JP2008077160A - 画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、コンピュータが実行するためのプログラム、およびそのプログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの印刷設定の利便性を向上させることが可能な画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、コンピュータが実行するためのプログラム、およびそのプログラムを格納した記録媒体を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る画像処理装置は、入力画像の構造を解析し、その画像属性を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、最適な印刷設定を推定する最適設定推定手段と、前記最適設定推定手段で推定した印刷設定をユーザに提示する印刷設定提示手段と、ユーザ操作に応答して、前記印刷設定提示手段が提示した印刷設定を変更または承認して印刷設定を確定する印刷設定変更手段と、を備えている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、コンピュータが実行するためのプログラム、およびそのプログラムを格納した記録媒体に関し、詳細には、ユーザの好みの印刷設定に簡便に至ることができる画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、コンピュータが実行するためのプログラム、およびそのプログラムを格納した記録媒体に関する。
一般に、プリンタやコピー機といった画像出力装置は様々な印刷機能を有しており、設定を適切に行い利用することによって、ユーザは様々な恩恵を受けることができる。例えば、インクジェットプリンタ等では、出力解像度を下げることで高速に出力することができ、逆に出力解像度を上げることによって高画質で出力することができる。
また、複数のページを縮小して一枚のページに印刷する集約機能、印刷用紙の表裏に印刷を行う両面印刷機能を用いることにより、ユーザは印刷に用いる紙を節約することが可能である。
更に、用紙の指定領域に穴を開けるパンチ機能やホッチキスで用紙をとめるステープル機能があり、出力後の仕上げを行う面倒さを軽減している。以上の例に挙げた機能だけではなく、他にも様々な機能が存在し、様々なユーザの要求に応える。
一方、出力装置が様々な機能を持つ一方で、ユーザのインターフェイスに利用できる領域は限られている。それに対応するために、出力装置のインターフェイスにおいて、メニューの中に様々な機能が入れ子になっているのが一般的である。図18は、PCのプリンタの出力設定ウインドウの一例を示す図である。
同図において、画面の上方には、[基本]、[編集]、[仕上げ]、[表紙/合紙]、[その他]、[印刷品質]、[初期設定]、[ユーティリティ]のタブが設けられている。ユーザは、これらのタブから所望する設定がどのタブに含まれるかを推定しなければならない。また、「基本」タブの中だけでも、「印刷方法」、「カラー/白黒」、「原稿サイズ」、「倍率」などといった様々な設定が設けられており、所望する設定を探すのは労力を要する。さらに、ユーザのイメージする動作がユーザの考える言葉となって表示してあるとは限らない。そのため、変更したい設定であるかを確かめるために、設定を変えては、所望の出力になっているかを確かめなければならない可能性がある。このように特に出力器の設定に慣れいないユーザにとっては、一つの設定を行うために、様々な試行錯誤を繰り返さなければならないという問題がある。
また、画像出力装置の設定に慣れたユーザにとっても、画像出力装置の設定に要する動作は煩雑になりがちである。例えば、PCからプリンタドライバの設定を行うためには、出力設定ボタンをクリックしなければならない。更に、求める設定を含むタブをクリックし、求める設定の欄をクリックする、といった動作を数回繰り返す必要があり、出力作業が煩雑になる。さらに言えば、設定する項目が多いと、それだけ誤操作も増えるため、出力作業が大幅に滞ることになる。以上はPCの出力についての例を挙げたが、コピー機の出力設定においても同様のことが言える。
これに対して、PCから出力する際の設定プログラムは、ユーザがよく使う設定をデフォルトの設定として保存しておき、基本的にはその設定で出力を行うと行った機能がついているものが一般的である。また、コピー機においても、設置されたオフィスで最も良く使われる設定がデフォルトの設定となっていることが多い。
しかしながら、同じユーザであっても、様々な状況に応じて出力設定を変化させることが一般的である。例えば、自分で読む資料に関しては、4ページを1ページに集約し、更に両面印刷し、他方、人に見せるプレゼンテーション資料は、集約せず、片面印刷して視認性を良くする等である。
また、違うユーザが同じデフォルト設定を用いる場合、全てのユーザが設定を満足することは難しい。例えば、年齢が若いユーザは見栄えの良い小さな文字を好む場合があり、他方、年齢の高いユーザは視認性の良い大きな文字を好む場合がある。また、他社にプレゼンテーションするための資料を作成する機会の多いユーザは、カラーの出力を好む場合がある一方、自分で読むためだけに出力するユーザは経費節減のためにモノクロで出力された方が好ましい場合がある。
以上のように、ユーザが求める出力設定はユーザによって異なり、また状況に応じて出力したい設定も異なる場合が少なくない。一方、設定を変化させるために煩雑な操作を行わなければならないと、作業効率が落ちるだけでなく、誤操作により無駄な紙を出力し、無駄なコストが生じる原因となる。そのため、ユーザが求める出力設定を少ない操作回数で得られる出力設定プログラムが求められている。
このような問題に対応するために、特許文献1では、PCから出力を行う際に、ファイルの拡張子に基づいて出力を行う画像の種類を判別し、最適な出力設定を提示する方法が提案されている。しかしながら、同じ拡張子であっても、必ずしも同様の画像種であるとは限らない。例えば、PDFフォーマットは、論文やプレゼンテーション資料の保存に使用される。また、JPEGフォーマットは、自然画像やスキャナによって電子化された紙の画像の保存に使用される。このように、出力すべきファイルの拡張子だけでは画像種を正確に特定することは困難である。
また、特許文献2では、ネットワークに接続された画像出力装置を検知し、当該画像出力装置の機能から優先度の高い設定を設定し易い位置に提示する設定変更手段を提示する手段が提案されている。しかしながら、ユーザにとっては、設定項目の表示位置が変化すると、設定したい項目がどこにあるかを探す必要があるため、出力作業の妨げとなる可能性がある。
特開2000−066850号公報 特開2004−021456号公報
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ユーザの印刷設定の利便性を向上させることが可能な画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、コンピュータが実行するためのプログラム、およびそのプログラムを格納した記録媒体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、入力画像の構造を解析し、その画像属性を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、最適な印刷設定を推定する最適設定推定手段と、前記最適設定推定手段で推定した印刷設定をユーザに提示する印刷設定提示手段と、ユーザ操作に応答して、前記印刷設定提示手段が提示した印刷設定を変更または承認して印刷設定を確定する印刷設定変更手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記画像属性は、前記入力画像の文字のサイズ、オブジェクト種、レイアウト、および画像種の少なくとも1つであることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記最適設定推定手段が推定する印刷設定は、複数のページを1ページに纏めて出力する集約設定、画質を優先して出力するか速度を優先して出力するかを設定する画質設定、出力を両面にわたって行うか否かを設定する両面設定、出力紙の一部にパンチ穴を開けるパンチ設定、出力紙の一部をホッチキスで留めるステープル設定、および出力がカラーかモノクロかを設定するカラー設定の少なくとも1つであることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記判定手段の判定結果と、前記印刷設定変更手段で確定された印刷設定の履歴を教師データとして保持する保持手段と、前記保持手段に保持された教師データに基づいて学習する学習手段と、を備え、前記学習手段の学習結果に基づいて、前記最適設定推定手段のパラメータを変化させることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記保持手段は、ユーザ毎に教師データを保持することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、過去の入力画像を履歴画像として保持する画像履歴保持手段と、前記画像履歴保持手段に保持されている履歴画像と、今回の入力画像とが類似しているか否かを判定する類似度判定手段と、を備え、前記類似度判定手段により類似度が高いと判定された場合に、学習に用いる教師データを変化させることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、ネットワークに接続されており、前記教師データを当該ネットワーク内で共有することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、ユーザ操作に応答して、前記印刷設定提示手段の機能をON/OFFさせることが望ましい。
上記した課題を解決して、本発明の目的を達成するために、本発明は、入力画像の構造を解析し、その画像属性を判定する判定工程と、前記判定工程の判定結果に基づいて、最適な印刷設定を推定する最適設定推定工程と、前記最適設定推定工程で推定した印刷設定をユーザに提示する印刷設定提示工程と、ユーザ操作に応答して、前記印刷設定提示手段が提示した印刷設定を変更または承認して印刷設定を確定する印刷設定変更工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記画像属性は、前記入力画像の文字のサイズ、オブジェクト種、レイアウト、および画像種の少なくとも1つであることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記最適設定推定工程で推定する印刷設定は、複数のページを1ページに纏めて出力する集約設定、画質を優先して出力するか速度を優先して出力するかを設定する画質設定、出力を両面にわたって行うか否かを設定する両面設定、出力紙の一部にパンチ穴を開けるパンチ設定、出力紙の一部をホッチキスで留めるステープル設定、および出力がカラーかモノクロかを設定するカラー設定の少なくとも1つであることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記判定工程の判定結果と、前記印刷設定変更工程で確定された印刷設定の履歴を教師データとして保持する保持工程と、前記保持工程で保持された教師データに基づいて学習する学習工程と、を含み、前記学習工程の学習結果に基づいて、前記最適設定推定工程のパラメータを変化させることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記保持工程では、ユーザ毎に教師データを保持することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、過去の入力画像を履歴画像として保持する画像履歴保持工程と、前記画像履歴保持工程で保持されている履歴画像と、今回の入力画像とが類似しているか否かを判定する類似度判定工程とを含み、前記類似度判定工程により類似度が高いと判定された場合に、学習に用いる教師データを変化させることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記教師データをネットワーク内で共有することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、ユーザ操作に応答して、前記印刷設定提示工程の処理をON/OFFさせることが望ましい。
本発明に係る画像処理装置によれば、入力画像の構造を解析し、その画像属性を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、最適な印刷設定を推定する最適設定推定手段と、前記最適設定推定手段で推定した印刷設定をユーザに提示する印刷設定提示手段と、ユーザ操作に応答して、前記印刷設定提示手段が提示した印刷設定を変更または承認して印刷設定を確定する印刷設定変更手段と、を備えているので、印刷する入力画像の画像属性に基づいて印刷設定を自動で推定してユーザに提示することができ、ユーザは文書毎に異なる設定操作を毎回行う必要が無くなってユーザの好みの印刷設定に簡便に至ることが可能となり、ユーザの印刷設定の利便性を向上させることが可能となるという効果を奏する。
以下に、この発明に係る画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、コンピュータが実行するためのプログラム、およびそのプログラムを格納した記録媒体の好適な実施の形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものまたは実質的に同一のものが含まれる。
(実施の形態1)
実施の形態1は、本発明に係る画像処理装置を複写機に適用した例である。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる複写機のブロック図である。図1に示す複写機1は、スキャナ部10、画像記憶部20、システム制御部30、画像処理部40、印刷設定提示部50、操作表示部60、プリンタ部70、および通信制御部80を備える。また、複写機1は、通信制御部80を介してネットワークと接続されている。複写機1は、原稿の画像を読み取って画像処理を施した後、印刷物として出力する。
システム制御部30は、各構成部と接続されていて、複写機全体の制御を行うものである。このシステム制御部30は、不図示のCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などから構成されており、CPUがROMに格納されたプログラムに基づいてRAMのワーク領域を利用しながら動作することにより、各種処理が実行される。
なお、複写機1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよい。この場合、システム制御部30のCPUが上記記憶媒体からプログラムを読み出して主記憶装置(図示せず)上にロードすることで、複写機1に各種の機能を実現させる。また、プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしても良い。または、プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供若しくは配布するようにしても良い。
通信制御部80は、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)やインターネットなどのネットワークと接続され、通信プロトコルに従ってネットワークに接続された他の機器との間で画像データや制御データ等のやり取りを行うものである。スキャナ部10は、システム制御部30に制御され、原稿の画像を読み込んでデジタルの画像信号に変換する。
画像記憶部20は、システム制御部20の命令を受け、スキャナ部10で読み取った画像データや、ネットワークを介して外部から入力された画像データ等を一時的に保存しておくバッファメモリである。本実施の形態の複写機1は、スキャナ部10から読み取った画像データ及び、ネットワークを介するなどして外部から入力された画像データのいずれをも処理して画像形成することができる。
画像処理部40は、スキャナ部10から送られて画像記憶部20一時的に保存された画像信号に対して、システム制御部30の命令を受け、画像処理(スキャナγ補正、フィルタ処理、色変換処理、プリンタγ補正、中間調処理)を行う。
印刷設定提示部50は、スキャナ部10から送られて画像記憶部20に一時的に保存された入力画像の構造(特徴)を解析して、その画像属性を判定し、画像属性の判定結果に基づいて最適な印刷設定を推定し、推定した印刷設定を操作表示部60に表示してユーザに提示する。また、印刷設定提示部60は、操作表示部60に表示した推定した印刷設定のユーザからの変更を受け付け、印刷設定をプリンタコントローラ71に設定する。印刷設定提示部60の機能のON/OFFは操作表示部60から設定可能となっている。
プリンタ部70は、プリンタコントローラ71と、画像編集部72と、プリンタエンジン73と、仕上げ処理部74とを搭載している。プリンタコントローラ71は、画像編集部72、プリンタエンジン73、および仕上げ処理部74を制御し、印刷設定提示部50により設定された印刷設定に従って印刷処理を実行する。
画像編集部72は、設定された機能に対応した各種の画像処理(拡大/縮小、濃度/色の調整など)、画像領域編集処理(領域削除、領域移動、領域反転など)やレイアウト加工処理(両面印刷/片面印刷、集約印刷、余白サイズの調整など)、仕上がり状態のプレビュー画像である仕上がり情報の生成処理などを行う。
プリンタエンジン73は、画像処理部40および画像編集部72で処理された画像データに基づいて光ビームを偏向走査させ、感光体上に形成した静電潜像にトナーを使って現像し、生成されたトナー画像を転写紙に転写して、定着処理を行う電子写真技術を用いたプリンタである。なお、プリンタエンジン73の印刷方式は、電子写真方式のほか、インクジェット方式、昇華型熱転写方式、銀塩写真方式、直接感熱記録方式、溶融型熱転写方式など、様々な方式を用いることができる。
仕上げ処理部74は、自動設定あるいはユーザによる設定を受け付けて、印刷処理が施された印刷物を部数やページ単位で仕分けを行うソート処理、印刷媒体に対して所定のスタンプを押印するスタンプ処理、複数枚の印刷媒体を揃えてステープルで綴じるステープル処理、あるいは、複数枚の印刷媒体をバインダーやファイルに綴じるためのパンチ孔をあけるパンチ孔処理といった仕上げ処理を行う。
操作表示部60は、キー操作部とタッチパネル操作表示部を備え、ユーザが複写機1の印刷設定や動作指示を行うためのユーザインターフェイスである。操作表示部60は、システム制御部30に制御され、タッチパネル操作表示部を介して、必要な情報を表示したり、設定内容の入力を受け付ける。
図2は、本実施の形態に係る複写機1において、ユーザがコピーを行う場合の概略のフローを示す図である。まず、ユーザは、印刷したい原稿を複写機1のコンタクトガラスに置き、操作表示部80のスタートボタンを押す(ステップS1)。スタートボタンが押下されると、複写機1は、原稿をスキャンし(ステップS2)、原稿画像の構造(特徴)を解析して、その画像属性を判定し、画像属性の判定結果に基づいて最適な印刷設定を推定し(ステップS3)、推定した印刷設定を操作表示部80に表示してユーザに提示する(ステップS4)。この場合、通常の印刷設定と異なる項目だけを表示することが望ましい。これにより、ユーザが確認する事項が少なくなるため、ユーザの負担が軽減する。
つぎに、ユーザは提示された印刷設定を確認し(ステップS5)、提示された印刷設定に満足な場合は(ステップS6の「Yes」)、操作表示部60で「OK」ボタンを押下し、複写機1は、提示された印刷設定に基づいて印刷出力する(ステップS8)。他方、ユーザは、提示された印刷設定に不満がある場合は(ステップS6の「No」)、操作表示部60で提示された印刷設定を変更した後(ステップS7)、「OK」ボタンを押下し、複写機1は、変更された印刷設定に基づいて印刷出力する(ステップS8)。
図3は、図1の画像処理部40と印刷設定提示部50の機能構成図である。同図において、スキャナ部10により原稿を光学的に読み取り、得られたアナログの画像信号をA/D変換してデジタルの画像信号を生成して、画像処理部および印刷設定提示部に出力する。ここではRGB三色のアナログ画像信号をそれぞれ8bit、256階調のデジタル画像信号へ変換するものとする。
画像処理部40は、スキャナγ手段101,フィルタ手段102、色変換手段103,プリンタγ手段104、中間調処理手段105を備えている。
スキャナγ手段101は、スキャナ部10の利得特性に応じて、スキャナ部10で読み取られた画像信号を補正して、フィルタ手段102に出力する。具体的には、スキャナγ補正手段101は、図4に示すようなルックアップテーブルを用いて画像信号を置き換える。
フィルタ手段102は、スキャナγ手段101から入力される画像信号に対して、スキャンによって劣化したModulation transfer functionの劣化、すなわち、画像のぼけを補正して色変換手段103に出力する。具体的には、フィルタ手段102は、図5のマトリクスで示すフィルタを画像信号にたたみ込み積分することでエッジを強調し、劣化を補正する。
色変換手段103は、フィルタ手段102から入力される画像信号(RGB信号)を、を紙出力に適したCMYK信号に変換して、プリンタγ手段104に出力する。具体的には、色変換手段103は、下式(1)に示すようなマトリクス演算および下色除去処理を行うことで、RGB信号をCMYK信号に変換する。
Figure 2008077160
プリンタγ手段104は、色変換手段103から入力される画像信号をプリンタの利得特性に応じて補正して中間調処理手段105に出力する。具体的には、プリンタγ手段104は、ルックアップテーブル(不図示)を用いて画像信号を置き換える。
中間調処理手段105は、プリンタγ手段104から入力される画像信号(256値)を、プリンタの出力可能な2階調へと変換して、プリンタに出力する。中間調処理には各種方式があるが、ここでは、単純な誤差拡散処理を行うものとする。
印刷設定提示部50は、判定手段106,最適設定推定手段107,印刷設定変更手段108,学習手段109,教師データ保持手段110,縮小手段111,類似度判定手段112、画像履歴保持手段113を備えている。
判定手段106は、スキャナ部10から入力される画像信号の画像属性(文字サイズ、画像種、レイアウト等)を判定して、判定結果を最適設定推定手段107および教師データ保持手段110に出力する。
最適設定推定手段107は、判定手段105の判定結果に基づいて、最適な印刷設定を推定して、印刷設定変更手段108に出力する。印刷設定変更手段108は、最適設定推定手段107で推定された最適な印刷設定を操作表示部60に表示して、ユーザに提示する。操作表示部60に提示された印刷設定は、ユーザにより確認・変更が行われる。ユーザは、提示された印刷設定に満足な場合は、操作表示部60で「OK」ボタンを押下する。他方、ユーザは、提示された印刷設定に不満がある場合は、操作表示部60で印刷設定を変更した後、「OK」ボタンを押下する。印刷設定変更手段108は、操作表示部60から提示した印刷設定の変更を受け付け、プリンタの印刷設定を変更する。すなわち、印刷設定変更手段108は、提示した印刷設定がユーザにより変更されない場合は、提示した印刷設定を印刷設定として確定してプリンタ部70に設定し、提示した印刷設定がユーザにより変更された場合は、変更後の印刷設定を印刷設定として確定してプリンタ部70に設定する。また、印刷設定変更手段108は、確定した印刷設定を教師データ保持手段110に出力する。
教師データ保持手段110は、判定手段106の判定結果および印刷設定変更手段108の最終的な印刷設定を保持する。ただし、教師データ保持手段110は過去1回の変更履歴を保持しておくこととし、もし、後述する類似度判定手段112の判定結果が類似である場合には、履歴を過去のものに戻してから新規の教師データを追加するものとする。
学習手段109は、教師データ保持手段110に、判定手段106の判定結果および印刷設定変更手段108の印刷設定が追加される毎に、判定手段106の判定結果に対して、印刷設定変更手段108の印刷設定、すなわち、ユーザの要求した印刷設定がどのような関係にあるかを学習する。
縮小手段111は、スキャナ部10から入力される画像信号を縮小して、類似度判定手段112および画像履歴保持手段113に出力する。ここで、画像信号の縮小は、例えば、4画素に3画素を間引くことにより実現することができる。画像履歴保持手段113は、縮小手段113から入力される縮小された画像信号を保持する。類似度判定手段112は、縮小手段111から入力される画像信号と、画像履歴保持手段に保持されている過去の画像信号(履歴画像)との類似度を判定する。類似度判定手段112で類似度が高いと判定された場合には、教師データ保持手段110に保持される教師データの内容を変更する。
ここで、類似度判定手段112の結果に応じて、教師データ保持手段110に保持される教師データの内容を変更する理由は以下の通りである。類似度判定手段112で前回の出力画像と類似度が高いと判定されるということは、二度続けて同じ画像が出力される可能性が高いことを示している。二度続けて同じ画像が出力される原因としては、ユーザの設定ミスである可能性が高いといえる。この場合はミスをした設定を学習データに反映させないことで、より正確な推定を行うことができるため、ユーザの利便性が向上する。
図6は、判定手段106の詳細な機能構成を示す図である。判定手段106は、同図に示す如く、領域分割手段200、オブジェクト種類判定手段201、文字サイズ判定手段202、レイアウト判定手段203を備えている。
領域分割手段200は、画像を意味のある領域毎に分割して、オブジェクト種判定手段に出力する。なお、具体的な領域の分割方法として、「電子情報通信学会論文誌 D−II Vol.J80−D−II No.6 pp.1608−1616 1997年6月(以下「文献1」と称する)」に記載された方法を使用することができる。その概要は、まず、二値化により白領域を背景として抽出する。ここで二値化は濃度「127」以上を白とする単純な二値化を用いた。次に、白領域を細線化することでチェーンが連なった様な画像を得る。そして、下式(2)を満たす不要なチェーンを除去することで、領域の境界を得ることができる。
Figure 2008077160
上記式(2)において、Dは最小距離、Wは平均線幅差、tD、tWはそれぞれ事前に設定しておくそれぞれの閾値である。これらの用語の説明は省略する。本実施の形態では、tD=5、tW=30を用いた。さらに、領域分割手段200は、上記境界を包含する矩形を算出する。
オブジェクト種判定手段201は、領域分割手段200から得られた矩形画像がどのようなオブジェクトであるか判定して、判定結果を文字サイズ判定手段202、レイアウト判定手段203、最適設定推定手段107、および教師データ保持手段110に出力する。ここで、オブジェクトとは、文字列、および背景等である。ここでは、後述するサポートベクタマシンを用いて事前に学習しておき、入力画像の特徴からオブジェクト種を推定する。
図7は、図6の文字サイズ判定手段202の詳細な機能構成を示す図である。文字サイズ判定手段202は、領域分割手段300と、領域サイズ判定手段301とを備えている。オブジェクト種判定手段201の判定結果が文字列である場合、領域分割手段300は、領域を更に一文字ごとに細分化し、各境界を包含する矩形を算出し、領域サイズ判定手段301は、当該矩形の対角線の長さの最大値を文字サイズとして、最適設定推定手段107および教師データ保持手段110に出力する。なお、領域分割手段300は、領域分割手段200と同様に領域の分割を行うものとする。ここではtD=2、tW=30を用いた。
図6に戻り、レイアウト判定手段203は、水平方向に文字列領域の数をカウントし、最大となる数値を段組数として出力する。以上、レイアウト判定手段203は、最大文字サイズ、最大段組数、オブジェクトの種類毎の数を最適設定推定手段107および教師データ保持手段110に出力する。
なお、本実施の形態では、文字サイズとして最大文字数を用いているが、本発明はこれに限られるものではなく、平均文字サイズや最小文字サイズでもよい。
図8は、図3の最適設定推定手段107の詳細な機能構成を示す図である。最適設定推定手段107は、同図に示すように、集約設定推定手段400、画質設定推定手段401、両面設定推定手段402、パンチ設定推定手段403、ステープル設定推定手段404、カラー設定推定手段405、第1のベクトル手段406、第2のベクトル手段407を備えている。各推定手段400〜405のパラメータは、学習手段109によって決定される。学習手段109は、ユーザが印刷出力を行う度に学習を行い、各推定手段400〜405のパラメータを順次更新する。
第一のベクトル化手段406において、判定手段106の判定結果(すなわち、文字サイズ判定手段202により得られた文字のサイズ、レイアウト判定手段203によって得られた段組の数、画像種判定手段204により得られた画像種)を3次元のベクトルとして各推定手段400〜405に出力する。
各推定手段400〜405は、「C.Cortes and V.N.Vapnik,“Support vector Networks,”Machine Learning,vol.20,pp.273−297,1995(以下、「文献2」と称する)」のSupport Vector Machine(以下、「SVM」と称する)を用いて二値的な判別を行う。集約設定推定手段400は、二ページの画像を1ページに集約をするか否かを設定する。画質設定推定手段401は速度重視の印刷を行うか、または画質重視の印刷を行うかを設定する。パンチ設定推定手段403は、パンチ穴を開けるか否かを設定する。ステープル設定推定手段404は、ホッチキス止めを行うか否かを設定する。カラー設定推定手段405はカラー印刷を行うか、またはモノクロ印刷を行うか否かを設定する。各推定手段400〜405は、下式(3)に従って二値的な出力を行う。
Figure 2008077160
ここで、sign(x)は線形識別関数と呼ばれる関数で、x≧0ならば出力は+1、x<0ならば出力は−1となる関数である。xは3次のベクトルである。SVMにおける学習とは、上記式(3)においてωとhを決定することに他ならない。各推定手段400〜405の出力は、第二のベクトル化手段407により6次元のベクトルデータとして印刷設定変更手段108に出力される。
図9を参照して、図3の学習手段109を詳細に説明する。図9はSVMの動作の概要を示した図である。学習手段109は、SVMを用いて学習を行う。SVMの学習についての詳細は上記文献2に記載されているので、ここではその概略を説明する。
同図において、まず前提条件として、左に示すように「○」、「×」で表される二つの種類のベクトル群が存在するものとする。SVMは、これら二つのクラスを最適に分離するための超平面(図の右参照)を決定するためのアルゴリズムである。SVMで二つのベクトル群を最適に分割するとは、未知のベクトルが入力されたときの対応能力、つまり汎化能力を最大とするということと等価である。
これを実現するために、二つのベクトル群の境界位置に存在するベクトル(Support Vector)を見つけて、Support Vectorと超平面との距離が最大となるように超平面を設定する。ここで、実動作上、間違いの教師データも存在するため、間違いの許容量(ソフトマージン)を設定するパラメータを決める必要がある。以上は、線形SVMについての説明であるが、実際の教師データは線形判別できるベクトル群とは限らないが、特徴量ベクトルを、より高次の空間に射影し(カーネルトリック)、その空間上で超平面を求めることで、非線形な問題にも対応することができる。
以上を実現するには、結果的に、教師データ(xi,yi)を用いて下式(4)の条件下で、式(5)を最大化するラグランジェ乗数ベクトルαiを求めることになる。この後、ラグランジェ乗数ベクトルの要素のうち、「0」でない要素に対応する教師データ群S(これがサポートベクタとなる)と、そのうちの任意の一つの教師データ(x0,y0)を用いて、下式(6)、(7)により超平面のパラメータω,hを求める。
Figure 2008077160
Figure 2008077160
Figure 2008077160
Figure 2008077160
尚、上記式(5)において、K(x,y)はカーネルトリックを実現するためのカーネル関数を示す。カーネル関数には様々なものが考案されているが、本実施の形態では、Radial Basis Function(RBF)を用いた。RBFは下式(8)で示される関数でCは任意の数字である。
Figure 2008077160
以上説明したように、SVMを用いて学習を行うにはソフトマージンの許容量を設定するパラメータγとカーネル関数であるRBFを決定するためのCを設定する必要があるが、本実施の形態では、γ=1,C=1000を用いた。
つぎに、類似度判定手段112を詳細に説明する。類似度判定手段112は、上述したように、画像履歴保持手段113に保持される画像と、縮小手段111で縮小された入力画像との類似度を判定する。ここでは、式(9)を用いて相関係数の行程で類似度を判定する。
Figure 2008077160
i,Sjは同じ場所における画素の濃度値である。分母は各ベクトルの絶対値、分子は二つのベクトルの内積となっているため、得られる相関係数は、二つのベクトルの余弦である。つまり−1〜1であって、二つのベクトルのなす角度が小さ程大きな値となる。本実施の形態では、相関係数が0.95以上の場合、類似画像であると判定するものとする。
上記実施の形態では、ユーザの出力した画像種と、ユーザの設定した印刷設定を記録しておき、これらに基づいてユーザが求めると予想される印刷設定を提示することができる。これにより、ユーザは出力したい画像によって印刷設定を煩雑に切り替える手間を省くことができるため、ユーザの印刷設定の利便性が向上する。
また、従来技術では、拡張子で原稿種を特定し、出力設定を変更していたが、本実施の形態では、画像属性(文字のサイズや、段組、画像に含まれるオブジェクトの種類)に基づいて出力設定を変更している。かかる構成としたのは、実際にユーザが印刷設定を変更する理由は、出力コストの低減と出力した画像の閲覧性を両立させるためであると考えられるからである。画像の閲覧性とは、即ち、文字を多く含む画像においては、文字の読みやすさ、また、絵柄を含む画像においては、絵柄の意味把握、画質等を指す。拡張子で判断する従来の手法に比して、本実施の形態では、画像の構造および画像中に含まれるオブジェクトによって印刷設定を切り替えるため、目的に対してより直接的であり、より正確な推定が可能となる。
上記した実施の形態では、複数のユーザに対して一様に学習を行うことで、全てのユーザの最大公約数的な出力設定の好みを推定する構成となっている。これにより操作に熟達していないユーザでも、操作に熟練したユーザの設定を利用することができるので、上述した初心者が手間取るという問題を解決することができる。
なお、近年のコピー機に於いては、ユーザがコピー機を利用する際にICカードや、バイオメトリクス、パスワード管理などで個人を特定し、コピー枚数の管理などができる機能が付加されているものも多い。本実施の形態では、これを利用し、ユーザ毎に教師データを保持して学習し、ユーザ個人の出力設定の好みを反映させる構成としてもよい。これにより、ユーザの利便性は更に向上する。
また、近年のコピー機にはネットワークに接続されているものが多い。そこで、ネットワークに接続された複数のコピー機で教師データを共有し、ネットワークに接続された全てのコピー機で同様の推定を行う構成としてもよい。これにより、ユーザは一台のコピー機毎に学習を行わせる必要が無くなりユーザの手間を省くことができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、入力画像の構造を解析し、その画像属性を判定する判定手段106と、判定手段106の判定結果に基づいて、最適な印刷設定を推定する最適設定推定手段107と、最適設定推定手段107で推定した印刷設定をユーザに提示するとともに、ユーザ操作に応答して、提示した印刷設定を変更または承認して印刷設定を確定する印刷設定変更手段108とを備えているので、入力画像の画像属性(文字のサイズ、オブジェクト種、レイアウト、および画像種の少なくとも1つ)に基づいて印刷設定(複数のページを1ページに纏めて出力する集約設定、画質を優先して出力するか速度を優先して出力するかを設定する画質設定、出力を両面にわたって行うか否かを設定する両面設定、出力紙の一部にパンチ穴を開けるパンチ設定、出力紙の一部をホッチキスで留めるステープル設定、および出力がカラーかモノクロかを設定するカラー設定の少なくとも1つ)を自動で推定して、ユーザに提示することができ、ユーザは文書毎に異なる設定操作を毎回行う必要が無くなるため、ユーザの印刷設定の利便性が向上する。
また、判定手段106の判定結果と、印刷設定変更手段108で確定された印刷設定の履歴を教師データとして保持する教師データ保持手段110と、教師データ保持手段110に保持された教師データに基づいて学習する学習手段109とを備え、学習手段109の学習結果に基づいて、最適設定推定手段107のパラメータを変化させることとしたので、ユーザの操作履歴から動的に最適推定手段107の設定を変化させることにより、よりユーザの好みを反映した印刷設定を推定することができ、ユーザの利便性が向上する。
また、教師データ保持手段110は、ユーザ毎に教師データを保持することとしたので、ユーザ毎に最適設定推定手段107のパラメータを変化させることにより、よりユーザの好みを反映した印刷設定を推定することができる。
過去の入力画像を履歴画像として保持する画像履歴保持手段113と、画像履歴保持手段113に保持されている履歴画像と、今回の入力画像とが類似しているか否かを判定する類似度判定手段112と、類似度判定手段112により類似度が高いと判定された場合に、学習に用いる教師データを変化させることとしたので、失敗したと思われる教師データを省いて学習するため学習の精度が向上し、より最適な推定を行うことができるためユーザの利便性が向上する。
また、画像処理装置をネットワークに接続し、教師データを当該ネットワーク内で共有することとしたので、教師データをネットワークによって共有することによって、様々な出力器を用いる際に、同様の推定を行うことができるため、ユーザの再学習などといった手間が省略できるため、ユーザの利便性が向上する。
また、ユーザ操作に応答して、印刷設定提示部40の機能をON/OFF可能としたので、印刷原稿の特異性をユーザが認識している際には、機能をOFFにするなどで柔軟な対応が可能となり、ユーザの利便性が向上する。
なお、本発明の画像処理装置は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェイス機器、スキャナ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から構成される装置(ホストコンピュータ等)に適用しても良い。
また、本発明の目的は、上述した画像処理装置の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(または、CPU、MPU、DSP)が記録媒体に格納されたプログラムコードを実行することによっても達成することが可能である。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した画像処理装置の機能を実現することになり、そのプログラムコードまたはそのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記録媒体としては、FD、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ、ROMなどの光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、半導体記録媒体を使用することができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した画像処理装置の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した画像処理装置の機能が実現される場合も含まれること言うまでもない。
また、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した画像処理装置の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
(実施の形態2)
実施の形態1においては、本発明に係る画像処理装置を複写機に適用した場合について説明したが、実施の形態2では、本発明に係る画像処理装置をパーソナルコンピュータ等に搭載されるプリンタドライバに適用した場合について説明する。
図11は、本発明の実施の形態2に係るプリントシステム500の概略構成例を示すブロック図である。図11に示すプリントシステム500は、印刷データ及び当該印刷データを印刷するための印刷条件(印刷設定)を含む印刷ジョブを送出するパーソナルコンピュータ501と、印刷データを印刷するプリンタ装置502とが、ケーブル503を介して接続されて構築されている。
パーソナルコンピュータ501は、作成した文書に対応した印刷データ及びこの文書印刷するために設定した印刷条件データ(用紙方向、両面、集約、製本、ステープル、パンチ、拡大/縮小等)を印刷ジョブとしてプリンタ装置502に送出する。
プリンタ装置502は、パーソナルコンピュータ501から送出される印刷ジョブに従って印刷データの印刷を行う。具体的には、プリンタ装置502は、印刷ジョブに含まれる印刷条件データ(用紙方向、両面、集約、製本、ステープル、パンチ、拡大/縮小等)に従って、印刷ジョブに含まれる印刷データを紙などのメディアに印刷する。
以下、パーソナルコンピュータ501およびプリンタ装置502の具体的な構成を順に説明する。
図12は、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と称する)501の概略構成を示すブロック図である。図12において、PC501は、データを入力するための入力部511と、表示部512と、データ通信をおこなうための通信部513と、装置全体の制御を司るCPU1514と、CPU514のワークエリアとして使用されるRAM515と、記録媒体517のデータのリード/ライトを行う記録媒体アクセス装置516と、CPU514を動作させるための各種プログラム等を記憶した記録媒体517とから構成されている。
入力部511は、カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボード、表示部512の表示画面上でキーの選択等を行うためのマウスやスライスパット等からなり、操作者がCPU514に操作指示を与えたり、データを入力するためのユーザインターフェイスである。
表示部512は、CRTやLCD等により構成され、CPU514から入力される表示データに応じた表示が行われる。通信部513は、外部とデータ通信するためのものであり、例えば、ケーブル503を介してプリンタ装置502等とデータ通信を行うためのものである。
CPU514は、記録媒体517に格納されているプログラムに従って、装置全体を制御する中央制御ユニットであり、このCPU514には、入力部511、表示部512、通信部513、RAM515、記録媒体アクセス装置516が接続されており、データ通信、メモリへのアクセスによるアプリケーションプログラムの読み出しや各種データのリード/ライト、データ/コマンド入力、表示等を制御する。また、CPU514は、入力部511から入力された印刷データ及び当該印刷データの印刷条件データを印刷ジョブとして通信部513を介して、プリンタ装置502に送出する。
RAM515は、指定されたプログラム、入力指示、入力データ及び処理結果等を格納するワークメモリと、表示部512の表示画面に表示する表示データを一時的に格納する表示メモリとを備えている。
上記記録媒体517は、CPU514が実行可能なOSプログラム517a(例えば、WINDOWS(登録商標)等)、文書作成用アプリケーションプログラム517b、プリンタ装置502に対応したプリンタドライバ517c等の各種プログラムやデータを格納する。記録媒体517としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM、MOやPCカード等の光学的・磁気的・電気的な記録媒体から成る。上記各種プログラムは、CPU514が読み取り可能なデータ形態で記録媒体517に格納されている。また、上記各種プログラムは、予め記録媒体に記録されている場合や通信回線を介してダウンロードされて記録媒体に格納される場合等がある。また、上記各種プログラムは通信回線を介して配信可能である。
図12は、プリンタ装置502の概略構成を示すブロック図である。図12に示すように、プリンタ装置502は、データ通信をおこなう通信部521と、プリンタ装置502の全体の制御を司るCPU522と、CPU522を動作させる各種制御プログラムを格納したROM523と、各種制御プログラムのワークエリアおよびPC501等から入力される印刷ジョブの印字データおよび印刷条件データを一時的格納するRAM524と、印字データを転写紙に印字するためのプリンタエンジン525とから構成されている。つまり、プリンタ装置502は、両面機能、パンチ機能、ステープル機能等を備えている。
通信部521は、外部とデータ通信を行うためのものであり、例えば、PC501とデータ通信を行うものである。
CPU522は、ROM523に格納されている各種制御プログラムに従って装置全体を制御する中央制御ユニットである。このCPU522には、通信部521と、ROM523と、RAM524と、プリンタエンジン525と、ステープル部526と、パンチ部527が接続されており,データ通信やプリンタ動作等を制御する。
ROM523は、CPU521を動作させるための各種制御プログラムやその処理に使用されるパラメータ等を記憶している。RAM524は、指定された制御プログラム、処理結果及び受信した印刷データ等を格納するワークメモリを備えている。
プリンタエンジン525は、電子写真方式のプリンタエンジンで構成されており、印字データを転写紙に印字するユニットである。なお、プリンタ装置502の印刷方式は、電子写真方式のほか、インクジェット方式、昇華型熱転写方式、銀塩写真方式、直接感熱記録方式、溶融型熱転写方式など、様々な方式を用いることができる。
次に、PC501のプリンタドライバ517cについて説明する。プリンタドライバ517cは、特定のプログラムに対して他のプログラムが、プリンタ装置502のハードウェアや内部“言語”に煩わされることなく操作できるように設計されたソフトウエアプログラムであり、プリンタ装置502を制御するためのもので、出力データの処理等をおこなうためのものである。
以下の説明では、PC501のCPU514は、プリンタドライバ517cに従って、入力部511から入力された印刷データ及び当該印刷データの印刷設定をプリンタ装置502に転送する。以下の説明では、CPU514がプリンタドライバ517cに従って実行する処理を、プリンタドライバ517cを主体として説明する。
図13は、ユーザの操作およびプリンタドライバ517cの動作の概略を示すフローである。同図において、まず、ユーザが、PC501の表示部512に表示されるプリンタドライバ517cの画面で印刷ボタンを押下すると(ステップS11)、プリンタドライバ517cは、印刷データをラスタライズし、ビットマップデータを作成する(ステップS12)。そして、プリンタドライバ517cは、該ビットマップデータを用いて、その構造(特徴)を解析してその画像属性を判定し、画像属性の判定結果に基づいて最適な印刷設定を推定する(ステップS13)。プリンタドライバ517cは、推定した最適な印刷設定を画面に表示して、ユーザに提示する(ステップS14)。ユーザは提示された設定を確認し(ステップS15)、提示された印刷設定に満足な場合は(ステップ16の「Yes」)、画面で「OK」ボタンを押下する。他方、ユーザは、提示された印刷設定に不満がある場合は(ステップS16の「No」)、提示された印刷設定を変更した後(ステップS17)、「OK」ボタンを押下する。その後、プリンタドライバ517cが印刷設定に応じてビットマップデータをラスタライズする(ステップS18)。プリンタドライバ517cは、ラスタライズしたビットマップデータをプリンタ装置502に送出し、これに応じて、プリンタ装置502は印字出力する。
図14は、プリンタドライバ517cの機能構成図である。プリンタドライバ517cは、第1のライスライズ手段600、判定手段601,最適設定提示手段602,印刷変更手段603,第二のラスタライズ手段604を備えている。第一のラスタライズ手段500は、ファイルをラスタライズしてビットマップデータを作成し、判定手段601に出力する。判定手段601は、ビットマップデータに基づいて画像の種別(画像属性)を判定し、その判定結果を最適設定提示手段602に出力する。最適設定提示手段602は、画像の種別の判定結果に応じた所定の最適な印刷設定を表示部512の画面に表示してユーザに提示する。なお、本実施の形態において提示する印刷設定は、集約設定と両面設定のみとする。表示部512に提示された印刷設定は、ユーザにより確認・変更が行われる。
ユーザは、提示された印刷設定に満足な場合は、表示部512で「OK」ボタンを押下する。他方、ユーザは、提示された印刷設定に不満がある場合は、表示部512で印刷設定を変更した後、「OK」ボタンを押下する。印刷設定変更手段603は、提示した印刷設定の変更を受け付け、印刷設定を変更する。すなわち、印刷設定変更手段603は、提示した印刷設定がユーザにより変更されない場合は、提示した印刷設定を印刷設定として確定し、他方、提示した印刷設定がユーザにより変更された場合は、変更後の印刷設定を印刷設定として確定する。第二のラスタライズ手段604は、印刷設定変更手段603で確定した印刷設定に基づいて、ファイルをビットマップデータに変換して、プリンタ装置502に出力する。
図15および図16を参照して、図14の判定手段601を詳細に説明する。図15は、図14の判定手段601の具体的な構成を示す図である。図16は、画像種判定手段702の処理を説明するためのフローチャートである。
判定手段601は、図15に示すように、領域分割手段700と、オブジェクト種判定手段701と、画像種判定手段702とを備えている。
領域分割手段700は、図6の領域分割手段200と同様の動作を行う。オブジェクト種判定手段701は、図6の領域分割手段201と同様の動作を行う。但し、オブジェクト種判定手段701は、オブジェクトの種類と、各種類の数を後段の画像種判定手段702に出力する。
画像種判定手段702は、画像が文書、プレゼンテーション文書、または絵柄かの判定を行う。画像種判定手段702は、図16に示すように、まず、文書であるか否かを判定し(ステップS21)、文書でないと判定した場合には(ステップS21の「No」)、プレゼンテーション文書であるか否かを判定し(ステップS22)、プレゼンテーション文書でないと判定した場合(ステップS22の「No」)には、絵柄と判定する。画像種判定手段702は、上記と同様にSVMを用いて学習、判定を行う。
つぎに、図14の最適設定提示手段602を、図17を参照して詳細に説明する。図17は、画像種類と提示する印刷設定の関係を示す図である。最適設定提示手段602は、判定手段601で判定された画像種に応じて、図17の表に基づいて、ユーザに最適な印刷設定を提示する。すなわち、文書画像は一般に文字が小さいため、二枚を一枚に集約しつつ、両面で出力する設定を提示する。プレゼンテーション文書は文字のサイズが大きいため、4ページを1ページに集約する設定とする。プレゼンテーション文書は絵柄を含むことが多く、裏写りの影響が出やすいため、両面設定を行わない設定を提示する。絵柄のみの文書は画質が問われるため、集約設定も両面設定も行わない設定を提示する。
本実施の形態では、実施の形態1と異なり、ユーザの選択した結果に基づいて学習していない。これにより、ユーザは新規のプリンタを導入した際に初めからある程度最適な設定の提示を受けることができる。また、本実施の形態では、一度画像種を判定してから提示する印刷設定を変更している。また、判定する画像種は実施の形態1と比べると、次元が少なく且つ具体的である。本実施の形態では、画像種毎に予め定められた印刷設定を提示する構成としたが、上記理由により、画像種毎に最適な印刷設定をユーザが決定するという構成を採用してもよい。
なお、本実施の形態では、スキャンによって得られた若しくはラスタライズによって得られたビットマップ画像に対して、構造の解析・画像種の判別を行っているが、アプリケーション内で、文字の大きさやオブジェクト種といった構造の解析や画像種の判定を行えばより正確に判別を行うことができる。
本発明に係る画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、コンピュータが実行するためのプログラム、およびそのプログラムを格納した記録媒体は、プリンタ、複写機、デジタル複合機等の画像形成装置に搭載する場合に特に有用である。
本発明の実施の形態1に係る複写機のブロック図である。 ユーザ操作および複写機の動作の概略を説明するためのフロー図である。 画像処理部および印刷設定提示部の機能構成図である。 ルックアップテーブルの一例を示す図である。 フィルタの一例を示す図である。 判定手段の機能構成図である。 文字サイズ判定手段の機能構成図である。 最適設定推定手段の機能構成図である。 SVMの動作の概要を示した図である。 本発明の実施の形態2に係るプリントシステムの概略構成例を示すブロック図である。 PCの概略構成を示すブロック図である。 プリンタ装置の概略構成を示すブロック図である。 ユーザの操作およびプリンタドライバの動作の概略を示すフロー図である。 プリンタドライバの機能構成図である。 判定手段の機能構成図である。 画像種判定手段の処理を説明するためのフローチャートである。 画像種類と提示する印刷設定の関係を示す図である。 従来技術を説明するための図である。
符号の説明
1 複写機
10 スキャナ部
20 画像記憶部
30 システム制御部
40 画像処理部
50 印刷設定提示部
60 操作表示部
70 プリンタ部
71 プリンタコントローラ
72 画像編集部
73 プリンタエンジン
74 仕上げ処理部
80 通信制御部
101 スキャナγ手段
102 フィルタ手段
103 色変換手段
104 プリンタγ手段
105 中間調処理手段
106 判定手段
107 最適設定推定手段
108 印刷設定変更手段
109 学習手段
110 教師データ保持手段
111 縮小手段
112 類似度判定手段
113 画像履歴保持手段
200 領域分割手段
201 オブジェクト種類判定手段
202 文字サイズ判定手段
203 レイアウト判定手段
300 領域分割手段
301 領域サイズ判定手段
400 集約設定推定手段
401 画質設定推定手段
402 両面設定推定手段
403 パンチ設定推定手段
404 ステープル設定推定手段
405 カラー設定推定手段
406 第1のベクトル手段
407 第2のベクトル手段
500 プリントシステム
501 パーソナルコンピュータ
502 プリンタ装置

Claims (19)

  1. 入力画像の構造を解析し、その画像属性を判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、最適な印刷設定を推定する最適設定推定手段と、
    前記最適設定推定手段で推定した印刷設定をユーザに提示する印刷設定提示手段と、
    ユーザ操作に応答して、前記印刷設定提示手段が提示した印刷設定を変更または承認して印刷設定を確定する印刷設定変更手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像属性は、前記入力画像の文字のサイズ、オブジェクト種、レイアウト、および画像種の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記最適設定推定手段が推定する印刷設定は、複数のページを1ページに纏めて出力する集約設定、画質を優先して出力するか速度を優先して出力するかを設定する画質設定、出力を両面にわたって行うか否かを設定する両面設定、出力紙の一部にパンチ穴を開けるパンチ設定、出力紙の一部をホッチキスで留めるステープル設定、および出力がカラーかモノクロかを設定するカラー設定の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記判定手段の判定結果と、前記印刷設定変更手段で確定された印刷設定の履歴を教師データとして保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された教師データに基づいて学習する学習手段と、
    を備え、
    前記学習手段の学習結果に基づいて、前記最適設定推定手段のパラメータを変化させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  5. 前記保持手段は、ユーザ毎に教師データを保持することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 過去の入力画像を履歴画像として保持する画像履歴保持手段と、
    前記画像履歴保持手段に保持されている履歴画像と、今回の入力画像とが類似しているか否かを判定する類似度判定手段と、
    を備え、
    前記類似度判定手段により類似度が高いと判定された場合に、学習に用いる教師データを変化させることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の画像処理装置。
  7. ネットワークに接続されており、前記教師データを当該ネットワーク内で共有することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の画像処理装置。
  8. ユーザ操作に応答して、前記印刷設定提示手段の機能をON/OFFさせることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  9. 入力画像の構造を解析し、その画像属性を判定する判定工程と、
    前記判定工程の判定結果に基づいて、最適な印刷設定を推定する最適設定推定工程と、
    前記最適設定推定工程で推定した印刷設定をユーザに提示する印刷設定提示工程と、
    ユーザ操作に応答して、前記印刷設定提示手段が提示した印刷設定を変更または承認して印刷設定を確定する印刷設定変更工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  10. 前記画像属性は、前記入力画像の文字のサイズ、オブジェクト種、レイアウト、および画像種の少なくとも1つであることを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  11. 前記最適設定推定工程で推定する印刷設定は、複数のページを1ページに纏めて出力する集約設定、画質を優先して出力するか速度を優先して出力するかを設定する画質設定、出力を両面にわたって行うか否かを設定する両面設定、出力紙の一部にパンチ穴を開けるパンチ設定、出力紙の一部をホッチキスで留めるステープル設定、および出力がカラーかモノクロかを設定するカラー設定の少なくとも1つであることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の画像処理方法。
  12. 前記判定工程の判定結果と、前記印刷設定変更工程で確定された印刷設定の履歴を教師データとして保持する保持工程と、
    前記保持工程で保持された教師データに基づいて学習する学習工程と、
    を含み、
    前記学習工程の学習結果に基づいて、前記最適設定推定工程のパラメータを変化させることを特徴とする請求項9〜請求項11のいずれか1つに記載の画像処理方法。
  13. 前記保持工程では、ユーザ毎に教師データを保持することを特徴とする請求項12に記載の画像処理方法。
  14. 過去の入力画像を履歴画像として保持する画像履歴保持工程と、
    前記画像履歴保持工程で保持されている履歴画像と、今回の入力画像とが類似しているか否かを判定する類似度判定工程と、
    を含み、
    前記類似度判定工程により類似度が高いと判定された場合に、学習に用いる教師データを変化させることを特徴とする請求項12または請求項13に記載の画像処理方法。
  15. 前記教師データをネットワーク内で共有することを特徴とする請求項12または請求項13に記載の画像処理方法。
  16. ユーザ操作に応答して、前記印刷設定提示工程の処理をON/OFFさせることを特徴とする請求項9〜請求項15のいずれか1つに記載の画像処理方法。
  17. 請求項1〜請求項8のいずれか1つに記載の画像処理装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項9〜請求項16のいずれか1つに記載の画像処理方法の工程をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータが実行するためのプログラム。
  19. 請求項18に記載のプログラムを格納したことを特徴とする記録媒体。
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