JP3927466B2 - 自動製氷機の貯氷検知装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動製氷機の貯氷検知装置に関し、更に詳しくは、ストッカの上部に複数の製氷ユニットを多段で積載する、いわゆるスタックオンタイプの自動製氷機の貯氷検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製氷機構と冷凍機構とを備えて多数の氷塊を連続的に製造する複数の製氷ユニットを、所定量の氷塊を貯留可能なストッカの上部に多段で積載して、各製氷ユニットで製造した氷塊をストッカに貯留するスタックオンタイプの自動製氷機が、所望の製氷能力が得られることから好適に用いられている。
【0003】
前記自動製氷機では、図5に示す如く、ストッカ10の内部に貯氷スイッチ12が配設され、該ストッカ10に貯留される氷塊により貯氷スイッチ12が作動されて検知状態(ON状態)になると、各製氷ユニット18では氷塊が満杯であると判断して製氷運転を停止し、氷塊が消費されて少なくなることで貯氷スイッチ12が元の非検知状態(OFF状態)に戻ると製氷運転を再開するよう制御される。このような氷塊の貯留状態に応じて自動製氷機を運転制御する貯氷制御回路14は、図6に示す如く、マイコン(マイクロコンピュータの略)16と、ダイオードやコンデンサ等の各種電子部品から構成され、交流電源AC(AC100V)により駆動されるよう構成されている。
【0004】
スタックオンタイプの自動製氷機では、例えば2基の製氷ユニット18,18を積載する場合は、図5に示すように、各ユニット18の貯氷制御回路14を貯氷スイッチ12に並列に接続し、1個の貯氷スイッチ12により両製氷ユニット18,18の運転制御を行なうよう構成される。なお、各貯氷制御回路14には、夫々漏電遮断機20を介して交流電源ACが接続されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
2基の製氷ユニット18,18を積載して使用する場合、各貯氷制御回路14の電源として交流電源ACを用いているため、両製氷ユニット18,18の貯氷制御回路14,14同士の電圧差により漏れ電流が発生し、前記漏電遮断器20が作動して製氷ユニット18での製氷運転を停止させるおそれがある。そこで従来は、上段側の製氷ユニット18における貯氷制御回路14と貯氷スイッチ12との間に抵抗22を接続することで、漏れ電流により漏電遮断器20が作動するのを防止している。しかし、このような構成ではストッカ10の上部に2基の製氷ユニット18,18を積載するのが限度であり、3基以上の製氷ユニット18を積載すると漏れ電流が大きくなって、1個の貯氷スイッチ12で全ての製氷ユニット18を運転制御することはできなかった。すなわち、3基以上の製氷ユニット18を積載する場合は、複数の貯氷スイッチ12を用いなければならず、部品点数が多くなってコストが嵩む問題を招いていた。
【0006】
【発明の目的】
この発明は、前述した従来の技術に内在している欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、1個の貯氷スイッチにより3基以上の製氷ユニットを制御可能とした自動製氷機の貯氷検知装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る自動製氷機の貯氷検知装置は、
複数の製氷ユニットをストッカの上部に積載し、各製氷ユニットで製造した氷塊を前記ストッカに貯留する自動製氷機の貯氷検知装置であって、
前記ストッカの内部に、氷塊の満杯を検知する貯氷スイッチが配設され、
前記各製氷ユニットは、前記貯氷スイッチの状態に応じて該ユニットを運転制御するマイコンを有する貯氷制御回路を備え、
前記複数の貯氷制御回路は貯氷スイッチに並列に接続され、
前記各貯氷制御回路には、マイコンと貯氷スイッチとの間に、交流−直流変換器を介して交流電源に接続する直流電源が接続されると共に、該直流電源と貯氷スイッチとの間に、他の貯氷制御回路の直流電源からの電流が前記マイコンに流れるのを阻止する向きにダイオードが接続されていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る自動製氷機の貯氷検知装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお、図5および図6を参照して従来の技術で説明した同一部材については、同じ符号を付して示す。
【0009】
図1は、実施例に係る自動製氷機の概略構成を示すものであって、該自動製氷機24は、貯氷室26を内部画成したストッカ10の上部に、製氷機構28と冷凍機構30とを備える複数(実施例では3基)の製氷ユニット18を多段的に積載して構成される。前記ストッカ10は、内箱と外箱との間に断熱材を充填した断熱箱体から構成され、その上部は開放されて、上方から落下する氷塊を受容し得るよう構成されている。またストッカ10の前面側には、氷塊の取出し口が開設されると共に、該取出し口は開閉扉(何れも図示せず)により開閉可能に閉成されるようになっている。ストッカ10の内部には、貯氷室26に貯留される氷塊の量によって作動する貯氷スイッチSW1が配設され、該スイッチSW1は、前記全ての製氷ユニット18の後述する貯氷制御回路60に接続される。そして、氷塊により貯氷スイッチSW1が作動されて検知状態(ON状態)になると、各製氷ユニット18の後述するマイコンPCは、氷塊が満杯であると判断して製氷−除氷運転を停止し、また氷塊が消費されて少なくなることで貯氷スイッチSW1が元の非検知状態(OFF状態)に戻ると製氷−除氷運転を再開するよう運転制御する。
【0010】
前記全ての製氷ユニット18の構成は同一であって、該ユニット18は、筐体32の内部に製氷機構28と冷凍機構30とを並列に配置してある。この製氷機構28は、図2に示す如く、水平に配置された製氷室34を備え、この製氷室34には、下方に開口する多数の製氷小室34aが碁盤目状に画成されている。また製氷室34の上面には、前記冷凍機構30から導出する蒸発器36が密着的に蛇行配置されており、製氷運転時にこの蒸発器36内に冷媒を循環させて前記製氷小室34aを強制冷却すると共に、除氷運転に際してホットガスを循環させて製氷小室34aを加熱するよう構成されている。なお、筐体32には、当該製氷ユニット18の製氷機構28から放出される氷塊のストッカ10への落下、および上段に位置する製氷ユニット18の製氷機構28から放出される氷塊のストッカ10への落下を許容する通口が上下に貫通して設けられている。
【0011】
前記製氷室34の直下には、所定量の製氷水を貯留する製氷水タンク38を備えた水皿40が、支持軸42により傾動可能に枢支されている。この水皿40は、製氷運転時には前記製氷室34に近接するよう水平に位置(製氷位置)して該製氷室34の製氷小室34aを下方から閉成するよう保持され、また除氷運転に際しては、傾動機構がアクチュエータモータAMにより作動されて、支持軸42を中心に図2の時計方向に傾動して斜め状態(除氷位置)で停止することにより、製氷小室34aを開放するようになっている。前記傾動機構は、アクチュエータモータAMの出力軸に配設されて半径方向に延出する駆動アーム44と、該駆動アーム44の先端と水皿40の前方端部(枢支側とは反対の端部)との間に弾力的に係着されるコイルスプリング46とを備える。そして、製氷運転の際には、水皿40は、製氷室34を下方から閉成する水平な製氷位置に、前記コイルスプリング46の弾力により保持されるよう構成される。
【0012】
前記駆動アーム44には、コイルスプリング46の係着位置から離間する部位に、出力軸に対して半径方向に延出するレバー片44aが設けてある。駆動アーム44およびレバー片44aの移動軌跡上に切換スイッチSW2が配設され、除氷運転に伴い正転方向(水皿40の除氷位置への移動を許容する方向)に回転するアクチュエータモータAMの運転により回転(図2において反時計方向への正転)するレバー片44aが切換スイッチSW2を正転側から逆転側に切換えたときに、前記マイコンPCはアクチュエータモータAMを停止させ、前記水皿40を傾斜する除氷位置に停止保持するよう設定される。また、除氷運転が完了してアクチュエータモータAMの逆転により時計方向に回転する前記駆動アーム44により切換スイッチSW2が逆転側から正転側に切換えられたときに、マイコンPCはアクチュエータモータAMを停止させ、水皿40を水平な製氷位置に停止保持するよう設定されている。
【0013】
前記製氷室34の適宜位置に製氷サーミスタTHが配設され、該サーミスタTHが、製氷運転により全ての製氷小室34aに角形の氷塊が形成された製氷完了温度を検出した際に、前記マイコンPCは製氷運転から除氷運転に切換え、また除氷運転により製氷室34からの氷塊の脱氷が完了することによる該製氷室34の温度上昇(除氷完了温度)をサーミスタTHが検出した際に、マイコンPCは除氷運転から製氷運転に切換えるよう設定される。また、製氷サーミスタTHが製氷完了温度を検出したとき、マイコンPCは冷凍系のホットガス弁HVを切り換えて、前記蒸発器36にホットガスを流通させるよう設定されている。
【0014】
前記水皿40の製氷室34と対向する部分には、製氷小室34aの夫々に対して製氷水を噴射するための噴水孔と、該噴水孔に隣接する未氷結水を製氷水タンク38に回収する戻り孔(何れも図示せず)とが多数穿設されている。また製氷水タンク38の側部にはポンプモータPMが配設され、該モータPMを運転することで、タンク内の製氷水を前記多数の噴水孔から各製氷小室34a内に噴射供給するよう構成される。なお、未氷結水は戻り孔を介して製氷水タンク38に帰還されて再循環に供されるようになっている。
【0015】
図2に示す如く、図示しない外部水道系に連通する給水管48が、前記水皿40の上方に位置して開口している。この給水管48には給水弁WVが配設され、該給水弁WVの開放(ON)により水皿上面に水道水を供給し、これを戻り孔から製氷水タンク38に回収して次の製氷水として貯留するよう構成される。なお給水弁WVは、後述するように製氷運転から除氷運転に切換えられて水皿40が傾動した際に所定時間だけ開放(ON)され、給水管48から水皿上面に水道水を散水することで、該水皿40の上面に付着している氷を洗い流すよう設定されている。
【0016】
前記製氷ユニット18を構成する冷凍機構30では、図2に示す如く、圧縮機CMで圧縮された気化冷媒は、吐出管50を経て凝縮器52で凝縮液化し、膨張弁54で減圧され、蒸発器36中で一挙に膨張して蒸発することにより、製氷室34と熱交換を行なって各製氷小室34aを氷点下にまで冷却させる。そして、この蒸発器36で蒸発した気化冷媒は、吸入管56を経て圧縮機CMに帰還するサイクルを繰り返すよう構成される。
【0017】
更に、圧縮機CMの吐出管50からホットガス管58が分岐され、このホットガス管58はホットガス弁HVを経て蒸発器36の入口側に連通されている。該ホットガス弁HVは、除氷運転時にのみ開放して、圧縮機CMから吐出されるホットガスを、前記ホットガス管58を介して蒸発器36にバイパスさせ、各製氷小室34aを加温して小室内部に生成される氷塊の周面を融解させて各氷塊を自重落下させるようになっている。また蒸発器36から流出したホットガスは、前記吸入管56から圧縮機CMに再び帰還される。なお、図中の符号FMは、凝縮器52用のファンモータを示す。
【0018】
図3は、実施例に係る自動製氷機の電気制御回路を示すものであって、リレーX1,X2,X3,X4が配設されたマイコンPCに、前記貯氷スイッチSW1、切換スイッチSW2および製氷サーミスタTHが接続される。また、前記リレーX1にアクチュエータモータAMとポンプモータPMが接続され、リレーX2にファンモータFMとホットガス弁HVが接続され、リレーX3に給水弁WVが接続され、更にリレーX4に圧縮機CMが接続されている。
【0019】
図4は、各製氷ユニット18における貯氷制御回路60の基本構成を示すものであって、前記マイコンPCと貯氷スイッチSW1とを接続する正極側配線62に、第1抵抗R1とダイオードDとが直列接続されると共に、第1抵抗R1とダイオードDとの間に直流電源DCが第2抵抗R2を介して接続されている。すなわち、直流電源DCと貯氷スイッチSW1との間にダイオードDが接続され、直流電源DCからの電流は該ダイオードDを介して貯氷スイッチSW1に流れるよう構成される。なお、図4において符号64は、負極側配線を示す。
【0020】
前記3基の製氷ユニット18を段積みした状態で、3つの貯氷制御回路60は、図1に示す如く、前記貯氷スイッチSW1に対して並列接続される。なお、前記各ダイオードDは、他の貯氷制御回路60の直流電源DCからの電流がマイコンPCに流れるのを阻止する向きで接続されている。また各貯氷制御回路60の直流電源DCには、漏電遮断機20を介して交流電源AC(AC100V)が接続され、図示しない交流−直流変換器を介して所定の直流電圧(例えばDC6V)に変換するよう構成してある。すなわち、実施例の貯氷検知装置は、1個の貯氷スイッチSW1に並列に接続された3つの貯氷制御回路60から構成される。
【0021】
【実施例の作用】
次に、実施例に係る自動製氷機の貯氷検知装置の作用につき説明する。なお、製氷運転に先立つ初期運転により、前記各製氷ユニット18における前記水皿40は水平な製氷位置に保持されると共に、前記製氷水タンク38には所定量の製氷水が貯留されているものとする。また、前記ストッカ10の貯氷室26には氷塊は貯留されておらず、前記貯氷スイッチSW1は氷塊の非検知状態(OFF状態)となっており、前記各製氷ユニット18のマイコンPCは製氷−除氷運転が可能な状態にあると判断している。この場合において、前記各製氷ユニット18における貯氷制御回路60の電源として直流電源DCを用いたことで、漏れ電流は発生しないから、1個の貯氷スイッチSW1により3基の製氷ユニット18を運転制御することができる。
【0022】
この状態において製氷運転が開始されると、前記圧縮機CMが運転(ON)されて、前記蒸発器36に冷媒が供給され、その熱交換作用により前記製氷室34が冷却される。なお、前記ファンモータFMが回転(ON)されて、前記凝縮器52は空冷されている。また、前記ポンプモータPMが回転(ON)し、前記製氷水タンク38中の製氷水は、前記水皿40に設けた前記多数の噴水孔から各製氷小室34a内に噴射供給される。製氷小室34aは、冷媒が循環される蒸発器36により冷却されているので、製氷水は製氷小室内壁に接触して冷却された後、水皿40の戻り孔から流下して製氷水タンク38に帰還する。このように製氷水が製氷水タンク38と製氷小室34aとの間を循環するのに伴い、製氷水の温度は徐々に下がり、その温度が0℃近くに達すると、製氷小室34aの内壁に製氷水の一部が氷結を始める。このように各製氷小室34a内での氷結が徐々に進行し、最終的に密実な角形の氷塊が生成されるに至る。
【0023】
前記製氷室34の製氷小室34aに完全な氷塊が形成された製氷完了温度を、前記製氷サーミスタTHが検出すると、ポンプモータPMが停止(OFF)して製氷水の製氷小室34aへの供給を停止する。またファンモータFMが停止(OFF)されると共に、ホットガス弁HVが開放(ON)して蒸発器36にホットガスが供給される。更に、アクチュエータモータAMは正転方向への回転を開始し、前記水皿40は斜め下方へ傾動し始める。そして、前記水皿40が除氷位置に到来して前記切換スイッチSW2が逆転側に切換えられることで、アクチュエータモータAMは回転を停止(OFF)し、水皿40は除氷位置に停止保持される。
【0024】
なお、前記切換スイッチSW2が逆転側に切換えられた時点で、前記給水弁WVが開放(ON)され、前記給水管48を介して傾斜姿勢の水皿40上面に水道水(洗浄水)が供給され、この洗浄水により水皿上面に付着している氷が洗い流される。そして、所定時間後に給水弁WVは閉成(OFF)される。
【0025】
前記ホットガス弁HVの開放(ON)により蒸発器36に供給されているホットガスにより、前記製氷室34は急速に加温されるに至る。このため各製氷小室34aと氷塊との結合が解除され、当該氷塊は自重により落下する。そして、傾斜する除氷位置の水皿40の上面を滑落し、その下方に位置するストッカ10の貯氷室26中へ案内放出される。この氷塊の落下により、製氷室34におけるマイナスの温度負荷が解除され、該製氷室34は前記蒸発器36でのホットガスの流通により一挙に温度上昇を来す。この温度上昇(除氷完了温度)を前記製氷サーミスタTHが検出すると、前記アクチュエータモータAMは逆転方向への回転が開始される。また、前記ホットガス弁HVは閉成(OFF)し、前記蒸発器36の冷却が再開されると共に、前記給水弁WVが開放(ON)され、前記製氷水タンク38への製氷水の供給が開始される。そして、前記水皿40が水平位置に復帰し、前記切換スイッチSW2が正転側に切換えられることで、前述した製氷運転が再開される。
【0026】
前記各製氷ユニット18での前述した製氷−除氷運転が反復してストッカ10内に所定量の氷塊が貯留されたことを前記貯氷スイッチSW1が検知すると、各製氷ユニット18のマイコンPCは、氷塊が満杯であると判断して、当該製氷ユニット18の製氷−除氷運転を停止する。すなわち、実施例では3基の製氷ユニット18の製氷−除氷運転が停止する。
【0027】
ここで、前記各製氷ユニット18における貯氷制御回路60に、他の貯氷制御回路60の直流電源DCからの電流の流れを阻止するダイオードDを設けたことで、製氷能力を変更するために任意の製氷ユニット18の漏電遮断機20をOFFして機械を停止させた場合に、他の稼働中の製氷ユニット18の直流電源DCによりマイコンPCが誤作動するのは防止される。なお、実施例では貯氷制御回路60の電源として、交流100Vに比較して微弱な直流6Vを用いているから、安全性が向上する。
【0028】
前述した実施例では、ストッカの上部に3基の製氷ユニットを積載する場合で説明したが、2基あるいは4基以上の製氷ユニットを積載する構成であっても、1個の貯氷スイッチにより全ての製氷ユニットを運転制御することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明に係る自動製氷機の貯氷検知装置によれば、貯氷制御回路の電源として直流電源を用いることで、3基以上の製氷ユニットであっても1個の貯氷スイッチにより正常に運転制御することができる。しかも、直流電源と貯氷スイッチとの間にダイオードを接続したことで、例えば停止させている製氷ユニットが、他の稼働中の製氷ユニットの直流電源により作動してしまうのを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例に係る自動製氷機の概略構成図である。
【図2】 実施例に係る自動製氷機の製氷機構と冷凍機構の概略構成図である。
【図3】 実施例に係る製氷ユニットの電気制御回路図である。
【図4】 実施例に係る製氷ユニットにおける貯氷制御回路を示す回路図である。
【図5】 従来の技術に係る自動製氷機の概略構成図である。
【図6】 従来の技術に係る製氷ユニットにおける貯氷制御回路を示す回路図である。
【符号の説明】
10 ストッカ,18 製氷ユニット,60 貯氷制御回路
SW1 貯氷スイッチ,D ダイオード,DC 直流電源,PC マイコン

Claims (1)

  1. 複数の製氷ユニット(18)をストッカ(10)の上部に積載し、各製氷ユニット(18)で製造した氷塊を前記ストッカ(10)に貯留する自動製氷機の貯氷検知装置であって、
    前記ストッカ(10)の内部に、氷塊の満杯を検知する貯氷スイッチ(SW1)が配設され、
    前記各製氷ユニット(18)は、前記貯氷スイッチ(SW1)の状態に応じて該ユニット(18)を運転制御するマイコン (PC) を有する貯氷制御回路(60)を備え、
    前記複数の貯氷制御回路(60)は貯氷スイッチ(SW1)に並列に接続され、
    前記各貯氷制御回路(60)には、マイコン (PC) と貯氷スイッチ (SW 1 ) との間に、交流−直流変換器を介して交流電源に接続する直流電源 (DC) が接続されると共に、該直流電源(DC)と貯氷スイッチ(SW1)との間に、他の貯氷制御回路 (60) の直流電源 (DC) からの電流が前記マイコン (PC) に流れるのを阻止する向きにダイオード(D)が接続されている
    ことを特徴とする自動製氷機の貯氷検知装置。
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