JP2009214394A - 画像形成装置、及び印刷制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 文書を分割、拡大して印刷する前の印刷画像情報のつなぎ目に当たる辺の画像のズレを自動補正でき、ユーザによるつなぎ目確認等の手間を不要にする。
【解決手段】 つなぎ目補正制御部363は、各頁の拡大印刷データを印刷する前に、副走査方向に沿って複数の罫線が配置される補正検出パターンを副走査方向の左右の辺に同一パターンで印刷すると共に、該印刷された左右の補正検出パターンのパターン検知センサ45a,45bによる検出結果から拡大印刷データの副走査方向の右辺の長さを左辺の長さと同じ長さで印刷可能に拡大または縮小する補正値を算出し、つなぎ目補正値管理テーブル321で管理する。その後、上記補正値に基づき、各頁の拡大印刷データの副走査方向の右辺の長さを左辺と同じ長さで印刷できる長さに拡大または縮小補正する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像形成装置、及び印刷制御システムに関する。
今日、パーソナル・コンピュータ(PC)等の上位装置と、プリンタや複合機等の印刷制御装置を接続するネットワーク環境が普及している。
かかるネットワーク環境で用いる印刷制御装置の処理機能の1つとして、文書情報を複数領域に分割して各領域を各々拡大して印刷する拡大連写印刷機能がある。
この拡大連写機能は、例えば、小サイズの文書情報から大サイズのポスターを印刷する場合等に用いられる。
拡大連写機能を利用してポスターを印刷するためは、元の文書情報の各分割領域を拡大してそれぞれに印刷出力した後、該各拡大印刷出力結果をつなぎ合わせる際のつなぎ目がずれないようにする必要がある。
この種の拡大連写印刷技術に関し、下記特許文献1、2及び3には、拡大連写印刷結果をつなぎ合わせる際に継ぎ目が一致しなくなることを回避するために、継ぎ目となる辺を同じ印刷経路を通るように特定の頁を180度回転させて、継ぎ目のムラを補正する技術が開示されている。
また、下記特許文献4には、拡大連写対象の文書から印刷される単位頁に相当する領域を切り出して拡大印刷データを生成する際に、該領域を所定の大きさだけ拡張処理し、実際に印刷される印刷用紙のサイズよりも大きな印刷領域内への余白なし印刷を行なう技術が開示されている。
また、下記特許文献5には、上位のCRTプレビューによって、拡大連写対象の文書の画像(ページ表示画像)、拡大処理後の頁の画像(ポスター表示画像)、拡大処理後の頁の画像の部分を拡大した画像(虫眼鏡表示画像)を同時に表示させ、印刷データを複数の異なる視野から視認し補正可能にする表示装置が開示されている。
また、下記特許文献6には、スキャナで読取り、修正が必要な部分をコピーする技術が開示されている。
特開2004−58327号公報 特開平10−115999号公報 特開2003−260821号公報 特開2002−321422号公報 特開2002−55802号公報 特開平6−181517号公報
本発明は、文書を分割、拡大して印刷する前の印刷画像情報のつなぎ目に当たる辺の画像のズレを自動補正でき、ユーザにつなぎ目確認や再印刷等の手間をかけずにつなぎ目のズレが少ない分割拡大連続印刷を実現できる画像形成装置、及び印刷制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置の発明は、副走査方向に沿って少なくとも2つのパターン画像が配列される補正検出パターンを、用紙の副走査方向の左右それぞれの辺に印刷するパターン印刷手段と、前記パターン印刷手段により前記補正検出パターンが印刷された印刷済用紙の搬送に合わせて、該印刷済用紙から左辺と右辺の前記補正検出パターンを個別に検出するパターン検出手段と、前記パターン検出手段による前記左辺と右辺のそれぞれの補正検出パターンの検出結果に基づき、各頁の拡大印刷画像情報の副走査方向の左右いずれか一方の辺の画像を他方の辺の画像と同じ長さに印刷可能に補正する補正値を算出する補正値算出手段と、前記補正値算出手段により算出された補正値に基づき、前記各頁の拡大印刷画像情報の対応する辺の画像を副走査方向に拡大または縮小補正する補正手段とを具備する。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記パターン印刷手段は、副走査方向の印刷可能領域長に相当する距離を離間して2つの前記パターン画像が配置された前記左辺と右辺それぞれの補正検出パターンを印刷し、前記補正値算出手段は、前記パターン検出手段による前記左辺と右辺のそれぞれの補正検出パターンの検出結果に基づき、前記各頁の拡大印刷画像情報の前記補正値を算出する。
請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の発明において、前記補正手段は、前記補正値算出手段により算出された補正値に基づき、前記各頁の拡大印刷画像情報の対応する辺の画像を頁単位に補正する。
請求項4記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記パターン印刷手段は、副走査方向の印刷可能領域の間に、所定距離ずつ離間して3つ以上の前記パターン画像が配置された前記左辺と右辺それぞれの補正検出パターンを印刷し、前記補正値算出手段は、前記パターン検出手段による前記左辺と右辺のそれぞれの補正検出パターンの検出結果に基づき、前記各頁の拡大印刷画像情報の前記複数のパターン画像により区切られるブロック単位に前記補正値を算出する。
請求項5記載の発明は、上記請求項4記載の発明において、前記補正手段は、前記補正値算出手段により前記ブロック単位に算出された補正値に基づき、前記各頁の拡大印刷画像情報の対応する辺の画像を前記ブロック単位に補正する。
請求項6記載の印刷制御システムの発明は、文書処理端末と、前記文書処理端末からの文書の分割拡大印刷指示に基づき、該文書を指定された頁数分の領域に分割し、各領域の画像を拡大して各頁の拡大印刷画像情報を生成して印刷する分割拡大印刷処理を実行する印刷装置とを有し、前記文書処理端末は、文書の分割拡大印刷に際して分割拡大印刷画像のつなぎ目を補正するか否かの指示情報を含む分割拡大印刷指示を発行する印刷指示発行手段を具備し、前記印刷装置は、前記文書処理端末からの文書の分割拡大印刷指示に、つなぎ目を補正する旨の指示情報が含まれているか否かを判別する判別手段と、前記判別手段により前記指示情報が含まれていると判別された場合、副走査方向に沿って少なくとも2つのパターン画像が配列される補正検出パターンを、前記拡大印刷画像情報と同じサイズで、用紙の副走査方向の左右それぞれの辺に印刷するパターン印刷手段と、前記パターン印刷手段により前記補正検出パターンが印刷された印刷済用紙の搬送に合わせて、該印刷済用紙から左辺と右辺の前記補正検出パターンを個別に検出するパターン検出手段と、前記パターン検出手段による前記左辺と右辺のそれぞれの補正検出パターンの検出結果に基づき、前記各頁の拡大印刷画像情報の副走査方向の左右いずれか一方の辺の画像を他方の辺の画像と同じ長さに印刷可能に補正する補正値を算出する補正値算出手段と、前記補正値算出手段により算出された補正値に基づき、前記各頁の拡大印刷画像情報の対応する辺の画像を副走査方向に拡大または縮小補正する補正手段と、前記補正手段による前記補正処理後の前記各頁の拡大印刷画像情報を連続に印刷する印刷手段とを具備する。
請求項7記載の発明は、上記請求項6記載の発明において、前記印刷手段は、前記判別手段により前記指示情報が含まれていないと判別された場合、前記各頁の拡大印刷画像情報を前記補正手段による前記補正処理を行わずに印刷する。
請求項1記載の画像形成装置の発明によれば、副走査方向に沿って左辺と右辺に同一パターンで印刷される各罫線の検出結果から、該罫線区間の副走査方向の左辺と右辺の画像の長さ関係を評価し、一方の辺を基準に他方の辺が長かったり短かったりする場合は、各頁の分割連写印刷データの該当する辺をその分だけ予め縮小若しくは拡大して印刷する処理を自動で実施でき、ユーザに手間をかけさせずに済む。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、副走査方向に記録可能領域の長さ分離間して配置した2つの罫線から成る左辺と右辺のパターンの検出結果から該頁の左辺全体と右辺全体の長さ関係を評価し、各頁の印刷データ毎に左辺に対する右辺の長さを頁単位に補正する補正値を算出できる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明において、算出された補正値に基づき、各頁の印刷データ毎に左辺に対する右辺の長さを頁単位に補正して各頁毎に副走査方向の左右の辺の長さが同じ拡大印刷画像を印刷でき、隣接する頁の拡大印刷画像のつなぎ目のズレを小さくできる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、副走査方向に沿って所定距離ずつ離間する3つ以上の罫線から成る左辺と右辺のパターンの検出結果から該頁の左辺と右辺の長さ関係を上記各罫線間に挟まれるブロック単位に評価し、各頁の印刷データ毎に左辺に対する右辺の長さを上記ブロック単位に補正する補正値を算出できる。
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明において、算出された補正値に基づき、各頁の印刷データ毎に左辺に対する右辺の長さをブロック単位に補正して各頁毎に副走査方向の左右の辺の長さが同じ拡大印刷画像を印刷でき、隣接する頁の拡大印刷画像のつなぎ目のズレが小さくすることができる。
請求項6記載の印刷制御システムの発明によれば、PCがプリンタに拡大連写印刷の指示を行う環境下で、PCからつなぎ目の補正を行う旨の拡大連写印刷指示を行うと、プリンタでは、副走査方向に複数の罫線が配列された補正検出パターンを左右同パターンで印刷し、該印刷した各罫線の検出結果から、該罫線区間の副走査方向の左辺と右辺の画像の長さ関係を評価し、一方の辺を基準に他方の辺が長かったり短かったりする場合は、各頁の分割連写印刷データの該当する辺をその分だけ予め縮小若しくは拡大して印刷する処理を自動で実施できる。
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の発明において、PCから拡大連写印刷を指示する際、つなぎ目の補正を行う旨を指示せず、各頁の印刷データを補正せずに印刷する運用が行なえる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、実施例1に係わる印刷制御システムの全体構成を示すブロック図である。
この印刷制御システムは、文書の編集や管理、印刷指示(印刷ジョブ)発行等の文書処理機能を有する複数のクライアント端末10(10−1,10−2,…,10−n)と、任意のクライアント端末10からの印刷指示に基づき該印刷指示により印刷指定された文書情報を記録媒体(記録用紙)に画像として印刷出力するプリンタ30とをLANケーブル等の伝送路50を介して接続して構成される。
図2は、実施例1の印刷制御システムにおけるクライアント端末10の機能構成を示すブロック図である。
クライアント端末10は、例えば、PC(パーソナル・コンピュータ)により実現され、図2に示すように、キーボードやマウス等の入力デバイスから成る入力/操作部11、操作ガイダンスや動作状態等の各種情報を表示する表示部12、動作プログラム等の各種情報を記憶する記憶部13、装置全体の制御を行う制御部14、伝送路50を介してプリンタ30と通信(印刷ジョブ等のデータの送受)する際の通信インタフェースを司る通信インタフェース(I/F)部15を備えて構成される。
クライアント端末10において、制御部14には、入力/操作部11での所定の操作に応じて文書情報(文書ファイル)などの操作、保存、表示、編集、印刷指示操作などの処理を行うアプリケーション部141、入力/操作部11での所定の印刷指示操作に基づき文書ファイルの印刷データとその処理命令から成る印刷ジョブを生成してプリンタ30に送出する印刷ジョブ生成部142が設けられる。
本実施例のクライアント端末10において、アプリケーション部141は、拡大連写印刷指示機能をサポートしている。
すなわち、ユーザが入力/操作部11を操作して拡大連写印刷を選択すると、アプリケーション部141は表示部12に拡大連写印刷設定画面を表示してユーザからの拡大連写印刷枚数等の印刷設定を受付け、印刷ジョブ生成部142は、印刷対象の文書と上記印刷設定等を含む拡大連写印刷ジョブを生成し、プリンタ30に送出(印刷指示)する。
これに対し、プリンタ30は、クライアント端末1からの拡大連写印刷ジョブを受信すると、該拡大連写印刷ジョブに基づき、印刷対象の文書を印刷設定により指定されている個数に領域分割すると共に、各分割領域を各々拡大して各頁の拡大印刷データを生成し、連続して印刷出力する拡大連写印刷処理機能を有する。
図3は、本実施例の印刷制御システムにおけるプリンタ30の機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、プリンタ30は、伝送路50を介して複数のクライアント端末10と通信する際の通信インタフェースを司る通信インタフェース(I/F)部31、動作プログラムや、通信I/F部31を通じて任意のクライアント端末10から受信した印刷指示(印刷ジョブ)に含まれる印刷対象の文書情報(画像データ)等の各種情報を記憶する記憶部32、記憶部32に記憶された印刷対象の文書情報(画像データ)から印刷データを生成する画像処理を行う画像処理部33、画像処理部33により画像処理された画像信号(印刷データ)に基づき電子写真プロセスを実行して記録媒体(記録用紙)に画像を形成(印刷)して排出口(排出トレイ47)に排出する画像形成部34、液晶表示器等の表示部とテンキー等の各種操作
ーを有する操作部とから成る表示/操作部35、装置全体の制御を行なう制御部36を具備して構成される。
プリンタ30において、制御部36には、通信I/F部31を通じて任意のクライアント端末10から印刷指示を受信し、該印刷指示に含まれる印刷対象の文書情報(画像データ)から画像処理部33により印刷データを生成させると共に、該印刷データを基に画像形成部34で記録用紙に画像を印刷し、印刷済用紙として排出トレイ40に排出させる印刷制御を行う印刷制御部361が設けられる。
印刷制御部361は、拡大連写印刷処理機能をサポートしており、クライアント端末10からの上述した拡大連写印刷ジョブを受信すると、印刷対象の文書を拡大連写印刷設定により指定される個数に領域分割すると共に、各分割領域を各々拡大して各頁の拡大印刷データを生成し、当該各頁の拡大印刷データを連続して印刷出力する制御を行なう。
制御部36には、上記印刷制御部361の他、つなぎ目補正制御部363が設けられる。
つなぎ目補正制御部363は、各頁の拡大印刷画像のつなぎ目補正値を算出するために用いる補正検出パターン(副走査方向に沿って複数のパターン画像が所定間隔で配列される)を生成するパターン生成処理機能、クライアント端末10から受信した拡大連写印刷ジョブの印刷設定において、つなぎ目補正を行う旨の指定がある場合、各頁の拡大印刷データの印刷に先立ち、上記パターン生成処理機能により生成された補正検出パターンを、各頁の拡大印刷データと同じサイズの記録用紙を用いて該記録用紙の副走査方向の左右それぞれの辺に印刷するパターン印刷処理機能、パターン印刷処理機能に補正検出パターンが印刷された印刷済用紙の搬送に合わせて、該印刷済用紙から左辺と右辺の補正検出パターンを個別に検出する後述のパターン検知センサ45a,45bのパターン検知出力に基づき、各頁の拡大印刷データの副走査方向の左右いずれか一方の辺の画像を他方の辺の画像と同じ長さに印刷可能に補正する補正値(つなぎ目補正値)を算出し、例えば、記憶部32に設けられるつなぎ目補正値管理テーブル321を用いて保持、管理する補正値算出管理処理機能、該補正値算出管理処理機能により算出された補正値に基づき、各頁の拡大印刷データの対応する辺の画像を副走査方向に拡大または縮小し、他方の辺の画像と同じ長さに印刷可能に補正するつなぎ目補正処理機能値を備える。
次に、上述した補正検出パターンの検知機構について図4を参照して説明する。
図4は、プリンタ30の排紙経路近傍の概略構造を示す概念図であり、同図(a)はプリンタ30の側面から見た概念構造を示し、同図(b)は同図(a)を上面から見た概念構造を示している。
このプリンタ30では、電子写真方式の画像形成プロセスにおいて、図4に示す感光体ドラム41の周面に形成されたトナー像は、図示しない給紙カセットから搬送路43を経由して供給される記録用紙Pに転写ローラ42によって転写され、次いで、定着装置44により上記トナー像が記録用紙P上に加熱及び加圧によって定着された後、排紙ローラ46により排出トレイ47へと排出される。
かかる機構において、定着装置44と排紙ローラ46の間には、印刷済の記録用紙Pの搬送方向に対する左右両側に一対のパターン検知センサ45a,45bが設けられる。
このパターン検知センサ45a,45bは、制御部36のつなぎ目補正制御部363のパターン印刷処理機能により補正検出パターンが印刷された記録用紙Pが当該排紙経路を矢印方向に排紙搬送されて通過する際、該記録用紙Pの副走査方向(搬送方向)に沿って左辺と右辺に印刷されている上記補正検出パターンをそれぞれに検出し、該検知出力を補正値算出管理処理機能に送出する。
なお、本実施例のプリンタ30は、複数の給紙カセットを有し、その中には、拡大連写印刷処理に際して印刷対象文書から分割して拡大された各頁の拡大印刷データの印刷(例えば、ポスター印刷)に使用する大サイズの記録用紙を収容する給カセットが存在する。
上述した補正検出パターンも、この大サイズの記録用紙に印刷され、パターン検知センサ45a,45bによるパターン検知を受ける。
上述した構成を踏まえ、本実施例に係わる印刷制御システムでの拡大連写印刷と該印刷に際しての各頁の拡大連写印刷データのつなぎ目補正の処理動作について以下に説明する。
図5は、クライアント端末10における拡大連写印刷指示処理動作を示すフローチャートである。
図5に示す拡大連写印刷指示処理に際し、クライアント端末10は、入力/操作部11での所定のユーザ操作に基づき、アプリケーション部141に指示してアプリケーション(拡大連写印刷指示処理をサポートする文書処理アプリケーション)を起動し(ステップS101)、編集画面を表示して情報の入力を受付け、該入力情報に基づいて電子文書データを生成する(ステップS102)。
なお、ここでは、例えば、文書管理装置等に事前に登録されている電子文書データをネットワークを介して取得する処理を許容するようにしても良い。
電子文書データ生成処理中(あるいは、電子文書データの取得後)、アプリケーションは、ユーザにより入力/操作部11で印刷メニューの選択がなされたか否かを監視し(ステップS103)、印刷メニューの選択がなされた場合(ステップS103YES)、更に、拡大連写印刷メニューが選択されたか否かをチェックする(ステップS104)。
ここで、拡大連写印刷メニュー以外の印刷(通常の印刷)メニューが選択された場合(ステップS104NO)、該選択された印刷種別に対応する印刷設定画面を表示して印刷設定を受け付け、該印刷設定を含む当該文書の印刷指示をクライアント端末10に送出する(ステップS111)。
これに対し、拡大連写印刷メニューが選択された場合(ステップS104YES)、アプリケーションは、拡大連写印刷設定を受け付けるためのUI(ユーザ・インタフェース)画面(拡大連写印刷設定画面)を表示部12に表示し(ステップS105)、拡大連写印刷に係わる印刷設定の受付け処理を行う(ステップS106)。
図6は、クライアント端末10における拡大連写印刷設定画面120の表示例を示す図である。
この拡大連写印刷設定画面120には、拡大連写印刷を実行するか実行しないかを設定する欄と、拡大連写の設定内容を指定する欄と、「OK」ボタン及び「キャンセル」ボタンが設けられる(表示される)。
拡大連写印刷を実行するか実行しないかを設定する欄には、実行することを設定する「する」、及び実行しないことを設定する「しない」の各設定項目と、該各項目にそれぞれ対応する選択ツール(ラジオボタン)が設けられる。
拡大連写の設定内容を指定する欄には、出力枚数を設定する欄と、つなぎ目の補正を設定する欄が更に設けられる。
このうち、出力枚数を設定する欄には、縦横それぞれに2分割して拡大連写印刷することを設定する「2×2」、縦横それぞれに3分割して拡大連写印刷することを設定する「3×3」、縦横それぞれに4分割して拡大連写印刷することを設定する「4×4」の各設定項目と、これら各項目にそれぞれ対応する選択ツール(ラジオボタン)が設けられる。
また、つなぎ目の補正する欄には、補正することを指示する「する」、補正しないことを指示する「しない」の各設定項目と、該各項目にそれぞれ対応する選択ツール(ラジオボタン)が設けられる。
ユーザは、上記ステップS106において、拡大連写印刷画面120上で、拡大連写印刷を実行するか実行しないかを設定する欄内の「する」を選択(対応するラジオボタンにチェックを入れる)したうえで、拡大連写の設定内容を指定する欄内の各選択項目を適宜に選択(対応するラジオボタンにチェックを入れる)し、「OK」ボタンを押下することで、該選択した項目の設定を指示することができる。
これに対し、アプリケーションは、ユーザの上記拡大連写印刷設定操作により設定指示された設定項目に基づいて拡大連写印刷設定を行う(ステップS106)。
引き続き、アプリケーションは、印刷開始操作がなされたか否かを監視する(ステップS107)。
ここで、印刷開始操作がなされない場合(ステップS107NO)は上記ステップS106での印刷設定受付け処理を続行し、この間、印刷開始操作がなされると(ステップS107YES)、印刷ジョブ生成部142が、上記ステップS102で生成または取得された文書の上記ステップS106で設定指示された項目から成る印刷設定を含む拡大連写印刷ジョブ(拡大連写印刷指示)を生成し、該拡大連写印刷ジョブをプリンタ30に送出する(印刷指示する)(ステップS108)。
図7は、本実施例のプリンタ30における拡大連写印刷処理動作を示すフローチャートである。
図7において、プリンタ30は、クライアント端末10からの上記印刷指示(図6のステップS108で送出する拡大連写印刷ジョブ)を受信すると(ステップS301)、印刷制御部361が、該印刷ジョブの印刷設定に含まれる出力枚数(n×n)を抽出する(ステップS302)。
次いで、印刷対象の文書を上記ステップS302で抽出した印刷枚数に対応する個数(n×n個)に領域分割し、これら各分割領域の画像データをそれぞれ指定された倍率で拡大して各頁(n×n頁)の拡大印刷データを生成する(ステップS303)。
次いで、つなぎ目補正制御部363は、受信した印刷ジョブの印刷設定をチェックし、つなぎ目を補正することが設定されているか否かを判定する(ステップS304)。
ここで、つなぎ目を補正することが設定されていない場合(ステップS304NO)、印刷制御部361は、上記ステップS303で生成した各頁の拡大印刷データのうちの1頁目の拡大印刷データに基づき画像形成プロセスを実行し、画像形成部34により該頁の画像を記録用紙に印刷して出力させる(ステップS331)。
その後、ステップS332での“次頁あり”の判定処理(ステップS332YES)、及びステップS304での“つなぎ目補正指定なし”の判定処理(ステップS304NO)の判定処理を繰り返して〔(n×n)−1〕頁目までの各頁の拡大印刷データを印刷出力していき、ステップS331で(n×n)頁目の拡大印刷データを印刷出力し終えた後、“次頁なし”と判定されることにより(ステップS332NO)、一連の拡大連写印刷処理を終了する。
これに対し、上記ステップS304において、つなぎ目を補正することが設定されている場合(ステップS304YES)、つなぎ目補正制御部363は、印刷対象の頁が拡大印刷データの1頁目であるか否かをチェックし(ステップS305)、1頁目である場合(ステップS305YES)は、ステップS306〜S309を経てつなぎ目補正値の算出処理を実行する。
このつなぎ目補正値の算出に際し、つなぎ目補正制御部363は、まず、補正検出パターンを生成する(ステップS306)。
図8は、本実施例に係わる補正検出パターン70の一例を示す図である。
この補正検出パターン70は、頁に展開した際に、該頁の印刷可能領域内の領域であって、当該頁を副走査方向に見て左側の端(左辺)に該副走査方向に沿って罫線71aと72aを印刷可能領域の長さだけ離間して配置した左辺パターン70aと、同じく右側の端(右辺)に該副走査方向に沿って罫線71bと72bを印刷可能領域の長さ(罫線71aと72a間の長さと同じ)だけ離間して配置した右辺パターン70bとから成る。
左辺パターン70aにおいて、罫線71aは該頁の副走査方向の開始ラインのライン位置上に配置され、罫線72aは該頁の副走査方向の最終ラインのライン位置上に配置される。
同じく、右辺パターン70bおいて、罫線71bは該頁の副走査方向の開始ラインのライン位置上に配置され、罫線72bは該頁の副走査方向の最終ラインのライン位置上に配置される。
かかる補正検出パターン70を生成した後、つなぎ目補正制御部363は、印刷制御部361に指示して該補正検出パターン70を画像形成部34により印刷させる。
その際、印刷制御部361は、上記補正検出パターン70を上記ステップS303で生成した拡大印刷データと同じ頁サイズまで拡大して頁展開し、当該頁サイズ(拡大連写印刷サイズ)の記録用紙に印刷させる(ステップS307)。
これにより、上記ステップS307での印刷に際して拡大処理された補正検出パターン70において、左辺パターン70aの罫線71aと72a間の距離、及び右辺パターン70bの罫線71bと72b間の距離は、共に、上記ステップS303で生成した各頁の拡大印刷データにおける副走査方向の長さ(但し、印刷可能領域)と同じ長さとなる。
よって、上記ステップS307での拡大処理後の補正検出パターン70の印刷結果は、理想的には、該印刷された補正検出パターン70において、左辺パターン70aの罫線71aと72a間の距離、及び右辺パターン70bの罫線71bと72b間の距離は、共に、上記ステップS303で生成した各頁の拡大印刷データにおける副走査方向の長さと同じ長さとなる。
しかしながら、実際の印刷においては、画像形成部34での画像形成プロセス(露光、現像、転写等)の動作状況等の影響によって、上記ステップS307での拡大処理後の補正検出パターン70の印刷結果において、左辺パターン70aの罫線71aと72a間の距離と、右辺パターン70bの罫線71bと72b間の距離が同じにならないことも起こり得る。
このプリンタ30において、印刷後における左辺パターン70aと右辺パターン70bの間における各罫線間の距離関係は以下に述べる補正検出パターン70の読取り処理を通じて検証される。
すなわち、上述の如く補正検出パターン70が印刷された印刷済用紙は、その後、図4に示すように、排紙搬送路を搬送されて排出トレイ47へと排出される。
この間、パターン検知センサ45a,45bは、上記印刷済用紙の通過に合わせて該印刷済用紙に形成される補正検出パターン70における左辺パターン70aと右辺パターン70bをそれぞれ検知し(ステップS308)、該検知出力をつなぎ目補正制御部363に送出する。
つなぎ目補正制御部363は、上記パターン検知センサ45a,45bの検知出力に基づき、その後に印刷される拡大印刷データの副走査方向の左辺及び右辺の長さを補正する補正値を算出する処理を行う(ステップS309)。
図9は、本実施例の補正検出パターン70の検知出力に基づくつなぎ目補正値算出イメージを示す図である。
図9において、上記補正検出パターン70に対応する画像(補正検出パターン70I)が印刷された印刷済用紙が点線位置から実線位置まで矢印方向に搬送される場合、点線位置を通過する際に、パターン検知センサ45aは、補正検出パターン70Iの左辺パターン70aの罫線71aを検知して同図下部の(a)に示す如くの検知出力OUTL1を出力し、実線位置を通過する際には該左辺パターン70aの罫線72aを検知して同図下部の(a)に示す如くの検知出力OUTL2を出力する。
一方、パターン検知センサ45bは、上記印刷済用紙が点線位置を通過する際、補正検出パターン70Iの右辺パターン70bの罫線71bを検知して同図下部の(b)に示す如くの検知出力OUTR1を出力し、実線位置を通過する際には該右辺パターン70bの罫線72bを検知して同図下部の(b)に示す如くの検知出力OUTR2を出力する。
この時、つなぎ目補正制御部363は、パターン検知センサ45aが罫線71aを検出してから罫線72aを検出するまでの時間(検知出力OUTl1とOUTl2の出力タイミング差)に基づき当該罫線71aと72a間の距離(aa)を算出する〔算出式=時間×搬送速度(搬送ローラの回転速度等から算出可能)〕一方で、パターン検知センサ45bが罫線71bを検出してから罫線72bを検出するまでの時間(検知出力OUTR1とOUTR2の出力タイミング差)に基づき当該罫線71bと72b間の距離(bb)を算出する〔算出式=時間×搬送速度(搬送ローラの回転速度等から算出可能)〕。
そのうえで、つなぎ目補正制御部363は、罫線71aと72a間の距離(aa)で、罫線71bと72b間の距離(bb)を除算して補正値H
H=右辺の距離bb/左辺の距離aa
を算出し、該算出した上記距離aa、距離bb及び補正値Hを、例えば、図10に示す如く、つなぎ目補正値管理テーブル321−1、あるいは321−2に登録して管理する。
図10に例示するつなぎ目補正値管理テーブル321−1,321−2においては、図9に示す補正検出パターン70Iの読取り結果から算出される副走査方向の左辺の長さ〔検出間隔=左(図9における距離aaに相当する値)〕と、右辺の長さ〔検出間隔=右(図9における距離bbに相当する値)〕と、これら左辺の長さと右辺の長さの比から求められた補正値Hが保持されている。
ここで、補正値Hは、左辺の長さを右辺の長さに一致させるための左辺の長さに対する拡大縮小率(パーセント)の値を有し、正の値は拡大率〔図10(a)参照〕を、負の値は縮小率〔図10(b)参照〕をそれぞれ表している(この例では、正の値の時のみを示している)。
このようにして補正値を算出し、つなぎ目補正値管理テーブル321に登録した後、つなぎ目補正制御部363は、つなぎ目補正値管理テーブル321から補正値を読み出し、補正値が“0”であるか否かをチェックする(ステップS310)。
ここで、補正値が“0”であれば(ステップS310YES)、印刷制御部361は、上記ステップS303で生成した各頁の拡大印刷データのうちの1頁目の拡大印刷データに基づき画像形成プロセスを実行し、画像形成部34により該頁の画像を記録用紙に印刷して出力させる(ステップS331)。
その後、ステップS332での“次頁あり”の判定処理(ステップS332YES)、ステップS304での“つなぎ目補正指定あり”の判定処理(ステップS304YES)、ステップS305での“1頁目ではない”との判定処理(ステップS304NO)、ステップS310での「補正値が“0”」との判定処理(ステップS310YES)を繰り返して〔(n×n)−1〕頁目までの各頁の拡大印刷データを印刷出力していき、ステップS331で(n×n)頁目の拡大印刷データを補正なしのまま印刷出力し終えた後、“次頁なし”と判定されることにより(ステップS332NO)、一連の拡大連写印刷処理を終了する。
これに対し、上記ステップS310において、補正値が“0”でないと判定された場合(ステップS310NO)、つなぎ目補正制御部363は、上記ステップS303で生成した各頁の拡大印刷データのうちの1頁目の拡大印刷データを読み出し、該1頁目の印刷データを、上記補正値に基づき、つなぎ目に当たる副走査方向の左辺と右辺の長さが異なる状態(台形形状の状態)から、各辺が同じ長さに印刷できるように印刷データを補正する台形補正処理を行う(ステップS311)。
図11は、本実施例に係わる台形(つなぎ目)補正処理イメージを示す概念図である。
上記ステップS306〜S309の各処理ステップを経て、図9に示す処理イメージで算出される補正値に関しては、印刷された補正検出パターン70Iの左辺パターン70aにおける罫線71aと72b間の距離aaと、右辺パターン70bにおける罫線71bと72b間の距離bbとが一致しないケースとして、距離aaを基準にして、距離bbが長いケースと短いケースが生じる。
本実施例では、上記ステップS331の1頁目の拡大印刷データに対する台形補正処理においては、図11(a)に示すように、補正検出パターン70Iにより検出された、副走査方向の右辺の距離bbが左辺の距離aaよりも大きい場合には、1頁目の拡大印刷データの副走査方向の右辺を上記補正値で縮小することにより、図11(c)に示すように左辺と右辺を同じ長さで印刷できるように補正し、図11(b)に示すように、補正検出パターン70Iにより検出された、副走査方向の右辺の距離bbが左辺の距離aaよりも小さい場合には、1頁目の拡大印刷データの副走査方向の右辺を上記補正値で拡大することにより、図11(c)に示すように左辺と右辺を同じ長さで印刷できるように補正(台形補正)する。
このようにして、1頁目の拡大印刷データの台形補正処理を行った後(ステップS311)、該補正後の1頁目の拡大印刷データに基づき画像形成プロセスを実行し、画像形成部34により該頁の画像を記録用紙に印刷して出力させる(ステップS331)。
その後、ステップS332での“次頁あり”の判定処理(ステップS332YES)、ステップS304での“つなぎ目補正指定あり”の判定処理(ステップS304YES)、ステップS305での“1頁目ではない”との判定処理(ステップS304NO)、ステップS310での「補正値が“0”でない」との判定処理(ステップS310NO)を繰り返して〔(n×n)−1〕頁目までの各頁の拡大印刷データをステップS311で1頁目の拡大印刷データと同様に台形補正しつつ(図11参照)印刷出力していき、ステップS331で(n×n)頁目の拡大印刷データを台形補正を経て印刷出力し終えた後、次頁なしと判定されることにより(ステップS332NO)、一連の拡大連写印刷処理を終了する。
以上説明した本実施例のプリンタ30の印刷処理によれば、例えば、図12に示す如く、文書Aを2×2に領域分割して各頁(4頁)毎に拡大連写印刷を行う場合、図6に示す拡大連写印刷設定によりつなぎ目補正を“する”が指定されている時には、まず、文書を2×2個分の各領域a11,a12,a21,a22に分割してそれぞれA11,A12,A21,A22の4頁の拡大印刷データを生成したうえで、これら各頁の印刷の前に、図8に示す如くの補正検出パターン70を同じ倍率に拡大して図9に示す如くの態様で印刷し、その左辺パターン70aと右辺パターン70bとから該印刷データの左辺と右辺の距離を検出する。
ここで、左辺の距離に対して右辺の距離が長い場合、あるいは、短い場合のいずれにおいても、当該印刷データをその左辺と右辺を同じ距離に印刷し得る補正値を算出し、その後、各頁の拡大印刷データの右辺を該補正値で補正して、左辺と右辺とが同じ長さになるように印刷出力する。
これにより、本実施例では、拡大連続印刷結果のつなぎ目となる一辺の拡大縮小率を、簡易なパターン検知センサ45a,45bを用いて検出することができ、一辺拡大縮小率より二辺の差を算出し、つなぎ目の拡大縮小率を一致させることができ、つなぎ目のズレを補正することができる。
次に、実施例2に係わるプリンタ(便宜的に30Bと呼称:不図示)の構成について、実施例1に係わるプリンタ30(図3参照)の構成を援用して説明する。
実施例2に係わるプリンタ30Bでは、制御部36において、つなぎ目補正制御部363(実施例2では、便宜的に363bと呼称)は、各頁の拡大印刷データの印刷前に行う、該各頁の拡大印刷データの印刷後のつなぎ目に当たる副走査方向の一辺(右辺)の長さをを補正する補正値の算出に際し、実施例1とは異なる補正検出パターン(図14の補正検出パターン80参照)を用い、該各頁の拡大印刷データを副走査方向に沿って複数のブロックに分けて該各ブロック毎に上記補正値を算出し、記憶部32に設けたつなぎ目補正値管理テーブル321(同、321bと呼称)にて保持、管理する。
また、つなぎ目補正制御部363bは、つなぎ目補正値管理テーブル321bを用いて管理される上記ブロック毎の補正値を適用し、各頁の拡大印刷データを副走査方向に沿って上記ブロック毎に上記つなぎ目に相当する辺の長さを補正する処理機能を有する。
実施例2に係わるプリンタ30Bの他の機能構成は、実施例1に係わるプリンタ30と同様である。
図13は、実施例2に係わるプリンタ30Bの拡大連写印刷処理動作を示すフローチャートである。
図13において、実施例1に係わるプリンタ30の拡大連写印刷処理動作(図7参照)と同一の処理ステップ(S301〜S305,S331及びS332)には同一の符号を付している。
ここでは、図13を参照し、実施例2に係わるプリンタ30Bに特有のステップS306b〜S309b、及びS321〜S326を主体にその処理動作を説明する。
図13において、プリンタ30Bは、クライアント端末10からの拡大連写印刷指示を受信すると(ステップS301)、印刷制御部361が、該印刷ジョブの印刷設定に含まれる出力枚数(n×n)を抽出し(ステップS302)、印刷対象の文書を該抽出した印刷枚数に対応する(n×n)の領域に分割し、該各分割領域の画像データから(n×n)の各頁の拡大印刷データを生成する(ステップS303)。
次いで、つなぎ目補正制御部363bが、受信した印刷ジョブの印刷設定に基づき、つなぎ目を補正することが設定されているか否かを判定し(ステップS304)、つなぎ目を補正することが設定されていない場合(ステップS304NO)、印刷制御部361が、ステップS331、S332、S304の処理を繰り返し実施して各頁の拡大印刷データに基づき画像形成部34により該各頁の画像を記録用紙に印刷して出力させる(ステップS331)。
これに対し、上記ステップS304において、つなぎ目を補正することが設定されている場合(ステップS304YES)、つなぎ目補正制御部363bは、印刷すべく取り出した頁が拡大印刷データの1頁目であるか否かをチェックし(ステップS305)、1頁目である場合(ステップS305YES)は、該1頁目の拡大印刷データの印刷に先立って、ステップS306b〜S309bによりつなぎ目補正値算出処理を実行する。
このつなぎ目補正値算出処理に移行すると、つなぎ目補正制御部363bは、まず、補正検出パターンを生成する(ステップS306b)。
図14は、本実施例に係わる補正検出パターン80の一例を示す図である。
この補正検出パターン80は、頁に展開した際に、該頁の印刷可能領域内の領域であって、当該頁を副走査方向に見て左側の端(左辺)の印刷可能領域分の長さの間に該副走査方向に沿って罫線801aから814aを等間隔ずつ離間して配置した左辺パターン80aと、同じく右側の端(右辺)の印刷可能領域分の長さの間に副走査方向に沿って罫線801bから814bを等間隔ずつ離間して配置した右辺パターン80bとから成る。
左辺パターン80aにおいて、罫線801aは該頁の副走査方向の開始ラインのライン位置上に配置され、罫線814aは該頁の副走査方向の最終ラインのライン位置上に配置される。
同じく、右辺パターン80bおいて、罫線801bは該頁の副走査方向の開始ラインのライン位置上に配置され、罫線814bbは該頁の副走査方向の最終ラインのライン位置上に配置される。
上記補正検出パターン80を生成した後、つなぎ目補正制御部363bは、印刷制御部361に指示して該補正検出パターン80を画像形成部34により印刷させる。
その際、印刷制御部361は、上記補正検出パターン80を上記ステップS303で生成した拡大印刷データと同じ頁サイズまで拡大して印刷データとして頁展開し、当該頁サイズ(拡大連写印刷サイズ)の記録用紙に印刷させる(ステップS307b)。
これにより、上記ステップS307bでの印刷に際して拡大処理された補正検出パターン80の印刷データにおいて、左辺パターン80aの罫線801aから814aまでの距離、及び右辺パターン80bの罫線801bから814bまでの距離は、共に、上記ステップS303で生成した各頁の拡大印刷データにおける副走査方向の長さ(印刷可能領域長)と同じ長さとなり、かつ、左辺パターン80aの罫線801a〜814aまでの各罫線間の距離、及び右辺パターン80bの罫線801b〜814bまでの各罫線間の距離はそれぞれ等しい長さとなる。
よって、この拡大処理された補正検出パターン80の印刷データに基づくステップS307bでの印刷結果は、理想的には、該印刷された補正検出パターン80において、左辺パターン80aの罫線801aと814間の距離、及び右辺パターン80bの罫線801bと814間の距離は、共に、上記ステップS303で生成した各頁の拡大印刷データにおける副走査方向の長さと同じ長さとなり、しかも、左辺パターン80aの罫線801a〜814aまでの各罫線間の距離、及び右辺パターン80bの罫線801b〜814bまでの各罫線間の距離はそれぞれ等しい長さとなる。
しかしながら、実際の印刷においては、画像形成部34での画像形成プロセス(露光、現像、転写等)の動作状況等の影響によって、上記ステップS307での拡大処理後の補正検出パターン80の印刷結果において、左辺パターン80aの罫線801aと814a間並びに各罫線間の距離と、右辺パターン80bの罫線801bと814b間並びに各罫線間の距離が同じにならないことも起こり得る。
このプリンタ30Bにおいて、印刷後における左辺パターン80aと右辺パターン80bの間における各罫線間の距離関係は以下に述べる補正検出パターン80の読取り処理を通じて検証される。
すなわち、上述の如く補正検出パターン80が印刷された印刷済用紙は、その後、実施例1と同様、図4に示すように、排紙搬送路を搬送されて排出トレイ47へと排出される。
この間、パターン検知センサ45a,45bは、上記印刷済用紙の通過に合わせて、それぞれ、該印刷済用紙に形成される補正検出パターン80における左辺パターン80aの各罫線801a〜814aと、右辺パターン80bにおける各罫線801b〜814bを順に検知し(ステップS308b)、該検知出力をつなぎ目補正制御部363bに送出する。
つなぎ目補正制御部363bは、上記パターン検知センサ45a,45bの検知出力に基づき、その後に印刷する各頁の拡大印刷データの副走査方向の左辺に対する右辺の長さをブロック単位に補正するために用いる補正値を、上記左辺パターン80aの各罫線801a〜814aと上記右辺パターン80bの各罫線801b〜814bによって副走査方向に区切られる各ブロック(この例では、14個のブロック)毎に算出し、該算出した各ブロック毎の補正値をつなぎ目補正値管理テーブル321bに保持、管理する(ステップS309b)。
図15は、補正検出パターン80の検知出力に基づくつなぎ目補正値算出イメージを示す図である。
図15において、上記補正検出パターン80に対応する画像(補正検出パターン80I)が印刷された印刷済用紙が点線位置から実線位置まで矢印方向に搬送される間に、パターン検知センサ45aは、該補正検出パターン80Iの左辺パターン80aの罫線800a〜814aを順に検知して同図下部の(a)に示す如くの検知出力OUTL0〜OUTL14を順に出力する。
一方、パターン検知センサ45bは、上記印刷済用紙が点線位置から実線位置まで矢印方向に搬送される間に、補正検出パターン80Iの右辺パターン80bの罫線800b〜814bを順に検知して同図下部の(b)に示す如くの検知出力OUTR0〜OUTR14を順に出力する。
この時、つなぎ目補正制御部363bは、パターン検知センサ45aが罫線801a〜814aまでの罫線のうちの1つを検出してから次の罫線を検出するまでの各時間(検知出力OUTl0〜OUTl14間での各出力間の出力タイミング差)に基づき当該罫線800a〜814aまでの間の各罫線間の距離(aa1,aa2,〜,aa14)を順次算出する〔算出式=時間×搬送速度(搬送ローラの回転速度等から算出可能)〕一方で、パターン検知センサ45bが罫線800b〜814bまでの罫線のうちの1つを検出してから次の罫線を検出するまでの各時間(検知出力OUTR0〜OUTR14間での各出力間の出力タイミング差)に基づき当該罫線801b〜814bまでの間の各罫線間の距離(bb1,bb2,〜,bb14)を順次算出する〔算出式=時間×搬送速度(搬送ローラの回転速度等から算出可能)〕。
そのうえで、つなぎ目補正制御部363bは、罫線800a〜814aまでの間の各罫線間の距離(aa1),(aa2),〜,(aa14)で、罫線800b〜814bまでの間の各罫線間の距離(bb1),(bb2),〜,(bb14)のうちの対応するブロックの距離をそれぞれ除算して各ブロック毎の補正値Hn
Hn=ブロックnの距離bbn/ブロックnの距離aan
を算出し、該求めた各ブロック毎の距離aan、距離bbn及び補正値Hnを、例えば、図16に示す如く、つなぎ目補正値管理テーブル321bに登録して管理する。
図16の例によれば、つなぎ目補正値管理テーブル321bには、図15に示す補正検出パターン80Iの左辺パターン80aにおける罫線800a〜814aと、左辺パターン80bにおける罫線800b〜814bにより区切られるブロック1〜14の14個のブロックの各ブロック毎に、副走査方向の左辺の長さ〔検出間隔=左(図15における距離aa1,aa2,〜,aa14に相当する値)〕と、右辺の長さ〔検出間隔=右(図15における距離bb1,bb2,〜,bb14に相当する値)〕と、これら左辺の長さと右辺の長さの比から求められた補正値が保持されている。
ここで、補正値Hnは、各ブロック毎に、右辺の長さを左辺の長さに一致させるための右辺の長さに対する拡大縮小率(パーセント)の値を有し、正の値は拡大率を、負の値は縮小率をそれぞれ表している。
このようにして、副走査方向に区切った各ブロック毎につなぎ目補正に用いる補正値を算出し、つなぎ目補正値管理テーブル321bに登録した後、つなぎ目補正制御部363bは、つなぎ目補正値管理テーブル321bに登録される各ブロック毎の補正値に基づき、印刷対象である各頁の拡大印刷データの印刷後につなぎ目に当たる辺の長さを各ブロック毎に補正する処理を行う(図13のステップS321〜S326参照)。
このつなぎ目補正処理に移行すると、つなぎ目補正制御部363bは、まず、ステップS303で生成した各頁の拡大印刷データのうちの1頁目の拡大印刷データを読出し、該印刷データの記録可能領域を、つなぎ目補正値管理テーブル321bで管理されるブロックの数に対応するブロックに分割する(ステップS321)。
具定例を挙げると、本実施例では、つなぎ目補正値管理テーブル321b(図16参照)に14個のブロックの補正値が管理されているため、上記ステップS321においては、1頁目の拡大印刷データを、例えば、図17に示す如く、B1〜b14の14個のブロックに分割する。
次に、つなぎ目補正制御部363bは、補正対象のブロック番号Bnを第1のブロックB1に対応する“1”にセットしたうえで、該処理対象のブロック番号(=“1”)を処理対象のブロック総数(この例では、ブロック総数=“14”)と比較することにより、処理対象のブロック番号が処理対象のブロック総数より大きいか否かをチェックする(ステップS323)。
その際、処理対象のブロック番号が“1”である時には、処理対象のブロック総数(=14)より小さいと判定され(ステップS323NO)、これにより、つなぎ目補正制御部363bは、つなぎ目補正値管理テーブル321bから該ブロック番号(=“1”)に対応するブロックB1の補正値を読み出し、その値が“0”であるか否かをチェックする(ステップS324)。
ここで、ブロックB1の補正値が“0”であれば(ステップS324YES)、補正対象のブロック番号を次のブロックB2に対応する値(=“2”)にセットし(ステップS326)、以後、上記ステップS323からの処理を実行する。
これに対して、つなぎ目補正値管理テーブル321bから読み出したブロックB1の補正値が“0”でない場合(ステップS324NO)、つなぎ目補正制御部363bは、1頁目の拡大印刷データ(図17参照)中の対応するブロックB1の印刷データを読み出し、該ブロックの印刷データを、当該ブロックに対応する上記補正値に基づき、つなぎ目に当たる副走査方向の左辺と右辺の長さが異なる状態(台形形状の状態)から、各辺を同じ長さで印刷可能に拡大印刷データを補正する台形補正処理を行い(ステップS325)、該台形処理補正処理終了後ステップS326へと進む。
図18は、本実施例に係わる拡大印刷データのブロック単位の台形補正処理イメージを示す概念図である。
上記ステップS306b〜S309bの各処理ステップを経て、図15に示す処理イメージで算出される各ブロック毎の補正値に関しては、補正検出パターン80Iの左辺パターン80aにおける罫線800a〜814aまでの各罫線間の距離aaと、右辺パターン80bにおける罫線800b〜814bまでの各罫線間の距離bbとが一致しないケースとして、距離aaに対して距離bbが長いケースと短いケースが生じる。
本実施例では、上記ステップS325での1頁目の拡大印刷データのブロックB1に対する台形補正処理においては、図18(a)に示すように、補正検出パターン80Iにより検出された、該ブロックB1における副走査方向の右辺の距離bb1が左辺の距離aa1よりも大きい場合には、該ブロックB1の印刷データ(図17参照)の副走査方向の右辺を該ブロックB1に対応する補正値で縮小することにより、同図(c)に示す如く左辺と右辺を同じ長さで印刷できるように補正し、図18(b)に示すように、当該ブロックB1における右辺の距離bb1が左辺の距離aa1よりも小さい場合には、該ブロックB1の印刷データの副走査方向の右辺を該ブロックB1に対応する補正値で拡大することにより、同図(c)に示す如く左辺と右辺を同じ長さで印刷できるように補正(台形補正)する。
このように、ステップS325において、1頁目の拡大印刷データ中のブロックB1の台形補正処理を行った後、つなぎ目補正制御部363bは、補正対象のブロック番号を次のブロックB2に対応する値(=“2”)にセットしたうえで(ステップS326)、ステップS323に進み、ここで、処理対象のブロック番号が処理対象のブロック総数(=14)より小さいと判定されると(ステップS323NO)、以後、当該ブロックB2から最終ブロック(この例では、B14)までの各ブロックを対象に、ステップS324以降の処理を、ステップS323で処理対象のブロック番号が処理対象のブロック総数(=14)より大きいと判定される(ステップS323YES)まで繰返し実施する。
この間、ステップS325では、つなぎ目補正値管理テーブル321bから現在セットされている該ブロック番号(=“n”)に対応するブロックBnの補正値を読み出し、その値が“0”であるか否かをチェックする(ステップS324)。
ここで、ブロックBnの補正値が“0”でない場合(ステップS324NO)は、ステップS325で、1頁目の拡大印刷データ(図17参照)中の対応するブロックBnの印刷データに対する台形補正処理を行った後、ステップS326に進み、補正対象のブロック番号を更に次のブロックに対応する値にセットし(ステップS326)、他方、上記ステップS324で対応するブロックBnの補正値が“0”であると判定された場合(ステップS324YES)、台形補正処理をせずにステップS326に進み、補正対象のブロック番号を更に次のブロックに対応する値にセットし(ステップS326)、ステップS323に移行する。
以上の処理を繰返し実施する間に、ステップS325でブロック総数(=14)に相当するブロックの印刷データに対する台形補正処理が行われることにより(あるいは、該台形補正処理がスキップされることにより)、ステップS326で補正対象のブロック番号が“=15”に更新されると、続くステップS323で処理対象のブロック番号が処理対象のブロック総数(=“14”)より大きいと判定される(ステップS323YES)。
これにより、印刷制御部361は、つなぎ目補正制御部363bによる1頁目の拡大印刷データのブロック単位の台形補正処理を抜け、必要なブロックについての台形補正処理が完了した当該頁(1頁目)の拡大印刷データに基づき画像形成プロセスを実行し、画像形成部34により該頁の画像を記録用紙に印刷して出力させる(ステップS331)。
その後、2頁目以降、〔(n×n)−1〕頁目までの各頁の拡大印刷データを対象に、ステップS332での“次頁あり”の判定処理(ステップS332YES)、ステップS304での“つなぎ目補正指定あり”の判定処理(ステップS304YES)、ステップS305での“1頁目ではない”との判定処理(ステップS304NO)を経てステップS321に進み、以後、ステップS326までの各処理を経て、当該各頁の拡大印刷データ中の14ブロックのうち、補正の必要なブロックについてのみ台形処理を施した後(ステップS325)に当該頁の拡大印刷データを印刷出力していき(ステップS331)、該ステップS331で(n×n)頁目の拡大印刷データ(必要なブロックの台形補正処理済)を印刷出力し終えた後、ステップS332で次頁なしと判定される(ステップS332NO)ことにより、一連の拡大連写印刷処理を終了する。
以上説明したプリンタ30Bの印刷処理によれば、例えば、文書Aを2×2に領域分割して各頁(4頁)毎に拡大連写印刷を行う場合(図12参照)、図6に示す拡大連写印刷設定によりつなぎ目補正を“する”が指定されている時には、まず、文書を2×2個分の各領域に相当する4頁の拡大印刷データの印刷の前に、図14に示す如くの補正検出パターン80を同じ倍率に拡大して図15に示す如くの態様で印刷し、その左辺パターン80aと右辺パターン80bとから印刷データの左辺と右辺の距離をブロック毎に検出する。
ここで、左辺の各ブロックの距離に対して右辺の対応する各ブロックの距離が長い場合、あるいは、短い場合のいずれにおいても、当該印刷データをその左辺と右辺を同じ距離に印刷し得る補正値をブロック毎に算出し、その後、各頁の拡大印刷データの右辺を各ブロック毎に対応する各補正値で補正して、左辺と右辺とが同じ長さになるように印刷出力する。
これにより、本実施例では、拡大連続印刷結果のつなぎ目となる一辺の一定領域の拡大縮小率を、簡易なパターン検知センサ45a,45bを用いて検出することができ、一辺の一定領域の拡大縮小率より二辺の部分差を算出し、部分単位につなぎ目の拡大縮小率を一致させることができ、つなぎ目のズレを補正することができる。
この他、本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
例えば、上記各実施例では、副走査方向の左辺の長さを基準に右辺の長さを補正する例を挙げたが、右辺の長さを基準に左辺の長さを補正する構成であっても良い。
また、上記実施例2においては、左辺及び右辺の長さをブロック単位に検出、補正する例を挙げたが、分割する分ロック数はこれより少ない数あるいは多く数に設定しても良い。
また、上記各引用例で用いる補正検出パターンの形態は、上述した罫線に限らず、所定のマーク画像等であっても良い。
本発明は、文書を指定された頁数分の領域に分割し、該頁の領域の画像を拡大して連続に印刷する分割拡大連続印刷処理機能を有するプリンタや複合機等の画像形成装置、及びこれを用いる印刷制御システムに適用できる。
実施例1に係わる印刷制御システムの全体構成を示すブロック図。 実施例1に係るクライアント端末の機能構成を示すブロック図。 実施例1に係るプリンタの機能構成を示すブロック図。 プリンタの排紙経路近傍の概略構造を示す概念図。 クライアント端末における拡大連写印刷指示処理動作を示すフローチャート。 クライアント端末における拡大連写印刷設定画面の表示例を示す図。 実施例1のプリンタにおける拡大連写印刷処理動作を示すフローチャート。 実施例1に係わる補正検出パターンの一例を示す図。 実施例1の補正検出パターン検知出力に基づく補正値算出イメージを示す図。 実施例1に係わる補正値管理テーブルのデータ内容の一例を示す表図。 実施例1に係わるつなぎ目補正処理イメージを示す概念図。 実施例1における拡大連写印刷処理イメージを示す図。 実施例2のプリンタにおける拡大連写印刷処理動作を示すフローチャート。 実施例2に係わる補正検出パターンの一例を示す図。 実施例2の補正検出パターン検知出力に基づく補正値算出イメージを示す図。 実施例2に係わる補正値管理テーブルのデータ内容の一例を示す表図。 実施例2のつなぎ目補正に係わる印刷データ分割処理イメージを示す概念図。 実施例2に係わるブロック単位のつなぎ目補正処理イメージを示す概念図。
符号の説明
10,10−1,10−2,〜,10−n…クライアント端末(PC:パーソナル・コンピュータ)、11…入力/操作部、12…表示部、120…拡大連写印刷設定画面、13…記憶部、14…制御部、141…アプリケーション部、142…印刷ジョブ生成部、15…通信インタフェース(I/F)部、30…プリンタ、31…通信インタフェース(I/F)部、32…記憶部、321,321−1,321−2,321b…つなぎ目補正値管理テーブル、33…画像処理部、34…画像形成部、35…表示/操作部、36…制御部、361…印刷制御部、363…つなぎ目補正制御部、45a,45b…パターン検知センサ、47…排出トレイ、50…伝送路、70,80…補正検出パターン

Claims (7)

  1. 副走査方向に沿って少なくとも2つのパターン画像が配列される補正検出パターンを、用紙の副走査方向の左右それぞれの辺に印刷するパターン印刷手段と、
    前記パターン印刷手段により前記補正検出パターンが印刷された印刷済用紙の搬送に合わせて、該印刷済用紙から左辺と右辺の前記補正検出パターンを個別に検出するパターン検出手段と、
    前記パターン検出手段による前記左辺と右辺のそれぞれの補正検出パターンの検出結果に基づき、各頁の拡大印刷画像情報の副走査方向の左右いずれか一方の辺の画像を他方の辺の画像と同じ長さに印刷可能に補正する補正値を算出する補正値算出手段と、
    前記補正値算出手段により算出された補正値に基づき、前記各頁の拡大印刷画像情報の対応する辺の画像を副走査方向に拡大または縮小補正する補正手段と
    を具備する画像形成装置。
  2. 前記パターン印刷手段は、
    副走査方向の印刷可能領域長に相当する距離を離間して2つの前記パターン画像が配置された前記左辺と右辺それぞれの補正検出パターンを印刷し、
    前記補正値算出手段は、
    前記パターン検出手段による前記左辺と右辺のそれぞれの補正検出パターンの検出結果に基づき、前記各頁の拡大印刷画像情報の前記補正値を算出する
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記補正手段は、
    前記補正値算出手段により算出された補正値に基づき、前記各頁の拡大印刷画像情報の対応する辺の画像を頁単位に補正する
    請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記パターン印刷手段は、
    副走査方向の印刷可能領域の間に、所定距離ずつ離間して3つ以上の前記パターン画像が配置された前記左辺と右辺それぞれの補正検出パターンを印刷し、
    前記補正値算出手段は、
    前記パターン検出手段による前記左辺と右辺のそれぞれの補正検出パターンの検出結果に基づき、前記各頁の拡大印刷画像情報の前記複数のパターン画像により区切られるブロック単位に前記補正値を算出する
    請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記補正手段は、
    前記補正値算出手段により前記ブロック単位に算出された補正値に基づき、前記各頁の拡大印刷画像情報の対応する辺の画像を前記ブロック単位に補正する
    請求項4記載の画像形成装置。
  6. 文書処理端末と、
    前記文書処理端末からの文書の分割拡大印刷指示に基づき、該文書を指定された頁数分の領域に分割し、各領域の画像を拡大して各頁の拡大印刷画像情報を生成して印刷する分割拡大印刷処理を実行する印刷装置と
    を有し、
    前記文書処理端末は、
    文書の分割拡大印刷に際して分割拡大印刷画像のつなぎ目を補正するか否かの指示情報を含む分割拡大印刷指示を発行する印刷指示発行手段
    を具備し、
    前記印刷装置は、
    前記文書処理端末からの文書の分割拡大印刷指示に、つなぎ目を補正する旨の指示情報が含まれているか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により前記指示情報が含まれていると判別された場合、副走査方向に沿って少なくとも2つのパターン画像が配列される補正検出パターンを、前記拡大印刷画像情報と同じサイズで、用紙の副走査方向の左右それぞれの辺に印刷するパターン印刷手段と、
    前記パターン印刷手段により前記補正検出パターンが印刷された印刷済用紙の搬送に合わせて、該印刷済用紙から左辺と右辺の前記補正検出パターンを個別に検出するパターン検出手段と、
    前記パターン検出手段による前記左辺と右辺のそれぞれの補正検出パターンの検出結果に基づき、前記各頁の拡大印刷画像情報の副走査方向の左右いずれか一方の辺の画像を他方の辺の画像と同じ長さに印刷可能に補正する補正値を算出する補正値算出手段と、
    前記補正値算出手段により算出された補正値に基づき、前記各頁の拡大印刷画像情報の対応する辺の画像を副走査方向に拡大または縮小補正する補正手段と、
    前記補正手段による前記補正処理後の前記各頁の拡大印刷画像情報を連続に印刷する印刷手段と
    を具備する印刷制御システム。
  7. 前記印刷手段は、
    前記判別手段により前記指示情報が含まれていないと判別された場合、前記各頁の拡大印刷画像情報を前記補正手段による前記補正処理を行わずに印刷する
    請求項6記載の印刷制御システム。
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