JP6252577B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関し、特に、印刷物における画像の傾きを適切に補正する技術に関する。
文字やイメージ(以下、「画像」)を用紙に印刷して印刷物を生成する際、用紙の正しい位置に印刷されるように、画像位置を調整する技術が知られている。
この画像位置を調整する技術としては、用紙やプリントヘッドの位置を機械的に調整する方法や、用紙の搬送速度や、ポリゴンミラーの回転速度を調整して、主走査印字速度や副走査方向密度を調整する手法がある。
近年、これに加えて、プリント時の画像位置ズレや画像ひずみを相殺する方向に、印刷前の画像情報を変形させることによって、画像位置や傾きを調整する手法も用いられることがある。たとえば、両面印刷の際に、用紙の表裏で画像にそれぞれ傾き(スキュー)があるような場合に、画像を逆方向に傾くよう変形させることで表裏各々の位置調整が容易に実行できるという特徴がある。
なお、関連する技術は、以下の特許文献1や特許文献2等の先行技術文献に記載されている。以下、問題点と共に特許文献についても説明する。
特開2006-82469号公報 特開2000-244728号公報
上述した画像変形(スキュー補正)を伴う画像位置調整は、自由度の高い画像位置調整ができるものの、以下に述べるような課題が存在している。
〔課題1〕補正目標位置を適切に設定できない:
画像位置調整の重要な要素として、用紙表裏の位置ずれ調整(表裏見当合わせ)がある。
通常の場合、表面は位置調整されているものとして、裏面を表面に合わせる位置調整を実行する。しかし、この場合に、表面が所望の位置に印刷されていない場合、表裏見当は合っても、印刷位置としては好ましくない結果となる場合があった。
たとえば、用紙に歪みがあり、印刷後に所定サイズに断裁するようなケースを想定する。この場合においては、所定の断裁用マークとしての断裁トンボを目安に用紙を断裁する。この結果、画像位置や用紙サイズが整った印刷物が得られる。しかし、断裁前の印刷用紙と断裁トンボの位置関係、特に最初に断裁するトンボと、断裁時に位置調整冶具に突き当てる用紙辺の平行度が正しく保たれていない場合には、後処理に多くの手間を要することになる。また断裁を前提としない場合は、特定の辺ではなく、用紙の各辺に対して、平均的に傾きの無い画像位置に調整することが好ましい。
なお、上記は用紙の外形に歪みがある場合を想定したが、この想定は、たとえば専門業者ではないユーザーが、大サイズの原紙を断裁して不定型の用紙を作成したような場合に限らず、専門業者から供給される、各種の定型サイズの用紙にも当てはまる。専用の装置で所定の定型サイズに断裁されたカット用紙であっても、若干の断裁誤差があり、四隅の直角がずれているのが普通であり、また断裁後の保存環境によって用紙に不均一な伸縮が生じ、四隅の直角がずれる場合もあるためである。
特許文献1には、用紙の所定の端辺部に対するスキューを設定する手段、具体的には、ユーザが画像を見て適切に調節できるように構成することが示されている。しかし、補正目標はユーザの経験と感覚に頼られている。このため、熟練者は別として、印刷従事経験の浅いものが容易に実現できるものではなかった。
〔課題2〕画像印刷領域にマージンが必要:
前述の画像情報を変形させることによって、画像位置や傾きを調整する手法は、印刷画像本体より大きな印刷可能な画像領域を確保し、その中で画像を変形、位置調整することにより実現される。なお、印刷画像本体と印刷可能な画像領域との差を「マージン」と呼ぶ。
調整可能な画像位置の最大量はマージンの大きさに依存するが、マージンを大きく取ることは、画像形成装置のコスト増大、装置全体の大型化、印刷生産性の低下、などの弊害がある。このため、マージンを大きくすることには限界がある。
以上の特許文献2は、画像読み取り時における原稿傾き補正処理に関するものである。なお、本願の印刷と特許文献2の読み取りでは用途や対象が異なっているが、画像変形処理にマージンが必要であり、マージンの大きさに限界がある点で同一の課題を有する。ここで、特許文献2では、原稿の傾きが、最大補正角度よりも大きく傾いたときには、警告表示や補正の修正等を行う手法が示されている。しかし、限りあるマージンを有効利用するための方策は提案されていない。
〔課題3〕スキュー補正は画質劣化する場合がある:
画像変形による画像位置調整は、印刷画像を変形する処理を伴うから、画質劣化が視認可能となる可能性がある。このような画質劣化を嫌う場合に備え、スキュー位置調整を実行しないスイッチを用意することが考えられるが、その場合、単にスキュー補正量のみ実行しないようにすると、画像位置が用紙に対して意図しない方向にずれてしまう場合がある。このため、改めて画像位置調整をやり直すか、あらかじめ、スキュー位置調整、あり、なし、各々の調整を実行しておく、等の対応が必要で手間がかかるという課題があった。
本発明はこのような課題を鑑みてなされたものであり、画像形成の際に発生する各種の歪みに対応して、スキュー補正を伴う調整を行う場合に、マージンを有効に活用して、必要な補正を適切に実行することが可能な画像処理装置及び画像処理方法を実現することを目的とする。
すなわち、前記した課題を解決すべく、本発明の一側面が反映された画像処理装置又は画像処理方法は、以下に説明するものである。
(1)用紙に形成される画像に生じる歪みが相殺されるように予め前記画像を変形させるスキュー補正を含む画像処理を実行する画像処理部と、前記画像処理部における前記画像処理を制御する制御部と、を備えた画像処理装置、又は、この画像処理装置における画像処理方法であって、前記制御部は、前記歪を補正するのに使用可能なマージン量を第1補正マージン量、前記歪の中で前記スキュー補正以外で補正するのに使用されるマージン量を第2補正マージン量、とした場合に、前記第1補正マージン量から前記第2補正マージン量を差し引いた第3補正マージン量を算出し、前記スキュー補正により補正すべきスキュー補正量が前記第3補正マージン量の範囲内で収まるように、前記画像処理部が、前記用紙の第1面に形成される第1画像と前記用紙の第2面に形成される第2画像とに対してそれぞれ前記スキュー補正を含む前記画像処理を実行するように制御する。
(2)以上の(1)において、前記画像処理部は、前記第1画像と前記第2画像とのそれぞれの中間の位置に合わせるように前記スキュー補正を含む前記画像処理を実行する。
(3)以上の(1)において、前記スキュー補正を前記スキュー補正以外に優先させるか否かの選択可能であって、前記スキュー補正の優先が選択された場合に、前記制御部は、前記第3補正マージン量が最大になるように、前記第1画像と前記第2画像との少なくとも一方について位置調整して前記スキュー補正を含む前記画像処理を実行するように前記画像処理部を制御する。
(4)以上の(3)において、前記制御部は、前記制御部は、前記用紙の断裁位置を示すマークを生成する場合に、前記マークの一部分が前記用紙からはみ出すことを許容する。
(5)以上の(1)〜(4)において、前記制御部は、前記スキュー補正により補正すべきスキュー補正量を算出し、当該スキュー補正量が予め定められた閾値より小さい場合には、前記スキュー補正を実行しないように前記画像処理部を制御する。
(6)以上の(5)において、前記制御部は、前記スキュー補正量について、画像形成時の主走査方向補正量と副走査方向補正量とに分けて算出し、当該主走査方向補正量と当該副走査方向補正量とのそれぞれが予め定められた閾値より小さい場合には、前記スキュー補正を実行しないように前記画像処理部を制御する。
(7)以上の(5)〜(6)において、前記制御部は、前記スキュー補正により補正すべきスキュー補正量を算出し、当該スキュー補正量が予め定められた閾値より小さい状況であって、当該状況に合致した場合であっても前記スキュー補正を実行すると選択された場合には、前記スキュー補正を実行するように前記画像処理部を制御する。
(8)以上の(5)〜(6)において、前記制御部は、前記スキュー補正により補正すべきスキュー補正量を算出し、当該スキュー補正量が予め定められた閾値より小さい状況であって、当該状況に合致した場合には前記スキュー補正を実行しないと選択された場合には、前記スキュー補正を実行しないように前記画像処理部を制御する。
本発明の一側面が反映された画像処理装置又は画像処理方法では、以下のような効果を奏することができる。
(1)用紙に形成される画像に生じる歪みが相殺されるように予め画像を変形させるスキュー補正を実行する場合、歪を補正するのに使用可能なマージン量を第1補正マージン量、歪の中でスキュー補正以外で補正するのに使用されるマージン量を第2補正マージン量、とした場合に、第1補正マージン量から第2補正マージン量を差し引いた第3補正マージン量を算出し、スキュー補正により補正すべきスキュー補正量が第3補正マージン量の範囲内で収まるように、用紙の第1面に形成される第1画像と用紙の第2面に形成される第2画像とに対してそれぞれスキュー補正を含む画像処理を実行する。この結果、画像形成の際に発生する各種の歪みに対応して、スキュー補正を伴う調整を行う場合に、マージンを有効に活用して、必要なスキュー補正を適切に実行することができる。
(2)以上の(1)において、第1画像と第2画像とのそれぞれの中間の位置に合わせるようにスキュー補正を含む画像処理を実行する。この結果、画像形成の際に発生する各種の歪みに対応して、スキュー補正を伴う調整を行う場合に、表裏それぞれのマージンを有効に活用して、必要なスキュー補正を適切に実行することができる。
(3)以上の(1)において、スキュー補正をスキュー補正以外に優先させるか否かの選択可能であって、スキュー補正の優先が選択された場合に、第3補正マージン量が最大になるように、第1画像と第2画像との少なくとも一方について位置調整してスキュー補正を含む画像処理を実行する。この結果、画像形成の際に発生する各種の歪みに対応して、スキュー補正を伴う調整を行う場合に、表裏それぞれのマージンを最大限に有効に活用して、必要なスキュー補正を適切に実行することができる。
(4)以上の(3)において、用紙の断裁位置を示すマークを生成する場合に、当該マークの一部分が用紙からはみ出すことを許容する。この結果、画像形成の際に発生する各種の歪みに対応して、スキュー補正を伴う調整を行う場合に、表裏それぞれのマージンを最大限に有効に活用して、必要なスキュー補正を適切に実行することができる。
(5)以上の(1)〜(4)において、スキュー補正により補正すべきスキュー補正量を算出し、当該スキュー補正量が予め定められた閾値より小さい場合には、スキュー補正を実行しない。この結果、スキュー補正による画質劣化を発生させないようにすることが可能になる。
(6)以上の(5)において、スキュー補正量について、画像形成時の主走査方向補正量と副走査方向補正量とに分けて算出し、当該主走査方向補正量と当該副走査方向補正量とのそれぞれが予め定められた閾値より小さい場合には、スキュー補正を実行しない。この結果、スキュー補正による画質劣化を発生させないようにすることが可能になる。
(7)以上の(5)〜(6)において、スキュー補正により補正すべきスキュー補正量を算出し、当該スキュー補正量が予め定められた閾値より小さい状況であって、
当該状況に合致した場合であってもスキュー補正を実行すると選択された場合には、スキュー補正を実行する。この結果、スキュー補正による画質劣化を発生させないようにすることと、要望に応じてスキュー補正を実行することとの選択が可能になる。
(8)以上の(5)〜(6)において、スキュー補正により補正すべきスキュー補正量を算出し、当該スキュー補正量が予め定められた閾値より小さい状況であって、当該状況に合致した場合にはスキュー補正を実行しないと選択された場合には、スキュー補正を実行しない。この結果、要望に応じてスキュー補正による画質劣化を発生させないようにすることと、要望に応じてスキュー補正を実行することとの選択が可能になる。
本発明の実施形態の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の他の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の他の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の印刷物の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像処理の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像処理の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態の印刷物の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の印刷物の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態の印刷物の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態の印刷物の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態の印刷物の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態の印刷物の様子を示す説明図である。
以下、図面を参照して、画像形成の際に発生する各種の歪みに対応して、適切なスキュー補正を実行可能な画像処理装置及び画像処理方法の実施形態を詳細に説明する。
〔画像処理装置の構成〕
画像形成装置の第一構成例として、図1と図2に基づいて詳細に説明する。なお、図1は各部の機能を示す機能ブロック図、図2は各部の機械的構成要素を示す説明図である。
ここで、画像形成装置100は、画像形成装置100内の各部を制御する制御部101と、接続されている他の装置と通信するための通信部102と、利用者による操作入力と画像形成装置100の状態表示とを行う操作表示部103と、各種設定を記憶する記憶部104と、給紙トレイに収容された用紙を給紙可能な給紙部105と、装置内で用紙を搬送する搬送部107と、原稿を読み取る原稿読取部110と、画像形成する際の画像データや各種データを記憶する画像データ記憶部130と、画像形成に必要な各種画像処理を実行する画像処理部140と、画像形成命令と画像データとに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成部150と、用紙上に形成されたトナーによる画像を熱と圧力とで安定させる定着部160と、用紙に形成された画像を読み取る出力物読取部190と、を備えて構成されている。
なお、画像形成部150は、図2に示されるように、帯電された像担持体に形成される静電潜像が現像されてトナー像となり、中間転写体上で各色のトナー像が重ね合わされてから用紙に転写される、いわゆる電子写真方式の画像形成部である。但し、画像形成部150の具体的構成は、図2に示すものに限られない。
また、出力物読取部190は、用紙上に画像形成された画像を読み取るもので、画像形成部150と定着部160の下流側に配置されており、用紙搬送中に画像を読み取る構成となっている。なお、出力物読取部190は、画像形成装置100の後段の、中間処理装置や後処理装置に配置されていても良い。また、出力物読取部190は、用紙の一方の面の画像を読み取る出力物読取部190aと、用紙の他方の面の画像を読み取る出力物読取部190bと、を備えて構成されている。
また、画像形成装置100から画像形成部150と定着部160を除いた部分について、画像処理装置とすることも可能である。
図3は画像形成装置の第二構成例を示している。ここで、画像形成装置100−1〜画像形成装置100−nの合計n台の画像形成装置が、ネットワーク10に接続されている。また、ネットワーク10には、画像読取装置200が接続されている。この場合、画像読取装置200におけるスキャン結果が、ネットワーク10を介して、画像形成装置100−1〜画像形成装置100−nに供給される。
図4は画像形成装置の第三構成例を示している。ここで、画像形成装置100−1〜画像形成装置100−nの合計n台の画像形成装置が、ネットワーク10に接続されている。また、ネットワーク10には、画像読取装置200と画像処理制御装置300とが接続されている。この場合、画像読取装置200におけるスキャン結果に応じて画像処理制御装置300で算出された画像処理パラメータが、ネットワーク10を介して、画像処理制御装置300から画像形成装置100−1〜画像形成装置100−nに供給される。
〔画像処理の原理(1)〕
図5(a1)は画像データに基づいて歪無く画像形成された場合に得られる画像を示している。ここで、画像形成装置100において、用紙形状、用紙搬送特性、画像形成時の光学系特性、画像形成部150の像担持体から用紙への画像転写特性、用紙上での画像定着特性、などを原因として歪が発生する。その結果、図5(a2)のような、歪を有する画像が形成される。ここでは、歪として傾き(スキュー)が発生した様子を示している。また、このような歪を有する画像が用紙の両面に形成されると、用紙表面画像を実線・用紙裏面画像を破線で示した場合、図5(a3)のようになる。すなわち、用紙表面画像と用紙裏面画像とでは、用紙を透かしてみた場合に、反対方向に歪を有する状態になっている。
なお、図5では図の紙面上下方向に用紙が搬送され、まず裏面の画像が印刷された後、用紙が、左右を反転する方向で表裏を入れ替えたのち、表面に対して、同一の印刷装置で画像が印刷される状況を模している。この表裏の関係は、表裏印刷の実行方法、たとえば図の用紙を上下を反転する方向に入れ替える方法や、2つの表裏専用の印刷装置を用いる、等、印刷方法により変化するが、本発明の効果には変わりない。
また、図5では歪みの説明として、(a2)、(b1’)のように非線形に歪んだ複雑な状態を示しており、また歪み量そのものも大きく誇張している。しかし、実際の印刷機では図示のように大きな歪みが発生する事は無く、また非線形歪みの成分は、傾きの大きさに比して充分に小さく、画像位置調整の補正対象とはならない場合が多い。このため、図6以降の説明図では、各種の傾き成分のみを図示している。
また、ここには示していないが、歪により画像の位置ズレが発生することもある。そして、この画像の位置ズレについても、用紙表面画像と用紙裏面画像とでは、用紙を透かしてみた場合に、上述のような表裏印刷方法の組み合わせに応じて、たとえば反対方向に位置ズレを有する状態になる。
図5(b1)は画像データに基づいて歪無く画像形成された場合に得られる画像を示している。ここで、画像形成装置100において、用紙形状、用紙搬送特性、画像形成時の光学系特性、画像形成部150の像担持体から用紙への画像転写特性、用紙上での画像定着特性、などを原因として、図5(a2)のような歪が発生する。そこで、画像形成する画像データの段階で、図5(a2)と角度や方向が反対側になるよう、画像を変形させておく(図5(b1’))。その結果、画像形成で発生する歪が相殺されて、図5(b2)のように、歪のない状態の本来の画像が形成される。また、このような歪の無い画像が用紙の両面に形成されると、用紙表面画像を実線・用紙裏面画像を破線で示した場合、図5(b3)のようになる。すなわち、用紙表面画像と用紙裏面画像とでは、用紙を透かしてみた場合に、画像が一致した状態になっている。
また、ここには示していないが、歪により画像の位置ズレが発生する場合には、発生する位置ズレと逆方向に画像データの段階で位置を補正することで対処することができる。
〔画像処理の原理(2)〕
画像処理部140の画像メモリにおいて、描画すべき画像(図6(a)中の「画像」)よりも大きなイメージワークスペース(主走査方向画像処理有効幅Hall×副走査方向画像処理有効幅Vall)を予め用意しておき、その中で傾きや位置の補正を行う。
ここで、画像を傾ける場合には、図6(b)のような副走査方向vへの画素シフト、図6(c)のような主走査方向hへの画素シフト、のように、順次実行する。このように、主、副、各々の画像スキュー変形機能を、各々制御することで、たとえば画像回転に相当する画像変形処理も可能となり、画像処理部140の画像処理時の負荷を減らすことができる。なお、図6(c)のような主走査方向hへの画素シフト、図6(b)のような副走査方向vへの画素シフト、の順番で処理することも可能である。または、このような2ステップではなく、2つの成分を1ステップで処理することも可能である。
また、以上のように、主走査方向と副走査方向、のうちの1方向の調整量が非常に小さい場合、調整による画像位置調整の効果は小さなものであるが、画像変形処理を実行することに変わりは無く、これによる画質劣化が発生する場合がある。そこで、このような微細な位置調整を実行「する/しない」の選択が可能なように構成し、実行しないの場合は、微細な位置調整に相当する成分、あるいは相当するステップを実行せず、画質劣化を回避する構成としても良い
〔画像処理におけるマージン〕
以上のように画像の傾きや位置を補正する際に画像変形処理を実行するためには、画像を変形させたり移動させる余裕の領域(マージン)が当該画像の周囲であってイメージワークスペース内に必要になる。なお、このマージンは、画像変形処理される画像メモリ上と、露光により画像が形成される像担持体上との両方で必要になる。
そして、このマージンとしては、スキュー補正マージン(主走査方向:MH11,MH21、副走査方向:MV11,MV21)、倍率補正マージン(主走査方向:MH12,MH22、副走査方向:MV12,MV22)、位置補正マージン(主走査方向:MH13,MH23、副走査方向:MV13,MV23)、に分けて考えることができる(図7参照)。
このように、各種の調整量の組み合わせを考慮すると、必要なマージン量の最大値は加算、あるいは、各々の調整量が独立しており、各々の調整量の変化(個体ごとや実行回数毎のバラツキ)が実行的に正規分布に従う状況であれば、統計学的に二乗和の平方根とされ、大きくなってゆく。また、十分なマージンを確保するためには、たとえばそれが副走査方向であれば、連続印刷時の、用紙搬送方向の用紙間の間隔を広げる、すなわち、単位時間当たりの印刷枚数を低く抑える必要があり、またそれが主走査方向であれば、印刷に用いるfθレンズや感光体ドラム、定着装置、等々の主走査対応幅を全て大きくする必要があり、装置性能や印刷コストへの影響が大きい。
なお、これらのマージンが充分ではない場合、十分な補正ができず、画像ケラレや印刷品位の不良が発生する可能性がある。
但し、各々の補正量はユーザーの用途や歪の発生状況によって重要度(優先度)が変化することがある。また、定形サイズ用紙への出力では、出力そのものが最終利用形態となるため、用紙の規定位置に画像が印字される必要がある。また、トンボ(断裁マーク)付きノビ紙出力の場合、断裁前提のため、断裁しやすい印字(用紙辺に平行した印字)が必要となる。
そこで、本実施形態では、傾きのスキュー補正や位置ズレの位置補正などの各種補正について、優先度を設定する機能を設けるようにする。そして、優先度の高い補正を優先してマージンを使用し、他の補正についてはマージンの使用量を低減させて補正量を小さく制限する、といった機能を設けるようにする。なお、これらの機能については、後に詳しく説明する。
〔用紙に形成する画像、チャートの例〕
以下、図8を参照して印刷物の出力形態を説明する。図8(a)は用紙Pの全体に画像IMGをプリントし、用紙Pをそのまま使用する状態を示している。図8(b)は用紙Pの周辺部に断裁マークとしてのトンボMk1〜Mk4を付し、そのトンボMk1〜Mk4の内側に画像IMGをプリントする。プリント後に後処理としてトンボMk1〜Mk4の位置で断裁を実行する。なお、断裁マークとしてのトンボMk1〜Mk4としては、十字型だけでなく、各種の形状を使用することができる。図8(c)は用紙Pの全体に、主走査方向の測定用基準線LnH1〜LnH3、副走査方向の測定用基準線LnV1〜LnV3をプリントしてチャートとして出力する。このチャートを原稿読取部110や出力物読取部190や画像読取装置200で読み取って、読み取り結果からプリントされる画像の歪を検知する。この測定用基準線としては、ここに示す具体例に限定されるものではなく、各種の態様が可能である。
なお、チャートについては、原稿読取部110等で読み取る以外に、ユーザが目視により測定して測定結果(数値)を操作表示部103に入力することも可能である。このチャートについては、後に詳しく説明する。
〔画像処理の動作〕
以下、本実施形態における画像形成装置100における画像処理の動作について、図9のフローチャートを参照して詳細に説明する。
画像形成装置100は、制御部101の指示により、チャート(図8(c)参照)を用紙にプリントし、用紙にプリントされたチャートを出力物読取部190又は原稿読取部110において読み取る(図9中のステップS101)。なお、チャートを出力物読取部190で読み取る場合には、制御部101の指示によりプリントと共に自動的に実行する。また、チャートを原稿読取部110で読み取る場合には操作表示部103の表示に基づいてオペレータが実行する。
この場合、たとえば測定用紙端部の画像情報が重要となるから、たとえばプラテン上に測定用紙を置く場合に、測定用紙の背景に黒紙等の背景部材を当て、測定用紙の輪郭が黒背景中に検出可能な様、読み取ることが望ましい。また原稿読取部110の最大読み取りサイズに、前述の黒背景も含めた用紙サイズが収まらない場合は、測定用紙を、あらかじめ定められた手順で、部分部分毎に複数回読み取り、読み取った画像を1つの大画像に合成し、これを読み取り結果としても良い。
チャートの読み取り結果に基づいて、制御部101の指示を受けた画像処理部140は、プリント前の画像データとチャート読み取り結果とを比較して、印刷物に生じる画像の歪を検出する(図9中のステップS102)。この歪は、図5(a2)で説明したように、用紙形状、用紙搬送特性、画像形成時の光学系特性、画像形成部150の像担持体から用紙への画像転写特性、用紙上での画像定着特性、などを原因として発生する。
ここで求めた画像の歪みは、たとえば基準位置からの位置ずれ量として算出され、ユーザーが確認可能な様に、操作表示部103に、ズレ量、あるいは値を反転させて、補正量として表示されていても良い。また、ユーザーの追加補正が可能な様、操作表示部103において、前記ズレ量や補正量を直接編集できるように構成し、ステップS103以降の処理は、前記直接編集された値をもとに実行するようにしても良い。
なお、以上のチャートのプリントと読み取り(図9中のステップS101)及び歪の検出(図9中のステップS102)は、画像形成装置100の電源オン時、一定時間毎、プリント開始時、環境条件変化時、用紙トレイ内の用紙交換時、あるいはユーザ設定時、のいずれで実行しても良い。
制御部101は、操作表示部103又は外部のコンピュータから、画像形成装置100でプリントすべき画像の指示を受け付ける(図9中のステップS103)。この指示としては、画像形成装置100への画像データの入力を伴うものであっても良いし、既に画像データ記憶部130に格納されている画像データのプリント指示であっても良い。なお、プリント指示と共に、プリントする用紙サイズ、用紙種類、プリント枚数も指示される。
制御部101は、プリント指示に基づいて、画像サイズ、用紙サイズ、作業エリア(画像データ記憶部130の画像メモリ、画像形成部150の像担持体)のサイズを特定する(図9中のステップS104)。
また、制御部101は、操作表示部103又は外部のコンピュータから、画像処理設定項目を受け付ける(図9中のステップS105)。
ここでは、操作表示部103に表示される画像処理設定項目画面103G1の一例を示している。ここで、画像処理設定項目とその選択肢としては、図10(a)〜(f)や図11(a)〜(f)に示されるように、
・スキュー補正(実行する/実行しない)
・トンボ位置スキュー補正(実行する/実行しない)
・補正目標(表合わせ/辺指定/用紙平均/表裏平均)
・第1目標位置(用紙先端/用紙後端/用紙手前端/用紙奥端)
・第2目標位置(用紙先端/用紙後端/用紙手前端/用紙奥端)
・優先処理(スキュー補正優先/シフト補正優先)
などがある。
ここでは、スキュー補正を実行するか否か、スキュー補正を実行する場合には補正目標をどうするか、スキュー補正を実行しない場合にはトンボ位置をどうするか、スキュー補正を優先するか、といったことが設定可能になっている。
図10と図11では、選択されたボタンが白地の黒文字となって、選択の有無が識別可能となっている。
この選択は上から順に選択される前提で設計されており、たとえば、スキュー補正を実行する場合(図10(a))、トンボ位置スキュー補正は選択する必要が無いので、選択枝全てが網掛け状態となっていて無効化されている(図10(b))。
なお、図10の例では、画像のスキュー補正=実行、補正目標=指定辺、第1目標位置=用紙先端、第2目標位置=用紙手前端、補正マージン不足時の優先処理=スキュー補正、を示している。
また、図11の例では、画像のスキュー補正=実行しない、トンボ位置のスキュー補正=実行する、を示している。この場合、画像そのものに対してスキュー補正を実行しないことで画質劣化を防止し、画像周囲の断裁マークとしてのトンボ位置を傾けることで、断裁位置の調整で、画像のスキューズレを画像変形を用いずに補正し、より好ましい画像を得るための設定例である。なお、図11では優先処理の選択を、スキュー・シフト共に無効としているが、必要に応じ、たとえばマージンが不足する可能性が高ければ、いずれかの選択を有効と設定できるように構成しても良い。
以上の図10と図11とでは画像処理設定項目画面103G1の一例を示していたが、選択項目の選択順序を樹状図として示すと図12のようになる。
なお、以上の画像処理設定項目の選択は、図10〜図11のようなユーザーが設定できるようになっている構成に限定されない。たとえば、制御部101でトンボ付与等の付加情報をもとに補正モードを自動選択しても良い。また、印刷用紙の外形測定結果に基づいて、外形が正しい矩形でない場合、スキュー補正時の補正モードにおける、補正目標の項目以下の、各設定項目については制御部101が自動的に所定の設定値に選択するようにしても良いし、制御部101がスキュー補正時の補正モードを選択するようユーザーに促す表示を操作表示部103に表示しても良い。
さらに用紙サイズに応じて、制御部101が自動で選択項目を切り替えたり、ユーザ設定できても良い。たとえば定型A4用紙であれば、断裁せずにそのまま用いることが多いため用紙平均モードとし、A3ノビ用紙であれば、断裁を前提としている場合が多いので、指定辺モードとなるようにしたり、用紙毎にユーザーがあらかじめプリセット設定できるようにしておいても良い。その他、途中までユーザが選択してその後は制御部101が自動決定するような、「自動」の設定項目が存在していても良い。
ここで、図9のフローチャートの説明に戻る。制御部101は、画像サイズと作業エリア(画像データ記憶部130の画像メモリや画像形成部150の像担持体など画像形成装置100の装置固有情報)のサイズとを参照して、スキュー補正マージン、倍率補正マージン、位置補正マージンを算出する(図9中のステップS106)。なお、スキュー補正マージン、倍率補正マージン、位置補正マージンの算出については、後に詳しく説明する。
制御部101は、以上のように設定された画像処理設定項目としてスキュー補正=実行であるかを判断し(図9中のステップS107)、スキュー補正=実行でなければ(図9中のステップS107でNO)、画像の歪の検出(図9中のステップS102)結果を参照して、画像の傾きが所定の閾値以上であるか否かを判断する(図9中のステップS108)。なお、所定の閾値としては、画像の傾きが目立つか否かとして、ユーザ又は工場設定初期値として定められた値である。
なお、文字品位や色調などの印刷画質を重視するような用途においては、画像の傾きが小さい場合には、スキュー補正によるメリットよりも、画質劣化のデメリットが大きくなるため、スキュー補正を実行しないことが望ましい。
一方、ラベル印刷や罫線や文字が中心の割り付け印刷においては、若干の画質劣化よりも、表裏の位置精度の方が重要な場合が多く、このような場合は閾値を小さく設定できるようにしても良く、ユーザーが設定可能な様に構成されていてもかまわない。
また、前記、所定の閾値以上であるか否かを判断する(図9中のステップS108)ステップそのものの有効/無効が選択可能なスキュー閾値スイッチを用意しても良く、たとえば文字品位や色調などの印刷画質を重視するような用途においては、前記スキュー閾値スイッチを有効としておき、画像の傾きが小さい場合にはスキュー補正を実行しないようにし、ラベル印刷や罫線や文字が中心の割り付け印刷においては、前記スキュー閾値スイッチを無効としておき、スキュー補正と閾値の大小関係に関わらず、常にスキュー補正が実行されるように設定しても良い。
ここで、スキュー補正を実行しないと設定され(図9中のステップS107でNO)、画像の傾きが所定の閾値以上であれば(図9中のステップS108でYES)、図13のように断裁マークとしてのトンボMk1〜Mk4を画像(第1面画像IMG1、第2面画像IMG2)の傾きに合わせて傾けるパラメータを決定する(図9中のステップS109)。なお、図13では、第1面画像IMG1と第2面画像IMG2とを含めるように、トンボMk1〜Mk4を傾けるようにしている。
なお、図9では、上記の条件がそろった場合、常にトンボ位置を傾けるフローとしているが、図10、図11、図12で示したように、スキュー補正を実行しないと設定され、かつ、トンボ位置スキュー補正を実行する、と選択された場合に限り、上記のトンボ位置を傾ける処理を実行するように構成しても良い。
そして、この後に、シフト補正パラメータ決定・倍率補正パラメータ決定(図9中のステップS115)に進む。
また、ここで、スキュー補正を実行しないと設定され(図9中のステップS107でNO)、画像の傾きが所定の閾値以上でなければ(図9中のステップS108でNO)、シフト補正パラメータ決定・倍率補正パラメータ決定(図9中のステップS115)に進む。
また、スキュー補正を実行すると設定され(図9中のステップS107でYES)、画像の傾きが所定の閾値以上でなければ(図9中のステップS110でNO)、スキュー補正のパラメータを決定せずに、シフト補正パラメータ決定・倍率補正パラメータ決定(図9中のステップS115)に進む。
また、スキュー補正を実行すると設定され(図9中のステップS107でYES)、画像の傾きが所定の閾値以上であり(図9中のステップS110でYES)、スキュー補正優先が設定されていない場合(図9中のステップS111でNO)、スキュー補正マージンの範囲内でスキュー補正パラメータを決定し(図9中のステップS114)、シフト補正マージンの範囲内でシフト補正パラメータを決定すると共に倍率補正マージンの範囲内で倍率補正パラメータを決定する(図9中のステップS115)。
また、スキュー補正を実行すると設定され(図9中のステップS107でYES)、画像の傾きが所定の閾値以上であり(図9中のステップS110でYES)、スキュー補正優先が設定されている場合(図9中のステップS111でYES)、画像の傾きをスキュー補正により解消するのに必要なスキュー補正マージンが存在しているかを確認する(図9中のステップS112)。
スキュー補正を実行すると設定され(図9中のステップS107でYES)、画像の傾きが所定の閾値以上であり(図9中のステップS110でYES)、スキュー補正優先が設定されている場合(図9中のステップS111でYES)、画像の傾きをスキュー補正により解消するのに必要なスキュー補正マージンが存在していれば(図9中のステップS112でYES)、スキュー補正マージンの範囲内でスキュー補正パラメータを決定し(図9中のステップS114)、シフト補正マージンの範囲内でシフト補正パラメータを決定すると共に倍率補正マージンの範囲内で倍率補正パラメータを決定する(図9中のステップS115)。
一方、スキュー補正を実行すると設定され(図9中のステップS107でYES)、画像の傾きが所定の閾値以上であり(図9中のステップS110でYES)、スキュー補正優先が設定されている場合(図9中のステップS111でYES)、画像の傾きをスキュー補正により解消するのに必要なスキュー補正マージンが存在していなければ(図9中のステップS112でNO)、必要なスキュー補正マージンを確保するように、マージンの調整を行う(図9中のステップS113)。なお、このスキュー補正マージンの確保については、後に詳しく説明する。そして、確保したスキュー補正マージンの範囲内でスキュー補正パラメータを決定し(図9中のステップS114)、シフト補正マージンの範囲内でシフト補正パラメータを決定すると共に倍率補正マージンの範囲内で倍率補正パラメータを決定する(図9中のステップS115)。
そして、画像の歪を補正するための各種パラメータが決定された時点で、各パラメータに応じて、画像処理部140において画像データに対して画像処理を実行し(図9中のステップS116)、画像処理された画像データに基づいて画像形成部150でプリントを実行する(図9中のステップS117)。
以上のような画像処理とプリントとにより、元の画像データ(図5(b1))が画像形成で発生する歪を相殺するように画像処理で変形され(図5(b1’))、図5(b2)(b3)のように歪のない状態の本来の画像がプリントされる。
なお、制御部101の制御により、ユーザからプリント指示がされた全頁の画像について、画像処理とプリントとを実行する(図9中のステップS116〜S117、S118でYES、エンド)。
なお、図9のフローチャートは片面印刷の場合はそのまま適用することが可能であるし、両面印刷の場合も、表裏を一対の画像として扱うことで、図9のフローで処理することが可能である。
その場合、ステップS101で出力するチャートは両面印刷されており、ステップS102で検出する画像の歪みは表裏各々検出する。その場合当然、表裏の歪みの差異から、表裏の位置ずれは検知可能である。ステップS103〜S106までは演算結果を表裏共通で利用可能だし、必要に応じ、表裏各々に求めても良い。ステップS107、S111は表裏共通設定である。ステップS108、S110は表裏各々で判定すればよく、ステップS112は、表裏少なくとも一方のマージンが不足した場合にNOの判断となるように構成する。ステップS109のマークは断裁用のトンボであるから、一方(たとえば表面)のみにパラメータを生成し、もう一方(たとえば裏面)にはマークを印刷しないパラメータとする。ステップS113のマージンは表裏双方に確保され、ステップS114,115の各種補正パラメータは表裏各々に設定される。ステップS116,117は両面プリントとしての処理が実行され、ステップS118で全プリント終了の判断を行う。
また、本フローはチャートプリントを1回のみ出力し、その測定結果をもとに算出された補正値を用いて通常の印刷出力を実行する例を示したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、ステップS103以降のフローで再度チャートプリント出力を行い、その出力をステップS101のスキャンに戻し、補正を繰り返すフローも可能である。この場合、ステップS102で求めた歪み(前出のズレ量または補正量となる)は、初回のチャート測定分に加味され、ステップS103以降の処理を実行する事となる。
〔優先処理(スキュー補正優先/シフト補正優先)での詳細説明〕
ここで、図14を参照して、優先処理(スキュー補正優先/シフト補正優先)における補正動作例を説明する。
図14は用紙PとイメージワークスペースWSPと画像IMGとの関係を示している。
図14(a)は補正前の状態を示しており、傾きを含む歪みにより画像IMGが用紙Pからはみ出した状態になっていることがわかる。このため、このままプリントを実行すると画像IMGの一部が欠けた状態になる。
そこで、画像位置を調整することになるが、画像形成可能な範囲は一点鎖線で区切られたイメージワークスペースWSPの領域内のみのため、用紙Pに対し、正しい(中央にスキュー無く)位置に画像を調整しようとすると、画像がイメージワークスペースWSPをはみ出し、欠けが生じてしまう。
図14(b)はシフト補正優先で補正後の状態を示しており、シフト補正により画像IMGが用紙Pの範囲内に収まっている様子を示す。但し、シフト補正により画像IMGがイメージワークスペースWSPの端部に位置しているため、スキュー補正によって画像IMGの向きを用紙の向きに合わせることができない。
図14(c)は、スキュー補正優先で補正後の状態を示しており、スキュー補正のマージンを確保してスキュー補正を実行している。このため、画像IMGが用紙Pと同じ向きに揃っている。但し、スキュー補正を優先にしてマージンを割り当てていることにより、画像IMGがイメージワークスペースWSPの端部に位置しているため、シフト補正によって画像IMGの位置を用紙の中心に合わせることができない。
〔スキュー補正と補正目標との関係についての詳細説明〕
ここで、図15を参照して、スキュー補正と補正目標との関係について、具体例を示しつつ詳細に説明する。なお、図10の画像処理設定項目で説明した補正目標として、その選択肢としては、表合わせ/辺指定/用紙平均/表裏平均が存在している。
図15(a)は、用紙Pにおける第1面画像IMG1と第2面画像IMG2との補正前の状態を示している。
図15(b)は、スキュー補正の補正目標として表合わせを選択した場合において、用紙Pにおける第1面画像IMG1と第2面画像IMG2とのスキュー補正後の状態を示している。なお、表合わせは従来から存在する手法である。この場合、第1面画像IMG1が正しい状態であると仮定して、第2面画像IMG2を第1面画像IMG1に合わせている。但し、この場合は、用紙外形に関係なくプリントされるため、望ましくない場合がある。
たとえば、表面の画像位置は正確な用紙外形(正しい大きさであること、正確な矩形であること)の用紙を用いて正しく測定、調整したが、その後、用紙外形に狂いのある用紙で実際の印刷作業を行い、表裏の位置ずれが発生したので、本実施形態の表裏位置調整を実行したような場合、用紙外形に伴う画像位置ずれが表面に発生し、裏面を表面に合わせる位置調整では、表裏の位置関係は良く一致するが、そもそも、用紙に対する画像位置は調整出来ていないことになる。
図15(c)は、スキュー補正の補正目標として表裏平均を選択した場合において、用紙Pにおける第1面画像IMG1と第2面画像IMG2とのスキュー補正後の状態を示している。この場合、第1面画像IMG1と第2面画像IMG2との中間の傾き状態に、第1面画像IMG1と第2面画像IMG2とを合わせている。このため、第1面と第2面とでスキュー補正マージンが少なくて済む利点がある。
図15(d)は、スキュー補正の補正目標として用紙平均を選択した場合において、用紙Pにおける第1面画像IMG1と第2面画像IMG2とのスキュー補正後の状態を示している。ここで、用紙Pの外形が矩形ではないが、外形が矩形であると仮定して、その仮定外形の中央になるように第1面画像IMG1と第2面画像IMG2とをそれぞれ合わせている。このため、たとえば図8(a)の様な、断裁を前提としていない印刷においては、用紙外形の中にもっとも収まりよく画像位置が調節され、好ましい印刷結果が得られる。
図15(e)は、スキュー補正の補正目標として辺指定を選択した場合において、用紙Pにおける第1面画像IMG1と第2面画像IMG2とのスキュー補正後の状態を示している。この場合、第1面画像IMG1と第2面画像IMG2とを、指定された辺に対する傾きが最小となり、かつ、表裏の位置関係が一致するよう、第1面画像IMG1と第2面画像IMG2とを合わせている。このため、指定された辺に対向する位置を断裁位置Lcutとすることで、簡単な操作で用紙に正しく画像が収まった状態になる。すなわち、指定された辺が、スキュー補正に関する基準位置である。
図15(f)は、スキュー補正の補正目標として辺指定を選択した場合において、用紙Pにおける第1面画像IMG1と第2面画像IMG2とのスキュー補正後の状態を示している。この場合、第1面画像IMG1と第2面画像IMG2とを、図15(e)とは別の指定された辺(基準位置)に対する傾きが最小となり、かつ、表裏の位置関係が一致するよう、第1面画像IMG1と第2面画像IMG2とを合わせている。このため、指定された辺に対向する位置を断裁位置Lcutとすることで、簡単な操作で用紙に正しく画像が収まった状態になる。
このように、図15(e)と図15(f)とは、用紙の指定の辺に対する画像の傾きを正しく調整することができるから、印刷後に用紙を断裁する場合に、断裁時の基準辺を上記基準辺として設定することにより、断裁後の画像位置をスキュー無く調整することが容易となる。また例えば文書原稿で、後処理としてステープルで綴じる処理を行うような場合も、綴じた辺と画像位置の傾きが正しく補正されるため、綴じた印刷物の品位が向上し、さらに後処理で冊子を断裁する場合の作業性も良好となる。
〔マージン算出の詳細説明〕
以下、制御部101によるマージンの算出について、具体的数値を用いて説明する。なお、この算出は、主走査方向、副走査方向、各々について同一処理手順でマージンを求める。そこで、以下の説明では主走査方向/副走査方向の区別をしない。
プリント指示に基づいて、用紙サイズSize_Paperを取得する。たとえば、A3サイズ短辺であれば、297mmである。
プリント指示に基づいて、画像サイズSize_Imageを算出する。たとえば、A3サイズ用紙周囲に3mmの白地の縁取りを付ける場合、A3サイズ短辺であれば、297-(3*2)=291mmとなる。また、縁なしに用紙全面にプリントする場合は、画像サイズSize_Imageは、用紙サイズと同じ297mmとなる。
画像形成装置100の装置固有情報を参照し、最大の作業エリアに相当する最大プリントサイズSize_Printを取得する。この値は画像形成装置100の制約で決まるものであり、たとえば、上述した用紙や画像の短辺に応じた主走査方向の最大プリントサイズSize_Printを310mmとする。
画像形成装置100の装置固有情報を参照し、位置補正マージンMergin_Shiftを取得する。この値は、たとえば用紙を用紙トレイに収める際の収め方や、画像形成装置100の組み立て調整誤差によって、本来の設計中心からの用紙位置のずれを吸収可能なマージンとし、たとえば最大±5mmの位置調整が必要であれば、5*2=10mmとする。
画像形成装置100の装置固有情報を参照し、倍率補正マージンMergin_Magを取得する。この値は、たとえばプリント時の用紙の伸縮や、画像形成装置自体の微細な倍率ずれを補正するためのマージンである。たとえば、画像を最大で±2.0%の範囲で伸縮する必要がある場合、倍率補正でマージンが必要となるのは拡大方向のみなので+2.0%方向のみ考慮し、上記、A3サイズ短辺の場合、297*0.02=5.94mmが、必要な倍率補正マージンとなる。
そして、以上からスキュー補正マージンMergin_Skewを算出する。
単純には、Mergin_Skew=Size_Print−Size_Image−(Mergin_Shift+Mergin_Mag)である。従って、上記の例では、
スキュー補正に用いることができるスキュー補正マージンMergin_Skewは、
Mergin_Skew=310−291−(10+5.94)=3.06mmとなる。
上記の演算では、各々の調整量が各々マージンを消費する方向で最大になっても補正可能となるマージン量であるが、実際には、各々、実質的に相互作用の無い、独立の補正量と考えられるため、このような組み合わせが発生する可能性は非常に小さい。
そのような場合に、各々の実際の補正量の分布が正規分布に従うと考えられる場合は、各々の最大マージン量の二乗和が、補正に用いることができる総マージンMergin_Allとして、
Mergin_All=Size_Print−Size_Image=310−291=19mmの範囲内に収まるよう、各々の最大マージンを確保しても良い。
たとえば、上記の例では、
10*10+5.95*5.95+(Mergin_Skew*Mergin_Skew)≦19*19であり、
Mergin_Skew=SQRT(19*19−(10*10+5.95*5.95))=15.02mm
とすることができる。
スキュー補正量の必要最大量が上記の範囲内に収まっていれば所望の補正が実行可能となるが、この範囲を超える場合、スキュー優先であれば、画像位置や倍率の補正量を制限し、シフト優先であれば、スキュー補正量を制限することができる。
または、補正目標を「表裏平均」とすることで、補正マージンを有効に利用する事ができる。なお上記の例では事前に測定せずに、予測される最大補正量をもとにマージン量を設定したが、各々の測定について、実測結果をもとに必要マージンが確保できているか、都度確認することにしても良い。
この場合、 Mergin_Skew、Mergin_Shift、Mergin_Mag は、各々、実測値であり、これらの単純加算が総マージン Mergin_All 内に収まっていれば所望の補正が可能であり、収まらない場合、スキュー優先であれば、画像位置や倍率の補正量を制限し、シフト優先であれば、スキュー補正量を制限する事ができる。または、補正目標を「表裏平均」とすることで、補正マージンを有効に利用する事ができる。
〔チャートの読み取りについての詳細説明〕
両面プリントされた印刷物の表裏位置ずれの測定は、図16(a),(b)に示したようなチャートをプリントして実行する。
まず、用紙第1面(表面)の位置ズレ測定を、図16(a)に示すような、用紙Pの用紙第1面(表面)に測定用基準線LnH1、LnH2、LnV1、LnV2がプリントされたチャートで実行する。また、このチャートは用紙第1面(表面)のみにプリントされており、表面プリント時の位置ずれを測定できる。測定箇所は、用紙端部と測定用基準線の間隔、複数の測定用基準線の間隔であり、矢印a〜矢印hで示される箇所である。なお、この測定箇所は、原稿読取部110等を利用して測定しても良く、また、定規等でユーザーが目測して測定結果の数値を操作表示部103に入力しても良い。このようなチャートのプリントと測定とで、プリント時の縦横の倍率、画像中心位置、用紙搬送方向と主走査方向の直交性、基準用紙の搬送ズレ(位置、搬送方向に対する用紙傾き)の、プリントの基本特性が測定される。
また、表裏位置調整は、図16(b)に図示したチャートを用いて実行される。このパターンは用紙Pの表裏両面に測定用基準線LnH1、LnH2、LnV1、LnV2がプリントされている。なお、用紙Pの表裏両面に測定用基準線LnH1、LnH2、LnV1、LnV2が正しく(歪なく)プリントされた場合は、用紙Pの表裏の測定用基準線のプリント位置が重なるようなデザインとなっている。この図16(b)のチャートでは、測定用基準線と用紙端部の間の矢印a〜矢印iの箇所を測定し、表裏の対応関係になる箇所の測定値の差異が表裏の位置ずれとなる。
本測定も、原稿読取部110等を利用して測定しても良く、また、定規等でユーザーが目測して測定結果の数値を操作表示部103に入力しても良い。
なお、測定用基準線の交点が用紙Pの4隅近くに存在するが、この交点の位置の表裏差から、画像の傾きが求められる。
すなわち、たとえば図16(b)の、矢印b、矢印e、矢印k、矢印h、の4か所に相当する測定から、表面に対する裏面画像の大きさ、位置が測定でき、矢印a、矢印d、矢印f、矢印j、矢印l、矢印i、矢印g、矢印c、の8か所に相当する測定から、画像の傾きが求められる。
この測定結果をもとに、表面に対する裏面画像の大きさ、位置を主走査方向、副走査方向、各々について算出し、各々倍率補正パラメータ、位置調整パラメータが算出される。この倍率補正パラメータ、位置調整パラメータは、裏面プリント時の調整値である。
さらに、以上の図16(b)の測定結果をもとに、表面に対する裏面画像の傾きが測定されスキュー補正パラメータが算出される(図15において、(b)、(c)の補正を実行する場合)。あるいは、表裏の測定用基準線各々と、平行する用紙辺各々との傾きが測定され、スキュー補正パラメータが算出される(図15において、(d)、(e)、(f)の補正を実行する場合)。このスキュー補正パラメータを用いて、傾きが調整される。
傾きを調整する場合、その支点位置(調整によって画像位置が変化しない箇所)を中心として画像が傾く。即ち、支点位置以外の箇所は、画像位置が補正前からズレる事になる。また、支点位置をどこに置くかで、スキュー補正後の画像位置が異なることになる。たとえばスキュー調整を必要に応じて「実行する」⇒「実行しない」と設定変更した場合には、スキュー補正実行時におけるスキュー補正での支点位置が保たれるように、スキュー補正不実行時において位置調整をやり直す必要がある。また「実行しない」⇒「実行する」と設定変更した場合も同様に位置調整をやり直す必要がある。
従って、スキュー補正の支点位置と位置調整の測定位置とを一致させることが望ましい。 このようにすると、たとえばスキュー調整を必要に応じて「実行しない」⇔「実行する」と設定変更した場合においても、前述の倍率補正パラメータ、位置調整パラメータを変更しなくとも、好ましい画像位置が保たれている状態となる。
ここで位置測定の測定位置は、たとえば上述、図16(b)のような、矢印b、矢印e、矢印k、矢印h、の4か所を測定した場合には各々の位置が相当するし、上述、図16(a)の矢印a〜矢印hで示される箇所を測定した場合、たとえばaとbの測定結果の平均値をもとにLnH1の上下方向の位置を測定することになり、その場合の測定位置は、aとbの平均位置、即ち、矢印eで示される線分の中点に相当する箇所が位置測定の測定位置となる。同様に、矢印dで示される線分、矢印hで示される線分、矢印fで示される線分、各々の中点が、位置測定の測定位置となる。
一例をあげると、図16(b)で、矢印b、矢印e、矢印k、矢印h、の4か所を測定した位置調整した場合と、上述のように図16(a)の矢印a〜矢印hで示される箇所を測定した場合、とでは、各々の位置測定の測定位置は異なる。従って、図16(b)で、スキュー調整を実行した場合、測定位置にズレが生じる可能性がある。このような場合、たとえば図16(a)のチャートデザインを変更して、、図16(b)の矢印b、矢印e、矢印k、矢印h、の4か所に一致させるか、あるいは、図16(b)位置調整する際に、矢印a、矢印d、矢印f、矢印j、矢印l、矢印i、矢印g、矢印c、の8か所に相当する測定値から、矢印a〜矢印hで示される箇所に相当する測定値を内挿して求めることで、位置測定の測定位置を、上述図16(a)の場合と揃えるか、によって、スキュー補正の支点位置と位置調整の測定位置とを一致させる事が出来る。
もし何らかの都合により、スキュー補正の支点位置と位置調整の測定位置とを一致させることが困難な場合、スキュー調整を「実行する」→「実行しない」と設定変更された場合を検知し、自動的に画像位置調整を実行し直す調整モードに移行するか、ユーザーに調整し直すよう、メッセージを表示するように構成することが望ましい。
以上のように、倍率補正パラメータ、位置調整パラメータと、スキュー補正パラメータが各々算出され、適用される場合、都合によりスキュー補正パラメータをオフとすると、前述の支点位置を中心に画像がスキューすることになる。この場合に、用紙中心から画像の平均位置がずれないようにすると、ユーザーが容易にスキュー補正パラメータをオン/オフすることができ、たとえばスキュー補正による画質劣化が気になる平坦な中間調や均質なテクスチャが大勢を占めるような画像において、簡単にスキュー補正をオフすることが出来るようになり利便性が向上する。上の説明からわかるように、傾き量は、モードによって、プリント裏面だけではなく、表面の調整量も変化する。
〔断裁マークと断裁箇所識別の詳細説明〕
図17は用紙Pに画像(図示省略)が形成される際に断裁マークMk1〜Mk4が付される場合の一例を示している。ここで、断裁マークは十字型ではなく、2つのL字型の組合せで構成されている。このような形状にすることで、断裁されて残される用紙部分と断裁マークとが接触することがない。
図17(a)では、図上の左端部の辺がスキュー補正の補正目標とされた指定辺(基準位置)である。ここで、断裁マークMk1〜Mk4で囲まれた一点鎖線の位置で断裁が実行される。この場合、指定辺の対向位置である右端の一点鎖線(断裁マークMk2とMk4で挟まれた断裁位置)が最初に断裁される断裁位置である。このため、断裁位置が明確になるよう、断裁位置を挟む断裁マークMk2とMk4とを、他の断裁マークMk1とMk3よりも太線で構成する。なお、太線以外であっても識別可能であれば良い。
図17(b)では、図上の左端部の辺がスキュー補正の補正目標とされた指定辺(基準位置)である。この場合、指定辺の対向位置である右端の一点鎖線(断裁マークMk2とMk4で挟まれた辺)が最初に断裁される第1断裁位置である。このため、最初の断裁位置が明確になるよう、断裁位置の辺近傍位置で断裁されて捨てられる領域に、断裁順位表示dsp1(図17(b)中の「(1)」)を表示する。また、2番目の第2断裁位置が明確になるよう、断裁位置の辺近傍位置で断裁されて捨てられる領域に、断裁順位表示dsp2(図17(b)中の「(2)」)を表示する。
図17(c)では、図上の左端部の辺がスキュー補正の補正目標とされた指定辺(基準位置)である。この場合、指定辺の対向位置である右端の一点鎖線(断裁マークMk2とMk4で挟まれた辺)が最初に断裁される第1断裁位置である。
このため、第1断裁位置(断裁マークMk2とMk4で挟まれた断裁位置)が明確になるよう、断裁位置を挟む断裁マークMk2とMk4について、第1断裁位置に平行する部分を最も太い太線で構成する。また、第2断裁位置(断裁マークMk3とMk4で挟まれた断裁位置)が明確になるよう、断裁位置を挟む断裁マークMk3とMk4について、第2断裁位置に平行する部分を次に太い太線で構成する。そして、断裁マークの上記以外の線については細線又は中線で構成する。すなわち、第1断裁位置、第2断裁位置、それ以外の断裁位置を明示するように、断裁マークの線を3段階の太さで構成する。なお、線の太さ以外であっても識別可能であれば良い。
なお、既に説明したようにスキュー優先であってスキュー補正マージンを十分に確保するために、断裁マークMk1〜Mk4のいずれかについて、断裁マークとして識別が可能な範囲で当該断裁マークの一部が用紙外にはみ出させることも可能である。
なお、上記説明では、断裁部(断裁装置)の構造として、突き当て冶具に突き当てた一辺と対向する辺を断つ場合について記載したが、本実施形態はこの場合に限らず、断つ側の辺を突き当てる構造に構成された断裁部であっても利用可能である。この場合、指定辺に対向する側ではなく、指定辺側を先に断裁するよう、マークを設定することになる。また、図15(e)と図15(f)において、辺指定された側の辺に、Lcutが位置することになる。つまり、断裁部の突き当て辺と断裁辺の関係により、設定されるべきものであり、どちらか一方に予め固定されていても良く、切り替え可能に、操作表示部103で指定できるよう、構成されていても良い。
〔その他の実施形態(1)〕
以上の図8(a)の場合、プリント画像は用紙サイズに合致しているが、用紙4辺の所定量は実質的にプリントされないよう、白画像となっている。このような場合、この白縁の部分が描画可能エリアをはみ出したとしても、実質的な画像欠けは発生しない。この白縁のサイズを取得して相当分を位置調整マージンとして利用してもかまわないし、画像情報から実質的な白地を抽出し、その範囲までは描画可能エリアをはみ出しても良いよう、画像処理を構成しても良い。
〔その他の実施形態(2)〕
以上の画像形成装置100の実施形態の説明について、以下のような変更も可能である。
図3のような複数の画像形成装置100−1〜100−nを備える画像形成システムでは、画像読取装置200の読み取り結果を受信した各画像形成装置100−1〜100−nの制御部が以上の制御を行う。
図4のような複数の画像形成装置100−1〜100−nを備える画像形成システムでは、画像読取装置200の読み取り結果を受信した画像処理制御装置300が以上の制御を行う。そして、画像処理制御装置300が、補正パラメータを各画像形成装置100−1〜100−nに通知する。
また、図4のような画像形成システムでは、各画像形成装置100−1〜100−nの特性を揃えるように補正パラメータを算出したり、スキュー補正オン/オフ設定を揃えるようにすることも望ましい。
〔その他の実施形態(3)〕
以上の説明では、断裁部の構造として、突き当て冶具に突き当てた一辺と対向する辺を断裁する場合について記載したが、これに限定されない。すなわち、断裁する側の辺を突き当てる構造の断裁部でも利用可能である。この場合、マークを生成する所定の一方としては、作業に用いる断裁部の仕様によって異なるので、どちらか一方に予め固定されていても良く、切り替え可能に、操作表示部103で指定できるよう、構成されていても良い。
〔その他の実施形態(4)〕
本実施形態は用紙サイズに関わらず有効であるが、特に、ユーザーが大きな用紙を購入し、これを適当に断裁して作った不定型サイズの用紙の場合、用紙の直角性が充分な精度で維持されていない場合が多く、このような場合において特に有効となる。すなわち、以上の実施形態は定型サイズ用紙と不定型サイズ用紙の両方に有効であるが、特に不定型サイズ用紙に対して有効に作用する。また、定型サイズ用紙であっても形状に若干の誤差や変動が生じる場合にも有効に作用する。
〔実施形態により得られる効果〕
(1)以上の実施形態で説明したように、用紙に形成される画像に生じる歪みが相殺されるように予め画像を変形させるスキュー補正を実行する場合、歪を補正するのに使用可能なマージン量を第1補正マージン量、歪の中でスキュー補正以外で補正するのに使用されるマージン量を第2補正マージン量、とした場合に、第1補正マージン量から第2補正マージン量を差し引いた第3補正マージン量を算出し、スキュー補正により補正すべきスキュー補正量が第3補正マージン量の範囲内で収まるように、用紙の第1面に形成される第1画像と用紙の第2面に形成される第2画像とに対してそれぞれスキュー補正を含む画像処理を実行する。この結果、画像形成の際に発生する各種の歪みに対応して、スキュー補正を伴う調整を行う場合に、マージンを有効に活用して、必要なスキュー補正を適切に実行することができる。本実施形態は用紙サイズに関わらず有効であるが、特に、ユーザーが大きな用紙を購入し、これを適当に断裁して作った不定型サイズの用紙の場合、用紙の直角性が充分な精度で維持されていない場合が多く、このような場合において特に有効となる。
(2)以上の(1)において、第1画像と第2画像とのそれぞれの中間の位置に合わせるようにスキュー補正を含む画像処理を実行する。この結果、画像形成の際に発生する各種の歪みに対応して、スキュー補正を伴う調整を行う場合に、表裏それぞれのマージンを有効に活用して、必要なスキュー補正を適切に実行することができる。
(3)以上の(1)において、スキュー補正をスキュー補正以外に優先させるか否かの選択可能であって、スキュー補正の優先が選択された場合に、第3補正マージン量が最大になるように、第1画像と第2画像との少なくとも一方について位置調整してスキュー補正を含む画像処理を実行する。この結果、画像形成の際に発生する各種の歪みに対応して、スキュー補正を伴う調整を行う場合に、表裏それぞれのマージンを最大限に有効に活用して、必要なスキュー補正を適切に実行することができる。
(4)以上の(3)において、用紙の断裁位置を示すマークを生成する場合に、当該マークの一部分が用紙からはみ出すことを許容する。この結果、画像形成の際に発生する各種の歪みに対応して、スキュー補正を伴う調整を行う場合に、表裏それぞれのマージンを最大限に有効に活用して、必要なスキュー補正を適切に実行することができる。
(5)以上の(1)〜(4)において、スキュー補正により補正すべきスキュー補正量を算出し、当該スキュー補正量が予め定められた閾値より小さい場合には、スキュー補正を実行しない。この結果、スキュー補正による画質劣化を発生させないようにすることが可能になる。
(6)以上の(5)において、スキュー補正量について、画像形成時の主走査方向補正量と副走査方向補正量とに分けて算出し、当該主走査方向補正量と当該副走査方向補正量とのそれぞれが予め定められた閾値より小さい場合には、スキュー補正を実行しない。この結果、スキュー補正による画質劣化を発生させないようにすることが可能になる。
(7)以上の(5)〜(6)において、スキュー補正により補正すべきスキュー補正量を算出し、当該スキュー補正量が予め定められた閾値より小さい状況であって、
当該状況に合致した場合であってもスキュー補正を実行すると選択された場合には、スキュー補正を実行する。この結果、スキュー補正による画質劣化を発生させないようにすることと、要望に応じてスキュー補正を実行することとの選択が可能になる。
(8)以上の(5)〜(6)において、スキュー補正により補正すべきスキュー補正量を算出し、当該スキュー補正量が予め定められた閾値より小さい状況であって、当該状況に合致した場合にはスキュー補正を実行しないと選択された場合には、スキュー補正を実行しない。この結果、要望に応じてスキュー補正による画質劣化を発生させないようにすることと、要望に応じてスキュー補正を実行することとの選択が可能になる。
100 画像処理装置
101 制御部
102 通信部
103 操作表示部
110 原稿読取部
130 画像データ記憶部
140 画像生成部
150 画像形成部
160 定着部
190 出力物読取部

Claims (9)

  1. 用紙に形成される画像に生じる歪みが相殺されるように予め前記画像を変形させるスキュー補正を含む画像処理を実行する画像処理部と、
    前記画像処理部における前記画像処理を制御する制御部と、
    を備えた画像処理装置であって、
    前記制御部は、前記歪を補正するのに使用可能なマージン量を第1補正マージン量、前記歪の中で前記スキュー補正以外で補正するのに使用されるマージン量を第2補正マージン量、とした場合に、前記第1補正マージン量から前記第2補正マージン量を差し引いた第3補正マージン量を算出し、
    前記スキュー補正により補正すべきスキュー補正量が前記第3補正マージン量の範囲内で収まるように、前記画像処理部が、前記用紙の第1面に形成される第1画像と前記用紙の第2面に形成される第2画像とに対してそれぞれ前記スキュー補正を含む前記画像処理を実行するように制御する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理部は、前記第1画像と前記第2画像とのそれぞれの中間の位置に合わせるように前記スキュー補正を含む前記画像処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記スキュー補正を前記スキュー補正以外に優先させるか否かの選択可能であって、前記スキュー補正の優先が選択された場合に、
    前記制御部は、前記第3補正マージン量が最大になるように、前記第1画像と前記第2画像との少なくとも一方について位置調整して前記スキュー補正を含む前記画像処理を実行するように前記画像処理部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御部は、前記用紙の断裁位置を示すマークを生成する場合に、前記マークの一部分が前記用紙からはみ出すことを許容する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記制御部は、前記スキュー補正により補正すべきスキュー補正量を算出し、当該スキュー補正量が予め定められた閾値より小さい場合には、前記スキュー補正を実行しないように前記画像処理部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記制御部は、前記スキュー補正量について、画像形成時の主走査方向補正量と副走査方向補正量とに分けて算出し、当該主走査方向補正量と当該副走査方向補正量とのそれぞれが予め定められた閾値より小さい場合には、前記スキュー補正を実行しないように前記画像処理部を制御する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記制御部は、前記スキュー補正により補正すべきスキュー補正量を算出し、当該スキュー補正量が予め定められた閾値より小さい状況であって、当該状況に合致した場合であっても前記スキュー補正を実行すると選択された場合には、前記スキュー補正を実行するように前記画像処理部を制御する、
    ことを特徴とする請求項5乃至請求項6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記制御部は、前記スキュー補正により補正すべきスキュー補正量を算出し、当該スキュー補正量が予め定められた閾値より小さい状況であって、当該状況に合致した場合には前記スキュー補正を実行しないと選択された場合には、前記スキュー補正を実行しないように前記画像処理部を制御する、
    ことを特徴とする請求項5乃至請求項6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 用紙に形成される画像に生じる歪みが相殺されるように予め前記画像を変形させるスキュー補正を含む画像処理を実行する画像処理部と、
    前記画像処理部における前記画像処理を制御する制御部と、
    を備えた画像処理装置における画像処理方法であって、
    前記歪を補正するのに使用可能なマージン量を第1補正マージン量、前記歪の中で前記スキュー補正以外で補正するのに使用されるマージン量を第2補正マージン量、とした場合に、前記第1補正マージン量から前記第2補正マージン量を差し引いた第3補正マージン量を算出し、
    前記スキュー補正により補正すべきスキュー補正量が前記第3補正マージン量の範囲内で収まるように、前記画像処理部が、前記用紙の第1面に形成される第1画像と前記用紙の第2面に形成される第2画像とに対してそれぞれ前記スキュー補正を含む前記画像処理を実行する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
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