JP2016001795A - 制御装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 原稿が搬送経路内の壁に接触することにより原稿が破損したり、紙ジャムが発生したりするのを抑制する。
【解決手段】 搬送部により原稿を搬送しながら画像読取部が読み取った前記原稿の読取画像に基づいて、前記原稿の斜行量を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された斜行量及び予め設定された閾値に基づいて、前記原稿の搬送を抑制するように前記搬送部を制御する搬送制御手段と、を備える。
【選択図】 図7

Description

本発明は、画像を読取る画像読取装置を制御する制御装置、制御方法及びプログラムに関する。
従来から、コンタクトイメージセンサー(CIS)などの画像読取手段を用いて、原稿を搬送しながら順次読み取る画像読取装置が知られている。原稿を搬送しながら読み取る画像読取装置では、原稿が傾斜しながら搬送される(以下、「斜行」という)場合や、原稿の搬送姿勢が変化しながら、例えば、原稿が曲がりながら搬送される(以下、「スキュー」という)場合があった。なお、スキューは、例えば、原稿を搬送する搬送ローラとピンチローラを用いたニップ構成において、ピンチローラの部品精度のバラツキから搬送力に偏りが出ることにより発生する。
そこで、搬送される原稿に生じるスキューに追従して原稿全体の画像データを補正する画像読取装置が提案されている(特許文献1参照)。
ところで、原稿が大きく斜行して搬送されると、原稿が搬送経路内の内壁に接触し、原稿が詰まり(以下、「紙ジャム」という)、原稿が破損してしまうことがあった。原稿が破損した場合は、正確な画像データを取得することができないだけでなく、再利用できないこともある。
そこで、紙ジャムが発生しないように、原稿の搬送路の幅自体を大きくして、原稿破損を抑制する方法があるが、この方法では画像読取装置の大型化を招いてしまう。一方、原稿の斜行量に対して閾値を設定し、閾値を超えたときに原稿の搬送を停止させる構成とした場合、原稿の大きさによっては、原稿の搬送を停止させる必要が無い場合にも原稿の搬送を停止させてしまうという問題があった。
特開平9−238250号公報
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、原稿の破損や紙ジャムを抑制しつつ、ユーザビリティを向上させる制御装置、制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を解決するために本発明による制御装置は、搬送部により原稿を搬送しながら画像読取部が読み取った前記原稿の読取画像に基づいて、前記原稿の斜行量を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された斜行量及び予め設定された閾値に基づいて、前記原稿の搬送を抑制するように前記搬送部を制御する搬送制御手段と、を備える。
本発明によれば、原稿が搬送経路内の壁に接触することにより原稿が破損したり、紙ジャムが発生したりするのを抑制することができる。
実施形態1に係る画像読取装置の要部断面図及び概略平面図である。 実施形態1に係る画像読取装置の搬送ローラ駆動連結部を示す図である。 実施形態1に係る画像読取装置の要部ブロック図である。 実施形態1に係る予備搬送動作の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態1に係る予備搬送動作の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態1に係る読み取り動作の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態1に係る斜行判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態1に係る原稿と搬送経路の壁との関係を示す概略平面図である。 実施形態1に係るスキュー判定方法を説明する模式図である。 他の実施形態に係る画像読取装置の要部断面図及び概略平面図である。 従来のスキュー判定方法を説明する模式図である。 他の実施形態に係る斜行判定処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態を例示する。ただし、例示する実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲を限定する主旨のものではない。なお、各図面を通して同一符号は、同一または対応部分を示すものである。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態に係る画像読取装置について、図面を用いて説明する。
図1(a)は、本実施形態に係る画像読取装置の要部の概略断面図であり、図1(b)は、本実施形態に係る画像読取装置の読取部を上面から見た概略平面図であり、図2は、本実施形態に係る画像読取装置の搬送ローラ駆動連結部の概略図である。
図1に示す読取装置は、画像を読み取る装置である。この画像読取装置は、例えば、プリンタ機能、ファクシミリ機能などの機能を備えた複合機(MFP)に搭載させたものであってもよい。なお、プリンタ機能を備える複合機は、画像を記録するプリント部を備える。また、コピー機能及びプリンタ機能を備える複合機では、読取装置で読み取った原稿の画像を複写印刷することができる。なお、読取装置を除いた複合機の構成は、公知の構成を用いることができる。
図1に示すように、画像読取装置は、上ケース13及び下ケース14を備える。上ケース13は、ピンチローラ3、第1原稿センサ9、第2原稿センサ10、第3原稿センサ11、第1読取センサ5、及びコンタクトガラス12を備えている。また、下ケース14は、第1搬送ローラ1、第2搬送ローラ2、及び背景ローラ7を備える。
第1搬送ローラ1、第2搬送ローラ2は、ピンチローラ3、及びピンチローラは、搬送部を構成し、第1搬送ローラ1及び第2搬送ローラ2は、それぞれピンチローラ3及びピンチローラ4と相対向するように設けられる。そして、原稿Sは、詳細は後述するが、第1搬送ローラ1とピンチローラ3、第2搬送ローラ2とピンチローラ4の間を搬送される。
第1搬送ローラ1及び第2搬送ローラ2は、側板26と側板27に対して図示しない軸受けを介して回転可能に支持される。第1搬送ローラ1及び第2搬送ローラ2は、原稿Sと接触する外周面にそれぞれコーティング部1a及び2aを備える。本実施形態では、コーティング部1a、2aは、厚み20μmのウレタンコーティングからなる。なお、コーティング部1a、2aの材質は、これに限定されるものではなく、例えば、セラミックコーティングや薄膜ゴムを結合させたものであってもよい。また、コーティング部1a、2aの厚さもこれに限定されるものではない。
図2に示すように、第1搬送ローラ1には、伝達プーリ23が一体に回転するように圧入固定され、また、第2搬送ローラ2には、伝達プーリ24が一体に回転するように圧入固定されている。搬送モータ20には、搬送モータプーリ21が圧入固定されており、搬送モータ20からの回転駆動は、伝達ベルト25を介して第1搬送ローラ1及び第2搬送ローラ2に伝達される。なお、テンションプーリ22は、伝達ベルト25に適正なテンションを与える位置に調整して固定され、側板26に回転可能に取り付けられている。本実施形態では、搬送モータ20としてステッピングモータを使用した。
上ケース13に取り付けられたピンチローラ3及びピンチローラ4は、図示しないばね等により、それぞれ第1搬送ローラ1及び第2搬送ローラ2側に押圧されながら従動回転する。
上ケース13に設けられる第1読取センサ5は、コンタクトガラス12の上方から搬送される原稿Sを読み取るための読取部である。また、第1読取センサ5は、原稿の搬送方向と直交するように設けられ、原稿の端部位置を検出する検出部として機能する。なお、端部位置の検出は、公知の方法により行うことができる。第1読取センサ5は、画像読取部であり、例えば、コンタクトイメージセンサ(CIS)からなる。CISは、内部に発光部が設けられており、原稿に対して光を照射し、原稿から反射した反射光に基づいて画像データを生成する。具体的には、まず、読み取りを行う原稿に対して所定量の光を照射する。そして、当該原稿から反射した反射光を、レンズを介して受光素子によって受光して当倍に結像させ、画像パターンに対応するアナログデータを得る。そして、アナログデータを、例えば、アナログ/デジタル変換回路を介してデジタルデータに変換することにより、原稿の画像データ(デジタルデータ)を取得する。
第1原稿センサ9は、原稿Sの先端が、第1搬送ローラ1の搬送方向上流の所定位置に達したことを検知する。また、第2原稿センサ10は、原稿Sの先端が、第1搬送ローラ1の搬送方向下流の所定位置に達したことを検知する。第3原稿センサ10は、原稿Sの後端が、第2搬送ローラ2の搬送方向の上流の所定位置に達したことを検知する。
背景ローラ7は、第1読取センサ5と対向する各位置に配置されており、図示しないばね等により、第1搬送ローラ1によって搬送される原稿Sをコンタクトガラス12へ押し付けながら従動回転する。この背景ローラ7は、画像読み取りの白色基準として使用される。
上述した読取装置では、原稿Sは、下ケース14の原稿ガイド面14a上に原稿の画像面(原稿の読取面)が上向きとなるように載置された後、所定方向に搬送されながら画像の読取が行われる。ここで、側板26や側板27は、原稿の搬送路の壁の一部を構成する。
次に、図3を用いて、本実施形態に係る画像読取装置の要部回路構成を説明する。図3は、実施形態に係る画像読取装置の機能ブロック図である。図3において、画像読取装置は、制御部100、A/D変換回路101、モータ駆動回路105、斜行検知部106、及び画像処理部107を備える。
制御部100は、CPU、メモリ(ROM/RAM、不揮発性メモリなど)、入出力部(I/O)、インタフェース部などを備える。制御部100のCPUは、プログラムの実行やハードウェアの起動により画像形成装置全体の動作を制御する。制御部100のCPUは、例えば、画像形成装置の搬送制御や読取制御を行う。ROMは、CPUが実行するためのプログラムや画像読取装置の各種動作に必要な固定データを格納する。RAMは、CPUがワークエリアとして用いられたり、種々の受信データの一時格納領域として用いられたり、各種設定データを記憶させたりする。
また、制御部100は、操作部30からのモード設定信号や、第1原稿センサ9、第2原稿センサ10、第3原稿センサ11などからの検出信号が入力され、その入力された信号に基づいてクロック信号を出力する。これらの信号により、制御部100は、斜行検知部106の制御、画像処理部107の制御、モータ駆動回路105を介しての搬送モータ20の起動制御を実行する。このような制御により、本実施形態に係る画像読取装置は、予め設定された速度で原稿の搬送動作や読取動作などの各動作を行う。
第1読取センサ5は、A/D変換回路101に、クロック、アドレスなどのアナログ画像信号を供給する。
A/D変換回路101は、第1読取センサ5からのアナログ画像信号を8ビットのデジタル画像信号(256階調)に変換し、画像処理部107に送信する。
斜行検知部106は、A/D変換回路101から供給されるデジタル画像信号から、原稿の斜行量を特定する。本実施形態では、原稿の先端側の両端部(頂点)の位置情報を取得し、原稿の斜行量を特定する。制御部100のメモリには、今回取得した斜行量よりも前に取得した斜行量が格納されている。メモリに格納する斜行量は、所定の間隔で取得した斜光量のうち最新のもの(直前のもの)であってもよいし、決められたタイミングで事前に取得したものであってもよい。斜行検知部106は、原稿Sの斜行量を特定する。また、メモリから取得した斜行量及び今回の斜行量に基づいて、原稿Sのスキュー量を特定することができる。なお、メモリから取得した斜行量と今回の斜行量とに差が有る場合は、スキューが発生していることになる。斜行検知部106は、特定された斜行量に基づく斜行補正情報や特定されたスキュー量に基づくスキュー補正情報を含めた必要情報を画像処理部107に送信する。なお、原稿の斜行量及びスキュー量は、メモリから取得した斜行量及び今回の斜行量から算出してもよいし、テーブル等に基づいて特定するようにしてもよい。
画像処理部107は、原稿サイズの幅を特定する。本実施形態では、A/D変換回路101を介して第1読み取りセンサ5の出力結果を取得し、取得した出力結果に基づいて原稿サイズの幅を検出する。また、画像処理部107は、後述する接触判定で用いる閾値を決定する。さらに、画像処理部107は、取得した斜行量と、決定した閾値とを比較して原稿が搬送路の内壁(本実施形態では、側板26、27)に接触するかを判定する。
ここで、斜行量とは、原稿の搬送方向に対する斜行角度である。本実施形態では、閾値として、原稿の搬送方向に対する斜行角度の許容値を設定する。斜行量の閾値は、原稿の搬送路の幅や読み取り可能領域の幅に応じて原稿のサイズ毎に予め設定される。なお、画像読取装置の搬送路の幅や読み取り可能領域の幅が固定されている場合は、原稿のサイズ毎に斜行量の閾値を設定すればよい。ここで、「原稿のサイズ毎に設定」とは、具体的には、「原稿の幅及び長さ毎に設定」することを指す。例えば、原稿の幅が同じであっても原稿の長さが長いほど、原稿が斜行して搬送されると搬送路の壁に接触する可能性が高くなるため、斜行量の閾値は低く設定される。また、原稿の長さが同じであっても原稿の幅が大きいほど、原稿が斜行して搬送されると搬送路の壁に接触する可能性が高くなるため、斜行量の閾値は低く設定される。したがって、接触判定で用いる斜行量は、搬送する原稿のサイズに基づいて決定する。また、原稿のサイズは、例えば、ユーザ入力に基づいて特定すればよく、後述する予備搬送動作でセンサにより取得してもよい。なお、センサで原稿の幅方向の長さのみが特定される場合は、原稿が定型サイズであると仮定し、センサで検知した原稿の幅から原稿のサイズを推定してもよい。
また、閾値として斜行角度の閾値を設定してもよいが、斜行角度毎に搬送可能とする長さの閾値を設定してもよい。すなわち、斜行角度毎に原稿の許容搬送長さの閾値を設定してもよい。これは、斜行角度毎に搬送可能な長さ、例えば、原稿が壁に接触するまでの長さが異なるためである。具体的には、斜行角度が小さいほど搬送可能な長さは長くなり、斜行角度が大きいほど搬送可能な長さは短くなる。原稿の幅が特定できる場合は、斜行角度毎に搬送可能な長さを閾値として設定することにより、原稿が搬送経路内の壁に接触することにより原稿が破損したり、紙ジャムが発生したりするのを抑制することができる。なお、斜行角度毎に搬送可能な長さを閾値として設定する場合は、原稿の搬送路の幅や読み取り可能領域の幅に応じて原稿の幅毎に設定すればよい。斜行角度毎に搬送可能とする長さを閾値として設定する場合は、原稿の幅が特定できればよく、原稿の長さは不明であってもよい。
上述した閾値は、制御部のメモリから取得してもよいし、外部から取得するようにしてもよいし、ユーザが設定や変更をすることができるようにしてもよい。
制御部100は、画像処理部107により原稿が搬送路の壁に接触すると判定された場合は、原稿の搬送動作を抑制する。本実施形態では、画像処理部107により原稿が搬送路の壁に接触すると判定された場合は、原稿の搬送動作を停止等する。また、ユーザに対して警告やエラーを通知するようにしてもよい。
また、画像処理部107は、補正情報により画像データに対して補正を行う。具体的には、斜行検知部106から送信された斜行補正情報やスキュー補正情報に基づいて、原稿Sの位置ずれ補正、回転方向のずれ補正、画像ゆがみによる部分的ラインのエリア補正等の種々の補正を行う。なお、これらの補正は、公知の技術を用いることができ、傾きがゼロの場合は、これらを行う必要はない。
また、操作部30は、ユーザ操作のための表示部を備えるものであり、操作モード設定機能、動作開始指示機能などを有する。操作部30は、例えば、スタート/ストップキー、テンキー、ファンクションキー、Yes/Noキー、カーソルキーなどの各種キー、LCD、LEDなどの表示器、音声出力装置などを備える。また、操作部30には、上述した警告やエラーを表示することができる。
なお、本実施形態では、画像処理部107と斜行検知部106を別々に設けるものとしたが、これに限定されず、画像処理部107が斜行検知部を備えるようにしてもよい。
ここで、図4及び図5を用いて、原稿をセットした後に原稿の一部の読み取りを行う予備搬送動作について説明する。この予備搬送動作は、後述する読み取り動作よりも原稿の搬送量が小さく且つ読み取り動作前に実行される。図4及び図5のフローチャートは、制御部100のCPUが、ROMやHDDなどに格納されている制御プログラムをRAMにロードし、それを実行することにより行われる処理の流れを示す。なお、CPUは、斜行検知部106や画像処理部107の制御を行い、これらに斜行検知や接触判定を実行させる。
まず、第1原稿センサ9のON/OFF状態を確認する(ステップS1)。具体的には、第1原稿センサ9がON状態か判定する(ステップS1)。1枚の原稿Sが原稿ガイド面14a上に原稿の読取面が上向きとなるように載置された後、搬送方向(図1中、右方向)へ向かって挿入されると、第1原稿センサ9が原稿Sの先端を検知してONとなる。
第1原稿センサ9がON状態であると判定されると、ステップS2へ進み、タイマーによる時間計測をスタートさせる。
原稿の先端を第1搬送ローラ1とピンチローラ3のニップラインに対して突き当てるための所定時間が経過すると、制御部100の制御により搬送モータ20が正転駆動し、第1搬送駆動ローラ1及び第2搬送ローラ2に駆動伝達する。これにより、第1搬送駆動ローラ1及び第2搬送ローラ2が、搬送方向に回転駆動して、原稿の搬送が開始する(S3)。
次に、第2原稿センサ10がON状態であるか判定する(ステップS4)。第2原稿センサ10が原稿の先端を検知するとON状態であると判定する。第2原稿センサ10がON状態であると判定すると、ステップS5へ進み、原稿の読取を開始する。具体的には、搬送モータ20の駆動に合わせて、第1読取センサ5内部の発光手段を点灯し、原稿画像のコンタクトガラス12と背景ローラ7に挟まれた部分を、第1読取センサ5により読み取る。このとき、原稿は搬送されながら、第1読取センサ5により読み取られる。
そして、第3原稿センサ11がON状態であるか判定する(ステップS6)。原稿の先端が第3原稿センサ11で検知するとON状態であると判定する。
第3原稿センサ11がON状態であると判定すると、第1読取センサ5と発光手段をOFFさせ、原稿読み取りを終了させて(ステップS7)、搬送モータ20をOFFすることで原稿搬送を停止させる(ステップS8)。
次に、搬送モータ20を逆転駆動し、原稿の戻し搬送動作を行わせる(ステップS9)。
次に、第2原稿センサ11がOFFしたか判定する(ステップS10)。原稿の先端を第2原稿センサ11で検知すると第2原稿センサをOFFとし、原稿の先端が第1搬送ローラ1を通過する直前に、搬送モータ20をOFFする(ステップS11)。これにより、原稿の先端を第1搬送ローラ1とピンチローラ3で挟んだ状態で、原稿を保持する。
次に、第1読取センサ5で読取中の原稿の端部を検出できたか判定する(ステップS12)。原稿の端部が検出できた場合は、ステップS14へ進み、原稿の端部が検出できない場合は、ステップS13へ進む。
ステップS13では、原稿を検出できなかった旨をユーザに通知する(ステップS13)。本実施形態では、原稿を検出できなかった旨を付加した警告通知を操作部30の表示画面に表示させる。そして、ユーザに原稿の再セットを促す通知を行う(ステップS20)。
ステップS14では、ユーザにより入力される原稿サイズを特定する。具体的には、例えば、操作部30の画面への表示や音声ガイドなどの通知により、ユーザによる原稿サイズの入力を促し、ユーザにより操作部30等を介して原稿サイズを入力させる。そして、入力された原稿サイズを受信することにより、ユーザにより入力された原稿サイズを特定する。このように、本実施形態では、ユーザによる原稿サイズの入力を受付ける。その後、S15へ進む。
ステップS15では、受信した原稿サイズと、先のステップS12で検出した端部(ここでは、原稿の先端側の2つの頂点)に基づいて特定される実際の原稿サイズとが一致しているかを判定する。ここで判定に用いる原稿サイズとは、原稿の搬送方向と交差する方向のサイズ、すなわち、原稿の幅方向のサイズである。受信した原稿のサイズに基づいて特定される原稿の幅方向のサイズと、実際の原稿の幅方向のサイズが一致していると判定した場合は、ステップS18に進み、原稿の幅方向のサイズが一致していないと判定した場合は、ステップS16へ進む。
ステップS16では、原稿の幅方向のサイズが一致していない旨を付加した警告通知を通知手段によりユーザに通知する。本実施形態では、出力手段である操作部30の表示画面に表示させることにより、ユーザに通知する。そして、ユーザが入力した原稿のサイズが正しいかを、ユーザに確認させる。ユーザにより原稿サイズが正しいと操作部30等を介して入力された場合(ステップS17でYES)、ステップS18へ進む。一方、原稿サイズが正しくない場合、具体的には、ユーザにより、原稿サイズが間違えていると操作部30等を介して入力された場合(ステップS17でNO)、ステップS14へ戻る。これにより、例えば、A4サイズの原稿で縦と横を間違えてユーザが入力していた場合は、原稿のサイズをユーザに再入力させることで不要な原稿の再セットを回避できる。
ステップS18では、原稿の斜行判定処理を行う。まず、斜行検知部106で読み取った原稿の両端部(先端側の頂点)から原稿の斜行量を特定する。本実施形態では、第1読取センサ5が原稿先端の両端部を読み取ってから原稿の先端が第3原稿センサ11で検出されるまで原稿を搬送し、斜行量を算出する。そして、画像読取装置の搬送路の幅及び原稿のサイズに基づいて決定された閾値と、原稿先端の両端部の位置に基づいて特定された斜行量とを比較して、このまま搬送した場合に搬送経路の壁に接触するかどうかを判定する(ステップS19)。
壁に接触すると判定した場合は(ステップS19でNo)、原稿の再セットを促す(ステップS20)。一方、壁に接触しないと判定した場合は(ステップS19でYES)、原稿読み取り工程の予備搬送動作を終了し、待機状態となる。本実施形態では、予備搬送動作を終了し、待機状態となった後に、操作部30においてユーザから読取指示の入力があると、後述する一連の読み取り動作を開始する。なお、予備搬送動作を終了後、操作部30においてユーザから読取指示の入力なしに一連の読み取り動作を開始するようにしてもよい。すなわち、予備搬送動作を終了後、待機状態に移行することなく、すぐに一連の読み取り動作を開始するようにしてもよい。
本実施形態では、ユーザが入力した原稿サイズから特定する原稿の幅と、センサが読み取った原稿の幅が一致しているか判定し、一致している場合に原稿の斜行判定処理を行っている。このように、ユーザが入力した原稿サイズが正しいか否かを読み取った原稿の幅で確認して、原稿サイズを確定させることにより、原稿の斜行判定処理をより正確に行うことができる。
なお、S14では、ユーザによる原稿サイズの入力を受信するものとしたが、原稿サイズが不明という選択肢を用意して、ユーザが原稿サイズを把握していない場合は、ユーザにそれを選択させるようにしてもよい。原稿サイズが不明であると受信した場合は、S18へ進むようにすればよい。また、ユーザが所定時間経過しても原稿サイズを入力しない場合は、S18へ進むようにしてもよい。この場合は、原稿の斜行判定処理では、原稿が定型サイズであると仮定し、センサで検知した原稿の幅から推定される原稿のサイズの斜行量の閾値を用いて、斜行判定処理を行うようにしてすればよい。また、センサで検知した原稿の幅に基づいて、予備搬送動作で実行する搬送量で原稿が接触するか判定するようにしてもよい。これにより、ユーザが原稿サイズを把握していなくても不要な再セットを回避することができる。
次に、予備搬送動作後の一連の読み取り動作について、図6及び図7を用いて説明する。なお、一連の読み取り動作とは、実際に原稿の全体を読み取る動作を指す。ここで、一連の読み取り動作とは、実際に原稿の画像を読み取る動作を指す。図7及び図8に示すフローチャートは、制御部100のCPUが、ROMやHDDなどに格納されている制御プログラムをRAMにロードし、それを実行することにより行われる処理の流れを示す。なお、CPUは、斜行検知部106や画像処理部107の制御を行い、これらに斜行検知や接触判定を実行させる。
図6において、一連の読み取り動作のステップS1〜S5は、予備搬送動作のS1〜S5と同様であるため説明を省略する。
ステップS5で原稿読取を開始すると、リアルタイムで原稿の斜行判定処理を行う(S21)。すなわち、原稿を搬送しながら読み取り動作を行いつつ、原稿の斜行判定処理を行う。まず、第1読取センサ5で読取った読取画像における原稿画像に基づいて、所定搬送量毎に斜行検知部106において原稿の斜行量を検出する。そして、原稿の両端部位置(先端の頂点の位置)及び画像読取装置の搬送路の幅に基づいて、事前に決定された斜行量の閾値と、特定された(検出された)斜行量とを比較して、このまま搬送した場合に壁に接触するかの接触判定処理を所定の搬送量毎にリアルタイムで実行する。本実施形態では、画像読取装置の搬送路の幅は固定値なので、原稿のサイズ毎に斜行量の閾値が設定される。なお、原稿の斜行判定処理については、詳細は後述する。
上記ステップS21で壁に接触しないと判断された場合、原稿を原稿の搬送方向の長さ分搬送し、原稿読み取りを終了すると第1読取センサ5と発光手段をOFFする(ステップS7)。
原稿の読み取り終了後、原稿の後端を第3原稿センサ11で検知してOFFとなったら(ステップS22でYES)、原稿の後端が第2搬送ローラ2を通過する直前に、搬送モータ20をOFFして、原稿の搬送を停止する(ステップS23)。このようにして、原稿の後端を第2搬送ローラ2とピンチローラ4で挟んだ状態で保持する。これにより、原稿の読み取り動作を終了し、待機状態とする。そして、操作部30からのユーザ入力により排出指示が行われると、搬送モータ20を正転駆動し(搬送方向)、原稿の排出動作を行う。
また、原稿の排出動作は搬送モータ20を逆転駆動させて行っても良い。
なお、読み取り動作を終了後、操作部30においてユーザから排出指示の入力なしに原稿の排出動作を行うようにしてもよい。すなわち、読み取り動作を終了後、待機状態に移行することなく、すぐに原稿の排出動作を行うようにしてもよい。
次に、図7のフローチャートを用いて、ステップS21におけるリアルタイムでの原稿の斜行判定処理について詳細に説明する。
まず、原稿を予め設定された所定範囲分搬送した時点で、その所定範囲における原稿の両端部(原稿の頂点)を検出する(ステップS101、S102)。次に、原稿の頂点に基づいて、斜行量を算出する(ステップS103)。
次に、算出された斜行量と斜行量の閾値とを比較して壁に接触するかどうかの接触判定を行う(ステップS104)。言い換えれば、特定された斜行量と斜行量の閾値とを比較して、搬送を継続して問題ないかの判定を行う。特定された斜行角度が閾値として設定された斜行角度以上である場合は、搬送を継続すると壁に接触する可能性がある(問題あり)と判定する。問題ありと判定された場合(ステップS104でNO)、その旨を付加した警告通知を出力手段に出力して、ユーザに通知する(ステップS106)。さらに、原稿の搬送を中止させる(ステップS107)。このように、本実施形態では、原稿の搬送を継続させると問題が有ると判定した場合、原稿の再セットの内容を付加した警告通知を画面に表示し、原稿の搬送動作を停止させる。
一方、このまま搬送して問題ない、すなわち、壁に接触しないと判定された場合(ステップS104でYES)、ステップS105へ進む。そして、原稿の搬送が終了するまで再度ステップS101に戻り(ステップS105でNO)、所定範囲毎に上述した処理を行う。原稿の搬送が終了すると、リアルタイムでの斜行判定処理を終える(ステップS105でYES)。
これにより、原稿を搬送して読み取り動作を実行しながら原稿の斜行を検知して、原稿が壁に接触しないか、言い換えれば、原稿の搬送を継続して問題がないか判断することができる。
ここで、図8を用いて、原稿と読取装置の内壁とが接触するか判定する方法について説明する。図8は、原稿が定形サイズである場合の判定方法を説明する概略平面図である。図8において、原稿の搬送方向に直交した破線は第1読取センサ5の読み取り幅を示しており、第1読取センサ5から画像読み取り装置の前面側の差し込み口までの距離がD、第1読取センサ5から画像読み取り装置の背面側の排出口までの距離がDである。つまり、距離Dと距離Dを足したものが、画像読み取り装置の内壁の原稿搬送方向の長さとなる。なお、図8は、原稿が第1読取センサ5から排出口側へ所定の距離D分搬送された状態を示している。破線部(第1読取センサ5)における搬送方向に直交する方向において、読取装置の左側の内壁から原稿Sの左側端部の距離をL、原稿Sの幅をW、読取装置の右側の内壁から原稿Sの右側端部の距離をRとする。また、第1読取センサ5と原稿の左側端部が成す内角をθLn、第1読取センサ5と原稿の右側端部が成す内角をθRnとする。そして、画像読取装置の左側の内壁と破線部の交点を(X,0)とし、右側の内壁と破線部の交点を(X,0)とする。距離Dの範囲内における原稿Sの搬送方向の先端側における両端部の位置は、左側端部の座標を(XLn,m−1,YLn,m−1右側端部の座標を(XRn,m−1,YRn,m−1)とする。搬送方向の後端側における両端部の位置は、左側端部の座標を(XLn,m,YLn,m右側端部の座標を(XRn,m,YRn,m)とする。また、画像読取装置の左側の内壁の延長線上と原稿Sの左端部を延長した直線との交点をC、画像読取装置の右側の内壁の延長線上と原稿Sの右端部を延長した直線との交点をCとする。
ここで、交点C、Cを算出することで原稿が今後どれくらい搬送したら内壁に接触するかが判定できる。また、内角θLn、θRnは以下のように求められる。
このとき、距離Dの範囲内における得られた原稿Sの左側端部の座標から、画像形成装置の左側端部線上に引いた直線の式は以下のようになる。
y=tanθLn(x−XLn,m)+YLn,m
距離Dの範囲内における得られた原稿Sの左側端部の座標から、画像形成装置の右側端部線上に引いた直線の式も同様に求められる。
y=tanθRn(x−XRn,m)+YRn,m
また、原稿が定形サイズで有る場合は、原稿の先端側の2点から内角θLn、θRnおよび上述した画像形成装置の各端部への直線式を求めても良い。原稿が定形サイズであるという限定から内角θLn=180°−θRnとなる。よって、内角θLn、θRnは以下のように求められる。
次に、左側端部および右側端部線上に引いた直線の式はそれぞれ以下のようになる。
y=tanθLn(x−XLn,m−1)+YLn,m−1
y=tanθRn(x−XRn,m−1)+YRn,m−1
ここで、左側端部直線式にX−X、右側端部直線式にX−Xを代入することで交点C、Cの各y座標が求められる。この求められたy座標が、原稿が今後どれくらい搬送したら内壁に接触するかを示す距離となる。なお、原稿Sの端部が内壁に略平行の場合は、交点を求められない。この場合は、原稿を搬送しても内壁に接触しないと判定する。原稿Sの端部と内壁とが平行かどうかは、得られたθRnが90度と一致するかどうかで判断できる。
次に、交点が求められた場合、交点C、Cの各y座標から求めた原稿が内壁に接触する距離と距離Dとの比較を行う。なお、θLn、θRnが90度以上の場合は、交点C、Cの各y座標から求めた原稿が内壁に接触する距離と距離Dとの比較を行う。上記の距離の比較を行って、距離の差が小さい場合、具体的には、内壁に接触する距離から距離Dを引いた値が予め設定した所定の閾値よりも小さい場合は、原稿の搬送は続けられないと判定する。この場合、閾値の設定によっては、原稿Sの搬送方向の後端側ですでに内壁に接触している可能性もある。原稿の搬送が続けられないと判定した場合は、原稿の搬送を中止させ、再セットをさせる。このとき、距離Dと距離Dはなるべく小さくしたり、また、内壁の値にある程度マージンを持たせてX、Xを設定したりすることで、内壁に接触するリスクを下げることができる。一方、距離の差が予め設定した所定の閾値よりも大きい場合はそのまま読み取りを続行させる。また、内壁に接触するリスクを下げるために、検出された各端部位置における斜行量の閾値を事前に設定し、算出された斜行量と比較して判断しても良い。また、原稿の内壁に接触するまでの距離が短い側、すなわち、画像読取装置の搬送路の搬送不可領域に近接する側の端部を優先して判定してもよい。すなわち、原稿の内壁に接触するまでの距離が短い側の端部のみで判定を行うようにしてもよい。図8では、原稿の右側の方が内壁に接触しやすくいので、右側を優先して判断することでスループットを最適化できる。
なお、ここでは、原稿が内壁に接触するまでの距離と、距離Dや距離Dとを比較したが、これに限定されず、例えば、原稿の残りの長さ及び原稿が内壁に接触するまでの距離に基づいて、原稿の搬送が続けられるか判定するようにしてもよい。具体的には、原稿が内壁に接触する距離よりも原稿の残りの長さの方が大きい場合は壁に接触する(搬送を続けることができない)と判定する。搬送を続けることができないと判定した場合は、例えば、原稿の再セットをユーザに促すようにすることができる。一方、原稿が内壁に接触する距離よりも原稿の残りの長さの方が小さい場合は壁に接触しない(搬送を続けることができる)と判定する。
本実施形態では、図8を用いて説明した接触判定は、予備搬送動作及び一連の読み取り動作中に実行する。予備搬送動作では、接触判定処理で用いる斜行量の閾値は、例えば、ユーザ入力等により事前に原稿の長さが判別できる場合は、その原稿の長さを加味して変更してもよい。また、一連の読み取り動作中では、接触判定を行う際に原稿に斜行やスキューが発生した場合を考慮して判定を行ってもよい。なお、原稿の長さが判明していない場合は、実際に壁に接触する直前に搬送停止となる場合があるため、原稿の長さが判明している場合と比較して、閾値を大きくとるようにしてもよい。
次に、図9及び図11を用いて、スキューの算出方法を説明する。図9は、本実施形態に係るスキューの判断方法を説明する模式図であり、図11は、従来のスキューの判断方法を説明する模式図である。ここでは、不定形の四辺形の原稿を搬送する場合を例に挙げて説明する。
図9及び図11において、搬送方向に直交した第1読取センサ5線上におけるn時の左側の原稿端部距離をL、原稿Sの幅をW、原稿端部距離をR、初期状態の各値をL、W、Rと設定する。そして、原稿が所定量搬送された後(n+1時)における各値をLn+1、Wn+1、Rn+1とする。従来は、例えばn時のL、W、Rと、n+1時のLn+1、Wn+1、Rn+1の大小を比較することで原稿のスキュー量を判定していた。このスキュー量の判定において、正方形や長方形などといった頂角が90度である定型サイズの原稿は、スキュー量を問題なく判定できる。しかしながら、不定形のサイズ、具体的には、頂角が90度ではない原稿の場合は、どちら側にスキューしているかが判定できないという問題があった。原稿が台形形状の場合を例に挙げて説明する。図11(a)の台形形状の原稿が矢印に示すように右側にスキューした場合、L=Ln+1、W≠Wn+1、R>Rn+1となる。この時、R>Rn+1より、右側にスキューしていると判断できる。一方、図11(b)の台形形状の原稿が矢印に示すように左側にスキューした場合も同様に、L=Ln+1、W≠Wn+1、R>Rn+1となる。このため、図11(b)の場合も右側にスキューしていると判定してしまう。つまり、正方形や長方形の原稿であれば、左側にスキューした場合は、R<Rn+1となり、左側にスキューしていたと判定できるが、不定形の原稿の場合は、左右のどちら側にスキューしているかを判定できない。
これに対し、本実施形態に係るスキューの判断方法では、例えば、菱形、平行四辺形、台形などといった四角形状の原稿の場合、不定形であってもスキューを正しく判定することができる。
図9(a)は、原稿が台形で、初期の斜行状態が保持されたまま図示した矢印の方向に直進した場合の図である。原稿が所定量の距離Dだけ搬送された後における原稿の左側端部と第1読取センサ5とが成す内角をθLn+1、原稿の右側端部と第1読取センサ5とが成す内角をθRn+1と設定する。
よって、スキューの算出式は以下のようになる。
この時、スキューが発生していないので、左右の両端部エッジの傾きは変化せずにθLn=θLn+1、θRn=θRn+1となる。
図9(b)は、原稿が台形で、初期の斜行状態から左側にスキューが発生した場合の図である。この時、L=Ln+1、W≠Wn+1、R>Rn+1となる。そして、角度はθLn<θLn+1、θRn>θRn+1となる。
図9(c)は、原稿が台形形状の時、初期の斜行状態から右側にスキューが発生した場合の図である。この時、L=Ln+1、W≠Wn+1、R>Rn+1となる。そして、角度はθLn>θLn+1、θRn<θRn+1となる。
以上より、原稿が台形の場合、角度がθLn<θLn+1、θRn>θRn+1の場合は、左側にスキューが発生したと判断し、角度がθLn>θLn+1、θRn<θRn+1の場合は、右側にスキューが発生したと判断する。このように、所定量だけ搬送した距離Dの範囲内でn時とn+1後の左右の両端部のエッジの傾きの大小を特定することで、原稿が左右のどちら側にスキューしているかを判断することができる。これにより、正方形や定形サイズ以外の不定形サイズ、例えば、台形などのように頂角が90度ではない四辺形の形状の原稿であっても、どちら側にスキューしているかを判定することができる。
本実施形態では、さらに、原稿の左右のエッジの傾きの大小を原稿と読取装置の内壁との接触判定に反映することで、より確実に原稿と搬送路の壁との接触を防ぐことができる。
上述したように、本実施形態では、原稿を搬送して読取動作を行いながら、接触判定処理を行い、原稿が内壁に接触すると判定した場合は搬送を抑制する。このように、原稿を搬送して読取動作を行いながら、接触判定処理を行うことにより、斜行判定の精度を向上させることができ、より精度の高い接触判定処理を実行することができる。したがって、紙ジャムや原稿の破損をより確実に抑制することができる。
また、本実施形態では、予備搬送動作時に斜行量を許容できるか否かの判断を行い、斜行量が許容できない場合は、再セットをユーザに促す。これにより、実際の読取動作で斜行量に基づくエラーの発生を抑制することができる。したがって、実際の読み取り動作でエラーの発生によるキャンセルを行う手間を低減させることができるだけではなく、原稿の破損を抑制することができる。
これは、原稿が搬送路の壁に接触するか否かは、原稿サイズの幅、長さだけではなく、原稿のセッティング位置、原稿の斜行量、原稿搬送中のスキューの影響によっても変わるためである。例えば、ロール紙や長尺紙(「連続紙」ともいう)等のような不定形サイズの原稿の場合、用紙の幅から用紙の長さを特定することができないが、用紙の幅とスキュー量に応じて、スキューが許容できるか否かや、壁に接触しないで搬送できる長さがわかる。また、例えば、ユーザにより入力された原稿のサイズと、実際の原稿のサイズが異なる場合であっても、リアルタイムで斜行判定処理を行っていることにより、原稿の破損をより確実に抑制することができる。
また、原稿サイズの幅、長さ、原稿のセッティング位置、搬送中のスキューの影響を考慮した斜行量の閾値を設定しているので、ユーザーに不要な再セットを要求せずに済み、ユーザビリティの向上を提供することができる。
なお、斜行量の閾値を原稿のサイズに関係なく一律に設定すると、原稿の搬送を停止する必要のない場合も停止させてしまうことがある。これに対し、本実施形態では、予備動作中に斜行量を検知し、用紙幅毎に設定した斜行量の閾値に基づいて、原稿の斜行判定を行う。これにより、用紙を搬送しても用紙が壁にぶつからないか否か、言い換えれば、用紙の搬送を中止する必要がないか否かをより確実に判定することができる。
さらに、本実施形態では、両端の傾きに基づいて、斜行判定処理を行うことにより、原稿が四角形であれば、正方形や定型サイズの長方形でなかったとしても、斜行やスキューの判定を行うことができる。
(他の実施形態)
本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、原稿の斜行判定処理を予備搬送動作及び実際の読取動作において実行するものとしたが、これに限定されず、いずれか一方のみで実行するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、警告通知は、操作部30の画面に表示するものとしたが、ユーザへの通知方法はこれに限定されず、例えば、音声等によりユーザに通知するようにしてもよい。
上述した実施形態では、接触判定処理では斜行量の閾値を1つ設定するものとしたが、接触判定処理で2以上の斜行量の閾値を用いてもよい。この場合は、例えば、第1の閾値よりも余裕をもたせた第2の閾値に到達した場合は、原稿の搬送動作を減速させ、第1の斜行量の閾値に到達した旨を付加した警告通知をユーザに通知し、読み取りを継続させるか否かをユーザに選択させるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、原稿の頂点に基づいて、斜行量を特定するものとしたが、斜行量の特定方法は、これに限定されるものではない。例えば、原稿の先端部の二以上の点を特定し、特定した複数の点に基づいて斜行量を特定するようにしてもよい。また、例えば、原稿の搬送状態を原稿の上面又は下面から撮影し、撮影した情報に基づいて、斜行量を特定してもよい。
図7では、斜行判定処理において、閾値として斜行量の閾値を設定したが、斜行角度毎に許容する搬送長さの閾値を設定してもよい。図12を用いて、この場合の斜行判定処理について簡単に説明する。なお、図7と同様の構成については、同一番号を付し、説明を省略する。
ステップS103で、斜行量を特定した後は、スキューが発生したか判定する(ステップS1031)。スキューが発生したかの判定は、ステップS103で算出した今回の斜行量及び以前に算出した斜行量(例えば、前回算出した斜行量)を比較して、斜行量に変化があったかを判定することにより行う。なお、今回の斜行量及び前回算出した斜行量に差が生じた場合は、スキューが発生したと判定する。なお、搬送開始時の場合は、前回算出した斜行量の代わりに予備搬送動作で算出した斜行量と比較すればよい。
スキューが発生したと判定した場合(ステップS1031でYES)、閾値を修正する(S1032)。すなわち、接触判定に用いる閾値(許容する搬送長さの閾値)を更新する。このとき、接触判定に用いる閾値の更新は、原稿の搬送方向に対する傾きが大きくなった場合、すなわち、スキュー量が大きくなった場合に閾値を更新(新たに設定)するようにしてもよい。斜行角度が同じ場合や斜行角度が小さくなった場合は必ずしも更新しなくてもよいためである。なお、斜行角度が小さくなった場合に、許容する搬送長さの閾値を更新した場合は、許容する搬送長さが長くなる。そして、S104へ進み、新たに設定された閾値に基づいて、壁に接触するかどうかの接触判定を行う。
スキューが発生していないと判定した場合(ステップS1031でNO)、設定されている閾値に基づいて、壁に接触するかどうかの接触判定を行う(S104)。
図12では、原稿を搬送して読み取り動作を行ないながら、斜行判定処理を行い、前回の測定時よりもスキューが発生したことが確認されると、閾値を修正することで、リアルタイムで閾値を最適化することができる。これにより、斜行判定の精度を向上させることができ、ユーザに対する不要な原稿の再セットの要求を低減させることができる。
また、画像読取装置は、上述した構成に限定されるものではなく、例えば、図10に示すような構成であってもよい。図10を用いて、他の実施形態について説明を行うが、上述した実施形態と同様の構成については説明を省略する。図10(a)は、画像読取装置の要部断面図を示し、図10(b)は、画像読取装置を上面から眺めた概略平面図を示す。
図10(a)に示すように、この実施形態では、上ケース13には、第1読取センサ5、第2読取センサ6などが収容されており、これらの部品は、原稿Sを搬送しながらコンタクトガラス12上方から読み取るための読取部を構成している。図10(b)に示すように、上ケース13には、2つの第1読取センサ5、3つの第2読取センサ6が設けられている。第1読取センサ5及び第2読取センサ6は、原稿の搬送方向とは直行する主走査方向における原稿の読取領域が一部重複するように、且つ第1読取センサ5と第2読取センサ6を原稿の搬送方向(以下、「副走査方向」ともいう)に互いにずらして千鳥状に配置される。この読取領域の重複部分が、第1読取センサ5と第2読取センサ6の繋ぎ目となる。また、背景ローラ7及び8は、それぞれ第1読取センサ5と第2読取センサ6と対向する各位置に配置されている。そして、背景ローラ7及び8は、図示しないばね等により、第1搬送ローラ1によって搬送されてきた原稿Sをコンタクトガラス12へ押し付けながら従動回転すると共に、画像読み取りの白色基準として使用される。また、画像読取装置は、不図示の遅延回路を備え、遅延回路は、第1読取センサ5と第2読取センサ6との副走査方向の間隔(図10に示した距離Lに相当する)に起因する画像ずれを補正する。これら千鳥状に配置された複数個のセンサが取得した読取画像を画像合成手段で合成することにより、所望の読取画増を得ることができる。よって、汎用性部品である安価なA3やA4サイズの画像読取手段を複数個用意することで、部品コスト低減を図りつつ、広幅な原稿の読取が可能な読取画像装置とすることができる。なお、こうした千鳥状に配置された複数個のセンサを用いた場合であっても実施形態1と同様の効果を得ることができる。
また、上述した実施形態では、原稿の搬送方向において先端側の頂点の位置に基づいて、斜行の判定処理を行ったが、これに限定されず、原稿の搬送方向における先端側の二点以上の位置に基づいて、斜行の判定処理を行うようにしてもよい。
上述した実施形態では、原稿をそのまま搬送したが、キャリアシートを用いて原稿を搬送するようにしてもよい。キャリアシートは、透明なシートと不透明なシートを端で貼り合わせたようなものであり、サイズは定形サイズ、あるいは頂角が90度の四角形状のものが挙げられる。キャリアシートを用いることにより、上述した四角形状の原稿と同様に取り扱いが可能であり、判定処理を行うことができる。また、折り目がある原稿や脆く破れそうな原稿を保護するためにキャリアシートを用いてもよい。
上述した実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウエア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータを連動させて実行させるようにしてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウエアで実現する必要はなく、処理の一部または全部をASIC等のハードウェアで実現するようにしてもよい。また、CPUも1つのCPUで全ての処理を行うものに限らず、複数のCPUが適宜連携をしながら処理を行うものとしてもよい。
1 第1搬送ローラ
2 第2搬送ローラ
3 ピンチローラ
5 第1読取センサ
6 第2読取センサ
7、8 背景ローラ
9 第1原稿センサ
10 第2原稿センサ
11 第3原稿センサ
12 コンタクトガラス
13 上ケース
14 下ケース
20 搬送モータ
21 搬送モータプーリ
22 テンションプーリ
23、24 伝達プーリ
25 伝達ベルト
26、27 側板
100 制御部
101 A/D変換回路
105 モータ駆動回路
106 斜行検知部
107 画像処理部
S 原稿

Claims (16)

  1. 搬送部により原稿を搬送しながら画像読取部が読み取った前記原稿の読取画像に基づいて、前記原稿の斜行量を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された斜行量及び予め設定された閾値に基づいて、前記原稿の搬送を抑制するように前記搬送部を制御する搬送制御手段と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記閾値は、斜行量の閾値であることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記閾値は、前記原稿のサイズ毎に設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記閾値は、許容搬送長さの閾値であることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  5. 前記閾値は、前記原稿の幅毎に設定されることを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記特定手段により特定された斜行量及び予め設定された閾値に基づいて、原稿を搬送することができるか判定する判定手段をさらに備え、
    前記搬送制御手段は、前記判定手段により原稿を搬送することができないと判定された場合、前記原稿の搬送を抑制するように前記搬送部を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記判定手段は、原稿を所定量搬送する毎に判定を行うことを特徴とする請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記判定手段は、原稿の読み取り動作中及び/又は前記読み取り動作よりも原稿の搬送量が小さく且つ前記読み取り動作前に実行する予備搬送の動作中に判定を行うことを特徴とする請求項6又は7に記載の制御装置。
  9. 前記判定手段により原稿を搬送することができない場合、ユーザに通知する通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の制御装置。
  10. 前記特定手段は、前記原稿の搬送方向に直交する方向における端部位置が原稿の搬送路の搬送不可領域に近接する側を優先して斜行量を特定することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の制御装置。
  11. 前記特定手段が特定した今回の斜行量及び前記特定手段が特定したそれ以前の斜行量に基づき、スキューが発生したか判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段によりスキューが発生したと判定された場合、前記閾値を変更する変更手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の制御装置。
  12. ユーザにより原稿サイズの入力を受け付ける受付手段と、
    前記受け手段により受け付けた原稿サイズに基づいて閾値を設定する設定手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の制御装置。
  13. 前記読取部を備えることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の制御装置。
  14. 前記搬送部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の制御装置。
  15. 搬送部により原稿を搬送しながら画像読取部が読み取った前記原稿の読取画像に基づいて、前記原稿の斜行量を特定し、
    特定された斜行量及び予め設定された閾値に基づいて、前記原稿の搬送を抑制するように前記搬送部を制御することを特徴とする制御方法。
  16. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の制御装置の各手段としてコンピュータを機能させるプログラム。
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