JP2569555Y2 - 自動製氷機の停止装置 - Google Patents

自動製氷機の停止装置

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JP2569555Y2
JP2569555Y2 JP1993040013U JP4001393U JP2569555Y2 JP 2569555 Y2 JP2569555 Y2 JP 2569555Y2 JP 1993040013 U JP1993040013 U JP 1993040013U JP 4001393 U JP4001393 U JP 4001393U JP 2569555 Y2 JP2569555 Y2 JP 2569555Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動製氷機の停止装
置に関し、更に詳しくは、水皿に貯留した製氷水に、製
氷基板の下面に多数突設した製氷突起を浸漬させ、製氷
運転の進行に伴ない前記製氷突起の周囲に逆ドーム状の
氷塊を形成させるようにした自動製氷機において、該製
氷機の運転中に前記水皿を定位置まで強制的に傾動させ
て停止させるようにした停止装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】所要形状の氷塊を連続的に多数製造する自
動製氷機として、水平姿勢に保持された水皿中に製氷水
を所要レベルで貯留し、蒸発管を配設した製氷基板の下
面に突設垂下した製氷突起を、該製氷水中に浸漬させる
ことにより、該製氷突起の周りに氷塊を形成させるよう
にした簡易型の製氷機が知られている。この自動製氷機
では、前記製氷突起に氷塊が形成されて製氷運転から除
氷運転に切換わると、前記水皿が下死点まで傾動して該
水皿中に残留する製氷水を排出すると共に、製氷基板の
下方を開放するようになっている。また水皿の内部に案
内板が傾動自在に配設され、この案内板は、水皿が下死
点まで傾動した際に水皿の内部から上方に延出して、除
氷運転により製氷突起から落下する氷塊を貯氷室へ案内
するよう構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記自動製氷機では、
点検整備等を行なうために運転中に電源スイッチを切っ
て機械を停止することが往々にあるが、その停止時にお
ける水皿の状態によって各種の問題を生じていた。例え
ば、製氷運転が完了する前の状態、すなわち水皿が水平
姿勢となっているときに機械を停止させると、該水皿中
に残留している製氷水が排出されることなく溜ったまま
となる。この場合は、機械を長い期間に亘って停止して
いると、水皿中の製氷水に雑菌が繁殖したり腐敗して不
衛生となる問題があった。また、製氷運転が完了して水
皿が傾動する途中で電源スイッチを切ってしまうと、該
水皿に配設されている案内板は、氷塊を貯氷室へ案内放
出させ得る状態に至らない傾動姿勢で停止してしまう。
この場合、時間の経過により前記製氷突起から氷塊が案
内板上に自然落下しても、該氷塊は貯氷室に放出される
ことなく水皿中に溜ってしまう。そして、機械を再起動
して水皿が製氷位置(水平姿勢)まで傾動復帰すると、水
皿中に溜っている氷塊を製氷突起との間で噛み込んでし
まい、水皿の傾動機構やモータ等に負荷が加わって故障
の原因となったり、水皿や製氷基板等の製氷機構を損傷
させるおそれがあった。
【0004】
【考案の目的】本考案は、前述した従来技術に内在する
欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたもの
であって、製氷機構を常に衛生的に保ち得ると共に、製
氷機構や水皿の傾動機構等の故障や破損を未然に防止し
得る自動製氷機の停止装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するために本考案は、圧縮機や凝縮器等を
備える冷凍系に接続する蒸発管と、この蒸発管が上面に
配設されると共に、下面に多数の製氷部を所定間隔で突
設垂下させた製氷基板と、製氷機本体に傾動自在に枢支
されて常には水平姿勢を保持し、内部に貯留した製氷水
に前記製氷部を浸漬させるようにした水皿とからなり、
前記製氷部の周りに製氷水が氷結して氷塊が形成される
と、前記水皿を斜め下方の下死点に向けて傾動させるよ
う構成した自動製氷機において、前記製氷機の製氷運転
中に操作することで、前記水皿の傾動用モータを作動さ
せて、該水皿を下死点に向けて強制的に傾動させると共
に、製氷運転から除氷運転に切換えられて前記水皿が傾
動用モータにより傾動されている場合の操作では、傾動
用モータの作動を継続させるよう設定した強制傾動スイ
ッチを設け、前記強制傾動スイッチを操作した後に、前
水皿が下死点に達したことを検知手段が検出した際に
機械の運転を停止して、該水皿を下死点位置に保持する
よう構成したことを特徴する。
【0006】
【実施例】次に、本考案に係る自動製氷機の停止装置に
つき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら
以下説明する。
【0007】(第1実施例に係る自動製氷機について) 図1は、第1実施例に係る停止装置を採用した自動製氷
機の全体的な構成を概略的に示す断面図であって、製氷
機12の本体を構成する筐体14の内部は、圧縮機CM
や凝縮器16等の冷凍機構が収納される下部機械室18
と、その上方に位置し断熱材で囲われると共に、内部に
貯氷室20を画成した箱状の貯氷庫22と、この貯氷庫
22の内部上方に配設される製氷ユニット(製氷機構)2
4とから基本的に構成されている。製氷ユニット24
は、製氷水を所定レベルで貯留する水皿26と、この製
氷水中に浸漬される製氷突起28を備えると共に上面に
冷凍機構から導出した蒸発管33を配設した製氷基板3
0とを備え、該水皿26は除氷運転に切換わると所定角
度傾動(下死点まで傾動)して、該水皿26中の製氷水を
排水受部31および排水管32を介して機外に排出する
と共に、製氷突起28の周囲に形成された氷塊を前記貯
氷室20へ放出し得るようになっている(図2参照)。
【0008】すなわち、前記水皿26には、前記貯氷庫
22の背面側に形成した排水受部31の上方に臨む位置
に排水管34が配設され、水皿26が下死点まで傾動し
た際に水皿26中の製氷水は排水管34から排水受部3
1に排出されるよう構成される。また水皿26の内部に
は、揺動板36が揺動自在に配置され、製氷運転に際し
て該揺動板36を揺動することにより、水皿26に貯留
されている製氷水に動きを付与して、前記製氷突起28
に形成される氷塊が白濁するのを防止するよう構成され
ている。この揺動板36は、水皿26が下死点まで傾動
した際に、該水皿26における傾動下側の上端より上方
に延出して、製氷突起28から落下する氷塊を貯氷室2
0に案内する機能も兼ねるようになっている。なお、貯
氷庫22には後述する氷塊放出装置38が配設され、該
装置38により貯氷室20に貯留される氷塊を外部に放
出するよう構成してある。
【0009】前記貯氷庫22の正面側にカバー体40が
着脱自在に配設され、このカバー体40の前面側に、図
1に示す如く、前記製氷ユニット24における水皿26
の傾動機構42と、揺動板36の揺動機構44および氷
塊放出装置38が纏めて配設されている。傾動機構42
はアクチュエータモータAMを備え、揺動機構44は揺
動用モータRMを備え、両モータAM,RMは図3に示
す電気制御回路に基づいて制御される。また氷塊放出装
置38は、カバー体40の裏面から貯氷室内に延出する
氷塊搬出用のスクリュー46と、該カバー体40の前面
に配設されたモータGMとから構成され、該モータGM
によりスクリュー46を回転することにより、貯氷室2
0に貯留された氷塊を正面側に向けて搬送するよう構成
してある。更に貯氷庫22における正面端部近傍の底面
に、所要開口寸法の氷塊放出口22aが開設され、スク
リュー46により搬送された氷塊は、該氷塊放出口22
aを介して外部に放出される。
【0010】前記筐体14の前面に前面パネル48が着
脱自在に装着されて、貯氷庫22のカバー体40に配設
した各機構42,44や装置38を囲繞するようになっ
ている。また、前面パネル48には、前記氷塊放出口2
2aと対応する開口48aが開設され、該パネル48に
配設した氷塊放出用の第1スイッチSW1の押しボタン
(図示せず)を押すことにより、前記氷塊放出装置38が
作動して貯氷庫内の氷塊は、氷塊放出口22a、開口4
8aを介して外部に放出される。なお、前記筐体14の
内部背面側に、外部水道系に連通接続される給水弁WV
が配設され、この給水弁WVの吐出口に、前記製氷基板
30の適宜位置に配設した供給管50が連通接続されて
いる。そして、給水弁WVを適宜のタイミングで開閉制
御することにより、水皿26に所定量の製氷水を供給す
るようになっている。
【0011】前記水皿26の傾動機構42に第2スイッ
チSW2と第4スイッチSW4とが関係的に配設され、第
2スイッチSW2は、アクチュエータモータAMにより
水皿26が傾動して下死点(図2において二点鎖線で示
す位置)に達した際にON作動すると共に、水皿26が
水平姿勢に復帰した際にOFF作動するよう設定されて
いる。なお、第2スイッチSW2により、ホットガス弁
HVの開放が制御される。また第4スイッチSW4は、
図3に示す如く給水弁WVに接続し、水皿26が下死点
から水平姿勢に復帰する所要のタイミングでON作動さ
れて給水弁WVの開放を制御するよう設定される。更
に、前記カバー体40には、製氷完了検知用の第5スイ
ッチSW5が配設され、該スイッチSW5は、前記製氷突
起28に氷塊が形成された際に、前記揺動板36を介し
てその接点が「a」側から「b」側に切換えられて製氷ユニ
ット24での製氷完了を検知するよう構成されている。
【0012】前記水皿26の下面に検知板52が回動自
在に枢支されると共に、水皿26の前面に貯氷完了検知
用の第3スイッチSW3が配設され、このスイッチSW3
は、水皿26が傾動する過程で検知板52が貯氷室20
に既に貯留されている氷塊に当接してその傾動が阻止さ
れた際にON作動して、貯氷完了を検出するよう設定し
てある。また、前記製氷基板30の上面には、除氷完了
を検知するためのサーモスイッチTh1が配設されてお
り、このサーモスイッチTh1は、製氷運転により製氷
基板30が所定温度まで低下した際に接点「b」側に切換
えられ、また除氷運転により氷塊が製氷突起28から落
下した際の急激な温度上昇を検出して、その接点を「b」
側から「a」側に切換えるよう設定される。そしてこのと
きに、ホットガス弁HVを閉成すると共に、アクチュエ
ータモータAMを回転させるようになっている。
【0013】図3は、第1実施例に係る自動製氷機の電
気制御回路を示す。図において、電源供給ラインRとT
とに電源スイッチSBが介挿されている。また、ライン
RとTとの間に、電源ランプL、氷塊放出用の第1
スイッチSW1と放出用モータGM、アクチュエータ
モータAM用の第2スイッチSW2とリレーX1および貯
氷完了検知用の第3スイッチSW3が夫々直列に介挿さ
れている。更に、第2スイッチSW2とリレーX1との間
の接続点Eと接続点Kとの間に、リレーX1の常閉接点
1-b1が介挿され、この接続点KとラインTとの間
に、リレーX2、製氷水供給用の第4スイッチSW4
と給水弁WV、リレーX3の常開接点X3-a1とアクチ
ュエータモータAMが夫々直列に介挿されている。
【0014】また、電源供給ラインRに接続したリレー
1の常閉接点X1-b2と、前記リレーX3の常開接点X3
-a1とアクチュエータモータAMとの間の接続点Nとの
間に、リレーX2の常閉接点X2-b1とリレーX3の常閉
接点X3-bが直列に介挿されている。リレーX2の常開
接点X2-aと直列に接続される除氷完了検知用の前記サ
ーモスイッチTh1の接点「a」側に凝縮器16用のファ
ンモータFMが接続され、接点「b」側にホットガス供給
用のホットガス弁HVが接続されている。更に、リレー
1の常閉接点X1-b2とラインTとの間に、リレーX
3の常開接点X3-a2と前記揺動用モータRMおよびリレ
ーX2の常閉接点X2-b2、RリレーSRと前記圧縮機
CMが夫々直列に介挿されている。そして、リレーX3
の常開接点X3-a2と揺動用モータRMとの間の接続点
Pに製氷完了検知用の第5スイッチSW5が接続され、
該スイッチSW5の接点「a」側に保護サーモTh2とリレ
ーX3が直列に接続されると共に、接点「b」側は前記電
源スイッチSBに接続されている。なお、前記ファンモ
ータFMとリレーX3とは並列となっている。更に、電
源供給ラインTに接続する強制傾動用のスイッチSW6
の接点「a」は、前記リレーX3に接続され、また接点
「b」は、前記リレーX1と貯氷完了検知用の第3スイッ
チSW3との間の接続点Qに接続されている。
【0015】
【第1実施例の作用】次に、第1実施例に係る自動製氷
機の作用につき説明する。 (初期動作について) 自動製氷機の電源スイッチSBをONし、電源を投入す
ると、前記電源ランプLが点灯すると共に、圧縮機CM
が始動して蒸発管33に冷媒が供給される。またリレー
1,X2,X3の各常閉接点X1-b2,X2-b1,X3-bを介
してアクチュエータモータAMが回転され、水平姿勢に
保持されている水皿26は斜め下方へ傾動し始める。モ
ータAMの回転により第4スイッチS4がOFF作動し
た後に、第2スイッチS2がON作動され、リレーX2
付勢されてこれと協働する常開接点X2-aが閉成する。
このとき、前記強制傾動スイッチSW6は接点「a」側に
なっているので、前記サーモスイッチTh1を介してリ
レーX3が付勢される。これにより、該リレーX3と協働
する常開接点X3-a1が閉成してアクチュエータモータ
AMに通電されて回転を継続し、水皿26は傾動を停止
することなく水平姿勢に向けて復帰する。なおリレーX
3は、これと協働する常開接点X3-a2が閉成することに
より自己保持される。前記水皿26が所要位置まで復帰
すると、前記第4スイッチS4がON作動して給水弁W
Vが開放され、前記供給管50を介して水皿26中に製
氷水が供給される。
【0016】アクチュエータモータAMの回転に伴い、
第2スイッチSW2がOFF作動されることにより、該
モータAMが回転を停止し、水皿26は水平姿勢となっ
た状態で停止される。またリレーX2と協働とする常閉
接点がX2-b2が閉成されることにより、前記揺動用モ
ータRMは回転を開始する。更に、第2スイッチSW2
がOFF作動されることにより、給水弁WVが閉成して
製氷水の供給を停止する。但し、第4スイッチSW4
ON作動された状態を保持している。
【0017】(製氷運転について) 電源投入により付勢されている圧縮機CMにより、冷凍
系の冷媒循環パイプから冷媒が前記蒸発管33に供給さ
れ、その熱交換作用により製氷基板30に突設した製氷
突起28の冷却が開始される。この製氷突起28は製氷
水に浸漬されているために、該突起28の周囲から結氷
が開始され、図2に示す如く次第に成長して逆ドーム状
の氷塊が形成される。そしてこの製氷運転の間、前記揺
動用モータRMは回転を継続し、該モータRMを介して
揺動板36は水皿26における製氷水の中で揺動を反復
し、これにより該製氷水を常に動かし、製氷突起28に
形成される氷塊の白濁が防止される。
【0018】(除氷運転について) 前記製氷突起28に完全な氷塊が逆ドーム状に形成され
たことを前記製氷完了検知用の第5スイッチSW5が検
出して、その接点が「a」側から「b」側に切換えられる
と、図3に示すリレーX3の自己保持が解除されて滅勢
され、これと協働する常閉接点X3-bが閉成して、アク
チュエータモータAMの回転を開始する。これにより前
記傾動機構42を介して水皿26は斜め下方へ傾動し始
める。この傾動により水皿26中の製氷水は、排水受部
31へ排出される。なお、水皿26が傾動する過程にお
いて前記第4スイッチSW4はOFF作動される。そし
て前記水皿26が下死点まで傾動して第2スイッチSW
2がON作動するとリレーX2が付勢され、これと協働す
る常閉接点X2-b1を開放させると共に、常開接点X2-
aを閉成する。このとき、前記除氷完了検知用のサーモ
スイッチTh1は製氷突起28に氷塊が生成されること
により接点「b」側に接続されている。従って、前記リレ
ーX3は付勢されず、アクチュエータモータAMは回転
を停止し、水皿26は下死点に達した位置で傾動を停止
する。また水皿26の傾動により、製氷突起28の周り
に形成された氷塊は、該突起28に付着した状態で露出
する。なお前記揺動板36は、水皿26の内部底面より
も斜め上方に位置して、氷塊が落下した際に、これを貯
氷室20へ案内するための滑落用シュートとして機能す
る。
【0019】前記アクチュエータモータAMの停止と同
時に、前記ホットガス弁HVが開放し、冷媒に代えてホ
ットガスを前記蒸発管33へ供給する。これにより製氷
基板30を介して製氷突起28は急速に加温されるに至
る。このため製氷突起28と氷塊との結合が解除され、
当該氷塊は自重により落下する。そして、前記揺動板3
6の上面を滑落し、その下方に位置する前記貯氷室20
中へ案内放出される。この氷塊の落下により、製氷基板
30におけるマイナスの温度負荷が解除され、該基板3
0は前記蒸発管33でのホットガスの流通により一挙に
温度上昇を来す。この温度上昇を前記サーモスイッチT
1が検出し、直ちに接点「a」側に切換わることによ
り、リレーX3が付勢されて、これと協働する常開接点
3-a1が閉成することによりアクチュエータモータA
Mの回転が再開される。また前記ホットガス弁HVが閉
成し、前記蒸発管33への冷媒供給が再開される。
【0020】モータAMの回転再開により傾動機構42
を介して水皿26が傾動して水平姿勢への復帰を開始す
る。また該モータAMの回転再開に伴い、第4スイッチ
SW4をON作動させる。これにより給水弁WVを開放
し、水皿26へ製氷水を補給する。そして、水皿26の
傾動により第2スイッチSW2がOFF作動し、給水弁
WVを閉成して製氷水の供給を停止すると共に、アクチ
ュエータモータAMが停止する。これはリレーX3が自
己保持されて、該リレーX3の常閉接点X3-bを開放し
ているからである。これにより、水皿26は水平姿勢と
なった状態で停止される。また第2スイッチSW2がO
FF作動してリレーX2が滅勢されると、これと協働す
る常閉接点X2-b2が閉成し、前記揺動用モータRMが
回転して揺動板36は上下揺動を再開する。
【0021】前述した製氷運転−除氷運転が反復して貯
氷室20に所定量の氷塊が貯留された状態で、製氷運転
が完了して水皿26が傾動すると、その傾動過程におい
て前記検知板52が氷塊群に当接して傾動が阻止される
ことにより前記貯氷完了検知用の第3スイッチSW3
ON作動する。このとき第2スイッチSW2はON作動
しているので、リレーX1が付勢されることにより、こ
れと協働する常閉接点X1-b1,X1-b2が開放し、アク
チュエータモータAMの回転が停止すると共に、圧縮機
CMへの通電も停止される。
【0022】ここで、前記自動製氷機の電源を切る必要
を生じた場合は、前記電源スイッチSBを切る前に、前
記強制傾動スイッチSW6の接点を「a」側から「b」側に
切換える。この場合において、製氷機12が製氷運転中
であるときには、リレーX3の自己保持が解除され、リ
レーX2,X3の常閉接点X2-b1,X3-bを介してアクチ
ュエータモータAMに通電されて回転を開始する。これ
により前記傾動機構42を介して水皿26は下死点に向
けて傾動し、該水皿26中の製氷水は排水受部31へ排
出される。そして水皿26が下死点まで傾動して第2ス
イッチSW2がON作動するとリレーX1が付勢され、こ
れと協働する常閉接点X1-b1,X1-b2を開放すること
によりアクチュエータモータAMの回転が停止すると共
に、圧縮機CMへの通電も停止されて、機械の運転が停
止される。すなわち、水皿26は図2に二点鎖線で示す
下死点まで傾動した状態で停止するので、前記製氷突起
28に形成されていた氷塊が自然落下した場合にこれを
揺動板36を介して貯氷室20へ案内させることができ
る。また、水皿26に残留している製氷水は排水受部3
1に排出されるので、製氷水が腐って不衛生となるのを
防止し得る。
【0023】また、製氷機12が製氷運転から除氷運転
に切換えられ、前記アクチュエータモータAMへの通電
がリレーX2,X3の常閉接点X2-b1,X3-bを介して行
なわれて水皿26が傾動している途中に、前記強制傾動
スイッチSW6の接点を「a」側から「b」側に切換えた場
合は、前記水皿26が下死点まで傾動して第2スイッチ
SW2がON作動した際にリレーX1が付勢される。従っ
て、該リレーX1と協働する常閉接点X1-b1,X1-b2
開放されて、アクチュエータモータAMおよび圧縮機C
Mへの通電が停止され、水皿26を下死点位置で保持し
た状態で機械の運転が停止される。
【0024】(第2実施例に係る自動製氷機について) 図4は、第2実施例に係る停止装置を採用した貯水式の
自動製氷機を一部縦断して示す側面図であり、矩形状の
支持箱体54に製氷機12が載置され、支持箱体54内
に配設した給水機構を介して製氷機12の製氷ユニット
24に製氷水を供給するよう構成している。なお、製氷
機12の基本構成は第1実施例と同一であるので、異な
る部分のみ説明する。
【0025】前記支持箱体54の前面に開口54aが開
設され、搬送体56に載置された貯水タンク58が、開
口54aを介して支持箱体54内に搬入されるようにな
っている。支持箱体54の内部には、図4に示す如く、
収納された貯水タンク58の上方位置にリザーブタンク
60が配設され、該タンク60に連通接続した給水ホー
ス62を、貯水タンク58中の水に浸漬させるようにな
っている。また支持箱体54の内部に給水ポンプPMが
配設され、この給水ポンプPMの吐出口に連通接続した
給水管64が、前記供給管50に連通接続される。更に
給水ポンプPMの吸込口は、ホース66を介してリザー
ブタンク60に連通接続されている。従って、給水ポン
プPMを付勢することにより、貯水タンク58に貯留さ
れている水は、リザーブタンク60を介して給水ポンプ
PMに吸込まれた後、給水管64を介して製氷機12の
製氷ユニット24(水皿26)に供給される。
【0026】前記支持箱体54の内部底面には、前記貯
水タンク58の重量を検出して前記製氷機12の運転制
御を行なうウェイトスイッチSW8が配設されている。
このウェイトスイッチSW8は、前記搬送体56を介し
て箱体内に搬入された貯水タンク58の重量が所定値以
上である場合には、ON状態に保持され、貯水タンク5
8中の水が消費されてその重量が所定値以下になっとき
にON状態からOFF状態となって製氷機12の運転を
停止するよう設定されている。
【0027】図5は、第2実施例に係る自動製氷機の電
気制御回路を示すものであって、給水機構側の制御回路
と製氷機側の制御回路とがコネクタにより接続されるよ
うになっている。なお、製氷機側の制御回路に関して
は、基本的には第1実施例の制御回路と同一であるの
で、異なる部分についてのみ説明する。
【0028】図に示す給水機構側の制御回路において、
電源供給ラインRと接続点Dとの間に、ヒューズF1
強制傾動スイッチSW6とが直列に介挿されている。接
続点DとラインTとの間に、リレーX4、ウェイトスイ
ッチSW8およびリレーX4の常開接点X4−aが直列に
介挿されている。また、リレーX4とウェイトスイッチ
SW8との間とラインTの間に、製氷機12の運転スイ
ッチSW7が介挿されている。コネクタK2とラインTと
の間に、給水ランプL1とリレーX4の常閉接点X4−b1
とが直列に介挿されている。なおコネクタK2は、製氷
機側の制御回路の対応するコネクタを介して第2スイッ
チSW2に接続される。またコネクタK3と給水ランプL
1との間に、リレーX4の常閉接点X4−b2が介挿されて
いる。そしてコネクタK3は、製氷機側の制御回路の対
応するコネクタを介して第3スイッチSW3とリレーX1
との間に接続される。更にコネクタK4とラインTとの
間に、給水ポンプPMが介挿され、コネクタK4は製氷
機側の制御回路の対応するコネクタを介して第4スイッ
チSW4に接続されている。またラインRにコネクタK1
が接続されると共に、ラインTにコネクタK5が接続さ
れる。そして各コネクタK1,K5は、製氷機側の制御回
路の対応するコネクタに接続される。
【0029】なお、製氷機側の制御回路において第2ス
イッチSW2と直列に接続される第3スイッチSW3とリ
レーX1とは、第1実施例とは逆の順で接続される。ま
た強制傾動スイッチSW6は給水機構側の制御回路に介
挿されているので、前記リレーX3はラインTに直接接
続されている。更に、コネクタK1にヒューズF2を介し
てリレーX1の常閉接点X1−b2が接続されている。
【0030】
【第2実施例の作用】次に、第2実施例に係る自動製氷
機の作用につき説明する。前記搬送体56を介して支持
箱体54に収納されている貯水タンク58が略満水状態
であるときには、前記ウェイトスイッチSW8はON状
態となっている。従って、図示しない電源スイッチの投
入状態において運転スイッチSW7をON作動させる
と、強制傾動スイッチSW6を介してリレーX4が付勢さ
れてこれと協働する常開接点X4−aが閉成し、リレー
4は自己保持される。またリレーX4と協働する常閉接
点X4−b1,X4−b2が開放し、前記給水ランプL1は消
灯する。なお運転スイッチSW7は、一旦ON作動した
後にOFF状態に戻る。更に、電源スイッチの投入によ
り製氷機側の回路に電源が供給されて、製氷機12では
製氷・除氷運転が開始される。
【0031】前述した第1実施例と同様に、初期動作に
より水皿26が一旦下死点位置まで傾動した後に水平姿
勢に復帰することにより、前記製氷水供給用の第4スイ
ッチSW4がON作動すると、前記給水ポンプPMが回
転し、貯水タンク58中の水がポンプPMを介して製氷
ユニット24の水皿26に供給される。水皿26に所定
量の水が供給されると、第4スイッチSW4がOFF作
動し、給水ポンプPMが停止して、前述した製氷運転と
除氷運転とが繰返される。製氷機12での製氷・除氷運
転が繰返されて貯水タンク58中の水量が減少して所定
値以下になると、前記ウェイトスイッチSW8はOFF
作動(開状態)し、リレーX4の自己保持が解除される。
この結果として、リレーX4と協働する常閉接点X4−b
1が閉成し、給水ランプL1が点灯して作業者に給水の必
要を覚知させる。
【0032】このように構成した第2実施例に係る自動
製氷機の電源を切る必要を生じた場合は、電源スイッチ
を切る前に、前記強制傾動スイッチSW6を一旦OFF
作動した後にON状態に戻す。この場合において、製氷
機12が製氷運転中であるときには、リレーX4および
リレーX3の自己保持が解除され、リレーX2,X3の常閉
接点X2-b1,X3-bを介してアクチュエータモータAM
が回転して水皿26は下死点に向けて傾動する。そして
水皿26が下死点まで傾動して第2スイッチSW2がO
N作動すると、リレーX4の常閉接点X4-b2を介してリ
レーX1が付勢され、これと協働する常閉接点X1-b1,
1-b2を開放することによりアクチュエータモータA
Mおよび圧縮機CMへの通電が停止して、機械の運転が
停止される。すなわち、水皿26は下死点まで傾動した
状態で停止するので、前記製氷突起28に形成されてい
た氷塊が自然落下した場合にこれを揺動板36を介して
貯氷室20へ案内させることができる。また、水皿26
に残留している製氷水は排水受部31に排出されるの
で、製氷水が腐って不衛生となるのを防止し得る。
【0033】また、製氷機12が製氷運転から除氷運転
に切換えられ、前記アクチュエータモータAMへの通電
がリレーX2,X3の常閉接点X2-b1,X3-bを介して行
なわれて水皿26が傾動している途中に、前記強制傾動
スイッチSW6を一旦OFF作動した後にON状態に戻
した場合は、前記水皿26が下死点まで傾動して第2ス
イッチSW2がON作動した際にリレーX4の常閉接点X
4-b2を介してリレーX1が付勢される。従って、該リレ
ーX1と協働する常閉接点X1-b1,X1-b2が開放され
て、アクチュエータモータAMおよび圧縮機CMへの通
電が停止され、水皿26を下死点位置で保持した状態で
機械の運転が停止される。
【0034】
【考案の効果】以上説明した如く、本考案に係る製氷機
の停止装置によれば、水皿を下死点まで強制的に傾動さ
せて停止させることができるので、製氷機を再起動した
際に氷塊の噛み込みを防止して水皿の傾動機構やモータ
等に負荷が加わって故障が発生するのを未然に防止し得
る。また、水皿や製氷基板等の製氷機構が損傷するのを
防ぐことができる。更に、水皿に残留する製氷水を排出
させるので、製氷機の停止期間が長くなっても製氷水が
腐って不衛生となるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係る自動製氷機の概略縦断面図
である。
【図2】 第1実施例に係る自動製氷機における製氷ユ
ニットの概略縦断面図である。
【図3】 第1実施例に係る自動製氷機の電気制御回路
図である。
【図4】 第2実施例に係る自動製氷機の概略縦断面図
である。
【図5】 第2実施例に係る自動製氷機の電気制御回路
図である。
【符号の説明】
16…凝縮器,26…水皿,28…製氷突起,30…製
氷基板,33…蒸発管 CM…圧縮機,AM…アクチュエータモータ,SW2
第2スイッチ SW6…強制傾動スイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(CM)や凝縮器(16)等を備
    える冷凍系に接続する蒸発管(33)と、この蒸発管
    (33)が上面に配設されると共に、下面に多数の製氷
    部(28)を所定間隔で突設垂下させた製氷基板(3
    0)と、製氷機本体に傾動自在に枢支されて常には水平
    姿勢を保持し、内部に貯留した製氷水に前記製氷部(2
    8)を浸漬させるようにした水皿(26)とからなり、
    前記製氷部(28)の周りに製氷水が氷結して氷塊が形
    成されると、前記水皿(26)を斜め下方の下死点に向
    けて傾動させるよう構成した自動製氷機において、 前記製氷機の製氷運転中に操作することで、前記水皿
    (26)の傾動用モータ(AM)を作動させて、該水皿
    (26)を下死点に向けて強制的に傾動させると共に、
    製氷運転から除氷運転に切換えられて前記水皿(26)
    が傾動用モータ(AM)により傾動されている場合の操
    作では、傾動用モータ(AM)の作動を継続させるよう
    設定した強制傾動スイッチ(SW)を設け、 前記強制傾動スイッチ(SW )を操作した後に、前記
    水皿(26)が下死点に達したことを検知手段(S
    )が検出した際に機械の運転を停止して、該水皿
    (26)を下死点位置に保持するよう構成したことを特
    徴する自動製氷機の停止装置。
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