JP2020148835A - 画像形成装置、及び位置ずれ補正方法 - Google Patents

画像形成装置、及び位置ずれ補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】各色のトナー像の位置ずれを適切に補正すること。【解決手段】開示の技術の一態様に係る画像形成装置は、像担持体上に複数の色の色毎のトナー像を形成する作像部と、前記像担持体上に形成された所定パターンの前記トナー像を検出するパターン位置検出部と、前記パターン位置検出部による検出信号に基づいて取得した色毎の前記トナー像の位置ずれを補正する補正データを出力する補正データ出力部と、前記作像部を制御する作像制御部と、を有し、前記作像制御部は、記録媒体の種類に応じて、前記作像部に、前記像担持体の移動方向において、前記記録媒体に転写される前記トナー像の後端から異なる距離に、前記所定パターンの前記トナー像の先端を形成させる。【選択図】図13

Description

本発明は、画像形成装置、及び位置ずれ補正方法に関する。
カラー画像を形成する画像形成装置において、所定パターンのトナー像を像担持体上に形成し、所定パターンの検出信号に基づき、色毎のトナー像の位置ずれを補正する技術が知られている。
このような色毎のトナー像の位置ずれ補正では、記録媒体の種類により、記録媒体が転写部に突入する際のショックジッタに起因して、所定パターンを適切に検出できず、色毎のトナー像の位置ずれ補正を適切に行えなくなる場合がある。
これに対し、記録媒体の種類に応じ、像担持体上のショックジッタの影響を受けない位置に所定パターンを形成し、その検出信号に基づき、色毎のトナー像の位置ずれを補正する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の技術では、像担持体上で、周期的に発生するショックジッタによる振動がほぼゼロとなる位置に所定パターンのトナー像を形成するため、像担持体のその位置の周辺は、ショックジッタで振動している場合がある。従って、所定パターンのトナー像の形成位置やショックジッタによる振動の発生位置が少しでもずれると、各色のトナー像の位置ずれを適切に補正できなくなる場合があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、各色のトナー像の位置ずれを適切に補正することを課題とする。
開示の技術の一態様に係る画像形成装置は、像担持体上に複数の色の色毎のトナー像を形成する作像部と、前記像担持体上に形成された所定パターンの前記トナー像を検出するパターン位置検出部と、前記パターン位置検出部による検出信号に基づいて取得した色毎の前記トナー像の位置ずれを補正する補正データを出力する補正データ出力部と、前記作像部を制御する作像制御部と、を有し、前記作像制御部は、記録媒体の種類に応じて、前記作像部に、前記像担持体の移動方向において、前記記録媒体に転写される前記トナー像の後端から異なる距離に、前記所定パターンの前記トナー像の先端を形成させる。
本発明の一実施形態によれば、各色のトナー像の位置ずれを適切に補正することができる。
実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置の作像部の構成の一例を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置の光ビーム走査部の構成の一例を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置の光ビーム走査部及びその周辺のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る画像形成装置のVCOクロック発生部の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る画像形成装置の書出開始位置制御部の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る画像形成装置における主走査方向の書出開始位置制御の一例を示すタイミングチャートである。 実施形態に係る画像形成装置における副走査方向の書出開始位置制御の一例を示すタイミングチャートである。 実施形態に係る画像形成装置のラインメモリの構成の一例を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置の画像形成動作の一例を示すフローチャートである。 検出用パターンの一例を示す図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る被転写トナー像と検出用パターンのトナー像との距離を説明する図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置による補正処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る被転写トナー像と検出用パターンのトナー像との距離を説明する図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
実施形態では、タンデム方式といわれる二次転写機構を備える電子写真方式の画像形成装置を一例として説明する。また、一例としての画像形成装置は、コピー機能、プリント機能、ファクシミリ機能等を一つの筐体に搭載したMFP(Multifunction Peripheral/Printer/Product)である。
<実施形態に係る画像形成装置の構成>
図1は、実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す図である。画像形成装置100は、中央に中間転写ユニットを備え、中間転写ユニットは、無端ベルトである中間転写ベルト10を備える。中間転写ベルト10は、3つの支持ローラ14〜16に掛け廻され、時計廻りに回動駆動される。
また、画像形成装置100は、3つの支持ローラ14〜16のうちの第2の支持ローラ15の左方に、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニングユニット17を備える。
第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15との間に配置された中間転写ベルト10に対向するようにして、イエロー(Y)の作像部、マゼンタ(M)の作像部、シアン(C)の作像部、及びブラック(K)の作像部から構成される作像部20が設けられ、各色の作像部が中間転写ベルト10の移動方向に沿って配置されている。
なお、各色の作像部は、使用するトナーの色が異なる点以外は同様の構成となっている。そのため、説明及び図面では、使用するトナーの色を示す「Y」、「M」、「C」、「K」という添字は適宜省略して説明する。
作像部20は、各色の感光体ドラム40と、帯電ユニット18と、現像ユニットと、クリーニングユニットとを備え、画像形成装置100に対して脱着可能に装着されている。
また、画像形成装置100は、作像部20の上方には、光ビーム走査部21を備える。光ビーム走査部21は、各色の感光体ドラム40に、画像形成のための光ビーム(レーザ光)を照射することで、各色の感光体ドラム40に画像データに応じた静電潜像を形成することができる。
各色の感光体ドラム40の静電潜像は現像ユニットにより現像され、現像された各色のトナー像は、中間転写ベルト10上に重ね合わせされて一次転写される。これにより、中間転写ベルト10上にカラーのトナー像が形成される。トナー像は、像担持体の一例としての中間転写ベルト10に担持され、中間転写ベルト10の移動方向に沿って移動(搬送)される。なお、作像部20の構成は、別途、図2を参照して詳述する。
また、画像形成装置100は、中間転写ベルト10の下方に2次転写ユニット22を備える。2次転写ユニット22は、2つのローラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡し、中間転写ベルト10を押し上げて第3の支持ローラ16に押当てるようにして配置されている。2次転写ベルト24は、中間転写ベルト10上に形成されたトナー像を、記録媒体P上に二次転写させることができる。ここで、2次転写ユニット22は、「転写部」の一例である。
さらに、画像形成装置100は、2次転写装置22の側方に、定着ユニット25を備える。定着ユニット25は、トナー像が二次転写された状態で搬送されてきた記録媒体P上のトナー像を、記録媒体Pに定着させる。定着ユニット25は、無端ベルトである定着ベルト26と、加熱ローラと、加圧ローラ27とを備え、定着ベルト26及び加圧ローラ27による熱と圧力とにより、記録媒体Pの表面に転写されたトナー像を記録媒体Pに定着させることができる。
また、画像形成装置100は、2次転写ユニット22、及び定着ユニット25の下方に、表面に画像形成された直後の記録媒体Pの裏面にも画像形成するために、記録媒体Pの表裏を反転させて送り出すシート反転ユニット28を備える。
次に、画像形成装置100において、記録媒体P上に画像が形成される一連の流れを説明する。
画像形成装置100は、操作部(図示を省略)における「コピー」のスタートボタンが押されると、原稿自動搬送部であるADF(Auto Document Feeder)400の原稿給紙台30上に原稿が載置されている場合には、ADF400に、原稿をコンタクトガラス32上に向けて搬送させる。一方、原稿給紙台30上に原稿が載置されていない場合には、コンタクトガラス32上に手置きされた原稿を読むために、第1キャリッジ33、及び第2キャリッジ34を備える画像読み取りユニット300を駆動させる。
画像読み取りユニット300において、第1キャリッジ33に含まれる光源は、コンタクトガラス32に光を照射する。原稿面からの反射光は、第1キャリッジ33に含まれる第1ミラーにより第2キャリッジ34に向けて反射され、第2キャリッジ34に含まれるミラーで反射される。そして、原稿面からの反射光は、結像レンズ35により読取りセンサであるCCD(Charge Coupled Device)36の撮像面上で結像させられる。CCD36は原稿面の像を撮像し、CCD36により撮像された画像信号に基づいてY、M、C、BKの各色の画像データが生成される。
また、画像形成装置100は、「プリント」のスタートボタンが押された時や、PC(Personal Computer)等の外部装置から画像形成の指示があった時、FAX(Facsimile)の出力指示があった時には、中間転写ベルト10の回動駆動を開始させるとともに、作像部20の各ユニットの作像準備を行う。
その後、画像形成装置100は、各色の作像プロセスを開始する。各色用の感光体ドラム40に各色の画像データに基づいて変調されたレーザが照射され、静電潜像が形成される。そして、静電潜像が現像された各色のトナー像が、中間転写ベルト10上に、一枚の画像として重ね合わされて形成される。
その後、中間転写ベルト10上のトナー画像の先端が2次転写ユニット22に進入するタイミングで、記録媒体Pの先端が2次転写ユニット22に進入するように、タイミングをはかって記録媒体Pが2次転写ユニット22に送り込まれる。そして、2次転写ユニット22により、中間転写ベルト10上のトナー像が記録媒体Pに二次転写される。トナー像が二次転写された用紙は、定着ユニット25に送り込まれ、トナー像が記録媒体Pに定着される。
ここで、二次転写位置までの記録媒体Pの給紙について説明する。記録媒体Pは、給紙テーブル200の給紙ローラ42のうちの1つが回転駆動することで、給紙ユニット43に多段に備えられた給紙トレイ44のうちの1つから繰り出される。その後、分離ローラ45で1枚だけ分離され、搬送コロユニット46に進入し、搬送ローラ47により搬送される。その後、画像形成装置100内の搬送コロユニット48に導かれ、搬送コロユニット48のレジストローラ49に突き当てられて一時停止された後、上述したように、2次転写のタイミングに合わせて2次転写ユニット22に向けて送り出される。
また、ユーザが手差しトレイ51に記録媒体Pを差し込んで給紙することもできる。ユーザが手差しトレイ51に記録媒体Pを差し込んだ場合には、画像形成装置100は、給紙ローラ50を回転駆動して手差しトレイ51上の記録媒体Pの一枚を分離して手差し給紙路53に引き込む。そして、上述したものと同様に、レジストローラ49に突き当てて一旦停止させてから、上述した2次転写のタイミングに合わせて2次転写ユニット22に送り出す。
定着ユニット25で定着されて排出された記録媒体Pは、切換爪55で排出ローラ56に案内され、排出ローラ56により排出されて、排紙トレイ57上にスタックされる。或いは、切換爪55でシート反転ユニット28に案内され、シート反転ユニット28により反転されて再び二次転写位置に導かれる。その後、記録媒体Pの裏面にも画像が形成された後、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出される。
一方、画像転写後の中間転写ベルト10上に残留する残留トナーは、中間転写体クリーニングユニット17で除去され、再度の画像形成に備えられる。
画像形成装置100は、このようにして、記録媒体Pにカラー画像を形成することができる。
<実施形態に係る作像部の構成>
次に、作像部20の構成について、図2を参照して説明する。図2は、実施形態に係る画像形成装置の作像部の構成の一例を示す図である。画像形成装置100は、上述したように、4色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像を重ね合わせたカラー画像を形成するために4組の作像部20と4組の光ビーム走査部21を備える。
光ビーム走査部21は、画像データに応じて駆動変調され、選択的に光ビームを射出する。射出された光ビームは、ポリゴンモータを駆動源にして回転するポリゴンミラーによって偏向され、fθレンズを通り、折り返しミラーで反射されて、感光体ドラム40上を走査する。ここで、光ビーム走査部21については、別途、図3を参照して詳述する。
各色の作像部20は、感光体ドラム40の周りに、帯電ユニット18と、現像ユニット29と、転写ユニット62と、クリーニングユニット13と、除電器19と備える。なお、図2では、簡略化のため、K色の作像部20の各構成部にのみ、部品番号を付しているが、他のY、M、及びC色についても同様である。
画像形成装置100は、電子写真方式の作像プロセスである帯電、露光、現像、転写により中間転写ベルト10上に1色目(Y色)のトナー像を形成し、次に2色目(M色)、3色目(C色)、4色目(K色)の順にトナー像を形成することで、4色の画像が重ね合わさったカラーのトナー像を形成する。さらに、2次転写ユニット22によって、中間転写ベルト10上に形成されたトナー像を、搬送されてくる記録媒体Pに転写することで、4色のトナー像が重ね合わさったカラーのトナー像を記録媒体P上に形成することができる。そして図示していないが定着ユニット25によって記録媒体P上のトナー像が記録媒体Pに定着される。
また、画像形成装置100は、矢印5で示される中間転写ベルト10の移動方向における支持ローラ14の下流側に、中間転写ベルト10上に形成されたトナー像の位置ずれ検出用パターンを検出するセンサSEN1及びSEN2を備える。なお、説明を簡略化するため、以下では、トナー像の位置ずれ検出用パターンを単に検出用パターンといい、矢印5で示される中間転写ベルト10の移動方向を単に移動方向という。ここで、検出用パターンは「所定パターン」の一例である。
センサSEN1及びSEN2は反射型の光学センサであり、移動方向と交差する方向(X方向)の2箇所に設置されている。センサSEN1及びSEN2は照射した光の反射光の光強度に応じた電圧信号を出力する。
中間転写ベルト10の表面で、検出用パターンが形成されていない領域での反射光の光強度と、検出用パターンが形成されている領域での反射光の光強度は異なる。そのため、画像形成装置100は、センサSEN1及びSEN2の出力する反射光の光強度に応じた電圧信号(検出信号)から、検出用パターンを検出することができる。
画像形成装置100は、センサSEN1及びSEN2から検出信号を入力し、中間転写ベルト10上に形成された各色のトナー像間の主走査方向、副走査方向の位置ずれ、主走査方向のトナー像の倍率誤差を補正することができる。そして、中間転写ベルト10上のトナー像が二次転写されて形成される記録媒体P上において、各色の画像間の主走査方向、副走査方向の位置ずれ、主走査方向の倍率誤差を補正することができる。
ここで、主走査方向とは、光ビーム走査部21により感光体ドラム40上で光ビームが走査される方向であり、図2ではX方向が主走査方向に該当する。また、副走査方向は、主走査方向と直交する方向であり、移動方向は副走査方向に該当する。
ここで、図2において、距離Lは、移動方向におけるセンサSEN1及びSEN2から2次転写ユニット22までの距離を示す。
<実施形態に係る光ビーム走査部の構成>
図3は、実施形態に係る画像形成装置の光ビーム走査部の構成の一例を示す図である。図3は、図2における光ビーム走査部21を上方(正のZ方向)から見た図である。図3は、4色のうちの1色分の光ビーム走査部21を示している。他の3色の光ビーム走査部21も同様の構成であるため、ここでは、1色分の光ビーム走査部21についてのみ説明し、他は省略する。
LD211から射出された光ビームは、シリンダレンズ212によりビーム整形された後にポリゴンミラー213に入射する。その後、ポリゴンミラー213の回転に応じて偏向され、fθレンズ214を通った後、折り返しミラー215により折り返されて感光体ドラム40に照射される。ポリゴンミラー213の回転に応じて偏向角度が変化するため、これにより、感光体ドラム40上で光ビームが主走査方向(X方向)に走査される。このように走査される光ビームを以下では走査光と呼ぶ場合がある。
主走査方向における書出し開始側(負のX方向側)には、同期ミラー216と、同期レンズ217と、同期センサ218とが設けられている。なお、「書出し」は、「露光」と同義である。fθレンズ214を通過した走査光のうちの書出し開始側の光は、同期ミラー216で反射され、同期レンズ217で同期センサ218の受光面に向けて集光される。同期センサ218は、フォトダイオード等で構成され、受光した光の強度に応じた電気信号を出力する。
走査光は、ポリゴンミラー213の回転に応じた所定の周期で、同期センサ218の受光面上に到達する。そのため、同期センサ218の受光面上に走査光が到達した場合に同期センサ218が出力する電気信号を、走査光による書出しの同期をとるための同期検知信号として用いることができる。光ビーム走査部21は、同期センサ218による同期検知信号に基づき、主走査の書出し開始タイミングを決定することができる。
<実施形態に係る光ビーム走査部及びその周辺のハードウェア構成>
次に、図4は、実施形態に係る光ビーム走査部及びその周辺のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、図4は、4色のうちの1色分の光ビーム走査部21とその制御部を示している。但し、プリンタ制御部1、センサSEN1、及びセンサSEN2以外は、他の3色の何れも同じ構成及び機能であるため、1色分の光ビーム走査部21とその制御部についてのみ説明し、他は省略する。
図4に示すように、光ビーム走査部21の周辺のハードウェアには、ポリゴンモータ制御部221と、書出開始位置制御部222と、LD制御部223と、同期検知用点灯制御部224と、画素クロック生成部225とが含まれ、それぞれプリンタ制御部1と通信可能に接続されている。これらの機能は、ASIC(application specific integrated circuit)、又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)等の電子回路により実現される。但し、一部、又は全部の機能をCPU(Central Processing Unit)により実現しても良い。
一方、プリンタ制御部1は、CPU、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び外部I/F等により実現されている。但し、これに限定されるものではなく、処理の一部、又は全部を、電子回路等のハードウェアで実現してもよい。
走査光の一部が同期センサ218上を通過したタイミングで、同期センサ218は、画素クロック生成部225、同期検知用点灯制御部224、及び書出開始位置制御部222のそれぞれに同期検知信号XDETPを出力する。
画素クロック生成部225は、同期検知信号XDETPに同期した画素クロック信号PCLKを生成し、書出開始位置制御部222、及び同期検知用点灯制御部224に出力する。
同期検知用点灯制御部224は、最初に同期検知信号XDETPを検出するために、LD強制点灯信号BDをONしてLD211を強制点灯させる。同期検知用点灯制御部224は、同期検知信号XDETPを検出した後には、同期検知信号XDETPと画素クロック信号PCLKを用いて、フレア光が発生しない程度で確実に同期検知信号XDETPが検出できるようなタイミングでLD211を点灯させる。そして、同期検知信号XDETPを検出後、LD211を消灯するようなLD強制点灯信号BDを生成し、LD制御部223に出力する。
また、同期検知用点灯制御部224は、4色分の各LD211の光量制御タイミング信号APCを同期検知信号XDETPと画素クロック信号PCLKを用いて生成し、LD制御部223に出力する。この信号は、走査光が感光体ドラム40上に書き出す(露光する)期間以外の期間である書出し外期間に出力され、この書出し外期間に、LD211の射出する光ビームの光量が、所定の光量に制御される。
LD制御部223は、LD強制点灯信号BD、光量制御タイミング信号APC、及び画素クロック信号PCLKに同期した画像データに応じて、LD211を点灯制御する。そして、光ビームがLD211から出射され、ポリゴンミラー213により偏向され、fθレンズ214を介して感光体ドラム40上で走査される。
ポリゴンモータ制御部221は、プリンタ制御部1からの制御信号により、ポリゴンミラー213を所定の回転数で回転制御する。
書出開始位置制御部222は、同期検知信号XDETP、画素クロック信号PCLK、及びプリンタ制御部1からの制御信号等により、書出開始タイミング及び書出幅(トナー像の幅)を決定する主走査ゲート信号XRGATE、副走査ゲート信号XFGATEを設定する。
画素クロック生成部225は、位相同期クロック発生部226と、VCO(Voltage Controller Oscillator)クロック発生部227と、基準クロック発生部228とを備える。
位相同期クロック発生部226には、VCOクロック発生部227から入力されるVCOクロック信号VCLKと、同期検知信号XDETPとが入力される。また、位相同期クロック発生部226は、同期検知信号XDETPに同期させた画素クロック信号PCLKを同期検知用点灯制御部224等に出力することができる。
基準クロック発生部228は、基準クロック信号FREFを発生させ、また、VCOクロック発生部227はVCOクロック信号VCLKを発生させる。
センサSEN1、及びSEN2は、それぞれ検出信号をプリンタ制御部1に出力する。プリンタ制御部1は、センサSEN1、及びSEN2から入力した検出信号に基づいて取得した位置ずれ量に応じて補正データを取得する。プリンタ制御部1は、取得した補正データを書出開始位置制御部222、画素クロック生成部225、及び補正データ記憶部229に出力し、補正データを設定、又は更新することができる。書出開始位置制御部222は補正データに応じて制御を実行し、画素クロック生成部225は補正データに応じて画素クロックを生成する。
補正データ記憶部229は、画像形成装置100の備えるHDD(Hard Disk Drive)等により実現され、補正データを記憶する。補正データ記憶部229に記憶された補正データは、画像形成の際に、読み出される。
<実施形態に係るVCOクロック発生部の構成>
次に、VCOクロック発生部の構成について説明する。図5は、実施形態に係る画像形成装置のVCOクロック発生部の構成の一例を示すブロック図である。
図5に示すように、VCOクロック発生部227は、位相比較器231と、LPF(Low Pass Filter)232と、VCO233と、1/N分周器234とを備える。
位相比較器231には、基準クロック発生部228から基準クロック信号FREFと、1/N分周器234によって1/Nに分周されるクロック信号とが入力される。また、位相比較器231は、入力される2つの信号の立ち下がりエッジの位相を比較し、誤差成分を所定の電流で出力する。
LPF232は、位相比較器231の出力から高周波成分を取り除き、直流電圧を出力する。
VCO233は、ローパスフィルタ232の出力に基づいて、所定の周波数であるVCOクロック信号VCLKを出力する。
1/N分周器234は、入力されるVCOクロック信号VCLKを設定される分周比Nで1/Nに分周する。
なお、プリンタ制御部1からの制御信号で基準クロック信号FREFの周波数と分周比Nは設定することが可能である。従って、画素クロック生成部225に対して、基準クロック信号FREFの周波数と、分周比Nの値とを変更する設定を行うことで、VCOクロック信号VCLKの周波数が変更される。
<実施形態に係る書出開始位置制御部の構成>
図6は、実施形態に係る画像形成装置の書出開始位置制御部の構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、書出開始位置制御部222は、主走査ライン同期信号発生部240と、主走査ゲート信号発生部250と、副走査ゲート信号発生部260とを備える。
主走査ライン同期信号発生部240は、主走査ゲート信号発生部250内の主走査カウンタ251と、副走査ゲート信号発生部260内の副走査カウンタ261とを動作させるための信号XLSYNCを生成する。
主走査ゲート信号発生部250は、画像信号の取り込みタイミング(主走査方向の書出開始タイミング)を決定する主走査ゲート信号XRGATEを生成する。また、副走査ゲート信号発生部260は画像信号の取り込みタイミング(副走査方向の書出開始タイミング)を決定する副走査ゲート信号XFGATEを生成する。
主走査ゲート信号発生部250は、XLSYNCと画素クロック信号PCLKで動作する主走査カウンタ251と、プリンタ制御部1を介して補正データ記憶部229から入力した第1設定値SET1(補正データ)と主走査カウンタ251によるカウンタ値との比較結果を出力するコンパレータ252と、コンパレータ252からの比較結果に基づき、主走査ゲート信号XRGATEを生成するゲート信号生成部253とで構成されている。
副走査ゲート信号発生部260は、プリンタ制御部1からの画像形成開始信号と信号XLSYNCと画素クロック信号PCLKで動作する副走査カウンタ261と、カウンタ値とプリンタ制御部1を介してからの第2設定値SET2(補正データ)を比較し、その結果を出力するコンパレータと、コンパレータからの比較結果から副走査ゲート信号XFGATEを生成する制御信号生成部で構成されている。
書出開始位置制御部222は、主走査方向では、画素クロック信号PCLKの1周期単位、つまり1ドット単位で、副走査方向では信号XLSYNCの1周期単位、つまり1ライン単位で書出位置を補正することができる。なお、主走査方向、及び副走査方向とも、補正データは補正データ記憶部229に記憶されている。
<実施形態に係る画像形成装置による書出位置制御の動作>
次に、画像形成装置100における書出開始位置制御の動作について説明する。なお、以下の説明では、同期検知信号XDETP、カウンタ動作信号XLSYNC、主走査ゲート信号XRGATE及び副走査ゲート信号XFGATEは、ローレベルを有効とする信号、すなわち、ローアクティブ信号とする例で説明する。
図7は、実施形態に係る画像形成装置における主走査方向の書出開始位置制御の一例を示すタイミングチャートである。
カウンタ動作信号XLSYNCによって、主走査カウンタが、リセットされる。なお、主走査カウンタは、図6に示す主走査カウンタ251によるカウント値である。主走査カウンタ251は、画素クロック信号PCLKによって、カウントアップする。主走査カウンタ251のカウント値が第1設定値SET1になると、主走査用のコンパレータ252は、比較結果の信号を出力する。なお、この例では、第1設定値SET1は、「X」である。次に、主走査用のコンパレータ252から、第1設定値SET1となったことを示す信号が出力されると、主走査ゲート信号発生部250は、主走査ゲート信号XRGATEをローレベルにする。なお、主走査ゲート信号XRGATEは、主走査方向のトナー像の幅に該当する期間だけローレベルとなる信号である。
図8は、実施形態に係る画像形成装置における副走査方向の書出開始位置制御の一例を示すタイミングチャートである。
印刷開始信号によって、副走査カウンタが、リセットされる。なお、副走査カウンタは、図6に示す副走査カウンタ261によるカウント値である。
副走査カウンタ261は、カウンタ動作信号XLSYNCによって、カウントアップする。副走査カウンタ261によるカウント値が第2設定値SET2になると、副走査用のコンパレータ262は、比較結果の信号を出力する。なお、この例では、第2設定値SET2は、「Y」である。次に、この副走査用のコンパレータ262から、第2設定値SET2となったことを示す信号が出力されると、副走査ゲート信号発生部260は、副走査ゲート信号XFGATEをローレベルにする。なお、副走査ゲート信号XFGATEは、副走査方向のトナー像の幅に該当する期間だけ、ローレベルとなる信号である。
<実施形態に係る画像形成装置のラインメモリの構成>
図9は、実施形態に係る画像形成装置のラインメモリの構成の一例を示す図である。ラインメモリLMEMは、図4に示した光ビーム走査部の周辺のハードウェアの構成の前段等に設けられる。
ラインメモリLMEMには、副走査ゲート信号XFGATE等が示すタイミングで、プリンタコントローラ、フレームメモリ又はスキャナ等から取り込まれる画像データが記憶される。また、記憶される画像データは、画素クロック信号PCLKに同期して、数ビーム分の信号が出力されるとする。また、ラインメモリLMEMから出力される信号は、LD制御部223に出力され、信号が示すタイミングで点灯するようにLD211が制御される。
<実施形態に係る画像形成装置の画像形成動作>
次に、画像形成装置100の画像形成動作について、図10を参照して説明する。図10は、実施形態に係る画像形成装置の画像形成動作の一例を示すフローチャートである。
先ず、ステップS101において、画像形成装置100の操作パネルのスタートボタンが押されると、プリンタ制御部1からの指示に応じて、ポリゴンモータ制御部221は、ポリゴンモータを回転させて、ポリゴンミラー213を所定の回転数で回転させる。
続いて、ステップS102において、プリンタ制御部1は、主走査及び副走査の書出し開始位置や主走査倍率等を補正する補正データを、補正データ記憶部229から読み出して、ポリゴンモータ制御部221、書出開始位置制御部222、LD制御部223、同期検知用点灯制御部224、及び画素クロック生成部225に出力する。各制御部は、入力した補正データを設定する。
続いて、ステップS103において、同期検知用点灯制御部224は、LD211を点灯させ、LDを所定の光量で点灯させるためにAPC(Automatic Power Control)動作等を行う。
続いて、ステップS104において、ポリゴンモータ制御部221、書出開始位置制御部222、LD制御部223、同期検知用点灯制御部224、及び画素クロック生成部225が連動し、画像形成を行う。
続いて、ステップS105において、プリンタ制御部1は、次に画像形成すべき画像があるか否かを判定する。
ステップS105で次に画像形成すべき画像があると判定された場合は(ステップS105、Yes)、ステップS104に戻り、再度画像形成が行われる。一方、ステップS105で次に画像形成すべき画像がないと判定された場合は(ステップS105、No)、ステップS106に移行し、プリンタ制御部1からの指示に応じて、LD制御部223はLD211を消灯する。
続いて、ステップS107で、プリンタ制御部1からの指示に応じて、ポリゴンモータ制御部221は、ポリゴンモータの回転を停止させ、画像形成動作を終了する。
このようにして、画像形成装置100は記録媒体Pに画像形成することができる。
<トナー像の位置ずれ検出用パターンの例>
次に、トナー像の位置ずれ検出用パターンについて説明する。
検出用パターンの形成にあたって、プリンタ制御部1は、検出用パターンに該当する画像データをLD制御部223に出力する。LD制御部223は、入力した画像データに基づき、LD211を点灯させ、各色の感光体ドラム40上に検出用パターンに対応する潜像を形成する。そして、形成された各色の潜像がトナーで現像され、検出用パターンのトナー像が中間転写ベルト10上に形成される。
また、画像形成装置100が、複数の記録媒体に連続して画像形成する場合に、中間転写ベルト10上で検出用パターンを形成する時期は、記録媒体に画像形成をしていない期間である。換言すると、画像形成装置100は、移動方向において、記録媒体に転写されるトナー像と、次の記録媒体に転写されるトナー像との間の領域に、検出用パターンを形成する。このような領域は、紙間領域と呼ばれる。
図11は、検出用パターンの一例を示す図である。図11は、矢印5で示す方向に移動する中間転写ベルト10上に形成された検出用パターンを示している。また、矢印6は、光ビーム走査部21による光ビームの走査方向を示している。なお、以下では、矢印6の向かう方向を「正の走査方向」といい、矢印6の向かう方向とは反対の方向を「負の走査方向」という場合がある。
図11において、横線のK1、C1、M1、及びY1を1組とする検出用パターンは、トナー像の副走査方向(移動方向)の位置ずれを検出するためのパターンであり、センサSEN1により検出されるパターンである。横線のパターンK2、C2、M2、及びY2を1組とする検出用パターンは、同様に、トナー像の副走査方向の位置ずれを検出するためのパターンであり、センサSEN2により検出されるパターンである。
また、斜め線のパターンK3、C3、M3、及びY3を1組とする検出用パターンは、トナー像の主走査方向の位置ずれを検出するためのパターンであり、センサSEN1により検出されるパターンである。同様に、斜め線のパターンK4、C4、M4、及びY4を1組とする検出用パターンは、トナー像の主走査方向の位置ずれを検出するためのパターンであり、センサSEN2により検出されるパターンである。
プリンタ制御部1は、センサSEN1及びSEN2の検出信号に基づき、K色に対する各色の主走査方向の位置ずれ量、主走査方向の倍率誤差、及び副走査方向の位置ずれ量を取得する。ここで、特許請求の範囲に記載の位置ずれ量には、主走査方向の倍率誤差も含まれる。
主走査方向の「倍率」とは、fθレンズ214により感光体ドラム40に結像される像の光の走査方向における結像倍率をいい、主走査方向の「倍率誤差」とは、fθレンズ214の屈折率や表面形状などの特性の変動により生じる倍率の誤差をいう。
主走査方向の倍率誤差があると、中間転写ベルト10上のトナー像が主走査方向に伸縮する。具体的には、主走査倍率が仕様値より大きいと、トナー像は主走査方向に伸びる。そのため、斜め線のパターンK3、C3、M3、及びY3は正の走査方向に少しずれ、パターンK4、C4、M4、及びY4は正の走査方向に大きくずれる。一方、主走査倍率が仕様値より小さいと、トナー像は主走査方向に縮む。そのため、斜め線のパターンK3、C3、M3、及びY3は負の走査方向に少しずれ、パターンK4、C4、M4、及びY4は負の走査方向に大きくずれる。
これに対し、倍率誤差以外の主走査方向の位置ずれがあると、パターンK3、C3、M3、及びY3と、パターンK4、C4、M4、及びY4とが同じように、正の走査方向、又は負の走査方向にずれる。
また、実施形態における主走査及び副走査方向の位置ずれは、K色のパターンに対する各色のパターンのそれぞれの位置ずれである。主走査及び副走査方向に位置ずれがあると、K色のパターンに対して、各色のパターンがセンサSEN1及びSEN2により検出されるタイミングが、予め定められた仕様値に対してずれるため、このタイミングのずれが主走査及び副走査方向の位置ずれとして検出される。
主走査方向では位置ずれ量を画素クロック間隔に該当する時間で除算して取得されるドット数を補正データとすることができる。主走査方向の書出タイミングを示す第1設定値SET1は、この補正データにより更新される。倍率誤差は、画素クロック周波数の設定が更新される。
また、副走査方向では検出タイミングのずれを1ライン分の走査にかかる時間で除算して取得されるライン数を補正データとすることができる。副走査方向の書出タイミングを示す第2設定値SET2は、この補正データにより更新される。
ここで、K色に対するC色の副走査方向のトナー像の位置ずれを検出する場合を、更に具体的に説明する。センサSEN1、又はSEN2でK色のパターンを検出後、C色のパターンを検出するまでの時間の仕様値をTcsとする。また、センサSEN1でパターンK1を検出後、パターンC1を検出するまでの時間をTKC1とし、センサSEN2でパターンK2を検出後、パターンC2を検出するまでの時間をTKC2とする。トナー像が副走査方向に位置ずれすると、時間TKC1及びTKC2が仕様値Tcsに対してずれるため、このずれからトナー像の副走査方向への位置ずれを検出することができる。
センサSEN1、及びSEN2の検出信号はそれぞれプリンタ制御部1に出力される。プリンタ制御部1は、副走査方向のK色に対するC色の位置ずれ量ΔTcsを、次の(1)式で算出する。
プリンタ制御部1は、位置ずれ量ΔTcsに相当するライン数を補正データとして算出し、書出開始位置制御部222に出力する。書出開始位置制御部222は、補正データを用いて、副走査方向の書出開始タイミングを示す第2設定値SET2を設定、又は更新する。
以上はC色を例に説明したが、M色、及びY色についても同様である。また検出用パターンは横線画像に限らず、副走査方向のトナー像の位置ずれを検出可能であれば、他のパターンであってもよい。
次に、主走査方向の倍率誤差、及びK色に対するC色の主走査方向のトナー像の位置ずれを検出する場合を具体的に説明する。
主走査方向については、パターンK1からパターンK3の時間を基準とし、パターンC1からパターンC3の時間と比較し、そのずれ分TKC13を求め、さらに、パターンK2からパターンK4の時間を基準とし、パターンC2からパターンC4の時間と比較し、そのずれ分TKC24を求め、TKC24−TKC13がシアン画像のブラック画像に対する倍率誤差となるので、その量に相当する分だけ画素クロックの周波数を可変することになる。また、上記で求めたTKC13からセンサ1の位置における倍率誤差補正による時間変化分(補正分)を差し引いたものが、シアン画像のブラック画像に対する主走査ずれとなり、そのずれ量に相当する分だけ書出し開始タイミングを決定する主走査ゲート信号XRGATEのタイミングの変更を行う。マゼンタ、イエローについても同様である。
そして、プリンタ制御部1は、主走査ずれ量に相当するドット数を補正データとして算出し、書出開始位置制御部222に出力する。書出開始位置制御部222は、補正データを用いて、主走査方向の書出開始タイミングを示す第1設定値SET1を設定、又は更新することができる。
以上はC色を例に説明したが、M色、及びY色についても同様である。また補正用パターンは斜め線画像に限らず、主走査方向の色毎の位置ずれを検出可能であれば、他のパターンであってもよい。例えば、図11におけるパターンK3、C3、M3、及びY3をそれぞれ左右反転させたパターンであってもよい。また、検出用パターンを移動方向に複数組配列させ、検出したずれ量を平均化することで、検出誤差を低減させることができる。
[第1の実施形態]
ここで、図1及び図2を参照して説明したように、画像形成装置100では、記録媒体Pが2次転写のタイミングに合わせて2次転写ユニット22に向けて送り出され、2次転写ユニット22による二次転写の位置で、記録媒体Pにトナー像が二次転写される。
この場合、記録媒体の種類によっては、記録媒体Pが2次転写ユニット22の位置に突入した時の衝撃で、ショックジッタと呼ばれる中間転写ベルト10等の振動が発生する場合がある。例えば、坪量の大きい記録媒体では、その重量に応じて突入時に2次転写ユニット22等に与える力が大きくなり、ショックジッタが大きくなる傾向にある。
ショックジッタで中間転写ベルト10が振動すると、中間転写ベルト10上に形成された検出用パターンの位置が変動し、センサSEN1及びSEN2による検出用パターンの検出タイミングがずれる場合がある。そして、このずれにより、トナー像の位置ずれの補正データを適切に取得できない場合がある。
ショックジッタは、紙の突入又は抜けるときに毎回発生し、色毎に発生位置が異なるが、各色は周期的で発生する位置は同じである。そのため、ショックジッタの影響を受けないために、ショックジッタによる振動がゼロになる位置に検出用パターンを形成することも考えられる。
しかし、ショックジッタによる振動がほぼゼロとなる位置であっても、その周辺はショックジッタで振動している場合がある。従って、中間転写ベルト10上での検出用パターンの形成位置やショックジッタによる振動の発生位置が少しでもずれると、ショックジッタの影響を受け、各色のトナー像の位置ずれの補正データを適切に取得することができなくなる場合があった。
そこで、本実施形態では、検出用パターンを形成する際に、移動方向において、記録媒体に形成するトナー像の後端と、検出用パターンの先端との間の距離を、記録媒体の種類に応じて異ならせるようにする。また、センサSEN1及びSEN2で検出用パターンの検出を開始する前に、記録媒体Pが二次転写の位置に突入するように、上記の距離を設定する。以下に、この詳細を説明する。
<第1の実施形態に係る画像形成装置の機能構成>
図12は、第1の実施形態に係る画像形成装置の機能構成の一例を示すブロック図である。図12に示すように、画像形成装置100は、作像部20と、パターン位置検出部101と、補正データ出力部102と、作像制御部103と、媒体種類情報取得部104と、補正時期情報取得部105とを備える。
これらのうち、補正データ出力部102、作像制御部103、媒体種類情報取得部104、及び補正時期情報取得部105は、プリンタ制御部1に含まれるCPUが、所定のプログラムを実行すること等により実現される。
作像部20は、上述したように、中間転写ベルト10上に複数の色の色毎のトナー像を形成する。
パターン位置検出部101は、センサSEN1及びSEN2等により実現され、中間転写ベルト10上に形成された検出用パターンのトナー像を検出して、検出信号を補正データ出力部102に出力する。
補正データ出力部102は、パターン位置検出部101による検出信号に応じて取得される色毎のトナー像の位置ずれ量に基づき、色毎の補正データを取得する。そして、取得した補正データを書出開始位置制御部222に出力し、第1設定値SET1及び第2設定値SET2を設定、更新させることができる。
作像制御部103は、記録媒体Pの種類に応じて、作像部20に、移動方向において、記録媒体Pに転写されるトナー像の後端から異なる距離に、検出用パターンのトナー像の先端を形成させる。なお、この詳細は、図13を用いて次述する。
媒体種類情報取得部104は、記録媒体Pの種類の情報を取得し、作像制御部103に出力する。一例として、媒体種類情報取得部104は、画像形成装置100の操作パネルを介して用紙の種類の情報を入力し、記録媒体Pの種類の情報を取得することができる。
補正時期情報取得部105は、トナー像の位置ずれの補正処理を実行する時期の情報を取得し、作像制御部103に出力する。補正時期情報取得部105は、画像形成装置100の管理者等により予め設定され、画像形成装置100の備えるHDD等に記憶された補正時期情報を取得することができる。
但し、これに限定されるものではなく、補正時期情報取得部105は、予め定められ、画像形成装置100のHDD等に記憶された、記録媒体への画像形成枚数の閾値情報を取得し、作像制御部103に出力しても良い。作像制御部103は、現在の画像形成枚数情報と、補正時期情報取得部105から入力した画像形成枚数とを比較することで、補正時期であるか否かを判定することができる。
或いは、補正時期情報取得部105は、予め定められ、画像形成装置100のHDD等に記憶された、画像形成装置100の内部、又は外部の温度の閾値情報を取得し、作像制御部103に出力しても良い。作像制御部103は、画像形成装置100の内部、又は外部の温度を監視し、補正時期情報取得部105から入力した温度情報と現在の温度とを比較することで、補正時期であるか否かを判定することができる。
次に、図13は、記録媒体Pに転写されるトナー像と検出用パターンのトナー像との距離を説明する図である。
図13において、被転写トナー像111a〜111c(以下、区別しない場合は被転写トナー像111という)は、中間転写ベルト10上に形成された記録媒体Pに転写されるトナー像である。移動方向において、被転写トナー像111の長さLは、記録媒体Pの長さと等しいものとする。
移動方向において、被転写トナー像111aの後端と、被転写トナー像111bの先端との間隔である紙間距離L0は、上述した紙間領域の移動方向における長さである。
また、検出用パターン112a〜112c(以下、区別しない場合は検出用パターン112という)は、それぞれ中間転写ベルト10上に形成された検出用パターンである。なお、図13では、検出用パターン112をそれぞれ矩形のパターンで簡略化して示したが、詳しくは、検出用パターン112のそれぞれは、図11で示したような横線のパターンK1、C1、M1、Y1、K2、C2、M2、及びY2のパターンと、斜め線のパターンK3、C3、M3、Y3、K4、C4、M4、及びY4のパターンとを含むパターンである。また、図13では、3組配列した検出用パターン112a〜112cの例を示したが、検出用パターンの組数に制限はなく、1組のみを形成しても良い。
検出用パターン112a〜112cは、被転写トナー像111aと、被転写トナー像111bの紙間領域に形成されている。また、移動方向における被転写トナー像111aの後端から距離Lだけ離れた位置に、検出用パターン112aの先端が形成されている。
ここで、本実施形態では、作像制御部103は、以下の(2)式を満足するように、作像部20に、検出用パターン112aの先端を形成させる。
>L−L ・・・(2)
但し、距離Lは、センサSEN1及びSEN2から2次転写ユニット22までの移動方向における距離(図2参照)を示す。距離Lは、上述したように、被転写トナー像111aの後端から検出用パターン112aの先端までの移動方向における距離を示す。また、長さLは、被転写トナー像111の移動方向における長さを示す。
(2)式を満足することで、記録媒体Pが二次転写の位置に突入する際のショックジッタによる振動がおさまってから、センサSEN1及びSEN2に検出用パターン112aの検出を開始させることができる。これにより、ショックジッタによる振動の影響を受けずに、検出用パターン112を検出し、補正データを適切に取得することができる。
一方、記録媒体Pの坪量が小さい場合等には、二次転写の位置に突入する際のショックジッタによる振動が生じない場合がある。
そこで、本実施形態では、作像制御部103は、記録媒体Pの種類に応じて、作像部20に、移動方向において、被転写トナー像111aの後端から異なる距離に、検出用パターン112aの先端を形成させる。つまり、作像制御部103は、記録媒体Pの種類に応じて距離Lを異ならせて、作像部20に、検出用パターン112aの先端を形成させる。そして、ショックジッタによる振動を生じさせない記録媒体Pの場合には、検出用パターン112の形成及び検出に問題がない範囲で可能な限り、距離Lを短くする。これにより、紙間領域の移動方向における長さL0を短くできるため、画像形成速度を高速化できる。
また、2次転写ユニット22による二次転写の位置への記録媒体Pの突入時だけでなく、記録媒体Pが二次転写の位置から抜け出す時にも振動が発生する場合は、L+L<L+L、つまりL<Lになるように、作像部20に、検出用パターン112aの先端を形成させる。これにより、記録媒体Pが二次転写の位置から抜け出す時の振動の影響を受けずに、検出用パターン112を検出し、補正データを適切に取得することができる。
<第1の実施形態に係る画像形成装置による補正データの取得処理>
次に、画像形成装置100による補正データの取得処理について説明する。
図14は、本実施形態に係る画像形成装置による補正データの取得処理の一例を示すフローチャートである。
先ず、ステップS141において、作像制御部103は、補正時期情報取得部105が取得した補正時期情報に基づいて、補正処理を実行するか否かを判定する。
ステップS141で、補正処理を実行しないと判定された場合は(ステップS141、No)、処理を終了する。
一方、補正処理を実行すると判定された場合は(ステップS141、Yes)、ステップS142において、作像制御部103は、媒体種類情報取得部104が取得した媒体種類情報に基づいて、画像形成を行う記録媒体Pがショックジッタによる振動を発生させる記録媒体であるか否かを判定する。
ステップS142で、振動を発生させる記録媒体であると判定された場合は(ステップS142、Yes)、ステップS143に移行し、作像制御部103は、距離Lを距離Aに設定する。ここで、距離Aは、上述した(2)式を満足し、ショックジッタによる振動がおさまってから、センサSEN1及びSEN2に検出用パターン112aの検出を開始させることが可能な距離である。距離Aは、記録媒体の種類に応じて、予め実験やシミュレーション等に基づき定められている。記録媒体の厚みが厚いほど、ショックジッタによる振動を発生させやすい傾向にある。従って、記録媒体の種類は、記録媒体の厚みを含む。
また、ステップS142で、振動を発生させる記録媒体でないと判定された場合は(ステップS142、No)、ステップS144に移行し、作像制御部103は、距離Lを距離Bに設定する。ここで、距離Bは、距離Aより短い距離であり、検出用パターン112の形成及び検出に問題がない範囲で可能な限り短くした距離である。
続いて、ステップS145において、作像部20は、作像制御部103の制御下で、中間転写ベルト10上の紙間領域において、ステップS143、又はS144で設定された距離Lとなる位置に、検出用パターンを形成する。なお、記録媒体Pの移動方向における長さによっては、ショックジッタによる振動を発生させる記録媒体であってもL=Bとなる場合もある。つまり、記録媒体の移動方向における長さに応じて距離Lが異なる。従って、記録媒体の種類は、移動方向における記録媒体の長さ含む。
続いて、ステップS146において、パターン位置検出部101は、中間転写ベルト10上に形成された検出用パターンのトナー像を検出する。そして、検出信号を補正データ出力部102に出力する。
続いて、ステップS147において、補正データ出力部102は、パターン位置検出部101による検出信号に応じて、色毎のトナー像の位置ずれ量を取得する。複数組の検出用パターンを紙間領域に形成した場合は、色毎のトナー像の位置ずれ量の平均値を取得する。
続いて、ステップS148において、補正データ出力部102は補正データを更新するか否かを判定する。この判定では、一例として、位置ずれ量が補正分解能の1/2以上であるか否かが判定される。位置ずれ量が補正分解能の1/2より小さい場合は、補正データを更新する意義がないため、このような判定を行うことで、無駄な補正データの更新処理を節約することができる。
ステップS148で、補正データを更新しないと判定された場合は(ステップS148、No)、処理を終了する。
一方、補正データを更新すると判定された場合は(ステップS148、Yes)、ステップS149において、補正データ出力部102は色毎のトナー像の位置ずれ量に基づき、色毎の補正データを取得し、補正データ記憶部229に出力する。
続いて、ステップS150において、補正データ記憶部229は、補正データ出力部102から入力した補正データを記憶する。
続いて、ステップS151において、補正データ出力部102は、取得した補正データを書出開始位置制御部222に出力する。書出開始位置制御部222は、入力した補正データを適用し、第1設定値SET1、及び第2設定値SET2を設定、又は更新する。
このようにして、画像形成装置100は、位置ずれの補正データを取得し、更新、又は設定することができる。
<効果>
以上説明してきたように、本実施形態では、移動方向において、記録媒体に形成するトナー像の後端と、検出用パターンの先端との間の距離Lを、記録媒体の種類に応じて異ならせるようにする。また、センサSEN1及びSEN2で検出用パターンの検出を開始する前に、記録媒体Pが二次転写の位置に突入するように、距離Lを設定する。
これにより、画像形成装置100は、ショックジッタによる振動の影響を受けずに、各色のトナー像の位置ずれを補正する補正データを適切に取得することができる。そして、この補正データを用いることで、各色のトナー像の位置ずれを適切に補正することができる。
また、本実施形態では、パターン位置検出部101は、移動方向において、被転写トナー像の先端、又は後端が記録媒体Pに転写された後に、検出用パターンのトナー像の位置を検出する。これにより、ショックジッタによる振動の影響を受けずに、検出用パターン112を検出し、補正データを適切に取得することができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態に係る画像形成装置について説明する。なお、既に説明した実施形態と同一の構成部についての説明を省略する。
ここで、画像形成において、記録媒体の種類を判定するより前に、中間転写ベルト10に検出用パターンを形成しなければならない場合がある。この場合は、記録媒体に応じて、上述した距離Lを異ならせることができない。本実施形態は、このような場合に対応するものである。
図15は、本実施形態に係る記録媒体Pに転写されるトナー像と検出用パターンのトナー像との距離を説明する図である。
図15において、検出用パターン114aは、検出用パターン114aの形成及び検出に問題がない範囲で、可能な限り短くした距離Lの位置を先端にして形成されている。
一方、距離Aは、記録媒体Pが二次転写の位置に突入する際のショックジッタによる振動がおさまってから、センサSEN1及びSEN2に検出用パターン114aの検出を開始させることができる距離である。従って、被転写トナー像113aの後端から距離A以上離れた位置より、移動方向において下流にある検出用パターン114b〜114eを用いれば、ショックジッタによる振動の影響を受けずに位置ずれの補正データを取得できる。
本実施形態では、図15に示すように、中間転写ベルト10に検出用パターン114a〜114eを形成する。
そして、記憶媒体がショックジッタによる振動を生じさせないものである場合には、検出用パターン114a〜114eを用いて、位置ずれの補正データを取得する。一方で、記憶媒体がショックジッタによる振動を生じさせるものである場合には、検出用パターン114b〜114eを用いて、位置ずれの補正データを取得する。
このようにすることで、中間転写ベルト10に検出用パターンを形成した後であっても、記録媒体の種類に応じて、上述した距離Lを異ならせて、検出用パターンの検出を行うことができる。
以上、本発明の実施形態の例について記述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
また、実施形態は、位置ずれ補正方法も含む。例えば、位置ずれ補正方法は、像担持体上に複数の色の色毎のトナー像を形成する作像工程と、前記像担持体上に形成された所定パターンの前記トナー像を検出するパターン位置検出工程と、前記パターン位置検出部による検出信号に基づいて取得される色毎の前記トナー像の位置ずれを補正する補正データを出力する補正データ出力工程と、を含み、前記作像部を制御する作像制御工程と、前記作像制御工程は、記録媒体の種類に応じて、前記作像工程で、前記記録媒体の移動方向における前記トナー像の後端から異なる距離に、前記移動方向における前記所定パターンの前記トナー像の先端を形成させる。このような位置ずれ補正方法により、上述した画像形成装置と同様の効果を得ることができる。
1 プリンタ制御部
10 中間転写ベルト
20 作像部
21 光ビーム走査部
221 ポリゴンモータ制御部
222 書出開始位置制御部
223 LD制御部
224 同期検知用点灯制御部
225 画素クロック生成部
229 補正データ記憶部
22 二次転写ユニット
100 画像形成装置
101 パターン位置検出部
102 補正データ出力部
103 作像制御部
104 媒体種類情報取得部
105 補正時期情報取得部
SEN1、SEN2 センサ
P 記録媒体
特開2011−170314号公報

Claims (8)

  1. 像担持体上に複数の色の色毎のトナー像を形成する作像部と、
    前記像担持体上に形成された所定パターンの前記トナー像を検出するパターン位置検出部と、
    前記パターン位置検出部による検出信号に基づいて取得した色毎の前記トナー像の位置ずれを補正する補正データを出力する補正データ出力部と、
    前記作像部を制御する作像制御部と、を有し、
    前記作像制御部は、
    記録媒体の種類に応じて、前記作像部に、前記像担持体の移動方向において、前記記録媒体に転写される前記トナー像の後端から異なる距離に、前記所定パターンの前記トナー像の先端を形成させる
    画像形成装置。
  2. 前記像担持体上に形成された前記トナー像を前記記録媒体に転写させる転写部を有し、
    前記作像制御部は、
    以下の式を満足するように、前記作像部に、前記所定パターンの前記トナー像の先端を形成させる
    >L−L
    請求項1に記載の画像形成装置。
    但し、上式において、Lは、前記パターン位置検出部から前記転写部による転写の位置までの前記像担持体の移動方向における距離であり、Lは、前記記録媒体に転写される前記トナー像の後端から前記所定パターンの先端までの前記移動方向における距離であり、Lは、前記記録媒体に転写される前記トナー像の前記移動方向における長さである。
  3. 前記作像制御部は、
    以下の式を満足するように、前記作像部に、前記所定パターンの前記トナー像の先端を形成させる
    >L
    請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記記録媒体の種類は、前記記録媒体の厚みを含む
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記記録媒体の種類は、前記移動方向における前記記録媒体の長さを含む
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記パターン位置検出部は、
    前記移動方向において、前記記録媒体に転写される前記トナー像の先端が前記記録媒体に転写された後に、前記所定パターンの前記トナー像の位置を検出する
    請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記パターン位置検出部は、
    前記移動方向において、前記記録媒体に転写される前記トナー像の後端が前記記録媒体に転写された後に、前記所定パターンの前記トナー像の位置を検出する
    請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 像担持体上に複数の色の色毎のトナー像を形成する作像工程と、
    前記像担持体上に形成された所定パターンの前記トナー像を検出するパターン位置検出工程と、
    前記パターン位置検出工程による検出信号に基づいて取得した色毎の前記トナー像の位置ずれを補正する補正データを出力する補正データ出力工程と、を含み、
    前記作像工程を制御する作像制御工程と、
    前記作像制御工程は、
    記録媒体の種類に応じて、前記作像工程で、前記記録媒体の移動方向における前記トナー像の後端から異なる距離に、前記移動方向における前記所定パターンの前記トナー像の先端を形成させる
    位置ずれ補正方法。
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