JP2007320149A - カラー画像形成装置、カラー画像形成方法及びプログラム - Google Patents

カラー画像形成装置、カラー画像形成方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】高価な工学部品を使用したり、また精密な調整工程を経ることなく、傾き、歪み、副走査方向の書き出し位置の補正が正しく行われ、画像重ね合わせの優れた安価なカラー画像形成装置を提供する。
【解決手段】色ずれ量記憶手段403に保持された、色ずれ量から、色ずれ補正量演算手段407が色ずれ補正量を算出する。該色ずれ補正量に基づいて、色ずれ補正手段408が画素単位の色ずれ補正を行い、さらに画素単位未満の色ずれ補正を、画素単位の色ずれ補正が行われた地点付近の、ソフトウェア等で設定された範囲のみで行い、画像ビットマップを再構成する。そうすることで、1ライン分のバッファメモリを持たずに、色ずれを防ぐことができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数の像担持体を並置して得られる色画像を搬送される記憶媒体に順次重ね転写してカラー画像を形成するカラー画像形成装置等に関する。
従来、電子写真方式を用いたカラー画像形成装置としては1つの感光体に対し複数の現像器を用いて各々の色による現像を行い、露光―現像―転写の工程を複数回繰り返すことで1枚の転写紙上に色画像を重ね合わせて形成する。これを定着させることによりフルカラー画像を得る方式が一般に用いられる。
この方式によれば、1枚のプリント画像を得るために、3回から4回(黒色を用いた場合)の画像形成工程を繰り返す必要があり、時間がかかるという欠点があった。
この欠点を補うための方法として、複数の感光体を用い、各色ごとに得られた顕像を、転写紙の上に順次重ね合わせ、1回の通紙でフルカラープリントを得る方法がある。この方法によれば、スループットを大幅に短縮できるが、一方で、各感光体の位置精度や径のずれ、光学系の位置精度ずれなどに起因して、各色の転写紙上での位置ずれによる色ずれという問題が生じ、高品位なフルカラー画像を得ることが困難であった。
この色ずれを防止するための方法としては、例えば、転写紙や転写手段の一部をなす搬送ベルト上にテストトナー像を形成し、これを検知するなどの方法が考えられる。この結果をもとに各光学系の光路を補正したり、各色の画像書き出し位置を補正することが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
特開昭64−40956号公報 特開平8−85237号公報
しかしながら、この方法では、以下のような問題点が生じる。
第1に、光学系の光路を補正するためには、光源やf−θレンズを含む補正光学系、光路内のミラー等を機械的に動作させ、テストトナー像の位置を合わせ込む必要があるが、このためには高精度な可動部材が必要となり、高コスト化を招く。
更に、補正の完了までに時間がかかるため、頻繁に補正を行うことが不可能であるが、光路長のずれは機械の昇温などにより時間とともに変化することがあり、このような場合には光学系の光路を補正することで色ずれを防止するのは困難となる。
第2に、画像の書き出し位置を補正することでは、左端および左上部の位置ずれ補正は可能であるが、光学系の傾きを補正したり、光路長のずれによる倍率ずれを補正することは出来ない等の問題点がある。
また、特許文献2に開示されている構成では、開示されている構成では、各色毎の画像データの出力座標位置を、レジストレーションずれを補正した出力座標位置に自動変換する。
そして、該変換された各色の画像データに基づいて修正手段が変調された光ビームの位置を色信号の最小ドット単位よりも小さい量で修正する。しかしこの構成では、全画素の濃度値を計算せねばならず、副走査方向の前後のドットを参照するための1ライン分のラインバッファを持つ必要があるという問題点がある。
その一例を図8に示す。入力画像101は一定の濃度値を持つ画像である。該入力画像101に対してある色ずれ補正を行った画像102を得るためには、全ての画素に対応する濃度値を計算しなければならない。
そこで、本発明の目的は、高価な工学部品を使用したり、また精密な調整工程を経ることなく、傾き、歪み、副走査方向の書き出し位置の補正が正しく行われ、画像重ね合わせの優れた安価なカラー画像形成装置を提供することにある。
本発明のカラー画像形成装置は、感光体と、各色信号で変調された光ビームを前記感光体に照射して静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により前記感光体上に形成された静電潜像を顕像化する現像手段と、前記現像手段により顕像化された各色像を転写紙に転写するための転写手段とを有する画像ステーションを複数並置し、前記各画像ステーションで形成された色画像を順次搬送手段により搬送される転写材に転写してカラー画像を形成するカラー画像形成装置において、前記画像ステーション毎の色ずれ量を記憶する色ずれ量記憶手段と、前記色ずれ量記憶手段から得られる色ずれ量をもとに色ずれ補正量を演算する色ずれ補正量演算手段と、前記色ずれ補正量演算手段の演算結果に基づいて、画素単位の色ずれを補正する座標変換手段と、画素単位未満の色ずれを補正する階調補正手段とを有し、各修正手段により修正された各光ビームを前記各画像ステーションの各露光手段が前記各感光体上にそれぞれ露光することを特徴とする。
本発明のカラー画像形成方法は、感光体と、各色信号で変調された光ビームを前記感光体に照射して静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により前記感光体上に形成された静電潜像を顕像化する現像手段と、前記現像手段により顕像化された各色像を転写紙に転写するための転写手段とを有する画像ステーションを複数並置し、前記各画像ステーションで形成された色画像を順次搬送手段により搬送される転写材に転写してカラー画像を形成するカラー画像形成方法において、前記画像ステーション毎の色ずれ量を記憶する色ずれ量記憶工程と、前記色ずれ量記憶工程にて得られる色ずれ量をもとに色ずれ補正量を演算する色ずれ補正量演算工程と、前記色ずれ補正量演算工程の演算結果に基づいて、画素単位の色ずれを補正する座標変換工程と、画素単位未満の色ずれを補正する階調補正工程とを有し、各修正工程により修正された各光ビームを前記各画像ステーションの各露光工程が前記各感光体上にそれぞれ露光することを特徴とする。
本発明によれば、複数の画像形成部を有するタンデム型のカラー画像形成装置において、色ずれ量記憶手段に保持された、像担自体を走査する走査線の傾き、湾曲等の歪みによる色ずれ量から、色ずれ補正量演算手段が色ずれ補正量を算出する。そして、該色ずれ補正量に基づいて、色ずれ補正手段が画素単位の色ずれ補正と、画素単位の色ずれ補正が行われる画素付近の、ソフトウェア等で設定された範囲の画素のみで、画素単位未満の色ずれ補正を行うことにより画像ビットマップを再構成する。これにより、副走査方向の前後のドットを参照するためのバッファメモリをより少ない容量にしても、像担持体を露光する走査線の傾き、湾曲等による色ずれを防ぐことができる。また、画素単位の色ずれ補正が行われた地点毎に、傾きずれ量に対して、画素単位未満の色ずれ補正を行う範囲を適切に指定することにより、画質の向上を図ることで、良好なカラー画像を得ることが可能となる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るカラー画像形成装置の構成を説明する概略断面図であり、例えば4ドラム方式のカラーレーザビームプリンタの場合に対応する。
このカラー画像形成装置は、本体装置の右側面下部に転写材カセット53を装着している。転写材カセット53にセットされた転写材は、給紙ローラ54によって一枚ずつ取り出され、搬送ローラ対55−a、55−bによって画像形成部に給送される。
画像形成部には、転写材を搬送する転写搬送ベルト10が複数の回転ローラによって転写材搬送方向(図1の右から左方向に)に扁平に張設され、その最上流部においては、転写搬送ベルト10に静電吸着される。
また、このベルト搬送面に対向して4個のドラム状の像担持体としての感光体ドラム14が直線状に配設されて画像形成部を構成している。
画像形成部であるところの現像ユニット52は、前記感光体ドラム14、C(CYAN)、(YELLOW)、M(MAGENTA)、K(BLACK)の各色トナー、帯電器、現像器を有している。上記の各現像ユニット52の筐体内の帯電器と現像器間には所定の間隙が設けられ、この間隙を介してレーザスキャナからなる露光手段51から感光体ドラム14の周面を所定の電荷で一様に帯電させる。
露光手段51が上記帯電した感光体ドラム14の周面を画像情報に応じて露光して静電潜像を形成し、そして、現像器が上記の静電潜像の停電位部にトナーを転移させてトナー像(現像)する。
転写搬送ベルト10の搬送面を挟んで転写部材57が配置されている。各感光体ドラム14の周面上に形成(現像)されたトナー像は、それらに対応する転写部材57で形成される転写電界によって、搬送されてきた転写材に発生した電荷に吸収されて転写材面に転写される。トナー像を転写された転写材は、排紙ローラ対59−a、59−bによって機外に排出される。
尚、転写搬送ベルト10は、C(CYAN)、Y(YELLOW)、M(MAGENTA)、K(BLACK)の各色トナーを一旦転写してから転写材に二次転写する構成の中間転写ベルトでも構わない。
図2は、像担持体である感光ドラム14に走査される主走査線のずれを説明するイメージ図である。
301は理想的な主走査線のイメージであり感光体ドラム14の回転方向に対して垂直に走査が行われる。
302は感光体ドラム14の位置精度や径のずれ、および各色の露光手段51における光学系の位置精度ずれに起因した右上がりの傾き、および湾曲が発生している実際の主走査線のイメージである。
このような主走査線の傾き、湾曲が、何れかの色の画像ステーションにおいて存在する場合、転写媒体に複数色のトナー像を一括転写した際に、色ずれが発生することになる。
本実施形態では、主走査方向(X方向)において、印字領域の走査開始位置となるポイントAを基準点として、複数のポイント(ポイントB、ポイントC、ポイントD)で、理想的な主走査線301と実際の主走査線302の副走査方向のずれ量を測定する。そのずれ量を測定したポイントごとに複数の領域(Pa-Pb間を領域1、Pb-Pc間を領域2、Pc-Pd間を領域3とする)に分割して考え、各ポイント間を結ぶ直線(Lab、Lbc、Lcd)により、各領域の主走査線の傾きを近似するものとする。
従って、ポイント間のずれ量の差(領域1はm1、領域2はm2-m1、領域3はm3-m2)が正の値である場合、該当領域の主走査線は右上がりの傾きを有することを示しており、負の値である場合、右下がりの傾きを有することを示す。
図3は、本実施形態において行われる上記走査線の傾き、湾曲により発生する色ずれを補正する色ずれ補正処理の動作を説明するためのブロック図である。
401はプリンタエンジンで、コントローラ402で生成された画像ビットマップ情報をもとに実際に印字処理を行う。
403C、403M、403Y、403Kは色毎の色ずれ量記憶手段であり、色毎に、上述した領域ごとの主走査線のずれ量をそれぞれ記憶する。
本実施形態では、図2で説明した、複数のポイントで測定した実際の主走査線302と、理想的な主走査線301の副走査方向のずれ量を主走査線の傾き、および湾曲を示す情報として色ずれ量記憶手段403に記憶する。
図4は、色ずれ量記憶手段403に記憶される情報例を示す図である。また本実施形態では、色ずれ量記憶手段に、理想的な主走査線301と、実際の主走査線302のずれ量を記憶するようにしているが、実際の主走査線の傾き、および湾曲の特性が識別可能な情報であれば、これに限ったものではない。
また、色ずれ量記憶手段403に記憶される情報は、本装置の製造工程において、上記ずれ量を測定し、装置固有の情報として予め記憶する構成でも構わない。或いは、本装置自体に、上記ずれ量を検出する検出機構を準備して、各色の像担持体ごとにずれを測定するための所定のパターンを形成し、上記検出機構により検出したずれ量を記憶するような構成でも構わない。
次に、コントローラ402において、色ずれ量記憶手段403に記憶された主走査線のずれ量を相殺するように画像データを補正して印刷処理を行う動作を説明する。
画像生成手段404は、不図示のコンピュータ装置等から受信する印刷データより、印刷処理が可能なラスターイメージデータを生成し、RGBデータとしてドット毎に出力する。405は色変換手段であり、前記RGBデータを、エンジン402で処理可能なCMYK空間のデータに変換し、後述するビットマップメモリ406に色毎に蓄積する。ビットマップメモリ406は、印刷処理を行うラスターイメージデータを一旦蓄積するものであり、1ページ分のイメージデータを蓄積するページメモリ、または、複数ライン分のデータを記憶するバンドメモリである。
407C〜407Kは色ずれ補正量演算手段であり、色ずれ量記憶手段403に蓄積された主走査線のずれ量の情報に基づき、各ドット毎に、後述する色ずれ補正手段408から指定される主走査方向の座標情報に対応した副走査方向の色ずれ補正量を算出する。該色ずれ補正量を色ずれ補正手段408にそれぞれ出力する。
主走査方向の座標データをx(ドット)、副走査方向の傾き補正量をΔz(ドット)と
した場合、図3を基にした各領域の演算式を以下に示す(印字密度を600dpiとする)。
領域1:Δz1 = x * ( m1 / L1 )
領域2:Δz2 = m1 * 23.622 + ( x − L1 * 23.622 ) * ( (m2 − m1 ) / (L2 − L
1 ) )
領域3:Δz3 = m2 * 23.622 + ( x − L2 * 23.622 ) * ( (m3 − m2 ) / (L3 − L
2 ) )
L1、L2、L3は、印刷開始位置から、領域1、領域2、領域3の左端までの主走査方向の距離(単位mm)である。m1、m2、m3は領域1、領域2、領域3の左端における理想的な主走査線301と、実際の主走査線302のずれ量である。
色ずれ補正量演算手段407は、主走査方向に一度スキャンする事で、Δz(ドット)
の整数部分(小数点以下切り捨て)の値が切り替わる位置(画素単位の色ずれ補正が行われる位置)が分かる。
Δz(ドット)の値と、画素単位の色ずれ補正が行われる位置ごとに、ソフトウェア等
で各々に設定された画素単位未満の色ずれ補正を行う範囲の長さに従って、色ずれ補正量Δy(ドット)を算出する。ΔzとΔyの関係の例を図6(e)で示す。
408C,408M,408Y,408Kは色ずれ補正手段であり、主走査線の傾き、歪みによる色ずれを補正し、各色のトナー像を、転写媒体に転写したときの色ずれ(レジストレーションずれ)を防ぐものである。
そのために、それぞれ色ずれ補正量演算手段407によって算出される色ずれ補正量に基ずいて、ビットマップメモリ406に蓄積されたビットマップデータの出力タイミングの調整、および画素毎の露光量の調整を行う。
次に色ずれ補正手段408を、図7に示す色ずれ補正手段の構成図とともに説明する。座標カウンタ801、座標変換手段802、バッファメモリ803、階調補正手段804、レジスタ805、FIFOバッファ806から構成される。
座標カウンタ801は、色ずれ補正処理を行う主走査方向、および副走査方向の座標位置データを座標変換手段802に出力する。同時に主走査方向の座標位置データを、前記色ずれ補正量演算手段407、バッファメモリ803、階調補正手段804に出力する。
座標変換手段802は、座標カウンタ801からの主走査方向、および副走査方向の座標位置データと、色ずれ補正量演算手段407より得られる補正量Δyに基づき、補正量
Δyの整数部分の補正処理、つまり画素単位での副走査方向に対する再構成処理を行う。
階調補正手段804は、座標カウンタ801からの主走査方向の座標位置データと、補正量Δyに基づき、Δyの小数点以下の補正処理、つまり画素単位未満での副走査方向の
前後のドットの露光比率を調整して補正を行う。
補正が行われるのは、画素単位での色ずれ補正が行われた地点付近の、ソフトウェア等で設定された範囲の画素である。また、階調補正手段804は副走査方向の前後のドットを参照するためのバッファメモリ803を用いる。
色ずれ補正量演算手段より得られる補正量Δyの整数部分の補正処理、つまり画素単位
で再構成処理を行う座標変換手段802と、Δyの小数点以下の補正処理、つまり画素単
位未満で前後のドットの露光比率を調整して補正を行う階調補正手段804からなる。また、階調補正手段804は副走査方向の前後のドットを参照するためのバッファメモリ803を用いる。
また、階調補正が行われるのは、画素単位での色ずれ補正が行われた地点付近の、ソフトウェア等で設定された範囲の画素である。
図5は座標変換手段802が、Δyの整数部分のずれを補正する動作内容を説明するた
めのイメージ図である。
座標変換手段802は、図5(a)のように直線で近似された主走査線の色ずれ情報から求められる色ずれ補正量Δyの整数部分の値に応じて、ビットマップメモリ406に蓄
積された画像データの副走査方向(Y方向)の座標をオフセットする。
例えば図5(b)に示すように、座標カウンタ801からの副走査方向の座標位置がnである場合、主走査方向の座標位置をXとすると、主走査方向のX座標において、(1)の領域では、色ずれ補正量Δyが0以上1未満である。
よって、nライン目のデータを再構成する場合、ビットマップメモリからnライン目のデータを読み出す。(2)の領域では、色ずれ補正量Δyが1以上2未満であり、nライ
ン目のデータを再構成する場合、1副走査ライン数をオフセットした位置の画像ビットマップ、つまりビットマップメモリからn+1ライン目のデータを読み出すための座標変換処理が行われる。
同様に、(3)の領域ではn+2ライン目、(4)の領域ではn+3ライン目のデータを読み出すため座標変換処理が行われる。以上の方法により画素単位での副走査方向の再構成処理が行われる。図5(c)は、座標変換手段802により画素単位での色ずれ補正を行った画像データを像担持体に露光した露光イメージである。
図6は、階調補正手段804が行う画素単位未満の色ずれ補正、つまり色ずれ補正量Δ
yの小数点以下のずれ量を補正する動作内容を説明するためのイメージ図である。画素単位未満の色ずれの補正は、副走査方向の前後のドットの露光比率を調整することにより行われる。
図6(a)は、右上がりの傾きを有する主走査線のイメージを示す図である。図6(b)は座標変換前の水平な直線のビットマップイメージ、図6(c)は階調補正前のビットマップイメージであり、図6(d)は図6(a)の主走査線の傾きによる色ずれを相殺するための図6(b)の補正イメージを示す図である。
図6(d)の補正イメージを実現するために、副走査方向の前後のドットの露光量調整を行う。図6(e)は傾き補正量Δzと色ずれ補正量Δy、階調補正を行うための補正係
数の関係を表した図である。kは色ずれ補正量Δyの整数部分(小数点以下を切り捨て)
であり、画素単位での副走査方向の補正量を表す。αとβは、画素単位未満の副走査方向の補正を行うための補正係数で、色ずれ補正量Δyの小数点以下の情報より、副走査方向
の前後のドットの露光量の分配率を表し、
α=Δy−k
β=1−α
により計算される。αは先行するドットの分配率、βは後行ドットの分配率を表す。
図6(f)は、図6(e)の補正係数に従って、副走査方向の前後のドットの露光比率を調整するための階調補正を行ったビットマップイメージである。
図6(g)は、階調補正されたビットマップイメージの像担持体での露光イメージであり、主走査ラインの傾きが相殺され、水平な直線が形成されることになる。
図7は、上記階調補正の処理による補正ビットマップを作成する方法を説明するためのブロック図である。
座標変換手段802は、ビットマップメモリ406より画素単位の色ずれを補正するように再構成した画像ビットマップデータをバッファメモリ803に転送する。
階調補正手段804は、補正データを生成するために副走査方向の前後の画素値を参照するため、バッファメモリ803を使用する。バッファメモリ803は先行するラインの階調補正処理を行う座標のデータを蓄積するFIFO(first in first out)バッファ806と、現行の座標の画素データを保持するレジスタ805からなる。
レジスタ805に蓄積された画素データは、階調補正手段804に出力される。また、座標カウンタ801からの座標位置データに基づき、階調補正処理を行う座標のデータは、次のラインの補正データの生成に使用されるため、FIFOバッファ806に蓄積される。
階調補正手段804は、補正データを生成するために、座標カウンタ801からの主走査方向の座標位置データと、色ずれ補正量演算手段407より得られる補正量に基づき、階調補正処理を行う座標で以下の演算処理を行う。
ここでは、主走査方向の座標をx(ドット)、レジスタ805から入力する画素データをPn(x)、FIFOバッファ806から入力する画素データをPn-1(x)とする。
P'n(x)=Pn(x) * β(x)+Pn-1(x) * α(x)
階調補正処理を行わない座標ではP'n(x)=Pn(x)とする。上記演算により、副走査方向の画素単位未満の色ずれを補正した画像ビットマップが出力される。
以上の処理により、色ずれ補正がなされた画像データは、後段のハーフトーン処理手段409C、409M、409Y、409Kにおいて、所定のハーフトーンパターンを用いてハーフトーン処理が行われる。そして、PWM 410C、410M、410Y、410Kにおいてパルス幅変調処理が行われる。次に、プリンタエンジン401に出力され像担持体に対する露光処理が行われる。
以上に示したように、画像ビットマップより、各主走査位置での副走査方向のすれを補正するための補正量を算出し、それに従って補正画像ビットマップとして再構成すれば、主走査線の傾き、歪みによる色ずれが補正された画像を作成することが出来る。
本発明の実施形態に係るカラー画像出力装置の構成を示すブロック図である。 感光ドラムに走査される主走査線のずれを説明するための図である。 本実施形態の構成を示すブロック図である。 色ずれ量記憶手段に記憶される情報例を示す図である。 座標変換手段が画素単位の色ずれ補正する動作を説明するための図である。 階調補正手段が画素単位未満の色ずれ補正する動作を説明するための図である。 色ずれ補正手段の構成を示すブロック図である。 従来例における階調補正手段を示す図ある。
符号の説明
401 プリンタエンジン
402 プリンタコントローラ
403 色ずれ量記憶手段
404 画像生成手段
405 色変換手段
406 ビットマップメモリ
407 色ずれ補正量演算手段
408 色ずれ補正手段
409 ハーフトーン処理手段
410 PWM
801 座標カウンタ
802 座標変換手段
803 バッファメモリ
804 階調補正手段
805 レジスタ
806 FIFOバッファ

Claims (6)

  1. 感光体と、各色信号で変調された光ビームを前記感光体に照射して静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により前記感光体上に形成された静電潜像を顕像化する現像手段と、前記現像手段により顕像化された各色像を転写紙に転写するための転写手段とを有する画像ステーションを複数並置し、前記各画像ステーションで形成された色画像を順次搬送手段により搬送される転写材に転写してカラー画像を形成するカラー画像形成装置において、
    前記画像ステーション毎の色ずれ量を記憶する色ずれ量記憶手段と、
    前記色ずれ量記憶手段から得られる色ずれ量をもとに色ずれ補正量を演算する色ずれ補正量演算手段と、
    前記色ずれ補正量演算手段の演算結果に基づいて、画素単位の色ずれを補正する座標変換手段と、
    画素単位未満の色ずれを補正する階調補正手段とを有し、
    各修正手段により修正された各光ビームを前記各画像ステーションの各露光手段が前記各感光体上にそれぞれ露光することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記各光ビームは、前記各画像ステーションに設けられた、前記各修正手段により修正された画像データに基づいてパルス幅変調される光ビームの光量を補正する手段により、修正されることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 前記修正手段は、画素単位の色ずれ補正が行われた地点付近の、ソフトウェアで設定された範囲の画素のみに対して、画素単位未満の色ずれ補正を行い、画像ビットマップを再構成することで、副走査方向の前後のドットを参照するためのラインバッファを削減することを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  4. 前記修正手段は、画素単位の色ずれ補正が行われた地点ごとに、画素単位未満の色ずれ補正を行う範囲として、様々な異なる値をソフトウェアで設定することできる構成で、傾きずれ量に対して、画素単位未満の色ずれ補正を行う範囲を適切に指定することで、画質の向上を図ることができる請求項3に記載のカラー画像形成装置。
  5. 感光体と、各色信号で変調された光ビームを前記感光体に照射して静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により前記感光体上に形成された静電潜像を顕像化する現像手段と、前記現像手段により顕像化された各色像を転写紙に転写するための転写手段とを有する画像ステーションを複数並置し、前記各画像ステーションで形成された色画像を順次搬送手段により搬送される転写材に転写してカラー画像を形成するカラー画像形成方法において、
    前記画像ステーション毎の色ずれ量を記憶する色ずれ量記憶工程と、
    前記色ずれ量記憶工程にて得られる色ずれ量をもとに色ずれ補正量を演算する色ずれ補正量演算工程と、
    前記色ずれ補正量演算工程の演算結果に基づいて、画素単位の色ずれを補正する座標変換工程と、
    画素単位未満の色ずれを補正する階調補正工程とを有し、
    各修正工程により修正された各光ビームを前記各画像ステーションの各露光工程が前記各感光体上にそれぞれ露光することを特徴とするカラー画像形成方法。
  6. 請求項5記載のカラー画像形成方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2006152150A 2006-05-31 2006-05-31 カラー画像形成装置、カラー画像形成方法及びプログラム Pending JP2007320149A (ja)

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