JP5138941B2 - 噴射式製氷機の運転方法 - Google Patents

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Description

この発明は、噴射式製氷機の運転方法に関し、更に詳細には、下向きに開口する多数の製氷小室に製氷水を下方から噴射供給して、氷塊を自動的に製造する噴射式製氷機の運転方法に関するものである。
下向きに開口する多数の製氷小室に製氷水を下方から噴射供給して、角氷(氷塊)を製造する噴射式製氷機が、喫茶店やレストラン等の施設その他の厨房において好適に使用されている。この噴射式製氷機としては、所謂クローズドセルタイプと云われるものがある(例えば、特許文献1参照)。この噴射式製氷機は、貯氷室内の上方に水平に配置される製氷室に、下方に開口する製氷小室が碁盤目状に多数画成されている。製氷室の上面には、冷凍機構に連通する蒸発管が密着的に蛇行配置され、製氷工程時に冷媒を蒸発管に循環させて前記製氷小室を強制冷却するよう構成されている。また製氷室の直下には、図4に示す如く、製氷水を貯留する製氷水タンク32を下方に一体的に備えた水皿34が、軸支部38により傾動可能に枢支され、製氷室を閉成した閉成位置から該製氷室を開放する開放位置(図4(a)参照)まで姿勢変化し得るよう構成されている。この水皿34には多数の噴射孔74が開設され、前記製氷水タンク32から圧送された製氷水がこの噴射孔74を介して各製氷小室に噴射供給される。
製氷室の上方には、外部水道源に接続されて常温の常温水を供給する給水管56が配設されている。そして、製氷工程が開始して開放位置から閉成位置に上昇傾動する水皿34の表面34aに給水管56から常温水が供給され、該常温水が水皿34に設けた戻り孔76を介して製氷水タンク32に貯留されるようになっている。また、前記給水管56から水皿34への常温水の供給は、除氷工程時に実施される水皿洗浄の際にも行なわれる。この水皿洗浄とは、製氷工程中に水皿34の表面34aに付着した氷を除去するため、除氷工程時に開放位置とされた水皿34の表面34aに常温の水を流して、氷を溶かしたり洗い流すことを云う。なお、前記製氷水タンク32の底部には、該タンク32内部に連通する排出樋50が設けられ、水皿34が閉成位置から所定角度下向きに傾斜した際に製氷水タンク32の製氷水(常温水)が排出樋50を介して排出されるようになっている。そして、前記水皿34が開放位置に到来すると、製氷水タンク32内の製氷水は、全て排出されるようになっている。
特開平4−3870号公報
このように、従来の噴射式製氷機では、前記水皿洗浄が水皿34(製氷水タンク32)を開放位置に維持した状態で行なうよう設定されている。従って、図4(a)に示すように、水皿洗浄中の水皿34の表面34aは、常温水の流下方向に沿って急角度で下方傾斜した姿勢とされる。このため、給水管56から供給された常温水は、水皿34の表面34a上を高速で流下して、該表面34a上の氷と十分に熱交換することなく排出されていた。すなわち、従来の噴射式製氷機で実施される水皿洗浄の方法では、常温水と氷との熱交換効率が悪く、水皿34上の氷を完全に除去するには多くの常温水が必要となる難点があった。しかも、常温水が高速で流下することで、該常温水が水皿34の表面34aを筋状に流下してしまい、該水皿34の表面34a全体を洗浄水が流下しないと云った問題も指摘される。これにより、水皿洗浄後の水皿34に氷が残留してしまい、閉成時に該水皿34と製氷室との間に氷が挟まって、水皿34の開閉機構等に大きな負荷が掛かる場合があった。
更に、水皿洗浄時の常温水が高速で水皿34を流下することから、該常温水が飛散して製氷機内部下方の貯氷室を濡らしてしまい、該貯氷室に貯留された氷塊が再氷結するブロック化現象の要因となっていた。加えて、水皿34を開放位置まで傾動した後に水皿洗浄を行なっているので、除氷工程開始から所定時間が経過しており、水皿洗浄中に製氷小室から氷塊が落下して水皿34上を滑落することがある。すると、常温水が水皿34を滑落する氷塊と共に貯氷室へ入ってしまい、前記ブロック化現象が更に発生し易くなる。
一方、前述したように、製氷水タンク32への常温水の補給は、除氷工程が終了し、開放位置から閉成位置に上昇傾動する水皿34上に常温水を供給することで行なわれている。この場合に、図4(a)に示すように、水皿34が開放位置にある場合や、図4(b)の如く、上昇量が小さい姿勢では、製氷水タンク32に補給された常温水は排出樋50から排出される状態となっている。すなわち、製氷水タンク32に供給された常温水が排出されるか否かは、製氷水タンク32の姿勢変化に応じて変化する該タンク32の貯水能力と常温水の供給水量との関係から決定される。
例えば、図4(a)に示すように、製氷水タンク32が開放位置にあるときには、前記排出樋50に連通する製氷水タンク32内部の連通口32cが最も低位置となり、製氷水タンク32の貯水能力は殆どない状態となる。このため、製氷水タンク32へ常温水が供給されたとしても、前記排出樋50から常温水が全て排出されてしまう。また、図4(b)に示すように、製氷水タンク32が開放位置から僅かに上昇した段階でも、製氷水タンク32の貯水能力が常温水の供給水量を下回っているため、常温水の排出は許容される(この製氷水タンク32の姿勢を排出姿勢とする)。一方、図4(c)に示すように、製氷水タンク32が所定角度まで上昇すると、製氷水タンク32の貯水能力の増加分が供給水量を上回り、該タンク32に供給された常温水は、満水となるまで排出されなくなる(この製氷水タンク32の姿勢を非排出姿勢とする)。
このように、製氷水タンク32が排出姿勢にあるか、または非排出姿勢にあるかは、製氷水タンク32の貯水能力と常温水の供給水量との関係により決定されるのであるが、前述の如く、製氷水タンク32が排出姿勢にある間の常温水の補給は、殆どが無駄に排出されることとなり、常温水の消費水量が嵩む原因となっている。すなわち、実質的な製氷水タンク32への常温水の補給は、製氷水タンク32が非排出姿勢となっている間に行なわれていることとなる。
そこで本発明は、従来の噴射式製氷機の運転方法に内在する前記問題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、水皿洗浄を効率的に行なって常温水の消費水量を抑制し、また、製氷水タンクへの常温水の補給時に無駄に排出される常温水を抑制して、常温水の効率的な補給を実現し得る噴射式製氷機の運転方法を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に係る発明の噴射式製氷機の運転方法は、
下向きに開口する多数の製氷小室を画成した製氷室の下方に傾動自在に配設され、開閉駆動源により製氷室を下側から閉成する閉成位置と製氷室を開放して前記製氷小室から落下する氷塊を受ける開放位置とに姿勢変化される水皿と、この水皿の下方に一体的に設けられて該水皿と共に姿勢変化する製氷水タンクとを備え、
除氷工程に際し、前記水皿が閉成位置から開放位置へ開放傾動して前記製氷室を開放したもとで各製氷小室からの離氷を行なう噴射式製氷機において、
前記除氷工程に際し、閉成位置から開放位置へ向けて傾動する前記水皿を途中で停止保持した状態で、外部水道源に連通する給水管から水皿に常温水を供給して該水皿の表面に付着した氷を除去する水皿洗浄を行なうようにしたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、閉成位置から開放位置へ下降傾動する水皿を停止保持した状態で水皿洗浄を行なうので、従来の如く開放位置の水皿に対して水皿洗浄を行なった場合に比べて水皿の傾斜角度が緩くなり、常温水の流下速度を抑制することができる。しかも、下降傾動中に水皿を停止するだけでよく、水皿の傾動速度を変更する必要がないため、変速制御可能な開閉駆動源を採用する必要がない。
本発明に係る噴射式製氷機の運転方法によれば、常温水の消費水量を抑制し得る。
次に、本発明に係る噴射式製氷機の運転方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、以下の説明において、製氷工程とは、前記冷凍機構より蒸発管に冷媒が循環供給されている状態を指し、また、除氷工程とは、冷凍機構より蒸発管にホットガスが循環供給されている状態を指すこととする。また、従来技術の図4で説明した部材と同じ部材については、同じ符号を付して参照する。
図1は、参考例および実施例に係る運転方法が実施される噴射式製氷機10を示している。噴射式製氷機10の構成は、断熱箱体をなす製氷機本体12の上端に機構枠体16が配設され、該機構枠体16の下面に製氷機構18が支持されている。また、製氷機本体12には貯氷室72が画成され、製氷機構18で形成された氷塊が貯氷室72に貯留される。更に、製氷機本体12の下方には、キャビネット20により機械室24が画成され、該機械室24に冷凍機構22や、制御装置44を備えた電装箱26等が設置されている。前記製氷機構18は、下方に開口する多数の製氷小室28を備えた製氷室30と、下部に製氷水タンク32を一体に備えた水皿34と、製氷水タンク32に配設されたポンプモータ36とから基本的に構成されている。また、水皿34は、その一端部が軸支部38を介して回動可能に軸支されると共に、他端部は開閉機構40に連繋されており、該開閉機構40におけるアクチュエータモータ(開閉駆動源)42の正逆回転に伴って水皿34は軸支部38を支点として正逆方向に傾動し、製氷室30を下方から閉成する閉成位置と、該製氷室30を開放する下方の開放位置とに姿勢変化し得るよう構成される。
前記水皿34には、製氷小室28の夫々の位置と対応して、図2に示すように噴射孔74および戻り孔76が多数穿設される。また前記製氷水タンク32の底部32aには、吸込管48を介して前記ポンプモータ36が接続されると共に、該ポンプモータ36は、吸込管48を介して吸込んだ製氷水タンク32内の製氷水を水皿34に圧送し、各噴射孔74から対応の製氷小室28に噴射し得るよう構成されている。また、製氷小室28で氷結するに至らなかった製氷水は、前記水皿34の戻り孔76を介して製氷水タンク32に回収されて再循環に供されるようになっている。製氷水タンク32の内部は、所定量の製氷水を貯留し得る空間部32bが画成され、該空間部32bの一端側(図1の右側)と製氷水タンク32の底部32a外面に設けた排出樋(排出部)50とが連通している。そして、製氷水タンク32が下方へ傾動するにつれて、空間部32b内の製氷水が排出樋50を介して排出され、製氷水タンク32が開放位置となったときに全ての製氷水が排出されるようになっている。なお、従来例で説明したように、常温水の補給時に前記排出樋50を介して常温水が排出される製氷水タンク32(水皿34)の姿勢を排出姿勢とし、該排出樋50から排出されない姿勢を非排出姿勢と指称する。また、製氷水タンク32から排出された製氷水(常温水)は、該製氷水タンク32の下方に設けた排水皿52に受けられ、該排水皿52の排出管54を介して機外へ排出される。
前記水皿34の上方には、一端が外部水道源に連通して常温の水道水(常温水)を供給する給水管56が、その開口部56aを下方に臨ませて配設されている。そして、水皿洗浄や製氷水タンク32への補給時に、給水管56から水皿34の表面34aに常温水が供給される。また給水管56には、制御装置44に接続した給水弁58が介挿され、制御装置44が所要のタイミングで給水弁58を開閉して、常温水の供給を制御し得るようになっている。
前記開閉機構40は、図1に示す如く、アクチュエータモータ42により回転される第1カム体60および第2カム体62を備えると共に、両カム体60,62の回転軌跡には、制御装置44に接続する切替スイッチ64が配設されている。そして、水皿34が開放位置から閉成位置に到来すると、第1カム体60が切替スイッチ64を切替え(OFF)、制御装置44がアクチュエータモータ42の回転を停止して水皿34を閉成位置に保持するよう設定される。また、水皿34がアクチュエータモータ42により閉成位置から下降されて開放位置に到来すると、第2カム体62が切替スイッチ64を切替え(ON)、制御装置44がアクチュエータモータ42の回転を停止して水皿34を開放位置に保持するよう設定される。また、このアクチュエータモータ42は、制御装置44により変速制御可能なDCモータが採用され、高速運転と低速運転(高速運転>低速運転)とに変速し得るよう構成されている。従って、アクチュエータモータ42を高速運転に設定すれば、水皿34は高速で上昇・下降傾動し、アクチュエータモータ42を低速運転に設定すれば、水皿34は低速で上昇・下降傾動するよう構成される。
前記機械室24に配設される冷凍機構22は、圧縮機66や凝縮器68等から構成され、該冷凍機構22は制御装置44により作動制御されるようになっている。また、前記冷凍機構22は、製氷室30の上面に配設された蒸発管70に連通し、製氷工程において、図示しないホットガス弁が閉成(OFF)すると、冷凍機構22から蒸発管70に冷媒が供給されて製氷室30を冷却するよう構成される。また、除氷工程においては、前記ホットガス弁が開放(ON)して、冷凍機構22からホットガスが蒸発管70に供給され、製氷室30を加熱して製氷小室28に製造された氷塊を融解させるようになっている。
次に、前述した構成からなる噴射式製氷機10の運転方法について、図3を参照して説明を行なう。なお製氷工程は、水皿34が開放位置にあって上昇傾動する時点から開始されるものとする。製氷工程が開始されるとホットガス弁が閉成(OFF)して冷媒が蒸発管70に供給され、水皿34は開放位置から上昇傾動すると共に、給水弁58が開放(ON)されて、製氷水タンク32への補給が行なわれる。ここで、前述した如く、製氷水タンク32は開放位置から所定角度傾動する間は、製氷水タンク32へ補給した常温水が排出樋50より排出される排出姿勢となっている。そこで、制御装置44は、製氷工程開始から製氷水タンク32が排出姿勢となっている間、アクチュエータモータ42を高速運転(HIGH)に設定する。すると、前記製氷水タンク32は、排出姿勢となっている間、高速で上昇傾動し、排出姿勢となっている時間が短くなる。従って、製氷水タンク32に補給された常温水が排出樋50より排出される量が少なくなって、無駄な排出を抑制することができる。
次に、製氷水タンク32が上昇傾動して、排出樋50からの常温水の排出が止む非排出姿勢となると、制御装置44は、アクチュエータモータ42を低速運転に切替え(LOW)、製氷水タンク32の上昇傾動を低速にする。すなわち、製氷水タンク32が非排出姿勢となれば、排出樋50からの常温水の排出が停止するので、製氷水タンク32を高速で上昇傾動させる必要はない。また、製氷に必要な十分な量の製氷水を確保するため、製氷水タンク32が非排出姿勢となっている間は低速で上昇傾動させる。これにより、閉成位置となった際に製氷水タンク32内に十分な製氷水(常温水)が確保されずに、ポンプモータ36がエア噛みするのを防止し得る。
前記水皿34が閉成位置に到来すると、前記切替スイッチ64がOFFとなって、アクチュエータモータ42が停止(OFF)されると共に、給水弁58が閉成(OFF)される。これと同時に、前記ポンプモータ36が作動(ON)して、製氷水タンク32に貯留された常温水が製氷室30へ噴射供給され、該製氷室30へ供給された製氷水は次第に氷結を始める。ここで、図2(a)に示すように、製氷工程の初期段階では、前記水皿34の戻り孔76は開放して、氷結に至らなかった未氷結水は該戻り孔76より製氷水タンク32へ戻される。しかしながら、製氷小室28内で氷塊が成長すると、図2(b)に示す如く、該氷塊により戻り孔76が閉塞されてしまう。これにより、製氷水が戻り孔76より戻らなくなって製氷水の循環が停止し、氷塊の下部中央に炭酸ガスやミネラル等が氷結した白濁部78が形成される。このような、白濁部78は氷塊の見映えを悪くして、商品価値が低下する原因となる。そこで、参考例に係る運転方法では、除氷工程の開始時に、この白濁部78を融解させるための融解運転を実施するようになっている。
すなわち、製氷工程が完了すると、制御装置44は、冷凍機構22のホットガス弁を切替えて(ON)して、前記蒸発管70にホットガスを供給すると共に、ポンプモータ36の作動を継続させたままアクチュエータモータ42を僅かの間(数秒)作動させ、製氷室30と水皿34との間に隙間を確保する。これにより、製氷水が氷塊の白濁部78に噴射供給されて、該白濁部78を融解することができる。更に、参考例では、給水弁58を所定時間開放(ON)し、常温水を製氷水タンク32へ供給して該タンク32内の製氷水を加熱するようになっている。これにより、白濁部78の融解が促進されて、融解運転を短期で終了することができる。
所定時間経過後、給水弁58が閉成されて製氷水タンク32への給水を停止し、その後、ポンプモータ36を停止(OFF)して融解運転が終了される。次いで、水皿34を下降傾動し、水皿洗浄が開始される。すなわち、アクチュエータモータ42をONすると共に、給水弁58を開放(ON)して、下降傾動する水皿34の表面34aに常温水を供給する。このとき、制御装置44は、アクチュエータモータ42を低速運転(LOW)に設定し、水皿34を低速で下降傾動させる。すなわち、水皿34が緩く傾斜した段階で水皿洗浄を行なうことで、常温水は水皿34の表面34aを低速で流下することとなる。従って、水皿34の表面34aに付着した氷と常温水とが十分に熱交換でき、水皿洗浄に必要な常温水の量を抑制することができる。しかも、洗浄水の流下速度が小さくなることから、該水皿34の表面34aの全体を洗浄水が流下して、水皿34の全体に付着した氷を確実に除去することが可能となる。また、従来の如く水皿34を開放位置とした後に水皿洗浄を開始するのではなく、除氷工程に移行すると同時に開始するようにしたので、氷塊が製氷小室28から落下する前に水皿洗浄を完了することができる。従って、水皿洗浄中に氷塊が水皿34上に落下して、氷塊と共に常温水が貯氷室72内へ入ってしまうのを防止し得る。
所定時間経過後、給水弁58が閉成(OFF)されて常温水の水皿34への供給を停止し、水皿洗浄が終了される。これと同時に、制御装置44は、アクチュエータモータ42を高速運転に切替え(HIGH)、水皿34を高速で下降傾動させる。これは、水皿洗浄時に水皿34を低速で下降傾動させるので、水皿洗浄後は高速で下降傾動させて開放位置に達するまでのトータル時間を短くするためである。水皿34が開放位置に到来すると、前記切替スイッチ64がONされて、アクチュエータモータ42が停止される。水皿34を開放位置とした状態で、除氷が進行すると、製氷小室28内の氷塊が融解して自重により落下を始める。そして、製氷小室28から落下した氷塊は、水皿34の表面34a上を滑落し、製氷機本体12の貯氷室72に貯留される。全ての氷塊が製氷室30から落下すると、制御装置44は除氷工程を終了させて、再び製氷工程に移行する。
以上に説明したように、参考例に係る噴射式製氷機の運転方法では、水皿洗浄の際に水皿34を低速で下降傾動させて水皿34の傾斜角度が緩い段階で常温水が流下するようにしたので、該常温水の流下速度を抑制することができる。従って、水皿洗浄が効率的に行なわれて、洗浄時に必要な給水量を抑えることができる。また、常温水の流下速度が低下することで、常温水が水皿34の全体を流下し、水皿34全体に付着した氷を確実に除去し得ると共に、該常温水が飛散して貯氷室72に入り難くなり、貯氷室72内での再氷結を抑制し得る。更にまた、水皿34の下降傾動中に水皿洗浄を開始するので、水皿洗浄中に氷塊が水皿34に落下して、該氷塊と共に常温水が貯氷室72へ入ってしまうのを抑制し得る。
また、参考例に係る噴射式製氷機の運転方法では、水皿34の上昇傾動中に補給された常温水が製氷水タンク32の排出樋50から排出される姿勢にある間、アクチュエータモータ42は高速運転に設定されるので、当該姿勢中に製氷水タンク32から排出される常温水の量を少なくでき、常温水の無駄な排出を抑制し得る。
なお、参考例では、水皿洗浄終了後にアクチュエータモータ42を高速運転に切替えて水皿34を高速で下降傾動するようにしたが、アクチュエータモータ42を水皿洗浄終了後も低速運転に維持してもよい。また、製氷工程での補給時に、水皿34(製氷水タンク32)が非排出姿勢となった以後の上昇傾動を低速に切替えるようにしたが、上昇傾動中、全て高速運転としてもよい。更に、参考例では、融解運転中に給水弁58を開放して製氷水タンク32に常温水を供給するようにしたが、必ずしも常温水を製氷水タンク32に供給する必要はなく、製氷工程終了時に残留した製氷水のみで白濁部78を融解することも可能である。
(実施例)
参考例では、水皿34を低速で下降傾動させながら水皿洗浄を行なう方法について説明したが、該水皿34を所定角度傾斜した姿勢で停止させて水皿洗浄を行なうようにしてもよい。すなわち、水皿34を開放位置よりも緩い傾斜角度に停止保持した状態で水皿洗浄を行なうことで、常温水の流下速度を抑制することができる。従って、参考例の運転方法と同様に、水皿洗浄に要する常温水の給水量を抑制し得る等の効果が奏される。しかも、水皿34を停止するだけでよく、参考例の如く水皿34の傾動速度を変更する必要がないため、変速制御可能なアクチュエータモータ42を採用する必要はない。なお、水皿34を停止するまでの速度は、高速であっても低速であってもよいが、高速とするのが好適である。また、水皿34を停止させる時間は、水皿洗浄が十分に行なわれる時間に設定される。
参考例および実施例に係る運転方法が実施される噴射式製氷機を破断して示す正面図である。 製氷工程における製氷室および水皿の断面図であって、(a)は氷塊により戻り孔が閉塞される前の状態を示し、(b)は氷塊により戻り孔が閉塞された状態を示す。 参考例に係る運転方法の作動説明図である。 従来例に係る運転方法による水皿および製氷水タンクの作動説明図であって、(a)は水皿が開放位置にある場合を示し、(b)は水皿が排出姿勢にある場合を示し、(c)は水皿が非排出姿勢にある場合を示す。
符号の説明
28 製氷小室,30 製氷室,32 製氷水タンク,34 水皿
34a 表面,42 アクチュエータモータ(開閉駆動源)

Claims (1)

  1. 下向きに開口する多数の製氷小室(28)を画成した製氷室(30)の下方に傾動自在に配設され、開閉駆動源(42)により製氷室(30)を下側から閉成する閉成位置と製氷室(30)を開放して前記製氷小室(28)から落下する氷塊を受ける開放位置とに姿勢変化される水皿(34)と、この水皿(34)の下方に一体的に設けられて該水皿(34)と共に姿勢変化する製氷水タンク(32)とを備え、
    除氷工程に際し、前記水皿(34)が閉成位置から開放位置へ開放傾動して前記製氷室(30)を開放したもとで各製氷小室(28)からの離氷を行なう噴射式製氷機において、
    前記除氷工程に際し、閉成位置から開放位置へ向けて傾動する前記水皿(34)を途中で停止保持した状態で、外部水道源に連通する給水管(56)から水皿(34)に常温水を供給して該水皿(34)の表面(34a)に付着した氷を除去する水皿洗浄を行なうようにした
    ことを特徴とする噴射式製氷機の運転方法。
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