JP5116432B2 - 車両用ランプ - Google Patents

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本発明は、自動車等の車両に設けられる車両用ランプの技術分野に属するものである。
一般に、この種車両用ランプのなかには、車両(車体)のドアに設けられるドアミラーがあり、該ドアミラーにターンランプ(方向指示器)を一体に取り付けて、車両の前後に単独で設けられるターンランプとともに点灯させることにより、周囲の人に対して一層強くアピールするようにしたものが知られている。このようなもののなかには、ターンランプを、発光ダイオードを用いて点灯するように構成することが提唱されている。
前記発光ダイオードを用いてターンランプを構成するものにおいて、ドアミラーに、長尺中実状の導光体と、該導光体の長尺方向一端部を照射する光源を設けて、該光源を点灯することにより導光体の全長から光が放射するように構成し、ドアミラーの意匠性を高めるとともにターンランプの視認性を高めるようにしたものが提唱されている。
特開2006−114309号公報
しかるに、前記従来のものは、導光体が外部に露出して配設され、直接外界に触れる構成となっている。このため、導光体に埃や汚れが付着して視認性が低下したり、導光体に直接負荷が作用して破損してしまうようなことが想定されて問題がある。これに対処するには、導光体を覆うようにアウターレンズを設けることで導光体を保護する構成とすることが提唱されるが、このようにした場合では、導光体を直接ミラーボディーに固定することができず、導光体を位置ずれなくミラーボディーに組み込む構成が別途必要となる。このような手段としては、ベースハウジングとアウターレンズとのあいだにインナー部材を設け、該インナー部材に導光部材を組み込む構成とすることが考えられるが、このようにすると、ベースハウジングとアウターレンズとのあいだに配設するべき部品の配設スペースが狭められ、該限られたスペースにおいて、ターンランプとしての意匠性を損なうことなく必要な部品をレイアウトするのが難しいという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、車両に組み込まれる車両用ランプを、ベースハウジングと、該ベースハウジングに組み込まれる左右方向に長尺状で中実に形成された導光部材と、該導光部材に入光する光源と、導光部材と光源とを覆蓋するアウターレンズとを備えて構成するにあたり、ベースハウジングとアウターレンズとのあいだに、左右方向に長尺状でアウターレンズ側に導光部材が配設されるようにしたインナー部材が介装されるものとし該インナー部材は、導光部材に対して上下に突出する一対のフランジ片部と、該一対のフランジ片部同士を連結して一体化すると共に導光部材のベースハウジング側部位が嵌入する凹溝状の一体化片部とを備えて構成され、インナー部材のベースハウジング側に光源が接続される基板を配設する一方、インナー部材には光遮断手段であってリフレクタとなる反射膜が設けられる構成とした車両用ランプである。
請求項2の発明は、導光部材は、インナー部材側の面に光遮断手段が設けられている請求項1に記載の車両用ランプである。
請求項3の発明は、光遮断手段は、金属膜である請求項1または2に記載の車両用ランプである。
請求項4の発明は、インナー部材の金属膜は、インナー部材のアウターレンズ側の面に形成されている請求項3に記載の車両用ランプである。
請求項5の発明は、車両用ランプはターンランプであって、ボディーにミラーが設けられたドアミラーに組み込まれている請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両用ランプである。
請求項1の発明とすることにより、ターンランプの導光部材を保護することができるものでありながら、導光部材の位置ズレがなく、しかも、視認性が高く、かつ、意匠性に優れたターンランプを提供できる。
請求項2の発明とすることにより、導光部材の光の減衰が防止されて、ターンランプの視認性を一層高めることができる。
請求項3の発明とすることにより、インナー部材の軽量、コンパクト化が図れるものでありながら、意匠性を損なうことがないようにできる。
請求項4の発明とすることにより、ターンランプの視認性をさらに向上させることができる
請求項5の発明とすることにより、法定基準を確実に満たした信頼性の高いターンランプを提供できる。
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は車両のドアに設けられるドアミラーであって、該ドアミラー1を構成するボディー1aの後方(車両後方)に面する部位には開口部(図示せず)が形成され、該開口部に、後方確認用のミラー(図示せず)が位置調整自在に嵌め込まれている。前記ボディー1aの前方に面する部位は前方に膨出する形状に形成されており、該膨出部における下方部位に、本発明が実施されたターンランプ2が一体的に組み込まれている。
尚、ドアミラー1は左右対称状のものが車両の左右ドア体に設けられるが、ここでは、図1に示す車両左側に設けられるドアミラー1についての説明をし、右側のドアミラー1の説明については省略する。
前記ドアミラー1に組み込まれるターンランプ2は、ボディー1aの前方膨出部の下方部位に一つの組み立て部品としてボディー1aに組み込まれるように設定されている。そして、ターンランプ2は、図2に示すように、ボディー1aの内側に収容されるベースハウジング3と、該ベースハウジング3の前方部位を覆蓋し、ボディー1a外周面とともに外部に露出するアウターレンズ5とを備えるとともに、ベースハウジング3とアウターレンズ5とのあいだには、インナーハウジング4が支持される状態で設けられている。そして、前記インナーハウジング4は、後述するように、それぞれ個別に形成された導光部材6とインナー部材7とを一体化するように組み込むことにより構成されている。
前記ベースハウジング3は、非透明部材(非透光性樹脂材)により一体型成形されており、図3に示すように、ドアミラーボディー1aの下方部位に内装されるべく左右方向長尺状の湾曲形状に構成されており、車体の左右方向外方となる左端部位が後方に向けてR状に折曲する形状に形成されている。そして、ベースハウジング3は、底片3aを備え、前方部位から左方部位に向けて開口する凹部3bを備えて形成されており、該凹部3bの前方から前記インナーハウジング4が組み込まれるように設定されている。尚、3cは、外部電源との接続部、3dはボディー1aと一体化するための取り付け片である。
前記インナーハウジング4は、図4に示すように、ベースハウジング3と同様に左右方向長尺状で、左端部位が後方に向けてR状に折曲する湾曲形状に構成されており、長尺中実状で、かつ、断面円形状(円柱形状)の導光部6a(本発明の導光体に相当する)を備えた導光部材6とインナー部材7とを一体的に組み込むことにより構成されており、これによって、導光部材6をベースハウジング3に対して位置ズレすることなく安定した姿勢で組み込むことができ、しかも、組み込み作業を簡単に行なえるように構成されている。尚、本実施の形態において、インナーハウジング4は、後述する光源ユニット8を一体的に組み込むことでインナーアッシーを構成するように設定されており、該インナーアッシーをベースハウジング3に組み込む構成とすることにより、ターンランプ2の組み込み作業が一層容易に行なえるように構成されている。
前記インナーハウジング4を構成するインナー部材7は、非透明、好ましくは、非透光性樹脂材を用いて構成することにより光遮断手段を備えたインナー部材とすることができ、本実施の形態では非透光性樹脂材を用いて形成されている。前記インナー部材7は、図5に示すように、上下一対のフランジ片部7a、7bと、これらフランジ片部7a、7bとのあいだを連結する長尺状の一体化片部7cとにより構成されており、一体化片部7cは、上下のフランジ片部7a、7bよりも後方(ベースハウジング3側)に偏寄する凹溝形状に形成されている。そして、一体化片部7cは、左端側部位が切り欠かれており、上下のフランジ片部7a、7bとのあいだに開口窓部7dが形成されていると共に、図8から明らかなように導光部材6のベースハウジング側部位が嵌入している。さらに、インナー部材7の上下のフランジ片部7a、7bの右端側には、一体化片部7cよりも右端側に突出するようにして第一光源支持部7eが一体形成されており、該第一光源支持部7eには、後述するように、光源ユニット8に配設される第一発光ダイオード9が位置決め状に固定支持されるように構成されている。さらに、上下のフランジ片部7a、7bの左端側には、光源ユニット8の第二、第三発光ダイオード10、11を支持する第二、第三光源支持部7f、7gがそれぞれ形成されている。
そして、前記インナー部材7の長尺方向一端部となる上下のフランジ片部7a、7bの右端部位における対向間には、一体化片部7cの前方に偏寄する状態で架橋片部7hが形成されており、一体化片部7cの右端部と架橋片部7hとでリング状の開口が形成されている。さらに、インナー部材7の長尺方向他端部となる左端部であって、上下のフランジ片部7a、7bの左端部の互いに近接対向する部位には、それぞれ凹状の係止凹部7iが形成されているとともに、これら係止凹部7iの右端側には、該係止凹部7iに対向する状態で押さえ片7jが形成されており、これによって、インナー部材7の開口窓部7dの上下に、係止凹部7iと押さえ片7jとの対向間により構成される上下一対の係止スペースが形成されるように設定されている。
また、一体化片部7cの長尺方向右端部は、右端側ほど先細となる先細状部7kが形成されており、該先細状部7kの先端に前方に向けて突出する嵌合突部7mが形成されている。
一方、インナーハウジング4を構成する導光部材6は透明部材(透光性樹脂材)により形成され、図6に示すように、車体側となる左右方向右端部に半球体形状の入光部6bが形成され、該入光部6bに続く車体の前方に対向する部位に円柱形状の導光部6aが形成されている。また、導光部材6の導光部6aに続く左端部位は後方に向けてR状に折曲しており、該左方を向く折曲部位は扁平状のインナーレンズ部6cに形成されている。
そして、インナーレンズ部6cの左端部における上下部位には、インナー部材7の左端部に形成された係止凹部7aと押さえ片7jとにより構成される上下一対の係止スペースに係止する係止突部6dが、上下方向に向けて膨出し、かつ、板厚方向に段差状となる状態で形成されている。
また、導光部6aの右端部の後面には、インナー部材一体化片部7cの右端部に形成された先細状部7kの嵌合突部7mに嵌合する嵌合凹部6eが形成されている。
そして、導光部材6は、インナー部材7の前方から組み込まれるが、導光部6aを凹溝状の一体化片部7cに沿わせた状態とし、入光部6bを一体化片部7cの右端部と架橋片部7hとで形成されるリング状の開口に挿入し、嵌合凹部6eと先細上部7kの嵌合突部7mとを互いに嵌合させることにより、長尺方向に位置決めがなされた状態でインナー部材7と導光部材6との長尺方向一端部における一体化がなされるように設定されている。このとき、導光部材6のインナーレンズ部6cはインナー部材7の開口窓部7dに位置しており、インナー部材7の係止凹部7iと押さえ片7jとにより構成される上下一対の係止スペースに、導光部材6の係止突部6dを嵌め込むことにより、押さえ片7jによる抜け止めがなされた状態で嵌合し、インナー部材7と導光部材6との長尺方向他端部における一体化がなされるように設定されている。
このように構成されるインナーハウジング4において、インナーレンズ部6cは、開口窓部7dを介して後方に露出し、ベースハウジング3に組み込まれたときにインナーレンズ部6cがベースハウジング3に直接対向するように構成されている。また、入光部6bは、インナー部材7の上下のフランジ片部7a、7bよりも右端側に突出し、光源支持部7eに近接するように配設されている。
そして、インナーハウジング4に組み込まれる光源ユニット8は、図7に示すように、ターンランプ2の光源となる第一、第二、第三発光ダイオード9、10、11と、導電性板材で形成され、前記各第一、第二、第三発光ダイオード9、10、11を接続する複数のバスバー12と、これらバスバー12が適宜接続される回路基板13とを備えて構成されており、インナーハウジング4のベースハウジング3側、即ちインナーハウジング4の後面側(背面側)から組み込まれるように設定されている。
ここで、前記光源ユニット8を構成する第一〜第三発光ダイオード9、10、11は、それぞれ何れも汎用のものが用いられており、発光部9a、10a、11aと、該発光部9a、10a、11aを支持するとともに必要な電子部材が収容された補助基板9b、10b、11bと、該補助基板9b、10b、11bから外方に延出する一対の導電部材からなる保持片9c、10c、11cとを備えて構成されており、バスバー12の一端側に第一発光ダイオード9の保持片9cが接続され、他端側に第一、第二発光ダイオード10、11の保持片10c、11cがそれぞれ接続されている。
前記光源ユニット8は、前述したように、インナーハウジング4のベースハウジング3側となる背面側から組み込まれてインナーアッシーを構成するように設定されるが、第一発光ダイオード9の保持片9cはインナー部材7の第一光源支持部7eに支持され、第二発光ダイオード10の保持片10cは第二光源支持部7fに支持され、第三発光ダイオード11の保持片11cは第三光源支持部7gに支持される状態で組み込まれるように設定されている。そして、バスバー12は、インナーハウジング4の上下のフランジ片部7a、7bの後面に形成された複数の係止片7nにより支持されることにより、絶縁性を確保された状態でインナー部材7に保持されるように設定されている。
前記インナーアッシーにおいて、第一発光ダイオード9は、発光部9aが導光部材6の長尺方向一方の端部の入光部6bの一端側に位置決め状に配設され、第二、第三発光ダイオード10、11は、それぞれ発光部10a、11aがインナー部材7の開口窓部7dから露出するインナーレンズ6cに直接対向し、インナーレンズ部6cの左斜め前方方向と左側方向とに向けて照射するように配設されている。そして、導光部材6は、第一、第二、第三発光ダイオード9の点灯により、導光部材6の入光部6bから導光部6a、インナーレンズ部6cに亘って長尺状の光を前方に向けて放射(放光)するとともに、インナーレンズ部6cから前方から左方側に向けて光を放射するように設定されており、これによって、ターンランプ2としての法定基準を満足する照度を確実に満足できるように構成されている。
そしてこのものにおいて、導光部材6の導光部6aは、湾曲内側部位であって、ベースハウジング3側の面となる後面に、漏光を防止するための光遮断手段が施されているが、ここでの光遮断手段は、後面に第一金属膜(反射膜)M1を形成することにより光遮断するように構成され、これによって、導光部6aにおける光は、第一金属膜M1により後方に漏れることが防止され、入光部6bからインナーレンズ部6c側に至るあいだ光が後方に漏れて、インナーレンズ6c側ほど減衰してしまうのを低減することができて、視認性を高められるように設定されている。
尚、導光部材6のインナーレンズ部6cは、後面に入光された光を乱反射するための乱反射手段が施されているが、ここでの乱反射手段は、後面に複数の凹凸面を形成することにより構成され、これによって、第二、第三発光ダイオード10、11からの光がインナーレンズ部6cを介して乱反射される状態で放射されて、さらなる視認性の向上が図れるように構成されている。
一方、導光部材6が組み込まれるインナー部材7は、前述したように、第一の光遮断手段となる非透明部材で形成されているが、さらにこのものでは、上下のフランジ片部7a、7b、そして、一体化片部7cにおけるアウターレンズ5側の面(前面)に、第二の光遮断手段として第二金属膜(反射膜)M2が塗布されている。前記第二金属膜M2は、前記導光部6aの後面に塗布された第一金属膜M1と同様の金属膜であり、これによって、インナー部材7は、確実な光遮断機能を備えるとともに、リフレクタ(反射)機能を備えることができるように構成されている。
ところで、本実施の形態のターンランプ2は、図2、8に示すように、湾曲状に形成されるインナーハウジング4の湾曲内側となる背面に第一〜第三発光ダイオード9、10、11に電源供給するための基板13を設ける構成とすることにより、限られたスペースを有効活用してレイアウト性の向上を図り、そして、基板13の前方をインナー部材7で覆うことで基板13を隠し、意匠性の向上を図るように配慮されている。このものにおいて、本実施の形態のインナー部材7は、ターンランプ2の軽量化、さらなるコンパクト化を図るために肉厚が薄くなっており、第一〜第三発光ダイオード9、10、11を点灯した場合に、インナーハウジング4を透して基板13の陰影がアウターレンズ5側から見える惧れが想定される。このため、インナー部材7に第二の光遮断手段である第二金属膜M2が塗布されて、第一〜第三発光ダイオード9、10、11の点灯時であっても、基板13の陰影がアウターレンズ5側から見えるような不具合をなくし、意匠性が損なわれないようにしている。
これによって、ターンランプ2を、軽量、コンパクト化を図りながら、意匠性の高いものにすることができ、しかも、第二金属膜M2はインナー部材7の前面に塗布されているので、上下のフランジ片部7a、7bに形成される第二金属膜M2が、導光部6a、インナーレンズ部6cから放射する光を反射して、ターンランプ2の視認性を一層高めることができるように構成されている。
さらに、このものでは、第二金属膜M2が塗布されたインナー部材7の一体化片部7cに、後面に第一金属膜M1が塗布された導光部材6を組み込むように構成されている。これによって、導光部6aにおける後方への漏光が一層防止されて、導光部6aの光の減衰がさらに低減されて、視認性の一層の向上が図れるように構成されている。
尚、14は中間部材であって、該中間部材14は、一端部が基板13に接続され、他端部がベースハウジング3に形成された接続部3cに引き出されて外部電源に接続される一対の端子14aを支持する部材に構成されており、インナー部材7の上側フランジ片部7aに予め支持された状態でインナーハウジング4(インナーアッシー)を構成するように設定されている。
また、導光部材6の入光部6bは半球体形状に形成されており、これによって、第一発光ダイオード9からの光が散乱した状態となって導光部6a、インナーレンズ部6cに向けて誘導されるように設定されており、光の減衰を一層低減できるように設定されている。
そして、インナーハウジング4に光源ユニット8が組み込まれたインナーアッシーを、ベースハウジング3の凹部3bに組み込むことにより、インナーハウジング4を構成する上下のフランジ片部7a、7bが凹部3bを覆蓋する状態で組み込まれ、該インナーアッシーが組み込まれたベースハウジング3の前方を覆蓋するようにアウターレンズ5を設けることでターンランプ2が構成されている。このとき、ベースハウジング3の外周縁にアウターレンズ5の外周縁を突き当てた状態で一体化することにより、図8に示すように、これらのあいだにインナーハウジング4(インナーアッシー)が中間部材14を介して支持され、長尺状の導光部材6がベースハウジング3に対して位置ズレすることなく保持されるように設定されている。
尚、アウターレンズ5は、透光性樹脂材で一体形成されており、インナーハウジング4のインナー部材7に形成される第一光源支持部7eに支持される第一発光ダイオード9が配設された部位となる光源対向部位5aにしぼ加工が施されている。これによって、第一発光ダイオード9の漏光がさらに防止されるように構成されている。
このように構成されたターンランプ2は、ドアミラー1のボディー1aに組み込まれたとき、ボディー1aがアウターレンズ5の外周縁部、および、光源対向部位5aであって、第一発光ダイオード9配設部位および導光部材6の入光部6bを覆蓋するように構成されている。これによって、ドアミラー1の外部から第一発光ダイオード9を目視することができず、漏光防止が確実になるうえ、周囲の人に眩しさを感じさせるような不具合をなくすことができ、しかも、意匠性が高められるように構成されている。
叙述の如く構成された本形態において、ドアミラー1に組み込まれたターンランプ2は、車両の前方部位においてインナーハウジング4に組み込まれた導光部材6から長尺状の光が放射(放光)されるが、この場合に、入光部6bから入光される第一発光ダイオード9により導光部6aから左右方向長尺状の光が放射されるとともに、車体の左右方向外方においてインナーレンズ部6cに入光される第二、第三発光ダイオード10、11によりインナーレンズ部6cから左右方向外方に向けて光が放射される。これによって、ターンランプ2は、車両の前方、および、左右方向外方からの視認性を高くすることができ、しかも、意匠性に優れたターンランプ2となる。
そして、このものにおいて、長尺状の導光部材6をベースハウジング3とアウターレンズ5とのあいだに収容する構成としたので、導光部材6の保護を図れるものであるが、この場合に、導光部材6は、ベースハウジング3とアウターレンズ5とのあいだに支持されるインナー部材7のアウターレンズ5側に組み込まれてガタつきのない状態で支持され、また、基板13はインナー部材7のベースハウジング3側に組み込まれてスペースの有効利用が図られている。そして、導光部材6は、第一の光遮断手段として非透明部材で構成されるインナー部材7の一体化片部7cの前方に組み込まれるので、導光部6aにおける後方への漏光が防止されて光の減衰を低減することができるうえ、第一〜第三発光ダイオード9、10、11の点灯時に、導光部材6とインナー部材7との背後に設けられる基板13の陰影がアウターレンズ5側から透けて見えてしまうようなことがなく、視認性が高く、しかも、意匠性に優れたターンランプ2とすることができる。
さらに、本発明が実施されたものにおいて、導光部材6の導光部6aは、インナー部材7側の背面(後面)に第一金属膜M1が形成されているので、導光部6aにおける光の減衰をさらに防止できて、ターンランプ2の視認性を一層高めることができる。
しかも、このものでは、導光部材6の光遮断手段として、また、インナー部材7の第二の光遮断手段として、同様の金属膜である第一、第二金属膜M1、M2を形成する構成としたので、軽量、コンパクト化を図るべくインナー部材7を非透明部材で肉薄に形成したような場合であっても、アウターレンズ5側から基板13の陰影が見えることがなく、意匠性を高めることができる。
さらに、このものでは、インナー部材7に設けられる第二金属膜M2をアウターレンズ5側の面に設ける構成としたので、該第二金属膜M2がリフレクタとして機能して、ターンランプ2の視認性の向上を図ることができる。
また、ターンランプ2をドアミラー1に組み込んだ場合では、法定基準を確実に満たした信頼性の高いターンランプ2とすることができる。
ドアミラーの全体斜視図である。 図2(A)、(B)、(C)はそれぞれターンランプの正面図、図2(A)のX−X断面図、側面図である。 図3(A)、(B)、(C)はそれぞれベースハウジングの平面図、正面図、側面図である。 図4(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれインナーアッシーの平面図、正面図、背面図、側面図である。 図5(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれインナー部材の平面図、正面図、図5(A)におけるX−X断面図、側面図である。 図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ導光部材の平面図、正面図、図6(B)におけるX−X断面図である。 インナーアッシーとベースハウジングとの組み込み状態を説明する分解斜視図である。 ターンランプの要部を説明する断面図である。
符号の説明
1 ドアミラー
1a ボディー
2 ターンランプ
3 ベースハウジング
4 インナーハウジング
5 アウターレンズ
6 導光部材
6a 導光部
6c インナーレンズ部
7 インナー部材
7a フランジ片部
7c 一体化片部
8 光源ユニット
9 第一発光ダイオード
13 基板

Claims (5)

  1. 車両に組み込まれる車両用ランプを、ベースハウジングと、該ベースハウジングに組み込まれる左右方向に長尺状で中実に形成された導光部材と、該導光部材に入光する光源と、導光部材と光源とを覆蓋するアウターレンズとを備えて構成するにあたり、ベースハウジングとアウターレンズとのあいだに、左右方向に長尺状でアウターレンズ側に導光部材が配設されるようにしたインナー部材が介装されるものとし該インナー部材は、導光部材に対して上下に突出する一対のフランジ片部と、該一対のフランジ片部同士を連結して一体化すると共に導光部材のベースハウジング側部位が嵌入する凹溝状の一体化片部とを備えて構成され、インナー部材のベースハウジング側に光源が接続される基板を配設する一方、インナー部材には光遮断手段であってリフレクタとなる反射膜が設けられる構成とした車両用ランプ。
  2. 導光部材は、インナー部材側の面に光遮断手段が設けられている請求項1に記載の車両用ランプ。
  3. 光遮断手段は、金属膜である請求項1または2に記載の車両用ランプ。
  4. インナー部材の金属膜は、インナー部材のアウターレンズ側の面に形成されている請求項3に記載の車両用ランプ。
  5. 車両用ランプはターンランプであって、ボディーにミラーが設けられたドアミラーに組み込まれている請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両用ランプ。
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