JP2006317039A - 製氷機 - Google Patents

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Yoichi Ogawa
洋一 小川
Mutsunori Ikeda
睦典 池田
Kazuya Matsubara
一也 松原
Isamu Takatsuki
勇 高月
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Fukushima Galilei Co Ltd
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Fukushima Industries Corp
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Abstract

【課題】製氷水を貯留する水受け皿が、浅底状であっても、水受け皿の一箇所に製氷水を集めて給水ポンプで途切れることなく製氷用セルに製氷水を連結的に供給する。製氷サイクル毎に水受け皿から貯留水を全部排出し切れるようにする。
【解決手段】本体ケース1内の製氷室2に、下向きに開口する多数のセル17を備えた製氷ケース10と、下方から製氷ケース10のセル17群に向かって製氷水を噴出するノズル22を備えた給水トレー11と、給水トレー11の下面側に配されて、給水トレー11からの製氷水を受けて貯留する水受け皿12と、水受け皿12に貯留した製氷水を前記ノズル22に循環供給する給水ポンプ14とを含む。水受け皿12のひとつの角隅部に、集水槽36が形成されている。水受け皿12の底壁38の内面は、集水槽36に向かって下り傾斜している。給水ポンプ14は、吸込管50を介して集水槽36の底から製氷水を吸い込むことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、下向きに開口する多数のセルに製氷水を噴出することによって氷を生成する製氷機に関する。
本発明に係る製氷機の基本形態は、図4に示すごとく内部に製氷室2を有する本体ケース1と、製氷室2の上端に固定したベース部材9と、ベース部材9に固定されて、下向きに開口する多数のセル17を備えた製氷ケース10と、製氷ケース10の下方に設置された排水パン8と、排水パン8と製氷ケース10との間に配されて、製氷ケース10のセル17群に向かって製氷水を噴出する多数のノズル22を備えた給水トレー11と、給水トレー11上に製氷水を供給する水供給手段と、給水トレー11の下面側に連結されて、給水トレー11からの製氷水を受け止めて貯留する水受け皿12と、水受け皿12内の製氷水を給水トレー11のノズル22に循環供給する給水ポンプ14とを含む。そのベース部材9には、図5に示すごとく給水トレー11の左右の一方の基端側が揺動アーム25を介して軸26で支持されている。給水トレー11は、水受け皿12と共に給水トレー11の上面が製氷ケース10のセル17に対向する上方の製氷姿勢(図5)と、給水トレー11の先端側が製氷ケース11から離れて給水トレー11の上面が先端側に向かって下り傾斜する下方の離氷姿勢(図7)との間にわたって前記軸26まわりに上下揺動自在であり、給水トレー11を製氷姿勢と離氷姿勢とに切り換える駆動手段を有する。かかる形態の製氷機は、例えば特許文献1などに公知である。
特開平5−312446号公報(段落番号0008、0014、図4)
この種の製氷機においては、製氷時に製氷水(水道水)の供給量を必要最小限に抑えて製氷効率の向上を図る必要がある。一方、製氷ユニットのコンパクトのために、スペース的な制約で水受け皿12は広口の浅底状に形成されている。
そのため、給水トレー11からの製氷水を水受け皿12で受け止めたのち、水受け皿12の最深部に製氷水をいかにして集めるか、これが課題になる。給水ポンプ14で水受け皿12の最深部から製氷水を給水トレー11のノズル22に循環供給する際に、給水ポンプ14の空回りを避けるためである。
また、一回の製氷サイクル毎に、給水トレー11を水受け皿12と共に離氷姿勢に傾けたとき、水受け皿12内の貯留水は全て出し切ることが望まれる。水受け皿12の最深部に貯留水が常に残るようでは、水受け皿12が水垢で汚れるからである。
しかるに、従来では水受け皿12の最深部への製氷水の導入、この最深部からの貯留水の排出性能が不十分であった。
そこで本発明の目的は、給水トレー11から落下して来る製氷水を水受け皿12で受け止めて、この製氷水を水受け皿12の最深部に確実に流し込んで集め、この最深部から給水ポンプ14で製氷水を給水トレー11に循環供給できるようにしたセル方式の製氷機を得るにある。本発明の目的は、製氷サイクル毎に水受け皿12の最深部からも残留水を確実に排出できる製氷機を得るにある。本発明の目的は、水受け皿12の清掃が簡便なセル方式の製氷機を得るにある。
本発明は、前述の基本構成からなる製氷機において、図1および図2に示すごとく、水受け皿12のひとつの角隅部に、水受け皿12において最深となる集水槽36が形成されており、水受け皿12の底壁38の内面が集水槽36に向かって下り傾斜しており、給水ポンプ14が、吸込管50を介して集水槽36の底から製氷水を吸い込めるようにしたことを特徴とする。
具体的には、給水トレー11が図5の前記製氷姿勢にあるとき、水受け皿12の底壁38の内面が、先端側から基端側に向かって下り傾斜するよう形成されていること、水受け皿12には、基端側の前後の一側方に集水槽36が連通状に延長形成されていること、水受け皿12の基端壁部40の外側に、前記集水槽36で画成されたポンプ設置用空間43が形成されていること、前記揺動アーム25にブラケット28を介して取り付けられた給水ポンプ14が、ポンプ設置用空間43に設置されていること、集水槽36の底壁部分37は、図3に示すごとく水受け皿12の底壁38につながって基端側に下り傾斜する傾斜壁37aを有すること、給水ポンプ14の吸込口14aにつながる吸込管50の先端が、集溝槽36内において前記傾斜壁37aの傾斜下端側に設定した最深部に臨んでいることを特徴とする。
集水槽36とポンプ設置用空間43との隔壁43aには、図9に示すごとく通口53が設けられており、この通口53に吸込管50の基端側を着脱自在に連結することができる。
集水槽36を有する側の水受け皿12の前後の一側壁部42の先端側には、図1に示すごとく排水口44が設けられており、排水口44を有する該当の一側壁部42の外側には、給水トレー11が前記離氷姿勢にあるとき、水受け皿12内の貯留水を排水パン8に排出するための排水樋45が排水口44と連通状に形成されている。
水受け皿12の底壁38の内面は、図1に示すごとく先端側から基端側に向けて下り傾斜しているとともに、集水槽36を有する前後の一側壁部42に向けても下り傾斜しており、水受け皿12の底壁38の先端側内面には、水受け皿12の先端壁部39と前後の他側壁部41とが交わる隅部において排水口44側および基端側に向けて傾斜する傾斜段面46が突出形成されている。
(作用)
給水トレー11が上方の製氷姿勢にあるとき、給水トレー11上に供給された製氷水は、給水トレー11から下側の水受け皿12に流れ落ちて受け止められる。給水ポンプ14は、水受け皿12に貯留した製氷水を給水トレー11のノズル22に循環供給する。したがって、ノズル22から製氷ケース10のセル17群に製氷水を噴出でき、各セル17で氷をつくることができる。
製氷ケース10の各セル17で氷が成長形成されると、給水トレー11は水受け皿12と共に先端側が下降する離水姿勢に切り換わる。製氷ケース10が加熱されることで、各セル17から氷が離脱する。離脱した氷は給水トレー11の傾斜上面を滑り落ちて、排水パン8の下方に設定した製氷室2の下部に貯蔵される。このときも、給水トレー11の上面に水供給手段から水を供給し、給水トレー11からの氷の離脱を促すことができる。
請求項1記載の本発明によれば、水受け皿12のひとつの角隅部に集水槽36が形成されており、水受け皿12の底壁38の内面が集水槽36に向かって下り傾斜しているので、水受け皿12上に受けた製氷水は確実に集水槽36に集まる。給水ポンプ14につながる吸込管50の先端は、集水槽36の最深部に臨んでいるので、水受け皿12における製氷水の貯留水位に高低を生じても、給水ポンプ15は空回りすることなく、給水トレー11のノズル22に製氷水を連続的に循環供給し続けることができる。
給水ポンプ14につながる吸込管50は、集水槽36の内底に延びているので、給水ポンプ14の吸込口14aの設置高さに関係なく、給水ポンプ14は吸込管50を付設するだけで集水槽36の最深部から製氷水を吸い込むことができる。
請求項2記載の本発明によれば、更に上記の作用効果に加えて、ベース部材9に給水トレー11を揺動自在に支持する揺動アーム25に、給水ポンプ14がブラケット28を介して取り付けられているので、給水トレー11に荷重負担を掛けることなく、ベース部材9に対して給水ポンプ14も水受け皿12と一体に揺動操作できる。
水受け皿12の周側壁のうち、基端壁部40の外側には、集水槽36で区画されたポンプ設置用空間43を形成し、ここに給水ポンプ14が設置されている。したがって、水受け皿12の基端側の前後の一側方に延長形成した集水槽36を利用して、水受け皿12に給水ポンプ14をコンパクトで合理的に配することができる。
給水トレー11と共に水受け皿12が先の離氷姿勢になったとき、水受け皿12上の貯留水は揺動先端側から排水パン8へ排出するが、このとき、集水槽36の底壁部分37は、水受け皿12の底壁38につながる傾斜壁37aを有するので、集水槽36内の貯留水も全て傾斜壁37aを介して排出できる。したがって、製氷サイクル毎に水受け皿12は貯留水を出し切って清潔に維持しておける。
請求項3記載の本発明によれば、集水槽36とポンプ設置用空間43とを仕切る隔壁43aを利用して、吸込管50と給水ポンプ14の吸込口14aとを最短距離で連通接続できる。前記隔壁43aに設けた通口53に、吸込管50が着脱自在に連結されていると、吸込管50を取り外すことにより、集水槽36の底壁部分37を含めて水受け皿12の掃除に有利である。
請求項4記載の本発明によれば、水受け皿12の前後の一側壁部42に、基端側の集水槽36と先端側の排水口44とを設けたので、水受け皿12が前記離氷姿勢にあるとき、水受け皿12上の貯留水は先の一側壁部42の内面側に片寄せて合理的に排出することができる。
請求項5記載の本発明によれば、請求項4記載の製氷機において水受け皿12の底壁38の内面に傾斜段面46が突出形成されているので、水受け皿12の前後の他側壁部41側の先端隅部に貯留水が残ることもなく、水受け皿12上の貯留水を完全に排出し切ることができる。
図面は本発明に係るセル方式の製氷機の実施例を示す。図4において製氷機は、縦長角箱状の本体ケース1を有する。本体ケース1の内部は、断熱壁で囲まれた上側の製氷室2と、下側の機械室3とに区画形成されている。製氷室2の開口前面は、図外のドアで開閉できる。機械室3の内部には、圧縮機5、凝縮器6、送風ファン7などの冷凍機器が収容されている。
製氷室2の上下中間高さ位置には、排水パン8が固定されていて、製氷室2が排水パン8で上下に区分されており、上側の区画に製氷ユニットが配置され、下側の区画に製氷ユニットで生成した角氷が貯留される。この角氷は製氷室2の前面側から取り出せる。
図4および図5において製氷ユニットは、製氷室2の上端に固定したベース部材9と、ベース部材9の下面に固定された製氷ケース10と、製氷ケース10と排水パン8との間において、製氷ケース10の下面側に配されて、製氷ケース10に向かって製氷水を噴出供給する給水トレー11と、給水トレー11の下面側に連結されて、給水トレー11からの製氷水を受け止めて貯留する水受け皿12と、水受け皿12内の製氷水を給水トレー11に加圧送給する給水ポンプ14と、給水トレー11上に製氷水を供給する給水管15とを備えている。
図5において製氷ケース10は、下向きに開口する四角皿状の容器からなり、その内部に下向きに開口する一群のセル17が区画形成されている。各セル17は、金属板材を格子状に組んで構成する。製氷ケース10の上面には、内部に冷媒を送給して製氷ケース10を氷点以下にまで冷却する冷媒管18が配管されている。離氷過程では冷媒管18にホットガスを送給して製氷ケース10を加熱し、セル17からの生成済み角氷の分離を促進する。
給水トレー11は、下向きに開口する四角皿状に形成されていて、内部に通水路Rが形成された水路枠21を一体に備えている。給水トレー11の下面には、水受け皿12が合計4箇所Pで一体に締結固定されている。給水トレー11と水受け皿12とを一体化した状態において、後述する水受け皿12の先端壁部39と給水トレー11との間には、洗浄水を水受け皿12へ流し込むための隙間Eが確保されている(図5および図6参照)。
図6において給水トレー11の平坦な上壁20には、製氷水をセル17に噴出供給する多数のノズル22と、各ノズル22まわりの戻し孔23とが形成されている。ノズル22は水路枠21で区画された通水路Rに連通しており、戻し孔23は水路枠21の枠外部分に上下貫通状に形成されている。
図5および図7において給水トレー11の揺動基端側となる左端の前後には、プレス金具からなる一対の揺動アーム25の下端を固定してあり、各揺動アーム25の上端が軸26を介してベース部材9にそれぞれ回動自在に軸支されている。これで、給水トレー11は、水受け皿12と共に給水トレー11の上面が製氷ケース10のセル17に対向する上方の製氷姿勢と、給水トレー11の先端側が製氷ケース11から離れて給水トレー11の上面が先端側に向かって下り傾斜する下方の離氷姿勢との間にわたって軸26まわりに上下揺動自在である。
図7および図8において、給水トレー11を先の製氷姿勢と離氷姿勢とに切り換え操作するための駆動手段を有する。この駆動手段は、給水トレー11の右側の揺動先端に臨む状態でベース部材9に固定したモータ30および減速機31と、減速機31の出力軸に固定した一対の駆動アーム32と、給水トレー11に固定した一対のばね受ピン33と、各ばね受ピン33と各駆動アーム32との間に掛け止め装着した一対の引張コイル形のばね34とで構成されている。
時計の文字盤を位置基準にして、図4に示すように駆動アーム32の先端が12時の位置にあるときは、給水トレー11および水受け皿12は製氷姿勢に維持される。製氷姿勢から駆動アーム32が反時計回り方向へ回動して、その先端が図7に示すように、概ね7時の位置に達すると、給水トレー11は水受け皿12と共に軸26まわりに自重で下降揺動して離氷姿勢に切り換わる。この状態から、駆動アーム32を12時の位置まで回動操作すると、給水トレー11は軸26まわりに上昇揺動して製氷姿勢に復帰する。
給水管15は、給水トレー11の上方において、製氷ケース10と揺動アーム25との間の空間に通されており、その管壁には一定間隔置きに給水孔を設けてある。図5において給水管15は、電磁弁35と通水管を介して水道に接続する。電磁弁35が開閉することにより、給水トレー11が製氷姿勢にあるときは、これの上壁20に向かって水道水(製氷水)を散布状に供給し、給水トレー11が離氷姿勢にあるときは、離氷用の水道水(洗浄水)を供給する。
図1および図2において水受け皿12は、上面が開口する浅底の角皿状に形成されている。水受け皿12の前後の一側方、図示例では後方側に集水槽36が水受け皿12の内部と連通状に延長形成されている。水受け皿12の周側壁は、揺動先端側の先端壁部39と、揺動基端側の基端壁部40と、両壁部39・40どうしをつなぐ前後の側壁部41・42とからなる。
水受け皿12はプラスチック成形品である。水受け皿12が給水トレー11と共に図6の製氷姿勢にあるとき、水受け皿12の底壁38の内面は先端側から基端側に向かって下り傾斜しているとともに、前側壁部41側から後側壁部42側に向けて下り傾斜している。また、水受け皿12の基端壁部40は、図2に示すごとく集水槽36に向かって傾斜している。
水受け皿12の基端壁部40の外側には、水受け皿12の周側壁のうち後側壁部42につながる集水槽36でポンプ設置用空間43が内凹み状に区画形成されており、このポンプ設置用空間43に給水ポンプ14を設置する。
図1および図9に示すごとく、集水槽36とポンプ設置用空間43との隔壁43a(集水槽36の前側壁)には、給水ポンプ14と集水槽36とつなぐために通口53が内外貫通状に設けられており、この通口53の外側に給水ポンプ14との接続部52が、通口53の内側に吸込管50との接続部51がそれぞれ一体に形成されている。なお、図1における接続部51の拡大図は、説明の便宜上、集水槽36から切り離して図示した。
図3において集水槽36の底壁部分37は、水受け皿12の底壁38につながる第1の傾斜壁37aと、集水槽36の基端壁36aにつながる第2の傾斜壁37bとが交わる断面V字状に形成されている。このうち、第1の傾斜壁37aは、水受け皿12の底壁38と同じ傾斜角で基端側に下り傾斜しており、第2の傾斜壁37bは、第1の傾斜壁37aよりも急な角度で先端側に向かって下り傾斜している。
前記ポンプ設置用空間43に給水ポンプ14を設置するについて、給水ポンプ14は、図5に示すごとく揺動アーム25の下面に固定した水平のブラケット28に取り付ける。給水ポンプ14の横向きの吸込口14aは前記通口53の接続部52に接続する。給水ポンプ14の上向きの吐出口14bは給水トレー11の通水路Rに連通接続する。
集水槽36においてエルボ状の吸込管50は、前記通口53の接続部51に着脱自在に位置決め接続できる。吸込管50が着脱自在であると、これを抜き外すことにより集水槽36の内底部まで簡単に掃除をすることができる。
吸込管50を用いると、給水ポンプ14の吸込口14aの位置が高くても、吸込管50の先端を集水槽36の底壁部分37の最深部、つまり第1傾斜壁37aの傾斜下端側に導出できる。したがって、集水槽36の貯留水位が一時的に下がった場合にも、給水ポンプ14が製氷水を吸い込めないといった空回りの事態を確実に防ぐことができる。加えて、前記隔壁43aを利用して集水槽36と給水ポンプ14とを最短距離で直結できる。
図1および図2に示すごとく、製氷過程が終了した時点で水受け皿12に残る貯留水や、離氷時の洗浄水は1回の製氷サイクル毎に排水パン8へと排出する。そのために、水受け皿12の後側壁部42の揺動先端側には排水口44を設け、後側壁部42の外側には排水口44に連通する排水樋45を形成した。排水樋45は、水受け皿12の底壁38と同じように先端側から基端側に向けて下り傾斜している。但し、排水樋45の底壁48の傾斜角度は、水受け皿12の底壁38の傾斜角度よりも大きく設定した。
図7において、排水パン8は浅い角皿状のプラスチック成形品からなり、排水パン8に受けた排水は、配水管58を介して機外に排出される(図4参照)。離氷姿勢になった水受け皿12の外郭線は、排水パン8の内部に収まっているので、水受け皿12や給水トレー11からの水は、滴り落ちることがあっても、排水パン8で全て受け止めることができる。
製氷工程では、給水管15から新規な製氷水が給水トレー11上に供給される。この製氷水は、戻し孔23を介して水受け皿12へ流れ落ちる。給水トレー11からの製氷水は、水受け皿12の底壁38のほぼ全面で受け止める。このとき、水受け皿12の底壁38の内面は、全体が基端壁部40に向かって下り傾斜していると共に,前側壁部41から後側壁部42に向かって傾斜している。したがって、水受け皿12上に受けた製氷水は,後側壁部42側の基端に設けた集水槽36に全て寄せ集めた状態で水受け皿12に貯留される。なお、前記排水口44は、余分に供給された製氷水を水受け皿12から排出するオーバーフロー用を兼ねている。
併行して冷媒管18には冷媒を循環送給して製氷ケース10を冷却しながら、給水ポンプ14を起動して水受け皿12の集水槽36から製氷水を通水路Rを介してノズル22に加圧送給し、ノズル22から製氷水をセル17群に噴出供給する。
このとき、吸水管50の先端は、集水槽36の底壁部分37の最深部位近くに配置されているので、吸水ポンプ14は水受け皿12での貯留水位が最も下がった状態でも断続せずに製氷水をノズルに対して連続的に循環供給できる。したがって、製氷工程での初期、中期、後期において給水ポンプ14の給水量を複雑に比例制御せずとも済み、給水管15から余分な製氷水を供給する必要もなくなる。
各セル17での角氷の生成が完了すると、冷媒管18への冷媒送給と、給水ポンプ14による水送給とを停止して、次の離氷工程へ移行する。
離氷過程では、冷媒管18にホットガスを送給して製氷ケース10を加熱し、セル17の周壁と角氷との界面を融解させることにより、角氷の分離を促進する。製氷ケース10を加熱して所定時間が経過した状態で、駆動機構のモータ30を作動させて、駆動アーム32を反時計回りに回動変位させて、給水トレー11を水受け皿12と共に下り傾斜状の離氷姿勢に切り換える。同時に、電磁弁35を切り換えて給水管15からは離氷用の洗浄水を給水トレー11の上面に供給する。
各セル17から抜け出た角氷は、給水トレー11の上壁20に案内されて傾斜先端側へ滑り落ち、製氷室2に貯留される。給水トレー11の上壁に付着した氷屑は、給水管15から供給される洗浄水で洗い流され、洗浄水とともに隙間Eから水受け皿12へ流れ落ちる。洗浄水の一部は、戻し孔23から水受け皿12に落下する。
給水トレー11と共に水受け皿12を離氷姿勢にシフトしたとき、水受け皿12の底壁38は揺動先端側に向かって下り傾斜した状態となり、水受け皿12内の貯留水は排水口44ついで排水樋45を経て排水パン8に流れ出る。このとき、集水槽36の底壁部37は第1の傾斜壁37aを有するので、集水槽36の最内深の貯留水も第1の傾斜壁37aを介して水受け皿12の底壁38の内面に導かれて残らず排出される。水受け皿12の底壁内面は、前側壁部41側から後側壁部42側に向かって傾斜している。したがって、水受け皿12内の貯留水は、水受け皿12を後方側に傾ける面倒な機構を採用せずとも、後側壁部42の内側に片寄せた状態で排水口44から全て出し切ることができる。
水受け皿12の底壁内面において、揺動先端側の前方隅部には傾斜断面46を有するので、ここに貯留水が残ることはない。また、水受け皿12の基端壁部40は、図2に示すごとく後側壁部42側に行くに従って基端側へ傾斜するよう形成してあるので、基端壁部40と前側壁部41とが交わる内隅部分に貯留水が残ることもない。その結果、製氷サイクル毎に水受け皿12の貯留水を全て出し切れるので、水受け皿12の内面全体が水垢で汚れることがなく清潔に維持できる。定期的な清掃に際しては、吸水管50を外して集水槽50の内奥部分を含めて汚れを取ることになる。
一連の離氷動作が終了したら、給水トレー11および水受け皿12を製氷姿勢に復帰させて、給水トレー11の上壁20を製氷ケース10の下面と対向させる。以後は、製氷過程と離氷過程とを交互に行って角氷を連続的に生成する。
水受け皿の斜視図 水受け皿の平面図 図9のA−A線断面図 製氷機の全体の縦断正面図 給水トレーを製氷姿勢にした状態での要部の縦断正面図 給水トレーと水受け皿との関係を示す要部の拡大縦断正面図 給水トレーを離氷姿勢にした状態での要部の正面図 給水トレーの駆動機構を説明する側面図 給水ポンプの設置状態を説明する側面図
符号の説明
1 本体ケース
2 製氷室
9 ベース部材
10 製氷ケース
11 給水トレー
12 水受け皿
14 給水ポンプ
17 セル
22 ノズル
26 軸
28 ブラケット
36 集水槽
37 集水槽の底壁部分
38 水受け皿の底壁
41 水受け皿の前側壁部
42 水受け皿の後側壁部
43 ポンプ設置用空間
44 排水口
45 排水樋
46 傾斜段面
50 吸込管
53 通口

Claims (5)

  1. 本体ケース(1)内の製氷室(2)に、下向きに開口する多数のセル(17)を備えた製氷ケース(10)と、
    下方から製氷ケース(10)のセル(17)群に向かって製氷水を噴出する多数のノズル(22)を備えた給水トレー(11)と、
    給水トレー(11)の下面側に配されて、給水トレー(11)からの製氷水を受け止めて貯留する水受け皿(12)と、
    水受け皿(12)に貯留した製氷水を前記ノズル(22)に循環供給する給水ポンプ(14)とを含み、
    水受け皿(12)のひとつの角隅部に、水受け皿(12)において最深となる集水槽(36)が形成されており、
    水受け皿(12)の底壁(38)の内面が、集水槽(36)に向かって下り傾斜しており、
    給水ポンプ(14)が、吸込管(50)を介して集水槽(36)の底から製氷水を吸い込むようにしたことを特徴とする製氷機。
  2. 内部に製氷室(2)を有する本体ケース(1)と、
    製氷室(2)の上端に固定したベース部材(9)と、
    ベース部材(9)に固定されて、下向きに開口する多数のセル(17)を備えた製氷ケース(10)と、
    製氷ケース(10)の下方に設置された排水パン(8)と、
    排水パン(8)と製氷ケース(10)との間に配されて、製氷ケース(10)のセル(17)群に向かって製氷水を噴出する多数のノズル(22)を備えた給水トレー(11)と、
    給水トレー(11)上に製氷水を供給する水供給手段と、
    給水トレー(11)の下面側に連結されて、給水トレー(11)からの製氷水を受け止めて貯留する水受け皿(12)と、
    水受け皿(12)内の製氷水を給水トレー(11)のノズル(22)に循環供給する給水ポンプ(14)とを含み、
    ベース部材(9)に給水トレー(11)の左右の一方の基端側が揺動アーム(25)を介して軸(26)で支持されており、
    給水トレー(11)は、水受け皿(12)と共に給水トレー(11)の上面が製氷ケース(10)のセル(17)に対向する上方の製氷姿勢と、給水トレー(11)の先端側が製氷ケース(11)から離れて給水トレー(11)の上面が先端側に向かって下り傾斜する下方の離氷姿勢との間にわたって前記軸(26)まわりに上下揺動自在であり、
    給水トレー(11)を製氷姿勢と離氷姿勢とに切り換える駆動手段を有する製氷機において、
    給水トレー(11)が前記製氷姿勢にあるとき、水受け皿(12)の底壁(38)の内面は、先端側から基端側に向かって下り傾斜するよう形成されていること、
    水受け皿(12)には、基端側の前後の一側方に集水槽(36)が連通状に延長形成されていること、
    水受け皿(12)の基端壁部(40)の外側に、前記集水槽(36)で画成されたポンプ設置用空間(43)が形成されていること、
    前記揺動アーム(25)にブラケット(28)を介して取り付けられた給水ポンプ(14)が、ポンプ設置用空間(43)に設置されていること、
    集水槽(36)の底壁部分(37)は、水受け皿(12)の底壁(38)につながって基端側に下り傾斜する傾斜壁(37a)を有すること、
    給水ポンプ(14)の吸込口(14a)につながる吸込管(50)の先端が、集水槽(36)内において前記傾斜壁(37a)の傾斜下端側に設定した最深部に臨んでいることを特徴とする製氷機。
  3. 集水槽(36)とポンプ設置用空間(43)との隔壁(43a)に、通口(53)が設けられており、
    この通口(53)に吸込管(50)の基端側が着脱自在に連結されている請求項2記載の製氷機。
  4. 集水槽(36)を有する側の水受け皿(12)の前後の一側壁部(42)の先端側に排水口(44)が設けられており、
    排水口(44)を有する該当の一側壁部(42)の外側には、給水トレー(11)が前記離氷姿勢にあるとき、水受け皿(12)内の貯留水を排水パン(8)に排出するための排水樋(45)が排水口(44)と連通状に形成されている請求項2または3記載の製氷機。
  5. 水受け皿(12)の底壁(38)の内面が、先端側から基端側に向けて下り傾斜しているとともに、集水槽(36)を有する前後の一側壁部(42)に向けて下り傾斜しており、
    水受け皿(12)の底壁(38)の先端側内面には、水受け皿(12)の先端壁部(39)と前後の他側壁部(41)とが交わる隅部において排水口(44)側および基端側に向けて傾斜する傾斜段面(46)が突出形成されている請求項4記載の製氷機。
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