JP2006082469A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 正確な長方形を有していない印刷用紙でも最適なスキュー補正を確実に行い、高度の印刷品質を確保するとともに、印刷業者等による独自の印刷ノウハウを柔軟にかつ容易に活かせるようにする。
【解決手段】 搬送される印刷用紙Pに対して画像データDvに基づいて画像IMを印刷する印刷装置1を構成するに際して、画像データDvを補正することにより印刷用紙Pに印刷する画像IMの角度を変更し、印刷用紙Pにおける所定の端辺部Pvに対する画像IMのスキューを設定するスキュー設定手段2を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 搬送される印刷用紙Pに対して画像データDvに基づいて画像IMを印刷する印刷装置1を構成するに際して、画像データDvを補正することにより印刷用紙Pに印刷する画像IMの角度を変更し、印刷用紙Pにおける所定の端辺部Pvに対する画像IMのスキューを設定するスキュー設定手段2を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、搬送される印刷用紙に対して画像データに基づいて画像を印刷する印刷装置に関する。
一般に、搬送される印刷用紙に対して画像を印刷する印刷装置では、印刷が行われる手前において印刷用紙が正規の角度となるように印刷用紙のスキューを補正するスキュー補正が行われる。
従来、このようなスキュー補正機構を備える印刷装置としては、例えば、特開2000−309449号公報で開示される印字装置が知られている。この印字装置(印刷装置)は、印字位置よりも上流側にスキュー補正機構を設け、センサにより印刷用紙のスキューを検出したなら、搬送方向に対する直角方向に複数の衝立片を起立させ、印刷用紙の先端エッジを衝立片に衝突させるものであり、これにより、傾斜して搬送される印刷用紙における先端縁の一方側は、最初に衝立片に衝突して停止するも、先端縁の他方側は、衝立片に衝突するまで搬送が継続され、傾斜した印刷用紙は正規の角度となるようにスキュー補正される。
特開2000−309449号
しかし、上述した従来の印刷装置(印字装置)は、次のような問題点があった。
第一に、スキュー補正は、傾斜した印刷用紙の先端縁を搬送方向に対して直角に揃える補正であるため、印刷用紙が正確な長方形、具体的には、A4,B4サイズ等の規格サイズとして市販されている印刷用紙は、さほど問題にならないが、業務用印刷のように、顧客の要望等に応じて裁断した独自サイズの印刷用紙を使用する場合などにおいては、必ずしも良好なスキュー補正が行われない。即ち、印刷用紙の先端縁(前端辺部)と印刷用紙における搬送方向の縁部(左端辺部又は右端辺部)は正確な直角になっていないこともあり、前端辺部は補正されても左縦辺部(右端辺部)は反って傾斜する場合がある。この場合、印刷後の画像は、見た目上、傾斜が目立つことになり、実質的なスキュー補正が行われなくなる。
第二に、スキュー補正は、印刷用紙を正規の角度に補正する機能であるため、正規の角度以外の角度に補正することができないとともに、補正する場合であっても容易に実施できない。例えば、印刷用紙の各端辺部(四辺部)の傾斜角が異なっている場合、画像の角度を微妙に調整してバランスを取ることが要求されるが、業務用印刷を行う印刷業者等は、その印刷ノウハウを活かすことができない。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した印刷装置の提供を目的とするものである。
本発明は、上述した課題を解決するため、搬送される印刷用紙Pに対して画像データDvに基づいて画像IMを印刷する印刷装置1を構成するに際して、画像データDvを補正することにより印刷用紙Pに印刷する画像IMの角度を変更し、印刷用紙Pにおける所定の端辺部Pvに対する画像IMのスキューを設定するスキュー設定手段2を備えることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、スキュー設定手段2には、スキューを設定する任意の設定量をマニュアルにより入力する設定量入力機能Fiと、入力した設定量に基づく補正データDaにより画像データDvを補正する画像データ補正機能Famとを有するマニュアル設定モードMmを設けることができるとともに、設定量入力機能Fiには、コンピュータCのプリンタドライバ3によりディスプレイ4に表示される印刷画面5に設けた設定入力部6を用いることができる。また、スキュー設定手段2には、端辺部Pvのスキュー量Lsを自動で検出するスキュー量検出機能Fdと、検出したスキュー量Lsに基づく補正データDaにより画像データDvを自動で補正する画像データ補正機能Faaとを有する自動設定モードMaを設けることができるとともに、スキュー量検出機能Fdには、検出用の印刷用紙Pを搬送する被検出用紙搬送機能Fpと、端辺部Pvの位置を検出するイメージセンサ7と、このイメージセンサ7の検出結果に基づいてスキュー量Lsを演算により求めるスキュー量演算機能Fcを設けることができる。
このような本発明に係る印刷装置1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 業務用印刷のように、顧客の要望等に応じて裁断した独自サイズの印刷用紙Pを使用するなど、正確な長方形を有していない印刷用紙Pであっても、最適なスキュー補正を確実に行うことができるとともに、印刷後の画像IMに対する見た目上の傾斜を無くすことができ、もって、高度の印刷品質を確保することができる。
(2) 正規の角度以外の任意の角度にスキュー設定できるため、例えば、印刷用紙の各端辺部(四辺部)の傾斜角が異なり、画像の角度を微妙に調整してバランスを取ることが要求される場合であっても、業務用印刷を行う印刷業者等は、独自の印刷ノウハウを柔軟にかつ容易に活かすことができる。
(3) 好適な態様により、スキュー設定手段2として、スキューを設定する任意の設定量をマニュアルにより入力する設定量入力機能Fiと、入力した設定量に基づく補正データDaにより画像データDvを補正する画像データ補正機能Famとを有するマニュアル設定モードMmを設ければ、印刷業者等が実際の印刷状態を目視により確認し、印刷用紙P及び画像IMに対して最適なスキュー設定を行うことができる。
(4) 好適な態様により、スキュー設定手段2として、印刷用紙Pの端辺部Pvに対する印刷された画像IMのスキュー量Lsを自動で検出するスキュー量検出機能Fdと、検出したスキュー量Lsに基づく補正データDaにより画像データDvを自動で補正する画像データ補正機能Faaとを有する自動設定モードMaを設ければ、正確な長方形を有していない印刷用紙Pであっても、自動処理により確実かつ正確なスキュー補正を行うことができる。
次に、本発明に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本発明の理解を容易にするため、印刷装置1の全体の概要について、図1〜図3を参照して説明する。
印刷装置1は、図2及び図3に示す印刷装置本体Sと、この印刷装置本体Sに接続するコンピュータC(図1参照)を備える。この印刷装置1は、特に、業務用として利用することができ、名刺印刷からポスター印刷など、印刷用紙P…には、大量かつ広範囲な各種サイズが利用可能である。図2には、印刷装置本体Sの外観構成を示す。印刷装置本体Sは、大別して、給紙部U1,搬送部U2,カラー印刷部U3及び排紙部U4を備えている。なお、Ucは操作部である。
また、図3には、印刷装置本体Sにおける機械系の概略構成を示し、位置関係は、図2に示す印刷装置本体Sの外観構成に対応している。給紙部U1は、給紙機構66を内蔵し、この給紙機構66は、大量の印刷用紙P…をセットできる給紙トレイ67と、この給紙トレイ67を昇降させる給紙エレベータ機構68と、給紙トレイ67上の印刷用紙P…から一枚ずつ印刷用紙Pを送り出す給紙ローラ機構69を備える。この場合、給紙エレベータ機構68は、給紙トレイ67に積重ねられた印刷用紙P…の最上面位置を検出する不図示のフェイスコントロールセンサを備えており、この最上面位置が下降すれば、給紙エレベータ機構68が駆動制御され、最上面位置が常に定位置に維持される。
搬送部U2は、複数の搬送ローラ72…を備えており、給紙ローラ機構69から送り出された印刷用紙Pをカラー印刷部U3まで搬送する機能を有する。この場合、各搬送ローラ72…の間隔は、搬送する印刷用紙Pの最小サイズよりも短い間隔に設定される。また、搬送部U2は、搬送する印刷用紙Pの前端辺部Phを搬送方向に対して直角に揃えるスキュー補正機構を備えている。
カラー印刷部U3は、主要構成として、現像部73,転写部74及び定着部75を備えている。この場合、現像部73は、後述するコンピュータCから転送される画像データDvに基づいて作成された印刷データにより、半導体ドラム(感光体)上に静電気画像を形成するとともに、この静電気画像にカラートナーを付着させる機能を有し、Y(イエロー)現像ユニット73y,M(マゼンタ)現像ユニット73m,C(シアン)現像ユニット73c,Bk(ブラック)現像ユニット73bkを備える。また、転写部74は、現像部73によって得られたトナー像を、搬送される印刷用紙Pに転写する機能を備える。さらに、定着部75は、転写部74により印刷用紙Pに転写されたトナー像を加熱及び加圧して印刷用紙Pに固定(定着)する機能を備える。
排紙部U4は、排出ローラ76及びスタッカ機構77を備える。スタッカ機構77は、排出ローラ76から排出される印刷用紙P…を受け取るとともに、積重ねられる印刷用紙P…の重さに応じて順次下降する。また、排紙部U4には、冷却機構部78を備えており、排出ローラ76から排出される印刷用紙Pに対して送風を行うことにより加熱された印刷用紙Pを冷却(空冷)する。
図1は、印刷装置1におけるデータ処理系のブロック系統図を示す。印刷装置本体Sのインタフェース51とコンピュータCのインタフェース52は接続手段53により接続する。なお、インタフェース51,52は、パラレル方式であってもよいしシリアル方式であってもよい。また、接続手段53は、有線方式であってもよいし無線方式であってもよい。
印刷装置本体Sには、プリントコントローラ54を備える。プリントコントローラ54は、コンピュータ処理機能を有する処理部55,印刷データ出力部56及びメモリ57を備える。プリントコントローラ54は、コンピュータCから転送された画像データDvを解読し、現像部73に付与することによりそのまま印刷できる印刷データ(ビットマップデータ)に変換する基本的な機能を有するとともに、このプリントコントローラ54による制御により印刷が行われる。
一方、コンピュータCには、CPU等を含む処理部58、ハードディスク,ROM,RAM等を含むメモリ59等の主要部を備える汎用パーソナルコンピュータを使用できる。特に、処理部58には、アプリケーションソフトウェアによりインストールしたプリンタドライバ3を備え、このプリンタドライバ3により印刷装置本体Sを動作させる各種印刷条件を設定することができる。コンピュータCと印刷装置本体Sは、双方向通信が可能であり、コンピュータCの制御による印刷も可能である。
次に、本実施形態に係る印刷装置1における要部の構成について、図1〜図5を参照して説明する。
印刷装置1は、画像データDvを補正することにより印刷用紙Pに印刷する画像IMの角度を変更し、印刷用紙Pにおける所定の端辺部Pvに対する画像IMのスキューを設定するスキュー設定手段2を備える。このスキュー設定手段2を実現するため、図1に示すように、コンピュータCのプリンタドライバ(処理部)3には、スキュー設定機能11を設けるとともに、印刷装置本体Sに内蔵するプリントコントローラ54の処理部55には、スキュー処理機能12を設ける。また、スキュー設定手段2は、マニュアル設定モードMmと自動設定モードMaを備える。マニュアル設定モードMmと自動設定モードMaは、図4に示すように、コンピュータCのプリンタドライバ3によりディスプレイ4にウィンドウ表示される印刷画面5におけるスキュー設定モードの「マニュアル」キーKm又は「自動」キーKaをクリックすることにより選択(設定)することができる。
マニュアル設定モードMmは、スキューを設定する設定量をマニュアルにより入力する設定量入力機能Fiと、入力した設定量に基づく補正データDaにより画像データDvを補正する画像データ補正機能Famを備える。設定量入力機能Fiは、スキュー設定機能11に含まれ、図4に示すように、ディスプレイ4にウィンドウ表示される印刷画面5に設けた設定入力部6を備えている。
この場合、設定入力部6は、例えば、標準的なA4サイズの印刷用紙に換算した場合における画像IMの上端に対する下端のズレ量を設定量として入力することができる。したがって、画像IMの下端を左方向に変位させる「下端左」キーKp及び下端を右方向に変位させる「下端右」キーKqを備えており、いずれかのキーKp,Kqをクリックすることにより変位させる方向を選択できる。また、アップキーKu,ダウンキーKd,設定量表示部Gを有し、例えば、アップキーKuを一回クリックする毎に、0.1〔mm〕ずつ増加させることができるとともに、ダウンキーKdを一回クリックする毎に、0.1〔mm〕ずつ減少させることができ、入力した数値は、設定量表示部Gに表示される。例示の設定量表示部Gには、1.3〔mm〕が表示されている。
一方、画像データ補正機能Famは、スキュー処理機能12に含まれる。この場合、設定量入力機能Fiにより入力した設定量に基づいて補正データDaが生成され、この補正データDaにより画像データDvが補正される。この補正データDaは、画像IMを回転させるための角度データであり、この角度データに従って画像データDvを入力した設定量に対応した角度だけ回転させるように補正が行われる。したがって、補正された画像データDvに基づく印刷では、画像IMは、設定量に対応した角度だけ回転した状態で印刷される。
他方、自動設定モードMaは、印刷用紙Pにおける左端辺部Pvのスキュー量Lsを自動で検出するスキュー量検出機能Fdと、検出したスキュー量Lsに基づく補正データDaにより画像データDvを自動で補正する画像データ補正機能Faaとを備える。また、スキュー量検出機能Fdは、検出用の印刷用紙Pを搬送する被検出用紙搬送機能Fpと、左端辺部Pvの位置を検出するイメージセンサ7と、このイメージセンサ7の検出結果に基づいてスキュー量Lsを演算により求めるスキュー量演算機能Fcを備える。
この場合、被検出用紙搬送機能Fp,スキュー量演算機能Fc及び画像データ補正機能Faaは、スキュー処理機能12に含まれる。被検出用紙搬送機能Fpは、一枚の検出用の印刷用紙(被検出用紙)Pを給紙部U1から排紙部U4まで搬送する機能であり、印刷は行わない。イメージセンサ7は、特に、印刷用紙Pにおける左端辺部Pvのスキュー量Lsを検出するため、図5に示すように、少なくとも最大スキュー時における左端辺部Pvの位置を検出できる検出エリアを確保する。イメージセンサ7は、例えば、図3に示すように、定着部75の排出側(下流側)に配設した上ガイドプレート21に開口を設けるなどにより付設することができる。これにより、通過する印刷用紙Pの左端辺部Pvの位置を検出できる。この際、図5に示すように、左端辺部Pvの位置を明確に検出できるように、通過する印刷用紙Pの下方に配設する下ガイドプレート22の上面22uは黒色等の濃い色に設定することが望ましい。なお、イメージセンサ7は、プリントコントローラ54に接続する。
また、スキュー量演算機能Fcは、スキュー量Lsを演算により求める。即ち、被検出用紙Pがイメージセンサ7を通過する際は、図5に示すように、搬送機構により被検出用紙Pの移動距離(搬送距離)が分かるとともに、イメージセンサ7により移動距離に係わる前後位置における左端辺部Pvの位置を検出できるため、イメージセンサ7の検出結果(検出値)と被検出用紙Pの移動距離から所定のスキュー量Lsを演算処理により求める。この場合、被検出用紙Pの移動距離は、実際の検出値でもよいし予め登録した登録値でもよい。
さらに、画像データ補正機能Faaは、前述した画像データ補正機能Famの機能とは若干異なり、検出したスキュー量Lsに基づく補正データDaにより画像データDvを補正し、スキュー量Lsを0(ゼロ)にする機能を備える。即ち、印刷時に、印刷用紙Pの左端辺部Pvに対して画像IMの搬送方向Ffのライン(並び)が平行になるように補正する。
次に、本実施形態に係る印刷装置1における要部の動作について、図1〜図5,図7及び図8を参照しつつ図6に示すフローチャートに従って説明する。
今、コンピュータCから印刷装置本体Sに画像データDvを転送して印刷を行う場合を想定する。印刷時には、図4に示すように、コンピュータCのディスプレイ4に印刷画面5がウィンドウ表示される(ステップS1)。したがって、この印刷画面5から、印刷枚数,用紙サイズ,印刷濃度等の各種印刷条件の設定を行う。また、この印刷画面5により、スキュー設定モードの選択を行う(ステップS2)。なお、スキュー設定モードを選択しない場合には、そのまま通常の印刷を行うことができる(ステップS3,S4)。
スキュー設定モードを選択した場合にはスキュー設定が行われる。まず、マニュアル設定モードMm又は自動設定モードMaの選択を行う(ステップS5)。マニュアル設定モードMm又は自動設定モードMaの選択は、図4に示すウィンドウ表示された印刷画面5におけるスキュー設定モードの「マニュアル」キーKm又は「自動」キーKaをクリックすることにより選択(設定)できる。
マニュアル設定モードMmを選択した場合、一枚の印刷用紙Pにより試し刷りを行う(ステップS6)。そして、試し刷りが終わったなら印刷状態を目視により確認する(ステップS7)。この際、図7に示すように、印刷用紙Pに対して印刷された画像IMrの搬送方向Ffのライン(並び)が、印刷用紙Pの左端辺部Pvに対して傾斜(スキュー)して印刷された場合、マニュアル設定により是正することができ、是正する設定量をマニュアルにより入力することができる。
ところで、使用する印刷用紙Pは、顧客の要望等に応じて裁断した独自サイズの印刷用紙であって、裁断により、図7に示すような平行四辺形に近い歪んだ長方形であるものとする。印刷装置本体Sでは、転写部74の手前における搬送部U2に付設されたスキュー補正機構により、搬送される印刷用紙Pは、その前端辺部Phが搬送方向に対して直角に揃えられるスキュー補正が行われている。したがって、印刷用紙Pが正確な長方形であれば、印刷用紙Pにおける他の端辺部Pv…にスキューが発生することはない。しかし、図7に示すような歪んだ長方形の場合、印刷用紙Pの左端辺部Pvは、前端辺部Phに対して傾斜し、見た目上は、画像IMrが傾斜した印象を受けることになる。
そこで、印刷業者(オペレータ)等は、図7に示すスキュー量(ズレ量)Lsを、目視により或いは実際にスケール等で測ることにより得、得られたスキュー量Lsを設定量として設定入力部6(設定量入力機能Fi)から入力する(ステップS8)。例えば、図7において、印刷業者等が目視により確認し、印刷用紙Pの下端を右方向(画像IMrの下端を左方向)へ1.3〔mm〕程度変位させれば、印刷用紙Pの左端辺部Pvと画像IMrの搬送方向Ffに沿ったライン(並び)が平行になると判断した場合には、設定入力部6における「下端左」キーKpをクリックし、この後、アップキーKu(ダウンキーKd)をクリックして、1.3〔mm〕を入力すればよい。これにより、設定量として1.3〔mm〕が設定され、印刷した際には、図7に示す画像IMのように印刷される。
即ち、画像データ補正機能Famにより、設定量である1.3〔mm〕に基づいて補正データDaが生成され、この補正データDaにより画像データDvが補正される。この補正データDaは、画像IMを回転させるための角度データであり、入力した設定量(1.3〔mm〕)に対応した角度だけ回転させるように画像データDvに対する補正が行われる。この結果、補正された画像データDvに基づく印刷では、画像IMは、設定量に対応した角度だけ回転した状態で印刷され、印刷用紙Pにおける左端辺部Pvの方向と画像IMにおける搬送方向Ffのライン(並び)は平行となる。なお、この場合、設定量は任意である。したがって、例えば、印刷業者(オペレータ)等が保有する印刷ノウハウ等を加味し、画像IMにおける全体のバランスから1.3〔mm〕よりも大きい1.5〔mm〕、或いは1.3〔mm〕よりも小さい1.0〔mm〕の方が適切と判断した場合には、このような任意の設定量を入力することができる。また、必要により、更に確認したい場合には、再度、試し刷りを行い、同様の操作を繰り返えせばよい(ステップS9,S6…)。そして、最適な状態が得られたなら、通常の印刷を行うことができる(ステップS9,S3,S4)。
このように、スキュー設定手段2として、任意の設定量をマニュアルにより入力する設定量入力機能Fiと、入力した設定量に基づく補正データDaにより画像データDvを補正する画像データ補正機能Famとを有するマニュアル設定モードMmを設ければ、印刷業者等が実際の印刷状態を目視により確認し、印刷用紙P及び画像IMに対して最適なスキュー設定を行うことができる。
他方、自動設定モードMaを選択した場合には、最初に、被検出用紙搬送機能Fpにより、一枚の検出用の印刷用紙となる被検出用紙Pの搬送が行われる(ステップS10)。この場合、被検出用紙Pは、給紙部U1から排紙部U4まで搬送されるが、印刷は行われない。一方、図5に示すように、被検出用紙Pがイメージセンサ7を通過する際には、スキュー量検出機能Fdを構成するイメージセンサ7により、被検出用紙Pの左端辺部Pvの位置が検出される(ステップS11)。この場合、イメージセンサ7の検出結果(検出信号)は、処理部55(スキュー処理機能12)に付与され、スキュー量演算機能Fcにより、スキュー量Lsが演算処理により求められる。即ち、前述したように、被検出用紙Pがイメージセンサ7を通過する際は、搬送機構により被検出用紙Pの移動距離(搬送距離)が分かるとともに、イメージセンサ7により移動距離に係わる前後位置における左端辺部Pvの位置が検出されるため、これらから所定のスキュー量Lsが演算処理により求められる。
そして、画像データ補正機能Faaにより、得られたスキュー量Lsに基づいて補正データDaが生成され、この補正データDaにより画像データDvを補正する補正処理が行われる(ステップS12)。この結果、この補正された画像データDvに基づいて通常の印刷が行われる。印刷時には、印刷用紙Pの左端辺部Pvに対して、画像IMの搬送方向Ffのライン(並び)は平行になって印刷される。
このように、スキュー設定手段2として、印刷用紙Pの端辺部Pvに対する印刷された画像IMのスキュー量Lsを自動で検出するスキュー量検出機能Fdと、検出したスキュー量Lsに基づく補正データDaにより画像データDvを自動で補正する画像データ補正機能Faaとを有する自動設定モードMaを設ければ、正確な長方形を有していない印刷用紙Pであっても、自動処理により確実かつ正確なスキュー補正を行うことができる。
よって、本実施形態に係る印刷装置1によれば、業務用印刷のように、顧客の要望等に応じて裁断した独自サイズの印刷用紙Pを使用するなど、正確な長方形を有していない印刷用紙Pであっても、最適なスキュー補正を確実に行うことができるとともに、印刷後の画像IMに対する見た目上の傾斜を無くすことができ、もって、高度の印刷品質を確保することができる。また、正規の角度以外の任意の角度にスキュー設定できるため、例えば、印刷用紙の各端辺部(四辺部)の傾斜角が異なり、画像の角度を微妙に調整してバランスを取ることが要求される場合であっても、業務用印刷を行う印刷業者等は、独自の印刷ノウハウを柔軟にかつ容易に活かすことができる。
なお、印刷用紙Pとして図7に示すような歪んだ長方形の場合を説明したが、図8に示すような正確な長方形の印刷用紙Pであっても有効に作用する。即ち、印刷装置本体Sの内部機構の要因により、搬送部U2に付設したスキュー補正機構よりも下流側においてスキューが発生する場合もあるが、この場合であっても左端辺部Pvにスキューが発生する以上、同様のスキュー処理が行われる。したがって、印刷用紙Pの種類に拘わらず、より高度のスキュー補正(スキュー処理)を行うことができる。
以上、最良の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、印刷用紙Pにおける所定の端辺部Pvとして、左端辺部Pvを示したが、右端辺部或いは前後の端辺部であってもよいし、これらの任意の組合わせであってもよい。組合わせの場合には必要により平均値等を利用できる。また、スキュー設定手段2として、マニュアル設定モードMmと自動設定モードMaの双方のモードを設け、選択して用いる場合を示したが、いずれか一方のみを備える場合であってもよい。さらに、印刷装置本体SにコンピュータCを接続した場合を示したが、コンピュータCは印刷装置本体Sに内蔵される場合であってもよい。
1 印刷装置
2 スキュー設定手段
3 プリンタドライバ
4 ディスプレイ
5 印刷画面
6 設定入力部
7 イメージセンサ
Fi 設定量入力機能
Fd スキュー量検出機能
Fp 被検出用紙搬送機能
Fc スキュー量演算機能
Fam 画像データ補正機能
Faa 画像データ補正機能
P 印刷用紙
Pv 端辺部(左端辺部)
IM 画像
Mm マニュアル設定モード
Ma 自動設定モード
C コンピュータ
Ls スキュー量
2 スキュー設定手段
3 プリンタドライバ
4 ディスプレイ
5 印刷画面
6 設定入力部
7 イメージセンサ
Fi 設定量入力機能
Fd スキュー量検出機能
Fp 被検出用紙搬送機能
Fc スキュー量演算機能
Fam 画像データ補正機能
Faa 画像データ補正機能
P 印刷用紙
Pv 端辺部(左端辺部)
IM 画像
Mm マニュアル設定モード
Ma 自動設定モード
C コンピュータ
Ls スキュー量
Claims (5)
- 搬送される印刷用紙に対して画像データに基づいて画像を印刷する印刷装置において、前記画像データを補正することにより前記印刷用紙に印刷する画像の角度を変更し、前記印刷用紙における所定の端辺部に対する画像のスキューを設定するスキュー設定手段を備えることを特徴とする印刷装置。
- 前記スキュー設定手段は、スキューを設定する任意の設定量をマニュアルにより入力する設定量入力機能と、入力した設定量に基づく補正データにより前記画像データを補正する画像データ補正機能とを有するマニュアル設定モードを備えることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
- 前記設定量入力機能は、コンピュータのプリンタドライバによりディスプレイに表示される印刷画面に設けた設定入力部を備えることを特徴とする請求項2記載の印刷装置。
- 前記スキュー設定手段は、前記端辺部のスキュー量を自動で検出するスキュー量検出機能と、検出したスキュー量に基づく補正データにより前記画像データを自動で補正する画像データ補正機能とを有する自動設定モードを備えることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
- 前記スキュー量検出機能は、検出用の印刷用紙を搬送する被検出用紙搬送機能と、前記端辺部の位置を検出するイメージセンサと、このイメージセンサの検出結果に基づいて前記スキュー量を演算により求めるスキュー量演算機能を備えることを特徴とする請求項4記載の印刷装置。
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