JP2013245882A - 製氷機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な操作で洗浄運転を行う。
【解決手段】製氷機10は、操作手段の操作により開始される洗浄運転において、水皿24の傾動により製氷水タンク26から製氷水を排出すると共に冷凍機14により製氷室22を加熱して氷塊を離脱させる除氷動作を先ず行う。そして、冷凍機14により冷却しない状態で供給手段38,42により製氷水タンク26に洗浄液を供給した後に循環ポンプPMを駆動して、循環経路を循環する洗浄液で洗浄する。
【選択図】図1

Description

この発明は、製氷水が循環する経路を洗浄する洗浄運転を行う製氷機に関するものである。
製氷機は、製氷運転において、水道等の水源に繋がる給水手段から製氷水タンクに供給された製氷水を、冷凍機構で冷却された製氷室にポンプによって供給し、製氷室で氷を徐々に成長させると共に、製氷室で氷結しなかった製氷水を製氷水タンクに回収するようになっている。また、製氷機は、製氷水タンクに回収した製氷水をポンプによって製氷室に再び供給し、製氷水タンク、製氷室に製氷水を散水する水皿、製氷室および配管等からなる循環経路に製氷水を循環させることで、氷塊を生成している。製氷機は、製氷室に氷塊が生成されると製氷運転から除氷運転に切り替えられ、除氷運転において、製氷室を加熱することで離脱させた氷塊を貯氷室に貯留するようになっている。そして、製氷機は、製氷室から氷塊が離脱した後に、製氷水タンクに外部水源から製氷水を供給して製氷運転に移行し、貯氷室が満杯になるまで製氷運転と除氷運転とを交互に繰り返す製氷サイクルを行うことで多量の氷塊を自動的に生成し得るようになっている。
前記製氷水タンクに供給される製氷水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分等の様々なものが含まれているので、繰り返し製氷サイクルを行うことで、製氷室や配管等の前記循環経路に、前記ミネラル分が濃縮したスケールや水垢などの異物が付着してしまう。循環経路に異物が付着すると、該循環経路での水の循環量が低下して製氷不良や製氷時間の増加を招いたり、氷塊に異物が混入して得られる氷塊の清浄度を損なったりする等、種々の問題が生じる。そこで、通電された後に、製氷室に氷を生成させない程度の短い時間で製氷運転と同様に各機器を作動し、ポンプにより圧送された製氷水によって循環経路を洗浄する洗浄運転を行う製氷機が提案されている(特許文献1参照)。
洗浄運転では、製氷室に氷が残ったままになっていると洗浄の妨げになるので、循環経路に製氷水を流す前に製氷室から氷を除去する必要がある。洗浄運転を実施する場合の手順を説明すると、電源投入時に除氷運転から開始する製氷機では、電源スイッチを一旦オフにした後にオンすることで除氷運転を行い、除氷運転に強制的に切り替えるリセットスイッチがある製氷機では、リセットスイッチの操作により除氷運転を行わせる(特許文献2参照)。除氷運転を終えた後に、洗浄開始スイッチを操作することで、洗浄運転が開始される。洗浄運転では、圧縮機を停止すると共に製氷水タンクに製氷水を供給し、所定量の製氷水の供給が完了すると、ポンプを駆動して製氷室を冷却または加熱しない状態で循環経路に製氷水を循環させることで該循環経路を所定時間に渡って洗浄する。そして、洗浄運転を繰り返して行う場合は、電源スイッチまたはリセットスイッチを操作して再び除氷運転を行った後に、洗浄開始スイッチを操作して洗浄運転を開始する必要がある。
特許第2755728号公報 特許第4705790号公報
このように、洗浄運転を行う前に、電源スイッチやリセットスイッチを操作する手間がかかり、電源スイッチ等の操作自体を忘れてしまうことがある。また、洗浄運転を開始してから、リセットスイッチを操作して除氷運転に移行させたとしても、洗浄運転では圧縮機が停止されているので、ホットガスにより製氷室をただちに加熱することができず、また圧縮機に負荷をかけてしまう弊害がある。
すなわち本発明は、従来の技術に係る製氷機に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、簡単な操作で洗浄運転を行い得る製氷機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の製氷機は、
製氷水タンク)から製氷部に製氷水を導くと共に製氷部から流下した製氷水を製氷水タンクに回収するよう構成された循環経路に循環手段で製氷水を循環させて、冷凍機により冷却された製氷部で氷塊を生成する製氷運転と、冷凍機により製氷部を加熱して氷塊を離脱させる除氷運転を繰り返すよう、制御手段により作動制御される製氷機において、
洗浄運転に切り替える操作手段と、
前記製氷水タンクに洗浄液を供給する供給手段とを備え、
前記操作手段の操作により開始される洗浄運転において、排液手段により製氷水タンクから製氷水を排出すると共に冷凍機により製氷部を加熱して氷塊を離脱させる除氷動作を行い、冷凍機により冷却しない状態で前記供給手段により製氷水タンクに洗浄液を供給した後に前記循環手段を駆動して、前記循環経路を循環する洗浄液で該循環経路を洗浄するよう、冷凍機、排液手段、供給手段および循環手段を前記制御手段で作動制御する構成としたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、操作手段により洗浄運転を開始させる操作を行えば、循環経路に洗浄水を循環させる前に製氷部から氷を除去すると共に製氷水タンクから排水する除氷動作を行うよう制御されるから、製氷部から氷の除去や排水のための操作を別途行う必要がない。従って、洗浄運転前に除氷を行わせるための操作の手間を省くことができると共に、洗浄運転の前に除氷するのを忘れることを回避でき、操作手段により洗浄運転を開始させる1つの簡単な操作だけで効率よく洗浄運転を行うことができる。
請求項2に係る発明では、前記冷凍機は、除氷完了を判定する判定手段が前記除氷動作において所定の除氷完了条件を判定した際に、前記製氷部の加熱を停止して該製氷部を冷却しない状態になるよう制御されることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、循環経路に洗浄水を循環させる前に判定手段の判定により冷凍機を作動停止しても、既に氷が除去されているので不都合は生じない。
本発明に係る製氷機によれば、洗浄運転に切り替えると自動的に除氷動作を行った後に洗浄動作を行うので、簡単な操作で洗浄運転を効率よく行うことができる。
本発明の好適な実施例に係る製氷機を示す概略図である。 実施例の製氷機構を一部破断して示す概略正面図であって、(a)は水皿が閉成姿勢にあり、(b)は水皿が第1開放姿勢にあり、(c)は水皿が第2開放姿勢にある。 図2(b)のA−A線断面図である。 実施例の製氷機の制御ブロック図である。 実施例の製氷機における製氷サイクルを示すフローチャート図である。 実施例の製氷機における通常洗浄モードによる洗浄運転を示すフローチャート図である。 実施例の製氷機における特別洗浄モードによる洗浄運転を示すフローチャート図である。 実施例の製氷機における通常洗浄モードによる洗浄運転および製氷サイクルを示すタイミングチャート図である。 実施例の製氷機における特別洗浄モードによる洗浄運転を示すタイミングチャート図である。
次に、本発明に係る製氷機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。
図1に示すように、実施例に係る製氷機10は、所謂クローズドセルタイプの製氷機構12と、蒸気圧縮冷凍機(単に冷凍機という)14と、製氷機構12および冷凍機14を構成する機器を制御するマイクロコンピュータ等の制御手段C(図4参照)を備えている。また、製氷機10は、各種設定を行う操作手段16と、該製氷機10の状態や設定内容などを表示する液晶や7セグメントなどの表示手段18とを備え、操作手段16および表示手段18が制御手段Cに電気的に接続される(図4参照)。製氷機10は、冷凍機14との熱交換により製氷機構12で氷塊を生成する製氷運転と、冷凍機14との熱交換により製氷機構12から氷塊を離脱する除氷運転とを交互に繰り返す製氷サイクルを行うよう構成される。また、製氷機10には、除氷運転で製氷機構12から離脱した氷塊を受け入れて貯留する貯氷室20aを有する貯氷庫20が製氷機構12の下方に設けられ、貯氷庫20に設けられた開閉扉(図示せず)を開放することで貯氷室20aに貯留された氷塊を取り出し得るようになっている。更に、製氷機10は、製氷機構12において製氷水が循環する循環経路を製氷水と同じ水で洗浄する通常洗浄モードと該循環経路を薬剤で洗浄する特別洗浄モードとの何れかを選択して洗浄運転を行い得るよう構成される。なお、以下の説明において、洗浄運転で用いる製氷水および薬剤をまとめて指称する場合は「洗浄液」といい、該洗浄液および製氷サイクルで用いる製氷水をまとめて指称する場合は「液体」という。
前記製氷機構12は、下向きに開口した製氷小室22aが多数形成された製氷室(製氷部)22と、この製氷室22の下方に配設され、製氷小室22aの下方開口を開閉可能な水皿24と、この水皿24を製氷室22に対して姿勢変位させる水皿開閉機構28を備えている。また、製氷機構12は、給水手段(供給手段)38から供給された製氷水や薬剤供給手段(供給手段)42から供給された薬剤を貯留する製氷水タンク26が、水皿24の下方に該水皿24と一体的に設けられる。実施例の製氷室22は、熱伝導性のよい金属材料から形成され、碁盤目状に並ぶように設けられた角箱状の製氷小室22aで、キューブアイスとも呼ばれる角状の氷塊を生成し得るようになっている。また、製氷室22の上面には、冷凍機14を構成する蒸発管EPが蛇行配置され、冷凍機14の作動により蒸発管EPを流通する冷媒またはホットガスとの熱交換によって製氷室22が冷却または加熱される。
前記水皿24は、一方の側端部が製氷機本体に対して支軸24bを介して回動可能に支持されると共に、他方の側端部が水皿開閉機構28を構成するカムアーム29に対してコイルスプリング30を介して支持される(図1参照)。水皿24は、上面が製氷小室22aの下方開口を塞ぐように製氷室22に近接した水平な閉成姿勢(図2(a)参照)と、製氷小室22aの下方開口を開放して該製氷小室22aからの氷塊の離脱を許容するように製氷室22から離間した開放姿勢(図2(b)または図2(c)参照)との間で姿勢変位可能になっている。また、水皿24には、各製氷小室22aに対応する位置に噴射孔24aが設けられ(図3参照)、水皿開閉機構28により閉成姿勢に保持された状態で、製氷水タンク26から循環ポンプ(循環手段)PMによって圧送された液体を噴射孔24aから製氷小室22aに向けて噴射供給し得るようになっている。更に、水皿24には、該水皿24の上面から該水皿24の下方に配設された製氷水タンク26に連通する戻り孔(図示せず)が形成され、水皿24の上面に受けた液体が戻り孔を介して製氷水タンク26に流下するよう構成される。
前記カムアーム29は、制御手段Cの制御下に正逆駆動する開閉モータAMに連結されて(図3参照)、開閉モータAMの正逆駆動に伴って正逆方向へ回転される。水皿開閉機構28は、コイルスプリング30が接続されたカムアーム29の延出端を上方に位置させることで水皿24を閉成姿勢で保持し、開閉モータAMの正駆動によりカムアーム29の延出端を上方位置から下方へ回動することで水皿24を閉成姿勢から開放姿勢に姿勢変位させる。水皿開閉機構28は、開閉モータAMの逆駆動によりカムアーム29の延出端を下方位置から上方へ回動することで、水皿24を開放姿勢から閉成姿勢に姿勢変位させる。ここで、水皿開閉機構28は、水皿24の開放角度が異なる第1開放姿勢(図2(b)参照)および第2開放姿勢(図2(c)参照)に切り替え可能に構成され、第1開放姿勢よりも第2開放姿勢で水皿24が大きく開放される。水皿開閉機構28は、開閉モータAMの正逆駆動に伴って回動するカムアーム29と共に回転するよう配設された検知体32を検知センサ33,34,35で検知することに基づいて、制御手段Cによって開閉モータAMが駆動制御される。検知センサは、カムアーム29の回転に伴う検知体32の回転軌跡に相対する位置に各姿勢に対応して配設され、検知体32との接触による検知手段でもよいが、ホール素子等の磁気センサやフォトセンサ等の光電センサなどの非接触式の検知手段が実施例で採用されている。実施例では、カムアーム29の延出端が上方位置にある閉成姿勢に対応して配設された閉成センサ33と、カムアーム29の延出端が下方位置にある第1開放姿勢に対応して配設された第1開放センサ34と、カムアーム29の延出端が第1開放姿勢よりも下方に位置する第2開放姿勢に対応して配設された第2開放センサ35とを検知センサとして有している。すなわち、水皿24を閉成姿勢から第1開放姿勢にする際には、検知体32を第1開放センサ34が検知することで開閉モータAMの正駆動を停止するよう、制御手段Cにより制御される(図2(b)参照)。また、水皿24を閉成姿勢から第2開放姿勢にする際には、検知体32を第1開放センサ34が検知しても開閉モータAMの正駆動を継続し、検知体32を第2開放センサ35が検知することで開閉モータAMの正駆動を停止するよう、制御手段Cにより制御される(図2(c)参照)。更に、水皿24を開放姿勢から閉成姿勢にする際には、検知体32を閉成センサ33が検知することで開閉モータAMの逆駆動を停止するよう、制御手段Cにより制御される(図2(a)参照)。
前記製氷水タンク26は、水皿24より一回り大きく形成された上方に開口する箱状体であって、水皿24を内側に収容した状態で該水皿24に固定されて、水皿24の姿勢変位につれて姿勢変位するようになっている。製氷水タンク26は、製氷小室22aの下方を塞いだ閉成姿勢で水皿24の支軸24b側の領域が深くなるように形成されており(図2(a)参照)、この深く形成した部位の底部に循環ポンプPMの吸込口が接続される。また、製氷水タンク26には、水皿24の開放端側に排水口27が設けられており(図2(a)参照)、閉成姿勢で排水口27の位置まで製氷水タンク26の内部に液体を貯留し得るようになっている。すなわち、製氷水タンク26は、閉成姿勢で底部と排水口27との間に製氷運転1回分の製氷に足りる必要量の製氷水が貯留され、余剰の製氷水が排水口27から外方へオーバーフローするよう構成される。製氷水タンク26は、第1開放姿勢で排水口27が該製氷水タンク26の最も深い部位よりも下がらず、該第1開放姿勢で製氷水タンク26に貯留した液体の一部が内部に残るよう構成される。一方、製氷水タンク26は、第2開放姿勢で排水口27が該製氷水タンク26の最下部になり、該第2開放姿勢で液体の全量を外部に排出し得るよう構成される。このように、実施例では、排水口27および製氷水タンク26を傾動させる水皿開閉機構28によって排液手段が構成され、第1および第2開放姿勢の夫々に応じて液体の残留の有無を切り替え可能になっている。なお、製氷水タンク26の下方には、排水皿36が配設され(図1参照)、該製氷水タンク26の排水口27から排出された液体を受けて機外へ排出するようになっている。
前記製氷機構12は、製氷水タンク26から配管(図示せず)を介して水皿24に液体を圧送する循環ポンプPMを備え、循環ポンプPMにより圧送された液体が閉成姿勢において水皿24の噴射孔24aから製氷小室22aに噴射供給されると共に、製氷小室22aから流下した液体が水皿24の戻り孔を介して製氷水タンク26に回収される。そして、製氷機構12では、製氷水タンク26に回収された液体が循環ポンプPMによって製氷小室22aに再び供給される。すなわち、製氷機構12には、循環ポンプPMの駆動によって、製氷水タンク26、循環ポンプPM、配管、水皿24および製氷小室22aからなる循環経路に液体が循環される。循環ポンプPMとしては、羽根状の回転子を備えた非容積式であって、制御手段Cの制御下に入力される電圧と回転数とが一意的に対応する直流(DC)モータを駆動源とするポンプが用いられる。すなわち、製氷機10では、循環ポンプPMに印加する電圧を制御手段Cにより適宜制御して、循環ポンプPMの回転数を変化させることが可能である。
前記給水手段38は、上水道またはこの上水道から供給された水を一次貯留する貯水タンク等の水源に接続された給水管38aと、この給水管38aの流出端に設けられ、水皿24の支軸24b側に設けられた給水部38bと、電磁弁等の開閉弁やポンプ等からなる給水量を調節する給水調節部WVを備えている。実施例では、上水道に繋がった給水管38aの途中に給水調節部としての給水弁WVが配設され、制御手段Cの制御下に所定のタイミングで給水弁WVを開閉して、製氷水を給水部38bから水皿24の上面に供給している。ここで、給水手段38は、給水の開始から所定の給水時間をカウントするタイマや、製氷水タンク26に貯留された製氷水の量を検知するフロートスイッチなどから制御手段Cに入力される信号に基づき給水調節部(給水弁WV)が制御され、実施例では、給水弁WVを開放してから給水タイマ40(図4参照)が所定の給水時間をカウントすると給水弁WVを閉じるように制御手段Cで制御される。例えば、製氷機10は、水皿24の閉成姿勢(実施例)または開放姿勢から閉成姿勢に戻す途中で給水手段38から製氷水を供給することで、水皿24の戻り孔を介して製氷水タンク26に流下した製氷水が製氷運転または洗浄運転で使用される。また、製氷機10では、除氷運転初期の水皿24の開放姿勢で給水手段38から製氷水を供給することで、水皿24の上面に付着した氷片等を洗い流したり、製氷運転終了時に水皿24の閉成姿勢で給水手段38から製氷水を供給することで、製氷小室22aに生成された氷塊と水皿24との氷結状態を解除する等、種々のタイミングで製氷水を供給している。
図1に示すように、前記薬剤供給手段42は、薬剤を貯留する薬剤タンク43と、この薬剤タンク43から水皿24に薬剤を導く薬剤配管44と、電磁弁等の開閉弁やポンプ等からなる薬剤の供給量を調節する薬剤調節部45とを備えている。実施例では、薬剤調節部としての薬剤ポンプ45を有し、薬剤配管44の給出端が給水部38bに接続される。薬剤供給手段42は、制御手段Cの制御下に所定のタイミングで薬剤ポンプ45を駆動することで、薬剤を給水部38bから水皿24の上面に供給している。また、実施例では、薬剤ポンプ45の駆動と共に計時を開始する薬剤タイマ46(図4参照)によって所定の薬剤供給時間を計時した際に薬剤ポンプ45の駆動を停止するよう、制御手段Cにより制御される。薬剤供給手段42は、特別洗浄モードでの洗浄運転において、製氷水タンク26に薬剤を供給するようになっている。薬剤としては、カルシウムやマグネシウム等の水道水に含まれるミネラル分を主成分とするスケールを溶解するためのリン酸基などのスケール除去剤や、循環経路を殺菌するための次亜塩素酸ナトリウム等の殺菌剤など、水道水の性状や製氷機10の使用環境などに応じて、薬剤を薬剤タンク43に入れ替えて変更可能である。
前記冷凍機14は、図1に示すように、圧縮機CM、凝縮器CD、この凝縮器CDを冷却する冷却ファンFM、膨張弁EVおよび蒸発管EPを備え、圧縮機CM、凝縮器CD、膨張弁EVおよび蒸発管EPを、冷媒配管14aで順次連結して冷凍回路を構成している。また、冷凍機14は、冷凍回路に加えて、除氷運転時に、凝縮器CDおよび膨張弁EVを介さず圧縮機CMから高温冷媒(ホットガス)を蒸発管EPに直接供給するバイパス管15を備えている。バイパス管15は、圧縮機CMの吐出側と蒸発管EPの吸込み側とを連結するように設けられ、このバイパス管15の途中にホットガス弁HVが配設される。冷凍機14は、圧縮機CM、冷却ファンFMおよびホットガス弁HVが制御手段Cで作動制御され、製氷運転においてホットガス弁HVを閉成したもとで圧縮機CMおよび冷却ファンFMを駆動して、冷凍回路を冷媒が循環し、蒸発管EPによって製氷室22が冷却される。また、冷凍機14は、除氷運転においてホットガス弁HVを開放したもとで圧縮機CMを駆動すると共に冷却ファンFMを停止して、バイパス管15を介してホットガスが蒸発管EPに供給され、蒸発管EPによって製氷室22が加熱される。更に、冷凍機14は、洗浄運転において圧縮機CMおよび冷却ファンFMを停止して、蒸発管EPによって製氷室22を冷却または加熱しないようになっている。
図5に示すように、前記製氷機10は、製氷運転において、給水タイマ40の計時のもとに所定の給水時間に亘って給水手段38によって製氷水タンク26に製氷水を所定量供給する(図5:ステップS1〜S2)。循環ポンプPMを駆動することで(ステップS3)、閉成姿勢に保持された水皿24の噴射孔24aから製氷水タンク26の製氷水が噴射し、蒸発管EPとの熱交換により冷却された製氷室22の製氷小室22aに製氷水を供給することで、製氷小室22aで製氷水が次第に氷結して氷が生成される。この際、製氷小室22aで氷結せずに流れ落ちた製氷水が戻り孔を介して製氷水タンク26に回収され、循環ポンプPMによって製氷小室22aに再び供給される。製氷機10は、運転切替手段(判定手段)THが所定の運転切り替え条件を検知した際に、製氷小室22aに所定の大きさの氷塊が生成されたと判断した制御手段Cによって、循環ポンプPMが停止されて製氷運転が終了される(ステップS4〜S5)。運転切替手段THは、製氷室22や蒸発管EPに配設された温度センサや、製氷運転の開始から所定の製氷時間をカウントするタイマや、製氷水タンク26に貯留された製氷水の量を検知するフロートスイッチなどを単体または組み合わせて用いることができる。実施例の製氷機10では、蒸発管EPの冷媒流出側に配設されて該蒸発管EPを流通する冷媒の温度を検知することで製氷室22の温度を間接的に検知する温度センサからなる運転切替手段THが採用され、運転切り替え条件として予め設定された製氷完了温度を製氷運転において運転切替手段THが検知したことに基づいて制御手段Cにより製氷運転が終了される。
図5に示すように、前記製氷機10は、除氷運転において、蒸発管EPとの熱交換により製氷室22が加熱され、開閉モータAMが正駆動されて水皿24が閉成姿勢から第1開放姿勢まで傾動される(図5:ステップS11〜S13)。製氷機10は、製氷水タンク26が排水口27が下方に位置するように傾くことで、製氷運転で製氷水タンク26に残った製氷水や除氷運転に際して給水手段38から供給された融氷水の一部が排水口27を介して排水皿36に排出される。製氷機10では、製氷室22の加熱により氷塊と製氷小室22aとの氷結面が次第に融解し、自重により製氷小室22aから離脱した氷塊が水皿24の上面傾斜に案内されて貯氷室20aに滑り落ちる。製氷機10は、運転切替手段THが所定の運転切り替え条件を検知した際に、製氷小室22aから氷塊が離脱したと判断した制御手段Cによって、蒸発管EPによる製氷室22の加熱が停止されると共に(ステップS14〜S15)、開閉モータAMが逆駆動されて水皿24が第1開放姿勢から閉成姿勢まで戻され(ステップS16〜S18)、除氷運転が終了される。運転切替手段THは、製氷室22や蒸発管EPに配設された温度センサや、除氷運転の開始から所定の除氷時間をカウントするタイマなどを単体または組み合わせて用いることができる。実施例の製氷機10では、製氷完了温度を検知する温度センサが除氷運転において運転切り替え条件として予め設定された除氷完了温度を検知する運転切替手段(判定手段)THとして兼用され、除氷完了温度を除氷運転において運転切替手段THが検知したことに基づいて制御手段Cにより除氷運転を終了させるよう、冷凍機14や水皿開閉機構28等の機器が作動制御される。このように、通常の製氷サイクルでの除氷運転において、製氷水タンク26の製氷水を一部残すように排水することで、追加供給する製氷水の量を減らすことができると共に、給水時間を短くして製氷効率を向上させることができる。
前記製氷機10には、貯氷室20aでの貯氷量を検知する貯氷検知手段48が貯氷庫20に設けられ、貯氷検知手段48が氷塊を検知するまでは、洗浄運転を除いて前記製氷サイクルを継続するように制御手段Cで各機器が作動制御される。また、貯氷検知手段48が氷塊を検知したことが制御手段Cに入力されると、製氷サイクルを停止するよう制御手段Cにより各機器が作動制御される。
前記洗浄運転は、貯氷検知手段48が満氷を検知しているタイミングや、製氷サイクル中の所定タイミング等、水道水の性状や製氷機10の使用環境などによる汚れ具合に応じて実施される。製氷機10では、前述した操作手段16が洗浄運転に切り替える手段として用いられ、この操作手段16を操作することで洗浄運転が開始される。また、製氷機10は、製氷サイクル中または貯氷検知手段48による満氷検知に基づく待機状態等の何れの運転状態であっても、操作手段16の操作により洗浄運転を強制的に実施し得るようになっている。更に、製氷機10は、操作手段16により通常洗浄モードまたは特別洗浄モードのうちの何れかを選択可能になっており、操作手段16の操作により選択されたモードで洗浄運転を行うよう、制御手段Cで該当機器が作動制御される。
図6および図8に示すように、前記製氷機10では、操作手段16の操作により洗浄運転に移行すると、除氷運転と同様に製氷小室22aの氷塊の離脱を図ると共に製氷水タンク26に貯留された液体を排出する除氷動作を行うよう、冷凍機14や水皿開閉機構28等が制御手段Cで作動制御される。図6に示すように、操作手段16の洗浄運転開始操作により、圧縮機CMが停止している場合は駆動され、また圧縮機CMが駆動している場合は駆動状態が保たれると共に、ホットガス弁HVが開放制御され、蒸発管EPに流通するホットガスにより製氷室22を加熱する(ステップS21)。また、開閉モータAMが正駆動されて水皿24が閉成姿勢から第2開放姿勢まで傾動される(ステップS22〜S24)。製氷機10は、製氷水タンク26が第2開放姿勢に傾くことで、製氷水等の全部が排水口27を介して排水皿36に排出され、製氷水タンク26が空になる。製氷機10は、運転切替手段THが除氷完了温度を検知したことに基づいて(ステップS25)、ホットガス弁HVが閉成制御されると共に圧縮機CMが停止制御され、製氷室22の加熱が停止される(ステップS26)。また、開閉モータAMが逆駆動されて水皿24が第2開放姿勢から閉成姿勢まで戻され(ステップS27〜S29)、除氷動作を終了する。
図6および図8に示す通常洗浄モードによる洗浄運転では、前記除氷動作の後に(ステップS21〜S29)、給水タイマ40の計時のもとに所定の給水時間に亘って給水手段38によって製氷水タンク26に製氷水が所定量供給される(ステップS31〜S32)。循環ポンプPMを駆動することで(ステップS33)、閉成姿勢にある水皿24の噴射孔24aから製氷水タンク26に貯留した製氷水を製氷小室22aに噴射供給し、循環経路を循環する製氷水の水勢により該循環経路の異物を押し流す。ここで、循環ポンプPMを駆動すると共に洗浄タイマ54で洗浄時間の計時を開始し、予め設定された洗浄時間に亘って製氷水を循環経路に循環させる(ステップS34)。洗浄時間を経過すると循環ポンプPMを停止し(ステップS35)、通常洗浄モードによる洗浄運転が終了される。
図7および図9に示す特別洗浄モードによる洗浄運転では、前記除氷動作の後に(ステップS21〜S29)、薬剤タイマ46の計時のもとに所定の薬剤供給時間に亘って薬剤供給手段42によって製氷水タンク26に薬剤が所定量供給される(ステップS41〜S42)。循環ポンプPMを駆動することで(ステップS43)、閉成姿勢にある水皿24の噴射孔24aから製氷水タンク26に貯留した薬剤を製氷小室22aに噴射供給し、循環経路を循環する薬剤の水勢および化学的作用により該循環経路の異物を除去する。ここで、循環ポンプPMを駆動すると共に洗浄タイマ54で洗浄時間の計時を開始し、予め設定された洗浄時間に亘って薬剤を循環経路に循環させる(ステップS44)。洗浄時間を経過すると循環ポンプPMを停止して(ステップS45)、開閉モータAMを正駆動して水皿24を閉成姿勢から第2開放姿勢まで傾動し(ステップS51〜S52)、製氷水タンク26の薬剤を全量排出する。水皿24が第2開放姿勢となってから所定の排水時間待機した後に、開閉モータAMが逆駆動されて水皿24が第2開放姿勢から閉成姿勢まで戻され(ステップS53〜S55)、薬剤洗浄工程を終える。
前記特別洗浄モードでの洗浄運転では、薬剤洗浄工程の後にすすぎ工程が行われる。すすぎ工程では、給水タイマ40の計時のもとに所定の給水時間に亘って給水手段38によって製氷水タンク26に製氷水が所定量供給される(図7:ステップS61〜S62)。循環ポンプPMを駆動することで(ステップS63)、閉成姿勢にある水皿24の噴射孔24aから製氷水タンク26に貯留した製氷水を製氷小室22aに噴射供給し、循環経路を循環する製氷水により該循環経路をすすぐ。ここで、循環ポンプPMを駆動すると共に洗浄タイマ54で洗浄時間の計時を開始し、予め設定された洗浄時間に亘って製氷水を循環経路に循環させる(ステップS64)。洗浄時間を経過すると循環ポンプPMを停止し(ステップS65)、開閉モータAMを正駆動して水皿24を閉成姿勢から第2開放姿勢まで傾動し(ステップS66〜S67)、製氷水タンク26のすすぎ水を全量排出する。水皿24が第2開放姿勢となってから所定の排水時間待機した後に、開閉モータAMが逆駆動されて水皿24が第2開放姿勢から閉成姿勢まで戻され(ステップS68〜S70)、特別洗浄モードによる洗浄工程を終了する。
前記製氷機10は、特別洗浄モードでのすすぎ工程の回数を操作手段16から設定可能に構成され、使用する薬剤の強さ等に応じて1回または2回以上のすすぎ工程を行うよう、制御手段Cで各機器が作動制御される。製氷機10は、操作手段16からすすぎ回数を設定変更可能なすすぎカウンタ56を有し(図4参照)、閉成姿勢にある製氷水タンク26に製氷水を供給してから所定のすすぎ時間に亘って循環経路をすすぎ、製氷水タンク26を第2開放姿勢に傾動してから閉成姿勢に戻すまでの一連のすすぎ工程(図7:ステップS61〜S70)が終了する毎にすすぎカウンタ56が加算され、すすぎカウンタ56が設定すすぎ回数に達するまですすぎ工程が繰り返される。そして、すすぎカウンタ56が設定すすぎ回数をカウントすると、特別洗浄モードでの洗浄運転が終了される。
前記循環ポンプPMは、製氷運転での回転数よりも洗浄運転での回転数が大きくなるように可変制御される。循環ポンプPMは、例えば製氷運転で2000r/minに設定されるが、洗浄運転で2400r/minに設定され、洗浄運転において水皿24や配管を流通する製氷水や薬剤からなる洗浄液の水勢や噴射孔24aから噴射供給される洗浄液の水勢を製氷運転よりも大きくしている。製氷運転では、噴射孔24aから噴射供給する製氷水が製氷小室22aにいきわたる程度に循環ポンプPMを駆動すればよく、循環ポンプPMの回転数が高くなり過ぎると氷の成長が阻害されたり、氷塊に残る凹部が大きくなる不都合がある。これに対して、洗浄運転では、製氷運転のように洗浄液の勢いが氷塊の生成に影響を与えないので、噴射孔24aから噴射供給する洗浄液が製氷小室22aから溢れでない程度に循環ポンプPMを駆動すればよい。このように、製氷運転と洗浄運転との夫々に合わせて循環ポンプPMの回転数を可変制御することで、製氷運転で効率よく氷塊を生成し得ると共に、洗浄運転で強い勢いの洗浄液によって洗浄効果およびすすぎ効果を向上することができる。
前記製氷機10は、洗浄運転の後に除氷運転から製氷サイクルを行うよう構成される。通常洗浄モードによる洗浄運転後の除氷運転では、水皿24を第2開放姿勢まで開放するように制御手段Cにより作動制御し、洗浄運転の洗浄水を全量排出するようになっている。なお、製氷機10では、洗浄運転や貯氷検知手段48による満氷検知等により停止した圧縮機CMを駆動開始する際に、所定の保護時間を経過した後に圧縮機CMを駆動するよう制御される。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る製氷機10の作用について説明する。製氷機10は、操作手段16により洗浄運転を開始させる操作を行えば、循環経路に洗浄水を循環させる前に製氷室22から氷を除去すると共に製氷水タンク26から排水する除氷動作を行うよう制御されるから、製氷室22から氷の除去や排水のための操作を別途行う必要がない。すなわち、洗浄運転前に除氷を行わせるための操作の手間を省くことができると共に、洗浄運転の前に除氷するのを忘れることを防いで氷の残留による洗浄不良を回避できる。このように、製氷機10は、操作手段16により洗浄運転を開始させる1つの簡単な操作だけで効率よく洗浄運転を行うことができる。また、循環経路に洗浄水を循環させる前に運転切替手段THの判定により冷凍機14を作動停止しても、既に氷が除去されているので不都合は生じない。
製氷水で循環経路を洗浄する通常洗浄モードによる洗浄運転は、冷凍機14による製氷室22の冷却または加熱を行わないと共に洗浄時間を管理するだけで、給水手段38、水皿開閉機構28、循環ポンプPM等の各機器を製氷運転と同様に制御するだけなので、制御手段Cの制御下に既存の構成を用いて容易に自動実施することができる。また、通常洗浄モードは、製氷水で循環経路を洗浄するので、薬剤の供給や薬剤の排水や洗浄運転後の氷塊への薬剤混入の防止などを配慮する必要がなく、製氷機本体のパネルの取り外しや電源のON・OFFや弁の手動操作などの使用者にとって煩雑な作業を行わなくてもよい。すなわち、通常洗浄モードは、手間なく比較的短時間で行うことができるので、通常洗浄モードを行うことによる製氷効率への影響を最小限にできる。製氷機10は、薬剤で循環経路を洗浄する特別洗浄モードによる洗浄運転によって、製氷水の水勢だけでは取り除くことができないスケールの除去や殺菌等を薬剤の化学的作用で行うことができ、製氷小室22aでの熱交換効率を好適に回復させたり、循環経路での製氷水の流通抵抗を低下させたり、得られる氷塊の清浄度を向上させることができる。このように、製氷機10は、循環経路への異物の付着度合いや製氷水の性状や使用環境などに応じて、製氷水によって循環経路を洗浄する通常洗浄モードと薬剤によって循環経路を洗浄する特別洗浄モードとを選択して洗浄運転を行うことができるので、製氷効率を損なうことなく得られる氷塊の清浄度を向上させることができる。また、洗浄運転は、通常洗浄モードおよび特別洗浄モードの何れもが制御手段Cの制御下に該当機器が作動制御されて自動的に行われるので、洗浄運転にかかる使用者の手間を大幅に軽減し得る。そして、特別洗浄モードにおいて、薬剤による循環経路の洗浄を行った後に、製氷水によって循環経路のすすぎを行うので、洗浄運転直後の製氷サイクルで生成された氷塊を除去することなくそのまま用いることができる。また、すすぎを行うことで、薬剤による循環経路の腐蝕等を防ぐことができ、循環経路を保護することができる。
(変更例)
前述した実施例に限定されず、例えば以下のように変更してもよい。
(1)実施例では、クローズドセルタイプの製氷機構を備えた製氷機で説明したが、オープンセルや流下式の製氷機構を備えた製氷機であってもよい。また、クローズドセルタイプの製氷機構であっても、製氷室の側方に開放した開口を横方向に移動する水皿で開閉する構成でもよい。
(2)排液手段の構成は実施例に限定されず、製氷水タンクに設けた排水管に管路を開閉する排水弁を配設した構成や、循環ポンプの吐出側の配管系路を切り替え弁で切り替えることで排水する構成や、循環ポンプと別のポンプで排水する構成など種々の構成を採用し得る。
(3)通常洗浄モードの洗浄時間と特別洗浄モードの洗浄時間とは同じであっても別々に設定してもよい。また、すすぎ工程での洗浄時間は、薬剤による洗浄時間と同じであっても変更してもよい。
14 冷凍機,22 製氷室(製氷部),26 製氷水タンク,27 排水口(排液手段),
28 水皿開閉機構(排液手段),38 給水手段(供給手段),
42 薬剤供給手段(供給手段),C 制御手段, PM 循環ポンプ(循環手段),
TH 運転切替手段(判定手段)

Claims (2)

  1. 製氷水タンク(26)から製氷部(22)に製氷水を導くと共に製氷部(22)から流下した製氷水を製氷水タンク(26)に回収するよう構成された循環経路に循環手段(PM)で製氷水を循環させて、冷凍機(14)により冷却された製氷部(22)で氷塊を生成する製氷運転と、冷凍機(14)により製氷部(22)を加熱して氷塊を離脱させる除氷運転を繰り返すよう、制御手段(C)により作動制御される製氷機において、
    洗浄運転に切り替える操作手段(16)と、
    前記製氷水タンク(26)に洗浄液を供給する供給手段(38,42)とを備え、
    前記操作手段(16)の操作により開始される洗浄運転において、排液手段(27,28)により製氷水タンク(26)から製氷水を排出すると共に冷凍機(14)により製氷部(22)を加熱して氷塊を離脱させる除氷動作を行い、冷凍機(14)により冷却しない状態で前記供給手段(38,42)により製氷水タンク(26)に洗浄液を供給した後に前記循環手段(PM)を駆動して、前記循環経路を循環する洗浄液で該循環経路を洗浄するよう、冷凍機(14)、排液手段(27,28)、供給手段(38,42)および循環手段(PM)を前記制御手段(C)で作動制御する構成とした
    ことを特徴とする製氷機。
  2. 前記冷凍機(14)は、除氷完了を判定する判定手段(TH)が前記除氷動作において所定の除氷完了条件を判定した際に、前記製氷部(22)の加熱を停止して該製氷部(22)を冷却しない状態になるよう制御される請求項1記載の製氷機。
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CN112956904A (zh) * 2021-02-05 2021-06-15 湖南悟十科技有限公司 一种智能计量自动杀菌型制冰饮水一体机
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