JP4563952B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4563952B2
JP4563952B2 JP2006083984A JP2006083984A JP4563952B2 JP 4563952 B2 JP4563952 B2 JP 4563952B2 JP 2006083984 A JP2006083984 A JP 2006083984A JP 2006083984 A JP2006083984 A JP 2006083984A JP 4563952 B2 JP4563952 B2 JP 4563952B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
image
unit
data
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006083984A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007259325A (ja
Inventor
謙治 沢口
Original Assignee
株式会社沖データ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社沖データ filed Critical 株式会社沖データ
Priority to JP2006083984A priority Critical patent/JP4563952B2/ja
Publication of JP2007259325A publication Critical patent/JP2007259325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4563952B2 publication Critical patent/JP4563952B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、原稿画像を読み取る画像読み取り機能と、記録媒体としての記録用紙に対して画像を形成する印刷機能とを複合した画像形成装置に関する。
従来から、複写を行うことができる複写機や、読み取った画像を電子データとして保存することができるディジタル複合機(Multi Function Peripheral;MFP)が普及している。複写機としては、同じ大きさの複写物を再現する等倍コピーに加え、複数枚の原稿を縮小して複写することによって1枚の記録用紙に複数ページ分の画像を印刷することができる割り付けコピーといった機能を有するものがある。また、特許文献1には、データベースに印刷用画像ファイルとアプリケーションファイルとの双方を関連付けて管理し、印刷用画像ファイルが入力された場合に、アプリケーションファイルのデータを使用する方法が開示されている。
特開2005−86564号公報
しかしながら、上述した特許文献1をはじめとする従来の技術においては、画像の再生と再利用とについては大きな効果を奏するものの、劣化したコピー原稿を再現する方法にのみ適用可能であり、複写については等倍コピーによって行っていることから、印刷する記録用紙量が多くなってしまうという問題があった。
また、従来の技術においては、原稿が紙媒体の形態で存在する場合には、そのページ毎に関連性がないことから、原稿を読み取って画像を保存しようとした場合に、別個のファイルとして保存することになる。そのため、従来の技術においては、あるファイルに関連する別のファイルがどれであるかを忘却しやすく、当該別のファイルを探索するのが困難であるという問題があった。
さらに、従来の技術においては、ステープルされた複数ページからなる原稿を全て読み取るにあたっては、ステープルの針を外してADF(Auto Document Feeder)を用いて読み取るか、複合機に設けられているいわゆるブック読み取り機能を用いて複数ページの原稿を電子データ化しなければならなかった。そのため、従来においては、操作の誤りによって途中の原稿までを電子データ化したファイルが作成されてしまい、全ての原稿を電子データ化するためには、最初からやり直すか、または、途中からの原稿を別のファイルとして保存しなければならないという煩わしさがあった。
さらにまた、従来の技術においては、電子データのフォーマットが異なる場合には、例えばある文書と当該文書に添付される付属文書といったように、論理的には強い関連性があるファイルであっても、必ず別個のファイルとして存在せざるを得ないことから、同じ文書を複数回呼び出す必要が生じ、手間を要するという問題があった。
また、従来の技術においては、記録用紙に複写した文書に対して重要な追記をペン等を用いて記入した場合には、その文書の原本を再現した際に、先に記入された重要な追記部分が失われてしまうという不便があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、複写の際の記録用紙の消費量を抑制することができ、また、集約画像データが印刷された複写物から集約前のそれぞれの原稿を再現したい場合であっても、画像劣化のない印刷を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成する本発明にかかる画像形成装置は、原稿画像を読み取る画像読み取り手段と、前記画像読み取り手段によって原稿と同じ倍率で読み取って得られた画像データを記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段に記憶させた複数の画像データのそれぞれを所定の縮小率で縮小した複数の縮小データを1ページに集約した集約画像データを作成する集約画像データ作成手段と、前記集約画像データ作成手段によって作成された集約画像データを印刷して複写物を作成する印刷手段と、前記印刷手段によって印刷されて作成された集約画像データの複写物を前記画像読み取り手段によって読み取って得られた読取集約画像データと前記画像データとを比較して、前記読取集約画像データの元となった元画像データが前記画像データ記憶手段に記憶されているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記読取集約画像データの元となった画像データが前記画像データ記憶手段に記憶されているものと判断された場合には、当該画像データ記憶手段に記憶されている画像データを利用して前記印刷手段による印刷を実行させるように制御する制御手段とを備えることを特徴としている。
このような本発明にかかる画像形成装置においては、画像読み取り手段によって原稿と同じ倍率で読み取って得られた非処理の状態である画像データを画像データ記憶手段に記憶しておき、割り付け印刷を行う際に、集約画像データを利用して印刷を実行する。また、本発明にかかる画像形成装置においては、原稿と同じ倍率で読み取って得られた非処理の状態である画像データを画像データ記憶手段に記憶していることから、集約画像データが印刷された複写物から集約前のそれぞれの原稿を再現したい場合には、当該複写物を読み取ってそのまま拡大して再現するのではなく、非処理の状態である画像データを利用して印刷を実行する。
本発明においては、集約画像データを利用して印刷を実行することによって記録用紙の消費量を抑制することができ、また、集約画像データが印刷された複写物から集約前のそれぞれの原稿を再現したい場合であっても、記憶している非処理の状態である画像データを利用することにより、画像劣化のない印刷を行うことができる。したがって、本発明においては、文書管理における保管文書の記録用紙量を大幅に削減することができる上、保管文書が紙媒体としての複写物の形態であることから、当該保管文書が何の目的で作成されたのかを容易に判別することが可能となり、操作の煩雑さも解消することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施の形態は、原稿画像を読み取る画像読み取り機能と、記録媒体としての記録用紙に対して画像を形成する印刷機能とを複合した画像形成装置である。特に、この画像形成装置は、スキャナを用いて読み取った画像データのうち、非処理の状態である等倍画像データと、等倍画像データを所定の縮小率で縮小することによって複数ページ分の縮小画像データを1ページに集約した集約画像データを作成する際の縮小画像データとをそれぞれ保存しておき、集約画像データを利用して印刷を実行することにより、記録用紙の消費量を抑制することができるものである。また、この画像形成装置は、集約画像データが印刷された記録用紙から集約前のそれぞれの原稿を再現したい場合であっても、保存した等倍画像データを利用することにより、画像劣化のない印刷を行うことができるものである。
まず、本発明の第1の実施の形態として示す画像形成装置について説明する。
画像形成装置は、図1に示すように、原稿画像を読み取る読み取り部1と、当該画像形成装置の全体を統括的に制御する制御部2と、読み取り部1によって読み取られた電子データとしての画像データを記憶するメモリ部3と、オペレータに対するユーザインターフェースとしての操作・表示部4と、制御部2から供給された画像データを出力する出力部5と、記録用紙に対する印刷を行う印刷部6と、読み取り部1によって読み取られた画像データに対して画像処理を施す画像処理部7と、画像データを解析する画像解析部8とを備える。
読み取り部1は、原稿に描かれている画像を読み取るスキャナであり、原稿を読み取って得られた画像を電子データとしての画像データに変換し、制御部2に供給する。
制御部2は、例えばCPU(Central Processing Unit)等から構成され、当該画像形成装置の全体を統括的に制御する。具体的には、制御部2は、読み取り部1によって読み取られた画像データをメモリ部3に保存させる際の制御や、画像データを出力部5に供給して印刷を行う際の制御を行う。
メモリ部3は、例えばハードディスクから構成され、読み取り部1によって読み取られた画像データをファイルとして記憶する。このメモリ部3に記憶されることによって保存された画像データは、制御部2の制御のもとに読み出される。
操作・表示部4は、オペレータが当該画像形成装置に対してコピー(複写)の指示や保存の指示を行うためのボタンや、当該画像形成装置の現在の状況等を文字や絵を用いてオペレータに示すためのディスプレイを有する。具体的には、操作・表示部4には、例えば図2に示すように、少なくとも、複数枚の原稿を所定の縮小率で縮小して複写することによって1枚の記録用紙に複数ページ分の画像を印刷する割り付けによるコピーを行うためのボタンと、割り付けによるコピーを行って作成された複写物を読み取って拡大することによって複数ページ分の画像を再現する拡大によるコピーを行うためのボタンとが設けられる。オペレータは、かかる操作・表示部4に設けられたボタンを操作することにより、当該画像形成装置に対して指示を与えたり、当該操作・表示部4に設けられたディスプレイを視認することにより、当該画像形成装置の状況を把握したりすることができる。
出力部5は、制御部2から供給された画像データを印刷部6に供給したり、ネットワークNTを介して外部装置に対して送信したりする。
印刷部6は、制御部2の制御のもとに、出力部5から供給された画像データを印刷データに変換し、記録用紙に対して印刷することにより、画像データを再現させるプリンタである。
画像処理部7は、制御部2の制御のもとに、読み取り部1によって読み取られた画像データに対して、例えば、画像の縮小、拡大、割付等の処理を施し、変換された画像データを出力する。
画像解析部8は、制御部2の制御のもとに、メモリ部3に記憶されている画像データと、読み取り部1によって読み取られた画像データとを解析し、これら画像データが同一原稿に基づくものであるか否かを判断する。例えば、画像解析部8は、2つの画像データ同士を重ね合わせた状態で水平方向に走査し、重複するドット(黒点)の個数を計数し、ドットが重複する割合が所定値以上である場合には、2つの画像データが同一であるものと判断する。なお、2つの画像データが同一であるか否かを判断する手法は、いかなるものであってもよく、例えば、画像データに含まれる特徴点を複数抽出し、それら特徴点が所定個数以上一致する場合に同一であるものと判断するようなものであってもよい。
このような各部から構成される画像形成装置は、出力部5を介して、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等を含むネットワークNTに接続され、このネットワークNTに接続されているパーソナルコンピュータ(PC)10と通信を行うことが可能に構成される。なお、図1においては、画像形成装置に対して、1台のパーソナルコンピュータ10が接続されている様子を示しているが、画像形成装置においては、ネットワークNTを介して接続されるパーソナルコンピュータ10の台数に限定されるものではない。
このような画像形成装置においては、例えば図3(a)に示すように、A,B,C,Dからなる4ページの原稿を、面積比で4分の1にそれぞれ縮小し、同図(b)に示すように、縮小した4ページ分の画像を1ページに集約した複写物CPを作成する場合には、例えば図4に示すような一連の手順にしたがって処理を行う。
まず、画像形成装置においては、同図に示すように、ステップS101において、オペレータが操作・表示部4を介して、割り付けによるコピーを指定する旨の操作を行うのに応じて、ステップS102において、操作・表示部4から制御部2に対して、割り付けによるコピーを開始する旨の指示を出力する。これに応じて、制御部2は、読み取り部1に対して、原稿を読み取る旨の指示を出力する。
続いて、読み取り部1は、ステップS103において、原稿と同じ倍率で読み取り動作を行い、読み取った画像を電子データとしての画像データに変換し、変換して得られた等倍画像データを制御部2に供給する。なお、図3(a)に示したA,B,C,Dからなる4ページの原稿のそれぞれに対応する等倍画像データを、それぞれ、等倍画像データA,B,C,Dと称するものとする。これに応じて、制御部2は、これら等倍画像データA,B,C,Dをメモリ部3に記憶させる。
さらに、制御部2は、ステップS104において、画像処理部7を制御して、操作・表示部4から指示された割り付けによるコピーの設定を用いて、画像の縮小と各ページの割付とを行い、割り付けられた1ページ分の集約画像データを作成する。また、制御部2は、ステップS105において、縮小した縮小画像データのうち第1ページ目、すなわち、等倍画像データA,B,C,Dのうちの等倍画像データAの縮小画像データを、メモリ部3に記憶させるとともに、ステップS106において、集約画像データを出力部5に供給する。
そして、印刷部6は、ステップS107において、出力部5から供給された集約画像データを印刷データに変換して記録用紙に対して印刷し、一連の処理を終了する。
画像形成装置においては、このような一連の手順にしたがって、図3(a)に示した4ページの原稿A,B,C,Dを、同図(b)に示すように、1ページに集約して複写した複写物CPを作成することができる。
また、画像形成装置においては、図4に示す手順にしたがって作成した複写物CPを読み取って面積比で4倍に拡大し、4ページ分の画像を再現する場合には、例えば図5に示すような一連の手順にしたがって処理を行う。
まず、画像形成装置においては、同図に示すように、ステップS201において、オペレータが操作・表示部4を介して、拡大によるコピーを指定する旨の操作を行うのに応じて、ステップS202において、操作・表示部4から制御部2に対して、拡大によるコピーを開始する旨の指示を出力する。これに応じて、制御部2は、読み取り部1に対して、原稿としての複写物CPを読み取る旨の指示を出力する。
続いて、読み取り部1は、ステップS203において、原稿と同じ倍率で読み取り動作を行い、読み取った画像を電子データとしての画像データに変換し、変換して得られた読取集約画像データを制御部2に供給する。これに応じて、制御部2は、ステップS204において、画像解析部8を制御して、読み取った複写物CPの読取集約画像データの元となった画像データがメモリ部3に記憶されているか否かを判断する。具体的には、画像解析部8は、例えば図6に示すように、読み取った複写物CPの読取集約画像データSCのうち左上の領域に位置する部分、すなわち、第1ページ目に相当する部分と、図4中ステップS105にてメモリ部3に記憶された第1ページ目の縮小画像データA'とを比較することにより、当該複写物CPの読取集約画像データSCの元となった画像データがメモリ部3に記憶されているか否かを判断する。
ここで、制御部2は、ステップS205において、画像解析部8による解析の結果、複写物CPの読取集約画像データSCの元となった画像データがメモリ部3に記憶されているものと判断した場合には、ステップS206において、メモリ部3に記憶されている画像データのうち対応する画像データ、すなわち、等倍画像データA,B,C,Dを読み出し、ステップS208において、メモリ部3から読み出した等倍画像データA,B,C,Dを出力部5に供給して展開させる。一方、制御部2は、ステップS205において、画像解析部8による解析の結果、複写物CPの読取集約画像データSCの元となった画像データがメモリ部3に記憶されていないものと判断した場合には、ステップS207において、画像処理部7を制御して、読取集約画像データSCの拡大処理を行い、ステップS208において、拡大した画像データを出力部5に供給して展開させる。
そして、印刷部6は、ステップS209において、出力部5から供給された画像データを印刷データに変換して記録用紙に対して印刷し、一連の処理を終了する。
画像形成装置においては、このような一連の手順にしたがって、複写物CPを読み取って拡大した4ページ分の画像を再現することができる。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態として示す画像形成装置においては、読み取り部1を用いて読み取った画像データのうち、非処理の状態である等倍画像データと、等倍画像データを縮小することによって複数ページ分の縮小画像データを1ページに集約した集約画像データ作成する際の縮小画像データとをそれぞれメモリ部3に保存しておき、割り付け印刷を行う際に集約画像データを利用して印刷を実行することにより、記録用紙の消費量を抑制することができる。
また、この画像形成装置においては、割り付け印刷の際に読み取った等倍画像データをメモリ部3に保存していることから、集約画像データが印刷された記録用紙から集約前のそれぞれの原稿を再現したい場合であっても、当該記録用紙を読み取ってそのまま拡大して再現しようとすることに起因する画像の劣化を生じることなく、等倍画像データを利用して高品質の印刷を行うことができる。
すなわち、この画像形成装置においては、例えばA4サイズの原稿を読み取った場合に、そのまま印刷してA4サイズの画像として保存するのではなく、集約画像データを印刷して作成したA4サイズの複写物CPとして保存することにより、記録用紙の枚数を少なくした状態で保存しておき、元の大きさのデータが必要になった場合には、複写物CPを読み取ることによって劣化のない画像を再現することができるため、文書管理における保管文書の記録用紙量を削減することができる。また、この画像形成装置においては、保管文書が紙媒体の形態であることから、当該保管文書が何の目的で作成されたのかを容易に判別することが可能となる。そのため、この画像形成装置においては、保存されている電子データとしての画像データのファイル名に基づいて内容を推測したり、パーソナルコンピュータ10の表示画面に画像データを表示させて確認してから再生したりする等の操作の煩雑さも解消することができる。
つぎに、第2の実施の形態として示す画像形成装置について説明する。
この第2の実施の形態として示す画像形成装置は、第1の実施の形態として示した画像形成装置を改良し、保存されている画像データと他の画像データとの関連付けを行うものである。したがって、この第2の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態の説明と同様の構成については同一符号を付し、その詳細な説明を省略するものとする。
この第2の実施の形態として示す画像形成装置は、図7に示すように、上述した読み取り部1、制御部2、メモリ部3、操作・表示部4、出力部5、印刷部6、画像処理部7、及び画像解析部8の他に、関連付けられたファイルの管理を行うファイル管理部21を備える。
ファイル管理部21は、メモリ部3に保存されている画像データと他の画像データとの関連付けを行う際に作成された管理データを保持することにより、関連付けられたファイル形式の画像データに関する情報を管理する。
このような画像形成装置においては、先に図3(a)に示したように、A,B,C,Dからなる4ページの原稿を、面積比で4分の1にそれぞれ縮小し、同図(b)に示したように、縮小した4ページ分の画像を1ページに集約した複写物CPを作成する場合には、例えば図8に示すような一連の手順にしたがって処理を行う。
まず、画像形成装置においては、同図に示すように、先に図4に示したステップS101乃至ステップS107と同様の処理を行い、図3に示した4ページの原稿A,B,C,Dを、1ページに集約して複写した複写物CPを作成する。画像形成装置においては、このような複写を行うと、さらに続けて、複写物CPに関連する他の原稿について画像データの関連付けを行った複写を行う。
すなわち、画像形成装置においては、ステップS301において、オペレータが操作・表示部4を介して、割り付けによるコピーを指定する旨の操作を行うとともに、ステップS302において、関連付けによるコピーを指定する旨の操作を行うのに応じて、ステップS303において、操作・表示部4から制御部2に対して、割り付けによるコピー及び関連付けによるコピーを開始する旨の指示を出力する。これに応じて、制御部2は、読み取り部1に対して、原稿を読み取る旨の指示を出力する。
続いて、読み取り部1は、ステップS304において、原稿と同じ倍率で読み取り動作を行い、読み取った画像を電子データとしての画像データに変換し、変換して得られた等倍画像データを制御部2に供給する。これに応じて、制御部2は、これら等倍画像データをメモリ部3に記憶させる。
ここで、制御部2は、ステップS305において、直前の複写動作、すなわち、ステップS101乃至ステップS107の処理によってメモリ部3に保存された画像データA,B,C,Dと、ステップS304にてメモリ部3に保存された画像データとの関連付けを行う。具体的には、制御部2は、例えば図9に示すように、画像データのファイル名とこの画像データに関連する他の画像データのファイル名との組み合わせを管理データとして作成し、ファイル管理部21に保持させる。
さらに、制御部2は、ステップS306において、画像処理部7を制御して、操作・表示部4から指示された割り付けによるコピーの設定を用いて、画像の縮小と各ページの割付とを行い、割り付けられた1ページ分の集約画像データを作成し、ステップS307において、集約画像データを出力部5に供給する。
そして、印刷部6は、ステップS307において、出力部5から供給された集約画像データを印刷データに変換して記録用紙に対して印刷し、一連の処理を終了する。
画像形成装置においては、このような一連の手順にしたがって、複写する際に、先に複写した画像データとの関連付けを行うことができる。
また、画像形成装置においては、図8に示す手順にしたがって作成した複写物CPを読み取って面積比で4倍に拡大し、4ページ分の画像を再現する場合には、例えば図10に示すような一連の手順にしたがって処理を行う。
まず、画像形成装置においては、同図に示すように、先に図5に示したステップS201乃至ステップS204と同様の処理を行い、制御部2によって画像解析部8を制御して、読み取った複写物CPの読取集約画像データSCの元となった画像データがメモリ部3に記憶されているか否かを判断する。
ここで、制御部2は、ステップS205において、画像解析部8による解析の結果、複写物CPの読取集約画像データSCの元となった画像データがメモリ部3に記憶されていないものと判断した場合には、ステップS207において、画像処理部7を制御して、読取集約画像データSCの拡大処理を行い、ステップS208及びステップS209において、拡大した画像データを印刷データに変換して記録用紙に対して印刷させ、一連の処理を終了する。
一方、制御部2は、画像解析部8による解析の結果、複写物CPの読取集約画像データSCの元となった画像データがメモリ部3に記憶されているものと判断した場合には、ステップS206において、メモリ部3に記憶されている画像データのうち対応する画像データ、すなわち、等倍画像データA,B,C,Dを読み出す。続いて、制御部2は、ステップS401において、ファイル管理部21から管理データを読み出し、ステップS402において、等倍画像データA,B,C,Dに関連付けられた他の画像データがあるか否かを判断する。
ここで、制御部2は、等倍画像データA,B,C,Dに関連付けられた他の画像データがないものと判断した場合には、ステップS208及びステップS209へと処理を移行し、等倍画像データA,B,C,Dを印刷データに変換して記録用紙に対して印刷させ、一連の処理を終了する。
一方、制御部2は、等倍画像データA,B,C,Dに関連付けられた他の画像データがあるものと判断した場合には、ステップS403において、その関連付けられた画像データをメモリ部3から読み出す。そして、制御部2は、ステップS208において、メモリ部3から読み出した等倍画像データA,B,C,Dと、これら等倍画像データA,B,C,Dに関連付けられた画像データとを出力部5に供給して展開させ、ステップS209において、出力部5から供給された画像データを印刷データに変換して記録用紙に対して印刷し、一連の処理を終了する。
画像形成装置においては、このような一連の手順にしたがって、複写物CPとして印刷された画像データに関連付けられた他の画像データがある場合であっても、それら他の画像データも含めて拡大した画像を再現することができる。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態として示す画像形成装置においては、読み取り部1を用いて読み取った画像データに関連付けて他の画像データも保存することから、複写物CPの少なくとも第1ページ目を読み取りさえすれば、それに関連する全ての画像を再現することができる。これにより、この画像形成装置においては、再現したい文書を逐一選択する等の煩雑な操作を強いることがなくなるとともに、文書管理における保管文書の記録用紙量をさらに削減することができる。
つぎに、第3の実施の形態として示す画像形成装置について説明する。
この第3の実施の形態として示す画像形成装置は、第2の実施の形態として示した画像形成装置を改良し、保存されている画像データと、画像データではない他のアプリケーションデータとの関連付けを行うものである。したがって、この第3の実施の形態の説明においては、第2の実施の形態の説明と同様の構成については同一符号を付し、その詳細な説明を省略するものとする。
この第3の実施の形態として示す画像形成装置は、図11に示すように、上述した読み取り部1、制御部2、メモリ部3、操作・表示部4、印刷部6、画像処理部7、画像解析部8、及びファイル管理部21の他に、データの入出力を行う入出力部31を備える。すなわち、この画像形成装置は、上述した出力部5に代えて入出力部31を備える。
入出力部31は、制御部2の制御のもとに、ネットワークNTを介して、パーソナルコンピュータ10に対してコマンドを送信する。具体的には、入出力部31は、パーソナルコンピュータ10にインストールされているアプリケーションプログラムとプリンタドライバとを用いて、当該アプリケーションプログラムによって作成されたアプリケーションデータを印刷データに変換し、当該入出力部31に対して送信するように指示するアプリケーションデータ印刷命令を、コマンドとして送信する。入出力部31は、このアプリケーションデータ印刷命令コマンドをパーソナルコンピュータ10に対して送信するのに応じて、当該パーソナルコンピュータ10から送信された印刷データを受信する。また、入出力部31は、出力部5と同様に、制御部2から供給された画像データを印刷部6に供給したり、ネットワークNTを介して外部装置に対して送信したりすることもできる。
なお、パーソナルコンピュータ10には、例えば文書作成ソフトウェアや表計算ソフトウェア等のアプリケーションプログラムがインストールされているとともに、アプリケーションデータを当該画像形成装置によって印刷可能な印刷データに変換するプリンタドライバがインストールされている。そして、パーソナルコンピュータ10は、入出力部31を介して送信されたコマンドを受信する機能を有する。
このような画像形成装置においては、先に図3(a)に示したように、A,B,C,Dからなる4ページの原稿を、面積比で4分の1にそれぞれ縮小し、同図(b)に示したように、縮小した4ページ分の画像を1ページに集約した複写物CPを作成する場合には、例えば図12に示すような一連の手順にしたがって処理を行う。
まず、画像形成装置においては、同図に示すように、先に図4に示したステップS101乃至ステップS107と同様の処理を行い、図3に示した4ページの原稿A,B,C,Dを、1ページに集約して複写した複写物CPを作成する。画像形成装置においては、このような複写を行うと、さらに続けて、複写物CPに関連するアプリケーションデータの関連付けを行う。
すなわち、画像形成装置においては、ステップS501において、オペレータが操作・表示部4を介して、予めメモリ部3に保存されているアプリケーションデータのファイルのうち関連付けたいファイルを指定する旨の操作を行うとともに、ステップS502において、関連付けを指定する旨の操作を行うのに応じて、ステップS503において、操作・表示部4から制御部2に対して、指定されたファイルを関連付ける旨の指示を出力する。
これに応じて、制御部2は、直前の複写動作、すなわち、ステップS101乃至ステップS107の処理によってメモリ部3に保存された画像データA,B,C,Dと、ステップS501にて指定されたファイルとの関連付けを行う。具体的には、制御部2は、先に図9に示したように、画像データのファイル名とこの画像データに関連するアプリケーションデータのファイル名との組み合わせを管理データとして作成し、ファイル管理部21に保持させる。
画像形成装置においては、このような一連の手順にしたがって、先に複写した画像データとアプリケーションデータとの関連付けを行うことができる。
また、画像形成装置においては、図12に示す手順にしたがって作成した複写物CPを読み取って面積比で4倍に拡大し、4ページ分の画像を再現する場合には、例えば図13に示すような一連の手順にしたがって処理を行う。
まず、画像形成装置においては、同図に示すように、先に図10に示したステップS201乃至ステップS204と同様の処理を行い、制御部2によって画像解析部8を制御して、読み取った複写物CPの読取集約画像データSCの元となった画像データがメモリ部3に記憶されているか否かを判断する。
ここで、制御部2は、ステップS205において、画像解析部8による解析の結果、複写物CPの読取集約画像データSCの元となった画像データがメモリ部3に記憶されていないものと判断した場合には、ステップS207において、画像処理部7を制御して、読取集約画像データSCの拡大処理を行い、ステップS208及びステップS209において、拡大した画像データを印刷データに変換して記録用紙に対して印刷させ、一連の処理を終了する。
一方、制御部2は、画像解析部8による解析の結果、複写物CPの読取集約画像データSCの元となった画像データがメモリ部3に記憶されているものと判断した場合には、ステップS206において、メモリ部3に記憶されている画像データのうち対応する画像データ、すなわち、等倍画像データA,B,C,Dを読み出す。続いて、制御部2は、ステップS401において、ファイル管理部21から管理データを読み出し、ステップS402において、等倍画像データA,B,C,Dに関連付けられた他のアプリケーションデータがあるか否かを判断する。
ここで、制御部2は、等倍画像データA,B,C,Dに関連付けられた他のアプリケーションデータがないものと判断した場合には、ステップS208及びステップS209へと処理を移行し、等倍画像データA,B,C,Dを印刷データに変換して記録用紙に対して印刷させ、一連の処理を終了する。
一方、制御部2は、等倍画像データA,B,C,Dに関連付けられた他のアプリケーションデータがあるものと判断した場合には、ステップS601において、入出力部31を介して、パーソナルコンピュータ10に対してアプリケーションデータ印刷命令コマンドを送信するとともに、ステップS602において、その関連付けられたアプリケーションデータをメモリ部3から読み出し、入出力部31を介して、パーソナルコンピュータ10に対して送信する。
これに応じて、パーソナルコンピュータ10は、ステップS603において、受信したアプリケーションデータを、アプリケーションプログラム及びプリンタドライバを用いて印刷データに変換し、その印刷データを当該画像形成装置に対して送信する。
そして、制御部2は、ステップS208において、メモリ部3から読み出した等倍画像データA,B,C,Dを入出力部31に供給して展開させるとともに、パーソナルコンピュータ10から入出力部31を介して受信した、これら等倍画像データA,B,C,Dに関連付けられたアプリケーションデータに基づく印刷データを入出力部31に展開させ、ステップS209において、入出力部31から供給された画像データを印刷データに変換して記録用紙に対して印刷するとともに、パーソナルコンピュータ10から送信された印刷データも記録用紙に対して印刷し、一連の処理を終了する。
画像形成装置においては、このような一連の手順にしたがって、複写物CPとして印刷された画像データに関連付けられた他のアプリケーションデータがある場合であっても、それら他のアプリケーションデータも含めて再現することができる。
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態として示す画像形成装置においては、読み取り部1を用いて読み取った画像データに関連付けて他のアプリケーションデータも保存することから、複写物CPの少なくとも第1ページ目を読み取りさえすれば、それに関連する全ての文書を再現することができる。これにより、この画像形成装置においては、再現したい文書を逐一選択する等の煩雑な操作を強いることがなくなるとともに、文書管理における保管文書の記録用紙量をさらに削減することができる。
なお、この第3の実施の形態においては、パーソナルコンピュータ10によってアプリケーションデータを印刷データに変換するものとして説明したが、画像形成装置においては、アプリケーションデータを印刷するためのアプリケーションプログラムやプリンタドライバをインストールしておき、当該画像形成装置内部で印刷データに変換するようにしてもよい。
つぎに、第4の実施の形態として示す画像形成装置について説明する。
この第4の実施の形態として示す画像形成装置は、第3の実施の形態として示した画像形成装置を改良し、ユーザ毎に関連付けるファイルを異なるものとすることができるものである。したがって、この第4の実施の形態の説明においては、第3の実施の形態の説明と同様の構成については同一符号を付し、その詳細な説明を省略するものとする。
この第4の実施の形態として示す画像形成装置は、図14に示すように、上述した読み取り部1、制御部2、メモリ部3、操作・表示部4、印刷部6、画像処理部7、画像解析部8、ファイル管理部21、及び入出力部31の他に、ユーザを管理するユーザ管理部41を備える。
ユーザ管理部41は、オペレータが操作・表示部4を介して、オペレータ毎に固有に付与された例えば"0001"といった4桁のコード等からなるユーザIDを入力するのに応じて、そのユーザIDを保持することにより、当該オペレータを管理する。
このような画像形成装置においては、制御部2の制御のもとに、例えば図15に示すように、読み取り部1によって読み取られてメモリ部3に保存された画像データのファイル名と、ユーザ毎の当該画像データに関連付けられた他の画像データのファイル名との組み合わせを管理データとして作成し、ファイル管理部21に保持させておく。そして、画像形成装置においては、オペレータの指定による複写動作を行う場合には、例えば図16に示すような一連の手順にしたがって処理を行う。
まず、画像形成装置においては、同図に示すように、ステップS701において、オペレータが操作・表示部4を介して、自己のユーザIDを入力するのに応じて、操作・表示部4からユーザ管理部41に対して、当該ユーザIDが入力される。これに応じて、ユーザ管理部41は、ステップS702において、入力されたユーザIDと、保持しているユーザIDとを照合し、一致するものがみつかった場合には、当該画像形成装置に対するログインを許可する。
そして、読み取り部1は、ステップS703において、原稿と同じ倍率で読み取り動作を行い、読み取った画像を電子データとしての画像データに変換し、変換して得られた等倍画像データを制御部2に供給する。これに応じて、制御部2は、これら等倍画像データをメモリ部3に記憶させる。
続いて、画像形成装置においては、ステップS704において、先に図10に示した一連の処理と同様の処理を行い、拡大による複写動作を行う。このとき、制御部2は、ステップS705において、ファイル管理部21から管理データを読み出し、オペレータたるユーザAに関連付けられた画像データがメモリ部3に記憶されているか否かを判断する。
ここで、制御部2は、ユーザAに関連付けられた画像データがメモリ部3に記憶されていないものと判断した場合には、先に図10に示した拡大による複写動作によって得られる画像データを印刷データに変換して記録用紙に対して印刷させ、一連の処理を終了する。
一方、制御部2は、ユーザAに関連付けられた画像データがメモリ部3に記憶されていないものと判断した場合には、ステップS706において、メモリ部3に記憶されている画像データのうち対応する画像データ、すなわち、等倍画像データA,B,C,Dを読み出すとともに、ユーザAに関連付けられた画像データを読み出し、これら画像データを印刷データに変換して記録用紙に対して印刷させ、一連の処理を終了する。
画像形成装置においては、このような一連の手順にしたがって、オペレータの指定による複写動作を行うことができる。
以上説明したように、本発明の第4の実施の形態として示す画像形成装置においては、ログインするユーザ毎に異なるファイルを関連付けることができるため、例えば、あるユーザには秘密裏にしておきたい文書を印刷するか否かを選択的に設定することができる。そのため、この画像形成装置においては、文書の機密性を有効に維持することができる。
最後に、第5の実施の形態として示す画像形成装置について説明する。
この第5の実施の形態として示す画像形成装置は、第1の実施の形態として示した画像形成装置を改良し、2つの画像データを比較する際に差分を抽出し、その差分の画像データを作成するものである。したがって、この第5の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態の説明と同様の構成については同一符号を付し、その詳細な説明を省略するものとする。
この第5の実施の形態として示す画像形成装置は、図17に示すように、上述した読み取り部1、制御部2、メモリ部3、操作・表示部4、出力部5、印刷部6、及び画像処理部7の他に、画像データの画像及び差分抽出を行う画像解析/差分抽出部51を備える。すなわち、この画像形成装置は、上述した画像解析部8に代えて画像解析/差分抽出部51を備える。
画像解析/差分抽出部51は、画像解析部8と同様に、メモリ部3に記憶されている画像データと、読み取り部1によって読み取られた画像データとを解析し、これら画像データが同一原稿に基づくものであるか否かを判断する。また、画像解析/差分抽出部51は、制御部2の制御のもとに、メモリ部3に記憶されている画像データと、読み取り部1によって読み取られた画像データとの差分を抽出し、その差分の画像データを作成する。
このような画像形成装置においては、最初の複写動作の場合には、例えば図18(a)に示すように、ステップS801において、オペレータが操作・表示部4を介して、コピーを指定する旨の操作を行うのに応じて、操作・表示部4から制御部2に対して、等倍でのコピーを開始する旨の指示を出力する。これに応じて、制御部2は、読み取り部1に対して、原稿と同じ倍率で読み取る旨の指示を出力する。
そして、画像形成装置においては、ステップS802において、読み取り部1によって原稿と同じ倍率で読み取り動作を行って複写操作を行い、複写物CPを作成するとともに、読み取った画像を電子データとしての画像データに変換し、変換して得られた等倍画像データを制御部2に供給する。これに応じて、制御部2は、これら等倍画像データをメモリ部3に記憶させる。
画像形成装置においては、このような一連の手順にしたがって作成された複写物CPに対して、ペン等を用いた重要な書き込みがあり、その書き込み内容を、メモリ部3に記憶されている画像データにも適用することにより、当該画像データのアップデートを行うことができる。
この場合、画像形成装置においては、例えば図18(b)に示すように、ステップS803において、オペレータが操作・表示部4を介して、コピーを指定する旨の操作を行うのに応じて、操作・表示部4から制御部2に対して、等倍でのコピーを開始する旨の指示を出力する。これに応じて、制御部2は、読み取り部1に対して、原稿と同じ倍率で読み取る旨の指示を出力する。
続いて、読み取り部1は、ステップS804において、原稿と同じ倍率で読み取り動作を行い、読み取った画像を電子データとしての画像データに変換し、変換して得られた読取画像データを制御部2に供給する。これに応じて、制御部2は、ステップS805において、画像解析/差分抽出部51を制御して、読み取った複写物CPの読取画像データの元となった画像データがメモリ部3に記憶されているか否かを判断する。具体的には、画像解析/差分抽出部51は、例えば図19に示すように、読み取った複写物CPの読取画像データSCと、図18(a)中ステップS802にてメモリ部3に記憶された等倍画像データAとを比較することにより、当該複写物CPの読取画像データSCの元となった画像データがメモリ部3に記憶されているか否かを判断する。
ここで、制御部2は、ステップS806において、画像解析/差分抽出部51による解析の結果、複写物CPの読取画像データSCの元となった画像データがメモリ部3に記憶されていないものと判断した場合には、図18(a)に示した通常の複写動作を行い、ステップS813において、読取画像データSCを出力部5に供給して展開させた上で、この読取画像データSCを印刷データに変換して記録用紙に対して印刷し、一連の処理を終了する。
一方、制御部2は、ステップS806において、画像解析/差分抽出部51による解析の結果、複写物CPの読取画像データSCの元となった画像データがメモリ部3に記憶されているものと判断した場合には、ステップS807において、画像解析/差分抽出部51を制御して、読取画像データSCと、メモリ部3に記憶されている画像データのうち対応する画像データ、すなわち、等倍画像データAとの差分を抽出する。
そして、制御部2は、ステップS808において、差分がない、すなわち、読取画像データSCと等倍画像データAとが全く同一であるものと判断した場合には、ステップS812へと処理を移行し、メモリ部3に記憶されている等倍画像データAを読み出し、ステップS813において、等倍画像データAを出力部5に供給して展開させた上で、この等倍画像データAを印刷データに変換して記録用紙に対して印刷し、一連の処理を終了する。
一方、制御部2は、ステップS808において、差分がある、すなわち、読取画像データSCが複写物CPに対する書き込みが反映された画像データであるものと判断した場合には、ステップS809において、操作・表示部4を介して、オペレータに画像の差分がある旨を通知し、メモリ部3に記憶されている等倍画像データAに対してその差分を適用してアップデートするか否かを問い合わせる。
そして、制御部2は、ステップS810において、オペレータが操作・表示部4を介してアップデートしない旨の操作を行った場合には、ステップS812へと処理を移行し、メモリ部3に記憶されている等倍画像データAを読み出し、ステップS813において、等倍画像データAを出力部5に供給して展開させた上で、この等倍画像データAを印刷データに変換して記録用紙に対して印刷し、一連の処理を終了する。
一方、制御部2は、ステップS810において、オペレータが操作・表示部4を介してアップデートする旨の操作を行った場合には、ステップS807にて抽出した差分を示す差分データDF(図19)を等倍画像データAに関連付けてメモリ部3に記憶させる。そして、制御部2は、ステップS813において、等倍画像データAと差分データDFとを重畳させた画像データを出力部5に供給して展開させた上で、この画像データを印刷データに変換して記録用紙に対して印刷し、一連の処理を終了する。
画像形成装置においては、このような一連の手順にしたがって、複写物CPに対して書き込みがあった場合であっても、その書き込み内容を、メモリ部3に記憶されている画像データにも適用してアップデートすることができる。
以上説明したように、本発明の第5の実施の形態として示す画像形成装置においては、読み取り部1を用いて読み取った画像データとメモリ部3に記憶されている等倍画像データとを比較し、差分があった場合には、その差分データDFを原本としての等倍画像データに追加することができるため、重要な追記部分等を失うことなく、且つ、劣化がない画像を再現することができる。また、この画像形成装置においては、差分があった場合には、その旨をオペレータに通知することから、原本に何らかの追記があった旨を当該オペレータが容易に把握することが可能となる。さらに、この画像形成装置においては、その追記が悪意による原本の改竄を目的としたものであった場合にも、差分があった旨をオペレータに通知することから、改竄があった旨を当該オペレータが容易に把握することが可能となる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した第1の実施の形態では、画像を再現する際に出力部5から印刷部6に画像データを供給しているが、本発明は、出力部5からネットワークNTを介して外部装置に対して送信するようにしてもよい。
また、本発明は、メモリ部3に記憶されている原本たる画像データのフォルダ名とファイル名とを印刷等することにより、かかる情報をオペレータに知らせるようにしてもよい。
さらに、上述した第1の実施の形態では、4ページの原稿を面積比で4分の1にそれぞれ縮小して複写物CPを作成するものとして説明しているが、本発明は、第1ページ目のみを複写するようにしてもよい。
さらにまた、上述した第2の実施の形態では、複写物CPの第1ページ目に対応する画像データが読み取り部1によって読み取った画像データであるものとして説明したが、本発明は、読取画像データとの比較に使用する電子データを画像として保持するようにするのであれば、複写物CPの第1ページ目に対応する電子データはアプリケーションデータであってもよい。
このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の第1の実施の形態として示す画像形成装置の構成を説明するブロック図である。 本発明の第1の実施の形態として示す画像形成装置における操作・表示部の具体的構成を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態として示す画像形成装置における処理を説明するための図であり、(a)は、読み取るべき原稿の具体例を示し、(b)は、縮小した複数の画像を1ページに集約した複写物の具体例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態として示す画像形成装置において、図3に示す原稿を面積比で4分の1にそれぞれ縮小し、縮小した4ページ分の画像を1ページに集約した複写物を作成する際の一連の処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態として示す画像形成装置において、図4に示す手順にしたがって作成した複写物を読み取って面積比で4倍に拡大し、4ページ分の画像を再現する際の一連の処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態として示す画像形成装置における画像解析部の処理を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態として示す画像形成装置の構成を説明するブロック図である。 本発明の第2の実施の形態として示す画像形成装置において、図3に示す原稿を面積比で4分の1にそれぞれ縮小し、縮小した4ページ分の画像を1ページに集約した複写物を作成する際の一連の処理を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態として示す画像形成装置におけるファイル管理部に保持される管理データの具体例を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態として示す画像形成装置において、図8に示す手順にしたがって作成した複写物を読み取って面積比で4倍に拡大し、4ページ分の画像を再現する際の一連の処理を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態として示す画像形成装置の構成を説明するブロック図である。 本発明の第3の実施の形態として示す画像形成装置において、図3に示す原稿を面積比で4分の1にそれぞれ縮小し、縮小した4ページ分の画像を1ページに集約した複写物を作成する際の一連の処理を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態として示す画像形成装置において、図12に示す手順にしたがって作成した複写物を読み取って面積比で4倍に拡大し、4ページ分の画像を再現する際の一連の処理を説明するフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態として示す画像形成装置の構成を説明するブロック図である。 本発明の第4の実施の形態として示す画像形成装置におけるファイル管理部に保持される管理データの具体例を説明する図である。 本発明の第4の実施の形態として示す画像形成装置において、オペレータの指定による複写動作を行う際の一連の処理を説明するフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態として示す画像形成装置の構成を説明するブロック図である。 本発明の第5の実施の形態として示す画像形成装置において、最初の複写動作を行う際の一連の処理を説明するフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態として示す画像形成装置において、画像データのアップデートを行う際の一連の処理を説明するフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態として示す画像形成装置における画像解析/差分抽出部の処理を説明するための図である。
符号の説明
1 読み取り部
2 制御部
3 メモリ部
4 操作・表示部
5 出力部
6 印刷部
7 画像処理部
8 画像解析部
10 パーソナルコンピュータ
21 ファイル管理部
31 入出力部
41 ユーザ管理部
51 画像解析/差分抽出部
A,B,C,D 等倍画像データ
A' 縮小画像データ
CP 複写物
DF 差分データ
NT ネットワーク
SC 読取集約画像データ、読取画像データ

Claims (8)

  1. 原稿画像を読み取る画像読み取り手段と、
    前記画像読み取り手段によって原稿と同じ倍率で読み取って得られた画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
    前記画像データ記憶手段に記憶させた複数の画像データのそれぞれを所定の縮小率で縮小した複数の縮小データを1ページに集約した集約画像データを作成する集約画像データ作成手段と、
    前記集約画像データ作成手段によって作成された集約画像データを印刷して複写物を作成する印刷手段と、
    前記印刷手段によって印刷されて作成された集約画像データの複写物を前記画像読み取り手段によって読み取って得られた読取集約画像データと前記画像データとを比較して、前記読取集約画像データの元となった元画像データが前記画像データ記憶手段に記憶されているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記読取集約画像データの元となった画像データが前記画像データ記憶手段に記憶されているものと判断された場合には、当該画像データ記憶手段に記憶されている画像データを利用して前記印刷手段による印刷を実行させるように制御する制御手段とを備えること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データと、当該画像データに関連する他のデータとの組み合わせからなる管理データを保持する管理手段を備え、
    前記制御手段は、前記複写物を前記画像読み取り手段によって読み取って得られた読取集約画像データの元となった画像データが前記画像データ記憶手段に記憶されているものと判断された場合には、前記管理手段によって保持されている管理データに基づいて、前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データとともに、当該画像データに関連付けられた他のデータを前記印刷手段によって印刷させるように制御すること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データに関連する他のデータは、前記画像読み取り手段によって読み取って得られた他の画像データであり、
    前記制御手段は、前記画像読み取り手段によって他の画像データを読み取った際に、当該他の画像データを前記画像データ記憶手段に記憶させるとともに、前記管理データを作成し、当該管理データを前記管理手段に保持させるように制御すること
    を特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データに関連する他のデータは、画像データではない他のアプリケーションデータであり、
    前記制御手段は、前記複写物を前記画像読み取り手段によって読み取って得られた読取集約画像データの元となった画像データが前記画像データ記憶手段に記憶されているものと判断された場合には、前記管理手段によって保持されている管理データに基づいて、前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データに関連付けられた他のアプリケーションデータ、及び当該他のアプリケーションデータを印刷データに変換して当該画像形成装置に対して返信するように指示するコマンドを当該他のアプリケーションデータを印刷データに変換するドライバプログラムを備えた外部装置に対して送信させ、さらに、前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データとともに、前記外部装置から受信した印刷データを前記印刷手段によって印刷させるように制御すること
    を特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データに関連する他のデータは、画像データではない他のアプリケーションデータであり、当該他のアプリケーションデータを印刷データに変換するドライバプログラムを備え、
    前記制御手段は、前記複写物を前記画像読み取り手段によって読み取って得られた読取集約画像データの元となった画像データが前記画像データ記憶手段に記憶されているものと判断された場合には、前記管理手段によって保持されている管理データに基づいて、前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データとともに、前記ドライバプログラムにより印刷データに変換された当該画像データに関連付けられた他のアプリケーションデータを前記印刷手段によって印刷させるように制御すること
    を特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  6. ユーザ毎に固有に付与されたユーザIDを保持し、入力されたユーザIDと、保持しているユーザIDとを照合し、一致するものがみつかった場合には、当該画像形成装置に対するログインを許可するユーザ管理手段を備え、
    前記管理手段は、前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データと、ユーザ毎の当該画像データに関連付けられた他のデータとの組み合わせからなる管理データを保持すること
    を特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  7. 前記判断手段によって前記読取画像データの元となった画像データが前記画像データ記憶手段に記憶されているものと判断された場合に、当該画像データ記憶手段に記憶されている画像データと、前記画像読み取り手段によって読み取られた前記読取画像データとを比較してその差分を抽出し、その差分の画像データを作成する差分抽出手段を備え、
    前記制御手段は、前記差分抽出手段によって作成された差分の画像データを、画像データ記憶手段に記憶されている画像データに関連付けて前記画像データ記憶手段に記憶させるとともに、当該画像データ記憶手段に記憶されている画像データとともに前記差分の画像データを前記印刷手段によって印刷させるように制御すること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データと、前記画像読み取り手段によって読み取られた前記読取画像データとに差分があった旨をユーザに通知するように制御すること
    を特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
JP2006083984A 2006-03-24 2006-03-24 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4563952B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006083984A JP4563952B2 (ja) 2006-03-24 2006-03-24 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006083984A JP4563952B2 (ja) 2006-03-24 2006-03-24 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007259325A JP2007259325A (ja) 2007-10-04
JP4563952B2 true JP4563952B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=38633056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006083984A Expired - Fee Related JP4563952B2 (ja) 2006-03-24 2006-03-24 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4563952B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5129506B2 (ja) * 2007-04-26 2013-01-30 キヤノン株式会社 カラーコピー装置及びその制御方法
JP5712489B2 (ja) * 2010-03-03 2015-05-07 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、画像処理システム及びプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003006078A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Minolta Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法ならびに画像処理プログラムおよびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2004252843A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Canon Inc 画像処理方法
JP2005086564A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Canon Inc ドキュメント管理装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003006078A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Minolta Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法ならびに画像処理プログラムおよびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2004252843A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Canon Inc 画像処理方法
JP2005086564A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Canon Inc ドキュメント管理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007259325A (ja) 2007-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4880396B2 (ja) 画像処理装置、プログラムおよびプレビュー画像表示方法
US8294935B2 (en) Device to edit documents for printout and method thereof
JP4897509B2 (ja) 画像処理装置、プレビュー画像表示方法およびプレビュー画像表示プログラム
JP4144614B2 (ja) 印刷管理方法、プログラム及び印刷管理装置
JP4922021B2 (ja) 画像処理装置、プログラムおよびプレビュー画像表示方法
US8203722B2 (en) Image processing apparatus, image forming apparatus, and output-format setting method
JP2007185946A (ja) 情報処理装置、プログラムおよびプレビュー画像表示方法
JP2007188054A (ja) 画像形成装置、プログラムおよび項目設定処理方法
JP2008042417A (ja) 画像処理装置、プログラムおよびプレビュー画像表示方法
JP2008203439A (ja) 画像処理装置、プレビュー画像表示方法およびプレビュー画像表示プログラム
JP2006341614A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP4818984B2 (ja) 画像処理システム、プログラムおよび画像処理方法
JP4675861B2 (ja) 印刷装置、印刷装置の制御用コンピュータのプログラム、及び印刷装置の制御方法
JP4563952B2 (ja) 画像形成装置
JP4487843B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成装置の制御プログラム
JP2007048026A (ja) プリント制御装置及びプログラム
JP2007026123A (ja) 文書管理システム
JP2006093875A (ja) デバイスの使用情報書込装置及びこの書込装置を備えた画像形成装置、並びにデバイスシステム
JP2011216096A (ja) 装置、プログラム、記憶媒体および画像表示方法
JP5040770B2 (ja) 電子ファイル生成装置、電子ファイル生成方法およびプログラム
JP5282488B2 (ja) 画像処理装置、プログラムおよび画像処理方法
JP2008210401A (ja) 印刷管理方法、プログラム及び印刷管理装置
JP2007160729A (ja) 画像処理装置およびプログラム
JP2006324954A (ja) 画像形成装置および画像形成方法およびプログラム
JP2007028058A (ja) 画像形成装置及びコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100729

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4563952

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees