JP2007088564A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像の濃度を位置情報に応じて補正し、画像を位置情報に応じて出力する場合に、濃度補正の位置情報と画像出力の位置情報との間にずれが生じていても、画像の濃度を補正して画像を出力する。
【解決手段】 処理制御部76は、用紙の両面に形成する画像の倍率を切替える表裏倍率切換信号を出力する。アドレスカウンタ80は、クロックの周波数を走査設定部78から入力される設定に応じて変更し、光書込み装置40a〜40dが走査光を発するアドレス(位置情報)を生成する。アドレス補正部84は、処理制御部76から入力された表裏倍率切換信号に応じてアドレスを補正し、用紙の裏面に画像を形成する場合に、補正後のアドレスを濃度補正部86に対して出力する。濃度補正部86は、アドレス補正部84から補正後のアドレスを受入れると、補正後のアドレスに応じて画像データをLUT92によって濃度補正する。
【選択図】 図2
【解決手段】 処理制御部76は、用紙の両面に形成する画像の倍率を切替える表裏倍率切換信号を出力する。アドレスカウンタ80は、クロックの周波数を走査設定部78から入力される設定に応じて変更し、光書込み装置40a〜40dが走査光を発するアドレス(位置情報)を生成する。アドレス補正部84は、処理制御部76から入力された表裏倍率切換信号に応じてアドレスを補正し、用紙の裏面に画像を形成する場合に、補正後のアドレスを濃度補正部86に対して出力する。濃度補正部86は、アドレス補正部84から補正後のアドレスを受入れると、補正後のアドレスに応じて画像データをLUT92によって濃度補正する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、画像に生じる面内むら乃至すじを補正する画像形成装置に関するものである。
画像形成装置として、記録紙に形成した画像を読取り、読取った画像に基づいて、形成する画像を補正するものが知られている。
この種の画像形成装置において、記録紙を反転させて記録紙の両面にテストパターン画像を形成し、テストパターン画像相互の濃度差及び倍率の差に基づいて、記録紙の両面に形成する画像の濃度と倍率とを均一にするものは公知である(特許文献1参照)。
この種の画像形成装置において、記録紙を反転させて記録紙の両面にテストパターン画像を形成し、テストパターン画像相互の濃度差及び倍率の差に基づいて、記録紙の両面に形成する画像の濃度と倍率とを均一にするものは公知である(特許文献1参照)。
しかしながら、記録紙を反転させて記録紙の両面に形成したテストパターン画像に倍率の差がある場合、帯電器などに起因してテストパターン画像に面内むら乃至すじが生じると、面内むら乃至すじの位置が記録紙の両面で互いにずれてしまう。上記従来例においては、記録紙の両面に形成する画像の倍率を補正する場合に、画像に生じる面内むら乃至すじを補正することについて、何ら開示されていない。
本発明の目的は、画像の出力状態を位置情報に応じて補正し、画像を位置情報に応じて出力する場合に、出力状態補正の位置情報と画像出力の位置情報との間にずれが生じていても、画像の出力状態を補正して画像を出力することができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の特徴とするところは、画像の出力状態を位置情報に応じて補正する出力状態補正手段と、この出力状態補正手段が補正した画像を位置情報に応じて出力する出力手段と、この出力手段の位置情報と前記出力状態補正手段の位置情報との間にずれが生じる場合に、前記出力状態補正手段の位置情報を補正する位置情報補正手段とを有する画像形成装置にある。即ち、出力状態補正手段が画像の出力状態を位置情報に応じて補正し、出力手段が画像を位置情報に応じて出力する場合に、出力状態補正の位置情報と画像出力の位置情報との間にずれが生じていても、位置情報補正手段が出力状態補正手段の位置情報を補正するので、画像の出力状態を補正して画像を出力することができる。
また、本発明の第2の特徴とするところは、位置情報に応じて画像を出力する出力手段と、この出力手段が出力する画像の出力状態を位置情報に対応づけて検出する検出手段と、この検出手段が検出した画像の出力状態を位置情報に応じて補正する出力状態補正手段と、この出力状態補正手段の位置情報と前記出力手段の位置情報との間にずれが生じる場合に、前記出力状態補正手段の位置情報を補正する位置情報補正手段とを有する画像形成装置にある。即ち、位置情報補正手段は、検出手段が検出した画像の出力状態に対応づけられた位置情報を補正することになり、出力状態補正手段の位置情報と出力手段の位置情報との間にずれが生じていても、画像の出力状態を補正して画像を出力することができる。
好適には、前記出力手段は、記録媒体の表裏に対して画像を出力し、前記位置情報補正手段は、位置情報の補正量が記録媒体の表裏に対して異なる。したがって、記録媒体の表面に画像を出力することによって大きさが変化した記録媒体の裏面に画像を出力する場合にも、画像の出力状態を補正して画像を出力することができる。
また、好適には、前記出力手段は、画像をスクリーニングして出力し、前記位置情報補正手段は、前記出力手段が画像をスクリーニングする前に位置情報を補正する。
また、好適には、画像に対して位置情報補正を行う第2の位置情報補正手段をさらに有し、前記第2の位置情報補正手段は、前記出力手段が画像を走査するためのクロックの周波数を変更することによって画像の位置情報を補正する。
また、好適には、前記出力手段は、画像をスクリーニングして出力し、前記第2の位置情報補正手段は、前記出力手段が画像をスクリーニングした後に位置情報を補正する。
また、好適には、前記第2の位置情報補正手段は、前記出力手段が出力する画像の倍率を変更することによって位置情報を補正する。
また、好適には、前記第2の位置情報補正手段は、前記出力手段が画像の走査を開始する位置を変更することによって位置情報を補正する。
本発明によれば、画像の出力状態を位置情報に応じて補正し、画像を位置情報に応じて出力する場合に、出力状態補正の位置情報と画像出力の位置情報との間にずれが生じていても、画像の出力状態を補正して画像を出力することができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、給紙ユニット(トレイモジュール)12、画像読取りユニット13、画像形成装置本体14、排出ユニット16、ユーザインターフェイス(UI装置)17及び制御部18を有する。画像形成装置10は、システムとしてはネットワークを介して接続されるコンピュータやその他の端末装置を含むことがある。
図1において、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、給紙ユニット(トレイモジュール)12、画像読取りユニット13、画像形成装置本体14、排出ユニット16、ユーザインターフェイス(UI装置)17及び制御部18を有する。画像形成装置10は、システムとしてはネットワークを介して接続されるコンピュータやその他の端末装置を含むことがある。
給紙ユニット12は、上下に例えば2段の給紙カセット(トレイ)20a,20bが配置されている。それぞれの給紙カセット20a,20bの前端近傍上部にはピックアップロール22a,22bが配置されている。このピックアップロール22a,22bの前方には、フィードロール24a,24b、及びこのフィードロール24a,24bに対向してリタードロール26a,26bが配置されている。したがって、給紙カセット20a,20bのいずれかからピックアップロール22a,22bにより送り出された用紙(記録媒体)は、フィードロール24a,24b及びリタードロール26a,26bの協働により捌かれて下流側へ搬送される。上方の給紙カセット20aは、第1の搬送路28に接続され、下方の給紙カセット20bは、第2の搬送路30に接続され、第1の搬送路28と第2の搬送路30とは、第3の搬送路32に接続され、この第3の搬送路32が画像形成装置本体14の搬送ユニット54に接続されている。したがって、上方の給紙カセット20aから搬送された用紙は、第1の搬送路28及び第3の搬送路32を介して画像形成装置本体14側に搬送される。また、下方の給紙カセット20bから搬送された用紙は、第2の搬送路30及び第3の搬送路32を介して画像形成装置本体14側に搬送される。また、第3の搬送路32には、反転路63の一端が接続されている。
画像読取りユニット13は、縮小光学系及びCCD等からなる画像読取素子を有し、原稿等からカラー画像を読取って画像データを制御部18に対して出力する。
画像形成装置本体14は、上部に例えば4つのトナー像形成装置34a〜34dを有し、このトナー像形成装置34a〜34dは、画像形成装置本体14の上部に設けられたトナーボックスに含まれるイエロー(Yellow)、マゼンタ(Magenta)、シアン(Cyan)及び黒(Black)の4色のトナーをそれぞれ受入れるようにされている。また、トナー像形成装置34a〜34dは、感光体36a〜36d、帯電器38a〜38d、光書込み装置(ROS)40a〜40d、現像器42a〜42d、一次転写ロール44a〜44d及びクリーニング装置46a〜46dがそれぞれ収納されている。
画像形成装置本体14は、上部に例えば4つのトナー像形成装置34a〜34dを有し、このトナー像形成装置34a〜34dは、画像形成装置本体14の上部に設けられたトナーボックスに含まれるイエロー(Yellow)、マゼンタ(Magenta)、シアン(Cyan)及び黒(Black)の4色のトナーをそれぞれ受入れるようにされている。また、トナー像形成装置34a〜34dは、感光体36a〜36d、帯電器38a〜38d、光書込み装置(ROS)40a〜40d、現像器42a〜42d、一次転写ロール44a〜44d及びクリーニング装置46a〜46dがそれぞれ収納されている。
帯電器38a〜38dは、感光体36a〜36dを一様に帯電する。光書込み装置40a〜40dは、図示しない半導体レーザ、コリメータレンズ、回転多面鏡及びfθレンズ等を有し、トナー像形成装置34a〜34dの上部に配置され、帯電された感光体36a〜36dに向けて走査光を発することにより、感光体36a〜36dにそれぞれ潜像を形成する。感光体36a〜36dの主走査開始位置近傍には、図示しないSOS(Start of Scan)センサがそれぞれ設けられており、SOSセンサは、光書込み装置40a〜40dが発する走査光を検出し、感光体36a〜36dの主走査方向に走査を開始するタイミングの基準となるSOS信号を出力するようにされている。現像器42a〜42dは、感光体36a〜36dに形成された潜像をイエロー、マゼンタ、シアン及び黒の4色のトナーによってそれぞれ可視化されたトナー像にする。なお、可視化されたトナー像は、感光体36a〜36dそれぞれの主走査方向及び副走査方向に走査された画素からなる。
感光体36a〜36dと一次転写ロール44a〜44dとの間には、中間転写ベルト48が走行するようにされている。一次転写ロール44a〜44dが中間転写ベルト48を介して感光体36a〜36dに圧接されることにより、感光体36a〜36dのトナー像は中間転写ベルト48に重ねて転写される。すなわち、中間転写ベルト48には、カラーのトナー像が転写される。
また、トナー像形成装置34a〜34dの下流側には、中間転写ベルト48に転写されたそれぞれの色のトナー像の位置ずれを検知する位置ずれ検出部49が配設されている。位置ずれ検出部49は、制御部18の制御により、中間転写ベルト48に形成されるトナー像の位置ずれ検知用パターンの位置を検知し、制御部18に対して出力する。
クリーニング装置46a〜46dは、中間転写ベルト48にトナー像が転写された後に、感光体36a〜36dに残ったトナーをクリーニングする。
中間転写ベルト48には、下方に中間転写ベルト48の搬送ロール50が設けられている。搬送ロール50には、中間転写ベルト48を介して2次転写ロール52が圧接しており、搬送ユニット54から搬送された用紙に中間転写ベルト48上のトナー像を転写するようにしてある。2次転写ロール52の下流には、搬送ベルト56a,56bが設けられており、カラーのトナー像を転写された用紙は、搬送ベルト56a,56bを介して定着器58に搬送されるようにしてある。定着器58は、例えばベルトニップ方式によりカラーのトナー像を用紙に定着させる。
定着器58の下流には、画像読取部59が設けられている。画像読取部59は、例えばCCD等からなる画像読取素子を有し、用紙に定着されたトナー像(画像)の色と濃度を例えば画像読取素子による読取位置などの位置情報に対応づけて読取り(検出し)、制御部18に対して出力する。なお、用紙が後述するフィードバック部62などによって反転されることにより、画像読取部59は、用紙の表裏(両面)に形成される画像を読取ることができるようにされている。
排出ユニット16は、トナー像を定着された用紙を図示しない排出トレーに向けて排出する。ただし、両面印刷の場合には、排出ユニット16に搬送された用紙は、排出ユニット16の下部に設けられたフィードバック部62により折り返され、反転路63を介して搬送ユニット54の入口側へ戻され、再び搬送ユニット54によって搬送されて、2次転写ロール52により転写され、定着器58及び排出ユニット16を通って排出される。
ユーザインターフェイス17は、種々の制御情報や指示情報などが表示される表示部、及び指示情報などを入力する例えばタッチパネルなどの入力部などを有する。すなわち、作業者は、ユーザインターフェイス17を介して画像形成装置10を操作することができる。
制御部18は、後述する画像処理部70を含み、例えば画像読取りユニット13又は図示しないコンピュータなどから画像データを受入れ、画像データによって示される画像の濃度を補正する処理を行うと共に、画像形成装置10を構成する各部を制御する。
図2において、画像処理部70の構成が示されている。画像処理部70は、濃度補正量算出部72、発振器74、処理制御部76、走査設定部78、アドレスカウンタ80、画像メモリ82、アドレス補正部84、濃度補正部86及び網点生成部88から構成される。
濃度補正量算出部72は、用紙の表面に形成された画像から画像読取部59が読取位置などの位置情報に対応づけて読取った画像の濃度を検出結果として受け入れ、用紙の表面に形成する画像の濃度を位置情報に応じて補正するための補正量を算出し、濃度補正部86に対して出力する。
濃度補正量算出部72は、用紙の表面に形成された画像から画像読取部59が読取位置などの位置情報に対応づけて読取った画像の濃度を検出結果として受け入れ、用紙の表面に形成する画像の濃度を位置情報に応じて補正するための補正量を算出し、濃度補正部86に対して出力する。
発振器74は、光書込み装置40a〜40dが走査光を発する場合に同期するクロックの原発振クロックを生成し、アドレスカウンタ80に対して出力する。
画像を両面に作成する際、表面に相当する画像を用紙に転写した後に、定着器58を通った用紙に含まれる水分が蒸発することによって用紙が収縮する。この用紙が収縮した状態で裏面画像が用紙に転写され再度定着された後に、用紙が元の状態の通りに水分を帯びるとほぼ元々のサイズに膨張する。このため、表面は収縮膨張の前に転写された画像のサイズがほぼそのまま用紙上の情報として存在するのに対して、裏面に転写された情報は、収縮した状態で転写された後に、用紙が膨張することで画像サイズが拡大される。
処理制御部76は、画像形成装置10が用紙の表面に画像を形成した場合に、定着器58を通った用紙に含まれる水分が蒸発することによって用紙が収縮する収縮率を図示しないメモリなどに記憶しており、画像形成装置10が用紙の表面及び裏面に形成する画像のサイズが用紙上で略同じになるように、用紙の表面に形成する画像の倍率と用紙の裏面に形成する画像の倍率とを切替える表裏倍率切換信号を走査設定部78及びアドレス補正部84に対して出力する。
画像を両面に作成する際、表面に相当する画像を用紙に転写した後に、定着器58を通った用紙に含まれる水分が蒸発することによって用紙が収縮する。この用紙が収縮した状態で裏面画像が用紙に転写され再度定着された後に、用紙が元の状態の通りに水分を帯びるとほぼ元々のサイズに膨張する。このため、表面は収縮膨張の前に転写された画像のサイズがほぼそのまま用紙上の情報として存在するのに対して、裏面に転写された情報は、収縮した状態で転写された後に、用紙が膨張することで画像サイズが拡大される。
処理制御部76は、画像形成装置10が用紙の表面に画像を形成した場合に、定着器58を通った用紙に含まれる水分が蒸発することによって用紙が収縮する収縮率を図示しないメモリなどに記憶しており、画像形成装置10が用紙の表面及び裏面に形成する画像のサイズが用紙上で略同じになるように、用紙の表面に形成する画像の倍率と用紙の裏面に形成する画像の倍率とを切替える表裏倍率切換信号を走査設定部78及びアドレス補正部84に対して出力する。
走査設定部78は、処理制御部76から表裏倍率切換信号を受入れ、用紙の収縮率に応じて、画像形成装置10が画像を用紙の表面に形成する場合と裏面に形成する場合とで後述するPLL90が出力するクロックの周波数が異なるようにクロックの倍率を設定し、設定したクロックの倍率をアドレスカウンタ80に対して出力する。また、走査設定部78は、用紙の収縮率に応じて、光書込み装置40a〜40dが発する走査光の感光体36a〜36dに対する走査開始位置を設定し、設定した結果をアドレスカウンタ80に対して出力するようにされている。
なお、用紙の収縮率は、用紙の両面に形成された画像を画像読取部59が読取った結果に基づいて、制御部18が算出するようにされてもよい。
なお、用紙の収縮率は、用紙の両面に形成された画像を画像読取部59が読取った結果に基づいて、制御部18が算出するようにされてもよい。
アドレスカウンタ80は、PLL90を有し、このPLL90によって発振器74から受入れたクロックの周波数を走査設定部78から入力される設定に応じて変更し、周波数を変更したクロック、SOSセンサ(図示せず)が出力するSOS信号及び走査開始位置の設定に応じて、光書込み装置40a〜40dが走査光を発するアドレス(位置情報)を生成し、画像メモリ82及びアドレス補正部84に対して出力する。
画像メモリ82は、画像読取りユニット13又は図示しないコンピュータなどから画像データを受入れて記憶し、アドレスカウンタ80から入力されるアドレスに応じて画像データを濃度補正部86に対して出力する。なお、画像データには、画像を構成する画素の位置情報及び濃度(階調値)が含まれている。
アドレス補正部84は、アドレスカウンタ80から受入れたアドレスを処理制御部76から入力された表裏倍率切換信号に応じて補正し、例えば画像形成装置10が用紙の表面に画像を形成する場合に、そのままのアドレスを濃度補正部86に対して出力する。アドレス補正部84は、画像形成装置10が用紙の裏面に画像を形成する場合には、補正後のアドレスを出力するようにされている。
濃度補正部86は、用紙に形成する画像の濃度を位置情報に応じて補正するための補正量を濃度補正量算出部72から受入れ、例えば光書込み装置40a〜40dが走査光を発するアドレス(位置情報)に補正量を対応させてLUT(Spatial Direct Look up table)92として記憶する。また、濃度補正部86は、画像メモリ82から入力される画像データをLUT92によって濃度補正し、網点生成部88に対して出力する。ただし、画像形成装置10が用紙の表面に画像を形成する場合、濃度補正部86は、アドレス補正部84から補正後のアドレスを受入れ、補正後のアドレスに応じて画像メモリ82から入力される画像データをLUT92によって濃度補正し、網点生成部88に対して出力するようにされている。つまり、LUT92は、用紙の裏面に形成する画像に対してアドレス(位置情報)を補正して用いられ、用紙の表面に形成する画像に対してそのまま用いられる。
網点生成部88は、濃度補正部86から入力される画像データをスクリーニングし、網点化した画像データを光書込み装置40a〜40dに対して出力する。
次に、画像形成装置10が用紙の表面の画像に対する補正量を算出する処理について説明する。
図3は、画像形成装置10が用紙の表面の画像に対する補正量を算出する処理(S10)を示すフローチャートである。
図4は、画像形成装置10が用紙の表面の画像に対する補正量を算出する処理を示す概念図であって、(A)は用紙に形成されたテスト画像を示し、(B)は画像読取部59が位置情報に対応づけて読取った用紙の表面の画像の濃度(明度)を示すグラフであり、(C)は裏面の画像に対する補正量を示す模式図である。
図3に示すように、ステップ100(S100)において、画像形成装置10は、用紙の両面にテスト画像100(図4)を形成する。例えば画像形成装置10は、図4(A)に示すように、用紙の副走査方向上流側に設けられた位置ずれ検出用パターン104と、主走査方向に階調値が均一に設定された複数の領域を有する濃度補正用パターン104とを有するテスト画像100を用紙の両面に形成する。
図3は、画像形成装置10が用紙の表面の画像に対する補正量を算出する処理(S10)を示すフローチャートである。
図4は、画像形成装置10が用紙の表面の画像に対する補正量を算出する処理を示す概念図であって、(A)は用紙に形成されたテスト画像を示し、(B)は画像読取部59が位置情報に対応づけて読取った用紙の表面の画像の濃度(明度)を示すグラフであり、(C)は裏面の画像に対する補正量を示す模式図である。
図3に示すように、ステップ100(S100)において、画像形成装置10は、用紙の両面にテスト画像100(図4)を形成する。例えば画像形成装置10は、図4(A)に示すように、用紙の副走査方向上流側に設けられた位置ずれ検出用パターン104と、主走査方向に階調値が均一に設定された複数の領域を有する濃度補正用パターン104とを有するテスト画像100を用紙の両面に形成する。
ステップ102(S102)において、画像読取部59は、例えば用紙の表面に形成された画像の濃度(濃淡)を主走査方向の位置X(位置情報)に対応づけて検出する(図4(B)参照)。
ステップ104(S104)において、濃度補正量算出部72は、表面の画像の濃度の補正量を位置情報に応じて算出する。例えば濃度補正量算出部72は、画像読取部59が検出したすじを打ち消すように表面の画像の濃度の補正量を算出する。
ステップ106(S106)において、濃度補正部86は、位置情報に濃度の補正量を対応させてLUT92として記憶する。
次に、画像形成装置10がLUT92を用いて用紙の両面に画像を形成する処理について説明する。
図5は、画像形成装置10がLUT92を用いて用紙の両面に画像を形成する処理(S20)を示すフローチャートである。
図6は、画像形成装置10が用紙の表面の画像に対してLUT92の位置情報を補正する処理を示す概念図である。
図5に示すように、ステップ200(S200)において、画像形成装置10は、走査開始位置を設定し、位置情報を補正することなくLUT92を用いて、用紙の表面に画像を形成する。
図5は、画像形成装置10がLUT92を用いて用紙の両面に画像を形成する処理(S20)を示すフローチャートである。
図6は、画像形成装置10が用紙の表面の画像に対してLUT92の位置情報を補正する処理を示す概念図である。
図5に示すように、ステップ200(S200)において、画像形成装置10は、走査開始位置を設定し、位置情報を補正することなくLUT92を用いて、用紙の表面に画像を形成する。
ステップ202(S202)において、画像処理部70は、用紙の裏面に形成する画像に対し、LUT92の位置情報を補正する。例えば画像処理部70は、用紙の裏面に形成した画像が用紙の水分蒸発と吸収に伴って膨張することを前提に、LUT92に対して主走査方向の倍率を下げるように位置情報を補正する(図6参照)。
ステップ204(S204)において、画像形成装置10は、走査開始位置を設定し、位置情報を補正したLUT92を用いて、用紙の裏面に画像を形成する。
次に、画像処理部70の変形例(画像処理部70’)について説明する。
図7において、画像処理部70’の構成が示されている。画像処理部70’は、濃度補正量算出部72、発振器74、処理制御部110、走査開始位置設定部112、アドレスカウンタ114、画像メモリ82、アドレス補正部116、濃度補正部86、網点生成部88、倍率設定部118及び像倍率補正部120から構成される。
なお、画像処理部70’において、図2に示した画像処理部70を構成する部分と実質的に同一のものには、同一の符号が付してある。
図7において、画像処理部70’の構成が示されている。画像処理部70’は、濃度補正量算出部72、発振器74、処理制御部110、走査開始位置設定部112、アドレスカウンタ114、画像メモリ82、アドレス補正部116、濃度補正部86、網点生成部88、倍率設定部118及び像倍率補正部120から構成される。
なお、画像処理部70’において、図2に示した画像処理部70を構成する部分と実質的に同一のものには、同一の符号が付してある。
処理制御部110は、画像形成装置10が用紙の表面に画像を形成した場合に、定着器58を通った用紙に含まれる水分が蒸発することによって用紙が収縮する収縮率を図示しないメモリなどに記憶しており、画像形成装置10が用紙の表面及び裏面に形成する画像のサイズが用紙上で略同じになるように、用紙の表面に形成する画像の倍率と用紙の裏面に形成する画像の倍率とを切替える表裏倍率切換信号を倍率設定部118に対して出力する。また、処理制御部110は、用紙の収縮率に応じて、光書込み装置40a〜40dが発する走査光の感光体36a〜36dに対する走査開始位置を設定し、設定した結果をアドレス補正部116に対して出力するようにされている。
走査開始位置設定部112は、光書込み装置40a〜40dが発する走査光の感光体36a〜36dに対する所定の走査開始位置を設定し、設定した結果をアドレスカウンタ114に対して出力する。
アドレスカウンタ114は、発振器74から受入れたクロック、SOSセンサが出力するSOS信号及び走査開始位置設定部112が出力する走査開始位置の設定に応じて、光書込み装置40a〜40dが走査光を発するアドレス(位置情報)を生成し、画像メモリ82及びアドレス補正部116に対して出力する。
アドレス補正部116は、アドレスカウンタ114から受入れたアドレスを処理制御部110から入力された走査開始位置に応じて補正し、濃度補正部86及び像倍率補正部120に対して出力し、倍率を濃度補正部86に対して出力する。
倍率設定部118は、処理制御部110から表裏倍率切換信号を受け入れ、像倍率補正部120が補正すべき画像の倍率を設定し、像倍率補正部120に対して出力する。例えば倍率設定部118は、画像形成装置10が用紙の表面に画像を形成する場合には、1倍の倍率を設定して出力し、画像形成装置10が用紙の裏面に画像を形成する場合には用紙の膨張分に応じた倍率を設定して出力する。
像倍率補正部120は、アドレス補正部116から走査開始位置の設定に応じたアドレス(位置情報)を受け入れ、倍率設定部118から画像の倍率設定を受入れて、スクリーニングされた画像の走査開始位置と倍率とを補正し、光書込み装置40a〜40dに対して出力する。
なお、画像処理部70’において、網点生成部88は、画像データの解像度を例えば2400dpiなどの高解像度の網点に変換し、画質を維持するようにされてもよい。
このように、画像処理部70’は、スクリーニング後に画像の走査開始位置と倍率とを補正することにより、表裏の画像全体の用紙上の位置及びサイズを均一にしつつ、表裏の位置及び倍率の違いを補正したことに起因する面内むら乃至すじの補正位置のずれも含めて表裏の画像の濃度(面内むら乃至すじを含む)を補正する。
なお、本実施形態においては、画像形成装置10が用紙の両面に形成する画像の主走査方向の倍率を略一致させる場合を例に説明したが、これに限定されることなく、副走査方向の位置情報も補正し、用紙の表裏の走査開始位置を補正して、表裏の画像全体の用紙上の位置及びサイズを均一にしつつ、表裏の画像に生じる面内むら乃至すじを補正するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、画像形成装置10が用紙に形成した画像の濃度を位置情報に応じて補正する場合を例に説明したが、これに限定されることなく、例えば画像の出力状態として画像読取部59が読取った画像の色を位置情報に応じて補正するようにしてもよいし、画像の色と濃度とを位置情報に応じて補正するようにしてもよい。
また、画像処理部70及び画像処理部70’は、画像の出力状態を位置情報に対応させたTRC(Spatial Tone Reproduction Curve)を記憶して、用紙の裏面に形成する画像の出力状態を位置情報に応じて補正するものであってもよい。
また、画像処理部70及び画像処理部70’は、画像の出力状態を位置情報に対応させたTRC(Spatial Tone Reproduction Curve)を記憶して、用紙の裏面に形成する画像の出力状態を位置情報に応じて補正するものであってもよい。
10 画像形成装置
18 制御部
34a〜34d トナー像形成装置
40a〜40d 光書込み装置
59 画像読取部
62 フィードバック部
63 反転路
70,70’ 画像処理部
72 濃度補正量算出部
74 発振器
76,110 処理制御部
78 走査設定部
80,114 アドレスカウンタ
82 画像メモリ
84,116 アドレス補正部
86 濃度補正部
88 網点生成部
90 PLL
92 LUT
100 テスト画像
112 走査開始位置設定部
118 倍率設定部
120 像倍率補正部
18 制御部
34a〜34d トナー像形成装置
40a〜40d 光書込み装置
59 画像読取部
62 フィードバック部
63 反転路
70,70’ 画像処理部
72 濃度補正量算出部
74 発振器
76,110 処理制御部
78 走査設定部
80,114 アドレスカウンタ
82 画像メモリ
84,116 アドレス補正部
86 濃度補正部
88 網点生成部
90 PLL
92 LUT
100 テスト画像
112 走査開始位置設定部
118 倍率設定部
120 像倍率補正部
Claims (8)
- 画像の出力状態を位置情報に応じて補正する出力状態補正手段と、この出力状態補正手段が補正した画像を位置情報に応じて出力する出力手段と、この出力手段の位置情報と前記出力状態補正手段の位置情報との間にずれが生じる場合に、前記出力状態補正手段の位置情報を補正する位置情報補正手段とを有する画像形成装置。
- 位置情報に応じて画像を出力する出力手段と、この出力手段が出力する画像の出力状態を位置情報に対応づけて検出する検出手段と、この検出手段が検出した画像の出力状態を位置情報に応じて補正する出力状態補正手段と、この出力状態補正手段の位置情報と前記出力手段の位置情報との間にずれが生じる場合に、前記出力状態補正手段の位置情報を補正する位置情報補正手段とを有する画像形成装置。
- 前記出力手段は、記録媒体の表裏に対して画像を出力し、前記位置情報補正手段は、位置情報の補正量が記録媒体の表裏に対して異なる請求項1又は2記載の画像形成装置。
- 前記出力手段は、画像をスクリーニングして出力し、前記位置情報補正手段は、前記出力手段が画像をスクリーニングする前に位置情報を補正する請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置。
- 画像に対して位置情報補正を行う第2の位置情報補正手段をさらに有し、前記第2の位置情報補正手段は、前記出力手段が画像を走査するためのクロックの周波数を変更することによって画像の位置情報を補正する請求項4記載の画像形成装置。
- 前記出力手段は、画像をスクリーニングして出力し、前記第2の位置情報補正手段は、前記出力手段が画像をスクリーニングした後に位置情報を補正する請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置。
- 前記第2の位置情報補正手段は、前記出力手段が出力する画像の倍率を変更することによって位置情報を補正する請求項6記載の画像形成装置。
- 前記第2の位置情報補正手段は、前記出力手段が画像の走査を開始する位置を変更することによって位置情報を補正する請求項4乃至7いずれか記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005271786A JP2007088564A (ja) | 2005-09-20 | 2005-09-20 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005271786A JP2007088564A (ja) | 2005-09-20 | 2005-09-20 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007088564A true JP2007088564A (ja) | 2007-04-05 |
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ID=37975142
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005271786A Pending JP2007088564A (ja) | 2005-09-20 | 2005-09-20 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007088564A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011186344A (ja) * | 2010-03-11 | 2011-09-22 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置及び濃度ムラ補正方法 |
JP2015152799A (ja) * | 2014-02-17 | 2015-08-24 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
JP7484506B2 (ja) | 2020-07-08 | 2024-05-16 | 株式会社リコー | 画像形成装置、および画像形成方法 |
-
2005
- 2005-09-20 JP JP2005271786A patent/JP2007088564A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011186344A (ja) * | 2010-03-11 | 2011-09-22 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置及び濃度ムラ補正方法 |
JP2015152799A (ja) * | 2014-02-17 | 2015-08-24 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
US9417551B2 (en) | 2014-02-17 | 2016-08-16 | Konica Minolta, Inc. | Image forming apparatus for density evenness in a vertical scanning direction |
JP7484506B2 (ja) | 2020-07-08 | 2024-05-16 | 株式会社リコー | 画像形成装置、および画像形成方法 |
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