JP6192607B2 - 折り畳み式フロアプレート - Google Patents

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Description

本発明は、トラック等の荷台に貨物の積み降ろしを行うため、トラック等の後部又は側部に装備され、貨物を積載して地面と荷台床面との間を昇降するフロアプレート(プラットフォーム)に関するものである。
貨物輸送用の車両であるトラックの荷台には、上方が開放された無蓋の荷台、屋根を備え周囲が密閉された6面体の箱型荷台等がある。近年では、風雨等による貨物の損傷を防止でき、梱包を簡易化できるとともに荷くずれ防止も容易な箱型荷台、つまりバンボディが広く普及している。こうした荷台は、車輪、メインレール及びサスペンション機構等からなるトラックのシャシフレーム上に架装されるため、荷台床面と地面との間には相当の高低差が存在し、貨物の積み降ろしに際して支障となる。
貨物の積み降ろしの荷役作業における作業性を向上し、作業者の負担を軽減するよう、貨物を積載したフロアプレートを地面と荷台床面との間で昇降するテールゲートが良く知られている。テールゲートは、通常、トラックの後端部分に装着されていて、フロアプレート上の貨物等の落下を防止するため、これを水平状態に保ちつつ昇降させる平行リンク機構を備えている。
フロアプレートは荷役作業において使用するものであって、トラック等の走行時にはフロアプレートを格納しなければならない。フロアプレートの格納には、荷台の後端に立て掛けた状態で保持する、いわば立て掛け格納式のものが多用されているが、荷台の後方部分の床下に引き込んで収納する、床下格納式のものも広く用いられている。床下格納式のフロアプレートは、立て掛け格納式のものと異なり、フロアプレートの格納状態でも後部ドアの開放が可能であって、この面では、後部ドアを備えたバンボディに好都合である。ただし、格納スペースとなる荷台後方(車両後輪から荷台後端までのいわゆるリアオーバーハング部)の床下は、一般的に車両前後方向の長さがフロアプレートの長さよりも短いので、フロアプレートを折り畳むことが必要となる。
荷台の後方部分の床下に引き込んで収納される折り畳み式のフロアプレートの概要について、図4乃至図6により説明する。
図4(a)は、ヒンジ部分を含む断面図として示す折り畳み式フロアプレートの全体図である。フロアプレート1は、平面視で矩形の平板部材であるメインプレート11、サブプレート12を具備する。これらは、いわゆるダブルヒンジを構成するヒンジリンク17により連結されており、ヒンジリンク17の前方ヒンジピン17Fがメインプレート11の後端に置かれるとともに、サブプレート12が後方ヒンジピン17Rに枢着されて、サブプレート12がメインプレート11に対し回動可能となっている。
フロアプレート1の展開時には、図4(b)に示すとおり、ダブルヒンジのヒンジリンク17は水平となっている。フロアプレート1を折り畳むときは、サブプレート12が、まず前方ヒンジピン17Fを中心に、次いで後方ヒンジピン17Rを中心に回動し、図4(c)に示すとおり、ヒンジリンク17が直立して、サブプレート12がメインプレート11の上面に折り畳まれる。折り畳まれたフロアプレート1を展開するときは逆の作動となる。フロアプレート1の折り畳み及び展開は、通常は、作業者が手動で行っている。
フロアプレート1を展開した状態において、サブプレート12の先端部には、薄板状傾斜部14が形成されている。図4のフロアプレート1では、メインプレート11の裏面には略矩形形状のメインプレート補強部材15が配設されると共に、サブプレート12の裏面には略三角形状のサブプレート補強部材16が配設されている(図2も参照)。これらの補強部材は、フロアプレート1の展開時に車両前後方向に連続するようにして配設されている。図4(a)に示されるように、メインプレート11の前側端部には、昇降装置2の平行リンク機構である上方アーム2U及び下方アーム2L(図5、6参照)を枢着する枢着孔11U、11Lが形成される。
図5は、フロアプレートを折り畳んでトラックの床下に格納した状態を示す側面図である。トラックのシャシフレームには、前後方向に全長に亘って平行に延びるメインレールMRが配置されており、トラックの荷台は、メインレールMR上に載置される。後輪RWの後方のメインレールMRには、ブラケットBRによってガイドレール3が固着され、ガイドレール3には、テールゲートの全体を支持する支持基板4がスライド可能に吊り下げられる。支持基板4は、図示しないスライド用油圧シリンダにより、テールゲートの格納状態では、ガイドレール3の前端部分の格納位置に位置している。
貨物の積み降ろしのためテールゲートを使用するときは、スライド用油圧シリンダを伸長して、図6に示すように、支持基板4をガイドレール3の後端部分の引き出し位置に位置させる。テールゲートは、平行リンク機構2を構成する上方アーム2U及び下方アーム2Lを有し、支持基板4と上方アーム2Uとの間には、昇降用油圧シリンダ(昇降用油圧シリンダの支持基板4への枢着点を符号Kで示す)が配置されている。
引き出し位置では、図6(a)に示すように、昇降用油圧シリンダを収縮してフロアプレート1を下降し、メインプレート11の基部下端を着地させる。この時、メインプレート11に密着していたサブプレート12は、ストッパローラ5に押されてメインプレート11から離れる。その後、図6(b)に示すように、折り畳んだフロアプレート1を展開してメインプレート11とサブプレート12の上面とが連続した平面をなすようにする。この状態で昇降用油圧シリンダを伸長すると、図6(b)に2点鎖線で示すように、展開されたフロアプレート1の上面がトラックの荷台床面と同じ高さまで上昇し、フロアプレート1上に載せた貨物の荷台への積み降ろしが可能となる。この間、平行リンク機構2の作用により、フロアプレート1は水平状態を保持しながら昇降する。
図6のテールゲートは、地上に置かれた貨物の積み降ろしの便を図るよう、フロアプレート1を地面に接地させた後に、メインプレート11を傾斜して先端部を接地させ、図6(c)の状態とする傾斜機構を備えている。こうした機構を備えた折り畳み式フロアプレートを有するテールゲートは、例えば、特許第3409839号に開示されている。
ところで、フロアプレートが展開状態にある場合には、サブプレート12の先端が車両の後端から大きく離れた後方に位置することとなる。そのため、作業者又は一般の歩行者に対する危険防止の観点から、フロアプレートが展開し上下に移動することを周囲に報知するのが望ましい。
実用新案登録第3014508号には、立て掛け格納式のフロアプレートを備えたテールゲートにおいて、フロアプレートの先端側に標識灯を設置し、荷役作業のためフロアプレートが水平状態とされたときは標識灯を点灯する警報装置が示されている。この警報装置では、フロアプレートの立て掛け格納された状態と水平展開された状態とを、重力の作用でオンオフする水銀スイッチ等を用いて検知している。
特許第3409839号 実用新案登録第3014508号
テールゲートには、立て掛け格納式のものと床下格納式のものとがあるが、トラックの荷台の床下に格納される床下格納式のテールゲートは、格納状態のフロアプレートの存在が一般の歩行者等に気付かれ難い。そのため、停車しているトラックを見ても、フロアプレートを車両の後端から更に後方位置まで展開して荷役作業が行われるという認識がない場合があり、床下格納式のテールゲートでは、周囲の歩行者等にフロアプレートの使用を報知する必要性は、立て掛け格納式のテールゲートよりも高いものがある。
また、床下格納式のテールゲートでは、立て掛け格納式のものとは異なり、格納時と使用時においてフロアプレートの姿勢が90°変更することはない。したがって、床下格納式のテールゲートでは、フロアプレートが使用状態にあることを検知するため、水銀スイッチ等の重力で作動するセンサを用いることができない。
本発明の課題は、床下に格納される折り畳み式フロアプレートが展開されていることを簡易な手段により確実に検知して、作業者又は一般の歩行者に知らせ、安全性の向上を図ることにある。
上記の課題に鑑み、本発明は、複数のプレートを有する折り畳み式フロアプレートにおいて、複数のプレートの相対的な角度位置を検知する検知手段を設け、これを展開したときにフロアプレート先端に設けた標識灯を点灯することで、折り畳み式フロアプレートが使用状態にあるのを周囲に報知するものである。すなわち、本発明は、
「荷台を有する車両に装備され、昇降装置により地面と前記荷台床面との間で昇降される貨物積載用の折り畳み式フロアプレートであって、
前記折り畳み式フロアプレートは、回動可能に枢着された複数のプレートを有し、
前記複数のプレートは、格納されたときは前記荷台床下に重なるように折り畳まれ、かつ、貨物積載のために展開されたときには同一平面を形成するとともに、展開された状態の前記複数のプレートの一端側は前記昇降装置に連結されており、さらに、
展開された状態の前記複数のプレートの他端側には標識灯が設置されるとともに、前記複数のプレートの相対的な角度位置を検知する検知手段が設けられ、
前記標識灯には、前記複数のプレートが相互に回動可能に枢着される接続ヒンジ部に形成された中継部を介して接続される電源ケーブルによって電気が供給され、
前記中継部では、前記電源ケーブルが前記接続ヒンジ部において複数回巻かれており、
前記検知手段の出力に応じて、前記複数のプレートが展開された状態のときは前記標識灯が点灯され、それ以外の状態のときは前記標識灯が消灯される」
ことを特徴とする昇降装置となっている。ここで、「点灯」とは、所定時間の間隔で間欠的な点灯を繰り返す、いわゆる「点滅」の作動形態を含むものである。
請求項2に記載のように、前記検知手段は、前記複数のプレートのいずれかに配設された検知部と、前記検知部が配設されたプレートと隣接するプレートに配設された被検知部から構成することができる。この場合には、請求項3に記載のように、前記検知手段は、前記検知部と前記被検知部が所定距離に近接したことを磁気的に検出する近接センサであることが好ましい。
請求項4に記載のように、前記中継部においては、前記接続ヒンジ部のヒンジピンを延長した軸の周りに、前記電源ケーブルを複数回巻くように構成することができる
請求項に記載のように、前記昇降装置としては、前記折り畳み式フロアプレートを水平状態で昇降させる平行リンク機構と昇降用油圧シリンダとを備え、かつ、車両後部における荷台床下のシャシフレームに固着したガイドレールに、スライド可能に支持されている昇降装置を採用することができる。
本発明では、回動可能に枢着された複数のプレートを有し、格納時にはトラックの荷台の床下に折り畳まれるフロアプレートにおいて、展開された状態のフロアプレートの先端に標識灯を設置し、複数のプレートが展開された状態のときは標識灯が点灯(又は点滅)され、それ以外の状態のときは標識灯が消灯される。フロアプレートが車両の床下の見難い場所にあっても、展開時にある場合には、標識灯が点灯して、車両周囲で作業をする作業者や一般の歩行者に対してフロアプレートが展開していることを報知することができ、それ故に、特に夜間或いは暗所において、フロアプレートに衝突又は躓いて転倒することが回避される。フロアプレートが展開された状態以外では標識灯が消灯されることから、消費電力を節約することができる。
そして、本発明においては、標識灯に電気を供給する電源ケーブルが、複数のプレートが相互に回動可能に枢着される接続ヒンジ部に形成された中継部を介して配線され、この中継部は、電源ケーブルを接続ヒンジ部において複数回巻くことにより形成される。中継部を介することで、標識灯の電源を、テールゲートの油圧源やコントロール盤が置かれた個所(通常は、テールゲートの支持基板4(図5、6)に置かれる)など、自由な位置に置くことができるとともに、フロアプレートを展開した際に、電源ケーブルが下方に弛んで地面に擦れる、或いは切断されるようなことが回避される。そして、中継部を、電源ケーブルを複数回巻くようにして形成することで、中継部を形成する際に何らの部品を必要としないためコストを要しないだけでなく、複数のプレートが相対的に回動した場合であっても、電源ケーブルの長さの変化が吸収されて、電源ケーブルの耐久性が向上することとなる。
また、本発明においては、複数のプレートの相対的な角度位置を検知する検知手段の出力に応じて、標識灯の点灯・消灯が行われる。折り畳み式のフロアプレートの折り畳み及び展開の際の、隣接するプレートの相対的な角度変化は、プレート接続部に設けたセンサで容易に検出可能である。そして、折り畳み等は、貨物の積み降ろしを行う作業者が手動で実行するので、その作業者は、フロアプレートの直近で作業することとなり、標識灯の点灯・消灯をたやすく確認することができる。
請求項2の発明は、検知手段が、複数のプレートのいずれかに配設された検知部と、検知部が配設されたプレートに隣接するプレートに配設された被検知部とから構成するものである。このようにして検知手段を構成することにより、複数枚のプレートの相対的な角度位置を確実に検知することができる。請求項3の発明のように、検知部として、磁気的な検出を行う、耐久性に優れた非接触形の近接センサを利用することも可能となる。
請求項4の発明は、電源ケーブルの中継部を、接続ヒンジ部のヒンジピンを延長し、その軸の周りに電源ケーブルを巻いて形成するものであり、このようにすると、簡易な構造で接続ヒンジ部に好適な中継部を形成できる
本発明は、請求項のような、フロアプレートを水平状態で昇降させる平行リンク機構と昇降用油圧シリンダとを備え、かつ、シャシフレームに固着したガイドレールにスライド可能に支持されている折り畳み式フロアプレート、に対して好適なものである。
本発明のフロアプレートが展開した状態で上昇位置に位置した状態を示す斜視図である。 本発明のフロアプレートが格納された状態における部分拡大図である。 サブプレートの角度位置を検出するセンサの構成を示す図である。 折り畳み式のフロアプレートの全体図である。 床下格納式のフロアプレートを折り畳んでトラックの床下に格納した状態を示す側面図である。 折り畳み式のフロアプレートの、引き出し位置における連続的な作動を示す連続作動図である。
以下、図1乃至図3に基づいて本発明にかかる折り畳み式フロアプレートの実施例について説明するが、フロアプレートの基本的な構造等は、図4乃至図6に示す従来の構造と変わるものではなく、図1乃至図3においては、図4乃至図6の部品等と対応するものについては同一の符号を付している。
図1に示すように、本発明の折り畳み式フロアプレート1には標識灯6が設けられている。図示の実施形態においては、標識灯6は、折り畳み式フロアプレート1が展開された状態において、サブプレート12の先端に形成された傾斜部14の左右角部の上面に配設されている。標識灯6を上記位置に配設することで、フロアプレート1が展開された状態において、フロアプレート1の延出端位置が明確になる。標識灯6は、後述する検知手段からの出力に応じて点灯する発光ダイオード(LED)の如き発光手段61を内蔵した薄板形状モジュールである。図1の拡大図に示すとおり、標識灯6の少なくとも一面は無色又は有色(例えば、黄色)である透明部材62により覆われていて、発光手段61からの発光は透明部材62を透過して外部に到達する。夫々の標識灯6は、透明部材62が車両後方を向いた状態で、サブプレート12の上面にボルトの如き適宜の固定手段によって固定されている。
標識灯6には、図1において1点鎖線で示される電源ケーブル7によって電気が供給される。電源ケーブル7は、車両に搭載された、テールゲートのコントロール盤のような図示しない電源装置からフロアプレート1の前方端部まで、平行リンク機構の上方アーム2U(又は下方アーム2L)に沿って配設される。さらに、電源ケーブル7は、メインプレート11及びサブプレート12の裏面(又は図4に示す補強部材15、16内)に沿って前後方向に配設され、サブプレート12の延出端部上面に配設された標識灯6に接続されている。
本発明においては、メインプレート11とサブプレート12が相互に回転可能に枢着される接続ヒンジ部(ダブルヒンジ17)には中継部71が形成されており、標識灯6には中継部71を介して接続される電源ケーブル7によって電源装置より電気が供給される。詳細図である図2に示すとおり、中継部71は、メインプレート11の後端部に到達した電源ケーブル7が、例えば、折り畳み・展開作業を補助するトーションバー19(このようなトーションバーは周知のものであって、特許文献1にも開示されている)の周りを、トーションバーとの間に多少の間隙を持たせながら複数回取り巻いて形成されている。この中継部71は、接続ヒンジ部であるダブルヒンジ17に近接して配置される。
中継部71において電源ケーブル7をトーションバー19の周りに卷回する代わりに、図2の変形例に示すとおり、サブプレート12の根元が枢着されるダブルヒンジ17の後方ヒンジピン17R(図4も参照)を延長し、その延長軸の周囲を取り巻くように電源ケーブル7を巻回して、中継部71を形成することもできる。
このように、本発明の折り畳み式フロアプレートでは、電源ケーブル7が中継部71を介して電源装置から標識灯6に接続されている。そのため、サブプレート12が接続ヒンジ部13を中心としてメインプレート11に対して回動した場合であっても、電源ケーブル7が過剰に弛むことが回避され、フロアプレート1を展開した際に、電源ケーブル7が下方に弛んで地面に擦れる、或いは障害物に引っかかるなどして切断されることが回避される。さらに、中継部71は電源ケーブル7を複数回巻き付けただけのものであるため、何らの部品を必要とせずコストを要しないと共に、フロアプレートの折り畳み・展開に際して電源ケーブル7の長さの変更を吸収できる。
図3に示すように、本発明の折り畳み式フロアプレート1には複数のプレート(この実施形態では2枚であるが、3枚のプレートを有するフロアプレートもある)の相対的な角度位置を検知するために、複数のプレートのいずれかに配設された検知部81と、複数のプレートのうち検知部81が配設されたプレートと隣接するプレートに配設された被検知部82とから構成される検知手段8が設けられる。この実施例では、フロアプレート1が展開されたときに相互に対向する、メインプレート11の端面に検知部81が配設されていると共に、サブプレート12の端面に被検知部82が配設されている。
検知部81は、磁束の変化を検出する非接触形の近接センサであって、メインプレート11の横方向(車両の車幅方向)の端部に設置される。被検知部82は鉄片であり、この被検知部82は、図3の2点鎖線に示されるように、サブプレート12の角度位置がθとなったことを検知部81が検知すると、標識灯6に信号を出力し、発光手段61を点灯させる。所望ならば、標識灯6を所定時間間隔で点滅し、警告してもよい。
この実施例では、メインプレート11の端面に近接センサを設け、サブプレート12の対向位置に鉄片を設置して角度位置を検出しているが、メインプレート11の端面に凹部を形成し、サブプレート12の角度位置がθとなった時点で鉄片がその凹部内に入り込むよう構成するとともに、近接センサが鉄片の入り込みを検出するようにしてもよい。この場合には、近接センサをメインプレート11の内部に設置することができるので、近接センサが露出せず、耐久性が一層向上する。また、メインプレートの端面に近接センサを置く代わりに、部品の接触により作動するマイクロスイッチを用い、サブプレートの角度位置を検出するようにしてもよい。
このように、本発明の折り畳み式フロアプレートでは、フロアプレート1の展開時に、サブプレート12の角度位置が図3(c)のθとなった時点で、標識灯6を点灯させる。そのため、特に、夜間或いは暗所でフロアプレート1を展開した場合、車両の周囲で作業をする作業者又は一般の歩行者にフロアプレート1が展開された状態にあることを報知し、作業者又は一般の歩行者がフロアプレート1に衝突乃至躓いて転倒してしまうことを回避し安全性の向上を図ることができる。
以上詳述したように、本発明は、折り畳み式フロアプレートを展開したことを検知手段が検知し、検知手段からの出力に応じてフロアプレートの先端上面に配設された標識灯を点灯させるようにして、フロアプレートが展開状態にあることを周囲の作業者又は歩行者に報知するものである。上記実施例では、本発明をトラック等の荷台に適用される2枚のプレートからなるフロアプレートについて説明しているが、本発明が、3枚のプレートを有するテールゲートに適用できること、あるいは、車椅子及びその利用者を昇降させる福祉車両の折り畳み式フロアプレート等に適用できることは言うまでもない。また、上記実施例では近接センサにより複数のプレートの相対的な角度位置を検知して検知手段より出力される信号にて標識灯を点灯させているが、所望ならば、近接センサに代えて複数のプレートの接触又は非接触による、標識灯への電源の供給又は遮断に基づいて標識灯を点灯又は消灯することなど、実施例に対し種々の変形が可能であることは明らかである。
1:フロアプレート
11:メインプレート
12:サブプレート
17:ダブルヒンジ
2:平行リンク機構
3:ガイドレール
4:支持基板
6:標識灯
7:電源ケーブル
71:中継部
8:検知手段

Claims (5)

  1. 荷台を有する車両に装備され、昇降装置により地面と前記荷台床面との間で昇降される貨物積載用の折り畳み式フロアプレートであって、
    前記折り畳み式フロアプレートは、回動可能に枢着された複数のプレートを有し、
    前記複数のプレートは、格納されたときは前記荷台床下に重なるように折り畳まれ、かつ、貨物積載のために展開されたときには同一平面を形成するとともに、展開された状態の前記複数のプレートの一端側は前記昇降装置に連結されており、さらに、
    展開された状態の前記複数のプレートの他端側には標識灯が設置されるとともに、前記複数のプレートの相対的な角度位置を検知する検知手段が設けられ、
    前記標識灯には、前記複数のプレートが相互に回動可能に枢着される接続ヒンジ部に形成された中継部を介して接続される電源ケーブルによって電気が供給され、
    前記中継部では、前記電源ケーブルが前記接続ヒンジ部において複数回巻かれており、
    前記検知手段の出力に応じて、前記複数のプレートが展開された状態のときは前記標識灯が点灯され、それ以外の状態のときは前記標識灯が消灯されることを特徴とする折り畳み式フロアプレート。
  2. 前記検知手段は、前記複数のプレートのいずれかに配設された検知部と、前記検知部が配設されたプレートと隣接するプレートに配設された被検知部とから構成される、請求項1に記載の折り畳み式フロアプレート。
  3. 前記検知手段は、前記検知部と前記被検知部が所定距離に近接したことを磁気的に検出する近接センサである請求項2に記載の折り畳み式フロアプレート。
  4. 前記中継部では、前記電源ケーブルが、前記接続ヒンジ部においてヒンジピンを延長した軸の周りに複数回巻かれている請求項1乃至3のいずれかに記載の折り畳み式フロアプレート。
  5. 前記昇降装置は、前記折り畳み式フロアプレートを水平状態で昇降させる平行リンク機構と昇降用油圧シリンダとを備え、かつ、車両後部における荷台床下のシャシフレームに固着したガイドレールに、スライド可能に支持されている請求項1乃至のいずれかに記載の折り畳み式フロアプレート。
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