JP6827859B2 - セル型製氷機 - Google Patents

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Description

本発明は、一群のセルに向かって製氷水を噴出しながら氷を生成するセル型製氷機に関し、なかでも給水タンクの排水構造の改良に関する。
給水タンクの排水構造に関して、本出願人は特許文献1の製氷機を先に提案している。そこでは、水タンクを四角皿状の容器として構成し、周壁のひとつに残留水を排出する排水口を開口し、その外面に排水樋を設けている。離氷時には、水タンクが給水トレーとともに下り傾斜されて、水タンク内の余剰製氷水と、給水トレーの上面を洗い流す洗浄水の全てが排水樋から排出される。排水樋の底壁は、水タンクが下り傾斜した状態において、樋端に向かって僅かに下り傾斜している。
上記の排水構造によれば、余剰製氷水と洗浄水の全てを離氷工程ごとに排出するので、常に新規な製氷水を使用して透明度の高い氷を製氷できる。反面、水の消費量が多くなるうえ、製氷工程では常温の製氷水によって製氷を開始するので電力消費量が増加する。こうした問題を解消するために、特許文献2の製氷機では、製氷水タンク(給水タンク)の内部を仕切り部で第1貯留部と第2貯留部に区分して、両貯留部を製氷水タンクの最深部に位置する連通部で連通させている。また、連通部から離れた第1貯留部の端部寄りに放出口を形成し、その開口端にエルボ状の放出管を接続している。離氷工程における製氷水タンクは、製氷部に対して水皿と共に下り傾斜する開放姿勢に切換えられて、第1貯留部に収容された製氷水の一部を放出管から排出する。なお、放出管は、その姿勢を一部排出位置と全排出位置に変更できる状態で放出口に接続されている。
特開2006−17400号公報(段落0032、図1) 特許第5275920号公報(段落0023、図3、図5)
特許文献2の製氷機によれば、離氷工程において製氷水タンクが開放姿勢に切換えられるごとに、第1貯留部側に収容されている製氷水の一部を排水して、次の製氷工程において新規な製氷水を補充できる。このように、製氷水の一部を排水する排水構造によれば、排水した量に見合う新規な製氷水を補充できる。しかし、離氷時にはマグネシウムやカルシウムなどの不純物を含む製氷水のみが排水されるわけではなく、しかも製氷水タンクが開放姿勢に切換えられた状態においては、第1貯留部に相当量の製氷水が残っている。そのため、次の製氷工程において第1貯留と第2貯留部に収容された製氷水が再利用されることになり、新たに補充される製氷水と不純物を含む製氷水を確実に入れ換えることが困難で、不純物が徐々に蓄積するのを避けられない。上記のような不純物の蓄積を避けるには、一定時間おきに製氷水タンク内の製氷水の全てを排水するとよい。しかし、そのためには製氷機を管理する作業者が、放出管を全排出位置に切換え操作して、製氷水タンク内の製氷水の全てを排水したうえで、再び放出管を一部排出位置に切換え操作する必要があり、一連の作業に余分な手間が掛かる。
本発明の目的は、給水タンク内の製氷水を一部排出して水の消費量および電力消費量を抑止しながら氷を生成でき、しかも必要時には給水タンク内の全ての製氷水を自動的に排水して不純物の蓄積を解消し、透明な氷を生成できるようにしたセル型製氷機を提供することにある。
本発明に係るセル型製氷機は、製氷室1の内部に製氷ケース10と、同ケース10のセル11に向かって製氷水を噴出供給する給水トレー12と、給水トレー12とともに上下揺動可能に支持されて、トレー操作機構で製氷位置と離氷位置に切換え操作される給水タンク13を備えている。また、給水タンク13がトレー操作機構で製氷位置から離氷位置に切換え操作されるごとに、タンク室32内に収容した製氷水の一部を、給水タンク13の外面に設けた樋状の排水ガイド39から排出される。排水ガイド39の樋体部41とタンク室32とは、両者を区分する給水タンク13の周壁29に形成した排出口40を介して連通されている。給水タンク13が離氷位置に切換えられた状態における排出口40の傾斜下端は、給水タンク13の底壁27の傾斜下端に位置している(図4参照)。そして、製氷停止状態において、給水タンク13を連続して離氷位置と製氷位置に切換えることにより、タンク室32内の製氷水の全てを排水ガイド39から排出できることを特徴とする。
排水ガイド39は樋体部41と、排出口40の近傍の一方の樋端部を塞ぐ樋端壁43と、排出口40から離れた他方の樋端部に設けられる排水堰47を備えている。給水タンク13が離氷位置に切換えられた状態においては、製氷水の一部がタンク室32から排出口40を介して樋体部41に流入して、排水堰47と樋端壁43の間の樋体部41に貯留される。給水タンク13が製氷位置に切換えられた状態において、樋端壁43と排水堰47の間に貯留された廃棄水が排出される。
給水タンク13が製氷位置に切換えられた状態における樋体部41の底壁42が、樋端壁43から排水堰47へ向かって下り傾斜されている。
給水タンク13が離氷位置に切換えられた状態において、タンク室32内の製氷水を受止める右周壁31が給水タンク13の傾斜下端に配置されている。給水タンク13が製氷位置に切換えられた状態における排出口40は、タンク室32内の製氷水の貯留限界を規定する水平の下周縁50と、右周壁31に向かって上り傾斜する上周縁52を含んで鰐口状に形成されている。給水タンク13が離氷位置から製氷位置に切換わる状態では、樋体部41に貯留された廃棄水と、タンク室32から排出口40を経て排水ガイド39へ流入する一部の製氷水が、排水堰47から流下排出される。
給水タンク13が離氷位置に切換えられた状態において、排水堰47で規定される廃棄水の水位を基準にして、排出口40の上周縁52が前記廃棄水の水位より僅かに上側に位置している。
図5に示すように排水ガイド39は、タンク室32と樋体部41を区分する周壁29に沿って、右周壁31側の端部から左周壁30側の端部にわたって左右横長に形成されている。左周壁30の近傍の樋体部41の底壁42に排水堰47が形成され、排水堰47に連続して廃棄水を流下案内する流下口46が開口され、樋体部41の左周壁30側の端部に、排水堰47へ向かって流動する廃棄水を受止める水受壁44が形成されている。給水タンク13が離氷位置に切換えられた状態において、排水堰47と樋端壁43の間の逆台形状の樋内空間に廃棄水が貯留される。
樋体部41の底壁42は、排出口40の下周縁50と右周壁31の交差部から排水堰47の側へ向かって下り傾斜する第1樋壁42aと、第1樋壁42aの傾斜下端から排水堰47に向かって屈曲する第2樋壁42bで形成されている。タンク室32の第1底壁27aと樋体部41の第1樋壁42aは後周壁29を間にして面一に形成されている。
図7に示すように排水ガイド39は、タンク室32と樋体部41を区分する周壁29に沿って、右周壁31側の端部から左右中途部にわたって形成されている。排水ガイド39は、上向きに開口する樋体部41と、排出口40の近傍の一方の樋端部を塞ぐ樋端壁43と、樋端壁43から最も離れた樋体部41の底壁に形成される排水堰47を備えている。給水タンク13が離氷位置に切換えられた状態における樋体部41の底壁42は、排水堰47から樋端壁43の下端に向かって下り傾斜されていて、排水堰47と樋端壁43の間の三角形状の樋内空間に廃棄水を貯留できる。
本発明に係るセル型製氷機においては、製氷状態においては、給水トレー12および給水タンク13を製氷位置と離氷位置に交互に切換えて氷を生成しながら、給水タンク13内の製氷水の一部を排水ガイド39から排水し、さらに新規な製氷水を補充して製氷水の一部を入れ換えるようにした。このように、製氷水の一部を排水しながら製氷を行うと、タンク室32の内部に残った製氷水を、次回の製氷過程で製氷水として再利用する分だけ、水の消費量および電力消費量を抑止しながら氷を生成できる。また、給水タンク13が離氷位置に切換えられた状態における排出口40の傾斜下端が、給水タンク13の底壁27の傾斜下端に位置しているため、製氷停止状態において、給水タンク13を連続して離氷位置と製氷位置に切換えることにより、タンク室32内の製氷水の水位を徐々に小さくしながら、給水タンク13内の製氷水の全てを排水ガイド39から排出して不純物の蓄積を解消できる。しかも、製氷水の全てを排出する一連の作業は、例えばトレー操作機構の作動状態を制御する制御装置に、全排水作業を行うのに必要なプログラムを格納しておくだけで自動的に行うことができるので、製氷水の全てを排出する作業に要する手間を省いて省力化できる。また、給水タンク13内の製氷水の全てを排出した後は、再び通常の運転モードに戻すことにより、不純物がほとんど含まれていない製氷水で透明な氷を生成できる。
樋体部41と、一方の樋端部を塞ぐ樋端壁43と、他方の樋端部に設けられる排水堰47を備えるようにした排水ガイド39によれば、給水タンク13が離氷位置に切換えられた状態において、タンク室32内の製氷水の一部を排水堰47と樋端壁43の間の樋体部41に貯留できる。このように、給水タンク13の外に排水ガイド39を設けて、その樋体部41に廃棄水を貯留すると、給水タンク13が製氷位置に切換えられる状態において、樋体部41に貯留された廃棄水の全てを流下でき、廃棄水がタンク室32側へ逆流するのを防止できる。また、製氷開始前に満水水位になるまで新たな製氷水を補充することにより、廃棄水と新たに補充される製氷水を確実に入れ換えることができ、従って不純物が蓄積するのを効果的に抑止できる。
樋体部41の底壁42が、樋端壁43から排水堰47へ向かって下り傾斜されていると、給水タンク13が製氷位置に切換えられた状態において、樋体部41に貯留された廃棄水の全てを速やかに流下排出できる。従って、製氷時のサイクルタイムを短縮できるのはもちろん、製氷停止状態において、給水タンク13を連続して離氷位置と製氷位置に切換えて、タンク室32内の製氷水の全てを排出するのに要する時間を短縮できるので、1日当たりの製氷能力を向上できる。
排出口40が水平の下周縁50と、上り傾斜する上周縁52を含んで鰐口状に形成してあると、給水タンク13が製氷位置に切換えられた状態において、タンク室32内に余分な補充された製氷水を下周縁50からオーバーフローさせて、それ以上製氷水が貯留されるのを防止できる。このように、下周縁50はタンク室32内の製氷水の貯留限界を規定する堰として機能しており、余分な製氷水がタンク室32内に貯留されるのを防止できる。また、給水タンク13が離氷位置に切換えられた状態において、タンク室32内の製氷水を支障なく樋体部41へ流動させるために、排出口40の上周縁52を上り傾斜させている。従って、タンク室32内の製氷水の一部を樋体部41へ排出する際の製氷水の流動を短時間で円滑に行える。さらに、給水タンク13が離氷位置から製氷位置に切換わる状態では、樋体部41に貯留された廃棄水と、タンク室32から排水ガイド39へ流入する一部の製氷水を排水堰47から流下排出できるので、廃棄水と新たに補充される製氷水をさらに確実に入れ換えることができる。
排出口40の上周縁52が、排水堰47で規定される廃棄水の水位より僅かに上側に位置していると、給水タンク13が離氷位置に切換えられた状態において、製氷水が排出口40の上周縁52で堰き止められて流動しにくくなるのをさらに確実に防止できる。従って、タンク室32内の製氷水の一部を樋体部41へ排出する際の製氷水の流動をさらに円滑に行える。
排水ガイド39を周壁29に沿って、右周壁31側の端部から左周壁30側の端部にわたって左右横長に形成するようにした。また、左周壁30の近傍の底壁42に排水堰47と流下口46を形成し、樋体部41の左周壁30側の端部に水受壁44を形成するようにした。こうした排水ガイド39によれば、排水堰47と樋端壁43の間の逆台形状の樋内空間により大量の廃棄水を貯留できるので、廃棄水と新たに補充される製氷水の入れ換え量を大きくして、不純物が蓄積するのをさらに効果的に抑止できる。また、給水タンク13が製氷位置に切換えられて、樋体部41に貯留された廃棄水が排水堰47を乗越えて勢いよく流動するとき、流動する廃棄水を水受壁44で受止めて流下口46から整然と排出でき、廃棄水が排水ガイド39の外へ飛散するのを防止できる。
樋体部41の底壁42を、排水堰47の側へ向かって下り傾斜する第1樋壁42aと、第1樋壁42aの傾斜下端から排水堰47に向かって屈曲する第2樋壁42bで形成した。そのうえで、タンク室32の第1底壁27aと樋体部41の第1樋壁42aが、後周壁29を間にして面一に形成するようにした。こうした排水構造によれば、給水タンク13が下降限界位置まで揺動した状態において、第1底壁27aと第1樋壁42aが、後周壁29を間にして面一になっているので、第1樋壁42aが第1底壁27aよりも下方へ突出することがない。従って、給水タンク13と排水パン14の対向間隔を可能な限り小さくして、製氷室1内において製氷ユニット3が占める空間量を小さくできる。
排水ガイド39が、周壁29に沿って右周壁31側の端部から左右中途部にわたって形成してある給水タンク13によれば、給水タンク13が離氷位置に切換えられた状態において、排水堰47と樋端壁43の間の三角形状の樋内空間に廃棄水を貯留できる。この場合の廃棄水の貯留水量は、逆台形状の樋内空間に廃棄水を貯留する場合に比べて少ない。しかし、逆台形状の樋内空間に廃棄水を貯留する給水タンク13と同様に、樋体部41に貯留された廃棄水の全てを流下でき、廃棄水がタンク室32側へ逆流するのを防止できる。また、製氷開始前に満水水位になるまで新たな製氷水を補充することにより、廃棄水と新たに補充される製氷水を確実に入れ換えて、不純物が蓄積するのを抑止できる。さらに、製氷停止状態において、給水タンク13を連続して離氷位置と製氷位置に切換えることにより、タンク室32内の製氷水の水位を徐々に小さくしながら、給水タンク13内の製氷水の全てを排水ガイド39から排出して不純物の蓄積を解消できる。
本発明の実施例1に係るセル型製氷機を構成する給水タンクの斜視図である。 実施例1に係るセル型製氷機の概略構造を示す縦断正面図である。 製氷ユニットの縦断正面図である。 離氷位置における給水タンクおよび排水ガイドの縦断面図である。 製氷位置における給水タンクおよび排水ガイドの縦断面図である。 給水タンクの平面図、および端面図である。 本発明の実施例2に係るセル型製氷機を構成する給水タンクの縦断面図である。
(実施例1) 図1ないし図6に、本発明に係るセル型製氷機の実施例1を示す。本実施例における前後、左右、上下とは、図1、図2、および図6に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。図2に示すようにセル型製氷機は、断熱箱として構成される上側の製氷室1と、製氷室1の下側に区画される機械室2を備えており、製氷室1内の上部に製氷ユニット3が配置されている。機械室2の内部には、圧縮機4、凝縮器5、および送風ファン6などの冷却ユニットが配置されており、凝縮器5で冷却された冷媒液を製氷ユニット3に送給して製氷を行う。図示していないが、製氷室1の前面には生成された氷を取出すための取出口が開口されており、この取出口は前後に揺動開閉するドアで開閉できる。
(製氷ユニット)
図3において製氷ユニット3は、製氷室1の天井に固定したユニットベース9と、同ベース9の下面に固定した製氷ケース10と、製氷ケース10に設けた一群のセル11に製氷水を噴出供給する給水トレー12と、給水トレー12の下面に設けた給水タンク13などで構成されている。給水タンク13の下方には、後述する廃棄水や洗浄水を製氷室1の外へ排水する排水パン14が配置されている。給水タンク13は給水トレー12の下面に固定されており、これら両者の左側面に固定したトレーブラケット15をユニットベース9に設けた支軸16で支持することにより、給水トレー12および給水タンク13が支軸16を中心にして上下揺動可能に支持されている。給水トレー12の揺動基端寄りの上方には、バルブ(電磁弁)17で開閉されて、常温の水を給水タンク13に補充する給水管18が配置されている。符号19は製氷ケース10の上面に設けた冷媒通路である。給水トレー12と給水タンク13を製氷位置と離氷位置の間で切換え操作するために、ユニットベース9の側端寄りにトレー操作機構が設けられている。
図2に示すようにトレー操作機構は、正逆転可能なモーター20と、モーター20で往復傾動操作される前後一対の駆動アーム21と、駆動アーム21と給水トレー12の間に掛止される引張りコイルばね22などで構成される。製氷工程においては、トレー12および給水タンク13が、離氷位置(図4の状態)から製氷位置(図5の状態)に揺動操作されて、給水トレー12が製氷ケース10と小さな隙間を介して正対している。また、給水トレー12および給水タンク13が製氷位置から離氷位置へ揺動操作された状態では、給水トレー12が下り傾斜して、給水タンク13内の製氷水の一部を排水する。
図2において、符号23は給水タンク13に設けたポンプユニットである。図3に示すように、給水トレー12には、ポンプユニット23で加圧送給された製氷水を各セル11に向かって上向きに噴出するノズル24が設けられている。以上のような製氷ユニット3は、製氷工程と離氷工程を交互に行って直方体状の氷を生成でき、生成された氷は製氷室1に貯留される。
(給水タンクの構造)
図1および図6において、給水タンク13は、平面視において前後に長い長方形状の底壁27と、底壁27の周縁に立設される前後周壁(周壁)28・29および左右周壁(周壁)30・31で、上向きに開口するタンク室32を形成している。給水タンク13が離氷位置へ下降揺動された状態において、各周壁28〜31のうちの右周壁31が給水タンク13の傾斜下端に配置されて、製氷水や洗浄水を受止める。底壁27の右周壁31側の端部には、三角形状の導水壁33が形成されており、左周壁30の内面側にはポンプユニット23用の収容凹部34が形成されている。また、前周壁28の外面にはフロートスイッチ35用のフロート室36が形成されている。図4および図5に示すように、タンク室32の底壁27は、タンク室32の最深部へ向かって互いに逆向きに傾斜する第1底壁27aと第2底壁27bで谷状に形成されており、最深部に臨んでポンプユニット23の吸込み口が設けられている。
(排水構造)
給水タンク13内に貯留された製氷水の一部を、離氷工程ごとに排出するために、後周壁29の外面に廃棄水を貯留する排水ガイド39が設けられ、排水ガイド39とタンク室32とが、後周壁29に形成した排出口40を介して連通されている。排水ガイド39は、後周壁29の外面に沿う状態で、右周壁31側の端部から左周壁30側の端部にわたって左右横長に形成される樋体部41を備えている。樋体部41は、後周壁29から後向きに張り出される底壁42、底壁42の右周壁31側の樋端部を塞ぐ樋端壁43、左周壁30側の樋端部を塞ぐ水受壁44、底壁42、樋端壁43、水受壁44の後縁を塞ぐ後樋壁45、及び後周壁29を備え、上向きに開口する樋状に形成されている。
水受壁44の近傍の樋体部41の底壁には、樋体部41に貯留された廃棄水を排水パン14へ向かって流下案内する流下口46が開口され、流下口46の開口縁と樋体部41の底壁42との境界部分に排水堰47が設けられている。樋体部41とタンク室32は、先に説明した排出口40で常に連通されている。樋体部41の底壁42は、排出口40の側から排水堰47の側へ向かって下り傾斜する第1樋壁42aと、第1樋壁42aの傾斜下端から排水堰47に向かって屈曲する第2樋壁42bで形成されている。給水タンク13が製氷位置に切換えられた状態における樋体部41の底壁42の全体は、樋端壁43の側から排水堰47へ向かって下り傾斜されている。
図5において排出口40は、第1底壁27aの傾斜上端に連続する下周縁50と、下周縁50の左側端に連続する縦周縁51と、縦周縁51に連続して下周縁50から離れる向きに上り傾斜する上周縁52で鰐口状に形成されている。タンク室32に貯留される製氷水の満水水位は、フロートスイッチ35によって規定されるが、同スイッチ35がオン状態になってバルブ17が閉止されたのちも余分な製氷水が補充された場合には、下周縁50からオーバーフローさせて、それ以上製氷水が貯留されるのを防止している。つまり、下周縁50はタンク室32内の製氷水の貯留限界を規定するために、先に説明した製氷水の満水水位より僅かに上側に位置されている。また、排出口40の上周縁52を、排水堰47で規定される廃棄水の水位より僅かに上側に位置させて、給水タンク13が離氷位置に切換えられた状態において、製氷水が排出口40の上周縁52で堰き止められて流動しにくくなるのを確実に防止できるようにしている。これに伴い、タンク室32内の製氷水の一部を樋体部41へ排出する際の製氷水の流動をさらに円滑に行える。後述する全排水工程において、タンク室32内の製氷水を全て排水するために、給水タンク13が離氷位置に切換えられた状態における排出口40の下周縁50の傾斜下端は、給水タンク13の底壁27の傾斜下端に位置している。
(製氷工程と離氷工程)
次に製氷工程と離氷工程について説明する。製氷状態においては、給水トレー12および給水タンク13を製氷位置と離氷位置に交互に切換えて氷を生成しながら、給水タンク13内の製氷水の一部を排水ガイド39から排水し、さらに新規な製氷水を補充して製氷水の一部を入れ換える。
製氷工程においてトレー12および給水タンク13が、離氷位置から製氷位置に揺動操作された状態では、図3に示すように給水トレー12が製氷ケース10と小さな隙間を介して正対している。このときの給水タンク13内の製氷水の水位は、満水水位より下側にあるため、フロートスイッチ35がオフ状態に切換ってバルブ17が開放状態に切換り、給水管18から新規な製氷水(水道水)を供給する。給水タンク13内の製氷水の水位が満水水位に達したら、フロートスイッチ35がオン状態に切換ってバルブ17を閉止状態に切換える。以後、製氷ケース10の上面に設けられた冷媒通路19に冷媒液を送給して製氷ケース10を氷点以下まで冷却しながら、ポンプユニット23で加圧送給された製氷水を給水トレー12から各セル11に向かって噴出させて、各セル11内に氷を成長させる。
すべてのセル11内に氷が充満して製氷工程が終了したら、冷媒の送給とポンプユニット23による製氷水の送給を停止して離氷工程に移行する。離氷工程では、冷媒通路19にホットガスを送給して製氷ケース10を加熱し、セル11の周壁と氷の界面を融解させて角氷の分離を促進する。ホットガスの送給開始から所定の時間が経過したら、ホットガスの送給を停止し、トレー操作機構のモーター20を起動して、給水トレー12および給水タンク13を製氷位置から離氷位置に揺動操作する。同時にバルブ17を開放状態に切換えて、給水管18から洗浄水を給水トレー12の上面に流し掛ける。この状態で各セル11から分離した角氷は、給水トレー12で受止められたのち、洗浄水とともに給水トレー12に沿って滑り落ちて、その傾斜下端から製氷室1に貯留される。洗浄水は、給水トレー12の傾斜下端と右周壁31の間の隙間から給水タンク13内へ流下する。
製氷工程が終了した状態における給水タンク13内の製氷水の水位は、製氷ケース10において氷結した氷の分だけ、満水水位より低い位置にある。しかし、上記のように相当な量の洗浄水が給水タンク13内に流れ込むので、タンク内水位は徐々に上昇する。この状態で給水トレー12および給水タンク13が下降揺動して、製氷位置から離氷位置に揺動する間に、給水タンク13内の製氷水は排出口40から樋体部41へと流入して排出され、下降限界位置においては、排水堰47と樋端壁43の間の逆台形状の樋内空間に廃棄水が貯留される。このとき、タンク室32内の製氷水を短時間で円滑に樋体部41へ流動させるために、排水堰47で規定される廃棄水の水位を基準にして、排出口40の上周縁52を先の廃棄水の水位より僅かに上側に位置させて、製氷水が排出口40の上周縁52で堰き止められて流動しにくくなるのを防止している。因みに、逆台形状の樋内空間の容積を越える製氷水が樋体部41へ流入した場合には、製氷水は排水堰47を乗越えて流下口46から排水パン14へ排出される。
給水タンク13が離氷位置にあるとき、タンク室32の第1底壁27aと樋体部41の第1樋壁42aは、後周壁29を間にして面一になっており、タンク室32と樋体部41は常に排出口40を介して連通している。そのため、給水タンク13が下降限界位置まで揺動した状態では、タンク室32の内部には樋体部41に貯留された廃棄水と同じ水位の製氷水が貯留されており、次回の製氷過程で製氷水として再利用される。給水タンク13が下降限界位置まで揺動した状態において、第1底壁27aと第1樋壁42aが、後周壁29を間にして面一になっているので、第1樋壁42aが第1底壁27aよりも下方へ突出することがない。従って、給水タンク13と排水パン14の対向間隔を可能な限り小さくして、製氷室1内において製氷ユニット3が占める空間量を小さくできる。
樋体部41に貯留された廃棄水が排出されたのちは、再び冷媒通路19に冷媒液を送給して製氷ケース10を冷却する。同時にバルブ17を閉止状態に切換えて、洗浄水の供給を停止し、給水トレー12および給水タンク13を再び上昇揺動させて、離氷位置から製氷位置に切換える。給水タンク13が製氷位置に切換えられた状態における樋体部41の底壁42は、全体として樋端壁43から排水堰47へ向かって下り傾斜させているため、樋体部41に貯留された廃棄水の全てを流下口46から排水パン14へ速やかに排出できる。従って、製氷時のサイクルタイムを短縮できるのはもちろん、後述する全排水工程において、タンク室32内の製氷水の全てを排出するのに要する時間を短縮して、1日当たりの製氷能力を向上できる。また、給水タンク13が離氷位置から製氷位置に切換わる状態では、樋体部41に貯留された廃棄水と、タンク室32から排水ガイド39へ流入する一部の製氷水を排水堰47から流下排出できるので、廃棄水と新たに補充される製氷水をさらに確実に入れ換えることができる。以後は、製氷工程と離氷工程を繰り返し行うことにより、角氷を連続して生成できる。以上のように、製氷水の一部を排水しながら製氷を行うと、タンク室32の内部に残った製氷水を、次回の製氷過程で製氷水として再利用できるので、水の消費量および電力消費量を抑止しながら氷を生成できる。
上記の製氷機によれば、離氷時に製氷水の一部を廃棄水として排水ガイド39に貯留して、給水トレー12および給水タンク13が製氷位置へ切換る際に、樋体部41に貯留された廃棄水の全てを排水パン14へ排出できる。このとき、樋体部41に貯留された廃棄水が、タンク室32側へ逆流するのを防止できる。また、製氷開始前に満水水位になるまで新たな製氷水を補充することにより、廃棄水と新たに補充される製氷水を確実に入れ換えることができ、従って不純物が蓄積するのを効果的に抑止できる。しかし、廃棄水と新たに補充される製氷水を入れ換えたとしても、僅かずつではあっても製氷水に不純物が蓄積されてしまうおそれがある。こうした不純物の蓄積を解消するために、全排水工程において給水タンク13内の製氷水の全てを自動的に排水できるようにしている。
(全排水工程)
全排水工程においては、給水トレー12および給水タンク13を製氷位置から離氷位置に切換えて、タンク室32内に残っている製氷水を、離氷時と同様にして排出口40から樋体部41へ流動させる。この後、給水トレー12および給水タンク13を離氷位置から製氷位置に切換えることにより、樋体部41に貯留された廃棄水を排水パン14へ排出できる。再び給水トレー12および給水タンク13を製氷位置から離氷位置に切換えることにより、タンク室32内に残っている製氷水を、離氷時と同様にして排出口40から樋体部41へ流動できる。この状態で樋体部41に貯留される廃棄水の水量は前回の廃棄水の水量より少なく、廃棄水の水位は排水堰47に達することはない。再び給水トレー12および給水タンク13を離氷位置から製氷位置に切換えることにより、樋体部41に貯留された廃棄水を排水パン14へ排出できる。
上記のように、給水トレー12および給水タンク13を4〜5回程度、繰り返し上下揺動させることにより、タンク室32内に残っている製氷水の水位を徐々に下げながら、排水ガイド38から排出でき、最終的にはタンク室32内に残っていた製氷水の全てを排出して、不純物の蓄積を解消できる。これは、排出口40の下周縁50の傾斜下端が、給水タンク13の底壁27の傾斜下端に位置させてあり、さらに、第1底壁27aと第1樋壁42aが、後周壁29を間にして面一になっているからである。また、給水トレー12および給水タンク13が下降揺動するときの運動慣性力で、タンク室32内に残った製氷水を排出口40へ向かって流動させ、第1底壁27aの上端に連続している下周縁50から樋体部41へと流動させることができるからである。
製氷水の全てを排出する一連の作業は、例えば、トレー操作機構の作動状態を制御する制御装置に、全排水作業を行うのに必要なプログラムを格納しておくだけで自動的に行えるので、製氷水の全てを排出する作業に要する手間を省いて省力化できる。多くの場合には、製氷室1に充分な量の角氷が蓄積されて、それ以上氷を生成する必要がなくなった状況、例えば深夜の時間帯に全排水工程を行えばよい。このように、製氷停止状態において、給水タンク13を連続して離氷位置と製氷位置に切換えることで、タンク室32内の製氷水の全てを排水ガイド39から排出することができる。また、水道水に含まれる不純物の量が多い場合などには、1日のうち全排水工程を複数回行って、不純物の蓄積を防ぐことができる。また、給水タンク13内の製氷水の全てを排出した後は、再び通常の運転モードに戻すことにより、不純物がほとんど含まれていない製氷水で透明な氷を生成できる。
(実施例2)図7は、排水構造の一部を変更した実施例2を示す。そこでは排水ガイド39を、タンク室32と樋体部41を区分する後周壁29に沿って、右周壁31側の端部から左右中途部にわたって形成している。樋体部41は、後周壁29から後向きに張り出される底壁42と、底壁42の右周壁31側の樋端部を塞ぐ樋端壁43と、底壁42および樋端壁43の後縁を塞ぐ後樋壁45と、後周壁29で上向きに開口する樋状に形成し、底壁42の左側端を排水堰47とした。つまり、樋端壁43から最も離れた樋体部41の底壁42の端部に排水堰47を形成した。
給水タンク13が離氷位置に切換えられた状態における樋体部41の底壁42は、排水堰47から樋端壁43の下端に向かって下り傾斜されている。そのため、図7(a)(b)に示すように、タンク室32内の製氷水が排出口40から樋体部41へと流動して、排水堰47と樋端壁43の間の三角形状の樋内空間に廃棄水を貯留できる。このとき、タンク室32内の製氷水の水位と、樋体部41に貯留された廃棄水の水位は同じである。給水タンク13を、図7(c)に示すように離氷位置から製氷位置へ切換えた状態においては、底壁42が樋端壁43から排水堰47へ向かって下り傾斜しているため、樋体部41に貯留された廃棄水を排水堰47から流下させて、排水パン14に排出できる。他は実施例1と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。
実施例2で説明した排水構造によれば、給水タンク13が離氷位置に切換えられた状態において、排水堰47と樋端壁43の間の三角形状の樋内空間に廃棄水を貯留できる。この場合の廃棄水の貯留水量は、実施例1で説明した排水構造に比べて少ない。しかし、実施例1で説明した排水構造と同様に、樋体部41に貯留された廃棄水の全てを流下でき、廃棄水がタンク室32側へ逆流するのを防止できる。また、製氷開始前に満水水位になるまで新たな製氷水を補充することにより、廃棄水と新たに補充される製氷水を確実に入れ換えて、不純物が蓄積するのを抑止できる。さらに、製氷停止状態において、給水タンク13を連続して離氷位置と製氷位置に切換えることにより、タンク室32内の製氷水の水位を徐々に小さくしながら、給水タンク13内の製氷水の全てを排水ガイド39から排出して不純物の蓄積を解消できる。
上記の実施例以外に、排水ガイド39は、前周壁28の外面に形成してあってもよい。その場合には、ポンプユニット23を後周壁29の側から収容凹部34に組むようにするとよい。実施例1においては、排出口40の開口面積を大きくするために、排出口40を下周縁50と縦周縁51と上周縁52で鰐口状に形成したが、その必要はなく縦周縁51を省略して下周縁50と縦周縁51で鰐口状に形成してもよい。上記の実施例では、給水タンク13の底壁27の右周壁31側の端部に三角形状の導水壁33を設けたが、導水壁33は省略することができる。その場合の底壁27は、右側壁31に連続する第1底壁27aと、第1底壁27aに連続する第2底壁27bで谷状に形成するとよい。
1 製氷室
3 製氷ユニット
10 製氷ケース
12 給水トレー
13 給水タンク
27 給水タンクの底壁
28 前周壁(周壁)
29 後周壁(周壁)
30 左周壁(周壁)
31 右周壁(周壁)
32 タンク室
39 排水ガイド
40 排出口
41 樋体部
42 樋体部の底壁
43 樋端壁
46 流下口
47 排水堰

Claims (7)

  1. 製氷室(1)の内部に製氷ケース(10)と、同ケース(10)のセル(11)に向かって製氷水を噴出供給する給水トレー(12)と、給水トレー(12)とともに上下揺動可能に支持されて、トレー操作機構で製氷位置と離氷位置に切換え操作される給水タンク(13)を備えており、
    給水タンク(13)がトレー操作機構で製氷位置から離氷位置に切換え操作されるごとに、タンク室(32)内に収容した製氷水の一部が、給水タンク(13)の外面に設けた樋状の排水ガイド(39)から排出されるセル型製氷機であって、
    排水ガイド(39)の樋体部(41)とタンク室(32)とは、両者を区分する給水タンク(13)の周壁(29)に形成した排出口(40)を介して連通されており、
    給水タンク(13)が離氷位置に切換えられた状態における排出口(40)の傾斜下端が、給水タンク(13)の底壁(27)の傾斜下端に位置しており、
    製氷停止状態において、給水タンク(13)を連続して離氷位置と製氷位置に切換えることにより、タンク室(32)内の製氷水の全てを排水ガイド(39)から排出でき
    排水ガイド(39)は樋体部(41)と、排出口(40)の近傍の一方の樋端部を塞ぐ樋端壁(43)と、排出口(40)から離れた他方の樋端部に設けられる排水堰(47)を備えており、
    給水タンク(13)が離氷位置に切換えられた状態において、製氷水の一部がタンク室(32)から排出口(40)を介して樋体部(41)に流入して、排水堰(47)と樋端壁(43)の間の樋体部(41)に貯留されており、
    給水タンク(13)が製氷位置に切換えられた状態において、樋端壁(43)と排水堰(47)の間に貯留された廃棄水が排出されることを特徴とするセル型製氷機。
  2. 給水タンク(13)が製氷位置に切換えられた状態における樋体部(41)の底壁(42)が、樋端壁(43)から排水堰(47)へ向かって下り傾斜されている請求項1記載のセル型製氷機。
  3. 給水タンク(13)が離氷位置に切換えられた状態において、タンク室(32)内の製氷水を受止める右周壁(31)が給水タンク(13)の傾斜下端に配置されており、
    給水タンク(13)が製氷位置に切換えられた状態における排出口(40)が、タンク室(32)内の製氷水の貯留限界を規定する水平の下周縁(50)と、右周壁(31)に向かって上り傾斜する上周縁(52)を含んで鰐口状に形成されており、
    給水タンク(13)が離氷位置から製氷位置に切換わる状態では、樋体部(41)に貯留された廃棄水と、タンク室(32)から排出口(40)を経て排水ガイド(39)へ流入する一部の製氷水が、排水堰(47)から流下排出される請求項1、または2に記載のセル型製氷機。
  4. 給水タンク(13)が離氷位置に切換えられた状態において、排水堰(47)で規定される廃棄水の水位を基準にして、排出口(40)の上周縁(52)が前記廃棄水の水位より僅かに上側に位置している請求項に記載のセル型製氷機。
  5. 排水ガイド(39)が、タンク室(32)と樋体部(41)を区分する周壁(29)に沿って、右周壁(31)側の端部から左周壁(30)側の端部にわたって左右横長に形成されており、
    左周壁(30)の近傍の樋体部(41)の底壁(42)に排水堰(47)が形成され、排水堰(47)に連続して廃棄水を流下案内する流下口(46)が開口され、樋体部(41)の左周壁(30)側の端部に、排水堰(47)へ向かって流動する廃棄水を受止める水受壁(44)が形成されており、
    給水タンク(13)が離氷位置に切換えられた状態において、排水堰(47)と樋端壁(43)の間の逆台形状の樋内空間に廃棄水が貯留されている請求項1から4のいずれかひとつに記載のセル型製氷機。
  6. 樋体部(41)の底壁(42)が、排出口(40)の下周縁(50)と右周壁(31)の交差部から排水堰(47)の側へ向かって下り傾斜する第1樋壁(42a)と、第1樋壁(42a)の傾斜下端から排水堰(47)に向かって屈曲する第2樋壁(42b)で形成されており、
    タンク室(32)の第1底壁(27a)と樋体部(41)の第1樋壁(42a)が後周壁(29)を間にして面一に形成されている請求項2から5のいずれかひとつに記載のセル型製氷機。
  7. 排水ガイド(39)が、タンク室(32)と樋体部(41)を区分する周壁(29)に沿って、右周壁(31)側の端部から左右中途部にわたって形成されており、
    排水ガイド(39)は、上向きに開口する樋体部(41)と、排出口(40)の近傍の一方の樋端部を塞ぐ樋端壁(43)と、樋端壁(43)から最も離れた樋体部(41)の底壁に形成される排水堰(47)を備えており、
    給水タンク(13)が離氷位置に切換えられた状態における樋体部(41)の底壁(42)は、排水堰(47)から樋端壁(43)の下端に向かって下り傾斜されていて、排水堰(47)と樋端壁(43)の間の三角形状の樋内空間に廃棄水を貯留できる請求項1から4のいずれかひとつに記載のセル型製氷機
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