以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、宿泊予約システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.宿泊予約システムの構成及び機能概要]
先ず、本実施形態に係る宿泊予約システムSの構成及び機能概要について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る宿泊予約システムSの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、宿泊予約システムSは、データベースの一例としての宿泊施設情報データベース101、会員情報データベース102、法人情報データベース103及び宿泊関連情報データベース104を備える情報提供装置の一例としての旅行代理店サーバ1と、宿泊施設H−iに設置された宿泊施設端末2−i(i=1,2・・・m)と、法人C−jが所有する施設等に設置された端末装置の一例としての法人端末3−j(j=1,2・・・n)と、ユーザ端末4−k(k=1,2・・・p)と、を含んで構成されている。
旅行代理店サーバ1、宿泊施設端末2−i、法人端末3−j及びユーザ端末4−kは、ネットワークNWを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
このような構成の宿泊予約システムSにおいて、旅行代理店サーバ1は、例えば、旅行代理店により旅行サイトを開設するために設置されたサーバ装置である。この旅行代理店は、宿泊施設H−iの各提供者から宿泊予約の受け付けを委託されており、この宿泊施設H−iに関する宿泊施設情報、宿泊予約状況等は宿泊施設情報データベース101に登録されるようになっている。そして、宿泊予約システムSは、ネットワークNWを介して法人端末3−jやユーザ端末4−kからのリクエストに応じて、旅行代理店サーバ1が宿泊施設H−iの予約登録処理を行うこと等により、法人端末3−jやユーザ端末4−kを利用するユーザに対して宿泊予約サービスを提供している。
この宿泊予約サービスを利用するために、ユーザは、個人として宿泊予約システムSの会員登録手続を行うことにより、当該システムによる宿泊予約サービスを利用することが可能になっており、登録された会員に関する会員情報等は会員情報データベース102に登録されるようになっている。
なお、以降の説明において、宿泊予約等を行う場合における法人端末3−jやユーザ端末4−kを総称する場合には、「予約者端末」というものとし、当該予約者端末を利用するユーザを、単に「ユーザ」(場合によって、「会員」あるいは「社員」)というものとする。
また、宿泊予約システムSにおいては、個人に対する宿泊予約サービスの他に、法人C−jに所属する社員としてユーザが宿泊予約を行った場合には、予約された宿泊施設H−iの宿泊料金を当該所属する法人C−jに対して一括請求する法人予約サービスが提供されている。
次に、宿泊施設端末2−iは、宿泊施設H−iの従業者等が利用する端末装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ等を適用することができる。そして、宿泊施設端末2−iは、旅行代理店サーバ1にアクセスして、宿泊施設情報データベース101に登録された宿泊予約状況等を取得し、画面に表示するようになっている。このようにして、宿泊施設H−iの従業者等は、その宿泊施設H−iの予約内容、空室状況等を管理することができるようになっている(例えば、予約内容、空室状況等を参照したり、予約のキャンセル手続を行う等)。
次に、法人端末3−jは、法人C−jの施設内等に設置された端末装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ等を適用することができる。
同一法人C−jの施設内等に設置された法人端末3−jは、当該法人により構築されたイントラネット等の社内ネットワークにおいて、夫々個別のIPアドレス(ローカルIPアドレス)が静的あるいは動的に割り当てられている。この法人端末3−jが社内ネットワークの外のネットワークNWにアクセスする場合、当該法人端末3−jから送信されたデータパケットのヘッダに設定された送信元IPアドレス(当該法人端末3−jを示すIPアドレス)は、例えば、NAT(Network Address Translation)機能を有するルータ装置等により、当該法人に対して固有に割り当てられたインターネット上等におけるIPアドレス(グローバルIPアドレス)に変換され、例えば、旅行代理店サーバ1等に転送される。旅行代理店サーバ1等は、パケットヘッダに設定された送信元IPアドレスを参照することにより、アクセス元が特定の法人C−jであることを認識することができる。旅行代理店サーバ1は、送信元IPアドレスから法人C−jを特定することにより、後述する社員による管理画面へのアクセスの許可・不許可等を制御するようになっている。
なお、ある法人C−jに対しては、固有のIPアドレスが割り当てられておらず、当該法人C−jの法人端末3−jがネットワークNWにアクセスする際に、インターネットサービスプロバイダ等に設置されたルータ装置等により、動的にIPアドレス(グローバルIPアドレス)が割り当てられるような場合には、上記のような方法では法人C−jを特定することができない。この場合、旅行代理店サーバ1は、パスワード認証を行うことにより、アクセス元が法人C−jであることを認識するようになっている。
法人C−jに所属する管理者(例えば、係長、課長、部長等の管理職に就いている者であって、ある社員から見て、当該社員を管理する立場にある上司等を意味する)は、法人端末3−jを用いて、法人予約サービスに関する設定や管理、請求金額や出張実績(宿泊予約、キャンセル、宿泊等の実績)の確認等を行うことができるようになっている。また、法人に所属する社員(管理者を含む)は、法人端末3−jを用いて、宿泊予約システムSの会員登録や法人予約サービスの利用登録、宿泊予約や予約のキャンセル等を行うことができるようになっている。
次に、ユーザ端末4−kは、法人C−jに属する社員あるいは法人C−jには属さないユーザが所有等する端末装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、STB(Set Top Box)、携帯電話機等を適用することができる。ユーザは、ユーザ端末4−kを用いて宿泊予約や予約のキャンセル等を行うことができるようになっており、法人C−jに属する社員であれば、更に、法人予約サービスを利用した宿泊予約等を行うことができるようになっている。
なお、宿泊施設端末2−i、法人端末3−j及びユーザ端末4−kには、夫々所定のオペレーティングシステム、Webブラウザアプリケーション、電子メールアプリケーション等がインストールされている。
[2.法人予約サービスの概要]
次に、本実施形態に係る宿泊予約サービスシステムSの法人予約サービスの概要について、図2を用いて説明する。
図2は、本実施形態に係る宿泊予約システムSにおいて提供される法人予約サービスの概要について説明する図である。
図2に示すように、法人が宿泊予約システムSにおける法人予約サービスを利用するためには、先ず旅行代理店との間で法人契約を締結する(ステップS1)。この契約により、旅行代理店は、当該法人が法人予約サービスを利用するために必要な法人情報等を法人情報データベース103に登録するようになっている。その後、法人に所属する管理者は、法人端末3−jを用いて、法人予約サービスを利用可能な社員の管理情報(社員管理情報)の登録等を行ったり、当該登録の際に社員に入力させる情報の設定等を行う(ステップS2)。
そして、各社員は、夫々法人端末3−jを用いて、法人予約サービスの利用登録を行う(ステップS3)。ここでいう利用登録とは、会員情報データベース102に登録されている社員の会員情報に法人予約サービスに関する情報を設定するための手続である。これにより社員は、法人に所属する者として宿泊予約を行うようになっている。つまり、社員が法人予約サービスを利用するためには、社員自身が宿泊予約システムSに会員登録されなければならないため、ステップS3における利用登録の時点で社員が会員登録されていない場合は、この時に会員登録手続を行わなければならない。
次いで、法人において出張等の必要が発生した際に、管理者から社員に対して法人予約サービスの利用指示等がなされ(ステップS4)、社員は、法人端末3−jを用いて宿泊予約を行い(ステップS5)、宿泊施設に宿泊する(ステップS6)。宿泊施設に宿泊する前に予約をキャンセルしたい場合には、法人端末3−jを用いてユーザ自身がキャンセル手続を行うこともできるし、また、宿泊施設に連絡することにより、宿泊施設の従業員等が宿泊施設端末2−iを用いてキャンセル手続を行うこともできる。こうした宿泊予約や予約のキャンセルに関する情報は、宿泊関連情報データベース104に登録されるようになっている。なお、ステップS5においては、社員自身が所有等するユーザ端末4−kを用いて宿泊予約やキャンセル等を行うことも可能である。
そして、旅行代理店サーバ1において、法人予約サービスを利用することにより発生した、例えば、1ヶ月間の宿泊料金やキャンセル料等の合計を法人に対する請求金額(請求金額情報の一例)として宿泊関連情報データベース104に登録する。この請求金額に相当する料金の支払いが旅行代理店から法人に対して一括して請求され(ステップS7)、法人から旅行代理店に対して一括して支払われる(ステップS8)。法人から回収された宿泊料金やキャンセル料等は、旅行代理店から宿泊施設に対して一括して支払われる(ステップS9)。
社員による出張実績やステップS7において登録された請求金額は、管理者が法人端末3−jを用いて確認することができる(ステップS10)。
[3.法人用シークレット予約サービスの概要]
次に、本実施形態に係る宿泊予約サービスシステムSの法人予約サービスにおける法人用シークレット予約サービスの概要について説明する。
法人用シークレット予約サービスとは、宿泊施設H−iの提供者が、1または複数の特定の法人C−jを対象とする特別な宿泊プラン(特別サービスの一例)を設定し、対象となっている法人に所属する社員が、この特別な宿泊プランの宿泊予約を行うことを可能とするサービスである。
ここで、宿泊プランは、宿泊施設H−iの提供者における宿泊サービス(宿泊施設の提供サービス)の提供単位、すなわち宿泊予約が可能な単位を示し、宿泊サービスの内容(例えば、部屋タイプ、宿泊人数、宿泊日数、食事有無等)や宿泊料金等によって区分されるものである。
宿泊予約サービスシステムSにおける宿泊プランは、当該システムの会員であれば法人C−jに所属する社員であるか否かにかかわらず誰でも予約可能な通常プランと、特定の法人C−jに所属する社員のみが予約可能な特別な宿泊プランとに大別されている。なお、この特別な宿泊プランに関する情報は、特定の法人C−jに所属する社員にのみに提示され、その他の会員には提示されないことから、この特別な宿泊プランのことを「シークレットプラン」というものとする。
宿泊施設H−iの提供者は、通常プランを設定するとともに、任意にシークレットプランを設定することが可能であり、シークレットプランを提供する対象の法人C−jまたは当該法人に所属する社員にとって、通常プランを利用するよりも有利なようにシークレットプランを設定することができるようになっている。例えば、通常プランと同一料金で、通常プランよりもグレードの高い内容のシークレットプランを設定したり、通常プランよりも宿泊料金が安いシークレットプランを設定することができるようになっている。このようにして、通常プランとシークレットプランとの間でサービス内容や宿泊料金等の差別化を図り、特定の法人C−jを優遇することによって、当該法人(または社員)が「自分には特別なプランが用意されている」というお得感を味わうこととなるため、シークレットプランを提供する宿泊施設H−iに対する宿泊予約の促進が期待されるのである。
宿泊プランは、宿泊施設H−iの提供者(従業者等)が、宿泊施設端末2−iを操作して設定可能である。その際、旅行代理店サーバ1により、各法人C−jに関する情報(後述する部署情報、宿泊地域情報、宿泊傾向情報)に基づいて、1または複数の法人C−jの宿泊施設の利用に関する傾向を示す情報(傾向情報の一例)が宿泊施設端末2−iに送信され、宿泊施設端末2−iにおいて宿泊施設の利用に関する傾向を示す情報が画面に表示される。宿泊施設H−iの提供者は、この情報を参照しながら、特定の法人C−jに対して適切と思われるシークレットプランを設定することができる。そして、設定された宿泊プランの情報は、旅行代理店サーバ1により、宿泊施設情報データベース101に登録されるようになっている。
宿泊施設情報データベース101に登録されたシークレットプランの情報は、その対象である法人C−jに所属する社員が、予約者端末を用いて旅行代理店サーバ1にアクセスしたときに、旅行代理店サーバ1から予約者端末に送信される。これにより、当該社員はシークレットプランの内容等を閲覧し、宿泊予約を行うことができるようになっている。その際、旅行代理店サーバ1は、社員が所属する部署(部門の一例)等に応じて、予約者端末に送信するシークレットプランの情報を制限するようになっている。
[4.法人予約サービスにおける社員の管理権限]
次に、法人予約サービスにおける社員の管理権限について、図3を用いて説明する。
図3は、法人予約サービスにおける社員の管理権限を説明する図である。
法人予約サービスにおける社員の管理権限とは、法人予約サービスにおいて法人C−jに所属する社員に対して提供される管理画面(法人端末3−jからのリクエストに応じて旅行代理店サーバ1により送信されるページデータにより構成される)を当該社員が法人端末3−jを用いて操作することにより利用可能な機能を意味する。
そして、法人C−jに所属する社員は、管理権限の範囲の違いによって、上級管理者、一般管理者及びその他の一般社員に区分されている。ここで、一般管理者は、一般社員が利用できる機能の全てを利用することができ、上級管理者は、一般管理者及び一般社員が利用できる機能の全てを利用することができるようになっている。
なお、以降の説明においては、上級管理者、一般管理者及び一般社員を総称する場合には、単に「社員」というものとし、上級管理者及び一般管理者を総称する場合には、「管理者」というものとする。ここで、前記図2の説明においては、管理者を上司等として説明したが、上級管理者及び一般管理者(つまり、以降の説明で管理者と称される者)は、必ずしも上司等でなくても良く、例えば、社内ネットワークの管理者や請求金額などを管理する経理部門の担当者等であっても良い。
図3に示すように、先ず、上級管理者は、社員が、法人予約サービスの利用登録を行う際に、社員情報として入力させる項目を設定することができる(図3の符号51)。社員情報は、宿泊予約の確認時や出張実績の確認時に画面に表示される情報であり、管理者による出張管理等に用いられる。
また、上級管理者は、一般管理者の登録、変更及び削除を行うことができるようになっている(図3の符号52)。
次に、管理者は、法人予約サービスの利用登録を行える社員の管理情報を登録し、当該管理情報を変更及び削除することができるようになっている(図3の符号53)。これは、上述したように、法人C−jに対して固有のIPアドレスが割り当てられていない場合に、法人予約サービスの利用登録を行える者を、社員にのみ制限するための機能であり(更に、利用登録を行える社員を制限しても良い)、固有のIPアドレスが割り当てられている法人C−jは、当該機能を利用することはできないようになっている(利用できるようにすることも可能である)。
また、管理者は、法人予約サービスの利用登録を行った社員及び当該社員の社員情報を確認することができるようになっている(図3の符号54)。
更に、管理者は、自分自身以外の社員による法人予約サービスの利用登録を削除することができるようになっている(図3の符号55)。例えば、社員が退職したこと等により法人に所属しなくなったときには、これにより処理することが可能である。
更にまた、管理者は、各種の条件を設定して、社員の出張実績を確認することができるようになっている(図3の符号56)。
また更に、管理者は、法人予約サービスを利用することにより旅行代理店から請求された宿泊料金を月ごとに確認することができるようになっている(図3の符号57)。
次に、社員は、自分自身の法人予約サービスの利用登録及び当該登録の削除を行うことができるようになっている(図3の符号58)。社員は、利用登録を行うことにより、法人の所属者として宿泊予約等を行うことが可能となり、利用登録の削除を行った後は、法人の所属者として宿泊予約等を行うことはできないようになっている(個人として宿泊予約等を行うことは可能である)。
上級管理者については、更に、法人C−jが有する部署及び当該部署の所在地を登録し、また、高頻度宿泊地域(法人C−jに所属する社員が頻繁に宿泊する地域)を登録することができるようになっている(図3の符号59)。これらの情報は、法人用シークレット予約サービスにおいて、法人C−jの宿泊施設の利用に関する傾向を示す情報を宿泊施設H−iの提供者に対して提供するために用いられる。
以上が、管理画面を操作して利用可能な機能である。なお、管理画面は、上級管理者用、一般管理者用、一般社員用に夫々上級管理者用管理画面、一般管理者用管理画面、社員用管理画面として用意されている。
[5.旅行代理店サーバの構成及び機能]
次に、旅行代理店サーバ1の構成及び機能について、図4乃至図13を用いて説明する。
図4は、本実施形態に係る旅行代理店サーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。また、図5は、宿泊施設関連情報の構成例を示す図である。また、図6は、会員情報の構成例を示す図である。また、図7は、法人情報の構成例を示す図である。また、図8は、社員情報の構成例を示す図である。また、図9は、入力項目設定情報の構成例を示す図である。また、図10は、社員管理情報の構成例を示す図である。また、図11は、宿泊施設予約情報の構成例を示す図である。また、図12は、個人用予約履歴情報及び法人用予約履歴情報の構成例を示す図である。また、図13は、請求金額情報の構成例を示す図である。
図4に示すように、旅行代理店サーバ1は、オペレータ等からの操作指示を受け付け、その指示内容を指示信号としてシステム制御部20に出力する操作部11(例えば、キーボード、マウス等)と、文字や画像等の情報を表示する表示部12(例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ等)と、ネットワークNWに接続して、宿泊施設端末2−i、法人端末3−j、ユーザ端末4−k等との通信状態を制御する通信部13と、例えば、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等のディスクDKからデータ等を読み出す一方、当該ディスクDKに対してデータ等を記録するドライブ部14と、各種プログラム及びデータ等を記憶する記憶部15(例えば、ハードディスクドライブ等)と、操作部11〜記憶部15とシステム制御部20との間のインタフェース処理を行う入出力インタフェース部16と、CPU(Central Processing Unit)17、ROM(Read Only Memory)18、RAM(Random Access Memory)19等を備えるシステム制御部20と、を備え、システム制御部20と入出力インタフェース部16とは、システムバス21を介して接続されている。
記憶部15には、宿泊施設情報データベース101、会員情報データベース102、法人情報データベース103及び宿泊関連情報データベース104が構築されている。
宿泊施設情報データベース101には、宿泊予約システムSに登録されている各宿泊施設H−iの宿泊施設関連情報が、当該宿泊施設を識別するための施設ID(識別情報)に対応付けて登録されている。
図5に示すように、宿泊施設関連情報は、例えば、施設ID、パスワード、宿泊施設情報、提供可能客室数、法人予約対応有無情報及び宿泊予約状況、宿泊プラン情報、施設所在地域宿泊法人情報等により構成されている。
パスワードは、宿泊施設端末2−iが、旅行代理店サーバ1にアクセスして、予約状況の確認や予約のキャンセル等の操作を行うための宿泊施設H−i用の管理画面をリクエストする際の認証に用いられる情報である。
宿泊施設情報は、例えば、宿泊施設H−iの名称、住所(提供場所情報の一例)、郵便番号、電話番号、FAX番号、電子メールアドレス、客室数、客室のタイプ、宿泊料金、交通機関によるアクセス方法、食事の有無、案内メッセージ、宿泊施設の外観や内部施設の画像データ等により構成される。
提供可能客室数は、宿泊施設H−iが旅行代理店に対して宿泊予約の受付を委託した客室数である。
また、法人予約対応有無情報は、法人予約サービスを利用して宿泊施設H−iに対する宿泊予約を行えることができるか否かを示す情報である。当該情報が法人予約対応有りに設定されている場合は、法人予約サービスを利用して宿泊予約が行えることを示すとともに、当該法人予約サービスを利用して宿泊予約を行った場合における宿泊料金、キャンセル料金等は、一旦各法人C−jから旅行代理店に支払われ、当該旅行代理店から一括して宿泊施設H−iに支払われることをも示す。
また、宿泊予約状況には、例えば、日付に対応した客室毎の宿泊予約状況(宿泊予約が登録されているか否か)、宿泊予約が登録されている場合には、その登録された内容(例えば、宿泊代表者の氏名、連絡先、チェックイン時刻等)が登録される。
また、宿泊プラン情報には、宿泊施設H−iの提供者により設定された宿泊プランの内容等を示す情報である。宿泊プラン情報は、例えば、通常プランであるかシークレットプランであるかを示すプラン種別、提供対象の法人C−jを示す法人ID、全ての部署を提供対象とするか否かを示す全部署対象フラグ、宿泊プランの名称、提供期間、宿泊プランの内容(例えば、部屋タイプ、宿泊人数、宿泊日数、食事有無、その他内容に関する任意のテキスト、客室等の画像データ等)、宿泊料金、宿泊ポイント等が、宿泊プラン毎に当該宿泊プランを識別するためのプランIDに対応付けて、設定されている。なお、法人ID及び全部署対象フラグは、プラン種別がシークレットプランである場合にのみ設定される。
また、施設所在地域宿泊法人情報は、宿泊施設H−iの所在する地域(宿泊施設情報の住所がある地域)に頻繁に宿泊する法人C−j(に所属する社員)の法人IDが設定されている。
次に、会員情報データベース102には、宿泊予約システムSに登録されている各会員の会員情報(ユーザ情報の一例)が当該会員を識別するための会員ID(ユーザ識別情報の一例)に対応付けて登録されている。
図6に示すように、会員情報は、例えば、会員ID、旅行サイトにログインするためのパスワード、会員の氏名、郵便番号、住所、電話番号、電子メールアドレス、生年月日、性別、クレジットカードのカード番号及びその有効期限、会員ポイント、法人予約利用登録有無情報及び法人ID等により構成されている。
ここで、会員ポイントは、宿泊予約システムSを利用して宿泊予約を行う際に、宿泊料金に充てることができるポイントである。この会員ポイントは、会員が宿泊予約システムSを利用して宿泊予約を行い、且つ、予約を行った宿泊施設に宿泊した場合(会員が宿泊施設に宿泊料金を支払った場合(旅行代理店サーバ1の処理としては、キャンセル、不泊もなくチェックアウト日を経過した場合))に、宿泊料金等に応じた宿泊ポイントが加算される。なお、法人予約サービスを利用して宿泊予約を行った場合には、当該宿泊予約を行ったユーザの会員ポイントに宿泊ポイントが加算される。
また、法人予約利用登録有無情報は、会員による法人予約サービスの利用登録がされているか否かを示す情報であり、当該情報が法人予約利用登録有りに設定された場合には、会員が社員として所属する法人C−jを示す法人IDが会員情報に設定され、更に、後述する社員情報が法人情報データベース103に登録される。
次に、法人情報データベース103には、宿泊予約システムSに登録されている法人C−jの法人情報、法人C−jに所属する各社員の社員情報、入力項目設定情報及び社員管理情報が、当該法人を識別するための法人ID(団体識別情報の一例)に対応付けて登録されている。
先ず、法人情報は、図7に示すように、例えば、法人ID、法人の名称、郵便番号、住所、代表の電話番号及び電子メールアドレス、上級管理者用URL(Uniform Resource Locator)、一般管理者用URL、社員用URL、上級管理者認証コード、上級管理者用認証パスワード、グローバルIP有無情報、グローバルIPアドレス、部署情報、宿泊地域情報、宿泊傾向情報、対応シークレットプラン管理情報等により構成されている。
ここで、上級管理者用URL、一般管理者用URL及び社員用URLは、法人端末3−jを用いて夫々上級管理者用管理画面、一般管理者用管理画面及び社員用管理画面をリクエストするためのURLである。これらのURLは、例えば、旅行代理店サーバ1を示すドメイン名と、法人ID及び上級管理者・一般管理者・社員の別を示す情報(法人ID及び上級管理者・一般管理者・社員の別を示す情報が暗号化された情報でも良い)により構成されている。
また、上級管理者認証コード及び上級管理者用認証パスワードは、上級管理者が法人端末3−jを用いて夫々上級管理者用管理画面をリクエストする際に認証に用いられる識別情報及びパスワードである。
また、グローバルIP有無情報は、法人C−jに対して固有のIPアドレスが割り当てられているか否かを示す情報であり、グローバルIP有りが設定されている場合は、後続のグローバルIPアドレスに、固有に割り当てられたIPアドレスが設定される。
なお、上級管理者が複数存在する場合は、上級管理者認証コード及び上級管理者用認証パスワードは、夫々複数であっても良く。また、法人C−jに対して固有のIPアドレスが複数割り当てられている場合は、グローバルIPアドレスは複数であっても良い。
また、部署情報(部門情報の一例)は、上級管理者により登録される情報であり(図3の符号59参照)、当該法人C−jに所属する各部署(本社・支社、本店・支店等でも良い)の名称と、当該部署の所在地(例えば、住所等)とが、対応付けて設定されている。
また、宿泊地域情報は、上級管理者により登録される情報であり(図3の符号59参照)、1または複数の高頻度宿泊地域の名称が設定されている。
また、宿泊傾向情報は、後述する法人用予約履歴情報の解析の結果得られた当該法人C−j(に所属する社員)の宿泊施設の予約に関する傾向を示す情報である。具体的に、宿泊傾向情報には、例えば、高頻度宿泊予約地域(頻繁に宿泊予約する宿泊施設が所在する地域)、宿泊日数の傾向、宿泊料金の傾向、朝食・夕食を取るか否かの傾向等が設定されているとともに、当該法人C−jに所属する部署毎に、高頻度宿泊予約地域や各傾向等が設定されている。
また、対応シークレットプラン管理情報には、当該法人C−jを対象とするシークレットプランを提供する宿泊施設H−iの施設ID及び当該シークレットプランの宿泊プラン情報(プラン種別がシークレットプランに設定されている宿泊情報。以下、「シークレットプラン情報」という)のプランIDが対応付けて設定されている。
次に、社員情報は、宿泊予約の確認時や出張実績の確認時に、社員の情報として画面に表示される情報であり、図8に示すように、例えば、会員ID、項目1〜項目10により構成される。
項目1〜項目10は、会員が法人予約サービスの利用登録を行った際に入力された各項目が設定される。特に、項目1には会員の氏、項目2には会員の名、項目4には会員が所属する部署の名称(所属部署情報の一例)、項目10には会員が所属する法人C−jにおける当該会員の上司の電子メールアドレス(必ずしも上司である必要はなく、例えば、経理部門の担当者等であってもよい。)が夫々設定される。
次に、入力項目設定情報は、上記社員情報の項目1〜項目10の内容等を規定するための情報であり、図9に示すように、例えば、項目番号1〜10に夫々対応付けて、入力項目名、必須フラグ、登録時表示フラグ、予約時表示フラグが登録されて、更に備考が登録されるようになっている。
ここで、必須フラグは、対応する項目が、利用登録時及び宿泊予約時に必ず入力しなければならない必須入力項目であるか否かを示す情報である。また、登録時表示フラグ及び予約時表示フラグは、対応する項目が、夫々利用登録時、宿泊予約時に入力項目として画面に表示されるか否かを示す情報である。備考は、利用登録時に画面に表示される、例えば注意事項や指示等の情報である。
初期状態(法人契約が締結されて、旅行代理店の従業員等により初めて入力項目情報が登録された状態)における入力項目設定情報は、項目番号1の入力項目名には「氏」が設定され、項目番号2の入力項目名には「名」が設定され、項目番号4の入力項目名には「部署名」が設定され、項目番号10の入力項目名には「上司のメールアドレス」が設定される。また、項目番号1、2、4及び10の必須フラグ、登録時表示フラグ、予約時表示フラグには夫々「必須」、「表示」、「表示」に設定される。また、その他(項目3、5〜項目9)の入力項目名は未設定であり、必須フラグ、登録時表示フラグ、予約時表示フラグには、夫々「任意」、「表示」、「表示」が設定される。また、備考は未設定である。
次に、社員管理情報は、法人IDに対応付けて社員毎に登録される情報であり(図3の符号52、符号53に対応)、図10に示すように、例えば、社員を識別するための社員管理ID、管理画面をリクエストする際の認証に用いられるパスワード、社員の氏及び名、管理者権限により構成されている。
ここで、社員管理IDは、法人C−jにおいて社員を識別するための社員コード等と一致していても良いし、一致していなくても良い。
また、管理者権限は、社員が一般管理者権限を有しているか否かを示す情報である。
次に、宿泊関連情報データベース104には、宿泊施設予約情報、個人用予約履歴情報、法人用予約履歴情報(予約情報の一例)及び請求金額情報が登録される。
先ず、宿泊施設予約情報は、会員が宿泊予約を行ったときに登録される情報であり、会員が個人として宿泊予約を行った場合には、会員IDに対応付けて、また、法人の所属者として(法人予約サービスを利用して)宿泊予約を行った場合には会員ID及び法人IDに対応付けて登録されるようになっている。そして、宿泊施設予約情報は、図11に示すように、例えば、予約を行った会員の会員ID、法人予約有無情報、法人ID、予約番号、予約日、チェックイン日、チェックアウト日、予約が行われた宿泊施設の施設ID、客室タイプ、宿泊料金、宿泊した場合に会員ポイントに加算される宿泊ポイント、予約確認の際に会員により入力された宿泊者代表者名、宿泊代表者電話番号、チェックイン時刻及び朝食・夕食有無等により構成されている。
ここで、予約番号は宿泊予約一件毎に一意に割り当てられる識別番号である。
また、法人予約有無情報は、会員が法人予約サービスを利用して予約を行ったか否かを示す情報であり、この情報が法人予約有りに設定されている場合には、後続の法人IDに、会員が所属する法人の法人IDが設定される。
なお、宿泊施設予約情報は、図11に示した例に限らず、例えば、図5の宿泊施設関連情報の宿泊予約状況の中に、予約番号を設け、宿泊予約状況と宿泊施設予約情報の中で共通する項目については、対応付けてデータを共有できるような構成としてもよい。
次に、個人用予約履歴情報は、会員が個人として予約を行った宿泊予約に関する履歴を示す情報であり、宿泊予約一件ごとに会員IDに対応付けて登録される。そして個人用予約履歴情報は、図12(a)に示すように、例えば、会員ID、予約番号、予約日、チェックイン日、チェックアウト日、キャンセル有無、不泊有無、宿泊先の宿泊施設H−iの施設ID、名称、郵便番号、住所及び電話番号、宿泊料金、キャンセル・不泊料金、宿泊代表者名及び朝食・夕食有無等により構成されている。
次に、法人用予約履歴情報は、会員が法人の所属者として予約を行った宿泊予約に関する履歴を示す情報であり、宿泊予約一件ごとに法人IDに対応付けて登録される。そして、法人用予約履歴情報は、図12(b)に示すように、例えば、法人ID、予約番号、予約日、チェックイン日、チェックアウト日、キャンセル有無、不泊有無、宿泊先の宿泊施設H−iの施設ID、名称、郵便番号、住所及び電話番号、宿泊料金、通常料金(法人予約サービスを利用しない場合における宿泊料金)、キャンセル・不泊料金、朝食・夕食有無、宿泊代表者名、及び予約した会員の社員情報等により構成されている。
また、法人用予約履歴情報は、出張実績の確認の他に、法人C−jに対する請求金額の算出に用いられる情報である。詳細は後述するが、請求金額の算出において、キャンセル有無がキャンセル無しであり、且つ不泊有無が不泊無しである場合は、宿泊料金が請求金額に加算される。一方、キャンセル有無がキャンセル有りであるか、または、不泊有無が不泊無しである場合は、宿泊料金に代えてキャンセル・不泊料金が請求金額に加算される。
なお、個人用予約履歴情報の宿泊先情報及び法人用予約履歴情報の宿泊情報は、図12に示した例に限らず、例えば、図12の宿泊先情報としては、施設IDだけを設けるようにし、この施設IDと図5の宿泊施設関連情報の施設IDとの関連付けによって、名称、郵便番号、住所、および電話番号を特定するような構成としてもよい。また、他の情報についても、このようなデータ構成としても良い(例えば、法人用予約履歴情報に、予約した会員の社員情報を設定する代わりに当該会員の会員IDを設定し、この会員IDにより社員情報を特定する等)。
次に、請求金額情報は、法人IDに対応付けて月毎に登録される情報であり、図13に示すように、例えば、法人ID、請求対象の年及び月、請求金額により構成されている。
以上が、各データベースに登録される情報である。
記憶部15には、また、旅行サイトのWebページを構成するHTML(Hyper Text Markup language)データ、画像データ、音声データ、テキストデータ等が記憶されている。
更に、記憶部15には、所定のオペレーティングシステムの他、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロトコルを用いて、宿泊施設端末2−i、法人端末3−j及びユーザ端末4−k等の端末装置から送信されたリクエストに応じて、当該記憶部15に記憶されている各種のデータに基づきWebページを生成し、当該Webページを端末装置に送信するためのWWW(World Wide Web)サーバプログラム、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)プロトコルを用いて、他のメールサーバから送信された電子メールを受信する一方、旅行代理店サーバ1において作成された電子メールを、他のメールサーバに送信するためのメールサーバプログラム、会員情報データベース102を用いて宿泊予約システムSの会員の会員情報を管理し、会員の登録、退会(登録の削除)、会員情報の変更等の処理を実行するための会員情報管理プログラム、宿泊予約の登録、宿泊施設H−iの検索等の宿泊予約に関する処理を実行するための宿泊予約管理プログラム、法人端末3−jからのリクエストに応じて法人予約サービスに関する管理処理や法人に対する請求金額の清算処理等を実行するための法人予約管理プログラム等が記憶されている。
なお、各種プログラム等は、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得されるようにしても良いし、CD−ROM等のディスクDKに記録されてドライブ部14を介して読み込まれるようにしても良い。
システム制御部20は、本実施形態において、サービス画面情報生成手段、ユーザ識別情報受信手段、所属団体特定手段、サービス画面情報送信手段、サービス情報受信手段、サービス情報登録手段、傾向情報提供手段、提供地域判定手段、所属部門特定手段、部門地域判定手段、団体予約情報受信手段、予約要求情報受信手段、団体予約判定手段、請求金額登録手段の一例を構成している。
そして、システム制御部20は、CPU17が、ROM18や記憶部15に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより旅行代理店サーバ1の各部を制御するとともに、上述した各手段等として機能するようになっている。
この各手段等としての機能について説明すると、システム制御部20は、法人C−jの宿泊施設の利用に関する傾向を示す情報を宿泊施設端末2−iに提供するようになっている。
具体的に、システム制御部20は、法人用予約履歴情報を解析して法人C−jの宿泊傾向情報を生成し、当該宿泊傾向情報を法人情報データベース103に登録し、また、法人端末3−jからのリクエストに基づいて、部署情報及び宿泊地域情報を法人情報データベース103に登録するようになっている。
そして、提供地域判定手段としてのシステム制御部20は、法人情報データベース103に登録された宿泊傾向情報、部署情報及び宿泊地域情報と、各宿泊施設の宿泊施設情報に設定された宿泊施設H−iの住所とに基づいて、法人C−j(に所属する社員)が頻繁に宿泊予約を行う傾向にあると予想される地域にある宿泊施設を検索するようになっている。
より詳細に、システム制御部20は、宿泊傾向情報を参照し、法人C−jが高頻度宿泊予約地域内に宿泊施設の住所があるか否かを判定するようになっている。また、システム制御部20は、部署情報に設定された少なくともいずれか一つの部署の所在地がある地域内に宿泊施設の住所があるか否かを判定するようになっている。また、システム制御部20は、宿泊地域情報に設定された高頻度宿泊地域内に宿泊施設の住所があるか否かを判定するようになっている。
なお、法人C−jに所属する部署が複数の地域に分散されている場合には、ある地域に所在する部署に所属する社員が他の地域に所在する部署に出張等する可能性が高いと予想されるため、各部署の所在する地域を法人C−jが頻繁に宿泊予約を行うと予想される地域としている。また、地域としては、例えば、都道府県、市町村、各駅周辺の所定範囲等として定めることができる。
次いで、システム制御部20は、法人C−jが頻繁に宿泊予約を行う傾向にあると予想される地域にある宿泊施設が検索された場合には、当該検索された宿泊施設H−iの施設IDに対応する施設所在地域宿泊法人情報に、当該法人C−jの法人IDを登録するようになっている。
また、傾向情報提供手段としてのシステム制御部20は、法人C−jが頻繁に宿泊予約を行う傾向にあると予想される地域にある宿泊施設に対して、当該法人C−jに関する法人宿泊傾向メールを送信するようになっている。この法人宿泊傾向メールの本文には、例えば、「○○○株式会社は、×××ホテル様の地域に良く宿泊(予約)しています。」、「○○○株式会社は、×××ホテル様の地域に多く出張しています。」というように、ある法人C−j(○○○株式会社)が、メール送信先の宿泊施設H−i(×××ホテル)の所在する地域に良く宿泊している旨を示す情報(傾向情報の一例)に加えて、当該法人C−jの宿泊傾向情報から取得した宿泊傾向に関する情報(例えば、「1日平均10,000円の宿泊料金を支払っています」、「平均3泊しています」、「朝食は良くとりますが、夕食はあまりとりません」等:傾向情報の一例)が記載される。送信された法人宿泊傾向メールは、所定メールサーバ等を介して宿泊施設端末2−iにより受信されて、宿泊施設H−iの従業者等の操作に基づいて、その本文の内容が画面に表示されることとなる。
更に、傾向情報提供手段としてのシステム制御部20は、宿泊施設端末2−iからの宿泊プラン設定画面リクエストに応じて、宿泊プラン情報を設定するための宿泊プラン設定画面ページを宿泊施設端末2−iに送信するとともに、法人C−jの宿泊傾向を示す情報を当該ページに埋め込むようになっている。より詳細に、システム制御部20は、予めログイン認証により宿泊施設端末2−iから取得した宿泊施設H−iの施設IDに対応する施設所在地域宿泊法人情報に設定されている各法人IDが示す法人C−jが、当該宿泊施設H−iの所在する地域に良く宿泊している旨を示す情報及び各法人IDに夫々対応する宿泊傾向情報から取得した宿泊傾向に関する情報(内容は、法人宿泊傾向メールの本文と同様)を宿泊プラン設定画面ページに埋め込むようになっている。送信された宿泊プラン設定画面ページは、宿泊施設端末2−iにより表示される。これにより、宿泊施設H−iの従業者等は、当該宿泊施設H−iの所在する地域に頻繁に宿泊する法人C−jの宿泊傾向を閲覧することができる。
また、サービス情報受信手段及びサービス情報登録手段としてのシステム制御部20は、宿泊プラン設定画面を通じて宿泊施設H−iの従業者等に設定された宿泊プラン情報を受信し、当該宿泊プラン情報を宿泊施設情報データベース101に登録するようになっている。このとき、システム制御部20は、宿泊プラン情報がシークレットプラン情報である場合は、当該シークレットプラン情報に設定されている法人IDに対応する対応シークレット情報に、宿泊施設H−iの施設ID及び当該シークレットプラン情報のプランIDを登録するようになっている。
また、サービス画面情報生成手段としてのシステム制御部20は、宿泊施設情報データベース101に登録されたシークレットプラン情報に基づいて、後述するシークレットプラン詳細表示画面ページ(サービス画面情報の一例)を生成し、当該ページのHTMLデータを記憶部15に登録するようになっている。このシークレットプラン詳細表示画面ページには、シークレットプランの内容や料金等を示す情報が表示され、当該シークレットプランの宿泊予約を行うための予約ボタンが設けられている。
また、システム制御部20は、予約者端末(宿泊予約等を行う場合における法人端末3−jやユーザ端末4−k)からのリクエストに応じて、シークレットプラン詳細表示画面ページを予約者端末に送信するようになっている。
具体的に、システム制御部20は、予約者端末から送信された旅行サイトアクセスリクエストに応じて、会員認証を行うための会員ログインページをと該予約者端末装置に送信するようになっている。そして、ユーザ識別情報受信手段としてのシステム制御部20は、送信された会員ログインページを通じて予約者端末のユーザに入力された会員ID及びパスワードを当該予約者端末から受信するようになっている。
また、所属団体特定手段としてのシステム制御部20は、受信された会員IDに対応する会員情報を参照し、法人予約利用登録有無情報が法人予約利用登録有りに設定されている場合には、会員情報から法人IDを取得することにより、予約者端末のユーザが所属する法人C−jを特定するようになっている。
また、所属部門特定手段としてのシステム制御部20は、会員情報から取得された法人IDに対応し、且つ受信された会員IDに対応する社員情報から部署名(項目4)を取得することにより、予約者端末のユーザが所属する部署を特定するようになっている。
また、部門地域判定手段としてのシステム制御部20は、予約者端末のユーザが所属する部署の所在地がある地域内に住所がなく、且つ他の部署の所在地がある地域内に住所がある宿泊施設H−iにより、当該ユーザが所属する法人C−jにシークレットプランが提供されているか否かを判定するようになっている。より詳細に、システム制御部20は、会員情報から取得された法人IDに対応する各対応シークレットプラン管理情報に設定された施設IDに対応する宿泊施設情報から各宿泊施設H−iの住所を取得するとともに、部署情報から他の部署の所在地を取得し、他の部署の所在地がある地域内に宿泊施設H−iがあるか否かを判定し、当該地域内に泊施設H−iの住所がある場合には、社員情報から取得された部署名に対応する所在地を取得して、予約者端末のユーザが所属する部署の所在地がある地域内に泊施設H−iの住所があるか否かを判定するようになっている。
更に、部門地域判定手段としてのシステム制御部20は、予約者端末のユーザが所属する部署が頻繁に宿泊予約を行う地域内にある宿泊施設H−iにより、当該ユーザが所属する法人C−jにシークレットプランを提供されているか否かを判定するようになっている。より詳細に、システム制御部20は、会員情報から取得された法人IDに対応する宿泊傾向情報から、社員情報から取得された部署名に対応する高頻度宿泊予約地域を取得し、当該高頻度宿泊予約地域内にシークレットプランを提供している宿泊施設H−iがあるか否かを判定するようになっている。
また、サービス画面情報送信手段としてのシステム制御部20は、予約者端末のユーザが所属する部署の所在地がある地域内に住所がなく、且つ他の部署の所在地がある地域内に住所がある宿泊施設H−iにより、当該ユーザが所属する法人C−jにシークレットプランが提供されている場合、または、予約者端末のユーザが所属する部署が頻繁に宿泊予約を行う地域内に住所がある宿泊施設H−iにより当該ユーザが所属する法人C−jにシークレットプランを提供されている場合には、当該シークレットプランに対応するシークレットプラン詳細表示画面ページを予約者端末に送信するようになっている。なお、全部署対象フラグが全部署対象に設定されているシークレットプラン情報に対応するシークレットプラン詳細表示画面ページについては、所属部署に関係なく、対象とする法人C−jに所属する全てのユーザの予約者端末に対して送信される。
こうした処理により、法人C−jに所属する社員に対して、適切なシークレットプランを提示することができるようになっている。つまり、社員は他の部署の所在する地域に宿泊することは考えられるが、社員自身が所属する部署が所在する地域に宿泊することはあまり考えられないため、提示しても無駄となる可能性が高いシークレットプランは提示しないようにしている。また、同一の法人内であっても部署によって頻繁に宿泊する地域が異なる場合があるので、部署によってはあまり宿泊しない地域のシークレットプランは提示しないようにしている。
また、システム制御部20は、予約者端末からのリクエストに応じて、宿泊予約の登録を行うようになっている。
また、団体予約情報受信手段及び予約要求情報受信手段としてのシステム制御部20は、宿泊予約を行うか否かの確認時において、ユーザ自身が現地で宿泊料金を支払うか(会員が個人として予約を行うか)、あるいは、ユーザが所属する法人に宿泊料金を請求するか(会員が法人の所属者として予約を行うか)のいずれがユーザにより選択されたか示す支払方法情報(団体予約情報の一例)を含む予約リクエスト(予約要求情報の一例)を利用者端末から受信するようになっている。
次いで、団体予約判定手段としてのシステム制御部20は、受信された予約リクエストに含まれる支払方法情報に基づいて、会員が現地で宿泊料金を支払うか、または、会員が所属する法人に宿泊料金を請求するか、のいずれがユーザにより選択されたかを判定するようになっている。
そして、システム制御部20は、会員が所属する法人に宿泊料金を請求すると判定した場合に、予約リクエストに基づいて宿泊施設予約情報を宿泊関連情報データベース104に登録するとともに、予約対象の宿泊施設H−iの宿泊施設情報、会員の会員情報、社員情報等を各データベースから取得して一件分の法人用予約履歴情報(前記図12(b))を生成し、当該法人用予約履歴情報を会員が所属する法人の法人IDに対応付けて宿泊関連情報データベース104に登録するようになっている。
また、請求金額登録手段としてのシステム制御部20は、例えば、月初めに、法人予約システムに登録されている法人C−j全てについて、前月分の宿泊料金、キャンセル・不泊料金等を合計して今月請求分の請求金額情報を生成し、当該請求金額情報を各法人C−jに対応付けて宿泊関連情報データベース104に登録するようになっている。
なお、旅行代理店サーバ1を、例えば、宿泊施設情報データベース101に登録されている宿泊施設に関する情報を管理し、予約受け付けや法人予約に関する処理等を行う予約管理サーバ、会員情報データベース102に登録されている会員情報を管理し、会員登録、会員情報の変更等の処理を行う会員情報管理サーバ、他のサーバにおいて管理されている各種情報等に基づき、旅行サイトとして、各種情報を提供するWWWサーバ等の複数のサーバ装置により構成しても良い。
[6.宿泊予約システムの動作]
次に、宿泊予約システムSの動作について、図14乃至図30を用いて説明する。
[6−1.部署情報・宿泊地域情報登録時の動作]
先ず、部署情報・宿泊地域情報登録時における動作について説明する。
図14は、本実施形態に係る旅行代理店サーバ1のシステム制御部20の部署情報・宿泊地域情報登録時における処理例を示すフローチャートである。
先ず、上級管理者の操作により法人端末3−jから送信されたリクエストに応じて、旅行代理店サーバ1は、部署情報・宿泊地域情報を設定するための部署情報・宿泊地域情報設定画面ページを法人端末3−jに送信する。そして、法人端末3−jにより表示された部署情報・宿泊地域情報設定画面において、ユーザが法人C−jに所属する部署の部署名及びその所在地、高頻度宿泊地域を設定すると、法人端末3−jから旅行代理店サーバ1に部署情報・宿泊地域情報登録リクエストが送信される。
そして、図14に示すように、旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は、部署情報・宿泊地域情報登録リクエストを受信すると(ステップS31)、当該リクエストに設定された部署情報、宿泊地域情報を、予め特定されている法人IDに対応付けて法人情報データベース103に登録する(ステップS32)。
次いで、システム制御部20は、法人IDに対応する各法人用予約履歴情報(例えば、所定の期間内に登録された法人用予約履歴情報のみでも良い)を解析することにより宿泊傾向情報を生成し、当該宿泊傾向情報を法人IDに対応付けて法人情報データベース103に登録する(ステップS33)。
次いで、システム制御部20は、登録された部署情報に設定された法人C−jに所属する部署の所在する地域、宿泊地域情報に設定された高頻度宿泊地域または宿泊傾向情報に設定された高頻度宿泊予約地域にある宿泊施設H−iを、宿泊施設情報データベース101に登録された宿泊施設情報を参照して検索する(ステップS34)。
次いで、システム制御部20は、一つ以上の宿泊施設H−iが検索されたか否かを判定し(ステップS35)、宿泊施設H−iが一つも検索されなかった場合には(ステップS35:NO)、処理を終了し、一つ以上の宿泊施設H−iが検索された場合には(ステップS35:YES)、検索された宿泊施設H−iのうち一つを特定する(ステップS36)。
次いで、システム制御部20は、特定された宿泊施設H−iの施設IDに対応する施設所在地域宿泊法人情報に法人IDを登録する。(ステップS37)。
次いで、システム制御部20は、登録された宿泊傾向情報等に基づいて、上述したような情報を本文に設定した法人宿泊傾向メールを生成するとともに、法人IDに対応する法人情報から法人C−jの電子メールアドレスを取得し、当該電子メールアドレスを法人宿泊傾向メールの宛先アドレスに設定して当該電子メールを送信する(ステップS38)。
次いで、システム制御部20は、検索された宿泊施設H−i全てについて登録・送信処理(ステップS36〜S38)を行ったか否かを判定し(ステップS39)、当該処理を行っていない宿泊施設H−iが存在する場合には(ステップS39:NO)、ステップS36に移行して、次の宿泊施設H−iを特定し、登録・送信処理を行う(ステップS36〜S38)。
そして、システム制御部20は、検索された宿泊施設H−i全てについて、登録・送信処理を行った場合には(ステップS39:YES)、処理を終了する。
なお、上記説明において、システム制御部20は、部署情報及び宿泊地域情報が登録されたときに、宿泊傾向情報の登録、施設所在地域宿泊施設情報に対する登録及び法人宿泊傾向メールの送信を行っていたが、例えば、各法人C−jについて、所定の期間(例えば、1ヶ月)が経過する毎に行うようにしても良い。
[6−2.宿泊プラン設定時の動作]
次に、宿泊プラン設定時における動作について説明する。
図15は、本実施形態に係る旅行代理店サーバ1のシステム制御部20の宿泊プラン設定時における処理例を示すフローチャートである。
先ず、宿泊施設H−iの従業者等の操作に基づいて、宿泊施設端末2−iから宿泊プラン設定画面リクエストが送信される。
そして、図15に示すように、旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は、宿泊プラン設定画面リクエストを受信すると(ステップS61)、予めログイン認証により宿泊施設端末2−iから受信されている施設IDに対応する施設所在地域宿泊法人情報に法人IDが登録されているか否かを判定する(ステップS62)。ここで、システム制御部20は、施設所在地域宿泊法人情報に法人IDが登録されていない場合には(ステップS62:NO)、ステップS67に移行する。
一方、システム制御部20は、施設所在地域宿泊法人情報に法人IDが登録されている場合には(ステップS62:YES)、登録されている法人のうち一つを特定する(ステップS63)。
次いで、システム制御部20は、特定された法人IDに対応する宿泊傾向情報を取得し(ステップS64)、当該宿泊傾向情報に基づいて、当該法人IDが示す法人C−jの宿泊傾向を示す情報を宿泊プラン設定画面ページに埋め込む(ステップS65)。
次いで、システム制御部20は、施設所在地域宿泊法人情報に登録されている法人ID全てについて埋め込み処理(ステップS63〜S65)を行ったか否かを判定し(ステップS66)、当該処理を行っていない法人IDが存在する場合には(ステップS66:NO)、ステップS63に移行して、次の法人IDを特定し、埋め込み処理を行う(ステップS63〜S65)。
そして、システム制御部20は、施設所在地域宿泊法人情報に登録されている法人ID全てについて、埋め込み処理を行った場合には(ステップS66:YES)、ステップS67に移行する。
ステップS67において、システム制御部20は、宿泊プラン設定画面ページを宿泊施設端末2−iに送信する(ステップS67)。
宿泊プラン設定画面ページを受信した宿泊施設端末2−iは、当該ページを画面に表示する。宿泊プラン設定画面ページには、プラン種別、提供対象の法人C−j、全ての部署を提供対象とするか否か、宿泊プランの名称、提供期間、宿泊プランの内容、宿泊料金等の各項目を設定するためのプルダウンメニューや入力フォーム等が設けられている。また、システム制御部20により埋め込み処理(ステップS63〜S65)が行われている場合は、宿泊プラン設定画面ページには、例えば、「以下の法人が貴方様の地域によく宿泊しています」という情報とともに、法人C−jの名称のリストが表示される。
ここで、従業員等が任意の名称を選択すると、選択された名称が示す法人C−jの宿泊傾向を示す情報が画面に表示される。そして、従業員等が宿泊プランの設定操作を行うことにより、宿泊施設端末2−iは当該設定内容を含む宿泊プラン登録リクエストを旅行代理店サーバ1に送信する。
宿泊プラン登録リクエストを受信した旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は(ステップS68)、新たにプランIDを割り当てるとともに、当該リクエストに設定された内容の宿泊プラン情報を、施設IDに対応付けて宿泊施設情報データベース101に登録する(ステップS69)。
次いで、システム制御部20は、登録された宿泊プラン情報に基づいて、宿泊プラン詳細表示画面ページ(通常プラン詳細表示画面ページまたはシークレットプラン詳細表示画面ページ)を生成し、記憶部15に登録する。なお、登録された宿泊プラン詳細表示画面ページは、例えば、施設ID及びプランIDが設定されたURLにより特定することができるようになっている。
次いで、システム制御部20は、登録された宿泊プラン情報のプラン種別がシークレットプランであるか否かを判定し(ステップS71)、シークレットプランではない場合、すなわち、通常プランである場合には(ステップS71:NO)、処理を終了し、シークレットプランである場合には(ステップS71:YES)、当該宿泊プラン情報に設定されている法人IDに対応する対応シークレットプラン管理情報に、施設ID及びプランIDを登録して(ステップS72)、処理を終了する。
なお、上記説明においては、宿泊プラン設定画面ページで従業員等が任意の法人C−jの名称を選択すると、選択された法人C−jの宿泊傾向を示す情報を表示していたが、このとき、宿泊プラン設定画面ページにおける各項目の選択(入力)内容として、宿泊傾向に基づいて求められた当該法人C−jに適した内容が設定されるようにしても良い。これにより、特定の法人C−jに提供するシークレットプランを設定する場合に、その設定作業をある程度省略することができる。
[6−3.法人予約利用登録時の動作]
次に、法人予約利用登録時における動作について説明する。
図16は、本実施形態に係る旅行代理店サーバ1のシステム制御部20の法人予約利用登録時における処理例を示すフローチャートである。また、図17は、新規登録画面400の表示例を示す図である。また、図18は、社員情報入力画面450の表示例を示す図である。
法人端末3−jの画面には上級管理者用管理画面、一般管理者用管理画面、または社員用管理画面のいずれかの画面が表示されている。
ここで、ユーザが法人端末3−jを操作して、新規登録ボタンを選択すると、法人端末3−jから旅行代理店サーバ1に法人予約利用登録リクエストが送信され、図16に示すように、旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は、当該リクエストを受信する(ステップS101)。
次いで、システム制御部20は、新規登録画面ページを法人端末3−jに送信する(ステップS102)。
新規登録画面ページを受信した法人端末3−jは、当該ページに基づいて新規登録画面400を、図17に示すように表示する。新規登録画面400は、法人予約利用登録ボタン410及び会員新規登録ボタン420により構成されている。
ここで、ユーザが法人端末3−jを操作して、法人予約利用登録ボタン410を選択すると、法人端末3−jから旅行代理店サーバ1に、会員認証リクエストが送信される。
会員認証リクエストを受信した旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は(ステップS103)、受信されたリクエストが会員認証リクエストであるか否かを判定するが(ステップS104)、受信されたリクエストは会員認証リクエストであるため(ステップ104:YES)、ログイン認証を行うための会員ログインページを法人端末3−jに送信する(ステップS105)。
会員ログインページを受信した法人端末3−jは、当該ページに基づいて会員ログイン画面を表示し、ユーザにより会員ID及びパスワードが入力されると、法人端末3−jにより、これらの情報が旅行代理店サーバ1に送信される。
会員ID及びパスワードを受信した旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は(ステップS106)、受信された会員IDにより、対応する会員情報を特定して、当該会員情報に設定されているパスワードと、受信されたパスワードとを比較することにより認証が成功したか否かを判定し(ステップS107)、認証が失敗した場合は(ステップS107:NO)、処理を終了し、認証が成功した場合は(ステップS107:YES)、ステップS111に移行する。
一方、新規登録画面400において、ユーザが会員新規登録ボタン420を選択すると、法人端末3−jから旅行代理店サーバ1に、会員登録リクエストが送信される。
会員登録リクエストを受信した旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は(ステップS103)、受信されたリクエストは会員認証リクエストではないため(ステップ104:NO)、会員情報入力画面ページを法人端末3−jに送信する(ステップS108)。
会員情報入力画面ページを受信した法人端末3−jは、当該ページに基づいて会員情報入力画面ページを表示する。ここで、ユーザが法人端末3−jを操作して、会員ID、パスワード、氏名、郵便番号、住所等の会員情報を入力した後、登録ボタン等を選択すると、法人端末3−jから旅行代理店サーバ1に、入力を会員情報が送信される。
会員情報を受信した旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は(ステップS109)、受信された会員情報を、当該会員情報に含まれる会員IDに対応付けて会員情報データベース102に登録し(ステップS110)、ステップS111に移行する。
ステップS111において、システム制御部20は、保持されている法人IDに対応付けて法人情報データベース103に登録されている入力項目設定情報に基づいて社員情報入力画面ページを生成し、当該ページを法人端末3−jに送信する。
社員情報入力画面ページを受信した法人端末3−jは、当該ページに基づいて社員情報入力画面450を、図18に示すように表示する。
ここで、社員情報入力画面450について説明すると、当該画面は、備考表示エリア460、項目入力エリア470及び、登録ボタン480により構成されている。
備考表示エリア460には、入力項目設定情報の備考に設定された情報が表示される。
また、項目入力エリア470は、社員情報を入力するための入力フォームであり、入力項目設定情報において登録時表示フラグが「表示」に設定されている入力項目名が表示される。そして、入力項目設定情報において必須フラグが「必須」に設定されている入力項目名の右隣には、必須入力項目であることを示す「(必須)」の文字が表示される。
ここで、ユーザが法人端末3−jを操作して、各項目を入力して登録ボタン480を選択すると、社員情報入力画面450を構成する社員情報入力画面ページに埋め込まれたプログラム(例えば、JAVA(登録商標)スクリプトやアプレット等)が実行され、必須入力項目が全て入力されているか否かがチェックされて、いずれか一つでも必須入力項目が入力されていない場合は、必須入力項目の入力を促すメッセージが画面に表示される。
ユーザが必須入力項目を全て入力(その他の項目も任意に入力)した上で登録ボタン480を選択すると、法人端末3−jから旅行代理店サーバ1に、入力された社員情報(入力社員情報)が送信される。
入力社員情報を受信した旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は(ステップS112)、会員情報データベース102に登録されている会員情報(図6)の法人予約利用登録有無情報を法人予約利用登録有りに設定し、保持されている法人IDを当該会員情報の法人IDに設定するとともに、会員IDと入力社員情報とからなる社員情報を法人IDに対応付けて法人情報データベース103に登録する(ステップS113)。
[6−4.宿泊予約時の動作]
次に、宿泊予約時における動作について説明する。
図19は、本実施形態に係る旅行代理店サーバ1のシステム制御部20の宿泊予約時における処理例を示すフローチャートである。また、図20は、本実施形態に係る旅行代理店サーバ1のシステム制御部20のシークレットプラン用リンク埋め込み処理における処理例を示すフローチャートである。また、図21は、宿泊施設検索画面700の表示例を示す図である。また、図22は、シークレットプラン詳細表示画面800の表示例を示す図である。また、図23は、予約内容確認画面500の表示例を示す図である。
なお、予約者端末を利用するユーザは、既に法人予約サービスの利用登録を行っているものとする。
先ず、ユーザが予約者端末を操作してWebアプリケーションプログラムを起動し、旅行サイトのURLを入力等すると、予約者端末から旅行代理店サーバ1にログインリクエストが送信され、図19に示すように、旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は、当該リクエストを受信する(ステップS201)。
次いで、システム制御部20は、会員ログインページを予約者端末に送信する(ステップS202)。
会員ログインページを受信した予約者端末は、当該ページに基づいて会員ログイン画面を表示し、ユーザにより会員ID及びパスワードが入力されると、予約者端末により、これらの情報が旅行代理店サーバ1に送信される。
会員ID及びパスワードを受信した旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は(ステップS203)、上記6−3と同様にして認証が成功したか否かを判定し(ステップS204)、認証が失敗した場合は(ステップS204:NO)、処理を終了し、認証が成功した場合は(ステップS204:YES)、シークレットプラン用リンク埋め込み処理を実行する(ステップS205)。
具体的に、システム制御部20は、図20に示すように、認証処理において取得した会員IDに対応する会員情報に設定されている法人IDを取得して、予約者端末のユーザが所属する法人C−jを特定する(ステップS401)。
次いで、システム制御部20は、取得された法人IDに対応して法人情報データベース103に登録されている対応シークレットプラン管理情報を参照して、当該法人IDが示す法人C−jに対応するシークレットプランが登録されているか否か(対応シークレットプラン管理情報に施設ID及びプランIDが登録されているか否か)を判定する(ステップS402)。ここで、システム制御部20は、対応するシークレットプランが登録されていない場合には(ステップS402:NO)、シークレットプラン用リンク埋め込み処理を終了し、図19のステップS206に移行する。
一方、システム制御部20は、対応するシークレットプランが登録されている場合には(ステップS402:YES)、法人IDに対応する部署情報、宿泊地域情報、宿泊傾向情報を法人情報データベース103から取得する(ステップS403)。
次いで、システム制御部20は、対応シークレットプラン管理情報から一組の施設ID及びプランIDを取得することにより、登録されているシークレットプランのうち一つを特定する(ステップS404)。
次いで、システム制御部20は、取得された施設ID及びプランIDに対応するシークレットプラン情報から全部署対象フラグを取得し、当該フラグが全部署対象に設定されているか否かを判定する(ステップS405)。
ここで、システム制御部20は、全部署対象フラグが全部署対象に設定されている場合には、旅行サイトのトップページである宿泊施設検索画面ページに、全部署に対応するシークレットプラン用リンクを埋め込む(ステップS406)。具体的に、システム制御部20は、シークレットプラン用リンクとして、例えば、「○○○株式会社の社員様にお得なプランがあります!」等を表示するとともに、特定されたシークレットプランに対応するシークレットプラン詳細表示画面ページの登録場所を示すURL(例えば、取得された施設ID及びプランIDが設定されている)を設定したリンクを宿泊施設検索画面ページに埋め込む。そして、システム制御部20は、ステップS414に移行する。
一方、システム制御部20は、ステップS405において、全部署対象フラグが全部署対象に設定されていない場合には、法人ID及び会員IDに対応する社員情報からユーザが所属する部署の部署名を取得する(ステップS407)。
次いで、システム制御部20は、施設IDに対応する宿泊施設情報から宿泊施設H−iの住所を取得する(ステップS408)。
次いで、システム制御部20は、取得された部署名に対応する高頻度宿泊予約地域を宿泊地域情報から取得し、当該高頻度宿泊予約地域内に、特定されたシークレットプランを提供する宿泊施設H−iの住所があるか否かを判定する(ステップS409)。
ここで、システム制御部20は、ユーザが所属する部署の高頻度宿泊予約地域内に、特定されたシークレットプランを提供する宿泊施設H−iの住所があると判定した場合には、宿泊施設検索画面ページに、行き先の地域を示すシークレットプラン用リンクを埋め込む(ステップS410)。具体的に、システム制御部20は、シークレットプラン用リンクとして、例えば、「○○へ出張する方はこちら!」(○○は宿泊施設H−iの住所がある地域の名称)等を表示するとともに、特定されたシークレットプランに対応するシークレットプラン詳細表示画面ページの登録場所を示すURLを設定したリンクを宿泊施設検索画面ページに埋め込む。そして、システム制御部20は、ステップS414に移行する。
一方、システム制御部20は、ユーザが所属する部署の高頻度宿泊予約地域内に、特定されたシークレットプランを提供する宿泊施設H−iの住所がないと判定した場合には(ステップS409:NO)、部署情報から各部署の所在地を取得し、当該各部署の所在地がある何れかの地域内に、特定されたシークレットプランを提供する宿泊施設H−iの住所があるか否かを判定する(ステップS411)。ここで、システム制御部20は、各部署の所在地がある何れの地域内にも、特定されたシークレットプランを提供する宿泊施設H−iの住所がない場合には(ステップS411:NO)、ステップS414に移行する。
一方、システム制御部20は、各部署の所在地がある何れかの地域内に、特定されたシークレットプランを提供する宿泊施設H−iの住所がある場合には(ステップS411:YES)、部署情報からユーザが所属する部署の所在地を取得し、当該所在地がある地域内に、特定されたシークレットプランを提供する宿泊施設H−iの住所があるか否かを判定する(ステップS412)。ここで、システム制御部20は、ユーザが所属する部署の所在地がある地域内に、特定されたシークレットプランを提供する宿泊施設H−iの住所がある場合には(ステップS412:YES)、ステップS414に移行する。
一方、システム制御部20は、ユーザが所属する部署の所在地がある地域内に、特定されたシークレットプランを提供する宿泊施設H−iの住所がない場合には(ステップS412:NO)、宿泊施設検索画面ページに、行き先の部署を示すするシークレットプラン用リンクを埋め込む(ステップS413)。具体的に、システム制御部20は、シークレットプラン用リンクとして、例えば、「○○支社へ行く方はこちら!」(○○支社は宿泊施設H−iの住所がある地域内にある部署の名称)等を表示するとともに、特定されたシークレットプランに対応するシークレットプラン詳細表示画面ページの登録場所を示すURLを設定したリンクを宿泊施設検索画面ページに埋め込む。そして、システム制御部20は、ステップS414に移行する。
ステップS414において、システム制御部20は、法人IDが示す法人C−jに対応するシークレットプラン全てについて、リンク埋め込み処理を行ったか否かを判定し、当該処理を行っていないシークレットプランが存在する場合には(ステップS414:NO)、ステップS404に移行して、次のシークレットプランを特定し、リンク埋め込み処理を行う(ステップS404〜S413)。
そして、システム制御部20は、法人IDが示す法人C−jに対応するシークレットプラン全てについて、リンク埋め込み処理を行った場合には(ステップS414:YES)、処理を終了し、図19のステップS206に移行する。
ステップS206において、システム制御部20は、旅行サイトのトップページである宿泊施設検索画面ページを予約者端末に送信する。
宿泊施設検索画面ページを受信した予約者端末は、当該ページに基づいて宿泊施設検索画面700を、図21に示すように表示する。
ここで、宿泊施設検索画面700について説明すると、当該画面は、シークレットプラン用リンク表示エリア710、検索条件設定エリア720及び検索ボタン730により構成されている。
シークレットプラン用リンク表示エリア710には、シークレットプラン用リンク埋め込み処理において埋め込まれたシークレットプラン用リンクが表示される。例えば、全部署を対象とするシークレットプランが提供されている場合には、「○○○株式会社の社員様にお得なプランがあります!」と表示される(図20ステップS406において埋め込まれたリンクが表示される)。また、例えば、ユーザが所属する部署が東京都に所在する部署であって、当該部署が頻繁に宿泊予約を行う地域が札幌市であり、且つ札幌市にある宿泊施設H−iが提供するシークレットプランが提供されている場合には、「札幌へ出張する方はこちら!」と表示される(図20ステップS410において埋め込まれたリンクが表示される)。また、例えば、ユーザが所属する部署が名古屋支社であって、ユーザが所属する法人C−jが、名古屋支社のほかに大阪支社、京都支社、福岡支社を有し、且つ名古屋市、大阪府及び京都府夫々にある宿泊施設H−iが提供するシークレットプランが提供されている場合には、「大阪支社へ行く方はこちら!」及び「京都支社へ行く方はこちら!」と表示される(図20ステップS413において埋め込まれたリンクが表示される)が、「名古屋市へ行く方はこちら!」とは表示されない。
ここで、ユーザが予約者端末を操作して、何れかのシークレットプラン用リンクを選択すると、シークレットプラン表示リクエストが予約者端末から旅行代理店サーバ1に送信される。また、検索条件設定エリア720において、ユーザが、例えば、チェックイン日、チェックアウト日、申し込み人数、客室タイプ、宿泊料金、地域、検索範囲を法人予約に対応した宿泊施設に限定するか否か等の検索条件を入力して、検索ボタン720等を選択すると、入力された検索条件情報が設定された検索リクエストが予約者端末から旅行代理店サーバ1に送信される。
リクエストを受信した旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は(ステップS207)、当該リクエストがシークレットプラン表示リクエストであるか否かを判定し(ステップS208)、受信されたリクエストがシークレットプラン表示リクエストである場合には(ステップS208:YES)、当該リクエストのヘッダに設定されたアクセス先のURL(シークレットプラン用リンクに設定されていたURL)に対応するシークレットプラン詳細表示画面ページを記憶部15から取得し、当該ページを予約者端末に送信する(ステップS209)。
シークレットプラン詳細表示画面ページを受信した予約者端末は、当該ページに基づいてシークレットプラン詳細表示画面800を、図22に示すように表示する。
ここで、シークレットプラン詳細表示画面800について説明すると、当該画面は、プラン詳細表示エリア810、宿泊期間設定エリア820、予約ボタン830により構成されている。
プラン詳細表示エリア810には、選択されたシークレットプランの名称、サービスの内容、客室タイプ、宿泊日数、宿泊人数、宿泊料金等が表示される。ここで、ユーザが予約者端末を操作し、宿泊期間設定エリア820においてチェックイン日及びチェックアウト日を指定し、予約ボタン830を選択すると、当該シークレットプランに対応する施設ID及びプランID、チェックイン日、チェックアウト日等が設定された空き室確認リクエストが予約者端末から旅行代理店サーバ1に送信される。
空き室確認リクエストを受信した旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は(ステップS210)、当該リクエストに設定された施設ID及びプランIDに対応するシークレットプラン情報から客室タイプを取得し、宿泊予約状況を参照して、当該タイプの客室が、指定されたチェックイン日からチェックアウト日前まで空いていることを確認すると(ステップS211)、ステップS215に移行する。なお、システム制御部20は、客室が空いていない場合には、指定された期間には客室が空いていない旨のメッセージを表示するためのページデータを予約者端末に送信する。
一方、システム制御部20は、ステップS208において、受信されたリクエストがシークレットプラン表示リクエストではない場合、すなわち、受信されたリクエストが検索リクエストである場合には(ステップS208:NO)、宿泊施設データベース101に登録されている宿泊施設情報及び宿泊プラン情報を検索して、受信された検索条件情報に合致する宿泊施設を抽出する(ステップS212)。なお、検索条件において、検索範囲を法人予約に対応した宿泊施設に限定した場合は、宿泊施設情報に法人予約対応有無情報が法人予約対応有りに設定されている宿泊施設のみが抽出される。
次いで、システム制御部20は、検索結果を表示するための検索結果画面ページを予約者端末に送信する(ステップS213)。
検索結果画面ページを受信した予約者端末は、当該ページに基づいて検索結果画面を表示する。当該画面においては、例えば、検索された宿泊施設の一覧が表示される。ここで、ユーザが予約者端末を操作して、一覧の中から予約したい宿泊施設を選択し、予約内容確認ボタン(予約ボタン)等を選択すると、選択された宿泊施設の施設ID、チェックイン日、チェックアウト日、客室タイプ等が設定された予約内容確認リクエストが予約者端末から旅行代理店サーバ1に送信される。
予約内容確認リクエストを受信した旅行代理店サーバのシステム制御部20は(ステップS214)、ステップS215に移行する。
ステップS215において、システム制御部20は、認証処理において取得した会員IDに対応付けて会員情報データベースに登録されている会員情報から、氏名、住所、電話番号、電子メール、法人ID等を取得するとともに、取得された法人IDに対応付けて法人データベース103に登録されている社員情報を取得する。また、取得した法人IDに対応付けて法人情報データベースに登録されている入力項目設定情報を取得する。
次いで、システム制御部20は、取得した情報に基づいて予約内容確認画面ページを生成し、当該ページを予約者端末に送信する(ステップS216)。
予約内容確認画面ページを受信した予約者端末は、当該ページに基づいて予約内容確認画面500を、図23に示すように表示する。
ここで、予約内容確認画面500について説明すると、当該画面は、宿泊予約内容表示エリア510、予約者情報入力エリア520、支払い方法選択エリア530及び予約ボタン543により構成されている(符号540については後述する)。
宿泊予約内容表示エリア510には、ユーザが選択した宿泊施設の名称、チェックイン日、チェックアウト日、申し込み人数、客室タイプ、宿泊料金及び宿泊ポイント等が表示される。
また、予約者情報入力エリア520は、宿泊予約をする代表者名及び連絡先(ユーザと同行する者の情報でも良い)、チェックイン時刻を入力するための入力フォームである。
また、支払い方法選択エリア530は、ユーザ自身が現地で宿泊料金を支払うか、あるいは、ユーザが所属する法人に宿泊料金を請求するかを選択するための入力フォームである。
ここで、ユーザが予約者端末を操作して、支払い方法選択エリア530に表示されている「法人からのお支払い」に対応するラジオボタンを選択すると、符号540に示す会員情報表示エリア541及び社員情報入力エリア542が表示される。
会員情報表示エリアには、ユーザの電子メール、氏名、住所、ユーザが所属する法人の名称等が表示される。
また、社員情報入力エリア542は、社員情報を入力するための入力フォームであり、入力項目設定情報において予約時表示フラグが「表示」に設定されている入力項目名が表示され、更に会員情報データベース102に登録されている社員情報が各項目の入力エリアに初期値として表示される。そして、入力項目設定情報において必須フラグが「必須」に設定されている入力項目名の右隣には、必須入力項目であることを示す「(必須)」の文字が表示される。
この場合においても、上記6−3と同様に、必須入力項目が一つでも入力されていない場合は、必須入力項目の入力を促すメッセージが画面に表示される。
なお、シークレットプランの宿泊予約を行う場合には(システム制御部20がステップS209〜S211の処理を行った場合)、支払い方法選択エリア530の「法人からのお支払い」が予め選択状態となっており、「現地で決済」は選択できないようになっている。つまり、シークレットプランは特定の法人用に提供されるものゆえ、法人C−jに所属する社員としてのみ予約可能とし、個人としては予約できないようにしている。もっとも、宿泊施設H−i側としては、予約者が誰であっても宿泊してもらえれば良いこともあるから、「現地で決済」を選択できるようにしても良い。
ユーザが予約者端末を操作して、宿泊代表者名、宿泊者連絡先、チェックイン時刻を入力し、また、支払方法を選択する。そして、「法人からのお支払い」を選択した場合には、ユーザは、更に社員情報を確認、入力あるいは修正する。そして、予約ボタン543を選択すると、予約内容(例えば、予約する宿泊施設の施設ID、チェックイン日、チェックアウト日、申込人数、客室タイプ、宿泊料金、宿泊ポイント等)、入力された宿泊代表者の情報、料金の支払方法を示す支払方法情報、そして「法人からのお支払い」が選択された場合は、更に入力された社員情報(入力社員情報)が設定された予約リクエストが予約者端末から旅行代理店サーバ1に送信される。
予約リクエストを受信した旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は(ステップS217)、当該リクエストに設定されている支払方法情報が法人からの支払いを示しているか否かを判定し(ステップS218)、法人からの支払いではない(個人として予約する)場合は(ステップS218:NO)、ステップS219に移行し、法人からの支払である(法人予約を利用して予約する)場合は(ステップS218:NO)、ステップS223に移行する。
法人からの支払いではないと判定したシステム制御部20は、ステップS219において、予約リクエストに対応する宿泊予約状況を更新する。具体的に、システム制御部20は、予約リクエストに対して予約番号を割り当て、当該リクエストに設定されている施設IDに対応付けて宿泊施設関連情報データベース101に登録されている宿泊施設H−iの宿泊予約状況の該当箇所(例えば、客室タイプ及び宿泊日により特定される箇所)を宿泊予約有りに変更し、更に、当該箇所にその宿泊内容(例えば、予約番号、宿泊代表者の情報、チェックイン時刻、申込人数等)を登録する。
次いで、システム制御部20は、予約リクエストに対応する宿泊施設予約情報を登録する(ステップS220)。具体的に、システム制御部20は、予約リクエストに設定された情報に基づいて宿泊施設予約情報(図11)を生成する。この場合、システム制御部20は、法人予約有無情報を法人予約無しに設定する。そして、システム制御部20は、生成された宿泊施設予約情報を、認証処理において取得した会員IDに対応付けて宿泊関連データベース104に登録する。
次いで、システム制御部20は、個人用予約履歴を更新する(ステップS221)。具体的に、システム制御部20は、予約リクエストに設定されている施設IDに対応付けて宿泊施設情報データベース101に登録されている宿泊施設情報から宿泊施設H−iの名称、郵便番号、住所及び電話番号等を取得する。そして、システム制御部20は、取得した情報と、予約リクエストに設定されている他の情報とに基づいて個人用予約履歴情報(図12(a))を生成する。ここで、システム制御部20は、キャンセル有無はキャンセル無しに設定し、不泊有無は不泊無しに設定する。次いで、システム制御部20は、生成された個人用予約履歴情報を会員IDに対応付けて宿泊関連データベース104に登録する。
最後に、システム制御部20は、会員情報に設定された電子メールアドレスを送信先メールアドレスとする個人予約完了通知メールを生成し、当該電子メールを送信する(ステップS222)。この個人予約完了通知メールの本文には、予約内容(例えば、予約番号、予約日、チェックイン日、チェックアウト日、宿泊施設の名称、郵便番号、住所、電話番号、客室タイプ、宿泊料金、宿泊者代表者名、宿泊代表者連絡先、チェックイン時刻等)が設定される。
一方、法人からの支払いであると判定したシステム制御部20は、ステップS223において、ステップS214と同様にして宿泊予約状況を更新する。
次いで、システム制御部20は、予約リクエストに対応する宿泊施設予約情報を登録する(ステップS224)。具体的に、システム制御部20は、予約リクエストに設定された情報に基づいて宿泊施設予約情報を生成する。この場合、システム制御部20は、法人予約有無情報に法人予約有りを設定し、会員IDに対応付けて会員情報データベース102に登録されている会員情報から法人IDを取得して宿泊施設予約情報に設定する。そして、システム制御部20は、生成された宿泊施設予約情報を、法人ID及び会員IDに対応付けて宿泊関連データベース104に登録する。
次いで、システム制御部20は、ステップS216と同様にして個人用予約履歴を更新する(ステップS225)。
そして、システム制御部20は、法人用予約履歴を更新する(ステップS226)。具体的に、システム制御部20は、予約リクエストに設定されている施設IDに対応付けて宿泊施設情報データベース101に登録されている宿泊施設情報から宿泊施設H−iの名称、郵便番号、住所及び電話番号等を取得する。そして、システム制御部20は、取得した情報と、予約リクエストに設定されている他の情報とに基づいて法人用予約履歴情報(図12(b))を生成する。ここで、システム制御部20は、キャンセル有無はキャンセル無しに設定し、不泊有無は不泊無しに設定する。また、システム制御部20は、予約リクエストに設定されている入力社員情報を法人用予約履歴情報に設定する。次いで、システム制御部20は、生成された法人用予約履歴情報を法人IDに対応付けて宿泊関連データベース104に登録する。
そして、システム制御部20は、S222と同様にして個人予約完了通知メールを送信する(ステップS227)。
最後に、システム制御部20は、予約リクエストに含まれる入力社員情報に上司のメールアドレス(項目10)が設定されているか否かを判定し(ステップS228)、設定されていない場合は(ステップS228:NO)、処理を終了し、設定されている場合は(ステップS228:YES)、上司のメールアドレスを送信先メールアドレスとする法人予約完了通知メール(部下が法人予約サービスを利用して宿泊予約を行ったことを通知し、且つ、その予約の内容を通知する電子メール)を生成し、当該電子メールを送信する(ステップS229)。この予約完了通知メールの本文には、個人予約完了通知メールの本文と同様の予約内容に加えて、予約リクエストに設定された入力社員情報(項目1〜9)が設定される。これにより、会員の上司は、部下により宿泊予約が行われたことを確認することができる。
なお、予約者端末を利用するユーザが、法人予約サービスの利用登録を行っていない場合、システム制御部20は、ステップS216において、予約内容確認画面500に方法選択エリア530、会員情報表示エリア541及び社員情報入力エリア542が表示されないように検索結果画面ページを生成する。従って、ユーザは、予約内容確認画面500において「法人からのお支払い」を選択することはできないため、ステップS213においては、常に法人からの支払いではない(個人として予約する)と判定される。また、予約者端末を利用するユーザが、法人予約サービスの利用登録を行っていない場合には、ステップS205のシークレットプラン用リンク埋め込み処理は行われない。
[6−5.ユーザによる宿泊予約キャンセル時の動作]
次に、ユーザによる宿泊予約キャンセル時における動作について説明する。
図24は、本実施形態に係る旅行代理店サーバ1のシステム制御部20のユーザによる宿泊予約キャンセル時における処理例を示すフローチャートであり、同図において、図19と同様の要素については同様の符号を付してある。
先ず、上記6−4の場合と同様にして、認証処理が実行され、旅行代理店サーバ1から予約者端末に宿泊施設検索画面ページが送信されて、予約者端末において宿泊施設検索画面が表示される(ステップS201〜S206)。
ここで、ユーザが予約者端末を操作して、例えば、宿泊施設検索画面に表示されている予約確認ボタン(図21において図示せず)を選択すると、予約者端末から旅行代理店サーバ1に予約確認リクエストが送信される。
予約確認リクエストを受信したシステム制御部20は(ステップS231)、認証処理において取得された会員IDに対応付けて宿泊関連データベース104に登録されている宿泊施設予約情報を取得し(ステップS232)、当該宿泊施設予約情報に基づいて予約確認画面ページを生成し、当該ページを予約者端末に送信する(ステップS233)。
予約確認画面ページを受信した予約者端末は、当該ページに基づいて予約確認画面を表示する。この予約確認画面には、現在宿泊予約されている内容(例えば、予約番号、宿泊施設の名称、チェックイン日、チェックアウト日、客室タイプ、申込人数等)の一覧が表示される。
ここで、ユーザが予約者端末を操作して、キャンセルしたい宿泊予約を選択した後でキャンセルボタンを選択し、あるいは確認ボタンを選択すると、予約者端末から旅行代理店サーバ1にキャンセルリクエストまたは確認終了リクエストが送信される。
リクエストを受信したシステム制御部20は(ステップS234)、当該リクエストがキャンセルリクエストであるか否かを判定し(ステップS235)、キャンセルリクエストではない場合は(ステップS235:NO)、処理を終了し、キャンセルリクエストである場合は(ステップS235:YES)、キャンセルリクエストに対応する宿泊予約状況を更新する(ステップS236)。具体的に、システム制御部20は、キャンセルリクエストに設定されている施設ID及び予約番号に対応付けて宿泊施設関連情報データベース101に登録されている宿泊施設H−iの宿泊予約状況の該当箇所を宿泊予約無しに変更する。
次いで、システム制御部20は、キャンセルリクエストに設定された予約番号に対応する宿泊施設予約情報を宿泊関連情報データベース104から削除する(ステップS237)。
そして、システム制御部20は、個人用予約履歴を更新する(ステップS238)。具体的に、システム制御部20は、会員IDに対応付けて宿泊関連情報データベース104に登録されている個人用予約履歴情報の中から、キャンセルリクエストに含まれている予約番号が設定されている個人用予約履歴情報を特定する。そして、特定した個人用予約履歴情報のキャンセル有無をキャンセル有りに設定し、キャンセル・不泊料金に、宿泊料金及びチェックイン日までの日数に応じたキャンセル料を設定する(例えば、チェックイン日から7日以上前であれば0円、6日〜前日までであれば宿泊料金の半額、当日であれば宿泊料金の全額等)。また更に、キャンセル日に今日の日付を設定する。
最後に、システム制御部20は、削除した宿泊施設予約情報の法人予約有無情報に法人予約有りが設定されていたか否かを判定し(ステップS239)、設定されていない場合は(ステップS239:NO)、処理を終了し、設定されていた場合は(ステップS239:YES)、法人用予約履歴を更新する(ステップS240)。具体的に、システム制御部20は、法人IDに対応付けて宿泊関連情報データベース104に登録されている法人用予約履歴情報の中から、キャンセルリクエストに含まれている予約番号が設定されている法人用予約履歴情報を特定する。そして、特定した法人用予約履歴情報のキャンセル有無をキャンセル有りに設定し、キャンセル・不泊料金に、宿泊料金及びチェックイン日までの日数に応じたキャンセル料を設定し、更に、キャンセル日に今日の日付を設定する。
なお、図24の例では、旅行代理店サーバ1でキャンセルリクエストが受信された場合に、ステップS236に示されるように、施設ID及び予約番号に対応付けて宿泊施設関連情報データベース101に登録されている宿泊施設H−iの宿泊予約状況の該当箇所を宿泊予約無しに変更するようにしたが、キャンセルされた旨を施設IDにより特定される宿泊施設に電子メールにて連絡するようにしてもよいし、宿泊施設関連情報データベース101にキャンセルされた旨のログ情報をデータベース等に記録するようにしてもよい。このようにすることで、宿泊施設H−iは、キャンセルがあった旨を確認することができる。
[6−6.宿泊施設による宿泊予約キャンセル、不泊登録時の動作]
次に、宿泊施設H−iによる宿泊予約キャンセル、不泊登録時の動作における動作について説明する。
図25は、本実施形態に係る旅行代理店サーバ1のシステム制御部20の宿泊施設H−iによる宿泊予約キャンセル、不泊登録時の動作における処理例を示すフローチャートである。
先ず、宿泊施設H−iの従業員等が宿泊施設端末2−iを操作してWebアプリケーションプログラムを起動し、予約状況確認用のURLを入力等すると、宿泊施設端末2−iから旅行代理店サーバ1にログインリクエストが送信され、図25に示すように、旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は、当該リクエストを受信する(ステップS251)。
次いで、システム制御部20は、宿泊施設のログインページを予約者端末に送信する(ステップS252)。
ログインページを受信した宿泊施設端末2−iは、当該ページに基づいてログイン画面を表示し、従業員等により施設ID及びパスワードが入力されると、宿泊施設端末2−iにより、これらの情報が旅行代理店サーバ1に送信される。
施設ID及びパスワードを受信した旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は(ステップS253)、受信された施設IDにより、対応する宿泊施設情報を特定して、当該宿泊施設情報に設定されているパスワードと、受信されたパスワードとを比較することにより認証が成功したか否かを判定し(ステップS254)、認証が失敗した場合は(ステップS254:NO)、処理を終了し、認証が成功した場合は(ステップS254:YES)、ステップS255に移行する。
ステップS255において、システム制御部20は、施設IDに対応付けて宿泊施設情報データベース101に登録されている予約状況を取得する。
次いで、システム制御部20は、取得された予約状況に基づいて予約状況確認画面ページを生成し、当該ページを宿泊施設端末2−iに送信する(ステップS256)。
予約状況確認画面ページを受信した宿泊施設端末2−iは、当該ページに基づいて予約状況確認画面を表示する。この予約状況確認画面には、客室及び日ごとに、当該客室に対する宿泊予約の有無が表示され、予約されている客室には、その予約内容(例えば、予約番号、客室タイプ、申込人数等、宿泊代表者名等)の一覧が表示される。
ここで、従業員等は、例えば、電話連絡等によりユーザから宿泊予約のキャンセルを受け付け、宿泊施設端末2−iして、当該キャンセルに対応する宿泊予約のキャンセル手続を行う。あるいは、従業員等は、宿泊予定日当日になってもユーザが宿泊に訪れない場合には、不泊手続を行う。そうすると、宿泊施設端末2−iから旅行代理店サーバ1に、キャンセルリクエストあるいは不泊登録リクエストが送信される。
リクエストを受信した旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は(ステップS257)、当該リクエストに対応する宿泊予約状況を更新する(ステップS258)。具体的に、システム制御部20は、リクエストに設定されている施設ID及び予約番号に対応付けて宿泊施設関連情報データベース101に登録されている宿泊施設H−iの宿泊予約状況の該当箇所を宿泊予約無しに変更する。
次いで、システム制御部20は、リクエストに設定された予約番号に対応する宿泊施設予約情報を宿泊関連情報データベース104から削除する(ステップS259)。
そして、システム制御部20は、個人用予約履歴を更新する(ステップS260)。具体的に、システム制御部20は、会員IDに対応付けて宿泊関連情報データベース104に登録されている個人用予約履歴情報の中から、リクエストに含まれている予約番号が設定されている個人用予約履歴情報を特定する。そして、受信されたリクエストがキャンセルリクエストである場合は、特定した個人用予約履歴情報のキャンセル有無をキャンセル有りに設定し、キャンセル・不泊料金に、宿泊料金及びチェックイン日までの日数に応じたキャンセル料を設定し、更に、キャンセル日に今日の日付を設定する。一方、受信されたリクエストが不泊登録リクエストである場合は、特定した個人用予約履歴情報の不泊有無を不泊有りに設定し、キャンセル・不泊料金に、宿泊料金全額を設定する。
最後に、システム制御部20は、削除した宿泊施設予約情報の法人予約有無情報に法人予約有りが設定されていたか否かを判定し(ステップS261)、設定されていない場合は(ステップS261:NO)、処理を終了し、設定されていた場合は(ステップS261:YES)、法人用予約履歴を更新する(ステップS262)。具体的に、システム制御部20は、法人IDに対応付けて宿泊関連情報データベース104に登録されている法人用予約履歴情報の中から、キャンセルリクエストに含まれている予約番号が設定されている法人用予約履歴情報を特定する。そして、受信されたリクエストがキャンセルリクエストである場合は、特定した個人用予約履歴情報のキャンセル有無をキャンセル有りに設定し、キャンセル・不泊料金に、宿泊料金及びチェックイン日までの日数に応じたキャンセル料を設定し、更に、キャンセル日に今日の日付を設定する。一方、受信されたリクエストが不泊登録リクエストである場合は、特定した個人用予約履歴情報の不泊有無を不泊有りに設定し、キャンセル・不泊料金に、宿泊料金全額を設定する。
[6−7.出張実績確認時の動作]
次に、管理者により出張実績を確認する場合における動作について説明する。
図26は、本実施形態に係る旅行代理店サーバ1のシステム制御部20の出張実績確認時における処理例を示すフローチャートである。また、図27は、出張実績確認画面550の表示例を示す図である。
法人端末3−jを利用するユーザは上級管理者、または一般管理者であり、上記5−1において説明した動作により、法人端末3−jの画面には上級管理者用管理画面、または一般管理者用管理画面が表示されている。
ここで、ユーザが法人端末3−jを操作して、出張実績を確認する期間、予約日または宿泊日のいずれを対象にして検索するか、出張実績の表示単位を予約一件あたりを基準にするかたは宿泊一泊あたりを基準にするか、法人予約サービスを利用しない場合の通常の宿泊料金をも表示するか否か等の検索条件を設定した後で、検索ボタンを選択すると、法人端末3−jから旅行代理店サーバ1に、当該検索条件が設定された出張実績確認リクエストが送信され、図26に示すように、旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は、当該リクエストを受信する(ステップS271)。なお、予約日とは、予約を取った日(すなわち、図19の処理において、ユーザが予約内容確認ボタン等を選択した日)であり、図19の処理によって予約されたチェックイン日からチェックアウトの日のことではない。また、宿泊日とは、チェックイン日からチェックアウト日の前日までの実際に宿泊した日である。すなわち、ここで、宿泊日とは、実際に宿泊施設で夜を過ごした日を指す。具体的な例としては、チェックイン日を4月1日とし、チェックアウト日を4月3日とする場合、宿泊日は、4月1日と4月2日の2日となる。
次いで、システム制御部20は、出張実績確認リクエストに設定されている検索対象を判定し(ステップS272)、予約日を対象にする場合は(ステップS272:予約日)、ステップS273に移行し、宿泊日を対象にする場合は(ステップS272:宿泊日)、ステップS274に移行する。
予約日を対象にして検索すると判定したシステム制御部20は、ステップS273において、保持されている法人IDに対応付けて宿泊関連データベース104に登録されている法人用予約履歴情報の中から、出張実績確認リクエストに設定されている年月日の範囲内に含まれる予約日が設定された法人用予約履歴情報を検索し、ステップS275に移行する。
一方、宿泊日を対象にして検索すると判定したシステム制御部20は、ステップS274において、保持されている法人IDに対応付けて宿泊関連データベース104に登録されている法人用予約履歴情報の中から、出張実績確認リクエストに設定されている年月日の範囲内に含まれる宿泊日(チェックイン日からチェックアウト日の前日)が設定された法人用予約履歴情報を検索し、ステップS275に移行する。
ステップS275において、システム制御部20は、出張実績確認リクエストに設定されている検索基準を判定し、予約一件あたりを基準にする場合は(ステップS275:予約一件あたり)、ステップS277に移行し、宿泊一件あたりを基準にする場合は(ステップS275:宿泊一件あたり)、ステップS276に移行する。
ステップS276において、システム制御部20は、検索された各法人用予約履歴情報を宿泊日で分割し(例えば、チェックイン日が4月1日であり、チェックアウト日が4月3日である場合は、4月1日及び2日の2件に分割する)、ステップS277に移行する。
ステップS277において、システム制御部20は、検索された法人用予約履歴情報に基づいて出張実績確認画面ページを生成し、当該ページを法人端末3−jに送信する。
出張実績確認画面ページを受信した法人端末3−jは、当該ページに基づいて出張実績確認画面550を、図27に示すように表示する。
ここで、出張実績確認画面550について説明すると、当該画面は、出張実績表示エリア560及びCSVダウンロードボタン570により構成される。図27は、予約日を対象として法人用予約履歴情報を検索した場合の表示例であり、出張実績表示エリア560には、予約日、予約番号、チェックイン日、チェックアウト日、キャンセル・不泊有無、宿泊先の宿泊施設の名称、住所、電話番号、宿泊代表者名、宿泊金額、通常料金、キャンセル・不泊料金、社員情報(例えば、氏名、社員番号等)が、予約日を一行として、予約日の古いものから順に表示される。なお、図27は通常料金の表示を指定して検索した場合の表示例であり、通常料金の表示を指定しない場合は、出張実績表示エリア560に通常料金は表示されない。また、宿泊日を対象として法人用予約履歴情報を検索した場合は、宿泊日を一行として、宿泊日の古いものから順に表示される。
ここで、ユーザが法人端末3−jを操作して、CSVダウンロードボタン570を選択すると、法人端末3−jから旅行代理店サーバ1に、CSVダウンロードリクエストが送信される。
CSVダウンロードリクエストを受信した旅行代理店サーバ1のシステム制御部20(ステップS278)、受信されたリクエストがCSVダウンロードリクエストであるか否かを判定し(ステップS279)、CSVダウンロードリクエストではない場合は(ステップS279:NO)、処理を終了し、CSVダウンロードリクエストである場合は(ステップS279:YES)、検索された法人用予約履歴情報をCSV(Comma Separated Values)形式で法人端末3−jに送信する(ステップS280)。
法人端末3−jにより受信された法人用予約履歴情報は、その後、例えば、ユーザにより所定のフォーマットで印刷等され、あるいは、法人C−jが管理するデータベース等に登録される。
[6−8.請求金額情報登録時の動作]
次に、法人C−jに対する請求金額情報を登録する場合における動作について説明する。
図28は、本実施形態に係る旅行代理店サーバ1のシステム制御部20の請求金額情報登録時における処理例を示すフローチャートである。
月初め(例えば、毎月1日の午前0時等)において、請求金額情報登録処理の実行が開始されると、図28に示すように、旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は、処理対象とする法人C−jの法人IDに、例えば、法人情報データベース103に最初に登録された法人ID等を設定する(ステップS291)。
次いで、システム制御部20は、処理対象の法人IDに対応付けて宿泊関連データベース104に登録されている法人用予約履歴情報の中から、前月の1日から月末日の範囲に含まれるチェックアウト日が設定された法人用予約履歴情報及び前月の1日から月末日の範囲に含まれるキャンセル日が設定された法人用予約履歴情報を検索する(ステップS292)。
そして、システム制御部20は、検索された法人用予約履歴情報のうち、キャンセル有無情報がキャンセル無しに設定され、且つ不泊有無情報が不泊無しに設定された法人用予約履歴情報の宿泊料金の合計金額を算出する(ステップS293)。
次いで、システム制御部20は、検索された法人用予約履歴情報のうち、キャンセル有無情報がキャンセル有りに設定され、または不泊有無情報が不泊有りに設定された法人用予約履歴情報のキャンセル・不泊料金の合計金額を算出する(ステップS294)。
そしてシステム制御部20は、宿泊料金の合計金額とキャンセル・不泊料金の合計金額とを加算して請求金額を算出し、更に、所定の基準に基づいて請求金額を修正する(ステップS295)。
次いで、システム制御部20は、算出された請求金額を含む請求金額情報を生成し、当該請求金額情報を、処理対象の法人IDに対応付けて宿泊関連情報データベース104(図13の請求金額情報)に登録する(ステップS296)。
次いで、システム制御部20は、処理対象となる法人C−jがまだ存在するか否かを判定し(ステップS297)、存在する場合は(ステップS297:YES)、処理対象の法人IDに次の法人IDを設定して(ステップS298)、ステップS292〜S297の処理を続行する。
そして、処理対象となる法人C−jがなくなった場合は(ステップS297:NO)、法人予約対応の宿泊施設H−iに対する支払い金額登録処理を実行する(ステップS299)。例えば、システム制御部20は、宿泊関連データベース104に登録されている法人用予約履歴情報の中から、前月の1日から月末日の範囲に含まれるチェックアウト日が設定された法人用予約履歴情報及び前月の1日から月末日の範囲に含まれるキャンセル日が設定された法人用予約履歴情報を検索し、検索された法人用予約履歴情報に設定されている宿泊先の宿泊施設H−iの施設ID単位で分けて、夫々宿泊料金及びキャンセル・不泊料金を合算し、合算した料金を宿泊施設H−iに対する支払料金として、施設IDに対応付けて宿泊関連データベース104に登録する。
この後、例えば、オペレータ等が旅行代理店サーバ1の操作部11を操作して、今月分の各法人C−jに対する請求書を作成し、当該請求書を各法人C−jに郵送等する。
なお、請求書に代えて、例えば、旅行代理店サーバ1のシステム制御部20が請求金額登録処理を終えた後、請求書に相当する内容の電子メールを生成し、各法人C−j宛て(送信先アドレスが法人C−jの電子メールアドレス)に送信するようにしても良い。また、旅行代理店サーバ1と金融機関(例えば、銀行、クレジットカード会社等)のオンラインシステムとを接続して、法人C−jの口座等から請求金額に相当する料金の引き落とし処理等を実行して、自動的に清算を行っても良い。
また、図28の例では、月初めに法人C−jと宿泊施設H−iのそれぞれに対する請求金額情報の登録処理を行うようにしているが、例えば、法人や宿泊施設によって、処理を行う日を異なるものとしてもよい。この場合は、例えば、法人情報に締め日を設け、図28に示す請求金額情報登録時の処理で、処理対象の法人IDを設定するときに(ステップS291とステップS298)、締め日が本日(または前日)であるもののみを設定するようにしてもよい。このようにすることで、各法人や各宿泊施設に対応した請求を行うことができる。
[6−9.請求金額確認時の動作]
次に、管理者による請求金額確認時における動作について説明する。
図29は、本実施形態に係る旅行代理店サーバ1のシステム制御部20の請求金額確認時における処理例を示すフローチャートであり、同図において、図28と同様の要素については同様の符号を付してある。また、図30は、請求金額確認画面600の表示例を示す図である。
法人端末3−jを利用するユーザは上級管理者、または一般管理者であり、上記5−1において説明した動作により、法人端末3−jの画面には上級管理者用管理画面または一般管理者用管理画面が表示されている。
ここで、ユーザが法人端末3−jを操作して、表示年及び月を選択した後、表示ボタンを選択すると、法人端末3−jから旅行代理店サーバ1に、選択された表示年及び月が設定された請求金額確認リクエストが送信され、図29に示すように、旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は、当該リクエストを受信する(ステップS311)。
次いで、システム制御部20は、保持されている法人IDに対応付けて宿泊関連データベース104に登録されている法人用予約履歴情報の中から、請求金額確認リクエストに設定された年月の前月の1日から月末日の範囲に含まれるチェックアウト日が設定された法人用予約履歴情報及び前月の1日から月末日の範囲に含まれるキャンセル日が設定された法人用予約履歴情報を検索する(ステップS312)。
そして、システム制御部20は、上記5−12の場合と同様にして、請求金額を算出する(ステップS293〜S295)。
次いで、システム制御部20は、検索された法人用予約履歴情報及び算出された請求金額に基づいて請求金額確認画面ページを生成し、当該ページを法人端末3−jに送信する(ステップS313)。
請求金額確認画面ページを受信した法人端末3−jは、当該ページに基づいて請求金額確認画面を、図30に示すように表示する。
ここで、請求金額確認画面について説明すると、当該画面は、明細表示エリア610及び請求金額表示エリア620により構成される。明細表示エリア610には、予約日、予約番号、宿泊日、キャンセル・不泊有無、宿泊先の宿泊施設の名称、住所、電話番号、宿泊代表者名、宿泊金額、通常料金、キャンセル・不泊料金、社員情報が、支払請求の対象となる予約一件を一行として表示される。
また、請求金額表示エリア620には、ユーザにより指定された月に法人C−jが支払うべき宿泊料金の合計金額、キャンセル・不泊料金の合計金額、修正金額、及び請求金額の合計が表示される。
以上説明したように、本実施形態によれば、会員情報データベース102には、ユーザが所属する法人の法人IDを含む会員情報が、当該ユーザの会員IDに対応付けて登録され、宿泊施設情報データベース101には、特定の法人用に設定されたシークレットプランのシークレットプラン情報が登録されている。このシークレットプラン情報には、法人IDが設定されていることにより、対象とする法人C−jと対応付けられている。そして、旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は、登録されたシークレットプラン情報が対応するシークレットプランを予約可能に予約ボタンを埋め込み且つシークレットプラン情報が示す内容を表示するシークレットプラン詳細表示画面ページを生成する。そして、システム制御部20は、ログイン認証の際に予約者端末から送信された会員IDを受信し、当該会員IDに対応する会員情報に設定された法人IDにより、ユーザの所属する法人を特定し、特定された法人用に設定されたシークレットプランに対応するシークレットプラン詳細表示画面ページを、ログイン認証を行った予約者端末に送信すると、予約者端末によりシークレットプラン詳細表示画面800が表示される。そして、ユーザが当該画面に表示されている予約ボタン830を選択することに基づいて、このシークレットサービスの宿泊予約が行われると、当該シークレットプランの宿泊料金の支払いをユーザが所属する法人に請求するための請求金額情報が宿泊関連情報データベース104に登録されることとなる。
従って、宿泊施設H−iの提供者は、特定の法人に対して魅力的な宿泊プランを提示することが可能であり、特定の法人または当該法人に所属するユーザは、自分たちに特別な宿泊プランが提供されているというお得感を味わうこととなるため、宿泊施設の予約を促進することができる。
また、旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は、法人C−jの宿泊傾向に関する法人宿泊傾向メールを送信し、また、法人C−jの宿泊傾向を表示可能に埋め込んだ宿泊プラン設定画面ページを宿泊施設端末2−iに送信する。そして、システム制御部20は、宿泊プラン設定画面を通じて宿泊施設H−iの従業者等に設定されたシークレットプラン情報を受信し、当該シークレットプラン情報を宿泊施設データベース101に登録する。
従って、宿泊施設H−iの従業者等は、法人C−jの宿泊傾向を参照して、シークレットプラン情報を設定することができるので、法人C−jの宿泊傾向に合わせたシークレットプランを提示することができる。
具体的に、旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は、法人C−jの所属者により過去に予約された宿泊施設H−iの名称や住所等の情報、チェックイン日、チェックアウト日、朝食・夕食の有無、宿泊料金等が設定された法人用予約履歴情報を解析し、その結果得られた宿泊傾向情報から取得した法人C−jの宿泊傾向を埋め込んだ宿泊プラン設定画面ページを送信するので、宿泊施設H−iの従業者等は、より的確なシークレットサービスを提示することができる。しかも、宿泊傾向情報には、法人C−jの所属者により頻繁に宿泊予約された地域である高頻度宿泊予約地域を示す情報が含まれており、旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は、高頻度宿泊予約地域内にある宿泊施設H−iに対して、当該法人C−jの宿泊傾向を提供するように、宿泊プラン設定画面ページへの埋め込みを行うので、宿泊施設H−iの従業者等は、宿泊予約を行う可能性のある法人C−jに対してシークレットプランを提示することができる。
また、旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は、法人C−jの上級管理者により設定された高頻度宿泊地域の名称を含む宿泊地域情報を法人情報データベース103に登録し、高頻度宿泊地域内にある宿泊施設H−iに対して、当該法人C−jの宿泊傾向を提供するように、宿泊プラン設定画面ページへの埋め込みを行うので、宿泊施設H−iの従業者等は、宿泊予約を行う可能性のある法人C−jに対してシークレットプランを提示することができる。
更に、旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は、法人C−jの上級管理者により設定された当該法人C−jが有する複数の部署の所在地を含む部署情報を法人情報データベース103に登録し、各部署の所在する地域の少なくとも何れかひとつの地域にある宿泊施設H−iに対して、当該法人C−jの宿泊傾向を提供するように、宿泊プラン設定画面ページへの埋め込みを行うので、部署間で社員の行き来が頻繁に行われていれば、宿泊施設H−iの従業者等は、宿泊予約を行う可能性のある法人C−jに対してシークレットプランを提示することができる。
また、宿泊傾向情報には、部署毎の高頻度宿泊予約地域が設定されており、旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は、ログイン認証の際に予約者端末から受信された会員ID及当該会員IDに対応する法人IDに基づいてユーザの所属部署の名称を取得し、ユーザの所属部署の高頻度宿泊予約地域を特定する。そして、システム制御部20は、法人IDに対応する対応シークレットサービス管理情報に設定された施設IDが示す宿泊施設H−iの住所を宿泊施設情報から取得し、ユーザの所属部署の高頻度宿泊予約地域内に宿泊施設H−iの住所がある場合には、シークレットプラン詳細画面ページを予約者端末に送信する。
従って、部署毎に予約する可能性の高いシークレットプランをユーザに提示することができる。
また更に、旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は、部署情報に設定された各部署の所在地を含む地域のうち、ユーザの所属部署の所在地を含む地域を除いた少なくとも何れか一つの地域に、対応シークレットサービス管理情報に設定された施設IDが示す宿泊施設H−iの住所がある場合には、シークレットプラン詳細画面ページを予約者端末に送信する。
従って、部署間で社員の行き来が頻繁に行われていれば、宿泊施設H−iの従業者等は、宿泊予約を行う可能性のある法人C−jに対してシークレットプランを提示することができるとともに、ユーザの所属部署の所在する地域にある宿泊施設H−iに宿泊予約を行う可能性は少ないことから、宿泊予約を行う可能性が少ない所属部署に対してシークレットプランを提示しないようにすることができる。
また、旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は、予約者端末から送信された予約リクエストに設定された支払方法情報が法人からの支払いを示しているか否かを判定し、法人からの支払いを示していない場合は、ユーザによる現地での支払として処理し、法人からの支払いを示しいる場合は、予約リクエストが示す宿泊施設H−iの宿泊料金を含んだ請求金額情報を宿泊関連情報データベース104に登録するようになっている。
従って、ユーザは、選択により個人として宿泊予約システムを利用して宿泊施設H−iの宿泊予約を行うことが可能であるとともに、法人の所属者として宿泊施設H−iの宿泊予約を行うことができる。また、法人の所属者として宿泊予約が行われた宿泊施設H−iの宿泊料金は、法人に対して支払いを請求するための請求金額の一部または全部として登録されるので、宿泊予約したユーザ自身は料金を支払う必要が無く、清算業務負担を削減することができる。
なお、上記実施形態においては、宿泊傾向情報として、法人C−jの宿泊予約に関する傾向及び当該法人が有する部署の宿泊予約に関する傾向を登録するようにしていたが、例えば、法人C−jに所属する社員の会員情報をも解析して、これにより得られた傾向(例えば、宿泊予約を行う社員の年齢層、性別等)を登録し、当該傾向を宿泊施設H−iに提供しても良い。この場合、旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は、宿泊予約の際に、予約を行ったユーザの会員IDを法人用予約履歴情報に設定して、社員の会員情報をできるようにすれば良い。
また、個人用予約履歴情報を解析して、ユーザ毎の宿泊傾向を取得し、宿泊施設検索画面ページにシークレットプラン用リンクを埋め込む際に、ユーザ毎の宿泊傾向に基づいてシークレットプラン用リンクを埋め込むか否かを制御しても良い。
また、上記実施形態においては旅行代理店サーバ1のシステム制御部20は、予めシークレットプラン詳細表示画面ページを生成しておくようにしていたが、例えば、予約者端末からシークレットプラン表示リクエストを受信したときに、対応するシークレットプラン情報に基づいてシークレットプラン詳細表示画面ページを生成し、当該ページを予約者端末に送信しても良い。
また、上記実施形態においては、ユーザが個人として宿泊予約を行う場合には、現地で宿泊料金を支払うようにしていたが、法人予約サービスの場合と同様に、1ヶ月毎にユーザから旅行代理店に支払うようにし、旅行代理店に支払われた宿泊料金は、旅行代理店から各宿泊施設H−iに支払うようにしても良い。これにより、ユーザは、現地で宿泊料金を支払う必要が無く、キャンセル料金や不泊料金の支払い等もスムーズに行うことができる。
また、上記実施形態においては、宿泊施設H−iの従業員等は管理画面を操作することにより、旅行代理店サーバ1から送信された宿泊予約状況を確認したり、宿泊予約のキャンセル等の手続を行うようにしていたが、必ずしもこのように構成する必要は無く、例えば、旅行代理店と宿泊施設H−iとの間は電子メール、FAX、電話等を用いて宿泊予約の通知やキャンセルの通知等を行うようにしても良い。この場合、キャンセル等の通知を受けた旅行代理店のオペレータ等は、旅行代理店サーバ1を操作することにより、宿泊関連データベース104に登録されている宿泊予約状況や法人用予約履歴情報等を更新するようにしても良い。
また、上記実施形態においては、本発明に係るサービス予約システムに宿泊施設の宿泊予約システムを適用したが、これに限られるものではなく、あらゆるサービスの予約に対して適用することができる。例えば、宿泊施設の宿泊予約に加えて交通機関のチケットの予約を適用した場合には、出張費用の清算がトータルに行われるので、法人による出張費用の清算業務負担を大幅に削減することができる。また、例えば、宿泊施設の宿泊予約に限らず、チケットの購入や、ゴルフ場の予約、レストランの予約などにも本発明に係るサービス予約システムを適用することで、法人による清算業務負担を大幅に削減することができる。
また、上記実施形態においては、本発明に係る団体に法人を適用していたが、例えば、法人格を有さない団体(例えば、町内会やクラブ等)にも適用することができる。