JP2006289749A - カラー画像形成装置 - Google Patents

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Hiroki Kitamura
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Tsutomu Takada
力 高田
Shuichi Nakamura
秀一 中村
Yusuke Yamamoto
雄介 山本
Masanao Motoyama
昌尚 本山
Takeshi Akiyama
武士 秋山
Umei Nagaoka
右明 永岡
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Abstract

【課題】 大幅なコスト上昇を招くことなく色ずれを低減し、もって高品位のカラー画像を得ることのできるカラー画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 色ごとの画像形成部を備えるタンデム方式のカラー画像形成装置において、色ずれ量記憶部(40)は、予め測定された画像形成部それぞれの色ずれ量の情報を記憶している。色ずれ補正部(408)は、色ずれ量記憶部(40)に記憶された色ずれ量の情報に基づいて、印刷対象のビットマップデータの座標変換を行うことで画素単位の色ずれ補正を行うとともに、その補正されたビットマップデータのうちその補正による補正値が切り替わるドット付近の固定数の画素のみについて階調変換を行うことで画素単位未満の色ずれ補正を行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電子写真方式のカラー画像形成装置に関する。
従来の電子写真方式のカラー画像形成装置の印刷方式として、1つの感光体に対し複数の現像器を用いて各々の色による現像を行い、露光―現像―転写の工程を複数回繰り返すことで1枚の転写材上に色画像を重ね合わせて形成し、これを定着させることによりフルカラー画像を得る方式が広く知られている。
しかしこの方式には、1枚のプリント画像を得るために3回(黒色を用いる場合には4回)の画像形成工程を繰り返す必要があり、時間がかかるという欠点があった。
この欠点に対処する方式として、複数の感光体を用い、色ごとに得られた顕像を転写シート上に順次重ね合わせ、1回の通紙でフルカラープリントを得る、いわゆるタンデム方式がある。このタンデム方式によれば、スループットを大幅に短縮することができる。その一方で、各感光体の位置精度や径のずれ、光学系の位置精度ずれなどに起因して、各色の転写材上での位置ずれによる色ずれという問題が生じ、高品位なフルカラー画像を得ることが困難であった。
この色ずれの対策が種々提案されている。例えば、特開平64−40956号公報(特許文献1)は、転写材や転写器の一部をなす搬送ベルト上にテストトナー像を形成し、これを検知して、この結果を基に各光学系の光路を補正したり、各色の画像書き出し位置を補正する技術を開示している。
また、特開平8−85237号公報(特許文献2)は、各色の画像データの出力座標を、レジストレーションずれを補正した出力座標に変換し、該変換された各色の画像データに基づいて、変調された光ビームの位置を色信号の最小ドット単位よりも小さい量で修正する技術を開示している。
特開昭64−40956号公報 特開平8−85237号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、以下のような問題点が生じる。
第1に、光学系の光路を補正するためには、光源やf―θレンズを含む補正光学系、光路内のミラー等を機械的に動作させ、テストトナー像の位置を合わせ込む必要があるが、このためには高精度な可動部材が必要となり、高コスト化を招く。更に、補正の完了までに時間がかかるため、頻繁に補正を行うことが不可能であるが、光路長のずれは機械の昇温などにより時間とともに変化することがあり、このような場合には光学系の光路を補正することで色ずれを防止するのは困難となる。第2に、画像の書き出し位置を補正する場合には、左端および左上部の位置ずれ補正は可能であるが、光学系の傾きを補正したり、光路長のずれによる倍率ずれを補正することは出来ないという問題がある。
また、特許文献2に開示された方法には、全画素に対して色ずれ補正量を計算しなければならず、計算量が多くなるという問題点がある。一例を図1に示す。入力画像101は一定の濃度値を持つ画像である。該入力画像101に対してある色ずれ補正を行った画像102を得るためには、全ての画素に対応する濃度値を計算しなければならないため、計算量が多くなり、処理系の構成も複雑になってしまうという問題点があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、大幅なコスト上昇を招くことなく色ずれを低減し、もって高品位のカラー画像を得ることのできるカラー画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面は、像担持体としての感光体と、色信号で変調された光ビームを前記感光体に照射して静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により前記感光体上に形成された静電潜像を顕像化する現像手段と、前記現像手段により顕像化された各色像を転写材に転写するための転写手段とを備える画像形成部を色ごとに備えたカラー画像形成装置に係り、予め測定された前記画像形成部それぞれの色ずれ量の情報を記憶する色ずれ量記憶手段と、前記色ずれ量記憶手段に記憶された色ずれ量の情報に基づいて印刷対象のビットマップデータの座標変換を行うことで画素単位の色ずれ補正を行う第1の色ずれ補正手段と、前記色ずれ量記憶手段に記憶された色ずれ量の情報に基づいて、前記第1の色ずれ補正手段により補正された前記ビットマップデータのうち前記第1の色ずれ補正手段による補正値が切り替わるドット付近の固定数の画素のみについて階調変換を行うことで画素単位未満の色ずれ補正を行う第2の色ずれ補正手段とを有する。
本発明によれば、大幅なコスト上昇を招くことなく色ずれを低減し、もって高品位のカラー画像を得ることのできるカラー画像形成装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施に有利な具体例を示すにすぎない。また、以下の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の課題解決手段として必須のものであるとは限らない。
図2は、本実施形態におけるカラー画像形成装置の構成を示す概略断面図である。図示のカラー画像形成装置1は例えば4つの感光体ドラムを備えた、いわゆるタンデム方式のカラーレーザビームプリンタである。このカラー画像形成装置1は、本体装置の右側面下部に転写材カセット53を装着している。転写材カセット53にセットされた転写材は、給紙ローラ54によって一枚ずつ取り出され、搬送ローラ対55−a、55−bによって画像形成部に給送される。画像形成部には、転写材を搬送する転写搬送ベルト10が複数の回転ローラによって転写材搬送方向(図2の右から左方向に)に扁平に張設され、その最上流部において、転写材は転写搬送ベルト10に静電吸着される。
カラー画像形成装置1は、転写搬送ベルト10に沿って上流側から、C(CYAN)トナーによる画像形成を行う画像形成部(プリンタエンジン)50−C、Y(YELLOW)トナーによる画像形成を行う画像形成部50−Y、M(MAGENTA)トナーによる画像形成を行う、K(BLACK)トナーによる画像形成を行う画像形成部50−K、の4つの画像形成部が並列に配置され、各画像形成部はそれぞれ、転写搬送ベルト10のベルト搬送面に対向して設けられるドラム状の像担持体としての感光体ドラム14C、14M、14Y、14Kを備えている。これがいわゆるタンデム方式の基本的構成である。各画像形成部の具体的構成は基本的に同じであるから、以下では代表的に画像形成部50−Cの構成について説明し、他の画像形成部の構成の説明は省略する。
画像形成部50−Cは、感光体ドラム14Cの他に、露光ユニット51−Cおよび現像ユニット52−C、転写部材57−Cを備えている。露光ユニット51−cはレーザスキャナを含み、現像ユニット52−Cは、C(CYAN)トナー、帯電器、現像器を含む構成である。現像ユニット52−Cの筐体内の帯電器と現像器間には所定の間隙が設けられ、この間隙を介して露光ユニット51−Cから感光体ドラム14Cの周面を所定の電荷で一様に帯電させ、露光ユニット51−Cが上記帯電した感光体ドラム14Cの周面を画像情報に応じて露光して静電潜像を形成し、そして、現像器が上記の静電潜像の低電位部にトナーを転移させてトナー像を現像する。
転写部材57−Cは転写搬送ベルト10の搬送面を挟んで配置されている。感光体ドラム14Cの周面上に形成(現像)されたトナー像は、転写部材57−Cで形成される転写電界によって、搬送されてきた転写材に発生した電荷に吸収されて転写材面に転写される。
各画像形成部によりトナー像が転写された転写材は、排紙ローラ対59−a、59−bによって機外に排出される。なお、転写搬送ベルト10は、C(CYAN)、Y(YELLOW)、M(MAGENTA)、K(BLACK)の各色トナーを一旦転写してから転写材に二次転写する構成の中間転写ベルトでも構わない。
図3は、像担持体である感光ドラム14に走査される主走査線のずれを説明するイメージ図である。
301は理想的な主走査線のイメージであり、感光体ドラム14の回転方向に対して垂直に走査が行われる。302は感光体ドラム14の位置精度や径のずれ、および各色の露光ユニット51における光学系の位置精度ずれに起因した右上がりの傾き、および湾曲が発生している実際の主走査線のイメージである。このような主走査線の傾き、湾曲が、何れかの色の画像形成部に存在する場合、転写材に複数色のトナー像を一括転写した際に、色ずれが発生することになる。
本実施形態では、主走査方向(X方向)において、印字領域の走査開始位置となるポイントAを基準点として、複数のポイント(ポイントB、ポイントC、ポイントD)で、理想的な主走査線301に対する実際の主走査線302の副走査方向のずれ量を測定し、そのずれ量を測定したポイントごとに複数の領域(図示の例では、Pa−Pb間を領域1、Pb−Pc間を領域2、Pc−Pd間を領域3とする。)に分割して考え、各ポイント間を結ぶ直線(Lab、Lbc、Lcd)により、各領域の主走査線の傾きを近似する。したがって、ポイント間のずれ量の差(領域1はm1、領域2はm2−m1、領域3はm3−m2)が正の値である場合、当該領域の主走査線は右上がりの傾きを有することを示しており、負の値である場合、右下がりの傾きを有することを示す。
図4は、本実施形態における色ずれ補正処理に係る制御ブロック図である。
画像形成部(プリンタエンジン)50は、コントローラ402で生成された印刷対象のビットマップデータを基に印刷処理を行う。
画像形成部50は、色毎に、上述した領域ごとの主走査線のずれ量をそれぞれ記憶する色ずれ記憶部40C、40M、40Y、40Kを備える。本実施形態では、図3で説明した、複数のポイントで測定した実際の主走査線301と理想的な主走査線との副走査方向のずれ量を、色ずれ量の情報として、色ずれ量記憶部40C、40M、40Y、40Kに記憶しておく。色ずれ量記憶部40C、40M、40Y、40Kに記憶される情報の例を図5に示す。
なお本実施形態では上記のとおり、色ずれ量記憶部40C、40M、40Y、40Kに、理想的な主走査線と実際の主走査線のずれ量を記憶するようにしているが、実際の主走査線の傾きや湾曲の度合が識別可能な情報であれば、これに限ったものではない。また、色ずれ量記憶部40C、40M、40Y、40Kに記憶される情報は、本装置の製造工程において、上記ずれ量を測定し、装置固有の情報として予め記憶するようにしてもよいし、或いは、本装置自体に、上記ずれ量を検出する検出機構を準備して、各色の像担持体ごとにずれを測定するための所定のパターンを形成し、上記検出機構により検出したずれ量を記憶するような構成でも構わない。
図4のコントローラ402は、色ずれ量記憶部40C、40M、40Y、40Kに記憶された主走査線のずれ量を相殺するように画像データを補正して印刷処理を行う動作を行う。
具体的には、画像生成部404は、不図示のコンピュータ装置等から受信した印刷データに基づき、印刷処理が可能なラスターイメージデータを生成し、RGBデータとしてドット毎に出力する。色変換部405は、前記RGBデータを、プリンタエンジン50で処理可能なCMYK空間のデータに変換し、後述するビットマップメモリ406に色毎に蓄積する。ビットマップメモリ406は、印刷処理を行うラスターイメージデータを一旦蓄積するものであり、1ページ分のイメージデータを蓄積するページメモリ、または、複数ライン分のデータを記憶するバンドメモリである。
407C、407M、407Y、407Kは色ずれ位置演算部であり、色ずれ量記憶部40C、40M、40Y、40Kに記憶された色ずれ量の情報に基づき、後で行う第1の色ずれ補正としての座標変換を行う位置および、第2の色ずれ補正としての階調補正の段階を切り替える位置を、色ずれ補正位置として算出し、色ずれ補正部408C、408M、408Y、408Kにそれぞれ出力する。
色ずれ位置演算部407C、407M、407Y、407Kによる図3を基にした各領域の演算内容の例を以下に示す。
本実施形態では、後述の座標変換を以下の位置で行うこととする。
領域1:主走査方向に(L1/m1)dot毎に座標変換を行う。
領域2:主走査方向に(L2−L1)/(m2−m1)dot毎に座標変換を行う。
領域3:主走査方向に(L3−L2)/(m3−m2)dot毎に座標変換を行う。
そこで、色ずれ位置演算部407C、407M、407Y、407Kは、(L1/m1)、(L2−L1)/(m2−m1)、(L3−L2)/(m3−m2)をそれぞれ算出する。これらはそれぞれ、各領域における実際の主走査線の傾きの逆数に相当する。
また、本実施形態では、後述の階調補正の濃度の切り替えを、例えば3画素、4段階で行う場合、(a)座標変換を行う位置、(b)座標変換を行う位置の1画素手前、および、(c)座標変換を行う位置の2画素手前、で行うこととする。
そこで、色ずれ位置演算部407C、407M、407Y、407Kは、座標変換を行う位置の1画素手前、座標変換を行う位置の2画素手前をそれぞれ算出する。
このように、色ずれ位置演算部407C、407M、407Y、407Kは例えば、実際の主走査線の傾きに応じた、座標変換を行う位置および階調補正の濃度を切り替える位置を演算する。
L1、L2、L3は、印刷開始位置から、領域1、領域2、領域3の左端までの主走査方向の距離(単位dot)である。m1、m2、m3は領域1、領域2、領域3の左端における理想的な主走査線301と実際の主走査線302とのずれ量(単位dot)である。
図4の色ずれ補正部408C,408M,408Y,408Kは、主走査線の傾きや歪みによる色ずれを補正するために、それぞれ色ずれ補正位置演算部407C、407M、407Y、407Kによって算出される色ずれ補正位置に基づいて、ビットマップメモリ406に蓄積されたビットマップデータの出力タイミングの調整、および画素毎の露光量の調整を行い、各色のトナー像を転写材に転写したときの色ずれ(レジストレーションずれ)を防ぐ。
色ずれ補正部408C,408M,408Y,408Kはそれぞれ、概ね図4に示すような構成である。例えば色ずれ補正部408Cは、座標カウンタ801C、座標変換部802C、ラインバッファ803C、階調補正部804Cにより構成される。座標カウンタ801Cは、色ずれ補正処理を行う主走査方向および副走査方向の座標データを座標変換部802Cに出力するとともに、主走査方向の座標データを階調補正部804Cに出力する。座標変換部802Cは、座標カウンタ801Cからの主走査方向および副走査方向の座標データと、色ずれ補正位置演算部407Cより得られる補正位置に基づき、画素単位での副走査方向に対する再構成処理を行う。階調補正部804Cは、座標カウンタ801Cからの主走査方向の座標データと、色ずれ補正位置演算部407Cより得られる補正位置に基づき、画素単位未満で、画素単位での補正位置付近の所定数の画素について、予め決められた副走査方向の数段階の露光比率を用いて補正を行う。また、階調補正部804Cは副走査方向の前後のドットを参照するためのラインバッファ803Cを用いる。その他の色ずれ補正部408M,408Y,408Kも同様の構成である。
図6は、座標変換部802による画素単位のずれ量の補正を説明する図である。
座標変換部802は、同図(a)のように直線で近似された主走査線の色ずれ情報から求められる色ずれ補正位置ごとに(すなわち、色ずれ量に応じた主走査方向のドット数単位で)、ビットマップメモリ406に蓄積された印刷対象のビットマップデータの副走査方向(Y方向)の座標をその位置に応じた分だけオフセットする。
例えば同図(b)に示すように、座標カウンタ801からの副走査方向の座標がnである場合、主走査方向の座標をXとすると、主走査方向のX座標において、(1)の領域では色ずれ補正量が0であり、nライン目のデータを再構成する場合、ビットマップメモリからnライン目のデータを読み出す。(2)の領域では、色ずれ補正量が1であり、nライン目のデータを再構成する場合、1副走査ライン数をオフセットした位置の画像ビットマップ、つまりビットマップメモリからn+1ライン目のデータを読み出すための座標変換処理が行われる。同様に(3)の領域ではn+2ライン目、(4)の領域ではn+3ライン目のデータを読み出すため座標変換処理が行われる。以上の方法により画素単位での副走査方向の再構成処理が行われる。
同図(c)は、座標変換部802により画素単位での色ずれ補正を行った画像データを感光体ドラムに露光した露光イメージである。
図7は、階調補正部804による画素単位未満の色ずれ補正を説明する図である。画素単位未満のずれ量の補正は、副走査方向の前後のドットの露光比率を調整することにより行われる。
同図(a)は、右上がりの傾きを有する主走査線のイメージである。同図(b)は座標変換前の水平な直線のビットマップイメージ、(c)は階調補正前のビットマップイメージである。また、(d)は(a)の主走査線の傾きによる色ずれを相殺するための(b)の補正イメージである。(d)の補正イメージを実現するために、副走査方向の前後のドットの露光量調整を行う。(e)は画素単位での副走査方向の補正量を表すkと、階調補正を行うための補正係数α、βの関係を示している。αとβは、画素単位未満の副走査方向の補正を行うための補正係数で、副走査方向の前後のドットへの濃度(露光量)の分配率を表す。例えば4画素で階調補正を行うためには、5段階の分配率を以下のように用意する必要があり、具体的には、
第1段階:
α=0、
β=1、
第2段階:
α=0.2、
β=0.8、
第3段階:
α=0.4、
β=0.6、
第4段階:
α=0.6、
β=0.4、
第3段階:
α=0.8、
β=0.2、
となる(β+α=1)。αは先行するドットの分配率、βは後行ドットの分配率を表す。この分配率の段階を、色ずれ補正位置演算部407で演算される、主成分方向の階調補正位置情報を基に、座標変換が行われる画素付近の4画素で切り替える。
図7の(f)は、(e)の補正係数に従って、副走査方向の前後のドットの露光比率を調整するための階調補正を行ったビットマップイメージである。(g)は、階調補正されたビットマップイメージの感光体ドラムでの露光イメージであり、主走査ラインの傾きが相殺され、ほぼ水平な直線が形成されることになる。
図8は、色ずれ補正部408C,408M,408Y,408Kの具体的構成を示すブロック図である。この図8を参照して、上記階調補正の処理による補正ビットマップを作成する方法を説明する。
座標変換部802は、ビットマップメモリ406より画素単位の色ずれ量を補正するように再構成した画像ビットマップデータをラインバッファ803に転送する。
階調補正部804は、補正データを生成するために副走査方向の前後の画素値を参照するため、1ライン分のラインバッファ803を使用する。ラインバッファ803には先行するラインの1ライン分のデータを蓄積するFIFO(first in first out)バッファ806と、階調補正処理を行う座標の画素データを保持するレジスタ805を含む。レジスタ805に蓄積された画素データは、階調補正部804に出力されるとともに、次のラインの補正データの生成に使用されるため、FIFOバッファ806に蓄積される。階調補正部804は、主走査方向の座標をx(ドット)、レジスタ805から入力する画素データをPn(x)、FIFOバッファ806から入力する画素データをPn-1(x)とすると、補正データを生成するために以下の演算処理を行う。
P'n(x)=Pn(x)*β(x)+Pn-1(x)*α(x) (1)
上記演算により、副走査方向の画素単位未満の色ずれ量を補正した画像ビットマップが出力される。
以上の処理により、色ずれ補正がなされた画像データは、後段のハーフトーン処理部409C、409M、409Y、409Kにおいて、所定のハーフトーンパターンを用いてハーフトーン処理が行われ、PWM部410C、410M、410Y、410Kにおいてパルス幅変調処理が行われ、プリンタエンジン50に出力され像担持体である感光体ドラム14に対する露光処理が行われる。
以上に示したように、画像ビットマップより、各主走査位置での副走査方向のずれ量を補正するための補正位置を算出し、それに従って補正画像ビットマップとして再構成すれば、主走査線の傾き、歪みによる色ずれが補正された画像を作成することが出来る。
例えば、3画素で階調補正を行うために、4段階の分配率を用意するならば、αとβは、
第1段階:
α=0、
β=1、
第2段階:
α=0.25、
β=0.75、
第3段階:
α=0.5、
β=0.5、
第4段階:
α=0.75、
β=0.25、
となる。0.5倍は右シフトと等価である。0.25倍は2ビット右シフトと等価である。また0.75倍は、0.5と0.25の和である。よって、階調補正部804による上記(1)式による演算処理は、ビットシフトと加算器のみで実現することができるようになる。乗算器をシフタと加算器で置き換えることにより、より簡易な処理系で、主走査線の傾き、歪みによる色ずれが補正された画像の作成を実現することが出来る。
以上説明した実施形態によれば、複数の画像形成部50−C,50−M,50−Y,50−Kを有するタンデム型のカラー画像形成装置1において、色ずれ量記憶部40C,40M,40Y,40Kに保持された、像担持体である感光体ドラム14C,14M,14Y,14Kを走査する走査線の傾き、湾曲等の歪みによる色ずれ量に基づいて、色ずれ補正位置演算部407C,407M,407Y,407Kが色ずれ補正位置を算出し、色ずれ補正部408C,408M,408Y,408Kがその色ずれ補正位置に基づいて、画素単位の色ずれ補正と、座標変換が行われる画素付近の数画素(例えば4画素)での固定値の補正係数による、画素単位未満の色ずれ補正を行うことにより画像ビットマップを再構成する。これにより、光学的な補正を行う構成よりも簡易な処理で、感光体ドラム14C,14M,14Y,14Kを露光する走査線の傾き、湾曲等による色ずれを防ぐことが出来るようになり、良好なカラー画像を得ることが可能となる。
従来の色ずれ補正処理を説明する図である。 本発明の実施形態におけるカラー画像形成装置の構成を示す概略断面図である。 感光体ドラムに走査される主走査線のずれを説明する図である。 本発明の実施形態における色ずれ補正処理に係る制御ブロック図である。 本発明の実施形態における色ずれ量記憶部に記憶される情報の例を示す図である。 本発明の実施形態における座標変換部による画素単位のずれ量の補正を説明する図である。 本発明の実施形態における階調補正部による画素単位未満の色ずれ補正を説明する図である。 本発明の実施形態における色ずれ補正部の具体的構成を示すブロック図である。

Claims (4)

  1. 像担持体としての感光体と、色信号で変調された光ビームを前記感光体に照射して静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により前記感光体上に形成された静電潜像を顕像化する現像手段と、前記現像手段により顕像化された各色像を転写材に転写するための転写手段とを備える画像形成部を色ごとに備えたカラー画像形成装置であって、
    予め測定された前記画像形成部それぞれの色ずれ量の情報を記憶する色ずれ量記憶手段と、
    前記色ずれ量記憶手段に記憶された色ずれ量の情報に基づいて印刷対象のビットマップデータの座標変換を行うことで画素単位の色ずれ補正を行う第1の色ずれ補正手段と、
    前記色ずれ量記憶手段に記憶された色ずれ量の情報に基づいて、前記第1の色ずれ補正手段により補正された前記ビットマップデータのうち前記第1の色ずれ補正手段による補正値が切り替わるドット付近の固定数の画素のみについて階調変換を行うことで画素単位未満の色ずれ補正を行う第2の色ずれ補正手段と、
    を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記色ずれ量の情報は、前記感光体に走査される理想的な主走査線に対する実際の主走査線の副走査方向のずれ量を示すことを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 前記第1の色ずれ補正手段は、前記色ずれ量に応じた主走査方向のドット数単位で、前記ビットマップデータの副走査方向の座標をその位置に応じた分だけオフセットすることを特徴とする請求項1または2に記載のカラー画像形成装置。
  4. 前記第2の色ずれ補正手段は、前記第1の色ずれ補正手段により補正された前記ビットマップデータのうち前記第1の色ずれ補正手段による補正値が切り替わるドット付近の固定数の画素のみについて、前記色ずれ量に応じた主走査方向のドット数単位で、各ドットの濃度を副走査方向の前後のドットに所定の分配率で分配することを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載のカラー画像形成装置。
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