JP5116569B2 - 荷受台昇降装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両の荷台に対する荷物の積み卸し作業を支援する荷受台昇降装置に関する。
荷受台昇降装置には、その荷受台に夜間作業用の警告ランプを備えたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2003−260972号公報
しかしながら、荷受台昇降装置といっても近年はニーズの多様化によって種類も増加してきており、取り付ける車両の大きさやタイプによって構造も様々である。例えばいわゆる格納式荷受台昇降装置と呼ばれるものは、荷受台を2つ折り又は3つ折りに畳み、リフトアーム等とともに車両の下部に引き込んで格納するように構成されており、その構造もさることながら動きも複雑である。このような荷受台昇降装置に前述の警告ランプを取り付ける場合、一般に車両又は荷受台昇降装置の基部ユニットに搭載されているバッテリに警告ランプを電気ケーブルで接続する必要がある。この場合、外観品質の低下を回避するためには、リフトアームや荷受台等といった動作を伴う部材の内部に電気ケーブルを通す必要があり、その配線作業が極めて煩わしい。
本発明はこれに鑑みなされたもので、配線作業の負担を大きく軽減することができる荷受台昇降装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明は、車両の荷台に対する荷物の積み卸し作業を支援する荷受台昇降装置において、荷受台と、前記荷受台を動作させる駆動装置と、前記荷受台に設けられ、電波を受けて電磁誘導により起電するコイルと該コイルを流れる電流で発光する発光手段を有する標識灯と、当該荷受台昇降装置の電源の入り切りを切り換える電源スイッチと、前記荷受台の動作を指示する無線操作式の操作装置と、前記操作装置からの操作信号を入力して前記駆動装置の動作を指示する指令信号を出力するコントローラとを備え、前記コントローラが、前記操作装置からの操作信号を入力する入力部と、前記電源スイッチを介する電源の入力又は前記操作装置からの操作信号を基に発光信号を生成する演算部と、前記演算部で生成された発光信号を電波に変換し前記標識灯に発信する送信部とを備えていることを特徴とする。
第2の発明は、車両の荷台に対する荷物の積み卸し作業を支援する荷受台昇降装置において、荷受台と、前記荷受台を動作させる駆動装置と、前記荷受台に設けられ、電波を受けて電磁誘導により起電するコイルと該コイルを流れる電流で発光する発光手段を有する標識灯と、当該荷受台昇降装置の電源の入り切りを切り換える電源スイッチと、前記駆動装置の動作を指示する指令信号を出力するコントローラとを備え、前記コントローラが、前記電源スイッチを介する電源の入力を基に発光信号を生成する演算部と、前記演算部で生成された発光信号を電波に変換し前記標識灯に発信する送信部とを備えていることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、前記荷受台の動作を指示する操作信号を前記コントローラに出力する有線操作式の操作装置を備えたことを特徴とする。
第4の発明は、車両の荷台に対する荷物の積み卸し作業を支援する荷受台昇降装置において、荷受台基端部及びこれに折り重ねられる荷受台本体部を有し前記車両の下部に格納可能な荷受台と、前記車両の下部に設けたガイドレールと、前記ガイドレールに沿って走行可能なスライダと、前記スライダを前後に移動させるスライドシリンダと、前記スライダに対して前記荷受台を昇降可能に連結する平行リンクと、前記荷受台を昇降させるリフトシリンダと、前記荷受台に設けられ、電波を受けて電磁誘導により起電するコイルと該コイルを流れる電流で発光する発光手段を有する標識灯と、当該荷受台昇降装置の電源の入り切りを切り換える電源スイッチと、前記荷受台の動作を指示する無線操作式の操作装置と、前記操作装置からの操作信号を入力して前記スライドシリンダ又は前記リフトシリンダの動作を指示する指令信号を出力するコントローラとを備え、前記コントローラが、前記操作装置からの操作信号を入力する入力部と、前記電源スイッチを介する電源の入力又は前記操作装置からの操作信号を基に発光信号を生成する演算部と、前記演算部で生成された発光信号を電波に変換し前記標識灯に発信する送信部とを備えていることを特徴とする。
第5の発明は、車両の荷台に対する荷物の積み卸し作業を支援する荷受台昇降装置において、荷受台基端部及びこれに折り重ねられる荷受台本体部を有し前記車両の下部に格納可能な荷受台と、前記車両の下部に設けたガイドレールと、前記ガイドレールに沿って走行可能なスライダと、前記スライダを前後に移動させるスライドシリンダと、前記スライダに対して前記荷受台を昇降可能に連結する平行リンクと、前記荷受台を昇降させるリフトシリンダと、前記荷受台に設けられ、電波を受けて電磁誘導により起電するコイルと該コイルを流れる電流で発光する発光手段を有する標識灯と、当該荷受台昇降装置の電源の入り切りを切り換える電源スイッチと、前記スライドシリンダ又は前記リフトシリンダの動作を指示する指令信号を出力するコントローラとを備え、前記コントローラが、前記電源スイッチを介する電源の入力を基に発光信号を生成する演算部と、前記演算部で生成された発光信号を電波に変換し前記標識灯に発信する送信部とを備えていることを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明において、前記荷受台の動作を指示する操作信号を前記コントローラに出力する有線操作式の操作装置を備えたことを特徴とする。
第7の発明は、第1〜第6のいずれかの発明において、前記標識灯が、前記コイルと、前記コイルに起電した交流電圧を直流電圧に変換するダイオードと、前記ダイオードで整流されて前記コイルを流れる直流電流で発光する前記発光手段としての発光ダイオードとを備えていることを特徴とする。
第8の発明は、第1〜第7のいずれかの発明において、前記演算部が、前記電源スイッチを介して電源の入力があった場合、予め定められた設定時間、前記発光信号を連続的又は断続的に生成し、前記標識灯を点灯又は点滅させることを特徴とする。
第9の発明は、第1〜第7のいずれかの発明において、前記演算部が、前記操作装置からの操作信号の入力があった場合、操作信号の入力中又は予め定められた設定時間、前記発光信号を連続的又は断続的に生成し、前記標識灯を点灯又は点滅させることを特徴とする。
第10の発明は、第4〜第6のいずれかの発明において、前記スライダが動作範囲の後端位置にあることを検出する後端センサをさらに備え、前記演算部が、前記後端センサからの検出信号が入力されている間、前記発光信号を連続的又は断続的に生成し、前記標識灯を点灯又は点滅させることを特徴とする。
第11の発明は、第4〜第6のいずれかの発明において、前記スライダの格納位置からのスライド開始、及び前記スライダが前記格納位置と前記後端位置との間をスライド中であることを検出又は判定する検出手段をさらに備え、前記演算部が、前記スライダが格納位置からスライドし始めた際、及び前記格納位置と前記後端位置との間をスライドしている際に、前記発光信号を連続的又は断続的に生成し、前記標識灯を点灯又は点滅させることを特徴とする。
第12の発明は、第1〜第11のいずれかの発明において、前記発光手段が、前記荷受台の上面の両側部又は両側面に設けられていることを特徴とする。
第13の発明は、第1〜第12のいずれかの発明において、前記発光手段の発光色が可変であることを特徴とする。
本発明によれば、標識灯に対する配線作業が不要化されるため、配線作業の負担を大きく軽減することができる。
以下に図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の荷受台昇降装置を搭載した車両の全体構造を表す側面図である。本明細書においては、図1の左側、右側、紙面直交方向手前側、紙面直交方向奥側をそれぞれ前側、後側、左側、右側とする。
図1に示した車両は、車枠1と、車枠1の前方に設けた運転室2と、車枠1上に搭載した荷台3と、車枠1の下部後側に設けた格納式の荷受台昇降装置4とを備えている。この荷受台昇降装置4は、例えば走行運転時には荷受台5を折り畳んで荷台3の下側に格納し、荷台3への荷物の積み卸し作業時等には荷受台5を後方にスライドさせて展開し、荷台3の床面高さと地面高さとの間で昇降させ作業支援を行う。
図2及び図3は荷受台昇降装置4の詳細構造を表す斜視図で、図2は荷受台5を格納した状態、図3は荷受台5を展開した状態を表している。
図2及び図3に示したように、荷受台昇降装置4は、荷物を積載する前出の荷受台(プラットフォーム)5と、荷受台5等を前後方向にスライドさせるスライド駆動部6と、荷受台5を昇降させる昇降駆動部7と、荷受台に設けた標識灯60とを備えている。
スライド駆動部6は、車体1の下部後側に前後方向に延設した左右一対のガイドレール8と、左右のガイドレール8にそれぞれ係合支持されガイドレール8に沿って走行可能な左右のスライダ9と、左右のスライダ9に装架した連結部材10と、連結部材10におけるスライダ9の外側に設けた左右のブラケット部11と、スライダ9の後方に突設した左右の支持フレーム13と、支持フレーム13の先端に設けられ格納及び展開の際に荷受台5が転接する支持ローラ12と、左右のスライダ9をそれぞれ前後に移動させる左右のスライドシリンダ14とを備えている。左右のスライドシリンダ14の伸縮駆動に伴ってスライダ9がガイドレール8に沿って移動し、スライダ9と一体となって連結部材10、ブラケット部11、支持フレーム13、支持ローラ12が前後方向に移動する。このとき、左右のガイドレール8には、スライダ9の前後方向の移動範囲を制限する前後のストッパ(図示せず)と、スライダ9が後側ストッパに当接した状態(作業位置とする)にあるかどうかを検出する後端センサ15(後述の図5参照)が設けられている。また、支持フレーム13には、リフトアーム18(後述)が水平位置付近に設定された格納高さにあるときにリフトアーム18に設けた図示しないターゲットに対向するようにアームセンサ16が設けられている。これらセンサ15,16にはいずれも例えば近接センサを用いることができる。
昇降駆動部7は、上端部がブラケット部11に回動可能に連結された第1アーム(チルトアーム)17と、前端部が第1アーム17に後端部が荷受台5にそれぞれ回動可能に連結された第2アーム(リフトアーム)18と、前端部がブラケット部11に後端部が荷受台5にそれぞれ回動可能に連結された第3アーム(コンプレッションアーム)19と、ロッド側が第1アーム17の下端部にボトム側が第2アーム18にそれぞれ回動可能に連結されたリフトシリンダ20とをそれぞれ左右一対ずつ備えている。第2アーム18及び第3アーム19はスライダ9に対して荷受台5を昇降可能に連結する平行リンクを形成し、この平行リンクがリフトシリンダ20の伸縮駆動に伴って上下に回動することで荷受台5が水平姿勢を保って昇降する。
荷受台5は、上記昇降駆動部7に支持された荷受台基端部21と、荷受台基端部21にヒンジ22を介し回動可能に連結された荷受台本体部23と、荷受台本体部23にヒンジ24を介し回動可能に連結された荷受台先端部25とを備えている。ヒンジ22は、両端が荷受台基端部21及び荷受台本体部23の上面近傍にそれぞれピン(図示せず)を介し回動可能に連結されており、荷受台基端部21に対する荷受台本体部23の回動機構が、ヒンジ22を介する二重関節構造となっている。同様に、ヒンジ24は、両端が荷受台本体部23及び荷受台先端部25の上面近傍にそれぞれピン(図示せず)を介し回動可能に連結されており、荷受台本体部23に対する荷受台先端部25の回動機構が、ヒンジ24を介する二重関節構造となっている。荷受台本体部23及び荷受台先端部25は、それぞれ展開状態から上方に回動して折り重ねられる。
このとき、図2及び図3には図示していないが、荷受台基端部21と荷受台本体部23を連結するヒンジ22には、荷受台5の開閉状態を検出し荷受台5が格納動作中か否かを検出するゲートセンサ56(図5参照)が設けられている。このゲートセンサ56には、ヒンジ22の荷受台基端部21に対する角度を検出する角度センサを用いることができる。前述したようにヒンジ22は二重関節構造であるため、荷受台本体部23を荷受台基端部21に折り重ねる際、荷受台本体部23がヒンジ24に対して90度回動した後、ヒンジ24が荷受台本体部23に拘束されて荷受台基端部21に対して回動し始め、最終的に荷受台本体部23と荷受台基端部21の互いの荷受面が対向する。したがって、作業後に実際に荷受台5を格納する際には、後述するように荷受台先端部25及び荷受台本体部23を折り畳んで支持ローラ12に立て掛けた状態でリフトアーム18を上昇させるが、この時点ではヒンジ22の荷受台基端部21に対する角度は90度に到達していない。荷受台5が展開しているときの荷受台基端部21に対するヒンジ22の角度を0(ゼロ)、接地位置で支持ローラ12に荷受台本体部23を立て掛けた際の荷受台基端部21に対するヒンジ24の角度をα(0<α<90°)とした場合、ゲートセンサ56は荷受台基端部21に対するヒンジ22の角度が設定角度β(α<β<90°)以上のときに検出信号を出力するように設定されている。
つまり、ゲートセンサ56によって荷受台5の格納動作に入ったことが検出されたら、その後アームセンサ16により荷受台5が水平高さに達したことが検出された際にリフトシリンダ20の伸長動作を停止してスライドシリンダ14の縮退動作に切り換えることで、荷受台5を自動的に車両1の下部に引き込んで格納することができる。
前述の標識灯60は、荷受台5の側部(側面)に設けられている。本実施形態の場合、荷受台5が折り畳み構造であるため、例えば車両1の下部から引き出されるときに最後端となるように、荷受台基端部21の左右の両側面に標識灯60を取り付けてある。標識灯60を荷受台5の側面から突出させた場合、側方からだけでなく後方からもこれを視認することができる。また、本例では標識灯60を荷受台5の側面に設置した場合を例示しているが、荷受台5の上面(荷受面)の両側部に設けることもできる。また荷受台本体部23や荷受台先端部25の側面又は上面側部に設けることも可能である。
また、スライド駆動部6のブラケット部11の左端部には前出のスライドシリンダ14及びリフトシリンダ20を駆動するための油圧駆動装置(パワーユニット)26が、右端部には荷受台昇降装置4を操作するための荷台外側操作装置27(図2及び図3中にスイッチボックスのみ図示、詳細は後述)が、それぞれ設けられている。
図4は油圧駆動装置26の一構成例を表す油圧回路図である。
この図4において、油圧駆動装置26は、電動モータ28と、電動モータ28によって駆動される油圧ポンプ29と、油圧ポンプ29の吸込側に設けたオイルタンク30と、油圧ポンプ29から吐出された圧油をリフトシリンダ20に供給する圧油供給通路31と、圧油供給通路31の流れを連通又は遮断する上げ動作用コントロールバルブ32と、圧油供給通路31における上げ動作用コントロールバルブ32の下流側から分岐してオイルタンク30に接続する圧油戻し通路33と、圧油戻し通路33の流れを連通又は遮断する下げ動作用コントロールバルブ34と、下げ動作用コントロールバルブ34の下流側に設けた流量制御弁35と、油圧ポンプ29の吐出圧の最大値を規定するリリーフ弁36と、電動モータ28とバッテリ(図示せず)との間に介設したコンダクタリレー37とを備えている。
例えばコンダクタリレー37に駆動指令信号(電気信号)が入力されると、コイル37aが通電されて通常開き状態の接点37bが閉じ、接点37bを介してバッテリから電動モータ28に給電され油圧ポンプ29が駆動する。同時に、上げ動作用コントロールバルブ32のソレノイド部32aに駆動指令信号が入力され、上げ動作用コントロールバルブ32が図4中左側の連通位置に切換わる。このとき、下げ動作用コントロールバルブ34は図4中下側の遮断位置であるから、油圧ポンプ29からの圧油が圧油供給通路31を介しリフトシリンダ20のボトム側に供給され、リフトシリンダ20が伸長し、荷受台5が上昇する。
一方、コンダクタリレー37に駆動指令信号が入力されないと、接点37bが開き電動モータ28及び油圧ポンプ29は停止し、上げ動作用コントロールバルブ32も図4中右側の遮断位置になる。このとき、下げ動作用コントロールバルブ34のソレノイド部34aに駆動指令信号が入力され、下げ動作用コントロールバルブ34が図4中上側の連通位置に切換わると、リフトシリンダ20のボトム側が圧油戻し通路33を介しオイルタンク30に連通し、荷受台5が自重で下降する。
また、油圧駆動装置26は、圧供給供通路31における上げ動作用コントロールバルブ32の上流側から分岐してスライドシリンダ14のロッド側に接続する圧油供給通路38と、圧油供給通路38に設けた絞り弁39及び逆止弁40と、絞り弁39及び逆止弁40の下流側で圧油供給通路38から分岐してスライドシリンダ14のボトム側に接続する圧油供給通路41と、圧油供給通路41の流れを連通又は遮断する後退動作用コントロールバルブ42と、後退動作用コントロールバルブ42の下流側で圧油供給通路41から分岐してオイルタンク30に接した圧油戻し通路43と、圧油戻し通路43の流れを連通又は遮断する前進動作用コントロールバルブ44とを備えている。
例えばコンダクタリレー37に駆動指令信号が入力されると、既述のように電動モータ28及び油圧ポンプ29が駆動し、同時に後退動作用コントロールバルブ42のソレノイド部42aに駆動指令信号が入力され、後退動作用コントロールバルブ42が図4中上側の連通位置に切換わる。このとき、前進動作用コントロールバルブ44は図4中下側の遮断位置であるから、油圧ポンプ29からの圧油が圧油供給通路41を介しスライドシリンダ14のボトム側に供給され、ロッド側との受圧面積差によってスライドシリンダ14が伸長方向に駆動し、荷受台5等が後方にスライドする。
一方、例えばコンダクタリレー37に駆動指令信号が入力されて電動モータ28及び油圧ポンプ29が駆動すると同時に、前進動作用コントロールバルブ44のソレノイド部44aに駆動指令信号が入力されると、前進動作用コントロールバルブ44が図4中上側の連通位置に切換わる。このとき、後退動作用コントロールバルブ42は図4中下側の遮断位置であるから、油圧ポンプ29からの圧油が圧油供給通路38を介しスライドシリンダ14のロッド側に供給され、スライドシリンダ14のボトム側からの圧油が圧油戻し通路43を介してオイルタンク30に流出する。この結果、スライドシリンダ14が縮短方向に駆動し、荷受台5等が前方にスライドする。
なお、スライダ9が後端位置にある状態で荷受台5を昇降させるため、リフトシリンダ20を伸長させる間、後退動作用コントロールバルブ42を連通位置に切換えてスライダ9を既述した後側ストッパに押し付けるように構成することもできる。また、荷受台5の下降時も油圧ポンプ29を駆動し、後退動作用コントロールバルブ42のボトム側に圧油を供給して、スライダ9を後端位置に付勢するように構成することもできる。また、荷受台5の後方スライド時に瞬間的に前進動作用コントロールバルブ44を連通位置に切換え、スライドシリンダ14を圧抜きするように構成することもできる。
図5は本発明の荷受台昇降装置に備えられた制御装置の一構成例を周辺機器と併せて表す機能ブロック図である。
図5において、荷受台5が後端位置にあるかどうかを検出する後端センサ15と、荷受台5の格納動作に入ったことを検出するゲートセンサ56と、折り畳まれた荷受台5がスライド可能な格納位置にあるかどうかを検出するアームセンサ16と、本荷受台昇降装置4に対する操作信号を有線出力する荷台外側操作装置27と、車両1側(又はパワーユニット26内)に設けたコントローラ(制御装置)45と、本荷受台昇降装置4に対する操作信号を無線出力する無線操作装置(リモコン)46とが設けられている。コントローラ45は、荷受台昇降装置4の電源(バッテリ)57と電源スイッチ58を介して接続しており、電源スイッチ58によってコントローラ45の電源の入り切りが切り換えられる。電源スイッチ58は例えば車両1の運転室2内或いはパワーユニット26等に設置することができる。
荷台外側操作装置27は、例えば、押しボタン式の上げ動作スイッチ47A及び下げ動作スイッチ47Bを備えたペンダント操作方式のものであり、上げ動作スイッチ47A又は下げ動作スイッチ47Bの操作に応じた操作信号をコントローラ45にケーブル等を介して出力する。
無線操作装置46は、押しボタン式の上げ動作スイッチ48A及び下げ動作スイッチ48Bと、これらスイッチ48A又は48BのON・OFF状態等のシリアルデータを生成し、このシリアルデータを無線信号として送信する送信部49とを備えており、操作者が携帯可能である。勿論、運転室2や荷台3の中等、任意の場所に保管しておくこともできる。
コントローラ45は、後端センサ15、アームセンサ16及びゲートセンサ56からの検出信号、荷台外側操作装置27からの操作信号を入力する入力部50と、無線操作装置46からの無線操作信号を受信する受信部(入力部)51と、制御プログラム(例えばシーケンス制御やタイマ制御等に基づいたプログラム)を記憶した記憶部(メモリ)52と、この記憶部52に記憶された制御プログラムに従って演算処理を実行しシリンダ14,20の動作を指示する指令信号や標識灯60への発光信号を生成する演算部(CPU)53と、この演算部53で生成した指令信号を各コントロールバルブ32,34,42,44のソレノイド部32a,34a,42a,44aやコンダクタリレー37に適宜出力する出力部54と、演算部53で生成した発光信号を電波に変換し標識灯60に出力する送信部55とを備えている。
記憶部52には、電源スイッチ58がONとなりコントローラ45に対して電源スイッチ58を介して電源の入力があった場合に予め定められた設定時間が経過するまでの間、発光信号を連続的(又は断続的)に生成する制御プログラムが格納されている。演算部53は、入力部50や受信部51を介して入力した各種信号を基にシリンダ14,20の動作を指示する指令信号を生成する一方、電源スイッチ48を介して電源の入力があった場合、記憶部52から読み出したプログラムに従って発光信号を設定時間連続的(又は断続的)に生成し、標識灯60を点灯(又は点滅)させる。
標識灯60は、コントローラ45の送信部55から出力される電波を受けて電磁誘導により起電するコイル61と、コイル61を流れる交流電流を整流するダイオード62と、コイル61を流れる電流で発光する発光手段63とを備えている。つまり、この標識灯60は、コントローラ45の送信部55からの電波を受信している間のみコイル61に流れる起電流により発光手段63を発光(点灯)させる構成であり、電源が不要である。発光手段63には、発光ダイオード(LED)を好ましく用いることができるが、場合によってはフィラメントを用いた電球等を用いることもできる。また必須ではないが、予め定められた間隔又はパターンで断続的に起電流を流す点滅用制御回路64を設け、コントローラ45からの電波を受信している間、予め定められた間隔又はパターンで発光手段63を点滅させる構成とすることもできる。
続いて本実施形態の荷受台昇降装置の動作及び作用効果を順次説明していく。
例えば車両1の下部に格納された状態の荷受台5を使用する場合、電源スイッチ58を入れ、荷台外側操作装置27の下げ動作スイッチ47B又は無線操作装置46の下げ動作スイッチ48Bを押し続ければ、コントローラ45を介してスライドシリンダ14への伸長指令がなされて荷受台5が格納位置から後方に移動する。荷受台5が後端位置まで引き出されたことが後端センサ15で検出された後、さらにスイッチ47B又は48Bを押すと、コントローラ45からの指令信号がリフトシリンダ20への縮退指令に切り換わり、荷受台5が接地位置まで下降する。荷受台5が接地位置まで下降したら、荷受台5を展開し、荷台外側操作装置27又は無線操作装置46の上げ動作スイッチ又は下げ動作スイッチを適宜操作することにより、荷受台5を昇降させて荷役作業の支援に利用することができる。
一方、荷役作業終了後に車両1の下部に荷受台5を格納する場合、まず荷受台5を折り畳んで支持ローラ12に立て掛け、荷台外側操作装置27の上げ動作スイッチ47A又は無線操作装置46の上げ動作スイッチ48Aを押す。すると、コントローラ45を介してリフトシリンダ20に伸長指令がなされて荷受台5が上昇する。その後さらにスイッチ47A又は48Aを押し続け、ゲートセンサ56からの検出信号が入力されて格納動作に入ったことが認識されたら、コントローラ45は、アームセンサ16からの検出信号の入力を機に指令出力をスライドシリンダ14への縮退指令に切り換え、荷受台5を前方の格納位置に移動させて車両1の下部空間に格納する。荷受台5の格納が完了したら、電源スイッチ58を切る。
このとき、本実施形態では、電源スイッチ58を入れた際、コントローラ45では記憶部52に格納されたプログラムに従って演算部53で発光信号が生成され、送信部55を介して標識灯60に電波が発信される。電波が発信される時間は、電源スイッチ58が入っている間中とすることもできる。これによりコイル61に誘導起電力が発生して発光手段63が点灯或いは点滅し、例えば夜間でも荷受台昇降装置4が作動することが周囲に明確に報知され、また荷受台5の周囲が照らされるので周囲の安全確認にも効果がある。
本実施形態によれば、標識灯60が電波を受けて発光する構成であるため、コントローラ45と標識灯60とを接続する電気ケーブルをリフトアーム18等のフレーム内部に配線する必要がない。したがって、配線作業の負担を大きく軽減することができる。
また、荷受台5を折り畳む格納式荷受台昇降装置等では、荷受台5の折り畳み構造やアームの動きが複雑であるため、有線で標識灯60に電力や発光信号を供給する構成とした場合、電気ケーブルが構成部材間に挟まったり引っ掛かったりして断線する可能性もないとは言えないが、本実施形態の場合、その電気ケーブルが不要であるため断線の心配もない。また、標識灯60に電力や信号を出力する配線そのものが不要であるため、外観品質も向上する。また、電気ケーブルがないのでケーブル内部に雨等が侵入することによる不具合も生じない。また、点滅用制御回路64、或いは発光手段63の光増幅回路等を設ける必要が特になければ、標識灯60自体には電源が不要であることもメリットである。コイル61に生じる誘導起電力で点滅用制御回路64や光増幅回路等の要求電力が賄えれば電源は不要である。
なお、以上のように説明した本実施形態の荷受台昇降装置においては、電源スイッチ58を入れたときに標識灯60が発光する構成としたが、標識灯60に発光信号を送るタイミングはこれに限定されない。次にそうした変形例を幾つか具体的に説明する。
第一の変形例は、演算部53が、操作装置27又は46からの操作信号の入力があった場合に発光信号を設定時間連続的又は断続的に生成し、標識灯60を点灯又は点滅させる構成である。つまり、操作装置27又は46からの操作信号を入力した際、演算部53は、操作信号に応じた指令信号をコントロールバルブに出力する一方で、記憶部52に格納されたプログラムに従って発光信号を生成し、送信部55を介して標識灯60に電波を発信する。この場合、荷受台昇降装置4が動作する際に標識灯60がその都度発光し、例えば夜間における荷受台昇降装置4の周囲からの視認性がより高まり、また荷受台5の周囲が動作の度に照らされるので作業者の周囲の安全確認にも寄与する。例えば、スライドシリンダ14の動作を指示する操作信号が入力された場合に標識灯60に電波を発信する時間を、格納位置から後端位置まで(又はその逆)荷受台5が移動するのに要する時間程度にすることで、スライドし始め、スライド中に標識灯60を発光させることができる。スライドシリンダ14の動作開始を少なくとも報知すれば足りる場合には、それよりも短い時間を設定することもできる。これらのことはリフトシリンダ20の動作指令時に、リフトシリンダ20の動作との関係で発信時間を設定する場合も同様である。また、格納位置から展開位置(荷受台5が接地する位置)まで(又はその逆)荷受台5が移動するのに要する時間程度にし、展開動作中(又は格納動作中)で少なくとも荷受台昇降装置4の動作中には標識灯60を発光させるようにすることもできる。また、操作信号が入力されている間は常に電波を発信し、操作信号の入力がなくなったら予め定められた設定時間が経過したら電波の発信を停止する構成とすることもできる。また、荷受台5のスライド開始時、スライド動作中に標識灯60を発光させる上では、例えば荷受台5が格納位置(スライドシリンダ14が最も縮まった位置)にあることを検出する格納センサを追加し、この格納センサの検出信号を監視して荷受台5が格納位置から動いた際(格納位置からスライド開始した際)に標識灯60が発光し、さらに荷受台5のスライド動作を指示する操作信号が入力された場合に標識灯60が発光する構成とすることでもできる。
第二の変形例は、演算部53が、後端センサ15からの検出信号が入力されている間、発光信号を連続的又は断続的に生成し、標識灯60を点灯又は点滅させる構成である。この場合、荷受台5が作業位置に引き出されているとき、演算部53は、記憶部52に格納されたプログラムに従って発光信号を生成し、送信部55を介して標識灯60に電波を発信して標識灯60を発光させる。これにより、荷受台昇降装置4の動作状態に関係なく荷受台5が車両1の後方に出た状態のときに標識灯60が発光し、周囲からの視認性や荷受台5の周囲の視認性がより高まる。
第三の変形例は、演算部53が、ゲートセンサ56からの検出信号を基に荷受台5が展開状態にあると判定している間、発光信号を連続的又は断続的に生成し、標識灯60を点灯又は点滅させる構成である。この場合、荷受台5が作業位置に引き出されて格納高さから下降したとき、及び荷受台5を展開して昇降している間、演算部53は、記憶部52に格納されたプログラムに従って発光信号を生成し、送信部55を介して標識灯60に電波を発信して標識灯60を発光させる。これにより、前出の第二の例とほぼ同様に、荷受台昇降装置4の動作状態に関係なく荷受台5が車両1の後方に出た状態のときに標識灯60が発光し、周囲からの視認性や荷受台5の周囲の視認性がより高まる。
第四の変形例は、標識灯60の発光強度を高める例である。この場合、コイル61に生じた起電流を増幅する増幅回路と、増幅回路の電源(例えば市販の乾電池を含む小型の交換式電池・充電池等)とを標識灯60又は標識灯60の近傍に追加する。この場合も荷受台5と車両1を跨いで配線する必要がないので、配線の煩わしさ、断線の恐れ、外観品質の低下を招くことはない。
勿論、前述した実施形態で説明した例と上記第一乃至第四の各変形例は、独立して実施することもできるし、適宜組み合わせて実施することもできる。例えば標識灯60が、荷受台昇降装置4の電源が入った際にまず発光し、その後、シリンダ14,20の動作開始時、動作中に発光し、さらに荷受台が後端位置にある間発光する構成とすることもできる。或いは、荷受台5が格納位置(スライドシリンダ14が最も縮まった位置)にあることを検出する格納センサを追加し、荷受台5が格納位置にない場合に標識灯60が発光する構成とすることができる。或いは、電源スイッチ58が入っている間中、標識灯60を発光させる構成とすることもできる。さらには、標識灯60を単に電波を受信した際に発光する構成でなく、発光色が可変な構成とすることでより周囲からの視認性を高めることができる。この場合、例えば発光色の異なる発光手段63をコイル61に複数並列に接続し、発光色の制御回路を標識灯60に取り付け、標識灯60の発光色を制御回路で制御することにより実現可能である。コイル61に生じる誘導起電力で発光色制御回路の要求電力が賄えれば標識灯60に電源は不要である。
また、周囲の明るさとは無関係に所定の条件を満たすとコントローラ45から発光信号が出力され、標識灯60が発光する構成を例に挙げて説明したが、例えば周囲が明るく標識灯60を発光させる必要のない場合もある。その場合、例えば車両1、荷受台5、或いは標識灯60に照度計を設け、照度計により検出される周囲の明るさが一定以上の場合には、標識灯60が発光しない構成とすることもできる。照度計をコントローラ45に接続した場合、演算部53で、照度計の検出値が一定値未満のときにのみ所定の条件下で発光信号を生成する構成とすることができる。また、照度計を標識灯60に接続した場合、標識灯60側に制御回路を設けて照度が一定値以上の場合には発光手段63に電流を流さないようにすることで実現可能である。また、車両1のヘッドライトのスイッチ(キースイッチ等)のポジションがコントローラ45に入力されるように構成し、ヘッドライトが点灯している場合にのみ演算部53が所定の条件下で発光信号を生成する構成とすることもできる。
また、先の第一の変形例のように操作信号を入力した際に標識灯60を発光させる場合には、コントローラ45の受信部51、記憶部52、演算部53の機能を荷受台5側に移設するとともに標識灯60を例えばフィラメント式のランプに代え、さらに操作装置として無線操作装置46のみを使用する構成に代えることでも構成可能である。すなわち、無線操作装置46からの操作信号を基に演算部53で発光信号を生成し、発光信号を基にフィラメント式のランプ等に通電することで発光する構成である。しかしながら、この場合には荷受台5上に設けたコントローラ45の電源が必要となり、また前述したように、センサ15,56からの検出信号や電源スイッチ58からの電源入力を基に発光する構成とする場合に車両1側との有線接続が必要となってしまう。また、荷受台5側に構成要素を幾つか移設する分、荷受台5の荷受面を広く確保する上で不利である。
また、操作装置として無線操作装置46と荷台外側操作装置27の2つの操作装置を用意した場合を例に挙げて説明したが、双方を設ける必要がなければいずれか一方を省略することもできる。
また、以上においては、荷受台5を折り畳んで車両1の下部空間に引き入れて格納する格納式の荷受台昇降装置に本発明を適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明は各種の荷受台昇降装置に適用可能である。例えば図6及び図7に示した荷受台昇降装置4aのように、荷受台5aを使用しない走行時等には、車両1aの荷台3aの壁面の一部を構成するように荷受台5aを起立させるものがある(起立させて開閉扉の内壁に沿わせるものもある)。この種の荷受台昇降装置の多くは、荷受台を折り畳まずに起立させて格納姿勢を採る。図1〜図5で説明した例では、折り畳まれた荷受台5を車両1の下部から引き出したときに標識灯60が極力後方に位置するように荷受台基端部21の後端部近傍に標識灯60を取り付けたが、図6及び図7に示した例のように一枚ものの荷受台5aに標識灯60を設ける場合には、荷受台5aを展開したとき(水平に倒したとき)に荷受台5aの極力後端近傍に位置するように、荷受台5aの先端部近傍において、両側面、或いは上面又は下面の両側部に標識灯60を設けることが好ましい。また、図6及び図7の例、図1〜図5の例のいずれであっても、標識灯60の設置数は特に限定されない。また、図6及び図7に例示した荷受台昇降装置4aは、荷受台5aを上下にスライドさせて昇降させる構成であるが、荷受台を折り畳まずに格納するものには、この他、上下に回動するアーム(平行リンク機構)で荷受台を昇降させ、上端位置で荷受台を起立させることで格納姿勢を採るものもある。また、比較的大型の車両に取り付ける場合、荷受台を折り畳まずに車両の下部に引き入れる、或いは揺動して引き入れる型のものもある。これらの場合にも本発明は当然に適用可能であり、荷受台に対する標識灯60の設置位置は図6及び図7に示した態様が一つの好適例として挙げられる。
本発明の一実施形態に係る荷受台昇降装置を搭載した車両の全体構造を表す側面図である。 本発明の一実施形態に係る荷受台昇降装置の詳細構造を表す斜視図で、荷受台を格納した状態を表している。 本発明の一実施形態に係る荷受台昇降装置の詳細構造を表す斜視図で、荷受台を展開した状態を表している。 本発明の一実施形態に係る荷受台昇降装置に備えられた油圧駆動装置の一構成例を表す油圧回路図である。 本発明の一実施形態に係る荷受台昇降装置に備えられた制御装置の一構成例を周辺機器と併せて表す機能ブロック図である。 本発明の他の実施形態に係る荷受台昇降装置を搭載した車両の全体構造を表す側面図である。 本発明の他の実施形態に係る荷受台昇降装置の詳細構造を表す側面である。
符号の説明
1,1a 車両
3,3a 荷台
4,4a 荷受台昇降装置
5,5a 荷受台
8 ガイドレール
9 スライダ
14 スライドシリンダ
15 後端センサ
16 アームセンサ
17 第1アーム(チルトアーム)
18 第2アーム(リフトアーム)
19 第3アーム(コンプレッションアーム)
20 リフトシリンダ
27 荷台外側操作装置
45 コントローラ
46 無線操作装置(リモコン)
50 入力部
51 入力部(受信部)
52 記憶部
53 演算部
54 出力部
55 送信部
56 ゲートセンサ
57 電源(バッテリ)
58 電源スイッチ
60 標識灯
61 コイル
63 発光手段

Claims (6)

  1. 車両の荷台に対する荷物の積み卸し作業を支援する荷受台昇降装置において、
    荷受台と、
    前記荷受台を動作させる駆動装置と、
    前記荷受台に設けられ、電波を受けて電磁誘導により起電するコイルと該コイルを流れる電流で発光する発光手段を有する標識灯と、
    当該荷受台昇降装置の電源の入り切りを切り換える電源スイッチと、
    前記荷受台の動作を指示する無線操作式の操作装置と、
    前記操作装置からの操作信号を入力して前記駆動装置の動作を指示する指令信号を出力するコントローラとを備え、
    前記コントローラが、
    前記操作装置からの操作信号を入力する入力部と、
    前記電源スイッチを介する電源の入力又は前記操作装置からの操作信号を基に発光信号を生成する演算部と、
    前記演算部で生成された発光信号を電波に変換し前記標識灯に発信する送信部と
    を備えていることを特徴とする荷受台昇降装置。
  2. 車両の荷台に対する荷物の積み卸し作業を支援する荷受台昇降装置において、
    荷受台と、
    前記荷受台を動作させる駆動装置と、
    前記荷受台に設けられ、電波を受けて電磁誘導により起電するコイルと該コイルを流れる電流で発光する発光手段を有する標識灯と、
    当該荷受台昇降装置の電源の入り切りを切り換える電源スイッチと、
    前記駆動装置の動作を指示する指令信号を出力するコントローラとを備え、
    前記コントローラが、
    前記電源スイッチを介する電源の入力を基に発光信号を生成する演算部と、
    前記演算部で生成された発光信号を電波に変換し前記標識灯に発信する送信部と
    を備えていることを特徴とする荷受台昇降装置。
  3. 請求項2の荷受台昇降装置において、前記荷受台の動作を指示する操作信号を前記コントローラに出力する有線操作式の操作装置を備えたことを特徴とする荷受台昇降装置。
  4. 車両の荷台に対する荷物の積み卸し作業を支援する荷受台昇降装置において、
    荷受台基端部及びこれに折り重ねられる荷受台本体部を有し前記車両の下部に格納可能な荷受台と、
    前記車両の下部に設けたガイドレールと、
    前記ガイドレールに沿って走行可能なスライダと、
    前記スライダを前後に移動させるスライドシリンダと、
    前記スライダに対して前記荷受台を昇降可能に連結する平行リンクと、
    前記荷受台を昇降させるリフトシリンダと、
    前記荷受台に設けられ、電波を受けて電磁誘導により起電するコイルと該コイルを流れる電流で発光する発光手段を有する標識灯と、
    当該荷受台昇降装置の電源の入り切りを切り換える電源スイッチと、
    前記荷受台の動作を指示する無線操作式の操作装置と、
    前記操作装置からの操作信号を入力して前記スライドシリンダ又は前記リフトシリンダの動作を指示する指令信号を出力するコントローラとを備え、
    前記コントローラが、
    前記操作装置からの操作信号を入力する入力部と、
    前記電源スイッチを介する電源の入力又は前記操作装置からの操作信号を基に発光信号を生成する演算部と、
    前記演算部で生成された発光信号を電波に変換し前記標識灯に発信する送信部と
    を備えていることを特徴とする荷受台昇降装置。
  5. 車両の荷台に対する荷物の積み卸し作業を支援する荷受台昇降装置において、
    荷受台基端部及びこれに折り重ねられる荷受台本体部を有し前記車両の下部に格納可能な荷受台と、
    前記車両の下部に設けたガイドレールと、
    前記ガイドレールに沿って走行可能なスライダと、
    前記スライダを前後に移動させるスライドシリンダと、
    前記スライダに対して前記荷受台を昇降可能に連結する平行リンクと、
    前記荷受台を昇降させるリフトシリンダと、
    前記荷受台に設けられ、電波を受けて電磁誘導により起電するコイルと該コイルを流れる電流で発光する発光手段を有する標識灯と、
    当該荷受台昇降装置の電源の入り切りを切り換える電源スイッチと、
    前記スライドシリンダ又は前記リフトシリンダの動作を指示する指令信号を出力するコントローラとを備え、
    前記コントローラが、
    前記電源スイッチを介する電源の入力を基に発光信号を生成する演算部と、
    前記演算部で生成された発光信号を電波に変換し前記標識灯に発信する送信部と
    を備えていることを特徴とする荷受台昇降装置。
  6. 請求項5の荷受台昇降装置において、前記荷受台の動作を指示する操作信号を前記コントローラに出力する有線操作式の操作装置を備えたことを特徴とする荷受台昇降装置。
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