JP2015004819A - フォーカルプレーンシャッタ及び光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】幕の停止時の衝撃を吸収する緩衝部材を採用した場合の問題点を解消したフォーカルプレーンシャッタ及び光学機器を提供することを課題とする。
【解決手段】開口を有した基板と、前記開口を開閉する幕と、前記幕を駆動するための駆動源と、前記駆動源により駆動される駆動レバーと、前記駆動レバーに連結され前記幕を駆動する駆動アームと、前記駆動レバーの停止位置を規定する規制部と、弾性変形可能な緩衝部材と、を備え、駆動中の前記駆動レバーが前記規制部に当接して停止する際に、前記駆動アーム及び幕の少なくとも一方は、前記緩衝部材に瞬間的に当接して前記緩衝部材から離れて停止する、フォーカルプレーンシャッタ。
【選択図】図7

Description

本発明は、フォーカルプレーンシャッタ及び光学機器に関する。
幕が停止する際の衝撃を吸収する緩衝部材を備えたフォーカルプレーンシャッタが知られている。例えば、幕の停止位置で幕や幕を駆動する駆動アームに接触するように緩衝部材が設けられている。特許文献1には、このようなフォーカルプレーンシャッタが開示されている。
特開2011−170226号公報
幕が停止している間は、幕や駆動アームはこのような緩衝部材に接触し続ける。このため、緩衝部材の大きさのバラつき等により、幕の停止位置にもバラつきが生じて、幕の停止位置での位置精度を確保できないおそれがある。
また、幕や駆動アームが緩衝部材に長期間接触していると、緩衝部材の材料によっては、幕や駆動アームが緩衝部材に接着して離れ難くなるおそれがある。また、幕や駆動アームが撓んだり、変形するおそれもある。
そこで本発明は、幕の停止時の衝撃を吸収する緩衝部材を採用した場合の問題点を解消したフォーカルプレーンシャッタ及び光学機器を提供することを目的とする。
上記目的は、開口を有した基板と、前記開口を開閉する幕と、前記幕を駆動するための駆動源と、前記駆動源により駆動される駆動レバーと、前記駆動レバーに連結され前記幕を駆動する駆動アームと、前記駆動レバーの停止位置を規定する規制部と、弾性変形可能な緩衝部材と、を備え、駆動中の前記駆動レバーが前記規制部に当接して停止する際に、前記駆動アーム及び幕の少なくとも一方は、前記緩衝部材に瞬間的に当接して前記緩衝部材から離れて停止する、フォーカルプレーンシャッタによって達成できる。
上記目的は、上記フォーカルプレーンシャッタを備えた光学機器によっても達成できる。
本発明によれば、幕の停止時の衝撃を吸収する緩衝部材を採用した場合の問題点を解消したフォーカルプレーンシャッタ及び光学機器を提供できる。
図1Aは、本実施例のフォーカルプレーンシャッタの正面図、図1Bは、逃げ溝の一端周辺を示した部分拡大図である。 図2は、フォーカルプレーンシャッタを備えたカメラのブロック図である。 図3A、3Bは、それぞれ先幕アクチュエータ、後幕アクチュエータの説明図である。 図4は、フォーカルプレーンシャッタの動作の説明図である。 図5は、フォーカルプレーンシャッタの動作の説明図である。 図6は、フォーカルプレーンシャッタの動作の説明図である。 図7A、7Bは、後幕が停止する際の緩衝部材とアームと拡大図である。
以下、図面を参照して実施例を説明する。図1は、本実施例のフォーカルプレーンシャッタ1の正面図である。図2は、フォーカルプレーンシャッタ1を備えたカメラのブロック図である。図3A、3Bは、それぞれ先幕アクチュエータ70a、後幕アクチュエータ70bの説明図である。フォーカルプレーンシャッタ1は、開口11を有した基板10、開口11を開閉する先幕20A及び後幕20B、先幕20Aを駆動するためのアーム31a及び補助アーム32a、後幕20Bを駆動するためのアーム31b及び補助アーム32bを有している。アーム31a、補助アーム32aは、先幕駆動アームの一例である。アーム31b、補助アーム32bは、後幕駆動アームの一例である。
基板10は合成樹脂製であり、矩形状の開口11を有している。先幕20A、後幕20Bは、それぞれ複数の羽根から構成されるが、図1においては、羽根21a、21bのみを示し、他の羽根は省略してある。羽根21a、21bは合成樹脂製であり、薄く形成されている。また、アーム31a、31b、補助アーム32a、32bは薄板状の合成樹脂製である。これらアームは基板10に揺動自在に支持されている。
フォーカルプレーンシャッタ1は、先幕20A、後幕20Bをそれぞれ駆動するための駆動源である先幕アクチュエータ(以下、アクチュエータと称する)70a、後幕アクチュエータ(以下、アクチュエータと称する)70bを備えている。アクチュエータ70a、70bは、それぞれ所定の範囲を双方向に回転可能なロータ71a、71bを有している。アクチュエータ70a、70bについては詳しくは後述する。ロータ71a、71bにはそれぞれ、先幕駆動レバー(以下、駆動レバーと称する)40a、後幕駆動レバー(以下、駆動レバーと称する)40bが固定されている。
ロータ71aが回転することにより、駆動レバー40aは所定の範囲を揺動する。駆動レバー40aの先端には駆動ピン43aが形成されている。駆動ピン43aは、アーム31aに形成された嵌合孔に嵌合している。また、基板10には駆動ピン43aを逃がす円弧状の逃げ溝13aが形成されている。駆動ピン43aが逃げ溝13aの端部13a1、13a2に当接することにより、駆動レバー40aの揺動範囲が規制されている。尚、端部13a1にゴム等の緩衝部材(不図示)が設けられているがなくてもよい。
尚、基板10には、駆動ピン43aが端部13a2と共に当接する位置決め部13a3が形成されている。位置決め部13a3は、基板10から正面又は背面側に突出して形成され、基板10の他の部分よりも肉厚に形成されている。駆動ピン43aが端部13a2、位置決め部13a3の双方に当接することにより、駆動ピン43aが停止する際に基板10と当接する面積を確保でき、駆動ピン43aが基板10に当接して停止する際に傾くことが防止される。
先幕20Aが開口11から退避した状態においては、駆動レバー40aの駆動ピン43aは端部13a1に当接する。先幕20Aが開口11を閉鎖した状態では、駆動レバー40aの駆動ピン43aは端部13a2に当接する。
同様に、駆動レバー40bもアーム31bの嵌合孔に嵌合した駆動ピン43bを有し、駆動ピン43bが逃げ溝13bの端部13b1、13b2に当接することにより、駆動レバー40bの揺動範囲が制限されている。尚、端部13b1にゴム等の緩衝部材(不図示)が設けられているがなくてもよい。後幕20Bが開口11から退避した状態においては、駆動レバー40bの駆動ピン43bは端部13b2に当接する。後幕20Bが開口11を閉鎖した状態では、駆動レバー40bの駆動ピン43bは端部13b1に当接する。同様に、基板10には、駆動ピン43bが端部13b2と共に当接する位置決め部13b3が形成されている。位置決め部13b3は、基板10から正面又は背面側に突出して形成され、基板10の他の部分よりも肉厚に形成されている。逃げ溝13a、13b、位置決め部13a3、13b3は、駆動レバー40a、40bの停止位置を規定する規制部の一例である。
以上の構成により、ロータ71aが回転すると駆動レバー40aが揺動してアーム31aが揺動する。これにより、先幕20Aが移動して開口11を開閉する。同様に、ロータ71bが回転すると駆動レバー40bが揺動してアーム31bが揺動する。これにより、後幕20Bが移動して開口11を開閉する。
基板10には、ゴムGが設けられている。ゴムGは、後幕21bがチャージ完了状態にあるときにはアーム31bとは当接しないが、チャージしようとして駆動中の後幕20Bが停止する際にはアーム31bがゴムGに瞬間的に当接して、アーム31bの衝撃を吸収可能な位置に設けられている。これにより、例えば、駆動ピン43bが嵌合したアーム31bの嵌合孔の縁が駆動ピン43bに当接して破損することが防止される。例えば、後幕20Bが開口11に移動する側でのアーム31bの嵌合孔と駆動ピン43bとの隙間が大きくなることを防止できる。ゴムGは緩衝部材の一例である。緩衝部材は、ゴム製に限定されず、シリコン等の弾性を有する他の材料であってもよい。詳しくは後述する。
従って、逃げ溝13a、13bは、それぞれ駆動レバー40a、40bの揺動範囲を規制する。換言すれば、逃げ溝13a、13bは、それぞれロータ71a、71bの回転範囲を規制している。これにより、先幕20A、後幕20Bの往復走行の範囲が規制される。図1の全開状態では、駆動レバー40a、40bの駆動ピン43a、43bは端部13a2、13b2に当接しているため、駆動レバー40a、ロータ71aは、図1の全開状態から時計方向への揺動は逃げ溝13aにより規制される。駆動レバー40b、ロータ71bは、図1の全開状態から反時計方向の揺動は逃げ溝13bにより規制される。これにより、図1の全開状態では、先幕20A、後幕20Bが更に開口11から退避する方向への移動は規制される。
フォーカルプレーンシャッタ1を備えたカメラの構成について説明する。図2に示すように、カメラは、フォーカルプレーンシャッタ1、制御部300、撮像素子400等を備えている。制御部300は、カメラ全体の動作を制御し、CPU、ROM、RAM等を備えている。尚、カメラは、図2には図示していないが、焦点距離を調整するためのレンズ等を備えている。
制御部300は、アクチュエータ70a、70bのそれぞれのコイルの通電状態を制御する。制御部300は、駆動制御部の一例である。撮像素子400には、開口11を介して光が入射し、入射した光により形成された被写体像を電気信号に変換する。撮像素子400は、例えばCCDやCMOSである。
尚、先幕20A、後幕20Bをチャージ位置に位置付けるためのセット部材は設けられていない。先幕20A、後幕20Bは、双方向に回転可能なロータ71a、71bによってチャージ位置に位置付けることができるからである。
アクチュエータ70a、70bは、基板10に支持される。アクチュエータ70a、70bは、それぞれ駆動レバー40a、40bを駆動する。アクチュエータ70aは、基板10に回転可能に支持されたロータ71a、励磁されることによりロータ71aとの間で磁力が作用するステータ74a、ステータ74aを励磁するためのコイル76aを備えている。ロータ71aは、周方向に異なる極性に着磁された永久磁石である。ロータ71aの回転軸は、駆動レバー40aの軸部に連結されている。このため、コイル76aへの通電によりロータ71aが回転し、駆動レバー40aが回転する。駆動レバー40aが回転することにより、先幕20Aが走行する。また、コイル76aへの逆通電によりロータ71aが逆回転し、先幕20Aが前述とは逆方向に走行する。アクチュエータ70bについても同様に、コイル76bへの通電によってアクチュエータ70bのロータ71bが回転することにより駆動レバー40bが回転し、後幕20Bが走行する。また、コイル76bへの逆通電により、後幕20Bは前述とは逆方向に走行する。尚、ロータ71aと駆動レバー40aとの連結は、ギアなどを介して間接的に連結されていてもよい。即ち、ロータ71aの回転に連動して駆動レバー40aが回転する構成であればよい。
次に、フォーカルプレーンシャッタ1の動作について説明する。図1は、初期状態でのフォーカルプレーンシャッタ1を示している。初期状態においては、図1に示すように、先幕20A、後幕20Bは開口11から退避している。
カメラのレリーズスイッチが押されると、チャージ動作が開始される。チャージ動作が開始されると、アクチュエータ70aのコイル76aに通電されて先幕20Aは開口11を閉じるように走行する。
その後、先幕20Aが開口11を閉鎖し後幕20Bが開口11から退避した状態でアクチュエータ70a、70bのコイル76a、76bへの通電が遮断される。このようにしてチャージ動作が完了する。図4は、チャージ動作が完了した状態でのフォーカルプレーンシャッタ1の状態を示している。なお、本実施例では、通電を遮断してもロータ71a、71bのディテントトルクにより、チャージ完了状態が保持される。
チャージ動作完了後、所定の休止期間を経て、露出作動が開始される。露出作動が開始されると、アクチュエータ70aのコイル76aが通電されて先幕20Aは開口11を開くように走行する。アクチュエータ70aのコイル76aが通電されてから所定時間経過後に、アクチュエータ70bのコイル76bが通電されて後幕20Bが開口11を閉じるように走行する。先幕20Aが開口11から完全に退避し後幕20Bが開口11を完全に閉鎖するとアクチュエータ70a、70bのコイル76a、76bへの通電は遮断される。このようにして、露出作動が終了する。先幕20Aが開口11を開き始めたときから後幕20Bが開口11を完全に閉じるまでの間の期間を露出期間と称する。図5は、露出作動終了後のフォーカルプレーンシャッタ1の状態を示している。
露出作動終了後、撮像素子400から制御部300のRAMや又はカメラ側のメモリに画像データが読み込まれる。次に、アクチュエータ70bのコイル76bが通電されて後幕20Bが開口11から退避して、図1に示す初期状態に戻る。
ここで、後幕20Bが開口11から退避する場合、図6に示すように、アーム31bは瞬間的にゴムGに当接する。図7Aは、アーム31bがゴムGに瞬間的に当接した場合の部分拡大図である。その後、アーム31bはゴムGから離れる。図7Bは、アーム31bがゴムGから離れた場合の部分拡大図である。
揺動中の駆動レバー40bの駆動ピン43bが端部13b2、位置決め部13b3に当接した瞬間は、慣性力によりアーム31bは更に揺動しようとし、後幕20Bは更に開口11から離れる方向に走行しようとする。これにより、駆動レバー40bの駆動ピン43bが端部13b2、位置決め部13b3に当接して駆動レバー40bが停止した瞬間は、慣性力によりアーム31bはゴムGに瞬間的に当接する。これにより、アーム31bの衝撃がゴムGにより吸収される。アーム31bがゴムGに当接した後、駆動ピン43bが停止した状態のままアーム31bはゴムGから離れる。この理由は、例えば駆動ピン43bと駆動ピン43bが貫通されているアーム31bの嵌合孔との間にはある程度のガタがあり、アーム31bに慣性力が作用している間はそのガタ分だけ駆動レバー40bに対してアーム31bの位置がずれる。また、アーム31bに慣性力が作用している際には、アーム31bは薄板状であるためアーム31bが一時的に変形するおそれもある。このため、揺動中の駆動レバー40bが停止してアーム31bに慣性力が作用している間は、アーム31bはゴムGに当接する。アーム31bから慣性力が消失すると、アーム31bは元の状態に戻りゴムGから離れる。即ち、ゴムGの位置は、駆動レバー40bが所定の速度で揺動している状態で端部13b2、位置決め部13b3に当接して急停止した場合に、アーム31bが瞬間的にのみゴムGに当接する位置に設定されている。尚、駆動レバー40bの駆動ピン43bは、アクチュエータ70bの通電が遮断された後もロータ71bのディテントトルクにより、端部13b2、位置決め部13b3に当接した状態に維持される。
このように、揺動中の駆動レバー40bの駆動ピン43bが端部13b2、位置決め部13b3に当接した瞬間は、慣性力によりアーム31bは更に揺動しようとするが、その場合はアーム31bがゴムGに当接するので、駆動ピン43bが嵌合したアーム31bの嵌合孔の縁が駆動ピン43bに当接して破損することが抑制される。例えば後幕20Bが開口11に移動する側でのアーム31bの嵌合孔と駆動ピン43bとの隙間が大きくなることが抑制される。
後幕20Bが開口11に移動する側の隙間が大きくなるとロータ71bが後幕20Bを開口11側に移動させる方向に回転しても、駆動ピン43bがアーム31bの嵌合孔と当接するまでの距離が長くなる。このため、後幕20bが動き出すまでの時間が長くなり、後幕20Bの露出期間のばらつきが大きくなる。しかしながら本実施例では、駆動ピン43bと嵌合孔との隙間が大きくなることが抑制されるので、後幕20Bの露出期間のばらつきが抑制される。
また、本実施例では、アーム31bが慣性力を失った状態では、アーム31bとゴムGとは当接しない。これにより、アーム31bがゴムGに長期間当接することによる問題点を解消できる。例えば、アーム31bがゴムGから離れにくくなることや、アーム31bがゴムGに押付けられることによりアーム31bが撓んだり変形することが抑制される。
また、アーム31bはゴムGに当接しないため、後幕20Bが停止した際のアーム31bの位置精度を確保できる。ゴムGは、成型上、形状のバラつきが大きいため、アーム31bが常時ゴムGに当接していると、アーム31bの位置精度も確保しにくいからである。アーム31bには後幕20Bが連結されているため、アーム31bの位置精度を確保することにより、後幕20Bの位置精度も確保できる。特に、本実施例では、後幕20Bが開口11から退避した位置は、露出作動を開始する位置でもある。このため、後幕20Bの露出作動を開始する位置での位置精度を確保することにより、後幕20Bの露出期間のバラつきを抑制できる。
尚、ゴムGは、後幕20Bとアーム31bの双方に瞬間的に当接する位置に設けてもよいし、後幕20Bにのみ瞬間的に当接する位置に設けてもよい。また、後幕20Bが開口11を閉鎖して停止する際に、後幕20B及び補助アーム32bの少なくとも一方に瞬間的に当接する緩衝部材を設けてもよい。
また、先幕20Aが開口11を閉鎖して停止する際に、先幕20A及び補助アーム32aの少なくとも一方に瞬間的に当接する緩衝部材を設けてもよい。また、先幕20Aが開口11から退避して停止する際に、先幕20A及びアーム31aの少なくとも一方に瞬間的に当接する緩衝部材を設けてもよい。
尚、本実施例のフォーカルプレーンシャッタ1は、初期状態で開口11を全開に維持するノーマリーオープンタイプである。このため、本実施例のカメラでは、撮像素子400からの動画出力をモニタ等にリアルタイムに表示させることができる。
初期状態で開口11が閉鎖されるノーマリークローズドタイプのフォーカルプレーンシャッタであってもよい。この場合、開口11が閉鎖された状態から、露出作動が行われる。露出作動後は、開口11を全閉状態に維持しつつ先幕20A、後幕20Bが走行して初期状態に戻る。
本実施例では、アクチュエータ70a、70bにより先幕20A、後幕20Bが駆動するがこれに限定されない。例えば、電磁石とバネの作用によって、駆動レバーを駆動して幕を駆動させるものであってもよい。この場合、駆動レバーには、電磁石に吸着される鉄片が設けられ、駆動レバーはバネにより電磁石から離れる方向に付勢されている。駆動レバーの鉄片が電磁石に吸着された状態から電磁石の通電状態が切り替えられることにより、鉄片が電磁石から離れバネの付勢力により駆動レバーは電磁石から離れるように揺動する。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、変形・変更が可能である。
本実施例のフォーカルプレーンシャッタは、スチールカメラやデジタルカメラなどの光学機器に採用できる。
また、本実施例においては、羽根、アームは薄く形成された合成樹脂製である場合を説明したが、薄く形成された金属製であってもよい。上記実施例において、先幕及び後幕はそれぞれ4枚の羽根から構成されるが、これに限定されない。先幕及び後幕は、それぞれ2枚〜5枚の何れであってもよい。
1 フォーカルプレーンシャッタ
10 基板
11 開口
13a、13b 逃げ溝(規制部)
位置決め部13a3、13b3(規制部)
20A 先幕
20B 後幕
21a、21b 羽根
31a、31b アーム
32a、32b 補助アーム
40a 先幕駆動レバー
40b 後幕駆動レバー
G ゴム(緩衝部材)
70a 先幕アクチュエータ
70b 後幕アクチュエータ

Claims (6)

  1. 開口を有した基板と、
    前記開口を開閉する幕と、
    前記幕を駆動するための駆動源と、
    前記駆動源により駆動される駆動レバーと、
    前記駆動レバーに連結され前記幕を駆動する駆動アームと、
    前記駆動レバーの停止位置を規定する規制部と、
    弾性変形可能な緩衝部材と、を備え、
    駆動中の前記駆動レバーが前記規制部に当接して停止する際に、前記駆動アーム及び幕の少なくとも一方は、前記緩衝部材に瞬間的に当接して前記緩衝部材から離れて停止する、フォーカルプレーンシャッタ。
  2. 前記駆動レバーが前記規制部により停止する際の前記幕の位置は、露出作動を開始する位置である、請求項1のフォーカルプレーンシャッタ。
  3. 前記幕は、先幕及び後幕を含み、
    前記駆動アームは、前記先幕及び後幕をそれぞれ駆動する先幕駆動アーム及び後幕駆動アームを含み、
    前記後幕駆動アーム及び後幕の少なくとも一方は、前記緩衝部材に瞬間的に当接して前記緩衝部材から離れて停止する、請求項1又は2のフォーカルプレーンシャッタ。
  4. 前記駆動アームは、前記緩衝部材に瞬間的に当接し、
    前記幕は、前記緩衝部材には当接しない、請求項1乃至3の何れかのフォーカルプレーンシャッタ。
  5. 前記駆動源は、アクチュエータである、請求項1乃至4の何れかのフォーカルプレーンシャッタ。
  6. 請求項1乃至5の何れかのフォーカルプレーンシャッタを備えた光学機器。

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