JPH10319472A - フォーカルプレンシャッタ - Google Patents

フォーカルプレンシャッタ

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JPH10319472A
JPH10319472A JP13111397A JP13111397A JPH10319472A JP H10319472 A JPH10319472 A JP H10319472A JP 13111397 A JP13111397 A JP 13111397A JP 13111397 A JP13111397 A JP 13111397A JP H10319472 A JPH10319472 A JP H10319472A
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Kiyoshi Toma
清 當摩
Nobuyoshi Inoue
信義 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】先羽根群のバウンド防止に好適なカメラ用フォ
ーカルプレンシャッタを提供すること。 【解決手段】先羽根群は、シャッタ地板1に枢着された
二つのアーム6,7と、それらに枢支された羽根8,
9,10,11で構成されている。先羽根用駆動部材1
8は、駆動ばねによって時計方向へ付勢されており、露
光作動開始位置においては、鉄片部材19が電磁石の鉄
芯部材23に吸着され保持されている。この駆動部材1
8の作動ピン18bは、孔1gを貫通し、アーム6の孔
に嵌合している。また、シャッタ地板1の下方背面側に
は緩衝部材4が取り付けられている。露光作動の終了時
には、先ず、スリット形成羽根11が緩衝部材4に当
り、次に羽根8,10が同時に当り、最後に羽根9が当
るように設計されている。それによって、羽根の相互の
運動方向が逆になりバウンド力が抑制されることにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影に際し、先羽
根群と後羽根群とを順次作動させ、各々のスリット形成
羽根によって形成されたスリットによりフィルムを露光
するようにしたカメラ用のフォーカルプレンシャッタに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のフォーカルプレンシャ
ッタは、略中央部に露光用の開口部を有し、相互に取り
付けられた二つの地板(通常、一方の地板をシャッタ地
板と称しており、他方の地板はカバー板,補助地板など
と称されている)の間に、先羽根群と後羽根群とを配置
している。各羽根群は、一端部を一方の地板に枢着され
ている少なくとも二つのアームに、それらの他端部に向
けて複数枚の羽根を順次枢支した構成をしており、最先
端部に枢支された羽根がスリット形成羽根となってい
る。そして、各羽根群のアームの一つには、枢着部に近
い位置に孔が形成されている。また、二つの地板の間に
は、中間板と称される板部材を設け、先羽根群と後羽根
群の作動領域を分離し、両者が作動上干渉しないように
している。
【0003】また、一方の地板には、先羽根用駆動部材
と後羽根用駆動部材が往復回転可能に取り付けられてい
て、夫々の駆動部材の作動ピンが、上記したアームの孔
に嵌合している。そのため、各羽根群の複数枚の羽根
は、アームが作動ピンによって一方向へ回動すると、相
互の重なりを少なくして展開し、他方向へ回動すると、
重畳されるようになっている。そして、シャッタのセッ
ト状態においては、先羽根群が展開状態となって露光用
の開口部を覆い、後羽根群は重畳状態となって露光用の
開口部から退避させられており、また、露光作動の終了
直後の状態においては、先羽根群は重畳状態となって上
記の開口部から退避し、後羽根群は展開状態となって該
開口部を覆うようになっている。
【0004】更に、先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部
材は、露光作動時には、通常、夫々の駆動ばねの付勢力
によって一方向へ回転され、セット作動時には、それら
の駆動ばねの力に抗しセット部材によって逆方向へ回転
されるようになっている。しかしながら、露光作動時に
もセット作動時にも、各駆動部材を、夫々のモータによ
って作動させるようにしたものも提案されている。ま
た、各駆動ばねによって各駆動部材に露光作動を行わせ
るものは、過去においては、各露光作動のスタートを機
械的に制御するようにしたものもあったが、現在では、
その殆どが電磁石を介して制御するようになっている。
【0005】そして、電磁石を用いる場合にも、その構
成の違いによって、二つのタイプに分けることができ
る。即ち、その一つは、露光作動開始位置においては、
各駆動部材が各々の係止部材によって機械的に係止され
ていて、各電磁石に吸着されていた夫々の鉄片部材の作
動によってそれらの係止を順次解除するようにしたもの
であって、通常、係止タイプのと言われているものであ
る。また、もう一つのタイプのものは、鉄片部材が夫々
各駆動部材に設けられていて、露光作動開始位置におい
ては、各々の電磁石が各駆動部材を直接吸着保持してお
り、その吸着を、所定のタイミングで順次解くようにし
たものであって、通常、ダイレクトタイプと言われてい
るものである。
【0006】ところで、このような構成の各羽根群は、
露光作動時に高速で作動させられるため、停止時にはス
トッパに衝突して強い衝撃を受けることになる。そし
て、この衝突によって各羽根群は作動してきた方向(セ
ット方向)へ戻る力を受けるだけでなく、アームや羽根
が撓まされ、羽根の平面に対して垂直方向への力も生じ
ることになる。そのため、衝突時には、各羽根群の部
材,部位には、それらによって合成された複雑な力が作
用することになる。そのため、作動してきた方向(セッ
ト方向)へ戻る力が大きく働いてバウンドした場合に
は、各スリット形成羽根のスリット形成縁を露光開口部
内に進入させ、フィルムに対して露光むらを生じさせる
ことになり、また、ストッパに衝突したときの衝撃力が
余りにも大きい場合には、羽根が裂けたりしてしまうこ
とがある。
【0007】そこで、そのような事態を回避するため
に、これまでにも、上記のような衝撃を緩和することの
可能な種々の手段が提案され且つそれらの一部が実施さ
れているが、それらを大別すると、羽根に直接作用させ
るものと、羽根とアームの連結軸に作用させるものと、
アームに作用させるものと、駆動部材に作用させるもの
とに分けることができる。また、実施をするに際して
は、必要に応じて、それらのうちの二つを採用すること
も、三つを採用することも、場合によっては全部を採用
することもあるし、また、先羽根系と後羽根系とでは、
異なるように構成することもある。
【0008】しかしながら、実際に露光むらが生じるの
は羽根がセット方向へ動くからであるし、破壊するのも
羽根とアームの連結部に生じることが多いことから、特
に問題さえなければ、衝撃吸収手段の働きを、羽根自身
に、しかも全ての羽根に直接作用させることが好まし
い。しかし、後羽根群の羽根は、露光作動終了時に展開
状態になってしまうから、そのように構成するのが実際
上なかなか難しい。それに対して先羽根群の羽根は、露
光作動終了時に重畳状態になるので、比較的容易であ
る。そこで、従来は、上記した二つの地板の一方に、ブ
チルゴム等の弾性材料からなる緩衝部材を取り付けてお
き、露光作動終了時には、先羽根群の羽根が重畳され、
各羽根の作動方向の端縁が略揃った状態で緩衝部材に衝
突するように構成していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先羽根
群の全ての羽根が、略同時に緩衝部材に衝突すると、緩
衝部材の弾力によって可成り制動され且つ衝撃力が緩和
されるものの、全ての羽根には、反作用が殆ど同時に働
くことになるから、バウンド力は比較的大きく作用して
しまい、その性能には自ずから限度があった。また、そ
のこともあって、緩衝部材の構成面での様々な改善策が
考えられているが、いずれも緩衝部材の設置個数を増や
したり、形状が複雑になったりして、シャッタの設計上
の自由度を狭くし且つコンパクト化には適さないものが
多かった。
【0010】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、先
羽根群の露光作動終了時に、緩衝部材に対して、複数の
羽根を異なるタイミングで衝突させることによって、バ
ウンド力を効果的に小さくするようにしたフォーカルプ
レンシャッタを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明におけるフォーカルプレンシャッタは、略
中央部に各々露光用の開口部が形成されていて所定の間
隔を空けて相互に取り付けられている二つの地板と、夫
々の一端部を支点にして往復回動する複数のアームにそ
れらの他端部に向けて複数枚の羽根を順次枢支した構成
をしていて前記二つの地板の間に配置されている先羽根
群と、前記先羽根群を往復作動させ露光作動時には前記
先羽根群の羽根を前記開口部を覆う展開位置から前記開
口部から退避した重畳位置へ作動させる先羽根用駆動部
材と、夫々の一端部を支点にして往復回動する複数のア
ームにそれらの他端部に向けて複数枚の羽根を順次枢支
した構成をしていて前記二つの地板の間に配置されてい
る後羽根群と、前記後羽根群を往復作動させ露光作動時
には前記後羽根群の羽根を前記開口部から退避した重畳
位置から前記開口部を覆う展開位置へ作動させる後羽根
用駆動部材と、前記二つの地板の少なくとも一方に設け
られており前記先羽根群の羽根が露光作動の終了段階に
おいて当接する緩衝部材とを備えていて、前記緩衝部材
には、先ず、前記先羽根群の一部の羽根が当接し、続い
て、他の羽根が当接するように構成されている。また、
本発明のフォーカルプレンシャッタは、好ましくは、前
記一部の羽根が、スリット形成羽根、又はスリット形成
羽根を含む複数枚の羽根であるようにする。また、本発
明のフォーカルプレンシャッタは、好ましくは、前記他
の羽根が複数枚であって、それらが前記緩衝部材に順次
当接するようにする。また、本発明のフォーカルプレン
シャッタは、好ましくは、前記二つの地板の少なくとも
一方に、露光作動の終了段階において前記先羽根群のア
ームの一つが当接する第2の緩衝部材を備えていて、前
記先羽根群の一部の羽根が前記緩衝部材に当接した後
に、前記先羽根群のアームの一つが第2の緩衝部材に当
接するように構成する。また、本発明のフォーカルプレ
ンシャッタは、好ましくは、前記二つの地板の少なくと
も一方に、露光作動の終了段階において前記先羽根用駆
動部材が当接する第3の緩衝部材を備えていて、前記一
部の羽根が前記緩衝部材に当接した後に、前記先羽根用
駆動部材が第3の緩衝部材に当接するように構成する。
更に、本発明のフォーカルプレンシャッタは、好ましく
は、露光作動の終了段階において、前記先羽根群の一部
の羽根が前記緩衝部材に当接した後、前記先羽根群のア
ームの一つが第2の緩衝部材に当接し、その後に、前記
先羽根用駆動部材が第3の緩衝部材に当接するように構
成する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1及び図
2に示した実施例によって説明する。この実施例は、本
発明を、上記したダイレクトタイプのシャッタとして構
成したものであって、図1は、セット状態を示す平面図
であり、図2は露光作動終了直後の状態を示した平面図
である。
【0013】先ず、本実施例の構成から説明する。合成
樹脂製のシャッタ地板1には、略中央部に開口部1aが
形成されている。シャッタ地板1の背面側には、周知の
ように、所定の間隔を空けて、図示していない中間板と
補助地板が順に取り付けられている。中間板と補助地板
にも、開口部1aと類似の形状をした開口部が形成され
ていて、それらの三つの開口部の合成によって、シャッ
タユニットとしての長方形をした露光用開口が決められ
るようになっている。そして、本実施例の場合には、シ
ャッタ地板1と中間板の間に先羽根群が配置され、中間
板と補助地板の間に後羽根群が配置されている。尚、中
間板は、先羽根群と後羽根群が作動上干渉しないように
するのが主な役目であるから、その役目が果たせれば、
開口部1aのような形状の開口部は必ずしも必要としな
い。
【0014】シャッタ地板1の表面側には、軸1b,1
c,1dが立設されている。そのうち軸1b,1cは、
シャッタ地板1の背面側にも突き出ていて、その部分が
細く形成されている。図1においては、その部分を破線
で示してある。また、シャッタ地板1の背面側には、軸
1e,1fが立設されている。更に、シャッタ地板1に
は、円弧状の孔1g,1hが形成されており、夫々の下
方端部には、平面形状がC形をしたブチルゴム等の弾性
材からなる緩衝部材2,3が取り付けられている。その
取り付け方は周知であるため、詳細な説明を省略する。
また、シャッタ地板1には、中間板側に突き出た台部1
i,1jが形成されており、上記と同じ材質であって形
状が直方体をしている緩衝部材4,5が接着されてい
る。
【0015】先羽根群は、上記したようにシャッタ地板
1の背面側に配置されていて、一端が上記した軸1b,
1eに枢着された二つのアーム6,7と、それらの他端
に向けて順次枢支された4枚の羽根8,9,10,11
で構成され、最先端に枢支された羽根11がスリット形
成羽根になっている。また、その場合、アーム6,7が
シャッタ地板1側になり、羽根8,9,10,11が中
間板側になるように配置されている。他方、後羽根群も
同じような構成をしていて、一端を軸1c,1fに枢着
した二つのアーム12,13と、それらに枢支された4
枚の羽根14,15,16,17で構成され、羽根17
がスリット形成羽根となっている。その場合、アーム1
2,13が補助地板側になり、羽根14,15,16,
17が中間板側になるように配置されている。また、図
示していないが、アーム6,12には、周知のように、
軸1b,1cに近い位置に長孔が形成されている。更
に、各アームに対する各羽根の枢支は、リベット状の連
結軸をアームの孔に回転可能に嵌合させ、その連結軸の
一端を羽根にかしめて固定するようにしている。
【0016】軸1bには、シャッタ地板1の表面側にお
いて、合成樹脂製の先羽根用駆動部材18が回転可能に
取り付けられている。この先羽根用駆動部材18は、背
面側において、異なる板厚の境に段状に形成された被押
動部18aを有している。また、同じく背面側には作動
ピン18bが立設されている。この作動ピン18bは、
根元側の断面形状がD字状をしていて、凸状の円弧面が
緩衝部材2に当接し得るようになっている。また、この
作動ピン18bの先端側の断面形状はDの凸状先端を切
り落としたような形状をしており、孔1gを貫通して、
上記したアーム6の長孔に嵌合している。
【0017】更に、先羽根用駆動部材18には、表面側
に隆起させて取付部18cが形成されており、そこには
周知のようにして鉄片部材19が取り付けられている。
この鉄片部材19は、電磁石の鉄芯部材に吸着される鉄
片部と、取付部18cに形成された孔に案内されて主に
スラスト方向へ移動可能な軸部と、該孔からの抜け止め
の役目をする鍔部とで構成されており、取付部18c内
に配置された図示していない圧縮ばねによって、鉄片部
を取付部18cから押し出す方向に付勢している。ま
た、周知であるため図示を省略したが、この先羽根用駆
動部材18は、先羽根用駆動ばねによって時計方向へ付
勢されている。そして、先羽根用駆動部材18が、図1
の状態から時計方向へ回転すると、アーム6,7も時計
方向へ回転し、展開状態にある羽根8,9,10,11
が下方へ作動され、重畳状態にされるようになってい
る。
【0018】他方、軸1cには、シャッタ地板1の表面
側において、合成樹脂製の後羽根用駆動部材20が回転
可能に取り付けられている。この後羽根用駆動部材20
には、被押動部20aが形成され、背面側には作動ピン
20bが立設されている。この作動ピン20bも、上記
した作動ピン18bと同様に、根元側の断面形状がD字
状をしていて、凸状の円弧面が緩衝部材3に当接し得る
ようになっている。また、この作動ピン20bの先端側
の断面形状はDの凸状先端を切り落とした形状をしてお
り、孔1hを貫通して、上記したアーム12の長孔に嵌
合している。
【0019】また、後羽根用駆動部材20にも、表面側
に取付部20cが形成されており、鉄片部材21が取り
付けられている。この鉄片部材21の構成と取り付け方
は、上記した鉄片部材19の場合と同じであって、鉄片
部,軸部,鍔部で構成され、図示していない圧縮ばねに
よって、鉄片部を取付部20cから押し出す方向に付勢
されている。更に、この後羽根用駆動部材20は、図示
していない後羽根用駆動ばねによって時計方向へ付勢さ
れており、後羽根用駆動部材20が、図1の状態から時
計方向へ回転すると、アーム12,13も時計方向へ回
転し、重畳状態にある羽根14,15,16,17が下
方へ作動されて展開状態にさせられるようになってい
る。
【0020】シャッタ地板1の軸1dには、セット部材
22が回転可能に取り付けられている。このセット部材
22には、先羽根用駆動部材18の被押動部18aを押
す押動部22aと、後羽根用駆動部材20の被押動部2
0aを押す押動部22bと、張出部22c,22dが形
成されている。また、このセット部材22は、図示して
いないばねによって、反時計方向へ回転するように付勢
されていて、その回転は、図示していない周知の手段に
よって、図2の位置で停止されるようになっている。そ
して、セット部材21のこの位置を、以下、初期位置と
称することにする。
【0021】軸1b,1c,1dの先端には、シャッタ
地板1の表面側において、シャッタ地板1に対して平行
となるようにして、支持板とプリント配線板とが重ねて
取り付けられている。その支持板には、シャッタ地板1
との間に先羽根用電磁石と後羽根用電磁石が取り付けら
れていて、鉄芯部材に巻かれたコイルが、上記したプリ
ント配線板に電気的に接続されるようになっている。図
1及び図2には、それらの鉄芯部材23,24の配置位
置を一点鎖線で示してある。そして、これらの鉄芯部材
23,24は、コイルに通電されたとき、各駆動部材1
8,20に設けられた鉄片部材19,21の鉄片部を吸
着し、各駆動ばねの力に抗して各駆動部材18,20を
露光作動開始位置で保持できるようになっている。
【0022】次に、本実施例の作動を説明する。図1
は、撮影が終了し、フィルムの巻き上げに連動して、シ
ャッタがセットされている状態を示している。この状態
においては、セット部材22は、図示していないカメラ
本体側の部材によって、張出部22cを押さえられてお
り、図示していないばねによって反時計方向へ回転し、
初期位置へ復帰するのを阻止されている。そのため、各
駆動部材18,20は、それらの被押動部18a,20
aが、セット部材22の押動部22a,22bによって
抑止され、各駆動ばねによる時計方向の回転を行えず、
夫々の鉄片部材19,21の鉄片部を、鉄芯部材23,
24の吸着面に接触させた状態を保たされている。しか
も、この状態においては、鉄片部材19,21の鉄片部
は、図示していない圧縮ばねの付勢力に抗して、取付部
18c,20c内に僅かに押し込まれた状態にあり、そ
れらの鍔部は取付部18c,20cから離れている。
【0023】撮影に際して、カメラのレリーズボタンが
押されると、その初期段階において、先ず、先羽根用電
磁石と後羽根用電磁石のコイルに通電され、鉄片部材1
9,21の鉄片部が、鉄芯部材23,24の吸着面に磁
気的に吸着される。その段階で、次に、カメラ本体側の
部材が、セット部材22の張出部22cから図1の上方
へ退いて行くと、セット部材22は、図示していないば
ねによって追従し、反時計方向へ回転する。長い間、カ
メラを使用していないと、セット部材22が合成樹脂製
のこともあって、摩擦部分に接着作用が働き、直ぐには
追従しない場合があるが、その場合には、カメラ本体側
の部材が張出部22dを押し、反時計方向への回転を促
することになる。
【0024】このようにして、セット部材22が反時計
方向へ回転すると、その初期段階において、各駆動部材
18,20が、図示していない各駆動ばねによって僅か
に時計方向へ回転される。この回転によって、上記した
各圧縮ばねは、その緊張が解かれてゆき、各駆動部材1
8,20は、それらの取付部18c,20cが各鉄片部
材19,21の鍔部に当接することによって停止する。
この状態が、各駆動部材18,20の露光作動開始位置
であり、作動ピン18b,20bを介して僅かに動かさ
れた各羽根群にとっても露光作動開始位置となる。この
とき各電磁石は、各駆動ばねの力に抗して、磁力のみに
よってこの状態を保持していることになる。セット部材
22は、その後もカメラ本体側の部材に追従して反時計
方向へ回転し、初期位置で停止する。
【0025】その後、先羽根用電磁石のコイルへの通電
が断たれると、鉄芯部材23は保持力を失い、先羽根用
駆動部材18は、先羽根用駆動ばねによって時計方向へ
急速に回転し、作動ピン18bによってアーム6を回転
させ、先羽根群の羽根8,9,10,11を下方へ重畳
させてゆき、開口部1aを開いて行く。そして、各羽根
8,9,10,11が、開口部1aから完全に退いた直
後に、緩衝部材4には、先ず、スリット形成羽根11が
当接し、次に、羽根8,10が当接し、最後に羽根9が
当接するように設計されている。そのため、4枚の羽根
8,9,10,11の露光作動方向の端縁が略同時に緩
衝部材4に当接するように設計されている場合よりも、
バウンドの防止効果が一段と優れたものになっている。
【0026】即ち、緩衝部材4にスリット形成羽根11
が最初に当接すると、スリット形成羽根11は主にセッ
ト方向へ向けてバウンドしようとするが、その力は、ス
リット形成羽根11の枢支部において、アーム6,7の
作動方向とは逆方向に作用するので、スリット形成羽根
11のバウンドは抑制されることになる。そして、次
に、羽根8,10が緩衝部材4に当接してバウンドしよ
うとするときには、スリット形成羽根11がセット方向
へのバウンドから緩衝部材4へ向けての運動に変わって
いるため、スリット形成羽根11はアーム6,7に対し
て緩衝部材4へ向けての力を及ぼしていることになる。
そのため、その分だけ、上記した羽根8,10のバウン
ドはアーム6,7を介して抑制されることになる。ま
た、そのとき、羽根8,10の運動方向と、羽根9,1
1の運動方向とが逆になるため、各羽根間の摩擦力も比
較的大きく作用し、抑制効果を高めることになる。
【0027】最後に、羽根9が緩衝部材4に当接するこ
とになるが、羽根9がバウンドするときには、スリット
形成羽根11が2回目のバウンドを行うときであり、羽
根8,10は緩衝部材4に向けて運動するときである。
そのため、羽根8,10の運動方向と、羽根9,11の
運動方向とが逆になっており、上記した場合と同じよう
にして羽根9,11のバウンドが抑制されることにな
る。そして、このような運動を繰り返しながらバウンド
が減衰されていく。
【0028】尚、各羽根を緩衝部材4に当接させるタイ
ミングは、上記した説明のように理想的には行われない
のが普通である。また、必ず理想的に行われなければな
らないというものでもない。要するに、緩衝部材4に対
する初期の当接段階において、上記したように羽根相互
の運動方向が必ず逆になるように設計されてさえいれ
ば、バウンドの抑制効果が大きくなることには変わりが
ない。他方、また、本実施例のように、モーメントの一
番大きなスリット形成羽根11を、緩衝部材4に最初に
当接させると、バウンドの抑制効果が一段と大きくなる
が、他の羽根を最初に当接させるようにしても、可成り
の効果を得ることが可能である。従って、本実施例のよ
うな4枚構成の場合には、最初に羽根9,11を同時に
緩衝部材4に当接させ、次に羽根8,10を同時に当接
させるようにしてもよいし、羽根11,羽根10,羽根
9,羽根8の順に当接させるようにしても差し支えな
い。
【0029】このようにして、スリット形成羽根11が
緩衝部材4に当接した後、アーム6が緩衝部材5に当接
する。即ち、本実施例においては、モーメントの大きな
羽根を最初に制動し、衝撃力を吸収し、且つバウンドを
抑制しておいてから緩衝部材5によってアーム6を制動
する。そのため、アーム6に対する制動力が効果的に作
用する。同じ理由によって、アーム6が緩衝部材5に当
接した後、先羽根用駆動部材18の作動ピン18bが緩
衝部材2に当接する。このようにして、羽根用駆動部材
18と先羽根群との先羽根系は完全に停止するが、その
場合における先羽根系は、図2に示す状態と同じ状態に
なる。尚、本実施例においては、緩衝部材2,5を設け
てるが、仕様によっては、それらの一方又は両方を省略
する場合もある。
【0030】先羽根用電磁石のコイルへの通電が断たれ
てから所定時間後に、今度は、後羽根用電磁石のコイル
に対する通電が断たれ、後羽根用駆動部材20が、図示
していない後羽根用駆動ばねによって時計方向へ急速に
回転される。このとき、作動ピン20bによってアーム
12を時計方向へ回転させるため、後羽根群の羽根1
4,15,16,17は下方へ展開されてゆき、開口部
1aを覆っていく。スリット形成羽根17が開口部1a
を閉じ終わると、作動ピン20bは孔1hの下端に取り
付けられた緩衝部材3に当接し、その弾性によって制動
され且つ衝撃力が吸収されて停止する。その状態が図2
に示された状態である。尚、本実施例においては、後羽
根系には、後羽根用駆動部材20に対してのみ緩衝部材
3を設けているが、実施するに際しては、後羽根群に対
して、周知の制動手段を適宜設けることが必要である。
【0031】このような露光作動終了状態において、フ
ィルムが巻き上げられると、それに連動して、カメラ本
体側の部材がセット部材22の張出部22cを図の上側
から下方へ押し、セット部材22を、図示していないば
ねに抗して時計方向へ回転させる。その回転において、
セット部材22は、先ず、押動部22aが被押動部18
aを押し、図示していない先羽根用駆動ばねに抗して、
先羽根用駆動部材18を反時計方向へ回転させていく。
そのため、先羽根用駆動部材18の作動ピン18bがア
ーム6を反時計方向へ回転させ、先羽根群の羽根8,
9,10,11を、スリット形成羽根11を先頭にして
上方へ展開させていく。
【0032】先羽根群のスリット形成羽根11と後羽根
群のスリット形成羽根17との重なりが所定量に達する
と、更に、セット部材22の押動部22bが後羽根用駆
動部材20の被押動部20aを押し、図示していない後
羽根用駆動ばねに抗して、後羽根用駆動部材20を反時
計方向へ回転させる。そのため、後羽根用駆動部材20
の作動ピン20bがアーム12を反時計方向へ回転さ
せ、後羽根群の羽根14,15,16,17を上方へ重
畳させていく。その後、各駆動部材18,20のセット
作動が最終段階になると、各鉄片部材19,21の各鉄
片部が鉄芯部材23,24の吸着面に順次接触する。そ
して、各鉄片部が、図示していない圧縮ばねに抗して、
取付部18c,20cに僅かに押し込まれた段階で、セ
ット部材22の回転が停止され、全ての構成部材は図1
に示す状態になる。その後は、次の撮影が行われるま
で、カメラ本体側の部材にいよって、この状態が保たれ
ることになる。
【0033】尚、本実施例においては、緩衝部材2,3
の平面形状がC状であり、緩衝部材4,5の形状が直方
体であるが、本発明はこのような形状に限定されるもの
ではない。緩衝部材の形状には、その設置場所に応じ
て、種々のものが知られている。また、本実施例におい
ては、緩衝部材4,5をシャッタ地板1に取り付けてい
るが、それらの一方又は両方を、補助地板に取り付ける
ようにしても差し支えない。また、本実施例において
は、先羽根群がシャッタ地板側に、後羽根群が補助地板
側に配置されているが、本発明は、それらの配置が逆の
ものにも、また、露光作動を上方へ向けて行うものにも
適用することができる。更に、本実施例のように、ダイ
レクトタイプのフォーカルプレンシャッタに限定され
ず、係止タイプのシャッタにも、また、現在では殆ど製
作されていない機械制御式のシャッタにも適用すること
が可能である。
【0034】
【発明の効果】上記のように、本発明は、先羽根群の露
光作動終了段階において、複数の羽根を緩衝部材に直接
衝突させるに際し、必ず異なるタイミングで衝突させる
ようにしたから、羽根相互の運動方向の違いによって全
体の羽根のバウンド力を抑制することが可能になり、露
光むらを生じさせないようにしたり、羽根が破壊されな
いようにするのに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のセット状態を示した平面図である。
【図2】実施例の露光作動終了直後の状態を示した平面
図である。
【符号の説明】
1 シャッタ地板 1a 開口部 1b,1c,1d,1e,1f 軸 1g,1h 孔 1i,1j 台部 2,3,4,5 緩衝部材 6,7,12,13 アーム 8,9,10,11,14,15,16,17 羽根 18 先羽根用駆動部材 18a,20a 被押動部 18b,20b 作動ピン 18c,20c 取付部 19,21 鉄片部材 20 後羽根用作動部材 22 セット部材 22a,22b 押動部 22c,22d 張出部 23,24 鉄芯部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略中央部に各々露光用の開口部が形成さ
    れていて所定の間隔を空けて相互に取り付けられている
    二つの地板と、夫々の一端部を支点にして往復回動する
    複数のアームにそれらの他端部に向けて複数枚の羽根を
    順次枢支した構成をしていて前記二つの地板の間に配置
    されている先羽根群と、前記先羽根群を往復作動させ露
    光作動時には前記先羽根群の羽根を前記開口部を覆う展
    開位置から前記開口部から退避した重畳位置へ作動させ
    る先羽根用駆動部材と、夫々の一端部を支点にして往復
    回動する複数のアームにそれらの他端部に向けて複数枚
    の羽根を順次枢支した構成をしていて前記二つの地板の
    間に配置されている後羽根群と、前記後羽根群を往復作
    動させ露光作動時には前記後羽根群の羽根を前記開口部
    から退避した重畳位置から前記開口部を覆う展開位置へ
    作動させる後羽根用駆動部材と、前記二つの地板の少な
    くとも一方に設けられており前記先羽根群の羽根が露光
    作動の終了段階において当接する緩衝部材とを備えてい
    て、前記緩衝部材には、先ず、前記先羽根群の一部の羽
    根が当接し、続いて、他の羽根が当接するように構成さ
    れていることを特徴とするフォーカルプレンシャッタ。
  2. 【請求項2】 前記一部の羽根が、スリット形成羽根、
    又はスリット形成羽根を含む複数枚の羽根であることを
    特徴とする請求項1に記載のフォーカルプレンシャッ
    タ。
  3. 【請求項3】 前記他の羽根が複数枚であって、それら
    が前記緩衝部材に順次当接するようにしたことを特徴と
    する請求項1又は2に記載のフォーカルプレンシャッ
    タ。
  4. 【請求項4】 前記二つの地板の少なくとも一方に、露
    光作動の終了段階において前記先羽根群のアームの一つ
    が当接する第2の緩衝部材を備えていて、前記先羽根群
    の一部の羽根が前記緩衝部材に当接した後に、前記先羽
    根群のアームの一つが第2の緩衝部材に当接するように
    構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れ
    かに記載のフォーカルプレンシャッタ。
  5. 【請求項5】 前記二つの地板の少なくとも一方に、露
    光作動の終了段階において前記先羽根用駆動部材が当接
    する第3の緩衝部材を備えていて、前記一部の羽根が前
    記緩衝部材に当接した後に、前記先羽根用駆動部材が第
    3の緩衝部材に当接するように構成されていることを特
    徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のフォーカルプ
    レンシャッタ。
  6. 【請求項6】 露光作動の終了段階において、前記先羽
    根群の一部の羽根が前記緩衝部材に当接した後、前記先
    羽根群のアームの一つが第2の緩衝部材に当接し、その
    後に、前記先羽根用駆動部材が第3の緩衝部材に当接す
    るように構成されていることを特徴とする請求項5に記
    載のフォーカルプレンシャッタ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013097032A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Nidec Copal Corp カメラ用フォーカルプレンシャッタ
US8511916B2 (en) 2010-02-22 2013-08-20 Seiko Precision Inc. Blade driving device and optical instrument
JP2014006434A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Canon Inc シャッタ装置およびそれを備える撮像装置
JP2015004819A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 セイコープレシジョン株式会社 フォーカルプレーンシャッタ及び光学機器

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