JP2022122476A - 製氷機 - Google Patents

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Abstract

【課題】氷不足が生じる事態を抑制しつつ、洗浄運転を自動的に実行可能な製氷機を実現する。【解決手段】製氷機10は、製氷部11と、冷却装置40と、水タンク13と、貯氷庫14と、貯氷センサ33と、製氷部11及び水タンク13を経路上に含む流水経路に水を循環するための循環ポンプ15と、制御部6と、使用者が製氷運転の停止を選択可能な操作部5Aと、時間の経過を計時する計時部6と、を備え、制御部6は、製氷運転後、計時部6において第1待機時間が経過すると洗浄運転を開始し、第1待機時間内に、貯氷センサ33が所定の上限値を検出した場合又は操作部5Aにおいて製氷運転の停止が選択された場合には、計時部6において第1待機時間よりも小さい値である第2待機時間のタイマーカウントを開始し、第1待機時間の経過前に第2待機時間が経過すると、第1待機時間の経過を待たずに洗浄運転を開始する。【選択図】図19

Description

本技術は、製氷機に関する。
従来、製氷機において、所定の製氷運転時間後には洗浄運転が行われることが知られており、その一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の製氷機では、ユーザが「掃除」ボタンを押すと、自動脱スケール及び消毒プロセスが開始される。当該プロセスには、ユーザが脱スケールを行う洗浄剤を水だめの主貯水槽に加えるために、当該プロセスを一次中断するステップが含まれている。洗剤投入後、ユーザが制御パネルのボタン等を押すと、当該プロセスが再開される。また、特許文献1には、主貯水槽の水位が消毒水位に達すると、消毒剤槽内の消毒剤が主貯水槽内に自動投入される技術が記載されている。
特許第6506408号公報
特許文献1の製氷機によれば、ユーザは洗剤を加える作業を手動で行い、作業終了後にはボタンを押して当該プロセスを進行させる必要がある。また、消毒剤はその全量が主貯水槽に投入されるため、ユーザは投入毎に消毒剤槽に消毒剤を補充しなければならない。
そこで、洗浄運転の全工程を自動化できれば、ユーザの手間を省き、作業効率を向上できると考えられる。また、洗浄運転が所定の製氷運転時間後や製氷運転回数後に自動的に開始されるようにすれば、ユーザが開始操作をすることなく洗浄運転が定期的に確実に実行されるようになると考えられる。
しかしながら、洗浄運転の開始から実行までを全て自動化すると、洗浄運転中は新たな氷が生成されないため、氷不足が生じてしまう懸念がある。具体的には、氷の需要が大きい時期(例えば製氷機の使用店舗の繁忙期)に、貯氷庫に貯えられた氷の残量が少ないにもかかわらず、洗浄運転が自動的に開始されると、ユーザが氷を使用しても補充されない状態となるため、氷不足が生じる可能性がある。一般に、洗浄運転は30分以上要することから、ユーザは洗浄運転が終了して製氷が再開するまで長時間、氷不足の状態で待たなければならなくなってしまう。
本願明細書に記載の技術は上記のような実情に基づいて完成されたものであって、氷不足が生じる事態を抑制しつつ、洗浄運転を自動的に実行可能な製氷機を実現することを目的とする。
本願明細書に記載の技術に関わる製氷機は、氷を生成する製氷部と、前記製氷部を冷却する冷却装置と、前記製氷部に供給される水を貯める水タンクと、前記製氷部で生成された氷を貯める貯氷庫と、前記貯氷庫に貯められた氷の貯氷量を検出する貯氷センサと、前記製氷部及び前記水タンクを経路上に含む流水経路に水を循環するための循環ポンプと、前記冷却装置及び前記循環ポンプを制御可能な制御部であって、少なくとも前記冷却装置を作動することで前記製氷部において氷を生成する製氷運転と、前記冷却装置を停止して前記循環ポンプを作動することで前記流水経路を洗浄する洗浄運転と、を実行する制御部と、使用者が前記製氷運転の停止を選択可能な操作部と、時間の経過を計時する計時部と、を備え、前記制御部は、前記製氷運転後、前記計時部において第1待機時間が経過すると、前記洗浄運転を開始し、前記第1待機時間内に、前記貯氷センサが所定の上限値を検出した場合、又は前記操作部において前記停止が選択された場合には、前記計時部において前記第1待機時間よりも小さい値である第2待機時間のタイマーカウントを開始し、前記第1待機時間の経過前に前記第2待機時間が経過すると、前記第1待機時間の経過を待たずに前記洗浄運転を開始する。
このようにすれば、製氷運転後に第1待機時間(例えば5時間)が経過すると、洗浄運転が自動的に開始、実行されるようになる。使用者の手間を省き作業効率を向上できると共に、洗浄運転が確実に実行されるようになる。また、使用者によって製氷運転の停止が選択された場合、または貯氷センサが所定の上限値(例えば満氷)を検出した場合には、第1待機時間を待たずに、第2待機時間(例えば1時間)が経過すると、洗浄運転が自動的に開始、実行されるようになる。使用者によって製氷運転の停止が選択された場合は、使用者が新たな氷を必要としておらず氷不足が生じる可能性は低い状況にあるといえる。また、貯氷センサが上限値を検出した場合は、貯氷庫の氷が満氷状態にあり、直ぐに氷不足が生じる可能性は低い状況にあるといえる。従って、この間に洗浄運転を早期に開始して実行すれば、洗浄運転中に氷不足が生じる事態を抑制することができる。また、洗浄運転を早期に完了しておけば、氷の生成が必要となった時には、直ぐに製氷運転を実行できるようになる。
また、前記制御部は、前記第2待機時間内に、前記操作部において前記停止が選択から非選択に変更された場合には、前記計時部において前記第2待機時間のタイマーカウントを中止する。第2待機時間内に、使用者によって操作部において停止が非選択に変更された場合は、使用者が新たな氷を必要とする状況になったといえる。このため、洗浄運転を早期開始すると、洗浄運転中に氷不足が生じる懸念がある。そこで、このような場合は第2待機時間のタイマーカウントを中止して第2待機時間の経過の計時を中止すれば、洗浄運転の早期開始を回避し、氷不足が生じる事態を抑制できるようになる。
また、前記制御部は、前記第2待機時間のタイマーカウントを中止した後、前記第1待機時間内に前記操作部において前記停止が再び選択された場合には、前記計時部によって前記第2待機時間のタイマーカウントを開始し、前記第1待機時間の経過前に前記第2待機時間が経過すると、前記第1待機時間の経過を待たずに前記洗浄運転を開始する。このようにすれば、第1待機時間内に、使用者によって操作部において停止が再び選択された場合には、使用者が再び新たな氷を必要としない状況になったといえる。すなわち、再び氷不足が生じる可能性は低い状況になったといえる。従って、この間に洗浄運転を早期に開始して実行すれば、氷不足が生じる事態を抑制することができる。また、洗浄運転を早期に完了しておけば、氷の生成が必要となった時には、直ぐに製氷運転を実行できるようになる。
また、前記製氷運転の累積実行回数を記憶可能な記憶部を備え、前記制御部は、前記製氷運転後に前記累積実行回数が所定の値に達した場合に、前記計時部において前記第1待機時間のタイマーカウントを開始する。このようにすれば、第1待機時間の経過のタイマーカウントは、製氷運転の累積実行回数が所定の回数に達した場合に行われるようになる。これにより、洗浄運転を所定の製氷運転回数毎に定期的に実行可能となる。
また、前記水タンクに対して洗剤を供給するための洗剤供給装置を備え、前記洗剤供給装置は、洗剤を収容する洗剤容器と、前記洗剤容器から前記洗剤を供給するための洗剤供給管であって、一端部が前記洗剤容器に接続され、他端部が前記水タンク内に挿入されている洗剤供給管と、前記洗剤供給管と接続されて前記洗剤供給管内の液体を外部に排出するための洗剤排出管と、前記洗剤供給管の経路上に設けられ、前記洗剤供給管内の前記洗剤を搬送するための洗剤搬送ポンプと、有し、前記制御部は、前記洗浄運転において、前記洗剤供給管から前記水タンクへ前記洗剤が搬送されるように前記洗剤搬送ポンプを第1回転方向に作動し、前記洗剤供給管内の液体が前記洗剤排出管に排出されるように前記洗剤搬送ポンプを前記第1回転方向とは逆の第2回転方向に作動する。このようにすれば、洗浄運転において洗剤(例えばクエン酸)が自動供給されるようになり、洗浄効果を高められる。また、洗剤搬送ポンプの回転方向を変更すれば、洗剤の供給だけでなく、洗剤供給管内に付着した洗剤等の液体を洗剤排出管から排出できるようになる。
また、前記制御部は、前記洗浄運転において、前記洗剤搬送ポンプを作動させずに前記流水経路を水道水によって洗浄する水洗浄処理と、前記洗剤搬送ポンプを作動させて前記流水経路を前記洗剤の希釈水を用いて洗浄する洗剤洗浄処理と、をそれぞれ実行する。このようにすれば、洗浄効果を高められると共に、洗剤洗浄処理後に水洗浄処理を行うことで洗剤を洗い流すことができるようになる。
また、前記洗剤は、酸性物質である。洗剤として酸性物質(例えばクエン酸)を用いることで、スケール(水垢)を効果的に除去できるようになる。その結果、製氷部においてスケールに起因して発生する氷の生成異常を抑制し、水質が劣る地域においても衛生的な氷を生成可能となる。
また、前記洗剤容器は、前記洗剤が収容される収容部と、前記収容部の開口に設けられ、前記洗剤供給管の前記一端部を接続するためのジョイント部と、を有し、前記ジョイント部は、前記開口から前記収容部内に延在する容器内ホースと、前記容器内ホースが挿入される中空筒状のキャップであって、その一部が前記開口に挿入されているキャップと、前記キャップの外周面側に設けられ、前記キャップを締め付けて固定するナットと、を具備しており、前記容器内ホースの延在方向を上下方向とし、前記上下方向のうち前記開口側を上とするとき、前記キャップは、前記外周面の上端部が上方向に向かって先細りに傾斜するテーパ面をなし、前記外周面のうち前記テーパ面とは別の一部に、前記ナットの内周面に向かって突出する突出部を有し、前記突出部の突出長は均一である。このようにキャップに突出部を設けることで、キャップがナットによって締め付けられて固定された際に、突出部がより高硬度のナットによって変形し、洗剤の漏出を引き起こしてしまう事態を抑制できる。また、このようにキャップにテーパ面を設けることで、製造時にキャップをナットに対して下方向から圧入する際、キャップの上端部をナットに挿入しやすくなる。
また、前記製氷部は、流下する水を凍結させて氷を生成する製氷板を有し、前記水タンクは、前記製氷板の下方に配されて、その上部開口から前記製氷部に供給された水のうち凍結しなかった水を回収可能とされ、当該製氷機は、前記製氷板と前記水タンクとの間に配されて、水の通過は許容するとともに前記製氷板により生成された氷の通過は許容しない複数の通過孔が形成された分離部材を備える。このようにすれば、製氷板を流下する水を凍結させることで、不純物濃度の低い氷を生成する流下式の製氷機を実現できる。
また、前記分離部材は、前記水タンクの前記上部開口を覆う形で配され、前記上部開口の少なくとも一部が開放されるようにスライド移動可能に構成されている。このようにすれば、使用者が分離部材をスライド移動することで、外部から水タンク内に洗剤を投入可能な投入口が形成されるようにできる。その結果、手動によっても水タンク内に洗剤を供給可能となる。
本願明細書に記載の技術によれば、氷不足が生じる事態を抑制しつつ、洗浄運転を自動的に実行可能な製氷機を実現できる。
実施形態1に係る製氷機の模式図 キューブガイド及び水タンクの上面図 キューブガイドがスライド移動した状態を示す上面図 キューブガイドの斜視図 水タンクの斜視図 図2のA-A線断面図 フロントパネルを外した状態における製氷機の斜視図 図7のB-B線断面図 スコップの斜視図 製氷機を貯氷庫側(図8のC-C線位置)から視た平面図 図8のスコップホルダー付近を拡大した断面図 電装箱の分解斜視図 図8の操作パネル及び電装箱付近を拡大した断面図 洗剤容器の縦断面図 図14のジョイント部付近を拡大した断面図 ナットに対してキャップを圧入する様子を示す断面図 比較例1に係る洗剤容器のジョイント部付近を拡大した断面図 図1の洗剤供給装置付近を拡大した模式図 洗浄運転の自動開始制御を示すフローチャート 洗浄運転の大まかな処理を示すフローチャート 予備洗浄処理を示すフローチャート 洗剤洗浄処理を示すフローチャート 第2すすぎ洗浄処理を示すフローチャート 他の実施形態に係る製氷機のフロントパネルを外した状態における正面図 他の実施形態に係る製氷機の操作パネル付近を拡大した断面図
<実施形態1>
実施形態1に係る流下式の製氷機10(製氷機の一例)について、図1から図23を参照して説明する。図2から図8、図10から図13の一部には、X軸、Y軸、及びZ軸を示しており、各軸方向が各図で共通した方向となるように描かれている。また、X軸方向を左右方向、Y軸方向を前後方向、Z軸方向を上下方向とする。
製氷機10は、図1に示すように、水を凍結させることで氷Iを生成する製氷部11と、製氷部11(より詳しくは製氷部11が備える各製氷板12)を冷却するための冷却装置40と、製氷部11に供給される水を貯めるための水タンク13と、製氷部11で生成された氷を貯めるための貯氷庫14と、製氷部11と水タンク13との間で水を循環供給可能な循環ポンプ15と、水タンクに対して洗剤を自動供給するための洗剤供給装置90と、を備える。また、製氷機10は、製氷部11と循環ポンプ15とを接続する第1通水管18と、第1通水管18の中間部19から引き出され、水タンク13内の水を外部に排水するための排水管20と、排水管20を開閉する排水バルブ21と、水道管と接続される給水管29と、給水管29を開閉する給水バルブ30と、排水管20と給水管29とを接続する第2通水管32と、第2通水管32を開閉する通水バルブ34と、を備える。
冷却装置40は、図1に示すように、圧縮機41と、凝縮器42と、膨張弁(キャピラリーチューブ)43と、蒸発管44と、を備え、これらが冷媒管45により接続されて既知の蒸気圧縮式の冷凍回路(冷凍サイクル)を構成している。また、冷却装置40は、凝縮器42を空冷するための凝縮器ファン46と、冷凍回路に混入した水分を除去するためのドライヤ47と、を備える。蒸発管44は、複数の製氷板12の間に蛇行状にロウ付け配置されており、膨張弁43によって膨張された液冷媒が気化されることで、製氷板12を冷却する。冷媒管45において蒸発管44の出口付近には、製氷板12の温度を検知するための製氷部温度センサ16(例えばサーミスタ)が設けられている。
冷却装置40はさらに、圧縮機41で圧縮された冷媒ガス(ホットガス)を蒸発管44に供給するためのバイパス管49と、バイパス管49に設けられた電磁弁であるホットガス弁50と、を備える。ホットガス弁50を開くことで、圧縮機41から冷媒ガス(ホットガス)を蒸発管44に供給し、蒸発管44を加熱可能となっている。
製氷部11は、図1に示すように、製氷板12と、製氷板12に製氷用の水を散水するための第1散水パイプ24及び散水ガイド25と、氷を融解させる水を散水可能な第2散水パイプ23と、を備える。製氷板12は、板面が垂下する姿勢で複数(本実施形態では例えば2枚)設けられている。2枚の製氷板12は対向配置され、非対向の外側の面が製氷面とされている。循環ポンプ15から送られた水は、製氷板12の上に設けられた第1散水パイプ24及び散水ガイド25によって各製氷面に均一となるように散水され、製氷面を流下する。
第2散水パイプ23は、2枚の製氷板12間の上部に設けられており、給水管29及び給水バルブ30を介して水道管と接続されている。給水バルブ30を開くことで、第2散水パイプ23から水が散水され、散水された水は、製氷板12の背面(対向面、製氷面と反対側の面)を流下して、水タンク13に供給される。第2散水パイプ23は、製氷板12を水道水によって温める機能と、水タンク13に水道水を供給する給水機能をも担っている。
水タンク13は、図1に示すように、製氷板12の下方に配されており、製氷板12を流下した製氷水のうち、凍結しなかった水が水タンク13に貯まるようになっている。これにより、循環ポンプ15を動作させることで、水タンク13と製氷部11との間で水を循環可能となっている。水タンク13と製氷部11は、2つの流水経路(第1流水経路、第2流水経路)の経路上に含まれており、循環ポンプ15は各流水経路の水を循環することができる。第1流水経路は、水タンク13から順に循環ポンプ15、第1通水管18、第1散水パイプ24、製氷板12の製氷面を通って水タンク13に戻る経路であり、第2流水経路は、水タンク13から順に循環ポンプ15、第1通水管18、排水管20、第2通水管32、給水管29、第2散水パイプ23、製氷板12の背面を順に通って水タンク13に戻る経路である。第1流水経路と第2流水経路は、通水バルブ34の開閉によって切り替え可能である。なお、第2通水管32及び通水バルブ34を設けず、給水管29、第2散水パイプ23、製氷板12の背面を順に通って水タンク13に流下した水は、第1流水経路と同じ経路で循環されるように第2流水経路を簡易な構成としても構わない。
水タンク13は、図1に示すように、上部開口を有する箱状のタンク本体部26と、タンク本体部26の上部開口を部分的に覆う蓋体27と、を備える。タンク本体部26のうち、蓋体27で覆われていない部分は、製氷板12からの水が落下する位置に配されており、この部分と製氷板12との間にはキューブガイド28(分離部材の一例)が介在している。キューブガイド28は、複数の通過孔が形成されたスノコ状の部材であり、製氷板12から流下した水は、キューブガイド28を通過して水タンク13に回収される。一方で、製氷板12から落下した氷は、キューブガイド28上を滑り落ちて貯氷庫14に投入される。
蓋体27には、図1に示すように、循環ポンプ15及びタンク本体部26内の水位を検出するための水位センサ17が固定されている。循環ポンプ15は、動力源として回転速度が可変なモーター15Aを備えており、モーター15Aの駆動によって水を循環させると共に、モーター15Aの回転速度によって水の循環量を変化させることができる。水位センサ17は、フロート(浮き子17A)を備えるフロートスイッチとされ、浮き子17Aが浮力でタンク本体部26の水位に合わせて上下に変位すると、その変位によって水位センサ17の本体部に含まれるリードスイッチがオン、オフする。水位センサ17は、2つのリードスイッチによって2つの所定水位(下基準水位L1、上基準水位L2)を検出可能となっている。
タンク本体部26は、図1に示すように、タンク本体部26内の水が所定のオーバーフロー水位L3を超えた場合に、オーバーフロー水位L3を超えた水を水タンク13の外部に排水可能に構成されている。より詳しくは、タンク本体部26においては、水が貯められる貯水空間A1と隣接する形でオーバーフロー空間A2が設けられている。オーバーフロー空間A2は、貯水空間A1から溢れた水を排水するための機能を有している。タンク本体部26は、オーバーフロー水位L3を規定する越流関として立壁部36が設けられており、貯水空間A1の水の水位が越流関36(オーバーフロー水位L3)を超えると、水がオーバーフロー空間A2に流れ込んで排水される。水位センサ17が検出可能な上基準水位L2は、オーバーフロー水位L3より小さい値に設定され、L3>L2>L1の関係となっている。
タンク本体部26は、図2、図3及び図5に示すように、平面形状が略L字状をなしている。タンク本体部26においてL字の一辺部に対応する位置に、タンク本体部26の上部開口を覆う形でキューブガイド28が配されている。キューブガイド28は、図3に示されるように、左右方向に複数に分割(本実施形態では例えば2分割)されて、分割されたキューブガイド(本実施形態では左キューブガイド28L、右キューブガイド28R)毎にスライド移動できるように構成されている。例えば右キューブガイド28Rを右方向にスライド移動して図2から図3で示される状態にすると、タンク本体部26の上部開口の一部が開放されて洗剤を投入するための投入口G1が形成され、これにより手動によっても水タンク13内に洗剤を投入可能となる。製氷機1は、洗剤供給装置90によって洗剤を水タンク13内に自動供給できる機能を有するが、これに加えて、状況に応じて手動によっても洗剤を水タンク13内に供給可能となっている。また、キューブガイド28は、後述する扉2を開けると、使用者の手が容易に届く正面位置(貯氷庫14の上方)に配されており(図8)、投入口G1を開けて洗剤を投入することが容易に行えるようになっている。
キューブガイド28は、図4及び図8に示すように、製氷板12の直下を頂点とし、前後に向かうにつれて下降傾斜するように形成されており、下部には所定の間隔で複数の脚部28Aが前後両側に設けられている。タンク本体部26の側壁上部には、図5に示すように、載置部26Aと、第1突起部26Bと、第2突起部26Cとが形成されている。載置部26Aは、キューブガイド28の脚部28Aが載置されるようにタンク本体部26の側壁上部の内面に左右方向に亘る形で、前後両側に形成されている。
第1突起部26Bは、図5及び図6に示すように、左右方向に延在するレール状の突起であり、脚部28Aが載置部26Aに載置された際に、脚部28Aより上方となるように前後両側に形成されている。キューブガイド28の一部がスライド分割、移動される際に、その脚部28Aが第1突起部26Bに接触することで、キューブガイド28の上方への移動が規制される。これにより、キューブガイド28がタンク本体部26の上部に載置された状態に保たれたまま、スライド移動可能となる。第2突起部26Cは、上下方向に延在するように直線状に形成された突起であり、前側の第1突起部26Bより下方位置に1つ形成されている。第2突起部26Cの突起高さH26Cは、第1突起部26Bの突起高さH26Bに比して小さいものとされる。第2突起部26Cを設けることで、キューブガイド28(より詳しくは右キューブガイド28R)の脚部28Aの側面が、第2突起部26Cに当接するようになる。その結果、手動で力を加えると右キューブガイド28Rがスライド移動する一方で、力が加えられない場合には右キューブガイド28Rがスライド移動せずに投入口G1が閉じられた状態(図2)が保たれるようになる。
貯氷庫14は、図1及び図8に示すように、キューブガイド28上を滑り落ちた氷が落下して収容されるように、水タンク13の下方に設けられている。貯氷庫14に落下した氷は、貯氷庫14の底部14Aから積み上がるように収容される。貯氷庫14の上部には、貯氷庫14内の氷の貯氷量を検出するための貯氷センサ33が設けられている。貯氷センサ33は、フラップ板33Aを備える貯氷スイッチであり、氷が貯氷庫14内に積み上がって満氷(上限量の一例)になると、フラップ板が氷によって上に押されて満氷が検出される。
製氷機10は、図7に示すように全体として略直方体形状をなし、正面上側には、貯氷庫14を開閉して氷を取り出すための下開き式の扉2が設けられている。扉2の内面(貯氷庫14側の面)2A1には、図8に示すように、氷を取り出す際に用いられるスコップ1(図9)を差し込んで収容するためのスコップホルダー3が設けられている。スコップホルダー3は板状をなし、図10及び図11に示すように、扉2の内面2A1にネジ4によって取り付けられている。スコップ1は、内面2A1とスコップホルダー3との隙間G2に、氷をすくい取る囲壁部1Aの側壁を差し込むことで収納される。スコップホルダー3は、内面2A1において、水平方向との傾斜角が20°程度に傾斜する形で設けられており、これによりスコップホルダー3に付着した結露水が傾斜に沿って流下し、使用によってスコップホルダー3に付着する汚れを抑制できる。また、収納時に、スコップ1がスコップホルダー3から自重(持ち手の重さ)によって落下してしまう事態を抑制できる。さらには、扉2を開いた際に、スコップ1の持ち手が囲壁部1Aより手前側に位置するようになり、使用者がスコップ1を掴みやすくなる。
スコップホルダー3を固定するネジ4は、図11に示すように、そのネジ山が扉2の内面2A1から露出しないように取り付けられている。より詳しくは、ネジ4のネジ山は、扉2を構成する2つの対向する板状部材2A,2Bの間に配されており、貯氷庫14側には露出しないものとなっている。このようにすれば、ネジ4が緩んだ場合に、ネジ4は板状部材2A,2Bの間に落下するようになるため、貯氷庫14内に落下して氷に混入してしまう事態を防ぐことができる。
また、製氷機10は、図7に示すように、正面における扉2の下方に操作パネル7A2が設けられている。操作パネル7A2には、各種の操作ボタンを有する操作部5Aと、情報を表示する表示部5Bと、が設けられている。使用者は、操作部5Aを操作することによって製氷運転の開始や停止等を指示する。表示部5Bには現在の運転モードや各種メッセージが表示される。なお、図7は製氷機10の正面下側を覆うフロントパネル(化粧板)が外された状態を示している。フロントパネルが取り付けられると、操作パネル7A2以外の部分は、フロントパネルでほぼ覆われるようになる。
操作パネル7A2の後方には、図8に示すように、製氷機10の各部と電気的に接続される制御基板6が、電装箱7(コントロールボックス)内に収容される形で配されている。制御基板6には、製氷機10の各部を制御する制御部、製氷機10の運転に係る制御プログラムや各設定値が記憶される記憶部、時間の経過をカウントする計時部が含まれている。
電装箱7は箱状をなし、図12に示すように、箱体の底面と前面を構成する基台7Aと、箱体の天井面と側面を構成するドーム部7Bとが係合する形で組み立てられている。基台7Aの前面7A1には、操作パネル7A2が前方に突き出す形で設けられている。ドーム部7Bの前面には、平面視で逆U字状に前方に突き出すようにガイド部7B1が形成されている。ガイド部7B1の左右方向に延在する部分は、図13に示すように、斜め上方に向かって突出している。このようにガイド部7B1を設けることで、扉2と貯氷庫14の隙間等を伝って水が漏れ出て滴下した場合であっても、ガイド部7B1によって滴下水が受け止められ、滴下水が図7の1点鎖線で示すようにガイド部7B1に沿って下方に案内されるようになる。これにより、滴下水によって操作パネル7A2(ひいては操作部5A,表示部5B)が濡れてしまったり、基台7Aとドーム部7Bとの隙間等から電装箱7内に水が浸入してしまったりする事態を抑制できる。
また、図13に示すように、ガイド部7B1の突出端部7B2は下方に折れ曲がるように形成されている。これにより、上記した滴下水が突出端部7B2からガイド部7B1の下面に回り込んでしまい、ドーム部7Bの前面に到達してしまう事態を抑制できる。さらには、基台7Aの前面7A1において、操作パネル7A2が突き出している部分の直上部分7A3は、上方に突出している。これにより、滴下水が操作パネル7A2に到達してしまう事態をより確実に抑制できる。電装箱7を扉2の下方(貯氷庫14の前方下部)に設けると、貯氷庫14の前方下部のスペースを有効活用できる一方で、扉2と貯氷庫14の隙間等から漏れ出た水が操作パネル7A2や電装箱7内に達してしまう懸念がある。上記構成によれば、そのような事態を効果的に抑制できる。
次に、洗剤供給装置90について説明する。洗剤供給装置90は、図1に示すように、洗剤を収容する洗剤容器91と、洗剤容器91から洗剤を供給するための洗剤供給管92と、洗剤供給管92内の洗剤を搬送するための洗剤搬送ポンプ94と、洗剤供給管92と接続されて洗剤供給管92内の液体(洗剤供給管92内に残留した洗剤及び水)を外部に排出するための洗剤排出管95と、を備える。
洗剤には、酸性物質、アルカリ性物質、除菌・抗菌用の薬剤等、目的に応じたものを適宜使用可能である。例えば洗剤にクエン酸を用いると、人体への害なくスケール(水垢)を効果的に除去できるようになる。スケールが製氷部11に析出(付着)すると、不衛生となる他、第1散水パイプ24が目詰まりして製氷板12の製氷面に水が均一に流下されずに異形氷が生成されたり、設計より大きく生成された異形氷が製氷板12を温めても除氷されず、多重製氷が発生してしまったりする懸念がある。製氷機1の使用地域(水道水の水質)によってはスケール成分が元来大きく、また水に含まれるスケール成分は、製氷板12で凍結しにくくいため、製氷を繰り返すにつれて水のスケール成分は上昇する。そこで、製氷機1は、洗浄供給装置90によって水タンク13にスケール除去効果のある洗剤を自動供給し(又は既に述べたようにキューブガイド28をスライド移動して洗剤を水タンク13に手動供給し)、循環ポンプ15によって洗剤が混入された水を循環することで、流水経路を洗浄し、スケールに起因する問題に対処できるものとなっている。洗浄運転の詳細については後述する。
洗剤容器91は、図14に示すように、洗剤が収容される袋状の収容部91Aと、収容部91Aの開口91A1に設けられ、洗剤供給管92を接続するためのジョイント部98と、備える。洗剤供給管92は、先端に設けられたカップリング部99を介して、洗剤容器91のジョイント部98に接続されている。ジョイント部98は、開口91A1から収容部91A内に延在する容器内ホース98Aと、容器内ホース98Aが挿入される中空筒状のキャップ98Bと、キャップ98Bの外周面側に設けられる中空筒状のナット98Cと、を備える。容器内ホース98Aは、収容部91A内に上下に延在している(なお、洗剤容器91は図7に示されるように横たわる形で配されているが、ここでは容器内ホース98Aの延在方向を図14の紙面と同じ上下方向とする)。ナット98Cは、キャップ98Bに比して高硬度に形成されており、キャップ98Bを締め付けて固定する。ナット98Cの上端部は、図15に示すように、その内周面がキャップ98Bに向かって突出し、内径が小さく形成されている。
キャップ98Bは、その下部が開口91A1に挿入されている。キャップ98B内には、カップリング部99と容器内ホース98Aとの接続部分(カップリング部99の下端部と容器内ホース98Aの上端部)が固定されている。キャップ98Bは、外周面の上端部が上方向に向かって先細りに傾斜するテーパ面98B1をなすように形成されている。また、キャップ98Bの外周面には、突出部98B2が形成されている。突出部98B2は、ナット98Cの内周面98C1に向かって環状に突出し、その突出長L98B2が均一となるように形成されている。製造工程においては、図16に示すようにキャップ98Bはナット98C内に下方向から圧入される。
仮に図17に示す比較例1のように突出部998B2の突出長が均一ではなく、突出部998B2の上下方向の厚みが小さい部分が形成されていると、キャップ98Bが高硬度のナット98Cによって締め付けられた際に、突出部998B2に加わる締付トルクによって、突出部998B2が傾斜するように変形し、洗剤が漏れてしまう懸念がある。しかしながら、仮に製造工程において、キャップ998Bをナット98C内に上方向(図16の下方向とは反対方向)から圧入することを考えると、圧入を容易にするために突出部998B2において上下方向の厚みが小さい部分を形成せざるをえない。
これに対して、本実施形態のように製造工程においてキャップ98Bをナット98C内に下方向から圧入するようにすれば、キャップ98Bが、内径が小さいナット98Cの上端部を通過する必要がなくなり、圧入時の突出部98B2の変形を回避できる。また、圧入を容易にするために突出部98B2において上下方向の厚みが小さい部分を形成する必要がなくなるため、突出部98B2の突出長L98B2を均一化して上下方向の厚みを増すことで、締付トルクに対する耐荷重性が向上し、突出部98B2が変形する事態を抑制できるようになる。さらには、テーパ面98B1によってキャップ98Bを下方向からナット98C内に圧入しやすくなる。
洗剤供給管92は、図18に示すように、一端部が洗剤容器91に接続され、他端部の先端92Aが水タンク13内に挿入されており、洗剤容器91と水タンク13の貯水空間A1とを接続している。洗剤搬送ポンプ94は、洗剤供給管92の経路上に設けられている。洗剤搬送ポンプ94は、チューブローラ式のポンプであって、複数のローラ94Aと、両端が洗剤供給管92と連通するチューブ94Bと、駆動手段であるモーター94Cと、を備える。洗剤搬送ポンプ94は、ローラ94Aによって、弾性を有するチューブ94Bを押しつぶして、その管内の液体(洗剤等)を押し出して搬送する。また、洗剤搬送ポンプ94は、モーター94Cに印加される電圧の極性を切り替えることで、回転方向が正回転(第1回転方向)、又は逆回転(第2回転方向)に変更される。
洗剤排出管95は、図18に示すように、洗剤供給管92と水タンク13のオーバーフロー空間A2とを接続している。洗剤排出管95は、洗剤供給管92の管内の液体を外部に排出するための流路となる。洗剤供給管92において、洗剤排出管95との接続部92Bは、洗剤容器91と洗剤搬送ポンプ94との間に位置する。また、洗剤供給管92において接続部92Bと洗剤容器91との間には第1逆止弁96が設けられ、洗剤排出管95には、第2逆止弁97が設けられている。第1逆止弁96は、洗剤容器91から洗剤搬送ポンプ94に向かう流れを許容し、洗剤搬送ポンプ94から洗剤容器91に向かう流れを規制する。第2逆止弁97は、洗剤搬送ポンプ94から水タンク13のオーバーフロー空間A2に向かう流れを許容し、オーバーフロー空間A2から洗剤搬送ポンプ94に向かう流れを規制する。なお、洗剤排出管95の端部は、水タンク13のオーバーフロー空間A2ではなく、排水管20に接続されていても構わない。
上記した洗剤供給装置90の構成によれば、洗剤搬送ポンプ94が正回転すると、図18の実矢線で示すように、洗剤容器91内の洗剤は洗剤搬送ポンプ94により吸引され、洗剤供給管92を通って水タンク13のタンク本体部26内に供給される。一方、洗剤搬送ポンプ94が逆回転すると、図18の白抜き矢線で示すように、タンク本体部26内の水が洗剤供給管92の先端92Aから洗剤供給管92内に吸引され、洗剤供給管92から分岐する洗剤排出管95を通って、オーバーフロー空間A2に排出される。洗剤搬送ポンプ94の回転方向を逆回転に変更することで、洗剤供給管92内の液体を洗剤排出管95から排出し、洗剤供給管92内に付着した洗剤をすすぎ洗いできる。
次に、上記した製氷機10の運転方法について説明する。製氷運転は、操作部5Aにおいて製氷運転開始が指示され(具体的には製氷実行ボタンON)、貯氷センサ33が貯氷庫14の満氷を検出していない場合に実行される。製氷運転が開始されると、制御基板6(制御部)は、冷却装置40を運転して製氷板12を所定の製氷温度まで冷却する。また、給水バルブ30を開いて水タンク13へ給水し、循環ポンプ15を作動して水タンク13から製氷板12の製氷面に水を流下させる。水タンク13への給水は、水位センサ17が上基準水位L2を検出後、さらに所定時間給水して水タンク13内の水がオーバーフロー空間A2に越流するまで(オーバーフロー水位L3となるまで)行う。氷Iは、製氷板12の背面に蒸発管44が接触している部分を中心に生成され、その生成度合いは、製氷に伴い低下する水タンク13の水位を水位センサ17で検出することで把握される。
制御基板6は、水位センサ17が下基準水位L1を検出すると、ホットガス弁50を開き、給水バルブ30を開いて第2散水パイプ23から製氷板12の背面に水を流す。これにより製氷板12を温めて、氷を除氷して落下させる。製氷板12から落下した氷は、キューブガイド28を滑り落ちて貯氷庫14に投入される。氷の落下は、製氷板12の温度上昇を製氷部温度センサ16によって検出されることで把握される。なお、流下式の製氷機1では、不純物濃度の低い氷が生成できる一方で、製氷板12で凍結されず、キューブガイド28を通過して水タンク13に回収された水は、スケール成分等の不純物の濃度が高い濃縮水となっている。そこで制御基板6は、水位センサ17が下基準水位L1を検出すると、循環ポンプ15を作動させたまま所定時間だけ排水バルブ21を開き、水タンク13内の水を排水管20に排出する。
製氷運転では、上記した製氷、除氷、排水の各処理が、貯氷センサ33が貯氷庫14の満氷を検出するまで繰り返し実行される。実行された製氷処理(製氷サイクル)の数は累積カウントされ、制御基板6の記憶部に累積実行サイクル数N1(製氷運転の累積実行回数の一例)として記憶される。除氷、排水の各処理が行われた後、次の製氷処理(製氷サイクル)が開始されると、それと共に累積実行サイクル数N1が1サイクル加算される。制御基板6は、貯氷センサ33が満氷を検出する、又は操作部5Aにおいて製氷運転の停止が指示されると(具体的には製氷停止ボタンONになると)、冷却装置40(具体的には圧縮機41、凝縮器ファン46)を停止して製氷運転を停止する。
続いて洗浄運転について図19から図23を参照して説明する。制御基板6は、上記した製氷運転を行い、図19に示すように、その累積実行サイクル数N1が所定の回数(例えば20回、40回、60回…)に達すると(S10のYES)、洗浄運転に移行するための待機処理(S14以降)に進む。累積実行サイクル数N1が所定の回数に達していない場合(S10のNO)には、洗浄運転には移行しない(S12)。洗浄運転に移行するための待機処理(S14以降)では、まず、制御基板6の計時部において所定の第1待機時間(例えば5時間)のタイマーカウントを開始する(S14)。第1待機時間が経過すると(S16のYES)、洗浄運転に移行する(S30)。
一方、第1待機時間のタイマーカウント開始後、第1待機時間の経過前に、操作部5Aにおいて製氷運転の停止が選択(具体的には製氷停止ボタンON)された場合(S18のYES)、又は貯氷センサ33によって満氷が検出された場合(S20のYES)には、制御基板6の計時部において所定の第2待機時間(例えば1時間)のタイマーカウントを開始する(S22)。第2待機時間は、第1待機時間よりも小さい値とされる。第2待機時間が経過すると(S28のYES)、第1待機時間の経過を待たずに、洗浄運転に移行する(S30)。すなわち、ステップS18からS28は、洗浄運転に移行するための待機時間を第1待機時間から第2待機時間に短縮する処理といえる。
ただし、第2待機時間のタイマーカウント開始(S22)後、第2待機時間の経過(S28)前に、操作部5Aにおいて製氷運転の停止が選択から非選択(具体的には製氷停止ボタンOFF)に変更された場合(S24のNO)には、第2待機時間のタイマーカウントを中止して第2待機時間の経過の計時を中止して(S26)、改めて再度ステップS18からやり直す。
上記した制御フローによれば、製氷運転の所定の実行回数後には、第1待機時間(例えば5時間)が経過すると(S16のYES)、洗浄運転に移行され、洗浄運転が自動的に開始されるようになる(S30)。これにより、使用者の手間を省き作業効率を向上できると共に、洗浄運転が確実に実行される。また、使用者によって製氷運転の停止が選択されている場合(S18のYES)、又は貯氷センサ33が所定の上限値(例えば満氷)を検出している場合には(S20のYES)、第2待機時間(例えば1時間)が経過すると(S28のYES)、第1待機時間の経過を待たずに洗浄運転に移行され、洗浄運転が自動的に開始されるようになる(S30)。使用者によって製氷運転の停止が選択されている場合は、使用者が新たな氷を必要としておらず氷不足が生じる可能性は低い状況にあるといえる。また、貯氷センサ33が上限値を検出している場合は、貯氷庫14の氷が満氷状態にあり、直ぐに氷不足が生じる可能性は低い状況にあるといえる。従って、この間に洗浄運転を早期に開始して実行すれば、洗浄運転中に氷不足が生じる事態を抑制することができる。また、洗浄運転を早期に完了しておけば、氷の生成が必要となった時には、直ぐに製氷運転を実行できるようになる。
ただし、使用者によっては、製氷運転の停止を選択したものの(S18のYES)、第2待機時間(例えば1時間)内に新たな氷を必要とする状況に変化し、製氷運転の停止を選択から非選択に変更する場合(S24のNO)があると考えられる。この場合、洗浄運転に移行するための待機時間を第1待機時間から第2待機時間に短縮して、洗浄運転を早期開始すると、洗浄運転中に氷不足が生じる懸念がある。そこで、第2待機時間のタイマーカウントを中止して第2待機時間の経過の計時を中止することで(S26)、このような事態を抑制できるようになっている。そして、その後に使用者によって製氷運転の停止が再び選択された場合には(S18のYES)、使用者が再び新たな氷を必要としない状況に変化したため、洗浄運転に移行するための待機時間を第2待機時間に短縮する処理を再び実行する。
このようにすれば、例えば使用者によって製氷運転の停止が時系列で選択、非選択、選択と変更された場合(製氷停止ボタンがON、OFF、ONと変更された場合)には、最後に製氷停止ボタンがONとなったタイミングで、第2待機時間のタイマーカウントが開始されることとなる。また、第2待機時間のタイマーカウントを中止する(S26)のは、使用者が製氷運転の停止を選択から非選択に変更した場合(S24のNO)であって、使用者が製氷運転の停止を選択後に(S18のYES)、貯氷センサ33が満氷を検知した等の事象によっては中止されない。
上記した制御フローによって洗浄運転が自動的に開始されると、図20に示すように、排水、予備洗浄(水洗浄処理の一例)、洗剤洗浄、第1すすぎ洗浄(水洗浄処理の別の一例)、第2すすぎ洗浄の各処理が順に自動的に行われる。排水処理S31では、所定時間だけ循環ポンプ15を作動させ排水バルブ21を開いて、水タンク13内の残留水があれば排水管20に排出する。予備洗浄処理S32では、水道水(清潔な水)で流水経路を前洗いする。洗剤洗浄処理S33では、洗剤が希釈された水で流水経路を洗浄する。第1すすぎ洗浄処理S34では、水道水によって洗剤が付着した流水経路をすすぎ洗いする。第2すすぎ洗浄処理S35では、水道水によって洗剤が付着した洗剤供給管92をすすぎ洗いする。このようにすれば、清潔な水で予備洗浄を行った後、洗剤の希釈水によって洗剤洗浄を行うことで洗浄効果を高められる。また、洗剤洗浄処理S33後には、第1すすぎ洗浄処理S34によって流水経路のすすぎ洗浄を行い、第2すすぎ洗浄処理S35によって洗剤供給管92のすすぎ洗浄を行うことで、洗剤を洗い流して除去することができる。
なお、予備洗浄処理S32、洗剤洗浄処理S33、及び第1すすぎ洗浄処理S34で洗浄する流水経路は、少なくとも製氷板12の製氷面が経路上に含まれる第1流水経路とされるが、通水バルブ34を開閉することで、さらに第2流水経路も洗浄されるようにしても良い。既述したように、第2通水管32及び通水バルブ34を設けない構成とする場合には、第2流水経路は汚れが付着しにくいため洗浄しなくても構わない。
予備洗浄処理S32の制御フローは、図21に示すように、給水バルブ30を開き(S40)、水タンク13の水位センサ17が上基準水位L2を検出したら(S42)、給水バルブ30を閉じ(S44)、循環ポンプ15を作動させる(S46)。これにより流水経路が水道水によって循環洗浄される。循環ポンプ15の作動時には、その回転速度を増減させて高速と低速の切り替えを繰り返し行うことで、洗浄効果を高めることができる。循環ポンプ15を作動させて循環洗浄を一定時間行った後、所定の時間だけ排水バルブ21を開いて(S48)、水タンク13内の水を排水し、循環ポンプ15を停止する(S49)。
洗剤洗浄処理S33の制御フローは、図22に示すように、給水バルブ30を開いて(S50)、水タンク13の水位センサ17が上基準水位L2を検出したら(S52)、給水バルブ30を閉じる(S54)。次に、所定時間だけ循環ポンプ15を作動させ排水バルブ21を開いて(S56)、水タンク13内の水を排水し、水タンク13内の水を所定水量まで減少させる。そして、洗浄搬送ポンプ94を所定時間だけ正回転で作動させて(S58)、洗剤容器91から水タンク13内へ洗剤を供給する(図18の実矢線)。洗剤は、水タンク13内に貯められた水で希釈される。水タンク13内の水は、ステップS56によって所定水量に調整されていることから、洗浄搬送ポンプ94の作動時間によって、所望の希釈度に応じた洗剤量が投入される。次に、循環ポンプ15を作動させると(S60)、流水経路が洗剤の希釈水によって循環洗浄される。循環ポンプ15の作動時には、その回転速度を増減させて高速と低速の切り替えを繰り返し行うことで、洗浄効果を高めることができる。循環ポンプ15を作動させて循環洗浄を一定時間行った後、所定の時間だけ排水バルブ21を開き(S62)、水タンク13内の希釈水を排水し、循環ポンプ15を停止する(S64)。
第1すすぎ洗浄処理S34の基本的な制御フローは、図21に示す予備洗浄処理S32と基本的には同様であるが、予備洗浄処理S32と異なりステップS40からS49までの給水、循環洗浄、排水を所定回数(例えば4回)繰り返して行う。所定回数繰り返すことで、流水経路に付着した洗剤を確実に除去することができる。
第2すすぎ洗浄処理S35の制御フローは、図23に示すように、給水バルブ30を開いて(S70)、水タンク13の水位センサ17が上基準水位L2を検出したら(S72)、給水バルブ30を閉じる(S74)。次に、洗浄搬送ポンプ94を所定時間だけ逆回転で作動させて(S76)、タンク本体部26内の水を洗剤供給管92内に吸引し、洗剤排出管95を介して、オーバーフロー空間A2に排出する(図18の白抜き矢線)。これにより、洗剤供給管92内に付着した洗剤をすすぎ洗いできる。洗浄搬送ポンプ94を一定時間だけ逆回転で作動させた後は、循環ポンプ15を作動させ(S78)、所定時間だけ排水バルブ21を開いて(S80)、水タンク13内の水を排水し、循環ポンプ15を停止する(S82)。
このようにして洗浄運転が実行された後は、製氷運転に自動的に移行される。なお、上記では洗浄運転が自動的に開始される制御フロー(図19)を示したが、使用者の手動操作によっても洗浄運転が開始されるようにしてもよい。例えば、操作部5Aに洗浄実行ボタンを設け、制御基板6の制御部が洗浄実行ボタンONを検出すると、図20に示す洗浄運転の各処理を実行するようにしてもよい。その際、洗浄実行ボタンがONとなったタイミングによっては、製氷板12に氷が付着した状態となっている場合等がある。その場合には、まず除氷処理等を行い、その後に図20に示す洗浄運転の各処理を実行するものとする。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)電装箱7を構成するドーム部7Bのガイド部7B1は、扉2と貯氷庫14の隙間等から漏れ出た水が操作パネル7A2や電装箱7内に達してしまう事態を抑制できれば、他の形状(例えば、図24に示す平面視で逆V字状)であっても構わない。また、操作パネル7A2は、図25に示すように、前面が傾斜する形で設けられていても構わない。これにより扉2と貯氷庫14の隙間等から漏れ出た水に対して対策を講じることができると共に、操作パネル7A2を上方から見やすくすることができる。
(2)貯氷センサ33及び水位センサ17は、超音波を用いた距離センサ等、他の種類のセンサであっても構わない。
(3)洗浄運転における排水、予備洗浄、洗剤洗浄、第1すすぎ洗浄、第2すすぎ洗浄の各処理の順番や組み合わせは、一例に過ぎず、適宜変更可能である。
(4)洗浄供給装置90は、2種類以上の洗剤を個別に供給可能に構成されていても構わない。
(5)本技術は、流下式の製氷機に限定されず、水タンクと製氷部とを備える他の方式の製氷機(例えばオーガ式)に対しても適用可能である。
5A…操作部、6…制御基板(制御部、記憶部、計時部)、10…製氷機、11…製氷部、12…製氷板、13…水タンク、14…貯氷庫、15…循環ポンプ、17…水位センサ、28…キューブガイド(分離部材)、33…貯氷センサ、40…冷却装置、90…洗剤供給装置、91…洗剤容器、91A…収容部、91A1…開口、92…洗剤供給管、94…洗剤搬送ポンプ、95…洗剤排出管、98…ジョイント部、98A…容器内ホース、98B…キャップ、98C…ナット、98B1…テーパ面、98B2…突出部

Claims (10)

  1. 氷を生成する製氷部と、
    前記製氷部を冷却する冷却装置と、
    前記製氷部に供給される水を貯める水タンクと、
    前記製氷部で生成された氷を貯める貯氷庫と、
    前記貯氷庫に貯められた氷の貯氷量を検出する貯氷センサと、
    前記製氷部及び前記水タンクを経路上に含む流水経路に水を循環するための循環ポンプと、
    前記冷却装置及び前記循環ポンプを制御可能な制御部であって、少なくとも前記冷却装置を作動することで前記製氷部において氷を生成する製氷運転と、前記冷却装置を停止して前記循環ポンプを作動することで前記流水経路を洗浄する洗浄運転と、を実行する制御部と、
    使用者が前記製氷運転の停止を選択可能な操作部と、
    時間の経過を計時する計時部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記製氷運転後、前記計時部において第1待機時間が経過すると、前記洗浄運転を開始し、
    前記第1待機時間内に、前記貯氷センサが所定の上限値を検出した場合、又は前記操作部において前記停止が選択された場合には、
    前記計時部において前記第1待機時間よりも小さい値である第2待機時間のタイマーカウントを開始し、前記第1待機時間の経過前に前記第2待機時間が経過すると、前記第1待機時間の経過を待たずに前記洗浄運転を開始する製氷機。
  2. 前記制御部は、前記第2待機時間内に、前記操作部において前記停止が選択から非選択に変更された場合には、前記計時部において前記第2待機時間のタイマーカウントを中止する請求項1に記載の製氷機。
  3. 前記制御部は、前記第2待機時間のタイマーカウントを中止した後、前記第1待機時間内に前記操作部において前記停止が再び選択された場合には、前記計時部によって前記第2待機時間のタイマーカウントを開始し、前記第1待機時間の経過前に前記第2待機時間が経過すると、前記第1待機時間の経過を待たずに前記洗浄運転を開始する請求項2に記載の製氷機。
  4. 前記製氷運転の累積実行回数を記憶可能な記憶部を備え、
    前記制御部は、前記製氷運転後に前記累積実行回数が所定の値に達した場合に、前記計時部において前記第1待機時間のタイマーカウントを開始する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の製氷機。
  5. 前記水タンクに対して洗剤を供給するための洗剤供給装置を備え、
    前記洗剤供給装置は、
    洗剤を収容する洗剤容器と、
    前記洗剤容器から前記洗剤を供給するための洗剤供給管であって、一端部が前記洗剤容器に接続され、他端部が前記水タンク内に挿入されている洗剤供給管と、
    前記洗剤供給管と接続されて前記洗剤供給管内の液体を外部に排出するための洗剤排出管と、
    前記洗剤供給管の経路上に設けられ、前記洗剤供給管内の前記洗剤を搬送するための洗剤搬送ポンプと、有し、
    前記制御部は、前記洗浄運転において、
    前記洗剤供給管から前記水タンクへ前記洗剤が搬送されるように前記洗剤搬送ポンプを第1回転方向に作動し、前記洗剤供給管内の液体が前記洗剤排出管に排出されるように前記洗剤搬送ポンプを前記第1回転方向とは逆の第2回転方向に作動する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の製氷機。
  6. 前記制御部は、前記洗浄運転において、前記洗剤搬送ポンプを作動させずに前記流水経路を水道水によって洗浄する水洗浄処理と、前記洗剤搬送ポンプを作動させて前記流水経路を前記洗剤の希釈水を用いて洗浄する洗剤洗浄処理と、をそれぞれ実行する請求項5に記載の製氷機。
  7. 前記洗剤は、酸性物質である請求項5又は請求項6に記載の製氷機。
  8. 前記洗剤容器は、
    前記洗剤が収容される収容部と、
    前記収容部の開口に設けられ、前記洗剤供給管の前記一端部を接続するためのジョイント部と、を有し、
    前記ジョイント部は、
    前記開口から前記収容部内に延在する容器内ホースと、
    前記容器内ホースが挿入される中空筒状のキャップであって、その一部が前記開口に挿入されているキャップと、
    前記キャップの外周面側に設けられ、前記キャップを締め付けて固定するナットと、を具備しており、
    前記容器内ホースの延在方向を上下方向とし、前記上下方向のうち前記開口側を上としたとき、前記キャップは、
    前記外周面の上端部が上方向に先細りに傾斜するテーパ面をなし、
    前記外周面のうち前記テーパ面とは別の一部に、前記ナットの内周面に向かって突出する突出部を有し、
    前記突出部の突出長は均一である請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の製氷機。
  9. 前記製氷部は、流下する水を凍結させて氷を生成する製氷板を有し、
    前記水タンクは、前記製氷板の下方に配されて、その上部開口から前記製氷部に供給された水のうち凍結しなかった水を回収可能とされ、
    当該製氷機は、前記製氷板と前記水タンクとの間に配されて、水の通過は許容するとともに前記製氷板により生成された氷の通過は許容しない複数の通過孔が形成された分離部材を備える請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の製氷機。
  10. 前記分離部材は、前記水タンクの前記上部開口を覆う形で配されて、前記上部開口の少なくとも一部が開放されるようにスライド移動可能に構成されている請求項9に記載の製氷機。
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