JP2008175439A - 噴射式製氷機の運転方法 - Google Patents

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Tomoyuki Ishida
朋之 石田
Kenji Takahashi
賢二 高橋
Kazuyuki Kageyama
和幸 景山
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Abstract

【課題】常温水の正確な温度を測定し得る噴射式製氷機の運転方法を提供する。
【解決手段】噴射式製氷機10は、製氷室30の下方に傾動自在に配設され、製氷室30を閉塞する閉成位置と、製氷室30を開放する開放位置とに姿勢変化可能な水皿34と、この水皿34に一体的に設けられると共に、給水管56から供給された常温水を該水皿34に設けた戻り孔を介して貯留する製氷水タンク32とを備える。温度測定運転に際しては、圧縮機66を停止状態にしたもとで、給水管56から新たな常温水を供給する給水ステップと、水皿34を閉成位置としたもとで、製氷水タンク32の常温水を製氷室30へ循環供給する熱交換ステップと、製氷水タンク32の常温水を排出する排水ステップとからなる温度測定サイクルを所定回数実施して、常温水の温度に近くなった製氷室30の温度を温度センサ46が測定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、噴射式製氷機の運転方法に関し、更に詳細には、下向きに開口する多数の製氷小室に製氷水を下方から噴射供給して、氷塊を自動的に製造する噴射式製氷機の運転方法に関するものである。
下向きに開口する多数の製氷小室に製氷水を下方から噴射供給して、角氷(氷塊)を製造する噴射式製氷機が、喫茶店やレストラン等の施設、その他の厨房において好適に使用されている。この噴射式製氷機としては、所謂クローズドセルタイプと云われるものがある(例えば、特許文献1参照)。この噴射式製氷機は、貯蔵室内に水平に配置した製氷室の下面に下方に開口する製氷小室が碁盤目状に多数画成されている。製氷室の上面には、冷凍機構に連通する蒸発管が密着的に蛇行配置され、製氷工程時に冷媒を蒸発管に循環させて前記製氷小室を強制冷却するよう構成されている。また、製氷室の外側面に温度センサが設けられ、該温度センサにより製氷室の表面温度を測定して、製氷および除氷完了を検知するようになっている。更に、製氷室の直下には、製氷水を貯留する製氷水タンクを下方に一体的に備えた水皿が、軸支部により傾動可能に枢支されている。この水皿には多数の噴射孔が開設され、前記製氷水タンクから圧送された製氷水がこの噴射孔を介して各製氷小室に噴射供給される。
前記水皿および製氷水タンクは、製氷工程時には水平に位置して前記製氷室と平行に保持されると共に、除氷工程時には開閉機構により付勢されて、前記軸支部を中心として傾動し製氷小室を開放するよう構成される。なお、製氷室の上方に、外部水道源に接続されて常温の常温水を供給する給水管が配設され、製氷工程時の給水または除氷工程時に水皿の洗浄(水皿洗浄)を行なうようになっている。この水皿洗浄とは、製氷工程中に水皿の表面に付着した氷を除去するため、除氷工程時に該水皿の表面に常温の水を流して、氷を溶かしたり洗い流すことを云う。また、給水管から供給された常温水は、前記水皿に開設した戻り孔を介して製氷水タンクに回収されるようになっている。
特開平4−3870号公報
ところで、前記水皿洗浄の際に給水管から水皿に供給される常温水は、その温度によって水皿表面の氷を除去する時間に差異が生じる。すなわち、夏場等の常温水が高温となっている場合には、水皿表面に付着した氷と常温水との温度差が大きく、氷の除去は比較的早く達成される。従って、この場合には、水皿洗浄に必要な常温水は比較的少量で済み、給水管からの給水時間を長くする必要はない。反対に、冬場等の常温水が低温となっている場合、常温水と氷との温度差が小さいため、水皿洗浄には、先の場合に比べて多くの常温水が必要となる。このため、水皿洗浄の給水時間については、常温水が低温の場合に合わせて設定しているが、この場合には常温水が高温のときには無駄に供給される水が多くなり消費水量が増加する難点がある。なお、常温水の温度を測定する専用のセンサを用い、測定温度に応じて給水時間を変更することで、消費水量を抑制することはできるが、専用のセンサを必要とするためにコストが嵩む問題がある。
そこで、従来の噴射式製氷機にあっては、製氷工程開始直後に前記温度センサが製氷室の温度を測定し、この測定温度を常温水の温度と擬制して、以後の水皿洗浄時の給水時間に反映させている。しかしながら、製氷工程開始直後は、除氷工程時におけるホットガスの加熱により製氷室は高温となっており、温度センサが常温水とみなす測定温度は、実際の常温水の温度よりもかなり高温となっている。従って、前記温度センサにより測定した製氷室の温度に基づいて水皿洗浄時の給水時間を調節したとしても、基本となる測定温度が実際の常温水よりも大きくズレているため、結局、適正な給水時間を得ることができず、消費水量の抑制効果は余り期待し得なかった。
そこで本発明は、従来の噴射式製氷機の運転方法に内在する前記問題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、専用のセンサを用いることなく常温水の温度を正確に測定し得る噴射式製氷機の運転方法を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に係る発明の噴射式製氷機の運転方法は、
下向きに開口する多数の製氷小室を画成した製氷室の下方に傾動自在に配設され、該製氷室を下側から閉塞する閉成位置と、該製氷室を開放する開放位置とに姿勢変化可能な水皿と、この水皿の下方に一体的に設けられて該水皿と共に姿勢変化すると共に、水皿の上方に配設された給水管から供給された常温水を該水皿に設けた戻り孔を介して貯留する製氷水タンクとを備え、
製氷工程に際し圧縮機から供給された冷媒により冷却した製氷小室に、製氷水タンクの製氷水が閉成位置の水皿から噴射供給されて氷を形成すると共に、製氷小室で氷結に至らなかった製氷水は前記戻り孔を介して製氷水タンクに回収され、前記製氷室の温度を測定する温度センサが製氷完了温度を測定すると製氷工程から除氷工程に移行し、
除氷工程に際しては、前記水皿が開放位置へ下降して前記製氷室を開放し、各製氷小室からの脱氷を行なうと共に、製氷水タンク内の製氷水が排出され、前記給水管から前記水皿に常温水が供給されて該水皿の表面に付着した氷を除去する水皿洗浄が行なわれる噴射式製氷機において、
温度測定運転に際し、前記圧縮機を停止状態にしたもとで、
前記給水管から新たな常温水を製氷水タンクに供給する給水ステップと、前記水皿を閉成位置としたもとで、製氷水タンクに供給された常温水を製氷室へ循環供給する熱交換ステップと、前記製氷水タンクの常温水を排出する排水ステップとを所定サイクル繰り返した後、
製氷室の温度を前記温度センサで測定するようにしたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、圧縮機の冷媒供給を停止したもとで、製氷室への常温水の循環供給を繰り返すことで、製氷室を常温水に近い温度まで熱交換させることができる。従って、その製氷室の温度を温度センサが測定することで、常温水の正確な温度を間接的に得ることができる。
請求項2に係る噴射式製氷機の運転方法では、熱交換ステップにおける常温水の製氷室への循環供給は、所定時間継続される。
請求項2の発明によれば、熱交換ステップにおける常温水の循環供給は所定時間継続して行なわれるので、常温水を製氷室と十分熱交換するまで有効利用でき、該常温水の消費水量を抑制し得る。
請求項3に係る噴射式製氷機の運転方法では、熱交換ステップにおける常温水の製氷室への循環供給は、温度センサによる製氷室の測定温度が一定となるまで継続される。
請求項3の発明によれば、熱交換ステップにおける常温水の循環供給は製氷室の温度変化がなくなるまで継続されるので、常温水を有効利用して消費水量を抑制し得る。
請求項4に係る噴射式製氷機の運転方法では、温度センサにより測定された常温水の温度に基づいて、前記水皿洗浄時に供給する常温水の給水時間を変更するようにした。
請求項4の発明によれば、温度センサで測定された正確な常温水の温度に基づいて、水皿洗浄時の給水時間を変更するようにしたので、無駄な給水を防止して消費水量を抑制し得る。
本発明に係る噴射式製氷機の運転方法によれば、常温水の温度を測定する専用のセンサを用いることなく、常温水の正確な温度を測定し得る。
次に、本発明に係る噴射式製氷機の運転方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。
図1は、実施例に係る運転方法が実施される噴射式製氷機10を示している。この噴射式製氷機10は、製氷工程および除氷工程を繰り返す通常運転と、製氷機に給水される常温水の温度を測定する温度測定運転とを実施し得るよう構成されている。噴射式製氷機10は、断熱箱体をなす製氷機本体12の天板14に機構枠体16が配設され、該機構枠体16の下面に製氷機構18が支持されている。また、製氷機本体12の下部は貯氷庫72とされ、製氷機構18で製造された氷が貯留される。更に、製氷機本体12の下方には、キャビネット20により機械室24が画成され、該機械室24に冷凍機構22や電装箱26等が設置されている。前記製氷機構18は、下方に開口する多数の製氷小室28を備えた製氷室30と、下部に製氷水タンク32を一体に備えた水皿34と、製氷水タンク32に配設されたポンプモータ36とから基本的に構成されている。また、水皿34は、その一端部が軸支部38を介して回動可能に軸支されると共に、他端部は開閉機構40に連繋されており、該開閉機構40におけるアクチュエータモータ42の正逆回転に伴って水皿34は軸支部38を支点として正逆方向に傾動し、製氷室30を下方から閉成する閉成位置と、該製氷室30を開放する下方の開放位置とに姿勢変化するよう構成される。
前記製氷室30の外側面には、前記電装箱26に格納された制御装置44に接続する温度センサ46が配設され、製氷工程に際して製氷室30が製氷完了温度まで達したことを該温度センサ46が測定したとき、制御装置44は製氷工程から除氷工程に移行する制御を行なうよう設定されている。また、除氷工程に際して製氷室30が除氷完了温度まで達したことを温度センサ46が測定したときには、制御装置44は除氷工程から製氷工程に移行する制御を行なうよう設定されている。更に、この温度センサ46は、後述するように、前記温度測定運転に際して間接的に常温水の温度を測定する役割を果たす。
前記水皿34には、製氷小室28の夫々の位置と対応して、噴射孔および戻り孔(何れも図示せず)が多数穿設される。また前記製氷水タンク32の底部32aには、吸込管48を介して前記ポンプモータ36が接続されると共に、該ポンプモータ36は、前記吸込管48を介して吸込んだ製氷水タンク32内の製氷水を水皿34に圧送し、各噴射孔から対応の製氷小室28に噴射し得るよう構成されている。また、製氷小室28で氷結するに至らなかった製氷水は、前記水皿34の戻り孔を介して製氷水タンク32に回収されて再循環に供されるようになっている。前記製氷水タンク32の内部は、所定量の製氷水を貯留し得る空間部32bが画成され、該空間部32bの一端側(図1の右側)と製氷水タンク32の底部32a外面に設けた排出樋50とが連通している。そして、製氷水タンク32が下方へ傾動するにつれて、空間部32b内の製氷水が排出樋50を介して排出され、製氷水タンク32が開放位置となったときに全ての製氷水が排出されるよう構成される。なお、製氷水タンク32から排出された製氷水は、該製氷水タンク32の下方に設けた排水皿52に受けられ、該排水皿52の排出管54を介して製氷機の外部へ排出される。
前記水皿34の上方には、一端が外部水道源に連通して常温の水道水(常温水)を供給する給水管56が、その開口部56aを下方に臨ませて配設されている。そして、給水管56から水皿34の表面に常温水が供給されると、該常温水は水皿34の戻り孔を介して製氷水タンク32に回収され、前記空間部32bに製氷水として貯留される。また給水管56には、制御装置44に接続した給水弁58が介挿され、制御装置44が所要のタイミングで給水弁58を開閉して、常温水の供給量を制御し得るようになっている。すなわち、製氷工程時(水皿上昇時)での製氷水タンク32への給水や、除氷工程時での水皿洗浄の際に供給される常温水の量は、給水弁58の開放時間を制御することにより調節される。
前記開閉機構40は、アクチュエータモータ42により回転される第1カム体60および第2カム体62を備えると共に、両カム体60,62の回転軌跡には、制御装置44に接続する切替スイッチ64が配設されている。すなわち、水皿34が開放位置から閉成位置に到来すると、第1カム体60が切替スイッチ64を切替え(OFF)、制御装置44がアクチュエータモータ42の回転を停止して水皿34を閉成位置に保持するよう設定される。また、水皿34がアクチュエータモータ42により閉成位置から下降されて開放位置に到来すると、第2カム体62が切替スイッチ64を切替え(ON)、制御装置44がアクチュエータモータ42の回転を停止して水皿34を開放位置に保持するよう設定される。
前記機械室24に配設される冷凍機構22は、圧縮機66や凝縮器68等から構成され、これらは制御装置44により作動制御されるようになっている。また、前記冷凍機構22に連通接続する蒸発管70が製氷室30の上面に配設されている。そして、製氷工程においては、冷凍機構22から蒸発管70に冷媒が循環供給され、製氷室30を冷却するよう構成される。また、除氷工程においては、冷凍機構22からホットガスが蒸発管70に循環供給され、製氷室30を加熱して製氷小室28に製造された氷を融解させるようになっている。更に、制御装置44は、温度測定運転の間、前記冷凍機構22(圧縮機66)を停止状態に維持するよう設定される。
次に、前述した構成からなる噴射式製氷機10の運転方法について、通常運転を実施する場合と温度測定運転を実施する場合とに分けて説明を行なう。通常運転に際しては、製氷工程および除氷工程を交互に繰り返す運転を行なう。すなわち製氷工程に際し、水皿34を閉成位置としたもとで、冷凍機構22から冷媒が蒸発管70に循環供給されて、該製氷室30を冷却する。これと同時に、制御装置44はポンプモータ36を作動させて、製氷水タンク32の製氷水を吸込管48を介して吸引し、水皿34へ圧送する。水皿34へ供給された製氷水は、噴射孔を介して各製氷小室28へ噴射供給され、該製氷小室28内で氷結される。また、氷結に至らなかった製氷水は、水皿34の戻り孔を介して製氷水タンク32へ回収されて再び製氷小室28へ循環供給される。
製氷工程が所定時間継続して各製氷小室28内に氷が形成され、前記温度センサ46が製氷完了温度を測定すると、制御装置44は製氷工程を終了させると共に除氷工程へ移行させる。すなわち、冷凍機構22からホットガスが蒸発管70に循環供給されると共に、前記アクチュエータモータ42が作動して水皿34を閉成位置から開放位置へ下降傾動させる。水皿34が傾動を始めると、製氷水タンク32に残留する製氷水は排出樋50を介して排出される。そして、水皿34(製氷水タンク32)が開放位置に到来すると該タンク32内の製氷水は全て排出される。なお、排出樋50から排出された製氷水は、排水皿52に受けられた後、排出管54から外部に排出される。また、水皿34が開放位置に到来した際に第2カム体62が切替スイッチ64をONし、制御装置44はアクチュエータモータ42を停止させると同時に水皿洗浄を開始させる。すなわち、給水弁58を所定時間開放して、給水管56から常温水を水皿34の表面に供給させる。そして、常温水が水皿34の表面上を流下することで、該水皿34の表面に付着した氷が融解または除去される。
ここで、制御装置44が給水弁58を開放する時間(給水時間)は、温度測定運転にて測定された常温水の温度に基づいて予め決定されている。すなわち、常温水の温度が低い場合、水皿34の表面に付着した氷を除去するには、多くの常温水が必要となるため、制御装置44は、前記給水時間を長く設定する(例えば、常温水の温度が13℃未満の場合、給水時間は80秒に設定)。一方、常温水の温度が高い場合、水皿洗浄に必要な常温水は、低温の場合に比べて少量で足りるため、制御装置44は、短い給水時間を設定する(例えば、常温水の温度が13℃以上の場合、給水時間は20秒に設定)。このように、水皿洗浄に使用される常温水の温度に合わせて給水時間を変更することで、水皿34の氷が除去されているにも拘わらず常温水を供給すると云った無駄な給水を防止し、ランニングコストの抑制を図り得る。
前記ホットガスにより製氷室30が加熱されると、製氷小室28内の氷が融解して自重により落下を始める。そして、製氷小室28から離脱した氷は、水皿34の表面上を滑落し、製氷機本体12の貯氷庫72に貯留される。全ての氷が製氷室30から落下すると、ホットガスにより製氷室30の温度が急激に上昇して除氷完了温度に達する。すると、温度センサ46がこれを測定して、制御装置44は、除氷工程を終了させる。そして、アクチュエータモータ42がONされて水皿34を上昇傾動させると共に、前記給水弁58を開放して製氷水タンク32への給水がなされ、製氷工程が再び開始される。このように通常運転においては、製氷工程および除氷工程が交互に繰り返されて氷の製造が自動で行なわれる。
次に、噴射式製氷機10の温度測定運転の実施態様について説明を行なう。なお、この温度測定運転は、頻繁に行なわれるものでなく、例えば、噴射式製氷機10を新たに設置する場合や、長期間、製氷機の運転を停止していた場合等に、初動動作として実施される。また、製氷工程および除氷工程が所定サイクル(例えば、50サイクル)実施された場合や、通常運転が所定時間(例えば、24時間)継続した場合等に行なうようにしてもよい。先ず、初動動作として温度測定運転について、図2および図3を参照して説明を行なう。なお、以下の説明では、給水管56から供給される常温水の温度(常温水温度)は、製氷室30の温度(製氷室温度)よりも高温(例えば、常温水:20℃,製氷室:10℃)であるとする。また、初期状態において、水皿34は閉成位置にあるものとする。
噴射式製氷機10に電源を供給すると、長期停止状態にあった場合や、初めて製氷機の運転が開始された場合であることを制御装置44が認識し、温度測定運転を開始する。先ず、念のため、氷残りを防止するための除氷工程が開始される。すなわち、水皿34を開放位置へ傾動させると共に、冷凍機構22を作動(圧縮機:ON)させてホットガスを蒸発管70に循環供給する。水皿34が開放位置に到来し、第2カム体62が切替スイッチ64をONすると、制御装置44は、アクチュエータモータ42を停止させると共に、冷凍機構22を停止させる(圧縮機:OFF)。
次に、温度測定運転の第1ステップとして、図2に示す如く給水ステップが開始される。すなわち、制御装置44は、アクチュエータモータ42を反転(ON)させて水皿34を上昇させると共に、給水弁58を開放(ON)させて常温水を製氷水タンク32に供給する(給水ステップ)。なお、水皿34への給水は、該水皿34が完全に閉成位置となった後に行なうようにしてもよい。水皿34が閉成位置に到来して第1カム体60が切替スイッチ64をOFFすると、制御装置44は、冷凍機構22(圧縮機66)を停止状態(OFF)に維持したままポンプモータ36を作動(ON)させて熱交換ステップが開始される。すると、製氷水タンク32の常温水が各製氷小室28へ噴射供給され、製氷室30は常温水と熱交換される。すなわち、図3に示すように、製氷室30は常温水によって加熱される一方、常温水は製氷室30により冷却される。また、製氷室30に供給された常温水は、水皿34の戻り孔を介して製氷水タンク32に回収され、再び製氷室30へ供給される。そして、常温水の循環供給を所定時間継続することで、製氷室30および常温水は次第に一定の温度(例えば、15℃)に近付いていく(図3参照)。なお、この場合における常温水の供給時間(以下、熱交換時間とする)は、常温水と製氷室30とが熱交換して略一定温度となるのに十分な時間に設定される。
前記熱交換時間が経過すると、制御装置44は、ポンプモータ36を停止(OFF)させると共に、アクチュエータモータ42を作動(ON)させて水皿34を下降させる。すると、製氷室30と熱交換して低温となった常温水は、前記排出樋50より排出される(排出ステップ)。そして、製氷水タンク32が開放位置に到達すると、該タンク32内の低温となった常温水は全て排出されると共に、前記第2カム体62が切替スイッチ64をONしてアクチュエータモータ42が停止(OFF)される。すると制御装置44は、直ちにアクチュエータモータ42を反転させて水皿34を上昇させると共に、給水弁58を開放して再び給水ステップに移行する(図3の温度測定サイクル(2回)参照)。そして、水皿34が閉成位置となって第1カム体60が切替スイッチ64をOFFすると、アクチュエータモータ42が停止され、再び、熱交換ステップが実行される。
この2回目の熱交換ステップが熱交換時間だけ継続する間に、製氷室30の温度は更に常温水の温度に近付いていく。すなわち、このような給水ステップ→熱交換ステップ→排水ステップからなる温度測定サイクルを複数回(N回)繰り返すことで、製氷室30は常温水に極めて近い温度まで加熱される。そして、常温水の温度まで加熱された製氷室30の温度を前記温度センサ46が測定することで、常温水の正確な温度を間接的に測定することが可能となる。以上の温度測定サイクルを繰り返し、温度センサ46によって常温水の温度が測定されると、制御装置44は、温度測定運転を終了して通常運転を開始させる。なお、最後の温度測定サイクルにおいては、前記排水ステップが省略されて、製氷水タンク32内の常温水は排出されず、該製氷水は、次の製氷工程時に利用される。前記温度センサ46で得られた常温水の温度(製氷室30の温度)は、制御装置44に送られる。そして、前述したように、制御装置44はこの測定値に基づいて前記給水時間を決定する。また、前記温度測定サイクルについては、実施回数が多くなるにつれて製氷室30の温度を常温水に近づけることができるので、常温水および製氷室30の温度差が大きい場合や、大型の製氷室30を採用している噴射式製氷機10の場合等には、温度測定サイクルの実施回数を増加させればよい。なお、上記の如く初動運転として温度測定運転を実施した場合には、前記温度測定サイクルにより水皿34や製氷水タンク32が洗浄されるので、噴射式製氷機10を初めて運転させる場合や長期間停止した後に再開する場合であっても水皿34等を清潔にし得る。
次に、通常運転の製氷工程および除氷工程を所定回数行なった後に、周期的に温度測定運転を実施する場合について説明する。この温度測定運転は、基本的に前述した運転方法と同様であるので、図4を参照して以下簡単に説明する。例えば、通常運転の50サイクル毎に温度測定運転を実施するよう設定した場合、50サイクル目の除氷工程が終了した時点で温度測定運転が開始される。すなわち、水皿洗浄後、制御装置44は圧縮機66を停止(OFF)し、アクチュエータモータ42を作動(ON)させて水皿34を上昇させると共に、給水弁58を開放(ON)して常温水を製氷水タンク32へ供給する(給水ステップ)。水皿34が閉成位置に到来し、給水ステップが終了すると、次に制御装置44は熱交換ステップを実施する。すなわち、圧縮機66をOFF状態に維持したまま、ポンプモータ36を作動(ON)させて製氷水タンク32の常温水を製氷室30へ循環供給する。このとき、製氷室30は、先の除氷工程におけるホットガスの加熱により高温(例えば、25℃)となっているため、前述した温度測定運転の場合と異なり、製氷室30は熱交換ステップにおいて常温水により冷却される(図4参照)。
熱交換ステップが継続すると、製氷室30および常温水は次第に一定温度(例えば、23℃)に近付いていき、前記熱交換時間経過後、最初の温度測定サイクルが終了される。次に、制御装置44は排水ステップに移行し、製氷室30との熱交換により高温となった常温水を全て排出する。更に、給水ステップに移行して、水皿34を上昇させると共に、新たな常温水を製氷水タンク32に給水する。このように、通常運転の所定サイクル毎に温度測定運転を実施する場合であっても、図2に示す如く、給水ステップ→熱交換ステップ→排水ステップからなる温度測定サイクルを複数回行なうことで、次第に製氷室30は常温水の温度(20℃)に近付いていく。そして、温度測定サイクルを所定回数行なった後の製氷室30の温度が温度センサ46により測定され、この測定値に基づいて、前記給水時間が決定される。
以上に示すように、実施例に係る噴射式製氷機10の運転方法では、圧縮機66を停止状態としたもとで、新たな常温水の製氷水タンク32への給水、製氷室30への常温水の循環供給および製氷室30と熱交換した常温水の排出からなる温度測定サイクルを所定回数行なうことで、製氷室30の温度を常温水に極めて近づけることができる。そして、この製氷室30の温度を温度センサ46が測定することで、常温水の温度を直接測定する温度センサを別途設置しなくとも、正確な常温水の温度を間接的に測定することができる。また、この正確な常温水に基づいて、水皿洗浄時に供給する常温水の量を変更することで、常温水の無駄な供給を防止して、消費水量の抑制を図り得る。
(変更例)
なお、実施例では、温度測定運転時における熱交換ステップは、予め設定された熱交換時間だけ継続されるよう設定されていた。しかしながら、熱交換ステップを停止するタイミングとしては、必ずしもこの熱交換時間が経過したことを要件としなくてもよい。例えば、製氷室30と常温水との熱交換が行なわれなくなった場合(すなわち、両者の温度が一定となったとき)に、熱交換ステップを終了して、排水ステップに移行するようにしてもよい。具体的には、熱交換ステップ中における温度センサ46の測定値が変化しなくなった場合に、熱交換ステップを停止するようにすればよい。
また実施例の噴射式製氷機10としては、水皿34が開放した際に製氷水タンク32の製氷水(常温水)が全て排出されるタイプの機種(いわゆる全排水型)を採用した。しかしながら、本発明に係る運転方法を実施し得る噴射式製氷機10としては、必ずしも、この全排水型に限られず、水皿34の開放時に所定量の製氷水が製氷水タンク32に残留されるタイプ(いわゆる希釈型)の機種であってもよい。この希釈型の噴射式製氷機について本発明を実施した場合、前述した効果に加え、以下の利点が挙げられる。すなわち、希釈型の噴射式製氷機において温度測定運転が実行されると、実施例と同様に、温度測定サイクルが所定回数繰り返されることとなる。従って、排水ステップおよび給水ステップが繰り返されることで、排水時に製氷水の一部が製氷水タンク32に残留しても、次第に、新たな常温水が追加されてこの残留水が希釈され、スケールの析出を抑制することが可能となる。
なお、実施例で示した運転方法では、温度測定運転を給水ステップから開始する場合で説明したが、例えば、排水ステップから開始してもよい。すなわち、上記した給水ステップ→熱交換ステップ→排水ステップの順序で温度測定運転が実施されるならば、何れのステップから開始させてもよい。また、実施例では、水皿34を開放位置にしたもとで水皿洗浄を行なうようにしたが、除氷工程開始後、水皿34が下降傾動する間に行なうようにしてもよい。
実施例で示した運転方法では、温度測定サイクルを予め設定された回数(N回)行なうことで、常温水の温度を間接的に測定するよう設定されていた。しかしながら、常温水の温度を測定する方法としては、実施例の方法に限られる訳でなく、他の態様であってもよい。例えば、温度測定サイクルを数回(2〜3回)行なって製氷室30の温度変化を読み取り、この温度変化から常温水の温度を推測するようにしてもよい。この常温水温度の推測は、例えば、制御装置44等に組み込まれた計算プログラムやデータテーブル等から、前記温度変化に基づいて算出される。これにより、以後の温度測定サイクルが行なわれずに、消費水量を抑えることができる。
例えば、最初の熱交換ステップで製氷室温度が15℃、2回目の熱交換ステップで製氷室温度が18℃になったとすると、その温度変化から制御装置44が常温水の温度を推定する(例えば、20℃)。すると、それ以降の温度測定サイクルを行なうことなく温度測定運転を終了させる。このように、温度測定運転を常温水温度の推測値に基づいて停止制御すれば、不必要な温度測定サイクルを繰り返すことがなく、常温水の消費水量を抑制し得ると共に、ランニングコストの低下を実現し得る。
実施例に係る運転方法が実施される噴射式製氷機を示す概略図である。 実施例に係る運転方法で実施される温度測定サイクルの各ステップを示す説明図である。 実施例に係る運転方法の温度測定運転を示す作動説明図である。 実施例に係る運転方法の温度測定運転の別例を示す作動説明図である。
符号の説明
28 製氷小室,30 製氷室,32 製氷水タンク,34 水皿
46 温度センサ,56 給水管,66 圧縮機

Claims (4)

  1. 下向きに開口する多数の製氷小室(28)を画成した製氷室(30)の下方に傾動自在に配設され、該製氷室(30)を下側から閉塞する閉成位置と、該製氷室(30)を開放する開放位置とに姿勢変化可能な水皿(34)と、この水皿(34)の下方に一体的に設けられて該水皿(34)と共に姿勢変化すると共に、水皿(34)の上方に配設された給水管(56)から供給された常温水を該水皿(34)に設けた戻り孔を介して貯留する製氷水タンク(32)とを備え、
    製氷工程に際し圧縮機(66)から供給された冷媒により冷却した製氷小室(28)に、製氷水タンク(32)の製氷水が閉成位置の水皿(34)から噴射供給されて氷を形成すると共に、製氷小室(28)で氷結に至らなかった製氷水は前記戻り孔を介して製氷水タンク(32)に回収され、前記製氷室(30)の温度を測定する温度センサ(46)が製氷完了温度を測定すると製氷工程から除氷工程に移行し、
    除氷工程に際しては、前記水皿(34)が開放位置へ下降して前記製氷室(30)を開放し、各製氷小室(28)からの脱氷を行なうと共に、製氷水タンク(32)内の製氷水が排出され、前記給水管(56)から前記水皿(34)に常温水が供給されて該水皿(34)の表面に付着した氷を除去する水皿洗浄が行なわれる噴射式製氷機において、
    温度測定運転に際し、前記圧縮機(66)を停止状態にしたもとで、
    前記給水管(56)から新たな常温水を製氷水タンク(32)に供給する給水ステップと、前記水皿(34)を閉成位置としたもとで、製氷水タンク(32)に供給された常温水を製氷室(30)へ循環供給する熱交換ステップと、前記製氷水タンク(32)の常温水を排出する排水ステップとを所定サイクル繰り返した後、
    製氷室(30)の温度を前記温度センサ(46)で測定するようにした
    ことを特徴とする噴射式製氷機の運転方法。
  2. 前記熱交換ステップにおける常温水の製氷室(30)への循環供給は、所定時間継続される請求項1記載の噴射式製氷機の運転方法。
  3. 前記熱交換ステップにおける常温水の製氷室(30)への循環供給は、前記温度センサ(46)による製氷室(30)の測定温度が一定となるまで継続される請求項1記載の噴射式製氷機の運転方法。
  4. 前記温度センサ(46)により測定された常温水の温度に基づいて、前記水皿洗浄時に供給する常温水の給水時間を変更するようにした請求項1〜3の何れか一項に記載の噴射式製氷機の運転方法。
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