JP3141581U - 特装車両の操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池交換作業の煩わしさをなくすことができる特装車両の操作装置を提供する。
【解決手段】特装車両に搭載された荷受台昇降装置5の動作を操作者が指示入力可能な作動スイッチ40A,40B及び切換スイッチ41と、作動スイッチ40A,40B及び切換スイッチ41の指示入力に応じて荷受台昇降装置5を操作するための無線信号を送信する送信機42とを備えた特装車両の操作装置36’において、操作装置36’の本体を載置して保持可能とし、車両側のバッテリ等に配線接続可能なケーブル49b及びこのケーブル49bを介し通電されて磁界を発生するコイルを備えたクレードル49と、操作装置36’内に設けられ送信機42に電力供給する例えばバッテリ43と、操作装置36’内に設けられバッテリ43に配線接続され、クレードル49のコイルで発生した磁界により誘起電圧を発生するコイルとを有する。
【選択図】図6
【解決手段】特装車両に搭載された荷受台昇降装置5の動作を操作者が指示入力可能な作動スイッチ40A,40B及び切換スイッチ41と、作動スイッチ40A,40B及び切換スイッチ41の指示入力に応じて荷受台昇降装置5を操作するための無線信号を送信する送信機42とを備えた特装車両の操作装置36’において、操作装置36’の本体を載置して保持可能とし、車両側のバッテリ等に配線接続可能なケーブル49b及びこのケーブル49bを介し通電されて磁界を発生するコイルを備えたクレードル49と、操作装置36’内に設けられ送信機42に電力供給する例えばバッテリ43と、操作装置36’内に設けられバッテリ43に配線接続され、クレードル49のコイルで発生した磁界により誘起電圧を発生するコイルとを有する。
【選択図】図6
Description
本考案は、特装車両に係わり、詳細には、特装車両に搭載された荷受台昇降装置を無線信号で操作する特装車両の操作装置に関する。
特装車両には様々な作業装置を搭載したものがあり、その作業装置の一例として、車両の荷台に対する荷物積込み・積卸し作業を支援する荷受台昇降装置がある。この荷受台昇降装置は、従来例えば、リンク機構を介し車両の荷台と地面との間を昇降する荷受台と、この荷受台を荷台の後面に沿って起立する閉塞状態又は略水平に倒伏する開放状態まで回動する開閉機構と、開閉スイッチ、上昇スイッチ、及び下降スイッチを有する荷台外側操作装置と、上昇スイッチ及び下降スイッチを有する荷台内側操作装置とを備えた構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術では、荷台外側操作装置(又は荷台内側操作装置)の上昇スイッチを単独操作すると、荷台を上昇させ、荷台外側操作装置(又は荷台内側操作装置)の下降スイッチを単独操作すると、荷台を下降させるようになっている。また、荷台外側操作装置の開閉スイッチと上昇スイッチを複数操作すると、荷受台を閉塞状態へ回動させ(閉じ)、荷台外側操作装置の開閉スイッチと下降スイッチを複数操作すると、荷受台を開放状態へ回動させる(開く)ようになっている。
しかしながら、上記従来技術には以下のような改善の余地があった。
すなわち、上述した荷台外側操作装置は、開閉スイッチ、上昇スイッチ、及び下降スイッチの単独操作又は複数操作により、荷受台駆動装置の動作を指示可能とし、その操作指令信号(電気信号)をケーブルを介し出力するようになっている。そのため、ケーブル長さにより操作装置の移動範囲が制限されてしまい、必要に応じて荷台外側及び荷台内側にそれぞれ操作装置を設ける必要があった。また、たとえケーブルを比較的長いものとしても、荷物積込み・積卸しの作業前にケーブルを引廻したり、作業後にケーブルを収納したりする手間を要し、操作者に対し煩わしさを与えるだけでなく、ケーブルの収納スペースを考慮する必要があった。そこで、特装車両に搭載した荷受台昇降装置等の作業装置を無線信号で操作する操作装置が要望されていた。
ところが、このような操作装置に電源として例えば乾電池を内蔵した場合、操作者は乾電池の寿命を予期して交換用の乾電池を用意する必要が生じ、また電池交換作業は乾電池の寿命がつきたときにはじめて行わなければならず、操作者にとって煩わしく感じるものであった。また、電池交換作業のために例えば操作装置の本体ケースを開閉するような場合、操作者が気づかずにシール部材等をかみこんでしまい、操作装置の防水性を損なう可能性もあった。
本考案の目的は、電池交換作業を不要とすることができる特装車両の操作装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案は、特装車両に搭載された荷受台昇降装置の動作を操作者が指示入力可能な操作スイッチと、前記操作スイッチの指示入力に応じて前記荷受台昇降装置を操作するための無線信号を送信する送信手段とを備えた特装車両の操作装置において、前記操作装置の本体を載置して保持可能とし、操作装置本体外部の充電手段に配線接続可能なケーブル手段及びこのケーブル手段を介し通電されて磁界を発生する磁界発生手段を備えたクレードルと、前記操作装置内に設けられ前記送信手段に電力供給する蓄電手段と、前記操作装置内に設けられ前記蓄電手段に配線接続され、前記クレードルの磁界発生手段で発生した磁界により誘起電圧を発生する電圧発生手段とを有する。
上記本考案において、好ましくは、前記操作装置の本体は、前記特装車両に設けられたフックに掛止可能な掛止部を設ける。
本考案によれば、電池交換作業を不要とすることができる。
図1は、本考案の適用対象である荷受台昇降装置を搭載した特装車両の全体構造を表す側面図である。なお、以降、特装車両が図1に示す状態にて運転者が運転室に搭乗した場合における運転者の前側(図1中左側)、後側(図1中右側)、左側(図1中紙面に向かって手前側)、右側(図1中紙面に向かって奥側)を、単に前側、後側、左側、右側と称する。
図1において、この特装車両は、車体1の前方に設けられた運転室2と、車体1上に設けられた荷台3と、この荷台3の後側に設けられ荷受台4を昇降する荷受台昇降装置5とを備えている。荷受台昇降装置5は、車幅方向を軸芯として荷受台4を回動するようになっており、例えば走行運転時は荷受台4が略鉛直となる閉塞状態(図1中実線で示す状態)に配置され、また例えば荷物積込み・積卸し作業時は荷受台4が略水平となる開放状態(図1中二点鎖線で示す状態)に配置されて、荷受台4を荷台3の床部高さと地面高さとの間で昇降するようになっている。
図2は、上記荷受台昇降装置5の詳細構造を表す斜視図であり、荷受台4が略水平となる開放状態である。
この図2において、荷受台昇降装置5は、大別して、車体1の後部に固定された支持部6と、荷物を積載する上記荷受台(プラットフォーム)4と、この荷受台4を支持部6に対し昇降する昇降駆動部7と、荷受台4を上述の閉塞状態又は開放状態へ回動する開閉駆動部8とを備えている。
支持部6は、車幅方向(図2中左下・右上方向)に延設された支持部材9と、この支持部材9の中央部後側(図2中右下側)に設けられたセンタバンパ10と、支持部材6におけるセンタバンパ10の外側(図2中左下・右上側)にそれぞれ設けられた左・右のブラケット部11と、支持部材6におけるブラケット部11の外側にそれぞれ設けた左・右のサイドバンパ12とで構成されている。
昇降駆動部7は、上端部がブラケット部11に回動可能に連結された第1アーム(チルトアーム)13と、前端部が第1アーム13に回動可能に連結され後端部が後述のリンク部材と共に荷受台4に回動可能に連結された第2アーム(リフトアーム)14と、前端部がブラケット部11に回動可能に連結され後端部が上記リンク部材を介し荷受台4に回動可能に連結された第3アーム(コンプレッションアーム)15と、ロッド側(図2中左上側)が第1アーム13の下端部に軸着されボトム側(図2中右下側)が第2アーム14に軸着されたリフトシリンダ16とで構成され、これら第1アーム13、第2アーム14、第3アーム15、及びリフトシリンダ16はそれぞれ左右一対で設けられている。そして、第2アーム14及び第3アーム15が平行リンクを形成し、この平行リンクを介し荷受台4は姿勢を維持したまま、リフトシリンダ16の伸縮駆動によって昇降するようになっている。
開閉駆動部8は、荷受台4に内蔵されたチルトシリンダ17を有し、このチルトシリンダ17のロッド側が上記リンク部材に軸着され、ボトム側が荷受台4の下面に軸着されている。リンク部材は、詳細は図示しないが、第2アーム14の後端部と荷受台4との間に枢軸された第1回動ピンに軸支されている。そして、チルトシリンダ17の伸縮駆動によって、第1回動ピンを中心として荷受台4が回動するようになっている。なお、チルトシリンダ17は、左右のいずれか一方(図2では左側)に設けるか、あるいは左右両方ともに設けてもよい。
また、荷受台昇降装置5には、上記リフトシリンダ16及び上記チルトシリンダ17を駆動するための油圧駆動装置(パワーユニット)18が設けられている。図3は、この油圧駆動装置18の概略構成を一例として表す油圧回路図である。
この図3において、油圧駆動装置18は、電動モータ(原動機)19と、この電動モータ19によって駆動する油圧ポンプ20と、この油圧ポンプ20の吸込側に設けられたオイルタンク21と、油圧ポンプ20から吐出された圧油を上記リフトシリンダ16(但し図3では代表して1つのみ図示)のボトム側に供給する圧油供給通路22と、この圧油供給通路22における逆止弁23の下流側で分岐され、オイルタンク21に連通された圧油戻し通路24と、この圧油戻し通路24の流れを連通・遮断状態に切換え可能なリフト用切換弁25と、このリフト用切換弁25の下流側に設けられた流量弁26と、リフトシリンダ16のロッド側とオイルタンク21との間に接続された圧油戻し通路27と、油圧ポンプ20の吐出圧の最大値を規定するためのリリーフ弁28と、電動モータ19とバッテリ(図示せず)との間に接続されたコンダクタリレー29とを備えている。
そして、例えばコンダクタリレー29に駆動指令信号(電気信号)が入力されると、コイル29aが通電され、通常開き状態である接点29bが閉じ状態となり、この接点29bを介しバッテリから電気供給されて電動モータ19が駆動し、この電動モータ19によって油圧ポンプ20が駆動する。これと同時に、リフト用切換弁25のソレノイド部25aに駆動指令信号が入力されないと、リフト用切換弁25が図3中下側の遮断位置に切換えられる。これにより、油圧ポンプ20から吐出された圧油が圧油供給通路22を介しリフトシリンダ16に供給され、リフトシリンダ16が伸長方向に駆動し、その結果、荷受台4が上昇するようになっている。一方、例えばコンダクタリレー29に駆動指令信号が入力されないと、接点29bが開き状態となって電動モータ19及び油圧ポンプ20が駆動停止し、これと同時に、リフト用切換弁25のソレノイド部25aに駆動指令信号が入力されると、リフト用切換弁25が図3中上側の連通位置に切換えられる。これにより、自重によってリフトシリンダ16からの圧油が圧油戻し通路24を介しオイルタンク21に流出し、リフトシリンダ16が縮短方向に駆動し、その結果、荷受台4が下降するようになっている。
また、油圧駆動装置18は、圧供給供通路22における逆止弁23の上流側で分岐され、上記チルトシリンダ17に圧油を供給するための圧油供給通路30と、この圧油供給通路30の流れを連通・遮断状態に切換え可能な第1チルト用切換弁31と、この第1チルト用切換弁31の上流側に設けた絞り弁32と、圧油供給通路30における第1チルト用切換弁31の下流側で分岐され、圧油戻し通路24における流量弁26の下流側に接続された圧油戻し通路33と、この圧油戻し通路33の流れを連通・遮断状態に切換え可能な第2チルト用切換弁34と、この第2チルト用切換弁34の下流側に設けた絞り弁35とを備えている。
そして、例えばコンダクタリレー29に駆動指令信号が入力されると、上述したように電動モータ19及び油圧ポンプ20が駆動し、これと同時に、第1チルト用切換弁31のソレノイド部31aに駆動指令信号が入力されると、第1チルト用切換弁31が図3中上側の連通位置に切換えられる。このとき、第2チルト用切換弁34が図3中下側の遮断位置であるから、油圧ポンプ20から吐出された圧油が圧油供給通路30を介しチルトシリンダ17に供給され、チルトシリンダ17が伸長方向に駆動し、その結果、荷受台4が閉塞状態へ回動する(閉じる)ようになっている。一方、例えばコンダクタリレー29に駆動指令信号が入力されないと、上述したように電動モータ19及び油圧ポンプ20が駆動停止し、これと同時に、第2チルト用切換弁34のソレノイド部34aに駆動指令信号が入力されると、第2チルト用切換弁34が図3中上側の連通位置に切換えられる。このとき、第1チルト用切換弁31が図3中下側の遮断位置であるから、自重によってチルトシリンダ17からの圧油が圧油戻し通路33を介しオイルタンク21に流出し、チルトシリンダ17が縮短方向に駆動し、その結果、荷受台4が開放状態へ回動する(開く)ようになっている。
図4は、特装車両の操作装置の一参考例を上記荷受台昇降装置5の駆動制御に係わる要部構成とともに表す電気回路図である。
この図4において、上記荷受台昇降装置5を遠隔操作するための無線信号を送信する操作装置36と、車両側に設けられ、操作装置36からの無線信号を受信し操作指令信号(電気信号)を出力する受信機37と、この受信機37からの操作指令信号に応じて上記コンダクタリレー29、上記リフト用切換弁25のソレノイド部25a、上記第1チルト用切換弁31のソレノイド部31a、及び上記第2チルト用切換弁34のソレノイド部34aにそれぞれ駆動指令信号を出力する制御回路装置38とが設けられている。
操作装置36は、本体ケース39(後述の図5参照)上に、荷受台4の動作一方向及び動作他方向をそれぞれ指示入力可能な例えば押しボタン式の上・下側の作動スイッチ40A,40Bと、作動スイッチ40A又は40Bとの複数操作により荷受台4の動作内容の切換えを指示入力可能な例えば押しボタン式の切換スイッチ(開閉スイッチ)41とが設けられており、これら作動スイッチ40A又は40Bと切換スイッチ41のON・OFF状態等のシリアルデータを生成し、このシリアルデータを無線信号として送信する送信機42と、この送信機42に電力供給するバッテリ43とを内蔵している。そして、作動スイッチ40A又は40Bの単独操作が行われると、荷受台4の昇降動作を指示し、作動スイッチ40A又は40Bと切換スイッチ41との複数操作が行われると、荷受台4の閉塞状態又は開放状態への回動動作(開閉動作)を指示するようになっている。
受信機37は、操作装置36からの無線信号に対し所定の演算処理を行い、生成した操作指令信号(詳細には、切換スイッチ41のON状態に対応する開閉信号、上側作動スイッチ40AのON状態に対応する上側作動信号、及び下側作動スイッチ40BのON状態に対応する下側作動信号)を出力するようになっている。
制御回路装置38は、上述した受信機37からの開閉信号、上側作動信号、及び下側作動信号がそれぞれ入力される開閉信号制御回路44、上側作動信号制御回路45、及び下側作動信号制御回路46で構成されている。開閉信号制御回路44には、開閉リレーコイル47aが接続されている。上側作動信号制御回路45には、上記コンダクタリレー29のコイル29aと、開閉リレー接点47bを介した上記第1チルト用切換弁31のソレノイド部31aとが並列に接続されている。下側作動信号制御回路46には、開閉リレー接点47cを介した上記リフト用切換弁25のソレノイド部25aと、開閉リレー接点47dを介した上記第2チルト用切換弁34のソレノイド部34aとが並列に接続されている。なお、下側作動信号制御回路46の開閉リレー接点47c,47dは、互いに連動するようになっている。
そして、例えば受信機37からの開閉信号がOFF、上側作動信号がONの場合、通常、開閉リレー接点47bは開き状態であるから、上側作動信号制御回路45を介しコンダクタリレー29のコイル29aが通電されて接点29b(前述の図3参照)が閉じ状態となり、これによって上述したようにリフトシリンダ16が伸長方向に駆動し、荷受台4が上昇するようになっている。また、例えば受信機37からの開閉信号がOFF、下側作動信号がONの場合、通常、開閉リレー接点47cは閉じ状態、開閉リレー接点47dは開き状態であるから、下側作動信号制御回路46を介しリフト用切換弁25のソレノイド部25aに駆動指令信号が出力され、これによって上述したようにリフトシリンダ16が縮短方向に駆動し、荷受台4が下降するようになっている。
また、例えば受信機37からの開閉信号がON、上側作動信号がONの場合、開閉信号制御回路44の開閉リレーコイル47aが通電されて、開閉リレー接点47bが閉じ状態となり、上側作動信号制御回路45を介しコンダクタリレー29のコイル29b及び第1チルト用切換弁31のソレノイド部31aに駆動指令信号が出力され、これによって上述したようにチルトシリンダ17が伸長方向に駆動し、荷受台4が閉塞状態へ回動する(閉じる)ようになっている。また、例えば受信機37からの開閉信号がON、下側作動信号がONの場合、開閉信号制御回路44の開閉リレーコイル47aが通電されて、開閉リレー接点47cが開き状態、開閉リレー接点47dが閉じ状態となり、下側作動信号制御回路46を介し第2チルト用切換弁34のソレノイド部34aに駆動指令信号が出力され、これによって上述したようにチルトシリンダ17が縮短方向に駆動し、荷受台4が開放状態へ回動する(開く)ようになっている。
図5は、上記操作装置36のバッテリ43の充電方法を説明するための概略図である。
この図5及び前述の図4において、操作装置36の上記本体ケース39には、例えば特装車両の適宜箇所に設けたフック等(図示せず)に掛止可能な掛止部39aと、上記バッテリ43に配線接続されたコネクタ39bとが設けられている。また、一方側(図5中左側)端部に操作装置36のコネクタ39bに着脱可能なコネクタ48aを取り付け、他方側(図5中右側)端部に例えばシガーライター用のプラグ48bを取り付けたケーブル48が設けられている。そして、操作装置36のコネクタ39bにケーブル48のコネクタ48aを接続し、ケーブル48のプラグ48bを上記運転室2内のシガーライター用ソケット(図示せず)に挿入することにより、操作装置36のバッテリ43が車両側のバッテリに配線接続され充電されるようになっている。
なお、上記において、作動スイッチ40A,40B及び切換スイッチ41は、特装車両に搭載された荷受台昇降装置の動作を操作者が指示入力可能な操作スイッチを構成する。また、送信機42は、操作スイッチの指示入力に応じて荷受台昇降装置を操作するための無線信号を送信する送信手段を構成し、バッテリ43は、操作装置内に設けられ送信手段に電力供給する蓄電手段を構成する。
以上のように構成された本参考例においては、例えば荷受台昇降装置5を動作することを意図して、操作者が操作装置36の作動スイッチ40A又は40B及び切換スイッチ41を指示入力すると、これに応じて送信機42から送信した無線信号が車両側の受信機37に受信され、これに応じて受信機37から操作指令信号が出力されて荷受台昇降装置5が動作する。したがって、特装車両に搭載した荷受台昇降装置5を遠隔操作することができる。また、操作装置36は、送信機42に電力供給するバッテリ43を内蔵するとともに、本体ケース39に設けられバッテリ43に配線接続されたコネクタ39bを備えており、このコネクタ39bに接続したケーブル48等を介し操作装置36のバッテリ43を車両側のバッテリに配線接続可能とする。これにより、例えば操作装置36のバッテリ43の残容量が減少した場合、ケーブル48を用いて配線接続し充電することができる。したがって、電池交換作業が不要となり、これによって操作者に対し電池交換作業の煩わしさをなくすことができる。また、電池交換作業のための本体ケース39の開閉が行われないので、操作装置36の防水性を損なう可能性を低減することができる。
本考案の一実施形態を図6により説明する。本実施形態は、クレードルを用いて上記操作装置36のバッテリ43を充電するものである。
図6は、本実施形態による操作装置のバッテリの充電方法を説明するための概略図である。なお、この図6において、上記一参考例と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態では、操作装置36’は、バッテリ43に配線接続した操作装置側コイル(電圧発生手段、図示せず)を内蔵している。また、操作装置36’を載置して保持する保持部49aと、この保持部49aに操作装置36’を保持した状態で前記操作装置側コイルと非接触で対向する位置に設けたクレードル側コイル(磁界発生手段、図示せず)と、このクレードル側コイルに接続されたケーブル49bと、このケーブルの一方側端部に取り付けられた例えばシガーライター用のプラグ49cとを備えたクレードル49が設けられている。そして、操作装置36’をクレードル49に載置し、クレードル49のプラグ49cを運転室2内のシガーライター用ソケットに挿入すると、クレードル49のクレードル側コイルが通電されて磁界を発生し、この発生した磁界によって操作装置側コイルに誘起電圧が発生し、これによって操作装置36’のバッテリ43を充電することができる。
このような本実施形態においては、上記一参考例同様、電池交換作業が不要となり、これによって操作者に対し電池交換作業の煩わしさをなくすことができ、また操作装置36’の防水性を損なう可能性を低減することができる。
なお、上記一実施形態においては、ケーブル49bの端部にシガーライター用のプラグ49cを設けた構成を例にとり、このプラグ49cを運転室2内のシガーライター用ソケットに挿入して、車両側のバッテリと操作装置36’のバッテリ43とを配線接続して充電する方法を説明したが、これに限られない。すなわち、シガーライター用のプラグ49cに代えて例えばコンセントプラグを設け、特装車両の適宜箇所に設けたコンセントに接続して充電してもよい。また、例えば太陽電池等の発電機に接続してもよく、その変形例を図7により説明する。
図7は、本変形例における操作装置のバッテリの充電方法を説明するための概略図である。この図7において、上記一実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
本変形例において、クレードル49’のケーブル49bの一方側(図7中右側)端部には、太陽光等によって発電する太陽電池50を取り付けている。そして、操作装置36’をクレードル49’の保持部49aに載置することにより、操作装置36’のバッテリ43を太陽電池50に配線接続して充電することができる。このような変形例においても、上記一実施形態同様の効果を得ることができる。
なお、以上においては、操作装置に蓄電手段としてバッテリ43を設けた構成を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えばこの種のものとして公知の電気二重層キャパシタ等を設けてもよい。この場合も、上記同様の効果を得ることができる。
4 荷受台
5 荷受台昇降装置
36 操作装置
36’ 操作装置
40A 上側作動スイッチ(操作スイッチ)
40B 下側作動スイッチ(操作スイッチ)
41 切換スイッチ(操作スイッチ)
42 送信機(送信手段)
43 バッテリ(蓄電手段)
49 クレードル
49b ケーブル(ケーブル手段)
50 太陽電池(充電手段)
5 荷受台昇降装置
36 操作装置
36’ 操作装置
40A 上側作動スイッチ(操作スイッチ)
40B 下側作動スイッチ(操作スイッチ)
41 切換スイッチ(操作スイッチ)
42 送信機(送信手段)
43 バッテリ(蓄電手段)
49 クレードル
49b ケーブル(ケーブル手段)
50 太陽電池(充電手段)
Claims (2)
- 特装車両に搭載された荷受台昇降装置の動作を操作者が指示入力可能な操作スイッチと、前記操作スイッチの指示入力に応じて前記荷受台昇降装置を操作するための無線信号を送信する送信手段とを備えた特装車両の操作装置において、
前記操作装置の本体を載置して保持可能とし、操作装置本体外部の充電手段に配線接続可能なケーブル手段及びこのケーブル手段を介し通電されて磁界を発生する磁界発生手段を備えたクレードルと、
前記操作装置内に設けられ前記送信手段に電力供給する蓄電手段と、
前記操作装置内に設けられ前記蓄電手段に配線接続され、前記クレードルの磁界発生手段で発生した磁界により誘起電圧を発生する電圧発生手段とを有することを特徴とする特装車両の操作装置。 - 請求項1記載の特装車両の操作装置において、前記操作装置の本体は、前記特装車両に設けられたフックに掛止可能な掛止部を設けたことを特徴とする特装車両の操作装置。
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JP2009292341A (ja) * | 2008-06-05 | 2009-12-17 | Shinmaywa Industries Ltd | 荷受台昇降装置 |
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