JP5052201B2 - 自動製氷機および自動製氷機の運転方法 - Google Patents

自動製氷機および自動製氷機の運転方法 Download PDF

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Description

本発明は、製氷水タンクに貯留した製氷水を、冷凍機構により冷却されている製氷部に循環供給することで、該製氷部に氷塊を生成する水循環式の自動製氷機および自動製氷機の運転方法に関するものである。
前記水循環式の自動製氷機では、製氷運転の初期において製氷水が冷却される過程で水の過冷却が原因で不完全氷(以下「綿氷」と称す)が発生することがあった。綿氷が発生すると、製氷水タンク内の製氷水を製氷部に循環供給する循環ポンプの吸込口に綿氷が詰まってしまい、製氷水の循環量が減少したり、製氷水を循環し得なくなったりする事態が発生する。このため、白濁氷が発生したり、製氷効率が低下する問題を招く。
前記綿氷の発生を防止する方法として、以下のものがある。
(1)製氷室の上壁に穿設した噴出孔を介して製氷室上部に製氷水を噴出させて、該製氷室上部に先に氷を生成することで、水の過冷却を防止する方法(特許文献1参照)。
(2)製氷運転に際して製氷水の温度が0℃到達直前となったときに循環ポンプを停止して製氷室の温度を下げ、循環ポンプの運転を再開したときに製氷室の一部に氷を生成させることで、綿氷が発生できないような状況を作る方法。
(3)製氷運転中において製氷水の温度が0℃付近となったときに、製氷水タンクに常温の水を供給することで製氷水の温度を一時的に上昇させる方法(特許文献2参照)。
特開平6−341745号公報 特開昭64−23076号公報
前記(1)の方法では、除氷運転に際して製氷室上部に生成した氷を融かすのに余分な時間が掛かるだけでなく、製氷室上部に生成した氷と製氷室内に生成された氷塊が結合しているため、製氷室内からの氷塊の落下に支障を来たす問題がある。また、製氷室上部に余分な氷を生成するため、製氷運転時に冷却する製氷水の量が多くなり、製氷効率が低下する難点も指摘される。
前記(2)の方法のように製氷水の温度が0℃到達直前となったときに循環ポンプを停止しても、綿氷の完全な発生防止にはならなかった。すなわち、水温が例えば1℃や2℃となったときに循環ポンプを停止しても、冷凍機構による製氷室の冷却は継続しているため、冷却される製氷室に影響されて製氷水タンク内の製氷水も徐々に冷されてしまい、水温が0℃となった段階で過冷却が発生することがあった。また循環ポンプの停止時には、製氷水が供給されない状態で製氷室が冷却されるため、該製氷室内に付着している水滴が急激に氷結して白膜層が生じ、結果的に氷塊の中に白い縞模様を作ってしまい、氷質の劣化を来たす問題が内在する。
ここで、綿氷は、製氷水が略一定の速度でゆっくり冷える条件で発生し易い。このことから、前記(3)の方法では、水の供給により水温は一時的に上がるものの、製氷水の循環を継続しているため、製氷室に供給されることで冷却される製氷水の冷却速度は変わらず、水がゆっくり冷えることで過冷却が起こって綿氷が発生するおそれがあった。
すなわちこの発明は、従来の技術に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、綿氷の発生を防止し得る自動製氷機および自動製氷機の運転方法を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本願の請求項1の発明に係る自動製氷機は、
製氷水タンクに貯留された製氷水を、冷凍機構により冷却される製氷部に循環ポンプで供給して、該製氷部で氷結しなかった製氷水を製氷水タンクに回収するよう構成された自動製氷機において、
前記製氷水の温度を検出する温度検出手段と、
前記製氷水タンクに常温の水を供給する供給手段と、
前記製氷水タンクに常温の水が供給された後、製氷運転の開始により前記温度検出手段が検出する前記製氷水の温度が0℃より高い0℃近傍の設定温度まで低下したときに、前記循環ポンプを設定時間だけ停止させ、該設定時間の間に前記供給手段から製氷水タンクに常温の水を供給して製氷水の温度を0℃より高温に維持し、該高温の製氷水を循環ポンプの運転再開により前記製氷部に供給するよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、製氷運転に際して製氷水の温度が0℃近傍の設定温度まで低下したときに、製氷水の循環を停止することで製氷部が急速に冷却されるから、次に製氷水の循環を再開した際には、製氷水の冷却速度が速くなるように変化させることができる。また、製氷水の循環停止中において、製氷水タンクに常温の水を供給して製氷水の温度を0℃より高温に維持することで、製氷部の冷却による影響により製氷水が過冷却状態となるのを防止し得る。従って、綿氷の発生を防止することができ、綿氷に起因する製氷水の循環不良等による白濁氷の発生や製氷効率の低下を防止することができる。また、製氷部への製氷水の供給を停止することで急速に冷却される製氷部で氷結した白膜層を、0℃より高温に維持された製氷水を再循環することで融かすことができ、透明で高品質の氷塊を製造し得る。
請求項2の発明では、機外温度および前記供給手段から供給される水の温度の少なくとも一方を検出する第2の温度検出手段を備え、
前記制御手段は、前記第2の温度検出手段が予め設定された下限温度以下の温度を検出している場合は、前記循環ポンプの停止および前記供給手段からの給水を行なわないよう制御することを要旨とする。
請求項2の発明によれば、機外温度や製氷水タンクに供給される水の温度が、綿氷が発生し難い温度条件の場合は、綿氷の発生防止のための運転を行なわないようにすることで、該運転を行なうことによる製氷効率の低下を抑制し得る。
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本願の請求項3の発明に係る自動製氷機の運転方法は、
製氷水タンクに貯留された製氷水を、冷凍機構により冷却される製氷部に循環ポンプで供給し、該製氷部で氷結しなかった製氷水を製氷水タンクに回収するよう構成された自動製氷機の運転方法において、
前記製氷部に接触して温度低下する前記製氷水の温度が0℃より高い0℃近傍の設定温度に達したときに、前記循環ポンプを設定時間だけ停止させ、該設定時間の間に製氷水タンクに常温の水を供給して製氷水の温度を0℃より高温に維持する綿氷防止運転を行ない、循環ポンプの運転再開時に該綿氷防止運転により高温に維持されている製氷水を前記製氷部に供給することを特徴とする。
請求項3の発明によれば、製氷運転に際して製氷水の温度が0℃近傍の設定温度まで低下したときに、製氷水の循環を停止することで製氷部が急速に冷却されるから、次に製氷水の循環を再開した際には、製氷水の冷却速度が速くなるように変化させることができる。また、製氷水の循環停止中において、製氷水タンクに常温の水を供給して製氷水の温度を0℃より高温に維持することで、製氷部の冷却による影響により製氷水が過冷却状態となるのを防止し得る。従って、綿氷の発生を防止することができ、綿氷に起因する製氷水の循環不良等による白濁氷の発生や製氷効率の低下を防止することができる。また、製氷部への製氷水の供給を停止することで急速に冷却される製氷部で氷結した白膜層を、0℃より高温に維持された製氷水を再循環することで融かすことができ、透明で高品質の氷塊を製造し得る。
請求項4の発明では、機外温度および製氷水タンクに供給される水の温度の少なくとも一方が下限温度以下の場合には、前記綿氷防止運転を行なわないようにしたことを要旨とする。
請求項4の発明によれば、機外温度や製氷水タンクに供給される水の温度が、綿氷が発生し難い温度条件の場合は、綿氷の発生防止のための運転を行なわないようにすることで、該運転を行なうことによる製氷効率の低下を抑制し得る。
本発明に係る自動製氷機および自動製氷機の運転方法によれば、綿氷の発生を防止することができる。
次に、本発明に係る自動製氷機および自動製氷機の運転方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、実施例では噴射式の自動製氷機を挙げて説明する。
図1は、実施例に係る噴射式の自動製氷機の要部を示すものであって、図示しない筐体の内部上方に製氷部としての製氷室10が水平に配置され、この製氷室10には、下方に開口する多数の製氷小室10aが碁盤目状に画成されている。製氷室10の上面には、冷凍機構12を構成する蒸発器14が密着的に蛇行配置され、製氷運転時に該蒸発器14に冷媒を循環させて前記製氷小室10aを強制冷却すると共に、除氷運転に際してホットガス(高温冷媒)を循環させて製氷小室10aを加熱するよう構成されている。
前記製氷室10の直下には、製氷水を貯留する製氷水タンク16を備えた水皿18が、支軸20により片持式に傾動可能に枢支されている。この水皿18は、アクチュエータモータやカムアーム等からなる水皿開閉機構(図示せず)を作動することにより支軸20を支点として、製氷小室10a(製氷室10)を下方から閉成する閉成位置と、製氷室10から下方に離間して製氷小室10a(製氷室10)を開放する開放位置との間を傾動される。なお、製氷室10の適宜位置(例えば蒸発器14の冷媒出口側近傍)に、製氷室10の温度を検出するサーミスタ等の温度検出手段22が配設されている。
前記水皿18には、各製氷小室10aと対応する位置に、製氷小室10aに対して製氷水を噴射するための噴射孔24および製氷小室10aで氷結しなかった製氷水(未氷結水)を製氷水タンク16に回収するための戻り孔(図示せず)が穿設されている。前記製氷水タンク16には循環ポンプPMが取付けられ、タンク内の製氷水は循環ポンプPMにより前記水皿18の下面に設けられて噴射孔24に連通する分配管26に供給され、噴射孔24から対応の製氷小室10aに噴射されるようになっている。そして、製氷小室10aで氷結するに至らなかった未氷結水は、前記戻り孔を介して製氷水タンク16に回収されて再び製氷小室10aに供給されるよう構成されている。すなわち、製氷運転時に製氷水タンク16に貯留されている製氷水は、製氷小室10aと製氷水タンク16との間を循環されて、徐々に冷却されるようになっている。
図示しない外部水道源に連通する給水管28が、図1に示す如く、前記水皿18の上方に位置して開口している。この給水管28には給水弁(供給手段)WVが配設され、該給水弁WVの開放(ON)により水皿上面に常温の水(水道水)を供給し、これを前記戻り孔から製氷水タンク16に回収して製氷水として貯留するよう構成される。
前記冷凍機構12は、図2に示す如く、圧縮機CM、凝縮器30、ファンモータFM、および膨張手段32等と、製氷室10に配設された前記蒸発器14とから基本的に構成される。圧縮機CM、凝縮器30、膨張手段32および蒸発器14の順番で冷媒が循環するよう冷媒配管34で接続されている。すなわち、圧縮機CMで圧縮された気化冷媒が、冷媒配管34を介して凝縮器30で凝縮液化された後、膨張手段32で減圧されて、蒸発器14に流入し、該蒸発管14で一挙に膨張し気化することで前記製氷室10と熱交換を行なうよう構成されており、これによって該製氷室10を氷点下にまで強制冷却するようになっている。そして、前記蒸発器14で蒸発し熱交換した気化冷媒は、冷媒配管34を経て圧縮機CMに帰還するサイクルを反復するようになっている。なお、前記ファンモータFMは、前記凝縮器30を冷却するべく機能する。
前記圧縮機CMの冷媒吐出側と凝縮器30とを接続する冷媒配管34からホットガス管36が分岐され、このホットガス管36はホットガス弁HVを経て蒸発器14の入口側に連通されている。ホットガス弁HVは除氷運転時に開放して、圧縮機CMから吐出されるホットガスを、前記ホットガス管36を介して蒸発器14にバイパスさせ、製氷室10を加熱して各製氷小室10a内に生成される氷塊における小室内面との氷結部を融解させて、各氷塊を自重落下させるようになっている。
自動製氷機の全般を運転制御する制御手段38には、図3に示す如く、圧縮機CM、ファンモータFM、ホットガス弁HV、給水弁WV、循環ポンプPMおよび温度検出手段22が接続されており、制御手段38が、温度検出手段22の検出温度に基づいてファンモータFM、ホットガス弁HV、給水弁WV、循環ポンプPMを作動制御することで、製氷運転と除氷運転とが反復されるようになっている。実施例の制御手段38は、製氷運転に際して前記温度検出手段22が予め設定された製氷完了温度を検出したときに、前記ファンモータFMおよび循環ポンプPMを停止すると共に、前記ホットガス弁HVを開放して製氷運転から除氷運転に切替えるよう設定される。また、除氷運転に際して前記温度検出手段22が予め設定された除氷完了温度を検出したときに、前記ファンモータFMを運転すると共に、前記ホットガス弁HVを閉成して除氷運転から製氷運転に切替えるよう設定される。なお、前記給水弁WVは、除氷運転から製氷運転に切替えられることで前記水皿18が開放位置から閉成位置に向けて所定角度だけ傾動したときに開放されると共に、図示しない給水タイマによって所定時間後に閉成されるように制御手段38によって作動制御される。また循環ポンプPMは、水皿18が閉成位置に至ったときに運転を開始するよう制御手段38によって作動制御される(図4参照)。
更に、実施例の制御手段38は、前述した製氷運転と除氷運転とを反復する制御とは別に、前記温度検出手段22の検出温度に基づいて、製氷運転初期において綿氷が発生するのを防止するための綿氷防止運転を行なうように、各機器を制御するよう設定されている。すなわち、温度検出手段22が、製氷運転に際して予め設定された0℃より高い0℃近傍の設定温度を検出したときに、図4に示す如く、前記循環ポンプPMを停止(OFF)して製氷室10への製氷水の供給を設定時間だけ停止し、この設定時間の間に前記給水弁WVを開放(ON)して製氷水タンク16内に常温の水を供給するよう該循環ポンプPMと給水弁WVとを作動制御する綿氷防止運転を行なうように設定されている。
ここで、綿氷の発生は、製氷水が過冷却、すなわち0℃以下に冷却されることで発生するため、製氷水が0℃となる前の温度、好適には3℃以上の温度で、前記綿氷防止運転を行なう必要がある。また製氷運転中における製氷水タンク16内の製氷水の温度は、製氷室10に製氷水が接触して冷えることから該製氷室10の温度に対して0〜3℃の範囲で高くなっていることが実験等から分かっている。そこで、実施例では製氷水の温度を直接検出する手段を設けることなく、前記温度検出手段22により検出される製氷室10の温度から製氷水タンク16内の製氷水の温度を推定して、綿氷防止運転を行なうようにしている。具体的には、製氷水の温度が3℃となったときに綿氷防止運転を行なうべく、前記設定温度として3〜6℃の範囲内で設定される。また本発明における「製氷水の温度を検出する」とは、温度を直接検出する場合のみでなく、間接的に温度を検出する場合も含むものであり、実施例では製氷水の温度を推定するための製氷室10の温度を設定温度として使用している。
なお、綿氷防止運転を開始する製氷水の温度としては、前述したように3℃以上であればよいが、好適には3〜4℃の範囲でより好適には3℃である。すなわち、製氷水の温度が0℃に近づき過ぎたときに綿氷防止運転を開始すると、循環ポンプPMを停止して常温の水を供給したとしても、冷却されている製氷室10の影響下に製氷水タンク16内の製氷水は冷されているために0℃以下(過冷却状態)になってしまうおそれがある。また、製氷水の温度があまり高いときに綿氷防止運転を開始すると、綿氷防止運転の終了後に製氷水の循環を再開したときの製氷水の温度が高く、後述する氷核を早期に生成し得なくなるおそれがある。
前記綿氷防止運転における循環ポンプPMの停止時間は、前記制御手段38に接続されるタイマTに設定される。該タイマTに設定される設定時間は、綿氷防止運転終了後に循環ポンプPMが運転を再開したときの製氷水が製氷室10に接触して冷却される速度を、綿氷防止運転の開始前までの冷却速度に対して変化(速くなるように変化)させ得る温度まで製氷室10を冷却し得る時間に設定される。また綿氷防止運転中における製氷水タンク16への給水量は、製氷室10の冷却により間接的に冷される製氷水を、0℃より高温に維持し得る値に設定され、実施例では給水弁WVを数秒の間のみ開放することで実施される。なお、綿氷防止運転における循環ポンプPMの停止時間や、給水弁WVの開放時間は、製氷室10の大きさや冷凍機構12の能力等に応じて設定される。
前記綿氷防止運転中における製氷水タンク16内の製氷水の温度は、0℃より高温であればよいが、1〜5℃の範囲に維持するのが好適である。すなわち、製氷水の温度が1℃より低い場合は、綿氷防止運転中に、製氷室10の冷却により間接的に冷される製氷水タンク16内の製氷水が0℃以下になってしまうおそれがあり、また製氷水の温度が5℃より高い場合は、循環ポンプPMの運転を再開してから製氷室10に完全な氷塊が生成されるまでの時間が長くなる。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る自動製氷機の作用につき、先ず、該自動製氷機で実施される基本的な製氷運転と除氷運転とにつき説明し、その後に綿氷防止運転について説明する。
自動製氷機の製氷運転に際し、前記水皿18は、図1に示す如く、前記製氷小室10aを下方から閉成する閉成位置に保持されており、冷凍機構12では、前記ホットガス弁HVが閉成されているもとで、前記圧縮機CMの運転により冷媒が凝縮器30および膨張手段32を介して前記蒸発器14に循環供給され、製氷室10が強制冷却される。また、前記製氷水タンク16の製氷水が、前記循環ポンプPMにより分配管26および噴射孔24を介して製氷小室10aに噴射供給される。製氷小室10aは冷却されているので、製氷水は製氷小室内面に接触して冷却された後、水皿18の戻り孔から流下して製氷水タンク16に帰還する。このように製氷水が製氷水タンク16と製氷小室10aとの間を循環するに伴い、製氷水の温度は徐々に下がり、その温度が0℃に達すると、製氷小室10aの内壁に製氷水の一部が氷結を始める。そして、各製氷小室10a内での氷結が徐々に進行し、最終的に密実な氷塊が生成されるに至る。
前記製氷小室10aに氷塊が生成され、前記温度検出手段22が製氷完了温度を検出すると、前記制御手段38は製氷運転から除氷運転に切替える。すなわち、前記ホットガス弁HVが開放され、前記圧縮機CMから吐出されたホットガスは、ホットガス管36を介して蒸発器14に供給され、製氷室10が加熱される。また前記循環ポンプPMおよびファンモータFMが停止されると共に、水皿開閉機構が作動されて、前記水皿18は閉成位置から開放位置に向けて傾動する。なお、水皿18が開放位置に至ると、水皿開閉機構が停止して水皿18は開放位置に保持される。
前記除氷運転が進行し、前記製氷室10から全ての氷塊が落下することで、前記温度検出手段22が除氷完了温度を検出すると、前記制御手段38は除氷運転から製氷運転に切替える。すなわち、前記ホットガス弁HVが閉成され、前記圧縮機CMから吐出された冷媒は凝縮器30および膨張手段32を介して蒸発器14に供給されて、前記製氷室10を冷却する。また水皿開閉機構が作動され、水皿18が開放位置から閉成位置に向けて傾動すると共に、給水弁WVが開放されて給水管28から水皿上面に向けて水が供給され、該水が戻り孔を介して製氷水タンク16に貯留される。そして、水皿18が閉成位置に至って水皿開閉機構が停止すると共に、前記循環ポンプPMが運転され、冷凍機構12により冷却されている製氷室10に製氷水が循環供給される。
前述した製氷運転と除氷運転とを反復するに際して、製氷運転初期では綿氷の発生を防止する綿氷防止運転が行なわれる。すなわち、製氷運転初期において、冷凍機構12および循環ポンプPMの作動により、前記製氷室10および製氷水の温度が徐々に低下し、前記温度検出手段22が設定温度を検出すると(図4参照)、前記制御手段38は、循環ポンプPMを停止して製氷水の循環を停止させる。これにより、製氷室10は無負荷状態(製氷水が供給されない状態)となることから、蒸発器14への冷媒の供給により製氷室10は急速に冷却される。また、循環ポンプPMの停止と同時に前記給水弁WVを開放するよう制御手段38が制御して、製氷水タンク16に常温の水が供給される。すなわち、循環ポンプPMの停止中にも製氷水タンク16内の製氷水は、製氷室10の冷却により間接的に冷されるものの、常温の水の供給により温度低下は抑制され、該製氷水の温度は0℃より高温に維持される。これにより、循環ポンプPMの停止中に製氷水の過冷却が生じて綿氷が発生するのを防止し得る。
前記タイマTの設定時間が経過すると、制御手段38は循環ポンプPMの運転を再開させ、製氷水タンク16内の製氷水は各製氷小室10aに噴射供給される。このとき、製氷室10は極度に冷えているため、該製氷小室10aに噴射供給された製氷水は製氷小室10aと接触して熱交換が急速に行なわれ、製氷水の冷却速度は循環ポンプPMを停止する前とは変化する。しかも、製氷室10における蒸発器14の冷媒入口側は冷え易く、冷媒出口側が冷え難いことから、製氷室10の温度にはムラができている。従って、綿氷防止運転前は製氷水がゆっくり冷却されていたのに対し、綿氷防止運転後は製氷水が急激に冷却されることで、該製氷水が過冷却状態となることなく製氷小室10aの特に冷えた場所に氷核が早期に生成される。そして、一旦氷核ができれば、製氷水の過冷却は起きないので綿氷は発生せず、透明で高品質の氷塊の製造が可能となる。
また実施例では、綿氷防止運転中において製氷水タンク16内の製氷水の温度を0℃より高温に維持している。従って、綿氷防止運転中に製氷小室10a内の水滴が急激に凍ることで白膜層が生じていたとしても、循環ポンプPMの運転再開時に供給される温度の高い製氷水により白膜層が融解されることから、透明で高品質の氷塊を製造し得る。
なお、実施例では、製氷運転と除氷運転を切替えるための製氷完了温度や除氷完了温度を検出する温度検出手段22を利用して製氷水の温度を推定して綿氷防止運転を行なうようにしたから、製氷水の温度を直接検出するための検出手段を別途設ける必要はなく、構成を簡略化し得る。
ここで、図5は、実施例の製氷機を、製氷水の温度が3℃となったときに循環ポンプPMを停止すると共に製氷水タンク16に常温の水を供給するよう運転した際の、製氷室10および製氷水の温度変化を示すグラフである。このグラフから明らかなように、循環ポンプPMの運転を再開した後における製氷水の冷却速度(勾配)は、循環ポンプPMを停止する前とは異なっていることが確認された。また、製氷水に過冷却が起こらないことも確認された。
これに対し、図6は、実施例の製氷機を、製氷水の温度が0℃となったときに循環ポンプPMを停止するのみで、製氷水タンク16に対する常温の水の供給を行なわないよう運転した際の、製氷室10および製氷水の温度変化を示すグラフである。このグラフから明らかなように、循環ポンプPMの停止中に常温の水を製氷水タンク16に供給しない場合は、循環ポンプPMの運転を再開した後において製氷水に過冷却が起きてしまうことが確認された。
〔別実施例〕
実施例では、温度検出手段22が設定温度を検出したときには、綿氷防止運転を行なうようにしたが、綿氷が発生し易い条件のときにのみ綿氷防止運転を行なうようにしてもよい。すなわち、綿氷は、(a)製氷水が略一定の速度でゆっくり冷える条件および(b)製氷室全体の温度が略均一に冷える条件で発生し易く、両条件は、外気温度(機外温度)が高い場合(冷凍能力が小さい場合)や製氷水タンク16に供給される水の温度が高い場合に満たされる。例えば、水の温度が高ければ、製氷運転に際して製氷水が冷え難くなって前記(a)の条件が満たされ、また製氷室10の冷却能力に対する負荷が非常に大きくなるので、製氷室全体が温められて製氷室10の温度が均一になろうとすることで前記(b)の条件が満たされてしまう。逆にいえば、外気温度(機外温度)が低い場合(冷凍能力が大きい場合)や、製氷水タンク16に供給される水の温度が低い場合は、綿氷が発生し難いから、外気温度や給水管28から供給される水の温度を検出し、該検出温度が予め設定された下限温度以下の場合は、綿氷防止運転を行なわないようにすればよいことになる。
そこで、別実施例では、図7に示す如く、前記製氷室10の温度を検出する第1の温度検出手段(温度検出手段)22とは別に、外気温度を検出する第2の温度検出手段40を制御手段38に接続している。この場合における下限温度は、18〜20℃の範囲で設定される。
別実施例では、製氷運転が開始されてから第1の温度検出手段22が設定温度を検出したときに、前記第2の温度検出手段40が下限温度より高い温度を検出していれば、前述した綿氷防止運転を行なう。これに対し、第1の温度検出手段22が設定温度を検出したときに、前記第2の温度検出手段40が下限温度以下の温度を検出していれば、前述した綿氷防止運転を行なうことなく通常の製氷運転を継続する。これにより、綿氷が発生し易い条件であるときにのみ綿氷防止運転を行なうので、常に綿氷防止運転を行なう場合に比して製氷効率を向上することができる。なお、別実施例において、第2の温度検出手段40により検出する対象を製氷水タンク16に供給される水の温度としてもよく、この場合の下限温度は10〜15℃の範囲で設定される。
〔変更例〕
本願は前述した実施例や別実施例の構成に限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
1. 実施例では、製氷室の温度から製氷水の温度を推定しているが、製氷水タンク内に温度検出手段を配設し、製氷水の温度を直接検出するようにしてもよい。この場合は、綿氷防止運転中における製氷水の温度を温度検出手段で監視し、該温度が0℃以下とならないように給水弁を作動制御して、常温の水の供給量を調節することができる。
2. 別実施例では、外気温度(機外温度)や外部から製氷水タンクに供給される水の温度を検出して、綿氷防止運転を行なうか否かを判定しているが、これに代えて、製氷室の温度から外気温度や水の温度を推定して綿氷防止運転を行なうか否かを判定することも可能である。すなわち、外気温度や水の温度の影響は製氷室の温度に顕著に現われるから、製氷運転の開始から所定時間後における製氷室の温度が上限温度より高い場合は、外気温度が高くて冷凍能力が悪く、かつ水温が高い場合で、この条件で綿氷が発生し易い。そこで、製氷運転の開始から計時を開始する遅延タイマを設け、該遅延タイマに設定された遅延時間が経過したときの製氷室の温度を温度検出手段で検出し、この検出温度と上限温度とを比較することで綿氷防止運転を行なうか否かを判定するようにしてもよい。なお、前記遅延タイマに設定される遅延時間としては、例えば1〜2分で、判定の条件となる上限温度としては、例えば3〜6℃に設定されるが、この遅延時間や上限温度は、自動製氷機の仕様等によって適宜に設定される。また、この変更例の場合は、別実施例のような外気温度を検出する第2の温度検出手段が不要で、構成を簡略化してコストを低廉に抑えることができる。
3. 実施例や別実施例では、循環ポンプの停止中において、設定時間の間で常温の水を連続的に供給するようにしたが、製氷室の大きさや冷凍機構の能力等によって設定時間を長くする必要のある場合は、少量の水を間欠的に供給するようにしてもよい。
4. 実施例では、噴射式の自動製氷機としてクローズドセル方式のものを挙げたが、オープンセル方式であってもよく、あるいは流下式の自動製氷機等、製氷水タンクに貯留した製氷水を循環供給する水循環式のものであれば、その他方式のものに本発明を適用できる。
実施例に係る自動製氷機の要部を示す概略図である。 実施例に係る自動製氷機の冷凍機構を示す概略図である。 実施例に係る自動製氷機の制御ブロック図である。 実施例に係る自動製氷機の運転時における給水弁、循環ポンプおよび製氷室温度を示すタイムチャート図である。 実施例の綿氷防止運転を行なった実験における製氷室および製氷水の温度変化を示すグラフ図である。 比較例の綿氷防止運転を行なった実験における製氷室および製氷水の温度変化を示すグラフ図である。 別実施例に係る自動製氷機の制御ブロック図である。
符号の説明
10 製氷室(製氷部),12 冷凍機構,16 製氷水タンク
22 温度検出手段(第1の温度検出手段),38 制御手段
40 第2の温度検出手段,PM 循環ポンプ,WV 給水弁(供給手段)

Claims (4)

  1. 製氷水タンク(16)に貯留された製氷水を、冷凍機構(12)により冷却される製氷部(10)に循環ポンプ(PM)で供給して、該製氷部(10)で氷結しなかった製氷水を製氷水タンク(16)に回収するよう構成された自動製氷機において、
    前記製氷水の温度を検出する温度検出手段(22)と、
    前記製氷水タンク(16)に常温の水を供給する供給手段(WV)と、
    前記製氷水タンク(16)に常温の水が供給された後、製氷運転の開始により前記温度検出手段(22)が検出する前記製氷水の温度が0℃より高い0℃近傍の設定温度まで低下したときに、前記循環ポンプ(PM)を設定時間だけ停止させ、該設定時間の間に前記供給手段(WV)から製氷水タンク(16)に常温の水を供給して製氷水の温度を0℃より高温に維持し、該高温の製氷水を循環ポンプ(PM)の運転再開により前記製氷部(10)に供給するよう制御する制御手段(38)とを備えた
    ことを特徴とする自動製氷機。
  2. 機外温度および前記供給手段(WV)から供給される水の温度の少なくとも一方を検出する第2の温度検出手段(40)を備え、
    前記制御手段(38)は、前記第2の温度検出手段(40)が予め設定された下限温度以下の温度を検出している場合は、前記循環ポンプ(PM)の停止および前記供給手段(WV)からの給水を行なわないよう制御する請求項1記載の自動製氷機。
  3. 製氷水タンク(16)に貯留された製氷水を、冷凍機構(12)により冷却される製氷部(10)に循環ポンプ(PM)で供給し、該製氷部(10)で氷結しなかった製氷水を製氷水タンク(16)に回収するよう構成された自動製氷機の運転方法において、
    前記製氷部(10)に接触して温度低下する前記製氷水の温度が0℃より高い0℃近傍の設定温度に達したときに、前記循環ポンプ(PM)を設定時間だけ停止させ、該設定時間の間に製氷水タンク(16)に常温の水を供給して製氷水の温度を0℃より高温に維持する綿氷防止運転を行ない、循環ポンプ(PM)の運転再開時に該綿氷防止運転により高温に維持されている製氷水を前記製氷部(10)に供給する
    ことを特徴とする自動製氷機の運転方法。
  4. 機外温度および製氷水タンク(16)に供給される水の温度の少なくとも一方が下限温度以下の場合には、前記綿氷防止運転を行なわないようにした請求項3記載の自動製氷機の運転方法。
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