JP2023017610A - 製氷機 - Google Patents
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Abstract
【課題】製氷水タンクに製氷水を残留する状態と、製氷水タンク内に残留する液体を排出する状態との切替え作業の自動化を図り、省力化できる製氷機を提供する。【解決手段】製氷水タンク13に、水皿12の開放位置においてタンク内に第2規定水位L2で製氷残水を残留させるオーバーフローパイプ25が設けられる。オーバーフローパイプ25に排出通路34を連通するように、オーバーフローパイプ25に排出手段31が配設される。排出手段31は、排出通路34を開閉する開閉バルブ32を備える。開閉バルブ32を制御手段で開閉制御することで、オーバーフローパイプ25により製氷水を残留する状態と、水皿12の開放位置において製氷水タンク13に残留する製氷残水を排出通路34を介して排出する状態とに切り替え得る。【選択図】図2
Description
この発明は、製氷水タンクに貯留した製氷水を、製氷水タンクと製氷部との間で循環して該製氷部に氷を生成する製氷機に関するものである。
下向きに開口する多数の製氷小室に製氷水を下方から噴射供給して、該製氷小室に氷塊を生成する噴射式の製氷機が、喫茶店やレストラン等の施設その他の厨房で好適に使用されている。製氷機の概略構成を説明すれば、筐体内に水平に配置した製氷部に、下方に開口する製氷小室が碁盤目状に多数画成されると共に、該製氷部の上面には、冷凍機構を構成する蒸発器が密着的に蛇行配置される。また製氷部の下方には、支軸を介して水皿が傾動可能に枢支されると共に、該水皿の下部には所定量の製氷水を貯留する製氷水タンクが一体的に設けられている。
前記製氷機では、製氷工程において前記製氷小室を下方から閉成する閉成位置に水皿を保持した状態で、前記蒸発器に冷媒を循環供給して製氷小室を強制的に冷却すると共に、製氷水タンク内の製氷水を循環ポンプによって水皿に送り、該水皿から製氷小室に製氷水を噴射供給する。製氷工程では、製氷小室で製氷水の一部が氷結し、残りの製氷水(未氷結水)が水皿の戻し孔を介して製氷水タンクに回収されて、製氷水として製氷小室に再び供給される。そして、製氷小室に氷塊が生成されると、製氷工程から除氷工程に移行し、蒸発器にホットガスを循環供給して製氷部を加熱すると共に、水皿を開閉機構により支軸を中心として斜め下方の開放位置へ傾動して、製氷小室を開放するよう構成される。なお、製氷工程が完了した時点で製氷水タンクに残留している全ての製氷水(特に区別する場合は製氷残水という)は、該製氷水タンクが除氷工程により水皿と共に傾動することで外部に排出される。除氷工程において、蒸発器へのホットガスの循環供給により製氷小室と氷塊との氷結部が融解し、該氷塊は自重により製氷小室から離脱落下し、開放位置の水皿上を滑落して貯氷室に放出される。製氷部から氷塊が離脱すると、除氷工程から製氷工程に移行し、水皿が再び閉成位置に復帰するよう構成されている。
前記製氷機において、製氷工程の完了時点で製氷水タンクに残留している製氷残水は、製氷工程において0℃近くまで冷却されており、該製氷残水を除氷工程において全て排出するとエネルギーの無駄となる。そこで、製氷水タンクに、水皿の閉成位置および開放位置で最も低くなる位置より上方位置で外部に排出口を開口するオーバーフローパイプを設け、閉成位置において製氷水タンクに貯留する製氷水の上限水位をオーバーフローパイプで規定する一方、開放位置において製氷水タンク内に所定量の製氷残水が残るように製氷残水の一部のみをオーバーフローパイプから排出し、残留させた製氷残水を次回の製氷水として再利用することが行われている。
しかしながら、製氷残水を再利用することを繰り返すと、製氷水中のマグネシウムやカルシウム等のミネラル分の濃縮を原因とするスケール等の不純物が発生し、該不純物が、循環ポンプ、水皿の噴射孔や戻り孔等の製氷水の循環経路に付着することで、詰まり等の弊害が発生する問題を招いていた。そこで、特許文献1に開示の製氷機では、製氷水タンクに対してオーバーフローパイプを回動自在に配設し、該オーバーフローパイプの姿勢を、除氷工程に際して所定量の製氷残水を残留させる第1の姿勢と、製氷残水を全て排出する第2の姿勢とに切り替え得る構成を採用している。
しかしながら、特許文献1に開示の製氷機では、オーバーフローパイプの姿勢を変更する切替え作業は、手動で行うよう構成されているため、省力化を図ることができない難点があった。
ここで、製氷機では、製氷水の循環経路を、薬液で洗浄する洗浄運転が定期的に行われている。この洗浄運転は、循環経路に薬液を循環する洗浄工程の完了後に、循環経路を水ですすぐすすぎ工程が行われる。洗浄工程およびすすぎ工程では、オーバーフローパイプを第1の姿勢としたもとで、前記水皿を閉成位置に保持した状態で、製氷水タンクに貯留した薬液やすすぎ水を循環経路に循環させ、所定の洗浄時間やすすぎ時間が経過した後に、オーバーフローパイプを第2の姿勢に切り替えてから水皿を開放位置に傾動することで、全ての薬液やすすぎ水をオーバーフローパイプを介して排出している。すなわち、洗浄運転を行う場合は、適時にオーバーフローパイプの切替え作業を行う必要から作業者が立ち合わなければならず、洗浄運転の自動化は望めなかった。
すなわち本発明は、前述した従来技術に内在する前記課題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、製氷水タンクに製氷水を残留する状態と、製氷水タンク内に残留する液体を排出する状態との切替え作業の自動化を図り、省力化できる製氷機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1の発明に係る製氷機は、
一方に開口する製氷室を画成した製氷部と、前記製氷室を下方から閉成する閉成位置と製氷室を開放する開放位置とに姿勢変化されると共に、製氷水を貯留可能な製氷水タンクを有する製氷水供給部と、を備えた製氷機において、
前記製氷水タンクに連通し、前記製氷水供給部の開放位置において製氷水タンクに所定量の製氷水を残留させるオーバーフローパイプと、
前記オーバーフローパイプに配設され、前記製氷水供給部の開放位置において前記製氷水タンクの最も低い位置で該製氷水タンクに連通する排出通路が形成された排出部材と、
前記排出通路を開閉する開閉バルブと、
前記開閉バルブを閉成制御して前記オーバーフローパイプにより製氷水を残留する状態と、前記開閉バルブを開放制御して前記製氷水供給部の開放位置において前記製氷水タンクに残留する液体を前記排出通路を介して排出する状態とに切り替える制御手段と、を備えたことを要旨とする。
請求項1の発明では、製氷水を製氷水タンクに残留する状態と、製氷水タンクに残留する液体を排出する状態との切り替えを、開閉バルブの開閉制御によって自動で行い得るようにしたので、省力化を図ることができる。また、状態の切替え作業を自動で行い得るので、洗浄運転において作業者が立ち合う必要はなく、洗浄運転を自動化して省力化を図ることができる。
一方に開口する製氷室を画成した製氷部と、前記製氷室を下方から閉成する閉成位置と製氷室を開放する開放位置とに姿勢変化されると共に、製氷水を貯留可能な製氷水タンクを有する製氷水供給部と、を備えた製氷機において、
前記製氷水タンクに連通し、前記製氷水供給部の開放位置において製氷水タンクに所定量の製氷水を残留させるオーバーフローパイプと、
前記オーバーフローパイプに配設され、前記製氷水供給部の開放位置において前記製氷水タンクの最も低い位置で該製氷水タンクに連通する排出通路が形成された排出部材と、
前記排出通路を開閉する開閉バルブと、
前記開閉バルブを閉成制御して前記オーバーフローパイプにより製氷水を残留する状態と、前記開閉バルブを開放制御して前記製氷水供給部の開放位置において前記製氷水タンクに残留する液体を前記排出通路を介して排出する状態とに切り替える制御手段と、を備えたことを要旨とする。
請求項1の発明では、製氷水を製氷水タンクに残留する状態と、製氷水タンクに残留する液体を排出する状態との切り替えを、開閉バルブの開閉制御によって自動で行い得るようにしたので、省力化を図ることができる。また、状態の切替え作業を自動で行い得るので、洗浄運転において作業者が立ち合う必要はなく、洗浄運転を自動化して省力化を図ることができる。
請求項2に係る発明は、
前記排出部材は、前記オーバーフローパイプに着脱自在に配設されることを要旨とする。
請求項2の発明では、排出部材や開閉バルブを、オーバーフローパイプから取り外して容易に洗浄することができると共に、該排出部材や開閉バルブの交換も容易となる。
前記排出部材は、前記オーバーフローパイプに着脱自在に配設されることを要旨とする。
請求項2の発明では、排出部材や開閉バルブを、オーバーフローパイプから取り外して容易に洗浄することができると共に、該排出部材や開閉バルブの交換も容易となる。
請求項3に係る発明は、
前記オーバーフローパイプは、前記製氷水タンクに着脱自在に配設されることを要旨とする。
請求項3の発明では、除氷工程において、製氷水の全排出と残留させる両機能を有する仕様と、除氷工程において、製氷水を残留するのみの仕様とに、製氷水タンクの構造を変更することなくオーバーフローパイプを交換するだけで変更することができる。
前記オーバーフローパイプは、前記製氷水タンクに着脱自在に配設されることを要旨とする。
請求項3の発明では、除氷工程において、製氷水の全排出と残留させる両機能を有する仕様と、除氷工程において、製氷水を残留するのみの仕様とに、製氷水タンクの構造を変更することなくオーバーフローパイプを交換するだけで変更することができる。
本発明に係る製氷機によれば、製氷水を製氷水タンクに残留する状態と、製氷水タンクに残留する液体を排出する状態との切替え作業の自動化を図り、省力化できる。
次に、本発明に係る製氷機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。実施例では、製氷機として、所謂クローズドセルタイプの製氷機構を備えた噴射式の製氷機を挙げて説明する。
図1、図2に示す実施例の製氷機は、その本体となる箱体10の内部に貯氷室10aが画成されると共に、箱体10の内部上方には、製氷部11、水皿12および製氷水タンク13等からなる製氷機構14が配設されている。具体的には、箱体10の上部に水平に配置した取付部材15の下方に、下向き(一方)に開口する多数の製氷小室(製氷室)11aを画成した製氷部11が固定支持される。製氷部11の上面には、冷凍機構を構成する蒸発器16が密着的に蛇行配置され、製氷工程時に冷媒を循環させて製氷部11(製氷小室11a)を強制冷却し、除氷工程時に高温冷媒(ホットガス)を循環させて製氷部11(製氷小室11a)を加熱するよう構成される。また、製氷部11の下方に水皿12が配設され、この水皿12の下側に、製氷水を貯留する製氷水タンク13が一体的に配設されている。なお、図示しないが、箱体10には、貯氷室10aから氷塊(氷)を取り出すための取出口が前方に開放するように開設されると共に、この取出口を開閉する扉が配設されている。以下の説明において、扉が設けられる側を前側として、前後方向を指称し、左右方向とは、製氷機を正面から見た図1の状態での左右方向をいう。
図1、図2に示す如く、前記水皿12は、前記取付部材15の左側に偏った位置に設けられた支持部15aに対して前後方向に延在する支持軸17を介して回動可能に枢支される。水皿12には、各製氷小室11aと対応する位置に、前記製氷水タンク13内の製氷水を製氷部11の各製氷小室11aへ噴射するための噴射孔12aおよび製氷部11へ供給されて氷結に至らなかった製氷水(未氷結水)を製氷水タンク13へ戻す戻り孔12bが夫々開設されている(図4、図5に一部図示)。
図1、図2に示す如く、前記水皿12の上方に、図示しない水道源に連通する給水管22が設けられると共に、該給水管22に給水弁23が介挿されており、該給水弁23を開放することで、給水管22から常温の水が水皿12の表面へ供給されるよう構成される。水皿表面に供給された水は、水皿12に設けた前記戻り孔12b等を介して製氷水タンク13に貯留され、製氷水等として使用される。製氷水タンク13に、該製氷水タンク13に貯留されている製氷水を水皿12に供給する循環ポンプ19が配設されており、該循環ポンプ19によって水皿12に供給された製氷水は、該水皿12に設けた前記噴射孔12aから製氷部11の各製氷小室11aに噴射供給される。そして、製氷部11で氷結しなかった製氷水は、戻り孔12bを介して製氷水タンク13に回収され、再度の循環に供される。実施例では、製氷水タンク13、製氷部11、水皿12および製氷水タンク13と水皿12とを循環ポンプ19を介して接続して製氷水が流通する管体(図示せず)が、製氷水タンク13と製氷部11との間で製氷水が循環する循環経路となる。なお、製氷水タンク13の前面側には、後述する洗浄モードにおいて、製氷水の循環経路を洗浄するための薬液を注入する薬液注入口13aが設けられている。また、前記製氷機構14の下方には、該製氷機構14から流下する排水(製氷残水、オーバーフロー水、結露水等)を受けるドレンパン24が配設されており、該ドレンパン24で受けた排水は機外へ排出される。
前記製氷機構14には、前記水皿12の枢支側と反対側(右側)に、前記製氷部11に対して水皿12および製氷水タンク13からなる製氷水供給部を開閉(傾動)させるための傾動機構18が設けられている。製氷機構14では、製氷工程において製氷水供給部の水皿12が、図1に示す如く、傾動機構18によって製氷部11の各製氷小室11aの下面を塞いだ閉成位置に保持され、製氷水タンク13に貯留されている製氷水が、前記循環ポンプ19により水皿12から前記蒸発器16によって冷却された各製氷小室11aに対して噴射供給されて、該製氷小室11aに氷塊(氷)が生成される。また、製氷機構14では、除氷工程において製氷水供給部の水皿12が、図2に示す如く、傾動機構18によって製氷部11から下方へ離間して製氷小室11aからの氷塊の放出を許容する傾斜姿勢となる開放位置で保持され、蒸発器16によって加熱された製氷小室11aから離脱した氷塊が、水皿12の傾斜した上面に案内されて前記貯氷室10aに落下するよう構成される。なお、傾動機構18は、製氷水供給部を傾動して閉成位置と開放位置とで姿勢変化させるものであるが、以下の説明では、単に水皿12を傾動するというと共に、水皿12の閉成位置、開放位置という。
前記傾動機構18は、ギヤードモータ等のモータ(駆動手段)20により正転方向または逆転方向に回転するカム部材(図示せず)を備え、該カム部材を正転方向または逆転方向に回転することで、前記水皿12は、前記閉成位置と開放位置とに変位する。傾動機構18には、閉成位置から傾動した水皿12が開放位置に至ったことを検知すると共に、開放位置から傾動した水皿12が閉成位置に至ったことを検知する検知手段21(図6参照)が設けられ、該検知手段21が水皿12の開放位置または閉成位置を検知してモータ20を停止することで、水皿12を開放位置または閉成位置に保持するよう構成される。
前記製氷水タンク13には、タンク内に貯留する製氷水や薬液等の液体を排出可能なオーバーフローパイプ25が設けられている。オーバーフローパイプ25は、図5に示す如く、第1筒部26と第2筒部27とをL字状に連結した筒状の部材であって、第1筒部26の開放端に入口26aが形成されると共に、第2筒部27の開放端に出口(排出口)27aが形成されている。オーバーフローパイプ25は、製氷水タンク13に設けられて内外方向に貫通する通孔28aが形成された取着部28に対し、第1筒部26を通孔28aに嵌挿することで、入口26aが製氷水タンク13の内部に連通した状態で製氷水タンク13に取り付けられて、出口27aが製氷水タンク13の外部で開口する。オーバーフローパイプ25は、つまみ付きボルト等の固定手段30によって、製氷水タンク13に対して工具を用いることなく簡単に着脱可能に構成される。なお、オーバーフローパイプ25の出口27aから排出される液体は、前記ドレンパン24で受けられる。
前記取着部28の通孔28aは、前記水皿12の枢支側とは反対側において、該水皿12の閉成位置において閉成姿勢となっている前記製氷水タンク13内の最も低くなる位置より所定高さだけ上方位置で、かつ水皿12の開放位置において開放姿勢となっている製氷水タンク13内の最も低くなる位置においてタンク内に連通している。すなわち、通孔28aに第1筒部26が嵌挿された前記オーバーフローパイプ25の入口26aは、水皿12の開放位置において開放姿勢となっている製氷水タンク13内の最も低くなる位置においてタンク内に連通する。そして、オーバーフローパイプ25の第2筒部27は、図1、図2に示す如く、水皿12の枢支側に向けて延在する。また、第2筒部27は、水皿12の閉成位置(製氷水タンク13の閉成姿勢)では略水平または出口27aが僅かに斜め上を向く姿勢になると共に、水皿12の開放位置(製氷水タンク13の開放姿勢)では出口27aが水平姿勢の状態より大きく斜め上を向く傾斜姿勢で延在するよう構成される。すなわち、オーバーフローパイプ25の出口27aは、水皿12の閉成位置および開放位置の何れにおいても、閉成姿勢および開放姿勢となっている製氷水タンク13におけるタンク内の最も低くなる位置より所定高さだけ上方に位置し、出口27aの下端27bまでは、製氷水タンク13内に所定量の製氷水等を貯留し得るよう構成される。言い替えると、オーバーフローパイプ25は、水皿12を閉成位置に保持した製氷工程の開始時において、タンク内に貯留する製氷水の量を規定すると共に、水皿12を開放位置に保持した除氷工程において、タンク内に残留させる製氷水(製氷残水)の量を規定する貯留量規定手段として機能する。実施例では、水皿12の閉成位置において、製氷水タンク13内に製氷水を、出口27aの下端27bで規定される第1規定水位L1まで貯留し、水皿12の開放位置において、製氷水タンク13内に製氷残水を、出口27aの下端27bで規定される第2規定水位L2まで残留させるよう構成される。
図3、図5に示す如く、前記オーバーフローパイプ25の第2筒部27における第1筒部26との連結部位に対応して、外方(前方)に向けて延出するパイプ状の接続部29が設けられている。そして、該接続部29に、後述する開閉バルブ32の流入部32bが接続されて、製氷水タンク13内の製氷残水等を排出する後述する排出通路34が製氷水タンク13の内部に連通するよう構成される。
前記オーバーフローパイプ25には、前記水皿12の開放位置において前記製氷水タンク13に残留する製氷残水を排出可能な排出手段31が着脱自在に配設されている。排出手段31は、図3~図5に示す如く、オーバーフローパイプ25の前記接続部29に接続される開閉バルブ32と、該開閉バルブ32に接続される排出チューブ33と、を備える。開閉バルブ32は、バルブ本体32aから後方に延出する流入部32bと、バルブ本体32aから前方に延出する流出部32cとを備え、バルブ本体32a、流入部32bおよび流出部32cに亘って、液体が流通可能な通路が形成されて、該通路を、流入部32bと流出部32cとの間で開閉するよう構成される。そして、開閉バルブ32は、流入部32bをオーバーフローパイプ25の接続部29に着脱自在に嵌挿することで、前記通路がオーバーフローパイプ25を介して製氷水タンク13に連通する状態でオーバーフローパイプ25に取り付けられる。また、排出チューブ33は、略直線状に延在する本体部33aの一端部に屈曲する被着部33bが設けられており、該被着部33bを開閉バルブ32の流出部32cに着脱自在に被着することで、排出チューブ33は前記通路に連通する状態で開閉バルブ32に取り付けられる。実施例では、開閉バルブ32に形成された通路と、排出チューブ33内の通路とで、製氷水タンク13に残留する製氷残水を排出する排出通路34が形成される。すなわち、実施例では、バルブ本体32a、流入部32b、流出部32cおよび排出チューブ33が、製氷水タンク13に連通する排出通路34が形成される排出部材を構成し、該排出部材は、オーバーフローパイプ25に対して着脱自在に配設される。そして、オーバーフローパイプ25を介して製氷水タンク13に連通する排出通路34は、前記水皿12の開放位置において開放姿勢となっている製氷水タンク13内の最も低くなる位置においてタンク内に連通する。なお、排出チューブ33は、軟質な合成樹脂またはゴムを材質として形成されており、該排出チューブ33の被着部33bは、開閉バルブ32の流出部32cに対して容易に着脱し得るよう構成される。
前記排出チューブ33は、図2に示す如く、前記水皿12の開放位置において、本体部33aが前記被着部33bから他端に向けて下方傾斜するように延在し、該本体部33aにおける他端側の端部で開口している。実施例では、前記開閉バルブ32の流入部32bの延出端の開口が、排出通路34の入口34aになると共に、排出チューブ33における他端側の端部開口が、排出通路34の出口34bになる。そして、排出通路34の出口34bは、水皿12の開放位置において製氷水タンク13内の最も低くなる位置で該製氷水タンク13に連通する排出通路34の入口34aより低い位置で開口し、前記製氷水タンク13内の製氷残水等を全て排出し得るよう構成される。なお、排出通路34(排出チューブ33)の出口34bから排出される液体は、前記ドレンパン24で受けられる。
製氷機の制御手段35には、前記冷凍機構を構成する各機器の他に、図6に示す如く、前記循環ポンプ19、傾動機構18のモータ20、給水弁23、開閉バルブ32、検知手段21等の各機器と電気的に接続され、冷凍機構および製氷機構14を統括的に制御する。制御手段35は、検知手段21から検知信号が入力されると、モータ20に対して停止信号を出力して該モータ20を停止し、水皿12を閉成位置または開放位置に停止保持するよう構成される。制御手段35には、前記給水弁23および給水管22による給水時間、後述する洗浄モードでの洗浄時間やすすぎ時間等をカウントする各種のタイマ(図示せず)が設けられている。また、制御手段35は、製氷工程の回数をカウントするカウンタ36を備え、該カウンタ36が予め設定した設定回数Nをカウントすると、制御手段35は、前記排出通路34を閉成している前記開閉バルブ32を開放制御し、前記製氷水タンク13に残留する液体を排出通路34を介して排出する状態に切り替えるよう設定されている。すなわち、制御手段35は、開閉バルブ32を閉成制御して前記オーバーフローパイプ25により製氷水を残留する状態と、開閉バルブ32を開放制御して前記水皿12の開放位置において製氷水タンク13に残留する液体を排出通路34を介して排出する状態とに切り替えるよう設定される。
実施例の製氷機は、製氷工程において、前記製氷部11に配設された温度センサ(図示せず)が製氷完了温度を検知した際に、製氷小室11aに所定の大きさの氷塊が生成されたと判断した制御手段35によって、前記循環ポンプ19が停止されて製氷工程が完了され、除氷工程に移行するよう構成される。また、製氷機は、除氷工程において、前記温度センサが除氷完了温度を検知した際に、製氷部11の加熱により全ての氷塊が離脱したと判断した制御手段35によって、前記蒸発器16による製氷部11の加熱が停止されると共に、前記モータ20が逆駆動されて前記水皿12が開放位置から閉成位置まで戻され、除氷工程が終了される。
ここで、前記製氷水タンク13に供給される製氷水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分等の様々なものが含まれているので、製氷工程と除氷工程とからなる製氷サイクルを繰り返し行うことで、製氷部11や配管等の製氷水の循環経路に、前記ミネラル分が濃縮したスケールや水垢などの不純物が付着してしまう。そこで、実施例の製氷機では、製氷サイクルを繰り返す製氷モードと、前記製氷機構14において製氷水の循環経路を薬液で洗浄する洗浄モード(洗浄運転)とを選択し得るよう構成される。洗浄モードでは、循環経路に薬液を循環する洗浄工程の終了後に、循環経路を水(水道水)ですすぐすすぎ工程を行うようになっている。洗浄工程では、前記製氷水タンク13に貯留されている製氷水を、前記開閉バルブ32を開放制御して全量排出した後に該開閉バルブ32を閉成制御し、前記水皿12を閉成位置に保持した状態で、製氷水タンク13に設けた前記薬液注入口13aを介して薬液を製氷水タンク13に供給した後、前記循環ポンプ19を洗浄時間に亘って運転することで、製氷水タンク13に貯留した薬液を循環経路に循環させる。そして、洗浄時間を経過すると循環ポンプ19を停止し、前記傾動機構18によって水皿12を開放位置まで傾動し、製氷水タンク13の薬液を、開閉バルブ32を開放制御して全量排出した後に該開閉バルブ32を閉成制御し、傾動機構18によって水皿12を閉成位置まで戻し、洗浄工程が終了する。
すすぎ工程では、所定の給水時間に亘って前記給水弁23を開放して、前記製氷水タンク13にすすぎ水(水道水)を所定量供給する。そして、前記循環ポンプ19をすすぎ時間に亘って運転することで、製氷水タンク13に貯留したすすぎ水を循環経路に循環させて該循環経路をすすぐ。すすぎ時間を経過すると循環ポンプ19を停止し、前記傾動機構18によって前記水皿12を開放位置まで傾動し、製氷水タンク13のすすぎ水を前記開閉バルブ32を開放制御して全量排出した後に該開閉バルブ32を閉成制御し、傾動機構18によって水皿12を閉成位置まで戻し、すすぎ工程を終了する。なお、すすぎ工程は、予め設定されたすすぎ回数だけ繰り返され、設定すすぎ回数に達すると、洗浄モードでの運転が終了される。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る製氷機の作用について説明する。
次に、実施例に係る製氷機の作用について説明する。
〔製氷水タンクに製氷残水を残留する場合〕
製氷機の製氷工程に際し、前記水皿12は、図1に示す如く、前記製氷部11を下方から閉成する閉成位置にあって、前記製氷水タンク13は閉成姿勢に保持されている。また、製氷工程の開始時には、製氷水タンク13内には、前記オーバーフローパイプ25で規定される第1規定水位L1まで製氷水が貯留されている。また、前記排出通路34は、前記開閉バルブ32によって閉成されている。水皿12が閉成位置に臨む状態で製氷工程が行われ、前記製氷小室11aに氷塊が生成されたことを温度センサが検知することで製氷工程を終了して除氷工程に移行すると、前記傾動機構18によって水皿12は開放位置に向けて傾動し、前記検知手段21が水皿12の開放位置を検知すると傾動機構18が停止し、図2に示す如く、水皿12は開放位置に停止保持される。水皿12の閉成位置から開放位置への傾動に際し、製氷水タンク13内の製氷水は、オーバーフローパイプ25を介して前記ドレンパン24に排出され、水皿12の開放位置において製氷水タンク13には、前記第2規定水位L2まで製氷水(製氷残水)が残留する。
製氷機の製氷工程に際し、前記水皿12は、図1に示す如く、前記製氷部11を下方から閉成する閉成位置にあって、前記製氷水タンク13は閉成姿勢に保持されている。また、製氷工程の開始時には、製氷水タンク13内には、前記オーバーフローパイプ25で規定される第1規定水位L1まで製氷水が貯留されている。また、前記排出通路34は、前記開閉バルブ32によって閉成されている。水皿12が閉成位置に臨む状態で製氷工程が行われ、前記製氷小室11aに氷塊が生成されたことを温度センサが検知することで製氷工程を終了して除氷工程に移行すると、前記傾動機構18によって水皿12は開放位置に向けて傾動し、前記検知手段21が水皿12の開放位置を検知すると傾動機構18が停止し、図2に示す如く、水皿12は開放位置に停止保持される。水皿12の閉成位置から開放位置への傾動に際し、製氷水タンク13内の製氷水は、オーバーフローパイプ25を介して前記ドレンパン24に排出され、水皿12の開放位置において製氷水タンク13には、前記第2規定水位L2まで製氷水(製氷残水)が残留する。
前記水皿12が開放位置で停止している間に除氷工程が進行し、各製氷小室11aから脱氷された氷塊は、水皿12の上面を滑落して貯氷室10aに向けて放出される。前記製氷部11から全ての氷塊が落下したことを温度センサが検知すると、前記傾動機構18によって水皿12は閉成位置に向けて傾動する。また、水皿12が開放位置から閉成位置に向けて傾動を開始すると、前記制御手段35は、前記給水弁23を開放して前記製氷水タンク13に、次回の製氷工程で使用される製氷水としての水を供給する。前記検知手段21が水皿12の閉成位置を検知すると傾動機構18が停止し、水皿12は閉成位置に停止保持され、再び製氷工程に入る。なお、制御手段35は、製氷水タンク13に、前記第1規定水位L1まで製氷水が貯留されると、給水弁23を閉成して給水を停止する。
〔製氷水タンクに製氷残水を残留しない場合〕
実施例の製氷機では、除氷工程の際に所定量の製氷残水を製氷水タンク13に残留して、該製氷残水を次回の製氷水として再利用することを繰り返すと、不純物による問題を招くため、前記カウンタ36が設定回数Nをカウントすることを条件として、製氷残水を全排出する全排出除氷工程が実行される。すなわち、全排出除氷工程では、前記制御手段35が前記開閉バルブ32を開放制御して前記排出通路34を開放したもとで、前記傾動機構18によって水皿12を開放位置まで傾動して停止保持する。製氷水タンク13内の製氷水は、前記オーバーフローパイプ25および排出通路34から前記ドレンパン24に排出される。排出通路34の入口34aは、開放姿勢となっている製氷水タンク13内の最も低くなる位置においてタンク内に連通し、かつ該排出通路34の出口34bは、入口34aより低い位置で開口しているので、排出通路34によって製氷水タンク13内の製氷残水は全て排出される。
実施例の製氷機では、除氷工程の際に所定量の製氷残水を製氷水タンク13に残留して、該製氷残水を次回の製氷水として再利用することを繰り返すと、不純物による問題を招くため、前記カウンタ36が設定回数Nをカウントすることを条件として、製氷残水を全排出する全排出除氷工程が実行される。すなわち、全排出除氷工程では、前記制御手段35が前記開閉バルブ32を開放制御して前記排出通路34を開放したもとで、前記傾動機構18によって水皿12を開放位置まで傾動して停止保持する。製氷水タンク13内の製氷水は、前記オーバーフローパイプ25および排出通路34から前記ドレンパン24に排出される。排出通路34の入口34aは、開放姿勢となっている製氷水タンク13内の最も低くなる位置においてタンク内に連通し、かつ該排出通路34の出口34bは、入口34aより低い位置で開口しているので、排出通路34によって製氷水タンク13内の製氷残水は全て排出される。
前記温度センサが、前記製氷部11から全ての氷塊が落下したことを検知すると、前記制御手段35は、前記開閉バルブ32を閉成制御して前記排出通路34を閉成すると共に、前記傾動機構18によって水皿12を閉成位置に向けて傾動させる。全排出除氷工程から製氷工程に移行する際には、前述した通り、給水管22から水を製氷水タンク13に供給し、該製氷水タンク13内に前記第1規定水位L1で製氷水が貯留された状態で、製氷工程が行われる。
実施例の製氷機では、前記洗浄モードにおける洗浄工程およびすすぎ工程において、前記開閉バルブ32で排出通路34を閉成すると共に前記水皿12を閉成位置に保持した状態での洗浄時間やすすぎ時間が経過すると、前記制御手段35によって開閉バルブ32を開放制御して排出通路34を開放する。これにより、水皿12が開放位置まで傾動して保持されることで、製氷水タンク13内に残留している薬液やすすぎ水を、排出通路34を介して全て排出することができる。また、長期間の機械停止があった場合の起動時や、前記貯氷室10aが満杯となったことを検知して前記製氷機構14による製氷サイクルを停止する場合に、全排出除氷工程と同様に、開閉バルブ32を開放制御して排出通路34を開放することで、製氷水タンク13内に残留している製氷残水等を、排出通路34を介して全て排出するようにすれば、製氷水タンク13内に長期に亘って貯留されていた製氷残水を排出したり、製氷水タンク13内に製氷残水が残留したまま製氷サイクルが停止するのを防ぐことができ、衛生的である。なお、製氷水タンク13内に残留している製氷残水等を全て排出する制御は、貯氷室10aの満杯状態が解消されて、製氷機構14による製氷サイクルを再開するときに行うようにしてもよい。
実施例の製氷機では、前記オーバーフローパイプ25によって、除氷工程において所定量の製氷残水を残留して再利用する構成において、該製氷残水を、前記排出手段31によって全て排出し得るよう構成したので、製氷工程において0℃近くまで冷却された製氷残水を再利用してエネルギーが無駄となるのを抑制しつつ、製氷残水を再利用することを続けることによる不純物に起因する詰まり等の弊害が発生するのを防ぐことができる。
実施例の製氷機では、製氷水を製氷水タンク13に残留する状態と、製氷水タンク13に残留する製氷残水や薬液等の液体を排出する状態との切り替えを、開閉バルブ32の開閉制御によって自動で行い得るようにしたので、省力化を図ることができる。また、状態の切替え作業を自動で行い得るので、洗浄モードにおいて作業者が立ち合う必要はなく、洗浄モードを自動化して省力化を図ることができる。
ここで、マグネシウムやカルシウム等を多く含む硬水を製氷水として使用する地域(殊に、外国地域)では、除氷工程で製氷水を全て排出する構造が必要となるが、ミネラル分の少ない軟水を製氷水として使用する地域では、不純物の析出は少なく、除氷工程で製氷水を全て排出する必要はなく、製氷水の全排出と残留させる両機能を有する構造とすると、過剰構造となる。実施例の製氷機では、排出手段31を備えたオーバーフローパイプ25を、従来のオーバーフローパイプと交換するだけで、除氷工程において、製氷水の全排出と残留させる両機能を有する仕様と、除氷工程において、製氷水を残留するのみの仕様とに、製氷水タンクの構造を変えることなく変更し得るので、過剰構造となったり製造コストの上昇を抑えることができる。また、飲食店等に製氷機を設置した状態で、現地においてオーバーフローパイプ25を交換するだけで、全排出の機能を容易に追加できる。
前記オーバーフローパイプ25から排出手段(排出部材)31を取り外すことができるので、前記開閉バルブ32や排出チューブ33を外部で容易に洗浄することができると共に、該開閉バルブ32や排出チューブ33の交換も容易となる。また、開閉バルブ32に対して排出チューブ33を、前記接続部29に被着部33bを被着する簡単な構成で着脱可能としたので、排出チューブ33の洗浄や交換に際して工具を用いることなく排出チューブ33を容易に取り外すことができる。
〔変更例〕
本願は、前述した実施例の構成に限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、排出部材を、開閉バルブを構成する部材(具体的にはバルブ本体、流入部、流出部)および排出チューブから構成したが、開閉バルブの流出部を、排出チューブと同様の構成とすれば、排出チューブを省略することができる。
(2) 実施例では、カウンタが設定回数をカウントした条件で、全排出除氷工程(開閉バルブを開放制御することでの状態の切り替え)を行うよう構成したが、予め設定した時間をタイマがカウントした条件で全排出除氷工程を行う構成としたり、製氷機に設けたスイッチ操作によりスイッチがONした条件で全排出除氷工程を行う構成とすることができる。すなわち、制御手段により開閉バルブを開放制御して状態を切り替える条件を満たしたことを検知する手段は、カウンタに限らずタイマやスイッチ等、その他の各種手段を用いることができる。
本願は、前述した実施例の構成に限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、排出部材を、開閉バルブを構成する部材(具体的にはバルブ本体、流入部、流出部)および排出チューブから構成したが、開閉バルブの流出部を、排出チューブと同様の構成とすれば、排出チューブを省略することができる。
(2) 実施例では、カウンタが設定回数をカウントした条件で、全排出除氷工程(開閉バルブを開放制御することでの状態の切り替え)を行うよう構成したが、予め設定した時間をタイマがカウントした条件で全排出除氷工程を行う構成としたり、製氷機に設けたスイッチ操作によりスイッチがONした条件で全排出除氷工程を行う構成とすることができる。すなわち、制御手段により開閉バルブを開放制御して状態を切り替える条件を満たしたことを検知する手段は、カウンタに限らずタイマやスイッチ等、その他の各種手段を用いることができる。
11 製氷部,11a 製氷小室(製氷室),12 水皿(製氷水供給部)
13 製氷水タンク(製氷水供給部),32 開閉バルブ
32a バルブ本体(排出部材),32b 流入部(排出部材)
32c 流出部(排出部材),33 排出チューブ,34 排出通路,35 制御手段
13 製氷水タンク(製氷水供給部),32 開閉バルブ
32a バルブ本体(排出部材),32b 流入部(排出部材)
32c 流出部(排出部材),33 排出チューブ,34 排出通路,35 制御手段
Claims (3)
- 一方に開口する製氷室(11a)を画成した製氷部(11)と、前記製氷室(11a)を下方から閉成する閉成位置と製氷室(11a)を開放する開放位置とに姿勢変化されると共に、製氷水を貯留可能な製氷水タンク(13)を有する製氷水供給部(12,13)と、を備えた製氷機において、
前記製氷水タンク(13)に連通し、前記製氷水供給部(12,13)の開放位置において製氷水タンク(13)に所定量の製氷水を残留させるオーバーフローパイプ(25)と、
前記オーバーフローパイプ(25)に配設され、前記製氷水供給部(12,13)の開放位置において前記製氷水タンク(13)の最も低い位置で該製氷水タンク(13)に連通する排出通路(34)が形成された排出部材(32a,32b,32c,33)と、
前記排出通路(34)を開閉する開閉バルブ(32)と、
前記開閉バルブ(32)を閉成制御して前記オーバーフローパイプ(25)により製氷水を残留する状態と、前記開閉バルブ(32)を開放制御して前記製氷水供給部(12,13)の開放位置において前記製氷水タンク(13)に残留する液体を前記排出通路(34)を介して排出する状態とに切り替える制御手段(35)と、を備えた
ことを特徴とする製氷機。 - 前記排出部材(32a,32b,32c,33)は、前記オーバーフローパイプ(25)に着脱自在に配設される請求項1記載の製氷機。
- 前記オーバーフローパイプ(25)は、前記製氷水タンク(13)に着脱自在に配設される請求項1または2記載の製氷機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021121969A JP2023017610A (ja) | 2021-07-26 | 2021-07-26 | 製氷機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2021121969A JP2023017610A (ja) | 2021-07-26 | 2021-07-26 | 製氷機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2023017610A true JP2023017610A (ja) | 2023-02-07 |
Family
ID=85157583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021121969A Pending JP2023017610A (ja) | 2021-07-26 | 2021-07-26 | 製氷機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2023017610A (ja) |
-
2021
- 2021-07-26 JP JP2021121969A patent/JP2023017610A/ja active Pending
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