JP5141014B2 - 画像形成装置、画像処理装置及びプログラム - Google Patents
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Description
請求項2記載の発明によれば、露光を行うことが可能な主走査方向の幅、現像を行うことが可能な主走査方向の幅、又は、転写を行うことが可能な主走査方向の幅を超えた場合に発生する画像欠損による影響を抑えることができる。
請求項3記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、主走査方向及び副走査方向に展開される画像情報を記憶する記憶手段における、その主走査方向の最大幅を超えた場合に発生する画像欠損による影響を抑えることができる。
請求項4記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、記録材に対する画像形成位置のずれを補正するとともに、画像欠損による影響を抑えることができる。
請求項5記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、画像欠損の欠損量を小さくすることができる。
請求項6記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、画像形成位置を画像形成幅の方向に沿って補正量と欠損量との差分に相当する距離だけ移動させたとしても画像欠損が発生するような場合に、その画像欠損の影響を抑えることができる。
請求項7記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、画像欠損による影響を抑えることができる。
請求項8記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、画像形成位置を画像形成幅の方向に沿って補正量と欠損量との差分に相当する距離だけ移動させたとしても画像欠損が発生するような場合に、その画像欠損の影響を抑えることができる。
請求項9記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、画像形成位置を画像形成幅の方向に沿って補正量と欠損量との差分に相当する距離だけ移動させたとしても画像欠損が発生するような場合に、その画像欠損の影響を抑えることができる。
請求項10記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、補正を行うべき場合においてその補正を行うことができる。
請求項11記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、単色画素のみからなる場合と比べて画像欠損が発生した場合に画像に与える影響が大きい有色画素からなる画像が存在する場合に発生する画像欠損による影響を抑えることができる。
請求項12記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、操作者の指示に応じて補正を行うことができる。
請求項13記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、複数の補正方法の中から選択した方法によって補正を行うことができる。
請求項14記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、記録材に対する画像形成位置のずれを補正するとともに、画像欠損による影響を抑えることができる。
(構成)
まず、実施形態の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置10の構成を示す図である。この画像形成装置10は、例えばカラープリンタやカラー複写機などの電子写真方式の画像形成装置である。画像形成装置10は、主に画像処理を司る画像処理装置100のほか、システム制御部108と、画像形成部109と、表示部110と、操作部111とを備えている。画像処理装置100は、画像データ入力部101と、階調補正部102と、スクリーン処理部103と、補正部104と、ずれ量検出部105と、欠損量算出部106と、記憶部107とを備えている。これらの構成101〜107は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やCPU(Central Processing Unit)などの制御回路と各種メモリによって構成されている。
この画像形成部109は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)に対応した画像形成エンジン10C,10M,10Y,10Kを備えている。これらの画像形成エンジン10C,10M,10Y,10Kはいずれも、像を保持する像保持体である感光体ドラムと、感光体ドラムを決められた帯電電位に一様に帯電させる帯電装置と、各トナーの画像データに応じた光を感光体ドラムに照射して静電潜像を形成する露光装置と、静電潜像に各トナーを供給することで現像を行って感光体ドラムの表面にトナー像を形成する現像装置とを備えている。画像形成エンジン10C,10M,10Y,10Kによって形成されたトナー像は、複数のロールに掛け渡されて周回移動する中間転写ベルト15に転写(一次転写)される。さらに、このトナー像は、収容トレイ50,51,52の何れかから搬送されてくる記録材に転写(二次転写)される。画像形成ユニット10C,10M,10Y,10Kの位置から見て、記録材の搬送方向下流側には、定着装置46が設けられている。定着装置46は、トナー像が転写された記録材を加熱及び加圧することにより、記録材表面にトナー像を定着させる。このような定着処理を経た記録材は、排紙トレイ57に排出される。
図6(a)は、記録シートに実際に形成した画像Dにおいて、右下がりの直角度ずれがあった場合を図示している。“右下がりの直角度ずれ”とは、主走査方向mに進むに従って、画像Dの上端又は下端が、理想的な画像の上端又は下端の形成位置Pから副走査方向sに向かって徐々に離れていくようなずれのことである。この場合、補正部104は、ビットマップデータが表す画像がずれ量に応じた距離だけ右上がりの画像となるように、そのビットマップデータの各画素のアドレスを補正すればよい。具体的には、補正部104は、ビットマップデータを、主走査方向mに沿った或る幅で区切って複数の領域に分割し、各領域の位置を主走査方向mに進むに従って1画素分ずつ、副走査方向sとは逆方向に移動させたビットマップデータを生成する。これにより、図7に示す補正前のビットマップデータb1は、補正によって、ビットマップデータb2となる。このようなビットマップデータb2に基づいて記録シートに画像が形成されると、図6(b)に示すように、画像Dの形成位置と理想的な画像形成位置Pとが一致する。
サイドスキューずれが発生した画像は、図8(a)に示すように、画像全体が傾いているので、画像Dの形成位置と理想的な画像形成位置Pとが一致しない。従って、補正部104は、図9に示すようなビットマップデータb3の各画素のアドレスを、画像Dの傾きを打ち消すような画像となるように補正して、ビットマップデータb4を生成する。つまり、ビットマップデータによって表される画像を、図8(a)に示すような傾きの方向とは逆方向に傾かせるようにすればよい。このようなビットマップデータb4に基づいて記録シートに画像が形成されると、図8(b)に示すように、画像Dの形成位置と理想的な画像形成位置Pとが一致する。
図10は、サイドレズずれを補正したときに画像欠損が発生する原理を説明する図である。露光装置による主走査方向の露光幅は、画像の主走査方向の幅の最大値を想定して設計されている。例えば画像の主走査方向の幅の最大値が320(mm)とした場合、露光幅はその最大値を少しだけ超える323(mm)に設計するといった具合である。サイドレジずれを補正するときの補正量は、画像の主走査方向の長さと、この露光幅に依存する。例えば露光幅が323(mm)で、画像の主走査方向の長さが320(mm)の場合、画像を露光幅の中心から1.5(mm)を超えて主走査方向に移動させると、画像の一部領域が露光幅を超えてしまって、その領域については潜像を形成することができなくなる。この領域が、記録シートに画像を形成できない欠損領域Dnとなる。この場合、記録シートの主走査方向の中心Scと、画像の主走査方向の中心Dcは一致している。
欠損量テーブルTaには、予め想定される様々な画像の主走査方向及び副走査方向の大きさが記述されている。欠損量テーブルの「画像サイズ」の「主」が、画像の主走査方向大きさであり、「画像サイズ」の「副」が、画像の副走査方向の大きさを表している。各々の画像のサイドスキューを補正した場合、図14に示すように、露光によって形成される潜像Dの主走査方向の幅は、元々の画像の主走査方向のサイズmwよりもΔd×2だけ増加することになる。欠損量テーブルTaの「サイドスキュー補正による幅増加分」は、この潜像の主走査方向の幅の増加分(=Δd×2)である。この「サイドスキュー補正による幅増加分」は、前述した補正部104によって算出された補正量に応じて計算により求められて、この欠損量テーブルTaに記述される。
(第1の補正方法)
図15に示すようにサイドレジずれが発生している場合、画像の位置を主走査方向mに向かって、補正量から欠損量を差し引いた値に相当する分だけ、画像を移動させると、画像欠損は発生しない。よって、補正部104は、補正量から欠損量を差し引いた値に相当する距離だけ画像形成位置が移動するように、ビットマップデータの各画素のアドレスを補正する。この場合、図15のタイミングチャートに示すように、画像欠損を考慮しない補正を経た露光の開始タイミングは、補正前における露光の開始タイミングよりも、期間tdだけ早くなっていたのに対し、画像欠損を考慮した補正を経た露光の開始タイミングは、補正前における露光の開始タイミングよりも、期間teだけ早くなる。なお、tdは上記補正量に相当する期間で、tfは上記欠損量に相当する期間であり、td+te=tfという関係にある。これにより、画像欠損を考慮しない場合の画像D1の形成位置は、補正後において、画像欠損を考慮した場合の画像D2の形成位置となる。なお、この場合、記録シートの主走査方向の中心Scと、画像の主走査方向の中心Dcとは一致しない。
サイドレジずれとサイドスキューずれとを併せて補正する場合、図17(a)に示すように欠損量が非常に大きいときには、補正量から欠損量を差し引いた値を実際の補正量としても、図17(b)に示すように画像欠損を解消できない場合もある。例えば画像サイズが横320(mm)×縦480(mm)で、且つ、主走査方向の画像の幅(図14の「mw」+「Δd」×2)が323.6(mm)の場合には、露光幅323(mm)を超えてしまうので、主走査方向に0.6(mm)分の画像が欠損してしまう。このような場合は、画像の主走査方向の一方の側のみに画像欠損Dnを残すのではなく、図17(c)に示すように、主走査方向の両側に画像欠損Dn1、Dn2が発生するような補正を行う。つまり、補正部104は、補正量から欠損量を差し引いた値よりも大きく、且つ、その補正量以下の距離だけ画像形成位置が移動するように、ビットマップデータの各画素のアドレスを補正する。なお、図17(d)、(e)、(f)はそれぞれ図17(a)、(b)、(c)のようなビットマップデータに基づいて記録シートに形成された画像を表している。
サイドレジずれとサイドスキューずれとがある場合、図11に示したように、画像の右下隅に三角形状の画像欠損が発生する。例えば記録シートの右端付近において副走査方向に延びる線分画像が形成されている場合に、このような形状の欠損領域が発生すると、その線分画像は記録シートの上端から下端に向かう途中までは形成されるが、画像の欠損領域に差しかかると消滅してしまう。このような画像の欠損は非常に目立つ。そこで、図18上段に示すように、画像の欠損領域Dnを含み、且つ、画像の副走査方向の辺と平行な領域Dm(図中網掛け領域)内の画像について、ビットマップデータをマスクし、その領域内の画像が形成されないようにする。これにより、図18下段に示すような画像が記録シートに形成される。なお、この図においては、領域Dmを明示的に表しているが、実際の記録シートにはこの領域Dmに画像は形成されていない。
図19(a),(b)に示すように、サイドレジずれとサイドスキューずれとを併せて補正する場合、欠損量が大きいと、補正量から欠損量を差し引いた値を実際の補正量としても、画像の欠損領域を解消できない場合がある。この場合、補正部104は、図19(c)に示すように、ビットマップデータが表す画像を、その解消できない画像欠損の欠損量に応じて主走査方向に沿って圧縮された画像となるように、ビットマップデータに含まれる各画素のアドレスを補正する。図19(c)においては、画像の右下隅にある画素は、主走査方向とは逆方向に距離「k」だけ圧縮されていることになる。なお、図19(d)、(e)、(f)はそれぞれ図19(a)、(b)、(c)のようなビットマップデータに基づいて記録シートに形成された画像を表している。
図19と同様に、図20(a),(b)においても、欠損量が大きいので、補正量から欠損量を差し引いた値を実際の補正量としても、画像の欠損領域を解消できない場合がある。この場合、画像の全領域のうち、解消できない画像欠損に対応する領域を、その画像欠損の欠損量に応じて移動させる。より具体的には、補正部104は、画像欠損が発生していない画像領域A1については、補正量から欠損量を差し引いた値を実際の補正量としてサイドレジずれとサイドスキューずれとを併せて補正する。一方、発生した画像欠損Dnに対応する画像領域A2については、画像欠損が消滅するように、ビットマップデータの各画素のアドレスを補正する。この補正においては、領域A3のように画像の主走査方向に沿った圧縮処理も含まれる。なお、画像欠損Dnに対応する画像領域A2については、画像欠損が消滅するような補正に限らず、その画像欠損量が小さくなるような補正であればよい。
ところで、画像形成装置10においては、上記のように画像欠損を解消または小さくしたいという場合のほか、記録シートの主走査方向の中心と画像の主走査方向の中心とを一致させたいという場合がある。前者を「画質優先モード」と呼び、後者を「アライメント優先モード」と呼ぶ。画質優先モードは、例えば欠損の可能性のある領域に有色画素からなる画像が配置されているような場合に用いられ、アライメント優先モードは、欠損の可能性のある領域に有色画素からなる画像が配置されていないような場合に用いられる。この判断は、ユーザが操作部111を操作していずれかを選択することでよってなされてもよいし、補正部104がこの判断を行ってもよい。補正部104が欠損の可能性のある領域に有色画素からなる画像が存在するか否かを判断する場合、画像形成装置10やホスト装置200においてリッピング処理後に画素単位でその画素値を調べることで、有色画素からなる画像が存在するか否かを判断すればよい。
次に、図21に示すフローチャートを参照しながら動作説明を行う。
まず、画像データ入力部101にホスト装置200から画像データが入力されると(ステップS1;Yes)、画像データ入力部101はこれをビットマップ形式のビットマップデータ(ビットマップデータ)に変換して階調補正部102に供給する。階調補正部102は、このビットマップデータに対して階調補正などを行って、スクリーン処理部103に供給する(ステップS2)。スクリーン処理部103は、階調補正がなされたビットマップデータに対してスクリーン処理を行って補正部104に供給する(ステップS3)。補正部104は、ビットマップデータを記憶部107に展開し、ずれ量検出部によって検出されたずれ量に応じて補正量を算出する(ステップS4)。
画像形成装置10は、実施例で記載したタンデム構成のものに限らず、シングルエンジン4サイクルのカラー画像形成装置でもよいし、ドラムやベルト形状の感光体に各色の露光・現像工程を繰り返すことでその感光体上で4つの色を重ね合わせるような方式の画像形成装置であってもよい。さらにカラー画像形成装置に限らず、白黒の画像形成装置でアライメント補正機能を有する場合にも有効である。また、画像形成部109は、画像形成位置が補正された画像データに基づいて画像を形成するものであれば、その方式は電子写真法域に限らず、例えばインクジェット方式など、なんでもよい。
Claims (14)
- 記録材に対して画像を形成する画像形成手段であって、所定の画像形成幅の範囲内で画像を形成可能な画像形成手段と、
記録材上に形成されたパターン画像の位置に基づいて、前記記録材上の基準位置に対する画像形成位置のサイドレジずれ量又はサイドスキューずれ量を取得する取得手段と、
取得した前記ずれ量に応じて、前記画像形成手段により形成される対象画像の画像情報を、前記対象画像の位置が前記記録材上の前記基準位置と一致するように補正する補正量を算出する第1の算出手段と、
前記第1の算出手段により算出された前記補正量に応じて、前記対象画像のサイドレジずれ又はサイドスキューずれを補正する場合に、前記記録材上の前記基準位置が前記所定の画像形成幅の範囲外にあることにより前記所定の画像形成幅を超える領域で発生する画像欠損の欠損量を算出する第2の算出手段と、
前記第2の算出手段により算出された前記欠損量が閾値を越えていない場合には、前記第1の算出手段により算出された前記補正量に基づいて前記画像情報を補正し、前記第2の算出手段により算出された前記欠損量が閾値を越えた場合には、前記第1の算出手段により算出された前記補正量と前記第2の算出手段により算出された前記欠損量とに応じて、前記サイドレジずれ又は前記サイドスキューずれを補正した場合の前記対象画像の幅が前記画像形成幅以下であるときは、当該画像形成幅の範囲に収まるよう前記対象画像を移動させる補正を前記画像情報に施し、前記サイドレジずれ又は前記サイドスキューずれを補正した場合の前記対象画像の幅が前記画像形成幅よりも大きいときは、前記画像形成幅の方向の両側に前記画像欠損が発生するよう前記対象画像を移動させる補正、又は前記画像形成幅の範囲に収まるよう前記対象画像を変形させる補正を前記画像情報に施す補正手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成手段は、像保持体を露光して形成した潜像を現像し、現像した像を、副走査方向に搬送される記録材に転写する画像形成手段であり、
前記所定の画像形成幅は、前記画像形成手段が前記露光を行うことが可能な主走査方向の幅、前記画像形成手段が前記現像を行うことが可能な主走査方向の幅、又は、前記画像形成手段が前記転写を行うことが可能な主走査方向の幅のうちのいずれかである
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 主走査方向及び副走査方向に展開される画像情報を記憶する記憶手段を備え、
前記所定の画像形成幅は、前記記憶手段における主走査方向の最大幅であり、
前記補正手段は、前記第2の算出手段により算出された前記欠損量が閾値を越えた場合において、前記サイドレジずれ又は前記サイドスキューずれを補正した場合の前記対象画像の幅が前記画像形成幅よりも大きいときは、前記第2の算出手段によって算出された欠損量に対応する領域の画像を形成しないようにすることで前記画像情報を補正するか、または、前記欠損量に応じて前記画像を前記画像形成幅の方向に圧縮することで前記画像情報を補正する
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 記録材に画像を形成し得る画像形成幅を記憶する記憶手段と、
記録材上に形成されたパターン画像の位置に基づく前記記録材上の基準位置に対する画像形成位置のサイドレジずれ量又はサイドスキューずれ量に応じて、前記画像形成手段により形成される対象画像の画像情報を、前記対象画像の位置が前記記録材上の前記基準位置と一致するように補正する補正量を算出する第1の算出手段と、
前記第1の算出手段により算出された前記補正量に応じて、前記対象画像のサイドレジずれ又はサイドスキューずれを補正する場合に、前記記録材上の前記基準位置が前記所定の画像形成幅の範囲外にあることにより前記所定の画像形成幅を超える領域で発生する画像欠損の欠損量を算出する第2の算出手段と、
前記第2の算出手段により算出された前記欠損量が閾値を越えていない場合には、前記第1の算出手段により算出された前記補正量に基づいて前記画像情報を補正し、前記第2の算出手段により算出された前記欠損量が閾値を越えた場合には、前記第1の算出手段により算出された前記補正量と前記第2の算出手段により算出された前記欠損量とに応じて、前記サイドレジずれ又は前記サイドスキューずれを補正した場合の前記対象画像の幅が前記画像形成幅以下であるときは、当該画像形成幅の範囲に収まるよう前記対象画像を移動させる補正を前記画像情報に施し、前記サイドレジずれ又は前記サイドスキューずれを補正した場合の前記対象画像の幅が前記画像形成幅よりも大きいときは、前記画像形成幅の方向の両側に前記画像欠損が発生するよう前記対象画像を移動させる補正、又は前記画像形成幅の範囲に収まるよう前記対象画像を変形させる補正を前記画像情報に施す補正手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記補正手段は、前記第2の算出手段により算出された前記欠損量が閾値を越えた場合において、前記サイドレジずれ又は前記サイドスキューずれを補正した場合の前記対象画像の幅が前記画像形成幅以下であるときは、前記記録材に対する画像形成位置を、前記画像形成幅の方向に沿って、前記第1の算出手段により算出された前記サイドレジずれを補正する補正量と前記第2の算出手段によって算出された欠損量との差分に相当する距離だけ移動させることで、前記画像情報を補正する
ことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。 - 前記補正手段は、前記第2の算出手段により算出された前記欠損量が閾値を越えた場合において、
前記記録材に対する画像形成位置を、前記画像形成幅の方向に沿って、前記第1の算出手段により算出された前記サイドレジずれを補正する補正量と前記第2の算出手段によって算出された欠損量との差分に相当する距離だけ移動させたとしても画像欠損が発生する場合には、
前記記録材に対する画像形成位置を、前記画像形成幅の方向に沿って、前記差分よりも大きく且つ当該補正量以下の距離だけ移動させることで、前記画像情報を補正する
ことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。 - 前記補正手段は、前記第2の算出手段により算出された前記欠損量が閾値を越えた場合において、前記サイドレジずれ又は前記サイドスキューずれを補正した場合の前記対象画像の幅が前記画像形成幅よりも大きいときは、前記第2の算出手段によって算出された欠損量に対応する領域の画像が形成されないように前記画像情報を補正する
ことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。 - 前記補正手段は、前記第2の算出手段により算出された前記欠損量が閾値を越えた場合において、
前記記録材に対する画像形成位置を、前記画像形成幅の方向に沿って、前記第1の算出手段により算出された前記サイドレジずれを補正する補正量と前記第2の算出手段によって算出された欠損量との差分に相当する距離だけ移動させたとしても画像欠損が発生する場合には、
前記差分に相当する距離だけ移動させても発生した画像欠損の欠損量に応じて、前記画像を前記画像形成幅の方向に圧縮することで、前記画像情報を補正する
ことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。 - 前記補正手段は、前記第2の算出手段により算出された前記欠損量が閾値を越えた場合において、
前記記録材に対する画像形成位置を、前記画像形成幅の方向に沿って、前記第1の算出手段により算出された前記サイドレジずれを補正する補正量と前記第2の算出手段によって算出された欠損量との差分に相当する距離だけ移動させたとしても画像欠損が発生する場合には、
前記画像の全領域のうち、当該発生した画像欠損に対応する領域を、当該画像欠損の欠損量に応じて移動させることで、前記画像情報を補正する
ことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。 - 前記補正手段による前記補正量及び前記欠損量に応じた補正を行うか否かを選択する選択手段を備え、
前記補正手段は、前記選択手段によって前記補正を行うと選択された場合において前記第2の算出手段により算出された前記欠損量が閾値を越えたときには、前記補正量及び前記欠損量に応じた補正を行う
ことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。 - 前記選択手段は、前記画像欠損が発生する領域に有色画素からなる画像が存在する場合には前記補正量及び前記欠損量に応じた補正を行うことを選択する
ことを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。 - 前記選択手段は、操作者の指示に応じて前記補正手段による前記補正量及び前記欠損量に応じた補正を行うか否かを選択する
ことを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。 - 前記補正手段は、
前記記録材に対する画像形成位置を、前記画像形成幅の方向に沿って、前記第1の算出手段により算出された前記サイドレジずれを補正する補正量と前記第2の算出手段によって算出された欠損量との差分に相当する距離だけ移動させることで、前記画像情報を補正する第1の補正方法と、
前記記録材に対する画像形成位置を、前記画像形成幅の方向に沿って、前記第1の算出手段により算出された前記サイドレジずれを補正する補正量と前記第2の算出手段によって算出された欠損量との差分に相当する距離だけ移動させたとしても画像欠損が発生する場合には、前記記録材に対する画像形成位置を、前記画像形成幅の方向に沿って、前記差分よりも大きく且つ当該補正量以下の距離だけ移動させることで、前記画像情報を補正する第2の補正方法と、
前記第2の算出手段によって算出された欠損量に対応する領域の画像が形成されないように前記画像情報を補正する第3の補正方法と、
前記記録材に対する画像形成位置を、前記画像形成幅の方向に沿って、前記第1の算出手段により算出された前記サイドレジずれを補正する補正量と前記第2の算出手段によって算出された欠損量との差分に相当する距離だけ移動させたとしても画像欠損が発生する場合には、前記画像を、前記画像形成幅の方向に、前記差分に相当する距離だけ移動させても発生した画像欠損の欠損量に応じて圧縮することで、前記画像情報を補正する第4の補正方法と、
前記記録材に対する画像形成位置を、前記画像形成幅の方向に沿って、前記第1の算出手段により算出された前記サイドレジずれを補正する補正量と前記第2の算出手段によって算出された欠損量との差分に相当する距離だけ移動させたとしても画像欠損が発生する場合には、前記画像の全領域のうち、当該発生した画像欠損に対応する領域を、当該画像欠損の欠損量に応じて移動させることで、前記画像情報を補正する第5の方法と
のうち、少なくともいずれか2つの補正方法を実行することができ、
さらに、この少なくとも2つの補正方法のうちのいずれかを選択して補正手段に実行させる補正方法選択手段を備える
ことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。 - コンピュータを、
記録材に画像を形成し得る画像形成幅を記憶する記憶手段と、
記録材上に形成されたパターン画像の位置に基づく前記記録材上の基準位置に対する画像形成位置のサイドレジずれ量又はサイドスキューずれ量に応じて、前記画像形成手段により形成される対象画像の画像情報を、前記対象画像の位置が前記記録材上の前記基準位置と一致するように補正する補正量を算出する第1の算出手段と、
前記第1の算出手段により算出された前記補正量に応じて、前記対象画像のサイドレジずれ又はサイドスキューずれを補正する場合に、前記記録材上の前記基準位置が前記所定の画像形成幅の範囲外にあることにより前記所定の画像形成幅を超える領域で発生する画像欠損の欠損量を算出する第2の算出手段と、
前記第2の算出手段により算出された前記欠損量が閾値を越えていない場合には、前記第1の算出手段により算出された前記補正量に基づいて前記画像情報を補正し、前記第2の算出手段により算出された前記欠損量が閾値を越えた場合には、前記第1の算出手段により算出された前記補正量と前記第2の算出手段により算出された前記欠損量とに応じて、前記サイドレジずれ又は前記サイドスキューずれを補正した場合の前記対象画像の幅が前記画像形成幅以下であるときは、当該画像形成幅の範囲に収まるよう前記対象画像を移動させる補正を前記画像情報に施し、前記サイドレジずれ又は前記サイドスキューずれを補正した場合の前記対象画像の幅が前記画像形成幅よりも大きいときは、前記画像形成幅の方向の両側に前記画像欠損が発生するよう前記対象画像を移動させる補正、又は前記画像形成幅の範囲に収まるよう前記対象画像を変形させる補正を前記画像情報に施す補正手段
として機能させるためのプログラム。
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