JP4931471B2 - デジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラ用のフォーカルプレンシャッタに関する。
デジタルカメラ用のフォーカルプレンシャッタの中には、銀塩フィルムカメラ用のフォーカルプレンシャッタと同様に、先羽根と後羽根という二つのシャッタ羽根を備えていて、撮影に際しては、先羽根と後羽根とを同一方向へ順に作動させ、その両者間に形成したスリットにより、CCDなどの撮像素子の撮像面を一方から他方へ連続的に露光していくようにしたものがある。また、それらの先羽根と後羽根は、先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材に連結されており、カメラのレリーズ後に、先羽根用電磁石と後羽根用電磁石に対する通電が順に断たれ、それらの駆動部材が各々の駆動ばねの付勢力によって順に回転することによって、露光作動を行わされるようになっている。
また、それらの先羽根と後羽根は、露光作動終了後に、セット部材が初期位置から作動して、上記の各駆動部材を各駆動ばねの付勢力に抗して回転させるのに伴い、セット位置へ作動させられるようになっている。そして、そのセット部材は、次の撮影時にカメラのレリーズボタンが押されるまで、初期位置へは復帰せずセット位置に留まっており、次の撮影時にカメラのレリーズボタンが押されて、各駆動部材が上記の各電磁石の吸引力によって確実に保持された後、初期位置へ復帰させられるようになっている。従って、この種のフォーカルプレンシャッタを備えたデジタルカメラは、セット状態においては、撮像素子の撮像面が先羽根によって覆われているため、被写体像を観察するファインダとしては、銀塩フィルムカメラの場合と同様に、光学式のファインダが必要になる。
ところが、上記のようなセット部材によるセット作動時において、後羽根はセット位置へ作動させるが、先羽根は露光作動の終了位置で抑止されているように構成すれば、セット状態において、被写体光を撮像素子の撮像面に当てることが可能になるため、撮像面に結像した被写体像を、液晶表示装置などのモニターに表示し、観察することが可能になる。しかしながら、そのように構成した場合には、撮影時にレリーズボタンが押されたとき、先ず、先羽根の抑止を解いて露光作動開始位置へ作動させ、撮像素子の撮像面を一旦覆った状態にしておいてから、上記のようにして、先羽根と後羽根が順に露光作動を開始するように構成する必要がある。
そこで、そのような構成にしたデジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタの一例が、下記の特許文献1に記載されている。その構成によれば、従来の先羽根用駆動部材を、先羽根を連結している先羽根用第1駆動部材と、露光作動時に駆動ばねによって回転させられる先羽根用第2駆動部材とで構成するようにし、セット作動時には、セット部材が先羽根用第1駆動部材を露光作動の終了位置近傍で抑止しておき、先羽根用第2駆動部材だけをセット位置へ作動させ、その後、レリーズボタンが押されてセット部材が初期位置へ復帰するとき、セット部材がその抑止を解き、先羽根用第1駆動部材と先羽根を、セットばねの付勢力によって露光作動開始位置へ作動し得るようにしている。
ところが、特許文献1に記載のフォーカルプレンシャッタは、カメラのレリーズボタンが押された後、セット部材が初期位置へ復帰するとき、その初期位置に達する直前になってから先羽根用第1駆動部材の抑止を解除し、先羽根を露光作動終了位置近傍から露光作動開始位置へ作動させるように構成しているため、先羽根用第1駆動部材と先羽根が露光作動開始位置でバウンドしてから静止状態になるのが、セット部材が初期位置へ復帰するよりもかなり後になってしまう。そのため、セット部材が初期位置へ復帰した後、直ちに先羽根の露光作動を開始させることができず、レリーズボタンを押してから先羽根が露光作動を開始するまでの時間が長くなってしまい、被写体が動いている場合などにはシャッタチャンスを逸してしまう可能性が大きくなるという問題点がある。
そこで、セット部材と同軸上に、特別な抑止部材を回転可能に取り付けておき、セット作動時には、その抑止部材が、セット部材に代わって先羽根用第1駆動部材を露光作動終了位置近傍で直ちに抑止するようにしておき、レリーズボタンが押されて、セット部材が初期位置へ復帰するときには、その復帰作動の初期段階で抑止を解き、セット部材が初期位置へ復帰したときには、先羽根用第1駆動部材と先羽根が、露光作動開始位置でバウンドした後、静止状態になっているようにしたデジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタが、下記の特許文献2に記載されている。
そして、その特許文献2に記載されたフォーカルプレンシャッタの構成は、上記のように、セット部材と抑止部材とが同じ軸に回転可能に取り付けられているほか、セット部材には、可撓性を有していて先端に係合部を形成したフック部が設けられており、抑止部材には、周面に二つの被係合部が形成されているようにしている。そして、セット部材がセット作動を行うときには、そのフック部の係合部が抑止部材の一方の被係合部に係合し抑止部材を引っ張るようにして回転させ、抑止部材が先羽根用第1駆動部材の回転を抑止し得る位置でストッパに当接してからは、フック部が撓むことによってその係合がはずれてセット部材だけが回転を続け、セット位置では、その直前に、フック部が自己の弾性で原形に復帰してから停止するようになっている。また、セット部材が初期位置へ復帰作動を行うときには、フック部の係合部が抑止部材の他方の被係合部に係合し抑止部材を押すようにして回転させることにより、先羽根用第1駆動部材の抑止を解除させ、その後、抑止部材がストッパに当接すると、フック部が撓むことによってその係合がはずれ、セット位置に達する直前では、フック部が自己の弾性で原形に復帰してから停止するようになっている。
特開2001−222059号公報 特開2003−222928号公報
ところで、特許文献2に記載されいるフォーカルプレンシャッタは、セット部材が、フック部の係合部と抑止部の二つの係合部との係合によって抑止部材を往復回転させ、その係合は、フック部を撓ませることによって解かれるように構成されている。しかしながら、そのような構成のフォーカルプレンシャッタを実際に量産するのは非常に難しい。それは、例えば、フック部の弾性が均一に得られるように製作したり、係合部の摩擦面と二つの被係合部の摩擦面とが所定の配置関係になるように製作するのが非常に難しいからである。
そのため、このようなフォーカルプレンシャッタを量産した場合には、上記の係合部と被係合部との係合によって抑止部材を回転させることができたとしても、抑止部材の回転が停止したときには、フック部が好適に撓まず係合部と被係合部との係合がスムーズに解かれないことがある。また、抑止部材の回転が停止したときに、係合部と被係合部との係合がスムーズに解かれるようにできたとしても、抑止部材を回転させるときに、抑止部材が所定の回転位置でストッパに当接する前に、係合部と被係合部との係合が解かれてしまうことがある。特に、セット部材が初期位置へ復帰するときには、セットばねの付勢力によって、先羽根用第1駆動部材の被抑止部が抑止部材の抑止部に圧接しているため、先羽根用第1駆動部材の抑止が解かれる前にフック部が撓まされ、係合部と被係合部との係合が解かれてしまうことがある。更に、セット部材が回転を繰り返すうちに、フック部が撓まされた後、所定の原形に復帰しなくなってきて、係合部と被係合部との係合が好適に行えなくなり、セット部材が抑止部材を確実に回転させることができなくなってしまうこともある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、先羽根と後羽根とを備えており、先羽根の駆動機構が、先羽根に連結されていてセットばねの付勢力によって先羽根を露光作動開始位置へ作動させる先羽根用第1駆動部材と、露光作動時には先羽根用駆動ばねの付勢力によって先羽根用第1駆動部材を介して先羽根を作動させる先羽根用第2駆動部材との二つで構成されていて、セット部材が初期位置からセット作動するときには、先羽根用第2駆動部材のみが先羽根用駆動ばねの付勢力に抗してセット位置へ作動させられるが、先羽根用第1駆動部材は、レリーズボタンが押されてセット部材が初期位置へ復帰する作動の初期段階まで、抑止部材によって露光作動開始位置への作動を抑止されているようにしたフォーカルプレンシャッタにおいて、抑止部材が、常にセット部材の回転に連動してセット部材とは異なる角度の回転をさせられるようにすることによって、セット状態における先羽根用第1駆動部材の抑止を確実に行えると共に、その抑止を解かれて先羽根用第1駆動部材が露光作動開始位置で先羽根用第2駆動部材に当接したときの衝撃が抑制され、露光作動が速やかに開始できるようにしたデジタルカメラ用のフォーカルプレンシャッタを提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明のデジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタは、露光用開口部を有していて第1軸,第2軸,第3軸,第4軸を立設しているシャッタ地板と、被抑止部及び被押動部を有していると共に先羽根と連結していて前記第1軸に回転可能に取り付けられている先羽根用第1駆動部材と、押動部を有していて前記第1軸に回転可能に取り付けられており露光作動時には先羽根用駆動ばねの付勢力によって該押動部が前記被押動部を押すことで先羽根用第1駆動部材を伴って作動し先羽根に露光作動を行わせる先羽根用第2駆動部材と、少なくとも先羽根用第2駆動部材がセット位置にあるときには先羽根用第1駆動部材と先羽根とを露光作動開始位置へ作動させるための付勢力が与えられているセットばねと、後羽根と連結していて前記第2軸に回転可能に取り付けられており露光作動時には後羽根用駆動ばねの付勢力によって作動し後羽根に露光作動を行わせる後羽根用駆動部材と、突起部を有していて前記第3軸に回転可能に取り付けられておりセット作動時には初期位置からセット位置まで作動して先羽根用第2駆動部材と後羽根用駆動部材とを前記各駆動ばねの付勢力に抗して夫々のセット位置まで作動させカメラのレリーズ時には先羽根の露光作動に先立って初期位置へ復帰作動するセット部材と、抑止部と係合部とを有していて前記第4軸に回転可能に取り付けられており該係合部が前記突起部に係合していることによって前記セット部材に連動して往復回転させられ前記セット部材がセット位置にあるときには前記露光用開口部を全開状態にしておくために前記被抑止部に該抑止部が接触して前記セットばねの付勢力による前記先羽根用第1駆動部材の回転を抑止し前記セット部材初期位置へ復帰作動するときには前記被押動部が前記押動部に近付いてから該抑止部による前記被抑止部の抑止を解く抑止部材と、を備えている。
その場合、前記抑止部材は、前記係合部が二股状をしていて前記突起部を挟持しているように構成するとよい。また、前記抑止部材は、ばねによって一方方向へ回転するように付勢されており、前記セット部材のセット作動時には前記係合部を前記突起部に押されて該ばねの付勢力に抗して回転させられ、前記セット部材の復帰作動時には該ばねの付勢力によって前記係合部が前記突起部に追従して回転するように構成してもよい。
更に、前記先羽根は、各々の一端を前記地板に対して回転可能に取り付けた複数のアームと、該複数のアームに枢支された少なくとも1枚の羽根とで構成されており、また、前記セットばねは、前記先羽根用駆動ばねよりも弱い付勢力を有していて、その一端を該複数のアームの一つに掛け、他端を前記地板に掛けていて、常に先羽根用第1駆動部材と先羽根とを露光作動開始位置へ作動させるように付勢しているように構成するとよい。また、前記セットばねは、一端を先羽根用第1駆動部材に掛け、他端を先羽根用第2駆動部材に掛けていて、前記被抑止部が前記抑止部に抑止されているときだけ、先羽根用第1駆動部材と先羽根とを露光作動開始位置へ作動させる方向への付勢力が付与されるように構成してもよい。
本発明は、先羽根と後羽根とを備えていて、先羽根の駆動機構が、先羽根に連結されている先羽根用第1駆動部材と、露光作動時には先羽根用駆動ばねの付勢力によって先羽根用第1駆動部材を介して先羽根を作動させる先羽根用第2駆動部材とで構成されており、セット部材のセット作動の初期段階において、先羽根用第1駆動部材が、先羽根用第2駆動部材に追従して作動するのを抑止部材によって抑止され、セット状態において撮像素子の前面を開放し、液晶表示装置などによって被写体像を観察することを可能にしたデジタルカメラ用のフォーカルプレンシャッタにおいて、抑止部材とセット部材とを異軸上に取り付けておき、抑止部材が常にセット部材の回転に連動して回転するが、回転角度が異なるように構成したから、セット部材のセット状態では、セットばねによる先羽根用第1駆動部材の作動を露光作動終了位置の近傍で確実に抑止することができると共に、カメラのレリーズ後にセット部材が初期位置へ復帰するときには、先羽根用第1駆動部材が抑止部材に追従して作動し、セット部材が初期位置に達する直前になってその抑止が解除されるので、露光作動終了位置の近傍で抑止を解除される従来の構成のように、解除時機の安定化を図る必要がなく、且つ抑止を解除された後、露光作動開始位置で先羽根用第2駆動部材に当接したときの衝撃が小さく、露光作動を速やかに開始することができるという特徴を有している。
本発明の実施の形態を、図示した二つの実施例によって説明する。尚、図1〜図10は実施例1を説明するためのものであり、図11及び図12は実施例2を説明するためのものである。
図1〜図10を用いて実施例1を説明する。尚、図1は、カメラに組み込んだ状態において、被写体側から見た平面図であって、露光作動終了直後の状態を示したものであり、図2は、図1の一部を拡大して示した平面図であり、図3は、図2の右側から見て構成部材を分かり易く示した断面図である。図4〜図10は、図2に示されている構成部材のうち作動説明に必要な主な構成部材だけを示した平面図である。そして、図4は、図2と同様に、露光作動終了直後の状態を示したものであり、図5は、セット作動の初期段階の状態を示したものであり、図6は、図5の状態より更にセット作動の進んだ状態を示したものであり、図7は、セット作動の完了状態を示したものである。また、図8は、カメラのレリーズボタンが押されたとき、露光作動に先立ってセット部材がセット位置から初期位置へ復帰する初期段階の状態を示したものであり、図9は、セット部材の初期位置への復帰作動が図8の状態よりも進んだ状態を示したものであり、図10は、セット部材が初期位置で停止した露光作動開始直前の状態を示したものである。
先ず、主に図1〜図3を用いて本実施例の構成を説明するが、図3は、あくまでも図1及び図2に示されている構成部材の重なり関係を理解し易くするために、便宜的に示したものである。図1において、シャッタ地板1の略中央部には、長方形を横長にした露光用の開口部1aが形成されている。また、周知のように、シャッタ地板1の背面側には、所定の間隔を空けて、中間板2と補助地板3が順に取り付けられており、シャッタ地板1と中間板2との間に後羽根の羽根室を構成し、中間板2と補助地板3との間に先羽根の羽根室を構成している。そして、中間板2と補助地板3にも、開口部1aと類似の形状をした開口部2a,3aが形成されているが、本実施例においては、開口部1aの形状が露光開口を規制している。尚、中間板2は、図2及び図3に示されていないし、カバー板3は、図2に示されていない。
図1及び図2において、開口部1aの左側の領域には、円弧状の二つの長孔1b,1cが形成されており、それらの下方端部には、平面形状が略C字状をした周知のゴム製の緩衝部材4,5が取り付けられている。また、カバー板3にも、長孔1b,1cと重なる領域に、略同じ形状の長孔3b,3c(図3参照)が形成されている。シャッタ地板1には、軸1d,1e,1f,1g,1h,1i,1j,1kが立設されている。それらのうち、軸1d,1e,1h,1iは、シャッタ地板1の表面側に立設され、軸1j,1kは、図3及び図7から分かるようにシャッタ地板1の背面側に立設されていて、その先端をカバー板3に形成された孔に挿入している。また、軸1f,1gは、図3から分かるようにシャッタ地板1を貫通していて、シャッタ地板1の表面側と背面側の両方に軸部が設けられており、背面側の軸部の先端をカバー板3に形成された孔に挿入している。更に、軸1iは、図3から分かるように、円盤状の頭部を有する軸部材であり、その先端をシャッタ地板に形成された孔に圧入している。
上記の軸1d,1eの先端には、薄い金属製の支持板6とプリント配線板7とが、支持板6をシャッタ地板1側にして、ねじ8,9によって取り付けられている。しかし、プリント配線板7は、図1及び図2において、その外形だけを二点鎖線で示してある。支持板6は、特開平9−133944号公報に記載されている「取付基板」と類似の形状をしており、各々折曲部として形成されている二つのラチェット爪6a,6bと、ばね掛け部6cを有しているほか、複数の折曲部によって先羽根用電磁石と後羽根用電磁石を取り付けている。そして、それらの折曲部のうち、二つのラチェット爪6a,6bは、図3にその一部だけが示されているように、先端に二つずつ爪部6a−1,6a−2,6b−1,6b−2を形成している。また、先羽根用電磁石と後羽根用電磁石は同じ構成をしており、二つの脚部を有するU字形の鉄芯部材10,11と、コイル12,13を巻回したボビン14,15とからなっている。そして、鉄芯部材10,11は、一方の脚部にボビン14,15を嵌装させており、各々の両方の脚部の先端を磁極部としている。
上記の軸1f,1gは、図3から分かるように、各々、シャッタ地板1の表面側の軸部に、直径の大きい部位と直径の小さな部位を有しており、先端を、支持板6とプリント配線板7に設けた孔に挿入している。そして、軸1fは、シャッタ地板1側に形成した直径の大きな部位に、先羽根用第1駆動部材16と先羽根用第2駆動部材17を回転可能に取り付けており、支持板6側に形成した直径の小さな部位に、ラチェット部材18を回転可能に取り付けている。他方、軸1gは、シャッタ地板1側に形成した直径の大きな部位に、後羽根用駆動部材19を回転可能に取り付けていて、支持板6側に形成した直径の小さな部位に、ラチェット部材20を回転可能に取り付けている。
そして、上記の先羽根用第2駆動部材17は、筒部17aと、被押動部17bと、取付部17cと、押動部17dとを有しており、その筒部17aを、軸1fに形成された上記の直径の大きい部位に回転可能に嵌合させている。また、図2においてはその一部を切断して示しているように、取付部17cの内部には、鉄片部材21と圧縮ばね22とが収容されている。そして、鉄片部材21は、軸部21aの一端に円盤状をした頭部21bを有し、軸部21aの他端には鉄片部21cを取り付けており、軸部21aに嵌装した圧縮ばね22によって、鉄片部21cを取付部17c内から突き出すように付勢されている。
また、上記の先羽根用第1駆動部材16は、筒部16aと、被抑止部16bと、被押動ピン16cと、駆動ピン16dとを有していて、図3から分かるように、その筒部16aを、先羽根用第2駆動部材17の筒部17aの外周に回転可能に嵌合させている。そして、被押動ピン16cは、支持板6側に設けられており、先羽根用第2駆動部材17の押動部17dによって押され得るようになっている。また、駆動ピン16dは、シャッタ地板1側に設けられていて、シャッタ地板1の長孔1bに挿入されている。この駆動ピン16dは、図3に示されているように、根元側の方の直径が先端側より若干大きく形成されていて、上記の緩衝部材4に当接し得るようになっている。また、直径の小さい先端側の部位は、後述のように羽根室内で先羽根に連結されており、その先端をカバー板3の長孔3bに挿入している。
上記のラチェット部材18は、図3から分かるように、その外周に二つのラチェット歯18a,18bを形成している。そして、それらのラチェット歯18a,18bの歯は、両方とも同じピッチで形成されているが、位相は半ピッチだけずれていて、ラチェット歯18aは、上記のラチェット爪6aの爪部6a−1と係脱し得るようになっており、ラチェット歯18bは、上記のラチェット爪6aの爪部6a−2と係脱し得るようになっている。また、上記の先羽根用第2駆動部材17の筒部17aには、図3に示されているように、先羽根用駆動ばね23が緩く嵌装されていて、一端を先羽根用第2駆動部材17の図示していないばね掛け部に掛け、他端をラチェット車18の図示していないばね掛け部に掛けて、図1及び図2において、先羽根用第2駆動部材17を時計方向へ回転させるように付勢している。そして、周知のように、この先羽根用駆動ばね23の付勢力は、ラチェット車18の回転位置を変えることによって調整できるようになっている。
他方、軸1gに回転可能に取り付けられている上記の後羽根用駆動部材19は、筒部19aと、取付部19bと、駆動ピン19cと、を有しているほか、ローラー19dを回転可能に取り付けていて、筒部19aを軸1gに形成された上記の直径の大きい部位に回転可能に嵌合させている。また、図1において一部を切断して示してあるように、取付部19bの内部には、鉄片部材24と圧縮ばね25が収容されている。そして、その鉄片部材24は、上記の鉄片部材21と同様に、軸部24aの一端に円盤状をした頭部24bを有し、軸部24aの他端には鉄片部24cを取り付けており、軸部24aに嵌装した圧縮ばね25によって、鉄片部24cを取付部19bの内部から突き出すように付勢されている。また、駆動ピン19cは、シャッタ地板1側に設けられていて、シャッタ地板1の長孔1cに挿入されている。そして、図3に示されているように、この駆動ピン19cも、上記の駆動ピン16dと同様に、根元側の方の直径が先端側よりも若干大きく形成されていて、上記の緩衝部材5に当接し得るようになっている。また、直径の小さい先端側の部位は、後述のように羽根室内で後羽根に連結されており、その先端をカバー板3の長孔3cに挿入している。
また、上記のラチェット部材20は、図3から分かるように、ラチェット部材18と同じ形状をしており、その外周に二つのラチェット歯20a,20bを形成している。そして、それらのラチェット歯20a,20bの歯は、両方とも同じピッチで形成されているが、位相は半ピッチだけずれていて、ラチェット歯20aは、上記のラチェット爪6bの爪部6b−1と係脱し得るようになっており、ラチェット歯20bは、上記のラチェット爪6bの爪部6b−2と係脱し得るようになっている。また、上記の後羽根用駆動部材19の筒部19aには、図3に示されているように、後羽根用駆動ばね26が緩く嵌装されていて、一端を後羽根用駆動部材19の図示していないばね掛け部に掛け、他端をラチェット車20の図示していないばね掛け部にかけて、図1及び図2において、後羽根用駆動部材19を時計方向へ回転させるように付勢している。そして、周知のように、この後羽根用駆動ばね26の付勢力は、ラチェット車20の回転位置を変えることによって調整できるようになっている。
シャッタ地板1に立設されている上記の軸1hには、セット部材27が回転可能に取り付けられている。このセット部材27は、筒部27aと、押動部27b,27cと、被押動部27dと、突起部27eとを有していて、筒部27aを軸1hに回転可能に嵌合させている。押動部27bは、先羽根用第2駆動部材17の被押動部17bを押す部位であり、押動部27cは、後羽根用駆動部材19のローラー19dを押す部位であって、被押動部27dは、図示していないカメラ本体側の部材よって押される部位である。また、突起部27eは、シャッタ地板1側の面に設けられていて、本実施例の場合には、円柱形に形成されている。更に、筒部27aには、図示していない復帰ばねが、緩く嵌装されていて、その一端をセット部材27の図示していないばね掛け部に掛け、他端を上記した支持板6のばね掛け部6cに掛けて、図1及び図2においてセット部材27を反時計方向へ回転させるように付勢している。図1及び図2は、セット部材27が、そのような復帰ばねの付勢力によって反時計方向へ回転するのを、シャッタ地板1側の面に設けられた図示していないピンが、シャッタ地板1に設けられた図示していないストッパ部に当接して、停止させられている状態を示したものである。以下、セット部材27については、この位置を初期位置ということにする。
シャッタ地板1に立設されている上記の軸1iには、抑止部材28が回転可能に取り付けられている。この抑止部材28は、抑止部28aと、係合部28bとを有している。そして、その抑止部28aは、セット部材27が初期位置にあるときと、初期位置の近傍位置にあるとき以外は、先羽根用第1駆動部材16の被抑止部16bの作動軌跡内に臨まされいる。また、係合部28bは二股状をしていて、セット部材27に設けられている上記の突起部27eを挟持している。そのため、この抑止部材28は、図1及び図2において、セット部材27が時計方向へ回転すると、係合部28bが突起部27eに押されて反時計方向へ回転させられ、その後、セット部材27が反時計方向へ回転すると、やはり係合部28bが突起部27eに押されて時計方向へ回転させられるようになっている。
次に、シャッタ地板1の背面側に配置されている先羽根と後羽根の構成を、主に図4を用いて説明する。尚、この図4のほか図5〜図10においては、図1及び図2に示されている支持板6と、プリント配線板7と、二つの電磁石と、二つのラチェット部材18,20と、二つの鉄片部材21,24と、二つの圧縮ばね22,25の図示を省略してある。そこで先ず、先羽根は、シャッタ地板1の背面側において、軸1fに対して回転可能に取り付けられているアーム29と、軸1jに対して回転可能に取り付けられているアーム30と、それらの先端部に向けて順に枢支された3枚の羽根31,32,33とで構成されており、羽根33が先羽根のスリット形成羽根となっている。そして、周知のように、先羽根用第1駆動部材16の駆動ピン16dの先端部が、アーム29に形成された孔に嵌合している。更に、シャッタ地板1の軸1jには、セットばね34が嵌装されていて、その一端をシャッタ地板1に設けられた図示していないばね掛け部に掛け、他端をアーム30に掛けて、アーム30を反時計方向へ回転させるように付勢している。
他方、後羽根は、シャッタ地板1の背面側において、軸1gに対して回転可能に取り付けられているアーム35と、軸1kに対して回転可能に取り付けられているアーム36と、それらの先端部に向けて順に枢支された3枚の羽根37,38,39とで構成されており、羽根39が後羽根のスリット形成羽根となっている。そして、後羽根用駆動部材19の駆動ピン19cの先端部が、周知のように、アーム35に形成された孔に嵌合している。更に、シャッタ地板1の軸1kには、ばね40が嵌装されていて、その一端をシャッタ地板1に設けられた図示していないばね掛け部に掛け、他端をアーム36に掛けて、アーム36を反時計方向へ回転させるように付勢している。尚、図3においては、先羽根の3枚の羽根31〜33と、後羽根の3枚の羽根37〜39の図示が省略されている。
次に、主に、図4〜図10を用いて本実施例の作動を説明するが、これらの図面は、上記したように、主に図1〜図3を用いて説明した本実施例の構成部材の一部を省略して示したものである。そして、図4は、図1及び図2に示した露光作動終了直後の停止状態を示している。このとき、先羽根用第2駆動部材17は、先羽根用駆動ばね23の付勢力によって、先羽根用第1駆動部材16を伴って時計方向へ回転し、先羽根用第1駆動部材16の駆動ピン16dが緩衝部材4に当接したことによって、この停止状態が維持されている。そして、先羽根の3枚の羽根31〜33は、重畳されて開口部1aの下方位置に格納されている。
他方、後羽根用駆動部材19は、後羽根用駆動ばね26の付勢力によって時計方向へ回転し、駆動ピン19cが緩衝部材5に当接したことによって、この停止状態が維持されている。そのため、後羽根の3枚の羽根37〜39は、展開されて開口部1aを覆っている。また、このとき、セット部材27は初期位置にあって、その突起部27eによって抑止部材28を時計方向へ回転させ、抑止部材28の抑止部28aを、先羽根用第1駆動部材16の被抑止部16bの作動軌跡外にもたらしている。そして、セット部材27の押動部27bは、先羽根用第2駆動部材17の被押動部17bから離れており、押動部27cは、後羽根用駆動部材19のローラー19dから離れている。
このような露光作動終了状態において、撮像情報が図示していない記憶装置に転送されると、直ちにセット作動が行われるが、本実施例のセット作動は、図示していないカメラ本体側の部材がセット部材27の被押動部27dを押し、図示していない復帰ばねの付勢力に抗してセット部材27を時計方向へ回転させることによって行なわれる。セット部材27が回転を開始すると、抑止部材28も、その係合部28bがセット部材27の突起部27eに押されて反時計方向へ回転し、その抑止部28aを、先羽根用第1駆動部材16の被抑止部16bの作動軌跡内へ臨ませてゆく。
このようにして、セット部材27と抑止部材28が回転を開始すると、先ず、セット部材27の押動部27bが先羽根用第2駆動部材17の被押動部17bを押し、先羽根用第2駆動部材17を先羽根用駆動ばね23の付勢力に抗して反時計方向へ回転させ始める。このとき、先羽根用第1駆動部材16には、セットばね34により、先羽根を介して反時計方向へ回転する力が与えられているため、先羽根用第1駆動部材16も、その被押動ピン16cが先羽根用第2駆動部材17の押動部17dに追従して、反時計方向へ回転を開始する。そして、その後、先羽根のスリット形成羽根33が開口部1aを覆い始めると、セット部材27の押動部27cが後羽根用駆動部材19のローラー19dを押し始める。図5は、そのときの状態を示したものである。
セット部材27が、図5の状態からなおも時計方向へ回転すると、後羽根用駆動部材19も、後羽根用駆動ばね26の付勢力に抗して、反時計方向へ回転されていく。それによって、後羽根用駆動部材19の駆動ピン19cが後羽根のアーム35を反時計方向へ回転させるので、後羽根の3枚の羽根37〜39は上方へ移動されていくことになる。このようにして、先羽根の3枚の羽根31〜33は隣接する羽根同士の重なりを小さくしながら、また後羽根の3枚の羽根37〜39は隣接する羽根同士の重なりを大きくしながら、共に上方へ移動していく途中の状態が、図6に示されている。
この図6の状態を図5の状態と比較してみれば分かるように、図6の状態では、抑止部材28の抑止部28aと先羽根用第1駆動部材16の被抑止部16bとの距離が短くなってきている。そのため、抑止部材28と先羽根用第1駆動部材16が図6の状態よりもさらに反時計方向へ回転させられると、それらの抑止部28aと被抑止部16bが接触するようになる。このとき、セット部材を回転させる力の方がセットばね34の付勢力よりも大きいため、両者の接触後は、抑止部28aが被抑止部16bを、セットばね34の付勢力に抗して押すことになる。そのため、それ以後は、先羽根用第2駆動部材17の方は、これまでどおりセット部材27によって反時計方向へ回転させられていくが、先羽根用第1駆動部材16の方は、時計方向へ回転させられていくことになり、先羽根の3枚の羽根31〜33は、隣接する羽根同士の重なりを大きくしつつ、開口部1aの下方位置へ逆戻りしていくことになる。そして、先羽根のスリット形成羽根33が、開口部1aから退くと、後羽根のスリット形成羽根39も開口部1aから退き、開口部1aが全開になる。
このようにして、開口部1aが全開になると、先羽根用第2駆動部材17と後羽根用駆動部材19に取り付けられている鉄片部材21,24の鉄片部21c,24cが、相前後して先羽根用電磁石と後羽根用電磁石の鉄芯部材10,11に接触する。そして、その直後に、セット部材27の回転が停止させられ、各駆動部材16,17,19の回転が停止する。そのため、先羽根用第2駆動部材17と後羽根用駆動部材19の停止状態においては、鉄片部材21,24の鉄片部21c,24cが、圧縮ばね22,25の付勢力に抗して、図2の状態から取付部17c,19b内に押し込まれ、反対側の頭部21b,24bが取付部17c,19bから離れた状態になる。そして、この状態が、図7に示されたセット完了状態であり、セット部材27は、次の撮影が行われるまで、このセット位置に留まっている。そして、このセット作動の完了状態においては、カメラの電源がオン状態になっていれば、撮像素子に結像している被写体像を、液晶表示装置などのモニターで観察することが可能となる。
次の撮影に際して、カメラのレリーズボタンが押されると、先ず、先羽根用電磁石と後羽根用電磁石のコイル12,13に通電され、電磁力によって鉄片部材21,24が鉄芯部材10,11に吸着保持される。次に、図示していないカメラ本体側の部材が、セット部材27の被押動部27dに対する押圧力を解くので、セット部材27は、図示していない復帰ばねの付勢力によって反時計方向へ回転されて初期位置へ復帰していく。そして、その復帰作動の初期段階で、セット部材27は、その押動部27bが先羽根用第2駆動部材17の被押動部17bから離れ、押動部27cが後羽根用駆動部材19のローラー19dから離れる。また、抑止部材28は、セット部材27によって時計方向へ回転させられるので、セットばね34の付勢力によって、先羽根用第1駆動部材16は、その被抑止部16bが抑止部材28の抑止部28aに追従して反時計方向へ回転させられ、先羽根の3枚の羽根31〜33が開口部1aを覆い始める。そのときの状態が図8に示されている。
この図8の状態になったときには、セット部材27が離れたことによって、先羽根用第2駆動部材17と後羽根用駆動部材19は、図7に示されたセット位置よりも、各々の駆動ばね23,26の付勢力と圧縮ばね22,25の付勢力とによって僅か反時計方向へ回転させられていて、それらの取付部17c,19bを鉄片部材21,24の頭部21b,24bに接触させた状態になっている。そのため、この図8に示された位置が、先羽根用第2駆動部材17と後羽根用駆動部材19にとっての露光作動開始位置であり、後羽根にとっての露光作動開始位置ということになる。
ところで、後羽根は、二つのアーム35,36に3枚の羽根37〜39を、合計6箇所で回転可能に取り付けている。そして、それらの取付け箇所には夫々公差が設けられていることによるガタが生じるため、撮影時におけるカメラの構え方によっては、露光作動開始位置におけるスリット形成羽根39の姿勢が僅かに変わってしまい、所定の露光時間を安定して得ることができなくなってしまうことがある。そのため、本実施例では、後羽根用駆動ばね26よりも付勢力の小さいばね40によって、アーム36に対して常に反時計方向へ回転する付勢力を与えておくようにしてガタ寄せをし、撮影時には、スリット形成羽根39が、常に同じ姿勢から露光作動を開始できるようにしている。このように、ばね40を設けることは周知であり、本実施例の場合には、アーム36を反時計方向へ回転させるように付勢しているが、時計方向へ回転させるように付勢しても同等の効果を有することが知られている。
セット部材27が、図8に示された位置からさらに反時計方向へ回転していくと、抑止部材28も時計方向へさらに回転していくため、先羽根用第1駆動部材16はセットばね34の付勢力によってさらに反時計方向へ回転していく。そのようにして、先羽根の3枚の羽根31〜33が、開口部1aの約2/3を覆った状態が図9に示されている。そして、このとき、先羽根用第1駆動部材16の被押動ピン16cは、かなり先羽根用第2駆動部材17の押動部17dに近付いてきている。その後、先羽根の3枚の羽根31〜33が、開口部1aを完全に覆うころになると、抑止部材28がさらに時計方向へ回転したことによって、その抑止部28aが、先羽根用第1駆動部材16の被抑止部16bの作動軌跡外へ逃げるため、先羽根用第1駆動部材16は、それまでよりも速く回転し、被押動ピン16cが先羽根用第2駆動部材17の押動部17dに当接して停止する。そして、その後、セット部材27が初期位置に復帰して停止した状態が図10に示されており、この位置が先羽根用第1駆動部材16と先羽根にとっての露光作動開始位置である。
ところで、本実施例においては、セット部材27の初期位置への復帰作動に伴って、抑止部材28による抑止位置が移動し、先羽根用第1駆動部材16が反時計方向へ回転していくようになっている。そして、そのときのセット部材27と抑止部材28の回転速度は異なっている。また、特許文献1,2に記載されている構成のように、先羽根用第1駆動部材16の抑止が、露光作動終了位置近傍で解かれると、被押動ピン16cが押動部17dに当接したときの衝撃が大きくなって、先羽根用第2駆動部材17が僅かに作動してしまい、圧縮ばね22を一時的に圧縮させてしまうことがある。そして、そのようにした場合は、先羽根用第2駆動部材17は、その後の復帰作動時に、取付部17cによって鉄片部材21の頭部21bを叩き、鉄片部21cを、鉄芯部材10の吸引力に抗して、鉄芯部材10から離してしまうことがある。ところが、本実施例の場合には、先羽根用第1駆動部材16の抑止が解けるのは、先羽根用第1駆動部材16の被押動ピン16cが先羽根用第2駆動部材17の押動部17dに近付いてからである。そのため、抑止が解かれてからの先羽根用第1駆動部材16の回転角度が小さいため、被押動ピン16cが押動部17dに当接してもその衝撃力は極めて小さく、鉄芯部材10に対する鉄片部材21の吸着状態に全く影響を及ぼさない。更に、被押動ピン16cが押動部17dに当接しても、先羽根用第1駆動部材16は殆どバウンドしないから、先羽根用第1駆動部材16と先羽根は、セット部材27が初期位置へ復帰したときには既に静止しており、いつでも露光作動を開始できるようになっている。
また、本実施例は、先羽根の場合も、二つのアーム29,30に対し、3枚の羽根31〜33を合計6箇所で回転可能に取り付けている。そのため、上記した後羽根の場合と同様に、撮影時におけるカメラの構え方によっては、図10に示された露光作動開始位置において、スリット形成羽根33の姿勢が変わってしまい、所定の露光時間が安定して得られなくなってしまうことがある。しかしながら、本実施例のセットばね34は、このように先羽根用第1駆動部材16と先羽根を露光作動開始位置へ作動させる役目のほか、上記のばね40と同じガタ寄せの役目も有している。そのため、先羽根の場合にも、撮影時には、スリット形成羽根33が、常に同じ姿勢から露光作動を開始できるようになっている。
図10に示すように、セット部材27が初期位置で停止すると、最初に先羽根用電磁石のコイル12に対する通電が断たれ、所定時間後に後羽根用電磁石のコイル13に対する通電が断たれる。そこで先ず、先羽根用電磁石のコイル12に対する通電が断たれると、鉄片部材21に対する鉄芯部材10の吸引力が失われ、先羽根用第2駆動部材17が、先羽根用駆動ばね23の付勢力によって時計方向へ急速に回転させられが、そのとき、その押動部17dが被押動ピン16cを押して先羽根用第1駆動部材16を、セットばね34の付勢力に抗して時計方向へ回転させる。そのため、先羽根の3枚の羽根31〜33は、隣接する羽根同士の重なりを大きくしながら下方へ移動してゆき、スリット形成羽根33の上端縁で開口部1aを開放していく。
他方、後羽根用電磁石のコイル13に対する通電が断たれると、鉄片部材24に対する鉄芯部材11の吸引力が失われ、後羽根用駆動部材19が、後羽根用駆動ばね26の付勢力によって時計方向へ急速に回転させられる。そのため、後羽根の3枚の羽根37〜39は、隣接する羽根同士の重なりを小さくしながら下方へ移動してゆき、スリット形成羽根39の下端縁で開口部1aを覆っていく。以後は、このようにして、先羽根と後羽根が、それらのスリット形成羽根31,39の間に形成したスリットにより、撮像素子の撮像面を上から下へ連続的に露光していくことになるが、その露光作動の最終段階になると、最初に、先羽根用第1駆動部材16の駆動ピン16dが緩衝部材4に当接して、先羽根用の二つの駆動部材16,17と先羽根の作動が停止させられ、次に、後羽根用駆動部材19の駆動ピン19cが緩衝部材5に当接して、後羽根用駆動部材19と後羽根の作動も停止させられる。そして、露光作動を終了した図1,図2及び図4の状態で、被写体の撮像情報を撮像素子から記憶装置に転送することによって撮影が終了したことになる。
次に、図11及び図12を用いて実施例2を説明するが、図11は、上記の図2と同様にして、露光作動終了直後の状態を示した平面図であり、図12は、上記の図3と同様にして、図11の右側から見て構成部材を分かり易く示した断面図である。また、本実施例の構成においては、その殆どの構成部材が上記の実施例1における構成部材と実質的に同じである。そのため、図11及び図12においては、実施例1の場合と同じ部材及び同じ部位には、同じ符号を付けてあるので、それらについての構成説明を省略することにし、以下においては、実施例1の場合と異なる構成についてだけ説明することにする。
本実施例の抑止部材41は、抑止部41aと、係合部41bとを有していて、シャッタ地板1の軸1iに回転可能に取り付けられている。しかしながら、その係合部41bは、実施例1における抑止部材28の係合部28bのように二股状には形成されていない。また、図12から分かるように、本実施例の場合には、軸1iが、実施例1の場合より長く形成されていて、そこにばね42を巻回している。そして、ばね42は、その一端を抑止部材41に掛け、他端をシャッタ地板1に掛けることによって、図11において、抑止部材41を時計方向へ回転させるように付勢し、係合部41bを、セット部材27の突起部27eに常に接触させるようにしている。
図12から分かるように、本実施例の場合には、先羽根用第1駆動部材16の筒部16aが、実施例1の場合よりも長く形成されている。また、本実施例のセットばね43は、実施例1のセットばね34のように軸1jには巻回されておらず、その筒部16aに巻回されている。そして、そのセットばね43は、一端を先羽根用第1駆動部材16に掛け、他端を先羽根用第2駆動部材17に掛けていて、図11に示されている状態から先羽根用第1駆動部材16の被押動ピン16cと先羽根用第2駆動部材17の押動部17dが離れたときだけ、先羽根用第1駆動部材16を反時計方向へ付勢し、先羽根用第2駆動部材17を時計方向へ付勢するようになっている。また、本実施例は、実施例1において軸1kに巻回されていたばね40も備えていない。その他の構成は、実施例1の場合と全く同じである。
次に、本実施例の作動説明を、上記の実施例1の作動説明に準じて行うが、実施例1と共通する点については、出来るだけ簡略化して説明することにする。先ず、図11は、露光作動終了直後の停止状態を示している。このとき、セット部材27は初期位置にあり、抑止部材41は、ばね42の付勢力によって、その係合部41bをセット部材27の突起部27eに接触させ、抑止部41aを、先羽根用第1駆動部材16の被抑止部16bの作動軌跡外にもたらしている。
セット部材27が初期位置からセット作動を開始すると、その突起部27eが係合部41bを押し、ばね42の付勢力に抗して抑止部材41を反時計方向へ回転させ、抑止部41aを、先羽根用第1駆動部材16の被抑止部16bの作動軌跡内へ臨ませてゆく。そして先ず、セット部材27の押動部27bが先羽根用第2駆動部材17の被押動部17bを押し、先羽根用第2駆動部材17を先羽根用駆動ばね23の付勢力に抗して反時計方向へ回転させる。このとき、先羽根用第1駆動部材16には、先羽根用第2駆動部材17との間にセットばね43が掛けられているので、先羽根用第1駆動部材16も、その被押動ピン16cが先羽根用第2駆動部材17の押動部17dに追従して反時計方向へ回転し、先羽根の3枚の羽根31〜33を上方へ移動させていく。
その後、先羽根のスリット形成羽根33が開口部1aを覆い始めると、セット部材27の押動部27cが後羽根用駆動部材19のローラー19dを押し始め、後羽根用駆動部材19を、後羽根用駆動ばね26の付勢力に抗して反時計方向へ回転させ始めるので、後羽根の3枚の羽根37〜39も上方へ移動されていく。そして、その後、先羽根用第1駆動部材16の被抑止部16bと抑止部材41の抑止部41aとが接触すると、それ以後は、先羽根用第2駆動部材17は、セット部材27によって反時計方向へ回転させられていくが、先羽根用第1駆動部材16は、その被抑止部16bを抑止部材41の抑止部41aに押されて時計方向へ回転させられ逆戻りしていくので、それらの駆動部材16,17の間に掛けらたセットばね43は、緊張させられていくようになる。そして、開口部1aが全開になり、鉄片部材21,24の鉄片部21c,24cが鉄芯部材10,11に接触すると、セット作動が終了する。
次の撮影に際して、カメラのレリーズボタンが押されると、先ず、コイル12,13に対して通電され、鉄片部材21,24が鉄芯部材10,11に吸着保持される。次に、図示していない復帰ばねの付勢力によってセット部材27が初期位置へ復帰作動を開始すると、ばね42の付勢力によって、抑止部材41も、その係合部41bがセット部材27の突起部27eと接触を保ったまま時計方向へ回転していくため、先羽根用第1駆動部材16はセットばね43の付勢力によって反時計方向へ回転していく。その後、先羽根の3枚の羽根31〜33が、開口部1aを完全に覆うころになると、抑止部材41の抑止部41aが、先羽根用第1駆動部材16の被抑止部16bの作動軌跡外へ逃げるため、先羽根用第1駆動部材16は、それまでよりも速く回転し、被押動ピン16cが先羽根用第2駆動部材17の押動部17dに当接して停止する。そして、その直後に、セット部材27が初期位置に復帰して停止する。
このように、本実施例の場合にも、セット部材27の初期位置への復帰作動に伴って、抑止部材41による抑止位置が移動し、先羽根用第1駆動部材16が反時計方向へ回転していくようになっている。そして、抑止部41aによる被抑止部16bの抑止が解けるのは、先羽根用第1駆動部材16の被押動ピン16cが先羽根用第2駆動部材17の押動部17dに近付いてからのことである。そのため、その抑止が解かれて被押動ピン16cが押動部17dに当接してもその衝撃力は極めて小さく、鉄芯部材10に対する鉄片部材21の吸着状態に全く影響を及ぼさない。また、被押動ピン16cが押動部17dに当接しても、先羽根用第1駆動部材16は殆どバウンドしないから、先羽根用第1駆動部材16と先羽根は、セット部材27が初期位置へ復帰したときには既に静止していて、いつでも露光作動を開始できるようになっている。
セット部材27が初期位置で停止すると、最初に先羽根用電磁石のコイル12に対する通電が断たれ、所定時間後に後羽根用電磁石のコイル13に対する通電が断たれる。そこで先ず、コイル12に対する通電が断たれると、鉄片部材21に対する鉄芯部材10の吸引力が失われ、先羽根用第2駆動部材17が、先羽根用駆動ばね23の付勢力によって時計方向へ急速に回転させられが、そのとき、その押動部17dが被押動ピン16cを押して先羽根用第1駆動部材16を時計方向へ回転させる。そのため、先羽根の3枚の羽根31〜33は、隣接する羽根同士の重なりを大きくしながら下方へ移動してゆき、スリット形成羽根33の上端縁で開口部1aを開放していく。しかしながら、本実施例の場合には、この作動によってセットばね43は緊張されていかない。
他方、コイル13に対する通電が断たれると、鉄片部材24に対する鉄芯部材11の吸引力が失われ、後羽根用駆動部材19が、後羽根用駆動ばね26の付勢力によって時計方向へ急速に回転させられる。そのため、後羽根の3枚の羽根37〜39は、隣接する羽根同士の重なりを小さくしながら下方へ移動してゆき、スリット形成羽根39の下端縁で開口部1aを覆っていく。以後は、それらのスリット形成羽根33,39の間に形成したスリットにより、撮像素子の撮像面を上から下へ連続的に露光していくが、その露光作動の最終段階になると、最初に、先羽根用第1駆動部材16の駆動ピン16dが緩衝部材4に当接して、先羽根用の二つの駆動部材16,17と先羽根の作動が停止させられ、次に、後羽根用駆動部材19の駆動ピン19cが緩衝部材5に当接して、後羽根用駆動部材19と後羽根の作動が停止させられ、図11の状態に復帰する。
尚、上記の各実施例においては、セット部材27に図示していない復帰ばねが掛けられていて、セット部材27のセット作動は、被押動部27dをカメラ本体側の部材に押されて行い、初期位置への復帰作動は、カメラ本体側の部材の押圧力が解かれるのに伴って、図示していない復帰ばねの付勢力によって行われるようにしているが、本発明は、そのような構成に限定されず、復帰ばねを備えることなく、セット部材のセット作動も復帰作動も、カメラ本体側の部材によって強制的に行わされるようにしてもよい。また、上記の各実施例のように、セット部材27を、カメラ本体側の部材に直接連動させず、シャッタ側に設けられている他の部材を介して連動するようにしてもよい。更に、上記の実施例の場合には、先羽根も後羽根も、夫々3枚の羽根を有しているが、本発明は、そのような枚数には限定されず、各々1枚ずつであっても構わないし、両者の枚数が異なっていても差し支えない。
カメラに組み込んだ状態において、被写体側から見た実施例1の平面図であって、露光作動終了直後の状態を示したものである。 図1の一部を拡大して示した平面図である。 図2の右側から見て構成部材を分かり易く示した断面図である。 図2に示されている構成部材のうち作動説明に必要な主な構成部材だけを示した平面図である。 図4と同様にして示した平面図であって、セット作動の初期段階の状態を示したものである。 図4と同様にして示した平面図であって、図5の状態より更にセット作動の進んだ状態を示したものである。 図4と同様にして示した平面図であって、セット作動の完了状態を示したものである。 図4と同様にして示した平面図であって、カメラのレリーズボタンが押されたとき、露光作動に先立ってセット部材がセット位置から初期位置へ復帰する初期段階の状態を示したものである。 図4と同様にして示した平面図であって、セット部材の初期位置への復帰作動が図8の状態よりも進んだ状態を示したものである。 図4と同様にして示した平面図であって、セット部材が初期位置で停止した露光作動開始直前の状態を示したものである。 図2と同様にして露光作動終了直後の状態を示した実施例2の平面図である。 図11の右側から見て構成部材を分かり易く示した断面図である。
符号の説明
1 シャッタ地板
1a,2a,3a 開口部
1b,1c,3b,3c 長孔
1d,1e,1f,1g,1h,1i,1j,1k 軸
2 中間板
3 補助地板
4,5 緩衝部材
6 支持板
6a,6b ラチェット爪
6a−1,6a−2,6b−1,6b−2 爪部
6c ばね掛け部
7 プリント配線板
8,9 ねじ
10,11 鉄芯部材
12,13 コイル
14,15 ボビン
16 先羽根用第1駆動部材
16a,17a,19a,27a 筒部
16b 被抑止部
16c 被押動ピン
16d,19c 駆動ピン
17 先羽根用第2駆動部材
17b,27d 被押動部
17c,19b 取付部
17d,27b,27c 押動部
18,20 ラチェット部材
18a,18b,20a,20b ラチェット歯
19 後羽根用駆動部材
19d ローラー
21,24 鉄片部材
21a,25a 軸部
21b,24b 頭部
21c,24c 鉄片部
22,25 圧縮ばね
23 先羽根用駆動ばね
26 後羽根用駆動ばね
27 セット部材
27e 突起部
28,41 抑止部材
28a,41a 抑止部
28b,41b 係合部
29,30,35,36 アーム
31,32,33,37,38,39 羽根
34,43 セットばね
40,42 ばね

Claims (5)

  1. 露光用開口部を有していて第1軸,第2軸,第3軸,第4軸を立設しているシャッタ地板と、被抑止部及び被押動部を有していると共に先羽根と連結していて前記第1軸に回転可能に取り付けられている先羽根用第1駆動部材と、押動部を有していて前記第1軸に回転可能に取り付けられており露光作動時には先羽根用駆動ばねの付勢力によって該押動部が前記被押動部を押すことで先羽根用第1駆動部材を伴って作動し先羽根に露光作動を行わせる先羽根用第2駆動部材と、少なくとも先羽根用第2駆動部材がセット位置にあるときには先羽根用第1駆動部材と先羽根とを露光作動開始位置へ作動させるための付勢力が与えられているセットばねと、後羽根と連結していて前記第2軸に回転可能に取り付けられており露光作動時には後羽根用駆動ばねの付勢力によって作動し後羽根に露光作動を行わせる後羽根用駆動部材と、突起部を有していて前記第3軸に回転可能に取り付けられておりセット作動時には初期位置からセット位置まで作動して先羽根用第2駆動部材と後羽根用駆動部材とを前記各駆動ばねの付勢力に抗して夫々のセット位置まで作動させカメラのレリーズ時には先羽根の露光作動に先立って初期位置へ復帰作動するセット部材と、抑止部と係合部とを有していて前記第4軸に回転可能に取り付けられており該係合部が前記突起部に係合していることによって前記セット部材に連動して往復回転させられ前記セット部材がセット位置にあるときには前記露光用開口部を全開状態にしておくために前記被抑止部に該抑止部が接触して前記セットばねの付勢力による前記先羽根用第1駆動部材の回転を抑止し前記セット部材初期位置へ復帰作動するときには前記被押動部が前記押動部に近付いてから該抑止部による前記被抑止部の抑止を解く抑止部材と、を備えていることを特徴とするデジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  2. 前記抑止部材は、前記係合部が二股状をしていて前記突起部を挟持していることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  3. 前記抑止部材は、ばねによって一方方向へ回転するように付勢されており、前記セット部材のセット作動時には前記係合部を前記突起部に押されて該ばねの付勢力に抗して回転させられ、前記セット部材の復帰作動時には該ばねの付勢力によって前記係合部が前記突起部に追従して回転するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  4. 前記先羽根は、各々の一端を前記地板に対して回転可能に取り付けた複数のアームと、該複数のアームに枢支された少なくとも1枚の羽根とで構成されており、また、前記セットばねは、前記先羽根用駆動ばねよりも弱い付勢力を有していて、その一端を該複数のアームの一つに掛け、他端を前記地板に掛けていて、先羽根用第1駆動部材と先羽根とを露光作動開始位置へ作動させるように付勢していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のデジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  5. 前記セットばねは、一端を先羽根用第1駆動部材に掛け、他端を先羽根用第2駆動部材に掛けていて、前記被抑止部が前記抑止部に抑止されているときだけ、先羽根用第1駆動部材と先羽根とを露光作動開始位置へ作動させる方向への付勢力が付与されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のデジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
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