JP4459039B2 - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
像担持体に走査露光する露光部、並びに、露光によって生成された静電潜像を記録材で顕像化する現像部を有する複数の画像形成部が、記録媒体の搬送方向に沿って並設された画像形成装置であって、
画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
各画像形成部の前記像担持体上の走査露光における副走査方向に対するずれ量を示す露光ずれ量情報を記憶する露光ずれ量記憶手段と、
各画像形成部の前記露光部の主走査露光方向の情報を記憶する走査方向情報記憶手段と、
前記露光ずれ量記憶手段に記憶された露光ずれ量情報、及び、前記走査方向情報記憶手段に記憶された前記露光部の主走査露光方向の情報に基づいて、前記画像データ記憶手段への読出しアドレスの座標を変換し、当該変換後のアドレス情報に従って画素データを読出す座標変換手段と、
該座標変換手段によって読み出された画素データを、複数ライン分蓄積するバッファ手段と、
該バッファ手段に格納された注目画素データとその周辺の画素データ群とに基づいて、前記注目画素データが文字線画エッジにあるか否かを判定する判定手段と、
該判定手段によって前記注目画素が非文字線画エッジにあると判定された場合には、前記注目画素データに対して非文字線画エッジ用のハーフトーン処理を行なう第1の処理手段と、
前記判定手段によって前記注目画素が文字線画エッジにあると判定された場合には、前記バッファ手段に格納された前記注目画素データと該注目画素データと主走査方向に同じ座標位置で隣接するラインの画素データを、前記注目画素データの画素位置における前記露光ずれ量情報と前記露光部の主走査露光方向の情報に従い決まる前記注目画素データと、該注目画素データと主走査方向に同じ座標位置で隣接するラインの画素データと重み付け係数に従い、重み付け加算することで階調補正をする補正手段と、
該補正手段で得られた画素データに対して、前記第1の処理手段とは異なるエッジにおける不連続性の発生を抑える前記非文字線画エッジ用とは別のハーフトーンパターンを用いた文字線画エッジ用のハーフトーン処理を行なう、もしくは、非文字線画エッジ用のハーフトーン処理を実施後エッジにおける不連続性の発生を抑えるべくドットを補う処理を行なう第2の処理手段と、
前記第1、2の処理手段で得られた画素データを、該当する画像形成部の露光部の露光制御信号として出力する出力手段とを備える。
領域2:y = m1 * 23.622 + (x - L1 * 23.622) * ((m2 - m1)/(L2 - L1))
領域3:y = m2 * 23.622 + (x - L2 * 23.622) * ((m3 - m2)/(L3 - L2)) …(1)
ここで、L1、L2、L3は、印刷開始位置から、領域1、領域2、領域3の右端までの主走査方向の距離(単位mm)である。m1、m2、m3は領域1、領域2、領域3の右端における理想的な主走査線301と、実際の主走査線302のずれ量である。
領域1:Δy1 = m1 / L1
領域2:Δy2 =(m2 - m1)/(L2 - L1)
領域3:Δy3 =(m3 - m2)/(L3 - L2)
となる。
ここでカウンタ86から出力される小数点部分の値をγで表わしたとき、
β=1−γ
α=γ
の関係にある。
・ハーフトーン処理を行なわない(スルー)。エッジ検出部806によりエッジであると検出された画像に対してはハーフトーン処理を行わないことにより、エッジ部において生じるハーフトーン処理による隙間や不連続性を防ぐことが可能である。
・エッジ部用のハーフトーンパターンを使用してハーフトーン処理を行う。図11に示すようにエッジ部において通常のハーフトーンパターンを使用した場合にはハーフトーンパターンの成長方向により隙間や不連続性が生じるため、エッジ部に関しては、通常とは成長方向が異なるハーフトーンパターンを使用することにより、通常のハーフトーンパターンを使用した場合に生じる隙間や不連続性を防ぐことが可能である。
・通常のハーフトーン処理後にドットを補ったりするなどの処理を行う。通常のハーフトーン処理を行った後に、ハーフトーン処理により生じる隙間や不連続性を補うために隙間や不連続部にドットを補うことにより、通常のハーフトーン処理により生じる隙間や不連続性を補うことが可能である。
mdot/Lmax
となる。
2ビーム:2*mdot/Lmax
4ビーム:4*mdot/Lmax
となり、1走査で使用されるビーム数をnとすると、傾きは、
n*mdot/Lmax
となる。また、図2におけるずれ方向を正とすると、Forward時の符号は負、Reverse時の符号は正として傾きの計数を付加して、演算を行う。
k*n*mdot/Lmax
となる。
y = -x*k*n*mdot/Lmax + x*(m1/L1) (0≦x<L)
= -x*k*n*mdot/Lmax + m1/Ldot+(x−L/Ldot)*(m2/L) (L≦x<2L)
= -x*k*n*mdot/Lmax + (m1+m2) /Ldot +(x−2L/Ldot)*(m3/L) (2L≦x≦3L)
となる。なお、ここでは、図2のL2=2*L1、L3=3*L1として計算している。
y = x*k*n*mdot/Lmax + x*(m1/L) (0≦x<L)
= x*k*n*mdot/Lmax +m1/Ldot +(x−L/Ldot)*(m2/L) (L≦x<2L)
= x*k*n*mdot/Lmax +(m1+m2) /Ldot +(x−2L/Ldot)*(m3/L) (2L≦x≦3L)
となる。
図23の構成を採用する場合には、Xアドレスが更新される度に、小数点を含むΔyを累積カウントする必要があるが、一旦、1ページの走査露光を開始すると、各スキャン毎にx座標が同じであれば、Y軸へのオフセット量(整数部分、小数点部分)は同じになるので、予めX、Y軸オフセットアドレスと、重み付け係数を演算により求めておき、これをテーブルにして格納し、実際にスキャンする際には、このテーブルを参照して座標変換、階調補正のための重み付け係数を読出して処理することも可能である。
Yアドレスオフセット:0 0 0 0 0 1 1 1 1 …
重み付け係数α :0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 0.0 0.2 0.4 0.6 …
重み付け係数β :1.0 0.8 0.6 0.4 0.2 1.0 0.8 0.6 0.4 …
座標カウンタ801は、Xアドレスに従って、対応するYアドレスオフセット値を座標変換部802に供給する。また、同時に、座標カウンタ801は、上記α、βの値を階調補正部807に出力する。この結果、座標変換部802は、小数点を含む加算処理が不要になり、且つ、階調補正部807もα、βを算出する処理が無くなる分だけ、負荷を軽減することが可能になる。
色変換部405から該当する印刷情報が単色、すなわち、1つの画像形成部のみを利用して印刷であることが指示された場合には、色ずれが発生することはない。従って、このような状況では、各プロファイルは無視して、補正テーブルには無条件に“0”を書き込むようにしても良い。
上記実施形態では、露光プロファイル情報は、工場製造段階で露光プロファイル記憶部403C、M、Y、Kに書き込むものとして説明したが、機械的動作部品等を多数搭載しているので、計時変化により、工場出荷時と異なっていくことも有り得る。
本第5の実施形態における、先に説明した図16に代わるブロック構成図を図21に示す。
Claims (8)
- 像担持体に走査露光する露光部、並びに、露光によって生成された静電潜像を記録材で顕像化する現像部を有する複数の画像形成部が、記録媒体の搬送方向に沿って並設された画像形成装置であって、
画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
各画像形成部の前記像担持体上の走査露光における副走査方向に対するずれ量を示す露光ずれ量情報を記憶する露光ずれ量記憶手段と、
各画像形成部の前記露光部の主走査露光方向の情報を記憶する走査方向情報記憶手段と、
前記露光ずれ量記憶手段に記憶された露光ずれ量情報、及び、前記走査方向情報記憶手段に記憶された前記露光部の主走査露光方向の情報に基づいて、前記画像データ記憶手段への読出しアドレスの座標を変換し、当該変換後のアドレス情報に従って画素データを読出す座標変換手段と、
該座標変換手段によって読み出された画素データを、複数ライン分蓄積するバッファ手段と、
該バッファ手段に格納された注目画素データとその周辺の画素データ群とに基づいて、前記注目画素データが文字線画エッジにあるか否かを判定する判定手段と、
該判定手段によって前記注目画素が非文字線画エッジにあると判定された場合には、前記注目画素データに対して非文字線画エッジ用のハーフトーン処理を行なう第1の処理手段と、
前記判定手段によって前記注目画素が文字線画エッジにあると判定された場合には、前記バッファ手段に格納された前記注目画素データと該注目画素データと主走査方向に同じ座標位置で隣接するラインの画素データを、前記注目画素データの画素位置における前記露光ずれ量情報と前記露光部の主走査露光方向の情報に従い決まる前記注目画素データと、該注目画素データと主走査方向に同じ座標位置で隣接するラインの画素データと重み付け係数に従い、重み付け加算することで階調補正をする補正手段と、
該補正手段で得られた画素データに対して、前記第1の処理手段とは異なるエッジにおける不連続性の発生を抑える前記非文字線画エッジ用とは別のハーフトーンパターンを用いた文字線画エッジ用のハーフトーン処理を行なう、もしくは、非文字線画エッジ用のハーフトーン処理を実施後エッジにおける不連続性の発生を抑えるべくドットを補う処理を行なう第2の処理手段と、
前記第1、2の処理手段で得られた画素データを、該当する画像形成部の露光部の露光制御信号として出力する出力手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記露光ずれ量記憶手段は、
像担持体の理想とする走査露光方向である主走査方向の複数の位置に関する位置情報と、各位置における前記理想とする走査露光と実際の露光との距離に関する距離情報とを記憶することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記座標変換手段は、
前記露光ずれ量記憶手段に記憶された位置情報に基づいて、前記主走査露光方向が変化する位置に関する情報を算出して、露光方向が変化する位置間で定義される領域の座標を算出し、且つ、前記走査方向情報記憶手段及び前記露光ずれ量記憶手段に記憶された情報に基づき、主走査方向に対する走査露光の合成傾きを前記領域毎に算出する算出手段と、
前記画像データ記憶手段より露光方向である主走査方向のXアドレスを発生するXアドレス発生手段と、
該Xアドレス発生手段でXアドレスが更新される度に、当該Xアドレスが、どの領域にあるのかを判定する領域判定手段と、
該領域判定手段で判定した結果に基づき、該当する傾き情報を選択する選択手段と、
該選択手段で選択した傾き情報を、累積加算する加算手段と、
該加算手段で加算した結果の値の整数部分をYアドレスのオフセット値とするYアドレスを発生するYアドレス発生手段とを備え、
前記補正手段は、前記加算手段の累積加算された値の小数点以下の値に基づいて副走査方向に連続する2画素のデータから階調補正後の画素データを生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 更に、パターンを各画像形成部で形成し、当該パターンを検出することで、露光ずれ量記憶手段を更新する更新手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 像担持体に走査露光する露光部、並びに、露光によって生成された静電潜像を記録材で顕像化する現像部を有する複数の画像形成部が、記録媒体の搬送方向に沿って並設された画像形成装置の制御方法であって、
画像データを画像データ記憶手段に格納する工程と、
各画像形成部の前記像担持体上の走査露光における副走査方向に対するずれ量を示す露光ずれ量情報を記憶する露光ずれ量記憶手段から前記露光ずれ量情報を読込む工程と、
各画像形成部の前記露光部の主走査露光方向の情報を記憶する走査方向情報記憶手段から前記各画像形成部の主走査露光方向の情報を読込む工程と、
前記露光ずれ量記憶手段に記憶された露光ずれ量情報、及び、前記走査方向情報記憶手段に記憶された前記露光部の主走査露光方向の情報に基づいて、前記画像データ記憶手段への読出しアドレスの座標を変換し、当該変換後のアドレス情報に従って画素データを読出す座標変換工程と、
該座標変換工程によって読み出された画素データを、複数ライン分蓄積するバッファ手段に格納する工程と、
該バッファ手段に格納された注目画素データとその周辺の画素データ群とに基づいて、前記注目画素データが文字線画エッジにあるか否かを判定する判定工程と、
該判定工程によって前記注目画素が非文字線画エッジにあると判定された場合には、前記注目画素データに対して非文字線画エッジ用のハーフトーン処理を行なう第1の処理工程と、
前記判定工程によって前記注目画素が文字線画エッジにあると判定された場合には、前記バッファ手段に格納された前記注目画素データと該注目画素データと主走査方向に同じ座標位置で隣接するラインの画素データを、前記注目画素データの画素位置における前記露光ずれ量情報と前記露光部の主走査露光方向の情報に従い決まる前記注目画素データと、該注目画素データと主走査方向に同じ座標位置で隣接するラインの画素データと重み付け係数に従い、重み付け加算することで階調補正をする補正工程と、
該補正工程で得られた画素データに対して、前記第1の処理工程とは異なるエッジにおける不連続性の発生を抑える前記非文字線画エッジ用とは別のハーフトーンパターンを用いた文字線画エッジ用のハーフトーン処理を行なう、もしくは、非文字線画エッジ用のハーフトーン処理を実施後エッジにおける不連続性の発生を抑えるべくドットを補う処理を行なう第2の処理工程と、
前記第1、2の処理工程で得られた画素データを、該当する画像形成部の露光部の露光制御信号として出力する出力工程と
を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 前記露光ずれ量記憶手段には、
像担持体の理想とする走査露光方向である主走査方向の複数の位置に関する位置情報と、各位置における前記理想とする走査露光と実際の露光との距離に関する距離情報とを記憶することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置の制御方法。 - 前記座標変換工程は、
前記露光ずれ量記憶手段に記憶された位置情報に基づいて、前記主走査露光方向が変化する位置に関する情報を算出して、露光方向が変化する位置間で定義される領域の座標を算出し、且つ、前記走査方向情報記憶手段及び前記露光ずれ量記憶手段に記憶された情報に基づき、主走査方向に対する走査露光の合成傾きを前記領域毎に算出する算出工程と、
前記画像データ記憶手段より露光方向である主走査方向のXアドレスを発生するXアドレス発生工程と、
該Xアドレス発生工程でXアドレスが更新される度に、当該Xアドレスが、どの領域にあるのかを判定する領域判定工程と、
該領域判定工程で判定した結果に基づき、該当する傾き情報を選択する選択工程と、
該選択工程で選択した傾き情報を、累積加算する加算工程と、
該加算工程で加算した結果の値の整数部分をYアドレスのオフセット値とするYアドレスを発生するYアドレス発生工程とを備え、
前記補正工程は、前記加算工程の累積加算された値の小数点以下の値に基づいて副走査方向に連続する2画素のデータから階調補正後の画素データを生成する
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置の制御方法。 - 更に、パターンを各画像形成部で形成し、当該パターンを検出することで、露光ずれ量記憶手段を更新する更新工程を備えることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
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