JP4753651B2 - カメラ用フォーカルプレンシャッタ - Google Patents

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本発明は、少なくとも1枚の羽根を有するシャッタ羽根を一つ又は二つ備えているカメラ用のフォーカルプレンシャッタに関する。
カメラ用のフォーカルプレンシャッタには、シャッタ羽根を二つ(先羽根(群)と後羽根(群))備えていて、それらを、シャッタ地板,中間板,補助地板と称されている3枚の板部材の間に構成した二つの羽根室内に別々に配置するようにしたものがある。そして、そのような構成のフォーカルプレンシャッタは、フィルムカメラにも、デジタルカメラにも採用されている。また、デジタルカメラ専用のフォーカルプレンシャッタとして、シャッタ羽根を一つだけ備えたものがあるが、その場合には、上記の二つの地板で構成した羽根室内に配置するようにしている。そして、いずれの場合にも、各シャッタ羽根は、一端をシャッタ地板に枢着された二つのアームに対し、1枚以上の羽根を枢支することによって、平行四辺形のリンク機構を応用した構成としている。
また、シャッタ地板には、露光開口の一方の側方領域に、所定の間隔をあけて支持板が取り付けられており、シャッタ地板と支持板との間には、駆動部材やセット部材などの回転部材が配置されている。そのうち、駆動部材は、上記した二つのアームの一方を往復作動させることによって、シャッタ羽根に露光開口の開閉作動を行わせるものであり、電磁石によって露光作動開始位置での保持力を解除されたときには、駆動ばねの付勢力によって回転され、シャッタ羽根を急速に作動させるようにしている。従って、このような駆動部材は、シャッタ羽根を二つ備えている場合には二つ備えられていることになる。また、セット部材は、カメラ本体側の部材によって初期位置から作動させられ、駆動部材を、その駆動ばねの付勢力に抗してセット位置まで回転させるためのものである。
また、最近では、部品の合成樹脂製化が進んできており、駆動部材の場合にも、合成樹脂で製作されたものがかなり多くなってきている。しかしながら、金属製とする要求もまだまだ根強いものがあり、下記の特許文献1には、駆動部材を金属製とした場合の二つの典型例が記載されている。そして、このような構成が要求される主な理由は、駆動部材は、セット部材により、強力な駆動ばね(ねじりコイルばね)の付勢力に抗して回転させられたり、駆動ばねの付勢力によって回転させられたときの停止時に激しい衝撃が生じるものであるため、長い間使用していても、それらによって回転軸部に変形を生じないようにするためと、高温・低温時においても所定の速度で好適に回転できるようにするためである。
そのため、上記の二つの典型例のように、駆動部材全体を金属製とはしないまでも、少なくとも回転軸部だけは金属製にすることが要求されている。本発明は、このように、少なくとも回転軸部を金属製とした駆動部材を備えているカメラ用フォーカルプレンシャッタに関するものである。
実公平5−42421号公報
上記のように、特許文献1には二つの典型例が記載されている。そのうち、第1図に示された第1典型例は、駆動部材に一体化された金属製の回転軸部の一端が、シャッタ地板に取り付けられた支持部材の孔に対して回転可能に嵌合しており、他端が、支持板に設けられた第2の支持部材の孔に対して回転可能に嵌合した(支持板自体に設けた孔に嵌合させることもある)構成をしている。そして、このように構成された駆動部材は、駆動ばねによって、回転方向へ付勢されているのはもちろんであるが、駆動ばねが、ねじりコイルばねであって、支持板側の一端を支持板に対して間接的に取り付け(直接的に取り付けることもある)ていて、シャッタ地板側の一端を駆動部材に直接取り付けていることから、シャッタ地板の方向(スラスト方向)へも付勢されている。そのため、第1典型例の場合には、シャッタ地板に取り付けられている支持部材の孔の縁に環状のスラスト受け部が形成され、駆動部材の回転軸部には、そのスラスト受け部に摺接する環状の摺接部が形成されている。
このような第1典型例の構成は、駆動部材が金属製(通常、鉄系材料にニッケルメッキをしたものであり、表面のビッカース硬度は500〜600Hv)であるうえに、シャッタ地板に取り付けられている支持部材も金属製(通常、りん青銅であり、表面のビッカース硬度は100〜260Hv)であることから、これまでは、駆動部材の環状摺接部と支持部材の環状スラスト受け部との摺接関係は、約5万回の撮影に耐える必要のあったフォーカルプレンシャッタの耐久性を完全にクリアすることができていた。ところが、最近のカメラは、性能が飛躍的に向上したばかりか、耐久性も全般に向上してきたことから、専門家やマニアの間では5万回を大きく超えて撮影することが珍しくなくなり、特に、デジタルカメラの場合には、撮影済み画像データの消去を簡単に行えることから、フィルムカメラの倍以上の撮影を行うことが当たり前になってきた。そのため、フォーカルプレンシャッタの場合にも、従来の2〜3倍以上の耐久性が要求されるようになってきたが、上記の駆動部材と支持部材とを、これまで通りに製作したのでは、それらのスラスト方向での摺接によって磨耗粉が発生してしまうようになってしまい、何らかの対策を講じる必要に迫られている。
他方、特許文献1の第2図に記載されている第2典型例は、シャッタ地板に立設された軸状をしている金属製(通常、鉄系材料にニッケルメッキをしたものであり、表面のビッカース硬度は500〜600Hv)の支持部材に対して、駆動部材に一体化されている管状をした金属製(通常、鉄系材料にニッケルメッキをしたものであり、表面のビッカース硬度は500〜600Hv)の回転軸部が、回転可能に嵌装された構成をしている。そして、この構成の場合にも、駆動部材は、駆動ばねによって、回転方向へ付勢されていると同時に、シャッタ地板の方向へも付勢されている。そのため、この第2典型例の場合には、上記の軸状の支持部材のシャッタ地板側の端部に、鍔状をした環状スラスト受け部を形成し、駆動部材の管状をした回転軸部の端部には、その環状スラスト受け部に対して摺接する環状摺接部を形成している。ところが、このような構成をした第2典型例の場合にも、これまで通りに製作していたのでは、従来の2〜3倍以上の耐久性を得ることは不可能である。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、少なくとも回転軸部が金属製であって撮影時には駆動ばねの付勢力によって回転されシャッタ羽根を作動させる駆動部材と、シャッタ地板に取り付けられていて駆動部材を回転可能に支持している金属製の支持部材と、を備えているフォーカルプレンシャッタにおいて、駆動部材の回転軸部に形成されている環状摺接部と、支持部材に形成されている環状スラスト受け部との摺接が、耐摩耗性に優れているようにしたカメラ用フォーカルプレンシャッタを提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタは、鉄系の材料にニッケルめっきを施し表面硬度がビッカース硬度で500〜600Hvである金属製の回転軸部を有していて撮影時には駆動ばねの付勢力によって回転しシャッタ羽根を作動させる少なくとも一つの駆動部材と、シャッタ地板に取り付けられていて前記回転軸部を回転可能に支持しており鉄系の材料にニッケルめっきを施した後に析出効果によりその表面硬度を前記回転軸部の表面硬度より100〜400Hv高くしてある少なくとも一つの金属製の支持部材と、を備えていて、前記駆動部材の回転時には、前記回転軸部に該回転軸部の回転軸に対して垂直な面を有するように形成された環状摺接部を、前記支持部材に形成された環状スラスト受け部に摺接させるようにする。
また、上記の目的を達成するために、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタは、鉄系の材料にニッケルめっきを施し表面硬度がビッカース硬度で500〜600Hvである金属製の回転軸部を有していて撮影時には駆動ばねの付勢力によって回転しシャッタ羽根を作動させる少なくとも一つの駆動部材と、シャッタ地板に取り付けられていて前記回転軸部を回転可能に支持しており鉄系の材料にパラジウムめっきを施しその表面硬度を前記回転軸部の表面硬度より150Hv以内で低くしてある少なくとも一つの金属製の支持部材と、を備えていて、前記駆動部材の回転時には、前記回転軸部に該回転軸部の回転軸に対して垂直な面を有するように形成された環状摺接部を、前記支持部材に形成された環状スラスト受け部に摺接させるようにする。
本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタは、上記のように構成することによって、回転軸部の環状摺接部と、支持部材の環状スラスト受け部との耐磨耗性が一段と向上し、従来の2〜3倍以上の撮影にも耐えることが可能になる。
本発明の実施の形態を、図示した二つの実施例によって説明する。これらの実施例は、いずれも、先羽根,後羽根という二つのシャッタ羽根を備えているフォーカルプレンシャッタであるが、本発明は、一つのシャッタ羽根を備えた、デジタルカメラ専用のフォーカルプレンシャッタにも適用することが可能である。尚、図1は、実施例1のフォーカルプレンシャッタをカメラに組み込んだ状態において被写体側から見た場合の左約半分を示した平面図であって、露光作動終了直後の状態を示したものである。また、図2は図1と同様にして見たセット状態における実施例1の平面図であり、図3は実施例1の要部断面図である。更に、図4は、図3と同様にして示した実施例2の要部断面図である。
先ず、本実施例の構成を説明する。図1において、シャッタ地板1は、その略中央部に長方形を横長にした開口部1aを形成しているが、図1は被写体側から見て左約半分だけを示したものであるから、開口部1aはその一部だけが示されている。また、図3に示すように、シャッタ地板1の背面側には、所定の間隔を空けて、中間板2と補助地板3が順に取り付けられており、シャッタ地板1と中間板2との間に先羽根の羽根室を形成し、中間板2と補助地板3との間に後羽根の羽根室を形成しているが、図3においてはそれらの先羽根と後羽根の図示を省略している。そして、中間板2と補助地板3にも、開口部1aと類似の開口部が形成されていて、通常は、それらの三つの開口部を重ね合わせて露光開口を規制していることが多いが、本実施例においては、開口部1aの形状が露光開口を規制しているものとして説明する。
図1において、開口部1aの左側には、円弧状の二つの長孔1b,1cが形成されており、それらの上方端部には、平面形状が略C字状をした周知の緩衝部材4,5が取り付けられている。また、シャッタ地板1に立設されている軸1d,1eは、本発明の支持部材の一つの態様であって、鉄系の材料にニッケルめっきを施した後、熱処理による析出硬化を行い、表面硬度がビッカース硬度で700〜900Hvとなるように製作されている。そして、これらの軸1d,1eは、図3に示されている軸1eからも分かるように、シャッタ地板1に圧入され且つかしめられていて、シャッタ地板1の背面側にも軸部を有しており、シャッタ地板1の上面側に鍔状に形成された部位をスラスト受け部1e−1(軸1dに形成されている同様な形状のスラスト受け部は不図示)としている。更に、図1に示されているように、シャッタ地板1の表面側には、軸1fが立設されており、シャッタ地板1の背面側には、図2に明示されているように、軸1g,1hが立設されている。
また、図3に示されているように、シャッタ地板1には、シャッタ地板1との間に所定の間隔を空けて、支持板6とプリント配線板7とが、図示していない手段によって取り付けられている。しかしながら、図1及び図2においては、図面を見易くするために、それらの図示を省略してある。支持板6は、比較的薄い金属製の板材で製作されていて、周知のように、シャッタ地板1側に複数の折曲部を有しており、それらの折曲部には、特開平9−133944号公報に記載された方法に準じ、図1に一点鎖線で示した先羽根用電磁石8と後羽根用電磁石9とが取り付けられている。そして、それらの先羽根用電磁石8と後羽根用電磁石9とは全く同じ構成をしていて、鉄芯は各々コ字状に形成されて二つの磁極部を有しており、一方の磁極部にはコイルを巻回したボビンを嵌装させている。また、支持板6には、後述するラチェット部材の歯部に係合する二つの爪部も形成されているが、そのうちの一つの爪部6aが図3に示されている。他方、プリント配線板7には、回路パターンが形成されていて、そこには、先羽根用電磁石8と後羽根用電磁石9のコイルが接続されていると共に、フラッシュ同調用のスイッチが接続されている。
上記したシャッタ地板1の軸1d,1eには、各々、先羽根用駆動部材10と後羽根用駆動部材11が回転可能に取り付けられている。これらの駆動部材10,11は、軸1d,1eに回転可能に嵌合している管状の回転軸部10a,11aだけが金属製であって、その他は合成樹脂製となっている。そして、回転軸部10a,11aは、鉄系材料にニッケルめっきを施し、表面硬度が、ビッカース硬度で500〜600Hvとなるように製作されている。これらの回転軸部10a,11aは全く同じ形状をしており、図3に示されている回転軸部11aから分かるように、シャッタ地板1側の端部を摺接部11a−1とし、回転時には、上記のスラスト受け部1e−1に環状(円形状)に摺接するようになっている。
先羽根用駆動部材10と後羽根用駆動部材11は、このような金属製の回転軸部10a,11aのほかに、合成樹脂によって成形された駆動ピン10b,11bと、取付部10c,11cとを有している。そのうち、駆動ピン10b,11bは、背面側に設けられていて、シャッタ地板1の長孔1b,1cを貫通させており、根元部の断面形状が円形をし、先端部の断面形状が小判型をしている。そして、それらの駆動ピン10b,11bは、図3において、駆動ピン11bの場合だけが示されているように、先端部を、長孔1cと略同じ形状に形成された中間板2の長孔2aを貫通させ、長孔1cと略同じ形状に形成された補助地板3の長溝3aに挿入している。
また、図2においては、取付部10cの一部を破断し、また、図1においては、取付部11cの一部を破断すことによって、それらの内部を分かり易く示しているように、取付部10c,11cには、鉄片部材12,13が取り付けられている。これらの鉄片部材12,13は、電磁石8,9の鉄芯に吸着保持される鉄片部12a,13aと、取付部10c,11cに対してスライド可能な軸部12b,13bと、フランジ状をした抜け止め用の頭部12c,13cとで構成されていて、取付部10c,11cの内部に配置された圧縮コイルばね14,15によって、鉄片部12a,13aを取付部10c,11c内から突き出すように付勢されている。更に、各駆動部材10,11には、軸部材16,17が取り付けられていて、それらにローラ18,19が回転可能に取り付けられている。
支持板6には、上記の軸1d,1eに対応する位置に、夫々、周知のラチェット部材が回転可能に取り付けられている。そして、それらの取付け構成は実質的に同じである。また、先羽根用駆動部材10の回転軸部10aには、図1において先羽根用駆動部材10を反時計方向へ付勢するための先羽根用駆動ばねが緩く嵌装され、後羽根用駆動部材11の回転軸部11aには、図1において後羽根用駆動部材11を反時計方向へ付勢するための後羽根用駆動ばねが緩く嵌装されている。そして、それらの駆動ばねの取り付け構成も実質的に同じである。図1及び図2には、各ラチェット部材と各駆動ばねの図示が省略されているが、それらの取付け構成を、図3に示したラチェット部材20と後羽根用駆動ばね21の場合で説明する。
支持板6には、筒状をした軸受け部材22が取り付けられていて、その内部に軸1eの先端が挿入されている。また、ラチェット部材20は、外周面にラチェット歯20aを有していて、軸受け部材22の外周面に回転可能に取り付けられている。そして、支持板6に設けられている可撓性を有する爪部6aは、その先端部をラチェット歯20aに係合させ、ラチェット部材20の一方方向への回転を阻止するようにしている。尚、ラチェット部材20の取り付け構成は、このほかにも知られており、例えば、特許文献1の第2図にも、本実施例とは異なる取付け構成が示されている。
また、後羽根用駆動ばね21は、ねじりコイルばねであって、その一端を後羽根用駆動部材11に掛け(図3には、ばね掛け部を省略してある)、他端をラチェット部材20の内部に設けられたばね掛け部20bに掛けている。そのため、後羽根用駆動部材11は、後羽根用駆動ばね21によって、回転方向へ付勢されてはいるが、スラスト方向、即ちシャッタ地板1の方向へも付勢されていることになり、後羽根用駆動ばね21によって回転させられるときには、回転軸部11aの環状の摺接部11a−1を、軸1eの環状のスラスト受け部1e−1に摺接させることになる。尚、周知のように、製作時において、後羽根用駆動ばね21の付勢力を調整する場合には、ラチェット部材20を回転させて、爪部6aとラチェット歯20aとの係合位置を変えるようにするが、そのような調整は、ラチェット部材20を設けることなく行う方法も知られている。その一つの方法として、後羽根用駆動ばねの一端を、支持板6に形成された複数の孔に掛け変える方法があるが、そのようにしてラチェット部材20を設けない場合には、軸1eの先端を、支持板6の孔に挿入するようにするのが普通である。
上記したシャッタ地板1の軸1fには、合成樹脂製のセット部材23が回転可能に取り付けられている。このセット部材23は、軸1fに嵌合している回転軸部23aと、押動部23b,23cと、被押動部23dとを有していて、図示していないばねによって時計方向へ回転するように付勢されているが、図1においては、その回転を図示していないストッパによって阻止されている。以下、セット部材23については、この位置を初期位置と称することにする。
次に、シャッタ地板1の背面側に配置されている先羽根と後羽根の構成について説明する。先ず、先羽根は、シャッタ地板1と中間板2の間に配置されていて、二つのアーム24,25と、それらの長さ方向に順に枢支された4枚の羽根で構成されているが、それらの構成は周知であるため、図面を見やすくするために、それらの羽根のうち、アーム24,25の最先端に枢支されているスリット形成羽根26だけを図示している。また、アーム24は、軸1dに回転可能に取り付けられており、その長孔24aには、先羽根用駆動部材10の駆動ピン10bの先端部を嵌合させている。そして、もう一つのアーム25は、軸1gに対して回転可能に取り付けられている。
他方、後羽根は、中間板2と補助地板3の間に配置されていて、二つのアーム27,28と、それらの長さ方向に順に枢支された4枚の羽根で構成されているが、先羽根の場合と同様に、アーム27,28の最先端に枢支されているスリット形成羽根29だけを図示している。また、アーム27は、軸1eに対して回転可能に取り付けられており、その長孔27aには、後羽根用駆動部材11の駆動ピン11bの先端部を嵌合させている。そして、もう一つのアーム28は、軸1hに対して回転可能に取り付けられている。
次に、本実施例の作動を説明する。図1は、露光作動終了直後の状態を示している。従って、先羽根用駆動部材10は、図示していない先羽根用駆動ばねによって反時計方向へ回転するように付勢されているが、駆動ピン10bが、長孔1bの上端に取り付けられている緩衝部材4に当接して、この停止状態が維持されている。そして、先羽根の4枚の羽根は重畳され、開口部1aの上方位置に格納されている。他方、後羽根用駆動部材11も、後羽根用駆動ばね21によって反時計方向へ回転するように付勢されているが、駆動ピン11bが、長孔1cの上端に取り付けられている緩衝部材5に当接して、この停止状態が維持されている。そして、後羽根の4枚の羽根は展開され、開口部1aを覆っているが、上記したように、図1においては、それらのうちのスリット形成羽根29だけが示されている。
本実施例のセット作動は、図示していないカメラ本体側の部材がセット部材23を反時計方向へ回転させることによって行なわれる。即ち、カメラ本体側の部材がセット部材23の被押動部23dを押し、図示していないばねの付勢力に抗してセット部材23を反時計方向へ回転させると、先ず、セット部材23の押動部23bがローラ18を回転させながら押し、図示していない先羽根用駆動ばねの付勢力に抗して先羽根用駆動部材10を時計方向へ回転させていく。また、この回転によって、先羽根用駆動部材10の駆動ピン10bがアーム24を時計方向へ回転させ、先羽根の4枚の羽根を展開させつつ下方へ移動させていく。
その後、先羽根のスリット形成羽根26と、後羽根のスリット形成羽根29との重なり量が所定量に達すると、セット部材23の押動部23cがローラ19を回転させながら押し、後羽根用駆動ばね21の付勢力に抗して、後羽根用駆動部材11を時計方向へ回転させるようになり、それによって、駆動ピン11bがアーム27を時計方向へ回転させ、後羽根の4枚の羽根を重畳させつつ下方へ移動させ始める。従って、以後は、先羽根の4枚の羽根と後羽根の4枚の羽根は、スリット形成羽根26,29の重なり量を好適に維持しながら、共に下方へ移動していくことになる。
このようにして、セット作動が進行してゆき、先羽根の4枚の羽根だけで開口部1aを覆うようになると、その直後に、各駆動部材10,11に取り付けられた鉄片部材12,13が、相次いでそれらの鉄片部12a,13aを各電磁石8,9の鉄芯に当接させるが、セット部材23は、その当接によって鉄片部材12,13の移動が停止させられた後も、圧縮ばね14,15を圧縮させながら駆動部材10,11を若干回転させたところで停止する。その停止状態が、図2に示されたセット状態であり、このとき、鉄片部材12,13の頭部12c,13cは、いずれも取付部10c,11cから離れている。
次に、本実施例の露光作動を説明する。図2の状態においてカメラのレリーズボタンが押されると、先ず、各電磁石8,9のコイルに通電され、それらの鉄芯が鉄片部材12,13を吸着保持する。その後、図示していないカメラ本体側の部材が、セット部材23の被押動部23dに対する押圧力を解いていくので、セット部材23は、図示していないばねの付勢力によって時計方向へ回転され、初期位置へ復帰する。また、このようにしてセット部材23が初期位置へ復帰するとき、鉄片部材12,13は作動しないが、各駆動部材10,11は、オーバーチャージされていた各駆動ばねの付勢力によって、取付部10c,11cが鉄片部材12,13の頭部12c、13cに当接するまで作動させられることになる。その停止位置が、各駆動部材10,11にとっての露光作動開始位置である。また、このとき、先羽根も後羽根も若干作動させられるが、開口部1aは、未だ先羽根の4枚の羽根のみによって覆われている。
このようにして、セット部材23が初期位置に復帰した後、最初に先羽根用電磁石8のコイルに対する通電が断たれ、所定時間後に後羽根用電磁石9のコイルに対する通電が断たれる。そこで先ず、先羽根用駆動部材8のコイルに対する通電が断たれると、鉄片部材12に対する吸着保持力が失われ、先羽根用駆動部材10は図示していない先羽根用駆動ばねの付勢力によって反時計方向へ回転され、駆動ピン10bによってアーム24を反時計方向へ回転させる。それによって、先羽根の4枚の羽根は、羽根同士の相互の重なり量を大きくしつつ上方へ作動させられ、スリット形成羽根26によって開口部1aを開いていく。
その後、後羽根用電磁石9のコイルに対する通電が断たれると、鉄片部材13に対する吸着保持力が失われ、後羽根用駆動部材11は後羽根用駆動ばね21の付勢力によって反時計方向へ回転され、駆動ピン11bによってアーム27を反時計方向へ回転させる。それによって、後羽根の4枚の羽根は、羽根同士の相互の重なり量を小さくしつつ上方へ作動させられ、スリット形成羽根29によって開口部1aを覆っていく。そのため、以後は、先羽根のスリット形成羽根26と後羽根のスリット形成羽根29とによって形成されるスリットにより、結像面の露光が行なわれていくことになる。
そして、露光作動を先に開始した先羽根用駆動部材10は、その作動の終了段階で、駆動ピン10bが、長孔1bの上端部に取り付けられた緩衝部材4に当接して停止させられ、続いて、後羽根用駆動部材11も、その作動の終了段階になると、駆動ピン11bが、長孔1cの上端部に取り付けられた緩衝部材5に当接して停止させられる。従って、その停止状態においては、先羽根の4枚の羽根は重畳されて開口部1aの上方位置に格納され、後羽根の4枚の羽根は展開されて開口部1aを覆った状態となるが、その露光作動終了直後の状態が、図1に示された状態である。
ところで、上記のように、露光作動を行うときには、先羽根用駆動部材10と後羽根用駆動部材11は、各々の駆動ばねの強い付勢力によって急速に回転させられる。そのため、各駆動部材10,11と軸1d,1eとの間に摩擦が生じ、それが、各駆動部材10,11の回転速度とシャッタの耐久性に影響を及ぼすことになる。そこで、周知ではあるが、その点を、図3を用いて詳しく説明する。先ず、既に説明したように、後羽根用駆動部材11には、後羽根用駆動ばね21によって、回転する力と、シャッタ地板1に向けたスラスト方向への力とが働くため、後羽根駆動部材11の回転軸部11aは、その内周面とシャッタ地板1側の端面とが軸1eに対する摺接面となる。
そのため、従来から、高級カメラ用のシャッタの場合には、本実施例のように、少なくとも回転軸部11aと軸1eとを鉄系の材料とし、その表面にニッケルメッキを施すことによって、表面硬度をビッカース硬度で500〜600Hvとなるように加工し、組立時には、軸1eの外周面にオイルを塗布すると共に、摺接部11a−1とスラスト受け部1e−1との摺接面の周りにもオイルを塗布するようにしていた。そして、そのように、オイルを塗布する理由は、潤滑性と耐磨耗性を良好にするためであることは言うまでもないが、摺接部11a−1とスラスト受け部1e−1との摺接面の場合には、どちらかというと、耐摩耗性を良くすることが重要であった。
ところが、フォーカルプレンシャッタの場合は、これまでは、約5万回の撮影に耐えればよいとされていたのに対し、最近では、その約2〜3倍の耐久性を要求されるようになってきた。しかしながら、上記したこれまでの構成では、そのような要求に応えられない場合のあることが分かった。即ち、撮影回数が5万回を大きく超えてくると、回転軸部11aの摺接部11a−1と軸1eのスラスト受け部1e−1との摺接面は、回転軸部11aの内周面と軸1eの外周面との摺接面より大気に触れ易い箇所であることから、摺動時に少しずつ飛散したり蒸発したりして早期にオイル切れが生じ、その摺接面を磨耗させ、駆動部材11の回転速度と作動の安定化に影響を与えてしまうようになることが分かった。そして、その場合には、固定面であるスラスト受け部1e−1の方が磨耗し易いことが分かった。
このような問題点を解決するための方法として先ず考えられることは、塗布するオイル量を多くできるようにすることである。ところが、オイルを沢山塗布すると、上記のように撮影ごとに飛散するオイルの量も多くなってしまい、それらがシャッタの構成部材に多く付着するようになると共に、その上に塵埃が付着するようになって、シャッタの機能上好ましからざる事態を生じさせるおそれが出てしう。また、特に、デジタルカメラに採用した場合には、飛散した微細なオイル粒が撮像素子の前面に堆積してゆき、画質の良い画像が得られなくなってしまう。そのため、オイルの塗布量を多くする場合には、そのような事態が生じないようにするための別の対策を講じる必要がでてくる。
そこで、そのような方法によらず、且つコスト面のことを考慮して、回転軸部11aと軸1eとの材料加工面から、耐摩耗性の向上を図ることを検討した。その結果、上記のように、回転軸部11aの材料とそれに施す表面処理加工の条件とを従来どおりとした場合には、軸1eの表面硬度を、回転軸部11aの表面硬度より硬くするだけでも、効果の得られることが分かったが、ビッカース硬度で100〜400Hv程度の硬度差が得られているとき、実用上での信頼性を十分に得られることが分かった。そのため、上記のように、本実施例の場合には、軸1eの表面硬度を、ニッケルめっきを施した後、熱処理による析出硬化で、ビッカース硬度700〜900Hvとし、低コストで所望の耐摩耗性が最適に得られるようにしている。
また、同じ観点から、軸1eを、鉄系の材料で製作して、パラジウムめっきを施すことを検討してみた。その結果、軸1eの表面硬度を、回転軸部11aの表面硬度(ビッカース硬度500〜600Hv)よりも、ビッカース硬度で150Hvぐらいまでの範囲で低くした場合に十分に得られることが分かった。しかしながら、中でも、回転軸部11aの表面硬度をニッケルめっきによってビッカース硬度500〜600Hvとした場合には、軸1eの表面硬度を、パラジウムめっきを施すことによって、ビッカース硬度450〜550Hvとすると最適な耐摩耗性の得られることが分かった。従って、これらのように、軸1d,1eを、鉄系材料にパラジウムめっきを施して製作した場合も、本発明の実施形態である。
次に、図4を用いて、実施例2を説明する。本実施例は、上記の実施例1と殆ど同じ構成をしている。そして、異なる点は、先羽根用駆動部材,後羽根用駆動部材の形状と、それらの支持構成にある。また、先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材とは、それらの回転軸部の構成が同じであり、それらの支持構成は全く同じである。そのため、実施例1の構成と異なる点については、図4を用いることによって、後羽根駆動部材と、その支持構成の場合で説明する。尚、図4においては、実施例1の場合と全く同じ部材と部位に同じ符号を用いていると共に、後羽根駆動部材11も回転軸部以外の部位には同じ符号を用いている。そのため、それらについての説明は省略する。また、本実施例を、実施例1と同様にして、平面図で示した場合には、図1及び図2と実質的に同じになる。そのため、本実施例の作動説明は、実施例1の作動説明を援用するものとする。
そこで、本実施例の構成を説明する。本実施例の場合は、筒状をした軸受け部材30がシャッタ地板1にかしめられている。この軸受け部材30は、本発明の支持部材の一つの態様であって、鉄系の材料にニッケルめっきを施した後、熱処理による析出硬化を行い、表面硬度がビッカース硬度で700〜900Hvとなるように製作されている。そして、この軸受け部材30は、シャッタ地板1の上面側に環状のスラスト受け部30aを形成している。尚、この軸受け部材30は、後羽根用駆動部材11を軸受けするためのものであるが、先羽根用駆動部材10を軸受けするための図示していない軸受け部材も同じ形状をしていて、同じようにしてシャッタ地板1に取り付けられている。
また、本実施例の後羽根用駆動部材11は、柱状をした回転軸部11a’だけが金属製であって、その他は合成樹脂で製作されている。そして、回転軸部11a’は、その一端を軸受け部材22の中空部に回転可能に挿入し、他端を軸受け部材30の中空部に回転可能に挿入している。また、回転軸部11a’のシャッタ地板1側には、軸受け部材30の環状のスラスト受け部30aに摺接するように、摺接部11a’−1が環状に形成されている。尚、先羽根用駆動部材10も、その回転軸部は同じ構成をしていて、軸受け部材22,30に相当する二つの軸受け部材によって回転可能に支持されている。
このような構成をした本実施例において、回転軸部11a’を、鉄系材料にニッケルめっきを施し、表面硬度がビッカース硬度で500〜600Hvとなるように製作し、軸受け部材30を、鉄系の材料にニッケルめっきを施した後、熱処理による析出硬化を行い、表面硬度がビッカース硬度で700〜900Hvとなるように製作している理由は、実施例1で説明した理由と同じである。そして、軸受け部材30を、鉄系の材料にパラジウムめっきを施して製作する場合には、その表面硬度を、回転軸部11a’の表面硬度(ビッカース硬度500〜600Hv)よりもビッカース硬度で150Hvぐらいまでの範囲で低くして、ビッカース硬度を450〜550Hvにすると、本実施例と同等の最適な耐摩耗性が得られる。従って、実施例1の説明で述べたように、軸受け部材30を、上記の条件でパラジウムめっきを施して製作した場合も、本発明の実施形態である。
尚、上記の各実施例においては、各駆動部材は、回転軸部だけが金属製の場合で説明したが、本発明は、駆動部材の全体又は殆どが金属製であっても差し支えない。また、上記の各実施例は、先羽根と後羽根との二つのシャッタ羽根と、それらを駆動する二つの駆動部材を備えたフォーカルプレンシャッタの場合で説明したが、本発明は、一つのシャッタ羽根と一つの駆動部材しか備えていない、デジタルカメラ専用のフォーカルプレンシャッタにも適用することが可能である。また、上記の各実施例の場合には、一つのシャッタ羽根が4枚の羽根を有しているが、この種のフォーカルプレンシャッタには、1枚のものも、4枚以外の複数枚のものも知られており、本発明は、枚数に制限を受けるものではない。更に、この種のフォーカルプレンシャッタには、シャッタ羽根を露光作動開始位置に保持する構成として、ダイレクトタイプと言われているものと係止タイプと言われているものがあって、上記の各実施例は前者の構成をしたものであるが、本発明は、後者の構成をしたものにも適用することが可能である。
カメラに組み込まれた状態において被写体側から見た実施例1の平面図であって、露光作動終了直後の状態を示したものである。 図1と同様にして見たセット状態における実施例1の平面図である。 実施例1の要部断面図である。 実施例2の要部断面図である。
符号の説明
1 シャッタ地板
1a 開口部
1b,1c,2a,24a,27a 長孔
1d,1e,1f,1g,1h 軸
1e−1,30a スラスト受け部
2 中間板
3 補助地板
3a 長溝
4,5 緩衝部材
6 支持板
6a 爪部
7 プリント配線板
8 先羽根用電磁石
9 後羽根用電磁石
10 先羽根用駆動部材
10a,11a,23a,11a’ 回転軸部
11a−1,11a’−1 摺接部
10b,11b 駆動ピン
10c,11c 取付部
11 後羽根用駆動部材
12,13 鉄片部材
12a,13a 鉄片部
12b,13b 軸部
12c,13c 頭部
14,15 圧縮ばね
16,17 軸部材
18,19 ローラ
20 ラチェット部材
20a ラチェット歯
20b ばね掛け部
21 後羽根用駆動ばね
22,30 軸受け部材
23 セット部材
23b,23c 押動部
23d 被押動部
24,25,27,28 アーム
26,29 スリット形成羽根

Claims (2)

  1. 鉄系の材料にニッケルめっきを施し表面硬度がビッカース硬度で500〜600Hvである金属製の回転軸部を有していて撮影時には駆動ばねの付勢力によって回転しシャッタ羽根を作動させる少なくとも一つの駆動部材と、シャッタ地板に取り付けられていて前記回転軸部を回転可能に支持しており鉄系の材料にニッケルめっきを施した後に析出効果によりその表面硬度を前記回転軸部の表面硬度より100〜400Hv高くしてある少なくとも一つの金属製の支持部材と、を備えていて、前記駆動部材の回転時には、前記回転軸部に該回転軸部の回転軸に対して垂直な面を有するように形成された環状摺接部を、前記支持部材に形成された環状スラスト受け部に摺接させるようにしたことを特徴とするカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  2. 鉄系の材料にニッケルめっきを施し表面硬度がビッカース硬度で500〜600Hvである金属製の回転軸部を有していて撮影時には駆動ばねの付勢力によって回転しシャッタ羽根を作動させる少なくとも一つの駆動部材と、シャッタ地板に取り付けられていて前記回転軸部を回転可能に支持しており鉄系の材料にパラジウムめっきを施しその表面硬度を前記回転軸部の表面硬度より150Hv以内で低くしてある少なくとも一つの金属製の支持部材と、を備えていて、前記駆動部材の回転時には、前記回転軸部に該回転軸部の回転軸に対して垂直な面を有するように形成された環状摺接部を、前記支持部材に形成された環状スラスト受け部に摺接させるようにしたことを特徴とするカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
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