JP2023053567A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】シートに対する画像の形成位置を調整するのに際して、調整シートの無駄を省くことができる画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。【解決手段】画像形成装置101は、画像形成デバイスと、載置部に載置されたシートを搬送して、画像の読み取りが可能な読取デバイスとを備える。画像形成装置101は、シートへの画像の形成に先立ってシートに対する画像の形成位置を調整するための調整用チャート301を、画像形成部104に所定枚数出力させる出力手段と、ADF105に載置された所定枚数の調整用チャート301を順次画像読取部102に読み取らせる読取処理を行う読取手段とを備える。出力手段は、ジャムが検出された場合、所定枚数よりも少ない枚数の調整用チャート301を再度画像形成部104に出力させる。【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラムに関する。
シートに画像を形成する従来の画像形成装置としては、シートに対する画像の形成位置を調整する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の装置では、画像位置調整用の調整画像が形成された調整シートを複数出力して、当該調整シートをADF(Automatic Document Feeder)で読み取る。そして、この読み取り結果に基づいて、画像の形成位置が調整される。
特開2020-184713号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、複数の調整シートをADFで読み取るときにエラーが生じた際、その後の対応(処理)について、改善の余地があると考えられる。例えば読取エラーの内容が紙詰まり等である場合、通常、調整シートは折れ曲がる等の損傷を受ける。この損傷を受けた調整シートを再度ADFで読み取ったとしても、正しい画像位置調整を行うことができないおそれがある。そのため、エラーの後の対応として、画像位置調整に要する調整シートを再度全て出力して、ADFで再度読み取ることが考えられる。この場合、損傷を受けた調整シートの代わりに、新たな調整シートが得られるが、損傷を受けていない調整シートについても、新たな調整シートが得られることなり、その分は無駄となる。
本発明は、シートに対する画像の形成位置を調整するのに際して、調整シートの無駄を省くことができる画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成可能な画像形成デバイスと、画像が形成されたシートを載置可能な載置部と、載置部に載置されたシートを搬送して、画像の読み取りが可能な読取デバイスと、を備える画像形成装置であって、シートへの画像の形成に先立ってシートに対する画像の形成位置を調整するための調整シートを、画像形成デバイスに所定枚数出力させる出力手段と、載置部に載置された所定枚数の調整シートを順次読取デバイスに読み取らせる読取処理を行う読取手段と、読取処理中のジャムの発生を検出する検出手段と、を備え、出力手段は、検出手段によってジャムが検出された場合、所定枚数よりも少ない枚数の調整シートを再度画像形成デバイスに出力させることを特徴とする。
本発明によれば、シートに対する画像の形成位置を調整するのに際して、調整シートの無駄を省くことができる。
第1実施形態の画像形成装置の全体構成を示すブロック図である。 図1中のコントローラ部の構成を示すブロック図である。 調整用チャート(画像出力位置調整用チャート)の一例を示す模式図である。 調整用チャートの読み取り例を示す図である。 出力画像の両面位置合わせを行う際のフローチャートである。 調整用チャート設定および指示を受け付ける画面の一例である。 第2実施形態での調整用チャートの読み取り例を示す図である。 出力画像の両面位置合わせを行う際のフローチャートである。 調整用チャート設定および指示を受け付ける画面の一例である。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の各実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は各実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。
<第1実施形態>
以下、図1~図6を参照して、第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態の画像形成装置の全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、画像形成装置101は、画像読取部102、コントローラ部103、画像形成部104、ADF(Automatic Document Feeder)105を有する。
ADF105は、自動原稿送り装置である。ADF105は、複数の原稿(画像が形成されたシート)を重ねて載置可能な載置部を有する。そして、この載置部に載置された原稿を順に1枚ずつ搬送することができる。また、ADF105は、データバスを介して画像読取部102との間で制御信号の授受を行い、原稿の搬送および原稿検知センサを含む各種センサの値の通知を行う。画像読取部102は、データバスを介してコントローラ部103から受け取った原稿読み取り指示によって、ADF105とともに動作して、1枚ずつ原稿(画像)の読み取りを行うことができる。本実施形態では、画像読取部102とADF105とで、画像の読み取りが可能な読取デバイスが構成される。
画像形成部(画像形成デバイス)104は、画像形成前の用紙(記録紙)を搬送することができる。また、画像形成部104は、データバスを介してコントローラ部103から取得した画像データを、可視画像として用紙に印刷で形成して、画像形成装置101外へと排紙する。コントローラ部103は、データバスを介して画像読取部102、画像形成部104、ADF105を含む画像形成装置101の全体を制御する。また、コントローラ部103は、入力された画像データを解析し、適宜画像処理を施して出力する画像データを生成する。
図2は、図1中のコントローラ部の構成を示すブロック図である。図2に示すように、コントローラ部103は、CPU201、eMMC202、記憶部203、調整値算出部204、プリンタI/F205を有する。また、コントローラ部103は、スキャナI/F206、画像メモリ207、画像位置情報取得部208、画像位置調整部(画像位置調整手段)209、操作部210を有する。
CPU201は、画像形成装置101全体の制御を行う。eMMC202は、フラッシュメモリで構成され、画像形成装置101の各手段等をCPU201(コンピュータ)が実行する制御プログラムが格納されている。記憶部203は、各種制御に必要な情報を保持するための不揮発性メモリである。プリンタI/F205は、画像形成部104との間でデータの送受信を行う。スキャナI/F206は、画像読取部102との間でデータの送受信を行う。画像メモリ207は、スキャナI/F206を介して取得した画像データを保存する。画像位置情報取得部208は、画像メモリ207上の調整用チャート(調整シート)の画像から特定のマーク(特徴点)を識別し、このマークに基づいて、画像の位置情報を取得する。調整値算出部204は、画像位置情報取得部208で取得した画像位置情報の平均から画像形成位置を調整するための調整値を算出する。画像位置調整部209は、調整値算出部204で算出された調整値に従い、画像形成部104で形成される画像の位置を調整する。操作部210は、ユーザに情報を表示したり、ジョブ投入や各種設定等の操作を受け付けたりするタッチパネルやハードウェアキーで構成されている。
画像形成装置101では、調整用チャート(調整シート)301が用いられる。調整用チャート301は、用紙への画像の形成に先立って、用紙に対する画像の形成位置を調整して、出力画像の表裏の位置合わせを行う際に用いられるシートである。図3は、調整用チャート(画像出力位置調整用チャート)の一例を示す模式図である。図3に示すように、調整用チャート301は、長方形のシートである。このシートとしては、例えば、A3、A4、A5、B4、B5サイズの用紙を用いることができる。調整用チャート301は、例えば表側の面となる第1面301(a)と、裏側の面となる第2面301(b)とを有する。調整用チャート301は、短辺方向に沿って、図3中の左側に搬送される。
第1面301(a)には、調整用チャート301の4つの角部側にマーク302(a)、302(b)、302(c)、302(d)が付されて(形成されて)いる。マーク302(a)~302(d)は、いずれも、2つの線分が鋭角に交差するレ点型マークであり、画像位置情報取得部208で検出される。図3中、マーク302(a)は、左上の角部側に配置され、マーク302(b)は、右上の角部側に配置され、マーク302(c)は、左下の角部側に配置され、マーク302(d)は、右下の角部側に配置されている。また、マーク302(a)とマーク302(b)とは、鋭角の頂部が互いに対向している。同様に、マーク302(c)とマーク302(d)も、鋭角の頂部が互いに対向している。
第2面301(b)には、調整用チャート301の4つの角部側にマーク302(e)、302(f)、302(g)、302(h)が付されている。マーク302(e)~302(h)は、いずれも、マーク302(a)~302(d)と同様に、2つの線分が鋭角に交差するレ点型マークである。図3中、マーク302(e)は、左上の角部側に配置され、マーク302(f)は、右上の角部側に配置され、マーク302(g)は、左下の角部側に配置され、マーク302(h)は、右下の角部側に配置されている。また、マーク302(e)とマーク302(f)とは、鋭角の頂部が互いに対向している。同様に、マーク302(g)とマーク302(h)も、鋭角の頂部が互いに対向している。
また、各頂部がそれぞれマーク302(a)~302(h)の位置座標の基準となる点、すなわち、画像の形成位置を調整する際に用いられる特徴点となる。そして、マーク302(a)の特徴点と調整用チャート301の基準辺(用紙端)との距離である位置座標P302(a)が記憶部203に予め保存される。また、マーク302(b)の特徴点と調整用チャート301の基準辺との距離である位置座標P302(b)が記憶部203に予め保存される。同様に、マーク302(c)の特徴点の位置座標P302(c)が記憶部203に予め保存される。マーク302(d)の特徴点の位置座標P302(d)が記憶部203に予め保存される。マーク302(e)の特徴点の位置座標P302(e)が記憶部203に予め保存される。マーク302(g)の特徴点の位置座標P302(g)が記憶部203に予め保存される。マーク302(h)の特徴点の位置座標P302(h)が記憶部203に予め保存される。また、マーク302(a)~302(h)も記憶部203に予め保存される。
第1面301(a)と第2面301(b)とでは、マーク同士が次のように対応する。マーク302(a)とマーク302(g)とが対応する。マーク302(b)とマーク302(h)とが対応する。マーク302(c)とマーク302(e)とが対応する。マーク302(d)とマーク302(f)とが対応する。そして、この対応するマーク同士の位置は、一致するように配置されている。調整用チャート301を画像形成部104から出力した際、このマークの位置が正しくなるように出力位置が調整されると、原稿(出力物)の両面でマーク同士(画像)の位置が重なるようになっている。
なお、マーク302(a)~302(h)は、本実施形態ではレ点型マークとしたが、これに限定されず、例えば、画像位置情報取得部208が検出可能な形状であって、位置座標の基準となる点を有するものであれば、いかなる形状でもよい。
また、第1面301(a)には、マーク303(a)が付され、第2面301(b)には、マーク303(b)が付されている。マーク303(a)は、当該マーク303(a)が付された面が第1面301(a)であることを認識させるマークであり、画像位置情報取得部208で検出される。マーク303(b)は、当該マーク303(b)が付された面が第2面301(b)であることを認識させるマークであり、画像位置情報取得部208で検出される。
マーク303(a)は、第1面301(a)において、調整用チャート301の搬送方向前方の長辺側に配置されている。マーク303(a)は、1つの二等辺三角形のマークであり、頂角が搬送方向に臨む。マーク303(b)は、第2面301(b)において、調整用チャート301の搬送方向前方の長辺側に配置されている。マーク303(b)は、搬送方向に沿って並べられた2つの二等辺三角形のマークであり、各頂角が搬送方向に臨む。マーク303(a)および303(b)により、ユーザが調整用チャート301をADF105に載置する際に、その搬送方向に対する調整用チャート301の向きを正確に合わせることができる。また、各頂部がそれぞれマーク303(a)および303(b)の位置座標の基準となる点となる。
なお、マーク303(a)および303(b)は、本実施形態では二等辺三角形としたが、これに限定されない。例えば、マーク303(a)および303(b)は、画像位置情報取得部208が検出可能な形状であって、位置座標の基準となる点を有し、ユーザが調整用チャート301の向きを判断可能なものであれば、いかなる形状でもよい。また、マーク303(a)および303(b)は、黒塗りされているが、これに限定されない。
以上のようなマークが付された調整用チャート301は、用紙への画像の形成に先立って、用紙に対する画像の形成位置が調整される際、ADF105に載置されて搬送されつつ、画像読取部102で読み取られる。
画像位置情報取得部208は、画像読取部102で読み取られた調整用チャート301の画像(マーク302(a)~302(h)、マーク303(a)および303(b))から位置情報を取得する。また、調整値算出部204は、画像位置情報取得部208で取得された画像位置情報に基づいて、画像を調整するための調整値を算出する。以下、位置情報を取得してから調整値を算出するまでについて説明する。
画像位置情報取得部208は、画像読取部102が読み取った1枚の調整用チャート301に対して、当該調整用チャート301の第1面301(a)であるか、または、第2面301(b)であるかを判断する。画像位置情報取得部208は、第1面301(a)と判断した場合、第1面301(a)のマーク302(a)~302(d)を検出する(抽出する)。そして、画像位置情報取得部208は、マーク302(a)~302(d)にそれぞれ対応するの4つの位置座標(P302(a)~P302(d))を取得する。位置座標(P302(a)~P302(d))は、マーク302(a)~302(d)の位置情報として、記憶部203に保存される。また、画像位置情報取得部208は、第2面301(b)と判断した場合、第2面301(b)のマーク302(e)~302(h)を検出する。そして、画像位置情報取得部208は、マーク302(e)~302(h)にそれぞれ対応するの4つの位置座標(P302(e)~P302(f))を取得する。位置座標(P302(e)~P302(f))は、マーク302(e)~302(h)の画像位置情報として、記憶部203に保存される。画像位置情報取得部208は、調整用チャート301が複数ある場合、各調整用チャート301に対して上記と同様の位置座標(画像位置情報)取得を行う。
調整値算出部204は、画像位置情報取得部208が取得した調整用チャート301の各ページ、すなわち、第1面301(a)および第2面301(b)での前記位置座標を用いて、座標の平均を算出する。平均を算出するのは、画像形成部104の出力時の誤差の影響を抑えることが目的である。そして、調整値算出部204は、上記で取得した現在の画像位置情報である8つの位置座標P302(a)~P302(h)と、記憶部203に予め保存されている基準となる位置座標P302(a)~P302(h)との差分を算出する。調整値算出部204は、この差分に基づいて、画像の位置ずれ量・倍率誤差を算出して、この算出結果を調整値として記憶部203に保存する。
画像位置調整部209は、調整値算出部204が算出した調整値に従って、画像形成部104から出力される画像の位置調整を行う。具体的には、画像位置調整部209は、記憶部203に保存された調整値に基づいて、画像の位置ずれ量・倍率誤差に応じた、画像形成部104で画像を用紙に出力するタイミングの修正を行う。また、その他、画像位置調整部209は、調整値に基づいて、画像データに対する余白の付与または削除を行ったり、画像データを拡大・縮小する画像処理を行ったりする。このような修正、余白の付与・削除、画像処理等の各種処理により、画像形成部104から出力される画像の位置を適切な位置になるように調整することができる。
次に、ADF105で搬送された調整用チャート301を画像読取部102が読み取る際に、その搬送途中で、すなわち、ADF105で紙詰まり(ジャム)が発生した場合の復帰方法について説明する。
まず、出力画像の両面位置合わせを行うには、画像形成部104が出力した複数枚の調整用チャート301を読み取り原稿(位置合わせ用原稿)として、ADF105に載置する。そして、ADF105から調整用チャート301を順に搬送しつつ、この調整用チャート301を画像読取部102が読み取る。このとき、画像形成部104が出力する調整用チャート301は、全て同じであり、ページの区別は存在しない。一方、前述したように、画像形成部104の出力には、誤差が生じる。従って、画像の位置調整の精度を高める、すなわち、保証するためには、所定枚数(複数枚)分の調整用チャートを画像読取部102で読み取り、前述した平均を算出することが必要となる。
ここで、調整用チャート301を読み取り時にADF105で紙詰まりが発生した場合、紙詰まりを起こした調整用チャート301は、例えば折れ曲がったり、しわが寄ったりして変形していることがある。そして、変形した調整用チャート301を再度読み取ったとしても、画像の位置調整を正しく行うこと困難となるおそれがある。そのため、画像の位置調整に要する調整用チャート301を再度全て出力して、再度読み取ることが考えられる。この場合、変形した調整用チャート301の代わりに、新たな調整用チャート301が得られるが、変形していない調整用チャート301についても、新たな調整用チャート301が得られることなり、その分は無駄となる。そこで、画像形成装置101では、このような無駄を省くことができるよう構成されている。以下、この構成および作用について説明する。
図4は、調整用チャートの読み取り例を示す図である。この図4では、読み取り原稿としての調整用チャート301が6枚図示されている。なお、6枚(所定枚数)の調整用チャート301は、それぞれ、コントローラ部103(出力手段)の制御(出力工程)によって、画像形成部104が同一の用紙に出力したものである。なお、1枚目の調整用チャート301は、第1面501および第2面502が示されている。また、6枚の調整用チャート301は、ADF105に重ねて載置されている。そして、図4では、コントローラ部103(読取手段)の制御(読取工程)によって、調整用チャート301を矢印504の方向に向かって1枚目から6枚目まで順次画像読取部102に読み取らせる読取処理が行われている状態を示す。ここで、一例として、6枚の調整用チャート301のうち、4枚目の調整用チャート301の第1面503を読み取る際に、ADF105で紙詰まりが発生した状態となっている。この場合、4枚目の調整用チャート301(第1面503)で紙詰まりが発生しているため、1枚目から3枚目までの調整用チャート301については、読み取り済みチャート505として、画像読取部102での読み取りが完了している。一方、4枚目以降の調整用チャート301については、読み取り未完了チャート506として、画像読取部102での読み取りが未だ行われていない。このため、4枚目以降の調整用チャート301の読み取りをやり直す必要がある。
前述したように、紙詰まりを起こした調整用チャート301は、例えば折れ曲がったり、しわが寄ったりして変形していることがある。従って、この紙詰まりを起こした調整用チャート301については、調整用チャート301としては使用不可となり、新たな(代わりの)調整用チャート301を画像形成部104で再出力する必要がある。図4に示す例では、紙詰まりが発生した4枚目の調整用チャート301(第1面503)以降の調整用チャート301、すなわち、読み取り未完了チャート506を、再出力チャート507として、画像形成部104で再出力する。そして、コントローラ部103は、再出力チャート507を再度画像読取部102で読み取らせる読取処理を行う。コントローラ部103(画像位置調整手段)は、この読取処理によって得られた読取結果に基づいて、紙詰まりからの復帰後、画像の位置調整を正確に行うことができる。
以上のように、画像形成装置101では、紙詰まり(ジャム)が検出された場合、4枚目の調整用チャート301(ジャム発生シート)以降の調整用チャート301、すなわち、読み取り未完了チャート506の全てを再出力チャート507として再度出力する。再出力チャート507の枚数は、3枚である。この枚数は、初期に出力した6枚(所定枚数)よりも少ない枚数である。これにより、紙詰まりで変形していない調整用チャート301、すなわち、読み取り済みチャート505について、新たな調整用チャート301を再度得ることはせずに済み、無駄を省くことができる。
なお、所定枚数の調整用チャート301のうち、紙詰まりを発生させた調整用チャート301(ジャム発生シート)を特定する方法(特定手段)としては、例えば、以下の方法が挙げられる。ADF105での搬送枚数をカウントしていき、紙詰まりが発生した時点での枚数に対応する調整用チャート301を、ジャム発生シートとして特定することができる。これにより、ジャム発生シートを正確に特定することができる。
以上を踏まえて、出力画像の両面位置合わせのための調整値を算出するまでの処理について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。図5は、出力画像の両面位置合わせを行う際のフローチャートである。なお、本フローチャートに基づくのプログラムは、記憶部203に保存されており、eMMC202に読み出されて、CPU201によって実行される。
まず、ステップS601では、コントローラ部103は、ユーザから調整用チャート301の出力枚数Nの設定を操作部210で受け付けて、出力枚数Nを記憶部203に格納する。ここで、出力枚数Nは、1以上の枚数であるが、例えば10枚以上かつ30枚以下等、制限されていてもよい。
次いで、ステップS602では、コントローラ部103は、ユーザからの調整用チャート印刷開始指示を操作部210で受け付ける。また、コントローラ部103は、記憶部203から取得した調整用チャート301の画像データを、プリンタI/F205を介して画像形成部104に送信して、調整用チャート301の印刷を実行する。ここでは、ステップS601で設定された出力枚数N分、調整用チャート301の印刷が行われる。
次いで、調整用チャート301の印刷が完了する、すなわち、ステップS602実行後、ステップS603では、コントローラ部103は、読み取り済の調整用チャート301の枚数をカウントするカウンタnを0にリセットする。ステップS603実行後、ユーザは、ステップS602(画像形成部104)で出力された全ての調整用チャート301をADF105に載置する。そして、調整用チャート301の載置後、ステップS604では、コントローラ部103は、ユーザからの調整用チャート301の読み取り開始指示が操作部210で行われるまで待機する。
ステップS605では、コントローラ部103は、調整用チャート301の読み取り開始指示を受け付けると、スキャナI/F206を介して、画像読取部102とADF105に調整用チャート301の読み取り(読取処理)の開始の指示を送信する。これにより、ADF105は、当該ADF105に載置された調整用チャート301を1枚ずつ搬送するとともに、画像読取部102は、ADF105で搬送された調整用チャート301の第1面301(a)および第2面301(b)をそれぞれ読み取る。そして、画像読取部102は、調整用チャート301のマーク302(a)等の画像データを、スキャナI/F206を介して、コントローラ部103に送信する。
ステップS606では、コントローラ部103は、画像読取部102から受信した画像データを画像メモリ207に格納する。
ステップS607では、画像読取部102が調整用チャート301の読み取りを行っている最中(読取処理中)に、ADF105および画像読取部102(検出手段)が紙詰まりの発生の有無を検出する(検出工程)。コントローラ部103は、この検出結果に基づいて、紙詰まりが発生したか否かを判断する。ステップS607の判断の結果、コントローラ部103が、紙詰まりが発生したと判断した場合には、処理はステップS612に進む。一方、ステップS607の判断の結果、コントローラ部103が、紙詰まりが発生していないと判断した場合には、処理はステップS608に進む。
紙詰まりが発生した場合、前述したように、紙詰まり発生時に読み取りを行っていた調整用チャート301以降の全ての調整用チャート301を再出力する必要がある(図4参照)。このため、紙詰まり発生した際、ステップS612では、コントローラ部103は、調整用チャート301の出力枚数Nから、読み取り済の調整用チャート301のカウンタnの値を減じた枚数である(N-n)枚の調整用チャート301の印刷を実行する。
そして、ステップS612実行後、処理はステップS604に戻り、以降のステップに順に進む。また、ステップS612実行後、ユーザは、再出力された全ての調整用チャート301をADF105に載置する。調整用チャート301の載置後、ステップS604では、コントローラ部103は、ユーザからの調整用チャート301の読み取り開始指示が操作部210で行われるまで待機する。また、ステップS605では、コントローラ部103は、操作部210でユーザからの調整用チャートの読み取り開始指示を受け付けると、再出力した調整用チャート301に対して読取処理を行う。このように、画像形成装置101では、読取処理を再開する際には、再度出力された調整用チャート301から読み取りをし直す。これにより、既に読み取られている調整用チャート301の再読み取りの無駄を省くことができる。なお、読取処理を再開する際、再度出力された調整用チャート301から読み取りをし直すのに限定されない。例えば、再度出力された調整用チャート301を含めて、1枚目(最初の)調整用チャート301から読み取りをし直してもよい。これにより、例えば、より正確な画像位置調整を行うことができる。
一方、ステップS607の判断後のステップS608では、コントローラ部103は、画像メモリ207に格納した画像データを画像位置情報取得部208で解析して、画像位置情報を取得する。この画像位置情報は、記憶部203に格納される。
ステップS609では、コントローラ部103は、読み取り済の調整用チャート301の枚数(カウンタn)の値に1を加算する。
ステップS610では、コントローラ部103は、ステップS601での調整用チャート301の出力枚数Nと、読み取り済み調整用チャート301の枚数(カウンタn)とを比較して、全ての調整用チャート301の読み取りが完了したか否か判断する。コントローラ部103は、カウンタnが出力枚数N未満である(n<N)場合には、まだ読み取り未完了の調整用チャート301が存在する、すなわち、調整用チャート301の読み取りが完了していないとして、処理はステップS606に戻る。これにより、ADF105に載置された調整用チャート301の次の1枚が搬送されて、読取処理が行われる。一方、コントローラ部103は、カウンタnが出力枚数Nに達している(n=N)場合には、出力枚数N分の調整用チャート301の読み取りが完了しているとして、処理はステップS611に進む。
ステップS611では、コントローラ部103は、記憶部203に格納した出力枚数N分の調整用チャート301画像位置情報と、予め記憶部203に保存されている基準となる調整用チャート301の画像位置情報とに基づいて、調整値を算出する。この調整値は、記憶部203に格納される。そして、両面印刷を実行する際、記憶部203に格納された調整値を用いて、画像位置調整部209での位置調整制御と、画像形成部104での画像形成制御とを行うことにより、出力画像の表裏の位置合わせを正確に行うことができる。また、画像位置調整部209での位置調整制御(画像形成位置調整)は、その制御に必要な全ての調整用チャート301の読み取りが完了した場合に行われる。これにより、より正確な画像位置調整を行うことができる。
図6は、調整用チャート設定および指示を受け付ける画面の一例である。この画面は、操作部210に表示される。
図6(a)に示す画面401は、ステップS601で操作部210に表示される画面である。画面401には、入力欄402、キャンセルボタン403、OKボタン404が含まれている。入力欄402により、ユーザが調整用チャート301の出力枚数Nを指定することができる。出力枚数Nは、入力欄402に設定されている枚数を増加・減少させる上下ボタンを操作するか、または、数値入力キーを操作することにより、入力される。入力欄402には、推奨される出力枚数Nがデフォルト値として予め入力されていてもよい。推奨される出力枚数Nは、調整用チャート301の出力用紙サイズに応じた枚数を予め決定して、記憶部203に格納しておくことができる。そして、コントローラ部103は、ユーザが指定した用紙サイズに対応した値を記憶部203から読み出して表示を行ってもよい。また、入力欄402には、例えば10枚以上かつ30枚以下等、入力可能な出力枚数Nの制限が設けられていてもよい。ユーザがOKボタン404を押下すると、コントローラ部103は、入力欄402に表示されていた出力枚数Nを記憶部203に格納する。一方、ユーザがキャンセルボタン403を押下すると、コントローラ部103は、両面位置合わせのための調整値の算出処理の実行を中止する。
図6(b)に示す画面405は、ステップS602で操作部210に表示される画面であり、画面401で設定された調整用チャート301の出力枚数Nが表示されている。この画面401には、キャンセルボタン406、設定変更ボタン407、OKボタン408が含まれている。ユーザがOKボタン408を押下すると、コントローラ部103は、出力枚数N分の調整用チャート301の印刷が開始される。また、ユーザが設定変更ボタン407を押下すると、コントローラ部103は、操作部210での表示を図6(a)に示す画面401に戻らせる。これにより、ユーザが調整用チャート301の出力枚数Nを変更することができる。そして、ユーザが画面401のOKボタン404を押下すると、コントローラ部103は、調整用チャート301の出力枚数Nを変更した状態で、再度、図6(b)に示す画面405の表示を行う。また、ユーザがキャンセルボタン406を押下すると、コントローラ部103は、両面位置合わせのための調整値の算出処理の実行を中止する。
図6(c)に示す画面409は、ステップS604で操作部210に表示される画面である。画面409には、キャンセルボタン410、読み取り開始ボタン411が含まれている。コントローラ部103は、画像形成部104で出力された全ての調整用チャート301がADF105に載置され、読み取り開始ボタン411が押下されるまで待機する。ユーザが読み取り開始ボタン411を押下すると、コントローラ部103は、ステップS605の調整用チャート301読み取り処理を開始する。
一方、ユーザがキャンセルボタン410を押下すると、コントローラ部103は、両面位置合わせのための調整値の算出処理の実行を中止する。
図6(d)に示す画面412は、ステップS607で紙詰まり(ジャム)の発生をADF105および画像読取部102が検出した場合に、操作部210に表示される画面である。画面412は、ユーザに対して、紙詰まりの処理を促す旨の情報を表示する。ADF105および画像読取部102は、紙詰まりが解消された場合には、スキャナI/F206を介して、コントローラ部103に紙詰まり解消の情報を通知する。コントローラ部103は、紙詰まり解消が通知されると、操作部210から画面412を消去する。
図6(e)に示す画面413は、ステップS612で調整用チャート301の再出力が行われた後、ステップS604で操作部210に表示される画面である。画面413には、キャンセルボタン414、読み取り開始ボタン415が含まれている。コントローラ部103は、画像形成部104で再出力された調整用チャート301がADF105に載置され、読み取り開始ボタン415が押下されるまで待機する。ユーザが読み取り開始ボタン415を押下すると、コントローラ部103は、再出力された調整用チャート301に対して、ステップS605の調整用チャート301の読み取り処理を開始する。一方、ユーザがキャンセルボタン414を押下すると、コントローラ部103は、両面位置合わせのための調整値の算出処理の実行を中止する。
<第2実施形態>
以下、図7~図9を参照して、第2実施形態について説明する。
図7は、調整用チャートの読み取り例を示す図である。この図7では、読み取り原稿としての調整用チャート301が6枚図示されている。なお、1枚目の調整用チャート301は、第1面701および第2面702が示されている。図7では、コントローラ部103(読取手段)の制御(読取工程)によって、調整用チャート301を矢印704の方向に向かって1枚目から6枚目まで順次画像読取部102に読み取らせる読取処理が行われている状態を示す。ここで、一例として、6枚の調整用チャート301のうち、4枚目の調整用チャート301の第1面703を読み取る際に、ADF105で紙詰まりが発生した状態となっている。この場合、4枚目の調整用チャート301(第1面703)で紙詰まりが発生しており、本実施形態では1枚目から2枚目までの調整用チャート301については、読み取り済みチャート705として、画像読取部102での読み取りが完了している。一方、3枚目、4枚目の調整用チャート301については、ADF105での搬送が開始されてはいるが、画像読取部102での読み取りが未だ行われていないか、または、読み取りが途中で中断されて完了していない読み取り未完了チャート706となっている。また、5枚目以降の調整用チャート301については、ADF105での搬送が開始されておらず、画像読取部102での読み取りも未だ行われていない未搬送チャート707となっている。このため、3枚目以降の調整用チャート301の読み取りをやり直す必要がある。
読み取り未完了チャート706は、紙詰まり発生時にはADF105での搬送途中であるため、例えば折れ曲がったり、しわが寄ったりして変形していることがある。従って、この読み取り未完了チャート706については、調整用チャート301としては使用不可となり、新たな(代わりの)調整用チャート301を画像形成部104で再出力する必要がある。図7に示す例では、読み取り未完了チャート706を、再出力チャート708として、画像形成部104で再出力する。また、5枚目以降の調整用チャート301、すなわち、未搬送チャート707については、ADF105での搬送が開始されていないため、折れ曲がり等の変形が生じている可能性が低い。このため、未搬送チャート707の再出力は行わず、また、読み取り再実行においても、未搬送チャート707をそのまま使用する。そして、再出力チャート708と未搬送チャート707とを、読み取り再実行チャート709として、再度画像読取部102で順に読み取ることにより、紙詰まりからの復帰後、画像の位置調整を正確に行うことができる。
以上のように、画像形成装置101では、紙詰まり(ジャム)が検出された場合、4枚目の調整用チャート301(ジャム発生シート)と、4枚目の調整用チャート301よりも前の3枚目の調整用チャート301とを再度出力する。すなわち、読み取り未完了チャート706のみを再度出力する。読み取り未完了チャート706の枚数は、2枚である。この枚数は、初期に出力した6枚(所定枚数)よりも少ない枚数である。これにより、紙詰まりで変形していない調整用チャート301、すなわち、読み取り済みチャート705および未搬送チャート707について、新たな調整用チャート301を再度得ることはせずに済み、無駄を省くことができる。
以上を踏まえて、出力画像の両面位置合わせのための調整値を算出するまでの処理について、図8を参照してフローチャートを参照して説明する。図8は、出力画像の両面位置合わせを行う際のフローチャートである。なお、本フローチャートに基づくのプログラムは、記憶部203に保存されており、eMMC202に読み出されて、CPU201によって実行される。
まず、ステップS801では、コントローラ部103は、ユーザから調整用チャート301の出力枚数Nの設定を操作部210で受け付けて、出力枚数Nを記憶部203に格納する。
次いで、ステップS802では、コントローラ部103は、ユーザからの調整用チャート印刷開始指示を操作部210で受け付ける。また、コントローラ部103は、記憶部203から取得した調整用チャート301の画像データを、プリンタI/F205を介して画像形成部104に送信して、調整用チャート301の印刷を実行する。ここでは、ステップS801で設定された出力枚数N分、調整用チャート301の印刷が行われる。
次いで、調整用チャート301の印刷が完了する、すなわち、ステップS802実行後、ステップS803では、コントローラ部103は、読み取り済の調整用チャート301の枚数をカウントするカウンタnを0にリセットする。ステップS803実行後、ユーザは、ステップS802(画像形成部104)で出力された全ての調整用チャート301をADF105に載置する。そして、調整用チャート301の載置後、ステップS804では、コントローラ部103は、ユーザからの調整用チャート301の読み取り開始指示が操作部210で行われるまで待機する。
ステップS805では、コントローラ部103は、調整用チャート301の読み取り開始指示を受け付けると、スキャナI/F206を介して、画像読取部102とADF105に調整用チャート301の読み取り(読取処理)の開始の指示を送信する。
ステップS806では、コントローラ部103は、搬送済の調整用チャート301の枚数をカウントするカウンタkを0にリセットする。
ステップS807では、コントローラ部103は、読み取り指示を受けて、ADF105に載置された調整用チャート301をm枚搬送する。ここで、mは、1以上の枚数である。調整用チャートを1枚ずつ搬送する場合もあれば、読み取り高速化のために、複数枚同時に搬送する場合もある。そして、コントローラ部103は、ADF105が搬送した調整用チャート301の枚数を、搬送済の調整用チャート301の枚数(カウンタk)に加算(k=k+m)する。
次いで、画像読取部102は、ADF105で搬送された調整用チャート301のうち、先頭の1枚の調整用チャート301について、第1面301(a)および第2面301(b)をそれぞれ読み取る。そして、画像読取部102は、調整用チャート301のマーク302(a)等の画像データを、スキャナI/F206を介して、コントローラ部103に送信する。
次いで、ステップS808では、コントローラ部103は、画像読取部102から受信した画像データを画像メモリ207に格納する。
ステップS809では、ADF105が調整用チャート301をm枚搬送する際に、
ADF105および画像読取部102(検出手段)が紙詰まりの発生の有無を検出する(検出工程)。コントローラ部103は、この検出結果に基づいて、紙詰まりが発生したか否かを判断する。ステップS809の判断の結果、コントローラ部103が、紙詰まりが発生したと判断した場合には、処理はステップS814に進む。一方、ステップS809の判断の結果、コントローラ部103が、紙詰まりが発生していないと判断した場合には、処理はステップS810に進む。
紙詰まりが発生した場合、前述したように、ADF105での搬送開始済の調整用チャート301のうち、画像読取部102での読み取りが完了していない調整用チャート301(読み取り未完了チャート706)を再出力する必要がある(図7参照)。このため、ステップS814では、コントローラ部103は、搬送済の調整用チャート301枚数(カウンタk)から、読み取り済の調整用チャート301の枚数(カウンタn)の値を減じた枚数である(k-n)枚の調整用チャート301の印刷を実行する。
そして、ステップS814実行後、処理はステップS804に戻り、以降のステップに順に進む。また、ステップS814実行後、ユーザは、再出力された全ての調整用チャート301(再出力チャート708)と、ADF105が搬送を行っていなかった調整用チャート301(未搬送チャート707)とをADF105に載置する。調整用チャート301の載置後、ステップS804では、コントローラ部103は、ユーザからの調整用チャート301の読み取り開始指示が操作部210で行われるまで待機する。また、ステップS805では、コントローラ部103は、操作部210でユーザからの調整用チャートの読み取り開始指示を受け付けると、再出力チャート708および未搬送チャート707(読み取り再実行チャート709)に対して読取処理を行う。
一方、ステップS809の判断後のステップS810では、コントローラ部103は、画像メモリ207に格納した画像データを画像位置情報取得部208で解析して、画像位置情報を取得する。この画像位置情報は、記憶部203に格納される。
ステップS811では、コントローラ部103は、読み取り済の調整用チャート301の枚数(カウンタn)の値に1を加算する。
ステップS812では、コントローラ部103は、ステップS801での調整用チャート301の出力枚数Nと、読み取り済み調整用チャート301の枚数(カウンタn)とを比較して、全ての調整用チャート301の読み取りが完了したか否か判断する。この判断については、ステップS610と同様である。ステップS812での判断の結果、コントローラ部103が、全ての調整用チャート301の読み取りが完了したと判断した場合には、処理はステップS813に進む。一方、ステップS812での判断の結果、コントローラ部103が、全ての調整用チャート301の読み取りが完了していないと判断した場合には、処理はステップS807に戻る。
ステップS813では、コントローラ部103は、調整値を算出する。この算出については、ステップS611と同様である。調整値は、記憶部203に格納される。そして、両面印刷を実行する際、前記第1実施形態と同様にして、出力画像の表裏の位置合わせを正確に行うことができる。
図9は、調整用チャート設定および指示を受け付ける画面の一例である。この画面は、操作部210に表示される。図9に示す画像416は、ステップS814で調整用チャートの再出力が行われた後に、ステップS804を実行するための画面である。画像416には、キャンセルボタン417、読み取り開始ボタン418が含まれている。コントローラ部103は、画像形成部104で再出力された調整用チャート301と、ADF105で未搬送である調整用チャート301(未搬送チャート707)とが合わせてADF105に載置され、読み取り開始ボタン415が押下されるまで待機する。ユーザが読み取り開始ボタン418を押下すると、コントローラ部103は、再出力された調整用チャート301に対して、ステップS805の調整用チャート読み取り処理を開始する。一方、ユーザがキャンセルボタン417を押下すると、コントローラ部103は、両面位置合わせのための調整値の算出処理の実行を中止する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した各実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。本発明は、上述の各実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークや記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 画像形成装置
102 画像読取部
103 コントローラ部
104 画像形成部
105 ADF
201 CPU
202 eMMC
204 調整値算出部
208 画像位置情報取得部
301 調整用チャート

Claims (10)

  1. シートに画像を形成可能な画像形成デバイスと、前記画像が形成された前記シートを載置可能な載置部と、前記載置部に載置された前記シートを搬送して、前記画像の読み取りが可能な読取デバイスと、を備える画像形成装置であって、
    前記シートへの前記画像の形成に先立って前記シートに対する前記画像の形成位置を調整するための調整シートを、前記画像形成デバイスに所定枚数出力させる出力手段と、
    前記載置部に載置された前記所定枚数の前記調整シートを順次前記読取デバイスに読み取らせる読取処理を行う読取手段と、
    前記読取処理中のジャムの発生を検出する検出手段と、を備え、
    前記出力手段は、前記検出手段によって前記ジャムが検出された場合、前記所定枚数よりも少ない枚数の前記調整シートを再度前記画像形成デバイスに出力させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記所定枚数の前記調整シートのうち、前記ジャムを発生させた前記調整シートをジャム発生シートとして特定する特定手段を備え、
    前記出力手段は、前記ジャム発生シート以降の前記調整シートを全て再度出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定枚数の前記調整シートのうち、前記ジャムを発生させた前記調整シートをジャム発生シートとして特定する特定手段を備え、
    前記出力手段は、前記ジャム発生シートと、該ジャム発生シートよりも前の前記調整シートとを再度出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記読取手段は、前記再度出力された前記調整シートから読み取りをし直すことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記読取手段は、前記再度出力された前記調整シートを含めて、最初の前記調整シートから読み取りをし直すことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  6. 前記読取処理によって得られた読取結果に基づいて、前記画像の形成位置を調整する画像位置調整手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像位置調整手段は、前記画像の形成位置を調整に必要な全ての前記調整シートの読み取りが完了した場合に、前記画像の形成位置を調整する請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記調整シートには、少なくとも一方の面に、前記画像の形成位置を調整する際に用いられる特徴点が形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. シートに画像を形成可能な画像形成デバイスと、前記画像が形成された前記シートを載置可能な載置部と、前記載置部に載置された前記シートを搬送して、前記画像の読み取りが可能な読取デバイスと、を備える画像形成装置を制御する方法であって、
    前記シートへの前記画像の形成に先立って前記シートに対する前記画像の形成位置を調整するための調整シートを、前記画像形成デバイスに所定枚数出力させる出力工程と、
    前記載置部に載置された前記所定枚数の前記調整シートを順次前記読取デバイスに読み取らせる読取処理を行う読取工程と、
    前記読取処理中のジャムの発生を検出する検出工程と、を有し、
    前記出力工程では、前記検出工程によって前記ジャムが検出された場合、前記所定枚数よりも少ない枚数の前記調整シートを再度出力することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置の各手段をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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