JP2006159452A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 理想とするスキャン方向に対する実際のずれ量を記憶する露光プロファイル記憶部403C、M、Y、Kを有する。色ずれ補正量演算部407C、M、Y、Kは、露光プロファイル及び印刷プロファイルに基づき各色成分毎の色ずれ補正量を算出する。色ずれ補正部408C、M、Y、Kは、算出された色ずれ補正量に基づいてビットマップメモリ406C、M、Y、Kからの画像データを読み出す際の座標を変換する。そして、文字線画等のエッジにないと判定した場合には、ハーフトーン処理部411C、M、Y、Kでハーフトーン処理を行なう。また、エッジにあると判定した場合には、色ずれ補正を行い、その後で、例外処理部409C,M,Y,Kにてジャギー発生を抑制する。
【選択図】 図4
Description
像担持体、当該像担持体に走査露光する露光部、並びに、露光によって生成された静電潜像を記録材で顕像化する現像部を有する複数の画像形成部を、記録媒体の搬送方向に沿って並設された画像形成装置であって、
各画像形成部で形成することになる画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
各画像形成部の前記像担持体上の露光走査方向に対するずれ量を示すずれ量情報を記憶する露光ずれ量記憶手段と、
各画像形成部の構成に関する情報を記憶する構成情報記憶手段と、
該露光ずれ量記憶手段に記憶された露光ずれ量情報、及び、前記前記構成情報記憶手段に記憶された構成情報に基づいて、前記画像データ記憶手段の読出しアドレスの座標を変換し、当該変換後のアドレス情報に従って画像データを読出す座標変換手段と、
該座標変換手段で得られた注目画素データとその周辺の画素データ群に基づいて、注目画素データが画像エッジにあるか否かを判定する判定手段と、
該判定手段で注目画素が非画像エッジにあると判定した場合、所定のハーフトーン処理を行なう第1の処理手段と、
前記判定手段で注目画素が画像エッジにあると判定した場合、注目画素データの階調を、前記変換後のアドレス情報に基づいて補正する補正手段と、
該補正手段で補正後の注目画素データを前記第1の処理手段とは異なる画像エッジ用の処理を行なう第2の処理手段と、
前記判定手段の判定結果に基づき、前記第1、第2の処理手段のいずれか一方の画素データを、該当する画像形成部の露光部の露光制御信号として出力する出力手段とを備える。
領域2:y = m1 * 23.622 + (x - L1 * 23.622) * ((m2 - m1)/(L2 - L1))
領域3:y = m2 * 23.622 + (x - L2 * 23.622) * ((m3 - m2)/(L3 - L2)) …(1)
ここで、L1、L2、L3は、印刷開始位置から、領域1、領域2、領域3の右端までの主走査方向の距離(単位mm)である。m1、m2、m3は領域1、領域2、領域3の右端における理想的な主走査線301と、実際の主走査線302のずれ量である。
領域1:Δy1 = m1 / L1
領域2:Δy2 =(m2 - m1)/(L2 - L1)
領域3:Δy3 =(m3 - m2)/(L3 - L2)
となる。
ここでカウンタ86から出力される小数点部分の値をγで表わしたとき、
β=1−γ
α=γ
の関係にある。
・ハーフトーン処理を行なわない(スルー)。エッジ検出部806によりエッジであると検出された画像に対してはハーフトーン処理を行わないことにより、エッジ部において生じるハーフトーン処理による隙間や不連続性を防ぐことが可能である。
・エッジ部用のハーフトーンパターンを使用してハーフトーン処理を行う。図11に示すようにエッジ部において通常のハーフトーンパターンを使用した場合にはハーフトーンパターンの成長方向により隙間や不連続性が生じるため、エッジ部に関しては、通常とは成長方向が異なるハーフトーンパターンを使用することにより、通常のハーフトーンパターンを使用した場合に生じる隙間や不連続性を防ぐことが可能である。
・通常のハーフトーン処理後にドットを補ったりするなどの処理を行う。通常のハーフトーン処理を行った後に、ハーフトーン処理により生じる隙間や不連続性を補うために隙間や不連続部にドットを補うことにより、通常のハーフトーン処理により生じる隙間や不連続性を補うことが可能である。
mdot/Lmax
となる。
2ビーム:2*mdot/Lmax
4ビーム:4*mdot/Lmax
となり、1走査で使用されるビーム数をnとすると、傾きは、
n*mdot/Lmax
となる。また、図2におけるずれ方向を正とすると、Forward時の符号は負、Reverse時の符号は正として傾きの計数を付加して、演算を行う。
k*n*mdot/Lmax
となる。
y = -x*k*n*mdot/Lmax + x*(m1/L1) (0≦x<L)
= -x*k*n*mdot/Lmax + m1/Ldot+(x−L/Ldot)*(m2/L) (L≦x<2L)
= -x*k*n*mdot/Lmax + (m1+m2) /Ldot +(x−2L/Ldot)*(m3/L) (2L≦x≦3L)
となる。なお、ここでは、図2のL2=2*L1、L3=3*L1として計算している。
y = x*k*n*mdot/Lmax + x*(m1/L) (0≦x<L)
= x*k*n*mdot/Lmax +m1/Ldot +(x−L/Ldot)*(m2/L) (L≦x<2L)
= x*k*n*mdot/Lmax +(m1+m2) /Ldot +(x−2L/Ldot)*(m3/L) (2L≦x≦3L)
となる。
図23の構成を採用する場合には、Xアドレスが更新される度に、小数点を含むΔyを累積カウントする必要があるが、一旦、1ページの走査露光を開始すると、各スキャン毎にx座標が同じであれば、Y軸へのオフセット量(整数部分、小数点部分)は同じになるので、予めX、Y軸オフセットアドレスと、重み付け係数を演算により求めておき、これをテーブルにして格納し、実際にスキャンする際には、このテーブルを参照して座標変換、階調補正のための重み付け係数を読出して処理することも可能である。
Yアドレスオフセット:0 0 0 0 0 1 1 1 1 …
重み付け係数α :0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 0.0 0.2 0.4 0.6 …
重み付け係数β :1.0 0.8 0.6 0.4 0.2 1.0 0.8 0.6 0.4 …
座標カウンタ801は、Xアドレスに従って、対応するYアドレスオフセット値を座標変換部802に供給する。また、同時に、座標カウンタ801は、上記α、βの値を階調補正部807に出力する。この結果、座標変換部802は、小数点を含む加算処理が不要になり、且つ、階調補正部807もα、βを算出する処理が無くなる分だけ、負荷を軽減することが可能になる。
色変換部405から該当する印刷情報が単色、すなわち、1つの画像形成部のみを利用して印刷であることが指示された場合には、色ずれが発生することはない。従って、このような状況では、各プロファイルは無視して、補正テーブルには無条件に“0”を書き込むようにしても良い。
上記実施形態では、露光プロファイル情報は、工場製造段階で露光プロファイル記憶部403C、M、Y、Kに書き込むものとして説明したが、機械的動作部品等を多数搭載しているので、計時変化により、工場出荷時と異なっていくことも有り得る。
本第5の実施形態における、先に説明した図16に代わるブロック構成図を図21に示す。
Claims (10)
- 像担持体、当該像担持体に走査露光する露光部、並びに、露光によって生成された静電潜像を記録材で顕像化する現像部を有する複数の画像形成部を、記録媒体の搬送方向に沿って並設された画像形成装置であって、
各画像形成部で形成することになる画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
各画像形成部の前記像担持体上の露光走査方向に対するずれ量を示すずれ量情報を記憶する露光ずれ量記憶手段と、
各画像形成部の構成に関する情報を記憶する構成情報記憶手段と、
該露光ずれ量記憶手段に記憶された露光ずれ量情報、及び、前記前記構成情報記憶手段に記憶された構成情報に基づいて、前記画像データ記憶手段の読出しアドレスの座標を変換し、当該変換後のアドレス情報に従って画像データを読出す座標変換手段と、
該座標変換手段で得られた注目画素データとその周辺の画素データ群に基づいて、注目画素データが画像エッジにあるか否かを判定する判定手段と、
該判定手段で注目画素が非画像エッジにあると判定した場合、所定のハーフトーン処理を行なう第1の処理手段と、
前記判定手段で注目画素が画像エッジにあると判定した場合、注目画素データの階調を、前記変換後のアドレス情報に基づいて補正する補正手段と、
該補正手段で補正後の注目画素データを前記第1の処理手段とは異なる画像エッジ用の処理を行なう第2の処理手段と、
前記判定手段の判定結果に基づき、前記第1、第2の処理手段のいずれか一方の画素データを、該当する画像形成部の露光部の露光制御信号として出力する出力手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記露光ずれ量記憶手段は、
像担持体の理想とする走査露光方向である主走査方向の複数の位置に関する情報と、各位置における前記理想とする走査露光と実際の露光との距離に関する情報とを記憶することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記座標変換手段は、
前記露光ずれ量記憶手段に記憶された位置情報に基づいて、露光方向が変化する位置に関する情報を算出して、露光方向が変化する位置間で定義される領域の座標を算出し、且つ、前記構成情報記憶手段及び前記露光ずれ量記憶手段に記憶された情報に基づき、主走査方向に対する走査露光の合成傾きを前記領域毎に算出する算出手段と、
前画像データ記憶手段より露光方向である主走査方向のXアドレスを発生するXアドレス発生手段と、
該Xアドレス発生手段でXアドレスが更新される度に、当該Xアドレスが、前記算出手段で算出された、どの領域にあるのかを判定する判定手段と、
該判定手段で判定した結果に基づき、該当する傾き情報を選択する選択手段と、
該選択手段で選択した傾き情報を、累積加算する加算手段と、
該加算手段で加算した結果の整数部分をYアドレスのオフセット値とするYアドレスを発生するYアドレス発生手段とを備え、
前記補正手段は、前記加算手段の累積加算された小数点以下の値に基づいて副走査方向に連続する2画素のデータから階調補正後の画素データを生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記座標変換手段は、
前記露光ずれ量記憶手段に記憶された位置情報に基づいて、露光方向が変化する複数の位置に関する情報に基づき複数の露光領域の座標を算出し、且つ、前記構成情報記憶手段及び前記露光ずれ量記憶手段に記憶された情報に基づき、主走査方向に対する走査露光の合成傾きを前記露光領域毎に算出し、主走査方向の各x座標位置における副走査方向のオフセットアドレスと、各x座標位置における重み付け係数を算出する算出手段と、
該算出手段で算出された結果に基づいて参照テーブルを生成するテーブル生成手段と、
該テーブル生成手段で生成されたテーブルを参照して、生成されるXアドレス、及び前記オフセットアドレスに基づくYアドレスを発生し、画素データを読込む読込み手段とを備え、
前記補正手段は、前記読込み手段で画素データを読込む際に参照されたオフセットアドレスと共に格納された重み付け係数を用いて、副走査方向に連続する2画素データの重み付け補間し、階調補正後の画素データを生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 更に、所定のパターンを各画像形成部で形成し、当該パターンを検出することで、露光ずれ量記憶手段を更新する更新手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 像担持体、当該像担持体に走査露光する露光部、並びに、露光によって生成された静電潜像を記録材で顕像化する現像部を有する複数の画像形成部を、記録媒体の搬送方向に沿って並設された画像形成装置の制御方法であって、
各画像形成部で形成することになる画像データを所定の画像データ記憶手段に格納する工程と、
各画像形成部の前記像担持体上の露光走査方向に対するずれ量を示すずれ量情報を記憶する露光ずれ量記憶手段から前記ずれ量情報を読込む工程と、
各画像形成部の構成に関する情報を記憶する構成情報記憶手段から構成情報を読込む工程と、
読込まれた露光ずれ量情報及び構成情報に基づいて、前記画像データ記憶手段の読出しアドレスの座標を変換し、当該変換後のアドレス情報に従って画像データを読出す座標変換工程と、
該座標変換工程で得られた注目画素データとその周辺の画素データ群に基づいて、注目画素データが画像エッジにあるか否かを判定する判定工程と、
該判定工程で注目画素が非画像エッジにあると判定した場合、所定のハーフトーン処理を行なう第1の処理工程と、
前記判定工程で注目画素が画像エッジにあると判定した場合、注目画素データの階調を、前記変換後のアドレス情報に基づいて補正する補正工程と、
該補正工程で補正後の注目画素データを前記第1の処理手段とは異なる画像エッジ用の処理を行なう第2の処理工程と、
前記判定工程の判定結果に基づき、前記第1、第2の処理手段のいずれか一方の画素データを、該当する画像形成部の露光部の露光制御信号として出力する出力工程と
を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 前記露光ずれ量記憶手段には、
像担持体の理想とする走査露光方向である主走査方向の複数の位置に関する情報と、各位置における前記理想とする走査露光と実際の露光との距離に関する情報とが記憶されることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置の制御方法。 - 前記座標変換工程は、
前記露光ずれ量記憶手段に記憶された位置情報に基づいて、露光方向が変化する位置に関する情報を算出して、露光方向が変化する位置間で定義される領域の座標を算出し、且つ、前記構成情報記憶手段及び前記露光ずれ量記憶手段に記憶された情報に基づき、主走査方向に対する走査露光の合成傾きを前記領域毎に算出する算出工程と、
前画像データ記憶手段より露光方向である主走査方向のXアドレスを発生するXアドレス発生工程と、
該Xアドレス発生工程でXアドレスが更新される度に、当該Xアドレスが、前記算出手段で算出された、どの領域にあるのかを判定する判定工程と、
該判定工程で判定した結果に基づき、該当する傾き情報を選択する選択工程と、
該選択工程で選択した傾き情報を、累積加算する加算工程と、
該加算工程で加算した結果の整数部分をYアドレスのオフセット値とするYアドレスを発生するYアドレス発生工程とを備え、
前記補正工程は、前記加算工程の累積加算された小数点以下の値に基づいて、副走査方向に連続する2画素のデータから階調補正後の画素データを生成する
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。 - 前記座標変換工程は、
前記露光ずれ量記憶手段に記憶された位置情報に基づいて、露光方向が変化する複数の位置に関する情報に基づき複数の露光領域の座標を算出し、且つ、前記構成情報記憶手段及び前記露光ずれ量記憶手段に記憶された情報に基づき、主走査方向に対する走査露光の合成傾きを前記露光領域毎に算出し、主走査方向の各x座標位置における副走査方向のオフセットアドレスと、各x座標位置における重み付け係数を算出する算出工程と、
該算出工程で算出された結果に基づいて参照テーブルを生成するテーブル生成工程と、
該テーブル生成工程で生成されたテーブルを参照して、生成されるXアドレス、及び前記オフセットアドレスに基づくYアドレスを発生し、画素データを読込む読込み工程とを備え、
前記補正工程は、前記読込み工程で画素データを読込む際に参照されたオフセットアドレスと共に格納された重み付け係数を用いて、副走査方向に連続する2画素データの重み付け補間し、階調補正後の画素データを生成する
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置の制御方法。 - 更に、所定のパターンを各画像形成部で形成し、当該パターンを検出することで、露光ずれ量記憶手段を更新する更新工程を備えることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
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