JP3990820B2 - カメラ用フォーカルプレンシャッタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影に際して、先羽根群と後羽根群とを同一方向へ順次作動させ、その二つの羽根群のスリット形成羽根によって形成されたスリットにより感光面の露光を行うようにしたカメラ用のフォーカルプレンシャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のフォーカルプレンシャッタは、通常、被写体側から順に、シャッタ地板(基板などともいう),中間板(仕切り板などともいう),補助地板(カバー板などともいう)という三つに板部材を配置していて、それらの間に設けられた二つの空間を先羽根群と後羽根群の羽根室にしている。そして、それらの板部材の略中央部には開口部が形成されていて、それらの開口部を重ね合わせることによって、長方形をした横長の露光開口を形成している。また、各羽根群は、夫々、二つのアームと短冊状をした複数枚の羽根で構成されており、その二つのアームは、夫々の一端が一方の地板に枢着されていて、それらの他端に向けて、夫々の羽根の長手方向の一端を順に枢支している。
【0003】
ところで、このような構成をした先羽根群と後羽根群とは、通常、撮影時には、夫々の駆動ばねの付勢力によって急速に作動させられるが、露光走行終了時には、直ちに、その走行を停止させる必要がある。そのため、この種のシャッタには何らかのストッパが設けられているが、最近のように、シャッタスピードが高速化されると、ストッパに当接したときの衝撃が極めて大きく、尋常な手段では、好適に停止させることが困難になっている。
【0004】
即ち、各羽根群には、上記したように、地板に対するアームの枢着部が2箇所あり、また、アームと羽根の枢支部が羽根の枚数の2倍の数だけあり、更には、駆動部材の駆動ピンとアームの孔(通常は長孔)の嵌合部もある、というように、所定の公差を有する連結部が沢山設けられているために、ストッパに当接したときには、バウンドしてセット方向へ戻る力が作用するだけではなく、各羽根面とは直交する方向(即ち、光軸方向)へ作用する力も含めて、複雑な力が作用することになる。そのため、各羽根は、撓みや、捩じれなどを発生し予期することができない複雑な運動(以下、あばれ現象という)を行ってしまい、羽根の枢支部が破壊されてしまうようなことがある。
【0005】
また、最近では、IX240フィルム(APSフィルム)の出現によってカメラの小型化が進んでいるが、それに伴ってシャッタの小型化も要求されている。そして、シャッタの小型化という場合には、主に、被写体側から視たときの平面積を小さくすることである。しかし、フォーカルプレンシャッタの場合には、露光開口の大きさを小さくするわけにはいかない。そこで、複数枚の羽根が重畳状態になって露光開口の外側に格納されたときのスペースを少しでも小さくするために、重畳状態においては、各羽根の端縁と露光開口との間隔を極力狭く設定している。そのため、各羽根群が、高速で露光走行を行い、その終了時においてストッパに当接してバウンドすると、先羽根群の場合には、スリット形成羽根が再び露光開口に進入して一時的にその一部を覆ってしまい、また、後羽根群の場合には、スリット形成羽根が露光開口の一部を一時的に開放してしまい、露光むらを発生させてしまうことがある。
【0006】
そこで、このような衝撃やバウンドを抑制するために、従来から数多くの手段が提案され、実施されてきた。そして、その主なものとしては、露光走行の最終段階において、羽根群の走行に制動力を与えておいてからストッパに当接させるものや、ストッパとして弾性材料(ゴムや合成樹脂など)から成る緩衝部材を設けるものなどがあり、また、そのような制動手段や停止手段を、各羽根群の駆動部材に対して設けたものや、各羽根群のアームに対して設けたものや、各羽根群の羽根に対して設けたものなどが知られている。更に、それらの手段は、シャッタの構成や機能によって、一つだけを一箇所に設ければよいというものではなく、機種に応じて、数と設置場所を考慮しながら選択的に用いられようにしている。
【0007】
本発明は、それらのうち、羽根に対するストッパとして、独特な構成の緩衝部材を設けるようにしたフォーカルプレンシャッタに関するものであるが、そのように、羽根に対して用いられる緩衝部材は、一般的には直方体をしていることが多く、また、同一材料のみで製作されているのが普通である。しかるに、実開昭59−101234号公報(実願昭57−202241号のマイクロフィルム)には、直方体をした緩衝部材を少なくとも二層に構成し、一つの層にのみ羽根を当接させることによって、衝撃力を段階的に吸収するようにしたものが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の公報に記載されたものは、各層を、内部摩擦抵抗の異なる部材によって構成するものであるから、少なくとも2種類の部材を用意しなければならない。また、複数の部材を地板に積層させて取り付けることになるから、仮に内部摩擦抵抗の同じ部材を積層させるようにした場合であっても、実施する場合には地板側の取付け構成が複雑になり、且つそれらの部材の取付け作業が面倒である。そのため、上記の公報に記載されたものはコスト的には好ましくないという問題点がある。また、衝撃力を段階的に吸収するようにするためには、一つの部材の内部構成を多層化することも考えられるが、直方体の緩衝部材を、そのようにして製作することは、やはり、コスト的に不利である。
【0009】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、露光走行の終了時において羽根を当接させて効果的に停止させることができるようにしたコスト的にも有利な緩衝部材を備えているカメラ用フォーカルプレンシャッタを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のカメラフォーカルプレンシャッタは、夫々が複数枚の羽根を有している先羽根群及び後羽根群と、露光走行の終了時において一方の羽根群の少なくとも1枚の羽根の端面が当接する弾性材料からなる緩衝部材とを備えていて、前記緩衝部材は、前記端面が当接する面に、その当接の初期段階において、前記端面によって形状変形させられる複数の突起部を配列しているようにする。
また、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいては、前記緩衝部材の各突起部が、夫々の先端に向けて細くなるように形成されていると、形状変形が効果的に行われる。
また、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいては、前記緩衝部材の各突起部は、前記端面が当接した初期段階において、同一方向に屈曲させられる形状をしていると、緩衝効果を安定して得られるようになる。
また、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいては、前記緩衝部材が、光軸位置よりも、当接する羽根の先端側の位置に配置されているようにすると、他の位置に配置されている場合よりも緩衝効果が好適に得られる。
更に、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいては、前記各突起部は同一形状をしていて、それらの間隔が、前記羽根の先端側において狭くなるように配列されているようにしても、緩衝効果が好適になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図1〜図6に示した実施例によって説明する。尚、図1は露光作動終了直後の状態を被写体側から視て透視的に示した平面図であり、図2は図1のA−A線矢示方向に視た拡大断面図であり、図3は図1に示した状態における主な構成要素を示した平面図であり、図1の表面側から背面側に向けて配置されている順に、図3(a)〜図3(h)として示したものである。また、図4はセット状態を被写体側から視て透視的に示した平面図である。更に、図5は図4においてシャッタ地板を取り除いた状態における要部拡大図であり、図6は図1においてシャッタ地板を取り除いた状態における要部拡大図である。
【0012】
先ず、本実施例の構成を説明する。合成樹脂製のシャッタ地板1は、図3(a)に示すように、略中央部に開口部1aが形成されていて、その左側の側方位置には二つの円弧状の長孔1b,1cと長孔1dが形成されている。そして、長孔1b,1cの下端部には、周知のようにして、C字状の平面形状をしたブチルゴム製の緩衝部材2,3が取り付けられている。また、このシャッタ地板1には、軸1e,1f,1g,1h,1i,1j,1k,1m,1nが立設されている。そのうち軸1iは図の表面側に立設され、軸1f,1h,1j,1k,1m,1nは背面側に立設されているが、軸1e,1gは表裏に貫通しており、表面側の軸径の方が、背面側の軸径よりも大きくなっていて、それらの根元には座部が形成されている。更に、軸1i,1jの根元にも座部が形成されている。
【0013】
軸1e,1gの表面側には、周知のように、図示していない先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材が回転可能に取り付けられていて、それらに設けられた駆動ピンが、円弧状の長孔1b,1cを貫通して、後述する先羽根群と後羽根群の夫々のアームに連結している。更に、軸1iには、周知のように、図示していないセット部材が回転可能に取り付けられていて、それに設けられたピンが長孔1dに嵌合している。従って、先羽根用駆動部材,後羽根用駆動部材,セット部材は、所定の角度だけ回転することが可能になっている。尚、先羽根用駆動部材,後羽根用駆動部材,セット部材の関係は、詳しく説明するまでもないことであるが、シャッタのセット時において、セット部材が時計方向へ回転されたとき、先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材が、先羽根用駆動ばねと後羽根用駆動ばねの付勢力に抗して反時計方向へ回転されるようになっている。
【0014】
また、これらの三つの軸1e,1g,1iの先端部には、シャッタ地板1と略平行になるようにして、支持板が取り付けられている。そして、シャッタ地板1と支持板との間には、上記した先羽根用駆動部材,後羽根用駆動部材,セット部材のほかに、先羽根用駆動ばね,後羽根用駆動ばね,先羽根用電磁石,後羽根用電磁石,フラッシュ用スイッチなど種々の部材が配置されているが、それらが配置されていることについては周知であるし、本発明とは直接関係がないため、詳しい配置構成については説明を省略する。
【0015】
更に、シャッタ地板1は、図3(a)に示したように、開口部1aの右側が肉厚部1pとして形成されていて、図の表面側は基準面と同一面になっているが、背面側は基準面よりも隆起した面となっている。そして、開口部1aの上下位置の背面側には、肉厚部1pの面と基準面との間に斜面1q,1rが形成されている。この肉厚部1pは、従来、先羽根用押さえ板として、シャッタ地板1と後述する中間板11との間に配置されていた部材を省略するために形成しているものであって、その役目については後述する。
【0016】
このような形状をしたシャッタ地板1の背面側に、図3(b)〜図3(h)に示されている各構成要素が図番の順に取り付けられているが、それらについての具体的な説明を行う前に、それらの全体構成に関する説明をしておく。シャッタ地板1の背面側には、夫々、所定の間隔を空けて中間板11(図3(c))と補助地板21(図3(g))とが取り付けられ、シャッタ地板1と中間板11との間が先羽根群4(図3(b))の羽根室となり、中間板11と補助地板21との間が後羽根群12(図3(d))の羽根室となっている。また中間板11と補助地板21にも、略中央部に開口部11a,21aが形成されており、シャッタ地板1の開口部1aをそれらに重ね合わせることにより、略長方形をした露光開口が形成されている。そして、本実施例においては、露光開口の下方の長辺は、シャッタ地板1の開口部1aによって規制されている。
【0017】
先ず、図3(b)に示されている先羽根群4は、二つのアーム5,6と、それらに枢支されている4枚の羽根7,8,9,10によって構成されている。そして、最先端に枢支されている羽根10がスリット形成羽根である。二つのアーム5,6は、夫々、それらの一端に形成された孔5a,6aをシャッタ地板1の軸1e,1fに嵌合させることによって枢着されている。更に、各羽根7,8,9,10の枢支は、夫々、連結軸によって行われている。各連結軸はリベット部品であって、アームと羽根に夫々形成されている孔にアーム側から挿入し、その挿入端を羽根にかしめて固定している。従って、図2からも分かるように、先羽根群4の場合には、連結軸の頭が、アーム5,6よりもシャッタ地板1側に突き出ていることになる。
【0018】
また、アーム5には孔5bが形成されているが、この孔5bには、既に説明した図示していない先羽根用駆動部材の駆動ピンが嵌合されるようになっている。従って、図3(b)においては、羽根7,8,9,10が重畳状態になっているが、シャッタ地板1の軸1eに回転可能に取り付けられた図示していない先羽根用駆動部材が反時計方向へ回転すると、その駆動ピンによってアーム5が反時計方向へ回転され、各羽根7,8,9,10は、相互の重なりを少なくしつつ上方へ作動し、露光開口を覆う展開状態となるようになっている。また、その後、露光作動時に、先羽根用駆動部材が時計方向へ回転した場合には、上記とは反対に、アーム5が時計方向に回転され、各羽根7,8,9,10は相互の重なりを大きくしつつ下方へ作動し、図3(b)の状態に戻るようになっている。
【0019】
中間板11は、図3(c)に示されているように、開口部11aと三つの孔11b,11c,11dを形成しており、その孔11b,11c,11dをシャッタ地板1の軸1j,1m,1nに嵌合させている。上記したように、先羽根群4の羽根7,8,9,10は、この中間板11とシャッタ地板1との間に配置されているが、図2の断面図からも分かるように、中間板11とシャッタ地板1との間には、4枚の羽根の厚さと、アームの厚さと、連結軸の頭の厚さとの合計の寸法間隔が最低限必要になる。しかし、羽根7,8,9,10の先端側(図3(a),図3(c)における開口部1a,11aの右側)においては、アームの厚さと、連結軸の頭の厚さ分は必要ない。本実施例においては、シャッタ地板1に上記した肉厚部1pを形成したことによって、中間板11との間隔を最小限にし、展開状態における羽根間からの漏光防止のほか、露光走行時に生じるあばれ現象を、抑制できるようになっている。
【0020】
中間板11の背面側には、図3(d)に示す後羽根群12が配置されている。この後羽根群12は、二つのアーム13,14と、それらに枢支されている4枚の羽根15,16,17,18で構成されていて、それらの重なり関係は、先羽根群4の場合とは逆になっている。連結軸を用いた枢支構成は、先羽根群4の場合と同じであり、また、最先端に枢支されている羽根18がスリット形成羽根である。二つのアーム13,14は、夫々、それらの一端に形成された孔13a,14aをシャッタ地板1の軸1g,1hに嵌合させることによって枢着されている。
【0021】
また、アーム13には孔13bが形成されており、そこに、既に説明した図示していない後羽根用駆動部材の駆動ピンが嵌合するようになっている。そのため、図3(d)においては、羽根15,16,17,18は展開状態になっているが、シャッタ地板1の軸1gに回転可能に取り付けられている後羽根用駆動部材が反時計方向へ回転すると、その駆動ピンによってアーム13が反時計方向へ回転され、各羽根15,16,17,18は、相互の重なりを大きくしつつ上方へ作動し、露光開口から退避して重畳状態となるようになっている。また、その後、露光作動時に、後羽根用駆動部材が時計方向へ回転した場合には、アーム13が時計方向に回転され、各羽根15,16,17,18は相互の重なりを少なくしつつ下方へ作動し、図3()の状態に戻って露光開口を覆うようになっている。
【0022】
次に、シャッタ地板1の軸1mに、図3(e)に示す間座19を挿入し、更に、軸1m,1nに、図3(f)に示した羽根押さえ板20の孔20a,20bを嵌合させている。この羽根押さえ板20は、上記したシャッタ地板1の肉厚部1pと同じような役目をするためのものである。即ち、後羽根群12の羽根15,16,17,18は、この羽根押さえ板20と中間板11との間に配置されている。そして、後羽根群12の場合には、アーム13,14や各連結軸の頭は、補助地板21側にある。そのため、羽根15,16,17,18の先端側に羽根押さえ板20を配置することによって、露光開口を覆っている展開状態においては漏光を防止し、また、露光走行時には、あばれ現象を抑制するようにしている。尚、シャッタ地板1が金属製であれば、肉厚部1pに代えて、このような羽根押さえ板を配置することになるし、補助地板21が合成樹脂製の場合には、羽根押さえ板20に代えて、肉厚部を形成してもよいわけである。
【0023】
次に、シャッタ地板1の軸1j,1k,1m,1nに対する補助地板21の取付け構成を説明する。先ず、図示していないが、シャッタ地板1の軸1j,1kには、先端面から軸方向にねじ孔が形成されている。また、軸1m,1nには、先端部の外周面に環状の溝が形成されている。そして、軸1m,1nの方が、軸1j,1kよりも若干長くなっている。他方、金属製の補助地板21には、図3(g)に示すように、四隅に孔21b,21c,21d,21eが形成されているが、孔21d,21eは鍵孔を横にしたような形状をしていて、左側が大きく形成され、その部分からのみ上記の軸1m,1nを挿入させることが可能になっている。また、孔21d,21eの右側は、その縁部が、軸1m,1nの上記した環状の溝に入り込めるようになっている。
【0024】
そこで、補助地板21を、シャッタ地板1の軸1j,1k,1m,1nに取り付けるには、先ず、孔21d,21eの左側の大きい開口部分を軸1m,1nに嵌合させ、次に、補助地板21を左側に移動させて、孔21d,21eの右側の縁部を、上記した環状の溝に入り込ませる。それによって、補助地板21は、光軸方向へ移動させただけでは、軸1m,1nからはずれなくなる。その後、孔21b,21cを、上記した軸1j,1kの上記したねじ孔に合わせ、図3(h)に示された二つのビス22,23によって取り付けられる。
【0025】
このようにして取り付けられる補助地板21には、開口部21aの左側に、円弧状の長孔21fと、二つの切欠き部21g,21hと、二つの孔21i,21jが形成されている。このうち、円弧状の長孔21fは、図示していない後羽根用駆動部材の駆動ピンがアーム13の孔13bから外れないようにするために、駆動ピンの先端部を挿入させるようにするためのものである。尚、先羽根用駆動部材の駆動ピンについては、先羽根群4がシャッタ地板1と中間板11の間に配置されていることから、その先端部が常に中間板11と補助地板21の間にあるようにできるため、本実施例においては、長孔21fのような円弧状の長孔を形成していない。但し、その駆動ピンの先端が補助地板21に接触するおそれがある場合には、形成する必要がある。
【0026】
また、二つの切欠き部21g,21hは、補助地板21が上記のようにして軸1j,1k,1m,1nに取り付けられたとき、シャッタ地板1の軸1e,1gを包囲するような状態となり、軸1e,1gからアーム5,13が外れるのを防止するようになっている。更に、二つの孔21i,21jは、シャッタ地板1の軸1f,1hの先端部を嵌合させ、軸1f,1hからアーム6,14が外れるのを防止するようになっている。尚、補助地板21は薄い金属製であるため、孔21i,21jを軸1f,1hに嵌合させるに際しては、孔21i,21jの形成されている部分を撓ませて行うことになる。
【0027】
補助地板21には、更に、開口部21aの下方位置に折曲部21kが形成されていて、そこに、ブチルゴム製(所定の弾性が得られれば他の材料であってもよい)の緩衝部材24が接着剤25(図2,図5,図6参照)によって取り付けられている。この緩衝部材24には、先羽根群4の羽根7,8,9,10が、露光走行の終了時に当接するようになっているが、その当接される部位には複数の鋸歯部24aが形成されていて、当接されたとき、各羽根7,8,9,10の先端方向に屈曲し得るようになっている。
【0028】
次に、本実施例の作動を説明する。図1は露光作動終了直後の状態を示している。この状態においては、図示していない先羽根用駆動部材の駆動ピンは緩衝部材2に当接しており、また、先羽根群4の4枚の羽根7,8,9,10は重畳状態となって露光開口の下方位置に格納され、緩衝部材24に当接している。他方、図示していない後羽根用駆動部材の駆動ピンは緩衝部材3に当接しており、また、後羽根群12の4枚の羽根15,16,17,18は展開状態となって露光開口を覆っている。
【0029】
このようような状態からセット作動が行われる。そのセット作動は、シャッタ地板1の軸1iに取り付けられている図示していないセット部材を時計方向へ回転させることによって行われる。それによって、軸1e,1gに取り付けられている図示していない先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材が、夫々の駆動ばねの付勢力に抗して、反時計方向へ回転される。その結果、先羽根群4の羽根7,8,9,10は展開されつつ上方へ作動し、後羽根群12の羽根15,16,1718は重畳されつつ上方へ作動していくが、そのセット作動に際しては、先ず、先羽根用駆動部材の方が、後羽根用駆動部材よりも若干先に回転され、先羽根群4のスリット形成羽根10と、後羽根群12のスリット形成羽根18との重なり量が、所定量に達した段階で、後羽根用駆動部材が回転を開始させられるようになっている。そのため、セット作動中において、2枚のスリット形成羽根10,18の間から漏光するような心配はない。
【0030】
そして、このセット作動の過程において、先羽根群4の羽根7,8,9,10は、緩衝部材24から次々と離れてゆく。従って、それまで屈曲されていた緩衝部材24の各鋸歯部24aは、自己の弾性によって、羽根7の上方への動きに追従して起立状態に復帰していく。その後、このセット作動は、各駆動部材に設けられている図示していない鉄片部材が、図示していない先羽根用電磁石と後羽根用電磁石に接触した段階で、セット部材の回転を停止させることによって終了する。その状態が図4及び図5に示された状態である。この状態においては、後羽根群12の羽根15,16,17,18は重畳されて露光開口の上方位置に格納されており、先羽根群4の羽根7,8,9,10は展開されて露光開口を覆っている。また、図示していないセット部材は、そのままセット位置に留まっており、上記の各鉄片部材は夫々の電磁石に接触しているが、それらの電磁石には通電されていない。
【0031】
撮影に際して、カメラのレリーズボタンが押されると、先ず上記した二つの電磁石に通電し、各駆動部材の鉄片部材が磁力によって吸着保持された後、図示していないセット部材を反時計方向へ回転させ、原位置(セット前位置)へ復帰させる。従って、先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材とは、上記の各電磁石の通電が断たれたとき、セット部材によって阻止されずに、各駆動ばねの付勢力によって、軸1e,1gにおいて時計方向への回転を開始し得る状態になる。尚、各駆動部材に鉄片部材を取り付けるための通常の構成によれば、セット部材が原位置へ復帰する際、各駆動部材は僅かに時計方向へ回転することになる。しかし、そのことは本発明には直接関係がないので、本実施例においては、セット部材の原位置へ復帰後も、図4の位置が維持されているものと仮定して説明する。
【0032】
次に、その状態において、先ず、先羽根用電磁石への通電が断たれる。そのため、軸1eに回転可能に取り付けられている図示していない先羽根用駆動部材は、駆動ばねの付勢力によって時計方向へ急速に回転させられる。そして、先羽根用駆動部材の駆動ピンが円弧状の長孔1bに沿って下方へ作動し、アーム5を時計方向へ回転させるから、羽根7,8,9,10は重畳しつつ下方へ作動して、スリット形成羽根10のスリット形成縁が露光開口を開いて行く。
【0033】
このようにして、先羽根群4は露光走行を続け、スリット形成羽根10のスリット形成縁が、開口部1aの下辺によって規制された露光開口の下辺位置を通過すると、先ず、図示していない先羽根用駆動部材の駆動ピンが緩衝部材2に当接するが、緩衝部材2が圧縮されるので、先羽根群4は直ちに停止せず、その直後に、羽根7,8,9,10が次々に緩衝部材24に当接する。このとき、羽根7,8,9,10が緩衝部材24に当接する順序は、各羽根の形状寸法や各羽根の枢支条件などによって、必ずしも、羽根7から始まって順に当接してゆくとは限らない。
【0034】
そこで、いずれかの羽根の下方の端面が鋸歯部24aの先端を押し始めることになるが、本実施例においては、各鋸歯部24aの形状が同一であって、しかも、羽根の先端方向が垂直に形成され、羽根の枢支部方向が斜面に形成されていることから、各鋸歯部24aは、形状が変形して、全て羽根の先端方向へ屈曲していく。従って、この初期段階においては、各鋸歯部24aは、衝撃力を吸収しているというよりは、むしろ、羽根に対して制動力を与えているといった方がよいかも知れない。そして、次の段階になると、各鋸歯部24aを羽根の先端方向へ屈曲させていた力が、各鋸歯部24aをまともに下方へ押す力に変わってゆき、緩衝部材24は、従来の直方体をした緩衝部材の場合と同様な緩衝機能を発揮し、あばれ現象やバウンドを抑制して、先羽根群4を停止させることになる。
【0035】
他方、先羽根群4の露光走行が上記のようにして開始されてから、所定時間が経過すると、今度は、後羽根用電磁石への通電が断たれ、図示していない後羽根用駆動部材が、後羽根用駆動ばねの付勢力によって時計方向へ回転させられる。そのため、後羽根用駆動部材の駆動ピンは、円弧状の長孔1cに沿って下方へ作動し、アーム13を時計方向へ回転させる。従って、羽根15,16,17,18は、そのアーム13の回転によって、展開しつつ下方へ作動し、露光開口を覆って行く。
【0036】
このようにして露光走行を行い、スリット形成羽根18のスリット形成縁が、露光開口の下辺、即ち開口部1aの下辺位置を過ぎると、図示していない後羽根用駆動部材の駆動ピンが緩衝部材3に当接する。しかしながら、先羽根群4の場合に説明したように、後羽根群12の場合にも、この段階では停止しない。従って、後羽根群12は、その後も僅かに作動してから、図示していない制動手段や緩衝手段によって、あばれ現象を抑制され、ひいてはスリット形成羽根18のバウンドを抑制されて停止する。尚、その図示していない緩衝手段として、緩衝部材24と同等の構成をした緩衝部材を、後羽根群12の羽根室内に設けるようにしても差し支えない。そのようにした場合には、先羽根群4の場合とは異なり、スリット形成羽根18のみが当接することになる。
【0037】
以上のようにして撮影の終了した状態が図1に示されているが、このときにおける羽根7,8,9,10と緩衝部材24の関係を、図6に拡大して示してある。尚、この図6においては、羽根7,9,10は、緩衝部材24の全ての鋸歯部24aを完全に屈曲させているが、羽根8は、その先端で一つの鋸歯部24aを僅かに屈曲させているだけである。このように、各羽根7,8,9,10の下端縁は、停止状態において、必ずしも一致するようには製作されていないが、露光走行終了時には、慣性力によって、全ての羽根7,8,9,10の下端縁が、完全に屈曲した各鋸歯部24aに対して当接状態になることは言うまでもない。
【0038】
尚、本実施例においては、緩衝部材24に形成されている鋸歯部24aが、全て羽根の先端方向へ屈曲するように形成されているが、反対に羽根の枢支部方向へ屈曲する形状にしても差し支えない。また、全ての鋸歯部24aが、同一方向へ屈曲するようにすると、露光走行ごとに常に安定した機能が得られるが、本発明はそのように形成することのみに限定されるものではない。また、鋸歯部24aの代りに、種々の形状の突起部を形成することによって、所期の効果が得られるので、突起部の形状は鋸歯状のみに限定されるものではない。但し、羽根の長手方向に変形させるためには、先端に向けて細くなるような形状にすることが好ましい。
【0039】
また、各駆動部材の駆動ピンが緩衝部材(単なるストッパの場合もある)に当接したとき、慣性力によって、各羽根には、それらの枢支部において回転する方向への力が働き、各羽根の先端側の作動量が大きくなる。そのため、本発明の緩衝部材の長さを短くする場合には、羽根の先端側が大きく振れないようにするために、光軸位置よりも羽根の先端側の位置に配置すると効果的である。また、同じ理由によって、羽根の先端側で受ける力の方が大きいため、各突起部の間隔は、羽根の先端側において狭くなるように配列すると効果的である。
【0040】
【発明の効果】
上記のように、本発明によれば、露光走行の終了段階において羽根の端面が直接当接する緩衝部材に、複数の突起部を配列したから、従来のような単に直方体をした緩衝部材に比較して、より効果的な緩衝作用が行える。また、上記の公報に記載されているような多層構成にしたものに比較して、極めて低コストで済み、且つ同等の効果を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の露光作動終了直後の状態を被写体側から視て透視的に示した平面図である。
【図2】図1のA−A線矢示方向に視た拡大断面図である。
【図3】図1に示した状態における主な構成要素を示した平面図であり、図1の表面側から背面側に向けて配置されている順に、図3(a)〜図3(h)として示している。
【図4】実施例のセット状態を被写体側から視て透視的に示した平面図である。
【図5】図4においてシャッタ地板を取り除いた状態における要部拡大図である。
【図6】図1においてシャッタ地板を取り除いた状態における要部拡大図である。
【符号の説明】
1 シャッタ地板
1a,11a,21a 開口部
1b,1c,1d,21f 長孔
1e,1f,1g,1h,1i,1j,1k,1m,1n 軸
1p 肉厚部
1q,1r 傾斜面
2,3,24 緩衝部材
4 先羽根群
5,6,13,14 アーム
5a,5b,6a,11b,11c,11d,13a,14a,20a,20b,21b,21c,21d,21e,21i,21j 孔
7,8,9,10,15,16,17,18 羽根
11 中間板
12 後羽根群
19 間座
20 羽根押さえ板
21 補助地板
21g,21h 切欠き部
21k 折曲部
22,23 ビス
24a 鋸歯部
25 接着剤

Claims (5)

  1. 夫々が複数枚の羽根を有している先羽根群及び後羽根群と、露光走行の終了時において一方の羽根群の少なくとも1枚の羽根の端面が当接する弾性材料からなる緩衝部材とを備えていて、前記緩衝部材は、前記端面が当接する面に、その当接の初期段階において、前記端面によって形状変形させられる複数の突起部を配列しているようにしたことを特徴とするカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  2. 前記緩衝部材の各突起部が、夫々の先端に向けて細くなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  3. 前記緩衝部材の各突起部は、前記端面が当接した初期段階において、同一方向に屈曲させられる形状をしていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  4. 前記緩衝部材が、光軸位置よりも、当接する羽根の先端側の位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  5. 前記各突起部は同一形状をしていて、それらの間隔が、前記羽根の先端側において狭くなるように配列されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
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