定値に基づく階調値の分割位置を示す。
上記テキストデータの場合、シアン(C)であるか、マゼンタ(M)であるか、又はイエロー(Y)であるかに関係なく、一律にトナーの節約を行うことができ、視認性に悪影響を与えることなくトナーの節約を実現できる。
次に、印刷データがグラフィックデータである場合、前述の図8に示すフローチャートに従って、先ず印刷データの要素を解析し、グラフィックデータであると認識する(STP1がグラフィックデータ)。この場合、上記テキストデータである場合と同様、印刷データをRGBの色データに分解し(STP2)、RGBの色データをYMCKの印刷データに変換し(STP3)、シアン(C)であるか、マゼンタ(M)であるか、又はイエロー(Y)であるか判断する(STP4、STP5)。
そして、トナー節約定義データ−C、−M、−Yからデータを読み出し、対応する補正処理を行う。図9は上記処理によって印刷された印刷結果と、上記処理によらない印刷結果を比較するものである。尚、同図においても、同図(a)、(b)はシアン(C)の例を示し、同図(c)、(d)はマゼンタ(M)の例を示し、同図(e)、(f)はイエロー(Y)の例を示し、同図(g)、(h)はブラック(K)の例を示す。また、同図(a)、(c)、(e)、(g)は本例の処理によらない通常の印刷結果を示し、同図(b)、(d)、(f)、(h)は本例の処理を使用した印刷結果を示す。また、同図(b)、(d)、(f)、(h)に示す黒縦線は前述の設定値に基づく階調値の分割位置を示す。
尚、この補正処理は前述の実施形態2と同じである。したがって、印刷データがグラフィックデータである場合においても、視認性に悪影響を与えることなくトナーの節約を実現できる。
次に、印刷データがイメージデータである場合、前述の図8に示すフローチャートに従って、先ず印刷データの要素を解析し、イメージデータであることが認識される(STP1がイメージデータ)。この場合も、上記テキストデータである場合と同様、印刷データをRGBの色データに分解し(STP2)、RGBの色データをYMCKの印刷データに変換し(STP3)、シアン(C)であるか、マゼンタ(M)であるか、又はイエロー(Y)であるか判断する(STP4、STP5)。
そして、対応するトナー節約定義データ−C、−M、−Yからデータを読み出し、対応する補正処理を行う。尚、この補正処理は前述のようにYMCKの各階調値から30%マイナスした階調値を使用するものであり、従って視認性に悪影響を与えることなくトナーの節約を実現できる
以上のように、本実施形態3においては、印刷データの描画対象によって、トナーの節約を効率よく行うことができ、描画対象の視認性の特徴を考慮に入れたトナーの節約を行うことができる。
尚、本実施形態3においても、YMCK各色の階調数を0〜255としたが、本発明はこれに限られることなく、階調値の全幅が64階調、128階調、256階調など、いずれの階調数の場合にも適用できる。また、テキストデータの階調値領域を5分割する例を示したが、分割数はこれに限られるものではない。さらに、グラフィックデータにおける階調値の分割位置も上記数値に限られるものではなく、中階調値領域をもっと広く、あるいは、狭く設定することもできる。また、YMCKのデータを元にトナー消費量の補正を行ったが、RGBのデータを元に本例の処理を行ってもよい。また、RGBのデータをYMCKのデータに変換する際、トナー節約定義データを加味した変換処理を行う構成としてもよい。
また、本例の説明では電子写真プロセスによる印刷装置の例で説明したが、例えばインクジェット等の他の方式の印刷装置においても同様の制御が可能である。

(実施形態4)
次に、本発明の実施形態4について説明する。
本実施形態は、ある色のトナーが欠乏した場合、残る色のトナーを使用して応急的に代替色の印刷を行う構成である。以下、具体的に説明する。
図10は本例のシステムを説明する図であり、前述の図1に対応する構成である。本例においては、ホストコンピュータ2にドライバ15、及びアプリケーション16がインストールされ、ドライバ15にはシアン(C)状態変数、マゼンタ(M)状態変数、イエロー(Y)状態変数、及びブラック(K)状態変数が登録されている。上記各状態変数は、対応する色のトナーの有無状態を保持する。また、アプリケーション16には動作モード変数、及びカラーチャート変数が登録される。動作モード変数は、トナー欠乏時の動作モードを表す変数であり、カラーチャート変数は後述するカラーチャートを作成する際使用する。
図11は本例の処理動作を説明するフローチャートである。先ず、ホストコンピュータ2は印刷装置1と通信を行う(ステップ(以下、Wで示す)1)。そして、印刷装置1からトナー残量状態のステータスを取得する(W2)。このようにして取得した情報は、ホストコンピュータ2内のドライバ15に登録される(W3)。
次に、ホストコンピュータ2はアプリケーションを起動し、図12に示すフローチャートに従って処理を実行する。先ず、ホストコンピュータ2はドライバ15をアクセスし、現在接続されている印刷装置1内のトナー残量を確認する(W4、W5)。すなわち、前述の処理によって取得した各色のトナー残量データを対応するシアン(C)状態変数、マゼンタ(M)状態変数、イエロー(Y)状態変数、及びブラック(K)状態変数を取得する。
ここで、全ての色についてトナー残量があれば、通常動作モード用のカラーチャートを作成する(W6がY、W7)。すなわち、通常のカラーチャート変数情報を読み出し、この変数に従ったカラーチャートの作成を行う。一方、何れかの色のトナーが欠乏している場合、動作モードの入力を行う(W6がN、W8)。すなわち、この場合欠色動作モードの入力を行い、動作モードが欠色動作モードに設定されていれば(W9がY)、欠色動作モード用のカラーチャート変数を使用してカラーチャートを作成する(W10)。
例えば、図13(a)はシアン(C)のトナーが欠乏している場合のカラーチャートであり、同図(b)はマゼンタ(M)のトナーが欠乏している場合のカラーチャートである。上記カラーチャートは、欠乏するトナーを使用しない場合の色表現であり、例えばこのカラーチャートを印刷出力する。
したがって、ユーザは使用する色の一部が欠乏した場合でも、残る色のトナーによるカラーチャートを印刷して確認することができ、的確な代替色を選択することができる。
尚、上記例ではカラーチャートを印刷出力する場合について説明したが、ディスプレイに表示する構成としてもよい。また、動作モード変数が欠色動作モードに設定されていない場合(W9がN)、通常動作モード用のカラーチャートを作成する(W7)。この場合、例えばユーザによるトナー補給が行われ、印刷が行われる場合である。
本例の印刷装置を使用する印刷システムのシステム構成図である。 印刷装置の内部構成を示す図である。 実施形態1の処理動作を説明するフローチャートである。 (a)、(b)は、実施形態1の印刷結果を示す図である。 実施形態2の処理動作を説明するフローチャートである。 (a)〜(h)は、実施形態2の印刷結果を示す図である。 実施形態3の処理動作を説明するフローチャートである。 (a)〜(h)は、テキストに対応する実施形態3の印刷結果を示す図である。 (a)〜(h)は、グラフィックデータに対応する実施形態3の印刷結果を示す図である。 実施形態4のシステム構成を説明する図である。 実施形態4の処理動作を説明するフローチャートである。 実施形態4の処理動作を説明するフローチャートである。 (a)は、シアン(C)のトナーが欠乏している場合のカラーチャートであり、(b)は、マゼンタ(M)のトナーが欠乏している場合のカラーチャートである。
符号の説明
1・・・印刷装置
2・・・ホストコンピュータ
3・・・CPU
4・・・オペレーションパネル
5・・・ROM
6・・・EEPROM
7・・・RAM
8・・・プリンタ制御LSI
9・・・ネットワークI/F
10・・・エンジン部
11・・・セントロI/F
12・・・外部記憶装置I/F
13・・・大容量記憶装置
15・・・ドライバ
16・・・アプリケーション

Claims (5)

  1. 印刷データを読み出し、階調値に基づいて該印刷データを低階調値、中階調値、高階調値のデータに分割する分割手段と、
    前記低階調値の印刷データは階調値0に補正し、高階調値の印刷データは該高階調値の中の最も低い階調値に補正する補正手段と、
    前記低階調値、中階調値、高階調値のデータを含む印刷データを、前記補正結果に基づいて印刷処理する印刷手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記分割手段は、前記印刷データを構成する色データ毎に階調値の分割処理を行い、前記補正手段は印刷データを構成する色データ毎に補正処理を行うことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 印刷データがテキストデータであるか、又はグラフィックデータであるか、又はイメージデータであるか識別する識別手段と、
    前記印刷データを読み出し、階調値に基づいて該印刷データを複数の階調に分割する分割手段と、
    前記複数の階調において、最低階調値の印刷データは階調値0に補正し、最高階調値の印刷データは該最高階調値の中の最も低い階調値に補正する補正手段と、
    前記複数の階調に分割された印刷データを、前記補正結果に基づいて印刷処理する印刷手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  4. 前記分割手段は、前記印刷データを構成する色データ毎に階調値の分割処理を行い、前記補正手段は印刷データを構成する色データ毎に補正処理を行うことを特徴とする請求項3記載の印刷装置。
  5. 複数色のトナーを使用する印刷装置からトナーの欠乏状態を検出する検出手段と、
    該検出結果を記憶する記憶手段と、
    印刷処理の際、前記記憶手段を参照し、前記印刷装置のトナー欠乏状態を判断する判断手段と、
    トナーが欠乏するとき、代替印刷のカラーチャートを出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする印刷システム。

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