JP7467940B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
サービスの利用について決済を行うシステムが知られている。
特許文献1には、同一の支払システムを用いて、法人が所有する機器のアプリケーションの利用についての料金支払いと、個人が所有する機器のアプリケーションの利用についての料金支払いとを分離する技術が記載されている。
特開2013-89099号公報
本発明の目的は、ユーザのアカウントの種類に応じた決済を行うことができる仕組みを提供することにある。
請求項1に係る発明は、プロセッサを有し、前記プロセッサは、ユーザが利用したサービスの利用の実績のデータを、前記ユーザのアカウントの種類に応じて異なる決済システムに送信し、前記ユーザの種類に応じて異なるプロセスによって、サービスを利用するためのアカウントを作成し、個人のユーザの決済の手段が個人の決済を行うシステムである第1決済システムに登録された場合、個人のユーザがサービスを利用するためのアカウントである個人アカウントを作成し、組織に属するユーザがユーザ登録の案内の通知を受け、前記通知を受けたユーザの情報が登録された場合、前記通知を受けたユーザがサービスを利用するためのアカウントであって、組織に属するユーザがサービスを利用するためのアカウントである組織アカウントを作成する、ことを特徴とする情報処理装置である。
請求項に係る発明は、前記プロセッサは、前記個人アカウントを用いてサービスが利用された場合、前記第1決済システムに利用の実績のデータを送信し、前記組織アカウントを用いてサービスが利用された場合、組織の決済を行うシステムである第2決済システムに利用の実績のデータを送信する、ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置である。
請求項に係る発明は、ユーザの指示に従って、登録された前記決済の手段とは異なる決済の手段による決済が行われる、ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置である。
請求項に係る発明は、組織に属するユーザが利用した全サービスについての利用の実績のデータが、前記第2決済システムに送信される、ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置である。
請求項に係る発明は、個人のユーザが利用した個々のサービス毎に、利用の実績のデータが前記第1決済システムに送信される、ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置である。
請求項に係る発明は、前記個人アカウントと前記組織アカウントとでは、サービスの予約にて利用することが可能な機能が異なる、ことを特徴とする請求項から請求項のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項に係る発明は、組織に属するユーザは、前記組織アカウントを用いることで、組織が予約したサービスをユーザ自身が利用するサービスとして予約することが許可され、前記個人アカウントを用いることで、組織が予約したサービスをユーザ自身が利用するサービスとして予約することは許可されない、ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置である。
請求項に係る発明は、前記プロセッサは、更に、組織に属するユーザが前記組織アカウントを用いてサービスを利用した場合において、組織に属するユーザが前記第1決済システムによる決済を選択した場合、サービスの利用の実績のデータを前記第1決済システムに送信する、ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置である。
請求項に係る発明は、前記プロセッサは、更に、前記第1決済システムによって決済が行われるまで、ユーザによる決済システムの変更を許可する、ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置である。
請求項10に係る発明は、コンピュータに、ユーザが利用したサービスの利用の実績のデータを、前記ユーザのアカウントの種類に応じて異なる決済システムに送信させ、前記ユーザの種類に応じて異なるプロセスによって、サービスを利用するためのアカウントを作成させ、個人のユーザの決済の手段が個人の決済を行うシステムである第1決済システムに登録された場合、個人のユーザがサービスを利用するためのアカウントである個人アカウントを作成させ、組織に属するユーザがユーザ登録の案内の通知を受け、前記通知を受けたユーザの情報が登録された場合、前記通知を受けたユーザがサービスを利用するための組織に属するユーザがサービスを利用するためのアカウントである組織アカウントを作成させる、ことを特徴とするプログラムである。
請求項1,10に係る発明によれば、ユーザのアカウントの種類に応じた決済を行うことができる。また、個人アカウントと組織アカウントとで異なる決済を行うことができる。また、ユーザの種類に応じたアカウントを作成することができる。
請求項に係る発明によれば、個人アカウントと組織アカウントとで異なる決済を行うことができる。
請求項に係る発明によれば、登録された決済の手段とは異なる手段によって決済を行うことができる。
請求項に係る発明によれば、組織については、全サービスの決済をまとめて行うことができる。
請求項に係る発明によれば、個人のユーザについては、個々のサービス毎に決済を行うことができる。
請求項に係る発明によれば、アカウントの種類に応じて、利用することが可能な機能を異ならせることができる。
請求項に係る発明によれば、個人アカウントでは予約することが許可されない予約を行うことができる。
請求項に係る発明によれば、組織アカウントに基づく決済を個人アカウントに基づく決済に切り替えることができる。
請求項に係る発明によれば、個人アカウントに基づく決済が行われるまで、決済システムを切り替えることができる。
本実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 運用管理システムの構成を示すブロック図である。 予約管理システムの構成を示すブロック図である。 端末装置の構成を示すブロック図である。 個人ユーザを予約管理システムに登録する処理を示すフローチャートを示す図である。 個人ユーザ管理テーブルを示す図である。 ログイン画面を示す図である。 予約画面を示す図である。 予約管理テーブルを示す図である。 個人アカウントを有するユーザについての決済の流れを示すフローチャートを示す図である。 個人ユーザを予約管理システムから退会させる処理を示すフローチャートを示す図である。 法人ユーザを予約管理システムに登録する処理を示すフローチャートを示す図である。 法人ユーザ管理テーブルを示す図である。 ログイン画面を示す図である。 サービス選択画面を示す図である。 法人についての決済の流れを示すフローチャートを示す図である。 法人ユーザを運用管理システムから退会させる処理を示すフローチャートを示す図である。 ブースの利用時間を示す図である。 退会画面を示す図である。 画面を示す図である。 法人に属する各ユーザの従属関係を示す図である。 予約管理テーブルを示す図である。
図1を参照して、本実施形態に係る情報処理システムについて説明する。図1には、本実施形態に係る情報処理システムの構成の一例が示されている。
本実施形態に係る情報処理システムは、運用管理システム10と、サービス提供システムの一例である予約管理システム12と、予約管理システム12以外のサービス提供システム(例えば、サービス提供システム14A,14B)と、利用場所の一例であるブース16を制御するブース制御装置18と、個人決済システム20と、法人認証システム22と、法人決済システム24と、端末装置(例えば、端末装置26A,26B,26C)とを含む。図1に示されている各システム及び各装置の数は一例に過ぎない。
情報処理システムに含まれている各システム及び各装置は、他のシステム及び他の装置と通信する機能を有する。その通信は、ケーブルを利用する有線通信であってもよいし、無線通信であってもよい。つまり、各システム及び各装置は、他のシステム及び他の装置とケーブルによって物理的に接続されて、情報を互いに送受信してもよいし、無線通信によって互いに情報を送受信してもよい。無線通信として、例えば、近距離無線通信やWi-Fi(登録商標)等が用いられる。これら以外の規格の無線通信が用いられてもよい。近距離無線通信は、例えば、Bluetooth(登録商標)やRFID(Radio Frequency Identifier)やNFC等である。例えば、各システム及び各装置は、LAN(Local Area Network)やインターネット等の通信経路Nを介して他のシステム及び他の装置と通信する。
本実施形態に係る情報処理システムにおいては、サービス提供システムによってユーザにサービスが提供される。サービス提供システムによって提供されるサービスは、例えば、ブース16をユーザに提供するサービス、ブース16以外の場所(例えば、会議室、シェアルーム、シェアオフィス、又は、その他の部屋等)をユーザに提供するサービス、プリンタを提供するサービス、仮想デスクトップ基盤(VDI:Virtual Desktop Infrastructure)を提供するサービス、TV会議を提供するサービス、Webサービス、又は、その他のサービス等である。Webサービスは、例えば、インターネット等のネットワーク上にてアプリケーションを提供するサービス、又は、その他のサービスである。例えば、Webラーニング(例えば英会話の学習等)、WBT(web-based training)、Webメール、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、インターネット上にて動画や音楽を提供するサービス、インターネット上にて商品の販売や予約等を行うサービス、又は、インターネット上の検索サービス、インターネット上にて情報を提供するサービス等が、Webサービスの一例に相当する。もちろん、これら以外のサービスがサービス提供システムによって提供されてもよい。
例えば、ユーザのアカウントが作成されて当該ユーザが情報処理システムに登録されると、当該ユーザは、当該ユーザによる利用が許可されるサービスを利用することができる。
ユーザのアカウントは、例えば、個人のユーザがサービスを利用するためのアカウントである個人アカウント、又は、組織(例えば、会社等の法人やその他の団体)に属するユーザがサービスを利用するためのアカウントである組織アカウントである。以下では、一例として、組織は法人(例えば営利法人や非営利法人等)であり、組織アカウントは法人アカウントであるものとする。
以下では、個人アカウントを用いてサービスを利用するユーザを「個人ユーザ」と称し、法人アカウントを用いてサービスを利用するユーザを「法人ユーザ」と称することとする。
個人ユーザは、個人アカウントを用いることで、当該個人アカウントを用いて利用することが許可されるサービスを利用することができる。例えば、個人ユーザはサービス毎に登録され、自身が登録されたサービスを利用することができる。法人ユーザは、法人アカウントを用いることで、当該法人アカウントを用いて利用することが許可されるサービスを利用することができる。法人と運用管理システム10を提供する運営会社等との間で、1又は複数のサービスを利用する契約が締結されると、当該法人に属する法人ユーザは、法人アカウントを用いることで、その契約によって利用することが許可された1又は複数のサービスを利用することができる。
なお、ユーザは、個人アカウントと法人アカウントの両方を有することがある。例えば、ユーザが個人ユーザとして登録されると、当該ユーザに個人アカウントが割り当てられる。また、当該ユーザが法人に属している場合、法人アカウントが発行されて当該ユーザに割り当てられることがある。この場合、当該ユーザは、個人アカウントと法人アカウントの両方を有することとなる。当該ユーザは、個人アカウントを用いてサービスを利用してもよいし、法人アカウントを用いてサービスを利用してもよい。
サービス提供システムによって提供されるサービスは、基本的には有料のサービスであり、ユーザによってサービスが利用されると、そのサービスの利用についての決済が決済システムによって行われる。つまり、サービスが利用されると、そのサービスの利用料金が課され、決済システムによって課金処理(例えば支払い処理)が行われる。もちろん、無料のサービスが提供されてもよい。
運用管理システム10は、本実施形態に係る情報処理システムの運用を管理するように構成されている。例えば、運用管理システム10は、予約管理システム12やサービス提供システム14A,14Bによるサービスの提供を支援したり、決済に関する処理を制御したりする。例えば、運用管理システム10は、本実施形態に係る情報処理システムを提供する運営会社等によって運営される。
予約管理システム12は、ブース16の予約を管理するように構成されている。例えば、ブース16がユーザによって予約された場合、当該予約を行ったユーザは、予約されたブース16を利用することが許可される。例えば、ブース16の利用が可能となる時間である利用時間がユーザによって指定されてブース16が予約された場合、当該ユーザは、当該利用時間の間、予約されたブース16を利用することが許可される。利用時間は、例えば、日付と時間帯とによって定められる。なお、予約管理システム12は、ブース16以外の空間や場所の予約を管理してもよい。
サービス提供システム14A,14Bは、予約管理システム12によって提供されるサービス以外のサービスを提供するように構成されている。サービス提供システム14A,14Bは、異なるサービスを提供してもよいし、同じサービスを提供してもよい。図1に示す例では、予約管理システム12以外のサービス提供システムとしてサービス提供システム14A,14Bが情報処理システムに含まれているが、予約管理システム12以外のシステムとして1つ以上のサービス提供システムが情報処理システムに含まれてもよいし、予約管理システム12以外のサービス提供システムは情報処理システムに含まれなくてもよい。
ブース16は、ユーザに貸し出される空間や場所の一例である。例えば、仕切られた空間、個室、席又は区画等が、ブース16の一例である。また、ブース16は、施錠が管理されてユーザに貸し出される。例えば、ブース16は、電子錠によって施錠することが可能なドアを有する。ブース16の貸し出しの予約は、予約管理システム12によって管理される。図1には1つのブース16が示されているが、複数のブース16が設置され、当該複数のブース16の予約が予約管理システム12によって管理されてもよい。
ブース16内には、照明、電源、空調機、及び、その他の装置(例えば、プリント機能やスキャン機能やコピー機能等を有する複合機等)等が設けられてもよい。
各種のセンサがブース16に設けられてもよい。例えば、ブース16内の人の有無を検知するセンサである人感センサ、ブース16内の温度を検知するセンサである温度センサ、ブース16内の湿度を検知するセンサである湿度センサ、ブース16内の臭気を検知するセンサである臭気センサ、ブース16内の気圧を検知するセンサである気圧センサ、ブース16内を撮影するカメラ、及び、ブース16内の音を集めるマイク等が、ブース16に設けられてもよい。
ブース制御装置18は、ブース16に設けられている電子錠を制御したり、ブース16内に設置されている各装置を制御したりする。例えば、ブース制御装置18は、通信装置と、UIと、メモリと、プロセッサとを含む。例えば、電子錠の制御やブース16内の各装置の制御は、ブース制御装置18のプロセッサによって行われる。ブース制御装置18は、1つのブース16を制御してもよいし、複数のブース16を制御してもよい。また、複数のブース制御装置18が情報処理システムに含まれて、各ブース制御装置18が、1又は複数のブース16を制御してもよい。
個人決済システム20は、個人アカウントを用いて個人としてのユーザによってサービスが利用された場合に、個人としての当該ユーザについての決済を行うように構成されている。つまり、個人決済システム20は、個人ユーザに対する利用料金の課金を処理する。個人決済システム20は、公知の決済システムが用いられてもよい。例えば、個人ユーザについての決済を行うためのアカウントである個人決済アカウントが作成され、当該個人ユーザの個人アカウントと当該個人決済アカウントとが紐付けられて管理される。個人アカウントを用いてサービスが利用された場合、個人決済システム20は、当該個人アカウントに紐付けられている個人決済アカウントを用いて決済を行う。例えば、個人決済システム20には、ユーザのクレジットカードの情報が登録され、個人決済システム20は、クレジットカードを用いて決済を行う。なお、個人決済システム20は、第1決済システムの一例に相当する。
法人認証システム22は、組織の一例である法人に属するユーザを認証するように構成されている。その認証として、例えば、SPF(Sender Policy Framework)認証が用いられる。例えば、法人認証システム22には、法人ユーザ管理情報が記憶されている。例えば、法人毎に、法人を識別するための情報である法人識別情報(例えば法人ID等)と、当該法人に属するユーザに関する情報であるユーザ情報(例えば、ユーザを識別するための情報であるユーザ識別情報等を含む情報)とが紐付けられて、これらの情報が、法人ユーザ管理情報に登録されて管理される。
法人決済システム24は、法人アカウントを用いてユーザによってサービスが利用された場合に、当該法人についての決済を行うように構成されている。つまり、法人決済システム24は、法人に対する利用料金の課金を処理する。法人決済システム24は、公知の決済システムが用いられてもよい。例えば、サービスの利用の単価を示す利用単価情報が作成され、その利用単価情報が法人決済システム24に記憶されている。利用の単価は、法人毎に定められてもよい。例えば、契約等によって利用の単価が定められる。法人決済システム24は、利用単価情報を用いることで法人についての決済を行う。なお、法人決済システム24は、第2決済システムの一例に相当する。
端末装置26A,26B,26Cは、例えば、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と称する)、タブレットPC、スマートフォン又は携帯電話等である。
例えば、端末装置26Aは、個人ユーザによって用いられ、端末装置26Bは、法人に属するユーザによって用いられ、端末装置26Cは、法人に属するユーザを管理する者によって用いられる。以下では、端末装置26A,26B,26Cを区別する必要がない場合には、端末装置26A,26B,26Cを「端末装置26」と称することとする。なお、運用管理システム10を管理する者が用いる端末装置が、情報処理システムに含まれてもよい。
本実施形態に係る情報処理システムにおいては、ユーザが利用したサービスの利用の実績のデータは、当該ユーザのアカウントの種類に応じて異なる決済システムに送信され、当該決済システムによって決済が行われる。利用の実績は、例えば、サービスの種類、サービスの利用時間の長さ、利用時間帯、及び、利用回数等である。決済システムは、利用の実績に基づいて決済を行う。例えば、予め定められた期間毎(例えば月度毎等)に、利用の実績のデータが決済システムに送信されて決済が行われる。
具体的には、ユーザが個人アカウントを用いてサービスを利用した場合、当該ユーザが利用したサービスの利用の実績のデータが、個人決済システム20に送信され、個人決済システム20によって当該ユーザについての決済が行われる。
ある法人に属するユーザが法人アカウントを用いてサービスを利用した場合、当該法人に属する各ユーザが利用したサービスの利用の実績のデータが、法人決済システム24に送信され、法人決済システム24によって当該法人について決済が行われる。法人決済システム24においては、法人に属する個々のユーザについての決済は行われない。
以下、図2を参照して、運用管理システム10の構成について詳しく説明する。図2には、運用管理システム10の構成の一例が示されている。
運用管理システム10は、例えば、通信装置28と、UI30と、メモリ32と、プロセッサ34とを含む。運用管理システム10は、これら以外の構成を含んでもよい。
通信装置28は通信インターフェースであり、他の装置にデータを送信する機能、及び、他の装置から送信されてきたデータを受信する機能を有する。通信装置28は、無線通信機能を有してもよいし、有線通信機能を有してもよい。通信装置28は、例えば近距離無線通信を利用することで他の装置と通信してもよいし、LANやインターネット等の通信経路Nを介して他の装置と通信してもよい。
UI30はユーザインターフェースであり、表示装置及び操作装置の中の少なくとも1つを含む。表示装置は、液晶ディスプレイやELディスプレイ等である。操作装置は、キーボードや入力キーや操作パネル等である。UI30は、表示装置と操作装置とを兼ね備えたタッチパネル等のUIであってもよい。
メモリ32は、データを記憶する1又は複数の記憶領域を構成する装置である。メモリ32は、例えば、ハードディスクドライブ、各種のメモリ(例えばRAMやDRAMやROM等)、その他の記憶装置(例えば光ディスク等)、又は、それらの組み合わせである。1又は複数のメモリ32が運用管理システム10に含まれている。
プロセッサ34は、運用管理システム10の各部の動作を制御するように構成されている。プロセッサ34は、メモリを含んでもよい。
以下、図3を参照して、予約管理システム12の構成について詳しく説明する。図3は、予約管理システム12の構成の一例が示されている。
予約管理システム12は、例えば、通信装置36と、UI38と、メモリ40と、プロセッサ42とを含む。予約管理システム12は、これら以外の構成を含んでもよい。
通信装置36は通信インターフェースであり、他の装置にデータを送信する機能、及び、他の装置から送信されてきたデータを受信する機能を有する。通信装置36は、無線通信機能を有してもよいし、有線通信機能を有してもよい。通信装置36は、例えば近距離無線通信を利用することで他の装置と通信してもよいし、LANやインターネット等の通信経路Nを介して他の装置と通信してもよい。
UI38はユーザインターフェースであり、表示装置及び操作装置の中の少なくとも1つを含む。表示装置は、液晶ディスプレイやELディスプレイ等である。操作装置は、キーボードや入力キーや操作パネル等である。UI38は、表示装置と操作装置とを兼ね備えたタッチパネル等のUIであってもよい。
メモリ40は、データを記憶する1又は複数の記憶領域を構成する装置である。メモリ40は、例えば、ハードディスクドライブ、各種のメモリ(例えばRAMやDRAMやROM等)、その他の記憶装置(例えば光ディスク等)、又は、それらの組み合わせである。1又は複数のメモリ40が運用管理システム10に含まれている。
メモリ40には、例えば、個人ユーザ管理情報、予約管理情報、センサ情報、及び、ブース情報が記憶されている。
個人ユーザ管理情報は、予約管理システム12に登録されているユーザを管理するための情報である。例えば、予約管理システム12に登録されているユーザのアカウントが、個人ユーザ管理情報に登録される。具体的には、予約管理システム12に登録されているユーザに関するユーザ情報等が、個人ユーザ管理情報に登録される。予約管理システム12に登録されているユーザは、予約管理システム12が提供するサービスを利用することができる。つまり、予約管理システム12に登録されているユーザは、予約管理システム12によって、ブース16を予約することができる。
予約管理情報は、各ブース16の予約を管理するための情報である。例えば、ブース16を識別するための情報であるブース識別情報、ブース16の利用時間(例えば予約の日時)を示す情報である利用時間情報、ブース16を予約したユーザに関するユーザ情報、及び、利用時間にブース16を利用するために必要な情報である利用情報等が、予約管理情報に登録される。
センサ情報は、ブース16に設けられている各センサによって得られた各情報である。また、センサによって異常が検知された場合、異常が検知されたことを示す情報が、センサ情報に含まれてもよい。例えば、各ブース16のセンサ情報がメモリ40に記憶される。
ブース情報は、ブース16の利用の状況等を示す情報である。例えば、ブース16毎に、ブース16が利用中か否かが管理され、その情報がブース情報に含まれる。
なお、個人ユーザ管理情報、予約管理情報、センサ情報、及び、ブース情報の中の少なくとも1つは、運用管理システム10のメモリ32に記憶されてもよい。この場合、運用管理システム10に記憶されている情報は、予約管理システム12に記憶されなくてもよい。
プロセッサ42は、予約管理システム12の各部の動作を制御するように構成されている。プロセッサ42は、メモリを含んでもよい。
例えば、プロセッサ42は、ブース16の予約を管理するように構成されている。プロセッサ42は、例えば、ブース16の予約の要求を端末装置26から受けて、当該ブース16の予約を予約管理情報に登録する。プロセッサ42は、ブース16を予約したユーザによる当該ブース16の利用を許可する。利用時間が予約された場合、プロセッサ42は、当該利用時間における利用を許可する。
また、プロセッサ42は、予約管理システム12が提供するサービスであってユーザが利用したサービスの利用の実績のデータ(例えば、ブース16の利用の実績のデータ)を、当該ユーザのアカウントの種類に応じて異なる決済システムに送信するように構成されている。例えば、プロセッサ42は、個人アカウントを用いて、予約管理システム12が提供するサービス(例えばブース16)が利用された場合、個人決済システム20に利用の実績のデータを送信し、法人アカウントを用いて、予約管理システム12が提供するサービス(例えばブース16)が利用された場合、法人決済システム24に利用の実績のデータを送信する。これにより、個人アカウントを用いてサービスが利用された場合、個人決済システム20によって決済が行われ、法人アカウントを用いてサービスが利用された場合、法人決済システム24によって決済が行われる。
また、プロセッサ42は、予約管理システム12が提供するサービスを利用するためのアカウントの作成、ユーザの登録、及び、ユーザの認証等を行うように構成されてもよい。
なお、予約管理システム12のプロセッサ42によって実行される処理は、運用管理システム10のプロセッサ34によって実行されてもよい。例えば、法人アカウントを用いてサービスが利用された場合、運用管理システム10のプロセッサ34が、利用の実績のデータを法人決済システム24に送信してもよい。他の処理についても同様に、運用管理システム10のプロセッサ34によって実行されてもよい。
サービス提供システム14A,14Bは、予約管理システム12と同様に、通信装置と、UIと、メモリと、プロセッサとを含む。
サービス提供システム14Aのメモリには、サービス提供システム14Aに登録されているユーザを管理するための情報である個人ユーザ管理情報が記憶されている。例えば、サービス提供システム14Aに登録されているユーザのアカウントが、個人ユーザ管理情報に登録される。サービス提供システム14Aに登録されているユーザは、サービス提供システム14Aが提供するサービスを利用することができる。サービス提供システム14Bについても同様である。
また、サービス提供システム14Aが提供するサービスが、予約が可能なサービスである場合、サービス提供システム14Aのメモリには、サービス提供システム14Aが提供するサービスの予約を管理するための予約管理情報が記憶されている。
また、サービス提供システム14Aのプロセッサは、サービス提供システム14Aが提供するサービスであってユーザが利用したサービスの利用の実績のデータを、当該ユーザのアカウントの種類に応じて異なる決済システムに送信するように構成されている。例えば、サービス提供システム14Aのプロセッサ42は、個人アカウントを用いて、サービス提供システム14Aが提供するサービスが利用された場合、個人決済システム20に利用の実績のデータを送信し、法人アカウントを用いて、サービス提供システム14Aが提供するサービスが利用された場合、法人決済システム24に利用の実績のデータを送信する。これにより、個人アカウントを用いてサービスが利用された場合、個人決済システム20によって決済が行われ、法人アカウントを用いてサービスが利用された場合、法人決済システム24によって決済が行われる。サービス提供システム14Bについても同様である。
また、サービス提供システム14Aのプロセッサは、サービス提供システム14Aが提供するサービスを利用するためのアカウントの作成、ユーザの登録、及び、ユーザの認証等を行うように構成されてもよい。サービス提供システム14Bについても同様である。
なお、サービス提供システム14A,14Bのプロセッサによって実行される処理は、運用管理システム10のプロセッサ34によって実行されてもよい。
以下、図4を参照して、端末装置26の構成について詳しく説明する。図4には、端末装置26の構成の一例が示されている。
端末装置26は、例えば、通信装置44と、UI46と、メモリ48と、プロセッサ50とを含む。
通信装置44は通信インターフェースであり、他の装置にデータを送信する機能、及び、他の装置から送信されてきたデータを受信する機能を有する。通信装置44は、無線通信機能を有してもよいし、有線通信機能を有してもよい。通信装置44は、例えば近距離無線通信を利用することで他の装置と通信してもよいし、LANやインターネット等の通信経路Nを介して他の装置と通信してもよい。
UI46はユーザインターフェースであり、表示装置及び操作装置の中の少なくとも1つを含む。表示装置は、液晶ディスプレイやELディスプレイ等である。操作装置は、キーボードや入力キーや操作パネル等である。UI46は、表示装置と操作装置とを兼ね備えたタッチパネル等のUIであってもよい。
メモリ48は、データを記憶する1又は複数の記憶領域を構成する装置である。メモリ48は、例えば、ハードディスクドライブ、各種のメモリ(例えばRAMやDRAMやROM等)、その他の記憶装置(例えば光ディスク等)、又は、それらの組み合わせである。1又は複数のメモリ48が端末装置26に含まれている。
プロセッサ50は、端末装置26の各部の動作を制御するように構成されている。プロセッサ50は、メモリを含んでもよい。
以下では、予約管理システム12が提供するサービスがユーザによって利用される場合について説明する。つまり、ブース16が予約されて、その予約が予約管理システム12によって管理され、予約されたブース16が利用される場合について説明する。
本実施形態に係る情報処理システムにおいては、ユーザの種類に応じて異なるプロセスによって、サービス(例えばブース16)を利用するためのアカウントが作成される。
例えば、個人ユーザの決済の手段が個人決済システム20に登録された場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、当該個人ユーザがブース16を利用するための個人アカウントを作成する。また、法人に属するユーザがユーザ登録の案内の通知を受け、当該通知を受けたユーザの情報が登録された場合、プロセッサ42は、当該通知を受けたユーザがブース16を利用するための法人アカウントを作成する。これらの処理は、運用管理システム10のプロセッサ34によって実行されてもよい。以下、これらの処理について詳しく説明する。
図5を参照して、個人ユーザを予約管理システム12に登録する処理について説明する。図5には、当該処理を示すフローチャートが示されている。個人ユーザを予約管理システム12に登録する場面は、予約管理システム12が提供するサービスを個人ユーザが利用するという契約を締結する場面の一例に相当する。
まず、予約管理システム12のプロセッサ42は、個人ユーザの登録の要求を受けて、当該個人ユーザを予約管理システム12に登録する(S01)。例えば、ユーザは、端末装置26Aを用いて予約管理システム12にアクセスし、個人ユーザの登録を予約管理システム12に要求すると、当該ユーザを個人ユーザとして予約管理システム12に登録するための画面が、端末装置26AのUI46に表示される。ユーザが端末装置26Aを用いて、当該画面上にて、ユーザ自身の氏名や電子メールアドレスやパスワード等の情報を入力すると、これらの情報は、端末装置26Aから予約管理システム12に送信される。予約管理システム12のプロセッサ42は、これらの情報を個人ユーザ管理情報に登録し、個人アカウントを作成し、当該個人アカウントをユーザに発行する。例えば、プロセッサ42は、当該個人アカウントに紐付けられているユーザIDを作成し、当該ユーザIDを個人ユーザ管理情報に登録し、当該ユーザIDを端末装置26Aに送信する。これにより、ユーザIDがユーザに通知される。なお、ユーザIDは、ユーザによって決定され、予約管理システム12に入力されて、個人ユーザ管理情報に登録されてもよい。個人アカウントに紐付けられているユーザIDとパスワードは、ユーザが個人アカウントを用いて予約管理システム12にログインするために用いられる。
決済手段が登録されていない段階では、ユーザは、個人アカウントを用いて予約管理システム12にログインすることはできるが、ブース16を予約することはできない。つまり、予約管理システム12のプロセッサ42は、ユーザによるブース16の予約を許可しない。
次に、予約管理システム12のプロセッサ42は、ブース16の利用についての決済手段を、予約管理システム12と個人決済システム20に登録する(S02)。例えば、ユーザが予約管理システム12に登録されて個人アカウントが作成されると、決済手段を登録するための画面や、その画面を表示させるためのメニューが、端末装置26AのUI46に表示される。ユーザは、端末装置26Aを用いて、当該画面上にて決済手段に関する情報を入力する。例えば、決済手段としてクレジットカードが用いられる場合、ユーザは、クレジットカードに関する情報(例えば、クレジットカードの所有者の氏名、番号、有効期限、及び、セキュリティコード等)を入力する。クレジットカードに関する情報が、決済手段に関する情報の一例に相当する。クレジットカードに関する情報は、端末装置26Aから予約管理システム12に送信される。予約管理システム12のプロセッサ42は、クレジットカードに関する情報を個人アカウントに紐付けて個人ユーザ管理情報に登録する。また、クレジットカードに関する情報は、個人決済システム20に送信され、個人決済システム20に登録される。
クレジットカードに関する情報が個人決済システム20に登録されると、個人決済システム20によって、個人決済アカウントが作成される(S03)。
個人決済アカウントに関する情報は、個人決済システム20から予約管理システム12に送信される。予約管理システム12のプロセッサ42は、個人アカウントと個人決済アカウントとを紐付けて個人ユーザ管理情報に登録する。
クレジットカードに関する情報が個人決済システム20に登録されると、個人ユーザは、ブース16を予約することができる。つまり、予約管理システム12のプロセッサ42は、個人ユーザによるブース16の予約を許可する。
なお、個人ユーザの氏名、電子メールアドレス、パスワード、及び、クレジットカードに関する情報は、運用管理システム10に記憶されて、運用管理システム10によって管理されてもよい。
ここで、図6を参照して、個人ユーザ管理情報について詳しく説明する。図6には、個人ユーザ管理情報の一例である個人ユーザ管理テーブルの一例が示されている。個人ユーザ管理テーブルのデータは、予約管理システム12のメモリ40に記憶されている。
個人ユーザ管理テーブルにおいては、例えば、ユーザ毎に、ユーザIDと、ユーザの種類を示す情報と、ユーザの氏名を示す情報と、ユーザの電子メールアドレスを示す情報と、パスワードと、決済手段を示す情報と、個人決済アカウントとが紐付けられている。
ユーザの種類は、個人ユーザと法人ユーザとの2種類である。図5を参照して説明したステップに従って登録されたユーザは、個人ユーザとして個人ユーザ管理テーブルに登録される。
上述したように、個人ユーザに対しては、決済手段の一例であるクレジットカードに関する情報の入力が要求されており、入力されたクレジットカードに関する情報が、決済手段を示す情報として、個人ユーザ管理テーブルに登録されている。
また、個人ユーザに対しては、個人決済システム20にて決済するための個人決済アカウントが作成されて、個人ユーザ管理テーブルに登録されている。
後述するように、法人ユーザとして登録されたユーザに対しては、決済手段の一例であるクレジットカードに関する情報の入力は要求されておらず、法人ユーザとして登録されたユーザについては、クレジットカードに関する情報は、個人ユーザ管理テーブルに登録されていない。また、個人決済アカウントは作成されず、法人ユーザに個人決済アカウントは紐付けられていない。
例えば、ユーザID「0001」及びユーザID「0003」のアカウントは、個人アカウントであり、ユーザID「0001」のユーザA1、及び、ユーザID「0003」のユーザA2は、個人ユーザとして個人ユーザ管理テーブルに登録されている。例えば、図5を参照して説明したステップに従ってユーザA1が予約管理システム12に登録されると、ユーザID「0001」の個人アカウントが作成され、更に個人決済アカウントが作成されて、これらがユーザID「0001」に紐づく情報として個人ユーザ管理テーブルに登録される。ユーザID「0003」のユーザA2についても同様である。
後述するように、法人に属する個々のユーザのアカウントも、法人アカウントとして個人ユーザ管理テーブルに登録される。例えば、ユーザA1は、法人αに属するユーザとしても個人ユーザ管理テーブルに登録されている。ユーザID「0002」のアカウントは、ユーザA1に紐付けられている法人アカウントである。法人アカウントの作成及び登録については後で詳しく説明する。なお、同一のユーザの個人アカウントと法人アカウントとで、登録される電子メールアドレスは同じであってもよいし、同じ電子メールアドレスの登録は許可されなくてもよい。
サービス提供システム14A,14Bについても、それぞれ個人ユーザ管理テーブルが作成されて、サービス提供システム14A,14Bに記憶される。
なお、個人ユーザ管理テーブルのデータは、運用管理システム10のメモリ32に記憶されて、個人ユーザ管理テーブルに登録されている各情報は、運用管理システム10によって管理されてもよい。
以上のように、個人のユーザ用の個人アカウントと個人決済アカウントとが作成されて、個人ユーザ管理テーブルに登録されると、個人ユーザは、ブース16を予約することができる。
例えば、個人ユーザが端末装置26Aを用いて予約管理システム12にアクセスすると、図7に示すように、ログイン画面52が、端末装置26AのUI46に表示される。ログイン画面52には、個人アカウントを用いて予約管理システム12にログインするための情報(例えばユーザIDとパスワード等)を入力するための欄が表示される。ユーザがログイン画面52にてユーザIDとパスワードとを入力すると、入力されたユーザIDとパスワードは、端末装置26Aから予約管理システム12に送信される。入力されたユーザIDとパスワードが、個人ユーザ管理テーブルに登録されている場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、当該ユーザのログインを許可する。入力されたユーザIDとパスワードが、個人ユーザ管理テーブルに登録されていない場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、当該ユーザのログインを許可しない。
予約管理システム12へのログインが許可された場合、図8に示すように、端末装置26AのUI46には、予約画面54が表示される。予約画面54は、ブース16の利用を予約するための画面である。予約画面54上にて、ブース16が設置されている場所や、予約可能なブース16や、予約可能な利用時間を検索することができる。予約可能なブース16の一覧や予約可能な利用時間の一覧が表示されてもよい。ユーザは、予約画面54上にて、ブース16と利用時間とを指定して予約を指示すると、指定されたブース16と利用時間とを示す情報が、端末装置26Aから予約管理システム12に送信される。予約管理システム12のプロセッサ42は、ユーザによって指定されたブース16と利用時間とを予約管理情報に登録する。これにより、ブース16の予約が完了する。
また、予約管理システム12のプロセッサ42は、利用時間にブース16を利用するために必要な情報である利用情報を作成し、予約されたブース16と利用時間とに当該利用情報を紐付けて予約管理情報に登録し、予約に利用された端末装置26Aに当該利用情報を送信する。当該利用情報は、端末装置26AのUI46に表示されてもよいし、端末装置26Aのメモリ48に記憶されてもよい。利用情報は、例えば、パスワードやキー情報等を含む情報である。例えば、予約管理システム12のプロセッサ42は、予約毎に異なる利用情報を作成する。端末装置26Aを利用するユーザは、当該利用情報を用いることでブース16を利用することができる。例えば、ブース16が施錠されている場合、利用情報は、当該ブース16を解錠するために用いられる。また、ブース16が正当に利用されていることを示すために、利用情報が用いられてもよい。例えば、ブース16が座席や乗り物等である場合、座席や乗り物等が正当に利用されていることを示すために、利用情報が用いられてもよい。なお、ブース16が解放された空間や場所等である場合や、ブース16を利用するための操作等が不要な場合、利用情報は用いられなくてもよい。
以下、図9を参照して、予約管理情報について詳しく説明する。図9には、予約管理情報の一例である予約管理テーブルの一例が示されている。予約管理テーブルのデータは、予約管理システム12のメモリ40に記憶されている。
予約管理テーブルにおいては、例えば、ブース16の予約毎に、予約IDと、ブースIDと、利用時間を示す情報と、ユーザに関する情報と、利用情報とが紐付けられている。
ブースIDは、予約されたブース16を識別するための情報の一例である。ブースIDは、ブース16毎に予め定められてブース16に予め紐付けられている。
利用時間は、予約されたブース16が利用される時間である。例えば、ユーザがブース16を予約するときに利用時間が指定される。
ユーザに関する情報は、ブース16を予約したユーザを識別するためのユーザ識別情報や、当該ユーザが利用する端末装置26を識別するための端末識別情報等を含む。ユーザ識別情報は、例えば、ユーザの氏名を示す情報、ユーザID、ユーザのアカウントの種類を示す情報、及び、電子メールアドレス等を含む。端末識別情報は、例えば、端末装置26のアドレス情報(例えばIPアドレスやMACアドレス等)やシリアル番号等である。例えば、ユーザがブース16を予約するときに、ユーザに関する情報が、その予約に利用された端末装置26から予約管理システム12に送信されて、予約管理テーブルに登録される。
予約管理テーブルについて具体例を挙げて説明する。ユーザID「0001」の個人アカウントを有する個人ユーザであるユーザA1によって、ブースID「B1」を有するブース16が予約されている。利用時間は、1月6日の10:00~11:00である。また、当該ブース16を1月6日の10:00~11:00に利用するための情報として、利用情報C1が定められている。この利用情報C1は、予約管理システム12から、予約に利用された端末装置26に送信される。
また、ユーザA1は、法人に属するユーザとしても登録されており、ユーザID「0002」の法人アカウントを有するユーザA1によって、ブースID「B2」を有するブース16が予約されている。利用時間は、1月7日の10:00~11:00である。また、当該ブース16を1月7日の10:00~11:00に利用するための情報として、利用情報C2が定められている。この利用情報C2は、予約管理システム12から、予約に利用された端末装置26に送信される。
以下、ユーザがブース16を利用するときの処理について説明する。ここでは、ブースID「B1」を有するブース16が、個人アカウントを有するユーザA1によって利用されるものとする。以下では説明の便宜上、ブースID「B1」を有するブース16を「ブースB1」と称することとする。
ユーザA1がブースB1を利用するための操作を行うと、予約管理システム12のプロセッサ42は、ユーザA1によるブースB1の利用が許可されるか否かを確認するための認証処理を行う。
例えば、ブースB1のドアが電子錠によって施錠されている。ドアには、近距離無線通信を行う無線通信装置が設けられている。ユーザA1が端末装置26Aをドアに近づけると、端末装置26Aは、近距離無線通信を利用して利用情報を当該無線通信装置に送信する。上述したように、利用情報は、ユーザA1がブースB1を予約したときに予約管理システム12から端末装置26Aに送信されて、端末装置26Aのメモリ48に記憶されている。端末装置26Aから利用情報を受信した当該無線通信装置は、ブース制御装置18を介して、又は、ブース制御装置18を介さずに、当該利用情報とブースB1のブースIDとを予約管理システム12に送信する。予約管理システム12のプロセッサ42は、図9に示されている予約管理テーブルを参照し、送信されてきたブースIDと今現在の日時を含む利用時間とに紐付けられている利用情報(例えば利用情報C1)と、送信されてきた利用情報とが一致するか否かを確認する。
送信されてきた利用情報と利用情報C1とが一致する場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、個人アカウントを有するユーザA1によるブースB1の利用を許可する。この場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、ブース制御装置18を介して、又は、ブース制御装置18を介さずに、ブースB1のドアに設けられている無線通信装置に、ドアの解錠の指示を示す情報を送信する。その解錠の指示に従って、電子錠が解錠される。電子錠が解錠されると、ユーザA1は、ドアを開けてブースB1内に入ることができる。また、予約管理システム12のプロセッサ42は、利用情報C1を用いてブースB1を利用することが可能な時間である利用時間を示す情報を、ブース制御装置18に送信する。ブース制御装置18のメモリには、当該利用時間を示す情報が記憶される。
送信されてきた利用情報と利用情報C1とが一致しない場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、ユーザA1によるブースB1の利用を許可しない。この場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、解錠の指示を示す情報を送信しない。その結果、ブースB1のドアの電子錠は解錠されない。
例えば、今現在の日時が、1月6日の10:00~11:00の間の時間であり、予約管理システム12に送信されてきた利用情報と利用情報C1とが一致する場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、ユーザA1によるブースB1の利用を許可する。今現在の日時が、1月6日の10:00~11:00の間の時間であり、送信されてきた利用情報と利用情報C1とが一致しない場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、ユーザA1によるブースB1の利用を許可しない。また、送信されてきた利用情報と利用情報C1とが一致する場合であっても、今現在の日時が、1月6日の10:00~11:00以外の日時である場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、ユーザA1によるブースB1の利用を許可しない。
なお、ユーザIDとブースIDと利用情報とが端末装置26Aから予約管理システム12に送信されてもよい。この場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、送信されてきたユーザIDと利用情報との組み合わせと、利用情報C1に紐付けられているユーザIDと利用情報C1との組み合わせとが、一致するか否かを確認する。プロセッサ42は、これらの組み合わせが一致する場合、ユーザA1によるブースB1の利用を許可し、これらの組み合わせが一致しない場合、ユーザA1によるブースB1の利用を許可しない。
例えば、利用時間の終了時間(例えば11:00)が経過すると、ブース制御装置18は、利用時間が経過したことを示す情報を、ユーザA1が利用する端末装置26Aに送信する。利用時間が経過したことを示す情報は、端末装置26AのUI46に表示される。また、利用時間が経過したことを示す情報は、ブースB1に設置されている表示装置に表示されてもよい。
利用時間の終了時間(例えば11:00)が経過し、ユーザA1がブースB1を退室すると、ブースB1のドアの電子錠が施錠される。終了時間が経過すると、ユーザA1は、利用情報C1を用いて電子錠を解錠することができない。
個人アカウントを用いてブース16が利用されると、ブース16の利用料金が当該個人アカウントを有するユーザに課される。上記の例では、ブースB1の利用料金が、ユーザID「0001」を有するユーザA1に課される。個人アカウントを有するユーザについて決済は、個人決済システム20によって行われる。
以下、図10を参照して、個人アカウントを有するユーザについての決済について詳しく説明する。図10には、個人アカウントを有するユーザについての決済の流れを示すフローチャートが示されている。
予約管理システム12のプロセッサ42は、予約管理テーブルを参照し、個人アカウントを有するユーザ毎に、ブース16の利用の実績を示すデータである利用実績データを作成する(S10)。具体例を挙げて説明すると、予約管理システム12のプロセッサ42は、個人ユーザであるユーザA1の利用の実績を示す利用実績データを作成する。他の個人ユーザについても同様である。
例えば、予約管理システム12のプロセッサ42は、月度毎に利用実績データを作成する。利用実績データは、課金データを含む。課金データは、ブース16の利用料金に基づいて作成される。利用料金は、例えば、ブース16毎に定められてもよいし、利用時間の長さに応じて定められてもよいし、ブース16に設置されている設備の利用状況に応じて定められてもよい。予約された利用時間にブース16が実際に利用されなかった場合であっても、当該ブース16の利用の予約がキャンセルされていない場合、その予約を行ったユーザに対して課金される。なお、返金処理や値引き処理が行われ、これらの処理が反映された課金データが作成されてもよい。例えば、運用管理システム10の運用者等が、ユーザからの苦情等を受けて返金処理を行ったり、キャンペーン等に基づく値引き処理を行ったりしてもよい。
次に、予約管理システム12のプロセッサ42は、各個人ユーザの利用実績データを個人決済システム20に送信する(S11)。なお、運用管理システム10の運用者等が利用実績データの送信を指示した場合に、利用実績データが個人決済システム20に送信されてもよい。また、運用管理システム10の運用者等が利用する端末装置26のUI46に、利用実績が表示されてもよい。
次に、個人決済システム20は、個人ユーザ毎に、利用実績データに基づいて決済を行う(S12)。例えば、個人決済システム20は、登録されているクレジットカードによる決済を行う。
決済が完了すると、個人決済システム20は、その決済の結果のデータを予約管理システム12に送信する。予約管理システム12のプロセッサ42は、決済の結果を受けて、各個人ユーザの利用実績のステータスを更新する(S13)。例えば、プロセッサ42は、個人ユーザ管理テーブルにおいて、決済が済んだユーザに、決済が済んでいることを示す情報を紐付ける。
個人決済システム20によって決済が行われると、個人決済システム20から運用管理システム10の管理者等に対して入金処理が行われてもよい。
以上のように、ユーザが個人アカウントを用いてブース16を利用した場合、個人決済システム20によって決済が行われる。
サービス提供システム14A,14Bが提供するサービスをユーザが利用した場合も同様に、個人決済システム20によって決済が行われる。つまり、サービス提供システム14Aのプロセッサは、各個人ユーザの利用実績データを個人決済システム20に送信する。この利用実績データは、サービス提供システム14Aが提供するサービスの利用の実績を示すデータである。サービス提供システム14Bについても同様である。個人決済システム20は、個人ユーザが利用した個々のサービスについての決済を個別的に行う。つまり、予約管理システム12が提供するブース16の利用についての決済と、サービス提供システム14Aが提供するサービスの利用について決済と、サービス提供システム14Bが提供するサービスの利用についての決済とが、それぞれ別々に行われる。
以下、図11を参照して、個人ユーザを予約管理システム12から退会させる処理について説明する。図11には、当該処理を示すフローチャートが示されている。個人ユーザを予約管理システム12から退会させる場面は、予約管理システム12が提供するサービスを個人ユーザが利用するという契約を解除する場面の一例に相当する。
まず、ユーザが、端末装置26Aを用いて予約管理システム12にアクセスし、当該ユーザの個人アカウントを用いて予約管理システム12にログインする。ユーザが個人アカウントを用いて予約管理システム12にログインすると、端末装置26AのUI46には、退会メニューを含むメニュー画面が表示される。ユーザが法人アカウントを用いて予約管理システム12にログインした場合、メニュー画面には退会メニューは含まれない。つまり、ユーザが個人アカウントを用いて予約管理システム12にログインした場合のみ、メニュー画面に退会メニューが含まれ、その退会メニューが表示される(S20)。
ユーザが端末装置26Aを用いて、予約管理システム12からの退会を指示すると(S21)、その指示を示す情報が端末装置26から予約管理システム12に送信される。
予約管理システム12のプロセッサ42は、退会の指示を受けると、退会するユーザに紐付けられている、ブース16の予約を全てキャンセルする(S22)。例えば、ユーザAが、個人アカウントのユーザID「0001」を用いて予約管理システム12にログインし、予約管理システム12からの退会を指示した場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、ユーザID「0001」に紐付けられて予約管理テーブルに登録されている全ての予約をキャンセルする。この段階では、予約管理システム12のプロセッサ42は、個人ユーザ管理テーブルからユーザID「0001」の個人アカウントを削除しない。
次に、予約管理システム12のプロセッサ42は、退会の指示を与えたユーザのうち、その指示が与えられてから予め定められた時間以上が経過したユーザの個人アカウントと個人決済アカウントを、個人ユーザ管理テーブルから削除する(S23)。例えば、プロセッサ42は、決済を行うときに(例えば月度毎等)、退会の指示を与えたユーザのうち、その指示が与えられてから予め定められた時間(例えば2か月)以上が経過したユーザを確認し、そのユーザの個人アカウントと個人決済アカウントを、個人ユーザ管理テーブルから削除する。また、プロセッサ42は、個人決済アカウントの削除の指示を個人決済システム20に送信する。個人決済システム20は、その指示に従って、個人決済システム20に登録されている個人決済アカウントを削除する。
退会の指示が与えられてから個人アカウントが削除されるまでの間に(つまり、ステップS21からステップS23までの間に)、ユーザが個人ユーザとして予約管理システム12に再登録される場合がある。この場合、新たな個人決済アカウント(つまり、既に登録されている個人決済アカウントとは異なる個人決済アカウント)が作成されて、予約管理システム12と個人決済システム20に登録される。なお、新たな個人決済アカウントに紐付けられるクレジットカードに関する情報として、既に登録されている個人決済アカウントに紐付けられているクレジットカードに関する情報が用いられてもよい。
以下、図12を参照して、法人ユーザを予約管理システム12に登録する処理について説明する。図12には、当該処理を示すフローチャートが示されている。法人ユーザを予約管理システム12に登録する場面は、予約管理システム12が提供するサービスを法人ユーザが利用するという契約を締結する場面の一例に相当する。
まず、法人と運用管理システム10の運用会社等との間で契約が締結されて、契約情報が作成され、その契約によって、当該法人に属する各ユーザが利用することが可能なサービスが定められる(S30)。例えば、契約によって、法人αに属する各ユーザは、予約管理システム12が提供するブース16と、サービス提供システム14Aが提供するサービスとを利用することができるものとする。
次に、運用管理システム10の運用者は、端末装置26Cを用いて、法人αに属するユーザのうち、予約管理システム12が提供するブース16を利用する権限が与えられるユーザ(つまり、ブース16を利用することが可能なユーザ)である対象ユーザと、サービス提供システム14Aが提供するサービスを利用する権限が与えられるユーザ(つまり、当該サービスを利用することが可能なユーザ)である対象ユーザとを、法人認証システム22に登録する(S31)。例えば、端末装置26CのUI46には管理者画面が表示され、管理者は、その管理者画面上にて対象ユーザを法人認証システム22に登録する。例えば、法人を識別するための法人識別情報と、対象ユーザに関するユーザ情報と、対象ユーザが利用することが可能なサービスを識別するための情報とが管理者によって指定される。運用管理システム10のプロセッサ34は、これらの情報を法人認証システム22の法人ユーザ管理情報に登録する。予約管理システム12のプロセッサ42が、法人識別情報と、ブース16を利用することが可能な対象ユーザに関するユーザ情報(例えば、ユーザ識別情報や電子メールアドレス等)とを、法人認証システム22の法人ユーザ管理情報に登録してもよい。同様に、サービス提供システム14Aのプロセッサが、法人識別情報と、サービス提供システム14Aが提供するサービスを利用することが可能な対象ユーザに関するユーザ情報とを、法人認証システム22の法人ユーザ管理情報に登録してもよい。
次に、ユーザ登録の案内が対象ユーザに通知される(S32)。例えば、運用管理システム10のプロセッサ34は、対象ユーザ宛に、当該対象ユーザが利用することが可能なサービスへのユーザ登録の案内を電子メール等によって通知する。例えば、運用管理システム10のプロセッサ34は、ブース16を利用する権限が与えられる対象ユーザ宛に、予約管理システム12へのユーザ登録の案内を通知し、サービス提供システム14Aが提供するサービスを利用する権限が与えられる対象ユーザ宛に、サービス提供システム14Aへのユーザ登録の案内を通知する。なお、予約管理システム12のプロセッサ42が、ブース16を利用する権限が与えられる対象ユーザ宛に、予約管理システム12へのユーザ登録の案内を通知し、サービス提供システム14Aのプロセッサが、サービス提供システム14Aが提供するサービスを利用する権限が与えられる対象ユーザ宛に、サービス提供システム14Aへのユーザ登録の案内を通知してもよい。
ユーザ登録の案内の通知を受けた対象ユーザは、自身が利用権限を有するサービスへのユーザ登録を行う(S33)。以下、予約管理システム12へのユーザ登録について説明する。
対象ユーザは、端末装置26Bを用いて予約管理システム12にアクセスし、法人ユーザの登録を予約管理システム12に要求すると、当該ユーザを法人ユーザとして予約管理システム12に登録するための画面が、端末装置26BのUI46に表示される。対象ユーザが端末装置26Bを用いて、当該画面上にて、ユーザ自身の氏名や電子メールアドレスやパスワード等の情報を入力すると、これらの情報は、端末装置26Bから予約管理システム12に送信される。予約管理システム12のプロセッサ42は、これらの情報を個人ユーザ管理情報に登録し、法人アカウントを作成し、当該法人アカウントを対象ユーザに発行する。例えば、プロセッサ42は、当該法人アカウントに紐付けられているユーザIDを作成し、当該ユーザIDを個人ユーザ管理情報に登録し、当該ユーザIDを端末装置26Bに送信する。これにより、ユーザIDがユーザに通知される。なお、ユーザIDは、ユーザによって決定されて予約管理システム12に入力されて、個人ユーザ管理情報に登録されてもよい。法人アカウントに紐付けられているユーザIDとパスワードは、ユーザが法人アカウントを用いて、運用管理システム10及び予約管理システム12にログインするために用いられる。例えば、ユーザIDとパスワードは、法人認証システム22に送信されて、法人ユーザ管理情報に登録される。また、ユーザIDとパスワードは、運用管理システム10に記憶されてもよい。
例えば、予約管理システム12のプロセッサ42は、法人ユーザの登録を要求するユーザが、予約管理システム12が提供するサービスを利用する権限を有する対象ユーザとして法人ユーザ管理情報に登録されているか否かを確認する。例えば、プロセッサ42は、法人ユーザ管理情報を参照してもよいし、その確認を法人認証システム22に問い合わせてもよい。法人ユーザの登録を要求するユーザが、予約管理システム12が提供するサービスを利用する権限を有する対象ユーザとして法人ユーザ管理情報に登録されている場合、プロセッサ42は、当該ユーザを法人ユーザとして登録する。法人ユーザの登録を要求するユーザが、予約管理システム12が提供するサービスを利用する権限を有する対象ユーザとして法人ユーザ管理情報に登録されていない場合、プロセッサ42は、当該ユーザを法人ユーザとして登録しない。
以上のように、対象ユーザが法人ユーザとして予約管理システム12に登録されて法人アカウントが発行されると、当該対象ユーザは、法人アカウントを用いて運用管理システム10及び予約管理システム12にログインし、ブース16を予約することができる。つまり、予約管理システム12のプロセッサ42は、法人ユーザによるブース16の予約を許可する。サービス提供システム14Aについても同様である。
なお、法人ユーザの氏名、電子メールアドレス、及び、パスワード等は、運用管理システム10に記憶されて、運用管理システム10によって管理されてもよい。
ここで、図13を参照して、法人ユーザ管理情報について詳しく説明する。図13には、法人ユーザ管理情報の一例である法人ユーザ管理テーブルの一例が示されている。法人ユーザ管理テーブルのデータは、法人認証システム22に記憶されている。
法人ユーザ管理テーブルにおいては、例えば、法人毎に、法人IDと、法人名を示す情報と、法人に属するユーザの氏名を示す情報と、ユーザの電子メールアドレスを示す情報と、ユーザが利用することが可能なサービスを示す情報と、ユーザに与えられている利用権限の有無を示す情報とが紐付けられている。また、各ユーザのユーザIDやパスワードが、法人ユーザ管理テーブルに登録される。
例えば、ユーザA1,A2が、法人αに属する法人ユーザとして登録されている。ユーザA1,A2は、予約管理システム12が提供するブース16と、サービス提供システム14Aが提供するサービスとを利用する権限を有する。
また、ユーザA1は、法人ユーザとして予約管理システム12に登録されている。例えば、図6に示すように、ユーザA1は、法人ユーザとして個人ユーザ管理テーブルに登録されており、ユーザID「0002」が与えられている。ユーザA2についても同様である。なお、法人ユーザ自身に課金されないため、決済手段と個人決済アカウントは、法人ユーザに紐付けられない。
例えば、ユーザA1は、ユーザID「0002」とそれに紐付くパスワードとを用いることで、法人ユーザとして予約管理システム12にログインして、ブース16の利用を予約することができる。その予約の方法は、個人ユーザがブース16の利用を予約する方法と同じである。例えば、図9に示すように、ブースID「B2」を有するブース16が、法人ユーザであるユーザA1によって予約されている。ユーザA1は、1月7日の10:00~11:00の間、利用情報C2を利用することで、ブース16のドアの電子錠を解錠し、法人ユーザとしてブース16を利用することができる。
ユーザA1は、個人ユーザとしても個人ユーザ管理テーブルに登録されている。したがって、ユーザA1は、個人アカウントを用いてブース16の利用を予約してもよいし、法人アカウントを用いてブース16の利用を予約してもよい。個人アカウントを用いてブース16が予約されて利用された場合、個人決済システム20によってユーザA1に対して課金される。法人アカウントを用いてブース16が予約されて利用された場合、ユーザA1自身には課金されず、法人決済システム24によって、ユーザA1が属する法人αに課金される。
例えば、法人ユーザが端末装置26Bを用いて運用管理システム10にアクセスすると、図14に示すように、ログイン画面56が、端末装置26BのUI46に表示される。ログイン画面56には、法人アカウントを用いて運用管理システム10にログインするための情報(例えばユーザIDとパスワード等)を入力するための欄が表示される。ユーザがログイン画面56にてユーザIDとパスワードとを入力すると、入力されたユーザIDとパスワードは、端末装置26Bから、運用管理システム10を介して、又は、運用管理システム10を介さずに、法人認証システム22に送信される。法人認証システム22は、ログインを要求したユーザの認証を行い、認証が成功した場合、運用管理システム10へのログインを許可し、認証が成功しない場合、運用管理システム10へのログインを許可しない。例えば、法人認証システム22は、入力されたユーザIDとパスワードが、法人ユーザ管理テーブルに登録されている場合、運用管理システム10へのログインを許可し、入力されたユーザIDとパスワードが、法人ユーザ管理テーブルに登録されていない場合、運用管理システム10へのログインを許可しない。なお、ログインの許可又は不許可の判断は、運用管理システム10によって行われてもよい。
運用管理システム10へのログインが許可された場合、図15に示すように、端末装置26BのUI46には、サービス選択画面58が表示される。サービス選択画面58には、ログインしたユーザA1が利用権限を有するサービスの一覧が表示される。例えば、運用管理システム10のプロセッサ34は、法人ユーザ管理テーブルを参照することで、ユーザAが利用権限を有するサービスを特定し、その特定したサービスの一覧をサービス選択画面58に表示させる。
ユーザA1がサービス選択画面58上にてサービスを選択すると、その選択したサービスの利用を予約する画面が、端末装置26BのUI46に表示される。例えば、ブース16が選択されると、図8に示されている予約画面54が、端末装置26BのUI46に表示される。ユーザA1は、予約画面54上にてブース16を予約することができる。
例えば、図9に示すように、ユーザID「0002」の法人アカウントを有する法人ユーザであるユーザA1によって、ブースID「B2」を有するブース16が予約されている。利用時間は、1月7日の10:00~11:00である。また、当該ブース16を1月7日の10:00~11:00に利用するための情報として、利用情報C2が定められている。この利用情報C2は、予約管理システム12から、予約に利用された端末装置26Bに送信される。
法人ユーザであるユーザA1がブース16を利用するときの処理は、個人ユーザがブース16を利用するときの処理と同じであるが、決済の方法が異なる。法人アカウントを用いてブース16が利用されると、ブース16の利用料金が当該法人アカウントを有するユーザA1が属する法人αに課される。法人についての決済は、法人決済システム24によって行われる。
以下、図16を参照して、法人についての決済について詳しく説明する。図16には、法人についての決済の流れを示すフローチャートが示されている。
各サービス提供システムのプロセッサは、法人毎に、自身が提供するサービスの利用の実績を示すデータである利用実績データを作成する(S40)。例えば、予約管理システム12のプロセッサ42は、予約管理テーブルを参照し、法人毎に、ブース16の利用の実績を示すデータである利用実績データを作成する。具体例を挙げて説明すると、予約管理システム12のプロセッサ42は、法人αに属する全ユーザの利用の実績を示す利用実績データを作成する。他の法人についても同様である。また、サービス提供システム14A,14Bについても同様である。
例えば、各サービス提供システムのプロセッサは、月度毎に利用実績データを作成する。利用実績データは、課金データを含む。課金データは、サービスの利用料金に基づいて作成される。利用料金は、例えば、サービス毎に定められてもよいし、利用時間の長さに応じて定められてもよいし、設備の利用状況に応じて定められてもよい。予約された利用時間にサービスが実際に利用されなかった場合であっても、当該サービスの利用の予約がキャンセルされていない場合、その予約を行ったユーザに対して課金される。なお、返金処理や値引き処理が行われ、これらの処理が反映された課金データが作成されてもよい。例えば、運用管理システム10の運用者等が、ユーザからの苦情等を受けて返金処理を行ったり、キャンペーン等に基づく値引き処理を行ったりしてもよい。
次に、法人毎に、法人に属する全ユーザが利用した全サービスについての利用実績データが、法人決済システム24に送信される(S41)。この送信は、運用管理システム10の制御の下で行われる。運用管理システム10は、各サービス提供システムが提供するサービスの利用の実績を把握しており、各サービス提供システムは、運用管理システム10の指示に従って、各法人の利用実績データを法人決済システム24に送信する。
次に、法人決済システム24は、法人毎に、利用実績データに基づいて決済を行う(S42)。法人決済システム24は、法人毎に、全サービスの利用実績データが示す利用料金の合計を算出し、その合計の利用料金を法人に請求する。例えば、法人αに属するユーザによって、ブース16とサービス提供システム14Aが提供するサービスとが利用された場合、ブース16の利用実績データと、サービス提供システム14Aが提供するサービスの利用実績データが、法人決済システム24に送信される。法人決済システム24は、ブース16の利用実績データが示す利用料金と、サービス提供システム14Aが提供するサービスの利用実績データが示す利用料金との合計を算出し、その合計の利用料金を法人αに請求する。このように、法人毎に、全サービスについての決済がまとめて行われる。なお、利用料金の合計は、運用管理システム10によって算出されてもよいし、予約管理システム12又は他のサービス提供システムによって算出されてもよい。もちろん、サービス毎に決済が行われてもよい。
決済が完了すると、法人決済システム24は、その決済の結果のデータを法人認証システム22に送信する。法人認証システム22においては、決済の結果を受けて、各法人の利用実績のステータスを更新する(S43)。例えば、法人認証システム22は、法人ユーザ管理テーブルにおいて、決済が済んだ法人に、決済が済んでいることを示す情報を紐付ける。
法人決済システム24によって決済が行われると、法人決済システム24から運用管理システム10の管理者等に対して入金処理が行われてもよい。
以上のように、法人ユーザによってサービスが利用された場合、ユーザ個人に対しては課金されず、法人決済システム24によって、法人ユーザが属する法人に課金される。
個人アカウントを用いてサービスが利用された場合、個人決済システム20によって決済が行われ、法人アカウントを用いてサービスが利用された場合、法人決済システム24によって決済が行われる。こうすることで、個人ユーザについての決済と法人についての決済とが同じ決済システム(例えば法人決済システム24)によって行われる場合と比べて、決済システムの負荷が軽減する。
以下、図17を参照して、法人ユーザを運用管理システム10から退会させる処理について説明する。図17には、当該処理を示すフローチャートが示されている。法人ユーザを運用管理システム10から退会させる場面は、当該法人ユーザの利用権限を停止させる場面の一例に相当する。
まず、運用管理システム10の運用者等が、法人との契約等に従って、対象ユーザの利用権限を停止する(S50)。例えば、運用者等が利用する端末装置26CのUI46には、運用者画面が表示される。運用者等は、その運用者画面上にて、対象ユーザの利用権限の停止を指示する。その指示を示す情報は、端末装置26Cから運用管理システム10に送信される。
次に、各サービス提供システムのプロセッサは、運用管理システム10の制御の下、利用権限が停止された対象ユーザに紐付けられているサービスの利用の予約を全てキャンセルする(S51)。例えば、予約管理システム12のプロセッサ42は、ブース16の利用権限が停止された対象ユーザに紐付けられているブース16の予約を全てキャンセルする。例えば、法人アカウントのユーザID「0002」を有するユーザAの利用権限が停止された場合、ユーザID「0002」に紐付けられて予約管理テーブルに登録されている全ての予約をキャンセルする。なお、返金対象の予約等がある場合、その旨を示す情報が、電子メール等によって法人の担当者や、運用管理システム10の運用者等に送信されてもよい。ステップS51の処理は、予め定められた時間帯(例えば夜間)に行われてもよい。
利用権限を停止されたユーザは、法人アカウントを用いて運用管理システム10にログインすることは許可されず、各サービス提供システムが提供するサービスを予約して利用することは許可されない。
また、契約の全部又は一部が解除されてもよい。例えば、契約の全部が解除された場合、法人に属する全ユーザの利用権限が停止される。契約の一部解除として、利用権限を有する法人ユーザとして登録されているユーザの数が減らされてもよい。例えば、100人のユーザが、同じ法人に属して、利用権限を有する法人ユーザとして登録されている場合において、利用権限を有する法人ユーザの数が減らされてもよい。例えば、50人等に減らされてもよい。
以下、様々な実施例について説明する。
上述した実施形態では、登録された決済手段(例えばクレジットカード)によって個人ユーザについての決済が行われるが、登録された決済手段とは異なる決済手段によって決済が行われてもよい。例えば、ユーザの指示に従って、クレジットカードではなく、決済用のICカードや二次元コード等を用いた決済(例えば電子マネーによる決済等)が行われてもよい。例えば、ブース16を利用する個人ユーザの端末装置26AのUI46に、登録されているクレジットカードを使わずに電子錠を解錠するためのボタンが表示される。例えば、端末装置26Aにてブース16を予約するためのアプリケーションを起動した場合や、端末装置26Aを用いて予約管理システム12(例えばWebサイト)にアクセスした場合、当該ボタンが表示される。ユーザが当該ボタンを押すと、クレジットカードによる決済を行わないことを示す情報が、端末装置26Aから予約管理システム12を介して個人決済システム20に送信される。ユーザが、決済用のICカードを、ブース16に設けられている読取装置にかざすと、決済が完了する。また、ブース16に設けられている表示装置に二次元コードが表示され、その二次元コードが端末装置26Aによって読み取られると、決済が完了する。このように決済が完了すると、その旨を示す情報が予約管理システム12を介して個人決済システム20に送信される。個人決済システム20は、決済が完了した予約については決済を行わない。なお、ブース16を予約するときに、登録されている決済手段とは異なる決済手段によって決済を行うことを設定することができてもよい。
なお、決済用のICカードや二次元コード等によって決済が完了しない場合(例えば、残額等が利用料金に足りない場合等)、電子錠は解錠されない。この場合において、クレジットカードが決済手段として登録されている場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、クレジットカードによる決済の案内をユーザに通知してもよい。例えば、プロセッサ42は、その案内を示す情報を、ユーザの端末装置26に送信してもよいし、ブース16に設置されている表示装置に表示させてもよい。ユーザがクレジットカードによる決済を選択した場合、クレジットカードによって決済が行われる。
予約された利用時間の開始時間(例えば10:00)から予め定められた時間が経過しても、ブース16の電子錠が解錠されない場合や、ICカードや二次元コード等による決済が完了しない場合や、ユーザがクレジットカードによる決済を選択しない場合には、予約管理システム12のプロセッサ42は、その予約をキャンセルしてもよい。予約がキャンセルされると、他のユーザは、その利用時間を予約することができる。
個人アカウントによる決済と法人アカウントによる決済とが切り替えられるようにしてもよい。例えば、法人ユーザが法人アカウントを用いてブース16を利用した場合において、当該法人ユーザが個人決済システム20による決済を選択した場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、ブース16の利用実績データを個人決済システム20に送信する。この場合、その利用分については、個人決済システム20によって決済が行われ、法人決済システム24によっては決済が行われない。より詳しく説明すると、ユーザが法人アカウントを用いてブース16を予約し、当該ブース16の電子錠を解錠して当該ブース16を利用した場合において、当該ユーザが個人決済システム20による決済を選択した場合、その利用分については、個人決済システム20によって決済が行われる。例えば、ブース16を利用中に、又は、ブース16を利用した後に、ユーザの端末装置26のUI46に、法人アカウントによる決済を個人アカウントによる決済に切り替えるためのボタンが表示される。ユーザが当該ボタンを押して、法人アカウントによる決済を個人アカウントによる決済に切り替えると、その旨を示す情報が端末装置26から予約管理システム12に送信される。予約管理システム12のプロセッサ42は、その切り替えの指示に従って、利用実績データを個人決済システム20に送信する。サービス提供システム14A,14Bについても同様である。
また、予約管理システム12のプロセッサ42は、決済が行われるまで、ユーザによる決済システムの変更を許可してもよい。例えば、法人アカウントによる決済が個人アカウントによる決済に切り替えられた後、個人決済システム20によって決済が行われるまでの間、プロセッサ42は、ユーザによる決済システムの変更を許可する。その間に、個人アカウントによる決済が法人アカウントによる決済に切り替えられた場合、プロセッサ42は、利用実績データを法人決済システム24に送信する。
個人アカウントと法人アカウントとで、サービスの予約にて利用することが可能な機能が異なってもよい。例えば、法人ユーザは、法人アカウントを用いることで、法人が予約したサービス(例えば、法人の代表者等が予約したサービス)を、当該法人ユーザ自身が利用するサービスとして予約することが許可される。一方で、個人アカウントを用いることで、当該法人が予約したサービスを当該法人ユーザ自身が利用するサービスとして予約することは許可されない。
例えば、予約管理システム12のプロセッサ42は、法人が予約したブース16を、法人ユーザが法人アカウントを用いることで、当該法人ユーザ自身が利用するサービスとして予約することを許可する。一方で、プロセッサ42は、法人が予約したブース16を、ユーザが個人アカウントを用いることで、当該ユーザ自身が利用するサービスとして予約することを許可しない。
ここで、図18を参照して、具体例を挙げて説明する。図18には、ブース16の利用時間が示されている。例えば、あるブース16(例えばブースB)について、ある日(例えば1月10日)の10:00~11:00が、法人αによって予約されている。例えば、法人αと運用管理システム10の運用会社等との間の契約によって、この予約が行われる。この場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、その時間帯(例えば10:00~11:00)を含む各時間帯の利用を予約することを、法人αに属する各法人ユーザに許可する。図18に示す例では、1月10日の各時間帯の利用を予約することが、法人αに属する各法人ユーザに許可される。ユーザは、法人αに紐付けられている法人アカウントを用いて予約管理システム12にアクセスして、1月10日の各時間帯の利用を予約することができる。つまり、予約管理システム12のプロセッサ42は、法人αに紐付けられている法人アカウントを用いて予約管理システム12にログインしたユーザに、1月10日の各時間帯の利用を予約することを許可する。
一方、個人ユーザは、個人アカウントを用いて、1月10日の各時間帯の利用を予約することができない。つまり、予約管理システム12のプロセッサ42は、個人アカウントを用いて予約管理システム12にログインしたユーザに、1月10日の各時間帯の利用を予約することを許可しない。
別の例として、個人アカウントと法人アカウントとで、ブース16にて利用することが可能な装置の種類等が異なってもよい。例えば、法人アカウントを用いて予約管理システム12にログインした法人ユーザは、個人アカウントを用いて予約管理システム12にログインした個人ユーザと比較して、高機能の空調機や複合機等を利用することが許可されてもよい。また、特殊な器具等が入った施錠された箱が、ブース16内に設置されている場合、法人ユーザは、当該箱の鍵を解錠することが許可されてもよい。例えば、箱が電子錠によって施錠されている場合、法人アカウントに紐付けられている利用情報によって、電子錠が解錠されてもよい。
例えば、ブース16は、医療関係者や契約を行う者によって利用されることが考えられる。医療関係者であれば、ブース16内にて治療や採血等を行うことが考えられる。そのための器具が箱に収納されて、医療関係の法人アカウントを有するユーザが電子錠を解錠して箱を開けることが許可されてもよい。また、印鑑等が箱に収納されて、契約時等に利用されてもよい。
なお、システムにエラーが発生した場合、エラーの通知の制御が行われる。例えば、ユーザが予約管理システム12にログインしたときに、法人認証システム22や法人決済システム24にエラーが発生した場合、運用管理システム10の運用者等に対して、電子メールによるエラー通知は行われない。この場合、運用者等は、ユーザからの連絡を受けて返金処理等を行う。また、決済が行われるときに、法人認証システム22や法人決済システム24にエラーが発生した場合、運用管理システム10の運用者等に対して、電子メールによるエラー通知は行われない。この場合、予め定められた運用プロセスに従って処理が行われる。例えば、手動での決済等が行われる。
また、ユーザを予約管理システム12に登録するときに、個人決済システム20にエラーが発生した場合、運用管理システム10の運用者等に対して、電子メールによるエラー通知は行われない。この場合、運用者等は、ユーザからの連絡を受けて、ユーザ登録のサポート等を行う。また、決済が行われるときに、個人決済システム20にエラーが発生した場合、運用管理システム10の運用者等に対して、電子メールによるエラー通知は行われない。この場合、予め定められた運用プロセスに従って処理が行われる。例えば、手動での決済等が行われる。
以下、ユーザがサービスの退会を行うときの処理について更に詳しく説明する。
ユーザがサービスの退会を行おうとする場合、当該サービスの現在の利用状況に応じて退会処理の実行が制御されてもよい。より具体的には、施錠が管理されて貸し出される空間のサービスのユーザが、当該サービスの退会を行おうとしている場合、当該サービスの現在の利用状況に応じて退会処理の実行が制御される。
上記の空間は、例えば、施錠が管理されて貸し出されるブース16である。例えば、ユーザが予約管理システム12から退会しようとする場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、ブース16の現在の利用状況に応じて退会処理の実行を制御する。サービス提供システム14A,14Bについても同様である。
例えば、ブース16は、ユーザが当該ブース16を利用しているときに予約管理システム12から退会すると解錠されない。つまり、予約管理システム12のプロセッサ42は、ブース16が利用されているときに、当該ブース16を利用しているユーザが予約管理システム12から退会すると、当該ブース16の電子錠を施錠して解錠できない状態にする。したがって、当該ブース16内に当該ユーザがいるときに、当該ユーザが予約管理システム12から退会すると、当該ユーザは当該ブース16内に閉じ込められることになる。また、当該ブース16の外部に当該ユーザがいるときに、当該ユーザが予約管理システム12から退会すると、当該ユーザは当該ブース16から締め出されて、当該ブース16内に入ることができなくなる。
そこで、ユーザがブース16を利用している場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、予約管理システム12からの当該ユーザの退会を禁止する。例えば、プロセッサ42は、人感センサや入退室管理システムによって、ブース16内にユーザがいるか否かを確認し、ブース16内にユーザがいる場合、予約管理システム12からの当該ユーザの退会を禁止する。より詳しく説明すると、ブース16を予約したユーザが当該ブース16を利用している場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、当該ブース16を予約したユーザの退会を禁止する。つまり、予約された利用時間中に、ブース16を予約したユーザが、ブース16の電子錠を解錠してブース16内に入ってブース16を利用している場合、プロセッサ42は、当該ユーザの退会を禁止する。
一方、ユーザがブース16を利用していない場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、予約管理システム12からの当該ユーザの退会を許可する。つまり、ユーザが予約した利用時間外の時間であれば、プロセッサ42は、予約管理システム12からの当該ユーザの退会を許可する。別の例として、ユーザが予約した利用時間中ではあるが、当該ユーザがブース16内に入っていないことが確認された場合、プロセッサ42は、予約管理システム12からの当該ユーザの退会を許可する。例えば、当該ユーザによってブース16の電子錠が解錠されていない場合には、予約された利用時間中であっても、当該ユーザはブース16内に入っていないと推測されるため、プロセッサ42は、当該ユーザの退会を許可する。
また、予約がなされていない利用時間中に、人がブース16内にいることが、人感センサ等によって検知された場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、予約管理システム12からユーザの退会を許可してもよい。予約がなされていない利用時間中にブース16内にいる人は、ブース16の利用権限を有するユーザではない不法侵入者等の可能性があるため、この場合には、プロセッサ42は、ユーザの退会を許可する。
ここで、図19を参照して、退会するための画面(以下、「退会画面」と称する)について説明する。図19には、退会画面の一例が示されている。
例えば、ユーザが端末装置26Aを用いて、個人アカウントによって予約管理システム12にログインすると、端末装置26AのUI46には、退会メニューを含むメニュー画面が表示される。ユーザが、メニュー画面上にて退会メニューを選択すると、UI46には、退会画面60が表示される。退会画面60には注意事項が表示されてもよい。
ユーザの退会が許可されている場合、退会ボタン62が退会画面60に表示され、ユーザは退会ボタン62を押すことができる。ユーザが退会ボタン62を押すと、退会の指示を示す情報が、端末装置26Aから予約管理システム12に送信され、予約管理システム12にて退会の処理が行われる。例えば、図11を参照して説明した処理が実行される。退会の処理が成功した場合、「退会の処理が成功しました」といったメッセージが、端末装置26AのUI46に表示されてもよい。退会の処理が失敗した場合、「退会の処理が失敗しました」といったメッセージが、端末装置26AのUI46に表示されてもよい。なお、退会画面60にキャンセルボタンが表示され、ユーザによってキャンセルボタンが押されると、退会画面60は表示されなくなる。
ユーザの退会が成功すると、当該ユーザのアカウントに紐付けられている予約は全てキャンセルされる。また、決済が完了するまで、アカウントは削除されない。また、当該ユーザに関する情報には、ユーザが退会したことを示す削除フラグが紐付けられる。
退会の処理が行われるときに、予約管理システム12のプロセッサ42は、退会するユーザの認証の処理を実行してもよい。例えば、プロセッサ42は、退会するユーザの電子メールアドレス宛にピンコードを送信したり、生体情報(例えば指紋の情報や顔の画像等)を用いて当該ユーザを認証したりしてもよい。
ユーザの退会が許可されていない場合、退会メニューを選択しても退会画面60が表示されない、退会画面60は表示されるが退会ボタン62は表示されない、退会ボタン62は表示されるが退会ボタン62を押すことができない、又は、退会ボタン62を押してもプロセッサ42は退会の指示を受け付けない。例えば、退会ボタン62がグレーアウトで表示され、退会ボタン62を押すことができない。このような処理が行われることで、ユーザは、予約管理システム12から退会することができない。
ブース16の利用中に退会の処理が行われようとしている場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、退会の処理が行われようとしていることを示す案内をブース16にて出力してもよい。例えば、プロセッサ42は、ブース16内に設置されている表示装置に当該案内を示す情報を表示させる。また、プロセッサ42は、当該案内を示す情報を、退会しようとするユーザの電子メールアドレス宛に送信してもよいし、退会しようとするユーザの端末装置26のUI46に表示させてもよい。例えば、ブース16を利用しているユーザが、その利用中に、メニュー画面中の退会メニューを選択した場合、プロセッサ42は当該案内を出力する。より詳しく説明すると、ブース16を予約したユーザが、その予約された利用時間中にブース16の電子錠を解錠してブース16内に入り、ブース16を利用しているときに退会メニューを選択した場合、プロセッサ42は当該案内を出力する。図20には、当該案内の一例が示されている。例えば、画面64が、ブース16内に設置されている表示装置や、端末装置26のUI46に表示される。例えば、退会しても問題がないか確認することをユーザに促すメッセージが表示される。
予約管理システム12のプロセッサ42は、ブース16内におけるユーザの存在の有無を示す情報(以下、「確認情報」と称する)が取得されない場合、ユーザの退会を禁止してもよい。確認情報は、例えば、人感センサの検知結果を示す情報である。例えば、通信障害等の原因によって、プロセッサ42が確認情報を取得できない場合がある。この場合、プロセッサ42は、ブース16内にユーザがいるか否かを確認することができないため、ユーザの退会を禁止する。
サービスの利用に関する通信のセッションが切断されている場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、ユーザの退会を禁止してもよい。通信のセッションは、情報処理システム内に構築されている通信のセッションであり、例えば、端末装置26と予約管理システム12との間の通信のセッションや、個人決済システム20と他の装置やシステムとの間の通信のセッション等である。いずれかの通信のセッションが切断されている場合、決済ができなくなる可能性があるため、プロセッサ42は、ユーザの退会を禁止する。
ブース16及び予約管理システム12の中の少なくとも1つに異常が発生した場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、ユーザの退会を禁止してもよい。異常は、例えば、通信のエラーやシステムのエラーやシステムのダウン等である。このような異常が発生している場合、ブース16内にユーザがいるか否かを確認することができないため、プロセッサ42は、ユーザの退会を禁止する。
法人に属するユーザが法人アカウントを用いてブース16を利用している場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、予約管理システム12からの当該法人の退会を禁止してもよい。以下、図21を参照して、この処理について詳しく説明する。図21には、法人に属する各ユーザの従属関係が示されている。
例えば、法人αには、ユーザA1,A2,A3が属している。ユーザA1は、ユーザA2,A3の上位のユーザ(例えば上司等)であり、ユーザA2,A3は、ユーザA1の下位のユーザ(例えば部下等)である。ユーザA2,A3は、同順位のユーザである。ユーザA1には、上位の法人アカウントが割り当てられており、ユーザA2,A3には、ユーザA1よりも下位の法人アカウントが割り当てられている。ユーザA1,A2,A3はそれぞれ、自身に割り当てられている法人アカウントを用いて予約管理システム12にログインし、ブース16を予約して利用することが許可されている。また、上位の法人アカウントを有するユーザA1は、法人αを予約管理システム12から退会させる権限を有する。つまり、ユーザA1は、ユーザA1,A2,A3が有する利用権限を停止させ、ユーザA1,A2,A3を予約管理システム12から退会させる権限を有する。例えば、ユーザA1は、法人αの代表者等である。下位の法人アカウントを有するユーザA2,A3は、法人αを予約管理システム12から退会させる権限を有していない。
例えば、下位の法人アカウントを有するユーザA2,A3の中の少なくとも1人がブース16を利用している場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、上位の法人アカウントを有するユーザA1が法人αを予約管理システム12から退会させることを許可しない。つまり、プロセッサ42は、予約管理システム12からの法人αの退会を禁止する。例えば、ユーザA2,A3の少なくとも1人が、ブース16を予約し、その予約の利用時間にブース16の電子錠を解錠したことが確認された場合、又は、その利用時間中にブース16内に人がいることが人感センサ等によって確認された場合、プロセッサ42は、予約管理システム12から法人αの退会を禁止する。なお、電子錠が解錠されたことは、利用情報が予約管理システム12に送信されることで確認される。
例えば、法人αの退会が許可される場合には、図19を参照して説明したように、ユーザA1の端末装置26のUI46に退会画面が表示され、退会ボタンが押されると、法人αの退会の処理が行われる。法人αの退会が許可されない場合、退会画面が表示されない、退会画面は表示されるが退会ボタンは表示されない、退会ボタンは表示されるが退会ボタンを押すことができない、又は、退会ボタンを押してもプロセッサ42は退会の指示を受け付けない。例えば、退会ボタンがグレーアウトで表示され、退会ボタンを押すことができない。
サービスからユーザが退会したい場合、当該サービスと連携して利用される他のサービスの利用の予約がキャンセルされてもよい。例えば、予約管理システム12からユーザが退会した場合、当該ユーザが予約した他のサービスであって、当該ユーザが予約したブース16と連携して利用される他のサービスの利用の予約がキャンセルされる。以下、図22を参照して、この処理について詳しく説明する。
図22には、予約管理テーブルの一例が示されている。この予約管理テーブルにおいては、予約IDと、ブースIDと、利用時間を示す情報と、ユーザに関する情報と、他のサービスを示す情報と、利用情報とが紐付けられている。他のサービスを示す情報以外の情報は、図9に示されている予約管理テーブルに登録されている情報と同じである。
他のサービスを示す情報は、予約されたブース16と連携して利用されるサービスである。他のサービスは、サービス提供システム14A,14Bによって提供されるサービスであり、例えば、ブース16内で利用されるサービス、ブース16が設置されている場所の周囲の場所にて利用されるサービス、又は、ブース16までの経路上にて利用されるサービス等である。例えば、ブース16内、周囲の店舗、又は、経路上の店舗等に設置されている複合機を用いてプリントするサービスや、飲食の提供を受けるサービス、又は、教育を受けるサービス等が、他のサービスの具体例に相当する。もちろん、これら以外のサービスが、他のサービスであってもよい。
例えば、ユーザがブース16を予約するときに、他のサービスも予約する。他のサービスを利用する時間等が予約される。他のサービスの予約は、当該他のサービスを提供するサービス提供システムに対して行われ、その予約は当該サービス提供システムにて管理される。予約管理システム12は、当該サービス提供システムと連携することで予約の情報を共有し、ブース16と共に予約された他のサービスを当該ブース16の予約に紐付けて予約管理テーブルに登録して管理する。ユーザは、予約された利用時間に他のサービスを利用することができる。
具体例を挙げて説明すると、ID「0001」の個人アカウントを有するユーザA1によって、ブースID「B1」を有するブース16と、当該ブース16と連携して利用される他のサービス「サービスYYY」とが予約されている。なお、他のサービスの利用時間は、ブース16の利用時間と同じ時間であってもよいし、異なる時間であってもよい。
例えば、ユーザA1が予約管理システム12から退会した場合、予約管理システム12のプロセッサ42は、ユーザA1が予約したブース16の予約をキャンセルし、更に、ブース16に紐付けられている他のサービスの利用の予約をキャンセルする。例えば、プロセッサ42は、当該他のサービスを提供するサービス提供システムに、当該他のサービスの利用の予約をキャンセルする指示を出力する。プロセッサ42から当該指示を受けたサービス提供システムは、当該他のサービスの利用の予約をキャンセルする。
なお、予約管理システム12のプロセッサ42は、予約管理システム12の退会の指示を受けると、他のサービスの予約をキャンセルすることを示す案内を、退会するユーザに通知してもよい。例えば、プロセッサ42は、当該案内を示す情報を、退会するユーザの端末装置26に送信する。退会するユーザが、他のサービスの利用の予約をキャンセルする指示を与えた場合、プロセッサ42は、当該指示を受けて、他のサービスの利用の予約をキャンセルする。
上記各実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU: Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU: Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。また上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
10 運用管理システム、12 予約管理システム、14A,14B サービス提供システム、16 ブース、20 個人決済システム、24 法人決済システム。

Claims (10)

  1. プロセッサを有し、
    前記プロセッサは、
    ユーザが利用したサービスの利用の実績のデータを、前記ユーザのアカウントの種類に応じて異なる決済システムに送信し、
    前記ユーザの種類に応じて異なるプロセスによって、サービスを利用するためのアカウントを作成し、
    個人のユーザの決済の手段が個人の決済を行うシステムである第1決済システムに登録された場合、個人のユーザがサービスを利用するためのアカウントである個人アカウントを作成し、
    組織に属するユーザがユーザ登録の案内の通知を受け、前記通知を受けたユーザの情報が登録された場合、前記通知を受けたユーザがサービスを利用するためのアカウントであって、組織に属するユーザがサービスを利用するためのアカウントである組織アカウントを作成する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記プロセッサは、
    前記個人アカウントを用いてサービスが利用された場合、前記第1決済システムに利用の実績のデータを送信し、
    前記組織アカウントを用いてサービスが利用された場合、組織の決済を行うシステムである第2決済システムに利用の実績のデータを送信する、
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. ユーザの指示に従って、登録された前記決済の手段とは異なる決済の手段による決済が行われる、
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 組織に属するユーザが利用した全サービスについての利用の実績のデータが、前記第2決済システムに送信される、
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 個人のユーザが利用した個々のサービス毎に、利用の実績のデータが前記第1決済システムに送信される、
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記個人アカウントと前記組織アカウントとでは、サービスの予約にて利用することが可能な機能が異なる、
    ことを特徴とする請求項から請求項のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 組織に属するユーザは、前記組織アカウントを用いることで、組織が予約したサービスをユーザ自身が利用するサービスとして予約することが許可され、
    前記個人アカウントを用いることで、組織が予約したサービスをユーザ自身が利用するサービスとして予約することは許可されない、
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  8. 前記プロセッサは、更に、
    組織に属するユーザが前記組織アカウントを用いてサービスを利用した場合において、組織に属するユーザが前記第1決済システムによる決済を選択した場合、サービスの利用の実績のデータを前記第1決済システムに送信する、
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記プロセッサは、更に、
    前記第1決済システムによって決済が行われるまで、ユーザによる決済システムの変更を許可する、
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  10. コンピュータに、
    ユーザが利用したサービスの利用の実績のデータを、前記ユーザのアカウントの種類に応じて異なる決済システムに送信させ
    前記ユーザの種類に応じて異なるプロセスによって、サービスを利用するためのアカウントを作成させ、
    個人のユーザの決済の手段が個人の決済を行うシステムである第1決済システムに登録された場合、個人のユーザがサービスを利用するためのアカウントである個人アカウントを作成させ、
    組織に属するユーザがユーザ登録の案内の通知を受け、前記通知を受けたユーザの情報が登録された場合、前記通知を受けたユーザがサービスを利用するための組織に属するユーザがサービスを利用するためのアカウントである組織アカウントを作成させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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