JPH0514122Y2 - - Google Patents

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JPH0514122Y2
JPH0514122Y2 JP10784187U JP10784187U JPH0514122Y2 JP H0514122 Y2 JPH0514122 Y2 JP H0514122Y2 JP 10784187 U JP10784187 U JP 10784187U JP 10784187 U JP10784187 U JP 10784187U JP H0514122 Y2 JPH0514122 Y2 JP H0514122Y2
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making
water
water tray
cam
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、噴射式自動製氷機の排水制御装置
に関し、更に詳細には、製氷室に対し開閉駆動さ
れ、製氷水タンクを一体に備えた水皿の開閉角度
を制御可能として、当該製氷水タンクからの製氷
水の排出量を抑制し、これにより製氷水の使用量
を低減させると共に、先行する製氷運転時に冷却
された製氷残水を引き続き使用可能として、省エ
ネルギに寄与し得る噴射式自動製氷機の改良に関
するものである。
従来技術 製氷室に画成した下向きに開口する多数の製氷
小室と、この製氷小室を下方から傾動開放自在に
閉成する製氷水タンク付き水皿とを備え、前記タ
ンク中の製氷水を水皿に穿設した噴射孔から製氷
小室に噴射供給して氷結させ、氷結に至らなかつ
た水はタンクに回収して再度の循環に供するよう
構成した噴射式自動製氷機が、喫茶店やレストラ
ンその他各種の厨房施設で好適に使用されてい
る。本考案は、この製氷小室に対して傾動自在な
水皿を備えた噴射式自動製氷機に固有の欠点に鑑
み、新たに提案されたものであるので、先ずその
製氷機構の概略につき、第10図および第11図
を参照して説明する。
(製氷ユニツトについて) 第10図は噴射式自動製氷機における製氷ユニ
ツト14の概略構成を示し、製氷機の内部上方に
配置した水平な取付枠15の下方に、下向きに開
口する多数の製氷小室16を画成した製氷室11
が固定され、この製氷室11の上面に冷凍系(図
示せず)から導出した蒸発管17が蛇行配置され
ている。また取付枠15に垂下固定した支持板1
8に、水皿12およびこれに一体形成した製氷水
タンク13が枢軸19を支点として片持支持さ
れ、後述のカムアーム21の作用下に矢印A1
向に傾動可能になつている。この水皿12は、製
氷運転時には水平姿勢に保持されて製氷小室16
を下方から閉成し、除氷運転時には矢印A1方向
に傾動して該製氷小室16を全面開放し、角氷群
の放出とタンク13からの製氷水の排出とをなし
得るようになつている。
製氷水タンク13に貯留した製氷水は、製氷運
転時にタンク底部に設けたポンプ20により供給
管路系を介して前記水皿12に圧送され、水皿1
2に穿設した各噴水孔43から、対応の各製氷小
室16に噴射供給される。
(水皿の傾動機構について) 水皿12を傾動させると駆動源としてアクチユ
エータモータ22が使用され、このモータ22の
回転軸に接続するカム軸30に、所要距離離間し
て一対のカムアーム21(一方のみ図示する)が
固定されている。各カムアーム21の先端に設け
たピン35と、水皿12の非枢支側端部に設けた
ピン37との間にばね部材23が介装され、水皿
12は、第10図に実線で示すように、常には前
記ばね部材23により水平に持上げ付勢されてい
る。またカムアーム21のカム面21aは、水平
に保持した状態での水皿12の上面と当接可能に
なつている。
(製氷・除氷運転時の動作について) 製氷運転の開始時(第10図に実線で示す)に
は、外部給水系から製氷水が、タンク13中に水
位L1まで貯留されている。しかるにこの製氷水
は、製氷運転の進行に伴い製氷小室16中で角氷
として成長し、従つてその水面は次第に下降し
て、製氷終了時には水位L2まで低下する。この
製氷終了時にタンク13中に残留する製氷水(以
下「製氷残水」という)は、氷点下に冷却されて
いる製氷小室16に接触する循環を反復していた
結果として、略0℃に近い低温にまで冷却されて
いる。
しかるに製氷が完了すると、図示しないセンサ
がこれを検出して、アクチユエータモータ22を
回転させる。これによりカムアーム21が矢印
A2方向に回動し、そのカム面21aが水皿12
を下方にカム付勢して、水皿12と製氷室11と
の間で固結している氷を強制的に剥離させつつ当
該水皿12を傾動させて製氷小室16を開放す
る。このカムアーム21の回動が()から
()に至る一定角度に達すると、前記カム軸3
0に固定した切換レバー32が、取付枠15に配
設した切換スイツチ24のレバー31を押圧して
スナツプ動作させる。これによりモータ22が停
止し、前記水皿12を傾斜状態で停止させると共
に、冷凍系の弁を切り換えて前記蒸発管17にホ
ツトガスを流通させ、製氷小室16を加温して角
氷の氷結面を融解させる除氷運転に移行する。
この製氷水タンク13の傾動により、該タンク
中に水位L2まで残留していた低温の製氷残水は
全量機外へ排出される。第11図は、除氷運転毎
に消費される水量を表したグラフであつて、多量
の水を消費することがこれから判明する。
考案が解決しようとする問題点 従来の噴射式自動製氷機に係る製氷ユニツトで
は、前述した如く、各製氷サイクルの終了時に製
氷水は水位L2まで低下した状態で残留する。こ
の水位L2は、ポンプ20が空気を吸込むことな
く製氷水を圧送するのに最低必要な水量である。
しかし0℃に近い低温にまで冷却されている製氷
残水を、製氷運転から除氷運転に切換わる毎に機
外へ全て排出するということは、各製氷サイクル
中に蓄積した負の熱カロリーを無駄に廃棄してい
ることに外ならない。これは各製氷サイクル毎
に、多くの製氷水、電力および時間を要すること
を意味し、ランニングコストが嵩むと共に、製氷
能力の向上を阻害する等の大きな欠点につなが
る。
考案の目的 本考案は、噴射式自動製氷機に内在している前
述の欠点に鑑み、これを好適に解決するために提
案されたものであつて、各製氷サイクル毎に略0
℃付近にまで折角冷却された製氷残水が無駄に排
出されるのを防止し、経済的なランニングコスト
および製氷能力の向上を達成すると共に、かつ数
回に一度は製氷残水を全排出して、濃縮的に含有
される不純物を廃棄することができる排水制御装
置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 前記問題点を克服し、所期の目的を好適に達成
するため、本考案に係る噴射式自動製氷機の排水
制御装置は、下向きに開口する多数の製氷小室を
画成した製氷室と、各製氷小室に対応する噴水孔
が穿設され、前記製氷室をその下方から傾動開放
自在に閉塞可能な水皿と、この水皿の下方に設け
た製氷水タンクとを備え、製氷水タンク中の製氷
水を各対応の噴水孔から製氷小室に噴射供給して
角氷の形成を行ない、製氷完了後は前記水皿を傾
動させて、各製氷小室からの脱水および製氷水タ
ンク中の製氷水の排出を行なう噴射式自動製氷機
において、前記水皿が所定の第1角度まで傾動し
たことを検出する第1検出手段と、この第1検出
手段により検出された前記水皿の第1角度におけ
る傾動回数をカウントすると共に、そのカウント
毎に当該水皿の傾動を第1角度位置で停止させる
手段と、前記水皿の第1角度位置での傾動回数が
所定のカウント数に達した時点で、前記水皿を第
1角度を越えて更に所定の第2角度まで傾動させ
る手段と、前記水皿が所定の第2角度まで傾動し
たことを検出する第2検出手段とから構成したこ
とを特徴とする。
実施例 次に、本考案に係る噴射式自動製氷機の排水制
御装置につき、好適な複数の実施例を挙げて、添
付図面を参照しながら説明する。なお、第10図
に関連して説明した構成部材と同一の部材につい
ては、同一の符号により指示するものとする。
(第1実施例について) 第1図は、噴射式製氷機の要部をなす製氷ユニ
ツトと水皿12の開閉駆動部を示し、その基本的
な構成は第10図に関連して説明した通りであつ
て、これに第1実施例に係る排水制御装置が組込
まれている。すなわち取付枠15の適所に、水皿
12が所定の第1角度θ1まで傾動したことを検出
する第1検出手段24が配設されている。この第
1角度θ1は、第2図に示すように、タンク13中
に或る程度の水量が残存する水位L3を保ち得る
傾動角度であつて、第10図に2点鎖線で示す如
く、製氷水タンク13中の製氷残水を全排出する
際の水皿12の傾動角度θ2よりも小さく設定され
ている(ここにθ1<θ2)。また第1検出手段24
としては、前述した切換スイツチが好適に使用さ
れる。但し第10図に示す切換スイツチ24で
は、水皿12が角度θ2まで傾動した時点で作動す
るよう設定されていたが、本実施例では、それよ
りも小さい角度θ1まで水皿12が傾動した時点で
作動するよう、取付枠15に対する第1検出手段
24の取付位置が設定されている。
この第1検出手段24としての切換スイツチ
は、そのレバー31に前記カムアーム21に設け
た切換レバー32が接触することにより切り換え
作動されるが、当該レバー31は所要の応力で撓
曲可能なバネ材で構成してある。また前記切換レ
バー32は、第4図に示すように、中間軸部36
で軸着された2つの部材32a,32bからな
り、当該切換レバー32が回動して自由端側の部
材32aに所要の応力が作用すると、部材32a
は中間軸部36において、その回動方向に対し逆
らう方向に折曲可能になつている。従つて切換レ
バー32がレバー31を付勢して切換スイツチ2
4を切り換えた後、更に回動する際には、部材3
2aが中間軸部36で折曲すると共に、前記レバ
ー31を撓曲させ、これにより切換スイツチ24
に対する切換レバー32の通過を許容し得るよう
になつている。なお中間軸部36には、ばね部材
が内蔵されていて、前記の応力が解除されると、
真直状態に復帰し得るよう構成してある。
また取付枠15には、前述した第1検出手段2
4に隣接して、水皿12がタンク13中の製氷残
水を全排出する際の傾動角度θ2(これを前記の第
1角度θ1に対して第2角度θ2という)まで傾動し
たことを検出する第2検出手段33が配設されて
いる。この第2検出手段33は、好適には応力を
解除すると瞬時に復帰する型式の停止スイツチが
採用され、前記水皿12を開閉駆動するカムアー
ム21に設けた切換レバー32により作動される
ようになつている。
第5図は、第1実施例に係る排水制御装置に使
用されるアクチユエータモータ22の制御回路の
一例を示す。この制御回路は、例えば非安定マル
チバイブレータからなるパルス発生器44、前記
パルス発生器44からの基準パルスを受けてこれ
を計数積算するプリセツトカウンタ45、前記水
皿12が第1角度θ1まで傾動する回数を予め設定
可能な傾動回数設定手段46および前記プリセツ
トカウンタ45からの指令によりアクチユエータ
モータ22の停止を行なうモータ停止手段47と
から基本的に構成される。
また水皿12が第1角度θ1に達する毎に、第1
検出手段24が作動してこれを検出し、その検出
信号は前記パルス発生器44に入力される。これ
により水皿12の第1角度位置での傾動回数をプ
リセツトカウンタ45がカウントし、かつそのカ
ウント毎にモータ停止手段47に指令を送つて、
当該水皿12を第1角度位置で停止させる。
そして水皿12の第1角度位置で停止する傾動
回数が、傾動回数設定手段46で予め設定した所
定のカウント数(例えば4回)に達すると、次回
(例えば5回目)に水皿12が傾動し第1検出手
段24を付勢しても、モータ停止手段47はアク
チユエータモータ22の停止を指令せず、その回
転を更に継続させる。これにより水皿12が第1
角度位置を通過して第2角度位置に到来すると、
第2検出手段33が付勢され、モータ停止手段4
7に検出信号を送つてアクチユエータモータ22
を停止させるようになつている。
(第1実施例の作用について) 各製氷運転の開始時点では、製氷水タンク13
中に製氷水が、外部給水系から最大水位L1まで
補給されるが、製氷運転の進行に伴い製氷小室1
6中に角氷が除々に成長すると、前述した如く、
この水面は次第に降下する。そして製氷運転が終
了した時点では、略0℃にまで冷却された低温の
製氷残水が水位L2で残留している。
この製氷運転から除氷運転に移行する際に、第
1実施例では、製氷運転の終了と同時に第5図に
示す製氷運転制御回路48が作動して、アクチユ
エータモータ22を起動させ、カム軸30および
カムアーム21を、第2図に示すように、矢印
A2方向に回動させる。カムアーム21が、第1
図に示す()の位置から第2図に示す()の
位置までの一定角度だけ回転した時点で、当該カ
ムアーム21の一端に突き出した切換レバー32
が切換スイツチ(第1検出手段)24のレバー3
1を付勢してスイツチ24を切り換える。これに
より水皿12の第1角度θ1への到達が検知され、
該スイツチ24は第5図に示す制御回路における
パルス発生器44に検出信号を入力する。従つて
水皿12の第1角度θ1における傾動回数がプリセ
ツトカウンタ45にカウントされると共に、モー
タ停止手段47に停止指令が出力されて、アクチ
ユエータモータ22を停止させる。このため水皿
12は、第1角度位置で停止する。なお第1角度
位置では、前記切換レバー32の自由端側の部材
32aが切換スイツチ24のレバー31に接触し
ても、中間軸部36の部分で折り曲がることのな
いよう位置設定されている。
一方、水皿12が第1角度θ1まで回動して停止
したことにより、これに一体形成した製氷水タン
ク13も傾動する。この第1角度θ1は、先に述べ
た如く、タンク13中に或る程度の水量が残存す
る水位L3を保ち得る傾動角度であつて、機外へ
は殆ど排水されない。すなわち先の製氷運転に際
し、略0℃付近にまで冷却された製氷残水は、全
排出されることなく、タンク13中で水位L3
もつて残留している。
水皿12が第1角度θ1の位置で開放停止してい
る間に除氷運転が進行し、各製氷小室16から角
氷群がストツカーに向けて放出されると、図示し
ない除氷検知手段が除氷完了を検知し、前記の製
氷運転制御回路48が作動してアクチユエータモ
ータ22を先とは逆方向に回転させる。これによ
り水皿12は、枢軸19を支点として斜めに上昇
し、製氷小室16を下方から閉成する。また水皿
12が第1図に示す水平姿勢に復帰すると、カム
アーム21の先端21bが切換スイツチ24のレ
バー31を逆付勢してスイツチ24を切り換え、
アクチユエータモータ22を停止させて再び製氷
運転に入る。次いで製氷水タンク13中に水位
L3で残留していた製氷残水に、外部給水系から
新たに製氷水が水位L1になるまで補給される。
しかし製氷残水を全排出しないで、各製氷運転
および除氷運転を反復すると、製氷水タンク13
中の製氷残水には、製氷運転中に製氷水から分離
析出されたカルキその他シリカ等の不純物が濃縮
され、その濃度が高まつて飲食目的には不適とな
る。そこで、前述した製氷運転および除氷運転が
反復され、水皿12が第1角度位置で停止する傾
動回数が、傾動回数設定手段46で予め設定した
カウント数に達すると、次回に水皿12が傾動す
る場合に第1角度位置では停止せず、更に傾動し
て第2角度θ2の位置まで達してから停止して、濃
縮された不純物を含有している製氷残水を全排出
するよう制御される。
例えば5回目の製氷運転が終了すると、同時に
アクチユエータモータ22が回転して、カムアー
ム21を()の位置から矢印A2方向に回動さ
せ、()の位置まで回転した時点で、切換スイ
ツチ24のレバー31を切換レバー32により付
勢してスイツチ切り換えを行なう。しかしモータ
停止手段47は、プリセツトカウンタ45がカウ
ントアツプしているために、アクチユエータモー
タ22の停止は指令せず、そのまま回転を継続さ
せる。このとき切換レバー32における、前記レ
バー31と当接している自由端部側の部材32a
は、第4図に示すように、その中間軸部36で折
曲すると共に、当該レバー31を撓曲させ、これ
により切換レバー32は切換スイツチ24に対す
る通過が許容される。このアクチユエータモータ
22の回転継続により、水皿12は前述の第1角
度位置を通過して第2角度θ2における位置まで傾
動し、不純物を含有して製氷残水を完全に排出す
る。
そして水皿12が第2角度θ2の位置まで傾動す
ると、前記切換レバー32が第2検出手段33と
しての停止スイツチのレバー34を押圧して動作
させ、モータ停止手段47に停止指令を出して、
アクチユエータモータ22を停止させる。
水皿12が第2角度位置で停止している間に除
氷運転が進行し、角氷群の放出がなされると除氷
が完了して製氷運転制御回路48が作動し、アク
チユエータモータ22を逆回転して水皿12を閉
め始める。これにより切換レバー32が停止スイ
ツチ33のレバー34から遠ざかると、左方に傾
止していたレバー34は瞬時に復帰する。更に切
換レバー32が逆回動して、切換スイツチ24の
レバー31に左側から当接すると、中間軸部36
において逆く字形に折れ曲がり、レバー31を逃
げた後に内蔵のばね材によつて再び元の形状に復
帰する。またカムアーム21の先端21bによ
り、切換スイツチ24のレバー31を左から右へ
押し倒し、切り換え動作を行なつてアクチユエー
タモータ22を停止させ、第1図の如く再び水位
L1まで製氷水を補給した後に製氷運転に入る。
このとき、前記のプリセツトカウンタ45は、そ
のカウントアツプ状態をクリアされているので、
この製氷運転に引き続く除氷運転からは、水皿1
2は再び第1角度θ1までの傾動で停止する。な
お、複数回反復される製氷運転の終了から除氷運
転までの動作のフローチヤートを、第6図に示
す。
第7図は、第1図〜第3図で説明した第1実施
例に係る排水制御装置により、製氷運転および除
氷運転を繰り返した時の消費水量をグラフ表示し
たものである。このグラフにより、例えば5回に
一度は従来通りの水量が消費されるが、それ以外
の各製氷・除氷運転時には、水位L3の水量分だ
け節約されることが明らかである。
(第2実施例について) 第8図a〜cは、本考案に係る噴射式自動製氷
機の排水制御装置の第2実施例を示すものであつ
て、アクチユエータモータ22の回転軸に接続し
たカム軸30に、カムアーム21と同期して回動
するスリツト円板38が固着されている。このス
リツト円板38の外周には、前記カムアーム21
の回動方向に逆らう方向に(),(),()の
順で、第1スリツト38a〜第3スリツト38c
が所要間隔で穿設されている。またスリツト円板
38に近接してフオトセンサ40が、取付枠15
の適所に配設され、該センサ40に対向的に設け
た発光部および受光部を、スリツト円板38を挟
んで前述の第1スリツト38a〜第3スリツト3
8cの通過帯域に臨ませてある。
そして前記カムアーム21の回動と共にスリツ
ト円板38も回動させ、前記フオトセンサ40に
おける発光部および受光部間の光の授受を、スリ
ツト円板38で遮つたり、第1〜第3の各スリツ
トで許容させたりして、第5図に示す制御回路に
指令信号を出すようになつている。例えば第8図
aは、第1図に示す場合と同様に、製氷運転に入
つている状態を示し、第1スリツト38aにより
フオトセンサ40を検知動作させて、いわゆる原
点検出を行なつている。また第8図bは、第2図
に示す場合と同様に、除氷運転に入つている状態
を示している。すなわち水皿12が、第1角度θ1
にまで傾動した時点で、前記第2スリツト38b
がフオトセンサ40を検知動作させるよう、当該
第2スリツト38bの穿設位置が設定されてい
る。
更に第8図cは、第3図に示す場合と同様に、
水皿12が、第1角度θ1を越えて、第2角度θ2
まで傾動して、製氷残水を完全に排出した状態を
示している。従つて水皿12が、第2角度θ2に到
達した時点で、前記第3スリツト38cがフオト
センサ40を検知動作させるよう、当該第3スリ
ツト38cの穿設位置が設定されている。
(第3実施例について) 第9図a〜cは、本考案に係る噴射式自動製氷
機の排水制御装置の第3実施例を示すものであつ
て、アクチユエータモータ22の回転軸に接続し
たカム軸30に、カムアーム21と同期して回動
するカム円板39が固着されている。このカム円
板39の外周には、前記カムアーム21の回動方
向と逆らう方向に(),(),()の順で、第
1カム突起39a〜第3カム突起39cが所要間
隔で突設されている。またカム円板39に近接し
て、マイクロスイツチ42が取付枠15の適所に
配設され、該マイクロスイツチ42のスイツチ片
42aが前記カム円板39における第1カム突起
39a〜第3カム突起39cの通過帯域に臨んで
カム付勢される。すなわち前記カムアーム21の
回動と共にカム円板39も回動させ、前記マイク
ロスイツチ42のスイツチ片42aを第1カム突
起39a〜第3カム突起39cにより押圧付勢し
て、第5図に示す制御回路に指令信号を出すよう
になつている。
例えば第9図aは、第1図に示す場合と同様
に、製氷運転に入つている状態を示し、第1カム
突起39aによりスイツチ片42aを押圧して、
いわゆる原点検出を行なつている。また第9図b
は、第2図に示す場合と同様に、除氷運転に入つ
ている状態を示している。すなわち水皿12が、
第1角度θ1にまで傾動した時点で、前記第2カム
突起39bがマイクロスイツチ42のスイツチ片
42aを押圧動作させるよう、当該第2カム突起
39bの突設位置が設定されている。
更に第9図cは、第3図に示す場合と同様に、
水皿12が、第1角度θ1を越え第2角度θ2にまで
傾動して、製氷残水を完全に排出した状態を示し
ている。従つて水皿12が、第2角度θ2に到達し
た時点で、前記第3カム突起39cがスイツチ片
42aを押圧動作させるよう、当該第3カム突起
39cの突設位置が設定されている。
考案の効果 本考案に係る噴射式自動製氷機の排水制御装置
によれば、1回のサイクルとしての製氷運転およ
び除氷運転を反復するに当り、常には除氷運転時
における水皿および製氷水タンクの傾動角度を小
さな第1角度に止めて、先行する製氷運転により
冷却された製氷残水の排出量を僅かに抑えること
ができる。また、この冷却された製氷残水に新た
な製氷水を所定水位まで補給することにより、タ
ンク中の製氷水の温度を補給水の温度より下げる
ことができ、従つて引き続いて行なわれる次回の
製氷運転に必要とされる負の熱エネルギを低減し
て、製氷時間の短縮と製氷能力の向上とが図られ
る。また製氷開始時の冷凍系における運転負荷が
軽減され、従つて電気使用量も少なくすることが
出来る。更に、複数回のサイクルの内、1度は水
皿および製氷水タンクを、前記第1角度を越えて
第2角度にまで大きく傾動させて、製氷水タンク
中の濃縮された不純物を含有する製氷残水を完全
に排出するため極めて衛生的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の好適な第1実施例に係る排
水制御装置が応用される噴射式製氷機の製氷ユニ
ツトと水皿の開閉駆動部とを製氷運転状態で示す
概略説明図、第2図は噴射式製氷機の製氷ユニツ
トと水皿の開閉駆動部とを、その水皿が第1角度
にまで傾動した除氷運転状態で示す概略説明図、
第3図は噴射式製氷機の製氷ユニツトと水皿の開
閉駆動部とを、その水皿が第2角度にまで傾動し
た除氷運転状態で示す概略説明図、第4図は切換
レバーが、中間軸部においてその回動方向に対し
逆らう方向に折曲可能になつている状態を示す説
明図、第5図は実施例に係る排水制御装置に使用
されるアクチユエータモータの制御回路の一例を
示すブロツク図、第6図はフローチヤート図、第
7図は第1実施例に係る排水制御装置により、製
氷運転および除氷運転を繰り返した時の消費水量
を示すグラフ図、第8図a〜cは本考案の好適な
第2実施例に係る排水制御装置の概略機構図、第
9図a〜cは本考案の好適な第3実施例に係る排
水制御装置の概略機構図、第10図は従来公知の
製氷ユニツトとその開閉を行なう駆動部を示した
概略図、第11図は従来公知の製氷機により製氷
運転および除氷運転を繰り返した時の消費水量を
示すグラフ図である。 11……製氷室、12……水皿、13……製氷
水タンク、14……製氷ユニツト、16……製氷
小室、21……カムアーム、24……第1検出手
段(切換スイツチ)、31……レバー、32……
切換レバー、33……第2検出手段(停止スイツ
チ)、36……中間軸部、38……スリツト円板、
38a〜38c……第1スリツト〜第3スリツ
ト、39……カム円板、39a〜39c……第1
カム突起〜第3カム突起、40……フオトセン
サ、42……マイクロスイツチ、43……噴水
孔、45……プリセツトカウンタ、47……モー
タ停止手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 〔1〕 下向きに開口する多数の製氷小室16を
    画成した製氷室11と、各製氷小室16に対応
    する噴水孔43が穿設され、前記製氷室11を
    その下方から傾動開放自在に閉塞可能な水皿1
    2と、この水皿12の下方に設けた製氷水タン
    ク13とを備え、製氷水タンク13中の製氷水
    を各対応の噴水孔43から製氷小室16に噴射
    供給して角氷の形成を行ない、製氷完了後は前
    記水皿12を傾動させて、各製氷小室16から
    の脱水および製氷水タンク13中の製氷水の排
    出を行なう噴射式自動製氷機において、 前記水皿12が所定の第1角度θ1まで傾動し
    たことを検出する第1検出手段24と、 この第1検出手段24により検出された前記
    水皿12の第1角度θ1における傾動回数をカウ
    ントすると共に、そのカウント毎に当該水皿1
    2の傾動を第1角度位置で停止させる手段4
    5,47と、 前記水皿12の第1角度位置での傾動回数が
    所定のカウント数に達した時点で、前記水皿1
    2を第1角度θ1を越えて更に所定の第2角度θ2
    まで傾動させる手段45と、 前記水皿12が所定の第2角度θ2まで傾動し
    たことを検出する第2検出手段33と から構成したことを特徴とする噴射式自動製氷
    機の排水制御装置。 〔2〕 前記第1検出手段は、製氷ユニツト14
    の所要位置に設けた切換スイツチ24であり、
    前記水皿12を開閉駆動するカムアーム21に
    設けた切換レバー32により、前記切換スイツ
    チ24が切り換え作動される実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の噴射式自動製氷機の排水制
    御装置。 〔3〕 前記切換レバー32を中間軸部36にお
    いて折曲可能に構成すると共に、切換スイツチ
    24のレバー31を撓曲可能なバネ材で構成
    し、前記レバー31を付勢した後に切換レバー
    32が更に回動する際は、その中間軸部36が
    折曲すると共にレバー31が撓曲して、当該切
    換レバー32の切換スイツチ24に対する通過
    を許容する実用新案登録請求の範囲第2項記載
    の噴射式自動製氷機の排水制御装置。 〔4〕 前記第2検出手段は、製氷ユニツト14
    の所要位置に設けられた瞬時復帰形の停止スイ
    ツチ33であり、前記水皿12を開閉駆動する
    カムアーム21に設けた切換レバー32によ
    り、前記停止スイツチ33が停止作動される実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の噴射式自動
    製氷機の排水制御装置。 〔5〕 前記切換スイツチ24および停止スイツ
    チ33は、前記切換レバー32の回動方向に切
    換スイツチ24および停止スイツチ33の順で
    配設される実用新案登録請求の範囲第2項〜第
    4項の何れかに記載の噴射式自動製氷機の排水
    制御装置。 〔6〕 前記第1検出手段および第2検出手段
    は、カムアーム21と同期して回動し、周方向
    に所要間隔で形成した第1スリツト38a〜第
    3スリツト38cを有するスリツト円板38
    と、このスリツト円板38における第1スリツ
    ト38a〜第3スリツト38cの通過帯域に臨
    んで対向する発光部および受光部を持つフオト
    センサ40との組合わせからなる実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の噴射式自動製氷機の排
    水制御装置。 〔7〕 前記第1検出手段および第2検出手段
    は、カムアーム21と同期して回動し、周方向
    に所要間隔で突設した第1カム突起39a〜第
    3カム突起39cを有するカム円板39と、こ
    のカム円板39における第1カム突起39a〜
    第3カム突起39cの通過帯域に臨んでカム付
    勢されるマイクロスイツチ42との組合わせか
    らなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の噴
    射式自動製氷機の排水制御装置。
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