JPH11268337A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11268337A
JPH11268337A JP10078130A JP7813098A JPH11268337A JP H11268337 A JPH11268337 A JP H11268337A JP 10078130 A JP10078130 A JP 10078130A JP 7813098 A JP7813098 A JP 7813098A JP H11268337 A JPH11268337 A JP H11268337A
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JP
Japan
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output image
image forming
forming apparatus
color
image pattern
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Pending
Application number
JP10078130A
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English (en)
Inventor
Masakazu Kobayashi
正和 小林
Koichi Maeyama
光一 前山
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のラスタスキャンラインで出力画像パタ
ーンを構成するハーフトーンスクリーン画像データに対
し、画像処理を行って濃度むらや色むらを除去する際
に、余分な時間や画像メモリを必要としない画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 画像形成装置Aは、バンド毎に処理され
たIOTビットマップデータに対して、濃度むら補正対
象選択部6で濃度むら・色むらの識別性が高いデータか
否かを判定し、この濃度むら・色むらの識別性が高いデ
ータのみを濃度むら補正部7に供給して濃度むら補正処
理を行い、IOTドライバ4を介してIOT5へ出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力された画像
データに対して出力画像パターンを作成し、この出力画
像パターンに基づいて画像を形成する画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザビームプリンタに代表される画像
形成装置では、入力された画像データを解釈して出力画
像パターンを作成する。例えば、レーザビームプリンタ
では、走査順のレーザ点灯プロファイルデータ(ラスタ
スキャンデータ)が作成され、このデータを基に感光体
上に潜像・トナー像が形成され、用紙上に転写・定着さ
れて画像が出力される。
【0003】実際の電子写真技術を用いた多色画像形成
装置において、像保持体または用紙搬送装置を駆動する
場合、駆動系および駆動伝達系は画像形成を行う際に高
精度に稼働し、正確な位置で画像形成を行うことによっ
て、位置変動による濃度むらや色むら(バンディング)
を防止する必要がある。しかし、実際にはモータギヤや
ベルトを用いた駆動系および駆動伝達系では速度変動が
生じるため、周期的な位置誤差による濃度むら・色むら
(バンディング)が発生している。
【0004】このため、ラスタスキャンごとに画像デー
タを変えることによって濃度むらを補正する技術が、特
開平2−131956号公報,特開平4−173160
号公報,特開平9−204117号公報などに開示され
ている。ただし、これらの技術においては、ラスタスキ
ャンごとに画像データを変更するに際し、画像データの
階調数が不足しており、人の眼で見て認識できないレベ
ルまで濃度むらや色むらを抑えることはできない。
【0005】そこで、画像データの階調数を増やすこと
によって、認識できないレベルまで濃度むらや色むらを
補正する技術として、複数のラスタスキャンラインで出
力画像パターンを構成するスクリーン生成手段により、
ハーフトーンスクリーン画像データを変えることによっ
て、濃度むらや色むらを補正する技術が特開平9−20
4117号公報などに開示されている。そこで、まず濃
度むらや色むらを補正しない従来の画像形成装置の例を
示すと以下のようになる。
【0006】図14は、画像形成装置であるプリンタの
装置構成の一例について示している。適宜なアプリケー
ションまたはPostScript(米国Adobe Systems社の登録商
標)ドライバにより作成され、PostScriptなどのPDL
(Page Description Language:ページ記述言語)で記述
された画像データが、プリンタコントロール情報(PD
L自身に含まれることもある)とともにネットワークイ
ンタフェース1を経由して、プリンタ本体に入力され
る。
【0007】コントローラ2は、デコンポーザ3、IO
T(Image Output Terminal:画像出力部)ドライバ
4、IOT5を統括制御する装置であり、上記のように
して入力されたプリンタコントロール情報は、このコン
トローラ2に取り込まれ、このプリンタコントロール情
報を基にジョブ管理・出力管理・IOT管理・エラー管
理などが行われる。このコントローラ2の制御下で、上
記のようにして入力された画像データは、デコンポーザ
3においてそのデータの記述内容が解釈されてページデ
ータが作成され、そのページデータがIOTドライバ4
を通してIOT5に出力される。
【0008】図15は、この画像形成装置におけるデー
タ処理の詳細例について示している。インタプリタ3a
は、入力されたPDLデータを解釈するために切り出
し、この切り出した部分を解析してコマンドと引数に組
み立てることによってデータの内容を解釈し、その解釈
した結果に基づいてイメージャ3bで描画処理を行うの
に必要な描画コマンドを呼び出す。イメージャ3bは、
このようにインタプリタ3aによって解釈されたPDL
データに対して上記描画コマンドを用いて、デバイス固
有の座標系で記述されるグラフィック描画コマンドへ変
換する。また、イメージャ3bは、フォントサーバ3c
から供給されるフォントに関して書体管理や文字データ
を作成するなどの一連のフォント関係の処理も行う。レ
ンダラ3dは、デバイス固有の座標系で記述されイメー
ジャ3bが出力する上記グラフィック描画コマンドに基
づいて中間画像データ(PrintReadyFormatデータ)を生
成する。そして、この中間画像データをレンダリング
(スクリーン生成)することによって、IOTビットマ
ップデータを作成する。
【0009】このIOTビットマップデータは、例え
ば、600dpi,YMCK(イエロー・マゼンタ・シ
アン・ブラック) 32bitの場合、所定の用紙サイ
ズでは約140MBのデータ容量を占めるので、レンダ
リングする際には大きなページバッファを持つ必要が生
じる。そこで、実際のプリンタにおいては、1ページの
中間画像データを数個〜数十個のバンドに分割して、バ
ンドごとにレンダリングすることによって、このような
大きなページバッファを持つ必要性を排除している。
【0010】図16は、画像形成装置によって発生する
濃度むらについて示している。モータギヤやベルトを用
いた駆動系および駆動伝達系では、系固有の周波数の速
度変動が生じるため、画素間に周期的な位置誤差が生じ
る。この位置誤差により画素間が狭い場合には濃く(図
16(a))、画素間が広い場合には薄く見える(同図
(b))バンディングと呼ばれる濃度むら(色むら)が
発生する。
【0011】図17は、このような濃度むらに対する補
正の例を示している。この濃度むらに対する補正は、位
置ずれ情報を基にドットスクリーン(クラスタドットス
クリーン)のドット単位で複数の画素データを補正する
ことにより、画素間が狭くても広くても濃度むらが見え
ないようにするものである。
【0012】通常、8bit,256階調のIOTビット
マップデータに対しては、ラスタごとの濃度むら補正で
は、十分に対応することができない。また、実際にIO
Tで出力することができる階調数は、16〜64階調程
度であるため、十分な濃度むら補正はできない。これに
対し、印刷で一般的な複数画素でスクリーンが構成され
るドットスクリーン(クラスタドットスクリーン)で
は、複数の画素で階調を実現するため、例えば、4×4
の16画素で構成されるドットスクリーンの場合では、
16×256=4096階調となり、十分な濃度むら補
正ができる。ただし、複数のラスタに対して補正処理を
行うため、処理速度等の面で高性能な処理系や大容量の
データ展開用のメモリや圧縮データが必要となる。
【0013】図18は、従来の濃度むらに対する補正技
術において、画像形成装置内のデータ処理の詳細につい
て示したものである。図15の場合と同様に、入力され
たPDLデータは、インタプリタ3a、イメージャ3
b、レンダラ3dによって中間画像データが作成され
る。この中間画像データをレンダリング(スクリーン生
成)することによってIOTビットマップデータを得る
ことができる。このビットマップデータをドット単位で
切り出し、切り出されたドット単位で濃度むらを抑制す
べくドット単位のビットマップデータを補正する。ま
た、中間画像のレンダリング(スクリーン生成)時の、
ドット単位で切り出し、切り出されたドット単位で、上
記ドット単位の濃度むらを抑制するように、ドット単位
でビットマップデータを補正してもよい。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記複数のラスタスキ
ャンラインで出力画像パターンを構成するとともに、ス
クリーン生成手段によって生成されるハーフトーンスク
リーン画像データに対し、画像処理を行って濃度むらや
色むらを除去する場合、この濃度むら・色むら除去のた
めの画像処理に要する時間や、この画像処理を行うにあ
たって画像メモリが余分に必要となるといった問題点が
あった。
【0015】これは、処理速度等の面において高性能な
処理系、大きなデータ展開用メモリや圧縮データを用い
ることが困難な低コストの画像形成装置にとっては大き
な課題であり、したがって、高画質と高い生産性を低コ
ストで達成することが困難であった。
【0016】そこで、この発明は、このような従来の課
題に着目してなされたもので、複数のラスタスキャンラ
インで出力画像パターンを構成するハーフトーンスクリ
ーン画像データに対し、画像処理を行って濃度むらや色
むらを除去する場合、余分な処理時間や画像メモリを必
要としない画像形成装置を提供することを目的とするも
のである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1発明の画像形成装置は、入力された画像データ
に対応した出力画像パターンとなるスクリーンを生成す
るスクリーン生成手段と、前記スクリーン生成手段によ
ってスクリーンが生成される過程で、または前記スクリ
ーン生成手段によってスクリーンが生成された後で、濃
度むらや色むらが小さくなるように前記出力画像パター
ンを処理する出力画像パターン処理手段と、前記出力画
像パターンにおいて濃度むらや色むらに関する識別性が
高いか否かを判定する濃度むら色むら識別性判定手段
と、この判定手段によって濃度むらや色むらに関する識
別性が高いと判定された前記出力画像パターンに対して
前記出力画像パターン処理手段を動作させる手段とを備
えたことを特徴とするものである。
【0018】第2発明の画像形成装置は、第1発明の画
像形成装置において、前記判定手段が、濃度が高いトナ
ーもしくはインクによる出力画像パターンに対して濃度
むらや色むらに関する識別性が高いと判定することを特
徴とするものである。
【0019】第3発明の画像形成装置は、第1発明の画
像形成装置において、前記判定手段が、スクリーン線数
が高い出力画像パターンに対して濃度むらや色むらに関
する識別性が高いと判定することを特徴とするものであ
る。
【0020】第4発明の画像形成装置は、第1発明の画
像形成装置において、前記判定手段がイエロー・マゼン
タ・シアン・ブラックの4色の中の特定色の出力画像パ
ターンに対して濃度むらや色むらに関する識別性が高い
と判定することを特徴とするものである。
【0021】第5発明の画像形成装置は、第1発明の画
像形成装置において、前記判定手段が赤・青・緑の3色
の中の特定色の出力画像パターンに対して濃度むらや色
むらに関する識別性が高いと判定することを特徴とする
ものである。
【0022】第6発明の画像形成装置は、入力された画
像データに対応した出力画像パターンとなるスクリーン
を生成するスクリーン生成手段と、前記スクリーン生成
手段によってスクリーンが生成される過程で、または前
記スクリーン生成手段によってスクリーンが生成された
後で、濃度むらや色むらが小さくなるように前記出力画
像パターンを処理する出力画像パターン処理手段と、前
記出力画像パターン処理手段が前記出力画像パターンを
処理するために使用することができる時間を求める使用
時間算出手段と、前記出力画像パターン処理手段が前記
出力画像パターンを処理するために必要とする時間を予
測する処理時間予測手段と、前記使用時間算出手段によ
って求められた時間と前記処理時間予測手段によって予
測される時間との関係から、前記出力画像パターン処理
手段が処理することができる前記出力画像パターンの数
を求める出力画像パターン数算出手段と、前記出力画像
パターンにおける濃度むらや色むらに関する識別性が高
いか否かを判定して、どのような優先順位で前記出力画
像パターン処理手段が前記出力画像パターンを処理する
かを決定する優先順位決定手段と、この優先順位決定手
段によって決定された出力画像パターンの優先順位に則
って前記出力画像パターン数算出手段によって求められ
た数だけ前記出力画像パターンが処理されるように前記
出力画像パターン処理手段を動作させる手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0023】第7発明の画像形成装置は、第6発明の画
像形成装置において、前記優先順位決定手段が濃度が高
いトナーもしくはインクによる前記出力画像パターンの
順に前記優先順位を決定することを特徴とするものであ
る。
【0024】第8発明の画像形成装置は、第6発明の画
像形成装置において、前記優先順位決定手段がスクリー
ン線数が高い前記出力画像パターンの順に前記優先順位
を決定することを特徴とするものである。
【0025】第9発明の画像形成装置は、第6発明の画
像形成装置において、前記優先順位決定手段が濃度むら
の発生方向に対するスクリーン角度のずれが大きい前記
出力画像パターンの順に前記優先順位を決定することを
特徴とするものである。
【0026】第10発明の画像形成装置は、第6〜第9
発明のいずれかの画像形成装置において、前記優先順位
決定手段がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの前
記出力画像パターンに対して所定順に前記優先順位を決
定することを特徴とするものである。
【0027】第11発明の画像形成装置は、第6〜第9
発明のいずれかの画像形成装置において、前記優先順位
決定手段が赤、緑、青の前記出力画像パターンに対して
所定順に前記優先順位を決定することを特徴とするもの
である。
【0028】第12発明の画像形成装置は、第1〜第1
1発明のいずれかの画像形成装置において、入力された
画像データの色情報を求める手段と、この色情報を基に
出力画像において濃度むらや色むらが識別されるか否か
を判定する判定手段と、この判定手段によって濃度むら
や色むらが識別されないと判定された前記出力画像パタ
ーンを処理の対象としないよう前記出力画像データ処理
手段に指示を与える手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0029】第13発明の画像形成装置は、第1〜第1
2発明のいずれかの画像形成装置において、入力された
画像データがテキストやイメージといったデータ分類の
どの分類に属するかを判定するデータ分類判定手段と、
このデータ分類判定手段による入力画像データの判定結
果に基づいて、該画像データに対する出力画像において
濃度むらや色むらが識別されるか否かを判定する判定手
段と、この判定手段によって濃度むらや色むらが識別さ
れないと判定された前記出力画像パターンを処理の対象
としないよう前記出力画像データ処理手段に指示を与え
る手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0030】第14発明の画像形成装置は、第1〜第1
3発明の画像形成装置の中の少なくとも2以上の任意の
画像形成装置を含み、これら画像形成装置のいずれか1
つを選択して動作させるための入力手段を備えたことを
特徴とするものである。
【0031】これらの発明によって、濃度むらや色むら
の識別性の高いと判定された出力画像パターンに対して
のみ濃度むらや色むらを抑える処理を行うことによっ
て、無駄な処理時間や画像メモリを節約することができ
る。また、出力画像パターンにおける濃度むらや色むら
の識別性に関して所定の優先順位で出力画像パターンを
処理することにより、無駄な処理時間や画像メモリを節
約できることは勿論、優先順位の高いものから系統立て
て効率よく、濃度むらや色むらを抑える処理を実行する
ことができる。さらに、これらの発明によって、濃度む
らや色むらを抑えた高画質な出力を得ることができ、し
かも高い生産性を低コストで実現することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】この発明の好ましい実施の形態
(第1実施形態から第14実施形態:これらは請求項1
から14に対応した実施形態である)について、以下、
添付図面を参照しつつ詳細に説明する。1.第1実施形態(画像形成装置A)
【0033】図1は、第1実施形態にかかる画像形成装
置Aの構成を示したものであり、図2は、この画像形成
装置Aによる画像形成処理の流れについて示したもので
ある。画像形成装置Aは、アプリケーションにより作成
されたPostScript等のPDLデータとプリンタコントロ
ール情報とを画像形成装置Aの本体に入力するネットワ
ークインタフェース1を備え、入力されたプリンタコン
トロール情報は、コントローラ2がジョブ管理・出力管
理・IOT管理・エラー管理などを行う際に参照され
る。一方、入力されたPDLデータは、インタプリタ3
aによって解釈されるために切り出され、インタプリタ
3aは、この切り出されたPDLデータをコマンドと引
数に組み立ててから解釈し、次の描画に必要な描画コマ
ンドを呼び出す。
【0034】イメージャ3bは、この解釈されたPDL
データを描画コマンドを用いてデバイス固有の座標系で
記述されるグラフィック描画コマンドへ変換する。ま
た、フォントサーバ3cから供給されるフォントの書体
管理や文字データ作成等のフォント関係の処理もイメー
ジャ3bが行う。レンダラ3dは、イメージャ3bが出
力するデバイス固有の座標系で記述されるグラフィック
描画コマンドから中間画像データ(PrintReadyFormatデ
ータ)を生成する。バンド分割処理部3eは、この1ペ
ージの中間画像データを、例えば10個のバンドに分割
してレンダラ3dに供給する。レンダラ3dはこれを受
けてバンド毎にレンダリングを行う。
【0035】そして、レンダラ3dにおけるバンド毎の
レンダリング処理は次のようにして行われる。まず、第
1番目の中間画像データのバンドをレンダリングするこ
とによってYMCK各色毎に設定されている線数・スク
リーン角度のスクリーンで表現された第1番目のYMC
K各色ビットマップデータを作成する。濃度むら補正対
象選択部6は、濃度むら補正のためにYMCKの各色情
報・線数・スクリーン角度から最も濃度むらが識別され
やすい色をYMCK4色の中から選択し、レンダラ3d
によって作成されたバンドごとのIOTビットマップデ
ータに関して、濃度むら補正を行うデータと補正を行わ
ないデータとに切り分ける。そして、補正を行うデータ
を濃度むら補正部7に供給し、補正を行わないデータを
IOTドライバ4に供給する。
【0036】濃度むら補正部7は、濃度むらデータから
ビットマップデータの補正値データを作成する(S
1)。そして、ページ上の場所によるビットマップデー
タ補正情報を用いて、濃度むら補正対象選択部6によっ
て選択された色のビットマップデータをドット単位で切
り出し(S2)、切り出されたドット単位のデータに対
して上記補正値データに基づいてドット単位で濃度むら
を抑制するように、このドット単位のビットマップデー
タを補正して(S3)、切り出されたビットマップデー
タの構築を行う(S4)。最後に、補正済のデータを含
む第1番目のYMCK各色ビットマップデータをIOT
ドライバ4を介して出力する。
【0037】このようにして第1番目のYMCK各色ビ
ットマップデータをIOTドライバ4を介して出力して
いる間に、第2番目の中間画像データのバンドをレンダ
リングすることによって、YMCK各色毎に設定されて
いる線数・スクリーン角度のスクリーンで表現された第
2番目のYMCK各色ビットマップデータを作成する。
この2番目のビットマップデータに対して、第1番目の
ビットマップデータと同様に、濃度むらが識別されやす
い色のビットマップデータをドット単位で切り出し、ペ
ージ上の場所によるビットマップ補正情報を用いて、切
り出されたドット単位で濃度むらを抑制するように、ド
ット単位のビットマップデータを作成する。そして、濃
度むら補正が行われたデータを含む第2番目のYMCK
各色ビットマップデータをIOTドライバ4を介して出
力する。同様に、第2番目のYMCK各色ビットマップ
データをIOTドライバ4を介して出力している間に第
3番目のYMCK各色ビットマップデータを作成し、こ
の各色ビットマップデータをIOTドライバ4を介して
出力を行う。
【0038】以上のようなプロセスを繰り返して、第1
0番目のYMCK各色ビットマップデータを作成し、こ
の各色ビットマップデータをIOTドライバ4を介して
出力することにより、濃度むらに対する補正処理が行わ
れて、1ページ分の出力が完了する。
【0039】2.第2実施形態(画像形成装置B) 図3は、第2実施形態にかかる画像形成装置Bによる画
像形成処理の流れについて示したものである。画像形成
装置Bは、上記画像形成装置Aと同様にネットワークイ
ンタフェース1と、コントローラ2と、デコンポーザ3
(インタプリタ3a,イメージャ3b,フォントサーバ
3c,レンダラ3d,バンド分割処理部3e)と、IO
Tドライバ4と、IOT5と、濃度むら補正部7とを含
んで構成される装置である。これら各構成要素の基本的
な機能および動作は画像形成装置Aの場合と同様である
から説明を省略する。なお、この点は後述する画像形成
装置B〜Nにおいても同様である。
【0040】この画像形成装置Bの濃度むら補正対象選
択部6は、濃度むらが識別されやすい色として、階調間
の差が大きくなる100%表示時の濃度が最も高い色を
選択する。また、レンダラ3dによってバンド毎にレン
ダリングされたのIOTビットマップデータに対して、
濃度むら補正を行うデータと補正を行わないデータとに
切り分ける。この濃度むら補正を行うデータ(例えば、
濃度が最も高い色のデータ)が濃度むら補正部7に供給
されると、この濃度むら補正部7は画像形成装置Aと同
様に濃度むら補正処理をバンド毎に行ってIOTドライ
バ4を介して出力することで、1ページ分の出力が完了
する。
【0041】3.第3実施形態(画像形成装置C) 図4は、第3実施形態にかかる画像形成装置Cによる画
像形成処理の流れについて示したものである。この画像
形成装置Cにおいて、濃度むら補正対象選択部6は、濃
度むらが識別されやすい線数・スクリーン角度のスクリ
ーンとして、最も高いスクリーン線数からなるバンド毎
のIOTビットマップデータを選択する。なお、スクリ
ーン角度による影響は濃度むらの発生する方向(1本の
線で見た場合、この線上の濃度むらが見える方向)に対
するスクリーン角度のずれ(濃度むらの発生する方向に
対するスクリーン構成のずれ)が大きいほど濃度むらが
識別されやすい。そして、レンダラ3dによってレンダ
リングされたバンド毎のIOTビットマップデータに対
して、濃度むら補正を行うデータと濃度むら補正を行わ
ないデータとに切り分ける。この濃度むら補正を行うデ
ータ(スクリーン線数が最も高い色のデータ)が濃度む
ら補正部7に供給されると、濃度むら補正部7は画像形
成装置Aと同様に濃度むら補正処理をバンド毎に行って
IOTドライバ4を介してIOT5に出力する。そし
て、最後のバンドに対する出力が終わった時点で1ペー
ジ分の出力が完了する。
【0042】4.第4実施形態(画像形成装置D) 第4実施形態にかかる画像形成装置Dは、画像形成装置
BまたはCによる濃度むらが識別されやすい色の判定基
準において、濃度むらが識別されやすい色としてブラッ
クを選択して、この両者の画像形成装置の処理を実行す
る。例えば、光学的に算出した場合、YMCK各色の明
度(L*)は次のようになり、濃度むらが識別されやす
い色として、明度が最も低いブラックが選択される。 Y:100% L*=94 M:100% L*=48 C:100% L*=62 K:100% L*=0 また、典型的なデジタルスクリーン法で生成されるYM
CK各色のスクリーン設定は次のようになり、濃度むら
が識別されやすい色として、スクリーン線数が最も高い
色(濃度むらの発生方向に対するスクリーン角度のずれ
が大きい色)であるブラックを選択する。 Y:141.1lpi, 90° (=90−0) M:133.9lpi, 71.6°(=90−18.4) C:133.9lpi, 18.4°(=90+18.4−90) K:149.7lpi, 45° (=90−45)
【0043】5.第5実施形態(画像形成装置E) 第5実施形態にかかる画像形成装置Eは、画像形成装置
Bの濃度むらが識別されやすい色の判定基準において、
濃度むらが識別されやすい色として青を選択して画像形
成装置Bの処理を実行する。例えば、光学的に算出した
場合、RGB各色の明度(L*)は次のようになり、濃
度むらが識別されやすい色として、明度が最も低い色で
ある青が選択される。 R:100% L*=59 G:100% L*=87 B:100% L*=38
【0044】6.第6実施形態(画像形成装置F) 図5は、第6実施形態にかかる画像形成装置Fの構成に
ついて示したものであり、図6は、この装置における画
像形成処理の流れについて示したものである。画像形成
装置Fは、上記画像形成装置Aの構成に加えて、濃度む
ら補正数の算出部8と、この濃度むら補正数を算出する
ためのバンド当たりの使用可能時間算出部11と、バン
ド当たりの処理時間算出部12とを備える。バンド当た
りの使用可能時間算出部11は、IOTドライバ4を介
してIOT5へ出力する際の出力性能や、分割したバン
ド数等から1つのバンドをレンダリングするのに使用す
ることができる時間を算出する。
【0045】バンド当たりの処理時間算出部12は、中
間画像データよりバンドをレンダリングするのに必要な
時間とビットマップデータの濃度むら補正に要する時間
(色当たりの時間)を算出する。濃度むら補正数算出部
8は、この時間とバンド当たりの使用可能時間とを比較
することで、ビットマップデータに対して濃度むら補正
を行うことができる色の数を算出する。
【0046】そして、バンド毎のレンダリングと濃度む
ら補正処理は以下のようになる。まず、第1番目の中間
画像データのバンドをレンダリングすることによってY
MCK各色毎に設定されている線数・スクリーン角度の
スクリーンで表現された第1番目のYMCK各色ビット
マップデータを作成する。次に、濃度むら補正のために
YMCKの各色情報・線数・スクリーン角度から濃度む
らが識別されやすい色の順にYMCK4色の中から選択
し、ページ上の場所によるビットマップ補正情報を用い
て、識別されやすい色の順に補正を行うこができる色の
数まで、選択された色のビットマップデータをドット単
位で切り出す。そして、切り出されたドット単位で濃度
むらを抑制するようにドット単位のビットマップデータ
を補正する。最後に補正済みのデータを含む第1番目の
YMCK各色ビットマップデータをIOTドライバ4を
介して出力する。
【0047】このようにして第1番目のYMCK各色ビ
ットマップデータをIOTドライバ4を介して出力して
いる間に、第2番目の中間画像データのバンドをレンダ
リングすることによって、YMCK各色毎に設定されて
いる線数・スクリーン角度のスクリーンで表現された第
2番目のYMCK各色ビットマップデータを作成する。
この2番目のビットマップデータに対して、第1番目の
ビットマップデータと同様に、濃度むらが識別されやす
い色のビットマップデータをドット単位で切り出し、ペ
ージ上の場所によるビットマップ補正情報を用いて、切
り出されたドット単位で濃度むらを抑制するように、ド
ット単位のビットマップデータを作成する。そして、濃
度むら補正が行われたデータを含む第2番目のYMCK
各色ビットマップデータをIOTドライバ4を介して出
力する。同様に、第2番目のYMCK各色ビットマップ
データをIOTドライバ4を介して出力している間に第
3番目のYMCK各色ビットマップデータを作成し、こ
の各色ビットマップデータをIOTドライバ4を介して
出力を行う。
【0048】以上のようなプロセスを繰り返して、第1
0番目のYMCK各色ビットマップデータを作成し、こ
の各色ビットマップデータをIOTドライバ4を介して
出力することにより、濃度むらに対する補正処理が行わ
れて、1ページ分の出力が完了する。
【0049】7.第7実施形態(画像形成装置G) 図7は、第7実施形態にかかる画像形成装置Gによる画
像形成処理の流れについて示している。画像形成装置G
は、画像形成装置Fと同様、濃度むら補正数の算出部8
と、この濃度むら補正数を算出するためのバンド当たり
の使用可能時間算出部11と、バンド当たりの処理時間
算出部12とを備える。これらの構成要素の動作は画像
形成装置Fの場合と同様である。ただし、濃度むら補正
対象選択部6は、濃度むら補正のために濃度むらが識別
されやすい色として、階調間の差が大きくなる100%
表示時の濃度が高い色の順にYMCKからデータを選択
して濃度むら補正部7に供給し、これを受けて濃度むら
補正部7は、濃度むら補正を行う。
【0050】8.第8実施形態(画像形成装置H) 図8は、第8実施形態にかかる画像形成装置Hにおける
画像形成処理の流れについて示したものである。画像形
成装置Hは、画像形成装置Fにおいて、濃度むら補正の
ために濃度むらが識別されやすい色として、スクリーン
線数が高い色の順に優先順位を決めて補正処理を行う。
そして、画像形成装置Fと同様にして、ビットマップデ
ータの濃度むら補正を行うことができる色の数を求め、
濃度むら補正部7は、この色の数分だけ濃度むら補正処
理を行ってIOTドライバ4を介して出力する。
【0051】9.第9実施形態(画像形成装置I) 図9は、第9実施形態にかかる画像形成装置Iにおける
画像形成処理の流れについて示したものである。画像形
成装置Iは、画像形成装置Fと同様、濃度むら補正数の
算出部8と、この濃度むら補正数を算出するためのバン
ド当たりの使用可能時間算出部11と、バンド当たりの
処理時間算出部12とを備える。ただし、濃度むら補正
対象選択部6は、濃度むらの発生方向に対するスクリー
ン角度のずれが大きな色の順にデータを選択し、濃度む
ら補正部7に供給する。これを受けて濃度むら補正部7
は、濃度むらの発生方向に対するスクリーン角度のずれ
が大きな色の順に濃度むら補正処理を行う。
【0052】10.第10実施形態(画像形成装置J) 画像形成装置Jは、画像形成装置FからIの濃度むらが
識別されやすい色の判定基準において、濃度むらが識別
されやすい色の順としてイエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックの4色の中で所定の順番を選択して、画像形成
装置FからIにおける処理を実行する。その処理の順番
としては、例えば、次の(1)(2)の場合がある。
【0053】(1)ブラック→マゼンタ→シアン→イエ
ローの順で選択する。 例えば、光学的に算出した場合、YMCK各色の明度
(L*)は次のようになり、濃度むらが識別されやすい
色として、明度が最も低いブラックを第1番目に選択す
る。 Y:100% L*=94 M:100% L*=48 C:100% L*=62 K:100% L*=0 また、典型的なデジタルスクリーン法で生成されるYM
CK各色のスクリーン設定は次のようになり、濃度むら
が識別されやすい色として、スクリーン線数が最も高い
色(濃度むらの発生方向に対するスクリーン角度のずれ
が大きい色)の順番に第2番目にマゼンタ、第3番目に
シアン、第4番目にイエローを選択して濃度むら処理を
行う。 Y:141.1lpi, 90° (=90−0) M:133.9lpi, 71.6°(=90−18.4) C:133.9lpi, 18.4°(=90+18.4−90) K:149.7lpi, 45° (=90−45)
【0054】(2)ブラック→イエロー→マゼンタ→シ
アンの順で選択する。 この場合も、同様にして、上記YMCK各色の明度(L
*)の関係から、まず第1番目にブラックが選択され
る。次に、上記YMCK各色のスクリーン設定におい
て、スクリーン線数が高い順として第2番目にイエロ
ー、第3番目にマゼンタ、第4番目にシアンを選択して
濃度むら処理を行う。
【0055】11.第11実施形態(画像形成装置K) 画像形成装置Kは画像形成装置FからIにおける濃度む
らが識別されやすい色の判定基準から、濃度むらが識別
されやすい色の順として、第5実施形態の項で示したR
GB各色の明度の低いものから順番にブルー、レッド、
グリーンを選択して、画像形成装置FからIの処理を実
行する。
【0056】12.第12実施形態(画像形成装置L) 図10は、第12実施形態にかかる画像形成装置Lの構
成について示したものであり、図11は、この装置によ
る画像形成処理の流れについて示したものである。この
画像形成装置Lでは、中間画像データから、各色毎にヒ
ストグラムなどの統計的データで表される色の情報が算
出される。この色情報を基に例えばブラックデータが存
在しない場合や低濃度データのみしか存在しない場合な
どでは色むらが目立ちにくいといったように色むらが生
じるかどうかを判定する。さらに、1ページの中間画像
データを、例えば10個のバンドに分割してバンド毎に
レンダリングする。また、IOTドライバ5を介して、
出力性能や分割したバンド数等から1つのバンドをレン
ダリングするのに使用することができる時間を算出す
る。そして、色むらが目立つと判定された画像データに
対してのみ濃度むら補正処理を行う。
【0057】13.第13実施形態(画像形成装置M) 図12は、第13実施形態にかかる画像形成装置Mの構
成について示したものであり、図13は、この装置によ
る画像形成処理の流れについて示したものである。この
画像形成装置Mでは、中間画像データから各色毎にテキ
ストデータ、イメージデータ等の分類で表された画像の
情報が抽出される。この画像情報を基に、例えば、テキ
ストデータのみしか存在しない場合や低濃度のデータの
みしか存在しない場合などでは、濃度むら・色むらが目
立ちにくいなど、画像で濃度むら・色むらが生じるかど
うかを判定する。この1ページの中間画像データを10
個のバンドに分割してバンド毎にレンダリングを行う。
このバンド毎のIOTビットマップ画像に対して、上記
のようにして、濃度むら・色むらが生じると判定された
データのみに濃度むら色むら補正処理を行う。
【0058】14.第14実施形態(画像形成装置N) 画像形成装置Fは、画像形成装置AからMまでの13種
類の画像形成装置の内の少なくとも2以上の画像形成装
置を含んで構成される(例えば、画像形成装置A,C,
F,I,K)。つまり、各画像形成装置に共通な構成要
素である、ネットワークインタフェース1と、コントロ
ーラ2と、デコンポーザ3(インタプリタ3a,イメー
ジャ3b,フォントサーバ3c,バンド分割処理部3
e,レンダラ3d)と、IOTドライバ4と、IOT5
と、濃度むら補正対象選択部6と、濃度むら補正部7と
を含むことは勿論、各画像形成装置に特有な処理部、例
えば、濃度むら補正数算出部等を含んで構成される。
【0059】そして、画像形成装置AからMまでいずれ
かの画像形成装置における処理(上記の例では、画像形
成装置A,C,F,I,Kのいずれかにおける画像形成
処理)を選択可能とするための適宜な入力手段を備え、
装置本体もしくは外部からインタフェースを経由して各
装置における実行・非実行を制御する機能を有する。
【0060】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば、濃度むらや色むらの識別性の高い出力画像パタ
ーンに対してのみ濃度むらや色むらを抑えるような処理
を行うことができる。また、出力画像パターンに対し
て、濃度むらや色むらの識別性の高い順序で、効率よく
系統立てて濃度むらや色むらを抑える処理を実行するこ
とができる。したがって、濃度むらや色むらの抑制処理
において、無駄な処理時間や画像メモリが不要となり、
濃度むらや色むらを抑えた高画質な画像を形成すること
ができ、しかも、この発明の画像形成装置を用いれば、
低コストで高い生産性を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態にかかる画像形成装置Aの構成に
ついて示したものである。
【図2】第1実施形態にかかる画像形成装置Aによる画
像形成処理の流れについて示したものである。
【図3】第2実施形態にかかる画像形成装置Bによる画
像形成処理の流れについて示したものである。
【図4】第3実施形態にかかる画像形成装置Cによる画
像形成処理の流れについて示したものである。
【図5】第6実施形態にかかる画像形成装置Fの構成に
ついて示したものである。
【図6】第6実施形態にかかる画像形成装置Fによる画
像形成処理の流れについて示したものである。
【図7】第7実施形態にかかる画像形成装置Gによる画
像形成処理の流れについて示したものである。
【図8】第8実施形態にかかる画像形成装置Hによる画
像形成処理の流れについて示したものである。
【図9】第9実施形態にかかる画像形成装置Iによる画
像形成処理の流れについて示したものである。
【図10】第12実施形態にかかる画像形成装置Lの構
成について示したものである。
【図11】第12実施形態にかかる画像形成装置Lによ
る画像形成処理の流れについて示したものである。
【図12】第13実施形態にかかる画像形成装置Mの構
成について示したものである。
【図13】第13実施形態にかかる画像形成装置Mによ
る画像形成処理の流れについて示したものである。
【図14】従来の画像形成装置の装置構成例について示
した図である。
【図15】プリンタ内部のデータ処理の詳細例について
示した図である。
【図16】画像形成装置によって発生する濃度むらにつ
いて示した図である。
【図17】画像形成装置によって発生する濃度むらに対
する補正例について示した図である。
【図18】従来の画像形成装置における画像形成処理の
流れについて示したものである。
【符号の説明】
1 ネットワークインタフェース 2 コントローラ 3 デコンポーザ 3a インタプリタ 3b イメージャ 3c フォントサーバ 3d レンダラ 3e バンド分割処理部 4 IOTドライバ 5 IOT(画像出力部) 6 濃度むら補正対象選択部 7 濃度むら補正部 8 濃度むら補正数算出部 11 バンド当たりの使用可能時間算出部 12 バンド当たりの処理時間算出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/40 H04N 1/40 F 1/405 104

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データに対応した出力画
    像パターンとなるスクリーンを生成するスクリーン生成
    手段と、 前記スクリーン生成手段によってスクリーンが生成され
    る過程で、または前記スクリーン生成手段によってスク
    リーンが生成された後で、濃度むらや色むらが小さくな
    るように前記出力画像パターンを処理する出力画像パタ
    ーン処理手段と、 前記出力画像パターンについて濃度むらや色むらに関す
    る識別性が高いか否かを判定する濃度むら色むら識別性
    判定手段と、 この判定手段によって濃度むらや色むらに関する識別性
    が高いと判定された前記出力画像パターンに対して前記
    出力画像パターン処理手段を動作させる手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、濃度が高いトナーもし
    くはインクによる出力画像パターンに対して濃度むらや
    色むらに関する識別性が高いと判定することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、スクリーン線数が高い
    出力画像パターンに対して濃度むらや色むらに関する識
    別性が高いと判定することを特徴とする請求項1または
    2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、イエロー・マゼンタ・
    シアン・ブラックの4色の中の特定色の出力画像パター
    ンに対して濃度むらや色むらに関する識別性が高いと判
    定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段は、赤・青・緑の3色の中
    の特定色の出力画像パターンに対して濃度むらや色むら
    に関する識別性が高いと判定することを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 入力された画像データに対応した出力画
    像パターンとなるスクリーンを生成するスクリーン生成
    手段と、 前記スクリーン生成手段によってスクリーンが生成され
    る過程で、または前記スクリーン生成手段によってスク
    リーンが生成された後で、濃度むらや色むらが小さくな
    るように前記出力画像パターンを処理する出力画像パタ
    ーン処理手段と、 前記出力画像パターン処理手段が前記出力画像パターン
    を処理するために使用することができる時間を求める使
    用時間算出手段と、 前記出力画像パターン処理手段が前記出力画像パターン
    を処理するために必要とする時間を予測する処理時間予
    測手段と、 前記使用時間算出手段によって求められた時間と前記処
    理時間予測手段によって予測される時間との関係から、
    前記出力画像パターン処理手段が処理することができる
    前記出力画像パターンの数を求める出力画像パターン数
    算出手段と、 前記出力画像パターンにおける濃度むらや色むらに関す
    る識別性が高いか否かを判定して、どのような優先順位
    で前記出力画像パターン処理手段が前記出力画像パター
    ンを処理するかを決定する優先順位決定手段と、 この優先順位決定手段によって決定された出力画像パタ
    ーンの優先順位に則って前記出力画像パターン数算出手
    段によって求められた数だけ前記出力画像パターンが処
    理されるように前記出力画像パターン処理手段を動作さ
    せる手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記優先順位決定手段は、濃度が高いト
    ナーもしくはインクによる前記出力画像パターンの順に
    前記優先順位を決定することを特徴とする請求項6に記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記優先順位決定手段は、スクリーン線
    数が高い前記出力画像パターンの順に前記優先順位を決
    定することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記優先順位決定手段は、濃度むらの発
    生方向に対するスクリーン角度のずれが大きい前記出力
    画像パターンの順に前記優先順位を決定することを特徴
    とする請求項6に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記優先順位決定手段は、シアン、マ
    ゼンタ、イエロー、ブラックの前記出力画像パターンに
    対して所定順に前記優先順位を決定することを特徴とす
    る請求項6〜9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記優先順位決定手段は、赤、緑、青
    の前記出力画像パターンに対して所定順に前記優先順位
    を決定することを特徴とする請求項6〜9のいずれかに
    記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 入力された画像データの色情報を求め
    る手段と、この色情報を基に出力画像において濃度むら
    や色むらが識別されるか否かを判定する判定手段と、こ
    の判定手段によって濃度むらや色むらが識別されないと
    判定された前記出力画像パターンを処理の対象としない
    よう前記出力画像データ処理手段に指示を与える手段
    と、を備えたことを特徴とする請求項1〜11のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 入力された画像データがテキストやイ
    メージといったデータ分類のどの分類に属するかを判定
    するデータ分類判定手段と、このデータ分類判定手段に
    よる入力画像データの判定結果に基づいて、該画像デー
    タに対する出力画像において濃度むらや色むらが識別さ
    れるか否かを判定する判定手段と、この判定手段によっ
    て濃度むらや色むらが識別されないと判定された前記出
    力画像パターンを処理の対象としないよう前記出力画像
    データ処理手段に指示を与える手段と、を備えたことを
    特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の画像形成
    装置。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13に記載された画像形成
    装置の中の少なくとも2以上の任意の画像形成装置を含
    み、これら画像形成装置のいずれか1つを選択して動作
    させるための入力手段を備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
JP10078130A 1998-03-25 1998-03-25 画像形成装置 Pending JPH11268337A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005225131A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Seiko Epson Corp 印刷装置、コンピュータプログラム、印刷システム、印刷方法、及び、補正用パターン
JP2010039477A (ja) * 2008-07-08 2010-02-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成プログラム
JP2015003515A (ja) * 2013-05-21 2015-01-08 キヤノン株式会社 画像処理方法及び画像処理装置

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JP2010039477A (ja) * 2008-07-08 2010-02-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成プログラム
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Effective date: 20040420