JP5117047B2 - フォーカルプレーンシャッタ - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラ、銀塩フィルムカメラ等に搭載されるカメラ用フォーカルプレーンシャッタに関する。
詳しくは、遮光性の羽根とアームとを回転可能に連結し、このアームの回転により羽根に開口部の開閉作動をさせるフォーカルプレーンシャッタに関する。
従来、この種のフォーカルプレーンシャッタとして、地板(シャッタ地板)には、円弧状をした二つの長孔が形成されると共に、先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材が回転可能に取り付けられ、これら駆動部材の駆動ピンが地板の長孔を貫通して夫々羽根室内に延伸し、また地板(シャッタ地板)には、シャッタ羽根(先羽根群、後羽根群)を夫々構成する二つのアームの一端が枢着され、これら二つのアームの根本側には、連結孔(長孔)が形成されて、各駆動部材の駆動ピンを夫々嵌合させると共に、スリット形成羽根の枢支部から延伸した押さえ部が形成されている。そのため、該駆動ピンで上記地板の長孔に沿ってアームを往復回動させることにより、前記二つのアームに枢支した複数枚の羽根が展開状態から重畳するか又は重畳状態から展開し、この開閉作動中、前記押さえ部が常にスリット形成羽根と重なっていて、露光作動の全ての時点において、少なくともスリット形成羽根のあばれ現象を抑制することができるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−2906号公報(第3−5頁、図1−2)
しかし乍ら、このような従来のフォーカルプレーンシャッタでは、各シャッタ羽根においてアームの一端側には地板に対する枢着部が2つあり、またアームの連結孔と駆動部材の駆動ピンの連結部があると共に、アームの他端側には羽根との枢支部が羽根の枚数の2倍の数だけあり、それらは所定の公差を有して連結されるため、このような構成のシャッタ羽根を、駆動部材によって高速に作動させると、これらアームや羽根には、本来の作動方向へ動かされるだけではなく、作動方向とは直交する方向(即ち、光軸方向)への力も加わり、アームや羽根に複雑な力が作用することになる。
また、周知のようにカメラの小型化に伴って、現在、一般的に使用されているアームの厚さが約0.2mm程度で、羽根の厚さが約0.1mm程度の極薄な帯板状に形成されるために、そのような複雑な力が作用すると、傾きや撓みや捩じれを生じてしまい、スリット形成羽根を含む羽根の作動が安定せず、適正な露光制御が行えなくなってしまうほか、例えば、スリット形成羽根が、上記した中間板の開口部の縁に衝突し、破壊してしまうというようなことさえ発生する。
また、このような傾きや撓みや捩じれを生じる現象(以下、あばれ現象という)は、露光作動中においてのみならず、露光作動終了時に、各シャッタ羽根がストッパに当接したときにも発生する。このときに受ける衝撃は極めて大きく、羽根間に隙間が生じて露光むらを生じさせてしまうことがあるほかに、あばれ現象が生じて、各羽根が裂けたり、地板に対するアームの枢着部が破壊されたりすることもある。
そのため、これまでにも、あばれ現象を抑制することの可能な多くの種類の構成が提案されているものの、これらの提案は、アームから羽根に亘る箇所の光軸方向への動きを抑制するだけで、駆動ピンとアームの連結部や地板に対するアームの枢着部における光軸方向へのガタツキ抑制については不十分であった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、アーム及び羽根の光軸方向へのあばれ現象を抑制可能なフォーカルプレーンシャッタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、各々が露光用の開口部を有していて両者間に少なくとも一つの羽根室を構成している二つの地板と、前記二つの地板のうち一方の地板に回転自在に取り付けられた第一および第二のアームと、該第一および第二のアームに各々回転可能に連結された少なくとも一枚の羽根とで構成された少なくとも一組のシャッタ羽根と、前記第一のアームを往復回動させることによって前記シャッタ羽根に前記開口部の開閉作動を行わせるため連結された少なくとも一つの駆動部材と、前記第一および第二のアームには、該アームを往復回動させるための軸が挿通される孔が設けられ、該孔を介して、前記軸に沿う方向へ前記第一または第二のアームを両側から挟み込む第一および第二の挟み込み部材により、前記アームが前記軸方向へ位置決めされていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成において、前記第一のアームを往復回動させるための軸が、前記駆動部材の駆動ピンであって、前記第一の挟み込み部材は、前記一方の地板に形成された長孔を貫通する前記駆動部材の駆動ピンに対し、前記アームに形成された連結孔を連結させると共に、該駆動ピンの先端側に固着された止め部材であって、前記第二の挟み込み部材は、前記アームの連結孔の周縁部と摺接するよう前記駆動ピンに形成された係止部であって、該係止部と前記止め部材のアーム側面とでアームの連結孔の周縁部を摺接し、前記駆動ピンの軸方向へ両側から挟み込んだこととしたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項に記載の発明の構成に、前記駆動ピンの先端部を前記止め部材に圧入嵌合して一体化した構成を加えたことを特徴とする。
そして、請求項4に記載の発明は、前記第二のアームを往復回動させるための軸が、該アームに形成された支持孔に挿通され前記第二のアームを回動自在に枢着するため前記一方の地板に固定配置された支軸であり、前記第一および第二の挟み込み部材は、前記支持孔の周縁部と前記各地板との間に夫々設けられた摺接リングであって、該摺接リングで前記アームの支持孔の周縁部を摺接し、前記支軸の軸方向へ位置決めしたことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明の構成に、前記摺接リングを低摩擦材料で表面処理した構成を加えたことを特徴とする。
本発明のうち請求項1の発明は、第一および第二のアームには、該アームを往復回動させるための軸が挿通される孔が設けられ、該孔を介して、前記軸に沿う方向へ前記第一または第二のアームを両側から挟み込む第一および第二の挟み込み部材により、前記アームが前記軸方向へ位置決めされることにより、駆動部材でアームを往復回動させる時に、アームを往復回動させる軸方向のアームのガタツキが抑制され、それに伴う羽根の同方向への動きも抑制される。
従って、アーム及び羽根の光軸方向へのあばれ現象を抑制可能なフォーカルプレーンシャッタを提供することができる。
その結果、スリット形成羽根のあばれ現象を抑制するためにアームから羽根に亘る箇所の光軸方向への動きを抑制した従来構造に追加すれば、シャッタ羽根のアームの動作をより確実に維持させることができて、羽根全体のあばれ現象を更に軽減させることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明の効果に加えて、駆動ピンに、アームの連結孔の周縁部と摺接する係止部を形成し、該係止部と止め部材のアーム側面とでアームの連結孔の周縁部を前記駆動ピンの軸方向へ両側から挟み込むことにより、駆動部材の駆動ピンでアームの連結孔を地板の長孔に沿って往復回動させる時に、これら駆動ピンと連結孔との連結部において地板側のアームのガタツキが抑制され、それに伴う羽根の同方向への動きも抑制される。
従って、アームと駆動ピンの連結部のガタツキをより一層防止して更にあばれ現象の抑制機能を向上させることができる。
請求項3の発明は、請求項の発明の効果に加えて、駆動ピンの先端部に止め部材を圧入嵌合して一体化することにより、駆動ピンの先端部に対して止め部材が固定され、これら両者でアームの連結孔の周縁部を挟み込む構造が保持される。
従って、駆動ピンに対する止め部材の連結構造を簡素化することができる。
その結果、極薄な板状のアームの支持構造を高精度で実現でき、更に耐衝撃性能にも優れて、長期に亘り駆動ピンとアームの連結部のガタツキを抑制できると共に、小型化も可能なので、シャッタの小型化を損なわずに実施できる。
請求項4の発明は、アームに開穿された支持孔に対し、一方の地板に固定配置された支軸を挿通して回動自在に枢着し、前記支持孔の周縁部と地板との間に摺接リングを夫々設け、この摺接リングにアームの支持孔の周縁部を摺接させて上記支軸の軸方向へ位置決めすることにより、駆動部材でアームを前記各地板の長孔に沿って往復回動させる時に、このアームの支持孔と支軸との枢着部において支軸の軸方向(光軸方向)へアームのガタツキが抑制されて、それに伴う羽根の同方向への動きも抑制される。
従って、アーム及び羽根の光軸方向へのあばれ現象を抑制可能なフォーカルプレーンシャッタを提供することができる。
その結果、スリット形成羽根のあばれ現象を抑制するためにアームから羽根に亘る箇所の光軸方向への動きを抑制した従来構造に追加すれば、シャッタ羽根のアームの動作をより確実に維持させることができて、羽根全体のあばれ現象を更に軽減させることができる。
請求項5の発明は、請求項4の発明の効果に加えて、摺接リングを低摩擦材料で表面処理することにより、アームの往復回動に伴って、その支持孔の周縁部が摺接リングの表面と滑らかに摺動する。
従って、アームの往復回動をスムーズにして更にあばれ現象の抑制機能を向上させることができる。
以下、本発明の二つの実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜図4は本発明の第1実施例を示したものであって、図1は本発明のフォーカルプレーンシャッタにおいて、シャッタ羽根A,A′の露光作動終了直後の状態を示し、図2は図1と同様にして視たシャッタ羽根A,A′のセット完了状態を示し、図3は図1の(3)−(3)線に沿える部分的な縦断面図であり、図4は駆動ピンとアームとの連結部を示す斜視図である。
更に、図5〜図8は本発明の第2実施例を示したものであって、図5は本発明のフォーカルプレーンシャッタにおいて、シャッタ羽根A,A′の露光作動終了直後の状態を示し、図6は図5と同様にして視たシャッタ羽根A,A′のセット完了状態を示し、図7は図5の(7)−(7)線に沿える部分的な縦断面図であり、図8は補助地板Dの部分拡大図である。
最初に、本発明の第1実施例の構成を説明する。
この第1実施例では、本発明のフォーカルプレーンシャッタが、シャッタ地板Bの背面側に、周知の中間板Cと補助地板Dが夫々所定の間隔をあけて順に取り付けられており、これら板部材の間に二つの羽根室を形成し、それらの羽根室内には、遮光性の羽根1とアーム2,2′とからなるシャッタ羽根Aを先羽根とし、シャッタ羽根A′を後羽根として夫々羽根1が三枚ずつ個別に配置された場合を示している。
上記中間板Cと補助地板Dの間に先羽根Aが配置され、シャッタ地板Bと中間板Cの間に後羽根A′が配置されているが、図3では先羽根Aの図示が省略されている。
また、図4では中間板Cと補助地板Dの図示が省略されている。
図1において、シャッタ地板B、中間板C及び補助地板Dには、その略中央部に長方形を横長にした露光用の開口部B1,C1,D1が形成されていて、中間板Cの開口部C1より小さいシャッタ地板B及び補助地板Dの開口部B1,D1で露光用開口が規制されている。
シャッタ地板Bの被写体側には、駆動部材3,3′を支持するための支軸B2,B3と、セット部材Eの取付軸E1が立設されると共に、円弧状の二つの長孔B4,B5が開穿され、それらの下方端部には、平面形状が略C字状に形成した緩衝部材B6,B7が取り付けられている。
上記支軸B2,B3には、先羽根用駆動部材3と後羽根用駆動部材3′が回転可能に取り付けられ、該先羽根用駆動部材3の駆動ピン3aが前記長孔B4を貫通して、後述する先羽根Aの連結孔2bと連結されており、該後羽根用駆動部材3′の駆動ピン3a′が前記長孔B5を貫通して、後述する後羽根A′の連結孔2bと連結されている。
また、上記支軸B2,B3は、それらと同軸の支軸B2′,B3′を、羽根室側に有しており、このシャッタ地板Bの羽根室側には、支軸B8,B9が立設されている。
上記先羽根を構成するシャッタ羽根Aのアーム2,2′には、夫々の根本部に支持孔2a,2a′が開穿され、これら支持孔2a,2a′に前記支軸B2′,B8を直接挿通することで、アーム2,2′の根本部が夫々回動自在に枢着されている。
上記先羽根Aの各羽根1とアーム2,2′とは、各羽根1の根本部及びアーム2,2′とを重ね合わせ、例えばダボやボスなどの連結部材1aをカシメなどで一体的に取り付けることにより、これらアーム2,2′に対して各羽根1が回動自在に枢支されている。
更に、これらアーム2,2には、前記先羽根用駆動部材3の駆動ピン3aが挿通する連結孔2bを開穿して連結させている。
一方、前記後羽根A′は、先羽根Aを裏返して配置したものであり、そのアーム2,2′には、夫々の根本部に前記支軸B3′,B9が挿通する支持孔2a,2a′を開穿して夫々回動自在に枢着させると共に、これらアーム2,2には、前記後羽根用駆動部材3′の駆動ピン3a′と係合する連結孔2b,2bが開穿され、それ以外の構成は先羽根Aと同じなので説明を省略する。
これら先羽根Aと後羽根A′の各々の羽根1の中、各アーム2,2′の先端側で連結された羽根がスリット形成羽根である。
そして、このようなスリット形成羽根を含む羽根1の光軸O方向へのあばれ現象を抑制するための手段が、上記先羽根用駆動部材3及び後羽根用駆動部材3′の各駆動ピン3a,3a′に設けられる。
第1実施例の場合には、該あばれ現象抑制手段が、図3及び図4に示す如く、上記先羽根用駆動部材3の駆動ピン3a及び後羽根用駆動部材3′の駆動ピン3a′に、前記先羽根A及び後羽根A′の各アーム2,2に開穿された連結孔2b,2bを夫々光軸O方向へ挿通させて係止させると共に、これら連結孔2b,2bの径よりも大きな第一の挟み込み部材としての止め部材4,4を夫々固着し、各止め部材4,4のアーム側面4a,4aと連結孔2b,2bの周縁部を夫々摺接させることで、先羽根A及び後羽根A′の各アーム2,2を各駆動ピン3a,3a′の軸方向へ位置決めしている。
詳しく説明すると、上記駆動ピン3a,3a′の軸方向中間位置には、前記連結孔2b,2bの周縁部と対向して摺接する該連結孔2b,2bのよりも大きな第二の挟み込み部材としての係止部3b,3b′を形成し、この係止部3b,3b′よりも軸方向先端側には小径部3c,3c′を形成し、この先端小径部3c,3c′を前記連結孔2b,2bに挿通して連結させると共に、該連結孔2b,2bから貫通して突出する先端小径部3c,3c′を、前記止め部材4,4のアーム側面4a,4aに凹設される嵌合穴4b,4bに圧入嵌合して夫々一体化することにより、これら係止部3b,3b′と止め部材4,4のアーム側面4a,4aとで連結孔2b,2bの周縁部を駆動ピン3a,3a′の軸方向(光軸O方向)へ両側から挟み込んでいる。
また、上記駆動ピン3a,3a′の小径部3c,3c′の断面形状と連結孔2b,2bの形状を略同じにして回転不能に嵌合させているが、それらを円形とすることで回転可能としても良い。
また図示例では、直線のみで囲まれた矩形にしているが、その他の例として円弧状曲線と直線で囲まれた小判形やそれ以外の多角形や半円形などに形成することも可能であり、更にこれら小径部3c,3c′と止め部材4,4の嵌合穴4b,4bとを圧入嵌合以外の接合方法で連結させることも可能である。
更に、上記駆動ピン3a,3a′において係止部3b,3b′を挟んで小径部3c,3c′と反対側の根本部分には、前記長孔B4,B5を貫通する当接部3d,3d′が、前記緩衝部材B6,B7と対向して形成されている。
尚、図3において、前記シャッタ地板B、中間板C及び補助地板Dの開口部B1,C1,D1の被写体と反対側には、カメラ本体側部材Fに取り付けられた撮像素子F1と、それを覆う光学フィルタF2とを配置して臨ませている。
次に、本実施例の作動を説明する。
図1に示す露光作動終了直後の停止状態において、先羽根用駆動部材3は、図3に示す先羽根用駆動ばね3eの付勢力によって時計方向へ回転し、上記当接部3dを緩衝部材B6に接触させて、この停止状態が維持され、この時、先羽根Aの羽根1は重畳されて、前記開口部B1,C1,D1の下方位置に格納されている。
また、後羽根用駆動部材3′は、後羽根用駆動ばね(図示しない)の付勢力によって時計方向へ回転し、上記当接部3d′をストッパの緩衝部材B7に接触させて、この停止状態が維持され、この時、後羽根A′の羽根1は展開されて開口部B1,C1,D1を覆っている。
第1実施例のセット作動は、図示しないカメラ側の部材によりセット部材Eが復帰ばね(図示しない)の付勢力に抗して、図1に示された初期状態から時計方向へ回転させられ、その押動部E2で先羽根用駆動部材3を先羽根用駆動ばね3eの付勢力に抗して反時計方向へ回転させることにより、その駆動ピン3aで先羽根Aのアーム2が反時計方向へ回動して、先羽根Aの3枚の羽根1は、相互の重なりを小さくしつつ上方へ移動していく。
このようにして、先羽根Aのスリット形成羽根が後羽根A′のスリット形成羽根に所定量重なると、その段階からは、セット部材Eの押動部E3が後羽根用駆動部材3′を後羽根用駆動ばねの付勢力に抗して反時計方向へ回転させ始めるので、その駆動ピン3a′で後羽根A′のアーム2が反時計方向へ回動して、後羽根A′の3枚の羽根1は相互の重なりを大きくしつつ上方へ移動していく。
そして、後羽根A′の羽根1が重畳されて開口部B1,C1,D1の上方位置へ格納されると共に、先羽根Aの羽根1が展開されて開口部B1,C1,D1を完全に覆い、先羽根用駆動部材3及び後羽根用駆動部材3′に取り付けられた鉄片部材3f,3f′が、周知の先羽根用電磁石(図示しない)と後羽根用電磁石(図示しない)の各鉄芯に夫々確実に接触した段階で、停止させられる。
図2は、そのようにして行われたセット作動の完了状態を示したものである。
その後、撮影に際して、カメラのレリーズボタンが押されると、先羽根用電磁石と後羽根用電磁石の各コイルに通電され、先羽根用駆動部材3及び後羽根用駆動部材3′の鉄片部材3f,3f′が吸着保持されたまま、カメラ側の部材の復帰に伴ってセット部材Eが復帰ばねの付勢力によって反時計方向へ回転され、それにより、その押動部E2,E3が、先羽根用駆動部材3と後羽根用駆動部材3′から離れて、図1に示された初期位置へ復帰して停止する。
これに続いて、最初に先羽根用電磁石のコイルに対する通電が断たれ、所定時間後には後羽根用電磁石のコイルに対する通電が断たれる。
そこで、先ず、先羽根用電磁石のコイルに対する通電が断たれて保持力が解除されると、先羽根用駆動部材3が、先羽根用駆動ばね3eの付勢力によって時計方向へ急速に回転させられ、その駆動ピン3aで先羽根Aのアーム2を時計方向へ回動させるので、先羽根Aの3枚の羽根1は相互の重なり量を大きくしつつ下方へ移動し、スリット形成羽根のスリット形成縁(上辺)によって開口部B1,C1,D1を開放していく。
次に、所定時間経過後に羽根用電磁石のコイルに対する通電が断たれて保持力が解除されると、後羽根用駆動部材3′が、後羽根用駆動ばねの付勢力によって時計方向へ急速に回転させられ、その駆動ピン3a′で後羽根A′のアーム2を時計方向へ回動させるので、後羽根A′の3枚の羽根1は、相互の重なり量を小さくしつつ下方へ移動し、スリット形成羽根のスリット形成縁(下辺)によって開口部B1,C1,D1を覆っていく。
このようにして、先羽根Aと後羽根A′による露光作動が続けられるが、先に作動を開始した先羽根Aは、スリット形成羽根のスリット形成縁(上辺)が開口部B1,C1,D1から下方へ退いた段階で、先羽根用駆動部材3の駆動ピン3aの当接部3dが緩衝部材B6に当接することによって停止させられる。
続いて後羽根A′も、スリット形成羽根のスリット形成縁(下辺)が開口部B1,C1,D1を覆いきった段階で、後羽根用駆動部材3′の駆動ピン3a′の当接部3d′が緩衝部材B7に当接することによって停止させられる。
そして、露光作動を終了した直後の状態が、図1に示された状態であり、これにより1回の撮影が終了する。
ところで、このような先羽根A及び後羽根A′の各アーム2,2′の回動中において、各羽根1には、作動方向へ移動させるための力のほかに、各羽根1の各部位には光軸O方向などへの複雑な力が作用し、あばれ現象を生じさせる。
ところが、第1実施例の場合には、各アーム2,2の連結孔2b,2bの周縁部を、駆動ピン3a,3a′の係止部3b,3b′と、その先端部3c,3c′に固着された止め部材4,4のアーム側面4a,4aとにより駆動ピン3a,3a′の軸方向(光軸O方向)へ上下両側から挟み込んで位置決めしていることから、駆動部材3,3′の駆動ピン3a,3a′で各アーム2,2の連結孔2b,2bを地板Bの長孔B4,B5に沿って往復回動させる時に、これら駆動ピン3a,3a′と連結孔2b,2bとの連結部において止め部材4,4′及び地板Bの長孔B4,B5へ向かう各アーム2,2のガタツキが抑制され、それに伴う各羽根1の同方向への動きも抑制される。
その結果、各アーム2,2と駆動ピン3a,3a′の連結部のガタツキによるアーム2,2及び各羽根1の光軸O方向へのあばれ現象を抑制でき、それにより耐久性を向上できてしかも製作が容易であるからコストの低減が図れるという利点がある。
更に、デジタルカメラに採用された場合には、各羽根1と接近して配置される光学フィルタF2との接触を防止できるので、走行中の羽根1のあばれ現象により光学フィルタF2に傷が付くことを防止できるという利点もある。
次に、図5〜図8を用いて本発明の第2実施例の構成を説明する。
この第2実施例は、上述したあばれ現象抑制手段として、前記先羽根A及び後羽根A′の各アーム2,2と駆動ピン3a,3a′の連結部におけるアーム2,2の光軸O方向へのガタツキ抑制に代え、図7及び図8に示す如く、先羽根A及び後羽根A′の各アーム2,2′と支軸B2′,B8,B3′,B9との枢着部におけるアーム2,2′の光軸O方向へのガタツキを抑制した構成が、前記図1〜図4に示した第1実施例とは異なり、それ以外の構成は図1〜図3に示した第1実施例と同じものである。
前記支軸B2′,B8,B3′,B9に挿通された先羽根A及び後羽根A′の各アーム2,2′の支持孔2a,2a′の上下両周縁部と、前記シャッタ地板B及び補助地板Dとの間に、第一および第二の挟み込み部材としての摺接リング5,5を夫々設け、これら摺接リング5,5に各支持孔2a,2a′の周縁部を回転自在に摺接させて、上記支軸B2′,B8,B3′,B9の軸方向へ位置決めしている。
詳しく説明すると、前記シャッタ地板B及び補助地板Dの各アーム2,2′と対向する面には、支持孔2a,2a′の周縁部へ向けて突起部6,6を一体成形するか又はインサート成形などで一体的に夫々形成し、これら突起部6,6の先端面と、支持孔2a,2a′の上下両周縁部との間に、該突起部6,6に対して回動可能な摺接リング5,5を夫々配置すると共に、該摺接リング5,5の中心孔5aに支軸B2′,B8,B3′,B9を挿通して光軸O方向へ移動不能に支持している。
更に、これら摺接リング5,5は、低摩擦係数を有する材料で表面処理して、各アーム2,2′の往復回動に伴って、その支持孔2a,2a′の周縁部が摺接リング5,5の表面や突起部6,6と滑らかに摺動させることが好ましい。
また、図8において符号D2,D3は、前記長孔B4,B5と対応して補助地板Dに開穿された長孔である。
それにより、図5〜図8に示す第2実施例は、各アーム2,2′の支持孔2a,2a′の周縁部を、シャッタ地板Bの突起部6,6に配置された摺接リング5,5と、補助地板Dの突起部6,6に配置された摺接リング5,5とにより支軸B2′,B8,B3′,B9の軸方向(光軸O方向)へ上下両側から回転可能に挟み込んで位置決めしていることから、駆動部材3,3′で各アーム2,2′を地板Bの長孔B4,B5に沿って往復回動させる時に、これら各アーム2,2′の支持孔2a,2a′と支軸B2′,B8,B3′,B9との枢着部においてシャッタ地板B及び補助地板Dへ向かう各アーム2,2′のガタツキが抑制されて、それに伴う各羽根1の同方向への動きも抑制される。
その結果、アーム2,2′と支軸B2′,B8,B3′,B9の枢着部のガタツキによるアーム2,2′及び各羽根1の光軸O方向へのあばれ現象を抑制でき、それにより上述した第1実施例と同様に耐久性を向上できてしかも製作が容易であるからコストの低減が図れるという利点がある。
更に、デジタルカメラに採用された場合には、上述した第1実施例と同様な利点もある。
尚、第1実施例では、あばれ現象抑制手段として、前記先羽根A及び後羽根A′の各アーム2,2と駆動ピン3a,3a′の連結部におけるアーム2,2の光軸O方向へのガタツキを抑制し、また第2実施例では、先羽根A及び後羽根A′のアーム2,2′と支軸B2′,B8,B3′,B9との枢着部におけるアーム2,2′の光軸O方向へのガタツキを抑制したが、これに限定されず、これらを組み合わせて配備することも可能である。
更に、第1実施例では、シャッタ地板Bに中間板と補助地板を順に取り付け、これら板部材の間に形成された二つの羽根室内に、シャッタ羽根Aを二組、先羽根、後羽根として夫々羽根1が三枚ずつ個別に配置された場合を示したが、これに限定されず、例えばデジタルカメラに採用されるフォーカルプレーンシャッタの中には、シャッタ地板Bと補助地板Dとの間に形成された一つの羽根室内にシャッタ羽根Aを一組のみ備えたり、羽根1の枚数を一枚以上にしたものがあり、本発明はそのようなものに適用しても良い。
これらのように構成しても同等の作用効果が得られる。従って、そのように作動させるようにしたものは本発明に含まれる。
本発明の一実施例を示すフォーカルプレーンシャッタの被写体側から視た全体の平面図であって、シャッタ羽根の露光作動終了直後の状態を示したものである。 被写体側から視た全体の平面図であって、シャッタ羽根のセット完了状態を示したものである。 図1の(3)−(3)線に沿える部分的な縦断面図である。 駆動ピンとアームとの連結部を部分拡大して示す斜視図である。 本発明の他の実施例を示すフォーカルプレーンシャッタの被写体側から視た全体の平面図であって、シャッタ羽根の露光作動終了直後の状態を示したものである。 被写体側から視た全体の平面図であって、シャッタ羽根のセット完了状態を示したものである。 図5の(7)−(7)線に沿える部分的な縦断面図である。 補助地板の部品図であり、部分的に拡大して示している。
符号の説明
A,A′ シャッタ羽根 B 地板(シャッタ地板)
B1 開口部 B2′,B8,B3′,B9 支軸
D 地板(補助地板) D1 開口部
1 羽根 2,2′ アーム
2a,2a′ 支持孔 2b 連結孔
3,3′ 駆動部材 3a,3a′ 駆動ピン
3b,3b′ 係止部 3c,3c′ 先端部(先端小径部)
4,4′ 止め部材 4a,4a′ アーム側面
5 摺接リング

Claims (5)

  1. 各々が露光用の開口部を有していて両者間に少なくとも一つの羽根室を構成している二つの地板と、
    前記二つの地板のうち一方の地板に回転自在に取り付けられた第一および第二のアームと、
    第一および第二のアームに各々回転可能に連結された少なくとも一枚の羽根とで構成された少なくとも一組のシャッタ羽根と、
    前記第一のアームを往復回動させることによって前記シャッタ羽根に前記開口部の開閉作動を行わせるため連結された少なくとも一つの駆動部材と
    前記第一および第二のアームには、該アームを往復回動させるための軸が挿通される孔が設けられ、
    該孔を介して、前記軸に沿う方向へ前記第一または第二のアームを両側から挟み込む第一および第二の挟み込み部材により、前記アームが前記軸方向へ位置決めされていることを特徴とするフォーカルプレーンシャッタ。
  2. 前記第一のアームを往復回動させるための軸が、前記駆動部材の駆動ピンであって、
    前記第一の挟み込み部材は、前記一方の地板に形成された長孔を貫通する前記駆動部材の駆動ピンに対し、前記アームに形成された連結孔を連結させると共に、該駆動ピンの先端側に固着された止め部材であって、
    前記第二の挟み込み部材は、前記アームの連結孔の周縁部と摺接するよう前記駆動ピンに形成された係止部であって、
    該係止部と前記止め部材のアーム側面とでアームの連結孔の周縁部を摺接し、前記駆動ピンの軸方向へ両側から挟み込んだことを特徴とする請求項1に記載のフォーカルプレーンシャッタ。
  3. 前記駆動ピンの先端部を前記止め部材に圧入嵌合して一体化したことを特徴とする請求項に記載のフォーカルプレーンシャッタ。
  4. 前記第二のアームを往復回動させるための軸が、該アームに形成された支持孔に挿通され前記第二のアームを回動自在に枢着するため前記一方の地板に固定配置された支軸であり、
    前記第一および第二の挟み込み部材は、前記支持孔の周縁部と前記各地板との間に夫々設けられた摺接リングであって、
    該摺接リングで前記アームの支持孔の周縁部を摺接し、前記支軸の軸方向へ位置決めしたことを特徴とする請求項1に記載のフォーカルプレーンシャッタ。
  5. 前記摺接リングを低摩擦材料で表面処理したことを特徴とする請求項4に記載のフォーカルプレーンシャッタ。
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