JP5007138B2 - 逆セル型製氷機 - Google Patents

逆セル型製氷機 Download PDF

Info

Publication number
JP5007138B2
JP5007138B2 JP2007091380A JP2007091380A JP5007138B2 JP 5007138 B2 JP5007138 B2 JP 5007138B2 JP 2007091380 A JP2007091380 A JP 2007091380A JP 2007091380 A JP2007091380 A JP 2007091380A JP 5007138 B2 JP5007138 B2 JP 5007138B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
ice
ice making
drain valve
water tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007091380A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008249250A (ja
Inventor
武雄 東
英幸 片柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2007091380A priority Critical patent/JP5007138B2/ja
Publication of JP2008249250A publication Critical patent/JP2008249250A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5007138B2 publication Critical patent/JP5007138B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Description

本発明は、下向きに開口した複数の製氷室を有する冷却器と、冷却器を下方から閉塞するよう傾復動可能に配設され、各製氷室に対向する位置に噴水孔を有する水皿を備え、噴水孔から各製氷室内に噴水して製氷を行う所謂逆セル型製氷機に関するものである。
従来より、この種逆セル型製氷機は、下向きに開口した複数の製氷室を有する冷却器と、傾復動可能に支持され、水平閉塞位置において製氷室を下方から閉塞するように配設される水皿と、この水皿と一体的に設けられて水皿上面からの水を戻り孔を介して貯留する水タンクとを備えている。
係る製氷機では、製氷工程において、水タンクに設けられる循環ポンプによって該水タンク内の水を吸い上げて水皿の製氷室に対応する位置に形成された噴水孔より噴出させて所定温度に冷却された各製氷室内に氷を成長させる。その後、離氷工程において、冷却器に高温の冷媒ガスを流通させることにより、各製氷室を加熱し、製氷室内の氷表面を融解することによって、離氷させると共に、前記水皿を傾斜開放位置とする。これにより、製氷室内から離脱した氷は、水皿上に落下した後、当該水皿に沿って下方に落下し、当該水皿下方に形成される貯氷部に蓄えられる。
貯氷部には、満氷センサが設けられており、上記製氷工程と離氷工程とが交互に繰り返して実行されることで、当該センサが満氷を検出すると、貯氷工程に移行する。これにより、貯氷部には、一定量の氷が蓄えられる。
ここで、上記製氷工程において使用される水は、散水器によって外部から水タンク内に供給されるものであり、水タンク内の水は、循環ポンプによって、噴水孔から各製氷室に向けて噴出される。製氷室内において氷を形成することなく落下した水は、水皿に形成される戻り孔を介して水タンク内に回収され、再度、循環ポンプによって製氷室に向けて噴出される。
そして、離氷工程において水皿が傾斜開放位置とされることによって、水タンク内の水は下端となる端部に形成される排水口を介して水皿下方に配置されるドレンパンに受容された後、外部に排水されていた(特許文献1参照)。
しかしながら、係る構成では製氷工程終了後に水タンク内に残留した水は、外部に排出されてしまうため、排出量が増大し、節水が切望されていた。そこで、水タンク内に残留した水を再利用すべく水皿の傾斜開放位置において、内部に水が残留する構造が提案されている。
特開平11−94416号公報
しかしながら、上記構成では、残留水が繰り返し使用されることにより、水に含まれるカルキやミネラル分などの不純物が濃縮し、スケール析出の原因となるため、製氷工程が複数回実行された後には、当該水皿内に残留された水を外部に排水する構成が採られていた。係る構成では、水皿の底面に排水孔を形成し、当該排水孔からの排水を排水弁によって制御していた。
ここで、排水弁は、一般に電磁弁により構成されるが、当該排水弁は、貯氷庫側に位置して設けられており、当該排水弁の周囲温度は貯氷庫温度、例えば+10℃とされている。これに対し、排水弁を介して排水される水の温度は、それまで製氷に供されていることから0℃付近の温度とされている。従って、水タンク内の残留水の排水直後は、排水弁自体も低温となり、排水弁周囲の温度との差によって結露が発生する問題がある。当該結露の発生は、排水弁の故障の原因となる。
そこで、本発明は、係る従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、排水弁に発生する結露を効果的に抑制し、当該排水弁の故障を回避することを可能とする逆セル型製氷機を提供する。
本発明の逆セル型製氷機は、下向きに開口した多数の製氷室を有する冷却器と、水平閉塞位置において冷却器の製氷室を下方から閉塞するよう傾復動可能に配設され、各製氷室に対向する位置に噴水孔を備えた水皿と、該水皿と一体的に設けられ、当該水皿上面からの水を受けて貯留する水タンクと、当該水タンク内の水を吸い上げて噴水孔から噴出させる循環ポンプと、水皿の上面に散水する散水器とを備えたものであって、水タンク内の水を排出するための排水弁と、水皿を水平閉塞位置として冷却器を冷却し、循環ポンプを運転する製氷工程を実行し、水皿を傾斜開放位置として冷却器の製氷室を開放し、当該冷却器を加熱して貯氷庫に氷を落下させる離氷工程を実行する制御手段とを備え、該制御手段は、貯氷庫内が満氷レベルに達した場合、製氷工程及び離氷工程を停止する貯氷工程に移行し、排水弁に通電して開放することにより水タンク内の水を排出し、その後も排水弁に所定の時間間隔をおいて通電すると共に、貯氷工程から一定時間経過後、循環ポンプを所定時間運転し、該循環ポンプを運転した後の前記時間間隔を、運転する前の時間間隔より長くすることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、下向きに開口した多数の製氷室を有する冷却器と、水平閉塞位置において冷却器の製氷室を下方から閉塞するよう傾復動可能に配設され、各製氷室に対向する位置に噴水孔を備えた水皿と、該水皿と一体的に設けられ、当該水皿上面からの水を受けて貯留する水タンクと、当該水タンク内の水を吸い上げて噴水孔から噴出させる循環ポンプと、水皿の上面に散水する散水器とを備えた逆セル型製氷機において、水タンク内の水を排出するための排水弁と、水皿を水平閉塞位置として冷却器を冷却し、循環ポンプを運転する製氷工程を実行し、水皿を傾斜開放位置として冷却器の製氷室を開放し、当該冷却器を加熱して貯氷庫に氷を落下させる離氷工程を実行する制御手段とを備え、該制御手段は、貯氷庫内が満氷レベルに達した場合、製氷工程及び離氷工程を停止する貯氷工程に移行し、排水弁に通電して開放することにより水タンク内の水を排出し、その後も排水弁に所定の時間間隔をおいて通電するので、排水弁は水タンク内の水の排出によって、約0℃付近の水が流通し、低温とされ、排水弁周囲温度との差によって結露が発生しやすくなるが、排水弁は通電されることにより自己発熱することから、当該結露の発生を抑制することが可能となる。
従って、結露の発生による排水弁の故障を回避することが可能となり、当該排水弁の寿命を延長させることができ、また、メンテナンス作業の簡素化を図ることが可能となる。
また、制御手段は、貯氷工程から一定時間経過後、循環ポンプを所定時間運転するので、循環ポンプ内に結露が生じ、故障の原因となる不都合を回避することができるようになる。
この場合、制御手段は循環ポンプを運転した後の排水弁に通電する前記時間間隔を、運転する前の時間間隔より長くするので、貯氷工程開始時には排水弁への総通電時間を長くし、貯氷工程の開始から一定時間経過した後は、排水弁への総通電時間を短くすることができる。
従って、結露が生じやすい条件では、排水弁の通電時間を長くし、結露の発生を効果的に抑制することができると共に、貯氷工程の経過に伴って、結露が発生し難い条件となった場合には、排水弁の通電時間を短くすることによって、消費電力量の低減を図ることが可能となる。
これにより、ランニングコストの低減を実現しつつ、排水弁の結露発生を効果的に抑制することが可能となる。
特に、貯氷工程における循環ポンプの運転タイミングを利用して、排水弁に通電する時間間隔を変更するので、制御の簡素化を図ることもできるようになるものである。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明を適用した製氷機IMの部分切欠斜視図、図2は逆セル型製氷ユニットIUの斜視図、図3は水皿4が水平閉塞位置にある状態の製氷ユニットIUの製氷部部分の側面図、図4は水皿4が傾斜開放位置にある状態の製氷ユニットIUの製氷部部分の側面図、図5は水皿4部分を拡大した製氷ユニットIUの断面図、図6は同じく水皿4部分を拡大した製氷ユニットIUの断面図をそれぞれ示している。
本実施例における製氷機IMは、所謂逆セル型製氷ユニットIUを備えた製氷機であり、断熱箱体30にて構成される本体29と、当該断熱箱体30の上部に内蔵される逆セル型製氷ユニットIUとから構成される。断熱箱体30の内方には、製氷ユニットIUの下方に位置して上面に開口を有する貯氷庫32が形成されている。
この貯氷庫32は、製氷ユニットIUにて製造された氷を貯蔵するものであり、前面には開口が形成されている。この前面開口には、前方に回動自在に枢支された断熱扉33が開閉自在に取り付けられている。また、この貯氷庫32の内壁には、貯氷庫32内の所定の満氷量(満氷レベル)を検出したときに接点を閉じる満氷スイッチBSWが取り付けられている。
次に製氷ユニットIUについて説明する。製氷ユニットIUは、下向きに開口した多数の製氷室2を有し、上壁外面に冷却装置Rの蒸発パイプ3を配設した冷却器1と、図3の如き所定の水平閉塞位置において各製氷室2を下方から余裕を持って閉塞し、上面には各製氷室2に対応する図示しない噴水孔及び戻り孔7を形成した水皿4と、この水皿4と一体的に設けられ、戻り孔7に連通する水タンク8と、水タンク8内に水を吸い上げて、導水管11、分配管5を経て前記噴水孔から各製氷室2内に噴出し、循環せしめる循環ポンプ10と、水皿4を傾動及び復動せしめる正逆回転可能な高速ギヤ比の減速モータ16を備えた駆動装置15と、図7に示す給水電磁弁12の開放時に水皿4の上面に散水する散水器13等にて構成されている。
また、水タンク8内には給水された製氷用水の満水位を検出するためのフロート式の水位スイッチWLSWが取り付けられている。同様に、水タンク8内には、水タンク8内に貯留される製氷用水の温度を検出するための温度センサ9が設けられている。
そして、減速モータ16は、取付板23を介して支持梁22に固定されている。この減速モータ16の出力軸には、相互に出力軸の半径方向の逆方向に延出したアーム17Aを有する駆動カム17が連結されている。この駆動カム17のアーム17Aの端部には、コイルバネ18の一端が取り付けられ、当該コイルバネ18の他端は、水皿4の他端の側面に連結されている。これにより、水皿4の一端は、回動軸14を介して支持梁22に回動自在に枢支されている。
また、図3及び図4においてASWはその接点の開閉により水皿4の前記水平閉塞位置を検出するための通常の自己復帰型ボタンスイッチなどから構成された水皿位置検出スイッチである。この水皿位置検出スイッチASWは前記駆動カム17のアーム17Aが当接する位置関係にあり、減速モータ16の逆転により駆動カム17が図4に示す状態から時計回りに回転(復動)すると、水皿4が前記水平閉塞位置となったところで図3の如くアーム17Aが水皿位置検出スイッチASWに当接し、それによって水皿位置検出スイッチASWの接点は閉じる。この水皿位置検出スイッチASWが閉じたことで減速モータ16の逆転は停止される。
そして、減速モータ16の正転により駆動カム17が図3の状態から反時計回りに回転(傾動)すると、水皿位置検出スイッチASWの接点は自己復帰して開く。なお、水皿4は所定時間正転されて前記傾斜開放位置まで傾動された段階で停止される。
一方、水タンク8は、図5及び図6に示す如く水皿4が冷却器1の製氷室2を開放する傾斜開放位置において、内部に水が残留する構造を有している。即ち、水タンク8は、傾斜開放位置にて水平となる底面8Aと、回動軸14にて枢支される側とは反対側となる底面8Aの端部が当該底面8Aと所定角度を成して所定の高さ寸法起立する起立部8Bとを有しており、この起立部8Bの上縁部には排水口27が形成されている。
これにより、水皿4が冷却器1の製氷室2を開放する傾斜開放位置において、水タンク8内の底部の水が当該起立部8Bにより堰き止められ、排水口27から流出せずに、内部に残留する構成されている。
また、排水口27の外面側、即ち、水タンク8内とは反対側となる前面側には、排水口27から排出された水タンク8内の水を下側後方に誘導するための排水案内板19が設けられている。そのため、水タンク8から排出される水は、排水口27から下側前方に設けられた貯氷庫32内に流れることなく、この排水案内板19により、全て水タンク8の直下に配設されるドレンパン26内に導出される。
更に、水タンク8の底面8Aには、排水孔8Cが形成されており、当該排水孔8Cには、当該水タンク8内の水を排出するための排水管24が排水弁25を介して接続されている。本実施例において、この排水弁25は、電磁開閉弁により構成されており、通電されることで弁を開放し、非通電とされることで弁を閉鎖する。また、図2に示すように排水弁25は、水タンク8の外側、即ち、貯氷庫32側に位置して設けられる。なお、図中28は上方から滴下する結露水などが直接排水弁25にかかることを抑止するための排水弁カバーである。また、ドレンパン26内底部には排水管20が接続され、当該ドレンパン26内に流下した水は、全て当該排水管20から外部に排出される。
他方、本体29の下部には、貯氷庫32の下方に位置して機械室36が形成されている。この機械室36内には、冷却装置Rの圧縮機37、凝縮器38、凝縮器用送風機39及び内部に制御装置Cを収容する電装箱40等が配設されている。
次に、図7を参照して本発明の製氷機IMの制御装置Cについて説明する。本実施例における制御装置Cは、汎用のマイクロコンピュータにより構成されており、時限手段としてのタイマ41を内蔵している。制御装置Cの入力側には、貯氷庫32の満氷スイッチBSWと、水タンク8の水位スイッチWLSW、温度センサ9と、水皿位置検出スイッチASW、冷却器1側面の温度を検出する冷却器温度センサ43等が接続されている。他方、出力側には、冷却装置Rを構成する圧縮機37と凝縮器用送風機39と、ホットガス電磁弁42と、水皿4に設けられる減速モータ16と、循環ポンプ10、給水電磁弁12及び排水弁25等が接続されている。なお、ホットガス電磁弁42は、圧縮機37から吐出された高温冷媒を冷却器1に直接流入させる図示しないホットガス管に介設される電磁弁である。
以上の構成により、本実施例の製氷機IMの動作を説明する。まずはじめに、当該製氷機IMの電源が投入されると、水皿4が水平閉塞位置に初期設定される。かかる状態で、制御装置Cは、給水電磁弁12を開放し、これにより製氷用水が散水器13に供給され、該散水器13から水皿4の上面に散水されて、主に戻り孔7を通って水タンク8内に給水される。
そして、水タンク8が満水となって水位スイッチWLSWが接点を閉じると、制御装置Cは、給水電磁弁12を閉じる。次に、制御装置Cは、水タンク8内に設けられる温度センサ9内の製氷用水の温度を検出する。そして、製氷用水の温度が例えば+3℃(設定温度)以下に低下したか否かを判断する。
ここで、製氷工程では、冷却装置Rの圧縮機37から吐出された冷媒は、凝縮器38にて凝縮液化され、図示しない膨張弁にて絞られた後、蒸発パイプ3に供給され、そこで蒸発して冷却器1を冷却する。また、制御装置Cは、凝縮器用送風機39を運転すると共に、循環ポンプ10を運転して水タンク8内の製氷用水を噴水孔から各製氷室2内に循環させる。
これにより、冷却器1の各製氷室2に供給される製氷用水が冷却されて、徐々に氷が生成されていく。一方、噴水孔から噴出した製氷用水の内、氷に成らずに下方に流下された水は、戻り孔7から水タンク8内に回収される。
そして、水タンク8内の製氷用水の温度は低下していき、その温度が前記+3℃以下に低下すると、制御装置Cは、タイマ41によりカウントを開始し、所定の製氷時間が経過するまで当該制御を継続する。
これにより、冷却器1の各製氷室2内には徐々に氷が生成されていく。そして、所定の製氷時間が経過し、タイマ41によるカウントが終了すると、制御装置Cは、製氷工程を終了し、凝縮器用送風機39及び循環ポンプ10を停止させる。
その後、制御装置Cは、離氷工程に移行し、減速モータ16を正転させ、水皿4を現在の水平閉塞位置から傾斜開放位置に移行させる。これにより、アーム17Aが水皿位置検出スイッチASWから離れた時点で接点が開く(OFF)。当該水皿4の移動と共に、制御装置Cは、ホットガス電磁弁42を開き、蒸発パイプ3に圧縮機37から吐出された高温ガス冷媒(ホットガス)を循環させる。そして、制御装置Cは、給水電磁弁12を開いて散水器13から製氷用水を水皿4の上面に散水する。なお、この散水は水皿4が傾斜開放位置となるまで継続する。
これにより、水皿4の上面に付着した氷は、散水器13からの散水によって洗い流される。そして、水皿4を洗い流した洗浄水は水タンク8内に落下する。なお、水タンク8内の一部の水は、水皿4の開放により排水口27から排水案内板19を介して、ドレンパン26上に排水される。
ここで、本実施例における水タンク8は、水皿4が冷却器1の製氷室2を開放する傾斜開放位置において、内部に水が残留する構造を有しているため、水皿4が傾斜開放位置に到達しても、水タンク8内の製氷用水は、排水口27から全て出て行かずに、底面8Aの先端部に形成された起立部8Bにより水タンク8内の少なくとも一部の水が堰き止められて、内部に残留する(図5の状態)。
一方、水皿4の傾動が開始されると、高温ガス冷媒によって冷却器1は加熱され、各製氷室2内に凍結した氷が離脱される。そして、制御装置Cは、減速モータ16の正転開始から所定の水皿開時間が経過したか判断し、経過したら、制御装置Cは、減速モータ16を停止させて水皿4の傾動を停止させる。このとき、水皿4は図4に示す如き所定の傾斜開放位置まで傾動している。
かかる離氷工程を実行することにより、各製氷室2内の氷は、水皿4上に落下し、更に当該水皿4の前方から貯氷庫32内に落下して、当該貯氷庫32内に蓄えられる。
このとき、制御装置Cは、離氷が完了したか否かを冷却器1の側面に設けられた冷却器温度センサ43の検出温度に基づき判断する。即ち、制御装置Cは、冷却器温度センサ43により検出された温度が、予め設定された離氷完了温度に達したか否かにより判断する。そして、離氷が完了したものと判断した場合には、制御装置Cは、ホットガス電磁弁42を閉じると共に、減速モータ16を逆転させる。
これにより、水皿4が上方に傾動されていく。その後、水皿4が図3に示す如き所定の水平閉塞位置まで復帰すると、駆動カム17のアーム17Aが水皿位置検出スイッチASWに当接して接点を閉じる(ON)ので、制御装置Cは、ホットガス電磁弁42を閉じると共に、減速モータ16を停止させて水皿4の復動を停止させる。
その後、制御装置Cは、上記離氷工程を終了すると、満氷スイッチBSWにより貯氷庫32内が満氷レベルに達しているか否かを判断する。満氷レベルに達していない場合には、再び上述した如き製氷工程に移行する。かかる製氷工程と離氷工程とを繰り返し実行することにより、満氷スイッチBSWにより貯氷庫32内が満氷レベルに達したものと判断した場合には、制御装置Cは、貯氷工程に移行する。
次に、図8のフローチャートを参照して貯氷工程における排水弁25の通電制御について説明する。制御装置Cは、上述した如き製氷工程が終了し、満氷スイッチBSWの検出に基づき満氷レベルである場合には、貯氷工程に移行する。この貯氷工程では、制御装置Cは、まずステップS1において、排水弁25に所定時間(t分間)、通電を行い、開放することによって、水皿4内に残留する製氷用水の全てを排出する。
これにより、本実施例では、離氷工程において、水皿4が冷却器1の製氷室2を開放する傾斜開放位置とされた際に、内部に製氷用水が残留する構造が採用されているが、貯氷工程に移行する際に当該水皿4内に残留する製氷用水を全て排出することが可能となる。従って、水皿4に残留される水が繰り返し使用されることにより、カルキやミネラル分などの不純物が濃縮され、スケール析出の原因となる不都合を抑制することが可能となる。
その後、制御装置Cは、ステップS1において、t時間排水弁25の通電を行った後、非通電として排水弁25を閉鎖する。制御装置Cは、内蔵されるタイマ41によるカウントによって、当該非通電としてから更にT1分経過したか否かを判断し、T1時間が経過した場合には、ステップS2に移行する。
当該ステップS2では、再度t時間排水弁25への通電を行い、排水弁25を開放し、当該通電による自己発熱によって排水弁25自体を加熱する。更に、制御装置Cは、ステップS2において、t時間排水弁25の通電を行った後、非通電として排水弁25を閉鎖する。その後も同様に、制御装置Cは、内蔵されるタイマ41によるカウントによって、当該非通電としてから更にT2分経過したか否かを判断し、T2時間が経過した場合には、ステップS3に移行し、ステップS2と同様に、排水弁25への通電を行う。以後同様に、貯氷工程が開始してから所定時間、例えば1時間が経過するまで、当該制御を繰り返して行う(ステップS2〜ステップSX)。即ち、ステップS2における排水弁25への通電停止からT3分経過後に再度排水弁25への通電を実行する。なお、この場合において、排水弁25への通電間隔(時間間隔)であるT1〜T3は、貯氷工程開始時における排水弁25への通電終了直後のT1が最も短く、T2、T3にいくに従い長くしても良いものとする。
そして、貯氷工程が開始してから一定時間、本実施例では1時間が経過した場合には、図8におけるT4時間の経過時間にかかわらず、制御装置Cは、ステップS4に進み、ポンプ結露防止運転を実行する。このポンプ結露防止運転では、給水電磁弁12を所定時間開放すると共に、循環ポンプ10を運転する。所定時間、循環ポンプ10を運転した後、当該給水電磁弁12を閉鎖し、循環ポンプ10を停止し、再度、排水弁25に所定時間通電し、開放することによって、水皿4内の水の排出を行う。これにより、長時間、水タンク8に設けられる循環ポンプ10内に結露が生じ、故障の原因となる不都合を回避することが可能となる。
その後、制御装置Cは、上記ポンプ結露防止運転を終了した後、タイマ41によるカウントによって、当該非通電としてから更にT5分経過したか否かを判断し、T5時間が経過した場合には、ステップS5に移行する。
当該ステップS5では、再度t時間排水弁25への通電を行い、排水弁25を開放し、当該通電による自己発熱によって排水弁25自体を加熱する。更に、制御装置Cは、ステップS5において、t時間排水弁25の通電を行った後、非通電として排水弁25を閉鎖する。
その後も同様に、制御装置Cは、タイマ41によるカウントによって、当該非通電としてから更にT6分経過したか否かを判断し、T6時間が経過した場合には、ステップS6に移行し、ステップS5と同様に、排水弁25への通電を行う。以後同様に、前回のポンプ結露防止運転を実行してから所定時間、例えば1時間が経過するまで、当該制御を繰り返して行う(ステップS5〜ステップS6)。前回のポンプ結露防止運転を実行してから所定時間である1時間が経過した場合には、再度ステップS4に進み、上述した如き制御を繰り返して実行する。
なお、この場合において、排水弁25への通電間隔(時間間隔)であるT5〜T6は、前述した如き貯氷工程開始時における排水弁25への通電終了直後のT1やT2、T3よりも長くしても良いものとする。
かかる排水弁25が通電制御される貯氷工程が実行されている場合において、貯氷庫32内の氷が消費され、満氷スイッチBSWにより貯氷庫32内が満氷レベルより低下したものと判断した場合には、制御装置Cは再び製氷工程に移行する。
係る構成により、排水弁25は、貯氷庫32側に位置して設けられ、水タンク8内の水の排出によって、約0℃付近の水が流通して、低温とされるため、排水弁25周囲温度(略貯氷庫32内の温度、通常+10℃程度)との差によって結露が発生しやすくなるが、このように、通電により開放される排水弁25を、貯氷工程においても通電することによって、自己発熱させ、結露の発生を抑制することが可能となる。
従って、結露の発生による排水弁25の故障を回避することが可能となり、当該排水弁25の寿命を延長させることができ、また、メンテナンス作業の簡素化を図ることが可能となる。
また、本実施例では、制御装置Cは、貯氷工程の開始時には排水弁25への通電間隔を短くし、貯氷工程の経過に伴って通電間隔を長くすることにより、結露が生じやすい条件では、こまめに排水弁25に通電して、結露の発生を効果的に抑制することができると共に、貯氷工程の経過に伴って、結露が発生し難い条件となった場合には、排水弁25への通電間隔を長くすることで、消費電力量の低減を図ることが可能となる。
これにより、ランニングコストの低減を実現しつつ、排水弁の結露発生を効果的に抑制することが可能となる。
なお、本実施例では、一度に排水弁25に通電する時間を一定とし、各通電間隔を貯氷工程の経過に伴って変更させているが、これに限定されるものではなく、貯氷工程における排水弁25への総通電時間を変更することにより、即ち、貯氷工程の開始時には排水弁25への総通電時間を短くし、貯氷工程の経過に伴って総通電時間を長くすることにより、結露が生じやすい条件では、こまめに排水弁25に通電して、結露の発生を効果的に抑制することができると共に、貯氷工程の経過に伴って、結露が発生し難い条件となった場合には、排水弁25への総通電時間を長くすることで、消費電力量の低減を図っても良い。
また、当該排水弁25への通電制御がこれに限定されるものではなく、例えば図7の電気ブロック図に示されているように、排水弁25の温度、又は、当該排水弁25周囲の環境を検出する検出手段として、排水弁25自体の温度を検出する排水弁温度センサ45や、貯氷庫32内の温度を検出する貯氷庫温度センサ46、若しくは、貯氷庫32内の湿度を検出する貯氷庫湿度センサ47を制御装置Cの入力側に接続し、これらセンサからの出力に基づき、具体的な排水弁25の温度や排水弁25周囲の環境を検出して、排水弁25における結露発生条件を判断し、排水弁25の通電を制御しても良いものとする。
係る構成とすることにより、排水弁25の結露発生を効果的に抑制することができると共に、必要以上に排水弁25に通電しない制御を実現することができるため、消費電力量の低減を図ることが可能となる。
本発明を適用した製氷機の部分切欠斜視図である。 逆セル型製氷ユニットの斜視図である。 水皿が水平閉塞位置にある状態の製氷ユニットの製氷部部分の側面図である。 水皿が傾斜開放位置にある状態の製氷ユニットの製氷部部分の側面図である。 水タンク内に水が残留した状態を示す製氷ユニットの断面図である。 図5の水タンク内の水が排出された状態を示す製氷ユニットの断面図である。 制御装置のブロック図である。 貯氷工程における排水弁制御のフローチャートである。
IM 製氷機
IU 逆セル型製氷ユニット(逆セル型製氷機)
BSW 満氷スイッチ
WLSW 水位スイッチ
R 冷却装置
C 制御装置
1 冷却器
2 製氷室
3 蒸発パイプ
4 水皿
5 分配管
7 戻り孔
8 水タンク
8A 底面
9 温度センサ
10 循環ポンプ
11 導水管
12 給水電磁弁
13 散水器
14 回動軸
15 駆動装置
16 減速モータ
20、24 排水管
25 排水弁
26 ドレンパン
27 排水口
28 排水弁カバー
41 タイマ(時限手段)
42 ホットガス電磁弁
43 冷却器温度センサ
45 排水弁温度センサ
46 貯氷庫温度センサ
47 貯氷庫湿度センサ

Claims (1)

  1. 下向きに開口した多数の製氷室を有する冷却器と、水平閉塞位置において前記冷却器の製氷室を下方から閉塞するよう傾復動可能に配設され、前記各製氷室に対向する位置に噴水孔を備えた水皿と、該水皿と一体的に設けられ、当該水皿上面からの水を受けて貯留する水タンクと、当該水タンク内の水を吸い上げて前記噴水孔から噴出させる循環ポンプと、前記水皿の上面に散水する散水器とを備えた逆セル型製氷機であって、
    前記水タンク内の水を排出するための排水弁と、
    前記水皿を前記水平閉塞位置として前記冷却器を冷却し、前記循環ポンプを運転する製氷工程を実行し、前記水皿を傾斜開放位置として前記冷却器の製氷室を開放し、当該冷却器を加熱して貯氷庫に氷を落下させる離氷工程を実行する制御手段とを備え、
    該制御手段は、前記貯氷庫内が満氷レベルに達した場合、前記製氷工程及び離氷工程を停止する貯氷工程に移行し、前記排水弁に通電して開放することにより前記水タンク内の水を排出し、その後も前記排水弁に所定の時間間隔をおいて通電すると共に、
    前記貯氷工程から一定時間経過後、前記循環ポンプを所定時間運転し、該循環ポンプを運転した後の前記時間間隔を、運転する前の前記時間間隔より長くすることを特徴とする逆セル型製氷機。
JP2007091380A 2007-03-30 2007-03-30 逆セル型製氷機 Expired - Fee Related JP5007138B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007091380A JP5007138B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 逆セル型製氷機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007091380A JP5007138B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 逆セル型製氷機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008249250A JP2008249250A (ja) 2008-10-16
JP5007138B2 true JP5007138B2 (ja) 2012-08-22

Family

ID=39974405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007091380A Expired - Fee Related JP5007138B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 逆セル型製氷機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5007138B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9644879B2 (en) * 2013-01-29 2017-05-09 True Manufacturing Company, Inc. Apparatus and method for sensing ice thickness and detecting failure modes of an ice maker

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH086214Y2 (ja) * 1990-02-02 1996-02-21 ホシザキ電機株式会社 製氷機の保護装置
JPH07225070A (ja) * 1994-02-14 1995-08-22 Daiwa Reiki Kogyo Kk 製氷機及びその運転方法
JP3710916B2 (ja) * 1997-05-29 2005-10-26 三洋電機株式会社 製氷機
JP3774849B2 (ja) * 2003-08-05 2006-05-17 大和冷機工業株式会社 製氷機の貯水タンク

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008249250A (ja) 2008-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004325064A (ja) 製氷機の製氷機構
JP5007138B2 (ja) 逆セル型製氷機
JP5138941B2 (ja) 噴射式製氷機の運転方法
JP2009052862A (ja) 逆セル型製氷機
JP4740001B2 (ja) 逆セル型製氷機
JP4740000B2 (ja) 逆セル型製氷機
JP2013245882A (ja) 製氷機
JP5055170B2 (ja) 逆セル型製氷機
JP5512325B2 (ja) 逆セル型製氷機
JP2006317039A (ja) 製氷機
JP2009222275A (ja) 製氷機
JP4093664B2 (ja) 逆セル型製氷機
JP2005016878A (ja) 自動製氷装置
JP2008138974A (ja) 噴射式製氷機
JP3710916B2 (ja) 製氷機
KR100784405B1 (ko) 냉장고용 제빙기의 위치 감지 구조
JP2008175439A (ja) 噴射式製氷機の運転方法
JP3133539B2 (ja) 製氷機
JP3412677B2 (ja) 自動製氷機の運転方法
JP3096534B2 (ja) 製氷機
JP4614759B2 (ja) 自動製氷機
JP2569555Y2 (ja) 自動製氷機の停止装置
JP5275920B2 (ja) 製氷機
JPH11223435A (ja) 逆セル型製氷機
JP3819498B2 (ja) 製氷機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111011

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120501

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120528

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees